JP2010002975A - 情報処理装置、正常処理判別方法、及び情報処理プログラム - Google Patents
情報処理装置、正常処理判別方法、及び情報処理プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明は、一連の処理において実行される複数の命令からなるプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、前記複数の命令のうち、特定の命令が格納されている記憶領域のアドレスに関する第一の値を、前記命令の実行前に予め記憶するアドレス記憶手段と、前記命令を実行するCPUと、を備え、前記CPUは、実行した前記命令のうち前記特定の命令が格納されている記憶領域のアドレスに関する第二の値と、前記アドレス記憶手段に予め記憶されている前記第一の値と、が一致しているか否かを比較判別することにより前記処理が正常に行われたか否かを判別する。
【選択図】図3
Description
先ず、本発明の一実施形態に係るICチップの構成及び機能等について、図1等を用いて説明する。
ここで、事前PC値等保持領域及び実行中PC値等保持領域に格納される値の具体例について説明する。
プログラム全体(コマンド処理)の中で、クリティカル処理が1つしかない場合は、特定の命令に対応するPC値を1つ格納すれば良いが、クリティカル処理が複数個所にある場合は、各クリティカル処理において実行される特定の命令に対応するPC値を全て格納する。
上記2.1と同様、クリティカル処理が複数個所にある場合は、各クリティカル処理において実行される特定の命令に対応するPC値に対して所定の演算を施した値を全て格納する。ここで、所定の演算を施した値とは、例えば、PC値に対して、固定値若しくは乱数等の不定値を加減乗除した値である。
上記2.1と同様、クリティカル処理が複数個所にある場合、全ての特定の命令に対応するPC値若しくはPC値に対して所定の演算を施した値を事前PC値等保持領域に格納しておくのは、記憶領域を多く取るため、経済的とはいえない場合がある。そこで、これらの複数のPC値を所定の演算(例えば、ハッシュ計算、又はXOR(排他的論理和)計算)により縮退(データ量を縮退)した値(複数のPC値のデータをまとめてより小さなデータに縮退)を格納する。
次に、本実施形態に係るICチップにおけるコマンド処理の実施例について、図6等を用いて説明する。
11 CPU
12 ROM
13 不揮発性メモリ
14 RAM
15 I/O回路
Claims (12)
- 一連の処理において実行される複数の命令からなるプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、
前記複数の命令のうち、特定の命令が格納されている記憶領域のアドレスに関する第一の値を、前記命令の実行前に予め記憶するアドレス記憶手段と、
前記命令を実行するCPUと、
を備え、
前記CPUは、実行した前記命令のうち前記特定の命令が格納されている記憶領域のアドレスに関する第二の値と、前記アドレス記憶手段に予め記憶されている前記第一の値と、が一致しているか否かを比較判別することにより前記処理が正常に行われたか否かを判別することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記第一の値は、前記特定の命令が格納されている記憶領域のアドレスを示す値であり、
前記CPUは、前記特定の命令を実行した場合、当該命令が格納されている記憶領域のアドレスを示す値を前記第二の値として一時的に格納しておき、その後当該格納された値と、前記アドレス記憶手段に予め記憶されている前記第一の値と、が一致しているか否かを比較判別することにより前記処理が正常に行われたか否かを判別することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記第一の値は、前記特定の命令が格納されている記憶領域のアドレスを示す値に対して所定の演算を施した値であり、
前記CPUは、前記特定の命令を実行した場合、当該命令が格納されている記憶領域のアドレスを示す値を一時的に格納しておき、その後当該格納された値に対して所定の演算を施した前記第二の値と、前記アドレス記憶手段に予め記憶されている前記第一の値と、が一致しているか否かを比較判別することにより前記処理が正常に行われたか否かを判別することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記第一の値は、前記特定の命令が格納されている記憶領域のアドレスを示す値に対して所定の演算を施した値であり、
前記CPUは、前記特定の命令を実行した場合、当該命令が格納されている記憶領域のアドレスを示す値に対して所定の演算を施した値を前記第二の値として一時的に格納しておき、その後当該格納された値と、前記アドレス記憶手段に予め記憶されている前記第一の値と、が一致しているか否かを比較判別することにより前記処理が正常に行われたか否かを判別することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報処理装置において、
前記特定の命令は複数有り、夫々の当該命令が格納されている記憶領域のアドレスは互いに異なることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記特定の命令は複数有り、夫々の当該命令が格納されている記憶領域のアドレスは互いに異なり、
前記第一の値は、各前記特定の命令が格納されている各記憶領域のアドレスを示す各値を所定の演算により縮退した値であり、
前記CPUは、前記特定の命令を実行した場合、当該命令が格納されている記憶領域のアドレスを示す値を一時的に格納しておき、その後当該格納された値を前記演算により縮退し、当該縮退した値と、前記アドレス記憶手段に予め記憶されている前記第一の値と、が一致しているか否かを比較判別することにより前記処理が正常に行われたか否かを判別することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項6に記載の情報処理装置において、
前記演算はハッシュ計算又はXOR計算であることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項2乃至7の何れか一項に記載の情報処理装置において、
前記アドレスを示す値は、プログラムカウンタの値であることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1乃至8の何れか一項に記載の情報処理装置において、
前記CPUは、前記特定の命令を複数回実行した場合、その回数をも一時的に格納しておき、当該格納された回数と前記第二の値との積と、前記格納された回数と前記アドレス記憶手段に予め記憶されている前記第一の値との積と、が一致しているか否かを比較判別することにより前記処理が正常に行われたか否かを判別することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1乃至9の何れか一項に記載の情報処理装置において、
前記特定の命令は、前記一連の処理に含まれる、セキュリティレベルを維持するために必要なクリティカル処理において実行されることを特徴とする情報処理装置。 - 一連の処理において実行される複数の命令からなるプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、
前記複数の命令のうち、特定の命令が格納されている記憶領域のアドレスに関する第一の値を、前記命令の実行前に予め記憶するアドレス記憶手段と、
前記命令を実行するCPUと、
を用いた正常処理判別方法であって、
前記CPUが、実行した前記命令のうち前記特定の命令が格納されている記憶領域のアドレスに関する第二の値と、前記アドレス記憶手段に予め記憶されている前記第一の値と、が一致しているか否かを比較判別することにより前記処理が正常に行われたか否かを判別することを特徴とする正常処理判別方法。 - 一連の処理において実行される複数の命令からなるプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、
前記複数の命令のうち、特定の命令が格納されている記憶領域のアドレスに関する第一の値を、前記命令の実行前に予め記憶するアドレス記憶手段と、
前記命令を実行するCPUと、
を備えた情報処理装置における前記CPUを、
実行した前記命令のうち前記特定の命令が格納されている記憶領域のアドレスに関する第二の値と、前記アドレス記憶手段に予め記憶されている前記第一の値と、が一致しているか否かを比較判別することにより前記処理が正常に行われたか否かを判別するように機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008159072A JP5200686B2 (ja) | 2008-06-18 | 2008-06-18 | 情報処理装置、正常処理判別方法、及び情報処理プログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2008
- 2008-06-18 JP JP2008159072A patent/JP5200686B2/ja active Active
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JP5200686B2 (ja) | 2013-06-05 |
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