JP2010044112A - Key for electronic keyboard instrument - Google Patents
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Description
本発明は、電子鍵盤楽器用の鍵に関する。 The present invention relates to a key for an electronic keyboard instrument.
電子鍵盤楽器には、樹脂製の鍵が一般的に使用されている。そして、鍵に重量を付与するための錘、鍵を内側から照らすための発光部材等の種々の機能部材が鍵に結合される。そして、これらの機能部材を良好な結合状態とすることを意図して種々の手段が提案されている。 Resin keys are generally used for electronic keyboard instruments. Various functional members such as a weight for giving weight to the key and a light emitting member for illuminating the key from the inside are coupled to the key. Various means have been proposed with the intention of bringing these functional members into a good coupled state.
例えば、特許文献1には、平板状の錘を鍵の内部に取り付けるために、鍵本体の側壁から内方へ突出したストッパを両側壁に設けて錘を支持し、錘と鍵本体の上壁(水平壁)とを接着することにより、接着剤の硬化に長時間を要する際に錘の位置ずれや脱落が発生するのを防止することが記載されている。
For example, in
また、特許文献2には、発光ユニットやプリタッチセンサ等の電気部品を鍵の内部に設けた構造に関し、電気部品の配線用の束線を鍵外の基板に接続するために、外部から見えない鍵後部の貫通孔を通して、鍵の内部から外部へ束線を導き、或いは、束線を鍵にアウトサート成形することにより、束線が他の構成部品と干渉するのを防止することが記載されている。
しかしながら、特許文献1の手段では、鍵の側壁にストッパとなる突出部を形成する必要があり、鍵本体の成形型が複雑化なものとなる。また、特許文献2の貫通孔を通す手段のみでは、束線を鍵本体内で固定することができないため、鍵盤楽器のスピーカ音に共振してビビリ音等の雑音を発生する畏れがある。特許文献2のアウトサート成形を用いる手段では、アウトサート成形用の複雑な金型を必要とすることとなる。
However, in the means of
このように、鍵と機能部材との結合に関しては、結合位置の精度や結合状態の安定性の要請があるが、上記の問題を伴うことなくこれらの要請に応え得る手段がなかった。 As described above, regarding the coupling between the key and the functional member, there is a request for the accuracy of the coupling position and the stability of the coupling state, but there is no means capable of meeting these requirements without the above-mentioned problems.
そこで、本発明は、鍵に結合される機能部材の結合位置の精度や結合状態の安定性を簡便且つ確実に得ることができる電子鍵盤楽器用鍵を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a key for an electronic keyboard instrument that can easily and reliably obtain the accuracy of the coupling position of the functional member coupled to the key and the stability of the coupling state.
本発明は、前記目的を達成するため、上壁及び少なくとも2つの側壁を備え該側壁間に中空部を有した樹脂製の鍵本体と、前記中空部内で発泡し前記鍵本体と結合した発泡樹脂部と、該発泡樹脂部との接触により前記中空部内で前記鍵本体に固定された機能部材とを備えていることを特徴とする電子鍵盤楽器用鍵を提供するものである。 To achieve the above object, the present invention provides a resin key body having an upper wall and at least two side walls and having a hollow portion between the side walls, and a foamed resin that is foamed in the hollow portion and joined to the key body. And a functional member fixed to the key body in the hollow portion by contact with the foamed resin portion. An electronic keyboard instrument key is provided.
この電子鍵盤楽器用鍵によれば、鍵本体の中空部内に機能部材を置き、該中空部内で樹脂を発泡させ鍵本体と結合させればよいので、簡便に機能部材を鍵本体に固定することができる。また、短時間で発泡する樹脂を使用すれば、発泡終了までに機能部材は位置ずれや脱落を生じ難い。しかも、樹脂は発泡によって中空部内に拡がるので、これに接触した機能部材は鍵本体に対する結合状態が安定し確実に保たれる。 According to this electronic keyboard instrument key, the functional member is placed in the hollow portion of the key body, and the resin is foamed in the hollow portion and bonded to the key body. Therefore, the functional member can be easily fixed to the key body. Can do. Further, if a resin that foams in a short time is used, the functional member is unlikely to be displaced or dropped by the end of foaming. In addition, since the resin spreads into the hollow portion by foaming, the functional member in contact with the resin is stably and reliably maintained in a coupling state with the key body.
したがって、本発明によれば、鍵に結合される機能部材の結合位置の精度や結合状態の安定性を簡便且つ確実に得ることができる電子鍵盤楽器用鍵を提供することができる。 Therefore, according to the present invention, it is possible to provide an electronic keyboard instrument key that can easily and reliably obtain the accuracy of the coupling position of the functional member coupled to the key and the stability of the coupling state.
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。図中の同一又は同種の部分については、同じ番号を付して説明を省略することがある。また、以下の説明においては、鍵が電子鍵盤楽器に組み込まれたときに演奏者に近い側となる方を前と称する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. The same or similar parts in the drawings may be denoted by the same reference numerals and description thereof may be omitted. Moreover, in the following description, the side closer to the performer when the key is incorporated into the electronic keyboard instrument is referred to as the front.
図1は、本発明に係る鍵1を備えた電子楽器用鍵盤装置の要部を概略的に示している。この鍵盤装置においては、複数の白鍵1W及び黒鍵1B、並びに各鍵と連動する質量体102が、鍵盤フレーム103に支持されている。白鍵1W及び黒鍵1Bは各々、後端部を回動支点130により上下方向に回動可能に支持されている。白鍵1Bを代表例にとって説明すると、鍵の先端から少し後退した位置に質量体のアクチュエータ104を備えている。質量体102は、ロッド121の前方寄り部分に係合する軸132により鍵盤フレーム103に回動可能に支持され、前端部122を白鍵1Wのアクチュエータ104に係合させ、後端部には錘123が取り付けられている。非押鍵状態において、質量体102は、錘123がその重量により鍵盤フレーム103のストッパ133上に位置し、前端部122により白鍵1Wを上昇位置に至らせている。白鍵1Wを押すと、白鍵1Wは回動支点130回りに前端側が下降し、質量体102は軸132回りに回動して錘123が上方のストッパ134に当接する。この押鍵動作に伴って、図外のスイッチまたはセンサが作動し、制御装置を解して楽音が発せられる。
FIG. 1 schematically shows a main part of a keyboard apparatus for an electronic musical instrument provided with a
図2は、本発明の一実施形態に係る電子鍵盤楽器用鍵を縦断側面図で示している。この電子鍵盤楽器用鍵1は、上壁11、前壁12、後壁13、及び側壁14,15により箱形に形成され、内部に中空部18を有した鍵本体10を備えている。鍵本体10の中央より前寄りの位置に鍵ストッパ104が結合されている。
FIG. 2 is a longitudinal side view of an electronic keyboard instrument key according to an embodiment of the present invention. The electronic
鍵本体10の中空部18における前方寄りには、鍵本体を内側から照らす発光部材30が設けられている。この発光部材30は、略水平に延びる保持板31と、該保持板上に支持された発光素子32と、上壁11と保持板31との間において発光素子32を囲む囲繞部33とを備えている。発光素子32に電気を供給するための配線は保持板31上で囲繞部33外に延び、そこに束線40が接続されている。束線40は、上壁11の下面に沿って鍵本体10の後端部まで延び、そこに形成された貫通孔115を経て上壁11の上面に沿って延び、固定片116で中間部を固定され、図外の制御装置まで延びている。
A
鍵本体10の中空部18には、発泡樹脂部50が設けられている。発泡樹脂部50は中空部18内で発泡し、発光部材30及び束線40を覆って上壁11及び側壁14の内面に密着している。これにより、発光部材30及び束線40は発泡樹脂部50は鍵本体10に固定される。
A
このように、発光部材30は、鍵本体10に固定されることにより、押離鍵による鍵の上下動の際に発光部材30も鍵と共に移動するので、鍵から外部へ発する光の状態が一定に保たれる。また、束線40が発泡樹脂部50に固定されるので、鍵本体内部に位置する束線の範囲に亘って発泡樹脂部を形成することにより、長く延びる束線を確実に固定することができる。この実施形態では、発泡樹脂部50が中空部18の全長に亘って設けられているので、中空部18内に位置する束線40は全体に亘って鍵本体10に固定される。
As described above, the
発光素子32は、制御部から送られる信号に基づいて発光する。発光素子32から鍵本体10を通して放出される光により、鍵は外部から見ると光って見える。したがって、制御装置により、楽曲に従ったプログラムに基づいて鍵を順次発光させることにより、演奏者に押すべき鍵を教えて誘導することができる。また、押鍵した鍵を発光させることにより、押鍵状態を目で確認できるようにして確実な押鍵動作を促すようにすることができる。
The
発泡樹脂部50は、次のようにして打鍵時の手指の衝突音を吸収し、打鍵時に鍵自身が発する音の音質を向上させる。一般に、樹脂製の鍵は、箱形で中空であるので、中実構造の木製鍵盤と異なり、指で打鍵する際、特に爪が打鍵面に当たる時に、衝突音が中空部に響いてカチカチという甲高い雑音として聞こえる難点がある。これに対し、発泡樹脂部50を備えた鍵1は、発泡樹脂部を備えないものから鍵本体の固有振動数が変化すると共に、打鍵時の爪の衝突による振動は発泡樹脂部で吸収され、その結果、カチカチという耳障りな甲高い音が抑制され、打鍵時に鍵自身が発する音の音質が向上する。このように、発泡樹脂部50は振動吸収部材としても機能する。しかも、発光部材30は、鍵の壁部を補強するので、剛性を高め、強い打鍵時にも反り・捩れ感のない堅固な鍵とすることができる。さらに、発光部材30は、鍵の重量を増し、演奏時の鍵に質量感を与えて演奏性を高めることができる。
The
鍵本体10の壁部を形成する樹脂としては、スチレン系のAS,ABS等の通常の樹脂製鍵盤に用いられるものが使用される。発泡樹脂部50を形成する樹脂としては、オレフィン系、スチレン系、塩化ビニル系等の種々のものを使用することができ、例えばウレタンのように、自己接着性の高い樹脂が望ましい。スチレン系の樹脂は、鍵の壁部に対して近似した物性を示し結合性に優れているので望ましい。また、発泡の程度は、鍵に求められる機能部材の固定、消音性、剛性、重量感に応じて決めることができ、ソフトな発泡材、或いは硬質な発泡材等を選択することができる。
As the resin forming the wall portion of the
この鍵1は、図3に示すようにして製造することができる。先ず、上壁11、前壁12、後壁13、及び側壁14,15を備え中空部18が形成された鍵本体10を樹脂成形する。これとは別に、治具31を用意する。治具31は、中空部18に挿入されて発泡時に樹脂の拡大範囲を制限する挿入部310を備えており、挿入部310の底面は平らになっている。
The key 1 can be manufactured as shown in FIG. First, the
次に、図3(a) に示すように、鍵本体10を上下逆にして置き、中空部18内に固定されるべき機能部材、この例では発光部材30及び束線40を所定位置に置く。ここで、必要に応じてこれらの機能部材を仮止めする。仮止めは、例えば、後述する仮止め用の凸部を鍵本体の内側に設けて機能部材(発光部材30)を係止したり、機能部材(束線40)を部分的に粘着テープ等で固定することにより行なうことができる。或いは、これらの機能部材を位置決めする係止部を上壁11の内面に設けておいてもよい。そしてさらに、中空部18の開口側から発泡前の樹脂Rを上壁11上に載せる。樹脂は、1液性及び2液性のいずれも使用することができる。1液性の場合は、湿気硬化型であれば大気中の湿気で反応して発泡する。2液性の場合は、最初の樹脂を上壁11上に載せた後、適切な必要なタイミングで次の樹脂を加えて発泡させることができる。したがって、多数の鍵の製造の際には作業性を向上させるのに有利である。
Next, as shown in FIG. 3 (a), the
次に、治具31を下降させ、挿入部310を中空部18内に挿入し、図3(b) の状態とする。挿入深さは、各挿入部の下方に樹脂の発泡空間が残るように設定する。
Next, the
次に、樹脂の発泡機能に従って発泡を開始させる。図3(b) に示すように、発泡が開始されて体積が増した樹脂は、治具31で拡大方向が制限され、上端は治具31の面に沿う平坦面となる。こうしてできた発泡樹脂部50は、鍵本体10の上壁11及び側壁14,15に密着して結合しており、発光部材30及び束線40を囲んで固定する。この発泡樹脂部50は、図2に示すように、側壁14において鍵長手方向に長く延びる下端141より上方に位置する。したがって、発泡樹脂部50が鍵本体10からはみ出て見えるということがなく、鍵の良好な外観が保たれる。また、樹脂は、淡色系のものを使用するのが望ましい。これは、鍵本体を通して内部の発泡樹脂の色が見えることがあるからである。
Next, foaming is started according to the foaming function of the resin. As shown in FIG. 3 (b), the resin whose volume is increased after foaming is started is limited in the expansion direction by the
なお、鍵本体10の開口部と治具31との嵌合箇所を液密にすれば、鍵本体10を通常の向きとし、開口部の下方から治具31を中空部18内に挿入して、発泡工程を行なうこともできる。この場合は、機能部材(発光部材30、束線40)を鍵本体10から落下しないように止めておく。発泡前の樹脂は、治具31上に載せるか、治具31に樹脂の供給孔を形成して注入するという手段をとることができる。また、発泡前の樹脂を上壁11上に均一状に載せれば、発泡体の厚さもほぼ均一となるので、この場合は治具31を省略することも可能である。
If the fitting portion between the opening of the
図4は、本発明の他の実施形態に係る電子鍵盤楽器用鍵を縦断側面図で示している。この電子鍵盤楽器用鍵1は、中空部18内に設けられる発光部材の形態が図2のものと異なっており、他の構成は図2の鍵と同じである。
FIG. 4 is a longitudinal side view of an electronic keyboard instrument key according to another embodiment of the present invention. The electronic
この鍵に設けられた発光部材30aは、囲繞部33aは、下方から上方へ漏斗状に拡がる形状を有し、その発光素子側の面が反射面とされている。図5は、発光部材30aを拡大して示しており、(a) は平面図、(b) は縦断側面図である。このように反射面を備えることにより、発光素子32から発せられた光は、直接上壁11に到達する他、囲繞部33aの反射面で反射されて上壁11へと到達する。これにより、発光部材30aは、鍵本体10をより明るく照らすことができる。
In the
このように囲繞部33aにより発光素子と上壁11とを所定間隔で配置することができるので、鍵本体に間隔保持のためのリブ等を形成する必要がない。特に、図3に示すような上方へ拡がる形状でリブを設けようとすると、樹脂成形の際の型抜きが困難となる。したがって、囲繞部33aによる発光素子の間隔保持により得られる利点は大きい。この鍵1も図2の鍵と同様にして製作することができる。この点は、以下の他の実施形態についても同様である。
As described above, the light emitting element and the
反射面は、囲繞部33aに設けるのに代えて、保持板31に設けてもよいし、これらの双方に設けることもできる。
The reflective surface may be provided on the holding
図6は、本発明のさらに他の実施形態に係る電子鍵盤楽器用鍵を縦断側面図で示している。この電子鍵盤楽器用鍵1は、鍵本体10の中空部18に導光体60が配置されている。この導光体60は、導光部61が長く延び、その先端に出射部62が設けられている。出射部62は、鍵本体10の中空部18における前方寄りに位置し、出射面は上方に向けられている。導光部61は、上壁11の下面に沿って鍵本体10の後端部まで延び、そこに形成された貫通孔115を経て上壁11の上面に沿って延び、固定片116で中間部を固定され、図外の光源まで延びている。導光体60は、グラスファイバー等で構成され、出射部62は、その端面により形成され、或いはグラスファイバーの側面に設けられた出射用の粗面により形成される。
FIG. 6 is a longitudinal side view of an electronic keyboard instrument key according to still another embodiment of the present invention. In the electronic
導光体60は、先の実施形態と同様に、中空部18内の発泡樹脂部50に覆われて鍵本体10に固定されている。この固定は、出射部62が上壁11に当接した状態で行なわれるので、接着剤による固定が不要である。尤も、仮止めや固定の強化のために接着剤を使用することも可能である。また発泡用の樹脂は、流動性が低いので、出射部62と上壁11との隙間に毛管現象によって入り込む可能性が低減される。導光体60は、光源から供給された光を出射部62から放出し、これにより、鍵は外部から見ると光って見える。したがって、制御装置により鍵を所定の順次で発光させることができる。
The
なお、鍵本体の形状は、種々変更することが可能である。上に述べた実施形態の鍵は質量体と協働するタイプのものであるが、図7に示す鍵のようにばね(図示せず)により上下動が可能とされ、質量体と協働しないタイプの鍵においても、同様に機能部材を設けることができる。図7は、導光体60を設けた例を示している。図中、105は鍵の上下動の範囲を規制する鍵ストッパである。
The shape of the key body can be variously changed. The key of the embodiment described above is of a type that cooperates with the mass body, but can be moved up and down by a spring (not shown) like the key shown in FIG. 7, and does not cooperate with the mass body. Similarly, a functional member can be provided in the type key. FIG. 7 shows an example in which a
図8は、本発明のさらに他の実施形態に係る電子鍵盤楽器用鍵を縦断側面図で示している。この電子鍵盤楽器用鍵1も、鍵本体10の中空部18に導光体が配置されているが、その形態が先の実施形態と異なる。この導光体60aは、導光部61aが上下方向に延び、上端に出射部62aが設けられている。中空部18には先の実施形態と同様に発泡樹脂部50が設けられている。導光部61aの他端は下方において発泡樹脂部50の下面から突出し、入射端63aとされている。鍵フレーム103には、入射端63aの下方に光源140が設けられている。この光源140は、支持板141上に発光素子142を固定したものであり、図外の配線により制御装置に接続されている。
FIG. 8 is a longitudinal side view of an electronic keyboard instrument key according to still another embodiment of the present invention. This electronic
したがって、光源140から発せられた光は、入射端63aから導光部61に入り、出射端部62aから放出される。出射部62aは、光を面状に拡げて放出するように先端側へ拡がった形状となっている。これにより、鍵は外部から見ると光って見える。
Therefore, the light emitted from the
図9は、本発明のさらに他の実施形態に係る電子鍵盤楽器用鍵を縦断側面図で示している。この電子鍵盤楽器用鍵1は、鍵本体10の中空部18内において機能部材70が、発泡樹脂部50によって周囲を囲まれた状態で配置されている。このような配置の機能部材70としては、錘やセンサを挙げることができる。錘の場合は、発泡樹脂部50により周囲全体が囲まれる。センサの場合は、そこから延びる導電線71が上壁11の下面に沿って鍵本体10の後端部まで延び、そこに形成された貫通孔115を経て上壁11の上面に沿って延び、固定片116で中間部を固定され、図外の制御装置まで延びる。センサは、位置センサ、加速度センサ、接触検知センサ、応力センサ(アフタータッチコントロール用、ホリゾンタルタッチコントロール用)等とすることができる。
FIG. 9 is a longitudinal side view of an electronic keyboard instrument key according to still another embodiment of the present invention. In the electronic
図10は、鍵本体10の中空部18内に、機能部材を仮固定する手段を示している。図3の説明で述べた通り、発泡樹脂部の形成前には、機能部材を仮固定するのが望ましい場合がある。このために、図10の例では、2つの側壁14に凸部143を設けている。図11は図10のA−A線に沿う断面を示している。2つの凸部143は、相互に向き合う先端間の距離が、機能部材80の幅より僅かに小さくされ、その間に機能部材80を押し込むことにより、機能部材80が固定される。これと異なり、固定用凸部を上壁に設けた場合は、樹脂成形の際に固化する樹脂の収縮により上壁の一部が凹状態となる場合があり、上壁の凹凸は外観上よく見えるため問題となる。また、上壁の内面に凸部を設けると発光部材を設けたときに光の透過の妨げとなる。これに対し、上記のように、固定用凸部を側壁に設けた場合には、このような欠点がない。固定用凸部は、図示のように細長いリブの形状とするほか、ブロック状、溝付きのもの等、固定すべき部材に応じて種々の形状とすることができる。
FIG. 10 shows a means for temporarily fixing the functional member in the
上記各実施形態において、発泡樹脂部50が中空部に充填された状態で鍵本体に結合された状態として製造するには、成形された鍵本体を成形型内に納め、その型内に樹脂を注入した後に発泡を行なう方法、その成形型内への樹脂注入をインサート成形又はアウトサート成形として行なう方法等を採用することができる。
In each of the above embodiments, in order to manufacture the foamed
本発明は、上記実施形態に限定されるものでなく、種々の変形が可能である。例えば、発泡樹脂部は、多数の微細な高質量材料を含んだものとすることができる。これにより、鍵に適切な質量を持たせることが容易となり、別個に質量体を設ける必要性をなくすこともできる。また、各鍵に同じ寸法の発泡樹脂部を備えさせながら、高質量材料の含有量を調整することにより、鍵によって質量を異ならせることもでき、例えば、低音側を高温側より重くする等により、より良好なタッチ感を容易に得ることができる。白鍵の形状は上記のものに限らず、アクチュエータを含め他の形状とすることができる。また、黒鍵にも本発明を適用することができる。 The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made. For example, the foamed resin portion may include a large number of fine high-mass materials. Thereby, it becomes easy to give the key an appropriate mass, and it is possible to eliminate the necessity of providing a mass body separately. In addition, by adjusting the content of the high-mass material while providing each key with a foamed resin portion of the same size, it is possible to vary the mass by the key, for example, by making the bass side heavier than the high-temperature side, etc. A better touch feeling can be easily obtained. The shape of the white key is not limited to the above, and other shapes including the actuator can be used. The present invention can also be applied to black keys.
各実施形態についての説明及び変更態様は、機能を損ねない限り、他の実施形態に対しても適用することができる。 The description and modification of each embodiment can be applied to other embodiments as long as the function is not impaired.
1:電子鍵盤楽器用鍵、 10:鍵本体、 11:上壁、 12:前壁、 13:後壁、 14,15:側壁、 18:中空部、 30:発光部材(機能部材)、 60:導光体(機能部材)、 70、80:機能部材 1: key for electronic keyboard instrument, 10: key body, 11: upper wall, 12: front wall, 13: rear wall, 14, 15: side wall, 18: hollow portion, 30: light emitting member (functional member), 60: Light guide (functional member), 70, 80: functional member
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