JP2010022826A - 回転プラットフォーム用の回転軸の前後配置 - Google Patents

回転プラットフォーム用の回転軸の前後配置 Download PDF

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Abstract

【課題】生来の膝の固有の安定性と運動学とをより綿密に再生する膝プロテーゼを提供すること。
【解決手段】膝置換システムは、外側顆状関節部分および内側顆状関節部分を含む大腿骨部品と、上側関節接合表面を含む脛骨トレーと、脛骨挿入部であって、(i)第1の顆ドエル点を有する外側顆状関節部分と関節接合するための第1の関節接合部分、(ii)第2の顆ドエル点を有する内側顆状関節部分と関節接合するための第2の関節接合部分、(iii)上側関節接合表面と関節接合するための下側関節接合表面、および(iv)脛骨トレーに結合するためのカップリング部材であって、脛骨挿入部が脛骨トレーに対して回転する回転軸を規定するための、カップリング部材、を含む、脛骨挿入部と、を備え、顆ドエル点を含むドエル軸が上側関節接合表面上に投射されているとき、ドエル軸の後方の位置で、回転軸が上側関節接合表面と交差する。
【選択図】図31

Description

開示の内容
2008年6月30日に出願された、John L. Williams他著の、名称「Orthopaedic Femoral Component Having Controlled Condylar Curvature」の、米国特許出願第12/165,579号;2008年6月30日に出願された、Christel M. Wagner著の、名称「Posterior Cruciate-Retaining Orthopaedic Knee Prosthesis Having Controlled Condylar Curvature」の、米国特許出願第12/165,574号;2008年6月30日に出願された、Joseph G. Wyss著の、名称「Posterior Stabilized Orthopaedic Knee Prosthesis Having Controlled Condylar Curvature」の、米国特許出願第12/165,575号;2008年6月30日に出願された、Joseph G. Wyss著の、名称「Posterior Stabilized Orthopaedic Prosthesis」の、米国特許出願第 12/165,582号;2008年7月16日に出願された、Joseph G. Wyss他著の、名称「Knee Prostheses with Enhanced Kinematics」の、米国特許出願代理人番号第1671-0450号;2008年6月30日に出願された、Joseph G. Wyss他著の、名称「Orthopaedic Knee Prosthesis Having Controlled Condylar Curvature」の、米国特許仮出願番号第61/007,124号;への相互参照がなされ、これらの出願のそれぞれは、参照により本明細書中に組み込まれる。本発明の原理は、これらの特許出願で開示される特徴部を組み合わせてもよい。
〔発明の分野〕
全体的に、本発明は、人体関節用プロテーゼに関し、より具体的には、膝用のプロテーゼに関する。
〔発明の背景〕
膝関節は、動的活動中において、6つの運動度を提供する。そのような活動の1つは、膝関節の深い屈曲(flexion)または折り曲げ(bending)である。6つの運動度は、膝関節における骨と軟組織との複雑な動作または運動学によって影響される。大部分の個人は、意識せずに膝関節の複雑な動作を制御できる。意識的な制御の欠如は、膝関節の屈曲および(脚が真っすぐにされるとき)伸展などの活動に影響するために必要な、多くの異なった構成部分の間の複雑な相互作用を正しく伝えない。
膝関節は、大腿骨遠位端と脛骨近位端との骨インタフェースを含んでいる。膝蓋は、大腿骨遠位端に亘って位置づけられ、そして、腿の前部の長い筋肉(四頭股筋)の腱内に位置づけられる。この腱は、脛骨粗面中に挿入され、膝蓋の後方表面は、滑らかであり、大腿骨上を滑るように動く。
大腿骨は、実質的に滑らかであって脛骨の内側プラトー(plateau)と外側プラトーとともにそれぞれ関節接合している2つの大きい隆起(内側顆と外側顆)によって構成される。脛骨プラトーは、実質的に滑らかで、かつ、わずかにカップ状とされ、その結果、大腿骨顆を受け入れるためのわずかな容器を提供する。大腿骨、脛骨、および膝蓋の複合体相互作用は、膝関節、半月、腱を通した筋肉の付属、および靭帯の骨組織の形状によって抑制される。膝関節の靭帯は、膝蓋靱帯、内側および外側側副靱帯、前方十字形靭帯(ACL)、および後方十字形靭帯(PCL)を含んでいる。膝の運動学は、関節を滑らかにする滑液によってさらに影響される。
多くの研究が、膝関節が屈曲を通して動くに従って様々な膝構成部分が相互作用する方法を理解することを対象としてきた。そのような研究の1つは、P. Johal他著の、「Tibio-femoral movement in the living knee」の名称の記事で報告された。Journal of Biomechanicsの、38巻、第2号、2005年2月、269−276ページに、「インターベンショナル」MRIを用いた、体重負荷および非体重負荷の膝の運動学の研究が、得られており、図2を含み、図2によって得られたデータがグラフ10として図1に定められている。グラフ10は、膝が屈曲を通して動くとき、脛骨に対して生来の膝の内側および外側顆基準点の位置を示している。グラフ10の線12は、外側顆が、深い屈曲を通して一定の前方から後方の並進を示すが、線14は、内側顆が、約90度の屈曲まで脛骨プラトー上のほぼ同じ位置に残っていることを示す。90度の屈曲を超えると、内側顆は、前方から後方への並進を示す。
内側および外側顆の低(接触)点は、この顆と大腿骨平面との間の実際の接点でない。むしろ、これらの低(接触)点は、X線透視検査を使用することで見える顆の最も低い部分を表す。実際の接点は、一般に、低(接触)点よりも後方の位置にある。それにもかかわらず、低(接触)点の使用は、構成部分間における設計変数を変えるという効果の比較に対して有効な基準を提供する。
損傷または病気は、膝の骨、関節軟骨、および靭帯を悪化させるおそれがある。膝関節の正常な状態からのそのような変化は、結局、痛みと減少した動作範囲をもたらし、生来の膝が適切に機能する能力に影響しうる。膝関節の劣化から生じた状態が好転するように、大腿骨と脛骨との用意された端部に搭載される膝プロテーゼが、開発されてきた。
軟組織への損傷は、膝の置換処理の間ある程度避けられるが、いくらかの組織が大腿骨と脛骨の一部を取り替える際に必然的に犠牲にされる。従って、典型的な個人は、意識せずに、膝の現在の位置付けから所望の位置付けへのスムーズな移行を提供するために、筋繊維、靭帯、および腱の張力をかけることを調整する方法を学んでいるが、組織の犠牲は、膝の物理的性質を変化させる。従って、健康な膝において、または術前の膝においてさえ、屈曲および伸展といった動きを引き起こしていた軟組織の構成は、この膝がプロテーゼに置換されているときには、もはや同じ結果を達成しない。さらに、軟組織の犠牲は、膝関節における安定性の減少をもたらす。
軟組織への損傷から生じる安定性喪失を補うために、4つの一般的な種類のインプラントが開発されてきた。1つの手法では、PCLは保持される。PCLが保持されるとき、患者は、深い膝の屈伸運動の間、大腿骨の外側顆と脛骨の間の接点における不自然な(矛盾した)前方への並進に頻繁に遭遇する。大腿骨は、膝が屈曲を通して動くときに、ロールバック(rolling back)または滑るよりもむしろ、脛骨のプラットフォームに沿って前方に滑るように動く。矛盾した前方への並進は、最大約120度の屈曲で始まることがありうるが、30〜40度の屈曲で典型的に開始される。結果として生じる関節安定性の損失は、摩耗を加速し、日常生活の一定の活動中における不安定性の感覚を引き起こし、異常な膝関節動き(運動学)をもたらし、および/または、動きを制御するために増大した力を必要とする四頭股筋への減少した動的モーメントアームをもたらす、おそれがある。
一例として、図2は、生来の膝の形を模すことを試みる典型的な先行技術の大腿骨部品20の矢状断図(sagittal view)を示す。大腿骨部品20は、一般に、線24の前方である拡大領域22と、線24の後方である屈曲領域26を含んでいる。小さい曲率半径R30は、できるだけ多くの屈曲を供給するときに関節腔内で適合するように屈曲領域26の後方の部分で使用されるが、拡大領域22は、大きい曲率半径(R)28で形成される。同時に、曲率半径の長さの変化に従って、曲率半径の起点は、R28に対する起点32からR30に対する起点34に変化する。
減少している曲率半径によって規定された屈曲範囲内の顆表面を有する典型的な先行技術大腿骨部品を使用する膝の深い折り曲げシミュレーションの結果は、この装置が屈曲(x軸)を介して動くときに内側および外側顆が脛骨部品に接触している脛骨部品上の位置(y軸)を示す図3の並進チャート40に示されている。このシミュレーションは、LifeMOD/KneeSIMという名称で、カリフォルニア、サンクレメンテの生体力学的研究グループ社(Biomechanics Research Group)から市販された、マルチボディーダイナミックスプログラム(multibody dynamics program)で行われた。このモデルは、脛骨−大腿骨および膝蓋−大腿骨の接触、受動的な軟組織、および活動筋要素を含んでいた。
チャート40における線42と44は、それぞれ外側および内側顆表面に対する推定された低(接触)点を示している。線42と44の両方が、初期に、屈曲の0度と約30度との間で後方に(図3で見られる下方に)進む。このことは、屈曲角度が増えるのに従って、大腿骨部品が脛骨部品上で後方に回転することを示す。約30度の屈曲を超えると、推定された内側顆の低(接触)点の線44は、急速に前方に動くが、推定された外側顆の低(接触)点の線42は、約5mmの並進から前方にわずかに流される。両方の表面の前方の方向への動きは、矛盾した前方への並進が約30度を超えて起こっていることを示している。30度の屈曲を超えた線42および44と、図1の線12および14との比較は、生来の膝と生来の膝の形状を模した置換膝との間の運動学の衝撃的な不一致を明らかにしている。
さらに、図2に戻ると、大腿骨部品20が、脛骨部品(図示せず)との接触がR28によって規定された顆表面に沿って起こるように屈曲するので、膝上の軟組織によって加えられた力は、Rc28の長さと起点32に一部基づく滑らかな運動を提供するために調整される。顆表面がRc28からRc30に移行する角度の範囲で大腿骨部品20が動かされるとき、最初は、Rc28に沿って動き続けていくかのように、膝は制御されうる。大腿骨部品20が動き続けていくにつれ、膝の実際の構成は、脛骨部品(図示せず)に接触した表面がRc28によって依然として規定されていれば達成されるであろう構成とは異なる。この相違が感じられるとき、軟組織の力が起点34を有するRc30によって規定された表面に沿った動きに適した構成に急速に再構成されると考えられている。構成におけるこの急速な変化は、生来の膝で起こるとは考えられず、不安定性の感覚の一因となる。
その上、2003年12月8〜10日の、Andriacchi, T.P.著の、NIH Consensus Development Conference on Total Knee Replacementでの、ページ61〜62の、「The Effect of Knee Kinematics, Gait and Wear on the Short and Long-Term Outcomes of Primary Total Knee Replacement」には、生来の膝において、0度と120度との間の屈曲は、脛骨に対して大腿骨の約10度の外旋で達成され、その上、さらに20度の外旋が、120度から150度の屈曲に対して必要とされると報告している。したがって、屈曲度あたり約0.008度の外旋の初期比は、0度の屈曲と120度の屈曲との間で示され、120度の屈曲と150度の屈曲との間では屈曲度あたり0.67度の外旋の比率まで増加する。この外旋は、膝が深い屈曲に動くことを可能にする。
報告された生来の膝の外旋は、図1のデータで支援されている。明確に、約9度と90度との間の屈曲では、線12のスロープは、常に下降しており、これは外側顆表面の最も低い点が連続的に後方に進むことを示している。しかしながら、線14は、約9度の屈曲から90度の屈曲まで前方に動いている。したがって、この差異が外旋のみに起因すると仮定すると、大腿骨部品は、膝が約9度の屈曲から約90度の屈曲に動くときに、外旋する。90度の屈曲を超えると、線12と14は、両方の顆表面が後方に動いていることを示す。しかしながら、外側顆表面は、より急速に後方の方向に動いている。従って、線12と14のギャップは、90度を超えて拡大し続けて、膝のさらなる外旋が起こっていることを示す。
図4は、図3の結果を提供した試験の間の、大腿骨に対する脛骨の内旋(モデル化された透視図法による内旋は、脛骨に対する大腿骨の外旋と同様であり、これらの両方が、本明細書において「φi−e」として特定される)を示す。グラフ50は、試験された部品が130度の屈曲に操作されたとき、φi−eが最大約7度に達したことを示している線52を含んでいる。約0度の屈曲と20度の屈曲との間で、φi−eは、屈曲度あたり−0.05度の内旋の変化率で、1度から0度に変化する。約20度の屈曲と50度の屈曲の間で、内旋は、屈曲度あたり0.03度の内旋の変化率で、0度から1度に変化する。約50度と130度の間で、グラフ50は、屈曲度あたり0.075度の内旋の変化率で、約1度から約7度までの内旋において、ほぼ直線的な増加を示す。従って、先行技術の大腿骨部品を組み込む膝関節のφi−eは、生来の膝のφi−eから著しく異なる。
生来の膝のものにより近い運動学を提供するために、様々な試みがなされてきた。例えば、インプラントの1つの種類による矛盾した前方への並進の問題は、安定性を提供するためにPCLを犠牲にして、関節の形状に依存することによって、取り組まれている。別の種類のインプラントでは、インプラントは拘束されている。すなわち、大腿骨と脛骨部品との間に実際のリンク装置(an actual linkage)が使用される。別の種類のインプラントでは、PCLは、大腿骨部品のカムと脛骨部品のポストに置換されている。
生来の膝の運動学を模写する別の試みは、脛骨プラトー上で回転するように構成される脛骨挿入部の使用にかかわる。回転する脛骨挿入部は、一般的に回転プラットフォーム(RP)デザインと呼ばれる。RPデザインにおける想定される利点の1つは、屈曲−伸展のφi−eからのデカップリングである。このデカップリングは、部品の総摩耗を減少させると考えられている。脛骨プラトー上の脛骨挿入部の回転軸(RP軸)は、脛骨−大腿骨ドエル点(関節が完全伸展しているときの大腿骨部品の低点または接触点)に一致する位置と、脛骨−大腿骨ドエル点から前方の方向へ移動した位置との間に、典型的に位置づけられている。
必要とされるものは、φi−eの管理によってなどの、生来の膝の固有の安定性と運動学とをより綿密に再生する膝プロテーゼである。更なる必要性は、脛骨プラトー上の大腿骨部品の許容できるロールバックを許容するとともに、φi−eを管理する膝プロテーゼに対して存在している。
〔概要〕
一実施形態における改良された運動学を有する膝置換システムは、外側顆状関節部分および内側顆状関節部分を含む大腿骨部品と、上側関節接合表面を含む脛骨トレーと、脛骨挿入部であって、(i)第1の顆ドエル点を有する外側顆状関節部分と関節接合するための第1の関節接合部分、(ii)第2の顆ドエル点を有する内側顆状関節部分と関節接合するための第2の関節接合部分、(iii)上側関節接合表面と関節接合するための下側関節接合表面、および(iv)脛骨トレーに結合するためのカップリング部材であって、脛骨挿入部が脛骨トレーに対して回転する回転軸を規定するための、カップリング部材、を含む、脛骨挿入部と、を備え、第1の顆ドエル点および第2の顆ドエル点を含むドエル軸が上側関節接合表面上に投射されているとき、ドエル軸の後方の位置で、回転軸が上側関節接合表面と交差する。
更なる実施形態では、人工関節は、外側顆状関節部分および内側顆状関節部分を含む大腿骨部品と、上側関節接合表面を含む脛骨トレーと、脛骨挿入部であって、(i)外側顆状関節部分と関節接合するための第1の関節接合部分、(ii)内側顆状関節部分と関節接合するための第2の関節接合部分、(iii)上側関節接合表面と関節接合するための下側関節接合表面、および(iv)脛骨挿入部が脛骨トレーに対して回転する回転軸を規定するためのピボット、を含む、脛骨挿入部と、を備え、脛骨挿入部の中心線が上側関節接合表面上に投射されているとき、回転軸が脛骨挿入部の中心線より外側の位置で上側関節接合表面と交差する。
更なる実施形態では、人工関節は、外側顆状関節部分および内側顆状関節部分を含む大腿骨部品と、上側関節接合表面を含む脛骨トレーと、脛骨挿入部であって、(i)第1の顆ドエル点を有する外側顆状関節部分と関節接合するための第1の関節接合部分、(ii)第2の顆ドエル点を有する内側顆状関節部分と関節接合するための第2の関節接合部分、(iii)上側関節接合表面と関節接合するための下側関節接合表面、および(iv)脛骨トレーに結合するためのカップリング部材であって、脛骨挿入部が脛骨トレーに対して回転する回転軸を規定するための、カップリング部材、を含む、脛骨挿入部と、を備え、第1の顆ドエル点および第2の顆ドエル点を含むドエル軸が上側関節接合表面上に投射されているとき、ドエル軸の後方の位置で、そして、脛骨挿入部の中心線が上側関節接合表面上に投射されているとき、中心線の外側の位置で、回転軸が上側関節接合表面と交差する。
上で説明した特徴及び利点、および他のものは、以下の詳細な説明と添付図面を参照して当業者にとってより容易に明らかになるであろう。
〔詳細な説明〕
図5は、公知の特徴部を組み込んでいる膝置換システム100を示す。膝置換システム100は、脛骨トレー102、脛骨ベアリング挿入部104、および、2つの大腿骨顆要素108、110を含む大腿骨部品106を含んでいる。脛骨トレー102は、患者の脛骨に脛骨トレー102を取り付けるための下位ステム112と、脛骨ベアリング挿入部104を受け入れるための上位プラトー114と、を含んでいる。カップリング部材116は、上位プラトー114上に位置している。
脛骨ベアリング挿入部104は、下位脛骨トレー接触面118と、上位脛骨座面120とを含んでいる。上位脛骨座面120は、大腿骨顆要素108、110に関節接合するように構成された座面122、124を含む。背骨126は、座面122と座面124との間から上方に延びている。カップリング部材128は、脛骨トレー接触面118から下向きに延びている。
大腿骨部品106は、患者の大腿骨に取り付けられるように構成される。滑車溝130は、この実施形態では、対称である大腿骨顆要素108、110の間に形成される。滑車溝130は、膝蓋部品(図示せず)に対する関節接合表面を提供する。カムコンパートメント132は、大腿骨顆要素108、110それぞれの後方部分134、136間に位置している。2つのペグ138、140が、大腿骨部品106を患者の大腿骨に取り付けるために使用される。
図6は、カムコンパートメント132を通して取られた大腿骨部品106の横断面図と脛骨ベアリング挿入部104の側平面図とを示す。前方のカム142と後方のカム144は、カムコンパートメント136内に位置している。背骨126は、前方のカム部分146と後方のカム部分148とを含んでいる。前方のカム142は、図6に示されているように大腿骨部品106が伸展状態で(in extension)脛骨ベアリング挿入部104上に位置づけられているときに、望ましくない後方へのずれを排除するように、前方のカム部分146と共に構成される。
大腿骨部品106は、図6に完全伸展した状態で示される。大腿骨部品106の低点または接触点は、顆ドエル点(condylar dwell point)150として特定される。顆要素110に対する顆ドエル点150および顆ドエル点152は、図7の上位プラトー上に投射された状態で示されていて、ドエル軸154を規定する。ドエル軸154は、本明細書で「ドエル点」158として規定される点で、上位脛骨座面120の中心線156と交差している。ドエル点158は、カップリング部材128と共に、脛骨ベアリング挿入部104の回転軸160を規定するカップリング部材116の後よりに位置する(図8参照)。回転軸160は、ドエル点158の前方に位置づけられる。
膝の深い折り曲げシミュレーションが、膝置換システム100と同様の先行技術装置で行われた。先行技術の装置は、インディアナ州ワルシャワの、Zimmer株式会社から市販されているNexGen(登録商標)LPS−flex回転プラットフォーム総合膝システムであった。シミュレーションのためにモデル化された先行技術装置に関する設計パラメータは、リバースエンジニアリングによって得られた。このシミュレーションは、上述したLifeMOD/KneeSIM2007.1.0ベータ12版および後の(LMKS)力学プログラムを使用することで行われた。LMKSは、インプラントを包むことができる、直線的なスプリング、膝蓋腱、および靭帯として、被膜組織と同様に、MCL、およびLCLをモデル化するために構成された。
463Nの一定の垂直荷重が股関節部に印加されたとき、股関節および足首関節での屈曲/伸展、および、足首関節での、外転/内転、内反/外反、および、軸回転は、制限されなかった。クローズドループコントローラは、処方された膝の屈曲伸展プロファイルに適合するように四頭筋とハムストリング筋に張力を印加するために使用された。先行技術装置に関する設計パラメータは、モデルに取り込まれ、最大約150度の屈曲の1サイクルの膝の深い折り曲げに従った。
この部品は、足の機構上の軸(mechanical axis)と膝の本来の関節ラインとに矢状断図において整列した脛骨−大腿骨の接触面の挿入部のドエル点が復元されるように、位置づけられた。完全伸展での矢状面の膝蓋靱帯角度は、大腿骨部品の滑車溝内の中心で、適切な上位−下位位置に膝蓋部品を配置することによって、決定され、そして、冠状面(coronal plane)における膝蓋靱帯は、LMKSのデフォルトの設定を使用することによって、決定され、膝が完全伸展している状態で、冠状面内において約12度のQ角度をもたらした。完全伸展での大腿直筋の冠状面における角度は約7度であり、そして、完全伸展での膝蓋靱帯の冠状面における角度は、完全伸展の脚の垂直な機構上の軸に対して約5度であった。
上述で規定されたモデルシナリオの結果は、本明細書の以下で「LMKSモデル結果」と呼ばれ、ドエル点に対して記録された、脛骨トレーに最も近い大腿骨の外側および内側顆上の最低点の前方−後方位置を含んでいた。さらに、大腿骨に対する脛骨の回転と脛骨トレーに対する脛骨挿入部の回転は、Grood&Suntay座標系を使用して、報告された。図9〜図16に示される先行技術装置に対するLMKSモデル結果の議論では、膝置換システム100の対応する部品の参照番号が参照され、顆108が内側顆として指定され、顆110が外側顆として指定される。
脛骨ベアリング挿入部104における大腿骨部品106のシミュレーションに対するLMKSモデル結果は、図9に示され、グラフ170が、脛骨ベアリング挿入部104上の大腿骨部品106の、外側顆表面110と内側顆表面108のそれぞれに対する推定された低(接触)点を示す線172、174を含んでいる。グラフ170は、脛骨トレー102に対する大腿骨部品106の、外側顆表面110と内側顆表面108それぞれについての推定された低(接触)点を示している線176と178をさらに含んでいる。部品が屈曲に移っていったとき、線172、174、176、および178の下向部分(lower portion)が発生した。
グラフ170は、大腿骨部品106が、約20度の屈曲まで、そして、再び約90度の屈曲から150度の屈曲まで、脛骨ベアリング挿入部104上で後方に動くまたは「ロールバック」していることを全体的に示している。外側顆表面110と内側顆表面108のロールバックの量は、同じではない。この相違は、大腿骨部品106が回転していることを示す。この結論は、図10のグラフ180に示される脛骨ベアリング挿入部104上の大腿骨部品106に対するLMKSモデル結果によって支持され、ここで、グラフ180の線182は、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eを特定する。線182は、0度の屈曲と約100度の屈曲との間で、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eが、徐々に約3.5度まで増加していることを表す。
グラフ180は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転を特定する線184をさらに含んでいる。線184は、線182と対照的に、0度の屈曲と約90度の屈曲との間では、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転が徐々に約−2.5度まで減少していることを明示し、大腿骨部品106と脛骨ベアリング挿入部104との間の回転における最大の差異が、約90度の屈曲と約110度の屈曲との間における約5度であることを示す。
上記のモデルシナリオで使用される先行技術システムのリバースエンジニアリングは、先行技術装置の脛骨ベアリング挿入部104の回転軸160がドエル点158の0.5インチ(12.7mm)前方に位置したことを示す(「0.5A構成」)。次に、先行技術装置のモデルは、脛骨ベアリング挿入部104の回転軸160をドエル点158の0.2インチ(5.08mm)前方に配置するように変更された(「0.2A構成」)。0.2A構成に対するLMKSモデル結果は、図11に示され、ここで、グラフ190は、脛骨ベアリング挿入部104上の大腿骨部品106の、外側顆表面110と内側顆表面108それぞれに対する推定された低(接触)点を示す、線192、194を含んでいる。グラフ190は、脛骨トレー102に対した大腿骨部品106の外側顆表面110と内側顆表面108のそれぞれに対する推定された低(接触)点を示している線196、198をさらに含んでいる。部品が屈曲に移っていったとき、線192、194、196、および198の下向部分が発生した。
グラフ190は、大腿骨部品106が、約20度の屈曲まで、そして、再び約90度の屈曲から150度の屈曲まで、脛骨ベアリング挿入部104上で後方に動くまたは「ロールバック」していることを全体的に示している。0.2A構成で示されたロールバックは、0.5A構成で示されたロールバックと実質的に同じである。
図12のグラフ200は、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eを特定する線202を含んでいる。線202は、0度の屈曲と約100度の屈曲との間で、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eが、徐々に4度を超えるまで増加していることを表す。グラフ200は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転を特定する線204をさらに含んでいる。線204は、0度の屈曲と約20度の屈曲との間で、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転にわずかな減少があり、そして、約120度の屈曲まで安定した増加が続くことを表す。したがって、大腿骨部品106と脛骨ベアリング挿入部104との間の回転における最大の差異は、約90度の屈曲における4度未満まで減少する。
次に、先行技術装置のモデルは、脛骨ベアリング挿入部104の回転軸160をドエル点158に配置するように変更された(「0.0構成」)。0.0A構成に対するLMKSモデル結果は、図13に示され、ここで、グラフ210は、脛骨ベアリング挿入部104上の大腿骨部品106の、外側顆表面110と内側顆表面108それぞれに対する推定された低(接触)点を示す、線212、214を含んでいる。グラフ210は、脛骨トレー102に対する、大腿骨部品106の外側顆表面110と内側顆表面108それぞれについての推定された低(接触)点を示している線216、218をさらに含んでいる。部品が屈曲に移っていったとき、線212、214、216、および218の下向部分が発生した。
グラフ210は、大腿骨部品106が、約20度の屈曲まで、そして、再び約90度の屈曲から150度の屈曲まで、脛骨ベアリング挿入部104上で後方に動くまたは「ロールバック」していることを全体的に示している。0.0構成で示されたロールバックは、0.5A構成で示されたロールバックと実質的に同じである。
図14のグラフ220は、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eを特定する線222を含んでいる。線222は、0度の屈曲と約100度の屈曲との間で、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eが、徐々にほぼ5度まで増加していることを表す。グラフ220は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転を特定する線224をさらに含んでいる。線224は、0度の屈曲と約20度の屈曲との間で、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転にわずかな減少があり、そして、約120度の屈曲まで安定した増加が続くことを表す。したがって、大腿骨部品106と脛骨ベアリング挿入部104との間の回転における最大の差異は、約90度の屈曲における2.5度未満まで減少する。その後のサイクルにおいて、回転における最大の差異は、約同一のままであるが、線224は、線222により密接に従っている。
次に、先行技術装置のモデルは、脛骨ベアリング挿入部104の回転軸160をドエル点158の0.5インチ(12.7mm)後方に配置するように変更された(「0.5P構成」)。0.5P構成に対するLMKSモデル結果は、図15に示され、ここで、グラフ230は、脛骨ベアリング挿入部104上の大腿骨部品106の、外側顆表面110と内側顆表面108それぞれに対する推定された低(接触)点を示す、線232、234を含んでいる。グラフ230は、脛骨トレー102に対する大腿骨部品106の外側顆表面110と内側顆表面108それぞれについての推定された低(接触)点を示している線236、238をさらに含んでいる。部品が屈曲に移っていったとき、線232、234、236、および238の下向部分が発生した。
グラフ230は、大腿骨部品106が、約20度の屈曲まで、そして、再び約90度の屈曲から150度の屈曲まで、脛骨ベアリング挿入部104上で後方に動くまたは「ロールバック」していることを全体的に示している。0.5P構成で示されたロールバックは、0.5A構成で示されたロールバックと実質的に同じである。
図16のグラフ240は、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eを特定するライン242を含んでいる。線242は、0度の屈曲と約100度の屈曲との間で、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eが、徐々にほぼ6度まで増加していることを表す。グラフ240は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転を特定するライン244をさらに含んでいる。線244は、0度の屈曲と約10度の屈曲との間で、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転にわずかな減少があり、そして、約120度の屈曲まで安定した増加が続くことを表す。したがって、大腿骨部品106と脛骨ベアリング挿入部104との間の回転における最大の差異は、約95度の屈曲においてちょうど1度を超えるまで減少する。その後のサイクルでは、ライン244は、ライン242に非常に密接に従う。関節が0.5P構成での屈曲位置に向かって移動するのに従って、線242上方の線244の移動域(excursion)は、0.0構成での線222上方の線224の移動域よりもいくらか大きい。
その結果、図9〜図16は、回転軸160が後方に動くにつれて、脛骨トレー102に対する大腿骨部品106の回転と脛骨トレー102に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転との間に忠実性が増加することが実現されると示している。さらに、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eは、倍以上に増える。
本明細書に説明される原理の検証は、別様に構成された膝置換システムを使用した一連の追加的なモデルシナリオによって実行された。図17〜図30に示される、別様に構成された装置に対するLMKSモデル結果の議論では、膝置換システム100の対応する部品の参照番号が参照されるであろう。
別様に構成された装置のモデルは、脛骨ベアリング挿入部104の回転軸160を、中心線156でドエル点158の0.317インチ(8.05mm)前方に設けることにより確立された(「0/0.317A構成」)。0/0.317A構成に対するLMKSモデル結果は、図17に示され、ここで、グラフ250は、脛骨ベアリング挿入部104上の大腿骨部品106の外側顆表面110と内側顆表面108それぞれについて推定された低(接触)点を示す、線252、254を含んでいる。グラフ250は、脛骨トレー102に対する大腿骨部品106の外側顆表面110と内側顆表面108それぞれについて推定された低(接触)点を示している線256、258をさらに含んでいる。部品が屈曲に移っていったとき、線252、254、256、および258の下向部分が発生した。
グラフ250は、大腿骨部品106が脛骨ベアリング挿入部104上で約30度の屈曲まで、そして再び約105度の屈曲と130度の屈曲まで、後方に動く、または「ロールバック」していることを全体的に示している。
図18のグラフ260は、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eを特定する線262を含んでいる。線262は、0度の屈曲と約120度の屈曲との間で、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eが、徐々にちょうど5度を超えるまで増加していることを表す。グラフ260は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転を特定する線264をさらに含んでいる。線264は、0度の屈曲と約70度の屈曲との間で、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転に安定した減少があり、そして、約130度の屈曲まで比較的一定の回転角が続くことを表す。したがって、大腿骨部品106と脛骨ベアリング挿入部104との間の回転における最大の差異は、約120度の屈曲における約10度まで一貫して増大する。最大の差異は、その後のサイクルにおいて約10度であった。
次に、別様に構成された装置のモデルは、脛骨ベアリング挿入部104の回転軸160を中心線156上のドエル点158に配置するように変更された(「0/0構成」)。0/0構成に対するLMKSモデル結果は、図19に示され、ここで、グラフ270は、脛骨ベアリング挿入部104上の大腿骨部品106の、外側顆表面110と内側顆表面108それぞれついての推定された低(接触)点を示す、線272、274を含んでいる。グラフ270は、脛骨トレー102に対する大腿骨部品106の外側顆表面110と内側顆表面108それぞれについての推定された低(接触)点を示している線276、278をさらに含んでいる。部品が屈曲に移っていったとき、線272、274、276、および278の下向部分が発生した。
グラフ270は、大腿骨部品106が、約30度の屈曲まで、そして、再び約95度の屈曲から130度の屈曲まで、脛骨ベアリング挿入部104上で後方に動くまたは「ロールバック」していることを全体的に示している。0/0構成で示されたロールバックは、第2のロールバックイベントがより早い屈曲角で起こったが、0/0.317A構成で示されたロールバックと実質的に同じである。
図20のグラフ280は、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eを特定する線282を含んでいる。線282は、0度の屈曲と約130度の屈曲との間で、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eが、徐々に7度を超えるまで増加していることを表す。グラフ280は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転を特定する線284をさらに含んでいる。線284は、0度の屈曲と約65度の屈曲との間で、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転に安定した減少があり、そして、約105度の屈曲まで安定した増加が続くことを表す。したがって、大腿骨部品106と脛骨ベアリング挿入部104との間の回転における最大の差異は、約65度の屈曲において約8度まで、そして約130度の屈曲においてわずかに8度を超えるまで減少する。その後のサイクルにおいて、130度での最大の差異は、わずかに8度を超えるままであるが、65度での最大の差異は、約5度まで減少した。
別様に構成された装置のモデルは、中心線156の0.317インチ(8.05mm)外側に、そして、ドエル軸154上に、脛骨ベアリング挿入部104の回転軸160を配置するように変更された(「0.317L/0構成」)。0.317L/0構成に対するLMKSモデル結果は、図21に示され、ここで、グラフ290は、脛骨ベアリング挿入部104上の大腿骨部品106の、外側顆表面110と内側顆表面108それぞれに対して推定された低(接触)点を示す、線292、294を含んでいる。グラフ290は、脛骨トレー102に対する大腿骨部品106の外側顆表面110と内側顆表面108それぞれについての推定された低(接触)点を示している線296、298をさらに含んでいる。部品が屈曲に移っていったとき、線292、294、296、および298の下向部分が発生した。
グラフ290は、大腿骨部品106が脛骨ベアリング挿入部104の上で、ちょうど30度を超える屈曲まで、そして再び約95度の屈曲と130度の屈曲まで、後方に動くまたは「ロールバック」していることを全体的に示している。0.317L/0構成で示されたロールバックは、0/0.317A構成で示されたロールバックと同様である。
図22のグラフ300は、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eを特定する線302を含んでいる。線302は、0度の屈曲と約130度の屈曲との間で、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eが、徐々に11度を超えるまで増加していることを表す。グラフ300は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転を特定する線304をさらに含んでいる。線304は、0度の屈曲と約110度の屈曲との間で、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転に約8度までの安定した増加があり、そして、130度の屈曲における約7度の回転角まで下降が続くことを表す。したがって、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転は、約100度の屈曲までの大腿骨部品106のφi−eよりわずかに大きいかまたは等しく、大腿骨部品106と脛骨ベアリング挿入部104との間における回転の最大の差異は、約130度の屈曲におけるちょうど5度を超えるものである。その後のサイクルにおいて、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転における最大の差異は、わずかに増加して、交点を約115度の屈曲まで移動させ、大腿骨部品106とベアリング挿入部104との間の回転における最大の差異は、約130度の屈曲における約4度である。
別様に構成された装置のモデルは、中心線156の0.317インチ(8.05mm)内側で、そして、ドエル軸154上に脛骨ベアリング挿入部104の回転軸160を配置するように、変更された(「0.317M/0構成」)。0.317M/0構成に対するLMKSモデル結果は、図23に示され、ここで、グラフ310は、脛骨ベアリング挿入部104上の大腿骨部品106の、外側顆表面110と内側顆表面108それぞれについての推定された低(接触)点を示す、線312、314を含んでいる。グラフ310は、脛骨トレー102に対する大腿骨部品106の外側顆表面110と内側顆表面108それぞれについての推定された低(接触)点を示している線316、318をさらに含んでいる。部品が屈曲に移っていったとき、線312、314、316、および318の下向部分が発生した。
グラフ310は、大腿骨部品106の外側顆要素110が、約65度の屈曲まで、脛骨ベアリング挿入部104上で後方に動くまたは「ロールバック」している一方で、内側顆108が、約35度の屈曲まで「ロールバック」を示していることを全体的に示している。大腿骨部品106は、約105度の屈曲から130度の屈曲までにおいて追加的なロールバックを示す。
図24のグラフ320は、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eを特定する線322を含んでいる。線322は、0度の屈曲と約115度の屈曲との間で、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eが、徐々にちょうど5度未満まで増加していることを表す。グラフ320は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転を特定する線324をさらに含んでいる。線324は、0度の屈曲と約50度の屈曲との間で、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転に安定した減少があり、そして、約130度の屈曲まで比較的一定の約−5度の回転角が続くことを表す。したがって、大腿骨部品106と脛骨ベアリング挿入部104との間の回転における最大の差異は、約130度の屈曲における約11度である。その後のサイクルにおいて、回転における最大の差異は約11度であった。
次に、別様に構成された装置のモデルは、脛骨ベアリング挿入部104の回転軸160を、中心線156上で、そして、ドエル軸154の0.317インチ(8.05mm)後方に配置するように変更された(「0/0.317P構成」)。0/0.317P構成に対するLMKSモデル結果は、図25に示され、ここで、グラフ330は、脛骨ベアリング挿入部104上の大腿骨部品106の、外側顆表面110と内側顆表面108それぞれについての推定された低(接触)点を示す、線332、334を含んでいる。グラフ330は、脛骨トレー102に対する大腿骨部品106の外側顆表面110と内側顆表面108それぞれについての推定された低(接触)点を示している線336、338をさらに含んでいる。部品が屈曲に移っていったとき、線332、334、336、および338の下向部分が発生した。
グラフ330は、大腿骨部品106が、約35度の屈曲まで、そして、再び約95度の屈曲から130度の屈曲まで、脛骨ベアリング挿入部104上で後方に動くまたは「ロールバック」していることを全体的に示している。
図26のグラフ340は、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eを特定する線342を含んでいる。線342は、0度の屈曲と約130度の屈曲との間で、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eが、徐々にほぼ9度まで増加していることを表す。グラフ340は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転を特定する線344をさらに含んでいる。線334は、0度の屈曲と約55度の屈曲との間で、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転にわずかな減少があり、約105度の屈曲まで安定した増加が続いて、そして回転の安定した減少が続くことを表す。したがって、大腿骨部品106と脛骨ベアリング挿入部104との間の回転における最大の差異は、約130度の屈曲における約9度である。その後のサイクルにおいて、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転は、約100度の屈曲まで約3度の回転角のままであり、この点において回転角が約0まで減少した。したがって、大腿骨部品106と脛骨ベアリング挿入部104の間の回転における最大の差異は、その後のサイクルの間の約130度の屈曲における約9度であった。
次に、別様に構成された装置のモデルは、脛骨ベアリング挿入部104の回転軸160を、中心線156の0.317インチ(8.05mm)外側で、そして、ドエル軸154の0.317インチ(8.05mm)後方に配置するように変更された(「0.317L/0.317P構成」)。0.317L/0.317P構成に対するLMKSモデル結果は、図27に示され、ここで、グラフ350は、脛骨ベアリング挿入部104上の大腿骨部品106の、外側顆表面110と内側顆表面108それぞれについての推定された低(接触)点を示す、線352、354を含んでいる。グラフ350は、脛骨トレー102に対する大腿骨部品106の外側顆表面110と内側顆表面108それぞれについての推定された低(接触)点を示している線356、358をさらに含んでいる。部品が屈曲に移っていったとき、線352、354、356、および358の下向部分が発生した。
グラフ350は、大腿骨部品106が、約40度の屈曲まで、そして、再び約95度の屈曲から130度の屈曲まで、脛骨ベアリング挿入部104上で後方に動くまたは「ロールバック」していることを全体的に示している。
図28のグラフ360は、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eを特定する線362を含んでいる。線362は、0度の屈曲と約130度の屈曲との間で、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eが、徐々に約11度まで増加していることを表す。グラフ360は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転を特定する線364をさらに含んでいる。線364は、0度の屈曲と約110度の屈曲との間で、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転おいて約10度の回転角度までの安定した増加があり、そして、約130度の屈曲までわずかな減少が続くことを表す。
したがって、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104との間の回転は、約120度の屈曲まで大腿骨部品106のφi−eよりも大きく、大腿骨部品106と脛骨ベアリング挿入部104との間における回転の最大の差異は、約60度の屈曲における約3度であった。その後のサイクルにおいて、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転は、概ね高く、大腿骨部品106とベアリング挿入部104との間における回転の最大の差異は、約60度の屈曲における約6度であった。
次に、別様に構成された装置のモデルは、脛骨ベアリング挿入部104の回転軸160を、中心線156の0.317インチ(8.05mm)内側で、そして、ドエル軸154の0.317インチ(8.05mm)後方に配置するように変更された(「0.317M/0.317P構成」)。0.317M/0.317P構成に対するLMKSモデル結果は、図29に示され、ここで、グラフ370は、脛骨ベアリング挿入部104上の大腿骨部品106の、外側顆表面110と内側顆表面108それぞれについての推定された低(接触)点を示す、線372、374を含んでいる。グラフ370は、脛骨トレー102に対する大腿骨部品106の外側顆表面110と内側顆表面108それぞれについて推定された低(接触)点を示している線376、378をさらに含んでいる。部品が屈曲に移っていったとき、線372、374、376、および378の下向部分が発生した。
グラフ370は、大腿骨部品106の外側顆要素110が、約60度の屈曲まで、脛骨ベアリング挿入部104上で後方に動くまたは「ロールバック」している一方で、内側顆108が約20度の屈曲まで「ロールバック」を示していることを全体的に示している。大腿骨部品106は、約100度の屈曲から130度の屈曲までにおいて追加的なロールバックを示す。
図30のグラフ380は、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eを特定する線382を含んでいる。線382は、0度の屈曲と約130度の屈曲との間で、脛骨に対する大腿骨部品106のφi−eが、徐々にほぼ6度まで増加していることを表す。グラフ380は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転を特定する線384をさらに含んでいる。線384は、0度の屈曲と約50度の屈曲との間で、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部104の回転において約−5度までの一定の減少があり、そして、約130度の屈曲までわずかな増加が続くことを表す。したがって、大腿骨部品106と脛骨ベアリング挿入部104との間の回転における最大の差異は、約130度の屈曲における約9度である。その後のサイクルでは、この差異は、屈曲の初期ではより小さい。
その結果、図17〜図30は、回転プラトーシステムに対する回転軸の位置を利用して、プラトーの回転と、システムの大腿骨部品のφi−eとの間の適合を管理することができることを確認している。加えて、回転軸の位置を利用して、回転プラトーシステムのロールバックと回転特性を管理することができる。
本発明の原理によるシステムの一実施形態が、図31に示されている。膝置換システム400は、脛骨トレー402、脛骨ベアリング挿入部404、および、2つの大腿骨顆要素408、410有する大腿骨部品406を含んでいる。脛骨トレー402は、脛骨トレー402を患者の脛骨に取り付けるための下位ステム412、および、脛骨ベアリング挿入部404と関節接合するための上位プラトー414を含んでいる。カップリング部材416は、上位プラトー414上に位置している。
脛骨ベアリング挿入部404は、下位脛骨トレー接触面418と、上位脛骨座面420とを含んでいる。上位脛骨座面420は、大腿骨顆要素408、410と関節接合するように構成された内側座面422と外側座面424とを含んでいる。背骨426は、座面422と座面424との間から上方に延びる。ピボット428は、脛骨トレー接触面418から下向きに延びている。大腿骨部品406は、実質的に大腿骨部品106と同様であってもよく、本明細書においてさらには記載されていない。
図32をさらに参照すると、ドエル軸430、顆ドエル点432、434、および距骨ベアリング挿入部404の中心線436は、上位プラトー414上に投射された状態で示され、そして、ドエル点438を規定している。この実施形態におけるカップリング部材416は、投射されたドエル軸430の後方よりに、そして、投射された中心線436の外側よりに配置された回転軸440を規定するために位置づけられている。一実施形態では、回転軸438は、約0.2インチ(5.08mm)から0.5インチ(12.7mm)、ドエル点から外側および後方に位置する。更なる実施形態では、回転軸438は、投射されたドエル軸430の0.317インチ(8.05mm)後方に、そして、投射された中心線436の0.317インチ(8.05mm)外側に位置する。
本発明は、いくつかの例示的なプロセスおよびシステム部品の説明により例示され、また様々なプロセスおよび部品が相当詳細に説明されてきたが、請求項の範囲をそのような細部に限定するか、または何らかの方法で制限することは、出願人の意図するところではない。さらなる利点および改変は、当業者には容易に明らかとなるであろう。したがって、最も広い態様における発明は、示されそして説明された特定の詳細、実装、または実例に限定されない。一例として、回転軸の位置付けは、十字靭帯保持デザイン、およびACLが欠けている十字靭帯犠牲デザインに適用可能である。従って、本発明の全般的な概念の趣旨および範囲から逸脱せずに、そのような詳細からの変更を行うことができる。一例として、制限するものではなく、本明細書に記載されたシステムは、膝以外の他の関節に適用できる。
図1は、深い膝の折り曲げの間の生来の膝についての脛骨構成部分上における内側および外側顆の基準点位置のグラフを示している。 図2は、大腿骨部品の後方の部分において減少している曲率半径を有する、プロテーゼの先行技術における大腿骨部品の矢状断図を示す。 図3は、約30〜35度の屈曲で、矛盾した前方への並進の開始を示す、脛骨部品上での大腿骨部品の内側および外側顆の推定された低(接触)点の位置のグラフ形態でのシミュレーションの結果を示している。 図4は、図3のシミュレーションによる大腿骨部品に対する脛骨部品の内旋を示している。 図5は、ドエル点の前方に位置する回転軸を有する回転プラトーを有する脛骨部品と大腿骨部品とを含む先行技術の膝プロテーゼの分解斜視図を示す。 図6は、回転軸の後方に位置する顆のドエル点を示す図5の先行技術の膝プロテーゼの矢状断図を示す。 図7は、図5の先行技術の膝プロテーゼの脛骨トレーの関節接合表面上に投射された、図5の先行技術の膝プロテーゼの脛骨挿入部の中心線とドエル軸との平面図を示す。 図8は、脛骨ベアリング挿入部に対する回転軸を規定しているカップラー部材を有する図5の先行技術膝プロテーゼの脛骨トレーの斜視図を示す。 図9は、リバースエンジニアリングされたデータからモデル化された先行技術の膝置換システムを使用した膝の深い折り曲げシミュレーションの結果のグラフを示している。 図10は、脛骨に対して脛骨ベアリング挿入部の回転に伴う図9の深い膝の折り曲げシミュレーションの間の、大腿骨部品に対する脛骨の内−外旋(φi−e)のグラフを示している。 図11は、システムのドエル点より0.2インチ(5.08mm)前方に位置づけられた脛骨ベアリング挿入部の回転軸を有するように改良された、図9の先行技術の膝置換システムを使用した、膝の深い折り曲げシミュレーションの結果のグラフを示す。 図12は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部の回転に伴う図11の膝の深い折り曲げシミュレーションの間の大腿骨部品に対する脛骨の内−外旋(φi−e)のグラフを示している。 図13は、システムのドエル点で位置づけられた脛骨ベアリング挿入部の回転軸を有するように改良された、図9の先行技術の膝置換システムを使用した、膝の深い折り曲げシミュレーションの結果のグラフを示す。 図14は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部の回転に伴う図13の膝の深い折り曲げシミュレーションの間の大腿骨部品に対する脛骨の内−外旋(φi−e)のグラフを示している。 図15は、システムのドエル点よりも0.5インチ(12.7mm)前方に位置づけられた脛骨ベアリング挿入部の回転軸を有するように改良された、図9の先行技術の膝置換システムを使用した、膝の深い折り曲げシミュレーションの結果のグラフを示す。 図16は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部の回転に伴う図15の膝の深い折り曲げシミュレーションの間の大腿骨部品に対する脛骨の内−外旋(φi−e)のグラフを示している。 図17は、図9の先行技術の膝置換システムとは異なる、システムのドエル点より0.317インチ(8.05mm)前方に位置づけられた脛骨ベアリング挿入部の回転軸を有するように改良された、膝置換システムを使用した、膝の深い折り曲げシミュレーションの結果のグラフを示す。 図18は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部の回転に伴う図17の膝の深い折り曲げシミュレーションの間の大腿骨部品に対する脛骨の内−外旋(φi−e)のグラフを示している。 図19は、システムのドエル点に位置づけられた脛骨ベアリング挿入部の回転軸を有するように改良された、図17の膝置換システムを使用した、膝の深い折り曲げシミュレーションの結果のグラフを示す。 図20は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部の回転に伴う図19の膝の深い折り曲げシミュレーションの間の大腿骨部品に対する脛骨の内−外旋(φi−e)のグラフを示している。 図21は、システムのドエル点より0.317インチ(8.05mm)外側に位置づけられた脛骨ベアリング挿入部の回転軸を有するように改良された、図17の膝置換システムを使用した、膝の深い折り曲げシミュレーションの結果のグラフを示す。 図22は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部の回転に伴う図21の膝の深い折り曲げシミュレーションの間の大腿骨部品に対する脛骨の内−外旋(φi−e)のグラフを示している。 図23は、システムのドエル点よりも0.317インチ(8.05mm)内側に位置づけられた脛骨ベアリング挿入部の回転軸を有するように改良された、図17の膝置換システムを使用した、膝の深い折り曲げシミュレーションの結果のグラフを示す。 図24は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部の回転に伴う図23の膝の深い折り曲げシミュレーションの間の大腿骨部品に対する脛骨の内−外旋(φi−e)のグラフを示している。 図25は、システムのドエル点よりも0.317インチ(8.05mm)後方に位置づけられた脛骨ベアリング挿入部の回転軸を有するように改良された、図17の膝置換システムを使用した、膝の深い折り曲げシミュレーションの結果のグラフを示す。 図26は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部の回転に伴う図25の膝の深い折り曲げシミュレーションの間の大腿骨部品に対する脛骨の内−外旋(φi−e)のグラフを示している。 図27は、システムのドエル点よりも0.317インチ(8.05mm)後方に、そして、脛骨ベアリング挿入部の中心線よりも0.317インチ(8.05mm)外側に、位置づけられた脛骨ベアリング挿入部の回転軸を有するように改良された、図17の膝置換システムを使用した、膝の深い折り曲げシミュレーションの結果のグラフを示す。 図28は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部の回転に伴う図27の膝の深い折り曲げシミュレーションの間の大腿骨部品に対する脛骨の内−外旋(φi−e)のグラフを示している。 図29は、システムのドエル点よりも0.317インチ(8.05mm)後方に、そして、脛骨ベアリング挿入部の中心線よりも0.317インチ(8.05mm)内側に、位置づけられた脛骨ベアリング挿入部の回転軸を有するように改良された、図17の膝置換システムを使用した、膝の深い折り曲げシミュレーションの結果のグラフを示す。 図30は、脛骨に対する脛骨ベアリング挿入部の回転に伴う図29の膝の深い折り曲げシミュレーションの間の大腿骨部品に対する脛骨の内−外旋(φi−e)のグラフを示している。 図31は、本発明の原理に従って位置づけられた回転軸を有する回転プラトーを有する脛骨部品と大腿骨部品とを含む膝置換システムの分解斜視図を示す。 図32は、図31の膝プロテーゼの脛骨トレーの関節接合表面上に投射された、図31の膝プロテーゼの脛骨挿入部のドエル軸と中心線との平面図を示す。

Claims (19)

  1. 膝置換システムにおいて、
    外側顆状関節部分および内側顆状関節部分を含む大腿骨部品と、
    上側関節接合表面を含む脛骨トレーと、
    脛骨挿入部であって、(i)第1の顆ドエル点を有する前記外側顆状関節部分と関節接合するための第1の関節接合部分、(ii)第2の顆ドエル点を有する前記内側顆状関節部分と関節接合するための第2の関節接合部分、(iii)前記上側関節接合表面と関節接合するための下側関節接合表面、および(iv)前記脛骨トレーに結合するためのカップリング部材であって、前記脛骨挿入部が前記脛骨トレーに対して回転する回転軸を規定するための、カップリング部材を含む、脛骨挿入部と、
    を備え、
    前記第1の顆ドエル点および前記第2の顆ドエル点を含むドエル軸が前記上側関節接合表面上に投射されているとき、前記ドエル軸の後方の位置で、前記回転軸が前記上側関節接合表面と交差する、膝関節システム。
  2. 請求項1の膝置換システムにおいて、
    脛骨挿入部の中心線が前記上側関節接合表面に投射されているとき、前記回転軸は、前記中心線に交差している、膝置換システム。
  3. 請求項2の膝置換システムにおいて、
    前記回転軸が、前記投射された中心線と前記投射されたドエル軸との交差部の約0.2インチ(5.08mm)から約0.5インチ(12.7mm)後方の位置で、前記脛骨挿入部の中心線に交差している、膝置換システム。
  4. 請求項3の膝置換システムにおいて、
    前記回転軸は、前記投射された中心線と前記投射されたドエル軸との交差部の約0.3インチ(7.62mm)後方の位置で、前記脛骨挿入部の中心線に交差している、膝置換システム。
  5. 請求項1の膝置換システムにおいて、
    前記回転軸は、前記中心線が前記上側関節接合表面に投射されているとき、脛骨挿入部の中心線より外側の位置で、前記上側関節接合表面に交差している、膝置換システム。
  6. 請求項5の膝置換システムにおいて、
    前記回転軸は、前記投射された中心線と前記投射されたドエル軸との交差部から約0.2インチ(5.08mm)から約0.5インチ(12.7mm)離れた位置で、前記上側関節接合表面に交差している、膝置換システム。
  7. 請求項6の膝置換システムにおいて、
    前記回転軸は、前記投射された中心線と前記投射されたドエル軸との交差部から約0.4インチ(10.16mm)離れた位置で、前記上側関節接合表面に交差している、膝置換システム。
  8. 人工関節において、
    外側顆状関節部分および内側顆状関節部分を含む大腿骨部品と、
    上側関節接合表面を含む脛骨トレーと、
    脛骨挿入部であって、(i)前記外側顆状関節部分と関節接合するための第1の関節接合部分、(ii)前記内側顆状関節部分と関節接合するための第2の関節接合部分、(iii)前記上側関節接合表面と関節接合するための下側関節接合表面、および(iv)前記脛骨挿入部が前記脛骨トレーに対して回転する回転軸を規定するためのピボットを含む、脛骨挿入部と、
    を備え、
    前記脛骨挿入部の中心線が前記上側関節接合表面上に投射されているとき、前記回転軸が前記脛骨挿入部の中心線より外側の位置で前記上側関節接合表面と交差する、人工関節。
  9. 請求項8の人工関節において、
    前記第1の関節接合部分は、第1の顆ドエル点を有する前記外側顆状関節部分と関節接合し、
    前記第2の関節接合部分は、第2の顆ドエル点を有する前記内側顆状関節部分と関節接合し、
    前記回転軸は、前記第1の顆ドエル点および前記第2の顆ドエル点を含むドエル軸と交差する、人工関節。
  10. 請求項9の人工関節において、
    前記回転軸は、前記投射された中心線と前記投射されたドエル軸との交差部から約0.2インチ(5.08mm)から約0.5インチ(12.7mm)外側の位置で、前記上側関節接合表面上の前記ドエル軸の投影に交差している、人工関節。
  11. 請求項8の人工関節において、
    前記第1の関節接合部分は、第1の顆ドエル点を有する前記外側顆状関節部分と関節接合し、
    前記第2の関節接合部分は、第2の顆ドエル点を有する前記内側顆状関節部分と関節接合し、
    前記第1の顆ドエル点および前記第2の顆ドエル点は、ドエル軸を規定し、
    前記回転軸は、前記上側関節接合表面上の前記ドエル軸の投影より後方の位置で、前記上側関節接合表面に交差している、人工関節。
  12. 請求項11の人工関節において、
    前記回転軸は、前記投射された中心線と前記投射されたドエル軸との交差部から約0.2インチ(5.08mm)から約0.5インチ(12.7mm)離れた位置で、前記上側関節接合表面に交差している、人工関節。
  13. 請求項12の人工関節において、
    前記回転軸は、前記投射された中心線と前記投射されたドエル軸との交差部から約0.4インチ(10.16mm)離れた位置で、前記上側関節接合表面に交差している、人工関節。
  14. 人工関節において、
    外側顆状関節部分および内側顆状関節部分を含む大腿骨部品と、
    上側関節接合表面を含む脛骨トレーと、
    脛骨挿入部であって、(i)第1の顆ドエル点を有する前記外側顆状関節部分と関節接合するための第1の関節接合部分、(ii)第2の顆ドエル点を有する前記内側顆状関節部分と関節接合するための第2の関節接合部分、(iii)前記上側関節接合表面と関節接合するための下側関節接合表面、および(iv)前記脛骨トレーに結合するためのカップリング部材であって、前記脛骨挿入部が前記脛骨トレーに対して回転する回転軸を規定するための、カップリング部材を含む、脛骨挿入部と、
    を備え、
    前記第1の顆ドエル点および前記第2の顆ドエル点を含むドエル軸が前記上側関節接合表面上に投射されているとき、前記ドエル軸の後方の位置で、そして、脛骨挿入部の中心線が前記上側関節接合表面上に投射されているとき、前記中心線の外側の位置で、前記回転軸が前記上側関節接合表面と交差する、人工関節。
  15. 請求項14の人工関節において、
    前記回転軸は、前記投射された中心線と前記投射されたドエル軸との交差部から約0.2インチ(5.08mm)から約0.5インチ(12.7mm)離れた位置で、前記上側関節接合表面に交差している、人工関節。
  16. 請求項15の人工関節において、
    前記回転軸は、前記投射された中心線と前記投射されたドエル軸との交差部から約0.4インチ(10.16mm)離れた位置で、前記上側関節接合表面に交差している、人工関節。
  17. 請求項16の人工関節において、
    前記回転軸は、前記投射されたドエル軸から約0.3インチ(7.62mm)後方の位置で、前記上側関節接合表面に交差している、人工関節。
  18. 請求項15の人工関節において、
    前記回転軸は、前記投射されたドエル軸から約0.3インチ(7.62mm)後方の位置で、前記上側関節接合表面に交差している、人工関節。
  19. 請求項15の人工関節において、
    前記回転軸は、前記投射された中心線から約0.3インチ(7.62mm)外側の位置で、前記上側関節接合表面に交差している、人工関節。
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