JP2010034698A - 表示画像制御装置および方法、コンテンツ表示システム、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、表示するコンテンツに応じて画像を補正し、ユーザの好みに応じた画像を容易に表示することができる表示画像制御装置を提供する。
【解決手段】コンテンツ表示システムでは、TVモニタ108に表示されるコンテンツの画像をユーザ好みの画像に変更するためのユーザ情報およびデバイス情報を登録し、コンテンツの種類に応じた方法で当該コンテンツの内容を特定するためのコンテンツ情報を取得する。取得されたコンテンツ情報と登録されたユーザ情報に基づいて、コンテンツの表示画像を補正するための最適パラメータおよびシーン用パラメータを生成する。そして、生成された補正情報を、TVモニタ108に表示されるコンテンツの画像を補正するための補正値として設定する。
【選択図】図6(a)
【解決手段】コンテンツ表示システムでは、TVモニタ108に表示されるコンテンツの画像をユーザ好みの画像に変更するためのユーザ情報およびデバイス情報を登録し、コンテンツの種類に応じた方法で当該コンテンツの内容を特定するためのコンテンツ情報を取得する。取得されたコンテンツ情報と登録されたユーザ情報に基づいて、コンテンツの表示画像を補正するための最適パラメータおよびシーン用パラメータを生成する。そして、生成された補正情報を、TVモニタ108に表示されるコンテンツの画像を補正するための補正値として設定する。
【選択図】図6(a)
Description
本発明は、表示画像制御装置および方法、コンテンツ表示システム、並びにプログラムに関し、特に、表示するコンテンツの内容とユーザの好みに応じて画像を補正する表示画像制御装置および方法、コンテンツ表示システム、並びにプログラムに関する。
近年、デジタルテレビ(以下、「TV」と略す。)機器が普及し、高画質のデジタル映像を家庭で容易に視聴することが可能となっている。TV機器は、通常、メーカ独自の色補正がなされた画像を映し出すが、例えば、好みの色で見たい或いはその場の環境にあった色で見たいというニーズがある。
自分の好みの色で画像を見たいというユーザは、TV機器内に保持されている色調を決定するためのパラメータを自分で調整する必要がある。TV機器に映し出される画像の色調を決定するためのパラメータを調整する方法としては、ユーザが独自に調整する方法或いは環境光に応じて調整する方法が考えられる。ユーザが独自に調整する方法としては、例えば、デバイスメーカにより用意されたプリセット値である色調を決定するためのパラメータの中から、ユーザ自身が期待する色調に近くなるようにパラメータを選択する方法がある。一方、環境光に応じて調整する方法としては、測色機と、その測色機から得られる色値を基にしてパラメータを決定することが可能な調整ツールとを用いてパラメータを作成する方法がある。
しかしながら、色調を決定するためにデバイスメーカにより用意されたプリセット値を用いたのでは、ユーザ要求に対する実現度において限界がある。また、測色機と調整ツールを使用する場合、TV機器の画面上に補正用のチャートを表示させ、そのチャートを測色機で測色した測色結果からユーザ自身が任意の目標値に補正しなければならず、色調調整に関する技術的な知識を有するユーザ以外には困難な作業であった。
そこで、ユーザに負担をかけずに画像の色調を調整するために、表示装置に外部環境光測色機を設置して画像を補正することにより、外光条件が変化してもユーザが感ずる色調に変化を与えない方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−041017号公報
しかしながら、上記特許文献1の方法では、外光条件に応じた画像補正は可能だが、コンテンツに応じた補正やコンテンツ毎のユーザの好みが反映できず、画一的な補正となっている。そのため、自分の好みの色で画像を見たい或いはその場の環境にあった色で画像を見たいというユーザのニーズには対応できない。
そこで、本発明は、表示するコンテンツに応じて画像を補正し、ユーザの好みに応じた画像を容易に表示することができる表示画像制御装置および方法、コンテンツ表示システム、並びにプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の表示画像制御装置は、コンテンツを入力して表示装置に出力する表示画像制御装置において、前記表示装置に表示されるコンテンツの画像をユーザ好みの画像に変更するためのユーザ情報を登録する登録手段と、前記表示装置に出力するコンテンツの内容を特定するためのコンテンツ情報を取得する取得手段と、前記取得されたコンテンツ情報と前記登録されたユーザ情報に基づいて、前記コンテンツの表示画像を補正するための補正情報を生成する補正情報生成手段と、前記生成された補正情報を、前記表示装置に表示されるコンテンツの画像を補正するための補正値として設定する補正値設定手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項9記載の表示画像制御方法は、コンテンツを入力して表示装置に出力する装置の表示画像制御方法において、前記表示装置に表示されるコンテンツの画像をユーザ好みの画像に変更するためのユーザ情報を登録する登録工程と、前記表示装置に出力するコンテンツの内容を特定するためのコンテンツ情報を取得する取得工程と、前記取得されたコンテンツ情報と前記登録されたユーザ情報に基づいて、前記コンテンツの表示画像を補正するための補正情報を生成する補正情報生成工程と、前記生成された補正情報を、前記表示装置に表示されるコンテンツの画像を補正するための補正値として設定する補正値設定工程とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項10記載のプログラムは、コンテンツを入力して表示装置に出力する装置の表示画像制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記表示装置に表示されるコンテンツの画像をユーザ好みの画像に変更するためのユーザ情報を登録する登録ステップと、前記表示装置に出力するコンテンツの内容を特定するためのコンテンツ情報を取得する取得ステップと、前記取得されたコンテンツ情報と前記登録されたユーザ情報に基づいて、前記コンテンツの表示画像を補正するための補正情報を生成する補正情報生成ステップと、前記生成された補正情報を、前記表示装置に表示されるコンテンツの画像を補正するための補正値として設定する補正値設定ステップとを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項11のコンテンツ表示システムは、コンテンツを入力して表示装置に出力するクライアント装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続されたコンテンツ表示システムにおいて、前記クライアント装置は、前記表示装置に表示されるコンテンツの画像をユーザ好みの画像に変更するためのユーザ情報を前記サーバに登録する登録手段と、前記表示装置に出力するコンテンツの内容を特定するためのコンテンツ情報を前記ネットワーク上の装置から取得する取得手段と、前記取得したコンテンツ情報を前記サーバ装置に送信するコンテンツ情報送信手段とを備え、前記サーバ装置は、前記クライアント装置から受信したコンテンツ情報と前記登録されたユーザ情報に基づいて、前記コンテンツの表示画像を補正するための補正情報を生成する補正情報生成手段と、前記生成された補正情報を前記クライアント装置に送信する補正情報送信手段とを備え、前記クライアント装置は、さらに、前記サーバ装置から受信した補正情報を、前記表示装置に表示されるコンテンツの画像を補正するための補正値として設定する補正値設定手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、表示するコンテンツに応じて画像を補正し、ユーザの好みに応じた画像を容易に表示することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るコンテンツ表示システムの構成例を示す図である。
図1において、TV放送局300は、高画質のデジタル映像を放送電波で送信する放送局である。クライアントPC100は、複数種類のコンテンツを入力してディスプレイ等に表示可能なパーソナル・コンピュータである。例えば、TV放送局300により送信された放送電波を受信してTV放送された映像を表示する。また、クライアントPC100は、録画したTV番組等の録画映像を表示したり、DVD等の記録媒体に記録されたスポーツや映画等の映像を再生表示することも可能である。サーバPC200は、インターネット等のネットワーク150上に設置されたサーバ・コンピュータである。
クライアントPC100とサーバPC200は、ネットワーク150を介して接続され、互いにデータ通信を行うことが可能である。TV放送局300は、ネットワーク150上のクライアントPC100等にTV番組やスポーツ、映画等の放送用コンテンツを配信することも可能である。クライアントPC100は、ネットワーク150を介してTV放送局300との間で双方向に情報の送受信が可能である。
図2は、図1のコンテンツ表示システムを構成する各装置の内部構成の概略を示すブロック図である。なお、同図では、本発明に関わる部分のみを記載し、他の構成部分については省略する。また、クライアントPC100とサーバPC200とは基本的に同一な構成を有することから、クライアントPC100の構成について詳述し、サーバPC200については異なる部分のみを説明する。
クライアントPC100において、CPU101は、制御手段として装置内の各部を制御するCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)である。ROM102は、読み出し専用メモリであり、RAM103と共に、バス104を介してCPU101に接続されている。CPU101は、ROM102又はRAM103に格納されたプログラムを直接実行することができる。
HDD109は、ハードディスクドライブや光ディスクドライブなどの記憶装置で構成され、CPU101が後述する処理を実行するための画像補正プログラムやデータが記憶されている。CPU101は、HDDインターフェース112を経由し、HDD109に格納されたデータやプログラムをRAM103上に展開して実行することが可能である。一方、CPU101は、RAM103上に展開されたデータやプログラムをHDD109に保存可能である。
CPU101は、バス104を介して、周辺機器インターフェース105が接続されている。周辺機器インターフェース105には、キーボードやマウス等で構成されたKB/マウス106、TVモニタ108、測色機113などの入力・出力デバイスが接続されている。CPU101は、周辺機器インターフェース105を経由して、入力・出力デバイスからの情報の入力や出力が可能である。測色機113は、環境光を測定するための機器(測定手段)で、測色機113の周囲の明るさを測定する。なお、測色機113における環境光の測定方法や構成については制限は無く、環境光(例えば、ルクスで表される数値)が測れる一般的な装置で構わない。
CPU101は、KB/マウス106をユーザに操作させることで、任意の文字や画像等をTVモニタ108上に表示させることが可能である。また、CPU101は、KB/マウス106やTVモニタ108等のデバイス名や型番の情報を読み取ることも可能である。
クライアントPC100は不図示の外部リモコンによるユーザの遠隔操作が可能であり、リモコン受信I/Fコントローラ107が外部リモコンから送信されるリモコン信号を受信する。リモコン受信I/Fコントローラ107で受信したリモコン信号は、バス104を介してCPU101に送信され、各部が制御される。
TVチューナI/Fコントローラ110は、TV放送局300から送信された放送電波をアンテナ114を介して受信する。そして、受信した放送電波から映像情報(映像信号)を取り出し、映像データをTVモニタ108へ送る。なお、TVチューナI/Fコントローラ110は、受信した放送電波からの文字情報や番組情報の取り出しも可能である。通信I/Fコントローラ111は、ネットワーク150を通してデータの送受信を制御する。
サーバPC200は、CPU201、ROM202、RAM203、バス204、周辺機器インターフェース205、KB/マウス206、モニタ207、HDD208、通信I/Fコントローラ210、及びHDDインターフェース211を備える。これらは、上述したCPU101、ROM102、バス104、周辺機器インターフェース105、KB/マウス106、TVモニタ108、HDD109、通信I/Fコントローラ111、HDDインターフェース112と同じ機能を有する。
DB(データベース)209には、後述するユーザ情報管理テーブルやユーザ好み情報管理テーブル等の管理情報(テーブル情報)が格納されている。CPU201は、DBインターフェース212を経由して、DB209に格納された各種管理情報の読み出しや書き込みが可能である。HDD208には、CPU201が後述する処理を実行するための画像補正プログラムが記憶されている。CPU201は、HDDインターフェース211を介して、HDD208に格納された画像補正プログラムをRAM203上に展開し、サーバPC200の処理として実行する。
TV放送局300は、放送電波の送信や映像の配信を行う映像配信I/Fコントローラ301と、ネットワーク150を介してデータの送受信を行う通信I/Fコントローラ302とを備える。
図3は、コンテンツ表示システムにおける機能部の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態では、上記画像補正プログラムを実行することによりクライアントPC100とサーバPC200が協働して後述する処理を実行するが、図示例では、発揮される機能ごとにまとめた形態で記載している。
上述した画像補正プログラムは、本発明のコンテンツ表示方法に関するモジュールとして、ユーザ及びデバイス情報登録部400、TV放送及び表示(再生)内容監視部401、最適パラメータ生成部402、及びTV画像表示部403という機能部を備えている。これらの機能部を順に説明する。
まず、ユーザ及びデバイス情報登録部400において、表示するコンテンツのユーザの好みを特定するための情報として、ユーザ情報及びデバイス情報がサーバPC200に登録される。次に、TV放送及び表示(再生)内容監視部401において、ユーザが視聴しているコンテンツの内容やコンテンツの変更等の監視が行われる。
次に、最適パラメータ生成部402において、TVモニタ108に表示されるコンテンツの画像を予め登録されたユーザの好みの色調に補正すべく、当該色調を決定するための最適なパラメータの生成が行われる。次に、TV画像表示部403において、最適パラメータ生成部402にて生成されたパラメータを用いてコンテンツの画像が補正され、補正されたコンテンツがTVモニタ108に出力され表示される。
次に、コンテンツ表示システムにて実行される処理の詳細を説明する。なお、以下の処理では、図3に示す機能ごとに実行される処理を説明するが、処理の主体を明確にすべく記載する。
まず、ユーザ及びデバイス情報登録部400にて実行されるユーザ及びデバイス情報登録処理について図4を用いて説明する。本処理は、新たにユーザ情報やデバイス情報を登録するか変更する必要がある場合に実行される。
図4は、ユーザ及びデバイス情報登録処理の一例を示すフローチャートである。
ユーザは、クライアントPC100を利用して所望のコンテンツを視聴する場合、クライアントPC100上がコンテンツ表示プログラムを起動すると共に、画像補正プログラムを起動する。なお、クライアントPC100の電源ONと共に、コンテンツ表示、画像補正プログラムの起動が可能な構成であってもよい。
クライアントPC100は、まず、図5に示すユーザ及びデバイス情報登録ダイアログ600をTVモニタ108に表示し、ユーザ情報及びデバイス情報の入力(登録)を受け付ける(ステップS1000)。
図5において、601はユーザ情報入力欄、602はデバイス情報入力欄である。ユーザ名入力欄603には、任意のユーザ名を入力することができる。コンテンツ選択欄604には、各種コンテンツがリスト表示され、所望のコンテンツを選択することができる。色調設定欄605は、コンテンツ選択欄604で選択されたコンテンツの画像をTVモニタ108で映し出す際の色調を決定するためのパラメータを設定するものである。
ユーザがコンテンツ選択欄604でコンテンツを指定し、指定したコンテンツに対応する好み(色調)を設定する。本実施形態では、好みのパラメータとして、明度(暗〜明)、彩度(淡〜鮮)、色相(赤〜紫)の設定が可能であり、図示例では、指定されたコンテンツ「スポーツ(サッカー)」に対して、明度が70%、彩度が50%、色相が40%に指定されている。明度、彩度、色相は、三角形状のスライダアイコンをスライドさせることで調整が可能である。他のコンテンツについても同様の操作を行うことで、ユーザの好みの作成・追加・修正が可能である。なお、追加・修正の場合、先に登録したユーザIDをキーとして検索を行い、検索結果に対して追加・修正分を追加登録または修正登録を行う。
メーカ名入力欄606には、コンテンツを表示する装置(ここではTVモニタ108)のメーカ名を入力することができる。デバイス名入力欄607には、TVモニタ108のデバイス名を入力することができる。型番入力欄608には、TVモニタ108の型番を入力することができる。
ユーザ及びデバイス情報登録ダイアログ600上での入力及び設定が完了してOKボタンが押下されると、入力/設定された情報がユーザ及びデバイス情報としてRAM103に一時保存される。
図4に戻り、クライアントPC100は、入力されたユーザ及びデバイス情報をネットワーク150を介してサーバPC200に送信する(ステップS1001)。
サーバPC200は、クライアントPC100からユーザ及びデバイス情報を受信し(ステップS1002)、DB209に格納されている図13(a)に示すユーザ情報管理テーブル500を参照し、使用していない(空の)ユーザIDを検索する(ステップS1003)。ユーザ情報管理テーブル500には、ユーザID、ユーザ名、好みの設定有無、メーカ名、デバイス名、及び型番が登録されている。
次に、サーバPC200は、ユーザ情報管理テーブル500上のユーザIDと関連付けて、ステップS1002で受信したユーザ情報及びデバイス情報を登録する(ステップS1004)。このとき、ユーザ情報にユーザの好みが設定されている場合は、DB209に格納されている図13(b)に示すユーザ好み情報管理テーブル501に、ユーザIDと関連付けてユーザの好みの内容が登録される。ユーザ好み情報管理テーブル501は、ユーザID、コンテンツ、ジャンル、明るさ(明度)、鮮やかさ(彩度)、色相で構成される。
また、デバイス情報入力欄602で入力されたメーカ名、デバイス名、型番を含むデバイス情報は、DB209に格納されている図13(c)に示すデバイス情報管理テーブル502にも登録される。デバイス情報管理テーブル502は、ユーザ情報管理テーブル500と後述する図16(a)のDL回数管理テーブル503とを関連付ける役割を有し、メーカ名、デバイス名、型番に対するコンテンツ及びジャンルが登録されている。例えば、メーカ名とコンテンツのパラメータを取得したい場合は、メーカ名(例えば、Tv_Dev)とコンテンツ(例えば、スポーツ)をキーにして、デバイス情報の取得が可能である。
なお、DB209における管理情報の保持方法については、一般的な方法で構わない。例えば、クライアントPC100から情報の保存要求があれば、その際にユーザから受け取る情報をキーに適切な構成で当該情報を保持する。取得要求時も同様であり、ユーザから受け取る情報をキーに保持している情報内から検索、提供できるものとする。
図4に戻り、サーバPC200は、ネットワーク150を介してクライアントPC100にユーザIDを送信する(ステップS1005)。
クライアントPC100は、サーバPC200からユーザIDを受信し(ステップS1006)、HDD109に保存する(ステップS1007)。
なお、ステップS1000では、デバイス情報をユーザに入力させているが、CPU101がTVモニタ108からデバイス情報を直接取得してもよい。これにより、ユーザがデバイス情報を入力する操作がなくなり、ユーザ負荷を軽減することができる。
次に、TV放送及び表示(再生)内容監視部401にて実行されるコンテンツ表示処理を図6(a)及び図6(b)を用いて説明する。
図6(a)及び図6(b)は、コンテンツ表示処理の一例を示すフローチャートである。
図6(a)において、まず、ユーザがクライアントPC100の電源をONしてコンテンツ視聴モードに設定すると、環境光対応モードが選択された否かを判定する(ステップS2000)。ここでは、クライアントPC100は、図12に示すような環境光対応モード選択ダイアログ700をTVモニタ108に表示し、「環境光対応モード」または「環境光非対応モード」のいずれかをユーザに選択させる。選択結果は、クライアントPC内に保持されるが、ユーザ要求により随時変更することも可能である。
ステップS2000の判定の結果、「環境光非対応モード」が選択された場合は、本処理を終了する。すなわち、クライアントPC100は、TV放送及び表示(再生)内容監視部401及び最適パラメータ生成部402、TV画像表示部403における後述する処理を行わず、ユーザが選択したコンテンツ(TV放送の映像、録画映像、DVD等の映像)を表示する。
一方、「環境光対応モード」が選択された場合は、クライアントPC100は、クライアントPC100内のHDD109に保存されているユーザIDが正しく使用できるユーザIDであるかを確認するために、サーバPC200に対し、ネットワーク150を介してユーザID確認要求を行う(ステップS2001)。クライアントPC100内のHDD109に保存されているユーザIDは、上述したユーザ及びデバイス情報登録処理で得られたものである。
次に、ステップS2002では、サーバPC200は、クライアントPC100から受け取ったユーザIDがDB209内のユーザ情報管理テーブル500に登録されているか否か照合する。そして、その照合結果をネットワーク150を介してクライアントPC100に送信する(ステップS2003)。
クライアントPC100は、サーバPC200から受け取った照合結果から照合が成功か不成功かを判定する(ステップS2004)。照合が不成功であった場合は、本処理を終了する。一方、照合が成功した場合は、コンテンツ情報取得処理を実行し(ステップS2005)、TVモニタ108に出力するコンテンツの内容を特定するためのコンテンツ情報を取得する。コンテンツ情報取得処理の詳細については後述する。
次に、クライアントPC100は、測色機113を用いてユーザの視聴環境における環境光情報を取得する(ステップS2006)。なお、ユーザが測色機113を直接操作して環境光を取得するように構成されていてもよい。
次に、クライアントPC100は、ユーザID、取得したコンテンツ情報、及び環境光情報をサーバPC200に送信する(ステップS2007)。
サーバPC200は、クライアントPC100から受信したユーザID、コンテンツ情報、及び環境光情報に基づいて、最適パラメータ生成処理を実行する(ステップS2008)。最適パラメータ生成処理の詳細については後述する。
次に、サーバPC200は、ステップS2008で生成された最適パラメータ(補正情報)、シーン用パラメータをクライアントPC100に送信する(ステップS2009)。最適パラメータは、予め設定されたユーザの好みと現在のユーザの環境に応じてコンテンツの色調を決定するためのパラメータであり、シーン用パラメータは、シーンごとに使用するパラメータである。例えば、TV番組からCMに切り替わった際に、当該TV番組用に最適化されていたパラメータからシーン用のパラメータに変更することでCMの視聴環境を向上させるものである。
次に、クライアントPC100は、サーバPC200から最適パラメータ及びシーン用パラメータを受信し(ステップS2010)、これらのパラメータを色調に反映させてコンテンツを表示するTV画像表示処理を実行する(ステップS2011)。TV画像表示処理の詳細については後述する。
図6(b)において、クライアントPC100は、サーバPC200に対し、ネットワーク150を介して、各種閾値の取得要求を行う(ステップS2100)。各種閾値とは、コンテンツ閾値及び環境光閾値をさす。コンテンツ閾値は、コンテンツの変更時に使用される情報である。ユーザが視聴するコンテンツが変更された場合に、例えば、映画(ホラー)のコンテンツとスポーツ(サッカー)のコンテンツを比較して、これらのコンテンツが変更されたかの判断に使用される。環境光閾値は、環境光変化の基準となる閾値である。例えば、環境光閾値が10[lx]の場合、測定した環境光が10[lx]から30[lx]に変化したときの差分値(20[lx])が当該環境光閾値を超えるかの判定に使用される。
サーバPC200は、クライアントPC100からの各種閾値の取得要求に応じて、DB209内から環境光閾値、コンテンツ閾値を取得する(ステップS2101)。環境光閾値は、図14(a)に示す環境光閾値管理テーブル520から取得される。コンテンツ閾値は、図14(b)に示すコンテンツ閾値管理テーブル540である。コンテンツ閾値管理テーブル540は、比較するコンテンツの組み合わせに対するコンテンツの変更有無を規定するマトリクス図である。環境光閾値管理テーブル520及びコンテンツ閾値管理テーブル540はDB209が予め保持されているものとする。
サーバPC200は、取得した環境光閾値、コンテンツ閾値をネットワーク150を介してクライアントPC100に送信する(ステップS2102)。
クライアントPC100は、環境光閾値及びコンテンツ閾値を受信してRAM103に一時保持する(ステップS2103)。次に、クライアントPC100は、再びコンテンツ情報取得処理を実行してコンテンツ情報を取得する(ステップS2104)。ここで取得したコンテンツ情報を「ConA」とする。次に、クライアントPC100は、環境光情報を取得する(ステップS2105)。ここで取得した環境光情報を「AmbA」とする。
次のステップS2107〜S2111は繰り返し処理となる。繰り返し処理の終了条件は、「コンテンツに変更があった場合」、「環境光に変更があった場合」、「シーンに変更があった場合」である。終了条件を満足しない場合、クライアントPC100は、再びコンテンツ情報取得処理(ステップS2107)と環境光情報の取得(ステップS2108)を行う。ここで取得したコンテンツ情報を「ConB」とし、環境光情報を「AmbB」とする。
次に、クライアントPC100は、ステップS2103にて取得したコンテンツ閾値に基づいて、コンテンツ情報ConAとコンテンツ情報ConBを比較し、コンテンツに変更があったか否かを判断する(ステップS2109)(コンテンツ変更判定手段)。ここでは、ステップS2103にて取得したコンテンツ閾値であるコンテンツ閾値管理テーブル540を元に、ConAのコンテンツとConBのコンテンツの組み合わせが「○」ならば変更無し、「×」ならば変更有りとなる。例えば、スポーツ(サッカー)と映画(ホラー)を比較した場合は、コンテンツ閾値管理テーブル540上では「×」なので、変更ありとなる。比較結果により、例えば、ConA(映画(ホラー))を視聴中にユーザがチャンネル変更若しくは時間経過による番組終了等でConB(スポーツ(サッカー))となった場合(ステップS2109でYES)、図6(a)のステップS2007へ進む。
一方、コンテンツに変更がなかった場合、クライアントPC100は、環境光情報AmbAと環境光情報AmbBの差分がステップS2103にて取得した環境光閾値を越えるか否かを判定する(ステップS2110)(環境光変化判定手段)。例えば、環境光情報AmbAが10[lx]、環境光情報AmbBが30[lx]で、環境光閾値が10[lx]の場合は、30−10>10となり、環境光の変化ありとなる。比較結果により、環境光に変更があった場合、図6(a)のステップS2007へ進む。
一方、コンテンツ及び環境光に変更がなかった場合、クライアントPC100は、視聴しているコンテンツにおいてシーンが変更になったか否かを判定する。例えば、CMからドラマに変更された場合、図6(b)のステップS2011へ進む。シーンにも変更がなかった場合は、ステップS2107に戻り、繰り返し処理を行う。
ステップS2109でのコンテンツの変更またはステップS2110での環境光の変更が判定された場合、ステップS2007では、クライアントPC100は、ユーザID、コンテンツ情報、及び環境光情報をサーバPC200に送信する。ここで送信するコンテンツ情報及び環境光は、変更後のConB及び変化後のAmbBであり、その情報を元に最適パラメータが生成される(ステップS2008)。
なお、上記処理では、ステップS2109でのコンテンツの変更またはステップS2110での環境光の変更が判定されたタイミングでユーザID、コンテンツ情報、及び環境光情報をすぐに送信しているが、例えば、所定の時間を経過してから送信するようにしてもよい。所定の時間を経過してから送信するのは、TV放送のチャンネルを変えるたびに、或いは部屋の照明の電源ON/OFFを繰り返すたびにサーバPC200へ送信を行うことを避け、処理の負荷を減らすためである。また、所定時間を送信するユーザの状態が安定した場合に送信することを意味する。
次に、上述したステップS2005,S2104,S2107で実行されるコンテンツ情報取得処理の詳細について図7を用いて説明する。
図7は、ステップS2005,S2104,S2107で実行されるコンテンツ情報取得処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、クライアントPC100は、取得するコンテンツ情報が「TV視聴コンテンツ情報」、「録画コンテンツ情報」、「記録媒体(DVD)コンテンツ情報」のどれにあてはまるのか判定する(ステップS3000)。判定方法として、ユーザアクションをトリガーとして判定する。例えば、ユーザがTV視聴モードを指定していれば、「TV視聴コンテンツ情報」と、録画再生モードを指定していれば、「録画コンテンツ情報」と、DVD再生モードを指定していれば、「記録媒体(DVD)コンテンツ情報」と判定する。なお、判定方法は、ユーザトリガーだけでなく、コンテンツの表示状況をTVモニタ108から直接取得して判定しても構わない。TV視聴コンテンツ情報とは、ユーザが視聴するTV番組のコンテンツ情報である。録画コンテンツ情報とは、ユーザが録画して再生するTV番組等のコンテンツ情報である。記録媒体コンテンツ情報とは、ユーザが視聴するDVD等の記録媒体に記録された映画等のコンテンツ情報である。なお、コンテンツ情報取得処理の際には、各モードのコンテンツが表示されている。つまり、TV視聴モードを指定している場合には、現在表示(視聴)されているコンテンツ(TV番組)のチャンネルや現在の時間が取得可能であり、録画再生モードを指定している場合、録画されているコンテンツから、録画したチャンネルと時間が取得可能であり、DVD再生モードを指定している場合には、DVDに記憶されているコンテンツのタイトルが取得可能である。
ステップS3000の判定の結果、TV視聴コンテンツ情報であると判定した場合、クライアントPC100は、TV番組の視聴情報(日時、視聴チャンネル、モード種別(TV視聴モード))をサーバPC200に送信する(ステップS3001)。TV番組の視聴情報における日時については、ネットワーク150から取得し、視聴チャンネルについてはユーザのリモコン操作情報から取得する。なお、視聴チャンネルは、TVモニタ108から直接受け取ってもよい。ユーザのリモコン操作情報は、リモコン受信I/Fコントローラ107より取得可能である。
TV番組の視聴情報を受け取ったサーバPC200は、DB209に保持している図15(a)に示す番組表管理テーブル530を参照し、ユーザが視聴しているTV番組のコンテンツ情報を取得する(ステップS3002)。番組表管理テーブル530は、番組表として、日時、放送局のチャンネル、番組内容に関連したコンテンツ、ジャンルが登録されている。サーバPC200は、TV放送局300から番組表を定期的に取得して、番組表管理テーブル530を随時更新する。なお、番組表は、例えば、地上デジタル放送などで同時に送信される電子番組表(EPG)の情報を用いてもよい。この場合、サーバPC200にもTVチューナが備えられ、このTVチューナを介して番組表が得られるものとする。また、ユーザが現在視聴しているTV番組にコンテンツ情報(例えば、コンテンツ=スポーツ、ジャンル=サッカー)が含まれている場合は、このコンテンツ情報を用いることも可能である。また、番組表管理テーブル530には、過去の番組表も保持されている。
次に、サーバPC200は、取得したコンテンツ情報をクライアントPC100に送信し(ステップS3007)、クライアントPC100は、送信されたコンテンツ情報を受信して(ステップS3008)、リターンする。
一方、ステップS300の判定の結果、録画コンテンツ情報であると判定した場合、クライアントPC100は、録画情報(日時、視聴チャンネル、モード種別(録画再生モード))をサーバPC200に送信する(ステップS3003)。
録画情報を受け取ったサーバPC200は、ステップS3002と同様に、DB209に保持している番組表管理テーブル530を参照してコンテンツ情報を取得する(ステップS3004)。次に、サーバPC200は、取得したコンテンツ情報をクライアントPC100に送信し(ステップS3007)、クライアントPC100は、送信されたコンテンツ情報を受信して(ステップS3008)、リターンする。
一方、ステップS300の判定の結果、記録媒体コンテンツ情報であると判定した場合、クライアントPC100は、記録媒体情報(タイトル、モード種別(DVD再生モード))をサーバPC200に送信する(ステップS3005)。
記録媒体情報を受け取ったサーバPC200は、DB209に保持している図15(b)に示す媒体(DVD)情報管理テーブル550を参照してコンテンツ情報を取得する(ステップS3006)。媒体(DVD)情報管理テーブル550は、DVD情報における名称と、コンテンツ情報(コンテンツやジャンル)が登録されている。サーバPC200は、ネットワーク150から媒体情報を取得し、媒体(DVD)情報管理テーブル550を随時更新しているが、媒体(DVD)情報管理テーブル550に登録されていない場合は、ネットワーク150上を検索して媒体(DVD)情報管理テーブル550に追加登録する。媒体(DVD)情報管理テーブル550の更新は、ユーザからの問い合わせに応じて行うように構成してもよい。 次に、サーバPC200は、取得したコンテンツ情報をクライアントPC100に送信し(ステップS3007)、クライアントPC100は、送信されたコンテンツ情報を受信して(ステップS3008)、リターンする。
次に、図6(a)のステップS2008において、最適パラメータ生成部402にて実行される最適パラメータ生成処理(補正情報生成手段)の詳細について図8、図9、図10を用いて説明する。
図8は、最適パラメータ生成処理の詳細を示すフローチャートである。図9は、図8のステップS4001で実行されるパラメータ候補算出処理の詳細を示すフローチャートである。図10は、図8のステップS4002で実行される最適パラメータ算出処理の詳細を示すフローチャートである。
図8において、サーバPC200は、図6(a)のステップS2007でクライアントPC100から送信されたコンテンツ情報、及び環境光情報を受信する(ステップS4000)。次に、サーバPC200は、図9に示すパラメータ候補算出処理を実行する(ステップS4001)。
図9のステップS4100において、サーバPC200は、DB209に保持されているデバイス情報管理テーブル502を参照し、ユーザが登録したデバイス情報(メーカ名、名称、型番)に対応するコンテンツ及びジャンルを抽出する。そして、DB209に保持されている、図16(a)に示すDL回数管理テーブル503を参照し、抽出したコンテンツ及びジャンル及びステップS4000にて受信した環境光と一致するパラメータNo.を抽出する。その際、環境光においては、環境光閾値管理テーブル520を参照し、受信した環境光を中点とし、プラスマイナス閾値の範囲を抽出する。例えば、ユーザ環境光が20[lx]の場合は10[lx]〜30[lx]の範囲とする。さらに、DB209に保持している、図16(b)に示すパラメータ管理テーブル504を参照し、抽出したパラメータNo.と一致するパラメータをパラメータ候補としてピックアップする。DL回数管理テーブル503には、パラメータNo.(例えば、P0001,P0002,・・・)をキーとして、ジャンル別のコンテンツに対応するDownLoad(以下、単に「DL」と略す)回数が登録されている。なお、DL回数はパラメータの配信回数である。パラメータ管理テーブル504には、DL回数管理テーブル503にて管理されているパラメータの詳細設定値(輝度、コントラスト、色温度(RGB値)が登録されている。なお、パラメータの詳細設定値として、本実施形態では、輝度、コントラスト、色温度(RGB値)の3種を利用するが、これに限定するものではない。
次に、サーバPC200は、ユーザ情報管理テーブル500を参照し、ステップS4000で受信したユーザIDから導き出されるユーザ情報にユーザの好みが設定されているかを判定する(ステップS4101)。この判定の結果、ユーザの好みが設定されている場合は、ステップS4100にてピックアップしたパラメータ候補をユーザの好みでフィルタリングして新たなパラメータ候補として(ステップS4102)、リターンする。ユーザの好みでフィルタリングするとは、ユーザ及びデバイス情報登録ダイアログ600上でユーザの好みとして設定された明度、彩度、色相に合うパラメータをパラメータ候補から選別することをいう。例えば、明度が70%と設定されていた場合は、輝度70%のパラメータのみが選別される。
一方、ユーザの好みが設定されていない場合は、ステップS4100にてピックアップした(単一または複数の)パラメータをそのままパラメータ候補として(ステップS4103)、リターンする。
図8に戻り、ステップS4002にて、サーバPC200は、図10に示す最適パラメータ算出処理を実行する。
図10において、サーバPC200は、図9のパラメータ候補算出処理にて算出されたパラメータ候補を読み出す(ステップS4200)。次に、サーバPC200は、読み出したパラメータ候補のうちDL回数が最も多い(最上位の)パラメータを取得し、これを「PrmA」とする(ステップS4201)。例えば、パラメータNo.P0001におけるDL回数が10回で、パラメータNo.P0002におけるDL回数が30回の場合、P0002が最上位パラメータPrmAとなる。
次に、サーバPC200は、ステップS4201で取得したPrmAを構成する各項目(輝度、コントラスト、色温度(RGB))それぞれに対し、ステップS4203〜S4205の繰り返し処理を行う。この繰り返し処理とは、PrmAを構成する各項目に対しそれぞれ処理を行う。本実施形態では、PrmAを構成する項目は、輝度、コントラスト、色温度(RGB)であり、ステップS4203〜S4205の繰り返し処理が輝度で1回、コントラストで1回、色温度で3回(RGBそれぞれに対して行うので)行い、合計5回処理を繰り返す。
まず、ステップS4203では、サーバPC200は、図9のパラメータ候補算出処理にて算出されたパラメータ候補からDL回数を元に項目に対する(例えば、輝度)標準偏差値を算出する。その際、1σの範囲を確認しておく。なお、標準偏差値の算出方法は一般的方法であることから、その説明は省略する。
次に、ステップS4204では、サーバPC200は、PrmAを構成する項目の1つ(例えば、輝度)について、±1σに入るパラメータをパラメータ候補からピックアップする。次に、ステップS4205では、サーバPC200は、ピックアップしたパラメータの中央値を算出する。
以上のステップS4203〜S4205の処理をパラメータの構成項目全てに対して行う(ステップS4206)。そして、繰り返し処理から得られた各中央値を組み合わせたパラメータを最適パラメータとする(ステップS4207)。このとき、ステップS4204にて、±1σの両端にあるデータも取得し、同様に、ステップS4205の処理を行い、+1σパラメータ及び−1σパラメータも算出しておき、シーン用パラメータとする。
図8に戻り、ステップS4003では、サーバPC200は、算出した最適パラメータをDB209内のパラメータ管理テーブル504に保存する。その際、同一データが無い場合は新規に保存する。一方、同一データが有る場合は、同一データのパラメータNo.に対応するパラメータのDL回数管理テーブル503上のDL回数を1回増やす。
算出された最適パラメータとシーン用パラメータは、サーバPC200からクライアントPC100に送信される(図6(a)のステップS2009)。
本実施形態では、最適パラメータ算出方法として標準偏差を用いたが、別な手法にて行っても構わない。例えば、技術の高いユーザが作成したパラメータに関しては重み付けにより、DL回数に係数をかけ最適パラメータとなりやすいようにしてもよい。技術の高いユーザの判定方法として、例えば、DL回数上位のパラメータを作成しているユーザを技術の高いユーザと仮定して、そのユーザのパラメータに係数をかけるといった方法が考えられる。
次に、図6(a)のステップS2011において、TV画像表示部403にて実行されるTV画像表示処理の詳細を図11を用いて説明する。
図11は、TV画像表示処理の詳細を示すフローチャートである。
クライアントPC100は、設定するパラメータを「最適パラメータ」もしくは「シーン用パラメータ」のどちらにするか判定する(ステップS5000)。具体的には、ステップS2111でシーンに変更があると判定され、ステップS2011でTV画像表示処理が実行される場合は、シーン用パラメータと判定して、シーン用パラメータを表示画像の補正値とする(ステップS5002)(補正値設定手段)。一方、上記の場合以外は、最適パラメータと判定して、最適パラメータを表示画像の補正値とする(ステップS5001)(補正値設定手段)。そして、クライアントPC100は、設定された補正値に基づきコンテンツの画像を補正して、TVモニタ108に出力(表示)し(ステップS5003)、リターンする。
なお、ユーザの好みをコンテンツに反映して表示する際に、デバイスの種類等の都合で自動的に反映できない場合には、TVモニタ108にパラメータ情報を表示し、ユーザに対して手動で設定を行うように促してもよい。
上記実施形態によれば、表示するコンテンツに応じて画像を補正し、ユーザの好みに応じた画像を容易に表示することができる。また、ユーザは特別な知識及び操作が必要なく、TV機器等のコンテンツを表示することが可能なコンテンツ表示装置に対し、ユーザの好みを反映した最適なパラメータを設定することが可能となり、ユーザの視聴環境が向上する。
上記実施形態では、TV放送の受信や録画、DVD等のメディアの再生、ネットワークへの接続が可能な装置として、パーソナル・コンピュータ(クライアントPC100)について説明したが、これに限定されるものではなく、同様の機能を備えていれば、いわゆるDVDレコーダやハードディスクレコーダであってもよい。
また、上記実施形態では、クライアントPC100とサーバPC200とが協働して上記処理を実行していたが、サーバPC200が実行する処理をクライアントPC100が実行することも可能である。この場合、サーバPC200を省略することが可能である。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現する場合も含まれる。この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、またはインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
100 クライアントPC
200 サーバPC
300 TV放送局
150 ネットワーク
101,201 CPU
102,202 ROM
108 TVモニタ
110 TVチューナI/Fコントローラ
111,210 通信I/Fコントローラ
200 サーバPC
300 TV放送局
150 ネットワーク
101,201 CPU
102,202 ROM
108 TVモニタ
110 TVチューナI/Fコントローラ
111,210 通信I/Fコントローラ
Claims (11)
- コンテンツを入力して表示装置に出力する表示画像制御装置において、
前記表示装置に表示されるコンテンツの画像をユーザ好みの画像に変更するためのユーザ情報を登録する登録手段と、
前記表示装置に出力するコンテンツの内容を特定するためのコンテンツ情報を取得する取得手段と、
前記取得されたコンテンツ情報と前記登録されたユーザ情報に基づいて、前記コンテンツの表示画像を補正するための補正情報を生成する補正情報生成手段と、
前記生成された補正情報を、前記表示装置に表示されるコンテンツの画像を補正するための補正値として設定する補正値設定手段とを備えることを特徴とする表示画像制御装置。 - 前記表示装置に出力するコンテンツが変更されたか否かを判定するコンテンツ変更判定手段をさらに備え、
前記コンテンツが変更されたと判定された場合、前記補正情報生成手段は、前記コンテンツの変更後に取得されたコンテンツ情報と前記登録されたユーザ情報に基づいて、前記補正情報を新たに生成することを特徴とする請求項1記載の表示画像制御装置。 - 環境光を測定する測定手段と、
前記測定された環境光の変化が所定の閾値を越えたか否かを判定する環境光変化判定手段とをさらに備え、
前記環境光の変化が所定の閾値を越えたと判定された場合、前記補正情報生成手段は、新たに取得されたコンテンツ情報と前記登録されたユーザ情報に基づいて、前記補正情報を新たに生成することを特徴とする請求項1または2記載の表示画像制御装置。 - 前記コンテンツ情報と前記補正情報とが関連付けられたテーブル情報をさらに備え、
前記補正情報生成手段は、前記コンテンツ情報に基づいて前記テーブル情報から前記補正情報の候補を算出し、算出した補正情報の候補から前記ユーザ情報に合う補正情報を選別して、前記補正情報を生成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示画像制御装置。 - 前記補正情報生成手段は、前記登録手段により登録された色調に基づいて、前記コンテンツの表示画像を補正するための輝度、コントラスト、色温度をパラメータとする補正情報と、前記表示装置に出力するコンテンツのシーンが変更された際に使用されるシーン用のパラメータとを生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示画像制御装置。
- 前記表示装置に出力するコンテンツの画像をユーザ好みの画像に変更するか否かを選択させる選択手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示画像制御装置。
- 前記取得手段は、コンテンツのTV放送の映像、録画映像、記録媒体に記録された映像のいずれか1つの種類に従って、前記コンテンツ情報を取得することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示画像制御装置。
- 前記取得手段は、前記コンテンツの種類がTV放送の映像または録画映像の場合は番組表からコンテンツ情報を取得することを特徴とする請求項7記載の表示画像制御装置。
- コンテンツを入力して表示装置に出力する装置の表示画像制御方法において、
前記表示装置に表示されるコンテンツの画像をユーザ好みの画像に変更するためのユーザ情報を登録する登録工程と、
前記表示装置に出力するコンテンツの内容を特定するためのコンテンツ情報を取得する取得工程と、
前記取得されたコンテンツ情報と前記登録されたユーザ情報に基づいて、前記コンテンツの表示画像を補正するための補正情報を生成する補正情報生成工程と、
前記生成された補正情報を、前記表示装置に表示されるコンテンツの画像を補正するための補正値として設定する補正値設定工程とを備えることを特徴とする表示画像制御方法。 - コンテンツを入力して表示装置に出力する装置の表示画像制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
前記表示装置に表示されるコンテンツの画像をユーザ好みの画像に変更するためのユーザ情報を登録する登録ステップと、
前記表示装置に出力するコンテンツの内容を特定するためのコンテンツ情報を取得する取得ステップと、
前記取得されたコンテンツ情報と前記登録されたユーザ情報に基づいて、前記コンテンツの表示画像を補正するための補正情報を生成する補正情報生成ステップと、
前記生成された補正情報を、前記表示装置に表示されるコンテンツの画像を補正するための補正値として設定する補正値設定ステップとを備えることを特徴とするプログラム。 - コンテンツを入力して表示装置に出力するクライアント装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続されたコンテンツ表示システムにおいて、
前記クライアント装置は、
前記表示装置に表示されるコンテンツの画像をユーザ好みの画像に変更するためのユーザ情報を前記サーバに登録する登録手段と、
前記表示装置に出力するコンテンツの内容を特定するためのコンテンツ情報を前記ネットワーク上の装置から取得する取得手段と、
前記取得したコンテンツ情報を前記サーバ装置に送信するコンテンツ情報送信手段とを備え、
前記サーバ装置は、
前記クライアント装置から受信したコンテンツ情報と前記登録されたユーザ情報に基づいて、前記コンテンツの表示画像を補正するための補正情報を生成する補正情報生成手段と、
前記生成された補正情報を前記クライアント装置に送信する補正情報送信手段とを備え、
前記クライアント装置は、さらに、前記サーバ装置から受信した補正情報を、前記表示装置に表示されるコンテンツの画像を補正するための補正値として設定する補正値設定手段をさらに備えることを特徴とするコンテンツ表示システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008192558A JP2010034698A (ja) | 2008-07-25 | 2008-07-25 | 表示画像制御装置および方法、コンテンツ表示システム、並びにプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008192558A JP2010034698A (ja) | 2008-07-25 | 2008-07-25 | 表示画像制御装置および方法、コンテンツ表示システム、並びにプログラム |
Publications (1)
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- 2008-07-25 JP JP2008192558A patent/JP2010034698A/ja active Pending
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