JP2010022706A - Cosmetic container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コンパクト等の化粧料容器に関するものである。 The present invention relates to a cosmetic container such as a compact.
従来から、ファンデーション等の固形化粧料を収容するレフィル容器等の各種化粧料容器では、これを床上等に落下させてしまうと、この落下時の衝撃によって、化粧料容器内の固形化粧料がひび割れたり、損傷したりするため、化粧料容器の容器本体と、固形化粧料を収容する中皿との間に緩衝材を設け、この緩衝材で落下時の衝撃を和らげるようにしたものが多く出回っている。 Conventionally, in various cosmetic containers such as refill containers that contain solid cosmetics such as foundations, if they are dropped on the floor or the like, the solid cosmetics in the cosmetic container are cracked by the impact at the time of dropping. Many cushioning materials are provided between the container body of the cosmetic container and the inner plate that contains the solid cosmetic material, and this shock absorbing material reduces the impact when dropped. ing.
このような化粧料容器として、例えば、図9に示す衝撃吸収機能付きコンパクト容器が提案されている。このコンパクト容器は、中皿収納部31aおよび化粧用具収納部31bが形成された容器本体31と、蓋体32と、化粧料34が充填された中皿33とを備え、上記中皿収納部31a内に設けられたシート状の衝撃吸収部材35を介して、上記中皿33が保持されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
As such a cosmetic container, for example, a compact container with an impact absorbing function shown in FIG. 9 has been proposed. This compact container includes a container
また、他の例として、図10に示すように、凹部41aが形成された容器本体41と、蓋42と、固化化粧料44が充填された化粧料充填中皿43と、この化粧料充填中皿43を装着する中皿収容部45とを備えたコンパクト容器において、上記凹部41aの四隅に球状シリコーンゲル46を配設し、これら4個の球状シリコーンゲル46で上記中皿収容部45をフローティング状に支受するようにしたものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、図9に示すコンパクト容器では、衝撃吸収部材35が、中実に形成されたゲル素材のシートで構成されているため、コンパクト容器の落下時の衝撃が、衝撃吸収部材35のゲル素材に吸収されると同時に、内部(中実部)を通って中皿33にも伝達されるため、充分な緩衝効果を得ることができない。しかも、上記ゲル素材は、中実であるため、撓み量が小さく、この点においても緩衝効果に劣る。さらに、衝撃吸収部材35を固定用フィルム(図示せず)により中皿収納部31aに接着固定する必要がある。
However, in the compact container shown in FIG. 9, the
一方、図10に示すコンパクト容器も、球状シリコーンゲル46が、中実に形成された球状体で構成されており、中実に形成されている点において、図9のコンパクト容器の衝撃吸収部材35と同様であるため、図9のコンパクト容器と同様の課題を有する。すなわち、コンパクト容器の落下時の衝撃が球状シリコーンゲル46の内部(中実部)を通って中皿収容部45に伝達され、充分な緩衝効果を得ることができない。しかも、球状シリコーンゲル46は、撓み量が小さく、この点でも緩衝効果に劣る。さらに、球状シリコーンゲル46を容器本体41の凹部41aの四隅に固定しようとすれば、接着固定する必要がある。
On the other hand, the compact container shown in FIG. 10 is also composed of the
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、緩衝効果に優れ、しかも生産性の高い化粧料容器の提供をその目的とする。 The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a cosmetic container having an excellent buffering effect and high productivity.
上記の目的を達成するために、本発明の化粧料容器は、化粧料が充填された中皿と、上記中皿を収容するための中皿収容凹部が形成された容器本体と、この容器本体を蓋する蓋体とを備え、上記容器本体の中皿収容凹部の底面に、その底面に沿って延びる支持部と、上記支持部から断面湾曲状もしくは断面屈曲状に延設されて上記底面との間に隙間を作るクッション部とが一体的に形成された可撓性の緩衝材が配置されており、この緩衝材を介して、上記中皿が中皿収容凹部内に収容されるようになっているという構成をとる。 In order to achieve the above object, a cosmetic container of the present invention includes an inner dish filled with a cosmetic, a container main body in which an inner dish accommodating recess for accommodating the intermediate dish is formed, and the container main body. A support body that extends along the bottom surface of the container body middle dish housing recess, and extends from the support section in a cross-sectional curved shape or a cross-sectional bent shape. A flexible cushioning material integrally formed with a cushion part that forms a gap between the two is disposed, and the middle dish is accommodated in the middle dish accommodating recess through this cushioning material. It takes the composition of becoming.
すなわち、本発明の化粧料容器では、容器本体の中皿収容凹部の底面に、可撓性の緩衝材が配置されており、この緩衝材が、上記底面に沿って延びる支持部と、上記支持部から断面湾曲状もしくは断面屈曲状に延設されて上記底面との間に隙間を作るクッション部とを備えているため、化粧料容器の落下時の衝撃が、上記緩衝材の支持部を介してクッション部に作用しても、このクッション部と上記底面との間の隙間においてクッション部が変形して上記衝撃をすばやく吸収することができる。したがって、それ以外の部分には、衝撃が伝達されにくく、緩衝効果に優れる。しかも、上記隙間のため、撓み量が大きく、この点においても緩衝効果に優れる。さらに、上記緩衝材が、上記底面に沿って延びる支持部を備えているため、上記緩衝材を上記底面に載置したり、他の部材で挟持したりすることにより、安定的に固定することができる。そのうえ、上記緩衝材は、支持部とクッション部とを一体的に形成してなる一体成形品であるため、その製造が容易である。 That is, in the cosmetic container of the present invention, a flexible cushioning material is disposed on the bottom surface of the container tray recess in the container body, and the cushioning material extends along the bottom surface and the supporting member. And a cushion portion that extends in a curved shape or a curved shape from the bottom portion and creates a gap between the bottom surface and the shock when the cosmetic container is dropped through the support portion of the cushioning material. Even if it acts on the cushion portion, the cushion portion is deformed in the gap between the cushion portion and the bottom surface, and the impact can be quickly absorbed. Therefore, the impact is difficult to be transmitted to other portions, and the buffering effect is excellent. In addition, because of the gap, the amount of bending is large, and the buffering effect is also excellent in this respect. Furthermore, since the cushioning material includes a support portion extending along the bottom surface, the cushioning material can be stably fixed by placing the cushioning material on the bottom surface or sandwiching it with another member. Can do. In addition, since the cushioning material is an integrally molded product formed by integrally forming the support portion and the cushion portion, its manufacture is easy.
特に、本発明において、上記中皿収容凹部の底面に、上記緩衝材の支持部と係合するための係合手段が設けられている場合には、この係合手段を利用し、緩衝材を上記底面に位置決めすることができるため、緩衝材の固定作業が容易になり、組立性が格段に向上して生産性が大幅に向上する。しかも、緩衝材を位置決めするための接着剤が不要となり、経済的である。 In particular, in the present invention, when an engaging means for engaging with the support portion of the cushioning material is provided on the bottom surface of the intermediate dish receiving recess, the cushioning material is used by utilizing this engaging means. Since it can be positioned on the bottom surface, the cushioning material can be fixed easily, the assembling property is remarkably improved, and the productivity is greatly improved. In addition, an adhesive for positioning the cushioning material is unnecessary, which is economical.
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。 Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. However, the present invention is not limited to this embodiment.
図1は本発明の化粧料容器の一実施の形態を示している。図において、1は上面に中皿収容凹部11および化粧用具収容凹部12が形成された容器本体で、2は上記容器本体1の上面を開閉自在に蓋する蓋体である。また、3は化粧料4が充填された樹脂製の中皿で、上記中皿収容凹部11内に、適宜の係合手段(図示せず)により係合保持されるようになっている。なお、5は上記蓋体2の裏面に固定された鏡である。
FIG. 1 shows an embodiment of a cosmetic container according to the present invention. In the figure,
上記中皿収容凹部11には、その底面11aの中央部に、平面視略四角形の平板状突部13が形成されている。また、上記中皿収容凹部11と中皿3との間には、緩衝材14が配設されている。この緩衝材14は、その斜視図である図2に示すように、上記中皿収容凹部11の底面11aに沿うように平板状に形成された支持部15と、この支持部15の側縁から断面円弧状に延設された環状のクッション部16とが一体的に形成されてなる可撓性薄肉体で構成されている。そして、上記支持部15が上記底面11aに載置され、上記中皿3が上記クッション部16に載置されるようになっている。
A flat plate-
なお、容器本体1の平板状突部13には、図1の平面図である図3に示すように、その外周面の前後両側部および左右両側部の4個所に、凸部17が、上記底面11aとの間に所定の隙間をあけて突設されており、上記容器本体1の要部の断面図である図4に示すように、各隙間に、上記支持部15の前後両側部および左右両側部の内周縁部が嵌入されるようになっている。
In addition, as shown in FIG. 3 which is a plan view of FIG. 1, the
上記緩衝材14は、上述したとおり、平板状の支持部15の外周面から断面円弧状のクッション部16が延設されただけの簡単な形状で、クッション部16の一側部(緩衝材14を上記底面11aに載置した状態で、下側部)が開放されているため、支持部15とクッション部16とを、型成形により一体に作製することができる。そして、上記緩衝材14の硬度(ショアA硬度)は、緩衝効果の点から、好ましくは15〜25°の範囲内に設定され、好適には20°程度に設定される。また、上記緩衝材14の肉厚は、0.25〜0.5mmの範囲内に設定されることが好ましく、その高さは、1.5〜2.5mmの範囲内に設定されることが好ましい。このような緩衝材14を構成する材料は、可撓性を有する材料であればよく、シリコーンゴム,エチレン−プロピレン共重合ゴム(EPDM)等の各種のゴムや、シリコーン樹脂等の各種の合成樹脂材料や、各種のエラストマー材料が用いられる。
As described above, the
そして、上記緩衝材14のクッション部16は、断面円弧状であるため、内部が空間になっており、この内部空間により、中皿3が載置されるクッション部16の頂部と上記底面11aとの間に隙間が形成されている。そして、この隙間により、クッション部16がすばやく変形し、中皿3が弾力的に保持されるようになっている。また、図4に示すように、上記クッション部16は、その頂部が上記平板状突部13よりやや高くなるように、形成されており、中皿3の載置時には、上記クッション部16の頂部だけで中皿3が支受されるようになっている。
And since the
上記の構成によれば、化粧料容器の落下時の衝撃が容器本体1の底壁を介して、緩衝材14のクッション部16に作用する。このクッション部16は、その内部空間のため変形しやすく、この変形によって上記衝撃が吸収されてクッション部16外には殆ど伝達されない。したがって、上記衝撃が中皿3に伝達されにくく、緩衝効果に優れる。しかも、クッション部16は、上記内部空間のため、撓み量が大きく、この点でも緩衝効果に優れる。
According to said structure, the impact at the time of fall of a cosmetics container acts on the
そして、この実施の形態では、容器本体1の平板状突部13の凸部17によって、上記緩衝材14の支持部15を中皿収容凹部11の底面11aに位置決めして固定することができるため、緩衝材14の固定作業が容易になり、組立性が向上して生産性が大幅に増大する。しかも、緩衝材14を位置決めして固定するための接着剤が不要となり、経済的である。
And in this embodiment, since the
図5は、本発明の化粧料容器の他の実施の形態に用いる容器本体の要部を示している。この実施の形態では、中皿3として、金属製のものが用いられている。そして、容器本体1の平板状突部13の上面に、ホットメルト接着剤からなる接着剤層18が設けられ、この接着剤層18に中皿3の底面が接着固定されている。このため、この実施の形態では、上記中皿収容凹部11内に、中皿3を係合保持するための係合手段が設けられていない。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態においても、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
FIG. 5 shows a main part of a container body used in another embodiment of the cosmetic container of the present invention. In this embodiment, a metal one is used as the
図6(a)は、緩衝材14の変形例を示している。この緩衝材14は、平面視略扇形に形成されており、支持部15の内周部の形状が、上記中皿収容凹部11(図3参照)の平板状突部13の角部外周面に沿う形状に形成されているとともに、クッション部16の外周部が、上記中皿収容凹部11の角部周側面11bに沿う形状に形成されている。このような緩衝材14は、容器本体1の要部の平面図である図6(b)に示すように、上記中皿収容凹部11の、4つの角部に対応する部分にそれぞれ配置され、各支持部15の内周縁部が、上記平板状突部13の角部外周面から突設される凸部19に固定されている。それ以外の部分は上記両実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
FIG. 6A shows a modification of the
この実施の形態においても、上記両実施の形態と同様の作用・効果を奏する。しかも、上記衝撃時に、中皿3の中心から最も離れているため上記衝撃が一番強く作用する中皿3の角部を、上記緩衝材14のクッション部16で保護することができる。なお、この実施の形態において、クッション部16の外周部から支持部15を延設し、この支持部15の外周縁部を、上記中皿収容凹部11の角部周側面11bから突設した凸部で固定するようにしてもよい。
Also in this embodiment, the same operations and effects as the above-described embodiments are achieved. Moreover, at the time of the impact, since it is farthest from the center of the
図7(a)は、緩衝材14の変形例の要部を示している。この緩衝材14は、容器本体1の要部の平面図である図7(b)に示すように、略四角形環状に形成された平板状の支持部15と、この支持部15の外側縁から円筒状に立設された複数のクッション部16とが一体的に形成された可撓性薄肉体で構成されており、各クッション部16が上記中皿収容凹部11の外周部に配設されるようになっている。そして、各クッション部16の上面に中皿3が載置されるようになっている。それ以外の部分は上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、上記各実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
FIG. 7A shows a main part of a modified example of the
また、緩衝材14において、クッション部16の形状は、これらの例に限らず、中皿収容凹部11の底面11aとの間に空隙をつくる断面湾曲状や断面屈曲状の各種の形状に設定することができる。例えば、図8(a)に示すように、U字状に湾曲しているもの、同図(b)に示す傾斜状や、同図(c)に示すV字状のように屈曲しているもの等があげられる。また、図8(d)に示すように、上記同図(b)に示す緩衝材14を2個準備し、これらを相対状に配設するようにしてもよい。さらに、同図(a),(c)に示す緩衝材14においても、同様に、2個一組で用いてもよい。このような各緩衝材14を用いた場合においても、上記図1〜図5に示す緩衝材14と同様の作用・効果を奏する。そして、いずれの例も、クッション部16の一側部が開放されているため、単純な型材を用いて型成形することができる。さらに、図8(b)や(d)に示す緩衝材14は、小形で、かつ撓み量が大きいという利点を有し、図8(a)や(c)に示す緩衝材14は、撓んだのちの戻り力が大きいという利点を有する。
Further, in the
なお、上記各実施の形態では、容器本体1の中皿収容凹部11に平板状突部13を形成しているが、これに限定するものではなく、平板状突部13を形成しなくてもよい。この場合には、中皿3の外周面に凸部や凹部等の係合部を設けるとともに、容器本体1の中皿収容凹部11の底面11aや周側面11bに凹部や凸部等の被係合部を設けることにより、中皿収容凹部11に中皿3を着脱自在に固定することができる。
In each of the above-described embodiments, the flat plate-
1 容器本体
2 蓋体
3 中皿
4 化粧料
11 中皿収容凹部
11a 底面
14 緩衝材
15 支持部
16 クッション部
DESCRIPTION OF
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JP2015163156A (en) * | 2014-02-28 | 2015-09-10 | 株式会社吉野工業所 | compact container |
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- 2008-07-23 JP JP2008189901A patent/JP2010022706A/en active Pending
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