JP2010000854A - Air conditioner for vehicle - Google Patents
Air conditioner for vehicle Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010000854A JP2010000854A JP2008160326A JP2008160326A JP2010000854A JP 2010000854 A JP2010000854 A JP 2010000854A JP 2008160326 A JP2008160326 A JP 2008160326A JP 2008160326 A JP2008160326 A JP 2008160326A JP 2010000854 A JP2010000854 A JP 2010000854A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- cylinder
- opening
- conditioned air
- inner cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
Description
本発明は、空気取り入れ口から車室内への吹出口に至る空調風経路に芳香ユニットを配設した車両用空気調和装置に関する。 The present invention relates to an air conditioner for a vehicle in which an aroma unit is arranged in an air-conditioning air path extending from an air intake port to an air outlet into a vehicle compartment.
従来、車両用空気調和装置としては、芳香成分を揮発する固形溶剤を、溶剤保持手段を介して熱交換器よりも上流側の空調風経路に配設し、前記溶剤保持手段に、空調風量もしくは空調風圧が大となるに従って前記固形溶剤からの発散量を小となす発散量制御手段を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, as a vehicle air conditioner, a solid solvent that volatilizes an aromatic component is disposed in an air conditioning air path upstream of a heat exchanger via a solvent holding unit, and the solvent holding unit has an air conditioning air volume or There has been known one provided with a divergence amount control means for decreasing the divergence amount from the solid solvent as the air-conditioning wind pressure increases (see, for example, Patent Document 1).
前記発散量制御手段としては、空調風が無い時に固形溶剤の露出面積を最大面積とし、空調風を受風板で受けることにより、内筒に対し受風板を有する外筒が回動し、外筒の回動角度に応じて固形溶剤の露出面積を狭くする構造としている。
しかしながら、従来の車両用空気調和装置にあっては、空調風を固形溶剤の収容部から空調風経路側へ突出した受風板で受ける構造を採用しているため、空調風経路内に配置された受風板の回動角度の大きさにより空調風の通気抵抗が変動する。このため、空調風の配風量安定化や、空調温度の安定化を図るためには、固形溶剤を保持する溶剤保持手段を、熱交換器よりも上流側の空調風経路に配設する必要がある。つまり、芳香ユニットの設定位置に制約が生じる、という問題があった。 However, the conventional vehicle air conditioner employs a structure in which the conditioned air is received by a wind receiving plate that protrudes from the solid solvent accommodating portion toward the conditioned air path, and therefore is disposed in the conditioned air path. The airflow resistance of the conditioned air varies depending on the rotation angle of the wind receiving plate. For this reason, in order to stabilize the air distribution amount of the air-conditioning air and stabilize the air-conditioning temperature, it is necessary to provide a solvent holding means for holding the solid solvent in the air-conditioning air path upstream of the heat exchanger. is there. That is, there is a problem that the setting position of the fragrance unit is restricted.
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、芳香ユニットの設定位置自由度の確保と、車室内への空調風吹き出しに伴う芳香作用と、を達成することができる車両用空気調和装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made paying attention to the above-described problem, and is a vehicle air conditioner capable of ensuring the set position degree of freedom of the fragrance unit and the fragrance action associated with the conditioned air blowing into the passenger compartment. The purpose is to provide.
上記目的を達成するため、本発明の車両用空気調和装置では、空気取り入れ口から車室内への吹出口に至る空調風経路に芳香ユニットを配設した。
前記芳香ユニットは、摺動可能に嵌合された外筒と内筒による二重筒にて芳香成分を揮発する固形溶剤を覆うと共に、前記二重筒の筒軸を空調風の上流側に向けることで筒端面を空調風の動圧受け面とした。
前記外筒と前記内筒に、空調風による動圧の発生時には、前記動圧受け面が受ける空調風の動圧によって、前記二重筒の外部から内部へ導入した空調風を再び前記二重筒の外部へ戻す芳香通路を開き、空調風が無い時には、前記芳香通路を閉じる通路開閉構造を設けた。
In order to achieve the above object, in the vehicle air conditioner of the present invention, the fragrance unit is disposed in the conditioned air path from the air intake port to the air outlet to the vehicle interior.
The fragrance unit covers a solid solvent that volatilizes fragrance components with a double cylinder composed of an outer cylinder and an inner cylinder slidably fitted, and directs the cylinder axis of the double cylinder toward the upstream side of the conditioned air. Thus, the cylinder end surface was used as a dynamic pressure receiving surface of the conditioned air.
When dynamic pressure due to the conditioned air is generated in the outer cylinder and the inner cylinder, the conditioned air introduced from the outside to the inside of the double cylinder is again introduced into the double cylinder by the dynamic pressure of the conditioned air received by the dynamic pressure receiving surface. A fragrance passage returning to the outside of the cylinder is opened, and a passage opening / closing structure is provided to close the fragrance passage when there is no conditioned air.
よって、本発明の車両用空気調和装置にあっては、空調風による動圧の発生時、二重筒の筒端面にて空調風の動圧が受けられ、通気抵抗が小さく抑えられると共に、空調風の風量にかかわらず動圧の受圧面積を一定に保つ作用を示す。したがって、空調風に対する通気抵抗が変動することが無く、空調風の配風量安定化や空調温度の安定化が確保される。つまり、芳香ユニットの設定位置に制約が生じることがない。
この結果、従来技術の機能を保ちつつ芳香ユニットの設定位置自由度の確保ができる。
Therefore, in the vehicle air conditioner of the present invention, when dynamic pressure is generated by the conditioned air, the dynamic pressure of the conditioned air is received at the cylinder end surface of the double cylinder, and the ventilation resistance is suppressed to a low level. It shows the effect of keeping the dynamic pressure receiving area constant regardless of the wind volume. Therefore, the ventilation resistance with respect to the conditioned air does not fluctuate, and the air distribution amount of the conditioned air is stabilized and the air temperature is stabilized. That is, there is no restriction on the setting position of the fragrance unit.
As a result, it is possible to secure the degree of freedom of setting position of the fragrance unit while maintaining the functions of the prior art.
以下、本発明の車両用空気調和装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1〜実施例3に基づいて説明する。 Hereinafter, the best mode for realizing the vehicle air conditioner of the present invention will be described based on Examples 1 to 3 shown in the drawings.
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1の芳香ユニットを備えた車両用空気調和装置の一例を示す全体システム図である。
First, the configuration will be described.
FIG. 1 is an overall system diagram illustrating an example of a vehicle air conditioner including the fragrance unit according to the first embodiment.
実施例1の車両用空気調和装置は、図1に示すように、ブロワユニット1と、空調ユニット2と、フロントベントダクト3と、リヤベントダクト4と、デフダクト5と、フットダクト6と、芳香ユニット7と、を備えている。
As shown in FIG. 1, the vehicle air conditioner of
前記ブロワユニット1は、図1に示すように、インテークケース11と、スクロールケース12と、吸気ダクト13と、インテークドア14,15と、クリーンフィルタ16と、ブロワファン17と、ブロワモータ18と、を有して構成されている。前記インテークドア14,15のドア開度制御により、空調ユニット2への吸込み空気を、外気導入モードにするか内気循環モードにするかが切り替えられる。
As shown in FIG. 1, the
前記空調ユニット2は、図1に示すように、ユニットケース21と、エバポレータ22と、ヒータコア23と、エアミックスドア24と、デフドア25と、マックスクールドア26と、ベントドア27と、リヤベントドア28と、フットドア29と、を有して構成されている。前記エアミックスドア24のドア位置により、エバポレータ22を経過する冷風とヒータコア23を経過する温風の混合比率が制御される。そして、冷風と温風の混合比率により作り出された空調風は、ユニットケース21に接続された各ダクト3,4,5,6のうち、選択されている吹出モード(ベントモード、バイレベルモード、フットモード、デフ/フットモード、デフモード等)に応じたダクトに吹き出される。
As shown in FIG. 1, the
前記フロントベントダクト3は、図1に示すように、一端部が前記ユニットケース21のベントドア27を有するケース吹出口に接続され、他端部にサイドベンチレータ31,32と、センタベンチレータ33,34が開口されている。これらのベンチレータ31,32,33,34からは、前席乗員の上半身に向けてベント風が吹き出される。
As shown in FIG. 1, one end of the
前記リヤベントダクト4は、図1に示すように、一端部が前記ユニットケース21のリヤベントドア28を有するケース吹出口に接続され、他端部にリヤベンチレータ41,42が開口されている。前記リヤベンチレータ41,42からは、後席乗員の上半身に向けてリヤベント風が吹き出される。
As shown in FIG. 1, one end of the
前記デフダクト5は、図1に示すように、一端部が前記ユニットケース21のデフドア25を有するケース吹出口に接続され、他端部にサイドデフロスタ51,52とセンタデフロスタ53が開口されている。前記サイドデフロスタ51,52からは、前席のサイドガラスの内面に向けてデフ風が吹き出され、センタデフロスタ53からは、フロントガラスの内面に向けてデフ風が吹き出される。
As shown in FIG. 1, the
前記フットダクト6は、図1に示すように、一端部が前記ユニットケース21のフットドア29を有するケース吹出口に接続され、他端部にフロント足元吹出口61,62,63とリヤ足元吹出口64,65が開口されている。前記フロント足元吹出口61,62,63からは、前席乗員の足元に向けてフット風が吹き出され、前記リヤ足元吹出口64,65からは、後席乗員の足元に向けてフット風が吹き出される。
As shown in FIG. 1, one end of the
前記芳香ユニット7は、図1に示すように、空調ユニット2のユニットケース21に接続され、ベント風を各ベンチレータ31,32,33,34の位置まで導くフロントベントダクト3(空調風ダクト)のうち、隣接するセンタベンチレータ33,34(車室内吹出口)の間の位置に配設している。
As shown in FIG. 1, the
図2は、実施例1の車両用空気調和装置のフロントベントダクトに装備された芳香ユニットを示す横断平面図である。図3は、実施例1の車両用空気調和装置のフロントベントダクトに装備された芳香ユニットを示す分解斜視図である。 FIG. 2 is a cross-sectional plan view illustrating the fragrance unit installed in the front vent duct of the vehicle air conditioner according to the first embodiment. FIG. 3 is an exploded perspective view showing the fragrance unit installed in the front vent duct of the vehicle air conditioner according to the first embodiment.
実施例1のフロントベントダクト3に配設された芳香ユニット7は、図2及び図3に示すように、ユニット支持枠71と、外側円筒72(外筒)と、内側円筒73(内筒)と、バネ74と、通路開閉構造75と、固形溶剤76と、溶剤保持部材77と、溶剤交換摘み78と、を備えている。
ここで、固形溶剤76とは、単に芳香に限らず、消臭、脱臭、防臭、除菌、抗菌、防カビ等の単体作用もしくは複合作用を奏する成分を、揮発性を有する固形剤に溶かし込んだものである。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
Here, the
前記フロントベントダクト3には、図2に示すように、芳香ユニット7を取り付ける位置にユニット穴35が開口され、このユニット穴35の位置に支持リング36に固定される。前記支持リング36の両側の位置には、センタベンチレータ33,34が設定され、センタベンチレータ33,34のそれぞれには、車室8内への空調風の向きを変えるためのルーバー翼33a,33bとルーバー翼34a,34bが設けられている。
As shown in FIG. 2, the
前記芳香ユニット7は、図2に示すように、フロントベントダクト3の支持リング36に固定されるユニット支持枠71に対し、固形溶剤76と溶剤保持部材77と溶剤交換摘み78により構成される溶剤系部品を、フロントベントダクト3の外部位置から着脱可能に設けている。尚、溶剤系部品76,77,78の装備状態は、図2の実線にて示し、溶剤系部品76,77,78の取り外し状態は、図2の仮想線にて示す。
As shown in FIG. 2, the
前記芳香ユニット7は、摺動可能に嵌合された外側円筒72と内側円筒73による二重筒(以下、「二重筒72,73」という。)にて芳香成分を揮発する固形溶剤76を覆うと共に、二重筒72,73の筒軸CLを空調風方向Wに一致させることで筒端面を空調風の動圧受け面としている。実施例1では、図2に示すように、外側円筒72をユニット支持枠71に固定し、固定した外側円筒72に対し内側円筒73を摺動可能に嵌合している。そして、内側円筒73に、空調風の下流側に向けて作用する動圧力に対抗し、空調風の上流側に向けて付勢力を付与するバネ74を設定している。
The
前記通路開閉構造75は、外側円筒72と内側円筒73に設けられ、空調風による動圧の発生時には、二重筒72,73の外部から内部へ導入した空調風を再び二重筒72,73の外部へ戻す芳香通路を開き、空調風が無い時には、この芳香通路を閉じる。実施例1では、空調風による動圧の発生時、バネ付勢力を上回る動圧力により内側円筒73が空調風の下流側に移動して前記芳香通路を開き(図4及び図5を参照)、空調風が無い時、バネ付勢力により内側円筒73が空調風の上流側へ移動して前記芳香通路を閉じる(図2を参照)。
The passage opening /
前記通路開閉構造75は、図2及び図3に示すように、外側円筒72に形成した第1流入開口75aおよび第1流出開口75bと、内側円筒73に形成した第2流出入兼用開口75c(第2流入開口および第2流出開口)と、を有する構造である。そして、空調風が無い時、図2に示すように、第1流入開口75aと第2流出入兼用開口75c(第2流入開口)、および、第1流出開口75bと第2流出入兼用開口75c(第2流出開口)を、開口位置の重なり合いである開口連通を回避するオフセット設定としている。
2 and 3, the passage opening /
前記外側円筒72は、図3に示すように、筒端面を塞いだ円筒形状である。この外側円筒72には、筒端面の中心近傍に円形の第1流入開口75aを形成し、固形溶剤76より下流側の筒側面の位置に方形の第1流出開口75bを形成している。
As shown in FIG. 3, the
前記内側円筒73は、図3に示すように、筒端面を塞いだ円筒形状である。この内側円筒73には、筒端面の外周位置から、空調風動圧の発生時に固形溶剤より下流側となる筒側面の途中位置まで、長手方向に連続して第2流出入兼用開口75cを形成している。この第2流出入兼用開口75cは、周方向に等間隔にて4個設けている。
As shown in FIG. 3, the
次に、作用を説明する。
実施例1の車両用空気調和装置における作用を、「芳香成分の拡散抑制作用」、「芳香ユニットの設定位置制約の排除作用」、「ベントモード選択時の芳香作用」に分けて説明する。
Next, the operation will be described.
The operation of the vehicle air conditioner according to the first embodiment will be described by dividing it into “aroma component diffusion suppression effect”, “aroma unit setting position restriction exclusion effect”, and “aroma effect when vent mode is selected”.
[芳香成分の拡散抑制作用]
空調停止時やベントモード以外のモード選択による空調作動時等であり、フロントベントダクト3からの空調風が無い時、外側円筒72と内側円筒73に設けた通路開閉構造75により、芳香通路が閉じられ、外側円筒72と内側円筒73による二重筒72,73にて固形溶剤76を密閉状態で覆ったままとし、固形溶剤76に含まれる芳香成分等の拡散を抑制する作用を示す。
[Diffusion control of aromatic components]
The air passage is closed by the passage opening /
すなわち、空調風が無い時には、バネ74の付勢力により内側円筒73は、図2に示すように、空調風の上流側へ移動した位置(外側円筒72との当接位置)に設定され、外側円筒72の内面に内側円筒73が密着した状態となる。この状態では、通路開閉構造75を構成する第1流入開口75aと第2流出入兼用開口75c、および、第1流出開口75bと第2流出入兼用開口75cが、重なり合って連通状態となることが無く、二重筒72,73の内部に、空調風が流れない密閉空間が形成される。
That is, when there is no conditioned air, the
したがって、空調停止である車両への乗り込み前は、固形溶剤76に含まれる芳香成分等の拡散が抑制されているため、車両への乗り込み時の過剰な芳香を防止することができる。加えて、長期間にわたって車両駐車する時等において、無駄に芳香成分等が拡散することが抑制されるため、従来技術のように、固形溶剤を空調停止時に芳香成分等が揮発してしまう露出状態のままとしている場合に比べ、固形溶剤76の寿命を大幅に延長することができる。 Therefore, since the diffusion of the fragrance component and the like contained in the solid solvent 76 is suppressed before boarding the vehicle in which the air conditioning is stopped, it is possible to prevent excessive fragrance when boarding the vehicle. In addition, when the vehicle is parked for a long period of time and the like, it is suppressed that the fragrance component etc. is diffused unnecessarily. Compared with the case where it remains as it is, the lifetime of the solid solvent 76 can be extended significantly.
[芳香ユニットの設定位置制約の排除作用]
ベントモードを選択しての走行時等であって、空調風(ベント風)による動圧の発生時には、二重筒72,73の筒端面にて空調風の動圧が受けられ、通気抵抗が小さく抑えられると共に、空調風の風量にかかわらず動圧の受圧面積を一定に保つ作用を示す。
[Exclusion action of setting position restriction of aroma unit]
When traveling with the vent mode selected, and when dynamic pressure is generated by the conditioned air (vent air), the dynamic pressure of the conditioned air is received at the end surfaces of the
したがって、空調風による動圧の発生時、空調風に対する通気抵抗が変動することが無く、空調風の配風量安定化や空調温度の安定化が確保される。つまり、芳香ユニット7の設定位置に制約が生じることがない。
Therefore, when dynamic pressure is generated by the conditioned air, the ventilation resistance to the conditioned air does not fluctuate, and the air distribution amount of the conditioned air is stabilized and the air temperature is stabilized. That is, there is no restriction on the setting position of the
加えて、実施例1では、通路開閉構造75を、第1流入開口75aと第1流出開口75bと第2流出入兼用開口75cという開口構造とし、外側円筒72から外側に突出する部材が無い構造としている。このため、芳香ユニット7を空調風経路に配置しているにもかかわらず、芳香ユニット7の周りを流れる空調風(ベント風)の通気抵抗の増大を最小限に抑える作用を示す。
In addition, in the first embodiment, the passage opening /
したがって、空調風による動圧の発生時、空調風に対する通気抵抗の増大が小さく抑えられ、芳香ユニット7の有無により空調風の配風量や空調温度が変化せず、空調風の配風量安定化や空調温度の安定化が確保される。つまり、芳香ユニット7の設定位置に制約が生じることがない。
Therefore, when dynamic pressure is generated by the conditioned air, the increase in ventilation resistance to the conditioned air is suppressed to a small level, and the air distribution amount and the air temperature of the air conditioned air do not change depending on the presence or absence of the
そして、実施例1の場合、芳香ユニット7の設定位置に制約が生じることがないことを利用し、芳香ユニット7を、図1に示すように、フロントベントダクト3のうち、隣接するセンタベンチレータ33,34の間の位置に配設し、図2に示すように、ユニット支持枠71に対し溶剤系部品76,77,78を、フロントベントダクト3の外部位置から着脱可能に設けている。
In the case of the first embodiment, by utilizing the fact that the setting position of the
したがって、固形溶剤76が消耗してしまい、交換を要するときは、溶剤交換摘み78を把持し、図2の仮想線に示すように、溶剤系部品76,77,78を取り外し、固形溶剤76を新しいものと交換する。そして、固形溶剤76の交換後、溶剤交換摘み78を把持し、図2の実線に示す位置まで差し込んで溶剤系部品76,77,78を取り付けることにより、車室8内から容易に固形溶剤76の交換作業を行うことができる。
Therefore, when the solid solvent 76 is consumed and needs to be replaced, the
[ベントモード選択時の芳香作用]
図4は、実施例1の車両用空気調和装置において空調風の風量が少ないときの芳香ユニットによる芳香作用を示す作用説明図である。図5は、実施例1の車両用空気調和装置において空調風の風量が多いときの芳香ユニットによる芳香作用を示す作用説明図である。
[Aroma action when vent mode is selected]
FIG. 4 is an operation explanatory diagram illustrating the aroma action by the aroma unit when the air-conditioning air volume is small in the vehicle air conditioner of the first embodiment. FIG. 5 is an operation explanatory diagram illustrating the aroma action by the aroma unit when the air-conditioning air volume is large in the vehicle air conditioner of the first embodiment.
ベントモードを選択しての走行時等であって、空調風(ベント風)による動圧の発生時には、外側円筒72と内側円筒73に設けた通路開閉構造75により芳香通路Fが開かれ、二重筒72,73の外部から固形溶剤76を有する二重筒72,73の内部へ導入した空調風を、再び二重筒72,73の外部へ戻す作用を示す。
When running with the vent mode selected, and when dynamic pressure is generated by the conditioned air (vent air), the aroma passage F is opened by the passage opening /
したがって、車室8内に空調風を吹き出す時には、センタベンチレータ33,34から吹き出される空調風(ベント風)に乗って固形溶剤76から揮発される芳香成分が車室8内に拡散し、芳香作用が発揮されることになる。
Therefore, when the conditioned air is blown into the
また、空調風による動圧の発生時には、バネ74の付勢力を上回る動圧力の発生により内側円筒73が空調風の下流側に移動して芳香通路Fを開く。この場合、空調風の風量が少ないときには、動圧力が小さいため、内側円筒73の下流側移動量が小さく、図4に示すように、流出側開口面積S1が狭くなる。そして、空調風の風量が多くなると、風量に応じて動圧力が大きくなるため、内側円筒73の下流側移動量が大きくなり、図5に示すように、流出側開口面積S2(>S1)が広くなる。
Further, when the dynamic pressure is generated by the conditioned air, the
このように、空調風の風量が多くなるほど、芳香通路Fの流出側開口面積を拡大して車室8内の芳香作用を高めることができる。さらに、バネ74の付勢力の大きさを変更設定することにより、例えば、車室8の内容積や乗員の要求等に応じ、最適の芳香作用を得るように調整することができる。
Thus, as the air volume of the conditioned air increases, the outflow side opening area of the fragrance passage F can be expanded and the fragrance action in the
さらに、芳香通路F(図4及び図5の矢印)は、流出側開口面積の大小にかかわらず、第1流入開口75aから空調風を導入し、導入した空調風が第2流出入兼用開口75cを通過して二重筒72,73内の固形溶剤76に沿って流れ、芳香成分を含有する空調風を第2流出入兼用開口75cと第1流出開口75bを通過して再び空調風経路へ流出する通路として形成される。
Furthermore, the fragrance passage F (arrows in FIGS. 4 and 5) introduces conditioned air from the
このように、芳香通路Fは、空調風の上流側から下流側に向かう滑らかな流線により形成されるため、空調風が固形溶剤76に沿ってスムーズに流れ、芳香通路Fによる通気抵抗の増大を抑えることができる。 Thus, since the fragrance passage F is formed by a smooth streamline from the upstream side to the downstream side of the conditioned air, the conditioned air flows smoothly along the solid solvent 76 and the ventilation resistance is increased by the fragrance passage F. Can be suppressed.
次に、効果を説明する。
実施例1の車両用空気調和装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
Next, the effect will be described.
In the vehicle air conditioner of the first embodiment, the effects listed below can be obtained.
(1) 空気取り入れ口から車室内への吹出口に至る空調風経路に芳香ユニット7を配設した車両用空気調和装置において、前記芳香ユニット7は、摺動可能に嵌合された外筒(外側円筒72)と内筒(内側円筒73)による二重筒72,73にて芳香成分を揮発する固形溶剤76を覆うと共に、前記二重筒72,73の筒軸CLを空調風の上流側に向けることで筒端面を空調風の動圧受け面とし、前記外筒と前記内筒に、空調風による動圧の発生時には、前記動圧受け面が受ける空調風の動圧によって、前記二重筒72,73の外部から内部へ導入した空調風を再び前記二重筒72,73の外部へ戻す芳香通路Fを開き、空調風が無い時には、前記芳香通路Fを閉じる通路開閉構造75を設けた。このため、芳香ユニット7の設定位置自由度の確保と、車室8内への空調風吹き出しに伴う芳香作用と、を達成することができる。
(1) In the vehicle air conditioner in which the
(2) 前記芳香ユニット7は、前記外筒(外側円筒72)をユニット支持枠71に固定し、固定した外筒に対し前記内筒(内側円筒73)を摺動可能に嵌合すると共に、前記内筒に、空調風の下流側に向けて作用する動圧力に対抗する付勢力を付与するバネ74を設定し、前記通路開閉構造75は、空調風による動圧の発生時、バネ付勢力を上回る動圧力により前記内筒が空調風の下流側に移動して前記芳香通路Fを開き、空調風が無い時、バネ付勢力により前記内筒が空調風の上流側へ移動して前記芳香通路Fを閉じる構造とした。このため、空調風の循環風量が多くなるほど車室8内の芳香作用を高めることができると共に、バネ74の付勢力の大きさを変更設定することにより最適の芳香作用を得るように調整することができる。
(2) The
(3) 前記通路開閉構造75は、前記外筒(外側円筒72)に形成した第1流入開口75aおよび第1流出開口75bと、前記内筒(内側円筒73)に形成した第2流入開口(第2流出入兼用開口75c)および第2流出開口(第2流出入兼用開口75c)と、を有する構造であり、かつ、空調風が無い時、前記第1流入開口75aと前記第2流入開口(第2流出入兼用開口75c)、および、前記第1流出開口75bと第2流出開口(第2流出入兼用開口75c)を、開口位置の重なり合いを回避するオフセット設定による構造とした。このため、空調風による動圧の発生時、通路開閉構造75として開口構造を採用したことで、空調風に対する通気抵抗の増大が小さく抑えられ、芳香ユニット7の設定位置に制約が生じることがない。
(3) The passage opening /
(4) 前記外筒は、筒端面を塞いだ円筒状の外側円筒72であり、前記外側円筒72の筒端面の中心近傍に前記第1流入開口75aを形成し、前記外側円筒72の固形溶剤76より下流側の筒側面の位置に前記第1流出開口75bを形成し、前記内筒は、筒端面を塞いだ円筒状の内側円筒73であり、前記内側円筒73の筒端面の外周部に前記第2流入開口(第2流出入兼用開口75c)を形成し、空調風動圧の発生時に固形溶剤76より下流側となる前記内側円筒73の筒側面に前記第2流出開口(第2流出入兼用開口75c)を形成した。このため、芳香通路Fは、空調風の上流側から固形溶剤76に沿って下流側に向かう滑らかな流線となり、芳香ユニット7に形成される芳香通路Fによる通気抵抗の増大を抑えることができる。
(4) The outer cylinder is a cylindrical
(5) 前記内側円筒73の第2流入開口と第2流出開口は、筒端面の外周位置から筒側面の途中位置まで長手方向に連続して形成した第2流出入兼用開口75cである。このため、1つの第2流出入兼用開口75cにより第2流入開口機能と第2流出開口機能という2つの機能を実現することができると共に、内側円筒73に対する開口の加工を簡素化することができる。
なお、第2流出入兼用開口75cを複数設けた場合、第2流出入兼用開口75cの長手方向の長さを異ならせることで、動圧の大きさによる芳香作用の変化特性を最適化することができる。また、バネ74の付勢力は固定のままで、第2流出入兼用開口75cの長手方向の長さを変更設定することによっても、芳香作用の調整を行うことができる。
(5) The second inflow opening and the second outflow opening of the
When a plurality of second inflow /
(6) 前記芳香ユニット7は、車室8内への空調風吹き出し口(センタベンチレータ33,34)を有する空調風ダクト(フロントベントダクト3)の位置に配設し、前記空調風ダクト側に固定されるユニット支持枠36に対し、固形溶剤76を保持する溶剤保持部材77を前記空調風ダクトの外部位置から着脱可能に設けた。このため、固形溶剤76が消耗したとき、二重筒72,73にて覆われた固形溶剤76を車室8内側から容易に交換することができる。
(6) The
実施例2は、実施例1の第2流出入兼用開口に代え、内側円筒に独立の第2流入開口と第2流出開口を形成した例である。 The second embodiment is an example in which an independent second inflow opening and second outflow opening are formed in the inner cylinder instead of the second outflow / inflow opening of the first embodiment.
まず、構成を説明する。
図6は、実施例2の車両用空気調和装置のフロントベントダクトに装備された芳香ユニットを示す分解斜視図である。
First, the configuration will be described.
FIG. 6 is an exploded perspective view showing the fragrance unit installed in the front vent duct of the vehicle air conditioner according to the second embodiment.
実施例2のフロントベントダクト3に配設された芳香ユニット7は、図6に示すように、ユニット支持枠71と、外側円筒72(外筒)と、内側円筒73(内筒)と、バネ74と、通路開閉構造75と、固形溶剤76と、溶剤保持部材77と、溶剤交換摘み78と、を備えている。
As shown in FIG. 6, the
前記内側円筒73は、図6に示すように、筒端面を塞いだ円筒形状である。この内側円筒73には、筒端面の外周部に第2流入扇形開口75d(第2流入開口)を形成し、空調風動圧の発生時に固形溶剤76より下流側となる筒側面に第2流出開口75eを形成している。
As shown in FIG. 6, the
前記第2流入扇形開口75dは、図6に示すように、内側円筒73の筒端面の外周に沿ってドーナツ状に開け、筒端面の中心位置の閉塞部75fと筒端面の外周縁部75gの間を放射状リブ75hにて結合することで、環状に複数個形成される。
なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
As shown in FIG. 6, the second inflow fan-shaped
Since other configurations are the same as those of the first embodiment, the corresponding components are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
次に、作用を説明する。
実施例2の車両用空気調和装置における作用を、「芳香成分の拡散抑制作用」、「ベントモード選択時の芳香作用」に分けて説明する。
Next, the operation will be described.
The operation of the vehicle air conditioner according to the second embodiment will be described by dividing it into “aroma component diffusion suppression effect” and “aroma effect when vent mode is selected”.
[芳香成分の拡散抑制作用]
図7は、実施例2の車両用空気調和装置において空調風が無い時の芳香成分の拡散抑制作用を示す作用説明図である。
[Diffusion control of aromatic components]
FIG. 7 is an operation explanatory diagram illustrating the diffusion suppressing action of the fragrance component when there is no conditioned air in the vehicle air conditioner of the second embodiment.
空調停止時やベントモード以外のモード選択による空調作動時等であり、フロントベントダクト3からの空調風が無い時、実施例1と同様に、外側円筒72と内側円筒73に設けた通路開閉構造75により、芳香通路が閉じられ、外側円筒72と内側円筒73による二重筒72,73にて固形溶剤76を密閉状態で覆ったままとし、固形溶剤76に含まれる芳香成分等の拡散を抑制する作用を示す。
A passage opening / closing structure provided in the
このとき、実施例2では、内側円筒73に形成する開口を、実施例1のように第2流出入兼用開口75cのみとするのではなく、第2流入扇形開口75dと第2流出開口75eに分けている。このため、図7に示すように、外側円筒72と内側円筒73の隙間をシールする長さが、第1実施例の場合(図2を参照)に比べ、長く確保されることになり、円周方向のシール性が向上する。
At this time, in the second embodiment, the opening formed in the
したがって、二重筒72,73により覆われる固形溶剤76の密閉性が実施例1よりも良くなり、車両への乗り込み時の過剰な芳香を確実に防止することができる。加えて、長期間にわたって車両駐車する時等において、無駄に芳香成分等が拡散することが効果的に抑制されるため、実施例1よりも固形溶剤76の寿命を延長することができる。
Therefore, the sealing property of the solid solvent 76 covered with the
[ベントモード選択時の芳香作用]
図8は、実施例2の車両用空気調和装置においてベントモード選択時の芳香作用を示す作用説明図である。
[Aroma action when vent mode is selected]
FIG. 8 is an operation explanatory diagram showing an aroma action when the vent mode is selected in the vehicle air conditioner of the second embodiment.
ベントモードを選択しての走行時等であって、空調風(ベント風)による動圧の発生時には、実施例1と同様に、外側円筒72と内側円筒73に設けた通路開閉構造75により芳香通路Fが開かれ、二重筒72,73の外部から固形溶剤76を有する二重筒72,73の内部へ導入した空調風を、再び二重筒72,73の外部へ戻す作用を示す。
When running with the vent mode selected, etc., and when dynamic pressure is generated by the conditioned air (vent air), the passage opening /
このとき、実施例2では、内側円筒73の筒端面に、第2流入扇形開口75dが環状に複数個形成されているため、実施例1に比べ、内側円筒73の流入開口面積を広く均一にとることができ、二重筒72,73内の芳香通路Fの通気性が向上する。
At this time, in the second embodiment, a plurality of second inflow fan-shaped
したがって、車室8内に空調風を吹き出す時には、センタベンチレータ33,34から吹き出される空調風に乗って固形溶剤76から有効に芳香成分が揮発され、実施例1よりも高い芳香作用が発揮されることになる。
なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
Therefore, when the conditioned air is blown into the
Since other operations are the same as those of the first embodiment, description thereof is omitted.
次に、効果を説明する。
実施例2の車両用空気調和装置にあっては、実施例1の(1)〜(4),(6)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
Next, the effect will be described.
In the vehicle air conditioner of the second embodiment, in addition to the effects (1) to (4) and (6) of the first embodiment, the following effects can be obtained.
(7) 前記内側円筒73の第2流入開口は、筒端面の外周に沿ってドーナツ状に開け、筒端面の中心位置の閉塞部75fと筒端面の外周縁部75gの間を放射状リブ75hにて結合した複数の第2流入扇形開口75dである。このため、実施例1よりも固形溶剤76の長寿命化を図ることができると共に、実施例1よりも高い芳香作用を発揮させることができる。
(7) The second inflow opening of the
実施例3は、実施例2の内側内筒の構成に、シール機能とガイド機能を高める部材を追加した例である。 The third embodiment is an example in which a member that enhances a sealing function and a guide function is added to the configuration of the inner inner cylinder of the second embodiment.
まず、構成を説明する。
図9は、実施例3の車両用空気調和装置のフロントベントダクトに装備された芳香ユニットを示す分解斜視図である。
First, the configuration will be described.
FIG. 9 is an exploded perspective view showing the fragrance unit provided in the front vent duct of the vehicle air conditioner according to the third embodiment.
実施例3のフロントベントダクト3に配設された芳香ユニット7は、図9に示すように、ユニット支持枠71と、外側円筒72(外筒)と、内側円筒73(内筒)と、バネ74と、通路開閉構造75と、固形溶剤76と、溶剤保持部材77と、溶剤交換摘み78と、を備えている。
As shown in FIG. 9, the
前記内側円筒73は、図9に示すように、筒端面を塞いだ円筒形状である。この内側円筒73には、筒端面の外周部に第2流入扇形開口75d(第2流入開口)を形成し、空調風動圧の発生時に固形溶剤76より下流側となる筒側面に第2流出開口75eを形成している。
As shown in FIG. 9, the
前記第2流入扇形開口75dは、図9に示すように、内側円筒73の筒端面の外周に沿ってドーナツ状に開け、筒端面の中心位置の突起閉塞部75iと筒端面の外周縁部75gの間を放射状リブ75hにて結合することで、環状に複数個形成される。
As shown in FIG. 9, the second inflow fan-shaped
前記突起閉塞部75iは、図9に示すように、外側円筒72の第1流入開口75aの内径よりも少し小さい外径を有する円柱突起形状であり、空調風の流れの上流側に向けて突出して形成される。
なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
As shown in FIG. 9, the
Since other configurations are the same as those of the first embodiment, the corresponding components are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
次に、作用を説明する。
実施例3の車両用空気調和装置における作用を、「芳香成分の拡散抑制作用」、「ベントモード選択時の芳香作用」に分けて説明する。
Next, the operation will be described.
The operation of the vehicle air conditioner according to the third embodiment will be described by dividing it into “aroma component diffusion suppressing effect” and “aroma effect when vent mode is selected”.
[芳香成分の拡散抑制作用]
図10は、実施例3の車両用空気調和装置において空調風が無い時の芳香成分の拡散抑制作用を示す作用説明図である。
[Diffusion control of aromatic components]
FIG. 10 is an operation explanatory view showing the diffusion suppressing action of the aroma component when there is no conditioned air in the vehicle air conditioner of the third embodiment.
空調停止時やベントモード以外のモード選択による空調作動時等であり、フロントベントダクト3からの空調風が無い時、実施例1と同様に、外側円筒72と内側円筒73に設けた通路開閉構造75により、芳香通路が閉じられ、外側円筒72と内側円筒73による二重筒72,73にて固形溶剤76を密閉状態で覆ったままとし、固形溶剤76に含まれる芳香成分等の拡散を抑制する作用を示す。
A passage opening / closing structure provided in the
そして、実施例2と同様に、内側円筒73に形成する開口を第2流入扇形開口75dと第2流出開口75eに分けているため、図10に示すように、外側円筒72と内側円筒73の隙間をシールする長さが、第1実施例の場合(図2を参照)に比べ、長く確保されることになり、円周方向のシール性が向上する。
And since the opening formed in the
加えて、実施例3の場合、内側円筒73の突起閉塞部75iが、図10に示すように、外側円筒72の第1流入開口75aに嵌合した状態となることで、突起閉塞部75iの外周面と第1流入開口75aの内周面により線シール部が形成される。
In addition, in the case of the third embodiment, the
したがって、二重筒72,73により覆われる固形溶剤76の密閉性が実施例2よりもさらに良くなり、車両への乗り込み時の過剰な芳香を確実に防止することができる。加えて、長期間にわたって車両駐車する時等において、無駄に芳香成分等が拡散することが効果的に抑制されるため、実施例2よりも固形溶剤76の寿命を延長することができる。
Therefore, the sealing property of the solid solvent 76 covered by the
[ベントモード選択時の芳香作用]
図11は、実施例3の車両用空気調和装置においてベントモード選択時の芳香作用を示す作用説明図である。
[Aroma action when vent mode is selected]
FIG. 11 is an operation explanatory diagram illustrating an aroma effect when the vent mode is selected in the vehicle air conditioner of the third embodiment.
ベントモードを選択しての走行時等であって、空調風(ベント風)による動圧の発生時には、実施例1と同様に、外側円筒72と内側円筒73に設けた通路開閉構造75により芳香通路Fが開かれ、二重筒72,73の外部から固形溶剤76を有する二重筒72,73の内部へ導入した空調風を、再び二重筒72,73の外部へ戻す作用を示す。
When running with the vent mode selected, etc., and when dynamic pressure is generated by the conditioned air (vent air), the passage opening /
そして、実施例2と同様に、内側円筒73の筒端面に環状に複数個形成された第2流入扇形開口75dにより、実施例1に比べ、内側円筒73の流入開口面積を広く均一にとることができ、二重筒72,73内の芳香通路Fの通気性が向上する。
In the same manner as in the second embodiment, the second inflow fan-shaped
加えて、実施例3の場合、内側円筒73の突起閉塞部75iが、図10に示すように、外側円筒72の第1流入開口75aから導入された空調風の流れを、第2流入扇形開口75dに導くガイドとなり、二重筒72,73内の芳香通路Fの通気性が向上する。
In addition, in the case of the third embodiment, the
したがって、車室8内に空調風を吹き出す時には、センタベンチレータ33,34から吹き出される空調風に乗って固形溶剤76から有効に芳香成分が揮発され、実施例2よりも高い芳香作用が発揮されることになる。
なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
Therefore, when the conditioned air is blown into the
Since other operations are the same as those of the first embodiment, description thereof is omitted.
次に、効果を説明する。
実施例3の車両用空気調和装置にあっては、実施例1の(1)〜(4),(6)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
Next, the effect will be described.
In the vehicle air conditioner of the third embodiment, the following effects can be obtained in addition to the effects (1) to (4) and (6) of the first embodiment.
(8) 前記内側円筒73の筒端面の中心位置に、空調風の流れの上流側に向けて突出する突起閉塞部75iを形成した。このため、実施例2よりも固形溶剤76の長寿命化を図ることができると共に、実施例2よりも高い芳香作用を発揮させることができる。
(8) At the center position of the cylinder end surface of the
以上、本発明の車両用空気調和装置を実施例1〜実施例3に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。 As mentioned above, although the vehicle air conditioner of this invention has been demonstrated based on Example 1-3, it is not restricted to these Examples about a concrete structure, Each claim of a claim Design changes and additions are permitted without departing from the spirit of the invention according to the paragraph.
実施例1〜3では、外筒と内筒として、筒断面形状が円形の外側円筒と内側円筒を用いる例を示した。しかし、筒断面形状は円形に限ることなく、楕円形や長円形や多角形等であっても良い。 In Examples 1 to 3, examples in which an outer cylinder and an inner cylinder having a circular cylinder cross-sectional shape are used as the outer cylinder and the inner cylinder. However, the cross-sectional shape of the cylinder is not limited to a circle, and may be an ellipse, an oval, a polygon, or the like.
実施例1〜3では、外筒と内筒のうち、内筒である内側円筒が空調風の動圧を受けて外側円筒の内面を摺動する例を示した。しかし、外筒と内筒のうち、外筒である外側円筒が空調風の動圧を受けて内側円筒の外面を摺動する例としても良いし、さらに、外筒である外側円筒と内筒である内側円筒が、それぞれ空調風の動圧を受けて異なる摺動をするような例としても良い。 In Examples 1 to 3, the inner cylinder, which is the inner cylinder, of the outer cylinder and the inner cylinder receives the dynamic pressure of the conditioned air and slides on the inner surface of the outer cylinder. However, of the outer cylinder and the inner cylinder, the outer cylinder, which is the outer cylinder, may slide on the outer surface of the inner cylinder by receiving the dynamic pressure of the conditioned air. The inner cylinders may be slid differently under the dynamic pressure of the conditioned air.
実施例1〜3では、芳香ユニットを、固形溶剤の交換性を考慮し、フロントベントダクトの位置に設定する例を示した。しかし、芳香ユニットは、空気取り入れ口から車室内への吹出口に至る空調風経路のいずれの位置に配設しても良い。 In Examples 1 to 3, the example in which the fragrance unit is set at the position of the front vent duct in consideration of the exchangeability of the solid solvent is shown. However, the fragrance unit may be disposed at any position in the conditioned air path from the air intake port to the air outlet into the vehicle compartment.
実施例1〜3では、温度情報等に応じて暖房や冷房を行う車両用空気調和装置への適用例を示したが、暖房のみを行う車両用空気調和装置や冷房のみを行う車両用空気調和装置暖房や空気清浄を行う車両用空気調和装置等、様々な車両用空気調和装置に対しても適用することができる。 In the first to third embodiments, an application example to a vehicle air conditioner that performs heating or cooling according to temperature information or the like has been described. However, a vehicle air conditioner that performs only heating or a vehicle air conditioner that performs only cooling. The present invention can also be applied to various vehicle air conditioners such as a vehicle air conditioner that performs apparatus heating and air cleaning.
1 ブロワユニット
2 空調ユニット
3 フロントベントダクト(空調ダクト)
33,34 センタベンチレータ(車室内吹出口)
35 ユニット穴
36 ユニット支持枠
36 支持リング
4 リヤベントダクト
5 デフダクト
6 フットダクト
7 芳香ユニット
71 ユニット支持枠
72 外側円筒(外筒)
73 内側円筒(内筒)
74 バネ
75 通路開閉構造
75a 第1流入開口
75b 第1流出開口
75c 第2流出入兼用開口(第2流入開口、第2流出開口)
75d 第2流入扇形開口(第2流入開口)
75e 第2流出開口
75f 閉塞部
75g 外周縁部
75h 放射状リブ
75i 突起閉塞部
76 固形溶剤
77 溶剤保持部材
78 溶剤交換摘み
8 車室
CL 筒軸
F 芳香通路
S1 流出側開口面積
S2 流出側開口面積
W 空調風方向
1
33, 34 Center ventilator (vehicle outlet)
35
73 Inner cylinder (inner cylinder)
74
75d Second inflow fan-shaped opening (second inflow opening)
75e
CL Tube axis F Aroma passage
S1 Outlet side opening area
S2 Outlet side opening area W Air conditioning wind direction
Claims (8)
前記芳香ユニットは、摺動可能に嵌合された外筒と内筒による二重筒にて芳香成分を揮発する固形溶剤を覆うと共に、前記二重筒の筒軸を空調風の上流側に向けることで筒端面を空調風の動圧受け面とし、
前記外筒と前記内筒に、空調風による動圧の発生時には、前記動圧受け面が受ける空調風の動圧によって、前記二重筒の外部から内部へ導入した空調風を再び前記二重筒の外部へ戻す芳香通路を開き、空調風が無い時には、前記芳香通路を閉じる通路開閉構造を設けたことを特徴とする車両用空気調和装置。 In the vehicle air conditioner in which the fragrance unit is arranged in the conditioned air path from the air intake port to the air outlet to the vehicle interior,
The fragrance unit covers a solid solvent that volatilizes fragrance components with a double cylinder composed of an outer cylinder and an inner cylinder slidably fitted, and directs the cylinder axis of the double cylinder toward the upstream side of the conditioned air. The cylinder end surface is used as the dynamic pressure receiving surface of the conditioned air,
When dynamic pressure due to the conditioned air is generated in the outer cylinder and the inner cylinder, the conditioned air introduced from the outside to the inside of the double cylinder is again introduced into the double cylinder by the dynamic pressure of the conditioned air received by the dynamic pressure receiving surface. An air conditioning apparatus for a vehicle, comprising a passage opening / closing structure that opens an aroma passage returning to the outside of a cylinder and closes the aroma passage when there is no conditioned air.
前記芳香ユニットは、前記外筒をユニット支持枠に固定し、固定した外筒に対し前記内筒を摺動可能に嵌合すると共に、前記内筒に、空調風の下流側に向けて作用する動圧力に対抗する付勢力を付与するバネを設定し、
前記通路開閉構造は、空調風による動圧の発生時、バネ付勢力を上回る動圧力により前記内筒が空調風の下流側に移動して前記芳香通路を開き、空調風が無い時、バネ付勢力により前記内筒が空調風の上流側へ移動して前記芳香通路を閉じる構造としたことを特徴とする車両用空気調和装置。 The vehicle air conditioner according to claim 1,
The fragrance unit fixes the outer cylinder to a unit support frame, slidably fits the inner cylinder to the fixed outer cylinder, and acts on the inner cylinder toward the downstream side of the conditioned air. Set a spring that gives a biasing force against the dynamic pressure,
The passage opening / closing structure is provided with a spring when the inner cylinder moves to the downstream side of the air-conditioning air by the dynamic pressure exceeding the spring biasing force when the dynamic pressure is generated by the air-conditioning air, and opens the aromatic passage. An air conditioner for a vehicle characterized in that the inner cylinder moves to the upstream side of the conditioned air by power to close the fragrance passage.
前記通路開閉構造は、前記外筒に形成した第1流入開口および第1流出開口と、前記内筒に形成した第2流入開口および第2流出開口と、を有する構造であり、かつ、空調風が無い時、前記第1流入開口と前記第2流入開口、および、前記第1流出開口と第2流出開口を、開口位置の重なり合いを回避するオフセット設定による構造としたことを特徴とする車両用空気調和装置。 The vehicle air conditioner according to claim 1 or 2,
The passage opening / closing structure is a structure having a first inflow opening and a first outflow opening formed in the outer cylinder, and a second inflow opening and a second outflow opening formed in the inner cylinder, and conditioned air When there is not, the first inflow opening and the second inflow opening, and the first outflow opening and the second outflow opening have a structure with an offset setting that avoids overlapping of the opening positions. Air conditioner.
前記外筒は、筒端面を塞いだ円筒状の外側円筒であり、前記外側円筒の筒端面の中心近傍に前記第1流入開口を形成し、前記外側円筒の固形溶剤より下流側の筒側面の位置に前記第1流出開口を形成し、
前記内筒は、筒端面を塞いだ円筒状の内側円筒であり、前記内側円筒の筒端面の外周部に前記第2流入開口を形成し、空調風動圧の発生時に固形溶剤より下流側となる前記内側円筒の筒側面に前記第2流出開口を形成したことを特徴とする車両用空気調和装置。 In the vehicle air conditioner according to claim 3,
The outer cylinder is a cylindrical outer cylinder with a cylindrical end surface closed, the first inflow opening is formed in the vicinity of the center of the cylindrical end surface of the outer cylinder, and the outer cylinder has a cylindrical side surface downstream of the solid solvent. Forming the first outflow opening at a position;
The inner cylinder is a cylindrical inner cylinder with a cylinder end surface closed, and the second inflow opening is formed in the outer peripheral portion of the cylinder end surface of the inner cylinder, and when the air-conditioning wind dynamic pressure is generated, The air conditioning apparatus for a vehicle, wherein the second outflow opening is formed on a cylindrical side surface of the inner cylinder.
前記内側円筒の第2流入開口と第2流出開口は、筒端面の外周位置から筒側面の途中位置まで長手方向に連続して形成した第2流出入兼用開口であることを特徴とする車両用空気調和装置。 The vehicle air conditioner according to claim 4,
The second inflow opening and the second outflow opening of the inner cylinder are second inflow / outlet openings formed continuously in the longitudinal direction from the outer peripheral position of the cylinder end surface to the middle position of the cylinder side surface. Air conditioner.
前記内側円筒の第2流入開口は、筒端面の外周に沿ってドーナツ状に開け、筒端面の中心位置の閉塞部と筒端面の外周縁部の間を放射状リブにて結合した複数の第2流入扇形開口であることを特徴とする車両用空気調和装置。 The vehicle air conditioner according to claim 4,
The second inflow opening of the inner cylinder is opened in a donut shape along the outer periphery of the cylinder end surface, and a plurality of second inflows are formed by connecting the closed portion at the center position of the cylinder end surface and the outer peripheral edge portion of the cylinder end surface with radial ribs. A vehicle air conditioner having an inflow fan-shaped opening.
前記内側円筒の筒端面の中心位置に、空調風の流れの上流側に向けて突出する突起閉塞部を形成したことを特徴とする車両用空気調和装置。 The vehicle air conditioner according to claim 6,
A vehicular air conditioner, wherein a protrusion blocking portion protruding toward the upstream side of the flow of conditioned air is formed at the center position of the cylinder end surface of the inner cylinder.
前記芳香ユニットは、車室内への空調風吹き出し口を有する空調風ダクトの位置に配設し、前記空調風ダクト側に固定されるユニット支持枠に対し、固形溶剤を保持する溶剤保持部材を前記空調風ダクトの外部位置から着脱可能に設けたことを特徴とする車両用空気調和装置。 The vehicle air conditioner according to any one of claims 1 to 7,
The fragrance unit is disposed at a position of an air-conditioning air duct having an air-conditioning air outlet to the vehicle interior, and a solvent holding member for holding a solid solvent is provided to the unit support frame fixed to the air-conditioning air duct side. An air conditioner for a vehicle, wherein the air conditioner is provided so as to be detachable from an external position of the conditioned air duct.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008160326A JP5062053B2 (en) | 2008-06-19 | 2008-06-19 | Air conditioner for vehicles |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008160326A JP5062053B2 (en) | 2008-06-19 | 2008-06-19 | Air conditioner for vehicles |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010000854A true JP2010000854A (en) | 2010-01-07 |
JP5062053B2 JP5062053B2 (en) | 2012-10-31 |
Family
ID=41582936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008160326A Expired - Fee Related JP5062053B2 (en) | 2008-06-19 | 2008-06-19 | Air conditioner for vehicles |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5062053B2 (en) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017043110A (en) * | 2015-08-24 | 2017-03-02 | 株式会社豊田中央研究所 | Functional component carrier device |
KR20170051512A (en) * | 2014-09-11 | 2017-05-11 | 고쿠리츠 다이가쿠 호우징 나고야 다이가쿠 | Method for producing silicon carbide crystals and crystal production device |
JP2017080137A (en) * | 2015-10-29 | 2017-05-18 | 株式会社 バイオミメティクスシンパシーズ | Mobile dialysis vehicle |
JP2019166853A (en) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | 株式会社豊田中央研究所 | Volatile component discharging device |
JPWO2020262276A1 (en) * | 2019-06-25 | 2020-12-30 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6188813U (en) * | 1984-11-19 | 1986-06-10 | ||
JPH0329872U (en) * | 1989-03-28 | 1991-03-25 | ||
JPH04259464A (en) * | 1991-02-14 | 1992-09-16 | Daikin Ind Ltd | Aromatic device |
JPH0523383A (en) * | 1991-01-09 | 1993-02-02 | Daikin Ind Ltd | Aroma container |
JPH079846A (en) * | 1993-06-29 | 1995-01-13 | Nippondenso Co Ltd | Air conditioning deodorizing device |
JPH08318732A (en) * | 1995-05-26 | 1996-12-03 | Nissan Motor Co Ltd | Air conditioner for vehicle |
-
2008
- 2008-06-19 JP JP2008160326A patent/JP5062053B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6188813U (en) * | 1984-11-19 | 1986-06-10 | ||
JPH0329872U (en) * | 1989-03-28 | 1991-03-25 | ||
JPH0523383A (en) * | 1991-01-09 | 1993-02-02 | Daikin Ind Ltd | Aroma container |
JPH04259464A (en) * | 1991-02-14 | 1992-09-16 | Daikin Ind Ltd | Aromatic device |
JPH079846A (en) * | 1993-06-29 | 1995-01-13 | Nippondenso Co Ltd | Air conditioning deodorizing device |
JPH08318732A (en) * | 1995-05-26 | 1996-12-03 | Nissan Motor Co Ltd | Air conditioner for vehicle |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170051512A (en) * | 2014-09-11 | 2017-05-11 | 고쿠리츠 다이가쿠 호우징 나고야 다이가쿠 | Method for producing silicon carbide crystals and crystal production device |
JP2017043110A (en) * | 2015-08-24 | 2017-03-02 | 株式会社豊田中央研究所 | Functional component carrier device |
JP2017080137A (en) * | 2015-10-29 | 2017-05-18 | 株式会社 バイオミメティクスシンパシーズ | Mobile dialysis vehicle |
JP2019166853A (en) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | 株式会社豊田中央研究所 | Volatile component discharging device |
JPWO2020262276A1 (en) * | 2019-06-25 | 2020-12-30 | ||
WO2020262276A1 (en) * | 2019-06-25 | 2020-12-30 | 株式会社ヴァレオジャパン | Vehicle air conditioning device |
CN114174087A (en) * | 2019-06-25 | 2022-03-11 | 法雷奥日本株式会社 | Air conditioner for vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5062053B2 (en) | 2012-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2017163631A1 (en) | Blower device for air-conditioning of vehicle | |
JP5062053B2 (en) | Air conditioner for vehicles | |
JP5631809B2 (en) | Air conditioner for vehicles | |
US9676245B2 (en) | Three door structure for partial recirculation in an air conditioning system | |
JP2007099188A (en) | Vehicular air-conditioner | |
US9561702B2 (en) | Three door structure for partial recirculation in an air conditioning system | |
JP5703002B2 (en) | Air conditioner for vehicles | |
JPH08268038A (en) | Air passage switching device and air conditioner for vehicle using it | |
US9925844B2 (en) | Two door structure for partial recirculation in an air conditioning system | |
JP2007331416A (en) | Vehicular air conditioning system | |
JP6604792B2 (en) | Blower | |
JP6269432B2 (en) | Air conditioner for vehicles | |
JP2006168432A (en) | Air-conditioner for vehicle | |
JP6472661B2 (en) | Air conditioner for vehicles | |
JP2014148186A (en) | Door structure for air conditioning unit, and air conditioning unit | |
JP2015123851A (en) | Vehicular air conditioner | |
JP2006137424A (en) | Control member | |
JP2010208489A (en) | Damper structure of air conditioner for vehicle | |
JP2018039457A (en) | Vehicular air conditioner | |
JP6499448B2 (en) | Air conditioner for vehicles | |
JP6472662B2 (en) | Air conditioner for vehicles | |
WO2014092075A1 (en) | Vent-holding structure for vehicle air conditioner and vehicle air conditioner provided therewith | |
JP2015107775A (en) | Vehicle air conditioner | |
JP2021079724A (en) | Air conditioning device for vehicle | |
JPH1058944A (en) | Air passage changeover device and air conditioner for vehicle |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110527 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120626 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120710 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120723 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |