JP2010052831A - Packing container composed of container body and cover - Google Patents
Packing container composed of container body and cover Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010052831A JP2010052831A JP2009186201A JP2009186201A JP2010052831A JP 2010052831 A JP2010052831 A JP 2010052831A JP 2009186201 A JP2009186201 A JP 2009186201A JP 2009186201 A JP2009186201 A JP 2009186201A JP 2010052831 A JP2010052831 A JP 2010052831A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- flange
- container
- main body
- container body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、包装用容器に関し、特に、所謂シート成形されて、互いに嵌合される容器本体と蓋体とからなる包装用容器に関するものである。 The present invention relates to a packaging container, and more particularly to a packaging container comprising a so-called sheet-molded container body and a lid body that are fitted to each other.
シート成形された容器本体に、同じくシート成形された蓋体を、外嵌合または内嵌合して、食品等の収納空間を構成する包装用容器は、安価にかつ衛生的に製造できることから、近年多用されてきているものであり、種々なものが提案されてきている。このような容器本体と蓋体とからなる包装用容器では、中身を取り出す場合に、外嵌合または内嵌合されている蓋体を外さなければならないが、その外嵌合または内嵌合されている部分の嵌合解除が、シートが中身を見易くするために透明または半透明材料によって形成されていること、一般的に非常に薄いシートが採用されていること、等の理由によって困難になっている。 A packaging container that forms a storage space for food, etc., by externally fitting or internally fitting a sheet-molded lid to a sheet-molded container body, can be manufactured inexpensively and hygienically, In recent years, it has been widely used, and various things have been proposed. In such a packaging container comprising a container body and a lid, when taking out the contents, the outer fitting or inner fitting lid must be removed, but the outer fitting or inner fitting is performed. It is difficult to release the mating part because the sheet is made of a transparent or translucent material so that the contents can be easily seen, and a very thin sheet is generally used. ing.
特に、蓋体この種の包装用容器が、煮汁が多い総菜やあんみつのように液汁を多く含んだものや、ポップコーンのような多数の細かいものを収納するのに使用されていると、容器本体から蓋体を取り外す場合の衝撃等によって、これらの液汁や細かいものが零れたり飛び出したりし易い。このため、容器本体または蓋体の一部に嵌合解除のための「つまみ」を設けて、この「つまみ」を引っ張ることにより嵌合解除がし易くなるようにしたものも提案されてはいるが、「つまみ」を引っ張って急に嵌合解除がなされると、上記の液汁や細かいものが零れたり飛び出したりすることになる。 In particular, if this type of packaging container is used to store a lot of juices such as prepared vegetables with a lot of broth and anmitsu, or many small items such as popcorn, the container body These liquid juices and fine things are likely to spill or jump out due to an impact or the like when removing the lid from the lid. For this reason, a "knob" for releasing the fitting is provided on a part of the container body or the lid, and the "knob" is easily pulled to release the fitting. However, if the “knob” is pulled and the fitting is suddenly released, the above-mentioned liquid juice or fine things will spill or jump out.
そこで、例えば、特許文献1及び特許文献2にて、蓋体を容器本体に対して「回転」させることにより、蓋体の容器本体に対する嵌合解除が比較的ゆっくり行えるようにして、中身が零れたり飛び出したりしないようにすることが提案されている。
Therefore, for example, in
特許文献1には、図20にも示すように、「キャップAと容器Bとには、それぞれその開口縁にネジa、cが形成される為に、これらのネジa、cをそれぞれ合致せしめて回動することによってキャップAを容器Bに着脱することができる」技術が開示されている。
In
ところが、この特許文献1に記載されている「キャップAと容器Bとのそれぞれの開口縁に形成したネジa、c」では、当該キャップAと容器Bとを上述した「シート成形」した場合、型から回転させて外すか、「ネジa、c」を潰しながら強制的に外さなければならないから、「型抜き」を困難にするか、型抜き時にキャップあるいは容器に傷を付けることになる、と考えられる。
However, in the “screws a and c formed at the opening edges of the cap A and the container B” described in
特許文献2には、「蓋体と基台との密着度が高いと、容器を開ける際に容器内の内容物が一緒に飛び出してしまうことがある」ことを解決課題としてなされた「包装容器」が提案されている。
この「包装容器」は、図21にも示すように、
「下部嵌合部24bの内側には、蓋体20の中心軸O−O′方向に突出する複数の傾斜部(係止手段)25が中心軸O−O′を中心に所定の配置角度θで形成されている(図1参照)。蓋体20の回転方向を図1に示すα1−α2方向とした場合、各傾斜部25は前記回転方向α1の上流端側がZ1方向に高く、下流端側がZ2方向に低くなるように、開口部23の縁から所定の傾斜角φ(図2(A)参照)で形成されている。また前記複数の傾斜部25が形成される少なくとも1箇所には、前記中心軸O−O′の方向と同一方向(Z方向)に延びるストッパ係止部26が形成されている。このストッパ係止部26は、前記傾斜部25同様に中心軸O−O′方向に突出形成されている。」(当該文献2の段落0023)
であり、
「下部嵌合部32bの外周面には、略三角形状からなる複数の係止凸部(係止手段)33が外側方向に突出形成されている。この係止凸部33は、上記蓋体20に形成された前記傾斜部(係止手段)25と同様の配置角度θ(中心軸O−O′を中心とする角度間隔)で形成されている。また、係止凸部33の斜辺部33aは、上記傾斜部25と同じ傾斜角φで形成されている。また、係止凸部33のα1側の縁部はZ方向に延びる戻り止め部33bである。」(当該文献2の段落0027)
である。
As shown in FIG. 21, this “packaging container”
“Inside the
And
“On the outer peripheral surface of the lower fitting portion 32b, a plurality of locking projections (locking means) 33 each having a substantially triangular shape are formed to protrude outward. 20 is formed at the same arrangement angle θ (angle interval with the central axis OO ′ as the center) as the inclined portion (locking means) 25 formed in 20. The oblique side portion of the
It is.
つまり、この特許文献2にて提案されている「包装容器」は、多くの部材と複雑な構成を有するものであるから、所謂「シート成形」によって、安価かつ簡単に製造することができないものとなっていると、考えられる。
That is, since the “packaging container” proposed in
そこで、本発明者等は、この種の容器本体と蓋体とからなる包装用容器について、上記各種問題を解決しながら製造できるようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、
(1)安価かつ容易な製造が可能な「シート成形」を利用できる包装用容器であること
(2)回転操作によって蓋体の容器本体に対する嵌合解除が行える包装用容器であること
(3)嵌合時には必要な密閉性が確保できる包装用容器であること
(4)「型抜き」が容易かつ製品に傷を付けないで行える包装用容器とすること
を同時に満足する必要があることに気付き、本発明を完成したのである。
Therefore, the present inventors have made various studies on how to make it possible to manufacture a packaging container comprising this type of container body and lid while solving the various problems described above. result,
(1) A packaging container that can use “sheet molding” that can be manufactured inexpensively and easily. (2) A packaging container that can release fitting of the lid body to the container body by rotating operation. (3) It must be a packaging container that can secure the necessary sealing properties when mated. (4) I realize that it is necessary to satisfy at the same time that the packaging container can be easily “die-cut” without damaging the product. The present invention has been completed.
すなわち、本発明の目的とするところは、「シート成形」が利用できて「型抜き」も容易かつ製品に傷を付けないで行うことができ、回転操作によって蓋体の容器本体に対する嵌合解除が行えて、嵌合時には必要な密閉性が確保できる包装用容器を提供することにある。 That is, the object of the present invention is that “sheet molding” can be used, and “die cutting” can be performed easily and without damaging the product. An object of the present invention is to provide a packaging container that can perform sealing and can secure a necessary sealing property at the time of fitting.
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「容器本体10の本体フランジ11に対して、蓋体20の蓋フランジ21を嵌合して、この蓋体20を容器本体10に一体的に嵌合し得るようにした包装用容器100であって、
本体フランジ11または蓋フランジ21の一部にカム面12または24を形成するとともに、このカム面12または24に向けて突出する係合突起22または14を蓋フランジ21または本体フランジ11に形成して、
蓋体20を容器本体10に対して相対回転させたとき、係合突起22または14がカム面12または24に乗り上がって、本体フランジ11と蓋フランジ21間の嵌合解除が行えるようにしたことを特徴とする包装用容器100」
である。
In order to solve the above problems, first, the means taken by the invention according to
“The
A
When the
It is.
すなわち、この請求項1に係る包装用容器100は、それぞれシート成形した容器本体10及び蓋体20からなるものであり、容器本体10の本体フランジ11に、蓋体20の蓋フランジ21を嵌合して、この蓋体20を容器本体10に一体的に嵌合し得るようにしたものである。この場合、蓋体20の容器本体10に対する嵌合としては、図1〜図11に示す「外嵌合」と、図12〜図16に示すような「内嵌合」とがあり得るので、これらの場合を分けてみると、上記符号を付した構成は、以下のようになる。
That is, the
(外嵌合の場合)
蓋体20の蓋フランジ21が容器本体10の本体フランジ11に外嵌合される場合の、本発明に係る包装用容器100の構成は、
「容器本体10の本体フランジ11に対して、蓋体20の蓋フランジ21を嵌合して、この蓋体20を容器本体10に一体的に嵌合し得るようにした包装用容器100であって、
本体フランジ11の一部にカム面12を形成するとともに、このカム面12に向けて突出する係合突起22を蓋フランジ21に形成して、
蓋体20を容器本体10に対して相対回転させたとき、係合突起22がカム面12に乗り上がって、本体フランジ11と蓋フランジ21間の嵌合解除が行えるようにしたことを特徴とする包装用容器100」
である。
(For external fitting)
The configuration of the
“The
A
When the
It is.
容器本体10の本体フランジ11は、図3にも示すように、当該容器本体10の側壁の上端から外側に水平状に延出する上面11aと、この上面11aの外端縁から垂下する外側面11bとからなるものであり、一方、蓋体20の蓋フランジ21は、図3にも示すように、当該蓋体20の立ち上がり部の下端から外側に水平状に延出する水平部分21aと、この水平部分21aの外端縁から垂下する所謂スカート部21bとからなるものである。
As shown in FIG. 3, the
そして、上記本体フランジ11の一部には、図1〜図4に示すように、カム面12が形成してあるとともに、蓋フランジ21には、本体フランジ11のカム面12上に向けて突出する係合突起22が形成してある。この係合突起22は、後述する実施例では、蓋フランジ21を構成しているスカート部21bの上部に形成してある。
As shown in FIGS. 1 to 4, a
以上の結果、この請求項1の包装用容器100では、カム面12を本体フランジ11に形成すればよく、また、このカム面12上に向かう係合突起22を蓋体20の蓋フランジ21に形成すればよいから、容器本体10や蓋体20を容易にシート成形することができる。何故なら、カム面12は、容器本体10の型抜き方向に形成するのであるから、所謂「アンダーカット部」になることはなく、カム面12を形成した容器本体10は型抜きが簡単に行えるのであり、一方、係合突起22は、蓋体20の立ち上がり部やスカート部21bに、平面視「凹所」となるように形成すればよいから、この係合突起22も「アンダーカット部」となることはなく、これを形成した蓋体20は型抜きが簡単に行えることになるからである。
As a result, in the
上記のように構成した包装用容器100では、その容器本体10と蓋体20とを嵌合状態にするには、一般的な包装用容器100と同様にして、蓋体20を容器本体10に対して強制嵌合すればよいが、蓋体20側の係合突起22が容器本体10側の本体フランジ11に形成してあるカム面12の最深部12a内に位置するようにする。係合突起22が最深部12aに位置しない場合には、蓋体20を容器本体10に対して少し押圧しながら回転させてやればよい。これにより、係合突起22がカム面12の最深部12aに係合した状態で容器本体10と蓋体20との一体化が行えるのであり、容器本体10に蓋体20が嵌合されているのであるから、必要な密閉性も確保されている。
In the
さて、この包装用容器100では、その容器本体10と蓋体20との嵌合状態を解除にするには、蓋体20を容器本体10に対して相対回転させればよい。このとき、蓋体20に形成した係合突起22が、カム面12に案内されて最終的に本体フランジ11の上面11aに乗り上がるから、蓋体20は容器本体10に対して強制的に持ち上げられることになり、これにより、本体フランジ11と蓋フランジ21間の係合解除が行われることになるのである。
Now, in this
この本体フランジ11と蓋フランジ21間の係合解除は、具体的には、図3の(b)に示した例では、蓋フランジ21側の係止部21cが本体フランジ11の外側面11bから外れることによるのであり、図5に示した例では、蓋体20の係合部23が本体フランジ11の外側面11bから外れることによるのである。
Specifically, the disengagement between the
以上のように、当該包装用容器100の嵌合解除を行うには、蓋体20を容器本体10に対して相対回転させるのであるから、嵌合解除がなされたときに、蓋体20が容器本体10から急激に外れることがなく、容器本体10に大きな振動が与えられることもない。
このため、この包装用容器100について嵌合解除をするあるいはした場合に、容器本体10内の中身が零れたり飛散したりすることは殆どないのである。
As described above, since the
For this reason, when the fitting of the
(内嵌合の場合)
蓋体20の蓋フランジ21が容器本体10の本体フランジ11に内嵌合される場合の、本発明に係る包装用容器100の構成は、
「容器本体10の本体フランジ11に対して、蓋体20の蓋フランジ21を嵌合して、この蓋体20を容器本体10に一体的に嵌合し得るようにした包装用容器100であって、
蓋フランジ21の一部にカム面24を形成するとともに、このカム面24に向けて突出する係合突起14を本体フランジ11に形成して、
蓋体20を容器本体10に対して相対回転させたとき、係合突起14がカム面24に乗り上がって、本体フランジ11と蓋フランジ21間の嵌合解除が行えるようにしたことを特徴とする包装用容器100」
である。
(Internal fitting)
The configuration of the
“The
A
When the
It is.
図12には、本発明に係る包装用容器100であって、その蓋体20の蓋フランジ21が容器本体10の本体フランジ11に内嵌合される場合の正面図が示してある。この内嵌合容器100の場合、その蓋体20の底面側からみた状態は、図13の(a)に示すようになっており、その蓋フランジ21には多数の係合部23が内側に突出した状態で形成してある。これらの係合部23は、図13の(b)に示す容器本体10のカム面12に向かうものであり、図14に示すような関係にある。
FIG. 12 is a front view of the
この包装用容器100の容器本体10においては、図14の(a)に示すように、本体フランジ11の中程部分に係合突起14が内方に向けて膨出するように形成してあり、この係合突起14の下端に位置する本体フランジ11には、内嵌合時に蓋フランジ21の下端が当接することになる密着面(水平面)が形成されている。一方、蓋体20の蓋フランジ21については、その上部外方部分が、内嵌合時に容器本体10の本体フランジ11側に形成した係合部15の下に係合する係合部23となっており、この係合部23と当該蓋フランジ21の下端部分との間の外側面がカム面24となっているのである。
In the container
ここで、蓋体20を外すべく、当該蓋体20が容器本体10に対して相対回転されると、蓋体20側のカム面24は、その容器本体10側の係合突起14の側面に当接してから、この係合突起14の側面に案内されながら最終的には係合突起14の内端面を乗り上げることになり、このとき、図14の(b)に示すように、蓋体20側の係合部23は容器本体10側の係合突起14から外される。これにより、蓋体20側の蓋フランジ21については、これを容器本体10に対して止めて置くものがなくなるから、結果として容器本体10の本体フランジ11から簡単に外されることになり、蓋体20の容器本体10に対する嵌合が解除されるのである。
Here, when the
嵌合時における容器本体10側の係合突起14と蓋体20側の係合部23との係合は、図15に示すようになされることがある。この場合には、蓋体20が容器本体10に嵌合されているときには、図15の(a)に示すように、蓋体20側の蓋フランジ21に形成してある係合部23内が、容器本体10側の本体フランジ11に形成してある係合部15上に係合していて、蓋体20側のカム面24は、容器本体10側の係合突起14の上端面より下側に位置している。
The engagement between the
この図15において、蓋体20を外すべく、当該蓋体20を容器本体10に対して相対回転すると、蓋体20側のカム面24は、図14に示す例の場合と同様に、容器本体10側の係合突起14の上端面を乗り上げることになり、図15の(b)に示すように、蓋体20側の係合部23が容器本体10側の係合突起14から外されることになる。これにより、蓋体20側の蓋フランジ21は、これを容器本体10に対して止めるものがなくなるから、容器本体10の本体フランジ11から簡単に外されることになり、蓋体20の容器本体10に対する嵌合が解除される。
In FIG. 15, when the
そして、嵌合時における容器本体10側の係合突起14と蓋体20側の係合部23との係合は、図16に示すようになされることもある。この図16に示す例にあっては、蓋体20が容器本体10に嵌合されているときには、図16の(a)に示すように、蓋体20側の蓋フランジ21に形成してある係合部23内が、容器本体10側の本体フランジ11に形成してある係合部15上に係合していて、蓋体20が容器本体10から外れないようになっている。また、このとき、蓋体20側のカム面24は、容器本体10側の係合突起14の内端面より外側に位置している。
Further, the engagement between the
ここで、蓋体20を外すべく、当該蓋体20を容器本体10に対して相対回転すると、蓋体20側のカム面24は、容器本体10側の係合突起14の図示右端面を乗り上げることになり、図16の(b)に示すように、蓋体20側の係合部23が容器本体10側の係合突起14から外されることになる。これにより、蓋体20側の蓋フランジ21は、これを容器本体10に対して止めるものがなくなるから、容器本体10の本体フランジ11から簡単に外されることになり、蓋体20の容器本体10に対する嵌合が解除されるのである。
Here, when the
従って、この請求項1に係る包装用容器100は、「シート成形」が利用できて「型抜き」も容易かつ傷を付けないで行うことができ、回転操作によって蓋体20の容器本体10に対する嵌合解除が行え、嵌合時には必要な密閉性が確保できるものとなっているのである。
Therefore, the
また、以上の課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「容器本体10の本体フランジ11に対して、蓋体20の蓋フランジ21を嵌合して、この蓋体20を容器本体10に一体的に嵌合し得るようにした包装用容器100であって、
本体フランジ11の一部にカム凹所13を形成するとともに、このカム凹所13に向けて突出する係合突起22と、本体フランジ11に係合し得る係合部23とを蓋フランジ21に形成して、
蓋体20を容器本体10に対して相対回転させたとき、係合突起22が本体フランジ11を押し込むとともに、係合部23が本体フランジ11から外されて、本体フランジ11と蓋フランジ21間の嵌合解除が行えるようにしたことを特徴とする包装用容器100」
である。
Further, in order to solve the above problems, the means taken by the invention according to
“The
A
When the
It is.
この請求項2に係る包装用容器100は、蓋体20を容器本体10に嵌合して一体化されることは、上記請求項1に係る包装用容器100と同様であるが、請求項1のカム面12に該当する「カム凹所13」が、本体フランジ11の外側面11bの一部に、最深部13aから外側面11bに向かうように形成してあること、このカム凹所13に向けて突出する係合突起22と、本体フランジ11の外側面11b下端縁に係合し得る係合部23とが蓋フランジ21に形成してあることが、請求項1に係る包装用容器100とは異なっている点である。
The
以上の結果、この請求項2の包装用容器100では、容器本体10に対して蓋体20を強制嵌合することにより、係合突起22がカム凹所13に係合し、かつ係合部23が本体フランジ11に係合した状態で両者の一体化が行えるのである。
As a result, in the
また、この請求項2の包装用容器100において、蓋体20を容器本体10に対して相対回転させたとき、係合突起22が本体フランジ11の外側面11bを押し込むとともに、係合部23が外側面11b下端縁から外されて、本体フランジ11と蓋フランジ21間の係合解除が行なわれることになる。
Further, in the
さらに、この請求項2の包装用容器100では、上記請求項1の包装用容器100と同様に、カム凹所13を本体フランジ11の一部に形成すればよく、また、このカム凹所13上に向かう係合突起22と、本体フランジ11に係合し得る係合部23とを蓋体20の蓋フランジ21に形成すればよいから、容器本体10や蓋体20を容易にシート成形することができる。何故なら、カム凹所13は、容器本体10の型抜き方向に形成するのであるから、所謂「アンダーカット部」になることはなく、一方、係合突起22や係合部23は、蓋体20の側面に形成すればよいから、これらの係合突起22や係合部23も「アンダーカット部」となることがないのであり、これらを形成した容器本体10や蓋体20は型抜きが簡単に行えることになるからである。
Further, in the
従って、この請求項2に係る包装用容器100も、「シート成形」が利用できて「型抜き」も容易かつ傷を付けないで行うことができ、回転操作によって蓋体20の容器本体10に対する嵌合解除が行え、嵌合時には必要な密閉性が確保できるものとなっているのである。
Therefore, the
上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または請求項2に記載の包装用容器100について、
「蓋体20の蓋フランジ21以外の部分に、当該蓋体20の容器本体10に対する相対回転操作を良好にするための滑り止め部30を形成したこと」
である。
In order to solve the above-mentioned problem, the means taken by the invention according to claim 3 is about the
“An
It is.
すなわち、この請求項3に係る包装用容器100では、蓋体20の蓋フランジ21以外の部分に滑り止め部30を形成したのであるから、この滑り止め部30に例えば右手の指を掛けるととも左手で容器本体10の底を持てば、当該蓋体20の容器本体10に対する相対回転を自然かつ無理なく行えるのである。換言すれば、一般に、蓋体20は、掴みにくくて滑り易い薄型のものとして成形されることが多いのであるが、この蓋体20には滑り止め部30が形成してあるから、この滑り止め部30を利用することにより、蓋体20の容器本体10に対する回転操作を、この蓋体20から指を滑らすことなく行えるのである。
That is, in the
従って、この請求項3に係る包装用容器100は、上記請求項1または2のそれと同様な機能を発揮する他、滑り止め部30によって蓋体20を滑ることなく回転させることができるのである。
Therefore, the
以上の通り、本発明においては、
「容器本体10の本体フランジ11に対して、蓋体20の蓋フランジ21を嵌合して、この蓋体20を容器本体10に一体的に嵌合し得るようにした包装用容器100であって、
本体フランジ11または蓋フランジ21の一部にカム面12または24を形成するとともに、このカム面12または24に向けて突出する係合突起22または14を蓋フランジ21または本体フランジ11に形成して、
蓋体20を容器本体10に対して相対回転させたとき、係合突起22または14がカム面12または24に乗り上がって、本体フランジ11と蓋フランジ21間の嵌合解除が行えるようにしたこと」
あるいは、
「容器本体10の本体フランジ11に対して、蓋体20の蓋フランジ21を嵌合して、この蓋体20を容器本体10に一体的に嵌合し得るようにした包装用容器100であって、
本体フランジ11の一部にカム凹所13を形成するとともに、このカム凹所13に向けて突出する係合突起22と、本体フランジ11に係合し得る係合部23とを蓋フランジ21に形成して、
蓋体20を容器本体10に対して相対回転させたとき、係合突起22が本体フランジ11を押し込むとともに、係合部23が本体フランジ11から外されて、本体フランジ11と蓋フランジ21間の嵌合解除が行えるようにしたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、「シート成形」が利用できて「型抜き」も容易かつ製品に傷を付けないで行うことができ、回転操作によって蓋体20の容器本体10に対する嵌合解除が行えて、嵌合時には必要な密閉性が確保できる包装用容器100を提供することができるのである。
As described above, in the present invention,
“The
A
When the
Or
“The
A
When the
Therefore, “sheet molding” can be used, and “die cutting” can be performed easily and without damaging the product. It is possible to provide the
すなわち、本発明に係る包装用容器100は、
(1)安価かつ容易な製造が可能な「シート成形」を利用できる
(2)回転操作によって蓋体の容器本体に対する嵌合解除が行える
(3)嵌合時には必要な密閉性が確保できる
(4)「型抜き」が容易かつ製品に傷を付けないで行える
ものである。
That is, the
(1) “Sheet molding” that can be manufactured inexpensively and easily can be used. (2) The lid can be released from the container body by rotating operation. (3) Necessary sealing can be ensured at the time of fitting. ) "Die-cutting" is easy and can be done without damaging the product.
次に、以上のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施の形態に係る包装用容器100について説明するが、この包装用容器100としては、図1〜図4、図10、及び図11に示した第1実施例と、図5〜図9に示した第2実施例と、図12〜図16に示した第3実施例と、図17〜図19に示した第4実施例があるので、以下では、この実施例毎に説明していくこととする。
Next, the invention according to each claim configured as described above will be described with respect to the
(第1実施例)
図1には、第1実施例に係る包装用容器100が示してあり、この包装用容器100は、
「容器本体10の本体フランジ11に、蓋体20の蓋フランジ21を嵌合して、この蓋体20を容器本体10に一体的に嵌合し得るようにした包装用容器100であって、
本体フランジ11の上面11aの一部に、最深部12aから上面11aに向かうカム面12を形成するとともに、蓋フランジ21に本体フランジ11のカム面12上に向けて突出する係合突起22を形成して、
この係合突起22がカム面12の最深部12aに係合した状態で容器本体10と蓋体20との一体化が行えるとともに、蓋体20を容器本体10に対して相対回転させたとき、蓋体20に形成した係合突起22が本体フランジ11の上面11aに乗り上がって、本体フランジ11と蓋フランジ21間の係合解除が行えるようにした」
ものである。
(First embodiment)
FIG. 1 shows a
“A
A
When the
Is.
この包装用容器100は、総菜等の中身が収納されて、上部開口の周囲に本体フランジ11を形成した容器本体10と、この容器本体10に、開口下端に形成した蓋フランジ21によって外嵌合される蓋体20とからなっている。つまり、この包装用容器100は、容器本体10の本体フランジ11に、蓋体20の蓋フランジ21を嵌合して、この蓋体20を容器本体10に対して一体的に嵌合し得るようにしたものである。
The
また、この包装用容器100を構成している容器本体10及び蓋体20は、それぞれ「シート成形」、つまり合成樹脂シートに対して真空または圧空成形することより一体成形したものであり、一般的には、容器本体10内に収納した総菜やあんみつが外から容易に視認できるようにするために、これらの容器本体10や蓋体20を構成する材料である合成樹脂シートは、透明または半透明のものを採用したものである。
In addition, the
そして、この第1実施例に係る包装用容器100では、本体フランジ11の上面11aの一部に、最深部12aから上面11aに向かうカム面12を形成するとともに、蓋フランジ21に本体フランジ11のカム面12上に向けて突出する係合突起22を形成したものである。
And in the
これにより、この包装用容器100では、その係合突起22がカム面12の最深部12aに係合した状態で容器本体10と蓋体20との一体化が行えるとともに、以下に詳述するように、蓋体20を容器本体10に対して相対回転させたとき、蓋体20に形成した係合突起22が本体フランジ11の上面11aに乗り上がって、本体フランジ11と蓋フランジ21間の嵌合解除が行えるのである。
As a result, in the
上記のように構成した包装用容器100では、その容器本体10と蓋体20とを嵌合状態にするには、一般的な包装用容器100と同様にして、蓋体20を容器本体10に対して強制嵌合すればよいが、蓋体20側の係合突起22が容器本体10側の本体フランジ11に形成してあるカム面12の最深部12a内に位置するようにする。係合突起22が最深部12aに位置しない場合には、蓋体20を容器本体10に対して少し押圧しながら回転させてやればよい。これにより、係合突起22がカム面12の最深部12aに係合した状態で容器本体10と蓋体20との一体化が行えるのであり、容器本体10に蓋体20が嵌合されているのであるから、必要な密閉性も確保される。
In the
さて、この包装用容器100については、図1の(a)にて示したように、その容器本体10が有している本体フランジ11の上面11aの一部に、最深部12aから上面11aに向かうカム面12が形成してあり、一方、蓋体20の蓋フランジ21については、上述した本体フランジ11のカム面12上に向けて突出する係合突起22が形成してある。
As for the
本第1実施例における容器本体10側の本体フランジ11は、図2にも示したように、当該容器本体10の上端にて水平に位置して、蓋体20側の蓋フランジ21の内面が当接して、嵌合時の密閉性を確保するための上面11aと、この上面11aの外端から垂下する外側面11bとを少なくとも有しているものである。一方、蓋体20側の蓋フランジ21は、本第1実施例の場合、図1の(a)及び図2に示したように、上記容器本体10側の上面11aに上から当接することになる水平部分21aと、この水平部分21aの外端から垂下するスカート部21bと、このスカート部21bの途中に形成した係止部21cとを備えているものである。
As shown in FIG. 2, the
そして、本体フランジ11の上面11aの一部には、図1〜図4に示したように、最深部12aから上面11aに向かうカム面12が形成してあるとともに、蓋フランジ21には、本体フランジ11のカム面12上に向けて突出する係合突起22が形成してある。この係合突起22は、蓋フランジ21を構成している前述したスカート部21bの上部に形成してある。
As shown in FIGS. 1 to 4, a
容器本体10側のカム面12は、図2または図11に示したように、最深部12aから図示左方に順次高くなって本体フランジ11の上面11aになだらかに連なる一方、最深部12aの直ぐ右側をほぼ垂直に立ち上がる当接端12bを形成するようにしてもよいが、図4の(a)または図10の(c)に示したように、最深部12aから左右両側になだらかに連なる部分を形成して当接端12bを有さないものとして実施してもよい。当接端12bを有するカム面12の場合、当該当接端12bをストッパ部とすることができるから、嵌合時の位置調整時に蓋体20を容器本体10に対して回転させて、係合突起22がこの当接端12bに当接するのを確かめることによって、当該係合突起22が最深部12a内に位置したことを確認できる。
As shown in FIG. 2 or FIG. 11, the
一方、この当接端12bを有さない場合には、カム面12の最深部12aを中心にして蓋体20を回転させて蓋体20側の係合突起22が「ガタン」と最深部12a内に入るのを確かめることにより、当該係合突起22が最深部12a内に位置したことを確認できる。
On the other hand, when the contact end 12b is not provided, the
また、この容器本体10のカム面12としては、図4の(b)、図10の(b)や(d)に示したように、本体フランジ11の上面11aから沈み込む最深部12aは有しているものの、この最深部12aから一旦上面11aの上側に立ち上がり、そこから上面11aに向けてなだらかに下がるような形状のものに実施しても良い。この場合には、蓋体20側の係合突起22が容器本体10の本体フランジ11から一旦大きく持ち上げられる状態になるから、蓋体20の容器本体10に対する嵌合解除をよりダイナミックに行うことができる。
Further, as shown in FIGS. 4B, 10B and 10D, the
以上の結果、この第1実施例の包装用容器100では、最深部12aを有するカム面12を本体フランジ11の上面11aに形成すればよく、また、このカム面12上に向かう係合突起22を蓋体20の蓋フランジ21に形成すればよいから、容器本体10や蓋体20を容易にシート成形することができる。何故なら、カム面12は、容器本体10の型抜き方向に直交する上面11aに形成するのであるから、所謂「アンダーカット部」になることはなく、カム面12を形成した容器本体10は型抜きが簡単に行えるのであり、一方、係合突起22は、蓋体20の立ち上がり部やスカート部21bに、平面視「凹所」となるように形成すればよいから、この係合突起22も「アンダーカット部」となることはなく、これを形成した蓋体20は型抜きが簡単に行えることになるからである。
As a result, in the
蓋体20側の係合突起22については、図1の(a)及び(b)に示したように、本体フランジ11のカム面12上に向けて突出するのであれば、単純な突起であっても十分である。なお、この係合突起22の大きさとしては、カム面12への乗り上げ時にできるだけ変形しないでカム面12に対する押圧が確実に行えるようにするため、図2に示したた幅が、1mm〜10mm程度あることが好ましい。1mmより小さい場合は、その成形が困難になり、10mmより大きい場合は潰れ易くなるからである。
As shown in FIGS. 1A and 1B, the
そして、特に、蓋体20側の係合突起22については、図10の(d)に示したように、上記容器本体10側の種々なカム面12の下側に向けて突出するものとして形成して実施しても良い。この図10の(d)に示した場合では、カム面12の一部が本体フランジ11の上面11aから上方になる部分を有しているから、この部分を下から押し上げる役目を当該係合突起22が果たせば、結果として蓋体20の容器本体10に対する嵌合解除が行えることになるからである。
In particular, the
ここで、例えばコンビニエンスストアやスーパーのバックヤードで容器本体10内に総菜やあんみつを収納した後、この容器本体10に対して蓋体20を嵌合するには、蓋体20を容器本体10上に押圧して、蓋体20側の係合突起22が容器本体10側のカム面12の最深部12a内に入るのを確認する。この確認は、容器本体10側のカム面12や蓋体20側の係合突起22が上述したような種々な形状のものに形成してあったから、容易に行えるものである。
Here, for example, after storing prepared dishes and anmitsu in the
特に、この第1実施例の包装用容器100において、その容器本体10と蓋体20とを嵌合状態にするには、一般的な包装用容器100と同様にして、蓋体20を容器本体10に対して強制嵌合すればよいが、蓋体20側の係合突起22が容器本体10側の本体フランジ11に形成してあるカム面12の最深部12a内に位置するようにする。係合突起22が最深部12aに位置しない場合には、蓋体20を容器本体10に対して少し押圧しながら回転させてやればよい。これにより、係合突起22がカム面12の最深部12aに係合した状態で容器本体10と蓋体20との一体化が行えるのであり、容器本体10に蓋体20が嵌合されているのであるから、必要な密閉性も確保されている。
In particular, in the
さて、この包装用容器100では、その容器本体10と蓋体20との嵌合状態を解除にするには、蓋体20を容器本体10に対して相対回転させればよい。このとき、蓋体20に形成した係合突起22が本体フランジ11の上面11aに乗り上がるから、蓋体20は容器本体10に対して強制的に持ち上げられることになり、これにより、本体フランジ11と蓋フランジ21間の嵌合解除が行われることになる。
Now, in this
以上のように、当該包装用容器100の嵌合解除を行うには、蓋体20を容器本体10に対して相対回転させるのであるから、嵌合解除がなされたときに、蓋体20が容器本体10から急激に外れることはなく、容器本体10に大きな振動が与えられることもない。
このため、この包装用容器100について嵌合解除をする、あるいはした場合に、容器本体10内の中身が零れたり飛散したりすることは殆どないのである。
As described above, since the
For this reason, the contents in the container
(第2実施例)
図5〜図9には、本発明に係る第2実施例の包装用容器100が示してあるが、この包装用容器100は、
「容器本体10の本体フランジ11に、蓋体20の蓋フランジ21を嵌合して、この蓋体20を容器本体10に一体的に嵌合し得るようにした包装用容器100であって、
本体フランジ11の外側面11bの一部に、最深部13aから外側面11bに向かうカム凹所13を形成するとともに、蓋フランジ21に、本体フランジ11のカム凹所13に向けて突出する係合突起22と、本体フランジ11の外側面11b下端縁に係合し得る係合部23とを形成して、
この係合突起22がカム凹所13の最深部13aに係合し、かつ係合部23が本体フランジ11の外側面11b下端縁に係合した状態で容器本体10と蓋体20との一体化が行えるとともに、蓋体20を容器本体10に対して相対回転させたとき、係合突起22が本体フランジ11の外側面11bを押し込むとともに、係合部23が外側面11b下端縁から外されて、本体フランジ11と蓋フランジ21間の係合解除が行えるようにした」
ものである。
(Second embodiment)
5 to 9 show a
“A
A
The
Is.
つまり、この第2実施例に係る包装用容器100の、上記第1実施例と異なる点は、蓋体20側の係合突起22及び係合部23が、例えば図5に示したように、蓋フランジ21のスカート部21bに形成してあり、これらの係合突起22及び係合部23が向かうべきカム凹所13が、例えば図6の(b)に示したように、容器本体10側の本体フランジ11の外側面11bに形成したことである。
That is, the difference of the
つまり、当該第2実施例の包装用容器100において、容器本体10側のカム凹所13と、蓋体20側の係合突起22及び係合部23の向きが、第1実施例の包装用容器100の場合と90度異なっているのである。なお、この第2実施例の包装用容器100において、上記第1実施例の包装用容器100と同様な部材については、図5〜図9中に、上記第1実施例において使用したのと同一符号を付してその説明を省略する。
That is, in the
図9に示した実施例では、上記のカム凹所13を本体フランジ11の外側面11bに形成するとともに、蓋体20側の係合突起22及び係合部23をスカート部21bに形成する他、図9の(c)に示したように、蓋体20側の蓋フランジ21を構成しているスカート部21bの一部に係止部21cを形成しておいて、この水平部分21aが本体フランジ11側の外側面11bの下端に係合するようにもしてある。
In the embodiment shown in FIG. 9, the
さて、この第2実施例に係る包装用容器100では、その容器本体10と蓋体20とが嵌合状態にある場合、図5及び図8の(a)に示したように、蓋体20側の係合突起22が容器本体10側のカム凹所13の最深部13aに係合し、かつ係合部23が本体フランジ11の外側面11b下端縁に係合している。これにより、容器本体10と蓋体20との一体化が行われているのである。
Now, in the
ここで、蓋体20を容器本体10に対して少し相対回転させると、図8の(b)に示したように、係合突起22が本体フランジ11の外側面11bを内側に押し込むとともに、係合部23の一部が外側面11b下端縁から外され始めるのである。そして、蓋体20を容器本体10に対してさらに相対回転させると、係合部23が外側面11b下端縁から完全に外されるから、本体フランジ11と蓋フランジ21間の嵌合解除が行われるのである。
Here, when the
(第1実施例及び第2実施例の共通事項)
上記各実施例に係る包装用容器100を構成している蓋体20については、これを容器本体10に対して相対回転させる際に利用できる滑り止め部30を形成することがある。
この滑り止め部30としては、蓋体20を掴んだ手が滑らないようにすることが満足できるのであれば、図1〜図5に示したような、蓋体20の立ち上がり部に形成した多数の滑り止めリブ31であってもよいし、図4、図5、及び図7に示したような指掛け凹所32であってもよい。さらに、この滑り止め部30は、図9及び図10に示したような一対の指入れ33・33であってもよい。
(Matters common to the first and second embodiments)
About the
As the
この滑り止め部30が、滑り止めリブ31、指掛け凹所32あるいは指入れ33によって形成されていれば、いずれの場合も、この滑り止め部30に指を掛けたり挿入したりすることによって、当該滑り止め部30を形成した蓋体20の容器本体10に対する相対回転を行う際の「滑り止め」の役目を果たすことができる。
If the
換言すれば、この種の包装用容器100を構成する容器本体10も蓋体20も、合成樹脂シートという平滑な面を有する材料によって形成したのであるから、この滑り止め部30は、互いに嵌合されている場合の、あるいは嵌合する場合の両者間の相対回転を手指の滑りを発生させることなく行えるのであり、中身の零れを防止することができるものである。
In other words, since the
(第3実施例)
図12〜図16には、本発明の第3実施例に係る包装用容器100が示してあり、この包装用容器100は、容器本体10の本体フランジ11に対して蓋体20の蓋フランジ21を、所謂「内嵌合」するタイプのものである。従って、例えば図1に示したような、蓋体20の蓋フランジ21が容器本体10の本体フランジ11の外側になる第1実施例に係る包装用容器100の場合とは異なって、当該内嵌合タイプの包装用容器100は、図12に示したように、容器本体10の本体フランジ11の内部に蓋体20の蓋フランジ21が入り込むのである。
(Third embodiment)
FIGS. 12 to 16 show a
このような内嵌合タイプの包装用容器100では、図14〜図16に示したように、容器本体10側の本体フランジ11の内側に対して、蓋体20の蓋フランジ21が嵌合されるものであり、この嵌合状態の維持は、蓋体20の蓋フランジ21の外端に形成してある係合部23が、容器本体10の本体フランジ11の上部に形成してある係合部15に係合することによりなされる。蓋体20側の係合部23は、図14に示すように、本体フランジ11側の係合部15の下端に係合するようになされる他、図15及び図16に示すように、本体フランジ11側の係合部15に重なって係合するようになされることもある。なお、これらの容器本体10側の係合部15及び蓋体20側の係合部23は、本体フランジ11や蓋フランジ21の全周に形成してもよく、また適宜の位置に部分的に形成して実施してもよりものである。
In such an internal fitting
そして、この内嵌合タイプの包装用容器100では、上記第1実施例の場合とは逆に、カム面24が蓋体20側に形成され、このカム面24に係合する係合突起14が容器本体10側に形成されるのである。そして、カム面24は、図13の(a)に示したように、蓋体20の蓋フランジ21側に形成され、係合突起14は、図13の(b)に示したように、容器本体10の本体フランジ11側に形成されるのである。
In the inner-fitting
容器本体10側の係合突起14は、図14に示した実施例では、係合部15の直下であって当該係合部15と同一方向に膨出するように形成したものであり、図15に示した実施例では、その上面をカム面24が乗り上げられるように低い状態に形成したものであり、そして、図16に示した実施例では、その内側面をカム面24が乗り上げられるように幅狭い状態に形成したものである。
In the embodiment shown in FIG. 14, the
一方、蓋体20側のカム面24は、図14に示した実施例では、容器本体10に対して蓋体20が嵌合状態にあるときに、係合突起14の内側面より外側(図示右側)にあって嵌合解除時には係合突起14の左側面を乗り上げるようにに形成したものであり、図15に示した実施例では、その下面が係合突起14の上面を乗り上げられるように低い位置に形成したものであり、そして、図16に示した実施例では、その外側面が係合突起14の内側面を乗り上げられるように形成したものである。
On the other hand, in the embodiment shown in FIG. 14, the
さて、以上のように構成した結果、図12〜図14に示した実施例にあっては、蓋体20が容器本体10に嵌合されているときには、図14の(a)に示したように、蓋フランジ21が本体フランジ11内に嵌合されていて、蓋体20側の蓋フランジ21に形成してある係合部23が、容器本体10側の本体フランジ11に形成してある係合部15の下端に係合していて、蓋体20が容器本体10から外れないようになっている。また、このとき、蓋体20側のカム面24は、容器本体10側の係合突起14の内端面より外側(図示右側)に位置している。
As a result of the above configuration, in the embodiment shown in FIGS. 12 to 14, when the
ここで、蓋体20を外すべく当該蓋体20を容器本体10に対して回転すると、蓋体20側のカム面24は、容器本体10側の係合突起14の内端面を乗り上げることになり、図14の(b)に示したように、蓋体20側の係合部23が容器本体10側の係合突起14から外されることになる。これにより、蓋体20側の蓋フランジ21は、これを容器本体10に対して止めるものがなくなるから、容器本体10の本体フランジ11から簡単に外されることになり、蓋体20の容器本体10に対する嵌合が解除されるのである。
Here, when the
次に、図15に示した実施例の場合について説明すると、この実施例にあっては、蓋体20が容器本体10に嵌合されているときには、図15の(a)に示したように、蓋フランジ21が本体フランジ11内に嵌合されていて、蓋体20側の蓋フランジ21に形成してある係合部23内が、容器本体10側の本体フランジ11に形成してある係合部15上に係合していて、蓋体20が容器本体10から外れないようになっている。また、このとき、蓋体20側のカム面24は、容器本体10側の係合突起14の上端面より下側に位置している。
Next, the case of the embodiment shown in FIG. 15 will be described. In this embodiment, when the
ここで、蓋体20を外すべく回転されると、蓋体20側のカム面24は、容器本体10側の係合突起14の上端面を乗り上げることになり、図15の(b)に示したように、蓋体20側の係合部23が容器本体10側の係合突起14から外されることになる。これにより、蓋体20側の蓋フランジ21は、これを容器本体10に対して止めるものがなくなるから、容器本体10の本体フランジ11から簡単に外されることになり、蓋体20の容器本体10に対する嵌合が解除されるのである。
Here, when it is rotated to remove the
そして、図16に示した実施例の場合について説明すると、この実施例にあっては、蓋体20が容器本体10に嵌合されているときには、図16の(a)に示したように、蓋フランジ21が本体フランジ11内に嵌合されていて、蓋体20側の蓋フランジ21に形成してある係合部23内が、容器本体10側の本体フランジ11に形成してある係合部15上に係合していて、蓋体20が容器本体10から外れないようになっている。また、このとき、蓋体20側のカム面24は、容器本体10側の係合突起14の内端面より外側に位置している。
And in the case of the embodiment shown in FIG. 16, in this embodiment, when the
ここで、蓋体20を外すべく回転されると、蓋体20側のカム面24は、容器本体10側の係合突起14の図示右端面を乗り上げることになり、図16の(b)に示したように、蓋体20側の係合部23が容器本体10側の係合突起14から外されることになる。これにより、蓋体20側の蓋フランジ21は、これを容器本体10に対して止めるものがなくなるから、容器本体10の本体フランジ11から簡単に外されることになり、蓋体20の容器本体10に対する嵌合が解除されるのである。
Here, when the
(第4実施例)
本発明の第4実施例について、図17〜図19を参照して説明する。この第4実施例における要点は、上述してきた係合突起14あるいは係合部15の、カム面24やカム凹所25に対する当接箇所移動等によって、容器本体10に対する蓋体20の係合解除を行うのを基本としながら、容器本体10と蓋体20との正確な嵌合位置を決定する方法を提案するものである。
(Fourth embodiment)
A fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The main point in the fourth embodiment is that the
この第4実施例に係る包装用容器100は、図17の(b)に示したように正しい位置で嵌合されていれば、図17の(a)に示したように、見て正しいと思われる図形が現れるようにしたものであり、そのために、容器本体10及び蓋体20について、図18に示したような化工を施したものである。
If the
つまり、まず、蓋体20について、図18の(a)に示したように、その天板面に指掛凹所32(指入れ33であってもよい)や模様34(リブによって形成するのが最も簡単である)を形成しておく。これらの指掛凹所32や指入れ33は、図7、あるいは図9および図10の(a)に示したものと同じ趣旨のものではあるが、形状を工夫したものである。
That is, first, as shown in FIG. 18A, the
一方、容器本体10については、その収納部10aが、図18の(b)に示したように、内形が上記の指掛凹所32や模様34と合わさると何かの図形となるような形状にしておくのである。
On the other hand, as shown in FIG. 18B, the
以上の内形を形成した容器本体10に、指掛凹所32や模様34を形成した蓋体20を嵌合させたとき、上述したように、正しい嵌合位置であれば、図17の(a)に示したようになるのであるが、正しい位置でなければ図19に示したようになる。従って、容器本体10に対して蓋体20が正しい位置で嵌合できたか否かは、当該包装用容器100の表面にできた図形によって簡単に把握できるのであり、また正しい位置にも簡単に行える。蓋体20上に現れた図形が図17の(a)に示したようになるまで、蓋体20を容器本体10に対して回転させてやればよいからである。
When the
100 包装用容器
10 容器本体
10a 収納部
11 本体フランジ
11a 上面
11b 外側面
12 カム面
12a 最深部
12b 当接端
13 カム凹所
13a 最深部
20 蓋体
21 蓋フランジ
21a 水平部分
21b スカート部
21c 係止部
22 係合突起
23 係合部
24 カム面
25 カム凹所
30 滑り止め部
31 滑り止めリブ
32 指掛け凹所
33 指入れ
34 模様
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記本体フランジまたは蓋フランジの一部にカム面を形成するとともに、このカム面に向けて突出する係合突起を前記蓋フランジまたは本体フランジに形成して、
前記蓋体を容器本体に対して相対回転させたとき、前記係合突起が前記カム面に乗り上がって、前記本体フランジと蓋フランジ間の嵌合解除が行えるようにしたことを特徴とする包装用容器。 A packaging container in which a lid flange of a lid body is fitted to a body flange of the container body so that the lid body can be integrally fitted to the container body,
A cam surface is formed on a part of the main body flange or the lid flange, and an engaging protrusion protruding toward the cam surface is formed on the lid flange or the main body flange.
When the lid body is rotated relative to the container body, the engagement protrusion rides on the cam surface so that the fitting between the body flange and the lid flange can be released. Container.
前記本体フランジの一部にカム凹所を形成するとともに、このカム凹所に向けて突出する係合突起と、前記本体フランジに係合し得る係合部とを前記蓋フランジに形成して、
前記蓋体を容器本体に対して相対回転させたとき、前記係合突起が前記本体フランジを押し込むとともに、前記係合部が前記本体フランジから外されて、前記本体フランジと蓋フランジ間の嵌合解除が行えるようにしたことを特徴とする包装用容器。 A packaging container in which a lid flange of a lid body is fitted to a body flange of the container body so that the lid body can be integrally fitted to the container body,
Forming a cam recess in a part of the main body flange, forming an engagement protrusion projecting toward the cam recess, and an engagement portion capable of engaging with the main body flange, on the lid flange,
When the lid body is rotated relative to the container body, the engagement protrusion pushes the body flange, and the engagement portion is detached from the body flange, so that the fitting between the body flange and the lid flange is performed. A packaging container characterized in that it can be released.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009186201A JP2010052831A (en) | 2009-08-11 | 2009-08-11 | Packing container composed of container body and cover |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009186201A JP2010052831A (en) | 2009-08-11 | 2009-08-11 | Packing container composed of container body and cover |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010052831A true JP2010052831A (en) | 2010-03-11 |
Family
ID=42069174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009186201A Pending JP2010052831A (en) | 2009-08-11 | 2009-08-11 | Packing container composed of container body and cover |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010052831A (en) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012101831A (en) * | 2010-11-11 | 2012-05-31 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Packaging container |
JP2017121447A (en) * | 2016-01-08 | 2017-07-13 | 小林製薬株式会社 | Medicine volatilizer |
JP2018188205A (en) * | 2017-05-10 | 2018-11-29 | デンカ株式会社 | Container for packaging |
WO2020040036A1 (en) * | 2018-08-22 | 2020-02-27 | 日精エー・エス・ビー機械株式会社 | Double-wall container, method for manufacturing double-wall container, and inversion device |
-
2009
- 2009-08-11 JP JP2009186201A patent/JP2010052831A/en active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012101831A (en) * | 2010-11-11 | 2012-05-31 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Packaging container |
JP2017121447A (en) * | 2016-01-08 | 2017-07-13 | 小林製薬株式会社 | Medicine volatilizer |
JP2018188205A (en) * | 2017-05-10 | 2018-11-29 | デンカ株式会社 | Container for packaging |
WO2020040036A1 (en) * | 2018-08-22 | 2020-02-27 | 日精エー・エス・ビー機械株式会社 | Double-wall container, method for manufacturing double-wall container, and inversion device |
CN112789154A (en) * | 2018-08-22 | 2021-05-11 | 日精Asb机械株式会社 | Double-walled container, method for producing a double-walled container, and turning device |
TWI783164B (en) * | 2018-08-22 | 2022-11-11 | 日商日精Asb機械股份有限公司 | Manufacturing method and turning device of double wall container |
JP7336444B2 (en) | 2018-08-22 | 2023-08-31 | 日精エー・エス・ビー機械株式会社 | DOUBLE WALL CONTAINER, DOUBLE WALL CONTAINER MANUFACTURING METHOD AND INVERSION DEVICE |
CN112789154B (en) * | 2018-08-22 | 2023-09-29 | 日精Asb机械株式会社 | Double-walled container, method for producing a double-walled container, and tilting device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI344921B (en) | Bottle cap | |
RU2448882C2 (en) | Composite corking device with outer dog layer | |
JP2008531411A (en) | container | |
US8376181B2 (en) | Container assembly with flexible lid seal and releasing arrangement | |
CA2518987A1 (en) | Container units for drugs, drug containers, and rubber closures | |
JP2008531414A (en) | container | |
JP2010052831A (en) | Packing container composed of container body and cover | |
JP2010208650A (en) | Packaging container | |
JP6157187B2 (en) | Easy-open container | |
JP6865414B2 (en) | Packaging container | |
KR20150030128A (en) | Container | |
JP2000142748A (en) | Packaging container having pressing part for opening | |
JP2010269824A (en) | Packaging container | |
JP2009067407A (en) | Easy-to-open can lid | |
JP6906855B2 (en) | container | |
JP2010058838A (en) | Food vessel | |
JP2006001582A (en) | Fitting container made of resin | |
JP5236891B2 (en) | Mirror container | |
JP2011037446A (en) | Container sealing structure | |
JP2007045495A (en) | Thin wall synthetic resin-made packaging container | |
JP2001139045A (en) | Lid of packaging container formed of sheet | |
JP2019182477A (en) | Food packaging container | |
JP2014076841A (en) | Food container | |
JP3221145U (en) | Packaging container and lid | |
JP4827479B2 (en) | Packaging container |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20091119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091226 |