JP2010021859A - 無線中継システム、基地局および中継装置 - Google Patents

無線中継システム、基地局および中継装置 Download PDF

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Abstract

【課題】分散スケジュールを採用するシステムであっても移動局の管理を容易に行うことができる無線中継システムを得ること。
【解決手段】MR−BS1と移動局とRS2とネットワーク3とを備える無線中継システムであって、MR−BS1は、ネットワーク3から受信したパケットのヘッダに基づいてRS2用の管理パケットを識別し、管理パケットであることを示す接続識別子を付加してRS2に転送するルーチング部12、を備え、RS2は、接続識別子に基づいて管理パケットを識別するルーチング部21、を備え、管理パケットに基づいて所定の管理処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基地局と端末間の通信を中継する中継装置を備える無線中継システム、基地局および中継装置に関する。
無線通信システムでは、基地局装置(BS:Base Station)と端末装置(MS:Mobile Station)の間で情報を乗せた電波を送受信することで情報伝達を実施する。しかし、情報を搬送する電波は、長い通信距離や遮蔽物の影響によって減衰するという特性を持つため、電波の届かない不感地帯が存在する。そこで、基地局装置と端末装置の間に中継装置(RS:Relay Station)を置き、電波を中継することによって不感地帯を解消することができる。
このような中継装置を含む中継システムを構築する場合、受信したデータを宛先へ転送する際に発生する、電波の回りこみによる干渉が大きな課題となる。この干渉を回避または低減する技術として、周波数分割や時間分割による干渉回避,アンテナ技術による空間的分離,キャンセラーによる干渉低減,またはこれら技術の組合せがよく知られている。
WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)を使用した中継システムであるIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.)802.16jでは、干渉回避のために時間分割型のフレーム構成をとる(下記非特許文献1参照)。IEEE802.16jの時分割型のフレーム構成は、DL(Down Link) SubframeとUL(Up Link) Subframeに区別される。さらに、DL Subframeは、MR−BS(Multihop Relay Base Station)とMS(Mobile Station)との間でDL通信を行うDL Access ZoneとMR−BSとRS(Relay Station)との間でDL通信を行うDL Relay Zoneに分割される。また、UL Subframeは、MR−BSとMSとの間でUL通信を行うUL Access ZoneとMR−BSとRSとの間でUL通信を行うUL Relay Zoneに分割される。
上記IEEE802.16jのフレーム構成を用いたMR−BSとMS間通信、MR−BSとRS間通信、およびRSとMS間通信について説明する。MR−BSと直接通信を行うMS#Aと、MR−BSとRSを介して通信を行うMS#Bを想定する。MR−BSとMS#A間通信は、MR−BS FrameとMS#A Frameを用いて実施され、DL Access ZoneとUL Access Zoneを使用する。また、MR−BSとRS間通信は、MR−BS FrameとRS Frameを用いて実施され、DL Relay ZoneとUL Relay Zoneを使用する。RSと06MS#B間通信は、RS FrameとMS#B Frameを用いて実施され、DL Access ZoneとUL Access Zoneを使用する。
つぎに、上記各ZoneのZone内のバーストマッピング方法について説明する。中継区間のDL Relay Zone内のDL Burst、およびUL Relay Zone内のUL Burstのマッピングは、DL Relay ZoneのR−MAP(Relay MAP)を用いてMR−BSから指示される。なお、R−MAPは、DL Relay ZoneとUL Relay Zoneのバーストマッピング位置と変調方式などのバースト情報を含むMAC PDU(Protocol Data Unit)である。
また、上記のフレーム構成を用いる無線中継システムのRS管理方法について説明する。MR−BS用管理コネクションは、MR−BSのM−Plane(Management−Plane)で終端され、MR−BSは、Network(たとえば、基地局の制御やモバイルIPの制御などを行うコアネットワーク)により直接管理される。一方、RSは、BS用管理コネクションを介し、また、MR−BSのM−Planeの中継機能を介し、さらにC−Plane(Control−Plane)を経由する、MAC Management Messageを用いてNetworkにより間接的に管理される。U−Planeデータについては、NetworkからRS用U−Plane Dataとして送信されたデータをMR−BSが中継し、RSのU−PlaneへRelay PDUとして伝達される。
特開2007−311975号公報 IEEE P802.16j/D5,Jun 2008
しかしながら、上記従来のIEEE802.16j中継システムは、RSをMR−BSが管理し、それと同時に、RS配下に存在するMSをRSとMR−BSが連携して管理する。そのため、MR−BSがRS配下のMSに対してデータスケジューリングを行う集中スケジュール(Centralized Scheduling)を採用するシステムに適した管理方法であるが、RSがデータスケジューリングを行うことが可能な分散スケジュール(Distributed Scheduling)を採用するシステムでは、MS管理が複雑となる、という問題があった。
たとえば、RS配下のMSがハンドオーバし、MR−BS配下へ移動したとすると、RSとMR−BS間でMAC Managementメッセージを交換し、中継用にハンドオーバの情報を伝達する仕組みが新たに必要となる。このような新たな仕組み(たとえば、新規メッセージ)は、ハンドオーバだけでなく、MSの登録を行うRanging、ネットワークエントリー、コネクション管理、セキュリティコンテキスト管理などでも必要である。そのため、RSがデータスケジューリングを実施する、分散スケジュールを採用するシステムに適したRS管理方法を新たに規定する必要があり、管理が複雑となる。
また、UL SubframeをUL Access ZoneとUL Relay Zoneに区分する時分割方式を適用した場合、ULのバーストマッピングに使用可能なシンボル数が少なくなる。その結果、ULの使用サブチャネル数が増加してしまい、ULのサブチャネルコンセントレーション率を下げるため、使用する周波数帯域幅が広がりULのセル半径が小さくなる、という問題があった。
さらに、従来のIEEE802.16j中継システムは、RSからMR−BSに対して帯域要求を行い、MR−BSが、R−MAP(Relay MAP)によってULのマッピング指示を行う。このようなデータ通信手順を用いた場合、UL送信の遅延量を増大させるだけでなく、RSのスケジューリングに制約を作ることになる、という問題があった。また、RSとMR−BS間のULコネクションには、複数のMSコネクションが多重されるため、統計多重効果によりMR−BSでのトラヒックパターン推定が難しい、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、RSがデータスケジューリングを行うことが可能な分散スケジュールを採用するシステムであってもMSの管理を容易に行うことができる、無線中継システム、基地局および中継装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、基地局および端末と、前記基地局と前記端末との間の通信を中継する中継装置と、前記基地局に接続され前記基地局および前記中継装置を管理するネットワークと、を備える無線中継システムであって、前記基地局は、前記ネットワークから受信したパケットのヘッダに基づいて中継通信の管理に関するパケットである管理パケットを識別し、識別された管理パケットに管理パケットであることを示す接続識別子を付加し、接続識別子付加後の管理パケットを前記中継装置に転送する基地局内ルーチング手段、を備え、前記中継装置は、受信したパケットの接続識別子に基づいて管理パケットを識別する中継装置内ルーチング手段、を備え、前記中継装置内ルーチング手段にて識別された管理パケットに基づいて所定の管理処理を行うことを特徴とする。
この発明によれば、MR−BSが、従来は自局で終端していたRS用管理コネクションおよびRS用U−Plane DataコネクションをRSまで拡張し、RS用管理コネクションデータをRSに転送するようにしたので、分散スケジュールを採用するシステムであってもMSの管理を容易に行うことができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる基地局および無線中継システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる無線中継システムの実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の無線中継システムは、移動局と無線接続する基地局であるMR−BS(Multihop Relay Base Station)1と、移動局とMR−BSの通信を中継する中継装置であるRS(Relay Station)2と、を備えている。また、MR−BSは、MR−BS,RSの制御や移動局の位置管理などを行うネットワークであるNetwork3に接続している。
本実施の形態のMR−BS1は、Proxy ARP(Address Resolution Protocol)部11と、ルーチング部12と、ネットワークなどの管理を行うためのPlaneであるM−Planeの処理を行うM−Plane処理部13と、制御を行うためのPlaneであるC−Planeの処理を行うC−Plane処理部14と、ユーザ情報転送を行うためのPlaneであるU−Planeの処理を行うU−Plane処理部15を備えている。また、本実施の形態のRS2は、ルーチング部21,M−Plane処理部22,C−Plane処理部23,U−Plane処理部24を備えている。
本実施の形態のMR−BS1のProxy ARP部11は、Network3からRS2へのARP(Address Resolution Protocol)要求が発生した場合に、RS2へのARPに対して代理応答する機能を持つ。このProxy ARP機能をMR−BS1に導入することによって、RS2配下のネットワークがMR−BSと異なるネットワーク(例えばサブネット)となっていたとしても、MR−BS1がARPの代理応答を行うことで、通信を成立させることができる。
また、MR−BS1のルーチング部12は、Netowork3から受信したパケットのヘッダ情報などに基づいてパケットが自局を管理するためのデータであるMR−BS用管理コネクションデータ31であるかまたはRS2を管理するためのデータであるRS用管理コネクションデータ32であるかを識別し、RS用管理コネクションデータ32である場合には、そのパケットをRelay PDU35としてRS2のルーチング部21にフォワードする。これにより、RS用管理コネクションをRS2まで延長することができる。また、MR−BS1のルーチング部12は、MS−BS用U−Planeデータ33およびRS用U−Planeデータ34を受信し、RS用U−Planeデータ34についてはU−Plane処理部15経由でRS2にRelay PDU36として送信する。
図2は、MR−BS1のルーチング部12が実施するDL(Down Link)パケット処理の手順の一例を示すフローチャートである。まず、MR−BS1がNetwork3からDLパケットを受信すると、MR−BS1のルーチング部12は、まず、Network3から受信したパケットに対して、所定のEther ヘッダ(イーサネット(登録商標) ヘッダ)終端処理を行う(ステップS11)。その後、IP(Internet Protocol)ヘッダの宛先アドレスの値に基づいてIP宛先判別を行う(ステップS12)。なお、RS2のIPアドレスなど宛先判別に必要なアドレスについては、静的にアドレスが割り当てられるシステムの場合には、あらかじめ定められたアドレスを保持しておけばよいし、動的にアドレスが割り当てられるシステムなどの場合には、Network3から必要なアドレスを取得するようにしてもよい。
ステップS12のIP宛先判別により、MR−BS1宛てのパケットと識別された場合(ステップS12 MR−BS宛て)は、さらに、そのパケットのIPヘッダのプロトコル番号に基づいてデータ種別判別を行う(ステップS13)。具体的には、データの種別がUDPプロトコルであるかGREプロトコルであるかを判別する。これは、管理用のM−PlaneメッセージがUDP(User Datagram Protocol)プロトコルを使用し、また、U−PlaneデータがGRE(Generic Route Encapsulation)プロトコルを使用していることを利用している。
ステップS13で判別したデータ種別がUDPプロトコルである場合(ステップS13 UDP)、所定のIPレイヤ終端処理を行い(ステップS14)、その後、所定のUDPレイヤ終端処理を実施し(ステップS15)、パケットをMR−BS1のM−Plane処理部13へ受け渡す(ステップS16)。
ステップS13で判別したデータ種別がGREプロトコルである場合(ステップS13 GRE)、所定のIPレイヤ終端処理を行い(ステップS17)、その後、所定のGREレイヤ終端処理を実施し(ステップS18)、パケットをMR−BS1のU−Plane処理部15へ受け渡す(ステップS19)。なお、上記のMR−BS1宛てのパケットの処理(ステップS13〜ステップS19)は、従来のIEEE802.16jシステムのDLパケット処理と同様の処理となる。
また、ステップS12で判別した宛先がRS2宛てであった場合は、そのパケットのIPヘッダのプロトコル番号に基づいてステップS13と同様にデータ種別判別を行う(ステップS20)。ステップS20で判別した結果、受信したパケットがUDPプロトコルである場合(ステップS20 UDP)、Control Tunnel CID(Connection Identifier)を用いて中継するため、MR−BS1のU−Plane処理部15へ受け渡す(ステップS21)。
また、ステップS20で判別した結果、受信したパケットがGREプロトコルである場合(ステップS20 GRE)、受信したパケットがGREプロトコルである場合、Transport Tunnel CIDを用いて中継するため、MR−BS1のU−Plane処理部15へ受け渡す(ステップS22)。
また、ステップS12で判別した宛先がMR−BS1でなく、かつ、RS2でもない場合には、そのパケットに対して廃棄処理を行う(ステップS23)。
図3は、MR−BS1のルーチング部12が実施するUL(Uplink)パケット処理の手順の一例を示すフローチャートである。まず、MR−BS1のルーチング部12は、ULパケットを受信すると、そのパケットの受信Plane(どのPlaneの処理部から受け取ったか)を判断する(ステップS31)。
ステップS31でMR−BS1のM−Plane処理部13から受け取ったと判断した場合(ステップS31 M−Planeから)は、自局の配下の移動局からの送信されたパケットと判断し、従来のIEEE802.16jシステムのULパケット処理と同様に、UDP header構築(ステップS32)、IPパケット構築(ステップS33)、およびEtherフレーム構築(ステップS34)の各処理を行い、処理後のパケットをNetwork3へ送出する(ステップS35)。
ステップS31で、MR−BS1のU−Plane処理部15から受け取ったと判断した場合は、コネクション判別を実施する(ステップS36)。コネクション判別は、たとえば、そのパケットのヘッダ情報に基づいてBSコネクションであるかトンネルコネクションである(コネクションIDがTransport Tunnel CIDまたはControl Tunnel CIDである)か、を判別する。
ステップS31でBSコネクションであると判断した場合(ステップS36 BSコネクション)は、従来のIEEE802.16jシステムのULパケット処理と同様に、UDP header構築(ステップS37)、IPパケット構築(ステップS38)、およびEtherフレーム構築(ステップS39)の各処理を行い、処理後のパケットをNetwork3へ送出する(ステップS40)。
ステップS31でトンネルコネクションであると判断した場合(ステップS36 トンネルコネクション)は、RS2から送信されたRS2の管理用のデータを含む管理パケットであると判断できるため、Etherフレームの構築を行い(ステップS41)、構築後のパケットをNetwork3へ送出する(ステップS42)。
図4は、RS2のルーチング部21のDLパケット処理の手順の一例を示すフローチャートである。RS2のルーチング部21は、DLパケットを受信すると、そのパケットについてコネクション判別を行う(ステップS51)。ステップS51でControl Tunnel CIDであると判別された場合(ステップS51 Control Tunnel CID)には、そのパケットに対してIPレイヤ終端処理(ステップS52)、UDPレイヤ終端(ステップS53)処理を行い、処理後のパケットをRS2のM−Plane処理部22に受け渡す(ステップS54)。そして、M−Plane処理部22では、そのパケットに基づいて所定の管理処理を行う(Control Tunnel CIDで送信されたパケットは管理パケットであるため)。
また、ステップS51でTransport Tunnel CIDであると判別された場合(ステップS51 Transport Tunnel CID)には、IPレイヤ終端処理(ステップS55)、GREレイヤ終端処理(ステップS56)を行い、処理後のパケットを抽出したGRE keyと共にRS2のU−Plane処理部22へ受け渡す(ステップS57)。
図5は、RS2のルーチング部21のULパケット処理の手順の一例を示すフローチャートである。RS2のルーチング部21は、ULパケットを受信すると、そのパケットの受信Planeの判別を行う(ステップS61)。ステップS61でRS2のM−Plane処理部22から受け取ったパケットであると判別した場合(ステップS61 RSのM−planeから)、管理用データを含む管理パケットであるため、UDP header構築(ステップS62)、IPパケット構築を行い(ステップS63)、構築後のパケットをRS2のU−Plane処理部24へ受け渡す(ステップS64)。なお、RS2のU−Plane処理部24は、受け取ったパケットをControl Tunnel CIDを用いてMR−BS1に中継する。
また、ステップS61でRS2のU−Plane処理部24から受け取ったパケットであると判別した場合(ステップS61 RSのU−plane)には、パケットにGREトンネル化(ステップS65)、IPパケット構築(ステップS66)の各処理を行い、処理後のパケットをRS2のU−Plane処理部24へ受け渡す(ステップS67)。RS2のU−Plane処理部24は受け取ったパケットをTransport Tunnel CIDを用いてMR−BS1へ中継する。
なお、ここでは、MR―BS1のルーチング部12およびRS2のルーチング部21が、Etherレイヤ、IPレイヤ、UDPレイヤ、およびGREレイヤを終端する例を示したが、MR―BSのルーチング部10およびRS2のルーチング部21が、宛先とプロトコル(データ種別)の判別のみを行い、プロトコルの終端は他の機能部が実施するようにしてもよい。
なお、本実施の形態は、MR−BS1とRS2が1対1で接続される場合について示したが、MR−BS1とRS2が1対N(Nは2以上)接続されている場合でも、中継を行うRS2とMR−BS1との間で本実施の形態と同様の動作を行うことで、同様の効果が得られる。さらに、RS2が複数存在し、多段中継を行う無線中継システムで、本実施の形態と同様の動作を行うようにしてもよい。この場合、移動局がアクセスする最終段のARS(Access RS)までトンネルコネクションによってルーチングするようにすればよい。
また、本実施の形態では、プロトコルとしてUDPとGREについて説明したが、UDPやGREより上位のプロトコル、たとえばFTP、HTTP、DHCP、SNMP等についても、各々のプロトコルに対応する処理を行うことで、どのような上位プロトコルにも本実施の形態の動作を適用することができる。
また、本実施の形態で説明した動作は、無線中継システムだけでなく、バックフォールフェムト型のネットワーク装置を含むシステムにも適用することができる。この場合、RS2をバックフォールフェムト型のネットワーク装置に置き換えて動作を行うようにすればよい。
このように、本実施の形態では、MR−BS1が、従来は自局で終端していたRS用管理コネクションおよびRS用U−Plane DataコネクションをRS2まで拡張するために、Network3からRS2へのARP要求が発生した場合に、RS2へのARPに対して代理応答するProxy ARP部11とRS用管理コネクションデータをRS2に転送するルーチング部12を備えることとした。これにより、Network3において直接RS2を管理することができ、RS2の独立性を高め、コネクション管理、スケジューリング、帯域管理、セキュリティコンテキスト管理等についてRS2がMR−BS1と連携した処理を行うことなく実施することができる。このため、RS2による独立スケジューリングを行うDistributed Schedulingを採用するシステムでも、移動局の管理を容易に行うことができる。
実施の形態2.
図6は、本発明にかかる無線中継システムの実施の形態2の構成例を示す図である。図6に示すように、本実施の形態の無線中継システムは、MR−BS1aとRS2aとを備えている。MR−BS1aは、実施の形態1と同様にNetwork3に接続している。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態のMR−BS1aは、実施の形態1のMR−BS1にRM(Relay Management)−Plane処理部16を追加する以外は、実施の形態1のMR−BS1と同様である。また、RM−Plane処理部16は、電力制御部17とFrame制御部18を備えている。
本実施の形態のRS2aは、実施の形態1のRS2にRM−Plane処理部25を追加する以外は実施の形態1のRS2と同様である。また、RM−Plane処理部25は、電力制御部26とFrame制御部27を備えている。
従来のIEEE802.16j中継システムでは、MR−BSは、C−Planeを経由してC−Planeメッセージを使用することで、RSを管理している。しかしながら、本来C−Planeは、移動局を管理するためのPlaneであり、RSを管理するPlaneではない。そこで、本実施の形態では、新たにRSを管理するRM−Planeを定義することにより、RS管理とMS管理の独立性を高める。
また、従来のIEEE802.16jでは、MR−BSによる集中管理を前提としているため、MR−BSがR−FCH(Relay Frame Control Header)にRelay Zoneサイズを変更する機構が導入されている。この機構は、中継をしない通常のBSの機構とは異なっており、MR−BSおよびRSは、この機構を実現するための機能をC−Plane処理部に備えることになる。したがって、通常のBSのC−Plane処理部をRSに用いることができない。このことも、RSの独立性を阻害する要因となる。本実施の形態では、RM−Planeを規定することにより、この問題も解決することができる。
RM−Plane処理部16は、RS2aから送信された電力情報(たとえば、送信電力値など)をU−Plane処理部15から直接、またはC−Plane処理部14を経由して取得し集計する。必要に応じて、RM−Plane処理部16の電力制御部17は、RS2aのRM−Plane処理部25の電力制御部26と連携しRelay Linkの電力制御を実施する。電力制御の方法に制約はなく、どのような方法で実施してもよいが、電力制御に必要な情報をRM−Planeを用いてMS−BS1aとRS2aとの間で送受信する。
なお、ここでは、RS2aを管理する機能として、電力制御を行う例を示しているが、その他のRS管理機能、たとえばRelay Linkの品質測定,フィードバック制御,帯域制御などに関して、RM−Planeを用いた管理を行うことで、RS2aの独立性を高めることができる。
また、MR−BS1aのRM−Plane処理部16は、RS2aから送信されたRM−Planeメッセージに基づいてMR−BS1aのM−Plane処理部13が取得したRelay Linkのリソース統計情報を収集する。RM−Plane処理部16のFrame制御部18は、収集した情報を用いて、RS2aのRM−Plane処理部25と連携し、Relay Zoneサイズを変更する。このとき用いるRelay Linkのリソース統計情報としては、たとえば最大スループット(QoS(Quality of Service)情報のMaximum Sustained Traffic Rateに該当する)などが挙げられる。
リソース統計情報として最大スループット情報を用いる場合、RM−Plane処理部16は、最大スループット情報とRelay Link品質情報に基づいて、最大スループットを得るのに必要な帯域量を計算し、Relay Zoneのサイズを決定する。そして、RM−Planeを用いて決定したRelay ZoneのサイズをRS2aに通知する。なお、帯域量を計算する際には、最大スループットのX%(0<X<100)を得るのに必要な帯域量として帯域量を計算しても良い。なお、Relay Link品質情報については、自局で測定した結果を用いてもよいし、後述のRM−PlaneメッセージのRM品質情報通知メッセージなどによって通知された品質情報を用いてもよい。
なお、ここでは、最大スループットによるRelay Zoneサイズを決定する例を示したが、これに限らず、Relay Zoneサイズを決定するための情報であればどのような量を用いてもよい。たとえば、平均スループットや最低スループット(Minimum Reserved Traffic Rate)などを使用して、Relay Zoneサイズを決定するようにしてもよい。また、リソース統計情報として、MS数、RS数またはコネクション数などの情報を基に、必要な帯域量を計算しても構わない。
MR−BS1aは、MR−BS1aのRM−Plane処理部16とRS2aのRM−Plane処理部25がメッセージ交換を行えるように、Tr−CID(Transport CID)を確立し、U−Plane処理部15経由でRelay PDU37としてメッセージ交換を行う。このメッセージをRM−Planeメッセージとして定義する。
RM−Planeメッセージの一例として、たとえば、以下のメッセージを規定する。
・RM電力制御メッセージ(電力制御に必要な情報や指示を送信するメッセージ)
・RM品質情報通知メッセージ(品質情報を通知するメッセージ)
・RM Relay Zoneサイズ変更メッセージ(Relay Zoneサイズの変更を指示するメッセージ)
・RMフィードバックメッセージ(フィードバックを行うために必要な情報を交換するメッセージ)
また、必要に応じ、以下のメッセージを追加規定することも可能である。
・RMハンドオーバメッセージ(移動局のハンドオーバに必要な情報を交換するメッセージ)
・RM MIMO(Multi−Input Multi−Output)メッセージ(MIMO制御に必要な情報を交換するメッセージ)
上記RM−Planeを用いてNetwork3から指示を送信する場合、MR−BS1aのルーチング部12がRM−Plane処理部16に受け渡す必要がある。ルーチング部12は、受信したパケットのIPヘッダの宛先アドレスがMR−BS1a宛てであり、また、IPヘッダのプロトコル番号がUDPであり、かつメッセージ領域がRM−Plane独自のフォーマット(RM−Planeメッセージのフォーマット)である場合に、RM−Plane処理部16へそのパケット受け渡す。RM−Plane独自のフォーマットを識別する方法としては、Function TypeやMessage Type、MS−IDをRM−Plane用としてあらかじめ定めておき、これらの項目の1つ以上を用いて識別する方法などが考えられる。さらに、UDPヘッダのポート番号による識別を行うようにしてもよい。
また、RM2aのRM−Plane処理部25は、MS−BS1aのRM−Plane処理部16と同様に電力制御やRelay Zoneサイズを決定する。本実施の形態の以上述べた以外の動作は、実施の形態1と同様である。
また、本実施の形態で説明したRM−Planeの導入は、無線中継システムだけでなく、バックフォールフェムト型のネットワーク装置を含むシステムにも適用することができる。この場合、RS2aをバックフォールフェムト型のネットワーク装置に置き換えてRM−Planeを用いてバックフォールフェムト型のネットワーク装置の管理に関する動作を行うようにすればよい。
このように、本実施の形態では、RSの管理を行うためのRM−Planeを導入し、RS−Planeを用いてRSの管理を既存のBS機能と独立する構成を示した。これによって、実施の形態1の効果に加え、C−Plane処理部が移動局の管理とRSの管理の両方をサポートするという複雑さを解消することができる。また、C−Plane処理部は中継機能を有しない通常のBSと同様でよいため、RSの特殊性(BSとの違い)を物理レイヤから排除することができ、MR−BSとRSの共通化を促進できる。
実施の形態3.
以下、本発明にかかる無線中継システムの実施の形態3の無線中継システムのフレーム構成について説明する。本実施の形態の無線中継システムの構成は実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の部分については説明を省略し、以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
IEEE802.16jなどでは、移動局は、UL Subframeを用いて、サブチャネルコンセントレーション(任意のサブチャネルにUL電力を集中する)を実施することでセルサイズを拡張する。しかしながら、UL SubframeをUL Access ZoneとUL Relay Zoneに区分する時分割方式を適用した場合、ULのバーストマッピングに使用可能なシンボル数(時間軸方向のマッピング単位)が少なくなる。その結果、ULの使用サブチャネル数(周波数軸方向のマッピング単位)が増加してしまい、ULのサブチャネルコンセントレーション率を下げるため、ULのセル半径が小さくなるという課題がある。
図7は、サブチャネルコンセント量を説明するための図である。図7に示したRS Frameは、RSを用いた無線中継システムの物理フレームであり、MS−Frameは、中継を行わない無線システムの物理フレームを示している。図7では、横軸が時間を示し縦軸が周波数を示している。RS FrameのUL Access Zone201は、MS−FrameのUL Access Zone202と比較して、使用可能なシンボル数が少なくなる。そのため、同じサイズのUL Burst101,102を伝送する際に、RS FrameのUL Burst101の方がMS FrameのUL Burst102と比較して、周波数軸方向のサブチャネルを多く使用することになる。そのため、サブチャネルコンセントレート率が下がりULのセル半径が小さくなる。
本実施の形態は、上記課題を解決するために次のようなフレーム構成を用いる。図8は、本実施の形態の無線中継のフレーム構成の一例を示す図である。DL Subframe203を、MR−BSまたはRSから移動局へのDLデータ通信用のDL Access Zone204と、MR−BSからRSへのDLデータ通信用のDL Relay Zone205と、RSからMR−BSへのデータ通信用のUL Relay Zone206と、で構成する。また、UL Subframe207は、UL Access Zone208のみで構成することとする。
本実施の形態では、UL Subframe10を分割せず、DL Subframeを上記のように分割して、MR−BSとRSとの間のULのデータをUL Relay Zone206を用いて送信するようにした。このため、UL Access Zone208の時間方向のシンボル数を、中継を行わない無線システムと同一サイズとすることができる。本実施の形態の動作および構成は、以上説明したフレーム構成を用いること以外は実施の形態1と同様である。
なお、本実施の形態では、実施の形態1の無線中継システムで上記のフレーム構成を用いる例について説明したが、実施の形態2の無線中継システムで上記のフレーム構成を用いるようにしてもよい。
また、本実施の形態で示したフレーム構成の、UL Relay Zone206のサイズの通知は、実施の形態2で説明したR−FCHを用いて行ってもよいし、RM−Planeメッセージによって通知する方法を用いても良いし、それ以外の方法で通知してもよい。また、UL Relay Zoneのサイズ計算を、実施の形態2で示した算出方法を採用してもよい。
このように、本実施の形態では、RSからMR−BSへのデータをDL Subframeで伝送するフレーム構成とした。このため、UL Subframeを中継通信用に分割しないため、MSからRSへのサブチャネルコンセントレーション量を減らすことが可能となり、RSからMR−BSへの通信、およびMSからMR−BSへの送信距離を、中継を用いない場合と同程度に確保することができる。
実施の形態4.
図9は、本発明にかかる無線中継システムの実施の形態4の構成例を示す図である。図9に示すように、本実施の形態の無線中継システムは、MR−BS1bとRS2bとを備えている。MR−BS1bは、実施の形態1および実施の形態2と同様にNetwork3に接続している。実施の形態1または実施の形態2と同様の機能を有する構成要素は、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態のMR−BS1bは、実施の形態2のMR−BS1aのRM−Plane処理部16をRM−Plane処理部16aに替える以外は、実施の形態の2のMR−BS1aと同様である。また、RM−Plane処理部16aは、R−MAP解析部19を備えている。
本実施の形態のRS2bは、実施の形態2のRS2aのRM−Plane処理部25をRM−Plane処理部25aに替える以外は、実施の形態2のRS2aと同様である。また、RM−Plane処理部25aは、R−Link Scheduler28,R−MAP構築部29を備えている。
実施の形態3では、RSからMR−BSへのデータ通信をDL Subframeにて行う構成を示した。実施の形態3ではデータ通信の手順は通常のULと同様で、RSからMR−BSに対して帯域要求を行い、MR−BSが、R−MAPによってULのマッピング指示を行うものである。このようなデータ通信手順を用いた場合、UL送信に伴う遅延量を増大させるだけでなく、RSのスケジューリングに制約を作る可能性がある。また、RSとMR−BS間のULコネクションには、複数のMSコネクション(複数の移動局に対するコネクション)が多重され、統計多重効果によりMR−BSがトラヒックパターンを推定することが難しい。
本実施の形態は、上記課題を解決するに、RSからMR−BSへのULに関しても、DLと同様のフレームフォーマットを採用してR−MAPを挿入することで、RSが自由なマッピングを行うことができるようにする。これにより、RSでの分散マッピングを実現する。
図10は、本実施の形態のフレーム構成の一例を示す図である。実施の形態3のフレーム構成と同様の部分は同一の符号を付して説明を省略する。本実施の形態では、RS FrameのUL Relay Zone206にPreamble104とR−MAP105を挿入する。R−MAP105は、RSからMR−BSへのデータ通信のマッピング情報であり、RSが生成して送信する。これにより、RSは帯域要求をMR−BSへ通知する必要がなくなり、UL Relay Zoneのマッピングを自由に実施することが可能となる。
また、本実施の形態でも、実施の形態と同様のRM−Planeを導入することとし、RM−Plane処理部16a,25aは、実施の形態2のRM−Plane処理部16,25とそれぞれ同様の機能を有し、実施の形態2と同様の動作を行うこととする。
つづいて、本実施の形態の動作について説明する。本実施の形態では、RS2bのRM−Plane処理部25aのR−Link(Relay Link)Scheduler28が、RS2bからMR−BS1bへのデータ通信をスケジューリングする。R−MAP構築部29は、R−Link Scheduler28がスケジューリングを行った結果であるスケジューリング情報に基づいてUL Relay Zoneのマッピング情報を生成する。
本実施の形態では、実施の形態2で説明したRM−Planeメッセージを用いてリソース情報を送受信することとする。RM−Plane処理部25aは、RM−Planeメッセージに基づいてリソース情報を取得し、実施の形態2と同様にRelay Zoneサイズ決定する。そして、R−Link Scheduler28は、取得したリソース情報と決定したRelay Zoneサイズに基づいてRS2bからMR−BS1bへの送信データのスケジューリングを行う。
R−MAP構築部29が、スケジュールした結果であるスケジューリング情報に基づいて物理フレームへのマッピングを実施し、そのマッピングの情報を示すR−MAPを構築する。R−MAPは、Relay PDUの構成をとり、その他のRM−Planeメッセージやユーザデータと共にMR−BS1bへ送信される。
MR−BS1bのRM−Plane処理部16aのR−MAP解析部19は、RS2bから送信されたデータに含まれるR−MAPを解析し、該当するフレームのマッピング情報を取得し、RM−Planeメッセージやユーザデータを抽出する。本実施の形態の以上説明した以外の動作は、実施の形態1または実施の形態2と同様である。
このように、本実施の形態では、RS2bからMR−BS1bへのULデータ通信に関しても、DLデータ通信と同様のフレームフォーマットとし、RS2bがR−MAPを挿入するようにした。このため、RS2bが自由にマッピングを行うことができ、分散スケジュールに適したフレーム構成を実現することが可能となる。
以上のように、本発明にかかる無線中継システム、基地局および中継装置は、基地局と端末間の通信を中継する中継装置を備える無線中継システムに有用であり、特に、分散スケジューリングを行う無線中継システムに適している。
本発明にかかる無線中継システムの実施の形態1の構成例を示す図である。 MR−BSのルーチング部が実施するDLパケット処理の手順の一例を示すフローチャートである。 MR−BSのルーチング部が実施するULパケット処理の手順の一例を示すフローチャートである。 RSのルーチング部のDLパケット処理の手順の一例を示すフローチャートである。 RSのルーチング部のULパケット処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明にかかる無線中継システムの実施の形態2の構成例を示す図である。 サブチャネルコンセント量を説明するための図である。 実施の形態3の無線中継のフレーム構成の一例を示す図である。 本発明にかかる無線中継システムの実施の形態4の構成例を示す図である。 実施の形態4のフレーム構成の一例を示す図である。
符号の説明
1,1a,1b MR−BS
2,2a,2b RS
3 Network
11 Proxy ARP部
12,21 ルーチング部
13,22 M−Plane処理部
14,23 C−Plane処理部
15,24 U−Plane処理部
16,16a,25,25a RM−Plane処理部
17,26 電力制御部
18,27 Frame制御部
19 R−MAP解析部
28 R−Link Scheduler
29 R−MAP構築部
31 MR−BS用管理コネクションデータ
32 RS用管理コネクションデータ
33 MR−BS用U−Planeデータ
34 RS用U−Planeデータ
35,36,37 Relay PDU

Claims (15)

  1. 基地局および端末と、前記基地局と前記端末との間の通信を中継する中継装置と、前記基地局に接続され前記基地局および前記中継装置を管理するネットワークと、を備える無線中継システムであって、
    前記基地局は、
    前記ネットワークから受信したパケットのヘッダに基づいて中継通信の管理に関するパケットである管理パケットを識別し、識別された管理パケットに管理パケットであることを示す接続識別子を付加し、接続識別子付加後の管理パケットを前記中継装置に転送する基地局内ルーチング手段、
    を備え、
    前記中継装置は、
    受信したパケットの接続識別子に基づいて管理パケットを識別する中継装置内ルーチング手段、
    を備え、
    前記中継装置内ルーチング手段にて識別された管理パケットに基づいて所定の管理処理を行うことを特徴とする無線中継システム。
  2. 前記中継装置内ルーチング手段は、自局が生成した管理パケットである上り管理パケットに管理パケットを示す接続識別子を付加し、接続識別子付加後の上り管理パケットを前記基地局へ転送し、
    前記基地局内ルーチング手段は、受信したパケットの接続識別子に基づいて上り管理パケットを識別し、識別した上り管理パケットを前記ネットワークに転送することを特徴とする請求項1に記載の無線中継システム。
  3. 前記基地局は、
    前記中継装置宛てのARP要求に対して代理応答を行うプロキシARP手段、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の無線中継システム。
  4. 前記基地局内ルーチング手段は、受信したパケットの宛先アドレスが前記中継装置または自局のアドレスである場合に所定のデータ処理を行い、前記アドレスが前記中継装置のアドレスでなくかつ自局のアドレスでない場合には、そのパケットを破棄することを特徴とする請求項1、2または3に記載の無線中継システム。
  5. 前記基地局内ルーチング手段は、受信したパケットの宛先アドレスおよびプロトコルの種別を示すプロトコル識別子に基づいて前記管理パケットを識別することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の無線中継システム。
  6. 中継装置を管理するためのプレーンであるRMプレーンを規定することとし、前記管理パケットを、RMプレーンを用いたパケットとし、
    前記基地局は、
    前記RMプレーンに対応する処理を行う基地局内RMプレーン処理手段、
    を備え、
    前記中継装置は、
    前記RMプレーンに対応する処理を行う中継装置内RMプレーン処理手段、
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の無線中継システム。
  7. 前記RMプレーンで、リソース情報の通知を行うこととし、
    前記中継装置内RMプレーン処理手段が、前記リソース情報に基づいてRelay Zoneサイズを変更し、変更したRelay Zoneサイズを前記基地局に通知することを特徴とする請求項6に記載の無線中継システム。
  8. 前記基地局内RMプレーン処理手段が、前記リソース情報に基づいてRelay Zoneサイズを変更し、変更したRelay Zoneサイズを前記中継装置に通知することを特徴とする請求項7に記載の無線中継システム。
  9. 前記RMプレーンで、リソース情報の通知を行うこととし、
    前記基地局内RMプレーン処理手段が、前記リソース情報に基づいてRelay Zoneサイズを変更し、変更したRelay Zoneサイズを前記中継装置に通知することを特徴とする請求項6に記載の無線中継システム。
  10. 前記基地局内RMプレーン処理手段と前記中継装置内RMプレーン処理手段との間で通知を行うためのメッセージであるRMメッセージを用いて、前記リソース情報の通知と前記変更したRelay Zoneサイズの通知とを行うことを特徴とする請求項7、8または9に記載の無線中継システム。
  11. 前記中継装置から前記基地局へのデータ通信をDL伝送領域で実施することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の無線中継システム。
  12. 前記中継装置が、前記基地局へ送信するデータのスケジューリングを行い、そのスケジューリングの結果をマッピング情報として前記基地局へ通知することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の無線中継システム。
  13. 前記基地局は、
    前記マッピング情報に基づいて前記中継装置から受信したパケットからデータを抽出するマッピング解析手段、
    をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の無線中継システム。
  14. 基地局および端末と、前記基地局と前記端末との間の通信を中継する中継装置と、前記基地局に接続され前記基地局および前記中継装置を管理するネットワークと、を備える無線中継システムにおける前記基地局であって、
    前記ネットワークから受信したパケットのヘッダに基づいて中継通信の管理に関するパケットである管理パケットを識別し、識別された管理パケットに管理パケットであることを示す接続識別子を付加し、接続識別子付加後の管理パケットを前記中継装置に転送するルーチング手段、
    を備えることを特徴とする基地局。
  15. 基地局および端末と、前記基地局と前記端末との間の通信を中継する中継装置と、前記基地局に接続され前記基地局および前記中継装置を管理するネットワークと、を備える無線中継システムにおける前記中継装置であって、
    受信したパケットに付加された、管理パケットであることを示す接続識別子に基づいて、前記基地局が転送した管理パケットを識別するルーチング手段、
    を備え、
    前記ルーチング手段にて識別された管理パケットに基づいて所定の管理処理を行うことを特徴とする中継装置。
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