JP2010090690A - Draining trap structure - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、排水トラップ構造に関するものである。 The present invention relates to a drain trap structure.
近年、集合住宅では、オール電化設備の普及が進んでおり、その給湯方式として、CO2冷媒ヒートポンプ給湯機や、潜熱回収型給湯機の普及が進んでいる。これらの給湯機は、温水を貯留する温水タンクを備えている。そして、メンテナンス時などに温水タンク内の温水を湯抜きできるようにするための排水設備が設置される。このような排水設備は、その入側に排水トラップを備えている。この排水トラップは、好ましくは、温水タンクの下方に設けられる。 In recent years, all-electric facilities have spread in apartment buildings, and CO2 refrigerant heat pump water heaters and latent heat recovery type water heaters have spread as hot water supply methods. These water heaters are provided with a hot water tank for storing hot water. Then, a drainage facility is installed so that hot water in the hot water tank can be drained during maintenance. Such a drainage facility has a drainage trap on its entry side. This drain trap is preferably provided below the hot water tank.
一般に、排水トラップは、上面に開口部を有し、側面に排水口を有する有底円筒容器状の排水トラップ本体と、この排水トラップ本体の内部に設けられた封水構造部とを備えている。 Generally, a drain trap includes a bottomed cylindrical container-shaped drain trap body having an opening on an upper surface and a drain port on a side surface, and a sealed structure provided inside the drain trap body. .
この封水構造部には、排水トラップ本体の底面から上方へ向けて延設された封水用外筒部と、封水用外筒部の内部に上方から挿入配置された排水導入用内筒部とを備えたものが存在している。この場合、排水トラップ本体の側面と封水用外筒部との間には排水用空間が形成され、封水用外筒部の内側には封水用空間が形成されることになる。 The sealing structure includes an outer cylinder portion for sealing that extends upward from the bottom surface of the drain trap main body, and an inner cylinder for drainage introduction that is inserted from above into the outer cylinder portion for sealing water. There is something with a part. In this case, a drainage space is formed between the side surface of the drain trap body and the outer cylinder portion for sealing, and a sealing space is formed inside the outer cylinder portion for sealing.
このような排水トラップには、例えば、特許文献1に示すようなものが存在している。特許文献1の排水トラップでは、封水用外筒部は、排水トラップ本体の底面から一体に延設されている。また、封水用外筒部は、部分円筒状周壁部と、切欠状面壁部とを有する切欠面付円筒形状を呈している。この封水用外筒部は、切欠状面壁部を、排水口へ向けた状態で設置されている。これに対し、排水導入用内筒部は、円筒状周壁部を有する円筒形状を呈している。
For example,
このような構成によれば、封水用外筒部の排水口に面した部分に切欠状面壁部を設けて、切欠状面壁部の分だけ排水口と切欠状面壁部との間のスペースを拡大することによって、排水口の周辺の清掃などを容易化することができるようにしている。
しかしながら、上記特許文献1に記載された排水トラップ構造では、封水用外筒部が、排水トラップ本体の底面に一体化(固定)されているため、封水用外筒部に切欠状面壁部を設けたとしても、切欠状面壁部の切欠可能量には限度があるため、それだけでは、排水口と切欠状面壁部との間に十分なスペース(清掃作業スペース)を確保するのが難しかった。
However, in the drain trap structure described in
また、切欠面付円筒形状をした封水用外筒部の内部に、円筒形状の排水導入用内筒部を設置するようにしているので、両者間の間隙を、周方向に一定にすることができなくなってしまう。そのため、上記した間隙が狭くなっている部分(封水用外筒部の切欠状面壁部と、排水導入用内筒部との間の部分)で、排水の流れが悪化するおそれがある。 In addition, since the cylindrical inner cylinder part for introducing drainage is installed inside the cylindrical part for sealing with a cylindrical shape with a notch, the gap between the two parts must be constant in the circumferential direction. Will not be able to. For this reason, there is a possibility that the flow of the drainage is deteriorated in the portion where the gap is narrow (the portion between the notched surface wall portion of the outer cylinder portion for sealing water and the inner cylinder portion for drainage introduction).
これに対し、上記した間隙が狭くなっている部分を拡げて、排水の流れの部分的な悪化を解消しようとすると、例えば、封水用外筒部や排水トラップ本体を大径化したり、反対に、排水導入用内筒部を小径化したりするなどの対策が必要になる。しかし、このようにした場合、他の部分の間隙が最適値よりも広くなり過ぎてしまうと共に、封水用外筒部や排水トラップ本体の大径化によって、排水トラップ全体の大型化を招いたり、排水導入用内筒部の小径化によって、排水トラップに対する排水流入量(または排水処理量)が低下したりすることになる。よって、排水トラップは、全体のバランスが崩れて非効率的なものとなってしまうおそれがある。 On the other hand, when trying to eliminate the partial deterioration of the flow of drainage by expanding the part where the gap is narrow, for example, the outer cylinder part for sealing water and the drain trap body are increased in diameter or In addition, it is necessary to take measures such as reducing the diameter of the inner cylinder portion for introducing drainage. However, if this is done, the gaps in other parts will become too wide than the optimum value, and the outer diameter of the outer cylinder for sealing and the drain trap body will increase, leading to an increase in the size of the entire drain trap. As a result of reducing the diameter of the inner cylinder part for introducing the drainage, the amount of drainage inflow (or the amount of wastewater treatment) to the drain trap is reduced. Therefore, the drain trap may be inefficient because the overall balance is lost.
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、上面に開口部を有し、側面に排水口を有する有底円筒容器状の排水トラップ本体と、該排水トラップ本体の内部に設けられた封水構造部とを備え、該封水構造部が、排水トラップ本体の底面側から上方へ向けて延設された封水用外筒部と、封水用外筒部の内部に上方から挿入配置された排水導入用内筒部とを備えて、前記排水トラップ本体の側面と封水用外筒部との間に排水用空間が形成されると共に、前記封水用外筒部の内側に封水用空間が形成された排水トラップ構造において、少なくとも前記封水用外筒部が、前記排水トラップ本体とは別部材にて構成され、前記封水用外筒部が、メンテナンス時に、排水トラップ本体の内部で、前記排水口とは反対側へ退避可能に構成されたことを特徴としている。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention described in
請求項2に記載された発明は、上記において、前記封水用外筒部が、部分円筒状周壁部と、切欠状面壁部とを有する切欠面付円筒形状を呈すると共に、前記排水導入用内筒部が、部分円筒状周壁部と、切欠状面壁部とを有する切欠面付円筒形状を呈し、前記封水用外筒部と前記排水導入用内筒部とが、前記各切欠状面壁部を前記排水口へ向けて周方向の位置を合わせた状態で二重に配置されたことを特徴としている。
The invention described in
請求項3に記載された発明は、上記において、前記排水トラップ本体の底面に、上方に凸形状の安定用座部が設けられると共に、前記封水用外筒部に、底壁部が設けられて、該底壁部に、前記安定用座部と対応する、上方に凸形状の安定用座部が設けられ、前記両安定用座部を合致させることにより、前記排水トラップ本体の底面に封水用外筒部の底壁部が安定設置可能となるように構成されていることを特徴としている。 According to a third aspect of the present invention, in the above, the bottom surface of the drain trap main body is provided with a convexly-shaped stabilization seat portion on the upper side, and the bottom wall portion is provided on the sealing outer cylinder portion. The bottom wall portion is provided with an upwardly convex stabilizing seat portion corresponding to the stabilizing seat portion, and sealing the bottom surface of the drain trap body by matching the both stabilizing seat portions. The bottom wall of the water outer cylinder is configured to be stably installed.
請求項4に記載された発明は、上記において、前記排水トラップ本体上面の開口部に対して蓋部材が着脱可能に設けられ、該蓋部材が、排水を導入可能な排水通過部を有すると共に、該排水通過部に、金網を設置可能な金網設置部が設けられたことを特徴としている。 According to a fourth aspect of the present invention, in the above, a lid member is detachably provided to the opening on the upper surface of the drain trap body, and the lid member has a drain passage portion through which drainage can be introduced, The drainage passage portion is provided with a wire mesh installation portion capable of installing a wire mesh.
請求項1の発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、排水トラップ本体とは別部材にて構成された封水用外筒部を、メンテナンス時に、排水トラップ本体の内部で、排水口とは反対側へ退避させられるようにすることにより、排水口と封水用外筒部との間に十分大きな清掃作業スペースを確保することが可能となり、以て、排水口およびその周辺の清掃を容易化することができる。この際、排水トラップ本体から封水用外筒部や、封水用外筒部の内側の排水導入用内筒部を取外すことなく、排水口およびその周辺の清掃を行うことが可能である。
According to invention of
請求項2の発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、封水用外筒部を、部分円筒状周壁部と、切欠状面壁部とを有する切欠面付円筒形状として、切欠状面壁部が排水口へ向いた状態で配置することにより、排水口と切欠状面壁部との間に、切欠状面壁部の分の清掃作業スペースを確保して、排水口の周辺の清掃を容易化することができる。加えて、共に切欠面付円筒形状を有する封水用外筒部と排水導入用内筒部とを、各切欠状面壁部が排水口へ向くと共に周方向の位置が合った状態で二重に配置することにより、メンテナンスのために封水用外筒部を退避させる際に、封水用外筒部が排水導入用内筒部に干渉して相互拘束を起こすようなことが発生し難くなるため、また、封水用外筒部の内側における排水導入用内筒部の可動範囲が拡がるため、退避時の封水用外筒部や排水導入用内筒部の取扱いを容易化して、排水口およびその周辺の清掃を、より一層容易化することができるようになる。そして、封水用外筒部と排水導入用内筒部とを、各切欠状面壁部が排水口へ向くと共に周方向の位置が合った状態で二重に配置することにより、両者間の間隙を周方向にほぼ一定で且つ最適な大きさとすることが可能となるため、部分的な排水の流れの悪化を防止すると共に、両者間の間隙を周方向にほぼ一定にするために、封水用外筒部や排水トラップ本体を大径化したり、または、排水導入用内筒部を小径化したりするなどの必要がなくなるので、排水トラップを効率的でバランスの良いものとすることができる。
According to invention of
請求項3の発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、排水トラップ本体の底面に設けた安定用座部によって、排水トラップ本体を安定して設置することができる。また、排水トラップ本体の底面に設けた安定用座部に、封水用外筒部の底壁部に設けた安定用座部を合致させることにより、排水トラップ本体の底面の上に封水用外筒部を安定設置することができる。
According to invention of
請求項4の発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、排水トラップ本体は、上面の開口部に対して蓋部材を着脱可能に取付けることができる。この蓋部材は、排水通過部を通して排水トラップ本体の内部に排水を導入するように機能する。更に、必要な場合に、排水通過部に設けられた金網設置部に金網を設置することによって、排水通過部からのゴミなどの侵入を積極的に防止することができるようになる。
According to invention of
本発明は、主に、排水口およびその周辺に、必要な時に、大きな清掃作業スペースを確保できるようにすることを目的としている。 An object of the present invention is to make it possible to ensure a large cleaning work space at the drain outlet and its periphery when necessary.
図1〜図14は、この発明の第1の実施例を示すものである。 1 to 14 show a first embodiment of the present invention.
<構成>まず、構成について説明する。 <Configuration> First, the configuration will be described.
この発明の排水トラップは、好ましくは、温水タンク排水口の下方(真下)に設けられる。このように、温水タンクの排水口の下方に設けられるため、排水トラップは、メンテナンスのために分解したり、作業員が目視作業を行うことが難しい状況に置かれることになる。 The drain trap of the present invention is preferably provided below (directly below) the hot water tank drain. Thus, since it is provided below the drain outlet of the hot water tank, the drain trap is placed in a situation where it is difficult to disassemble it for maintenance or for the operator to perform visual work.
そして、上記した排水トラップは、以下のような構成を備えている。 The drain trap described above has the following configuration.
即ち、図1に示すように、排水トラップ1は、上面に開口部2を有し、側面に排水口3を有する有底円筒容器状の排水トラップ本体4と、この排水トラップ本体4の内部に設けられた封水構造部5とを備えている。
That is, as shown in FIG. 1, the
封水構造部5は、排水トラップ本体4の底面6側から上方へ向けて延設された封水用外筒部7と、封水用外筒部7の内部に上方から挿入配置された排水導入用内筒部8とを備えている。そして、これらの構成により、排水トラップ本体4の内部には、排水トラップ本体4の側面と封水用外筒部7との間に排水用空間11が形成され、封水用外筒部7の内側に封水用空間12が形成されることになる。
The sealing
なお、上記以外の基本構成は、図示の通りであるが、以下に、若干の説明をする。 The basic configuration other than the above is as shown in the figure, but will be described briefly below.
まず、排水トラップ本体4は、図2〜図5に示されるようなものとされている(主に図2を参照のこと)。排水トラップ本体4は、上記した側面が、円筒状壁部15とされている。この円筒状壁部15は、下側のほとんどの部分が、その内部に、上記した排水用空間11及び封水用空間12を形成する容器部16によって構成されている。よって、以下、容器部16を、単に円筒状壁部15と言う場合がある。
First, the
この容器部16の上部には、下側から順に、中間取付部17(内筒取付部)と、上部取付部18(蓋取付部)とが、形成されている。これらは、好ましくは、後述するように、同心状に設けられる。中間取付部17と、上部取付部18とは、上記した容器部16に対して、径寸法(主に内径寸法)が順次大きくなるように構成されている。なお、容器部16と、中間取付部17と、上部取付部18とは、それぞれの機能を果たすのに必要な(一定の)高さ寸法に構成されている。
An intermediate attachment portion 17 (inner cylinder attachment portion) and an upper attachment portion 18 (lid attachment portion) are formed on the upper portion of the
上記した排水口3は、円筒状壁部15の容器部16の部分に(少なくとも)1箇所開口形成されている。排水口3は、容器部16の高さ方向の中央部よりも若干上寄りの位置に設けられている。排水口3の周囲には、図示しない排水管を、嵌着、接続可能な排水管接続口19が設けられている。この排水管接続口19は、円筒状壁部15の外周面から半径方向の外方へ向けて一体に突設されている。排水口3は、排水管の内径と等しい口径を有し、排水管接続口19は、排水管の外径と等しい内径を有するように構成されている。
The
そして、排水トラップ1は、上記した排水トラップ本体4の軸線21を、ほぼ上下方向へ向けた状態で、温水タンクの下面と設置床との間の、高さ約20cm位、または、それよりも低い、極く狭い空間に設置される。この際、排水トラップ1は、排水トラップ本体4の排水管接続口19が、温水タンクの外方へ向かうように設置される。そして、排水管は、排水を流下可能な所要の排水勾配を有して設置される。
The
また、図1に示すように、上記した封水構造部5は、排水トラップ本体4の内部に収容されるため、排水トラップ本体4よりも小径に構成される。そして、排水トラップ本体4の内部で、封水構造部5の外側に形成される排水用空間11は、排水口3の下縁部に達するまでは排水を貯留すると共に、排水口3の下縁部を越えた排水を上記した図示しない排水管を通して流下させるように機能するものとして構成されている。
In addition, as shown in FIG. 1, the above-described sealed
これに対し、封水構造部5の内側に形成される封水用空間12は、封水構造部5を構成する封水用外筒部7の上端部に達するまでは排水を貯留すると共に、封水用外部の上端部を越えた排水を排水用空間11へとオーバーフローさせるように機能するものとして構成されている。そして、この封水構造部5に貯留された水によって、排水口3と、排水導入用内筒部8の入口部との間の封水シールが行われるように構成されている。
On the other hand, the water-sealing
ここで、封水構造部5を構成する封水用外筒部7は、図6、図7に示されるようなものとされている(主に図6を参照のこと)。そして、上記したような封水構造部5としての機能が得られるようにするために、図1に示すように、封水用外筒部7の上端部は、排水口3の下縁部よりも高くなり、排水トラップ本体4の上面の開口部2よりも低くなるように設定されている。この場合には、封水用外筒部7の上端部は、排水口3の上縁部よりも低くなるように設定されている。
Here, the
また、封水構造部5を構成する排水導入用内筒部8は、図8、図9に示されるようなものとされている(主に図8を参照のこと)。この排水導入用内筒部8は、排水トラップ本体4に対して固定されるようにする必要がある。そのために、排水導入用内筒部8の上部には、逆円錐筒状の集水部25と、ほぼ水平なフランジ状の本体取付部26とが、下から順に設けられている。これらにより、排水導入用内筒部8は、漏斗状をした一体の内筒部材27の一部として構成される。そして、排水導入用内筒部8は、図1に示すように、上端側の本体取付部26が、主に、排水トラップ本体4の中間取付部17の内側に形成された中間段差部28に対して上方から嵌合されることにより、下方に対して係止されるようになっている。
Moreover, the
また、上記した本体取付部26の下面側と、中間段差部28の段下面との間には、環状のシール部材29が介在されるようになっている。そのために、本体取付部26は、中間段差部28に対して嵌合可能な部分(大径部分)の下方に、容器部16に対して嵌合可能な部分(小径部分)を有する段付形状を有しており、大径部分と小径部分との間の段差部を利用して、周方向へ延びるシール設置用段差部31が形成されるようになっている。そして、このシール設置用段差部31に対し、シール部材29が、圧縮状態で介在されるようになっている。そのために、上記した中間段差部28は、本体取付部26の大径部分の高さ寸法と、シール部材29の肉厚との和よりも若干高さ寸法が小さくなるように形成されている。なお、シール部材29には、Oリングやゴムパッキンなどのよく知られたものを使用することができる。この場合、本体取付部26は、シール設置用段差部31を形成するために、大径部分と小径部分とを設けた分だけ、排水導入用内筒部8の他の部分よりも厚肉に形成されている。
An
そして、上記した封水用外筒部7と排水導入用内筒部8との関係について説明すると、封水用外筒部7の内部に排水導入用内筒部8を挿入配置し得るようにするために、封水用外筒部7は、排水導入用内筒部8よりも大径に構成されると共に、封水用外筒部7の内周面と、排水導入用内筒部8の外周面との間には、半径方向に対して所要の間隙32が形成される。
Then, the relationship between the sealing water
一方、排水導入用内筒部8の下端部は、排水トラップ本体4の底面6や、後述する封水用外筒部7の底壁部33などと接することのないように、これらに対して軸線方向(軸線21)に所要の連通用隙間34を有して離間配置されている。この連通用隙間34は、封水用外筒部7と排水導入用内筒部8との間の間隙32とほぼ同程度か、または、それ以下の大きさのものとされている。
On the other hand, the lower end of the drainage-introducing
このような構成により、封水用空間12は、封水用外筒部7と排水導入用内筒部8との間隙32の部分に出側封水部35を有し、排水導入用内筒部8の内側に入側封水部36を有して、出側封水部35と入側封水部36とが、下側の連通用隙間34の部分で連通されたものとなる。
With such a configuration, the sealing
また、排水導入用内筒部8の上端部(集水部25の下端部との境界部分)は、上記した間隙32が狭くならないように、封水用外筒部7の上端部とほぼ同じかそれよりも若干高い位置に設定され、排水導入用内筒部8の上部の集水部25と、本体取付部26とは、排水トラップ本体4の内部の、封水用外筒部7の上端部よりも上方の空間内に、排水用空間11の上方に拡がった状態で、収容配置されるように設定されている。
Moreover, the upper end part (boundary part with the lower end part of the water collection part 25) of the
なお、排水トラップ1を構成する各部品(排水トラップ本体4、封水用外筒部7、排水導入用内筒部8、後述する蓋部材38など)は、それぞれ樹脂成形品によって構成されている。
In addition, each component (the drain trap
そして、以上のような基本構成に対し、この実施例のものでは、以下のような構成を備えるようにしている。 In addition to the basic configuration as described above, the present embodiment has the following configuration.
(1)少なくとも封水用外筒部7を、排水トラップ本体4とは別部材にて構成する。そして、封水用外筒部7が、メンテナンス時に、排水トラップ本体4の内部で、排水口3とは反対側へ退避可能となるように構成する。
(1) At least the sealing
即ち、排水トラップ本体4と封水用外筒部7とを部品分割して、排水トラップ本体4を、封水用外筒非設置型排水トラップ本体とすると共に、封水用外筒部7を、本体別体型封水用外筒部とする。そして、この本体別体型封水用外筒部を、退避可能型封水用外筒部とする。これにより、排水トラップ1が、排水トラップ本体4から、封水用外筒部7や排水導入用内筒部8などを取外さないままの状態で、排水口3と封水用外筒部7との間に、大きな清掃作業スペースを確保し得るような、非分解型清掃可能構造(または非分解型清掃容易構造)を持つものとされる(もちろん分解して清掃することも可能である)。
That is, the
そのために、まず、使用時に封水用外筒部7を排水トラップ本体4の内部の所定のセット位置に位置決め保持可能な外筒保持部41が設けられる。この外筒保持部41は、排水トラップ本体4と封水用外筒部7との間に設けられる。
For this purpose, first, an outer
この場合、外筒保持部41は、排水トラップ本体4の内部における、底面6(の上面)と、円筒状壁部15(の内周面)との間のコーナー部分に突設形成された保持用リブ42などとされている。この保持用リブ42は、排水トラップ本体4のほぼ中心へ向けて(半径方向に)延設される。この保持用リブ42は、半径方向に対しては、排水トラップ本体4の内周面と外筒保持部41の外周面との間のクリアランス43と等しい長さを有している。
In this case, the outer
そして、この保持用リブ42は、排水トラップ本体4の軸線21に沿ってほぼ上下方向に延設されている。この保持用リブ42は、封水用外筒部7の側面に対して当接保持可能な側面保持部44を備えている。この側面保持部44は、封水用外筒部7の外周面に当接し、半径方向に対して係止保持可能なものとされている。この側面保持部44は、排水トラップ本体4の軸線21と平行な方向へ延びる平行部45とされている。なお、この側面保持部44は、余り高いと封水用外筒部7を退避させる際に、封水用外筒部7の持上げ量が大きくなってしまうので、上下方向に対して余り高くならないようにするのが好ましい。この場合には、封水用外筒部7を保持できる最低限の高さに設定されている。より具体的には、側面保持部44は、封水用外筒部7の一般的な部分(例えば、後述する底壁部33など)の肉厚などとほぼ等しい高さなどとされている。
The holding
そして、上記した外筒保持部41の少なくとも一部が、メンテナンス時に封水用外筒部7を、上記した所定のセット位置から退避可能な退避可能保持部46となるようにする。
In addition, at least a part of the outer
そのために、上記した保持用リブ42の側面保持部44の上方に、取付時には、封水用外筒部7を上記した所定のセット位置へと案内すると共に、退避時には、封水用外筒部7を退避方向へ向けて案内可能なガイド部47が設けられる。
Therefore, above the side
このガイド部47は、上方へ進むに従い排水トラップ本体4の外方へ向かう傾斜部48とされている。特に、少なくとも、封水用外筒部7の退避方向に位置する保持用リブ42のガイド部47については、封水用外筒部7の初期退避量をより大きく確保できるようにするために、ガイド部47の傾斜部48を、内方は傾斜角度が緩く、外方へ進むに従い傾斜角度が急になる傾斜曲線状部49としている。
The guide portion 47 is an inclined portion 48 that goes outward from the
より具体的には、上記した保持用リブ42は、最も効率的な配置として、図3に示すように、排水口3の中心51の位置を基準として、排水トラップ本体4の周方向に90度の位相を有して周方向に3箇所設けられている。この場合、封水用外筒部7の退避方向は、排水トラップ本体4の、排水口3とは、180度反対側の位置へ向かう方向に設定されている。そして、排水口3の中心51から排水トラップ本体4の周方向に90度と270度の位置に存する保持用リブ42の側面保持部44は、退避方向と直交する半径方向に対して封水用外筒部7を保持するものとされる。また、排水口3の中心51から排水トラップ本体4の周方向に180度の位置に存する保持用リブ42の側面保持部44は、退避方向に対して封水用外筒部7を保持するものとされる。
More specifically, the above-described holding
なお、排水口3の部分については、退避方向と反対の半径方向に対して封水用外筒部7を位置決め保持するための外筒保持部41が必要となる。そのために、上記した保持用リブ42と同様のものを設けることも構造的に可能ではあるが、リブサイズが大きくなったり、清掃作業の妨げとなったりするなどのおそれがある。よって、このような問題が生じないように、この場合には、上記とは別の外筒保持部41として、封水用外筒部7の下部に、排水トラップ本体4の底面6に沿って排水口3の側へ向かう外方延長部53を設けて、この外方延長部53と排水トラップ本体4との間で、上記した退避方向とは反対の半径方向の位置決め保持を行わせ得るように構成している。この外方延長部53は、図7に示すように、封水用外筒部7の外径と等しい幅寸法を有すると共に、先端部に排水トラップ本体4の内周面と合致する円弧状の縁部を有するものとされている。
In addition, about the part of the
(2)上記において、封水用外筒部7が、部分円筒状周壁部55と、(少なくとも一つの)切欠状面壁部56とを有する切欠面付円筒形状を呈するものとされる(切欠面付円筒体)。同様に、排水導入用内筒部8が、部分円筒状周壁部57と、(少なくとも一つの)切欠状面壁部58とを有する切欠面付円筒形状を呈するものとされる(切欠面付円筒体)。そして、封水用外筒部7と排水導入用内筒部8とが、各切欠状面壁部56,58を排水口3へ向けて周方向の位置を合わせた状態で二重に配置されている。
(2) In the above, the
ここで、封水用外筒部7と排水導入用内筒部8とは、それぞれ、部分円筒状周壁部55,57と切欠状面壁部56,58とが、周方向に切れ目なく連続されている。封水用外筒部7と排水導入用内筒部8とは、排水トラップ本体4に対して同心状に配置されるのが、最もコンパクトで合理的な構造となるので、この場合も、そのように構成されている。よって、上記した封水用外筒部7の所定のセット位置は、この同心状配置によって定められることになる。また、上記したクリアランス43は、排水トラップ本体4の内周面と、外筒保持部41の部分円筒状周壁部55の外周面との間にできるものとする。
Here, as for the
そして、上記した両切欠状面壁部56,58は、封水用外筒部7および排水導入用内筒部8の軸線21の延長方向(軸線方向)へ向けて延設形成されている。また、両切欠状面壁部56,58は、排水口3の中心51(中心線)に対してほぼ面直な方向へ向き、互いに平行となる面として形成されている。
The both notched
更に、封水用外筒部7と排水導入用内筒部8との間隙32が、全体として、周方向にほぼ均一で且つ最適なものとなるように、上記した切欠状面壁部56の切欠量60や、切欠状面壁部58の切欠量が設定される。即ち、両切欠状面壁部56,58の間隙32が、両部分円筒状周壁部55,57の間隙32とほぼ等しくなるように、両切欠状面壁部56,58が設定される。
Further, the notch of the notched
なお、切欠状面壁部56の切欠量60は、半径方向の最大値で示している。また、排水導入用内筒部8に切欠状面壁部58が設けられることに伴い、排水導入用内筒部8の集水部25には、切欠状面壁部58と対応する上側の部分の形状を調整するための平坦な切欠面部59が形成されることになる。
In addition, the
また、切欠面付円筒形状とすることによって、排水導入用内筒部8が、周方向に不均等な形状となったことに伴い、排水トラップ本体4と排水導入用内筒部8との間には、周方向に対する位置決めを行わせるための周方向位置決め部61が設けられる。この周方向位置決め部61は、図8、図9に示すように、排水導入用内筒部8の本体取付部26から少なくとも半径方向へ向けて突設された位置決め突起62を有している。これに対し、排水トラップ本体4の中間取付部17(の内側の中間段差部28)や上部段差部81には、図2、図3に示すように、周方向位置決め部61として、位置決め突起62を受けることによって周方向の位置決めが可能な突起受部63が設けられる。この周方向位置決め部61を構成する位置決め突起62と突起受部63とは、この場合、上記した排水口3とは反対側の位置(退避方向の位置)に少なくとも1箇所設けられている。また、内側の中間段差部28などに突起受部63を凹設形成したことに伴い、中間取付部17における突起受部63を設けた部分の外側は、必要な強度を有することができるように、部分的に外方へ突出するような形状に構成されている(補強用の外方突出形状部)。
In addition, by adopting a cylindrical shape with a notch surface, the drainage-introducing
(3)上記において、図1に示すように、排水トラップ本体4の底面6に、上方に凸形状の安定用座部65が設けられる。一方、封水用外筒部7には、底壁部33が設けられる。この底壁部33に、安定用座部65と対応する、上方に凸形状の安定用座部66が設けられる。そして、両安定用座部65,66を合致させることにより、排水トラップ本体4の底面6に封水用外筒部7の底壁部33が安定設置可能となるように構成する。
(3) In the above, as shown in FIG. 1, an upwardly convex stabilizing
即ち、排水トラップ本体4の底面6と、封水用外筒部7の底壁部33との間に、安定設置構造部が設けられるようにする。
That is, the stable installation structure portion is provided between the
ここで、封水用外筒部7の底壁部33は、排水トラップ本体4の底面6の上に直接当接配置可能なものとされる。封水用外筒部7の底壁部33は、封水用外筒部7の底面6を閉口して排水受容器を構成可能な筒端閉口部67を有している。また、上記した外方延長部53も封水用外筒部7の底壁部33の一部とされる。この封水用外筒部7の底壁部33は、図7に示すように、全体として、平面視で、退避方向とその反対方向に、曲率半径が異なる曲線状の縁部を有すると共に、退避方向と直交する方向の両側に平行な縁部を有する、変形した小判型のものなどとなる。これらの底壁部33と封水用外筒部7とによって、一体の外筒部材68が構成されている。
Here, the
そして、図1に示すように、排水トラップ本体4の底面6の安定用座部65と、封水用外筒部7の底壁部33の安定用座部66とは、互いの位置を合わせた状態で、相互に隙間無く嵌り合い、重なり合うような位置、形状および大きさとなるように構成される。なお、両安定用座部65,66は、それ自体で排水トラップ本体4と封水用外筒部7との間の位置決め部として機能するものとなり得ると共に、外筒保持部41をより小型化するために、外筒保持部41を補助し得るものともなる(補助外筒保持部)。
And as shown in FIG. 1, the
更に、これらの両安定用座部65,66は、どのような形状としても良いが、好ましくは、排水トラップ1の基本的な機能に影響を与えないようにするため、封水用外筒部7の内側部分に納まるような大きさに形成される。この場合には、両安定用座部65,66は、排水トラップ本体4の中心(軸線21の位置)から、封水用外筒部7の切欠状面壁部56までの最短距離の長さまたはそれ以下の長さの半径を有する円形状の範囲に、部分球面状のものとして設けられている。この部分球面状の両安定用座部65,66は、それぞれ、排水トラップ本体4の底面6および封水用外筒部7の底壁部33の肉厚程度分だけ上方へ突出した大きさのものなどとされている。この両安定用座部65,66の高さは、側面保持部44の平行部45の高さとほぼ同じである。
Further, these both stabilizing
また、この部分球面状の両安定用座部65,66は、それぞれ、排水トラップ本体4の底面6および封水用外筒部7の底壁部33の肉厚とほぼ同じ肉厚に形成されることにより、両安定用座部65,66の下面側が凹部とされている。好ましくは、これらの凹部の位置に、排水トラップ本体4および封水用外筒部7を射出成形する際の注入ゲートを設けて、注入ゲートが外部から目立たないようにする。
Further, the partially spherical both stabilizing
(4)上記において、排水トラップ本体4上面の開口部2に対して着脱可能な蓋部材38を設ける。この蓋部材38は、外部から排水を導入可能な排水通過部71を有している。そして、排水通過部71に、金網72を設置可能な金網設置部73が設けられる。
(4) In the above, the
ここで、蓋部材38は、図10〜図14に示されるようなものとされている。この蓋部材38は、全体として、円板状を呈している。より詳しくは、蓋部材38は、環状の外枠部74と、この外枠部74の内側に設けられた桟状部分75とを備えている。この場合、桟状部分75は、少なくとも1本の環状桟部76と、この環状桟部76と外枠部74との間、または、環状桟部76が複数本有る場合には、複数本の環状桟部76の間を連結する複数の放射状桟部77とを有している。排水通過部71は、この桟状部分75の間に形成された貫通孔として形成される。
Here, the
より具体的には、この場合、桟状部分75は、大小二重の環状桟部76と、この二重の環状桟部76間に周方向に均等な間隔を有して架設された6本の放射状桟部77とで構成されている。また、排水通過部71は、小径の環状桟部76の内側に1個の円形状のものと、大小二重の環状桟部76の間に放射状桟部77によって仕切られた6個の円弧状(または扇形)のものとが形成されている。小径の環状桟部76は、排水導入用内筒部8とほぼ等しい大きさのものとされ、大径の環状桟部76は、外枠部74に一体化されている。外枠部74および複数の環状桟部76は、同心状に形成されている。なお、環状桟部76および放射状桟部77の数については、これに限るものではない。また、桟状部分75は、これに限らず、格子状などとすることもできる。
More specifically, in this case, the
また、金網設置部73は、例えば、蓋部材38に設けられる。この実施例の場合、金網設置部73は、蓋部材38の上面側に設けられている。より具体的には、金網設置部73は、桟状部分75の上側の部分に形成される。この金網設置部73は、桟状部分75の上面部分に形成されて、外枠部74の上面よりも一段低くされた金網設置用段差部78などとして構成されている。この金網設置用段差部78は、外枠部74の上面に対して、金網72の厚さ寸法程度分だけ低い段差量を有して形成されている。これ(金網設置用段差部78)に対応させて、金網72は、桟状部分75全体とほぼ等しいかそれよりも一回り大きい面形状を有するものなどとされている。これにより、金網72は、必要な場合に、金網設置用段差部78に上方から設置(載置・嵌合)すれば良いものとされる。
Further, the wire
そして、上記した円板状の蓋部材38は、排水トラップ本体4の上部取付部18の内側に形成された上部段差部81に対して上方から嵌合されることにより、下方に対して係止されるようになっている。なお、上部段差部81に取付けられることにより、蓋部材38は、排水トラップ本体4などと同心状に設置されることとなる。
The disc-shaped
更に、蓋部材38を、排水導入用内筒部8およびシール部材29に対する押え部材として機能させ得るようにする。そのために、蓋部材38と上部段差部81との間には、蓋部材38を固定するためのロック機構部82が設けられる。このロック機構部82は、雄ネジ部と雌ネジ部とを有するネジ機構などとしても良いが、この場合には、蓋部材38を所要角度だけ回転させることによって簡単にロックが掛かるようにした簡易ロック機構としている。
Further, the
この簡易ロック機構(ロック機構部82)は、上部段差部81の段差側面から内方へ向けて一体に突設されたロック用爪部84(図2、図3など参照のこと)と、このロック用爪部84に対応させて蓋部材38(の外枠部74)の外周部に形成された爪案内部85とを有している。
This simple locking mechanism (locking mechanism portion 82) includes a locking claw portion 84 (see FIGS. 2 and 3) integrally projecting from the step side surface of the
この場合、ロック用爪部84は、周方向へ延びる突条などとされている。また、爪案内部85は、ロック用爪部84を収容可能な溝形状とされている。この溝形状の爪案内部85は、例えば、蓋部材38の下面側に達して上方からロック用爪部84を収容可能な縦方向案内部86と、縦方向案内部86の上端部から蓋部材38の外周部に沿って、周方向へ所要の角度分だけ延びる横方向案内部87とを有している。この場合、縦方向案内部86は縦溝部とされ、横方向案内部87は横溝部とされている。縦方向案内部86の上端部は、蓋部材38の上面側に達しないように設定されている。縦方向案内部86と横方向案内部87の、溝幅および溝深さは、それぞれロック用爪部84の形状に合うように構成されている。この横方向案内部87は、上記したシール部材29を、圧縮状態に締め込み得るようにするために(シール圧縮機構)、緩い上がり勾配を有している(勾配付き横溝)。
In this case, the locking
より具体的には、このロック機構部82は、周方向に90度以下の位相を有して4箇所設けられている。特に、ロック用爪部84は、上記した保持用リブ42と、上下方向に重ならないようにするために、周方向に位相をズラせて(この場合には45度ズラせて)設けられている。横方向案内部87は、周方向に90度以下の範囲の部分に形成されている。但し、ロック機構部82の設置箇所および、設置個数などについては、これに限るものではない。
More specifically, the
なお、蓋部材38は、外枠部74の外周面に爪案内部85を形成したり、桟状部分75の上方に金網設置用段差部78を設けたりするのに必要な分の肉厚を有するように、全体として厚肉に構成されている。これに対し、排水トラップ本体4の上部取付部18の内側に形成された上部段差部81は、軸線21の延長方向の寸法が、蓋部材38の肉厚よりも若干高くなるように構成されている。これにより、蓋部材38の上面は、排水トラップ本体4の上面の開口部2よりも僅かに低くなるように取付けられることになる。
The
<作用>次に、この実施例の作用について説明する。 <Operation> Next, the operation of this embodiment will be described.
(排水トラップ1の組み立て) まず、図1に示すように、排水トラップ1を組み立てる。即ち、排水トラップ本体4の内部に、封水用外筒部7(外筒部材68)と排水導入用内筒部8(内筒部材27)とを上方から挿入配置し、排水トラップ本体4の上面の開口部2に蓋部材38を取付けるようにする。
(Assembly of drain trap 1) First, as shown in FIG. 1, the
排水トラップ本体4の内部に、封水用外筒部7を挿入配置する際には、まず、排水トラップ本体4の底面6の上に、封水用外筒部7の底壁部33を当接配置させるようにする。すると、排水トラップ本体4の底面6に設けた安定用座部65に、外筒部材68の底壁部33に設けた安定用座部66が嵌合、合致されることにより、排水トラップ本体4の底面6の上に封水用外筒部7が安定設置され、封水用外筒部7が所定のセット位置にセットされる。
When inserting and arranging the sealing water
この時、排水トラップ本体4と封水用外筒部7との間に設けられた外筒保持部41によって、封水用外筒部7は、排水トラップ本体4の内部の所定のセット位置に位置決め保持される。この封水用外筒部7の位置決め保持は、保持用リブ42の側面保持部44が封水用外筒部7の側面(下部)に当接して、半径方向に係止することなどによって行われる。
At this time, the outer
この際、保持用リブ42の側面保持部44の上方に設けたガイド部47が、傾斜部48または傾斜曲線状部49に沿って封水用外筒部7を下方に案内することにより、封水用外筒部7を、容易に上記した所定のセット位置に位置決めさせることができる。
At this time, the guide portion 47 provided above the side
なお、排水口3の部分については、封水用外筒部7の下部に設けた外方延長部53と、排水トラップ本体4の対応する内周面との間で、位置決め保持が行われる。
In addition, about the part of the
次に、封水用外筒部7の内部に排水導入用内筒部8を挿入配置する際には、排水導入用内筒部8の上端の本体取付部26を、排水トラップ本体4の中間取付部17の内側に形成された中間段差部28に対して上方から嵌合させ、下方に対して係止させるようにする。この際、本体取付部26の下面に形成されたシール設置用段差部31と、中間段差部28の段下面との間に、図示しない環状のシール部材29が介在されるようにする。
Next, when the drainage-introducing
更に、排水導入用内筒部8に設けた位置決め突起62を、排水トラップ本体4の中間段差部28に設けた突起受部63に嵌合することにより、排水トラップ本体4に対して排水導入用内筒部8を周方向に位置決めさせるようにする。
Further, the
最後に、排水トラップ本体4の上面の開口部2に蓋部材38を取付ける際には、円板状の蓋部材38を、排水トラップ本体4の上部取付部18の内側に形成された上部段差部81に対して上方から嵌合させ、下方に対して係止させるようにする。
Finally, when attaching the
この際、上部段差部81の段差側面から内方へ向けて一体に突設されたロック用爪部84に対し、蓋部材38(の外枠部74)の外周部に形成された爪案内部85の縦方向案内部86を上方から位置合わせして、ロック用爪部84を上端部に達するまで縦方向案内部86の内部に収容させる。その後、蓋部材38を横方向案内部87に沿って所要角度だけ回転させることによって、ロック用爪部84を横方向案内部87の先端側まで移動させ、ロックを掛けるようにする。
At this time, the claw guide portion formed on the outer peripheral portion of the lid member 38 (the
すると、横方向案内部87は、緩い上がり勾配を有しているため、蓋部材38は、下方へ向けて若干変位されることとなり、これによって、排水導入用内筒部8は上から押え付けられると共に、上記したシール部材29は、排水導入用内筒部8の本体取付部26を介して間接的に圧縮状態に締め込まれることとなる。このように、シール部材29を間接的に締め込むようにしたことにより、シール部材29と排水導入用内筒部8の本体取付部26との間に、周方向の相対変位を生じることがない状態で、シール部材29の締め込みを行うことができるので、シール部材29の損傷や劣化を防止して、シール性能を長期間維持すること、及び、シール部材29の部品寿命を延ばすことなどが可能となる。
Then, since the lateral
(排水トラップ1の設置) このようにして組み立てられた排水トラップ1を、好ましくは、給湯機(例えば、CO2冷媒ヒートポンプ給湯機や潜熱回収型給湯機)の温水タンクの排水口3の下方(真下)などに設置させるようにする。排水トラップ1は、排水トラップ本体4の軸線21を、ほぼ上下方向へ向けた状態にして、温水タンクの下面と設置床との間の空間に設置される。この際、排水トラップ1は、排水トラップ本体4の排水管接続口19が、温水タンクの外方へ向くように設置させる。そして、排水管接続口19に対し、排水管を、排水を流下可能な所要の排水勾配を有して接続し、排水設備を構築させるようにする。
(Installation of drain trap 1) The
なお、上記したように、排水トラップ1が温水タンクの真下に設置される場合には、外部からのゴミの侵入を心配する必要がほとんどないので、ほぼ不要であると思われるが、例えば、排水トラップ1が、温水タンクの真下に設置されずに、少なくとも一部が外部に露出されたような、外部からのゴミの侵入が懸念される場合などには、蓋部材38の上部に設けられた金網設置部73に金網72を取付けるようにする。
As described above, when the
また、排水トラップ1の設置後には、排水トラップ1に水を入れることにより、封水構造部5を水で封水シールさせておくようにする。
In addition, after the
(温水タンクからの湯抜き) 給湯機のメンテナンスのために温水タンクを湯抜きすると、温水タンクから排水されたお湯は、蓋部材38の排水通過部71を通り(金網72を設置した場合には、先に金網72を通過する)、排水導入用内筒部8の逆円錐筒状をした集水部25によって集められて、排水導入用内筒部8の内側(入側封水部36)へ入り、排水導入用内筒部8の下側の連通用隙間34から、排水導入用内筒部8と封水用外筒部7との間(出側封水部35)へ導入および分配され、封水用外筒部7の上端部から封水用外筒部7と排水トラップ本体4との間(排水用空間11)へとオーバーフローされて、最後に、排水口3から排水管へと排水されることになる。
(Draining hot water from the hot water tank) When the hot water tank is drained for maintenance of the water heater, the hot water drained from the hot water tank passes through the
(排水設備及び排水トラップ1のメンテナンスや清掃) 排水設備及び排水トラップ1のメンテナンスや清掃は、以下のようにして行う。なお、温水タンクの真下に排水トラップ1が設置されている場合には、作業員は、温水タンクと設置床との間の狭い空間に、排水口3が設けられた側から腕を挿入しつつ、目視できない状態で作業を行うことになる。
(Maintenance and cleaning of drainage facility and drain trap 1) Maintenance and cleaning of drainage facility and drain
先ず、作業員は、蓋部材38を上記とは反対方向に回転して、上記とは反対の手順で排水トラップ本体4の開口部2から蓋部材38を取外す。蓋部材38は、排水トラップ1と、その上方の温水タンクとの間に、腕が挿入できる空間があれば、簡単に取外すことができる。
First, the worker rotates the
次に、排水導入用内筒部8を持上げるようにする。排水導入用内筒部8は、上端の本体取付部26を、排水トラップ本体4の中間段差部28から外す(係合解除する)ことで、排水トラップ本体4から引き抜かなくても、ほぼフリー状態となるので、簡単に退避方向などへと移動させることが可能となる。
Next, the
そして、排水導入用内筒部8が、上記したフリー状態になると、外部から、中間段差部28と本体取付部26との間にできる隙間を通して封水用外筒部7に直接触れることができるようになるので、この状態で、封水用外筒部7を若干持上げて上記した退避方向へ移動させるようにする。この際、封水用外筒部7の持上げ量は、保持用リブ42の側面保持部44の高さを越える程度の、ほんの僅かの量で良い。これにより、保持用リブ42の側面保持部44の上方に設けたガイド部47に沿って封水用外筒部7の底壁部33を案内し、封水用外筒部7を退避方向へと移動させることができる。
When the drainage-introducing
すると、封水用外筒部7は、排水トラップ本体4に当るまで退避方向へ移動させることができるので、封水用外筒部7と排水口3との間に、可能な限り大きな清掃作業スペースを確保することが可能となる。この場合、確保できる清掃作業スペースは、最大で、排水トラップ本体4の内周面と、封水用外筒部7の部分円筒状周壁部55との間の組立時のクリアランス43を倍にして、切欠状面壁部56の切欠量60を足した大きさとなる。こうしてできた清掃作業スペースを利用することにより、排水トラップ1のメンテナンスや、排水口3周辺や排水管などの排水設備の清掃作業などを行うことができる。なお、フリー状態になった排水導入用内筒部8については、可動範囲内で、封水用外筒部7と干渉して相互拘束を生じるようなことのない位置へと随時逃がすようにすれば良い。
Then, since the
このようにすることにより、排水トラップ1は、清掃作業やメンテナンスのために完全に分解したり、作業員が目視作業を行ったりするのが難しい状況に設置されているような場合であっても、排水トラップ本体4から、排水導入用内筒部8や封水用外筒部7を引き抜いたり取外したりすることなく、排水トラップ本体4の内部で、排水導入用内筒部8や封水用外筒部7を退避させた状態にするだけで、簡単に、排水トラップ1や排水設備に対する清掃作業やメンテナンスなどを行うことができる。
By doing in this way, even if the
なお、排水トラップ1の上方に十分な空間が有ることにより、排水トラップ本体4から、排水導入用内筒部8や封水用外筒部7を引き抜いたり取外したりすることができるような場合には、排水トラップ本体4から排水導入用内筒部8や封水用外筒部7を取外して、清掃作業やメンテナンスを行うようにすれば良いことは勿論である。
When there is a sufficient space above the
また、メンテナンスの終了後には、排水トラップ1を、元通りに組み立てておくようにする。この際、上記したように、排水導入用内筒部8や封水用外筒部7が、排水トラップ本体4から完全に引き抜かれていない半組立状態となっており、また、封水用外筒部7と排水トラップ本体4との間には、安定用座部65,66や外筒保持部41などのガイドとなる構造が備えられているので、比較的簡単に元の状態に組み立てることができる。
In addition, after the maintenance is completed, the
この実施例によれば、以下のような作用効果を得ることができる。 According to this embodiment, the following operational effects can be obtained.
(1)上面に開口部2を有し、側面に排水口3を有する有底円筒容器状の排水トラップ本体4と、排水トラップ本体4の内部に設けられた封水構造部5とを備え、封水構造部5が、排水トラップ本体4の底面6側から上方へ向けて延設された封水用外筒部7と、封水用外筒部7の内部に上方から挿入配置された排水導入用内筒部8とを備えて、排水トラップ本体4の側面と封水用外筒部7との間に排水用空間11が形成されると共に、封水用外筒部7の内側に封水用空間12が形成された排水トラップ構造において、少なくとも封水用外筒部7が、排水トラップ本体4とは別部材にて構成され、封水用外筒部7が、メンテナンス時に、排水トラップ本体4の内部で、排水口3とは反対側へ退避可能に構成されたことによって、以下のような作用効果を得ることができる。
(1) A bottomed cylindrical container-shaped
即ち、排水トラップ本体4とは別部材にて構成された封水用外筒部7を、メンテナンス時に、排水トラップ本体4の内部で、排水口3とは反対側へ退避させられるようにすることにより、排水口3と封水用外筒部7との間に十分大きな清掃作業スペースを確保することが可能となり、以て、排水口3およびその周辺の清掃を容易化することができる。この際、排水トラップ本体4から封水用外筒部7や、封水用外筒部7の内側の排水導入用内筒部8を取外すことなく、排水口3およびその周辺の清掃を行うことが可能である。なお、排水トラップ1の通常の使用時には、上記した清掃作業スペースを出現させる必要がないことは勿論である。
That is, the
(2)上記において、封水用外筒部7が、部分円筒状周壁部55と、切欠状面壁部56とを有する切欠面付円筒形状を呈すると共に、排水導入用内筒部8が、部分円筒状周壁部57と、切欠状面壁部58とを有する切欠面付円筒形状を呈し、封水用外筒部7と排水導入用内筒部8とが、各切欠状面壁部56,58を排水口3へ向けて周方向の位置を合わせた状態で二重に配置されたことによって、以下のような作用効果を得ることができる。
(2) In the above, the
即ち、封水用外筒部7を、部分円筒状周壁部55と、切欠状面壁部56とを有する切欠面付円筒形状として、切欠状面壁部56が排水口3へ向いた状態で配置することにより、排水口3と切欠状面壁部56との間に、切欠状面壁部56の分の清掃作業スペースを(常時)確保して、排水口3の周辺の清掃を容易化することができる。
That is, the
加えて、共に切欠面付円筒形状を有する封水用外筒部7と排水導入用内筒部8とを、各切欠状面壁部56,58が排水口3へ向くと共に周方向の位置が合った状態で二重に配置することにより、メンテナンスのために封水用外筒部7を退避させる際に、封水用外筒部7が排水導入用内筒部8に干渉して相互拘束を起こすようなことが発生し難くなるため、また、封水用外筒部7の内側における排水導入用内筒部8の(半径方向に対する)可動範囲が拡がるため、退避時の、封水用外筒部7や排水導入用内筒部8の取扱いを容易化して、排水口3およびその周辺の清掃を、より一層容易化することができるようになる。
In addition, the
そして、封水用外筒部7と排水導入用内筒部8とを、各切欠状面壁部56,58が排水口3へ向くと共に周方向の位置が合った状態で二重に配置することにより、両者間の間隙32を周方向にほぼ一定で且つ最適な大きさとすることが可能となるため、部分的な排水の流れの悪化を防止すると共に、両者間の間隙32を周方向にほぼ一定にするために、封水用外筒部7や排水トラップ本体4を大径化したり、または、排水導入用内筒部8を小径化したりするなどの必要がなくなるので、排水トラップ1を効率的でバランスの良いものとすることができる。
And the
(3)上記において、排水トラップ本体4の底面6に、上方に凸形状の安定用座部65が設けられると共に、封水用外筒部7に、底壁部33が設けられて、底壁部33に、安定用座部65と対応する、上方に凸形状の安定用座部66が設けられ、両安定用座部65,66を合致させることにより、排水トラップ本体4の底面6に封水用外筒部7の底壁部33が安定設置可能となるように構成されていることによって、以下のような作用効果を得ることができる。
(3) In the above, the
即ち、排水トラップ本体4の底面6に設けた安定用座部65によって、排水トラップ本体4を安定して設置することができる。また、排水トラップ本体4の底面6に設けた安定用座部65に、封水用外筒部7の底壁部33に設けた安定用座部66を合致させることにより、排水トラップ本体4の底面6の上に封水用外筒部7を安定設置することができる。
That is, the
なお、安定用座部65,66によって、排水トラップ本体4の底面6や、封水用外筒部7の底壁部33の下面側に形成される凹部に対して、排水トラップ本体4および封水用外筒部7を射出成形する際の注入ゲートを設定することにより、排水トラップ本体4の底面6や、封水用外筒部7の底壁部33の平坦な部分に対し、成形後にゲート痕が生じて、製品品質が低下したり、設置安定性が妨げられたりするのを防止することができる。
It should be noted that the
(4)上記において、排水トラップ本体4上面の開口部2に対して蓋部材38が着脱可能に設けられ、蓋部材38が、排水を導入可能な排水通過部71を有すると共に、排水通過部71に、金網72を設置可能な金網設置部73が設けられたことによって、以下のような作用効果を得ることができる。
(4) In the above, the
即ち、排水トラップ本体4は、上面の開口部2に対して蓋部材38を着脱可能に取付けることができる。この蓋部材38は、排水通過部71を通して排水トラップ本体4の内部に排水を導入するように機能する。更に、必要な場合に、排水通過部71に設けられた金網設置部73に金網72を設置することによって、排水通過部71からのゴミなどの侵入を積極的に防止することができるようになる。特に、金網72を、蓋部材38の上面側に設けた場合には、金網72を蓋部材38に対して上方から簡単に取付けることができるようになる。また、金網72の設置、非設置を選択できる構成とすることができるようになる。
That is, the
図15〜図27は、本発明の第2の実施例である。 15 to 27 show a second embodiment of the present invention.
<構成>まず、構成について説明する。
この実施例は、上記第1の実施例を一部変形した変形例であり、以下のような特徴を備えている。
<Configuration> First, the configuration will be described.
This embodiment is a modification obtained by partially modifying the first embodiment, and has the following features.
(a)先ず、図15、図16に示すように、金網72を蓋部材38の下面側に設置する。
(A) First, as shown in FIGS. 15 and 16, the
この構成によって、金網72は、蓋部材38と排水導入用内筒部8の本体取付部26との間に介在(あるいは挟持)されることとなる。そのために、例えば、金網設置部73(金網設置用段差部78)を、図16に示すように、蓋部材38の下面側に設けるようにする。または、図15に示すように、金網設置部73を、蓋部材38の下面に当接される排水導入用内筒部8の本体取付部26の上面に設けるようにする(図20〜図23も併せて参照のこと)。或いは、金網設置部73は、蓋部材38の下面側と、上記した本体取付部26の上面との両方に分けて設けるようにする。
With this configuration, the
ここで、金網設置部73を、排水導入用内筒部8の本体取付部26に設ける場合に、シール設置用段差部31を利用して金網設置部73を設けるようにすることができる。即ち、本体取付部26の肉厚をほぼ一定(他の部分とほぼ等しい肉厚)にして、シール設置用段差部31を設けることにより、本体取付部26のシール設置用段差部31の部分の上面側に金網設置部73となる金網設置用段差部78を同時に形成することが可能となる。これにより、シール設置用段差部31と金網設置部73とをまとめて形成することができるようになり、本体取付部26の形状が合理化される。これに伴い、シール設置用段差部31の位置が、上記実施例1の場合よりも若干内周側へ変更(移動)されることとなるが、この場合には、シール設置用段差部31の位置の変更に合わせた形状のシール部材29を用いることで、上記設計の変更に対処することが可能である。
Here, when the wire
なお、この場合、図17〜図19に示すように、蓋部材38は、外枠部74のみで、桟状部分75のないリング状のものとされている(但し、桟状部分75はあっても良い)。また、蓋部材38の上面側には、蓋部材38を着脱する際の回動操作の手掛りとなる操作用突起91が少なくとも1つ設けられている。この場合、操作用突起91は、外枠部74の上面および内周面側へ向けて突出するように一体形成されている。操作用突起91は、好ましくは、蓋部材38に対して偶力を付与し得るようにするために、蓋部材38の直径方向に対して対を成すように設けられている。ここでは、外枠部74に対し、周方向に90度の間隔を有して複数対(2対、合計で4個)設けられている。
In this case, as shown in FIGS. 17 to 19, the
(b)次に、図23に示すように、振動などの外力によって蓋部材38が緩むのを抑制・防止可能な蓋緩み防止構造部93を備えるようにする。
(B) Next, as shown in FIG. 23, a lid loosening prevention structure portion 93 that can suppress / prevent loosening of the
言い換えると、排水トラップ本体4に取付けた状態で、圧縮されたシール部材29による上向きの弾性力が作用される蓋部材38に対して、振動などの外力によってロック機構部82による蓋部材38のロック状態が緩むのを抑制・防止可能な蓋緩み防止構造部93を備えるようにしている。
In other words, the
より具体的には、第1の蓋緩み防止構造部93として、蓋部材38の下面と、この蓋部材38の下面に当接される排水導入用内筒部8の本体取付部26の上面との間(当接面間)に、摩擦力発生・増大部94が設けられるようにする。
More specifically, as the first lid loosening prevention structure portion 93, the lower surface of the
この摩擦力発生・増大部94は、蓋部材38(の外枠部74)の下面と、この蓋部材38の下面に当接される排水導入用内筒部8の本体取付部26の上面との、少なくとも一方に形成された摩擦力発生・増大用の非平滑面部95などとする。この非平滑面部95は、振動などの外力によるロック機構部82の緩みを抑制・防止するのに必要な摩擦力を確保できる程度の目の粗さを有する凹凸面形状部などによって構成される。この凹凸面形状部は、蓋部材38を排水トラップ本体4から取外す際に、過大な力を要するようにならない程度の目の粗さを有するものとする。凹凸面形状部の最適な目の粗さについては、例えば、コンピュータ解析や、試作品を用いたトライアンドエラーなどを行うことによって得ることができる。
The frictional force generating / increasing portion 94 includes a lower surface of the lid member 38 (the outer frame portion 74), and an upper surface of the main
また、図24〜図26に示すように、第2の蓋緩み防止構造部93として、蓋部材38に対するロック機構部82を構成するロック用爪部84と、爪案内部85との間に、ロック機構部82を固定状態に保持可能なロック固定部96が設けられるようにする。
Further, as shown in FIGS. 24 to 26, as the second lid loosening prevention structure portion 93, between the locking
このロック固定部96は、ロック用爪部84と爪案内部85との一方に設けられた固定用突起部97と、ロック用爪部84と爪案内部85との他方に設けられた突起受用凹部98などによって構成される。固定用突起部97と突起受用凹部98とは、互いに嵌合、係止することによって、振動などの外力によるロック機構部82の緩みを抑制・防止するのに必要な係止力を発生させるような形状および大きさのものとする。また、固定用突起部97と突起受用凹部98とは、嵌合および離合する際に、所要の節度感を発生することによって、ロック確認を行い得るようなものなどとするのが好ましい。固定用突起部97と突起受用凹部98とは、蓋部材38を排水トラップ本体4から取外す際に、過大な力を要するようにならない程度の大きさを有するのものとする。固定用突起部97と突起受用凹部98との最適な大きささは、例えば、コンピュータ解析や、試作品を用いたトライアンドエラーなどを行うことによって得ることができる。
The
この場合、上記したロック機構部82の爪案内部85は、突起形状のものとされている。この突起形状の爪案内部85は、蓋部材38の外周部に沿って、周方向へ所要の角度分だけ延びる側面視ほぼL字状を呈している。そして、このL字状の縦腕部の外側端部に対して縦方向案内部86が形成されると共に、L字状の横腕部の上面に対して横方向案内部87が形成されている。縦方向案内部86は縦方向案内面(縦ガイド面)とされ、横方向案内部87は横方向案内面(横ガイド面)とされている。横方向案内部87は、蓋部材38を取付ける際に、上記したシール部材29を、圧縮状態に締め込み得るようにするために(シール圧縮機構)、L字状の縦腕部へ向かう緩い上がり勾配を有している(勾配付き横方向案内面部)。
In this case, the
そして、この場合には、上記した固定用突起部97は横方向案内部87(の上面側)に設けられ(一体に突設形成され)、突起受用凹部98はロック用爪部84の下面側に設けられ(一体に凹設形成され)ている。但し、上記とは反対に、固定用突起部97をロック用爪部84の下面側に設け、突起受用凹部98を横方向案内部87(の上面側)に設けるようにしても良い。また、固定用突起部97と突起受用凹部98とは、それぞれ、ロック機構部82によって蓋部材38をロックした時に互いに嵌合、係止する位置に少なくとも1つずつ設けるようにする。或いは、固定用突起部97と突起受用凹部98とは、複数個(同数または異なる数でも良い)設けるようにすることもできる。
In this case, the fixing
なお、上記した第1の蓋緩み防止構造部93と、第2の蓋緩み防止構造部93とは、少なくともどちらか一方を設けるようにすれば良い。また、第1の蓋緩み防止構造部93と、第2の蓋緩み防止構造部93との両方を設ける場合には、両方合わせて、振動などの外力によるロック機構部82の緩みを抑制・防止し得るように構成すれば良い。
It should be noted that at least one of the first lid loosening prevention structure portion 93 and the second lid loosening prevention structure portion 93 may be provided. Further, when both the first lid loosening prevention structural portion 93 and the second lid loosening prevention structural portion 93 are provided, the
なお、上記以外の構成については、上記実施例のものと同じである。 Other configurations are the same as those in the above embodiment.
<作用>次に、この実施例の作用について説明する。
(排水トラップ1の組み立て)(排水トラップ1の設置)(温水タンクからの湯抜き) これらの各項目については、金網72を蓋部材38の下面側に設置した点(蓋部材38の前に金網72を取付けるようにする点)と、蓋緩み防止構造部93を機能させるようにする点以外は、上記実施例1の作用とほぼ同様なので、実施例1の記載をそのように読み替えるものとして、ここでの記載を省略する。なお、変更点については後述する。
(排水設備及び排水トラップ1のメンテナンスや清掃) 以下、この項目の手順について、図27Aから図27Hを用いて簡単に説明する。なお、それ以外の内容については、上記実施例1の場合とほぼ同様なので、ここでの記載を省略する。
<Operation> Next, the operation of this embodiment will be described.
(Assembly of drain trap 1) (Installation of drain trap 1) (Draining hot water from the hot water tank) For each of these items, the point that the
(Maintenance and Cleaning of Drainage Facility and Drainage Trap 1) Hereinafter, the procedure of this item will be briefly described with reference to FIGS. 27A to 27H. Since other contents are substantially the same as those in the first embodiment, description thereof is omitted here.
先ず、作業員は、図27Aの状態から、蓋部材38を取外し方向に回転してロック機構部82を解除し、図27Bに示すように、排水トラップ本体4の開口部2から蓋部材38を取外して、図27Cの金網72が露出された状態とする。この際、作業員は、操作用突起91を用いて蓋部材38を操作する。
First, from the state shown in FIG. 27A, the worker rotates the
次に、図27Cの状態とされた排水トラップ本体4の開口部2から金網72を取外し、図27Dの排水導入用内筒部8が露出された状態とする。そして、図27Dの状態から、図27Eに示すように、排水導入用内筒部8を持上げるようにする。
Next, the
そして、排水導入用内筒部8が、持上げられてフリー状態になると、外部から、中間段差部28と本体取付部26との間にできる隙間を通して封水用外筒部7に直接触れることができるようになるので、図27Fに示すように、封水用外筒部7を若干持上げて退避方向へ移動させるようにする。
When the drainage-introducing
すると、封水用外筒部7は、排水トラップ本体4に当るまで退避方向へ移動させることができるので、封水用外筒部7と排水口3との間に、可能な限り大きな清掃作業スペースを確保することが可能となる。こうしてできた清掃作業スペースに対し、図27Gに示すように、メンテナンス工具Tを通して、図27Hに示すように、排水トラップ1のメンテナンスや、排水口3周辺や排水管などの排水設備の清掃作業などを行う。
Then, since the
そして、この実施例によれば、以下のような作用効果を得ることができる。 According to this embodiment, the following operational effects can be obtained.
(a)金網72を蓋部材38の下面側に設置することによって、金網72を蓋部材38(の外枠部74と、排水導入用内筒部8の本体取付部26との間)で押えて確実に保持することができるようになる。これにより、金網72を固定すると共に、金網72の外れを防止することができる。なお、この構造とした場合でも、金網72の設置・非設置を選択することができる。
(A) By holding the
(b)蓋緩み防止構造部93を備えることにより、振動などの外力によって蓋部材38が緩むのを抑制・防止することができる。即ち、排水トラップ本体4に取付けた状態で、圧縮されたシール部材29による上向きの弾性力が作用されている蓋部材38に対し、蓋緩み防止構造部93を備えることにより、振動などの外力によってロック機構部82による蓋部材38のロック状態が緩む(徐々に緩んで行く)のを抑制・防止することができる。
(B) By providing the lid loosening prevention structure portion 93, it is possible to suppress and prevent the
より具体的には、蓋部材38の下面と、この蓋部材38の下面に当接される排水導入用内筒部8の本体取付部26の上面との間に、第1の蓋緩み防止構造部93として、摩擦力発生・増大部94を設けることにより、摩擦力発生・増大部94によって発生・増大された摩擦力を利用して、蓋部材38のロック状態が緩むのを抑制・防止することができる。この摩擦力発生・増大部94(非平滑面部95)は、排水トラップ本体4に蓋部材38を取付ける際に、蓋部材38の下面と、排水導入用内筒部8の本体取付部26の上面とが当接することによって機能することになる。
More specifically, the first lid loosening prevention structure is provided between the lower surface of the
また、第2の蓋緩み防止構造部93として、蓋部材38のロック機構部82を構成するロック用爪部84と、爪案内部85との間に、ロック機構部82を固定可能なロック固定部96を設けることにより、ロック固定部96の固定力を利用して蓋部材38のロック状態が緩むのを抑制・防止することができる。このロック固定部96は、排水トラップ本体4に蓋部材38を取付ける際に、固定用突起部97と突起受用凹部98とが嵌合すること(或いは、嵌合が解除されない係止し続けること)によって機能することになる。
Further, as the second lid loosening prevention structure portion 93, a lock fixing capable of fixing the
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、文中に「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。 As mentioned above, although the Example of this invention has been explained in full detail with drawing, when there exists a term of "etc." in a sentence, it is used by the meaning containing the equivalent thing. In addition, when there are terms such as “almost”, “about”, “degree”, etc., they are used in the sense that they include those in the range and accuracy recognized by common sense.
1 排水トラップ
2 開口部
3 排水口
4 排水トラップ本体
5 封水構造部
6 底面
7 封水用外筒部
8 排水導入用内筒部
11 排水用空間
12 封水用空間
33 底壁部
38 蓋部材
55 部分円筒状周壁部
56 切欠状面壁部
57 部分円筒状周壁部
58 切欠状面壁部
65 安定用座部
66 安定用座部
71 排水通過部
72 金網
73 金網設置部
DESCRIPTION OF
Claims (4)
該排水トラップ本体の内部に設けられた封水構造部とを備え、
該封水構造部が、排水トラップ本体の底面側から上方へ向けて延設された封水用外筒部と、封水用外筒部の内部に上方から挿入配置された排水導入用内筒部とを備えて、
前記排水トラップ本体の側面と封水用外筒部との間に排水用空間が形成されると共に、
前記封水用外筒部の内側に封水用空間が形成された排水トラップ構造において、
少なくとも前記封水用外筒部が、前記排水トラップ本体とは別部材にて構成され、
前記封水用外筒部が、メンテナンス時に、排水トラップ本体の内部で、前記排水口とは反対側へ退避可能に構成されたことを特徴とする排水トラップ構造。 A bottomed cylindrical container-shaped drain trap body having an opening on the top surface and a drain outlet on the side surface;
A sealing structure provided inside the drain trap body,
The water sealing structure part extends upward from the bottom side of the drain trap body, and the water sealing outer cylinder part is inserted into the water sealing outer cylinder part from above and disposed therein. With
A drainage space is formed between the side surface of the drain trap body and the outer cylinder portion for sealing,
In the drain trap structure in which a sealing water space is formed inside the sealing outer cylinder,
At least the outer cylinder portion for sealing is constituted by a member different from the drain trap body,
A drain trap structure, wherein the sealing outer cylinder portion is configured to be retractable to a side opposite to the drain port inside a drain trap body during maintenance.
前記排水導入用内筒部が、部分円筒状周壁部と、切欠状面壁部とを有する切欠面付円筒形状を呈し、
前記封水用外筒部と前記排水導入用内筒部とが、前記各切欠状面壁部を前記排水口へ向けて周方向の位置を合わせた状態で二重に配置されたことを特徴とする請求項1記載の排水トラップ構造。 The outer cylinder portion for sealing water has a cylindrical shape with a notched surface having a partial cylindrical peripheral wall portion and a notched surface wall portion,
The drainage-introducing inner cylinder part has a cylindrical shape with a notch surface having a partial cylindrical peripheral wall part and a notch-like surface wall part,
The outer cylinder part for sealing water and the inner cylinder part for drainage introduction are arranged in a double manner in a state in which the respective notched surface wall parts are aligned in the circumferential direction toward the drainage port. The drain trap structure according to claim 1.
前記封水用外筒部に、底壁部が設けられて、該底壁部に、前記安定用座部と対応する、上方に凸形状の安定用座部が設けられ、
前記両安定用座部を合致させることにより、前記排水トラップ本体の底面に封水用外筒部の底壁部が安定設置可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の排水トラップ構造。 On the bottom surface of the drain trap body, a convexly shaped stabilizing seat is provided above,
The outer cylinder portion for sealing is provided with a bottom wall portion, and the bottom wall portion is provided with an upwardly convex stabilizing seat portion corresponding to the stabilizing seat portion,
The bottom wall portion of the outer cylinder portion for sealing is configured to be stably installed on the bottom surface of the drain trap body by matching the both stabilizing seat portions. The drain trap structure according to claim 2.
該蓋部材が、排水を導入可能な排水通過部を有すると共に、
該排水通過部に、金網を設置可能な金網設置部が設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の排水トラップ構造。 A lid member is detachably provided to the opening on the drain trap body upper surface,
The lid member has a drain passage portion through which drainage can be introduced,
The drainage trap structure according to any one of claims 1 to 3, wherein the drainage passage part is provided with a metal mesh installation part capable of installing a metal mesh.
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