JP2010092177A - 情報処理装置、及びストレージシステムの運用方法 - Google Patents

情報処理装置、及びストレージシステムの運用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スナップショット機能の提供に用いる差分ボリュームを個々のデータの重要度等に応じて適切に管理し記憶領域の有効利用を図る。
【解決手段】クライアント装置30からの要求に応じてP−VOLへのデータI/O処理を行い、クライアント装置30からファイル単位でデータの書き込み要求又は読み出し要求を受け付けるファイルシステム212を備えるサーバ装置に、P−VOL71のデータが更新されることにより生じた差分データをD−VOL72に格納し、取得した差分データが格納されるD−VOL72のブロックアドレスが登録されるスナップショット管理テーブルを管理し、D−VOL72の記憶領域の残容量が予め設定された閾値以下となった場合に、予め設定された特定のファイルについての差分データが格納されていたD−VOLのブロックを新たに取得されるデータの格納領域として利用できるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、及びストレージシステムの運用方法に関し、とくにスナップショット機能の提供に用いる差分ボリュームを個々のデータの重要度等に応じて適切に管理するための技術に関する。
ストレージシステムの機能として、運用中のボリューム(以下、運用ボリュームと称する。)のある時点の状態(以下、スナップショットと称する。)を、ユーザ等からの要求に応じて提供する機能(以下、スナップショット機能と称する。)がある。このスナップショット機能は、通常は運用ボリュームのある時点のスナップショットを再現するためのデータ(以下、差分データと称する。)を運用ボリュームとは別のボリューム(以下、差分ボリュームと称する。)に退避しておき、ユーザ等からの要求に応じて、現在の運用ボリュームのデータと差分ボリュームに退避しておいた差分データとによってある時点のスナップショットを再現するという方法で実現される。
この方法では、差分ボリュームの残容量が不足すると新たな更新データについての差分データを管理することができなくなる。そこで例えば特許文献1には、差分ボリュームの使用率と閾値とを比較して、使用率が閾値を超えたか否かに応じて差分ボリュームへの差分データの更新を制御することが記載されている。
特開2006−119688号公報
ところで、ストレージシステムのユーザが利用する個々のデータの重要度には差があるため、ストレージシステムの運用に際しては、差分ボリュームとして利用可能な記憶資源の使用状況を考慮しつつ個々のデータに応じて差分ボリュームの管理方法を柔軟に設定できることが好ましい。
そこで本発明は、差分ボリュームを適切に管理することが可能な情報処理装置、ストレージシステムの運用方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明のうちの一つは、
外部装置からの要求に応じて第1の論理ボリュームであるP−VOLへのデータI/O処理を行い、
外部装置からファイル単位でデータの書き込み要求又は読み出し要求を受け付けるファイルシステムを備える情報処理装置であって、
ある時点における前記P−VOLの状態であるスナップショットを再現すべく、前記P−VOLのデータが更新されることにより生じた差分データを第2の論理ボリュームであるD−VOLに格納し、前記P−VOLの第1の記憶領域を特定する第1のブロックアドレスに対応づけて、前記第1のブロックアドレスについて取得した前記差分データが格納される前記D−VOLの第2の記憶領域を特定する第2のブロックアドレスが登録されるスナップショット管理テーブルを管理するスナップショット処理部と、
前記D−VOLの管理方法を決定するレベル決定処理部と、
を備え、
前記スナップショット処理部は、前記レベルに応じて前記D−VOLを管理し、
前記管理方法は、
外部からの要求に応じて前記D−VOLの記憶領域を新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにする第0の方法、
前記D−VOLの記憶領域の残容量が所定の閾値以下になると自動的に当該D−VOLの記憶領域を新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにする第1の方法、
前記D−VOLの記憶領域の残容量が所定の閾値以下になると当該D−VOLの記憶領域のうち古い前記差分データが格納されている記憶領域から順に新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにする第2の方法、
前記D−VOLの記憶領域の残容量が予め設定された閾値以下となった場合に、予め設定された特定のファイルについての前記差分データが格納されていた前記D−VOLのブロックを、新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにする第3の方法、
前記D−VOLの記憶領域の残容量が予め設定された閾値以下となった場合に、予め設定された回数までは論理ユニットを追加することにより前記D−VOLの記憶領域を拡張し、前記回数を超えて前記残容量が前記閾値以下になった場合には、予め設定された特定のファイルについての前記差分データが格納されていた前記D−VOLのブロックを、新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにする第4の方法、
前記D−VOLの記憶領域の残容量が予め設定された閾値以下となった場合に、自動的に論理ユニットを追加する第5の方法
のうちの少なくともいずれかであることとする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための最良の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、個々のデータの重要度等に応じて差分ボリュームを適切に管理することができる。
以下、図面を参照しつつ実施の形態について説明する。図1Aに一実施形態として説明する情報処理システム1のハードウエア構成を示している。同図に示すように、この情報処理システム1は、サーバ装置10、ストレージ装置20、及びクライアント装置30を備えている。
サーバ装置10には通信ネットワーク50を介して一台以上のクライアント装置30(外部装置)が通信可能に接続する。またサーバ装置10には一台以上のストレージ装置20が通信ネットワーク51を介して通信可能に接続している。前者の通信ネットワーク50は、例えばLAN(Local Area Network)やインターネット等である。一方、後者の通信ネットワーク51は、例えばファイバチャネル(Fibre Channel)を用いて構成されるSAN(Storage Area network)、LAN等である。
クライアント装置30は、例えばパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータ(情報処理装置)である。サーバ装置10は、いわゆるNAS(Network Attached Storage)であって、クライアント装置30に対してファイルサーバとして機能する。サーバ装置10は、クライアント装置30から送られてくるファイル単位のデータ入出力要求に応じて、クライアント装置30にストレージ装置20の記憶領域を提供する。サーバ装置10は、クライアント装置30から送信されてくるデータ入出力要求(データ書き込み要求、データ読み出し要求)を受け付けて、ストレージ装置20へのデータの書き込み又はデータの読み出しを行い、データの書き込み完了報告、読み出したデータ等を適宜クライアント装置30に送信する。
図1Bにサーバ装置10又はクライアント装置30として利用可能なコンピュータ(情報処理装置)の一例を示している。同図に示すように、このコンピュータ100は、中央処理装置101(例えばCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit))、メモリたる主記憶装置102(例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory))、補助記憶装置103(例えばハードディスク)、ユーザやオペレータ等の操作入力を受け付ける入力装置104(例えばキーボードやマウス)、出力装置105(例えば液晶モニタ)、他の装置との間の通信を実現する通信インタフェース106(例えばNIC(Network Interface Card)やHBA(Host Bus Adapter))を備えている。
ストレージ装置20は、クライアント装置30が利用する上記記憶領域を提供する。ストレージ装置20は、キャッシュメモリ21、サーバ装置10との間で通信を行うとともに、キャッシュメモリ21へのデータの書き込み又は読み出しを行うチャネルアダプタ22、キャッシュメモリ21へのデータの書き込み又は読み出しを行うとともにハードディスク24へのデータの書き込み又は読み出しを行うディスクコントローラ23を有する。ストレージ装置20は、ハードディスク24をRAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)方式(RAID0−6)で運用する機能を備えている。
図2にサーバ装置10の機能を示している。尚、同図に示す機能は、サーバ装置10の中央処理装置101が、主記憶装置102又は補助記憶装置103に記憶されているプログラムを実行することによって、又はサーバ装置10のハードウエアが本来的に備える機能によって実現される。
同図に示す機能のうち、ファイル共有システム211は、通信ネットワーク50に接続する装置に対し、ストレージ装置20によって提供される記憶領域に記憶されるデータをファイル単位又はディレクトリ単位(フォルダ単位)で共有する仕組みを実現する。ファイル共有システム211の具体例として、NFS(Network File System)やCIFS(Common Internet File System)がある。
ファイルシステム212は、通信ネットワーク50に接続する装置に対し、ストレージ装置20によって提供される記憶領域に記憶されるデータをファイル単位又はディレクトリ単位(フォルダ単位)でアクセスさせるための機能を実現する。ファイルシステム212の具体例として、UNIX(登録商標)系のファイルシステム、Windows(登録商標)系のファイルシステムがある。サーバ装置10では互いに独立した一つ以上のファイルシステム212が機能している。
ファイルシステム212は、上記仕組みを実現するための情報(以下、ファイル管理情報310と称する。)を管理している。例えば図3Aに示すように、UNIX系のファイルシステムの場合、ファイルシステム212は、上記情報として、スーパーブロック311、ディレクトリエントリ312、iノードテーブル313、及びデータブロック314を管理する。このうちのスーパーブロック311には、ファイルシステム212の管理対象である記憶領域のサイズや空き領域のサイズ等が管理される。
上記情報のうち、ディレクトリエントリ312には、図3Bに示すようにファイル名(ディレクトリパス名3121)とiノード番号3122との対応関係が管理される。また上記情報のうちiノードテーブル313には、図3Cに示すようにiノード番号3131に対応づけて、ファイルの所有者を特定する情報(所有者3132)、アクセス権3133、ファイルサイズ3134、ファイルの格納位置(当該ファイルのデータが格納されているデータブロック314のアドレス)が管理される。
図2に示した機能のうちLVM214(LVM:Logical Volume Manager)は、ストレージ装置20によって提供される論理的な記憶装置の単位である論理ユニット(LU:Logical Unit))(論理装置とも称する。)に基づいて、論理的な記憶領域たる論理ボリューム(Logical Volume(以下、LVと称する。))を、上位層(ファイルシステム212等)に提供する。LVM214は、論理ユニット(LU)を論理ボリューム(LV)として利用できるようにする機能と、論理ボリューム(LV)に対するブロック単位のデータの書き込み又は読み出しを行うためのデバイスドライバとしての機能とを有する。
LVM214が論理ボリューム(LV)を構成する単位である論理ユニット(LU)は、例えばSCSI(SCSI:Small Computer System Interface)やATAPI(Attachment Packet Interface)規格ではイニシエータがターゲットとして指定可能な記憶領域の単位である。尚、前述したiノードテーブル313におけるデータブロックアドレス3135,3136,3137は、論理ボリューム(LV)のブロックアドレスである。後述するように、スナップショット機能におけるプライマリボリューム(以下、P−VOL71(P-VOL:Primary VOLume)と称する。)、及び差分ボリューム(以下、D−VOL72(D-VOL:Differential VOLume)と称する。)は、いずれも論理ボリューム(LV)として実現される。
尚、図3Dは以上の内容を纏めたものであり、ストレージ装置20からクライアント装置30への記憶領域の供給形態を説明する図である。
図2に示すオペレーティングシステム215は、サーバ装置10とストレージ装置20との間のデータの入出力(データI/O)を制御する。
図2に示すスナップショット処理部213は、スナップショット機能に関する様々な処理を実行する。ここでスナップショット機能とは、運用中の論理ボリューム(P−VOL71)のある時点の状態(これをスナップショットと称する。)をユーザやオペレータ等からの要求に応じて提供する機能である。スナップショット機能は、複数世代分のスナップショット(複数の異なる時点におけるP−VOL71の状態)を管理することができる。
スナップショット処理部213は、クライアント装置30から送信されてくるスナップショット取得要求の受け付け、ある時点のスナップショットの取得、スナップショットの参照要求の受け付け、クライアント装置30へのスナップショットの提供、スナップショットの削除等のスナップショットの取得や参照、P−VOL71やD−VOL72の管理に関する各種の処理を実行する。
尚、以下の説明において、スナップショットの取得とは、P−VOL71において更新されたブロックのデータ(以下、差分データと称する。)をD−VOL72に退避することをいう。またスナップショットの参照(又は利用)とは、取得されたスナップショットを参照(又は利用)することであり、スナップショットの提供とは、現在のP−VOL71のデータとD−VOL72に退避された差分データとに基づいて、過去のある時点におけるP−VOL71の状態を再現することをいう。またスナップショットの削除とは、D−VOL72から削除対象の差分データを削除することをいう。
図2に示すように、スナップショット処理部213は、レベル決定処理部2131、書込要求処理部2132、参照要求処理部2133、及び取得要求処理部2134等の種々の機能を有する。
このうちレベル決定処理部2131は、ファイルシステム212ごとに設定される、差分ボリューム(D−VOL72)の運用方法を特定する情報(以下、レベルと称する。)を決定する。レベルの詳細については後述する。同図に示す書込要求処理部2132は、クライアント装置30からP−VOL71に対する書き込みが生じると、上記レベルに応じた処理を行う。同図に示す参照要求処理部2133は、クライアント装置30からスナップショットの参照要求があった場合に、上記レベルに応じてスナップショットをクライアント装置30に提供するための処理を行う。
取得要求処理部2134は、クライアント装置30からスナップショットの取得要求(特定のP−VOL71についてのスナップショットの取得を開始する旨の要求)があった場合に、上記レベルに応じて、スナップショットの取得に関する処理を行う。
図2に示すように、サーバ装置10は、スナップショットの管理情報が保持されるテーブル(以下、スナップショット管理テーブル2135と称する。)を管理している。スナップショット管理テーブル2135には、世代ごとのスナップショットに関する情報が管理される。各世代のスナップショットは、P−VOL71に格納されているデータ、D−VOL72に格納されているデータ、及びスナップショット管理テーブル2135の情報によって管理される。
図4A等に示すように、スナップショット管理テーブル2135には、各データブロックのブロックアドレス21351に対応づけて、CoWビットマップ21352(CoW:Copy on Write)、及び各スナップショットを特定する情報(ここではスナップショット名21353)が管理されている。尚、CoWビットマップ21352は、取得可能なスナップショットの各世代に対応する個数のビットからなるビット列で構成されている。尚、以下の説明では、各ビットは、最上位ビット(左端ビット)から再下位ビット(右端ビット)に向けて順に第1世代、第2世代に対応するものとする。
以下、図4A乃至図4DとともにP−VOL71へのデータの書き込みが発生した場合を例として、スナップショット処理部213の処理について説明する。尚、以下の説明ではP−VOL71及びD−VOL72はいずれも8個データブロックを有し、管理可能なスナップショットの世代数は4である(CoWビットマップ21352は4ビット)ものとする。
図4AはP−VOL71にデータが書き込まれる前のP−VOL71、D−VOL72、及びスナップショット管理テーブル2135の状態(以下、初期状態と称する。)である。初期状態では、P−VOL71のブロックアドレス0〜7(ブロックアドレス21351)に対応する各データブロックに、夫々、「A」、「B」、「C」、「D」、「E」、「F」、「G」、「H」の各データが格納されている。まだスナップショットが1つも取得されていないのでD−VOL72の各データブロックには有意なデータがまだ何も格納されていない(例えばスペースやNULLが格納されている。)。またスナップショット管理テーブル2135のCoWビットマップ21352の各ビットはいずれも0であり、スナップショット名21353には何も格納されていない(例えばスペースやNULLが格納されている。)。
図4Bは、図4Aの初期状態において、クライアント装置30から1つめのスナップショット(スナップショット名21353=SS−1)の取得要求を受け付けた後の状態である。同図に示すように、各ブロックアドレス0〜7に対応するCoWビットマップ21352の最上位ビット(左端ビット)が1に設定されている。まだ実際にスナップショットが取得されていないのでスナップショット名21353は、何も有意なデータが格納されていない。
図4Cは、図4Bの状態において、P−VOL71のブロックアドレス0〜4のデータブロックの夫々が「a」、「b」、「c」、「d」、「e」で更新された後の状態である。同図に示すように、ブロックアドレス0〜4に格納されていた古いデータ「A」、「B」、「C」、「D」、「E」が、D−VOL72のブロックアドレス0〜4のデータブロックに格納(退避)されている。また第1世代のスナップショットが取得された(D−VOL72に必要なデータが退避された)ので、CoWビットマップ21352の最上位ビット(左端ビット)が0に設定(リセット)されている。
尚、CoWビットマップ21352の全てのビットが0であるので、この状態でP−VOL71のデータが更新されたとしてもスナップショットが取得されることはない。スナップショット名21353の「SS−1」の欄には、各ブロックアドレス21351に対応づけて、古いデータ「A」、「B」、「C」、「D」、「E」の退避先のD−VOL72のブロックアドレス「0」、「1」、「2」、「3」、「4」が設定される。
図4Dは、図4Cの状態でクライアント装置30から第1世代のスナップショットの参照要求があった場合の処理を説明している。まずブロックアドレス0−4のデータブロックのスナップショットを生成すべく、スナップショット処理部213はD−VOL72のブロックアドレス0−4のデータブロックに格納されているデータを取得する。
尚、スナップショット処理部213は、ブロックアドレス0−4のデータブロックの第1世代のスナップショットがD−VOL72に存在することを、スナップショット管理テーブル2135のスナップショット名21353の「SS−1」の内容を参照することにより把握する。
次にスナップショット処理部213は、ブロックアドレス5−7のデータブロックについて、P−VOL71のデータブロックからデータを取得する。そしてスナップショット処理部213は、D−VOL72から取得したブロックアドレス0−4のデータと、P−VOL71から取得したブロックアドレス5−7のデータとを組み合わせることによりP−VOL71全体のスナップショットを生成し、生成したスナップショットを要求元(クライアント装置30)に送信する。
以上の通り図4A乃至図4Dとともに第1世代のスナップショット取得要求があった場合について説明したが、第2世代〜第4世代のスナップショット取得要求があった場合も以上と同様に処理がなされる。
<D−VOLの管理>
D−VOL72の記憶領域は有限であるため、スナップショット機能を維持するためにはD−VOL72の記憶領域の有効利用を図る必要がある。またユーザ等が利用する個々のデータには重要度に差があるため差分ボリュームの管理方法をユーザ等が柔軟に選択できることが好ましい。そこで本実施形態では、ユーザやオペレータ等がファイルシステム212ごとにD−VOL72の管理方法(レベル0−5)を設定できるようにしている。図5にファイルシステム212に設定可能な管理方法(レベル)の一覧を示す。
同図に示すように、レベル0(第0の方法)は、ユーザやオペレータ等からの要求に応じてD−VOL72を解放する(P−VOL71との対応づけを解消して他の用途に利用できるようにする)という管理方法である。D−VOL72を解放することによりスナップショットの取得は中止される。尚、解放されたD−VOL72は他の用途に利用することができる。
次のレベル1(第1の方法)は、D−VOL72の残容量が閾値以下になるまではP−VOL71との対応づけを維持するが、D−VOL72の残容量が閾値以下になった場合はD−VOL72を解放するという管理方法である。
レベル2(第2の方法)は、D−VOL72の残容量が閾値以下になると、古い差分データが記憶されているブロックを初期化し、初期化したブロックを新たに取得される差分データの記憶領域として用いるという管理方法である。
レベル3(第3の方法)は、D−VOL72の残容量が閾値以下になるとファイル単位でD−VOL72を解放するという管理方法である。
レベル4(第4の方法)は、D−VOL72の残容量が閾値以下になると、予め設定された所定回数に達するまでは論理ユニット(LU)を追加してD−VOL72の記憶領域を拡張するが、上記所定回数の論理ユニット(LU)の追加を行った後にD−VOL72の残容量がさらに閾値以下になった場合にはレベル3の処理を適用してD−VOL72を解放するという管理方法である。
レベル5(第5の方法)は、レベル4のように拡張回数の制限を設けず(追加可能な論理ユニット(LU)が存在する限り何度でも拡張可能)、残容量が閾値以下になると論理ユニット(LU)を追加してD−VOL72の記憶領域を拡張するという管理方法である。尚、レベル5ではレベル0で解放されたD−VOL72が使用していた論理ユニット(LU)によって記憶領域を拡張することもできる。
尚、以上に説明した管理方法(レベル)は、クライアント装置30やサーバ装置10のユーザインタフェースを介して行われるユーザ操作によって設定することができる。またスナップショット処理部213のレベル決定処理部2131が、各ファイルシステム212について、P−VOL71又はD−VOL72の利用状況、例えば各ファイルシステム212がアクセスするP−VOL71のアクセス頻度、スナップショットの取得回数、スナップショットの参照回数に基づいて自動的に設定することもできる。
図6Aはサーバ装置10において管理されているレベル管理テーブル610の一例である。同図に示すように、レベル管理テーブル610には、各ファイルシステム212に現在設定されているレベルが管理されている。またレベル管理テーブル610には、ファイルシステム212ごとに、現在のレベル612を設定する際の根拠となったアクセス頻度613、スナップショット取得回数614、スナップショット参照回数615が管理されている(自動設定の場合)。
図6Bはサーバ装置10が管理しているファイルであり、レベル決定処理部2131がレベルの決定に際し参照するファイル(以下、条件ファイル620と称する。)である。同図に示すように、条件ファイル620には、アクセス頻度、スナップショット取得回数、及びスナップショット参照回数を、夫々について設定された上限値又は下限値と比較する条件が設定されている。レベル決定処理部2131は、ファイルシステム212にD−VOL72の管理方法を自動設定するに際し、条件ファイル620を参照する。尚、同図では、予め設定された全ての条件に合致しない場合にデフォルト値としてレベル2を設定するという条件が記述されている。条件ファイル620の内容は、ユーザやオペレータ等が入力装置104や出力装置105を利用して設定することができる。
図6Cはサーバ装置10が管理しているファイルシステム管理テーブル630である。同図に示すように、ファイルシステム管理テーブル630には、各ファイルシステム212(ファイルシステム名)について、そのファイルシステム212が利用しているP−VOL71の名称(P−VOL名632)、そのP−VOL632に対応づけられているD−VOL72の名称(D−VOL名633)、そのD−VOL72について設定されている記憶領域の拡張可能回数(D−VOL拡張可能回数634)、及びそのD−VOL72について既に行った記憶領域の拡張回数(D−VOL拡張済回数635)が管理されている。尚、本実施形態では、1回の拡張によって1つの論理ユニット(LU)がD−VOL72に追加されるものとする。
図6Dはサーバ装置10が管理している論理ボリューム管理テーブル640である。同図に示すように、論理ボリューム管理テーブル640には、各論理ボリューム(P−VOL71又はP−VOL72)について(論理ボリューム名641)、それを構成しているLUの個数(LU個数642)と、LUの識別子(LU名643)が管理されている。LUの識別子は、例えばLUN(Logical Unit Number)である。
図6Eはサーバ装置10が管理しているLU管理テーブル650である。同図に示すように、LU管理テーブル650には、各LU(LU名651)の記憶容量(LUサイズ652)、及びそのLUが既に(P−VOL71又はP−VOL72)に割り当てられているか(割り当て状態653)が管理されている。
<各管理方法の詳細>
次に各管理方法の処理詳細について説明する。
図7Aにレベル0の処理の詳細を示している。前述したように、レベル0はユーザやオペレータ等からの要求に応じてD−VOL72を解放し、解放されたD−VOL72を他の用途に(例えばレベル5の追加用の論理ユニット(LU)として)利用可能とする管理方法である。尚、以下の説明において、符号の前に付した文字「S」はステップの略字である。
同図に示すように、スナップショット処理部213は、レベル0のD−VOL72についてクライアント装置30から解放要求を受信すると(S711)、当該D−VOL72を解放する(スナップショットの取得を中止する)(S712)。
スナップショット処理部213は、D−VOL72の解放後に行われる書き込み要求(S713)に際し、レベル5のD−VOL72の残容量が閾値以下となったことを検知すると(S714)、論理ボリューム管理テーブル640及びLU管理テーブル650を更新してS711で解放されたD−VOL72として使用されていた論理ユニット(LU)を追加し、レベル5のD−VOL72の記憶領域を拡張する(S715)。その後、スナップショット処理部213は、書き込み要求の書き込み対象のデータをP−VOL71に書き込み、差分データをD−VOL72に書き込む(S716)。
レベル0の処理によれば、レベル0のD−VOL72の記憶領域をレベル5のD−VOL72に積極的に割り当て直すことができる。このため、例えばレベル5のD−VOL72の記憶領域を優先的に確保する場合に有効である。
図7Bにレベル1の処理の詳細を示している。前述したように、レベル1はD−VOL72の残容量が閾値以下になるまではP−VOL71との対応づけを維持する(スナップショットを取得する)が、D−VOL72の残容量が閾値以下になった場合はD−VOL72を解放する(スナップショットの取得を中止する)という管理方法である。
同図に示すように、スナップショット処理部213は、レベル1のP−VOL71に対してクライアント装置30から書き込み要求を受信した際に(S721)、書き込み対象のP−VOL71に対応するD−VOL72の残容量が閾値以下となったことを検知すると(S722)、そのD−VOL72を解放する(スナップショットの取得を中止する)(S723)。
スナップショット処理部213は、D−VOL72の解放後に行われる書き込み要求(S724)に際し、レベル5のD−VOL72の残容量が閾値以下となったことを検知すると(S725)、論理ボリューム管理テーブル640及びLU管理テーブル650を更新してS711で解放されたD−VOL72として使用されていた論理ユニット(LU)を追加し、レベル5のD−VOL72の記憶領域を拡張する(S726)。その後、スナップショット処理部213は、書き込み要求の書き込み対象のデータをP−VOL71に書き込み、差分データをD−VOL72に書き込む(S727)。
レベル1の処理によれば、レベル1のD−VOL72の記憶領域の残容量が閾値以下となった場合に、そのD−VOL72の記憶領域をレベル5のD−VOL72に積極的に割り当て直すことができる。例えばレベル5のD−VOL72の記憶領域を優先的に確保することができる。またレベル0の場合ではユーザやオペレータ等からの解放要求がなければD−VOL72は解放されないが、レベル1の場合はD−VOL72を自動的に解放することができる。
図7Cにレベル2の処理の詳細を示している。前述したように、D−VOL72の残容量が閾値以下になると、古い差分データが記憶されているブロックを初期化し、初期化したブロックを新たに取得される差分データの記憶領域として用いるという管理方法である。
同図に示すように、スナップショット処理部213は、レベル2のP−VOL71に対してクライアント装置30から書き込み要求を受信し(S731)、書き込み対象のP−VOL71についてのD−VOL72の残容量が閾値以下となったことを検知すると(S732)、そのD−VOL72を初期化する(S733)。
レベル2の処理によれば、レベル1のD−VOL72の記憶領域の残容量が閾値以下となった場合にそのD−VOL72が初期化されるので、D−VOL72の記憶領域を増やすことができる。レベル2は、例えば取得済のスナップショットを破棄することによる業務への影響が少ない場合に有効である。またレベル2ではD−VOL72の記憶領域を拡張しないので未使用の記憶領域を他の用途に確保しておくことができる。
レベル3は、D−VOL72の残容量が閾値以下になるとファイル単位でD−VOL72を解放するという管理方法である。以下、図8A乃至図8Hとともに、レベル3の処理詳細を説明する。尚、以下の説明において、P−VOL71及びD−VOL72はいずれも8個データブロックを有しており、管理可能なスナップショットの世代数は2であるものとする。
図8AにP−VOL71にデータが書き込まれる前のP−VOL71、D−VOL72、及びスナップショット管理テーブル2135の状態(以下、初期状態と称する。)を示している。同図に示すように、初期状態ではP−VOL71のブロックアドレス0〜7(ブロックアドレス21351)に対応する各データブロックに、夫々、「A」、「B」、「C」、「D」、「E」、「F」、「G」、「H」の各データが格納されている。尚、初期状態ではスナップショットが1つも取得されていないので、D−VOL72の各データブロックには何も格納されていない(例えばスペースやNULLが格納されている。)。
スナップショット管理テーブル2135のCoWビットマップ21352のコロン「:」の左側のビット列は、左から順に第1世代、第2世代についてのスナップショットの取得要否を示すビットであり、コロン「:」の右側のビット列は、左から順に第1世代、第2世代のスナップショットの取得可否を示すビット列である。初期状態では、右側ビット列、左側ビット列のいずれのビットも0に設定されている。またスナップショット名21353には何も格納されていない(例えばスペースやNULLが格納されている。)。
レベル3はD−VOL72の残容量が閾値以下になるとファイル単位でD−VOL72を解放するという管理方法である。このため、CoWビットマップ21352の右側ビット列は、そのビット列のブロックアドレスが、スナップショットの取得を停止させるファイルのデータが格納されているブロックのアドレスである場合に1に設定される。
スナップショットの取得を停止させることが可能なファイルのファイル名(ファイルパス名)は、図9Aに例示する定義ファイル910に記述されている。定義ファイル910は、ユーザやオペレータ等によって設定され、例えばサーバ装置10が記憶している。同図に示すように、定義ファイル910には、D−VOL72の残容量が少なくなった場合にスナップショットの取得を停止させることが可能なファイルの上記ファイル名(ファイルパス名911)に加え、D−VOL72の残容量の閾値912、及びそのファイルのデータに対応するスナップショットのうちスナップショットの取得を停止させることが可能な世代範囲913が記述されている。
尚、D−VOL72やスナップショット管理テーブル2135では、スナップショットはブロック単位で管理されている。このため、スナップショット処理部213は、CoWビットマップ21352の右側ビット列の設定を行う場合、ファイルシステム212のiノードテーブル313を参照し(図9Bにiノードテーブル313を例示している。)、そのファイルのデータが格納されているブロックアドレスを特定する。
図8Bは、図8Aの初期状態において、クライアント装置30から第1世代のスナップショット(スナップショット名21353=SS−1)の取得要求を受け付けた後の状態である。同図に示すように、各ブロックアドレス0〜7に対応するCoWビットマップ21352の左側ビット列の第1世代のビット(左端ビット)が1に設定されている。
一方、CoWビットマップ21352のブロックアドレス0−4については、右側ビット列の第1世代のビット列(左端ビット)が1に設定されている。これはスナップショット処理部213が、定義ファイル910のファイル名(例えばhome/user01/a.txtというファイル)のファイルのデータが格納されているブロックアドレスをiノードテーブル313から特定することにより設定する。スナップショット名21353には、項目名として「SS−1」が設定されているが、実際にスナップショットが取得されていないので内容はまだ存在しない。
図8Cは、図8Bの状態においてファイルが更新され、P−VOL71のブロックアドレス1−2のデータが「AB」から「ab」に更新された場合である。これによりD−VOL72のブロックアドレス0−1に更新前のデータ「AB」が格納される。また第1世代のスナップショットが取得されたので、スナップショット管理テーブル2135のブロックアドレス0−1のCoWビットマップ21352の左側ビット列の第1ビット(左端ビット)が1から0に変化している。またスナップショット名21353の「SS−1」の欄に差分データ「AB」が格納されているD−VOL72のブロックアドレスが設定される。
図8Dは、図8Cの状態において第2世代のスナップショット取得要求(スナップショット名21353=SS−2)を受け付けた状態である。スナップショット管理テーブル2135のブロックアドレス0−7のCoWビットマップ21352の左側ビット列の第2ビット(右端ビット)に1が設定されている。スナップショット名21353には、項目名として「SS−2」が設定されているが、実際にスナップショットが取得されていないので内容はまだ存在しない。尚、図8Bの場合と異なり、CoWビットマップ21352のブロックアドレス0−4については、右側ビット列の第2世代のビット列(左端ビット)は0のままである。これは図9Aに示した定義ファイル910において、ファイル(/home/user01/a.txt)について解放可能な世代が第1世代(<第2世代)に限定されているからである。
図8Eは第1ファイル(例えば/home/user01/a.txt)が更新されてブロックアドレス0−3のデータが「abCD」から「abcD」に変更され、第2ファイル(例えば/home/user02/b.txt)が更新されてブロックアドレス4−7のデータが「EFGH」から「efGH」に変更され、かつ、D−VOL72の残容量が閾値以下になった場合である。これによりD−VOL72のブロックアドレス2−4に、「C」、「E」、「F」が格納される。そしてD−VOL72の残容量が閾値以下となったため、まずD−VOL72の解放が行われる。即ちD−VOL72のデータのうち、CoWビットマップ21352の左側ビット列のビットが0であり(スナップショット取得済)、かつ、右側ビット列のビットが1(解放可能)であり、かつ第1世代(定義910ファイルより)のデータが解放される。この条件に一致するデータは、D−VOL72のブロックアドレスが0−1のデータである。
尚、ブロックアドレス2は、スナップショット「SS−2」のデータが格納されているため解放不可である(図8Fを参照)。またCoWビットマップ21352の左側ビット列のビットが1(スナップショット未取得)であり、これに対応する世代の右側ビット列のビットが1(解放可能)のブロックアドレス(例えばブロックアドレス3)については、今後P−VOL71が更新されてもスナップショットを取得しない(図8Gを参照)。
図9CにD−VOL72の残容量が閾値以下か否か931、CoWビットマップ21352の左側ビット列の内容932、及び右側ビット列の内容933と、これらの組み合わせごとの処理の内容934を一覧として示す。
以上のように処理が行われることによりD−VOL72の一部が解放された状態を図8Hに示す。同図において、D−VOL72のハイフン「−」で示したブロックアドレスが解放された部分である。尚、この状態で例えば第1ファイル(/home/user01/a.txt)のスナップショットSS−1を参照しようとすれば、要求元(例えばクライアント装置30)にエラーが返る。SS−2については読み出しが可能であり、SS−2について参照要求があった場合はスナップショットが生成されて要求元に送信される。第2ファイル(/home/user02/b.txt)については、スナップショットSS−1、SS−2のいずれも読み出し可能であり、参照要求があればスナップショットが要求元に送信される。
このようにレベル3によれば、ファイル単位でD−VOL72の記憶容量を解放することができる。また例えば重要度の低いファイルを定義ファイル910に定義しておくことで重要度の低いファイルを重要度の高いファイルよりも優先して解放することができる。また解放可能な世代を定義ファイル910に定義しておけばスナップショットうち解放してもよい世代だけを解放の対象とすることができる。
図7Dにレベル4の処理の詳細を示している。前述したように、レベル4はD−VOL72の残容量が閾値以下になると予め設定された所定回数に達するまでは論理ユニット(LU)を追加してD−VOL72の記憶領域を拡張するが、上記所定回数の論理ユニット(LU)の追加を行った後にD−VOL72の残容量がさらに閾値以下になると、レベル3の処理を適用してD−VOL72を解放するという管理方法である。
同図に示すように、スナップショット処理部213は、レベル4のP−VOL71に対してクライアント装置30から書き込み要求を受信し(S741)、書き込み対象のP−VOL71についてのD−VOL72の残容量が閾値以下となったことを検知すると(S742)、論理ボリューム管理テーブル640及びLU管理テーブル650を更新して論理ユニット(LU)を追加し、D−VOL72の記憶領域を拡張する(S743)。
スナップショット処理部213は、論理ユニット(LU)を追加することによりD−VOL72の拡張が繰り返されて拡張回数が所定回数を超えると、レベル3の処理(D−VOL72のファイル単位の解放)を実施する(S744)。
レベル4によれば、D−VOL72の残容量が閾値以下になると予め設定された所定回数に達するまでは論理ユニット(LU)を追加してD−VOL72の記憶領域を拡張するので、ある程度の期間、スナップショットを保持しておく必要がある場合に有効である。また上記所定回数の論理ユニット(LU)の追加を行った後にD−VOL72の残容量がさらに閾値以下になると、レベル3の処理を適用してD−VOL72を解放するので、予備の論理ボリューム(LU)が消費されてしまうのを防ぐことができる。またこの場合はD−VOL72の記憶領域がファイル単位で解放されるので、例えば重要度の低いファイルを定義ファイル910に定義しておくことで、重要度の低いファイルを重要度の高いファイルよりも優先して解放することができる。
図7Eにレベル5の処理の詳細を示している。前述したように、レベル5は、レベル4のように拡張回数の制限を設けずに(追加可能な論理ユニット(LU)が存在する限り何度でも拡張可能)、残容量が閾値以下になると論理ユニット(LU)を追加してD−VOL72の記憶領域を拡張する管理方法である。また追加可能な論理ユニット(LU)が存在しない場合は、レベル0で解放されたD−VOL72が使用していた論理ユニット(LU)を使ってD−VOL72の記憶領域を拡張する。
同図に示すように、スナップショット処理部213は、レベル5のP−VOL71に対してクライアント装置30から書き込み要求を受信し(S741)、書き込み対象のP−VOL71についてのD−VOL72の残容量が閾値以下となったことを検知すると(S742)、論理ボリューム管理テーブル640及びLU管理テーブル650を更新して論理ユニット(LU)を追加し、D−VOL72の記憶領域を拡張する(S743)。
スナップショット処理部213は、論理ユニット(LU)を追加することによるD−VOL72の拡張が繰り返され、遂に追加可能な論理ユニット(LU)が存在しなくなると、レベル0の処理で解放されたD−VOL72が使用していた論理ユニット(LU)を用いてD−VOL72の記憶領域を拡張する(S744)。
レベル5によれば、拡張回数の制限がないので記憶資源の許容範囲内でD−VOL72の記憶領域を拡張することができる。また必要に応じてレベル0で解放されたD−VOL72が使用していた論理ユニット(LU)を使って記憶領域が拡張される。このため、重要度の高いデータについてスナップショットを安全に管理することができる。
図10Aは、クライアント装置30(又はサーバ装置10の管理コンソール)に表示される画面(以下、D−VOL管理状況表示画面1010)である。同図に示すように、D−VOL管理状況表示画面1010には、ファイルシステム212ごと(ファイルシステム名1101)に、そのファイルシステム212に設定されているレベル(ステータス1102)、D−VOL72溢れに対する管理方法の適用状況(回避策適用状況1103)、及び適用されている管理方法の詳細(詳細1014)が表示される。同図においてファイルシステム名1011の一つを選択すると、図10Bに示す画面(以下、ファイル保護状況表示画面1020)が表示される。
図10Bに示すように、ファイル保護状況表示画面1020には、スナップショットごと(スナップショット名1021)に、そのスナップショットについて解放可能に設定されているファイルのファイル名(ファイル名1022)、及びそのファイルがレベル3又はレベル4の適用において解放不可(保護)又は解放可(非保護)のいずれに設定されているか(ステータス1023)が表示される。
ユーザやオペレータ等は、D−VOL管理状況表示画面1010を参照することで、ファイルシステム212ごとのD−VOL72の記憶領域不足に対する回避策の適用状況を知ることができる。またファイル保護状況表示画面1020を参照することで各ファイルについての保護状態(解放不可/解放可)を知ることができる。
<処理説明>
図11はスナップショット処理部213のレベル決定処理部2131によって行われる、ファイルシステム212のレベルを決定する処理(以下、レベル決定処理S1100と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともに説明する。
まずレベル決定処理部2131は、未処理のファイルシステムを1つ選択する(S1110)。次にレベル決定処理部2131は、選択したファイルシステムについて利用状況を取得する(S1111)。前述したように、利用状況とはP−VOL71又はD−VOL72に関する情報であって、例えばP−VOL71にアクセスしているユーザ数(アクセスユーザ数)(例えばアクセスしているクライアント装置30の数)、P−VOL71へのアクセス頻度(回数/時間)、スナップショット取得頻度(回数/時間)、スナップショット参照頻度(回数/時間)である。利用状況は、例えばスナップショット処理部213が管理している。
次にレベル決定処理部2131は、取得した利用状況と図6Bに例示した条件ファイル620とに基づき、選択しているファイルシステム212に設定する管理方法(レベル)を決定する(S1112)。
次にレベル決定処理部2131は、設定したレベルをレベル管理テーブル610に登録する。尚、このときレベル決定処理部2131は、登録したレベルを決定する際に用いた利用状況(例えばアクセス頻度613,スナップショット取得頻度614、スナップショット参照回数615)も併せてレベル管理テーブル610に登録する。
次にレベル決定処理部2131は、サーバ装置10に存在する全てのファイルシステム212についてレベルが設定済(処理済)か否かを判断する(S1114)。処理済でなければ(S1114:NO)、S1110に戻って未処理のファイルシステム212について処理を繰り返す。処理済であれば(S1114:YES)、処理が終了する。
以上の処理は適宜なタイミング(定期的、又は不定期)に行われ、現在または最近の利用状況に基づき、各ファイルシステム212について適切な管理方法が設定される。
図12は、サーバ装置10が、クライアント装置30からスナップショットの参照要求を受け付けた場合に行われる処理(以下、参照要求受付処理S1200と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともに説明する。
まずスナップショット処理部213の参照要求処理部2133は、スナップショットの参照要求がされているファイルシステム212について現在設定されているレベルを取得する(S1210)。尚、レベルは例えばレベル管理テーブル610又は後述するログファイルから取得することができる。
次に参照要求処理部2133は、取得したレベルが0か否かを判定する(S1211)。0であれば(S1211:YES)、S1212に進み、0でなければ(S1211:NO)S1220に進む。S1220では、参照要求の対象になっているP−VOL71に、D−VOL72が設定されているか否かを判断する。設定されていれば(S1220:YES)、S1221に進み、設定されていなければ(S1220:NO)、処理が終了する。
S1221では、参照要求処理部2133は、要求されているスナップショットを生成して要求元(クライアント装置30)に送信し、処理が終了する。
S1212では、取得したレベルが1か否かを判定する。1であれば(S1212:YES)、S1220に進み、1でなければ(S1212:NO)、S1213に進む。
S1213では、取得したレベルが2か否かを判定する。2であれば(S1213:YES)、S1221に進み、2でなければ(S1213:NO)、S1214に進む。
S1214では、取得したレベルが3か否かを判定する。3であれば(S1214:YES)、S1222に進み、3でなければ(S1214:NO)、S1215に進む。
S1222では、参照対象のスナップショットのデータが解放済か否かを判断する。解放済であれば(S1222:YES)、要求元(クライアント装置30)に当該スナップショットを参照できない旨のエラーメッセージを送信する(S1223)。解放済でなければ(S1222:NO)、S1221に進み、スナップショットを生成して要求元に送信する。
S1215では、取得したレベルが4か否かを判定する。4であれば(S1215:YES)、S1221に進み、4でなければ(S1215:NO)、S1216に進む。
S1216では、取得したレベルが5か否かを判定する。5であれば(S1216:YES)、S1221に進み、5でなければ(S1216:NO)、処理が終了する。
以上のように、参照要求を受け付けると、サーバ装置10は、ファイルシステム212について設定された管理方法に応じて適切な処理を実行する。とくにレベル3のファイルシステム212の場合には、参照対象のスナップショットのデータが解放済でなければ要求元にエラーメッセージが送信される。
図13Aは、サーバ装置10が、クライアント装置30からP−VOL71へのデータの書き込み要求を受け付けた場合の処理(以下、書き込み要求受付処理S1300と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともに説明する。
まずスナップショット処理部213の書込要求処理部2132は、スナップショットが要求されているファイルシステム212について現在設定されているレベルを取得する(S1310)。レベルは、例えばレベル管理テーブル610又は後述するログファイルから取得することができる。
次に書込要求処理部2132は、取得したレベルが0か否かを判定する(S1311)。0であれば(S1311:YES)、S1312に進み、0でなければ(S1311:NO)S1312に進む。S1320では、書き込み要求の対象になっているP−VOL71にD−VOL72が設定されているか否かを判断する。設定されていれば(S1320:YES)、S1321に進み、設定されていなければ(S1320:NO)、S1325に進む。
S1321では、書き込み要求の対象になっているP−VOL71にデータを書き込み、D−VOL72に差分データを退避し、CoWビットマップ21352を更新する(S1322)。その後は処理が終了する。
S1325では、書き込み要求の対象になっているP−VOL71にデータを書き込む。その後は処理が終了する。
S1312では、書込要求処理部2132は、取得したレベルが1か否かを判定する。1であれば(S1312:YES)、S1320に進み、1でなければ(S1312:NO)S1313に進む。
S1313では、書込要求処理部2132は、取得したレベルが2か否かを判定する。2であれば(S1313:YES)、S1331に進み、2でなければ(S1313:NO)S1314に進む。S1331では、後述するレベル2固有処理(図13B)を行い、その後はS1321に進む。
S1314では、書込要求処理部2132は、取得したレベルが3か否かを判定する。3であれば(S1314:YES)、S1332に進み、3でなければ(S1314:NO)S1315に進む。S1332では、後述するレベル3固有処理(図13C)を行い、その後はS1321に進む。
S1315では、書込要求処理部2132は、取得したレベルが4か否かを判定する。4であれば(S1315:YES)、S1333に進み、4でなければ(S1315:NO)S1316に進む。S1333では、後述するレベル4固有処理(図13D)を行い、その後はS1321に進む。
S1316では、書込要求処理部2132は、取得したレベルが5か否かを判定する。5であれば(S1316:YES)、S1334に進み、5でなければ(S1316:NO)S1317に進む。S1334では、後述するレベル5固有処理(図13E)を行い、その後はS1321に進む。
図13Bは、図13Aに示したレベル2固有処理S1331を説明するフローチャートである。まず書込要求処理部2132は、書き込み要求の対象のP−VOL71についてのD−VOL72の残容量が閾値以下か否かを判断する(S13311)。残容量以下であれば(S13311:YES)、S13312に進む。残容量以下でなければ(S13311:NO)、図13Aの処理に戻る(S1321に進む)。
S13312では、タイムスタンプの古い順にD−VOL72の差分データを削除(初期化)し、D−VOL72の空き容量を増やす。
続くS13313では、削除した旨や削除したスナップショット名、削除日時等の情報をログファイルに出力する。その後は図13Aの処理に戻る(S1321に進む)。
図13Cは、図13Aに示したレベル3固有処理S1332を説明するフローチャートである。まず書込要求処理部2132は、書き込み要求の対象のP−VOL71についてのD−VOL72の残容量が閾値以下か否かを判断する(S13321)。残容量以下であれば(S13321:YES)、S13322に進む。残容量以下でなければ(S13321:NO)、図13Aの処理に戻る(S1321に進む)。
S13322では、スナップショット管理テーブル2135を参照し、D−VOL72の記憶領域をファイル単位で解放する。
続くS13323では、解放した記憶領域を特定する情報(ブロックアドレス)や解放した日時等の情報をログファイルに出力する。その後は図13Aの処理に戻る(S1321に進む)。
図13Dは、図13Aに示したレベル4固有処理S1333を説明するフローチャートである。まず書込要求処理部2132は、書き込み要求の対象のP−VOL71についてのD−VOL72の残容量が閾値以下か否かを判断する(S13321)。残容量以下であれば(S13331:YES)、S13332に進む。残容量以下でなければ(S13331:NO)、図13Aの処理に戻る(S1321に進む)。
S13332では、LU管理テーブル650から利用可能なLUを検索し、検索されたLUを用いてD−VOL72の記憶領域を拡張する。また拡張後はLU管理テーブル650、論理ボリューム管理テーブル640を更新する。
S13333では、書込要求処理部2132は、D−VOL72の拡張回数が閾値を超えたか否かを判断する(S13333)。閾値を超えた場合は(S13333:YES)、S13334に進み、超えない場合は(S13333:NO)、図13Aの処理に戻る(S1321に進む)。
S13334では、レベル管理テーブル610を更新し、当該ファイルシステム212のレベルをレベル3に変更する。その後は図13Aの処理に戻る(S1321に進む)。
図13Eは、図13Aに示したレベル5固有処理(S1334)を説明するフローチャートである。まず書込要求処理部2132は、書き込み要求の対象のP−VOL71についてのD−VOL72の残容量が閾値以下か否かを判断する(S13341)。残容量以下であれば(S13341:YES)、S13342に進む。残容量以下でなければ(S13341:NO)、図13Aの処理に戻る(S1321に進む)。
S13342では、LU管理テーブル650から利用可能なLUを検索し、検索されたLUを用いてD−VOL72の記憶領域を拡張する。また拡張後はLU管理テーブル650、論理ボリューム管理テーブル640を更新する。その後は図13Aの処理に戻る(S1321に進む)。
以上、図13A乃至図13Eとともに説明した書込要求受付処理S1300によれば、ファイルシステム212について設定されたレベルに応じて適切に処理がなされる。
図14は、サーバ装置10が、クライアント装置30からスナップショットの取得要求を受け付けた場合に行われる処理(以下、スナップショット要求受付処理S1400)を説明するフローチャートである。
まずスナップショット処理部213の取得要求処理部2134は、スナップショットの取得要求がされているファイルシステム212について現在設定されているレベルを取得する(S1410)。尚、レベルは例えばレベル管理テーブル610又は後述するログファイルから取得することができる。
次に取得要求処理部2134は、取得したレベルが0か否かを判定する(S1411)。0であれば(S1411:YES)、S1412に進み、0でなければ(S1411:NO、S1420に進む。S1420では、取得要求の対象になっているP−VOL71に、D−VOL72が設定されているか否かを判断し、設定されていれば(S1420:YES)、S1422に進み、設定されていなければ(S1420:NO)、処理が終了する。

S1422では、取得要求処理部2134は、スナップショット管理テーブル2135の取得要求がされているブロックアドレスのCoWビットマップ21352の左側ビット列に1を設定し、スナップショット名21353にスナップショット名を設定する。また続くS1423では、取得要求されているファイルシステム名、スナップショット名(世代数)、ファイルシステムに設定されているレベル、取得要求があった日時をログファイルに出力する。またレベル3の場合はファイルの削除条件等の情報もログファイルに出力する。
S1412では、取得したレベルが1か否かを判定する。1であれば(S1412:YES)、S1420に進み、1でなければ(S1412:NO)、S1413に進む。
S1413では、取得したレベルが2か否かを判定する。2であれば(S1413:YES)、S1422に進み、2でなければ(S1413:NO)、S1414に進む。
S1414では、取得したレベルが3か否かを判定する。3であれば(S1414:YES)、S1421に進み、3でなければ(S1414:NO)、S1415に進む。
S1421では、スナップショット管理テーブルにおいて差分データを取得する必要のないブロックアドレスを調べ、該当のCoWビットマップの右側ビット列に1を設定する。
S1415では、取得したレベルが4か否かを判定する。4であれば(S1415:YES)、S1422に進み、4でなければ(S1415:NO)、S1416に進む。
S1416では、取得したレベルが5か否かを判定する。5であれば(S1416:YES)、S1422に進み、5でなければ(S1416:NO)、処理が終了する。
以上のように、スナップショットの取得要求を受け付けると、サーバ装置10は、ファイルシステム212について設定されているレベルに応じて適切な処理を実行する。
図15Aに以上の処理においてD−VOL72に格納されていた差分データが削除された際にサーバ装置10が出力するログファイルの一例(ログファイル1510)を示す。ユーザ等はこのログファイル1510を参照することにより、D−VOL72から削除された差分データに関する情報を知ることができる。また図15Bにサーバ装置10がクライアント装置30からスナップショットの取得要求を受け付けた際にサーバ装置10が出力するログファイルの一例(ログファイル1520)を示す。ユーザ等は、このログファイル1520を参照することにより、どのようなデータ(ファイル)が削除対象になっているかを知ることができる。
尚、以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
情報処理システム1のハードウエアを示す図である。 サーバ装置10又はクライアント装置30として利用可能なコンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。 サーバ装置10の主たる機能を示す図である。 ファイルシステム212が管理するファイル管理情報310の一例である。 ディレクトリエントリ312の一例である。 i−ノードテーブル313の一例である。 ストレージ装置20からクライアント装置30への記憶領域の供給形態を説明する図である。 P−VOL71、D−VOL72、及びスナップショット管理テーブル2135の状態(初期状態)を示す図である。 P−VOL71、D−VOL72、及びスナップショット管理テーブル2135の状態(スナップショット取得要求を受け付けた後の状態)を示す図である。 P−VOL71、D−VOL72、及びスナップショット管理テーブル2135の状態(P−VOL71更新後の状態)を示す図である。 P−VOL71、D−VOL72、及びスナップショット管理テーブル2135の状態(第1世代のスナップショットの参照要求があった場合)を示す図である。 ファイルシステム212に設定可能な管理方法(レベル)の一覧を示す図である。 レベル管理テーブル610の一例である。 条件ファイル620の一例である。 ファイルシステム管理テーブル630の一例である。 論理ボリューム管理テーブル640の一例である。 LU管理テーブル650の一例である。 レベル0の処理の詳細を説明する図である。 レベル1の処理の詳細を説明する図である。 レベル2の処理の詳細を説明する図である。 レベル4の処理の詳細を説明する図である。 レベル5の処理の詳細を説明する図である。 レベル3の処理詳細の説明に用いる、P−VOL71、D−VOL72、及びスナップショット管理テーブル2135の状態(初期状態)を示す図である。 レベル3の処理詳細の説明に用いる、P−VOL71、D−VOL72、及びスナップショット管理テーブル2135の状態(第1世代のスナップショット取得要求を受け付けた状態)を示す図である。 レベル3の処理詳細の説明に用いる、P−VOL71、D−VOL72、及びスナップショット管理テーブル2135の状態(ファイルが更新された場合)を示す図である。 レベル3の処理詳細の説明に用いる、P−VOL71、D−VOL72、及びスナップショット管理テーブル2135の状態(第1世代のスナップショット取得要求を受け付けた状態)を示す図である。 レベル3の処理詳細の説明に用いる、P−VOL71、D−VOL72、及びスナップショット管理テーブル2135の状態(D−VOL72の残容量が閾値以下になった場合)を示す図である。 レベル3の処理詳細の説明に用いる、P−VOL71、D−VOL72、及びスナップショット管理テーブル2135の状態を示す図である。 レベル3の処理詳細の説明に用いる、P−VOL71、D−VOL72、及びスナップショット管理テーブル2135の状態を示す図である。 レベル3の処理詳細の説明に用いる、P−VOL71、D−VOL72、及びスナップショット管理テーブル2135の状態(D−VOL72の一部が解放された状態)を示す図である。 定義ファイル910の一例である。 iノードテーブル313の一例である。 D−VOL72の残容量が閾値以下か否か931、CoWビットマップ21352の左側ビット列の内容932、及び右側ビット列の内容933と、これらの組み合わせごとの処理の内容934を一覧的に示した図である。 D−VOL管理状況表示画面1010の一例である。 ファイル保護状況表示画面1020の一例である。 レベル決定処理S1100を説明するフローチャートである。 参照要求受付処理S1200を説明するフローチャートである。 書き込み要求受付処理S1300を説明するフローチャートである。 レベル2固有処理S1331を説明するフローチャートである。 レベル3固有処理S1332を説明するフローチャートである。 レベル4固有処理S1333を説明するフローチャートである。 レベル5固有処理S1334を説明するフローチャートである。 スナップショット要求受付処理S1400を説明するフローチャートである。 ログファイル1510の一例を示す図である。 ログファイル1520の一例を示す図である。
符号の説明
1 情報処理システム
10 サーバ装置
211 ファイル共有システム
212 ファイルシステム
213 スナップショット処理部
2131 レベル決定処理部
2132 書込要求処理部
2133 参照要求処理部
2134 取得要求処理部
2135 スナップショット管理テーブル
21352 CoWビットマップ
214 LVM
215 オペレーティングシステム
310 ファイル管理情報
312 ディレクトリエントリ
313 iノードテーブル
610 レベル管理テーブル
620 条件ファイル
630 ファイルシステム管理テーブル
640 論理ボリューム管理テーブル
650 LU管理テーブル

Claims (11)

  1. 外部装置からの要求に応じて第1の論理ボリュームであるP−VOLへのデータI/O処理を行い、
    外部装置からファイル単位でデータの書き込み要求又は読み出し要求を受け付けるファイルシステムを備える情報処理装置であって、
    ある時点における前記P−VOLの状態であるスナップショットを再現すべく、前記P−VOLのデータが更新されることにより生じた差分データを第2の論理ボリュームであるD−VOLに格納し、前記P−VOLの第1の記憶領域を特定する第1のブロックアドレスに対応づけて、前記第1のブロックアドレスについて取得した前記差分データが格納される前記D−VOLの第2の記憶領域を特定する第2のブロックアドレスが登録されるスナップショット管理テーブルを管理するスナップショット処理部を備え、
    前記スナップショット処理部は、
    前記D−VOLの記憶領域の残容量が予め設定された閾値以下となった場合に、予め設定された特定のファイルについての前記差分データが格納されていた前記D−VOLのブロックを、新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにすること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記スナップショット処理部は、前記D−VOLの記憶領域の残容量が閾値以下となった場合に、前記特定のファイルについての予め設定された特定世代についての前記差分データが格納されていた前記D−VOLのブロックを、新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにすること
    を特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記スナップショット処理部は、
    前記D−VOLの記憶領域の残容量が予め設定された閾値以下となった場合に、予め設定された回数までは論理ユニットを追加することにより前記D−VOLの記憶領域を拡張し、
    前記回数を超えて前記残容量が前記閾値以下になった場合には、予め設定された特定のファイルについての前記差分データが格納されていた前記D−VOLのブロックを、新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにすること
    を特徴とする情報処理装置。
  4. 外部装置からの要求に応じて第1の論理ボリュームであるP−VOLへのデータI/O処理を行い、
    外部装置からファイル単位でデータの書き込み要求又は読み出し要求を受け付けるファイルシステムを備える情報処理装置であって、
    ある時点における前記P−VOLの状態であるスナップショットを再現すべく、前記P−VOLのデータが更新されることにより生じた差分データを第2の論理ボリュームであるD−VOLに格納し、前記P−VOLの第1の記憶領域を特定する第1のブロックアドレスに対応づけて、前記第1のブロックアドレスについて取得した前記差分データが格納される前記D−VOLの第2の記憶領域を特定する第2のブロックアドレスが登録されるスナップショット管理テーブルを管理するスナップショット処理部と、
    前記D−VOLの管理方法を決定するレベル決定処理部と、
    を備え、
    前記スナップショット処理部は、前記レベルに応じて前記D−VOLを管理し、
    前記管理方法は、
    外部からの要求に応じて前記D−VOLの記憶領域を新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにする第0の方法、
    前記D−VOLの記憶領域の残容量が所定の閾値以下になると自動的に当該D−VOLの記憶領域を新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにする第1の方法、
    前記D−VOLの記憶領域の残容量が所定の閾値以下になると当該D−VOLの記憶領域のうち古い前記差分データが格納されている記憶領域から順に新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにする第2の方法、
    前記D−VOLの記憶領域の残容量が予め設定された閾値以下となった場合に、予め設定された特定のファイルについての前記差分データが格納されていた前記D−VOLのブロックを、新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにする第3の方法、
    前記D−VOLの記憶領域の残容量が予め設定された閾値以下となった場合に、予め設定された回数までは論理ユニットを追加することにより前記D−VOLの記憶領域を拡張し、前記回数を超えて前記残容量が前記閾値以下になった場合には、予め設定された特定のファイルについての前記差分データが格納されていた前記D−VOLのブロックを、新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにする第4の方法、
    前記D−VOLの記憶領域の残容量が予め設定された閾値以下となった場合に、自動的に論理ユニットを追加する第5の方法
    のうちの少なくともいずれかであること
    を特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記レベル決定処理部は、前記P−VOL及び前記D−VOLの利用状況に基づき、 前記D−VOLの管理方法を決定すること
    を特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置であって、
    前記利用状況は、前記P−VOLへのアクセス頻度、前記P−VOLについてのスナップショットの取得頻度、前記P−VOLについてのスナップショットの参照頻度のうちの少なくともいずれかであること
    を特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項5に記載の情報処理装置であって、
    前記レベル決定処理部は、前記P−VOL及び前記D−VOLの利用状況に基づき前記D−VOLの管理方法を決定するための条件を記憶していること
    を特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記レベル決定処理部は、ユーザインタフェースを介して受け付けた管理方法を前記ファイルシステムの管理方法として決定すること
    を特徴とする情報処理装置。
  9. クライアント装置と通信可能に接続するサーバ装置と、
    前記サーバ装置に通信可能に接続するストレージ装置と
    を含み、
    前記サーバ装置が、
    前記クライアント装置からの要求に応じて第1の論理ボリュームであるP−VOLへのデータI/O処理を行い、前記クライアント装置からファイル単位でデータの書き込み要求又は読み出し要求を受け付けるファイルシステムを備える
    ストレージシステムの運用方法であって、
    前記サーバ装置が、
    ある時点における前記P−VOLの状態であるスナップショットを再現すべく、前記P−VOLのデータが更新されることにより生じた差分データを第2の論理ボリュームであるD−VOLに格納し、前記P−VOLの第1の記憶領域を特定する第1のブロックアドレスに対応づけて、前記第1のブロックアドレスについて取得した前記差分データが格納される前記D−VOLの第2の記憶領域を特定する第2のブロックアドレスが登録されるスナップショット管理テーブルを管理し、
    前記D−VOLの記憶領域の残容量が予め設定された閾値以下となった場合に、予め設定された特定のファイルについての前記差分データが格納されていた前記D−VOLのブロックを、新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにすること
    を特徴とするストレージシステムの運用方法。
  10. 請求項9に記載のストレージシステムの運用方法であって、
    前記サーバ装置は、前記D−VOLの記憶領域の残容量が閾値以下となった場合に、前記特定のファイルについての予め設定された特定世代についての前記差分データが格納されていた前記D−VOLのブロックを、新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにすること
    を特徴とするストレージシステムの運用方法。
  11. 請求項9に記載のストレージシステムの運用方法であって、
    前記サーバ装置は、
    前記D−VOLの記憶領域の残容量が予め設定された閾値以下となった場合に、予め設定された回数までは論理ユニットを追加することにより前記D−VOLの記憶領域を拡張し、
    前記回数を超えて前記残容量が前記閾値以下になった場合には、予め設定された特定のファイルについての前記差分データが格納されていた前記D−VOLのブロックを、新たに取得される前記差分データの格納領域として利用できるようにすること
    を特徴とするストレージシステムの運用方法。
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