JP2010087911A - 論理回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回路面積をさらに小型化しつつ、付加機能として動的再構成性を持たせることができる再構成可能な論理回路を提供する。
【解決手段】 本発明の論理回路は、配線選択部1、配線選択部1にて選択された配線が接続された入力ノード71、72のうちの1つの入力ノードに入力された信号、及びその他の入力ノードに入力された信号を論理演算する論理演算部2、及び論理演算部2に接続され、OR、ANDとNOR、NAND、NOTとを切り替える切替部3を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は再構成可能な論理回路に関し、特に抵抗体の抵抗値の状態を変えることにより演算機能を切り換えることができる論理回路に関する。
再構成可能な論理回路として、利用者が回路構成を設計することが可能なField-Programmable Gate Arrays (FPGA)が広く用いられている。FPGAは、「VHDL」や「Verilog」などのHDL(Hardware Description Language)を使って回路設計を行う。FPGAは一度設計した回路機能に対して、利用者がHDLを使って再設計し直すことで新たな論理機能を計算する回路に書き換えることが可能であるという利点を持つ。よってFPGAは回路動作をさせていない時の機能再構成であり、静的な書き替えが可能な回路といえる。
一方、動作中の論理機能切り換えを可能とする動的再構成可能な回路(Dynamic Reconfigurable Circuits;以下、「DRC」と称する)も提案されている。予め設計した論理演算の機能を回路の動作中に切り替えさせることが可能である。
FPGAあるいはDRCの例として、全対称ブール関数を計算する回路を実現するため48個のトランジスタを必要とする回路が非特許文献1に記載されている。
これに対し、回路面積の増大を防ぐという観点から、論理ゲートの構成に記憶保持機能を持つ素子を用いる方法が提案されている。特許文献1記載の論理回路では、強誘電体キャパシタの電荷量を調整することによってトランジスタの組み合わせを変えることなくNAND(否定論理積)回路とNOR(否定論理和)回路の機能を切り換えることが可能となる。電源を切っても論理機能を保持することができる利点も併せ持つ。
また、AND(論理積)とOR(論理和)の機能を切り替え可能なスピントランジスタに関する特許(特許文献2)がある。公知例は「ソースとドレインの磁化状態の制御」と「チャネル伝導率の制御」することによって論理機能を切り換えている。チャネル伝導率の制御は入力信号によってフローティングゲートをチャージした後、チャージ電位によって達成されている。1つの構成単位でANDとORの2機能を使い分けることができる。ANDとOR以外の論理機能を実現する場合、別途異なる構造の構成単位を新たに作ることで達成することが可能である。
また、論理ゲートの構成に記憶保持機能を持つ素子を用いる論理回路の他の例として、加算器を構成するための要素デバイスとして8個のトランジスタと2個の強誘電体キャパシタを利用した構造が提案されている(非特許文献2)。
その他の例として、再構成可能な論理回路ではないが、磁気抵抗効果素子を利用した11個のトランジスタを利用したANDゲートや24個のトランジスタを利用したEXORゲートも提案されている(非特許文献3、4)。
さらに磁化状態が平行か反平行であるかによって入出力特性が変化し、その特性を不揮発に保持することができるスピンMOSFETを利用して、全対称ブール関数を実現する再構成可能な論理ゲートも提案されている(非特許文献1)。この論理ゲートの基本構造は10個のトランジスタと4個のスピンMOSFETで構成できるため、トランジスタのみで構成する場合に対して回路面積を大幅に縮小することが可能となる。
特開2003−204257公報 特開2006−32915公報 T. Matsuno、 S. Sugahara AND M. Tanaka : J. Jour. Appl. Phys., 43 (2004) 6032 木村啓明、羽生貴弘、亀山充隆、藤森敬和、中村孝、高須秀視 : 電子情報通信学会論文誌C、 J86-C、 No. 8 (2003) 886 K. Kimura AND T. Hahyu : Proc. 50th IEEE Midwest Symposium on Circuits AND Systems (MWSCAS) (2005) 855 H. Kimura、 M. Ibuki AND T. Hanyu : ITC-CSCC2004 (2004) 8C3L-3-1
しかしながら、FPGAまたはDRCには、以下のような問題がある。
すなわち、FPGAにおいては、利用者が設計できる回路規模は、FPGAの基板上に用意されたゲート数に依存する。各ゲートは基板上に配置されたトランジスタを組み合わせすることで構成されている。大規模な回路を構成することを考えると、より多くのゲート数が必要になるが、回路面積の増大や消費電力の増加、ならびに配線遅延が問題となってくる。
またDRCも基板上に配置されたトランジスタの組み合わせで構成されている。より高度な演算を実現するためには、より多くのトランジスタを組み合わせることになるが、回路面積の増大や消費電力の増加ならびに配線遅延が問題となってくる。
本発明は上記問題点に鑑み、回路面積をさらに小型化しつつ、付加機能として動的再構成性を持たせることができる再構成可能な論理回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の論理回路は、複数の制御端子を有し、これらの制御端子のオン/オフにより配線の選択を行う配線選択回路と、複数の三端子素子、前記三端子素子の制御端子にそれぞれ接続される入力ノード、前記三端子素子のそれぞれ第一、第二の端子に接続される抵抗体、及び前記三端子素子のそれぞれの前記第1の端子の接続点に接続される出力ノードを有し、前記配線選択回路にて選択された配線が接続された前記入力ノードのうちの1つの入力ノードに入力された信号、及びその他の前記入力ノードに入力された信号を論理演算する論理演算部と、前記出力ノードに接続され、第1の制御端子のオン/オフにより選択される第1、第2の電圧補償回路を有し、前記第1の制御端子のオン/オフによりOR、ANDとNOR、NAND、NOTとを切り替える切替部とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、2つの入力信号をゲート電極への印加電圧として受ける2つのトランジスタと抵抗体を接続させ、抵抗体の抵抗値によって論理演算結果を変化させることができるため、回路面積がさらに小型化し、かつ動的再構成性可能な論理回路を実現することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の例を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の論理回路の構造を示す。
図1に示すように本発明の論理回路は配線選択部1、論理演算部2、切替部3とからなる。配線選択部1はデータ信号線である配線201、203及びそれらを選択するための制御端子207、208からなっており、入力ノード205、206から入力される信号により、配線201、203が選択される。図では配線は2本となっているが、3本以上であっても構わない。
選択された配線1、2からの信号は、論理演算部2に入力される。論理演算部2の具体的構成については後述する各実施形態にて説明するので、ここでは省略する。
論理演算部2の出力ノード79から出力された信号は、第一の接点23を介して切替部3に接続される。切替部3は以下の構成からなる。図2に示すように切替部の入力ノードである第一の接点23は第五の抵抗体81の第一の端子24に接続されるとともに、第五のトランジスタ87の第一の入力端子33に接続される。ここで第五の抵抗体81の抵抗値は第五のトランジスタ87がオン状態での抵抗値より大きく、オフ状態での抵抗値より小さいものとする。第五の抵抗体81の第二の端子25は第三のトランジスタ82のゲート電極27と第四のトランジスタ85のゲート電極32との接続点である第二の接点26に接続される。第三のトランジスタ82の第一の端子28は第三の電源83、第二の端子29は第一の出力ノード84にそれぞれ接続される。同様に第四のトランジスタ85においても第一の端子31は第四の電源86、第二の端子30は第一の出力ノード84にそれぞれ接続される。
一方、第五のトランジスタ87の第二の端子34は第六のトランジスタ88のゲート電極36と第七のトランジスタ89のゲート電極41との接続点である第三の接点35に接続される。第六のトランジスタ88の第一の端子37は第五の電源90、第二の端子38は第二の出力ノード91に接続される。同様に第七のトランジスタ89においても第一の端子40は第六の電源92、第二の端子39は第二の出力ノード91に接続される。
次に上記論理回路の動作について説明する。前提として、第一の抵抗体740、第二の抵抗体750、第三の抵抗体760、第四の抵抗体770を可変抵抗型素子とし、磁気抵抗効果素子を利用する場合について、論理演算部2の動作条件を説明する。
第一の抵抗体740、第二の抵抗体750、第三の抵抗体760、第四の抵抗体770の抵抗値を順に、R2、R3、R1、R4と定義する。第一の抵抗体740、第二の抵抗体750、第三の抵抗体760、第四の抵抗体770が後出の磁気抵抗効果素子である場合、フリー層とピン層の磁化状態が平行の時の抵抗値をrと表現する。磁気抵抗効果素子の抵抗値が3値取り得る場合,各状態を抵抗値の大きい順にh、m、lと定義する.磁気抵抗変化率(MR比)をα[%]とすると,h状態の抵抗値は(1+α/100)r、m状態の抵抗値は一例として(1+α/200)r,l状態の抵抗値はrと表すことができる。
まず論理演算部2がNANDとして動作する時の動作条件を説明する。この時、第一のトランジスタはp型(チャネルの多数キャリアがホール),第二のトランジスタはn型(チャネルの多数キャリアを電子)であるものとする。第一の抵抗体740、第二の抵抗体750、第三の抵抗体760、第四の抵抗体770の各抵抗状態をR2:l、R3:l、R1:m、R4:hとした場合、回路の動作条件を表す式は下記の[数1]〜[数3]となる。
Figure 2010087911
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Figure 2010087911
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ここでRONはトランジスタがオン状態での抵抗を表し、その値はトランジスタで共通値としている。なお、本発明は各トランジスタのオン状態の抵抗値が異なっていても良い。x1、y1、z1がいずれも正の値の場合、論理演算部2はNANDとして動作する。
各抵抗状態をR2:l、R3:l、R1:h、R4:mに変更すると論理演算部2をNORとして動作させることができる。NOR回路の動作条件を表す式は下記の[数6]〜[数8]となる。
Figure 2010087911
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x2、y2、z2がいずれも正の値の場合,回路はNORとして動作する。
次に、論理演算部がNAND、NORとして動作する場合の切替部の動作について説明する。一例として、論理演算部がNANDとして動作する場合を考える。このとき、第五のトランジスタ87をオン状態とすると、第二の出力ノード91からNANDの出力が得られる。一方第五のトランジスタ87をオフ状態にすると、第一の出力ノード84からANDの出力が得られる。
上記動作を真理値表に表すと[表1]、[表2]のようになる。
Figure 2010087911
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論理演算部2がANDとして動作する時の動作条件を説明する。この時、第一のトランジスタ700はn型、第二のトランジスタ730はp型であると仮定する。第一の抵抗体740、第二の抵抗体750、第三の抵抗体760、第四の抵抗体770の各抵抗状態をR2:h、R3:l、R1:m、R4:lとすると、論理演算部2はANDとして動作する。AND回路の動作条件を表す式は下記の[数9]〜[数11]となる。
Figure 2010087911
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x3、y3、z3がいずれも正の値の場合、論理演算部2はANDとして動作する。
論理演算部2がORとして動作する時の動作条件を説明する。各抵抗状態をR1:l、R2:m、R3:m、R4:hに変更すると,ORに切り替えることができる。OR回路の動作条件を表す式は下記の[数12]〜[数14]となる。
Figure 2010087911
Figure 2010087911
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x4、y4、z4がいずれも正の値をとる場合、論理演算部2はORとして動作する。
このとき切替部3の動作は、第五のトランジスタ87をオン状態とすると、第二の出力ノードからORの出力が得られる。次に第五のトランジスタ87をオフ状態にすると、第一の出力ノードからNORの出力が得られる。
以上、本発明の論理回路によれば、2つの入力信号をゲート電極への印加電圧として受ける2つのトランジスタと抵抗体を接続させ、抵抗体の抵抗値によって論理演算結果を変化することができる再構成可能な論理回路が実現する。例えば、NANDとNORの演算を抵抗体の抵抗値を変えるだけで同一の回路構造で計算することができ、これにより周辺回路が大きくなることもなく,高集積化が可能となる。
また、従来のトランジスタで論理ゲートを構成する場合と異なり、抵抗体自身が記憶保持機能を持つため、電源を切っても論理機能を保持することができる利点も併せ持つ。従って論理機能を保持するための目的として外部記憶装置を設ける必要がない。
さらに入力信号がトランジスタのゲート電位に直接印加される構造であるため、仮に第一〜第四の抵抗体がフローティングゲートを有する三端子素子であったとしても、フローティングゲートのチャージ速度やフローティングゲート電位の均一性に左右されることなく、トランジスタのスイッチ速度程度で動作することができる。
次に論理演算部2の各実施形態につき、以下に説明する。なお、論理演算部2の各実施形態の動作は本発明の論理回路の動作説明におけると同様となるため、説明を省略する。
(1)第1の実施形態
論理演算部2の第1の実施形態について図3を用いて説明する。第一の入力ノード71は第一のトランジスタ700のゲート電極と接続され、第一のトランジスタ700の第一の端子100は第一の電源78に接続され、第一のトランジスタ700の第二の端子110は第一の抵抗体740の第二の端子120に接続され、第一の抵抗体740の第一の端子150と第二の抵抗体750の第一の端子160との間に出力ノード79が接続され、第二の抵抗体750の第二の端子170と第二のトランジスタ730の第二の端子180を接続させ、第二のトランジスタ730のゲート電極と第二の入力ノード72とが接続され、前記第二のトランジスタ730の第一の端子190は第二の電源80に接続されている。
第三の抵抗体760の第一の端子130は第一のトランジスタ700の第一の端子100と第一の電源78との間に接続され、第三の抵抗体760の第二の端子140は第一のトランジスタ700の第二の端子110に接続され、第四の抵抗体770の第二の端子200は第二のトランジスタ730の第二の端子180と接続され、第四の抵抗体770の第一の端子210は第二の電源80に接続された構造となっている。
ここで、第一のトランジスタ700と第二のトランジスタ730はp型、n型のいずれであっても良い。
また、第一のトランジスタ700の第一の端子100と第三の抵抗体760の第一の端子130を配線で接続して第一の電源78に接続する必要は必ずしもない。第一のトランジスタ700の第一の端子100と第一の電源78を接続し、第三の抵抗体760の第一の端子130と第一の電源78を接続する構造としても良い。第一の電源78は、その電位を接地電位としても良い。
また、第二のトランジスタ730の第一の端子190と第四の抵抗体770の第一の端子210を配線で接続して第二の電源80に接続する必要は必ずしもない。第二のトランジスタ730の第一の端子190と第二の電源80を接続し、第四の抵抗体770の第一の端子210と第二の電源80を接続する構造としても良い。第二の電源80は、その電位を接地電位としても良い。
以上、第1の実施形態である論理演算部によれば、先に説明した切替部と組み合わせることにより、2つの入力信号をゲート電極への印加電圧として受ける2つのトランジスタと抵抗体を接続させ、抵抗体の抵抗値によって論理演算結果を変化することができる再構成可能な論理回路が実現する。
(2)第2の実施形態
図4は、論理演算部2の第2の実施形態の構造を示すものである。なお、第2の実施形態の構成中、第1の実施形態と構成が同一であるものについては同じ符号を用い、説明を省略する。
第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態では、第三の抵抗体760の第二の端子140が第一の抵抗体740の第二の端子120に接続され、第四の抵抗体770の第二の端子200が第二の抵抗体750の第二の端子170に接続されているのに対し、第2の実施形態では、第三の抵抗体760の第二の端子140が第一の抵抗体740の第一の端子150に接続され、第四の抵抗体770の第二の端子200が第二の抵抗体750の第一の端子160に接続されている点である。これにより、第1の実施形態では動作マージンがとりにくい論理演算に関しても、第二の実施形態で実現できるという効果を奏することが可能となる。
(3)第3の実施形態
図5は、第3の実施形態の論理演算部の回路構造を示す。なお、第3の実施形態の構成中、第1の実施形態と構成が同一であるものについては同じ符号を用い、説明を省略する。
図5においては、第1の実施形態と異なり、第一のトランジスタ701はp型トランジスタ、第二のトランジスタは731はn型トランジスタである。また、第一の抵抗体741、第二の抵抗体751、第三の抵抗体761、第四の抵抗体771はそれぞれスピン注入素子である。さらに第一の電源781は高電位(Vdd)とし、第二の電源801は接地電位である。
本実施形態において、切替部3と組み合わせた場合、第三の入力ノード93に電圧を印加して第五のトランジスタ87のチャネルを導通させることで、第一の接点23の電位として現れる本実施形態の回路の出力を第二の出力ノード91から取り出すことができる。あるいは、第五のトランジスタ87のチャネルが非導通の場合、第一の出力ノード84から演算結果を反転させて取り出すことができる。いずれの場合も、切換部3を経由することによって、第一の出力ノード84あるいは第二の出力ノード91からVddあるいは接地電位に補償した電圧値を取り出すことができる。
具体的には、第三の抵抗体761の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を図8に示したb状態とし、第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をa状態とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をa状態とし、第四の抵抗体771の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をc状態としたところ、第五のトランジスタ87のチャネルを非導通とさせた場合にANDの出力信号を得た。この状態で第三の入力ノード93からトランジスタ87のゲート電極に電圧印加したところ、出力信号はNANDの演算結果となった。トランジスタのオン・オフのスピードでNANDとANDの出力を切り換えることができることを確かめ、本実施形態により動的再構築が可能であることを確認した。
ここで、第一の抵抗体741、第二の抵抗体751、第三の抵抗体761、第四の抵抗体771は、3種類の抵抗変化をもつスピン注入素子(磁気抵抗効果素子の1つ)を抵抗体として利用した。他の一例として、各抵抗体は、スピン注入電流の流れの向きに応じて磁化方向が可変な磁性層(記録層)を1層以上有し、前記磁化方向に応じて抵抗値が2種類以上可変である磁気抵抗効果素子を用いても良い。
図6はスピン注入素子の構造の一例を示す側面図である。図6に示すようにスピン注入素子は、磁化の向きが可変な磁気記録層(フリー層)102と、磁化の向きが固着された磁気固着層(ピン層)104と、磁気記録層102と磁気固着層104との間に設けられた非磁性層(中間層)103と、磁気記録層102、非磁性層103、磁気固着層104の積層方向に通電させるための上部電極101と、下部電極105とを備える。
磁気記録層102及び磁気固着層104は、例えば、Fe(鉄)、Co(コバルト)、Ni(ニッケル)、Mn(マンガン)、Cr(クロム)のグループから選択される1つ以上の元素を含む磁性金属により構成される。磁気記録層102については、上記元素の他、Pt(白金)、Pd(パラジウム)、Ir(イリジウム)、Ru(ルテニウム)、Rh(ロジウム)のグループから選択される1つ以上の元素との組み合わせによる合金としても良い。
磁気記録層102及び磁気固着層104は、例えばTeFeCo、GdFeCoなどの希土類−遷移金属のアモルファス合金や、Co/Feの積層構造などにより構成してもよい。
非磁性層103は、次の非磁性バリア層と非磁性金属層のうち、いずれを採用しても良い。
(非磁性バリア層とする場合)
非磁性層103には、読み出し時にTMR(tunnel magnetoresistive)効果により大きな再生信号出力を得るためのトンネルバリア層としての絶縁材料を用いることができる。
具体的には、Al(アルミニウム)、Ti(チタン)、Zn(亜鉛)、Zr(ジルコニウム)、Ta(タンタル)、Co(コバルト)、Ni(ニッケル)、Si(シリコン)、Mg(マグネシウム)、Fe(鉄)のグループから選択される少なくとも1つの元素を含む酸化物、窒化物又は弗化物により非磁性バリア層を構成することができる。
特に、非磁性バリア層は、Al2O3-x(アルミナ)、MgO(酸化マグネシウム)、SiO2-x、Si−O−N、Ta−O、Al−Zr−O、ZnOx、TiOx、等大きなエネルギーギャップを有する半導体(GaAlAsなど)から構成することが好ましい。
(非磁性金属層とする場合)
非磁性層103には、読み出し時にGMR(giant magnetoresistive)効果により再生信号出力を得るための非磁性金属層を用いることができる。
中間層は、Cu、Ag、Au、Cr、Zn、Ga、Nb、MORu、Pd、Hf、Ta、W、Pt、Biなどの非磁性金属元素のいずれかあるいは、これらのいずれか一種以上を含む合金を用いることができる。
前記各抵抗体の他の一例として、フローティングゲートを有する三端子素子、例えばフラッシュメモリを用いた構造を用いても良い。
前記各抵抗体の他の一例として、Pt、Ru、Ir、Co、Cr、W、Cuまたはこれらの合金を含んで形成される下部電極、下部電極上に形成され、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cuなどの遷移金属の酸化物、(Pr1-xCax)MnO3などのペロブスカイト酸化物、あるいはZnFe2O4、Fe3O4などのスピネル酸化物のうち、いずれか一つの物質から形成されたことを特徴とする中間層と、前記中間層上に形成された可変抵抗物質層と、前記可変抵抗物質層上に形成されたPt、Ru、Ir、Co、Cr、W、Cuまたはこれらの合金を含んで形成されたことを特徴とする上部電極とを備え、電気抵抗値が異なる2つ以上の状態が存在し、かつ、所定の電圧または電流の印加により、前記2つ以上の状態から選ばれる1つの状態から他の状態へと変化する抵抗変化層を含む不揮発性メモリ素子を用いた構造を用いても良い。
前記各抵抗体の他の一例として、強誘電体膜として一般式ABO3で表される1種又は複数種のペロブスカイト型酸化物からなる膜(不可避不純物を含んでいてもよい)を備えることを特徴とする強誘電体素子を用いた構造を用いることもできる。なお、式中、AはAサイトの元素であり、Pb、Ba、Nb、La、Li、Sr、Bi、Na及びKからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素である。またBはBサイトの元素であり、Cd、Fe、Ti、Ta、Mg、Mo、Ni、Nb、Zr、Zn、W及びYbからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素である。さらにAサイト元素のモル数が1.0であり、かつBサイト元素のモル数が1.0である場合が標準であるが、Aサイト元素とBサイト元素のモル数はペロブスカイト構造を取り得る範囲内で1.0からずれてもよい。
(実施例3−1)
第三の抵抗体761の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行とし、第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行とし、第四の抵抗体771の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行としたところ、2つの入力信号に対してNANDの論理演算結果を出力ノード79から取り出せることが確認できた。
(実施例3−2)
各抵抗体741〜771に電流通電して磁化方向を変化した。第三の抵抗体761の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行とし、第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行とし、第四の抵抗体771の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行としたところ、2つの入力信号に対してNANDの論理演算結果を出力ノードから取り出せることを確認した。
(実施例3−3)
各抵抗体741〜771に電流通電して磁化方向を変化した。第三の抵抗体761の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行とし、第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行とし、第四の抵抗体771の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行としたところ、2つの入力信号に対してNORの論理演算結果を出力ノード79から取り出せることを確認した。
(実施例3−4)
第三の抵抗体761の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行とし、第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行とし、第四の抵抗体771の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行としたところ、2つの入力信号に対してNORの論理演算結果を出力ノード79から取り出せることを確認した。
(実施例3−5)
さらに、各抵抗体741〜771の構成として、図7記載の3種類の抵抗変化をもつスピン注入素子を利用した。磁化方向を図8記載のa状態(抵抗値Ra)、b状態(抵抗値Rb)、c状態(抵抗値Rc)とさせたところ、抵抗値の大小関係はRa<Rb<Rcとなった。
第三の抵抗体761の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をb状態とし、第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をa状態とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をa状態とし、第四の抵抗体771の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をc状態としたところ、2つの入力信号に対してNANDの論理演算結果を出力ノード79から取り出せることを確認した。この時の動作マージンに関するxi、yi、zi(i = 1 ~ 4)の値は2種類の抵抗変化をもつスピン注入素子を利用した場合と比較して大きかった。
第三の抵抗体761の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をc状態とし、第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をa状態とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をa状態とし、第四の抵抗体771の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をb状態としたところ、2つの入力信号に対してNORの論理演算結果を出力ノード79から取り出せることを確認した。この時のVmは2種類の抵抗変化をもつスピン注入素子を利用した場合と比較して大きかった。
これにより、2個のトランジスタと4個のスピン注入素子を利用して、小面積でNANDとNORを演算できる再構成可能な論理回路が実現できることを確かめることができた。
(4)第4の実施形態
図9は、論理演算部2の第4の実施形態の構造を示すものであり、ANDとORとを論理演算可能な論理回路を示したものである。
図中、n型の第一のトランジスタ701と、p型の第二のトランジスタ731を使用している。第二の電源801は接地電位とした。第一の電源781は高電位(Vdd)に接続した。
ここでは、2種類の抵抗変化をもつスピン注入素子を抵抗体として利用した。第三の抵抗体761の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行とし、第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行とし、第四の抵抗体771の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行としたところ、2つの入力信号に対してORの論理演算結果を出力ノード79から取り出せることを確認した。
次に、各スピン注入素子に電流通電して磁化方向を変化した。第三の抵抗体761の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行とし、第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行とし、第四の抵抗体771の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行としたところ、2つの入力信号に対してANDの論理演算結果を出力ノード79から取り出せることを確認した。
さらに、図7記載の3種類の抵抗変化をもつスピン注入素子を利用した場合についても2種類の抵抗変化をもつスピン注入素子の場合と同様である。すなわち第三の抵抗体761の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をa状態とし、第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をb状態とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をb状態とし、第四の抵抗体771の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をc状態としたところ、2つの入力信号に対してORの論理演算結果を出力ノード79から取り出せることを確認した。この時の動作マージンに関するxi、yi、zi(i = 1 ~ 4)の値は2種類の抵抗変化をもつスピン注入素子を利用した場合と比較して大きかった。
また、第三の抵抗体761の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をb状態とし、第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をc状態とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をa状態とし、第四の抵抗体771の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をa状態としたところ、2つの入力信号に対してNANDの論理演算結果を出力ノード79から取り出せることを確認した。この時の動作マージンに関するxi、yi、zi(i = 1 ~ 4)の値は2種類の抵抗変化をもつスピン注入素子を利用した場合と比較して大きかった。
本実施形態において、切替部3と組み合わせた場合、第三の入力ノード93に電圧を印加して第五のトランジスタ87のチャネルを導通させることで、第一の接点22の電位として現れる本実施形態の回路の出力を第二の出力ノード91から取り出すことができる。あるいは、第五のトランジスタ87のチャネルが非導通の場合、第一の出力ノード84から演算結果を反転させて取り出すことができる。いずれの場合も、切換部3を経由することによって、第一の出力ノード84あるいは第二の出力ノード91からVddあるいは接地電位に補償した電圧値を取り出すことができる。
具体的には、第三の抵抗体761の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をb状態とし、第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をc状態とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をa状態とし、第四の抵抗体771の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をa状態としたところ、第五のトランジスタ87のチャネルを非導通とした場合にNANDの出力信号を得た。この状態で第三の入力ノード93からトランジスタ87のゲート電圧に印加したところ、出力信号はANDの演算結果となった。トランジスタのオン・オフのスピードでNANDとANDの出力を切り換えることができることを確かめ、本実施形態により動的再構築が可能であることを確認した。
(5)第5の実施形態
図10は、論理演算部2の第5の実施形態の構造を示すものであり、 XOR(排他的論理和)を論理演算可能な論理回路を示したものである。
図中、p型の第一のトランジスタ702と、n型の第二のトランジスタ732を使用している。第二の電源801は接地電位とした。第一の電源781は高電位(Vdd)に接続した。
図7記載の3種類の抵抗変化をもつスピン注入素子を利用し、第三の抵抗体762の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をb状態とし、第一の抵抗体742の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をa状態とし、第二の抵抗体752の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をa状態とし、第四の抵抗体772の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向をc状態としたところ、2つの入力信号に対してXORの論理演算結果を出力ノード79から取り出せることを確認した。
(6)第6の実施形態
図11は、論理演算部2の第6の実施形態の構造を示すものであり、 NAND、あるいは第二の入力72に対する否定(NOT B)を論理演算可能な論理回路を示したものである。
図中、p型の第一のトランジスタ702と、n型の第二のトランジスタ732を使用している。第二の電源801は接地電位とした。第一の電源781は高電位(Vdd)に接続した。
ここでは、第4の実施形態と同様、2種類の抵抗変化をもつスピン注入素子を抵抗体として利用した。第三の抵抗体761の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行とし、第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行としたところ、2つの入力信号に対してNANDの論理演算結果を出力ノードから取り出せることを確認した。
次に、第三の抵抗体761の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行とし、第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行としたところ、2つの入力信号に対してNOT Bの論理演算結果を出力ノード79から取り出せることを確認した。
本実施形態においては、切替部3との組み合わせにより、NAND、 AND、NOT B、Bの論理演算が可能となる。
本実施形態において、切替部3と組み合わせた場合、第三の入力ノード93に電圧を印加して第五のトランジスタ87のチャネルを導通させることで、第一の接点22の電位として現れる本実施形態の回路の出力を第二の出力ノード91から取り出すことができる。あるいは、第五のトランジスタ87のチャネルが非導通の場合、第一の出力ノード84から演算結果を反転させて取り出すことができる。いずれの場合も、切換部3を経由することによって、第一の出力ノード84あるいは第二の出力ノード91からVddあるいは接地電位に補償した電圧値を取り出すことができる。
また第五のトランジスタ87に通電し、第三の入力ノード93を介してチャネルの導通をオン・オフさせることで、論理演算の機能をNANDからANDに、あるいはNOT BからBに動的再構成させることができる。
(7)第7の実施形態
図12は、論理演算部2の第7の実施形態の構造を示すものであり、 NORと第一の入力71に対する否定(NOT A)を論理演算可能な論理回路を示したものである。
図中、p型の第一のトランジスタ702と、n型の第二のトランジスタ732を使用している。第二の電源801は接地電位とした。第一の電源781は高電位(Vdd)に接続した。
ここでは、2種類の抵抗変化をもつスピン注入素子を抵抗体として利用した。第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行とし、第四の抵抗体771の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行としたところ、2つの入力信号に対してNORの論理演算結果を出力ノード79から取り出せることを確認した。
次に第一の抵抗体741の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を平行とし、第二の抵抗体751の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行とし、第四の抵抗体771の磁気記録層と磁気固着層の磁化方向を反平行としたところ、2つの入力信号に対してNOT A
の論理演算結果を出力ノード79から取り出せることを確認した。
本実施形態においては、切替部3との組み合わせにより、NOR、OR、NOT A、 Aの論理演算が可能となる。
本実施形態において、切替部3と組み合わせた場合、第三の入力ノード93に電圧を印加して第五のトランジスタ87のチャネルを導通させることで、第一の接点22の電位として現れる本実施形態の回路の出力を第二の出力ノード91から取り出すことができる。あるいは、第五のトランジスタ87のチャネルが非導通の場合、第一の出力ノード84から演算結果を反転させて取り出すことができる。いずれの場合も、切換部3を経由することによって、第一の出力ノード84あるいは第二の出力ノード91からVddあるいは接地電位に補償した電圧値を取り出すことができる。
また第五のトランジスタ87に通電し、第三の入力ノード93を介してチャネルの導通をオン・オフさせることで、論理演算の機能をNORからORに、あるいはNOT AからAに動的再構成させることができる。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の論理回路のブロック図である。 本発明の論理回路の切替部の回路図である。 本発明の論理回路の論理演算部の第1の実施形態を示す回路図である。 本発明の論理回路の論理演算部の第2の実施形態を示す回路図である。 本発明の論理回路の論理演算部の第3の実施形態を示す回路図である。 第一、第二、第三、第四の抵抗体がスピン注入素子である場合のスピン注入素子の構造の一例を示す側面図である。 スピン注入素子が3種類の抵抗変化をもつ場合の側面概念図である。 スピン注入素子が3種類の抵抗変化をもつ場合の磁気固着層、磁気記録層の磁化の向きを示す図である。 本発明の論理回路の論理演算部の第4の実施形態を示す回路図である。 本発明の論理回路の論理演算部の第5の実施形態を示す回路図である。 本発明の論理回路の論理演算部の第6の実施形態を示す回路図である。 本発明の論理回路の論理演算部の第7の実施形態を示す回路図である。
符号の説明
1…配線選択部
2…論理演算部
3…切替部
23…第一の接点
24、28、31、33、37、40、100、130、150、160、190、202、204…第一の端子
25、29、30、34、38、39、110、120、140、170、180、200、209、210…第二の端子
26…第二の接点
27、32、36、41…ゲート電極
35…第三の接点
71…第一の入力ノード
72…第二の入力ノード
78、781…第一の電源
79…出力ノード
80、801…第二の電源
81…第五の抵抗体
82…第三のトランジスタ
83…第三の電源
84…第一の出力ノード
85…第四のトランジスタ
86…第四の電源
87…第五のトランジスタ
88…第六のトランジスタ
89…第七のトランジスタ
90…第五の電源
91…第二の出力ノード
92…第六の電源
93…第三の入力ノード
94、95…インバータ
101…上部電極
102…磁気記録層
103…非磁性層
104…磁気固着層
105…下部電極
201…第一の配線
202…第二の配線
205…第四の入力ノード
206…第五の入力ノード
207…第八のトランジスタ
208…第九のトランジスタ
700、701、702…第一のトランジスタ
730、731、732…第二のトランジスタ
740、741、742…第一の抵抗体
750、751、752…第二の抵抗体
760、761、762…第三の抵抗体
770、771、772…第四の抵抗体

Claims (8)

  1. 複数の制御端子を有し、これらの制御端子のオン/オフにより配線の選択を行う配線選択回路と、
    複数の三端子素子、前記三端子素子の制御端子にそれぞれ接続される入力ノード、前記三端子素子のそれぞれ第一、第二の端子に接続される抵抗体、及び前記三端子素子のそれぞれの前記第1の端子の接続点に接続される出力ノードを有し、前記配線選択回路にて選択された配線が接続された前記入力ノードのうちの1つの入力ノードに入力された信号、及びその他の前記入力ノードに入力された信号を論理演算する論理演算部と、
    前記出力ノードに接続され、第1の制御端子のオン/オフにより選択される第1、第2の電圧補償回路を有し、前記第1の制御端子のオン/オフにより論理和、論理積と否定論理和、否定論理積、否定とを切り替える切替部と
    を具備することを特徴とする論理回路。
  2. 前記論理演算部は、
    前記配線選択回路にて選択される複数の配線の1つに接続される第1の入力ノードと、
    前記配線選択回路にて選択される複数の配線のうち、前記第1の入力ノードに接続される配線とは別の配線に接続される第2の入力ノードと、
    出力ノードと、
    その第一の端子が前記出力ノードに接続される第一の抵抗体と、
    その第一の端子が前記出力ノードに接続される第二の抵抗体と、
    そのゲート電極が前記第一の入力ノードと接続され、その第一の端子は第一の電源に接続され、かつその第二の端子は前記第一の抵抗体の第二の端子に接続される第一のトランジスタと、
    そのゲート電極が前記第二の入力ノードに接続され、その第一の端子は第二の電源に接続され、かつその第二の端子が前記第二の抵抗体の第二の端子に接続される第二のトランジスタと、
    その第一の端子が前記第一のトランジスタの前記第一の端子と前記第一の電源との間に接続され、かつその第二の端子が前記第一のトランジスタの前記第二の端子に接続される第三の抵抗体と、
    その第一の端子が前記第二のトランジスタの前記第一の端子と前記第二の電源との間に接続され、かつその第二の端子が前記第二のトランジスタの前記第二の端子と接続される第四の抵抗体と
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の論理回路。
  3. 前記論理演算部は、
    前記配線選択回路にて選択される複数の配線の1つに接続される第1の入力ノードと、
    前記配線選択回路にて選択される複数の配線のうち、前記第1の入力ノードに接続される配線とは別の配線に接続される第2の入力ノードと、
    出力ノードと、
    その第一の端子が前記出力ノードに接続される第一の抵抗体と、
    その第一の端子が前記出力ノードに接続される第二の抵抗体と、
    そのゲート電極が前記第一の入力ノードと接続され、その第一の端子は第一の電源に接続され、かつその第二の端子は前記第一の抵抗体の第二の端子に接続される第一のトランジスタと、
    そのゲート電極が前記第二の入力ノードに接続され、その第一の端子は第二の電源に接続され、かつその第二の端子が前記第二の抵抗体の第二の端子に接続される第二のトランジスタと、
    その第一の端子が前記第一のトランジスタの前記第一の端子と前記第一の電源との間に接続され、かつその第二の端子が前記出力ノードに接続される第三の抵抗体と、
    その第一の端子が前記第二のトランジスタの前記第一の端子と前記第二の電源との間に接続され、かつその第二の端子が前記出力ノードに接続される第四の抵抗体と
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の論理回路。
  4. 前記切替部は、
    前記出力ノードとその第一の端子が接続される第五の抵抗体と、
    そのゲート電極は前記第五の抵抗体の第二の端子に接続され、その第一の端子は第三の電源に接続され、その第二の端子は第一の出力ノードに接続される第三のトランジスタと、
    そのゲート電極は前記第五の抵抗体の第二の端子に接続され、その第一の端子は第四の電源に接続され、その第二の端子は第一の出力ノードに接続される第四のトランジスタと、
    その第一の端子は前記出力ノードと接続され、そのゲート電極は第三の入力ノードに接続される第五のトランジスタと、
    そのゲート電極は前記第五のトランジスタの第二の端子に接続され、その第一の端子は第五の電源に接続され、その第二の端子は第二の出力ノードに接続される第六のトランジスタと、
    そのゲート電極は前記第五のトランジスタの第二の端子に接続され、その第一の端子は第六の電源に接続され、その第二の端子は第二の出力ノードに接続される第七のトランジスタと
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の論理回路。
  5. 前記第一、第二、第三、第四の抵抗体は、抵抗値が二値以上の抵抗変化型素子を用いることを特徴とする請求項2、3のうちいずれか1つに記載の論理回路。
  6. 前記抵抗変化型素子は、スピン注入電流の流れの向きに応じて磁化方向が可変な磁性層を1層以上有し、前記磁化方向に応じて抵抗値が可変である磁気抵抗効果素子を含むことを特徴とする請求項5に記載の論理回路。
  7. 前記抵抗変化型素子は、フローティングゲートを有する三端子素子を含むことを特徴とする請求項5に記載の論理回路。
  8. 前記第三、第七のトランジスタはp型トランジスタであり、前記第四、第六のトランジスタはn型トランジスタであることを特徴とする請求項4に記載の論理回路。
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