JP2010006368A - Child safety seat - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は安全ベルトを備えたチャイルドシートに関し、さらに、肩ベルトに装着するベルトクリップを含んで構成された胸部拘束装置を備えたチャイルドシートに関する。 The present invention relates to a child seat provided with a safety belt, and further to a child seat provided with a chest restraint device configured to include a belt clip attached to a shoulder belt.
一般にチャイルドシートには、安全ベルトが装着されている。安全ベルトを装着したチャイルドシートには、幼児が肩ベルトを外してしまうのを防止するためのベルトクリップ(胸部拘束装置)を装着したものがある。従来におけるこのベルトクリップは、図37に示すように、チャイルドシート100の背もたれ部101の中央部に上下方向に垂下して配置された一対の肩ベルト102に装着されている。一対の肩ベルト102の先端は股ベルト103とバックル104を介して連結されている。肩ベルト102の中央部(幼児の胸部に当たる部位)には、ベルトクリップ105が装着されていて、一対の肩ベルト102、102がベルトクリップ105に挿通されている。ベルトクリップ105は、幅方向にそれぞれの肩ベルト102、102を挿通する一対のスリット105a、105aが形成され、一方のスリット105aには、一方の肩ベルト102を挿通可能に装着するための図示しない爪部が形成されている。この爪部は、一方の端部をベルトクリップ105のスリット端面に一体的に連接することによってスリット105aの他方の端部を可撓可能となるように形成して肩ベルト102に装着しやすくしている。
Generally, a safety belt is attached to a child seat. Some child seats equipped with safety belts are equipped with a belt clip (chest restraint device) for preventing an infant from removing the shoulder belt. As shown in FIG. 37, the conventional belt clip is attached to a pair of
そして、一方のスリット105aに一方の肩ベルト102を挿通し、他方のスリット105aに他方の肩ベルト102を挿通しない状態で、幼児をチャイルドシート100に着座させ、幼児が着座した上で、肩ベルト102を股ベルト103にバックル104で連結した後、他方の肩ベルト102をベルトクリップ105の他方のスリット105aに挿通させることによって、幼児を拘束するようにしていた。
Then, with one
しかし、このベルトクリップ105を装着するために一対の肩ベルト102、102で幼児の胸を圧迫することから、幼児は窮屈感を覚え、取外したくなるために一対の肩ベルト102、102を手で開いて取外ししようとする。なお、このベルトクリップ105は、特許文献1の第1図における「ハーネス:4」を挿通する部品として符号なしで描かれている。
However, since the infant's chest is pressed with the pair of
このベルトクリップに関して、欧州基準では、このベルトクリップが、緊急脱出時に時間を要するという理由で使用できないことになっている。この基準は、「1つのバックルを1回操作することによって幼児を拘束装置から解放することができるものとする」という項目に沿って設定されたものである。この欧州基準が日本国内にも採用され、チャイルドシートの安全基準が施行されることになり、「1つのバックルを1回操作することによって幼児を拘束装置から解放することができるものとする」ベルトクリップではないものは装備できなくなってきた。 With respect to this belt clip, the European standard states that this belt clip cannot be used because it takes time to escape. This standard is set in accordance with the item “An infant can be released from the restraint device by operating one buckle once”. This European standard will be adopted in Japan, and child seat safety standards will be enforced. With a belt clip that "the infant can be released from the restraint device by operating one buckle once" I can't equip things I don't have.
しかし、欧州基準を日本国内で採用することになっても、幼児が肩ベルトを取外す可能性がある。運転中に、肩ベルトを取外すことになると、安全を確保できないことから、ベルトクリップ自体の存在が必要とされていた。そのため、基準を満たすように構成されたベルトクリップを提供することが求められていた。 However, even if the European standard is adopted in Japan, the infant may remove the shoulder belt. If the shoulder belt is removed during driving, safety cannot be ensured, so the presence of the belt clip itself has been required. Therefore, it has been desired to provide a belt clip configured to meet the standards.
図37に示す従来のベルトクリップ105は、ベルトクリップ105のスリット105aに肩ベルト102を通すだけの構成であることから、上述の基準、つまり「1つのバックルを1回操作することによって幼児を拘束装置から解放することができるものとする」構成ではないから、使用することができないこととなっていた。
Since the
本発明は、上述の課題を解決するものであり、チャイルドシートの安全性を考慮して基準を満たすことのできるベルトクリップを装着したチャイルドシートを提供することを目的とする。そのために本発明に係るチャイルドシートは、以下のように構成するものである。すなわち、
請求項1記載の発明は、幼児を拘束するための一対の肩ベルトが装着され、前記肩ベルトを幼児の胸部で拘束する胸部拘束装置及び幼児の股部を拘束する股部拘束装置と、を備えて構成されるチャイルドシートであって、前記胸部拘束装置には、一対の肩ベルトを連結するベルトクリップが配設され、前記股部拘束装置には、前記一対の肩ベルトと股ベルトとを連結するバックル手段が配設され、前記胸部拘束装置と前記股部拘束装置とは、前記胸部拘束装置が拘束されていないと前記股部拘束装置が拘束できず、また、前記胸部拘束装置と前記股部拘束装置とが拘束されている状態で、股部拘束装置が拘束解除することにより前記胸部拘束装置が解除できるように、連結して構成されていることを特徴とするものである。
The present invention solves the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a child seat equipped with a belt clip that can satisfy the standards in consideration of safety of the child seat. Therefore, the child seat according to the present invention is configured as follows. That is,
The invention according to
請求項2記載の発明は、請求項1の発明に係るものであって、前記胸部拘束装置は、前記股部拘束装置が拘束されていない状態で、拘束されている前記胸部拘束装置から前記ベルトクリップを取外しできないように構成されていることを特徴としている。
The invention according to claim 2 relates to the invention according to
請求項3記載の発明は、請求項1の発明に係る発明であって、前記胸部拘束装置は、前記股部拘束装置が拘束されていない状態で、拘束されている前記胸部拘束装置から前記ベルトクリップを取り外し可能に構成されていることを特徴としている。
The invention according to
請求項4記載の発明は、請求項2に係る発明であって、前記ベルトクリップは、前記肩ベルトに装着可能に形成されるとともに鉤部を有する係止レバーを備えて形成され、前記ベルトクリップと、前記ベルトクリップに形成される前記係止レバーを着脱可能に構成するロック本体部と、を備えて、胸部拘束装置が構成され、前記バックル手段は、着脱可能に形成されたタングプレートとバックル本体とを備えるとともに、前記ロック本体部が前記タングプレートに連結して配設され、前記タングプレートを前記バックル本体に係止する際には、前記胸部拘束装置が前記ベルトクリップを前記ロック本体部に係止している状態にあり、前記タングプレートを前記バックル本体から係止解除する際には、同時に前記胸部拘束装置の前記ベルトクリップを前記ロック本体部から係止解除するように構成されていることを特徴とするものである。
The invention according to
請求項5記載の発明は、請求項4の発明に係るものであって、前記ロック本体部は、前記ベルトクリップの前記係止レバーに係止可能なロックレバーを備えて構成され、前記ロック本体部には、前記係止レバーを仮止め位置に保持する仮止め保持機構と、前記係止レバーを前記仮止め位置に保持された状態からロック状態にするロック機構と、が構成されていることを特徴としている。
The invention according to
請求項6記載の発明は、請求項5の発明に係るものであって、前記仮止め保持機構が、前記ベルトクリップに押圧されて移動するスライダと、前記ロックレバーを傾倒可能に作用させるとともに前記スライダに押圧されるスライダ保持レバーとを備え、前記スライダ保持レバーに、前記スライダを仮止め位置に保持する保持面が形成されていることを特徴としている。
The invention according to
請求項7記載の発明は、請求項5又は6の発明に係るものであって、前記ロック機構が、前記タングプレートに連結されたケーブル部材と、前記ケーブル部材の牽引により前記スライダ保持レバーの前記仮止め位置を保持する保持面を前記スライダから離隔する方向に移動させる回動レバーと、を備えて構成されていることを特徴としている。
The invention according to
請求項8記載の発明は、請求項7の発明に係るものであって、前記タングプレートは、前記バックル本体に挿入する挿入部材の一端に連結する第1のアーム部と、前記ケーブル部材の一端に連結する第2のアーム部とを形成する揺動アームを備え、前記第1のアームと前記第2のアームが、前記揺動アームの揺動中心に対してそれぞれ反対側に延設して配置されていることを特徴としている。
The invention according to claim 8 relates to the invention according to
請求項9記載の発明は、請求項3の発明に係るものであって、前記胸部拘束装置は、前記ベルトクリップと前記ベルトクリップを拘束可能に構成するロック本体部とを備え、前記ロック本体部は、前記ベルトクリップを係止ロック可能なロックレバーと、前記ロックレバーを前記ベルトクリップの係止位置と係止解除位置との2つの位置に移動させる第1のスライダと、前記第1のスライダを移動可能に配設する第2のスライダと、前記股部拘束装置にケーブル部材で連結されるとともに前記第1のスライダと当接可能に構成されて前記ケーブル部材に牽引される第3のスライダと、前記第1のスライダと前記第2のスライダとを係止可能とする連結レバーとを備えて構成され、挿入された前記ベルトクリップを係止ロック可能に構成するとともに、前記股部拘束装置に連結して構成されていることを特徴としている。
Invention of Claim 9 concerns on invention of
請求項10記載の発明は、請求項9の発明に係るものであって、前記ロックレバーは、前記ロックレバーの下方に配設されたリリース釦によって、前記ばね手段の付勢力に抗して押圧されることにより、前記ベルトクリップを、前記ロック本体部から取り外すことができることを特徴としている。 A tenth aspect of the invention relates to the ninth aspect of the invention, wherein the lock lever is pressed against the urging force of the spring means by a release button disposed below the lock lever. Thus, the belt clip can be detached from the lock main body.
本発明における請求項1の発明によれば、チャイルドシートには、胸部拘束装置と股部拘束装置とが配設されている。胸部拘束装置と股部拘束装置とは、相互に関連して連結され、胸部拘束装置が拘束されていない状態では、股部拘束装置が拘束されないように構成されている。つまり、胸部拘束装置と股部拘束装置とは、別々に解除することもできない。また、股部拘束装置の拘束が解除されると胸部拘束装置の拘束が解除できるように構成されているから、「1つのバックルを1回操作することによって幼児を拘束装置から解放することができるものとする」という基準を損なうことなく、安全な構成を達成することができる。 According to the first aspect of the present invention, the child restraint device and the crotch restraint device are disposed on the child seat. The chest restraint device and the crotch restraint device are connected in association with each other, and are configured so that the crotch restraint device is not restrained when the chest restraint device is not restrained. That is, the chest restraint device and the crotch restraint device cannot be released separately. In addition, since the restraint of the chest restraint device can be released when the restraint of the crotch restraint device is released, “the infant can be released from the restraint device by operating one buckle once. A safe configuration can be achieved without compromising the standard.
請求項2の構成によれば、胸部拘束装置は、股部拘束装置が拘束されていない状態で、ベルトクリップを拘束されている胸部拘束装置から取外しできないように構成されているから、車両の運転中に、幼児が、胸部拘束装置だけを取外すことができない。そのため、幼児が車両の運転中に危険に晒されることがなく安全を確保することができる。 According to the configuration of the second aspect, the chest restraint device is configured so that the belt clip cannot be removed from the restrained chest restraint device in a state where the crotch restraint device is not restrained. Furthermore, the infant cannot remove only the chest restraint device. Therefore, safety can be ensured without the infant being exposed to danger while driving the vehicle.
請求項3の発明の構成によれば、胸部拘束装置は、股部拘束装置が拘束されていない状態で、ベルトクリップを拘束されている胸部拘束装置から取外し可能に構成されているから、一旦、チャイルドシートに拘束させるつもりの幼児を、車両の運転前であって股部拘束装置を拘束しない状態であれば、ベルトクリップを胸部拘束装置から取外すことができ、使用性を高めることができる。
According to the configuration of the invention of
請求項4乃至8の発明の構成によれば、この胸部拘束装置におけるロック本体部には、ベルトクリップの係止レバーを差し込むことによって移動するスライダを、仮止め位置に保持する仮止め保持機構と、仮止め保持位置からロック位置に移行するロック機構とを備え、ロック本体部がバックル手段と連動して作用されることから、肩ベルトと股ベルトを係着するためのバックル手段を作用する際、スライダがロック本体部の仮止め保持位置になければバックル手段の係着作動をすることができず、バックル手段で肩ベルトと股ベルトを係着することによって、スライダがロック位置に移動して、胸部拘束装置が完全ロックすることとなる。
According to the configuration of the invention of
また、バックル手段の係着を解除すると、胸部拘束装置では、係止レバーとロックレバーが解除されるとともにスライダがスライダ保持レバーによって保持されないように作用することから、ベルトクリップの係止レバーがロック本体部から脱着する。そのため、欧州基準に設定された「1つのバックルを1回操作することによって幼児を拘束装置から解放することができるものとする」基準を損なうことなくベルトクリップを装着することができる。 Further, when the engagement of the buckle means is released, in the chest restraint device, the locking lever and the lock lever are released and the slider is not held by the slider holding lever. Detach from the department. For this reason, the belt clip can be mounted without damaging the standard set to the European standard, which means that the infant can be released from the restraining device by operating one buckle once.
請求項9の発明の構成によれば、胸部拘束装置は、ベルトクリップをロック本体部に挿入することにより、ロックレバーが係止位置に移動してベルトクリップとロック本体部とがロック可能に構成される。ロックレバーの係止位置と係止解除位置とは、第1のスライダの移動により決定される。つまり、第1のスライダは、ベルトクリップの挿入により移動する第2のスライダと股部拘束装置の作用で緊張・緊張緩和するケーブル部材により移動することになる。したがって、第1のスライダの移動は、ベルトクリップ・股部拘束装置の作用によるものであるから、股部拘束装置と関連して行われることとなる。したがって、胸部拘束装置をロック可能とすることにより股部拘束装置が係止可能に構成され、股部拘束装置が係止解除することにより、胸部拘束装置をロック解除することができるようにすれば、「1つのバックルを1回操作することによって幼児を拘束装置から解放することができるものとする」という基準を損なうことなく、安全な構成を達成することができることとなる。 According to the configuration of the ninth aspect of the invention, the chest restraint device is configured such that the belt clip and the lock main body can be locked by moving the lock lever to the locking position by inserting the belt clip into the lock main body. . The locking position and unlocking position of the lock lever are determined by the movement of the first slider. That is, the first slider is moved by the cable member that is tensioned / relaxed by the action of the second slider and the crotch restraint device that are moved by the insertion of the belt clip. Accordingly, since the movement of the first slider is caused by the action of the belt clip / crotch restraint device, it is performed in association with the crotch restraint device. Therefore, the crotch restraint device can be locked by making the chest restraint device lockable, and the chest restraint device can be unlocked by unlocking the crotch restraint device. , A safe configuration can be achieved without impairing the criterion that “the infant can be released from the restraint device by operating one buckle once”.
請求項10の発明の構成によれば、請求項9の構成において、リリース釦を操作してロックレバーを単独に押圧することができる。そのため、ベルトクリップを、一旦、ロック本体部にロックさせても、股部拘束装置を係止する前に、リリース釦を操作することによりベルトクリップをロック本体部から抜き取ることが可能となる。したがって、一旦、幼児を胸部で拘束した後、例えば、幼児を車両に乗せることを取りやめた場合に、即座に解除することができる。
According to the configuration of the invention of
次に、本発明のチャイルドシートの実施形態を図面に基づいて説明する。本発明のチャイルドシートは胸部拘束装置と股部拘束装置とを備え、「1つのバックルを1回操作することによって幼児を拘束装置から解放することができるものとする」というチャイルドシートの新たな基準を満足できるように構成されている。実施形態においては、以下に説明するように、股部拘束装置が拘束されていない状態では、胸部拘束装置のベルトクリップが取外せない第1の実施形態と、股部拘束装置が拘束されていない状態で、胸部拘束装置のベルトクリップが取外せる第2の実施形態で説明する。 Next, an embodiment of the child seat of the present invention will be described based on the drawings. The child seat of the present invention is provided with a chest restraint device and a crotch restraint device, and satisfies the new child seat standard that “the infant can be released from the restraint device by operating one buckle once”. It is configured to be able to. In the embodiment, as described below, in a state where the crotch restraint device is not restrained, the belt clip of the chest restraint device cannot be removed, and the crotch restraint device is not restrained. A second embodiment in which the belt clip of the chest restraint device can be removed will be described.
第1の実施形態は、図1〜17に示すものであり、図1は、安全ベルトをチャイルドシートに係着する状態を示す全体図である。図1において、チャイルドシート1には、安全ベルト3の肩ベルト4の先端部に装着された股部拘束装置5が配置されている。股部拘束装置5は、タングプレート6と、タングプレート6を係止するバックル本体7とを備えている。肩ベルト4の中央部には胸部拘束装置10が装着されている。
1st Embodiment is shown in FIGS. 1-17, and FIG. 1 is a general view which shows the state which attaches a safety belt to a child seat. In FIG. 1, the
胸部拘束装置10は、一方の肩ベルト4に装着されるベルトクリップ11と、ベルトクリップ11に形成された係止レバー13を係止可能とするロック本体部20とを備えて構成されている。図2〜3に示すように、ベルトクリップ11は、肩ベルト4を挿通する一対のスリット121、121を肩ベルト4の幅方向に沿って形成するベルトクリップ本体12と、ベルトクリップ本体12からロック本体部20に向かって突出する係止レバー13と、を備えている。係止レバー13の長さは、肩ベルト4の長さ方向において、ベルトクリップ本体12の長さより短く形成されて外方に向かって延設され、先端には下向きに突出する鉤部131が形成されている。鉤部131の先端面は、後述のスライダ22を押圧する押圧面132として形成されている。
The
ロック本体部20は、ベルトクリップ本体12の挿入される入口部211(図2参照)及び係止レバー13の挿入される挿入孔212を有するケース21と、ケース21の挿入孔212内において係止レバー13に対向して配置されるスライダ22と、係止レバー13の鉤部131と係合して、スライダ22の移動をロックするロックレバー23とを備えている。なお、以下の説明においては、係止レバー13に押圧されてスライダ22の進行する方向(図2中、右側)を前側又は前方といい、後退する方向(図2中、左側)を後側又は後方という。
The lock
挿入孔212は、スライダ22の移動ストロークを確保するために奥深く形成されている。スライダ22は、薄板で矩形板状に形成されて挿入孔212内を移動する。スライダ22の後端面(係止レバー13と当接する面)は係止レバー13の先端面に当接可能な当接面221に形成され、スライダ22の前端面の下部は、回動可能に配置された後述のスライダ保持レバー27を回動駆動する押圧部222として形成されている。なお、ケース21の挿入孔212には、後部(ベルトクリップ11側)にスライダ22のベルトクリップ11側への移動を規制するストッパ面212aが形成されている。なお、実施形態のケース21は、厚み方向に2分割されて表ケース21aと裏ケース21bとを有し、表ケース21aは、ロック本体部20の長さ方向の約半分の部位に形成されて残りの開口部位にカバー21cが取付けられている。さらに、裏ケース21bには、肩ベルト4が挿通するための図示しない挿通部が形成されている。
The
ロックレバー23は、薄板細長状に形成されるとともに、その中央部付近でケース21に軸231によって揺動可能に支持されるとともに、軸231を中心にして第1のアーム部23aと第2のアーム部23bが形成されている。ロックレバー23の第1のアーム部23aの先端部には係止レバー13の鉤部131に係合可能なフック部232を上方に突出して形成している。また、第2のアーム部23bには、第1のヒンジピン25と第2のヒンジピン26とが配置されている。第1のヒンジピン25と第2のヒンジピン26との間には、第2のヒンジピン26を中心にして形成された円弧状のガイド孔233が形成されている。
The
第1のヒンジピン25は、第2のアーム部23bにおけるスライダ22側に配置されるとともに、スライダ22の押圧部222に押圧されるスライダ保持レバー27が回動可能に支持されている。
The
スライダ保持レバー27は、ロックレバー23の厚み方向における一方の面側に配置されるとともに、一端側に配置された第1のヒンジピン25を中心にロックレバー23に対して振り子状に回動可能に配置されている。スライダ保持レバー27は、略矩形板状に形成されて一端側に第1のヒンジピン25が配置され、先端側には、スライダ22に当接される受け面が形成されている。受け面は、スライダ22が最初に当接する第1の受け面271と、第1の受け面271に連接して第1の受け面271の前方に配置される第2の受け面272とを有している。
The
第1の受け面271は、第1のヒンジピン25を中心にして先端面を立てた状態(図8の状態)において、左側面から略L字状に立ち上がるとともにスライダ22の押圧部222の移動する経路面として形成されている。第2の受け面272は、第1の受け面271の前端部から連接するとともに、スライダ保持レバー27が第1のヒンジピン25を中心にして左傾する状態(図8の状態から反時計方向に回転する図9の状態)において、スライダ22の前端面と下面を受ける直交面に形成されて、スライダ22を保持する保持面として形成されている。
The
一方、第1の受け面271の側面部には、第1のヒンジピン25を中心にして先端面を立てた状態(図8の状態)において、第1の受け面271に連接されて、下方に延設する湾曲状の第3の受け面273が形成されている。第3の受け面273は後述の回動レバー28に当接されてスライダ保持レバー27の反時計方向の回転を規制するストッパ面として形成されている。
On the other hand, the side surface portion of the
第2のヒンジピン26には、タングプレート6に一端が連結された後述のケーブル部材44の他端を係止する回動レバー28が回動可能に支持されている。回動レバー28は、第2のヒンジピン26に嵌合されるロックレバー支持部281と、ロックレバー支持部281を中心にして直交方向に配置されるケーブル掛止部282とガイドピン部283を備えて形成されている。ケーブル掛止部282は、ケーブル部材44の他端が掛止されて、ケーブル部材44の牽引により回動レバー28を、図2中、時計方向に回転させる。
On the
ガイドピン部283は、ロックレバー23のガイド孔233に嵌入してガイド孔233に沿って移動することにより回動レバー28を回動案内するとともに前述のスライダ保持レバー27の第3の受け面273に当接可能に形成されている。
The
なお、スライダ22は、ケース21に一端が掛止されたコイルばね30によってベルトクリップ11側に付勢され、ロックレバー23は、軸231に巻装されて、一端がケース21に掛止されて他端がロックレバー23に掛止された捩りコイルばね31によって係止レバー13との係合を解除する方向に付勢されている。また、スライダ保持レバー27は、第1のヒンジピン25に巻装されて一端がロックレバー23に掛止されて他端がスライダ保持レバー27に掛止された捩りコイルばね32によって、スライダ保持レバー27をロックレバー23に重なる方向に付勢されている。
The
さらに、回動レバー28は、第2のヒンジピン26に巻装されるとともに一端がロックレバー23に掛止されて他端が回動レバー28のガイドピン部283に掛止された捩りコイルばね33によって、回動レバー28を初期位置(図6に示すガイドピン部283がガイド孔233の左端位置にある位置)の方向に付勢されている。
Further, the rotating
股部拘束装置5は、図4〜5に示すように、タングプレート6とバックル本体7とで構成されている。実施形態のタングプレート6は、一対の肩ベルト4にそれぞれ装着された分割したタングプレート6A、6Bとして形成され、一対のタングプレート6A、6Bを一体的に組み付けることによってバックル本体7に挿入可能となっている。それぞれのタングプレート6A、6Bには、バックル本体7内に差し込む差込プレート601、601が配置されている。また、一方のタングプレート6A(又は6Bでもよい)には、ロック本体部20の回動レバー28をケーブル部材44を介して回動駆動する駆動機構40が配置されている。駆動機構40はタングプレート6の一方の面を覆うケース体602内に収容されている。
As shown in FIGS. 4 to 5, the
駆動機構40は、中心軸41を間にしてそれぞれ両側に延設する第1のアーム部42aと第2のアーム部42bとを備える揺動アーム42と、第1のアーム部42aの先端に枢着される作用レバー43と、第2のアーム部42bの先端に掛止されるケーブル部材44と、を備えている。作用レバー43はタングプレート6の差込プレート601と厚み方向に隙間を介して重なるように配置されるとともに、差込プレート601より短尺に細長矩形板状に形成されている。作用レバー43の先端は、バックル本体7のケース701(図4参照)に当接可能に配置されている。また、揺動アーム42は、一端が揺動アーム42に掛止され他端がタングプレート6の本体に掛止された捩りコイルばね46によって、ケーブル部材44をロック本体部20側方向に付勢するように配置されている。
The
ケーブル部材44は、フレキシブルな材料で形成されるとともに、一端が第2のアーム部42bの先端に掛止され、他端がロック本体部20の回動レバー28の一端に掛止されている。実施形態のケーブル部材44は、ばね状カバー45内を挿通して配置されている。また、実施形態においては、ロック本体部20と股部拘束装置5との間のスペース長さを調整するために、ケーブル部材44はロック本体部20のケース21に形成された円柱ボス部を1巻分巻装して回動レバー28の一端に掛止されている。もちろん、円柱ボス部を1巻分巻装しないで、直接、回動レバー28の一端に掛止してもよい。
The
したがって、タングプレート6をバックル本体7に挿入すると、作用レバー43の先端がバックル本体7のケース701に当接し、さらに挿入すると、作用レバー43によって第1のアーム部42aが持ち上げられ、それによって揺動アーム42が回動するから、タングプレート6にケーブル部材44を介して連結された回動レバー28が連動して回動されることとなる。
Therefore, when the
次に、上述のように構成されたチャイルドシート1の作用を説明する。このチャイルドシート1においては、車両に装着されたチャイルドシート1に幼児が着座した後、まず、胸部拘束装置10を幼児の胸部に掛けてから、安全ベルト3を股部拘束装置5で係着して幼児を拘束するものである。この際、胸部拘束装置10が係着していなければ、股部拘束装置5が係着できないように作用され、また、股部拘束装置5の係着を解除すると同時に、胸部拘束装置10も解除できるように作用するものである。続いて胸部拘束装置10の作用及び股部拘束装置5の係着作用について、図6〜16に基づいて詳細に説明する。
Next, the operation of the
図6は、胸部拘束装置10が組み付けられていない状態、つまり、ベルトクリップ11の係止レバー13が、ロック本体部20に挿入されていない状態にある。この状態においては、スライダ22、ロックレバー23、スライダ保持レバー27、回動レバー28は初期位置にあり、スライダ22は、コイルばね30に押圧されて、当接面221がケース21のストッパ面212aに当接された位置にある。
FIG. 6 shows a state where the
また。ロックレバー23は、捩りコイルばね31の付勢力によってフック部232が、係止レバー13の鉤部131と係止しない位置、つまりスライダ22の下方の位置にあるように傾倒されている。
Also. The
スライダ保持レバー27は捩りコイルばね32の付勢力によって、第3の受け面273が初期位置にある回動レバー28のガイドピン部283に当接して、先端部(第1の受け面271の一部及び第2の受け面272)を、図6中、第1のヒンジピン25に対して斜め左上方に傾倒させた状態にある。この位置では、スライダ保持レバー27の第1の受け面271は、スライダ22の移動軌跡内に突入している。
The
さらに、回動レバー28は捩りコイルばね33の付勢力によってガイドピン部283がロックレバー23のガイド孔233の一端(図6中、左端)側に当接した位置にある。ケーブル部材44は、回動レバー28を牽引していない状態にある。
Further, the
続いて、図7に示すように、ベルトクリップ11をロック本体部20に挿入する。係止レバー13は挿入孔212内に進入して、係止レバー13の押圧面132をスライダ22の当接面221に当接させる。そしてそのままスライダ22を、コイルばね30の付勢力に抗して、挿入孔212の前方に向かって移動させる。スライダ22の押圧部222がスライダ保持レバー27の第1の受け面271に当接して、さらに押圧すると、スライダ保持レバー27は、捩りコイルばね32の付勢力に抗して、図7中、時計方向に回転し始める。すると、スライダ保持レバー27は、第1のヒンジピン25を中心にして時計方向に回転するとともに第1のヒンジピン25を下方に下げる。
Subsequently, as shown in FIG. 7, the
第1のヒンジピン25が下方に移動することによって、第1のヒンジピン25を支持しているロックレバー23が、捩りコイルばね31の付勢力に抗して、軸231を中心にして時計方向に回転される。一方、スライダ保持レバー27を押圧する位置にある係止レバー13は、鉤部131がロックレバー23のフック部232の前方でフック部232に対向した位置にある。
As the
図8に示すように、係止レバー13を挿入孔212の前方にさらに進入させてスライダ22の移動ストローク端に到達させると、スライダ22の押圧部222がスライダ保持レバー27の第1の受け面271を乗り越えて第2の受け面272側に達する。この位置においては、スライダ保持レバー27は略垂直状態にあり第2の受け面272の角部がスライダ22の下面に当接した位置にあり、捩りコイルばね32の付勢力により反時計方向に回転しようとする。つまり、スライダ保持レバー27は第1のヒンジピン25を最下端位置に移動する。この状態では、ロックレバー23は、軸231を中心にして回転されることになり、フック部232を最高位置付近となるように移動させる。また、係止レバー13の鉤部131の係止面と、ロックレバー23のフック部232の係止面とは、係止レバー13の鉤部131がロックレバー23のフック部232より前方に移動していることから、隙間が形成されている。
As shown in FIG. 8, when the locking
図9は、ベルトクリップ11とロック本体部20とが仮止め位置に係止した状態を示すものであり、図8に示すスライダ22が、スライダ保持レバー27との規制を解除されていることにより、コイルばね30の付勢力で、元位置側に復帰移動する。スライダ22の復帰は、係止レバー13を復帰移動させるものであり、係止レバー13の鉤部131が、係止レバー13の移動軌跡内で待機中のロックレバー23のフック部232に係止することによって、その復帰移動が停止される。同時に、スライダ保持レバー27は、捩りコイルばね32の付勢力で復帰方向(図9中、反時計方向)に回転する。スライダ22が復帰移動して、係止レバー13とロックレバー23との係止によって、スライダ保持レバー27の第2の受け面272がスライダ22の押圧部222に完全な状態で係合する。
FIG. 9 shows a state in which the
これによって、係止レバー13とスライダ22は、ロックレバー23とスライダ保持レバー27によって挟持されることとなって、ベルトクリップ11とロック本体部20とがロック状態で保持されることになる。この状態は、あくまで、仮止め状態を示すものであり、安全ベルト3は、まだ係着されていない状態にある。そのため、ロック本体部20の回動レバー28は、まだ作動されていない状態にある。
As a result, the locking
次に、ベルトクリップ11がロック本体部20に係着した状態で、股部拘束装置5を係着する。まず、ベルトクリップ11がロック本体部20に係着していない状態においては、図10に示すように、タングプレート6は、分割したタングプレート6A、6Bが一体的に組み付けられていない状態にある。なお、図10の状態では、一方の肩ベルト4には、ベルトクリップ11が装着され、他方の肩ベルト4にはロック本体部20が装着されていて、ベルトクリップ11とロック本体部20とはまだ係着されていない状態にある。各タングプレート6A、6Bをバックル本体7に挿入する際には、ベルトクリップ11とロック本体部20が係着した状態で各タングプレート6A、6Bを一体的に組み付けて行うこととなる。
Next, the
一方、股部拘束装置5においては、一方のタングプレート6Aに配置された駆動機構40において、揺動アーム42は、図10中、時計方向に回転された位置にある。つまり、捩りコイルばね46の付勢力によって、ケーブル部材44を緩ませてロック本体部20側に戻す方向に付勢されている。ロック本体部20においては、図6の状態にある。
On the other hand, in the
図11は、分割されている一対のタングプレート6A、6Bを一体的に組みつけて、バックル本体7に差し込む前の状態を示すものである。ロック本体部20においては、図9の状態であり、ベルトクリップ11がロック本体部20に係着した状態である。駆動機構40の揺動アーム42は、図10と同様の位置にある。
FIG. 11 shows a state before the pair of divided
図12において、一体となったタングプレート6をバックル本体7に差し込む。タングプレート6はバックル本体7の差込み孔内に挿入され、同時に作用レバー43がバックル本体7に向かって移動する。揺動アーム42の位置は、まだ図11と同様の位置にある。
In FIG. 12, the
図13に示すように、作用レバー43の先端面が、バックル本体7のケース701に当接し、さらにタングプレート6をバックル本体7の差込み孔内にさらに進入させることによって、作用レバー43は、バックル本体7のケース701に相対的に押し上げられることになる。作用レバー43は、タングプレート6のケース体602内に形成されたガイド溝(符号を付記せず)に沿って上方に移動し、同時に揺動アーム42を中心軸41に対して反時計方向に回転させる。揺動アーム42の反時計方向の回転により、ケーブル部材44は牽引されることになる。
As shown in FIG. 13, the distal end surface of the
ケーブル部材44の牽引は、図14に示すように、捩りコイルばね33の付勢力に抗してロック本体部20の回動レバー28のケーブル掛止部282を、第2のヒンジピン26を中心にして時計方向に回転させることになる。回動レバー28の回転はロックレバー23の第2のアーム部23bを引き下げることになる。同時にスライダ保持レバー27を、時計方向に僅かに回転させて、第2の受け面272をスライダ22の押圧部222から離隔する方向に移動させる。これによって、スライダ22とスライダ保持レバー27との係止が解除される。
As shown in FIG. 14, the
スライダ保持レバー27の第2の受け面272をスライダ22の押圧部222から離隔させることにより、スライダ保持レバー27は捩りコイルばね32の付勢力によって、第3の受け面273が回動レバー28のガイドピン部283に当接した位置に移動する。つまり、ケーブル部材44で牽引された回動レバー28のガイドピン部283は、ロックレバー23のガイド孔233の一端側から他端側(初期位置より下方位置)に向かって移動しているから、スライダ保持レバー27は、スライダ22の移動軌跡より下方の位置に移動する。
By separating the
一方、ロックレバー23のフック部232は、係止レバー13の鉤部131とロックレバー23のフック部232との係合を保持したまま、第1のアーム部23aの時計方向への回転により僅かに上昇してスライダ22を僅かに前方に向かって移動させる。
On the other hand, the
そして、タングプレート6のバックル本体7への差込みが完了すると、股部拘束装置5は、図13に示すように、駆動機構40の揺動アーム42を略水平方向に位置させ、ロック本体部20は、図14に示すように、スライダ保持レバー27がスライダ22に係ることなく、係止レバー13の鉤部131とロックレバー23のフック部232とが係止状態を保持することとなる。これによって、胸部拘束装置10及び股部拘束装置5は係着されて幼児を拘束することとなる。幼児を拘束したあと、車両の運転が開始される。なお、胸部拘束装置10は股部拘束装置5の係着を解除しない限り、単独では取り外しができないことから、車両の運転中、幼児は一対の肩ベルト4、4を開くことができず、安全性を確保することができる。
When the insertion of the
次に、股部拘束装置5及び胸部拘束装置10の解除の作用について説明する。
Next, the action of releasing the
タングプレート6は、バックル本体7の操作ボタン702を押し込むことによって、バックル本体7内の図示しないコイルばねによってバックル本体7との係止が解除されてバックル本体7から取外される。
When the
つまり、駆動機構40の揺動アーム42は、捩りコイルばね46によって初期位置に復帰し、図15に示すように、回動レバー28は、ケーブル部材44が緩み、捩りコイルばね33によって、図15中、反時計方向に回転する。この際、第2のヒンジピン26を押し上げるため、第2のヒンジピン26を支持しているロックレバー23の第2のアーム部23bが持ち上がり、第1のアーム部23aが引き下げられる。そのため、ロックレバー23は、図15中、反時計方向に回転することから、フック部232が係止レバー13の鉤部131から係止解除される。なお、この状態では、スライダ保持レバー27はスライダ22の下方に位置しているため、回動レバー28のガイドピン部283が捩りコイルばね33の付勢力で元位置に復帰することができない。つまり、スライダ保持レバー27がスライダ22の下面に干渉するから、スライダ保持レバー27の第3の受け面273がガイドピン部283を押圧する。そのため、ガイドピン部283は、図15中、ガイド孔233の右端の位置にあり復帰位置には移動されていない。
That is, the
図16に示すように、スライダ22がコイルばね30によって復帰移動すると、スライダ保持レバー27がスライダ22から開放される。スライダ保持レバー27がスライダ22から開放されることによって、回動レバー28のガイドピン部283が、捩りコイルばね33の付勢力でガイド孔233に沿って初期位置に復帰移動することになる。この際、ガイドピン部283がスライダ保持レバー27の第3の受け面273を押し上げることになり、スライダ保持レバー27を初期位置に復帰させることになる。そして、係止レバー13が挿入孔212より取外されてベルトクリップ11がロック本体部20から取外されることとなる。また、スライダ保持レバー27は、回動レバー28のガイドピン部283が初期位置に復帰することによって、復帰移動するガイドピン部283に押し上げられてスライダ保持レバー27を初期位置に回転させる。これによって全て、初期位置に復帰されることとなる。
As shown in FIG. 16, when the
なお、図17に示すように、ベルトクリップ11の係止レバー13がロック本体部20に挿入されていない場合には、股部拘束装置5において、タングプレート6をバックル本体7に差し込んでも、回動レバー28の回転で作用されるロックレバー23のフック部232は、スライダ22の下面に干渉することから、回動レバー28を最終位置まで到達させることができず、股部拘束装置5の係着を行なうことができない。そのため、ベルトクリップ11がロック本体部20に挿入されていない状態では股部拘束装置5の係着ができないこととなり、ベルトクリップ11をロック本体部20に係着するには、胸部拘束装置10の仮止め状態にする工程を必要とすることになる。
As shown in FIG. 17, when the locking
上述のように、実施形態のチャイルドシート1によれば、ベルトクリップ11(胸部拘束装置10)を装着した安全ベルト3において、股部拘束装置5の係着解除操作でベルトクリップ11(胸部拘束装置10)の係着解除を行うことができることから、欧州基準「1つのバックルを1回操作することによって幼児を拘束装置から解放することができるものとする」との基準を損なうことなくベルトクリップ11(胸部拘束装置10)を装着できる。そのため、車両の運転中において、幼児が肩ベルト4を取外すことができず、安全性を保持することが可能となる。
As described above, according to the
また、この胸部拘束装置10においては、股部拘束装置5を係着する際、ベルトクリップ11をロック本体部20に挿入して、胸部拘束装置10の仮止め状態を形成しなければ、股部拘束装置5を係着できないように構成しているから、安全ベルト3を掛けるときには、必ず胸部拘束装置10が係着された状態となる。そのため、運転中に幼児が一対の肩ベルト4、4を開いて非拘束状態にすることができず安全性を確保することができる。
Further, in the
また、胸部拘束装置10を構成するロック本体部20が配置され、ロック本体部20には、ベルトクリップ11の係止レバー13と係止可能なロックレバー23と、係止レバー13によって移動するスライダ22と、スライダ22に当接するスライダ保持レバー27を配置している。スライダ保持レバー27はスライダを仮止め位置に保持する第2の受け面272を有して、ロックレバー23に係止した係止レバー13を、スライダ22を介して挟持できるから、ベルトクリップ11を仮止め状態に保持することができる。また、スライダ保持レバー27がロックレバー23に回動可能に支持されているから、ロックレバー23と協働して作用することができ、確実にベルトクリップ11の仮止め状態を形成することができる。
Further, a lock
さらに、ロック本体部20には、ベルトクリップ11を仮止め位置から、完全ロック状態にするための回動レバー28を備えている。回動レバー28がロックレバー23に回動可能に支持されるとともに、スライダ保持レバー27に当接可能に形成されているから、ロックレバー23及びスライダ保持レバー27と協働して作用することができ、確実にベルトクリップ11のロック状態を形成することができる。
Further, the lock
なお、本発明のチャイルドシートは、上述の形態に限定されるものではない。例えばベルトクリップ11の仮止め状態を形成するのは、スライダ22を仮止め位置に保持できる機構を備えているものであれば、上述のスライダ保持レバー27でなくてもよい。
In addition, the child seat of this invention is not limited to the above-mentioned form. For example, the temporary holding state of the
また、ロックレバー23の回動とスライダ保持レバー27の回動、あるいはロックレバー23の回動と回動レバー28の回動が連動して作用されるものであれば、スライダ保持レバー27及び回動レバー28がロックレバー23で支持されていなくてもよい。
Further, if the rotation of the
さらに、バックルの駆動機構40は、ケーブル部材44を牽引できるように構成されていれば、上述の形態に限定するものではない。
Further, the
また、スライダ22とスライダ保持レバー27とは、その係合部同士の摩耗を防止するために、同じ材料で形成することが望ましい。
The
次に、第2の実施形態の胸部拘束装置51について説明する。
Next, the
図18は、胸部拘束装置51を示すものであり、胸部拘束装置51の主要部の構成を示す斜視図であり、図19はその分解斜視図である。なお、股部拘束装置5については、第1の実施形態と同様であり、ケーブル部材44を含めて、同一の部材については、同一の符号を付記するものとする。また、以下の説明にあたって、後述のベルトクリップ52が前進する方向(図18〜19における右方向)を先端側あるいは前方といい反対側を後端側あるいは後方という。
18 shows a
図18〜19に示すように、胸部拘束装置51は、肩ベルト4に装着されるベルトクリップ52とベルトクリップ52が挿入されるロック本体部60とを備えている。ベルトクリップ52は、ベルトクリップ本体53とベルトクリップ本体53からロック本体部60側に突出するプレート部54とを有している。ベルトクリップ本体53には、スリット531が形成されている。プレート部54には、上面側に第1の押圧面541と、先端面に第2の押圧面542と、後述のロックレバー66が係合する係合孔543と、が形成されている。
As shown in FIGS. 18 to 19, the
ロック本体部60は、表ケース611と裏ケース612からなる中空状のケース本体61と、ケース本体61内に配置される第1のスライダ62と第2のスライダ63と第3のスライダ64とを備えている。
The
第1のスライダ62は、ケース本体61の先端側(図18中、右側)に配置されるとともに、内部に、股部拘束装置5に連結されたケーブル部材44を挿通して往復直線移動可能に配置されている。第1のスライダ62の後端面621は、第3のスライダ64の前端面641と当接可能に形成されるとともに、第1のスライダ62の後端面621の下部には、第3のスライダ64の下方に配置されたロックレバー66の下方に向かって延設するロックレバー係合部622が形成されてロックレバー66を持ち上げ可能としている。ロックレバー係合部622は、ロックレバー66の下面に入り込み易いように、前方から後方に向かって低くなるような傾斜面を備えている。なお、ケーブル部材44は、第1のスライダ62を挿通して、第1のスライダ62の後方で当接して配置する第3のスライダ64に掛止されている。
The
図21に示すように、第2のスライダ63は、第1のスライダ62の下方に配置されて、第1のスライダ62に対して揺動可能な連結レバー65で係合可能に装着されている。つまり、第2のスライダ63には、連結レバー65の後端下部に形成される係合突部653が係合する係合凹部631が形成されている。係合凹部631に係合突部653が係合して第1のスライダ62と第2のスライダ63とが連結されている場合には、第2のスライダ63の移動に伴って第1のスライダ62が移動することとなる。また、第2のスライダ63における係合凹部631の前方には連結レバー65の下部が移動するための凹面632が形成されている。また、第2のスライダ63の後端面は、ベルトクリップ52の第2の押圧面542により押圧されて、先端側に移動される。
As shown in FIG. 21, the
連結レバー65は、略L字状に形成されて、上端部先端面が第1のスライダ62の後端面621に当接可能な当接面651として形成されている。また、その後端面が凹状湾曲面652に形成されて、後述の第3のスライダ64の先端部両側に突出したストッパ軸643に係合可能に形成されている。さらに、連結レバー65の下部には前端部に連結レバー65の摺動部654が第3のスライダ64の後述の凹面632に摺動可能に形成され、後部に前述の係合突部653が形成されている。連結レバー65は、第2のスライダ63の移動方向に対して直交する幅方向の両側に一対配置されている。
The connecting
第3のスライダ64は、上下面を開口した枠状に形成されているとともに、第1のスライダ62の後方に配置されて、突出した先端部の先端面641を第1のスライダ62の後端面に当接している。第3のスライダ64の先端部には、股部拘束装置5に連結するケーブル部材44を掛止しているため、第3のスライダ64が前方に移動する際には、同時に第1のスライダ62を押圧することになる。また、第3のスライダ64の中央部には、進行方向の両側に形成される中央柱部642が形成され、中央柱部の下部がロックレバー66に干渉可能に形成されて、第3のスライダ64の前進移動を妨げている。また、第3のスライダ64の下方にはロックレバー66が配置されている。ロックレバー66は。ケース本体61の後端部に配置されたロックレバー支持部材(以下ブラケットという)67に揺動可能に支持されて前方部を上下方向に揺動する。
The
つまり、ロックレバー66は、図19に示すように、ベルトクリップ52の進行方向にH字状に形成され、ブラケット67に支持される支点部661と先端側に形成される揺動部662と支点部661と揺動部662を連結する連結部663とを備えている。先端部の揺動部662は連結部663の先端より僅かに立ち上がる方向に傾斜されている。ロックレバー66の揺動部662の上面には、揺動部662から上方に立ち上がる、突出部664が形成され、突出部664を囲うように渦巻きばね68が配置されている。また、ロックレバー66の連結部663には孔部665が形成されて孔部665にストッパ片666が孔部665の斜め下方に突出して形成されている。
That is, as shown in FIG. 19, the
渦巻きばね68は、上面側が広く下面側が狭い円錐状に形成されて、上面が表ケース611に係止されている。渦巻きばね68の下方に配置されたロックレバー66の下方に前述の第1のスライダ62のロックレバー係合部622が入り込むことによって、渦巻きばね68が圧縮され、表ケース611に押圧されて、ロックレバー66のストッパ片666をベルトクリップ52のプレート部54の係合孔543に係合させることになる。
The
裏ケース612には、ロックレバー66を上方に持ち上げるリリース釦69が配置されている。リリース釦69は、平板部691と平板部691から斜め後方に傾斜して配置された一対のレバー部692と平板部691から上方に突出するロックレバー押圧部693と備えている。一対のレバー部692の一端はブラケット67に支承されている。リリース釦69を下方から押圧して、渦巻きばね68の付勢力に抗してロックレバー66を押圧することにより、ロックレバー66のストッパ片666がベルトクリップ52の係合孔543から解除することになる。
The
なお、ロックレバー66の下方には、ベルトクリップ52のプレート部54を挿入する挿入孔70が形成されている。ロックレバー66は、プレート部54が挿入されていない状態では、渦巻きばね68によって支点部661を中心に先端の揺動部662を下方に回転させるように付勢されているものの、第1のスライダ62のロックレバー係合部622が係合している状態では、ロックレバー係合部622によって揺動部662は上方に押し上げられている。
An
なお、第1のスライダ62には第1のスライダ62を第3のスライダ64側に向かって付勢するコイルばね71が配置され、第2のスライダ63にはベルトクリップ52側に付勢するコイルばね72が配置されている。
The
また、股部拘束装置5は、第1の実施形態と同様の構成であり、股部拘束装置5に一端を連結されたケーブル部材44は、上述のように、ロック本体部60における第1のスライダ62を挿通して第3のスライダ64の先端部に掛止されている。
Further, the
次に上記のように構成された第2の実施形態の胸部拘束装置51の作用について説明する。
Next, the operation of the
図20〜21に示すように、ベルトクリップ52がロック本体部60に係合していない場合には、第1のスライダ62は、後方位置にあり、その後端面621が第3のスライダ64の先端面641と当接状態にあり、ロックレバー66は、その揺動部662が第1のスライダ62のロックレバー係合部622によって、渦巻きばね68の付勢力に抗して持ち上げられている。そのため、第3のスライダ64の中央柱部642の下端部が、ロックレバー66に係合することとなって、ケーブル部材44を牽引しようとしても、第3のスライダ64が前方への進行を妨げられる。つまり、胸部拘束装置51がロックされていない状態では、股部拘束装置5をロックしようとしてもロックされないこととなる。
As shown in FIGS. 20 to 21, when the
次に、図22〜23に示すように、ベルトクリップ52のプレート部54をロック本体部60の挿入孔70内に挿入してベルトクリップ52をロックする場合、プレート部54の第1の押圧面541でロックレバー66のストッパ片666で押し上げつつ、第2の押圧面542で第2のスライダ63を押圧する。第2のスライダ63と第1のスライダ62とは連結レバー65で連結されていることから、第2のスライダ63の前方への移動により第1のスライダ62が前方に移動する。この状態では、第1のスライダ62の後端面621と第3のスライダ64の先端面641とは離隔して隙間が形成されることとなる。
Next, as shown in FIGS. 22 to 23, when the
第1のスライダ62が前方に移動することにより、プレート部54の第1の押圧面541でロックレバー66が持ち上げられて、ロックレバー係合部622とロックレバー66との間に隙間が形成されて両者の係合が解除されることになる。ロックレバー66は、渦巻きばね68の付勢力により、揺動部662を、下方(図23中、時計方向)に揺動させることになり、ロックレバー66のストッパ片666がプレート部54の係合孔543に係合して、プレート部54の復帰移動を遮ることとなる。一方、ロックレバー66の下方への移動により、第3のスライダ64の中央柱部642がロックレバー66への係合を解除することとなり、第3のスライダ64が前方への移動を可能とする。
When the
ベルトクリップ52が、ロック本体部60とロック状態にあり、しかも股部拘束装置5がロックされていない状態であれば、リリース釦69を操作することにより、ベルトクリップ52をロック本体部60から、抜き出すことができる。つまり、リリース釦69を裏ケース612側から上方に向かって押圧すると、レバー部692が支点を中心にして上方に向かって揺動され、ロックレバー押圧部693でロックレバー66を押し上げる。ロックレバー押圧部693でロックレバー66を押し上げることにより、ロックレバー696のストッパ片666をプレート部54の係合孔543より取外して係合解除させる。これにより、プレート部54をロック本体部60より取外して抜き取ることができる。
If the
ベルトクリップ52が、ロック本体部60とロック状態にある場合に、股部拘束装置5を係着ロックする。図11〜12に示すように、タングプレート6をバックル本体7に挿入すると、図24〜25に示すように、第3のスライダ64がケーブル部材44に牽引されて前方に移動する。第1のスライダ62は、既に第2のスライダ63の前方移動によりコイルばね71の付勢力に抗して前方に移動されているため、第3のスライダ64の前方移動は、停止している第1のスライダ62の後端面621に第3のスライダ64の先端面641が向かい、当接する。
When the
図26〜27に示すように、タングプレート6がさらに移動してバックル本体7に挿入してロックされると、第3のスライダ64が、第1のスライダ62を押圧して第1のスライダ62を移動させるとともに、第3のスライダ64のストッパ軸643が連結レバー65の凹状湾曲面652を押圧して、連結レバー65を、図27中、摺動部654を中心にして時計方向に回転させる。これにより、連結レバー65の係合突部653が第2のスライダ63の係合凹部631からの係合を解除することになり、第1のスライダ62と第2のスライダ63とは、別々に作用することとなる。さらに、この状態では、リリース釦69のロックレバー押圧部693は、第3のスライダ64の下面に干渉しているから、ロックレバー66を押圧することができず、ベルトクリップ52をロック本体部60からロック解除することはできない。
As shown in FIGS. 26 to 27, when the
この状態で、幼児をチャイルドシートに拘束させて車両を運転する。そして、目的地に移動して幼児をチャイルドシートから降ろす際、まず、股部拘束装置5をロック解除させる。つまり、バックル本体7の操作ボタン702を押し込むことによって、タングプレート6が、バックル本体7内の図示しないコイルばねによってバックル本体7との係止が解除されて、タングプレート6をバックル本体7から抜き取ることができる。
In this state, the infant is restrained by the child seat and the vehicle is driven. Then, when moving to the destination and lowering the infant from the child seat, first, the
つまり、駆動機構40の揺動アーム42は、捩りコイルばね46によって初期位置に復帰し、図28〜29に示すように、第1のスライダ62が、ケーブル部材44の緩みによって、コイルばね71の付勢力で復帰方向に移動する。第1のスライダ62と第2のスライダ63とは、連結レバー65がロック解除しているから、第1のスライダ62の復帰移動は、第2のスライダ63の移動を伴うことがなく、第1のスライダ62の後端面621で第3のスライダ64の先端面641を押圧して第3のスライダ64を後方に移動させる。第1のスライダ62の後方への復帰移動は、ロックレバー係合部622をロックレバーの揺動部662に干渉して、ロックレバー66の下面側に挿入しようとする。
That is, the
さらに、図30〜31に示すように、第1のスライダ62の復帰移動は、後端に配置されたロックレバー係合部622を、ロックレバー66先端の揺動部662からロックレバー66の下面に挿入することになり、渦巻きばね68の付勢力に抗してロックレバー66を持ち上げることになる。第2のスライダ63は、連結レバー65の係合位置より前方に配置されていて、ロックレバー66の上方への移動により、ロックレバー66のストッパ片666がベルトクリップ52のプレート部54の係合孔543からの係合を解除することにより、ベルトクリップ52は、コイルばね72の付勢力で後方へ移動する。
Further, as shown in FIGS. 30 to 31, the return movement of the
一方、図32〜33に示すように、第1のスライダ62の後方への復帰移動は、第1のスライダ62と第2のスライダ63とがロック解除していることから、連結レバー65の摺動部654を、第2のスライダ63の凹面632に摺動させつつ、図33中、連結レバー65の凹状湾曲面652をストッパ軸643の回りに、反時計方向に沿って回転させる。連結レバー65の反時計方向の回転は、係合突部653を第2のスライダ63の係合凹部631に係合させる。
On the other hand, as shown in FIGS. 32 to 33, the backward return movement of the
これにより、図34〜36に示すように、第1のスライダ62がコイルばね71により、第1のスライダ62が表ケース611のストッパ部611aに当接するまで後方に移動されて第3のスライダ64を初期位置に復帰移動させる。第2のスライダ63は第1のスライダ62の後方への移動とコイルスプリング72の付勢力により後方に向かって移動され、第3のスライダ64が表ケース611のストッパ部611bに当接することにより移動を停止する。第2のスライダ63の後方への移動により、ベルトクリップ52のプレート部54を後方へ移動させて、ロック本体部60より取外し可能とする。
Accordingly, as shown in FIGS. 34 to 36, the
上述のように構成されて作用されるチャイルドシートによれば、胸部拘束装置51と股部拘束装置5とは、関連して構成され、胸部拘束装置51が係着されていなければ股部拘束装置5を締結することができない。また、このチャイルドシートは、股部拘束装置5が締結されていない場合には、一旦、係着した胸部拘束装置51を、リリース釦69の作用で解除することが可能である。
According to the child seat constructed and operated as described above, the
1、チャイルドシート
3、安全ベルト
4、肩ベルト
5、股部拘束装置
6、タングプレート
7、バックル本体
10、第1の実施形態の胸部拘束装置
11、ベルトクリップ
13、係止レバー
131、鉤部
20、ロック本体部
21、ケース
22、スライダ
23、ロックレバー
232、フック部
25、第1のヒンジピン
26、第2のヒンジピン
27、スライダ保持レバー
271、第1の受け面
272、第2の受け面
273、第3の受け面
28、回動レバー
282、ケーブル掛止部
283、ガイドピン部
30、コイルばね
31、捩りコイルばね
32、捩りコイルばね
33、捩りコイルばね
40、駆動機構
42、揺動アーム
43、作用レバー
44、ケーブル部材
46、捩りコイルばね
51、第2の実施形態の胸部拘束装置
52、ベルトクリップ
54、プレート部
60、ロック本体部
62、第1のスライダ
63、第2のスライダ
64、第3のスライダ
65、連結レバー
66、ロックレバー
69、リリース釦
1,
Claims (10)
前記胸部拘束装置には、一対の肩ベルトを連結するベルトクリップが配設され、前記股部拘束装置には、前記一対の肩ベルトと股ベルトとを連結するバックル手段が配設され、
前記胸部拘束装置と前記股部拘束装置とは、前記胸部拘束装置が拘束されていないと前記股部拘束装置が拘束できず、また、前記胸部拘束装置と前記股部拘束装置とが拘束されている状態で、股部拘束装置が拘束解除することにより前記胸部拘束装置が解除できるように、連結して構成されていることを特徴とするチャイルドシート。 A child seat comprising a pair of shoulder belts for restraining an infant, and comprising a chest restraint device for restraining the shoulder belt with an infant's chest and a crotch restraint device for restraining the infant's crotch. And
The chest restraint device is provided with a belt clip for connecting a pair of shoulder belts, and the crotch restraint device is provided with a buckle means for connecting the pair of shoulder belts and the crotch belt,
The chest restraint device and the crotch restraint device are not capable of restraining the crotch restraint device unless the chest restraint device is restrained, and the chest restraint device and the crotch restraint device are restrained. The child seat is configured to be connected so that the chest restraint device can be released by releasing the restraint of the crotch restraint device in a state where the child restraint is in place.
前記ベルトクリップと、前記ベルトクリップに形成される前記係止レバーを着脱可能に構成するロック本体部と、を備えて、胸部拘束装置が構成され、
前記バックル手段は、着脱可能に形成されたタングプレートとバックル本体とを備えるとともに、前記ロック本体部が前記タングプレートに連結して配設され、
前記タングプレートを前記バックル本体に係止する際には、前記胸部拘束装置が前記ベルトクリップを前記ロック本体部に係止している状態にあり、
前記タングプレートを前記バックル本体から係止解除する際には、同時に前記胸部拘束装置の前記ベルトクリップを前記ロック本体部から係止解除するように構成されていることを特徴とする請求項2記載のチャイルドシート。 The belt clip is formed so as to be attachable to the shoulder belt and is provided with a locking lever having a collar portion,
A chest restraint device comprising the belt clip and a lock main body configured to be detachable from the locking lever formed on the belt clip;
The buckle means includes a tongue plate and a buckle main body that are detachably formed, and the lock main body is disposed in connection with the tongue plate,
When locking the tongue plate to the buckle body, the chest restraint device is in a state of locking the belt clip to the lock body part,
3. The structure according to claim 2, wherein when the tongue plate is unlocked from the buckle body, the belt clip of the chest restraint device is simultaneously unlocked from the lock body part. child seat.
前記ロック本体部は、前記ベルトクリップを係止ロック可能なロックレバーと、前記ロックレバーを前記ベルトクリップの係止位置と係止解除位置の2位置に移動させる第1のスライダと、前記第1のスライダを移動可能に配設する第2のスライダと、前記股部拘束装置にケーブル部材で連結されるとともに前記第1のスライダと当接可能に構成されて前記ケーブル部材に牽引される第3のスライダと、前記第1のスライダと前記第2のスライダとを係止可能とする連結レバーとを備えて構成され、挿入された前記ベルトクリップを係止ロック可能に構成するとともに、前記股部拘束装置に連結して構成されていることを特徴とする請求項3記載のチャイルドシート。 The chest restraint device includes the belt clip and a lock main body configured to restrain the belt clip.
The lock main body includes a lock lever capable of locking and locking the belt clip, a first slider for moving the lock lever to two positions of a locking position and a locking release position of the belt clip, and the first slider A second slider that is movably disposed, and a third slider that is connected to the crotch restraint device by a cable member and that can be brought into contact with the first slider and is pulled by the cable member And a connecting lever that allows the first slider and the second slider to be locked, and the inserted belt clip can be locked and locked to the crotch restraint device. The child seat according to claim 3, wherein the child seats are connected to each other.
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