JP2010036608A - In-cabin small article storage - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、乗用車等の車両において車室内、例えば特にインストルメントパネルまわり等に装備される小物入れに関するものである。 The present invention relates to an accessory case provided in a vehicle interior of a vehicle such as a passenger car, for example, particularly around an instrument panel.
自動車室内には、小物入れが標準装備となっている。その設置場所は、インストルメントパネル、グローブボックスあるいはコンソールボックスと様々な場所である。しかし、夜間走行時には車室内が基本的に暗いため、小物入れに何が入っているのか、入っている小物が小物入れのどの辺りに置いてあるのか確認できないことが多い。 An accessory compartment is standard equipment in the car interior. The installation place is various places, such as an instrument panel, a glove box, or a console box. However, when traveling at night, the interior of the passenger compartment is basically dark, so it is often impossible to determine what is in the accessory case and where the accessory is in the accessory case.
かかる問題の対応策として小物入れ周辺に専用の光源を設置することで、その不便さを解消した例は数多提供されている。ところが、専用の光源を置くことによりコストは上昇し、更に光源を設置するためには周辺部品の形状を変更する必要がある。
そこで、半透明や透明な樹脂成形品に対して、その近傍に配置されたパネル表示用の光源を利用して光らせるアイデアが提案されている。
As a countermeasure against such a problem, many examples are provided in which the inconvenience is eliminated by installing a dedicated light source around the accessory case. However, the cost increases by placing a dedicated light source, and in order to install a light source, it is necessary to change the shape of peripheral components.
In view of this, an idea has been proposed in which a semi-transparent or transparent resin molded product is lit using a light source for panel display arranged in the vicinity thereof.
しかしながら、パネル表示用の光源を利用する手法は、コストパフォーマンスや部品形状の自由度に優れるが、光量を強くすると光源の上部面だけが強く光過ぎてしまい、逆に光量を弱くすると小物入れの光る範囲が狭くなる。従って、自動車走行時に運転の妨げにならない程度の光量を照射して、小物入れ全体を淡く均一に光らせることが好ましい。
一方、マイカ粉と光拡散剤を併用した樹脂材料を用いる例も多数ある。しかしながら、特許第2993706号に代表されるようにそれらの大多数は、成形品の意匠性向上を目的としたものであり、即ち光拡散効果を向上させる用途で材料設計したものではない。
However, the method of using a light source for panel display is excellent in cost performance and freedom of parts shape. However, if the light intensity is increased, only the upper surface of the light source is too strong. The shining range is narrowed. Therefore, it is preferable to irradiate the whole accessory case lightly and uniformly by irradiating a light amount that does not hinder driving during driving.
On the other hand, there are many examples using a resin material in which mica powder and a light diffusing agent are used in combination. However, as represented by Japanese Patent No. 2993706, the majority of them are for the purpose of improving the design properties of the molded product, that is, not designed for the purpose of improving the light diffusion effect.
本発明はかかる実情に鑑み、効果的且つ適正な発光作用を備えた車室内小物入れを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a vehicle interior accessory case having an effective and appropriate light emitting action.
本発明の車室内小物入れは、外部光源により収容空間内を照明するようにした車室内小物入れであって、前記収容空間を構成する筐体面の少なくとも一部を光拡散剤1%、マイカ1%とした合成樹脂材料により形成したことを特徴とする。
The vehicle interior accessory case of the present invention is a vehicle interior accessory case in which the interior of the accommodation space is illuminated by an external light source. At least a part of the housing surface constituting the accommodation space is provided with 1% light diffusing agent and
また、本発明の車室内小物入れにおいて、前記マイカの粒子径が30〜50μmの範囲であることを特徴とする。
また、本発明の車室内小物入れにおいて、前記収容空間の底部が前記合成樹脂材料により形成されることを特徴とする。
また、本発明の車室内小物入れにおいて、前記合成樹脂材料は半透明であり、且つ前記収容空間の底部表面は無塗装であることを特徴とする。
また、本発明の車室内小物入れにおいて、前記収容空間の底部は、その至近位置に配置された光源により照射照明されるように構成されていることを特徴とする。
In the accessory compartment of the present invention, the particle diameter of the mica is in the range of 30 to 50 μm.
In the accessory compartment of the present invention, the bottom of the housing space is formed of the synthetic resin material.
In the accessory compartment of the present invention, the synthetic resin material is translucent and the bottom surface of the housing space is unpainted.
In the accessory compartment of the present invention, the bottom of the housing space is configured to be illuminated and illuminated by a light source disposed in the closest position.
本発明によれば、光拡散剤とマイカ粉を併用することで、小物入れの所定部位において一定の透過性を保ちつつ、光拡散効果を向上させる。所定の光透過性を維持したまま高い光拡散効果を発揮することで、光源により照射されると淡く均一に光り、夜間走行時等に運転の妨げにならない程度に光る小物入れを実現することができる。これにより夜間走行時に小物入れ内部の状況を明確に把握することができる。 According to the present invention, by using a light diffusing agent and mica powder in combination, the light diffusing effect is improved while maintaining constant permeability at a predetermined portion of the accessory case. By exhibiting a high light diffusion effect while maintaining a predetermined light transmittance, it is possible to realize an accessory case that shines lightly and uniformly when irradiated by a light source and shines to the extent that it does not hinder driving during night driving etc. it can. This makes it possible to clearly grasp the situation inside the accessory case when traveling at night.
以下、図面に基づき本発明による車室内小物入れの好適な実施の形態を説明する。
ここで先ず、図1において本発明の実施の形態に係る車室内の主要部の構成例を説明する。なお、以下の図の要所において、矢印Frは車両前方側を、矢印Rrは車両後方側をそれぞれ示す。
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of a compartment accessory according to the present invention will be described with reference to the drawings.
First, an example of the configuration of the main part of the vehicle interior according to the embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. Note that, in the main points of the following drawings, the arrow Fr indicates the vehicle front side, and the arrow Rr indicates the vehicle rear side.
この車両100において、運転席101及び助手席102の前方にフロントウィンドウ103が配設され、その手前にはダッシュボード104が設けられる。運転席101の前方のダッシュボード104においてインストルメントパネル105が配置され、その手前にステアリングホイール106が配設される。また、ダッシュボード104の上部には物品等を載置するためのトレー107が設定され、その下部には開閉自在の蓋を有するグローブボックス108が設けられる。
In the
ダッシュボード104の略中央部からセンタコンソール109が下方に延設される。センタコンソール109は、その下端部にて運転席101(もしくは助手席102)側へ略水平に延出し、この水平部分にシフトレバー110が立設される。
A
センタコンソール109においてその上部から例えば、車室空調機(図示せず)の冷気あるいは暖気の吹出し口111、オーディオ機器類(図示せず)のコントロール部112、小物入れ10及び車室空調機のコントロール部113が配設される。これらの機器類が上下に列設されることで、実質的にセンタコンソール109の外装面(運転席101側)が構成される。なお、コントロール部113のコントロールパネル上には冷暖房切換え、冷気/暖気の吹出し強度等を制御する制御スイッチ(類)114が配設されている(図3をも参照のこと)。
From the upper part of the
小物入れ10の小物出入れ口10Aは、センタコンソール109の外装面に開口する。小物入れ10は小物出入れ口10Aから内方(車両前方)へ奥まるように、小物を収容するための収容空間が形成される。センタコンソール109の外装面から凹設される小物入れ10に対して、運転席101又は助手席102に着座した乗員は、小物出入れ口10Aを介して、適宜小物等を出し入れすることができる。なお、このように奥まって形成された小物入れ10は、そのままでは内奧部が薄暗くなる。
The accessory entry /
図2は、小物入れ10まわりの構成例を示している。小物入れ10の収容空間は典型的には箱型もしくは箱状に形成され、その箱型の筐体面(実質的に図2において点線により示す領域が対応している)より周囲を囲まれる構成となっている。即ち、天井部11、奥部12及び左右両側部13,13(図1参照)は、インストルメントパネル105の一部によって構成される。底部14については、別体のセンタトレー15によって構成され、小物類はこのセンタトレー15上に載置される。なお、以下で詳細に説明するが、センタトレー15は図4(a)に示すように概略矩形の板状に形成され、光拡散性と光透過性を有する半透明樹脂材料に形成される。また、センタトレー15の表面には塗装処理が行われていない。
FIG. 2 shows a configuration example around the
コントロール部113の奥部(前方Fr側)には光源ランプ115が配設される。夜間等にはこの光源ランプ115が点灯するようになっており、コントロール部113(のコントロールパネル)のバック照明用光源として機能する。光源ランプ115の周囲、特に上方付近はコントロール部113のケーシングもしくはフレーム部材116によって覆われている。ケーシング116において、光源ランプ115の対応部位には開口窓117が開設される。図5にも示されるように開口窓117を介して、光源ランプ115の光の一部がセンタトレー15に照射されるようになっている。
A
ここで、具体的構成において、光源ランプ115の出力は例えば4ワット、また光源ランプ115とセンタトレー15の距離L(図2)は10〜18mm程度とする。また、光源ランプ115とセンタトレー15の間に設定されるケーシング116の開口窓117につき、図4(b)に示すように例えば矩形状等であってよく、その寸法S,Wはそれぞれ16.5mm及び75mm程度とする。なお、これらの具体的数値は典型的な例を示すものであり、必要に応じて適宜変更可能である。
Here, in a specific configuration, the output of the
上記のように本実施形態では小物入れ10は、車室空調機のコントロール部113の上部に設置され、その場合、コントロール部113の光源ランプ115からの光を小物入れ10に照射する機構とする。特にセンタトレー15は、小物を置く部分を光らせる機能(透過性)とコントロール部113の内部構造を隠す機能(隠蔽性)を併せ持たせるため、半透明な材質とする。これら2つの機能を実現するために、光を拡散させる効果が高い半透明な樹脂材料を使用する。半透明な樹脂材料の光拡散性を向上させるために、先ず光拡散剤とマイカ粉を併用し、これにより光拡散剤無添加の材料や光拡散剤単独の材料と比較して光拡散性を効果的に向上させることができる。
As described above, in this embodiment, the
本発明によれば、所定範囲内の粒子径を有したマイカ粉と光拡散剤を併用してなる樹脂材料により成形されたセンタトレー15は、所定の光透過性を維持したまま高い光拡散効果を発揮する。光源ランプ115によりセンタトレー15に照射することで、淡く均一に光り、夜間走行時等に運転の妨げにならない程度に光る小物入れ10を実現することができる。このようにセンタトレー15を光らせることで、夜間走行時に小物入れ10内部の状況を明確に把握することができる。
According to the present invention, the
また、コントロール部113の光源ランプ115の光を利用することで、コストを有効に削減することが可能である。ちなみに、小物入れ照射用の専用の光源を増設し、小物入れ周辺の部品形状も併せて変更すると、コストが余分に掛かってしまい、しかも周辺部品の形状に制約を与えてしまう。この例のように車室内において別用途で使用している光源ランプ115を活用することで、実質的に大幅なコスト削減を図ることができる。
Further, the cost can be effectively reduced by using the light from the
なお、上記の場合そのままでは光源ユニットの形状や他部品との合わせの関係で、光源の位置や光源及びその照射物間の距離が限定されてしまい、それにより小物入れ10に照射される光の照射面積や強度が大きく左右されることがある。例えば、光源が近すぎる場合には、光が充分に拡散するための距離が確保されず光の照射面積が小さくなり、小物入れ10全体が均一に光らない。一方、光源が遠すぎる場合には、光の照射面積は大きくなるが小物入れに照射される部分以外に光が拡散してしまい、照射される光の強度は全体として弱くなる。このため特に夜間走行時等に小物入れ10の内部状況を明確に把握するのが難しくなる。
In the above case, the position of the light source and the distance between the light source and the irradiated object are limited depending on the shape of the light source unit and the alignment with other parts, and thereby the light irradiated to the
そこで、本発明において上述のように光拡散剤とマイカ粉を併用することで、センタトレー15は一定の透過性を保ちつつ、光拡散効果を向上させる。結果として具体的数値で示すと、光の拡散透過率(Td)が例えば6.1から6.7と約10%増大し、光の照射面積が約51cm2から約60cm2と約15%増大することで、図4(a)に示される照射範囲Bのようにより広い範囲で、小物入れ10を淡く均一に光らせることができる。
Therefore, by using the light diffusing agent and mica powder together as described above in the present invention, the
次に、本発明を更に具体的に説明する。前述のように本発明では光拡散剤とマイカ粉を添加した樹脂材料を用いるが、この実施形態で用いた樹脂材料の例を下記に示す。
樹脂材料:ポリプロピレン「MA3UD」(日本ポリプロ(株)製)
マイカ粉:「マグナパール5000」(BASFジャパン(株)製)
光拡散剤:「ルミナパールDSN−5」(根本特殊化学(株)製)
Next, the present invention will be described more specifically. As described above, in the present invention, a resin material to which a light diffusing agent and mica powder are added is used. Examples of the resin material used in this embodiment are shown below.
Resin material: Polypropylene “MA3UD” (manufactured by Nippon Polypro Co., Ltd.)
Mica powder: “Magna Pearl 5000” (manufactured by BASF Japan Ltd.)
Light diffusing agent: “Lumina Pearl DSN-5” (manufactured by Nemoto Special Chemical Co., Ltd.)
センタトレー15の樹脂材料としては透過性と隠蔽性を確保するために、成形品の肉厚に左右されるが、ここでは平板3mmにて顔料のみを添加した時の全光線透過率(Tt)5.0〜10.0%の範囲内とする。光拡散剤は、炭酸カルシウムを主成分とした一般的な市販品を使用することができる。光線透過率や拡散透過率は、炭酸カルシウムのアスペクト比が大きく影響し、市販品は何れも類似のアスペクト比を持ったものを使用しているため、製造元や品名グレードの違いが光線透過率や拡散透過率に与える影響はほとんどない。なお、全光線透過率は、拡散透過率と平行光線透過率の和(合計)で与えられる。
The resin material of the
表1は、光拡散剤とマイカ粉の添加量と配合比を調整した測定試料を示している。ベースとして使用した樹脂材料の顔料濃度は一定とした。全光線透過率5.0〜10.0%の範囲内である時、顔料濃度による影響は全光線透過率が5.0%と10.0%で僅かしか差異がないため、ベース樹脂材料が顔料濃度による与える影響はほとんどない。マイカ粉の粒子径は40μmである。 Table 1 shows a measurement sample in which the addition amount and mixing ratio of the light diffusing agent and mica powder are adjusted. The pigment concentration of the resin material used as the base was constant. When the total light transmittance is in the range of 5.0 to 10.0%, the effect of the pigment concentration is slightly different between the total light transmittance of 5.0% and 10.0%. There is almost no effect on the pigment concentration. The particle diameter of the mica powder is 40 μm.
図6は、表1に示した測定資料の拡散透過率を示している。なお、表1において顔料濃度は全て同一とし、顔料のみの全光線透過率は平板3mmの場合6.37である。光拡散効果は、JISK7136,K7361に表記されている光線透過率測定機(ヘーズコンピューター)の拡散透過率(Td)を指標とした。図6から分かるように、光拡散剤とマイカ粉をそれぞれ重量1.0%添加した材料Eは、添加剤無しの材料Aや1種類の添加剤のみの材料B,C,Dと比較して、光線透過率が約10%以上向上している。 FIG. 6 shows the diffuse transmittance of the measurement material shown in Table 1. In Table 1, the pigment concentrations are all the same, and the total light transmittance of the pigment alone is 6.37 when the flat plate is 3 mm. The light diffusing effect was determined using the diffuse transmittance (Td) of a light transmittance measuring machine (haze computer) described in JIS K7136, K7361 as an index. As can be seen from FIG. 6, the material E to which the light diffusing agent and mica powder are added by 1.0% each is compared with the material A without additive and the materials B, C, and D with only one additive. The light transmittance is improved by about 10% or more.
ここで、図7は光拡散剤とマイカ粉を併用した効果の概要を示している。光拡散剤を添加すると光を拡散するものの乱反射する効果が高いため、結果的に拡散後、成形品意匠面側へ透過する光は減少する(図7(A))。なお、この実施形態ではセンタトレー15の小物入れ10の収容空間側の面が成形品意匠面となり、光源ランプ115側が成形品裏面となる。また、光拡散剤とマイカ粉を一定の割合で併用すると、光拡散剤が拡散した光がマイカ粉で更に拡散され(その逆、即ちマイカ粉が拡散した光が光拡散剤で更に拡散され)、結果的に成形品意匠面側へ拡散透過する光が増大すると考えられる(図7(B))。
Here, FIG. 7 has shown the outline | summary of the effect which used a light-diffusion agent and mica powder together. When a light diffusing agent is added, although the effect of diffuse reflection is high although light is diffused, as a result, the light transmitted to the molded product design surface side after diffusion is reduced (FIG. 7A). In this embodiment, the surface of the
次に、光拡散剤の量を重量1.0%に固定し、マイカ粉の量を変化させた時の光線透過率測定結果を表2に示す。なお、表2において顔料濃度は全て同一とし、顔料のみの全光線透過率は平板3mmの場合6.37である。光拡散剤の量は重量2.0%以上であると全体の光線透過量が著しく低下するため、重量1.0%に固定した。また、マイカ粉は重量0.0〜2.0%の間で添加量を0.5%刻みに調整した。重量2.0%を越えると、ウエルドライン等の外観不具合が発生し易くなる。なお、マイカ粉の粒子径は40μmに固定した。 Next, Table 2 shows the light transmittance measurement results when the amount of the light diffusing agent is fixed to 1.0% by weight and the amount of mica powder is changed. In Table 2, the pigment concentrations are all the same, and the total light transmittance of the pigment alone is 6.37 when the flat plate is 3 mm. If the amount of the light diffusing agent is 2.0% or more by weight, the total amount of transmitted light is remarkably lowered. In addition, the amount of mica powder was adjusted between 0.5 and 2.0% in increments of 0.5%. If the weight exceeds 2.0%, appearance defects such as weld lines are likely to occur. The particle size of the mica powder was fixed at 40 μm.
図8は、マイカ粉の添加量と拡散透過率の関係を示している。図8から分かるように、マイカ粉を重量1.0%添加で光拡散効果が向上し、無添加の材料や光拡散剤単独の材料よりも優れている。 FIG. 8 shows the relationship between the amount of mica powder added and the diffusion transmittance. As can be seen from FIG. 8, the light diffusion effect is improved by adding 1.0% by weight of mica powder, which is superior to the additive-free material and the material of the light diffusing agent alone.
マイカ粉の粒子径が光拡散効果に及ぼす影響を検証した結果を図9に示す。なお、実験に使用した試料は表3のように材料処方を行った。なお、表3において顔料濃度は全て同一とし、顔料のみの全光線透過率は平板3mmの場合6.37である。マイカ粉と光拡散剤の含有量はそれぞれ1.0重量%に固定した。粒子径については、20μm未満であるとウエルドラインが発生し易くなり、逆に粒子径が大きくなると表面光沢が落ちる。そのため粒子径は20,40,80μmのマイカ粉に限定して試験を実施した。 FIG. 9 shows the result of verifying the influence of the particle diameter of mica powder on the light diffusion effect. The samples used in the experiment were formulated as shown in Table 3. In Table 3, the pigment concentrations are all the same, and the total light transmittance of the pigment alone is 6.37 when the flat plate is 3 mm. The contents of mica powder and light diffusing agent were fixed at 1.0% by weight, respectively. As for the particle size, if it is less than 20 μm, weld lines are likely to occur, and conversely, if the particle size is increased, the surface gloss is lowered. Therefore, the test was carried out by limiting the particle diameter to mica powder of 20, 40 and 80 μm.
図9から分かるように、マイカ粉の粒子径が40μmの時に光拡散効果が高いことが判明し、20μmよりも80μmが優れている。但し、60μm以上であると表面光沢が低下するため、自動車室内に求められる意匠性を達成することが難しく、意匠性低下が顕著となる。 As can be seen from FIG. 9, it was found that the light diffusion effect is high when the particle diameter of the mica powder is 40 μm, and 80 μm is superior to 20 μm. However, when the thickness is 60 μm or more, the surface gloss is lowered, so that it is difficult to achieve the designability required in the automobile interior, and the designability reduction is remarkable.
上記の結果から粒子径30〜50μmのマイカ粉1.0±0.2重量%及び光拡散剤1.0±0.2重量%を配合した半透明樹脂材料が、一定量の透過性を維持しながら光拡散効果が添加剤無しの材料やどちらか片方添加した材料と比較して向上した。本実施形態の小物入れ10では光の照射面積が約51cm2から約60cm2と約15%向上し、全体が淡く均一に光るものを実現することができた。
From the above results, a translucent resin material containing 1.0 ± 0.2% by weight of mica powder having a particle size of 30 to 50 μm and 1.0 ± 0.2% by weight of a light diffusing agent maintains a certain amount of permeability. However, the light diffusing effect was improved compared to the material with no additive or the material with one added. In the
上記実施形態において車室内の小物入れ10を説明した。その場合、小物入れ10の収容空間の特に底部14、即ちセンタトレー15に本発明を適用した例としたが、収容空間の底部に限らず、必要に応じてその他の部位に適用することもできる。
In the above embodiment, the
また、本発明はその他に自動車の車室内に使用しているスピードメーターや室内灯などの光源を活用して、光るカップホルダー、グローブボックス、コンソールボックス、インストルメントパネルガーニッシュ、シフトレバーガーニッシュ等に対しても同様に適用可能であり、その適用の効果として利便性の向上だけでなく意匠性向上を図ることができる。
更に、加飾を目的として光る内装部品としても適用可能であり、また車室内の意匠性向上のため加飾の目的で光らせていた部品に関しても、光源の点数の増加や特殊な光照射形態を持った部品を追加することなく、簡素な形態で目的の部品を作製できる。
In addition, the present invention makes use of light sources such as speedometers and interior lights used in the interior of automobiles, to shine cup holders, glove boxes, console boxes, instrument panel garnishes, shift lever garnishes, etc. However, it can be applied in the same manner, and as an effect of the application, not only the convenience but also the design can be improved.
Furthermore, it can also be applied as interior parts that shine for the purpose of decoration, and for parts that were shined for the purpose of decoration to improve the design of the interior of the vehicle, an increase in the number of light sources and a special light irradiation form The target part can be produced in a simple form without adding the parts that have it.
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
特に上記実施形態において説明した具体的な数値等は、本発明の例を示すものであり、これらの数値にのみ限定されるものではない。
As mentioned above, although this invention was demonstrated with various embodiment, this invention is not limited only to these embodiment, A change etc. are possible within the scope of the present invention.
In particular, the specific numerical values and the like described in the above embodiment are examples of the present invention, and are not limited to these numerical values.
10 小物入れ
11 天井部
12 奥部
13 側部
15 センタトレー
100 車両
101 運転席
102 助手席
103 フロントウィンドウ
104 ダッシュボード
105 インストルメントパネル
107 トレー
109 センタコンソール
113 コントロール部
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記収容空間を構成する筐体面の少なくとも一部を光拡散剤1%、マイカ1%とした合成樹脂材料により形成したことを特徴とする車室内小物入れ。 A vehicle interior compartment designed to illuminate the interior space with an external light source,
A vehicle interior accessory case characterized in that at least a part of the housing surface constituting the housing space is made of a synthetic resin material having a light diffusing agent of 1% and mica of 1%.
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JP2016088433A (en) * | 2014-11-10 | 2016-05-23 | 本田技研工業株式会社 | Storage box structure for vehicle |
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- 2008-07-31 JP JP2008198551A patent/JP2010036608A/en active Pending
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