JP2010021977A - ネットワーク・シグナリングのための方法、システム及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エラー処理における各層の依存性を解決する。
【解決手段】少なくとも二つのプロトコル・エンティティmとnを有する二つの装置を含むネットワーク・シグナリングのシステムであり、装置間のプロトコルの成功はプロトコル・エンティティの各々での手順の成功を必要条件とする。本システムは、プロトコル・エンティティnからのメッセージが一定の制限時間内に受信またはエラーのないメッセージであるのどちらかの正常な状態で受信される場合、プロトコル・エンティティmはあるメッセージをプロトコル・エンティティnのメッセージと連結することを要求する。さらに、第二の装置のプロトコル・エンティティ1は「第二の手順成功タイマー」を始動し、プロトコル・エンティティmはこのタイマーの終了前にプロトコル・エンティティnからの手順成功メッセージを期待する。
【選択図】図1
【解決手段】少なくとも二つのプロトコル・エンティティmとnを有する二つの装置を含むネットワーク・シグナリングのシステムであり、装置間のプロトコルの成功はプロトコル・エンティティの各々での手順の成功を必要条件とする。本システムは、プロトコル・エンティティnからのメッセージが一定の制限時間内に受信またはエラーのないメッセージであるのどちらかの正常な状態で受信される場合、プロトコル・エンティティmはあるメッセージをプロトコル・エンティティnのメッセージと連結することを要求する。さらに、第二の装置のプロトコル・エンティティ1は「第二の手順成功タイマー」を始動し、プロトコル・エンティティmはこのタイマーの終了前にプロトコル・エンティティnからの手順成功メッセージを期待する。
【選択図】図1
Description
本発明は、異なる装置のプロトコル・エンティティ間で通信が発生するような通信の分野に関係する。本発明は、プロトコルの所定の状態への遷移が下位層と上位層の両方の手順が成功することを必要条件とするケースに適用する。
通信におけるプロトコル設計の階層化手法の結果として、垂直に隣接するプロトコル層が互いに独立にメッセージを送信するというケースが多々ある。これには、プロトコル層を独立に保つという全体的な意図がある。しかし、層の独立性は、例えば、無線の場合のように独立した通信が高くつくような場合には、費用が高くなる可能性がある。二つのプロトコル層がそれぞれの手順を開始しなければならないことが絶対条件である場合、二つのメッセージを連結することによって貴重な無線リソースを節約することも可能である。
例えば、サーバ−クライアント・システムでは典型的に、プロトコルは、クライアントが何かを要求し、サーバが要求に応答し、クライアントが応答を確認することからなる。例えば、移動装置のネットワークへの初期アタッチなどの場合には、アタッチング、認証及び権限付与を担当するプロトコル層が、最初に、制御エンティティまたはサーバとの通信を確立する。次に、移動装置がアタッチされると、ベアラの獲得を担当するプロトコルがサーバにあるピアの層と通信する。現行の3GPPリリース8標準などのシナリオでは、上位レベルのプロトコルが、例えば、ベアラ確立のプロトコルを完了することに失敗すると、その後はアタッチ手順も失敗したとみなされる。
このようなケースの一つとして、UEがE−UTRANにアタッチされる際にUEは少なくとも一つの確立されたデフォルト・ベアラを持たなければならないとする現行の3GPPのSA2の仮定がある。すなわち、UEは確立されたデフォルト・ベアラをまだ持たないうちはE−UTRANにアタッチされることは不可能である。このような場合、これらの二つの手順(アタッチとデフォルト・ベアラ確立)は二つの隣接した層によって完了されなければならない。このケースは、アタッチとデフォルト・ベアラ確立の二つの処理を結合する特許文献1にも記載されているが、これを実現するためには複数回の往復を必要とするという問題がある。複数回の往復の問題を解決する一つの方法は、これらのメッセージの連結を行うことである。この概念は、アタッチとデフォルト・ベアラ確立の両方を連結によって一緒に実現するTS 23.401v8.1.0において説明された。今のところ、この手順は往復メッセージを減少する試みではあるが、移動装置(UE)とサーバ(MME)のプロトコル層の独立性に影響を及ぼす。
3GPP TS 23.401v8.1, "General Packet Radio Service (GPRS) enhancements for Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN) access"
3GPP TS 24.301 v0.3.0, "Non-Access-Stratum (NAS) protocol for Evolved Packet System (EPS)"
このような強制的な連結の一つの問題は、実際のアタッチ処理がより長くなることである。アタッチ処理が独立に実行される場合、アタッチ処理を終了させるタイマーはおよそ7秒である。デフォルト・ベアラ確立が独立に実行される場合、この処理を終了させるタイマーはおよそ25〜30秒である。これらの二つの処理を結合すると、アタッチ処理は上記の時間のうちのより大きい方に近くなることになるので、約25〜30秒になる。このことは、デフォルト・ベアラ確立を必要とせずに回線交換(CS)呼を発呼する場合にユーザに不都合を感じさせる可能性がある。つまり、ユーザがCS呼を発呼したい場合に、電話機をオンに切り換えた後25〜30秒間待つ必要があることもあり得る。さらに、デフォルト・ベアラ確立が何らかの理由で失敗すれば、ユーザに発呼の機会を与えられぬままUEはデタッチされ、UEはほかの無線アクセス・テクノロジーに再アタッチせざる得ないこともある。
このような処理の連結の第二の問題は、第一の問題よりもさらに深刻であると言える、二つの層のエラー依存性である。要求が一つに連結されるので、応答も連結されるものと期待される。しかし、応答の一つが成功である(例えば、アタッチが成功である)のに、応答の一つが失敗である(例えば、デフォルト・ベアラ確立が失敗である)とき、下位層はそれ自体の確認メッセージによって手順をさらに進めるためには、上位層の失敗を認識している必要がある。これはプロトコルの開発を複雑にし、独立に設計された層の機能を混合する。本仕様書は、エラー処理における各層の依存性を解決することを目的とする。
本発明は、プロトコルの状態の遷移が両方のプロトコル・エンティティの手順が完了しなければならないことを必要条件とするシステムにおいて、初期要求メッセージを連結して送信し得ることを提案し、したがって、クライアントによる要求メッセージのために少なくとも単一のアップリンクがあればよい。サーバからの応答メッセージについては、下位層のプロトコル・エンティティは、二つの応答を連結メッセージとして一緒に送信できる正常なケースであるか確認を行なう。少なくとも二つの異常なケースがあり得る。第一に、上位層のプロトコル・エンティティからの応答が遅れる可能性があり、このケースでは、下位層の応答を返送する前に一定の時間待つようにする連結タイマーが使用され得る。第二に、上位層のプロトコルからの応答は到着するがエラーのない応答ではない場合、下位層が上位層からのエラーのない応答を待つ間、上位層の応答は独立に送信され得る。これらの処理方式の両方または一方に対処することはやり方次第で可能である。
また、サーバの下位のプロトコル・エンティティが連結された要求を受信するとき、当エンティティは上位層プロトコル成功タイマーを始動し、このタイマーの終了前に上位層の手順が完了することを期待する。当エンティティが上位層のプロトコル・エンティティから成功メッセージを受信すれば、当エンティティは下位層プロトコルの状態を遷移するものとする。そうでなければ、下位層プロトコル・エンティティは手順を無効にして初期状態へ戻るものとする。
図1は、本発明の対象となるシステムの例を示す図である。当該システムは、装置A 10と装置B 11の二つの装置から構成される。典型的には、装置A 10はクライアントであり、装置B 11はサーバである。これらの装置は各々二つのプロトコル・エンティティから構成される。装置A 10のプロトコル・エンティティM 2は、インタフェースI6を介して装置B 11のプロトコル・エンティティM 3と通信する。同時に、装置A 10のプロトコル・エンティティM 2は、インタフェースI5を介してプロトコル・エンティティN 1と通信する。同様に、装置B 11のプロトコル・エンティティM 3は、インタフェースI7を介して装置B 11のプロトコル・エンティティN 4と通信する。
本システムの要求条件は、装置A 10と装置B 11のプロトコル・エンティティMの手順の成功または状態遷移のためには、プロトコル・エンティティMとプロトコル・エンティティNの両方の手順が成功しなければならないことである。
便宜上、プロトコル・エンティティMの手順を第一の手順と呼び、プロトコル・エンティティNの手順を第二の手順と呼ぶことにする。さらに、プロトコル・エンティティM及びNは同一装置上に存在し得るが、これらのプロトコルがそれぞれ異なる装置に存在する可能性もあり得る。
図2では、装置A 10の装置が説明される。当該装置は、プロトコル・エンティティM 2とプロトコル・エンティティN 1から構成される。プロトコル・エンティティM 2は、装置B 11のプロトコル・エンティティM 3との間でのメッセージの転送と受信を担当するプロトコル・エンティティM−M間転送部26とプロトコル・エンティティM−M間受信部22により構成される。さらに、プロトコル・エンティティM 2は、装置A 10のプロトコル・エンティティN 1との間でのメッセージの転送と受信を行うプロトコル・エンティティM−N間転送部100とプロトコル・エンティティM−N間受信部101により構成される。プロトコル・エンティティM 2は、さらに連結処理部21により構成される。連結処理部21は、装置A 10のプロトコル・エンティティN 1と装置B 11のプロトコル・エンティティM 3から受信したメッセージを処理する。同時に、連結処理部21は、装置B 11のプロトコル・エンティティM 3へ送信すべきメッセージも処理する。装置B 11のプロトコル・エンティティM 3からメッセージを受信すると、連結処理部21は、連結されたメッセージが存在するかどうかをチェックする。もし存在すれば、連結処理部は応答メッセージを連結するか否かの判定を含む連結判定処理を行うものとする。連結判定処理は、二つの方法で実現可能である。第一の方法では、連結処理部21は連結タイマー23を始動させ、装置B 11のプロトコル・エンティティN 1のメッセージを装置A 10のプロトコル・エンティティN 4へ転送する。連結判定処理の第二の方法では、連結処理部21は装置B 11のプロトコル・エンティティN 4のメッセージを装置A 10のプロトコル・エンティティN 1へ転送し、プロトコル・エンティティN 1の結果を待つ。装置B 11のプロトコル・エンティティM 3からメッセージを受信時に連結がなければ、そのメッセージがどちらの層のメッセージであるかにより、連結処理部は特に何もせずに第一の手順処理部20またはプロトコル・エンティティM−N間転送部24へメッセージを転送するものとする。第一の手順処理部20は、プロトコルの詳細に従って第一の手順のメッセージを処理するロジックから構成される。連結判定処理の第一の方法が使用される場合、連結タイマー23は、その終了時に連結処理部21を起動させる。連結処理部21が連結タイマー23の終了前にプロトコル・エンティティN 1からメッセージを受信する場合には、連結処理部はそのメッセージを第一の手順処理部20から受信するメッセージと連結するものとする。連結判定処理の第二の方法が使用される場合、かつ連結処理部21がプロトコル・エンティティN 1からエラーのないメッセージを受信する場合、連結処理部21はそのメッセージをプロトコル・エンティティMの成功メッセージと連結できる。連結処理部21がプロトコル・エンティティN 1からよくないメッセージを受信する場合、連結処理部21はプロトコル・エンティティM 2と連結せずにそのメッセージを装置Bへ送り返すものとする。連結処理部21は、プロトコル・エンティティN 1からのエラーのないメッセージを待ち続けることができる。
装置A 10はさらに、装置A 10のプロトコル・エンティティM 3との間でのメッセージの受信と転送を行うプロトコル・エンティティN−M間受信部100とプロトコル・エンティティN−M間転送部101により構成されるプロトコル・エンティティN 1により構成される。第二の手順処理部102は、二つの装置間のプロトコルの詳細に従って第二の手順を処理する。
図3では、装置B 11の装置が説明される。当該装置は、プロトコル・エンティティM 3とプロトコル・エンティティN 4から構成される。プロトコル・エンティティM 3は、装置B 11のプロトコル・エンティティM 2との間でのメッセージの転送と受信を担当するプロトコル・エンティティM−M間転送部35とプロトコル・エンティティM−M間受信部36により構成される。さらに、プロトコル・エンティティM 3は、装置B 11のプロトコル・エンティティN 4との間でのメッセージの転送と受信を行うプロトコル・エンティティM−N間転送部34とプロトコル・エンティティM−N間受信部33により構成される。プロトコル・エンティティM 3は、さらに連結処理部37により構成される。連結処理部37は、装置B 11のプロトコル・エンティティN 4と装置A 10のプロトコル・エンティティM 2から受信したメッセージを処理する。同時に、連結処理部37は、装置A 10のプロトコル・エンティティM 2へ送信すべきメッセージも処理する。装置A 10のプロトコル・エンティティM 2からメッセージを受信すると、連結処理部37は、連結されたメッセージが存在するかどうかをチェックする。もし存在すれば、連結処理部は応答メッセージを連結するか否かの判定を含む連結判定処理を行うものとする。連結判定処理は、二つの方法で実現可能である。第一の方法では、連結処理部37は連結タイマー32を始動させ、装置A 10内のプロトコル・エンティティN 1のメッセージを装置B 11内のプロトコル・エンティティN 4へ転送する。連結判定処理の第二の方法では、連結処理部37は装置A 10のプロトコル・エンティティN 1のメッセージを装置B 11のプロトコル・エンティティN 4へ転送し、プロトコル・エンティティN 4の結果を待つ。装置A 10のプロトコル・エンティティM 2からメッセージを受信時に連結がなければ、そのメッセージがどちらの層のメッセージであるかにより、連結処理部は特に何もせずに第一の手順処理部31またはプロトコル・エンティティM−N間転送部34へメッセージを転送するものとする。連結が存在する場合、連結処理部37は第二の手順成功タイマー30も始動させる。第一の手順処理部31は、プロトコルの詳細に従って第一の手順のメッセージを処理するロジックから構成される。連結判定処理の第一の方法が使用される場合、連結タイマー32は、その終了時に連結処理部31を起動させる。連結処理部37が連結タイマー32の終了前にプロトコル・エンティティN 4からメッセージを受信する場合には、連結処理部はそのメッセージを第一の手順処理部31から受信するメッセージと連結するものとする。連結判定処理の第二の方法が使用される場合、かつ連結処理部37がプロトコル・エンティティN 4から確実な結果を受信する場合、連結処理部37はそのメッセージをプロトコル・エンティティMの成功メッセージと連結できる。連結処理部37がプロトコル・エンティティN 4からエラーのあるメッセージを受信する場合、連結処理部37はプロトコル・エンティティM 3と連結せずにそのメッセージを装置Aへ送り返すものとする。連結処理部37は、プロトコル・エンティティN 1からのエラーのないメッセージを待ち続けることができる。第二の手順成功タイマー30は、そのタイマーの終了時に連結処理部37を起動させる。第二の手順成功タイマー30の終了前に、連結処理部37が装置B 11のプロトコル・エンティティN 4から第二の手順成功メッセージを受信する場合、かつ第一の手順も成功している場合には、連結処理部は第一の手順を起動させて状態を成功状態に遷移させる。第二の手順成功タイマー30の終了前に、連結処理部37が装置B 11のプロトコル・エンティティN 4から第二の手順成功メッセージを受信しない場合には、連結処理部37は第一の手順処理部31を起動させて、第一の手順無効化手順を開始させ、その状態を初期状態に遷移させる。
装置B 11はさらに、装置A 10のプロトコル・エンティティM 4との間でのメッセージの受信と転送を行うプロトコル・エンティティN−M間受信部42とプロトコル・エンティティN−M間転送部40により構成されるプロトコル・エンティティN 4により構成される。 第二の手順処理部41は、二つの装置間のプロトコルの詳細に従って第二の手順を処理する。第二の手順処理部41はまた、第二の手順が成功した場合、装置B 11のプロトコル・エンティティM 4に第二の手順成功メッセージを送信する。
図4は、プロトコル・エンティティMの成功状態を実現する明白な方法または当業者の方法を示す。ここで、装置A 10と装置B 11の両方においてプロトコル・エンティティMの初期状態から、各プロトコル・エンティティM及びNは、プロトコル・エンティティMの状態を成功状態に遷移させることになる各々の手順を独立に完了する。前述したように、この方法の欠点は、全手順を完了するには複数回の往復を必要とすることである。ステップS70において、装置A 10のプロトコル・エンティティM 2から装置B 11のプロトコル・エンティティM 3へ第一の手順の要求が発せられる。装置B 11のプロトコル・エンティティM 3は、このメッセージを処理し、要求が処理可能であれば、プロトコル・エンティティM 3によって認証が実行可能である。ただし、この認証は選択的であり、すべてのプロトコルによって要求されることもあるし、要求されないこともあることに留意されたい。装置A 10がいったん認証されると、装置B 11のプロトコル・エンティティM 3は、ステップS40に示されるように、第一の手順の受付けメッセージを送信する。装置A 10のプロトコル・エンティティM 2は、この受付けメッセージを受信すると、ステップS4において、受付けメッセージが装置A 10で受入れ可能か否かをチェックする。それがOKであれば、装置A 10のプロトコル・エンティティM 2は、ステップS5において、第一の手順の完了として確認メッセージを送信する。
このステップの後、第二の手順についての各ステップが同様に実行される。S6A、S6B及びS6CからなるステップS6において、装置A 10のプロトコル・エンティティN 1から装置B 11のプロトコル・エンティティN 4へ第二の手順の要求が、装置A 10と装置B 11上の各プロトコル・エンティティMを介して発せられる。装置B 11のプロトコル・エンティティN 4はこのメッセージを処理し、要求が受入れ可能あれば、装置B 11のプロトコル・エンティティN 4は、ステップS8A,S8B及びS8CからなるステップS8に示されるように、第二の手順の受付けメッセージを送信する。装置A 10のプロトコル・エンティティN 1は、この受付けメッセージを受信すると、ステップS9において、受付けメッセージが装置A 10で受入れ可能か否かをチェックする。それがOKであれば、ステップS10A,S10B及びS10CからなるステップS10において、装置A 10は第一の手順の完了として確認メッセージを送信する。
第二の手順が完了した時点で、装置A 10及びBの各プロトコル・エンティティMは、ステップS71とS72にそれぞれ示されるように、その状態を成功状態へ遷移する。
図5は、両方の手順を実行する、または実行しなければならないことは従来から周知のことであったにもかかわらず、成功の状態遷移を実現するために複数回の往復を必要とする前述の問題に対する先行技術のソリューションを示す。先行技術のソリューションの概要は、各手順の要求、応答及び完了メッセージを連結し、これらのメッセージを一緒に送信することであり、その結果、成功の場合には必要とされる往復が1回少なくなる。
S70に示される初期状態から、装置A 10のプロトコル・エンティティN 1は、ステップS1に示されるように、第二の手順の要求を送信する。このメッセージを受信後、装置A 10のプロトコル・エンティティM 2は、ステップS11に示されるように、このメッセージを自身が持つ第一の手順の要求メッセージと連結してそれを装置B 11のプロトコル・エンティティM 3へ送信する。装置B 11のプロトコル・エンティティM 3は、これが連結メッセージであることを認識し、プロトコル・エンティティN 4へ第二の手順の要求を転送する。プロトコル・エンティティM 3は、次に、第一の手順の要求を処理し、ステップS80に示されるように、プロトコル・エンティティN 4からの第二の手順の受付けメッセージを待つ。ステップS8において、このメッセージを受信したら、プロトコル・エンティティM 3は、S12の第二の手順の受付けを処理するステップにおいて、これが受付けメッセージであるか否かをチェックする。これが受付けメッセージあり、かつプロトコル・エンティティM自身が受付けメッセージを送信しようとしていれば、ステップS13に示されるように、両方のメッセージを連結してそれを装置A 10のプロトコル・エンティティM 2へ送信する。プロトコル・エンティティM 2は、連結メッセージを受信したら、ステップS8に示されるように、第二の手順の受付けメッセージを転送する。ステップS4に示されるように第一の手順の受付けメッセージを処理した後、プロトコル・エンティティM 2は、ステップS81に示されるように、第二の手順の完了メッセージを待つ。ステップS10cに示されるように、プロトコル・エンティティN 1が第二の手順の完了メッセージを送信すると、プロトコル・エンティティM 2は、これが完了メッセージか否かをチェックし、ステップS15に示されるように、自身の持つ第一の手順の完了メッセージと連結してそれを装置B 11のプロトコル・エンティティM 3へ送信する決定をする。装置B 11のプロトコル・エンティティM 3は、このメッセージを受信したら、ステップS10Cに示されるように、第二の手順の完了を装置B 11のプロトコル・エンティティN 4へ転送する。装置B 11のプロトコル・エンティティN 4は、ステップS16に示されるように、当該プロトコルに従ってメッセージを処理する。ステップS90に示されるように、プロトコル・エンティティが第一の手順の完了メッセージを処理した後、装置A 10と装置B 11の各プロトコル・エンティティMは、ステップS71とS72にそれぞれ示されるように、その状態を成功状態へ遷移する。
図6は、先行技術が直面するであろう起こり得る問題を説明する。ステップS70,S73、S1、S11、S2,S6は、図5に示したものと同じである。ステップS7で、第二の手順の処理が要求にエラーがあることを発見し、ステップS30に示されるように、要求を拒否する決定をする。プロトコル・エンティティM 3は、第一の手順の要求を受け付けていたとしても、ステップS31において第二の手順の拒否を知った時点で、両方の手順が成功する必要があるので、もはや成功状態への状態遷移を望めなくなる。したがって、プロトコル・エンティティM 3は、ステップS32に示されるように、第一の手順の拒否と第二の手順の拒否の両方を送信する。プロトコル・エンティティM 2は、第二の手順の拒否メッセージを受信時、第二の手順の拒否メッセージをプロトコル・エンティティN 1へ転送する。ステップS33において、第一の手順の要求が拒否されたことを確認後、ステップS70に示されるように、プロトコル・エンティティM 2は初期状態に留まり得る。一方、プロトコル・エンティティN 1は、第二の手順の拒否メッセージを処理し、エラーを訂正後に、第二の手順の要求メッセージをもう一度再送信する。このメッセージを受信後、図4で説明した各ステップを繰り返して、両方の手順を完了させることができる。つまり、以上に示したように、第二の手順にエラーがあるときにはいつも, 第一の手順が影響を受け、通常とは異なる挙動をせざる得なくなる。それだけではなく、第一の手順は第二の手順と共に繰り返されなければならないので、状態を遷移するのにかかる時間を増加させる。われわれが見つけることができるもう一つの問題は、第一の手順が第二の手順に時間的に依存することである。装置A 10と装置B 11上のプロトコル・エンティティMは、それぞれ装置A 10と装置B 11上のプロトコル・エンティティNからの応答をいつも待つので、これは第一の手順を終了させるために必要なタイマーを大幅に増加させる。プロトコル・エンティティMの遷移の状態が完了しなくても処理できる手順もいくつかあり得る。例えば、3GPPの場合では、デフォルト・ベアラ確立処理が完了しなくてもアタッチ処理を完了させることができ、UEはネットワークに結び付けられることが可能である。先行技術では、これが可能ではない。というのは第二の手順にエラー発生時には、装置A 10は第一の手順を再確立しなければならないためである。
図7は、本発明の基本的なソリューションを示す。ステップS79、S1、S11、S6、S2及びS7は、図4における説明と同様である。ステップ2の後、装置B 11上のプロトコル・エンティティM 3の連結処理部37が、ステップS50に示されるように、連結タイマーT1 32を始動させる。連結処理部37は、第一の手順の受付けメッセージを装置A 10のプロトコル・エンティティM 2に送信する前に、このタイマーの終了まで待つ。連結処理部はまた、第二の手順成功タイマー30を始動させる。第二の手順成功タイマーは、その終了時に連結処理部37を起動させ、続いて連結処理部37が第一の手順処理部を起動させて、第一の手順無効化メッセージを開始させる。装置B 11のプロトコル・エンティティM 3は、ステップS40に示されるように、装置A 10のプロトコル・エンティティM 2との間で認証を開始することもできる。プロトコル・エンティティN 4は、第二の手順の要求を処理し、それがOKであればさらに処理を進めるために、ステップS8に示されるように、第二の手順の受付けメッセージを送信する。第二の手順の受付けメッセージが連結タイマーT1 32の終了前に受信された場合には、ステップS52に示されるように、連結タイマーT1 32は停止される。プロトコル・エンティティM 3はそこで、ステップS13に示されるように、第二の手順の受付けを第一の手順の受付と連結してそれを装置A 10のプロトコル・エンティティM 2へ送信する。このメッセージを受信後、装置A 10のプロトコル・エンティティM 2は、第二の手順の受付けメッセージを装置A 10のプロトコル・エンティティN 1へ転送する。その後、プロトコル・エンティティM 2自身は、第一の手順を処理し、それが受入れ可能か否かをチェックする。受入れ可能であれば、ステップS53に示されるように、連結タイマーT2 23を始動させる。プロトコル・エンティティN 1は、第二の手順の受付けがOKであることを確認すると、ステップS10に示されるように、第二の手順の完了メッセージをプロトコル・エンティティM 2へ送信する。第二の手順の完了メッセージがタイマーT2の終了前に受信された場合には、プロトコル・エンティティM 2は、ステップS15に示されるように、第一の手順の完了を第二の手順と連結する。装置B 11上のプロトコル・エンティティM 3の連結処理部37は、メッセージが連結されたものであることを確認し、それを装置B 11のプロトコル・エンティティN 4へ転送する。装置B 11のプロトコル・エンティティN 4は、ステップS55に示されるように、第二の手順完了の成功を確認する。次に、ステップS56に示されるように、プロトコル・エンティティN 4は第二の手順成功メッセージをプロトコル・エンティティM 3へ転送する。ステップS56に示されるように、第二の手順成功メッセージが第二の手順成功タイマーの終了前に受信された場合、ステップS72に示されるように、プロトコル・エンティティM 3は状態を成功状態へ遷移する。同様に、ステップS71に示されるように、プロトコル・エンティティM 2も、第一の手順の完了を送信後、その状態を成功状態へ遷移する。
図8は、装置B 11上のプロトコル・エンティティM 3にある連結タイマーT1が終了する場合の基本的なソリューションのケースを説明する図である。ステップS70、S73、S1、S11、S6、S2、S40、S50、S51は、図7に示したものと同じである。ここで、装置B 11のプロトコル・エンティティN 4において第二の手順の要求を処理する際の遅延が、ステップS60に示されるように、連結タイマーT1 32の終了を引き起こす。連結タイマーT1 32が終了すると、ステップS13に示されるように、プロトコル・エンティティM 3は、連結を行わずに第一の手順の受付けメッセージを独立に送信する。この第一の手順の受付けは、ステップS4に示されるように、連結がないので転送を伴わずに処理される。連結がないので、連結タイマーも必要ない。第一の手順の受付けが処理され、受入れ可能であると、ステップS3に示されるように、第一の手順の完了が送信され、したがって、第一の手順は成功となる。しかし、その状態を成功に遷移するためには、第一の手順は第二の手順側の成功を必要とする。一方、プロトコル・エンティティNは、ステップS8に示されるように、第二の手順の受付けメッセージを送信し、このメッセージはステップS8a、S8b及びS8cで装置A 10のプロトコル・エンティティN 1へ転送される。これに続くステップS9、S10A、S10B、S10C、S16は図4と同様である。次に、プロトコル・エンティティN 4は、ステップS56に示されるように、第二の手順成功をプロトコル・エンティティM 3へ送信する。プロトコル・エンティティM 3が、第二の手順成功タイマー30の終了前に第二の手順成功メッセージを受信した場合には、ステップS57に示されるように、第二の手順成功タイマーは停止される。その後、ステップS72に示されるように、プロトコル・エンティティM 3の状態は成功状態へ遷移する。同様に、ステップS71に示されるように、プロトコル・エンティティM 2も、第一の手順の完了を送信後にその状態を成功へ遷移する。
図9は、装置A 10上のプロトコル・エンティティM 2にある連結タイマーT2 23が終了する場合の基本的なソリューションのケースを示す。ステップS70、S73、S1、S11、S6、S2、S40、S50、S51、S51、S8、S13、S4、S8C、及びS52の説明は、図7での説明と同じである。このケースでは、ステップS9において第二の手順の受付けを処理することが少し長く時間がかかり、連結タイマーT2 23の終了前に応答を返すことができない。ステップS5に示されるように、装置A 10上のプロトコル・エンティティM 2の連結処理部21は、連結タイマーT2 23の終了後すぐに、連結を行わずに第一の手順の終了を送出する。一方、プロトコル・エンティティN 1は、第二の手順の完了メッセージを応答し、このメッセージは、ステップS10A、S10B及びS10Cでプロトコル・エンティティN 4へ転送される。ステップS55に示されるように、第二の手順の完了メッセージを確認後、プロトコル・エンティティN 4は、ステップS56に示されるように、第二の手順成功メッセージをプロトコル・エンティティM 3へ送信する。第二の手順成功タイマー30の終了前に第二の手順成功メッセージが受信された場合には、ステップS57に示されるように、第二の手順成功タイマーは停止される。その後、ステップS72に示されるように、プロトコル・エンティティM 3の状態は成功状態へ遷移する。同様に、ステップS71に示されるように、プロトコル・エンティティM 2も、第一の手順の完了を送信後にその状態を成功へ遷移する。
図10は、第二の手順の処理中にエラーがある場合の基本的なソリューションのケースを示す。ステップS70、S73、S1、S11、S6、S2、S40、S50及びS51の説明は、図7での説明と同じである。ステップS7に示されるように、第二の手順の要求がプロトコル・エンティティNによって処理されているときに、エラーの可能性があり得る。現行の技術の場合では、装置A 10または装置B 11上のプロトコル・エンティティMはこのエラーによって影響をこうむり、第一の手順を再起動しなければならなくなる。しかし、本ケースでは、ステップS8に示されるように、プロトコル・エンティティN 4によって第二の手順の拒否がプロトコル・エンティティM 3へ送信されるとき、このメッセージが連結タイマーT1 32の終了前に受信されるならば、ステップS13に示されるように、このメッセージは第一の手順の受付けと連結されて送信される。また、この場合には連結タイマーは停止される。ステップS84に示されるように、第二の手順の拒否はプロトコル・エンティティN 1へ転送される。このメッセージを受信後、プロトコル・エンティティN 1この拒否を処理し、可能であれば第二の手順を再試行する。第一の手順の完了は、ステップS5に示されるように、装置A 10上のプロトコル・エンティティM 2からto in 装置B 11上のプロトコル・エンティティNへ送信される。その後のステップは、図4の通り、S6A、S6B、S6C、S7、S8A、S8C、S9、S10A、S10B、及びS10Cである。プロトコル・エンティティN 4は、ステップS55に示されるように、第二の手順成功メッセージの処理を終了すると、ステップS56に示されるように、第二の手順成功メッセージを装置B 11上のプロトコル・エンティティM 3へ転送できる。このメッセージが第二の手順成功タイマー30の終了前に受信された場合には、第二の手順成功タイマーは停止され、ステップS72に示されるように、装置A 10のプロトコル・エンティティM 2はその状態を成功状態へ遷移する。同様に、ステップS71に示されるように、プロトコル・エンティティM 2も、第一の手順の完了を送信後にその状態を成功へ遷移する。
図10では、連結タイマーT2の終了前に第二の手順の要求がプロトコル・エンティティMへ到着しないために、第二の手順の要求は独立に送信されることが示されている。しかし、このメッセージが連結タイマーT2の終了前にプロトコル・エンティティMへ送信されるならば、このメッセージを連結して送信できることは全く可能である。その後、S72に示されるように、プロトコル・エンティティMの状態は成功状態へ遷移する。また、第二の手順のタイマー値を高くすることによって、第二の手順成功タイマーの終了前に第二の手順を複数回実行することも可能である。
図11は、本発明の基本的なソリューションにおいて第二の手順成功タイマーが終了するケースを説明する。ステップS70、S73、S1、S11、S6、S7、S2、S50、S51、S40、S8、S52、S13及びS84は、図10での説明と同じである。本ケースでは、何らかの理由で、第二の手順の拒否を処理することが通常より多く時間がかかり、新たな第二の手順を所定の時間内に再起動できない場合を想定する。したがって、本ケースでは、装置B 11上の第二の手順成功タイマーの終了前に第二の手順の完了が成功しない。第二の手順成功タイマーの終了前に第二の手順を確立できない本ケース及びその他のすべてのエラーまたは異常なケースでは、装置B 11のプロトコル・エンティティM 3内の連結処理部37が第一の手順処理部31を起動させ、第一の手順拒否手順を開始させる。この手順後に、装置A 10と装置B 11上の各プロトコル・エンティティの状態は初期状態に戻る。
図12は、3GPPのSAE(システム・アーキテクチャ進化)におけるNAS層(非アクセス層)向けの現行のプロトコル・システムを提示する。これに含まれる二つのプロトコルは、EMM(進化モビリティ管理)とESM(進化セッション管理)と呼ばれる。EMMプロトコルとESMプロトコルは、インタフェースI10及びI12を介して、それぞれUE200とMME201(モビリティ管理実体)上にあるピアのエンティティによって通信する。つまり、UE200のEMM202は、MME201のEMM203と通信する。そしてUE200のESM204は、MME201のESM205と通信する。一般に、これらのプロトコル層の機能は、明確に定義され、互いに全く独立している。EMMは、UE200の位置の管理、UE200のネットワークへの接続の介助、UEの認証及び権限付与に関与する。ESMは、UEのIPコンテクストの処理に関与する。例えば、上記の処理は、データ接続のためのIPアドレスをUEに与えることやIPコンテクストに応じたQoSを与えることなどを含む。現在、3GPPでは、always-on IP connectivityと呼ばれる、つまりUEがネットワークにアタッチすると直ちにIPコンテクストを持たなければならないという新たな要件が存在する。これは、コア・ネットワークと無線アクセス・ネットワークの両方においてUE用のデフォルトのベアラを確保しなければないことを意味する。これはユーザにとっては非常によい機能である一方、この機能の開発は、明白というよりもずっと複雑である。通常、まずEMM層がアタッチ手順を行い、UEはネットワークに「アタッチした」状態になる。次に、ユーザがデータの送信を望むとき、またはUEのネット上に送信待ちのデータがあるとき、UE用のIPコンテクストが作成される。このために、UE上のESM層はネットワーク上のESM層と対話してEMM層とは独立にpdpコンテクストを確立する。同様に、EMMは、ESMのデータを盲目的に転送する以外には、IPコンテクスト確立に何の役割も持たない。しかし、これらの二つの独立した手順が順次に実行されなければならない状況が発生するのに対して、どうにかして二つの手順を一つにまとめることによって貴重な無線リソースとUEのバッテリを節約できないものかと疑問に思う人もいよう。数企業が発案した一つのソリューションは、3GPPのSA2文書に記述されているもので、二つのプロトコルの各メッセージを連結してまとめるということである。EMM層が、ESM層からのメッセージを待ち、そこで連結したメッセージをネットワーク上に送信する。これは往復時間を削減するが、強制的にこの連結を行い、したがって二つの層の機能を混合する場合に、これは各プロトコル層の設計にかなりの複雑性を加える。このような強制的な連結は、エラーの解決を難解にし、ネットワークに結び付けられることが可能であるUEにとって最も重要なEMMレベルの手順を処理するための時間を増加する。
図13は、二つの手順を一つにまとめるための明白なソリューションである。ここでは、アタッチとIPコンテクスト起動の二つの手順が順次に実行される。ステップS100とステップS101では、UE200とMME201の各EMM層はデタッチ状態にある。ステップS102において、UE上のEMM204がMME201上のEMM203にアタッチ要求を送信する。アタッチ要求は、ステップS103において処理され、正しさがチェックされる。アタッチ要求が正しく処理可能であれば、ステップS104でUE200は認証される。UE200が認証されれば、ステップS105に示されるように、アタッチ受付けメッセージが送信される。ステップS106に示されるように、アタッチ受付けはUE200上のEMM204によって処理され、OKであれば、ステップS107に示されるように、UE200上のEMM204はアタッチ完了メッセージを送信する。アタッチされた時点で、ステップS108A,S108B及びS108Cで、PDN Conn(またはConnectivity)要求メッセージが、UE200上のESM204からMME201上のESM205へ送信される。このPDN Conn要求メッセージは、ステップS109においてESM205によって処理され、OKであれば、PDN Conn受付けメッセージが、ステップS110A,S110B及びS110Cで送信される。PDN Conn受付けメッセージは、ステップS111において、UE200のESM204で処理される。このメッセージの処理後、メッセージが正しければ、ステップS112A,S112B及びS112CでPDN Conn完了メッセージが、UE200上のESM204によってMME201上のESM205へ送信される。その後、ステップS113とS114にそれぞれ示されるように、UE200とMME201上の各EMM層はその状態をアタッチ状態へ遷移する。
図14は、本発明の3GPPの実施形態を示す。ステップS100とS101にれぞれ示されるように、最初は、UE200とMME201のEMMの状態はデタッチ状態にある。ステップS108Aに示されるように、ESM204がPDN Conn要求メッセージを送信する。メッセージS115に示されるように、UE200のEMM202がこの要求を自身が持つアタッチ要求メッセージと連結してそれをMME201のEMM203へ送信する。この連結メッセージが受信されると、MME201のEMM203内の連結処理部は、メッセージが連結されたものであることを確認する。連結メッセージである場合、連結処理部はPDN Conn要求メッセージをESM205へ転送する。ステップS109に示されるように、ESM205はPDN Connect要求メッセージを処理する。これは、EPSベアラとそのコンテクストの設定を含み得る。EMM203自体に備わるアタッチ処理部がアタッチ要求メッセージを処理し、要求がOKであれば、アタッチ受付けメッセージを連結処理部37へ送信する。その後、EMM203内の連結処理部37が、ステップS116に示されるように、PDN Conn応答タイマーを始動する。次に、ESM205は、ステップS117に示されるように、PDN Conn成功タイマーを始動させる。PDN Connという特定の名称がタイマーに使用されているが、連結処理部がメッセージの意味を認識していることを意味するのでないことに留意されたい。連結処理部は、ただ上位層のメッセージであることを理解するにすぎない。PDN Conn応答に対するタイマーの終了前にESM層がPDN Conn受付けメッセージを送信した場合には、ステップS119に示されるように、連結処理部はアタッチ受付けメッセージとPDN Conn受付けメッセージを連結してそれをUE200のEMM202へ送信する。UE200上のEMM202の連結処理部21は、PDN Conn受付けメッセージをESM204へ転送する。また連結処理部21は、アタッチ受付けメッセージをEMM202内のアタッチ処理部へ転送する。アタッチ処理部はアタッチ受付けメッセージを処理し、それが受入れ可能か否かをチェックする。受入れ可能であれば、アタッチ処理部はアタッチ完了メッセージを連結処理部21へ転送する。連結処理部は、PDN Conn完了メッセージに対する連結タイマー23を始動する。一方、ESM204は、PDN Conn受付けを処理し、PDN Conn完了メッセージをEMM202へ送信する。PDN Conn完了に対する連結タイマーの終了前に、PDN Conn完了がEMM202の連結処理部21によって受信された場合には、ステップS122に示されるように、連結処理部は二つのメッセージを連結してそれをMME201のEMM203へ転送する。EMM203の連結処理部37は連結があることを確認し、ステップS112cに示されるように、PDN Conn完了メッセージをESM205へ転送する。PDN Conn完了メッセージを処理するステップS123においてこのメッセージを確認後、ESM205はPDN Conn成功メッセージをMME201上のEMM203の連結処理部へ送信する。このPDN Conn成功メッセージが、PDN Conn成功タイマーの終了前に受信された場合、UEとMME上のEMMの状態はIPアタッチ状態へ遷移する。
PDN Conn受付けメッセージが、PDN Conn受付けに対する連結タイマー32の終了前に受信されなかった場合には、MME201内の連結処理部37は、連結を行わずにアタッチ受付けをUE200上のEMM202へ独立に送信する。同様に、PDN Conn完了メッセージが、PDN Conn完了タイマーの終了前に受信されなかった場合、連結処理部21は、連結を行わずにアタッチ完了メッセージをMME201のEMM203へ独立に送信する。
PDN Conメッセージに何らかのエラーがある場合には、ESMプロトコルはEMMとは独立に続行する。ESMプロトコルに対しては、EMM内のPDN Conn成功タイマーの終了前にそれが終了することだけがチェックされる。
図15は、本ソリューションの第三の実施形態による成功したケースを示す。前述の二つの実施形態は、プロトコル・エンティティMが、上位層の手順を独立に送信する前に一定の時間待つようにする連結タイマーを始動させるという連結判定処理の第一の方法を使用した。プロトコル層Mにおける連結チェックの原則の別の変形について、この実施形態で説明する。ここで、ステップS1,S70、S11,S73、S6、S2、S7及びS51は、図7におけるステップと同等である。ステップS300において、連結処理部37は、プロトコル・エンティティMが連結メッセージを受信し、良好な第二の手順のメッセージの受信を待つ状態になっていることを確認する。S8に示すように、プロトコル・エンティティMがエラーのない第二の手順のメッセージを受信し、かつ第一の手順もエラーがなかった場合、ステップS13に示すように、プロトコル・エンティティMは二つのメッセージを連結して装置Aへ送信する。残りのステップは、図7と同様である。この変形の利点は、プロトコルMはプロトコルMとプロトコルNの成功メッセージを常に一緒に受信することになるので、プロトコルMの示す状態の内部的同期を可能にすることである。同時に、この変形は、二つの層が相手の層のエラーを処理する必要がないことを確実にする。
図16は、装置B 11内のプロトコル・エンティティNにおいてエラーがある場合を示す図である。前に説明したように、ステップS300において、プロトコル・エンティティMは、エラーのない第二の手順のメッセージを受信するまで待つ状態になっている。このケースでは、ステップS8において、プロトコル・エンティティMは、エラーである第二の手順の拒否メッセージを受信する。したがって、プロトコル・エンティティMは、エラーのないメッセージを待ち続ける。プロトコル・エンティティMは、ステップS8BとS8Cに示すように、このメッセージをプロトコル・エンティティNへただ転送するだけである。プロトコル・エンティティは、ステップS6A、S6B及びS6Cに示すように、要求を再開する。この要求は再び処理されて、受付け可能であれば、エラーのないメッセージがプロトコル・エンティティMへ送られる。第一手順もエラーがなかった場合、ステップS13に示すように、連結処理部は二つのメッセージを連結して装置Aへ送信する。残りのステップは図7と同様である。両方のプロトコルが遅延と制限時間の両方に対処するように設計されている場合、プロトコル・エンティティMは、プロトコル・エンティティNからエラーなしではないメッセージを受信時にその連結タイマーを再始動できる。
図17は、装置Aのプロトコル・エンティティNにおけるエラーのケースの処理を示す。ここで、ステップS1〜ステップS8Cは、図7と同様である。第一の手順の受付けが処理されるステップS4の後、プロトコル・エンティティMは、ステップS302に示すように、エラーのない第二の手順のメッセージを待つ。エラーが発生すると仮定すると、ステップS310Aに示すように、第二の手順エラーのメッセージが送信される。これは、エラーのあるメッセージであるので、ステップS310BとS310Cに示すように、プロトコル・エンティティMはこのメッセージを装置Bへ転送し、エラーのない第二の手順のメッセージを待ち続ける。装置Bでは、ステップS350におけるエラー処理プロトコル実行後、ステップS8、S8B、S8Cに示すように、エンティティNが第二の手順の受付けを再試行する。エラーのない第二の手順の完了がステップS10において送信されると、プロトコル・エンティティMが自分の持つエラーのないメッセージと第二の手順の完了を連結して装置Bへ転送する。残りのステップは図7と同様である。
Claims (38)
- a.連結処理部を有するプロトコル・エンティティmを備える第一の装置と
b.連結処理部を有するプロトコル・エンティティmを備える第二の装置と
c.第二の手順成功タイマーを有するプロトコル・エンティティmを備える第二の装置と
を含んで構成されるネットワーク・シグナリングのシステムであり、
ネットワーク・シグナリングの前記システムは第一の装置と第二の装置を含み、装置間のプロトコルの成功が二つの各層での手順の成功を必要条件とする、二つの層を第一の装置と第二の装置の両方とも有しており、前記連結処理部は正常なケースでは連結を行い、異常なケースでは独立したシグナリングを行なう、ネットワーク・シグナリングのシステム。 - 前記「第二の手順成功タイマー」を始動する第二の装置のプロトコル・エンティティmをさらに含み、前記プロトコル・エンティティmは前記タイマーの終了する前に前記プロトコル・エンティティnからの第二の手順成功メッセージを期待し、「第二の手順成功タイマー」の終了時に第二の手順成功タイマーが受信されていないときには、第一の手順の完了が成功していた場合、前記プロトコル・エンティティmは第一の手順を無効化する手順を起動し、その後プロトコル・エンティティmは初期状態へ戻る、請求項1に記載のネットワーク・シグナリングのシステム。
- 前記プロトコル・エンティティmはEMM層である、請求項1に記載のシステム。
- 前記プロトコル・エンティティmはAS層である、請求項1に記載のシステム。
- 前記プロトコル・エンティティnはESM層である、請求項1に記載のシステム。
- 前記プロトコル・エンティティnはNAS層である、請求項1に記載のシステム。
- 前記第一の装置はUEである、請求項1に記載のシステム。
- 前記第二の装置はMMEである、請求項1に記載のシステム。
- 前記第一の手順はアタッチ手順である、請求項1に記載のシステム。
- 前記第二の手順はPDN接続手順である、請求項1に記載のシステム。
- 異常なケースは同じ装置内のプロトコル・エンティティnからの応答が遅延する場合である、請求項1に記載のシステム。
- 前記第一の装置の前記プロトコル・エンティティmは、連結タイマーをさらに有する、請求項11に記載のシステム。
- 前記連結処理部は、第一の手順のメッセージと第二の手順のメッセージの連結メッセージを受信時に前記連結タイマーを始動させる、請求項12に記載のシステム。
- 前記連結処理部は、前記連結タイマーからタイマー終了信号を受信し、この受信後には、第一の手順のメッセージを連結せずに送信する、請求項12に記載のシステム。
- 前記第二の装置の前記プロトコル・エンティティmは、連結タイマーをさらに有する、請求項11に記載のシステム。
- 前記連結処理部は、上位層のメッセージと下位層のメッセージの連結メッセージを受信時に前記連結タイマーを始動させる、請求項15に記載のシステム。
- 前記連結処理部は、前記連結タイマーからタイマー終了信号を受信し、この受信後には、第一の手順のメッセージを連結せずに送信する、請求項15に記載のシステム。
- 前記連結処理部は、第二の手順のメッセージを受信時に前記第二の手順成功タイマーを始動させる、請求項15に記載のシステム。
- 異常なケースはプロトコル・エンティティnからの応答がエラーのないものではない場合である、請求項1に記載のシステム。
- 前記第二の装置の前記プロトコル・エンティティm内の前記連結処理部は、プロトコル・エンティティmとプロトコル・エンティティnの連結メッセージを受信後、プロトコル・エンティティnのメッセージをプロトコル・エンティティnへ転送し、前記第二の装置のプロトコル・エンティティnからのエラーのない応答を待つ、請求項19に記載の方法。
- プロトコル・エンティティnからのエラーのない応答を待っている前記第二の装置の前記プロトコル・エンティティm内の前記連結処理部が、エラーのないものではない応答を受信すると、前記プロトコル・エンティティmのメッセージと連結せずに前記応答を前記第一の装置へ転送する、請求項19に記載の方法。
- 前記第一の装置の前記プロトコル・エンティティm内の前記連結処理部は、前記第二の装置のプロトコル・エンティティmとプロトコル・エンティティnの連結メッセージを受信後、プロトコル・エンティティnのメッセージをプロトコル・エンティティnへ転送し、前記第二の装置のプロトコル・エンティティnからのエラーのない応答を待つ、請求項19に記載の方法。
- プロトコル・エンティティnからのエラーのない応答を待っている前記第一の装置の前記プロトコル・エンティティm内の前記連結処理部が、エラーのないものではない応答を受信すると、前記プロトコル・エンティティmのメッセージと連結せずに前記応答を前記第一の装置へ転送する、請求項19に記載の方法。
- 前記第二の手順成功タイマーの終了は、第一の手順の失敗手順を起動させる、請求項1に記載のシステム。
- 前記第一の手順の失敗手順はデタッチ手順である、請求項24に記載のシステム。
- プロトコル・エンティティmの状態の移行が第一の手順と第二の手順の両方の成功を必要条件とする、第一の装置と第二の装置間のプロトコルの方法であり、
前記第二の装置のプロトコル・エンティティmが第一の手順と第二の手順の連結メッセージを前記第一の装置から受信すると、前記第二の装置のプロトコル・エンティティmは、正常なケースではプロトコル・エンティティmの応答とプロトコル・エンティティnの応答の連結を行い、異常なケースでは前記応答を独立に送信することを含んでなる方法。 - 前記第二の装置のプロトコル・エンティティmが第一の手順と第二の手順の連結メッセージを前記第一の装置から受信すると、前記第二の装置のプロトコル・エンティティmは連結タイマーを始動し、前記連結タイマーの終了前に前記第二の装置のプロトコル・エンティティnからの応答を受信しない場合には、前記第二の装置のプロトコル・エンティティmの応答は連結せずに独立に送信される、請求項26に記載の方法。
- 前記第二の装置のプロトコル・エンティティmが第一の手順と第二の手順の連結メッセージを前記第一の装置から受信すると、前記第二の装置のプロトコル・エンティティmは、前記第二の装置のプロトコル・エンティティnからのエラーのない応答を待ち、プロトコル・エンティティnの応答がエラーのないものではない場合には、プロトコル・エンティティnの応答は連結せずに独立に送信される、請求項26に記載の方法。
- 前記プロトコル・エンティティmはEMM層である、請求項26に記載の方法。
- 前記プロトコル・エンティティmはAS層である、請求項26に記載の方法。
- 前記プロトコル・エンティティnはESM層である、請求項26に記載の方法。
- 前記プロトコル・エンティティnはNAS層である、請求項26に記載の方法。
- 前記装置の一方はUEである、請求項26に記載の方法。
- 前記装置の一方はMMEである、請求項26に記載の方法。
- 前記第一の手順はアタッチ手順である、請求項26に記載の方法。
- 前記第二の手順はPDN接続手順である、請求項26に記載の方法。
- 前記第二の装置のプロトコル・エンティティmが第二の手順と第一の手順の連結メッセージを前記第一の装置から受信すると、前記第二の装置のプロトコル・エンティティmは第二の手順成功タイマーを始動し、前記第二の手順成功タイマーの終了前にプロトコル・エンティティnから第二の手順成功メッセージを受信しない場合には、プロトコル・エンティティmは第一の手順無効化手順を起動する、請求項26に記載の方法。
- 前記第一の手順無効化手順はデタッチ手順である、請求項29に記載の方法。
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JP2008204315A JP2010021977A (ja) | 2008-06-13 | 2008-08-07 | ネットワーク・シグナリングのための方法、システム及び装置 |
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2008
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