JP2010092102A - 情報提示方法、情報提示プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び情報提示装置 - Google Patents

情報提示方法、情報提示プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び情報提示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】罪を犯した時の代償を頭での理解だけでなく、心でも十分に感じ取らせるための情報を提示することのできる情報提示装置を提供すること。
【解決手段】使用者が罪名の選択、及び加害者の年齢の入力を行うための操作手段と、罪名に対応付けて、それに対する懲役期間データが記憶された懲役期間データファイル5と、選択された罪名を元に、懲役期間データファイル5を検索して対応する懲役期間データを抽出する抽出手段と、入力された加害者の年齢に、抽出した懲役期間データから決定される予想受刑在所期間を加算して、釈放時の予想年齢を算出する予想年齢算出手段と、算出した釈放時の予想年齢を提示する提示手段とを装備する。
【選択図】図1

Description

本発明は情報提示方法、情報提示プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び情報提示装置に関し、より詳細には、犯罪の抑止に繋がる情報を提示するための情報提示方法、情報提示プログラム、及び該情報提示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並びに情報提示装置に関する。
悲惨な事件が頻繁に発生している。今年(2008年)の6月には、秋葉原で17人の死傷者が出るという無差別殺傷事件が起こった。この事件については、社会にも問題がある、といった意見も聞かれる。
確かに、社会にも問題はあるのかもしれない。
しかしながら、社会を変えることは難しい。そもそも、どのような社会にすべきであるのか、それを決定することが簡単ではない。
犯罪は無くならないが、殆どの人は罪を犯さない。その理由としては、次の2つが考えられる。
一つ目は、「命の大切さを知っているから。犯罪が悪いことだから。」といった、積極的理由であり、二つ目は、「罪を犯すと、罰せられるから。」といった、消極敵理由である。
二つ目の理由から、犯罪とそれに対する刑罰が規定された法律(すなわち、刑法)には、犯罪を抑止する効果があると言える。
例えば、刑法第199条には、「人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。」とある。有期懲役の期間は、刑法第12条で1か月〜20年と定められているので、人を殺せば、死刑、無期懲役、5〜20年の有期懲役のいずれかに処されることとなる。
また、刑法第236条第1項には、「暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した者は、強盗の罪とし、5年以上の有期懲役に処する。」とある。つまり、強盗を犯すと、5〜20年の有期懲役に処されることとなる。
また、刑法第240条には、「強盗が、人を負傷させたときは無期又は6年以上の懲役に処し、死亡させたときは死刑又は無期懲役に処する。」とある。つまり、強盗傷害の場合、無期懲役、又は6〜20年の有期懲役に処され、強盗致死の場合、死刑、又は無期懲役に処されることとなる。
例えば、コンビニエンスストアで店員を脅して金品を奪った場合、強盗罪となり、5〜20年の有期懲役となる。また、その際に、殺意は無かったとしても、店員を死亡させた場合、強盗致死罪となり、死刑、又は無期懲役となる。
そのため、もし仮に、他人から金品を奪いたいと思ったとしても、ほとんどの者は刑罰を恐れ(犯罪は割に合わないと考え)、実際には行動に移らない。
しかしながら、現実にはその割りの合わない犯罪が行われている。
その理由の一つとして、罪に対する刑罰の認識が足りず(犯罪が割に合わないことが十分に認識されておらず)、刑法による犯罪を抑止する効果が十分に発揮されていないのではないかと考える。
下記の特許文献1には、住居侵入者に対し、「あなたは、現在、この敷地に対する不法侵入罪により、最高○○年の懲役刑に処せられる可能性があります。直ちにこの敷地から外に出て下さい。更に器物破損罪を犯すと最高○○年の懲役刑になる可能性があります。更に窃盗罪を犯すと最高○○年です。」といったメッセージを伝えることによって、侵入者に犯罪を断念させるようにすることが記載されている。
特開2006−039632号公報
しかしながら、犯罪を決意し、行動を開始した者(既に住居に侵入した者)は平静な状態になく、このようなメッセージはほとんど耳に入らないと思われる。
従って、罪を犯した時の代償については、平常時からしっかりと伝え、頭での理解だけでなく、心でも十分に感じ取らせておく必要がある。
例えば、「人を殺せば、死刑や無期懲役に処されることがある。」ということは、多くの人が知っていると思われるが、無期懲役というものがいかなるものであるのかを、頭での理解だけでなく、心でも十分に感じ取っている人は少ないのではないかと思われる。
もしかすれば、10年くらい刑務所に入っていれば、仮釈放で社会に戻れる、といった認識をしている人もいるかもしれない。
無期懲役受刑者のうち、2006年に出所した者(3人)の平均受刑在所期間は25年1か月である(法務省公表の統計より)。つまり、仮釈放まで25年1か月を有している。
これを、「25年刑務所に入っていれば、社会に出られる。」と考えれば、犯罪抑止効果としては高くないかもしれないが、「25歳で殺人を犯し、無期懲役の刑を受けた者は、50歳になるまで社会に出られない。」と考えれば、犯罪抑止効果としては非常に高くなると思われる。
20代後半、30代、そして40代を刑務所の中で過ごすわけである。この現実を頭での理解だけでなく、心でも十分に感じ取っていれば、仮に殺したいほど憎い人がいたとしても、犯罪を留まるのではないかと思われる。
また、「人を殺せば、死刑や無期懲役に処されることがある。」ということを知っている人は多いと思われるが、「強盗を犯せば、20年の懲役に処されることがある。」ということを知っている人は、専門家を除いてほとんどいないと思われる。
そもそも、強盗という罪がいかなるものなのかさえ、知っている人は少ないのではないかと思われる。
例えば、銀行から現金を奪うことが強盗という罪に当たる、ということは広く知られていると思われるが、コンビニエンスストアで店員を脅して現金を奪うことが強盗という罪に当たる、ということはあまり知られていないのではないかと思われる。
もしかすれば、コンビニエンスストアで店員を脅して現金を奪うことと、店員に見つからないように品物を盗むこと(万引き)に大差がないと考えている人が多いのではないかと思われる。
しかしながら、万引きは窃盗であり、強盗とは違う。強盗は非常に重い罪である。
昨年(2007年)10月大阪府寝屋川市で、2人組(19歳と15歳)がコンビニエンスストアから缶ビールなどを奪い、逃走中に店員を死亡させた事件があった。容疑者に殺意があったと認められれば、強盗殺人罪となり、殺意が認められなかったとしても、強盗致死罪となる。いずれにしても、死刑又は無期懲役となる。
因みに、19歳の少年に対しては、第一審(大阪地裁)で殺意が認められ、無期懲役の判決が下されている。
この事件のきっかけは「缶ビールを万引きしよう」ということだったようである。
言葉は適切でないかもしれないが、缶ビールを万引きしようとしただけで、少年は44歳まで社会に戻れないことになった(受刑在所期間を25年とした場合)。つまり、20代、30代はずっと刑務所での生活になる。
この事件で、最も不幸なのは死亡した店員であり、遺族であるが、少年もまた不幸である。
もし、暴行を働き、店員を死亡させてしまった場合に、44歳まで刑務所で過ごさなければならないということを頭での理解だけでなく、心でも十分に感じ取っていれば、この犯罪は起こらなかったのではないかと考える。
缶ビールを奪うために、人生の大半を賭ける人間など存在するはずはないからである。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、罪を犯した時の代償を頭での理解だけでなく、心でも十分に感じ取らせるための情報を提示することのできる情報提示方法、情報提示プログラム、及び該情報提示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並びに情報提示装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る情報提示方法(1)は、罪名に対応付けて、それに対する懲役期間データが記憶された懲役期間データ記憶手段を用いて、犯罪の抑止に繋がる情報を提示するためのコンピュータによる情報提示方法であって、選択された罪名を元に、前記懲役期間データ記憶手段を検索して対応する懲役期間データを抽出する工程と、入力された加害者の年齢に、抽出した懲役期間データから決定される予想受刑在所期間を加算して、釈放時の予想年齢を算出する工程と、算出した釈放時の予想年齢を提示する工程とを有していることを特徴としている。
上記情報提示方法(1)によれば、ユーザーによって選択された罪名や、入力された加害者の年齢から、釈放時の予想年齢を算出して、提示することができる。
前記懲役期間データ記憶手段に、例えば、強盗に対応付けて、懲役期間5〜20年が記憶されている場合に、ユーザーによって罪名「強盗」が選択され、加害者の年齢「30歳」が入力されると、予想受刑在所期間を5〜20年と決定し、釈放時の予想年齢を35〜50歳と算出して、「釈放時の予想年齢は35〜50歳」などと提示することができる。
「懲役5〜20年の刑」という提示であれば、「長くても20年間、刑務所に入っていれば社会に出られる。」と理解されてしまうおそれがあるが、「釈放時の予想年齢は35〜50歳」という提示であれば、「早くても、35歳までは社会に戻れない。遅ければ、50歳になるまで社会に戻れない。」と理解されるのではないかと考える。
「50歳になるまで社会に戻れない。」ということは、30代、40代をずっと刑務所で過ごさなければならないということであり、非常に厳しい現実である。
すなわち、この厳しい現実を、釈放時の予想年齢を提示することによって、提示された者に直感的に理解させることができる。
従って、この提示を行うことによって、罪を犯した時の代償を頭での理解だけでなく、心でも十分に感じ取らせることができる。
また、釈放時の予想年齢の提示は、例えば、テレビのニュース番組で行うのが非常に効果的であると考える。
例えば、犯罪の内容が報道された直後に、キャスターにコンピューターを操作してもらって、罪名の選択や、加害者の年齢の入力を行ってもらう。
これによって、犯罪の内容について報道された後に、例えば、「釈放時の予想年齢は35〜50歳」とテレビ画面に表示されることになるので、「遅ければ、50歳になるまで社会に戻れない。」という、非常に厳しい現実(犯罪に対する代償)を視聴者にしっかりと伝えることができる。
また、釈放時の予想年齢の提示は1回だけではなく、事件の報道の度に繰り返すのが望ましい。
提示を繰り返すことによって、犯罪に対する代償を、より確実に、頭での理解だけでなく、心でも十分に感じ取らせることができ、視聴者の意識に植え込むことができる。
また、犯罪に対する代償を理解すれば、犯罪そのものに対する理解もより一層深まると思われる。
例えば、コンビニエンスストアで店員を脅して現金を奪えば、30歳から50歳までの20年間を刑務所で過ごさなければならない、という現実を知ることによって、コンビニエンスストアで店員を脅して現金を奪うということは、強盗という非常に重い罪であり、万引き(窃盗)とは違うということを理解できるようになると思われる。
但し、犯罪に対する代償を、多くの人に心で十分に感じ取らせることができ、意識に植え込むことができたとしても、犯罪が激減するとは思わない。
しかしながら、1件でも、2件でも悲惨な事件が減るのであれば、犯罪の抑止効果は働いていると考える。それは、人の命に代えられるものはないからである。
また、本発明に係る情報提示方法(2)は、罪名に対応付けて、それに対する最長の懲役期間データが記憶された懲役期間データ記憶手段を用いて、犯罪の抑止に繋がる情報を提示するためのコンピュータによる情報提示方法であって、選択された罪名を元に、前記懲役期間データ記憶手段を検索して対応する最長の懲役期間データを抽出する工程と、入力された加害者の年齢に、抽出した最長の懲役期間データから決定される予想受刑在所期間を加算して、釈放時の予想年齢を算出する工程と、算出した釈放時の予想年齢を提示する工程とを有していることを特徴としている。
上記情報提示方法(2)によれば、ユーザーによって選択された罪名や、入力された加害者の年齢から、最長期間の懲役刑に処された場合における釈放時の予想年齢を算出して、提示することができる。
前記懲役期間データ記憶手段に、例えば、強盗に対応付けて、最長の懲役期間20年が記憶されている場合に、ユーザーによって罪名「強盗」が選択され、加害者の年齢「30歳」が入力されると、予想受刑在所期間を20年と決定し、釈放時の予想年齢を50歳と算出して、「釈放時の予想年齢は50歳(最長の懲役20年の場合)」などと提示することができる。
前述したように、「懲役5〜20年の刑」や「最長で懲役20年の刑」という提示であれば、「長くても20年間、刑務所に入っていれば社会に出られる。」と理解されてしまうおそれがあるが、「釈放時の予想年齢は50歳(最長の懲役20年の場合)」という提示であれば、「遅ければ、50歳になるまで社会に戻れない。」と理解されるのではないかと考える。
「50歳になるまで社会に戻れない。」ということは、30代、40代をずっと刑務所で過ごさなければならないということであり、非常に厳しい現実である。
すなわち、この厳しい現実を、釈放時の予想年齢を提示することによって、提示された者に直感的に理解させることができる。
従って、この提示を行うことによって、罪を犯した時の代償を頭での理解だけでなく、心でも十分に感じ取らせることができる。
ところで、釈放時の予想年齢の算出に、最長の懲役期間(20年)を採用せず、例えば、最短の懲役期間(5年)だけを採用すると、「釈放時の予想年齢は35歳」などといった提示になる。
この提示によって、「早くても、35歳までは社会に戻れない。」と理解されれば良いが、「5年後の35歳には社会に戻れる。真面目に服役すれば、34歳くらいで仮釈放される。」と理解されてしまうと、犯罪を抑止する効果は低くなる。
しかしながら、上記情報提示方法(2)によれば、釈放時の予想年齢の算出に、最長の懲役期間を採用するので、「釈放時の予想年齢は50歳」などと提示することができ、罪を犯した時の厳しい現実をしっかりと伝え、犯罪の抑止効果を十分に発揮させることができる。
また、本発明に係る情報提示方法(3)は、上記情報提示方法(1)又は(2)において、懲役期間が無期である場合、無期懲役における釈放までの受刑在所期間データが記憶された受刑在所期間データ記憶手段を用い、前記受刑在所期間データが示す期間を予想受刑在所期間に決定する工程を有していることを特徴としている。
懲役刑には有期懲役だけでなく、無期懲役がある。
無期懲役には満期が無いので、懲役期間が無期である場合、そのままでは釈放時の予想年齢を算出することができない。
釈放時の予想年齢を算出することができなければ、罪名が殺人で、加害者が30歳である場合、例えば、釈放時の予想年齢の算出に最短の懲役刑(5年)だけを採用して、「釈放時の予想年齢は35歳以上」などと提示しなければならない。
しかしながら、これでは、犯罪の代償を十分に伝えているとは言えない。
上記情報提示方法(3)によれば、懲役期間が無期である場合、無期懲役における釈放までの受刑在所期間データが記憶された受刑在所期間データ記憶手段を用い、前記受刑在所期間データが示す期間を予想受刑在所期間に決定する。
そのため、例えば、前記受刑在所期間データ記憶手段に無期懲役における釈放までの受刑在所期間として、25年を記憶させておけば、罪名が殺人で、加害者が30歳である場合、「釈放時の予想年齢は35〜55歳」、「釈放時の予想年齢は55歳(無期懲役の場合)」などと提示することができる。
すなわち、無期懲役の場合であったとしても、具体的な年齢を提示することができるので、犯罪の代償を十分に伝えることができる。
犯罪を抑止するためには、無期懲役における釈放までの受刑在所期間をできる限り長期、例えば、50年に設定するのが良いという考え方があるかもしれない。
過去には、50年以上在所していた受刑者もいたようであるが、それは例外的なものであり、現実と大きくかけ離れ過ぎてしまうと、提示する予想年齢の信ぴょう性が低下し、却って犯罪の抑止効果が低減されるおそれがある。
そのため、無期懲役における釈放までの受刑在所期間としては、無期懲役受刑者のうち仮釈放者の平均受刑在所期間を採用するのが最適ではないかと考える。
因みに、法務省公表の統計によると、2007年に仮釈放された無期懲役受刑者(1人)の平均受刑在所期間は31年10か月であり、2006年に仮釈放された無期懲役受刑者(3人)の平均受刑在所期間は25年1か月である。
また、本発明に係る情報提示方法(4)は、上記情報提示方法(1)〜(3)のいずれかにおいて、懲役期間が有期である場合、釈放までの刑の執行率データが記憶された執行率データ記憶手段を用い、懲役期間に前記執行率データが示す執行率を乗算することによって得られる期間を予想受刑在所期間に決定する工程を有していることを特徴としている。
上記したように、提示する予想年齢が現実と大きくかけ離れ過ぎてしまうと、その信ぴょう性が低下し、却って犯罪の抑止効果が低減されるおそれがある。
有期懲役受刑者のうち、約半数は仮釈放されている。そのため、懲役10年の刑を処されたとしても、真面目に服役していれば、10年間服役しなくても社会に戻れる。例えば、執行率80%であれば、8年間の服役で社会に戻れる。
また、仮釈放については広く認知されているので、この点を考慮せずに、釈放時の予想年齢を算出した場合、信ぴょう性の低下を招くおそれがある。
上記情報提示方法(4)によれば、懲役期間が有期である場合、釈放までの刑の執行率データが記憶された執行率データ記憶手段を用い、懲役期間に前記執行率データが示す執行率を乗算することによって得られる期間を予想受刑在所期間に決定する。
そのため、例えば、前記執行率データ記憶手段に執行率として、80%を記憶させておけば、罪名が強盗で、加害者が30歳である場合、最長の懲役期間20年に執行率80%を乗算した16年を予想受刑在所期間として決定し、釈放時の予想年齢を46歳と算出して、「仮釈放時の予想年齢は46歳(懲役20年の場合)」などと提示することができる。
これにより、信ぴょう性の低下を防ぐことができる。
なお、執行率については、例えば、有期刑仮釈放者の平均執行率を参考にすれば良い。平均執行率の算出については、法務省公表の統計「有期刑仮釈放者の刑名・刑期別 刑の執行率」を用いれば良い。
因みに、2007年の結果から算出した、懲役3年を超える有期刑仮釈放者の平均執行率は約85%である。
また、本発明に係る情報提示方法(5)は、上記情報提示方法(1)〜(4)のいずれかにおいて、罪名に対応付けて、それに対する死刑の有無データが記憶された死刑有無データ記憶手段を用いて、選択された罪名に対する死刑の有無を判断する工程を有すると共に、釈放時の予想年齢の提示を、死刑の有無と合わせて提示することを特徴としている。
罪名が殺人で、加害者が30歳である場合、例えば、「仮釈放時の予想年齢は55歳(無期懲役の場合)」などと提示することができる。
これによって、人を殺した場合、30代、40代をずっと刑務所で過ごさなければならない、という厳しい現実を理解させることができる。
しかしながら、上記した提示内容だけでは、殺人に対する最高刑である死刑が忘れられてしまうおそれがある。
上記情報提示方法(5)によれば、選択された罪名に対する死刑の有無を判断して、釈放時の予想年齢と合わせて、死刑の有無を提示することができる。
例えば、ユーザーに罪名「殺人」が選択され、加害者の年齢「30歳」が入力されると、「仮釈放時の予想年齢55歳(無期懲役の場合) 死刑あり」などと提示することができるので、殺人に対する最高刑である死刑を忘れられないようにすることができる。
また、本発明に係る情報提示方法(6)は、上記情報提示方法(1)〜(5)のいずれかにおいて、入力された被害状況に基づいて、罪を犯したことによる加害者の金銭的負担を算出する工程を有すると共に、釈放時の予想年齢の提示を、算出した金銭的負担と合わせて提示することを特徴としている。
上記情報提示方法(6)によれば、ユーザーによって入力された被害状況に基づいて、罪を犯したことによる加害者の金銭的負担を算出し、釈放時の予想年齢と合わせて、加害者の金銭的負担を提示することができる。
加害者には罪を犯したことによる金銭的負担が生じる。例えば、人を負傷させたり、死亡させた時に生じる損害賠償や、弁護士費用などが挙げられる。
このような金銭的負担を提示することによって、犯罪に対する代償がいかに大きいものであるのかを金銭面からも伝えることができ、犯罪の抑止効果を高めることができる。
損害賠償額については、事件毎で大きく異なるため、一般化するのは簡単ではないが、例えば、過去の事例から、被害者の年齢に応じた損害賠償額を設定すれば良い。
例えば、被害者が10代の場合はA円、20代の場合はB円、30代の場合はC円、40代の場合はD円などと設定し、20代の男性を2人死亡させた場合には、損害賠償額はB円の2倍とする。
また、本発明に係る情報提示プログラム(1)は、犯罪の抑止に繋がる情報を提示するためにコンピュータを、罪名に対応付けて、それに対する懲役期間データが記憶された懲役期間データ記憶手段、選択された罪名を元に、前記懲役期間データ記憶手段を検索して対応する懲役期間データを抽出する抽出手段、入力された加害者の年齢に、抽出した懲役期間データから決定される予想受刑在所期間を加算して、釈放時の予想年齢を算出する予想年齢算出手段、及び算出した釈放時の予想年齢を提示する提示手段、として機能させることを特徴としている。
上記情報提示プログラム(1)によれば、コンピュータを、前記懲役期間データ記憶手段、前記抽出手段、前記予想年齢算出手段、及び前記提示手段として機能させるので、ユーザーによって選択された罪名や、入力された加害者の年齢から、釈放時の予想年齢を算出して、提示することができる。
従って、上記情報提示方法(1)と同様の効果を得ることができる。
また、本発明に係る情報提示プログラム(2)は、犯罪の抑止に繋がる情報を提示するためにコンピュータを、罪名に対応付けて、それに対する最長の懲役期間データが記憶された懲役期間データ記憶手段、選択された罪名を元に、前記懲役期間データ記憶手段を検索して対応する最長の懲役期間データを抽出する抽出手段、入力された加害者の年齢に、抽出した最長の懲役期間データから決定される予想受刑在所期間を加算して、釈放時の予想年齢を算出する予想年齢算出手段、及び算出した釈放時の予想年齢を提示する提示手段、として機能させることを特徴としている。
上記情報提示プログラム(2)によれば、コンピュータを、前記懲役期間データ記憶手段、前記抽出手段、前記予想年齢算出手段、及び前記提示手段として機能させるので、ユーザーによって選択された罪名や、入力された加害者の年齢から、最長期間の懲役刑に処された場合における釈放時の予想年齢を算出して、提示することができる。
従って、上記情報提示方法(2)と同様の効果を得ることができる。
また、本発明に係る情報提示プログラム(3)は、上記情報提示プログラム(1)又は(2)において、前記コンピュータを、さらに、無期懲役における釈放までの受刑在所期間データが記憶された受刑在所期間データ記憶手段、及び懲役期間が無期である場合、前記受刑在所期間データ記憶手段に記憶されている受刑在所期間データが示す期間を予想受刑在所期間に決定する無期懲役受刑期間決定手段、として機能させることを特徴としている。
上記情報提示プログラム(3)によれば、前記コンピュータを、さらに、前記受刑在所期間データ記憶手段、及び前記無期懲役受刑期間決定手段として機能させるので、無期懲役の場合であったとしても、具体的な年齢を提示することができ、犯罪の代償を十分に伝えることができる。
従って、上記情報提示方法(3)と同様の効果を得ることができる。
また、本発明に係る情報提示プログラム(4)は、上記情報提示プログラム(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記コンピュータを、さらに、有期懲役における刑の執行率データが記憶された執行率データ記憶手段、及び懲役期間が有期である場合、懲役期間に前記執行率データ記憶手段に記憶されている執行率データが示す執行率を乗算することによって得られる期間を予想受刑在所期間に決定する有期懲役受刑期間決定手段、として機能させることを特徴としている。
上記情報提示プログラム(4)によれば、前記コンピュータを、さらに、前記執行率データ記憶手段、及び前記有期懲役受刑期間決定手段として機能させるので、仮釈放を考慮に入れたものとすることができ、提示する釈放時の予想年齢の信ぴょう性が低下するのを防ぐことができる。
従って、上記情報提示方法(4)と同様の効果を得ることができる。
また、本発明に係る情報提示プログラム(5)は、上記情報提示プログラム(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記コンピュータを、さらに、罪名に対応付けて、それに対する死刑の有無データが記憶された死刑有無データ記憶手段、及び該死刑有無データ記憶手段に記憶されている死刑の有無データに基づいて、選択された罪名に対する死刑の有無を判断する死刑有無判断手段、として機能させ、前記提示手段は、釈放時の予想年齢と合わせて、死刑の有無を提示することを特徴としている。
上記情報提示プログラム(5)によれば、前記コンピュータを、さらに、前記死刑有無データ記憶手段、及び前記死刑有無判断手段として機能させ、前記提示手段は、釈放時の予想年齢と合わせて、死刑の有無を提示するので、選択された罪名に対する死刑の有無を判断して、釈放時の予想年齢と合わせて、死刑の有無を提示することができる。
従って、上記情報提示方法(5)と同様の効果を得ることができる。
また、本発明に係る情報提示プログラム(6)は、上記情報提示プログラム(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記コンピュータを、さらに、入力された被害状況に基づいて、罪を犯したことによる加害者の金銭的負担を算出する金銭的負担算出手段として機能させ、前記提示手段は、釈放時の予想年齢と合わせて、算出した金銭的負担を提示することを特徴としている。
上記情報提示プログラム(6)によれば、前記コンピュータを、さらに、前記金銭的負担算出手段として機能させ、前記提示手段は、釈放時の予想年齢と合わせて、算出した金銭的負担を提示するので、ユーザーによって入力された被害状況に基づいて、罪を犯したことによる加害者の金銭的負担を算出し、釈放時の予想年齢と合わせて、加害者の金銭的負担を提示することができる。
従って、上記情報提示方法(6)と同様の効果を得ることができる。
また、本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体(1)は、上記情報提示プログラム(1)〜(6)のいずれかを記録したものであることを特徴としている。
上記コンピュータ読み取り可能な記録媒体(1)によれば、上記情報提示プログラム(1)〜(6)のいずれかを記録したものであるので、記録したプログラムをコンピュータに読み取らせて実行させることによって、上記情報提示方法(1)〜(6)のいずれかと同様の効果を得ることができる。
また、本発明に係る情報提示装置(1)は、使用者が罪名の選択、及び加害者の年齢の入力を行うための操作手段と、罪名に対応付けて、それに対する懲役期間データが記憶された懲役期間データ記憶手段と、選択された罪名を元に、前記懲役期間データ記憶手段を検索して対応する懲役期間データを抽出する抽出手段と、入力された加害者の年齢に、抽出した懲役期間データから決定される予想受刑在所期間を加算して、釈放時の予想年齢を算出する予想年齢算出手段と、算出した釈放時の予想年齢を提示する提示手段とを備えていることを特徴としている。
上記情報提示装置(1)によれば、ユーザーによって選択された罪名や、入力された加害者の年齢から、釈放時の予想年齢を算出して、提示することができる。
従って、上記情報提示方法(1)と同様の効果を得ることができる。
また、本発明に係る情報提示装置(2)は、使用者が罪名の選択、及び加害者の年齢の入力を行うための操作手段と、罪名に対応付けて、それに対する最長の懲役期間データが記憶された懲役期間データ記憶手段と、選択された罪名を元に、前記懲役期間データ記憶手段を検索して対応する最長の懲役期間データを抽出する抽出手段と、入力された加害者の年齢に、抽出した最長の懲役期間データから決定される予想受刑在所期間を加算して、釈放時の予想年齢を算出する予想年齢算出手段と、算出した釈放時の予想年齢を提示する提示手段とを備えていることを特徴としている。
上記情報提示装置(2)によれば、ユーザーによって選択された罪名や、入力された加害者の年齢から、最長期間の懲役刑に処された場合における釈放時の予想年齢を算出して、提示することができる。
従って、上記情報提示方法(2)と同様の効果を得ることができる。
また、本発明に係る情報提示装置(3)は、上記情報提示装置(1)又は(2)において、無期懲役における釈放までの受刑在所期間データが記憶された受刑在所期間データ記憶手段と、懲役期間が無期である場合、前記受刑在所期間データ記憶手段に記憶されている受刑在所期間データが示す期間を予想受刑在所期間に決定する無期懲役受刑期間決定手段とを備えていることを特徴としている。
上記情報提示装置(3)によれば、懲役期間が無期である場合、前記受刑在所期間データ記憶手段に記憶されている受刑在所期間データが示す期間を予想受刑在所期間に決定するので、無期懲役の場合であったとしても、具体的な年齢を提示することができ、犯罪の代償を十分に伝えることができる。
従って、上記情報提示方法(3)と同様の効果を得ることができる。
また、本発明に係る情報提示装置(4)は、上記情報提示装置(1)〜(3)のいずれかにおいて、有期懲役における刑の執行率データが記憶された執行率データ記憶手段と、懲役期間が有期である場合、懲役期間に前記執行率データ記憶手段に記憶されている執行率データが示す執行率を乗算することによって得られる期間を予想受刑在所期間に決定する有期懲役受刑期間決定手段とを備えていることを特徴としている。
上記情報提示装置(4)によれば、懲役期間が有期である場合、懲役期間に前記執行率データ記憶手段に記憶されている執行率データが示す執行率を乗算することによって得られる期間を予想受刑在所期間に決定するので、仮釈放を考慮に入れたものとすることができ、提示する釈放時の予想年齢の信ぴょう性が低下するのを防ぐことができる。
従って、上記情報提示方法(4)と同様の効果を得ることができる。
また、本発明に係る情報提示装置(5)は、上記情報提示装置(1)〜(4)のいずれかにおいて、罪名に対応付けて、それに対する死刑の有無データが記憶された死刑有無データ記憶手段と、該死刑有無データ記憶手段に記憶されている死刑の有無データに基づいて、選択された罪名に対する死刑の有無を判断する死刑有無判断手段とを備えると共に、前記提示手段が、釈放時の予想年齢と合わせて、死刑の有無を提示することを特徴としている。
上記情報提示装置(5)によれば、選択された罪名に対する死刑の有無を判断して、釈放時の予想年齢と合わせて、死刑の有無を提示することができる。
従って、上記情報提示方法(5)と同様の効果を得ることができる。
また、本発明に係る情報提示装置(6)は、上記情報提示装置(1)〜(5)のいずれかにおいて、入力された被害状況に基づいて、罪を犯したことによる加害者の金銭的負担を算出する金銭的負担算出手段を備えると共に、前記提示手段が、釈放時の予想年齢と合わせて、算出した金銭的負担を提示することを特徴としている。
上記情報提示装置(6)によれば、ユーザーによって入力された被害状況に基づいて、罪を犯したことによる加害者の金銭的負担を算出し、釈放時の予想年齢と合わせて、加害者の金銭的負担を提示することができる。
従って、上記情報提示方法(6)と同様の効果を得ることができる。
以下、本発明に係る情報提示方法、情報提示プログラム、及び該情報提示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並びに情報提示装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施の形態(1)に係る情報提示装置の要部を概略的に示したブロック図である。図中1は情報提示装置を示しており、情報提示装置1はCPUを含んで成る中央処理装置2と、制御プログラム3aが記憶されたメインメモリ3と、表示パネル4aを含んで成る表示装置4と、懲役期間データファイル5と、受刑在所期間データファイル6とを含んで構成されている。また、これらは通信バス7を介して接続されている。
中央処理装置2は、メインメモリ3中の制御プログラム3aに従って、各種処理を行うようになっている。
また、表示パネル4aにはタッチパネルが採用されており、ユーザーは表示パネル4aに触れることによって、各種操作ができるようになっている。
懲役期間データファイル5には、罪名に対応付けて、それに対する懲役期間データが記憶されている。
例えば、罪名「殺人」に対応付けて、最長の懲役期間として「無期」、最短の懲役期間として「5年」がそれぞれ記憶され、罪名「強盗」に対応付けて、最長の懲役期間として「20年」、最短の懲役期間として「5年」がそれぞれ記憶されている。
受刑在所期間データファイル6には、無期懲役における釈放までの受刑在所期間C1(例えば、31年)を示す受刑在所期間データが記憶されている。なお、無期懲役における釈放までの受刑在所期間C1については、例えば、無期懲役受刑者のうち仮釈放者の平均受刑在所期間を採用すれば良い。
法務省公表の統計によると、2007年に仮釈放された無期懲役受刑者(1人)の平均受刑在所期間は31年10か月であり、2006年に仮釈放された無期懲役受刑者(3人)の平均受刑在所期間は25年1か月である。
また、受刑在所期間データファイル6に記憶される受刑在所期間データについてはユーザーが任意に登録できるようにしても良い。なお、その時には平均受刑在所期間(例えば、31年)を初期値として設定しておくのが良い。
実施の形態(1)に係る情報提示装置1における中央処理装置2の行う処理動作[1]を図2に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[1]は、情報提示装置1が起動されて、制御プログラム3aに従って行われる動作である。
まず、「罪名選択」画面を構成する画像データD1を表示装置4へ出力することによって、「罪名選択」画面を表示装置4に表示させる(ステップS1)。
図3は、「罪名選択」画面の一例を示したものであり、画面上には「殺人」、「強盗」などの罪名選択ボタンが配置されている。
ユーザーに罪名が選択される(すなわち、「罪名選択」画面上で「殺人」などの罪名選択ボタンがユーザーに押される)と、選択された罪名を記憶し(ステップS2)、その後、「年齢入力」画面を構成する画像データD2を表示装置4へ出力することによって、加害者の年齢を入力するための「年齢入力」画面を表示装置4に表示させる(ステップS3)。
図4は、「年齢入力」画面の一例を示したものであり、画面上には数字を入力するためのテンキーボタンや、年齢を決定するための決定ボタン「決定」が配置されている。
ユーザーに年齢が入力される(すなわち、「年齢入力」画面上で、テンキーボタンを使って数字が入力されて、「決定」が押される)と、入力された年齢A1を記憶する(ステップS4)。
次に、選択された罪名を元に、懲役期間データファイル5を検索して対応する懲役期間データ(最長の懲役期間P_MAX,最短の懲役期間P_MIN)を抽出する(ステップS5)。例えば、罪名が「殺人」である場合、最長の懲役期間として「無期」、最短の懲役期間として「5年」がそれぞれ抽出されることになる。
次に、抽出した懲役期間データが示す最長の懲役期間P_MAXが無期であるか否かを判断し(ステップS6)、最長の懲役期間P_MAXが無期であると判断すれば、受刑在所期間データファイル6から受刑在所期間データ(受刑在所期間C1)を読み出し(ステップS7)、受刑在所期間C1を予想受刑在所最長期間C_MAXに決定する(ステップS8)。例えば、受刑在所期間C1が31年である場合、予想受刑在所最長期間C_MAXは31年に決定されることになる。
一方、最長の懲役期間P_MAXは無期でない(すなわち、有期である)と判断すれば、最長の懲役期間P_MAXを予想受刑在所最長期間C_MAXに決定する(ステップS9)。例えば、最長の懲役期間P_MAXが20年である場合、予想受刑在所最長期間C_MAXは20年に決定されることになる。
次に、最短の懲役期間P_MINを予想受刑在所最短期間C_MINに決定し(ステップS10)、その後、入力された年齢A1に予想受刑在所最長期間C_MAXを加算することによって、釈放時の予想最高年齢A_MAXを算出し(ステップS11)、年齢A1に予想受刑在所最短期間C_MINを加算することによって、釈放時の予想最少年齢A_MINを算出する(ステップS12)。
その後、選択された罪名、入力された年齢A1、釈放時の予想年齢A_MAX,A_MINなどを表した画像データD3を表示装置4へ出力することによって、罪名、加害者の現在の年齢、そして釈放時の予想年齢などを表示装置4に表示させる(ステップS13)。
上記実施の形態(1)に係る情報提示装置1によれば、ユーザーによって選択された罪名や、入力された加害者の年齢A1から、釈放時の予想年齢A_MAX,A_MINを算出して、提示することができる。
懲役期間データファイル5には、強盗に対応付けて、最長の懲役期間として「20年」、最短の懲役期間として「5年」が記憶されているので、例えば、ユーザーによって罪名「強盗」が選択され、加害者の年齢「30歳」が入力されると、予想受刑在所期間を5〜20年と決定し、釈放時の予想年齢を35〜50歳と算出して、「釈放時の予想年齢は35〜50歳」などと提示することができる。
なお、ここでは表示することによって釈放時の予想年齢を提示する場合について説明しているが、提示は表示に限定されず、音声出力など、その他の提示であっても良い。
「懲役5〜20年の刑」という提示であれば、「長くても20年間、刑務所に入っていれば社会に出られる。」と理解されてしまうおそれがあるが、「釈放時の予想年齢は35〜50歳」という提示であれば、「早くても、35歳までは社会に戻れない。遅ければ、50歳になるまで社会に戻れない。」と理解されるのではないかと考える。
「50歳になるまで社会に戻れない。」ということは、30代、40代をずっと刑務所で過ごさなければならないということであり、非常に厳しい現実である。
すなわち、この厳しい現実を、釈放時の予想年齢を提示することによって、提示された者に直感的に理解させることができる。
従って、この提示を行うことによって、罪を犯した時の代償を頭での理解だけでなく、心でも十分に感じ取らせることができる。
また、最長の懲役期間P_MAXが無期である場合、受刑在所期間データファイル6に記憶されている受刑在所期間データが示す受刑在所期間C1を予想受刑在所最長期間C_MAXに決定するので、無期懲役の場合であったとしても、具体的な年齢を提示することができ、犯罪の代償を十分に伝えることができる。
例えば、受刑在所期間データファイル6に無期懲役における釈放までの受刑在所期間C1として、31年が記憶されていれば、罪名が殺人で、加害者が30歳である場合、「釈放時の予想年齢は35〜61歳」などと提示することができる。
また、釈放時の予想年齢の提示は、例えば、テレビのニュース番組で行うのが非常に効果的であると考える。
例えば、犯罪の内容が報道された直後に、キャスターにコンピューターを操作してもらって、罪名の選択や、加害者の年齢の入力を行ってもらう。
これによって、犯罪の内容について報道された後に、例えば、「釈放時の予想年齢は35〜50歳」とテレビ画面に表示されることになるので、「遅ければ、50歳になるまで社会に戻れない。」という、非常に厳しい現実(犯罪に対する代償)を視聴者にしっかりと伝えることができる。
また、釈放時の予想年齢の提示は1回だけではなく、事件の報道の度に繰り返すのが望ましい。
提示を繰り返すことによって、犯罪に対する代償を、より確実に、頭での理解だけでなく、心でも十分に感じ取らせることができ、視聴者の意識に植え込むことができる。
また、犯罪に対する代償を理解すれば、犯罪そのものに対する理解がより一層深まると思われる。
例えば、30歳の者がコンビニエンスストアで店員を脅して現金を奪えば(すなわち、強盗を犯せば)、30歳から50歳までの20年間を刑務所で過ごさなければならない、という現実を知ることによって、コンビニエンスストアで店員を脅して現金を奪うということは、強盗という非常に重い罪であり、万引き(窃盗)とは違うということを理解できるようになると思われる。
但し、犯罪に対する代償を、多くの人に心で十分に感じ取らせることができ、意識に植え込むことができたとしても、犯罪が激減するとは思わない。
しかしながら、1件でも、2件でも悲惨な事件が減るのであれば、犯罪の抑止効果は働いていると考える。それは、人の命に代えられるものはないからである。
図5は、実施の形態(2)に係る情報提示装置の要部を概略的に示したブロックである。図中11は情報提示装置を示しており、情報提示装置11はCPUを含んで成る中央処理装置2と、制御プログラム13aが記憶されたメインメモリ13と、表示パネル4aを含んで成る表示装置4と、懲役期間データファイル15と、受刑在所期間データファイル6とを含んで構成されている。また、これらは通信バス7を介して接続されている。
中央処理装置2は、メインメモリ13中の制御プログラム13aに従って、各種処理を行うようになっている。
また、表示パネル4aにはタッチパネルが採用されており、ユーザーは表示パネル4aに触れることによって、各種操作ができるようになっている。
懲役期間データファイル15には、罪名に対応付けて、それに対する最長の懲役期間データが記憶されている。
例えば、罪名「殺人」に対応付けて、最長の懲役期間として「無期」が記憶され、罪名「強盗」に対応付けて、最長の懲役期間として「20年」が記憶されている。
また、受刑在所期間データファイル6には、無期懲役における釈放までの受刑在所期間C1(例えば、31年)を示す受刑在所期間データが記憶されている。
実施の形態(2)に係る情報提示装置11における中央処理装置2の行う処理動作[2]を図6に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[2]は、情報提示装置11が起動されて、制御プログラム13aに従って行われる動作である。
まず、「罪名選択」画面を構成する画像データD1を表示装置4へ出力することによって、「罪名選択」画面(図3)を表示装置4に表示させる(ステップS21)。
ユーザーに罪名が選択される(すなわち、「罪名選択」画面上で「殺人」などの罪名選択ボタンがユーザーに押される)と、選択された罪名を記憶し(ステップS22)、その後、「年齢入力」画面を構成する画像データD2を表示装置4へ出力することによって、加害者の年齢を入力するための「年齢入力」画面(図4)を表示装置4に表示させる(ステップS23)。
ユーザーに年齢が入力される(すなわち、「年齢入力」画面上で、テンキーボタンを使って数字が入力されて、「決定」が押される)と、入力された年齢A1を記憶する(ステップS24)。
次に、選択された罪名を元に、懲役期間データファイル15を検索して対応する最長の懲役期間データ(P_MAX)を抽出する(ステップS25)。例えば、罪名が「殺人」である場合、最長の懲役期間として「無期」が抽出され、罪名が「強盗」である場合、最長の懲役期間として「20年」が抽出されることになる。
次に、抽出した懲役期間データが示す最長の懲役期間P_MAXが無期であるか否かを判断し(ステップS26)、最長の懲役期間P_MAXが無期であると判断すれば、受刑在所期間データファイル6から受刑在所期間データ(受刑在所期間C1)を読み出し(ステップS27)、受刑在所期間C1を予想受刑在所最長期間C_MAXに決定する(ステップS28)。例えば、受刑在所期間C1が31年である場合、予想受刑在所最長期間C_MAXは31年に決定されることになる。
一方、最長の懲役期間P_MAXは無期でない(すなわち、有期である)と判断すれば、最長の懲役期間P_MAXを予想受刑在所最長期間C_MAXに決定する(ステップS29)。例えば、最長の懲役期間P_MAXが20年である場合、予想受刑在所最長期間C_MAXは20年に決定されることになる。
次に、入力された年齢A1に予想受刑在所最長期間C_MAXを加算することによって、釈放時の予想最高年齢A_MAXを算出する(ステップS30)。
その後、選択された罪名、入力された年齢A1、釈放時の予想最高年齢A_MAXなどを表した画像データD3を表示装置4へ出力することによって、罪名、加害者の現在の年齢、そして釈放時の予想年齢などを表示装置4に表示させる(ステップS31)。
上記実施の形態(2)に係る情報提示装置11によれば、ユーザーによって選択された罪名や、入力された加害者の年齢A1から、最長期間の懲役刑に処された場合における釈放時の予想年齢A_MAXを算出して、提示することができる。
懲役期間データファイル15に、強盗に対応付けて、最長の懲役期間として「20年」が記憶されているので、例えば、ユーザーによって罪名「強盗」が選択され、加害者の年齢「30歳」が入力されると、予想受刑在所最長期間を20年と決定し、釈放時の予想最高年齢を50歳と算出して、「釈放時の予想年齢は50歳(最長の懲役20年の場合)」などと提示することができる。
「懲役5〜20年の刑」や「最長で懲役20年の刑」という提示であれば、「長くても20年間、刑務所に入っていれば社会に出られる。」と理解されてしまうおそれがあるが、「釈放時の予想年齢は50歳(最長の懲役20年の場合)」という提示であれば、「遅ければ、50歳になるまで社会に戻れない。」と理解されるのではないかと考える。
「50歳になるまで社会に戻れない。」ということは、30代、40代をずっと刑務所で過ごさなければならないということであり、非常に厳しい現実である。
すなわち、この厳しい現実を、釈放時の予想年齢を提示することによって、提示された者に直感的に理解させることができる。
従って、この提示を行うことによって、罪を犯した時の代償を頭での理解だけでなく、心でも十分に感じ取らせることができる。
ところで、釈放時の予想年齢の算出については、最長の懲役期間だけを採用するのではなく、最長の懲役期間と最短の懲役期間の両方を採用したり、最短の懲役期間だけを採用するといった場合も考えられる。
最長の懲役期間と最短の懲役期間の両方を採用した場合、例えば、「釈放時の予想年齢は35〜50歳」などと提示され、最短の懲役期間だけを採用した場合、例えば、「釈放時の予想年齢は35歳(最短の懲役5年の場合)」などと提示されることになる。
これらの提示によって、「早くても、35歳までは社会に戻れない。」と理解されれば良いが、「早ければ、5年後の35歳には社会に戻れる。真面目に服役すれば、34歳くらいで仮釈放される。」と理解されてしまうと、犯罪を抑止する効果は低くなる。
しかしながら、上記実施の形態(2)に係る情報提示装置11によれば、釈放時の予想年齢の算出に、最長の懲役期間だけを採用するので、「釈放時の予想年齢は50歳(最長の懲役20年の場合)」などと提示し、罪を犯した時の非常に厳しい現実だけを伝えるので、犯罪の抑止効果を大きく高めることができる。
図7は、実施の形態(3)に係る情報提示装置の要部を概略的に示したブロックである。図中21は情報提示装置を示しており、情報提示装置21はCPUを含んで成る中央処理装置2と、制御プログラム23aが記憶されたメインメモリ23と、表示パネル4aを含んで成る表示装置4と、懲役期間データファイル15と、受刑在所期間データファイル6と、執行率データファイル28とを含んで構成されている。また、これらは通信バス7を介して接続されている。
中央処理装置2は、メインメモリ23中の制御プログラム23aに従って、各種処理を行うようになっている。
また、表示パネル4aにはタッチパネルが採用されており、ユーザーは表示パネル4aに触れることによって、各種操作ができるようになっている。
懲役期間データファイル15には、罪名に対応付けて、それに対する最長の懲役期間データが記憶されている。
例えば、罪名「殺人」に対応付けて、最長の懲役期間として「無期」が記憶され、罪名「強盗」に対応付けて、最長の懲役期間として「20年」が記憶されている。
また、受刑在所期間データファイル6には、無期懲役における釈放までの受刑在所期間C1(例えば、31年)を示す受刑在所期間データが記憶されている。
執行率データファイル28には、有期懲役における釈放までの刑の執行率K(例えば、85%)を示す執行率データが記憶されている。
なお、執行率Kについては、例えば、有期刑仮釈放者の平均執行率を採用すれば良い。
法務省公表の統計「有期刑仮釈放者の刑名・刑期別 刑の執行率」(2007年)には、懲役3年を超える有期刑仮釈放者のうち、執行率50%以上55%未満は4人、同55%以上60%未満は8人などとあり、この統計結果から平均執行率は85.36%と算出される。
また、執行率データファイル28に記憶される執行率データについてはユーザーが任意に登録できるようにしても良い。なお、その時には平均執行率(例えば、85%)を初期値として設定しておくのが良い。
実施の形態(3)に係る情報提示装置21における中央処理装置2の行う処理動作[3]を図8に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[3]は、情報提示装置21が起動されて、制御プログラム23aに従って行われる動作である。
但し、処理動作[3]は、図6に示したステップS29を除いて処理動作[2]と同様であるため、ここでは処理動作[2]と異なる処理についてのみ説明する。
ステップS26において、最長の懲役期間P_MAXは無期でない(すなわち、有期である)と判断すれば、執行率データファイル28から執行率データ(執行率K)を読み出し(ステップS29−A)、最長の懲役期間P_MAXに執行率Kを乗算することによって得られる期間を予想受刑在所最長期間C_MAXに決定し(ステップS29−B)、その後、ステップS30へ進む。
例えば、最長の懲役期間P_MAXが20年で、執行率Kが85%である場合、予想受刑在所最長期間C_MAXは17年に決定されることになる。
図9は、表示装置4に表示される表示の一例を示した図であり、(a)は無期懲役の場合を示し、(b)は有期懲役の場合を示している。
上記実施の形態(3)に係る情報提示装置21によれば、懲役期間が有期である場合、執行率データファイル28を用いて、懲役期間に執行率Kを乗算することによって得られる期間を予想受刑在所最長期間C_MAXに決定する。
執行率データファイル28には、執行率Kとして85%が記憶されているので、例えば、ユーザーによって罪名「強盗」が選択され、加害者の年齢「25歳」が入力されると、最長の懲役期間20年に執行率85%を乗算することによって得られた期間17年を予想受刑在所最長期間として決定し、釈放時の予想最高年齢を42歳と算出して、「仮釈放時の予想年齢は42歳(懲役20年の場合)」などと提示することができる。
これにより、釈放時の予想年齢の信ぴょう性を向上させることができる。
図10は、実施の形態(4)に係る情報提示装置の要部を概略的に示したブロックである。図中31は情報提示装置を示しており、情報提示装置31はCPUを含んで成る中央処理装置2と、制御プログラム33aが記憶されたメインメモリ33と、表示パネル4aを含んで成る表示装置4と、懲役期間データファイル15と、受刑在所期間データファイル6と、執行率データファイル28と、死刑有無データファイル39とを含んで構成されている。また、これらは通信バス7を介して接続されている。
中央処理装置2は、メインメモリ33中の制御プログラム33aに従って、各種処理を行うようになっている。
また、表示パネル4aにはタッチパネルが採用されており、ユーザーは表示パネル4aに触れることによって、各種操作ができるようになっている。
懲役期間データファイル15には、罪名に対応付けて、それに対する最長の懲役期間データが記憶されている。
例えば、罪名「殺人」に対応付けて、最長の懲役期間として「無期」が記憶され、罪名「強盗」に対応付けて、最長の懲役期間として「20年」が記憶され、罪名「現住建造物等放火」に対応付けて、最長の懲役期間として「無期」が記憶されている。
また、受刑在所期間データファイル6には、無期懲役における釈放までの受刑在所期間C1(例えば、31年)を示す受刑在所期間データが記憶されている。
執行率データファイル28には、有期懲役における釈放までの刑の執行率K(例えば、85%)を示す執行率データが記憶されている。
死刑有無データファイル39には、罪名に対応付けて、それに対する死刑の有無データが記憶されている。
例えば、罪名「殺人」に対応付けて、死刑「有」が記憶され、罪名「強盗」に対応付けて、死刑「無」が記憶され、罪名「現住建造物等放火」に対応付けて、死刑「有」が記憶されている。
実施の形態(4)に係る情報提示装置31における中央処理装置2の行う処理動作[4]を図11に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[4]は、情報提示装置31が起動されて、制御プログラム33aに従って行われる動作である。
但し、処理動作[4]は、ステップS21〜S30まで、図8に示した処理動作[3]と同様であるため、ここではステップS41以降についてのみ説明する。
ステップS30において、釈放時の予想最高年齢A_MAXを算出した後、選択された罪名を元に、死刑有無データファイル39を検索して対応する死刑の有無データを抽出し(ステップS41)、抽出した死刑の有無データから、選択された罪名に対する死刑の有無を判断する(ステップS42)。
選択された罪名に死刑が存在すると判断すれば、選択された罪名、入力された年齢A1、死刑が有ること、釈放時の予想最高年齢A_MAXなどを表した画像データD3を表示装置4へ出力することによって、罪名、加害者の現在の年齢、死刑があること、そして釈放時の予想年齢などを表示装置4に表示させる(ステップS43)。
図12(a)に、表示装置4に表示される表示の一例を示す。
選択された罪名に死刑は存在しないと判断すれば、選択された罪名、入力された年齢A1、釈放時の予想最高年齢A_MAXなどを表した画像データD3を表示装置4へ出力することによって、罪名、加害者の現在の年齢、そして釈放時の予想年齢などを表示装置4に表示させる(ステップS44)。
図12(b)に、表示装置4に表示される表示の一例を示す。
上記実施の形態(4)に係る情報提示装置31によれば、選択された罪名に対する死刑の有無を判断して、釈放時の予想年齢と合わせて、死刑の有無を提示することができる。
例えば、ユーザーに罪名「現住建造物等放火」が選択され、加害者の年齢「25歳」が入力されると、「仮釈放時の予想年齢56歳(無期懲役の場合) 死刑あり」などと提示することができるので、現住建造物等放火に対する最高刑である死刑が忘れられないようにすることができる。
図13は、実施の形態(5)に係る情報提示方法を用いた情報提示システムの要部を概略的に示したブロック図である。
図中41は情報提示システムを示しており、情報提示システム41はサーバー51、パソコンなどの情報端末装置61、及びインターネットなどの電気通信回線NTを含んで構成されている。
サーバー51、及び情報端末装置61は電気通信回線NTに接続され、サーバー51と情報端末装置61との間で電気通信回線NTを介してデータの送受信ができるようになっている。
図14は、サーバー51の要部を概略的に示したブロックである。サーバー51はCPUを含んで成る中央処理装置52と、制御プログラム53aが記憶されたメインメモリ53と、通信装置54と、懲役期間データファイル15と、受刑在所期間データファイル6と、執行率データファイル28と、死刑有無データファイル39とを含んで構成されている。また、これらは通信バス57を介して接続されている。
中央処理装置52は、メインメモリ53中の制御プログラム53aに従って、各種処理を行うようになっている。
また、通信装置54は、電気通信回線NT(図13)に接続され、外部装置(例えば、情報端末装置61(図13))とのデータの送受信を実現するものである。
懲役期間データファイル15には、罪名に対応付けて、それに対する最長の懲役期間データが記憶されている。
例えば、罪名「殺人」に対応付けて、最長の懲役期間として「無期」が記憶され、罪名「強盗」に対応付けて、最長の懲役期間として「20年」が記憶され、罪名「現住建造物等放火」に対応付けて、最長の懲役期間として「無期」が記憶されている。
また、受刑在所期間データファイル6には、無期懲役における釈放までの受刑在所期間C1(例えば、31年)を示す受刑在所期間データが記憶されている。
執行率データファイル28には、有期懲役における釈放までの刑の執行率K(例えば、85%)を示す執行率データが記憶されている。
死刑有無データファイル39には、罪名に対応付けて、それに対する死刑の有無データが記憶されている。
例えば、罪名「殺人」に対応付けて、死刑「有」が記憶され、罪名「強盗」に対応付けて、死刑「無」が記憶され、罪名「現住建造物等放火」に対応付けて、死刑「有」が記憶されている。
次に、サーバー51における中央処理装置52の行う処理動作と、情報端末装置61の行う処理動作とを図15、図16に示したフローチャートに基づいて説明する。
情 報端末装置61を操作するユーザーによって、サーバー51に対するアクセス操作が行われると、情報端末装置61はサーバー51に対してアクセス処理を行う(ステップS51)。
サーバー51は、情報端末装置61からのアクセスを受理すると(ステップS52)、「罪名選択」画面を構成する画面データD11を情報端末装置61に対して送信する(ステップS53)。
情報端末装置61は、サーバー51からの画面データD11を受信すると(ステップS54)、「罪名選択」画面(図3)を表示し(ステップS55)、ユーザーにより罪名の選択があると、罪名を示した選択データをサーバー51に対して送信する(ステップS56)。
サーバー51は、情報端末装置51からの選択データ(罪名)を受信すると(ステップS57)、選択データ(罪名)を記憶し(ステップS58)、次に「年齢入力」画面を構成する画面データD12を情報端末装置61に対して送信する(ステップS59)。
情報端末装置61は、サーバー51からの画面データD12を受信すると(ステップS60)、「年齢入力」画面(図4)を表示し(ステップS61)、ユーザーにより年齢の入力があると、年齢を示した入力データをサーバー51に対して送信する(ステップS62)。
サーバー51は、情報端末装置61からの入力データ(年齢)を受信すると(ステップS63)、入力データ(年齢A1)を記憶し(ステップS64)、次に、選択データ(罪名)を元に、懲役期間データファイル15を検索して対応する最長の懲役期間データ(P_MAX)を抽出する(ステップS65)。例えば、罪名が「殺人」である場合、最長の懲役期間として「無期」が抽出され、罪名が「強盗」である場合、最長の懲役期間として「20年」が抽出されることになる。
次に、サーバー51は、抽出した懲役期間データが示す最長の懲役期間P_MAXが無期であるか否かを判断し(ステップS66)、最長の懲役期間P_MAXが無期であると判断すれば、受刑在所期間データファイル6から受刑在所期間データ(受刑在所期間C1)を読み出し(ステップS67)、受刑在所期間C1を予想受刑在所最長期間C_MAXに決定する(ステップS68)。例えば、受刑在所期間C1が31年である場合、予想受刑在所最長期間C_MAXは31年に決定されることになる。
一方、サーバー51は、最長の懲役期間P_MAXは無期でない(すなわち、有期である)と判断すれば、執行率データファイル28から執行率データ(執行率K)を読み出し(ステップS69)、最長の懲役期間P_MAXに執行率Kを乗算することによって得られる期間を予想受刑在所最長期間C_MAXに決定する(ステップS70)。
例えば、最長の懲役期間P_MAXが20年で、執行率Kが85%である場合、予想受刑在所最長期間C_MAXは17年に決定されることになる。
次に、サーバー51は、年齢A1(入力データ)に予想受刑在所期間C_MAXを加算することによって、釈放時の予想最高年齢A_MAXを算出し(ステップS71)、その後、選択データ(罪名)を元に、死刑有無データファイル39を検索して対応する死刑の有無データを抽出し(ステップS72)、抽出した死刑の有無データから、選択された罪名に対する死刑の有無を判断する(ステップS73)。
サーバー51は、選択された罪名に死刑が存在すると判断すれば、選択された罪名、入力された年齢A1、死刑が有ること、釈放時の予想最高年齢A_MAXなどを表した画面データD3を情報端末装置61に対して送信し(ステップS74)、選択された罪名に死刑は存在しないと判断すれば、選択された罪名、入力された年齢A1、釈放時の予想最高年齢A_MAXなどを表した画面データD3を情報端末装置61に対して送信する(ステップS75)。
情報端末装置61は、サーバー51からの画面データD3を受信すると(ステップS76)、罪名、加害者の現在の年齢、死刑の有無、そして釈放時の予想年齢などを表した画面を表示する(ステップS77)。
上記実施の形態(5)に係る情報提示方法を用いた情報提示システムによれば、ユーザーによって選択された罪名や、入力された加害者の年齢から、釈放時の予想年齢を算出して、提示することができる。
また、情報端末装置61は、既存のパソコンなどで良いので、利用範囲を簡単に広げることができる。
上記実施の形態(1)〜(4)に係る情報提示装置、上記実施の形態(5)に係る情報提示方法によれば、釈放時の予想年齢を提示する場合について説明しているが、別の実施の形態に係る情報提示装置、情報提示方法では、被害状況を入力できるようにし、入力された被害状況に基づいて、罪を犯したことによる加害者の金銭的負担を算出し、釈放時の予想年齢と合わせて、加害者の金銭的負担を提示するようにしても良い。
加害者には罪を犯したことによる金銭的負担が生じる。例えば、人を負傷させたり、死亡させた時に生じる損害賠償や、弁護士費用などが挙げられる。
このような金銭的負担を提示することによって、犯罪に対する代償がいかに大きいものであるのかを金銭面からも伝えることができ、犯罪の抑止効果を高めることができる。
損害賠償額については、事件毎で大きく異なるため、一般化するのは簡単ではないが、例えば、過去の事例から、被害者の年齢に応じた損害賠償額を設定すれば良い。
例えば、被害者が10代の場合はA円、20代の場合はB円、30代の場合はC円、40代の場合はD円などと設定し、20代の男性を2人死亡させた場合には、損害賠償額はB円の2倍とする。
なお、上記実施の形態に係る情報提示装置は、本発明に係る情報提示方法を採用した装置に対応し、また本発明に係る情報提示プログラムを採用した装置に対応するものである。
また、上記実施の形態に係る情報提示方法を採用した情報提示システムは、本発明に係る情報提示プログラムを採用した情報提示システムに対応するものである。
また、本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記情報提示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に対応する。
本発明の実施の形態(1)に係る情報提示装置の要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(1)に係る情報提示装置における中央処理装置の行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る情報提示装置における表示装置に対する表示の一例を示した図である。 実施の形態(1)に係る情報提示装置における表示装置に対する表示の一例を示した図である。 実施の形態(2)に係る情報提示装置の要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(2)に係る情報提示装置における中央処理装置の行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(3)に係る情報提示装置の要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(3)に係る情報提示装置における中央処理装置の行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(3)に係る情報提示装置における表示装置に対する表示の一例を示した図であり、(a)は無期懲役の場合を示し、(b)は有期懲役の場合を示している。 実施の形態(4)に係る情報提示装置の要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(4)に係る情報提示装置における中央処理装置の行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(4)に係る情報提示装置における表示装置に対する表示の一例を示した図であり、(a)は死刑有りの場合を示し、(b)は死刑無しの場合を示している。 実施の形態(5)に係る情報提示方法を用いた情報提示システムの要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(5)に係る情報提示方法を用いた情報提示システムを構成するサーバーの要部を概略的に示したブロック図である。 サーバーにおける中央処理装置の行う処理動作と情報端末装置の行う処理動作とを示したフローチャートである。 サーバーにおける中央処理装置の行う処理動作と情報端末装置の行う処理動作とを示したフローチャートである。
符号の説明
1、11、21、31 情報提示装置
2、52 中央処理装置
3、13、23、33、53 メインメモリ
3a、13a、23a、33a、53a 制御プログラム
4 表示装置
4a 表示パネル
5、15 懲役期間データファイル
6 受刑在所期間データファイル
7、57 通信バス
28 執行率データファイル
39 死刑有無データファイル
41 情報提示システム
51 サーバー
54 通信装置
61 情報端末装置

Claims (19)

  1. 罪名に対応付けて、それに対する懲役期間データが記憶された懲役期間データ記憶手段を用いて、犯罪の抑止に繋がる情報を提示するためのコンピュータによる情報提示方法であって、
    選択された罪名を元に、前記懲役期間データ記憶手段を検索して対応する懲役期間データを抽出する工程と、
    入力された加害者の年齢に、抽出した懲役期間データから決定される予想受刑在所期間を加算して、釈放時の予想年齢を算出する工程と、
    算出した釈放時の予想年齢を提示する工程とを有していることを特徴とする情報提示方法。
  2. 罪名に対応付けて、それに対する最長の懲役期間データが記憶された懲役期間データ記憶手段を用いて、犯罪の抑止に繋がる情報を提示するためのコンピュータによる情報提示方法であって、
    選択された罪名を元に、前記懲役期間データ記憶手段を検索して対応する最長の懲役期間データを抽出する工程と、
    入力された加害者の年齢に、抽出した最長の懲役期間データから決定される予想受刑在所期間を加算して、釈放時の予想年齢を算出する工程と、
    算出した釈放時の予想年齢を提示する工程とを有していることを特徴とする情報提示方法。
  3. 懲役期間が無期である場合、
    無期懲役における釈放までの受刑在所期間データが記憶された受刑在所期間データ記憶手段を用い、
    前記受刑在所期間データが示す期間を予想受刑在所期間に決定する工程を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の情報提示方法。
  4. 懲役期間が有期である場合、
    釈放までの刑の執行率データが記憶された執行率データ記憶手段を用い、
    懲役期間に前記執行率データが示す執行率を乗算することによって得られる期間を予想受刑在所期間に決定する工程を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の情報提示方法。
  5. 罪名に対応付けて、それに対する死刑の有無データが記憶された死刑有無データ記憶手段を用いて、選択された罪名に対する死刑の有無を判断する工程を有すると共に、
    釈放時の予想年齢の提示を、死刑の有無と合わせて提示することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の情報提示方法。
  6. 入力された被害状況に基づいて、罪を犯したことによる加害者の金銭的負担を算出する工程を有すると共に、
    釈放時の予想年齢の提示を、算出した金銭的負担と合わせて提示することを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の情報提示方法。
  7. 犯罪の抑止に繋がる情報を提示するためにコンピュータを、
    罪名に対応付けて、それに対する懲役期間データが記憶された懲役期間データ記憶手段、
    選択された罪名を元に、前記懲役期間データ記憶手段を検索して対応する懲役期間データを抽出する抽出手段、
    入力された加害者の年齢に、抽出した懲役期間データから決定される予想受刑在所期間を加算して、釈放時の予想年齢を算出する予想年齢算出手段、及び
    算出した釈放時の予想年齢を提示する提示手段、として機能させるための情報提示プログラム。
  8. 犯罪の抑止に繋がる情報を提示するためにコンピュータを、
    罪名に対応付けて、それに対する最長の懲役期間データが記憶された懲役期間データ記憶手段、
    選択された罪名を元に、前記懲役期間データ記憶手段を検索して対応する最長の懲役期間データを抽出する抽出手段、
    入力された加害者の年齢に、抽出した最長の懲役期間データから決定される予想受刑在所期間を加算して、釈放時の予想年齢を算出する予想年齢算出手段、及び
    算出した釈放時の予想年齢を提示する提示手段、として機能させるための情報提示プログラム。
  9. 前記コンピュータを、
    さらに、無期懲役における釈放までの受刑在所期間データが記憶された受刑在所期間データ記憶手段、及び
    懲役期間が無期である場合、前記受刑在所期間データ記憶手段に記憶されている受刑在所期間データが示す期間を予想受刑在所期間に決定する無期懲役受刑期間決定手段、として機能させるための請求項7又は請求項8記載の情報提示プログラム。
  10. 前記コンピュータを、
    さらに、有期懲役における刑の執行率データが記憶された執行率データ記憶手段、及び
    懲役期間が有期である場合、懲役期間に前記執行率データ記憶手段に記憶されている執行率データが示す執行率を乗算することによって得られる期間を予想受刑在所期間に決定する有期懲役受刑期間決定手段、として機能させるための請求項7〜9のいずれかの項に記載の情報提示プログラム。
  11. 前記コンピュータを、
    さらに、罪名に対応付けて、それに対する死刑の有無データが記憶された死刑有無データ記憶手段、及び
    該死刑有無データ記憶手段に記憶されている死刑の有無データに基づいて、選択された罪名に対する死刑の有無を判断する死刑有無判断手段、として機能させ、
    前記提示手段は、釈放時の予想年齢と合わせて、死刑の有無を提示することを特徴とする請求項7〜10のいずれかの項に記載の情報提示プログラム。
  12. 前記コンピュータを、
    さらに、入力された被害状況に基づいて、罪を犯したことによる加害者の金銭的負担を算出する金銭的負担算出手段として機能させ、
    前記提示手段は、釈放時の予想年齢と合わせて、算出した金銭的負担を提示することを特徴とする請求項7〜11のいずれかの項に記載の情報提示プログラム。
  13. 請求項7〜12のいずれかの項に記載の情報提示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 使用者が罪名の選択、及び加害者の年齢の入力を行うための操作手段と、
    罪名に対応付けて、それに対する懲役期間データが記憶された懲役期間データ記憶手段と、
    選択された罪名を元に、前記懲役期間データ記憶手段を検索して対応する懲役期間データを抽出する抽出手段と、
    入力された加害者の年齢に、抽出した懲役期間データから決定される予想受刑在所期間を加算して、釈放時の予想年齢を算出する予想年齢算出手段と、
    算出した釈放時の予想年齢を提示する提示手段とを備えていることを特徴とする情報提示装置。
  15. 使用者が罪名の選択、及び加害者の年齢の入力を行うための操作手段と、
    罪名に対応付けて、それに対する最長の懲役期間データが記憶された懲役期間データ記憶手段と、
    選択された罪名を元に、前記懲役期間データ記憶手段を検索して対応する最長の懲役期間データを抽出する抽出手段と、
    入力された加害者の年齢に、抽出した最長の懲役期間データから決定される予想受刑在所期間を加算して、釈放時の予想年齢を算出する予想年齢算出手段と、
    算出した釈放時の予想年齢を提示する提示手段とを備えていることを特徴とする情報提示装置。
  16. 無期懲役における釈放までの受刑在所期間データが記憶された受刑在所期間データ記憶手段と、
    懲役期間が無期である場合、前記受刑在所期間データ記憶手段に記憶されている受刑在所期間データが示す期間を予想受刑在所期間に決定する無期懲役受刑期間決定手段とを備えていることを特徴とする請求項14又は請求項15記載の情報提示装置。
  17. 有期懲役における刑の執行率データが記憶された執行率データ記憶手段と、
    懲役期間が有期である場合、懲役期間に前記執行率データ記憶手段に記憶されている執行率データが示す執行率を乗算することによって得られる期間を予想受刑在所期間に決定する有期懲役受刑期間決定手段とを備えていることを特徴とする請求項14〜16のいずれかの項に記載の情報提示装置。
  18. 罪名に対応付けて、それに対する死刑の有無データが記憶された死刑有無データ記憶手段と、
    該死刑有無データ記憶手段に記憶されている死刑の有無データに基づいて、選択された罪名に対する死刑の有無を判断する死刑有無判断手段とを備えると共に、
    前記提示手段が、釈放時の予想年齢と合わせて、死刑の有無を提示することを特徴とする請求項14〜17のいずれかの項に記載の情報提示装置。
  19. 入力された被害状況に基づいて、罪を犯したことによる加害者の金銭的負担を算出する金銭的負担算出手段を備えると共に、
    前記提示手段が、釈放時の予想年齢と合わせて、算出した金銭的負担を提示することを特徴とする請求項14〜18のいずれかの項に記載の情報提示装置。
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