JP2009542136A - スケーラブルな帯域幅割当てによる効率的ページング・メカニズム - Google Patents

スケーラブルな帯域幅割当てによる効率的ページング・メカニズム Download PDF

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Abstract

本発明は、移動通信システム内の移動ノードへの改良されたページング手順に関係する。アイドル・モードのUEは、システム帯域幅内の選択可能な周波数サブバンドを介してネットワーク・エンティティによりページングされる。ページング・メッセージの一部またはそのダイバーシチ繰返しを含んでなる各リソース・ブロックについて、様々なパラメータに基づいて個別の周波数サブバンドが選択される。上記のパラメータは、各サブバンドの負荷、トラッキング・エリア内にいるUEの能力及び/またはリソース・ブロック内のページング情報の重要度を含み得る。さらに、ページング・メッセージのダイバーシチ繰返しの代わりとして追加のパリティ・ビットを送信することができ、追加のパリティ・ビットを含有するリソース・ブロックも選択可能な周波数サブバンドを介して送信される。このようにして、ページング・メッセージ送信の信頼性を高めることによって、移動ノードのアイドルからアクティブ状態への移行時の遅延を減少することができ、リソースをより効率的に使用できる。

Description

本発明、移動通信システム内の移動端末に適用するページング手順に関係する。より詳しくは、本発明は、受信能力が異なる各移動ノードを迅速なリソース効率のよい方式でページングするための方法を提供する。さらに、本発明は、各移動端末とデータを交換するための無線リソース制御エンティティ並びにページング手順を開始するためのネットワーク・エンティティに関係する。
WCDMA無線アクセス技術に基づいた第3世代移動システム(3G)は、世界中で広い規模で展開されつつある。ユーザ及び通信事業者の要求と期待は進化し続けることを知り、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)は、3Gの長期的競争力を確実にするために、次なる大きな歩み、すなわち3G標準の発展を検討し始めた。3GPPは、サービス・プロビジョニングを向上させ、ユーザ及び通信事業者のコストを削減するために、性能面で大きな飛躍を成し遂げる手段を研究する「進化UTRA及びUTRAN」(E−UTRA及びE−UTRAN)という研究項目を開始した。
E−UTRAのような進化した無線アクセスを備えるシステムは、非特許文献1(http://www.3gpp.orgにて得られる)で提案されたような、例えば、1.25MHz、2.50MHz、5.00MHz、10.00MHz、15.00MHz、及び20.00MHzといった異なるサイズの周波数スペクトル割当てで、アップリンク、ダウンリンク両方向とも動作するものとする。E−UTRAは、スタンドアローン様式で、すなわち、所定の周波数スペクトル以外のキャリアを利用せずに動作可能であるものとする。
他方、ユーザ端末(UE)それぞれは、システムの使用周波数範囲とは通常異なる所定の周波数帯域幅能力を有する。UEの周波数帯域幅能力は、UEが通信に、すなわち、データの送受信に利用できる周波数範囲を規定する。それぞれ異なる帯域幅能力をもつ多様な種類のUEとそれぞれ異なる周波数帯域幅サイズを有する種々のセルが存在する場合、各UEはどの種類のセルとでも無線リンクを確立できることを保証されなければならない。
したがって、これらのシステム帯域幅サイズの各々に対して、幾通りものUEの配置を個々に定義することが可能である。UEはシステムの周波数範囲の特定の一部のみをカバーするが、このカバーリングは「UEキャンピング」と呼ばれ、UEはデータを送受信するために、そのキャリア周波数をシステム帯域幅内の適当な中心周波数にチューニングする。
システムの周波数範囲を図1に示すが、この場合、20MHzは、5、10、15及び20MHzの周波数領域で能力をもつ個別のUEの可能なキャンピング位置を有するようにさらに構成される。より詳しくは、この図によれば、システム帯域幅は一様のサイズのサブバンドに分割される。ただし、 非一様サイズのサブバンドがシステム帯域幅内に定義されてもよいことに留意すべきである。より低い帯域幅能力をもつユーザ端末は、より高い帯域幅能力をもつ端末に比べてより多くの位置に配置可能である。
例えば、図1から明らかなように、15MHzのUEと表記した、15 MHzの能力をもつUEは3個の可能なキャンピング位置を有する一方、5MHzのUEはシステム帯域幅内で7個の可能な配置を有する。さらに、15MHzのUEは、当然、5 MHzのUEよりも大きな帯域幅をカバーするので、データを送受信するためのより広いカバレッジを提供する。
さらに、ユーザ・データを送受信可能であるためには、UEは3GPPインタフェースを利用したアクティブ状態(例えば、LTE_アクティブ)になっていなければならない。この状態において、無線接続が確立され、UEはその現在の基地局へ測定値と要求をリポートする。次に、UEとネットワーク間に、最初はシグナリングをその後はユーザ・データを伝送するベアラが確立される。
アクティブ状態で移動している間、UEは近隣セルの信号強度を継続的に測定し、ネットワークへ測定値リポートを送信する。ネットワークが新しい基地局を使用することを決定すると、ネットワークは新しい無線リンクを確立し、その新しい基地局へハンドオーバするようにUEをトリガする。
アクティブ状態に加えて、電力消費を低下させたモードがサポートされる。このモードはアイドル状態(例えば、LTE_アイドル)と呼ばれ、ユーザ・データが送信また受信されていないときに使用される。アイドル状態において、セル再選択がUEによって行なわれると、トラッキング・エリア(TA)変更のみがネットワークに登録される(すなわち、全てのセルの変更がネットワークへリポートされるわけではない)。ネットワークはセルレベルではUEの現実の位置を知らないが、TAレベルでのみ知る。アイドル状態においては、UEに関係したコンテクストのほとんどは3GPP無線アクセス・ネットワーク(RAN)において抹消され、LTE_アイドルからLTE_アクティブへの遷移を実行するためにUEをページングすることがさらにあり得る。
LTE_アイドル状態のUEは、ブロードキャストされるセル探索パラメータとページング情報を受信しなければならない。標準によれば、これらの該当するセルのパラメータは、ページング及びブロードキャスト・チャネルを介して送信され、すべてのUEがどの周波数でこの情報を受信すべきかわかるように、周波数プレーンにおけるデフォルト位置としてセルの帯域幅の中心バンドでブロードキャストされる。しかし、セルのブロードキャスト・データを送信するためにその他のデフォルト周波数バンドも定義され得る。本発明を以降に説明する上で、前記デフォルト周波数サブバンドはシステム帯域幅の中心バンドであると仮定される。
LTE_アイドル状態時にはUEは前記中心バンドに配置されなければならない。図1によれば、これは、20 MHzの完全なシステム帯域幅の中心周波数に等しい中心周波数をももつ5MHz幅のバンドであり得る。したがって、LTE_アクティブ・モード及びLTE_アイドル・モードでの配置に利用可能なUEのキャンピング位置は濃い灰色で示され、LTE_アクティブ・モードでのみの配置に利用可能なキャンピング位置は薄い灰色で示される。具体的には、図1に示した20 MHzのシステム帯域幅を仮定すれば、5MHzのUEと10 MHzのUEは、 LTE_アイドルではそれぞれ一つだけの可能なキャンピング位置を有し、それぞれ7個と3個のLTE_アクティブのキャンピング位置を有する。
図2は、各種のトラヒック・チャネルを15MHzの帯域幅のシステムの異なるサブバンドに分配する例を示す。より詳しくは、ユーザ・プレーンにおけるユーザ・データ・トラヒックは、確立後にUEへ通知される個別無線ベアラを介して、システムのどのサブバンドでも送受信可能である。したがって、サブバンド内のある特定の部分的範囲がある特定のUEに割り当てられることにより、そのUEとのデータの送受信がなされる。
さらに、制御プレーンのトラヒック用のその他のRRCメッセージ無線ベアラも、システム帯域幅のどのサブバンドにも割り付けることができる。一方、マルチメディア・ブロードキャスト/マルチキャスト・サービス(MBMS)は、LTE_アイドル状態にある、あらゆる能力のUEによって受信されなければならないので、このサービスは中心バンドでだけ送信される。マルチキャスト・トラヒックに加えて、ダウンリンク上のブロードキャスト及びページングの制御プレーンのトラヒックも中心バンドでだけ送信されなければならない。周波数単位当り測定されるトラヒック密度が、中心バンドではサイドバンドでのトラヒック密度に比べてより高いことが一目瞭然である。
ページング手順が、ページング制御チャネル(PCCH)を使用して、アイドル・モードの各UEのうち選択されたUEへページング情報を送信するために使用される。このチャネルは、ネットワークがUEの所在セルを知らないとき、またはUEがセルに接続した状態であるがスリープ・モード手順を使用しているときに使用される。さらに、ネットワーク中の上位層が、例えば、端末へのシグナリング接続を開始し、確立するために、ページングを要求する場合もある。UTRANは、セル更新手順をトリガするために、または更新されたシステム情報の読取りをトリガするために、各UEに対するページングを開始できる。UTRANはまた、RRC接続を切り離すために各UEに対するページングを開始できる。
ページング手順の実行のためにはいくつかのトランスポート・チャネルが必要であり、提供される。具体的には、主要なチャネルは、ブロードキャスト・チャネル(BCH),ページング・インジケータチャネル(PICH)及びページング・トランスポート・チャネル(PCH)である。
BCHは、E−UTRAネットワークまたは所定のセルに特有の情報を送信するために使用されるトランスポート・チャネルである。どのネットワークでも必要である最も典型的なデータは、セル内の利用可能なランダム・アクセス・コードとアクセス・スロット、または当該セルへのPCHとPICHを含むその他のチャネルと共に使用される送信ダイバーシチ方法のタイプである。UEはブロードキャスト・チャネルを復号できなければセルにキャンプ(camp)することができないので、このチャネルは、対象とするカバレッジ・エリア内のすべてのユーザに着信するように比較的高い電力で送信される必要がある。
ページングにより効率的なスリープ・モード動作を端末に提供するために、PICHはPCHと一緒に動作される。PICHは、PCHを介して送信されるべき該当ページング・メッセージの情報をページング・インジケータ(PI)によって端末に与える。前記ページングメッセージは、ダウンリンク共有トランスポート・チャネル(DL−SCH)を介して代替的に送信可能であることに留意すべきである。一般性を失うことなく、前者のオプションが本発明では前提として仮定される。各PICHフレームは、ページング・インジケータによって使用される288ビットを伝送し、将来の使用のために12ビットを未使用のまま残す。PIの繰返し率により、PICHサブフレーム当り18個、36個、72個または144個のページング・インジケータが存在し得る。さらに詳しく述べれば、PIはページング・グループに与えられ、端末はネットワークにいったん登録された後、ページング・グループを割り当てられる。そのページング・グループに属する端末のいずれかへのページング・メッセージがあるとき、PIはPICH上に定期的に出現する。LTEでは、PICHを使用せずにページング・メッセージを直接読み取ることを前提としたさらに別のソリューションが可能であるが、本発明に何らかの変化を及ぼすものではないので、本文書ではそのことにはふれない。
PCHは、ページング手順に関係するデータ、この場合、実際のページング・データ・メッセージを伝送するダウンリンク・トランスポート・チャネルである。一つのセル内で、単一のPCHまたはいくつかのPCHが確立可能である。システム情報としてUEに通知された各二次共通制御物理チャネル(SCCPCH)が、1個までのPCHを伝送できる。したがって、指定されたPCHごとに、同じく通知された一意に関連付けられたPICHが存在する。
ページングに使用されるべき周波数サブバンドは、BCH上でいわゆるシステム情報ブロック(SIB)中でUEに通知される。例えば、システム情報ブロック・タイプ5は、PICHとPCHのコンフィギュレーション・パラメータを有する。SIBは、通常、同じ種類の情報要素をグループ化してまとめる。動的パラメータは、より固定的なパラメータから異なるSIBにグループ化される。SIBはツリー状に編成され、マスター情報ブロック(MIB)が多数の情報ブロックに対して参照及びスケジューリング情報を与える。さらに、MIBは、タイマー時間経過時にUEによる再読取りをトリガするために、動的パラメータに関するタイマー情報も有する。MIBは、BCH上で一定の間隔で送信され、そのスケジューリングは固定的である。
ページング自体は、物理チャネルであるPICH上で送信されるページング・インジケータ(PI)によって起動される。端末は、最初、システム帯域幅の中心バンドにキャンプし、BCHを介してセルのブロードキャスト情報を受信する。前述したように、このときUEは、PI及びページング・データ・メッセージが送信されるべき周波数を知る。その後、該当するPIが送信されているかどうかUEはPICHを定期的にリッスンする。
該当するPIがUEによって検出されたときはただちに、UEは、ページングメッセージが自UEに向けれたものか否かを知るために、SCCPCH上にマッピングされた次のPCHフレームを復号する。したがって、ページング・メッセージは、他の情報の中でも特に、端末がそのページングメッセージが実際に自UEに向けれたものか否かを判別することを可能にする、国際移動電話加入者識別番号(IMSI)を含んでなる。
PIの出現頻度が少ないほど、UEがスリープ・モードからウェイクアップしなければならない頻度も少なくなり、バッテリの寿命はより長くなる。トレードオフは、明らかに、ネットワーク発動の呼び出しに対する応答時間である。
ページング・メッセージ自体は、従来のシステムにおけるページング・メッセージに比べて拡張され得る。例えば、SIB7などにはアップリンク干渉情報が追加的に含まれ得る。根本的問題をさらに説明する上で、また本発明の実施形態において、ページング・メッセージのサイズは2リソース・ブロック分であると仮定される。一つのページング・メッセージにつき仮定された2リソース・ブロックという量は、ただし、実施形態の説明に使用される一例にすぎない。当業者は、様々な実施形態の教示内容を異なる数のリソース・ブロックに分割されたページング・メッセージに応用することもできる。
リソース・ブロックは、図2でわかるように、周波数−時間領域で定義される。リソース・ブロックは、データ送信のために使用されるシステム帯域幅内のある特定の部分的周波数範囲に対応する特定のタイム・スロット(サブフレーム)である。リソース・ブロック内で、サブフレーム長(〜0.5ms)と周波数帯域幅(〜375kHz)によって制限されるデータが送信可能である。当然、サブフレーム長と帯域幅は、本発明の実施形態に関連影響を及ぼさない範囲で、当業者によって特定の実現の必要性に合うように適応され得る。さらに、特定の移動ノードへリソース・ブロック中で送信されるデータをCDMAと同様に符号化することも可能である。本発明の様々な実施形態に関しては明示的に説明されてはいないが、このような符号多重化を本発明の実施形態に対して行なうことも当業者は可能である。
さらに別の送信オプションは、送信信号の受信品質を高めるために実施される特定のダイバーシチ技術である。一つのリソース・ブロック中では、周波数ダイバーシチの量は小さく、すなわち、およそ375kHzである。同一の送信信号の複数のバージョンを受信し処理することにより、メッセージ受信の信頼性を向上させることができることは広く知られている。信号の受信方法によって主に特徴付けられる様々なダイバーシチ技術が可能である。これは、他の数あるオプションの中でも、空間ダイバーシチ、偏波ダイバーシチ、時間ダイバーシチまたは周波数ダイバーシチを含む。以下では、時間ダイバーシチと周波数ダイバーシチのみが関係するので、これらをさらに詳細に概要を説明する。
時間ダイバーシチ技術を使用する場合は、異なる時間インスタンスでの信号の送信の結果、同一信号がより頻繁に受信される。信号は、所定のコヒーレンス時間によって分割される複数のサブフレームにおいて送信される。この技術は実現するのは容易であるが、端末は信号のダイバーシチ繰返しを待たなければならない。そのため、ユーザ・トラヒック・プレーンが確立されるように、キャンプした状態であるLTE_アイドルからアクティブな状態であるLTE_アクティブに遷移する際に移動ノードの遅延が増加される。
周波数ダイバーシチは、異なるキャリア周波数で送信された信号のノイズは相関性をもたないという事実を頼みにする。したがって、メッセージの受信をよりよくするために、同一の信号が特定の帯域幅で分割された複数のチャネルを介して送信され得る。
その後、このように改良された信号から結果として生じるより高い信頼性を実現するためには、受信された複数の信号を端末内で合成しなければならない。しかし、これは本発明には関連しないので、このことに関してさらに詳細は説明しない。
図3は、ページング・メッセージを伝送するPCHのコンフィギュレーションが固定的であり、変更できないようなページング手順におけるページング・データ・メッセージのための一般的な周波数割当てを示す。この例では、システムは20MHzの帯域幅をもち、10MHzと15MHzの二つの異なるUE能力が考慮される。一見してわかるように、両方のUEによってカバーされる周波数範囲は、中心サブバンドであるサブバンド2からなる。第1及び第2リソース・ブロックからなるページング・データ・メッセージが、中心サブバンドで送信されることにより、両方のUEによって受信される。さらに、受信者である各UEにおける信号の信頼性を増加するために、周波数ダイバーシチ繰返しが送信される。したがって、左側のサブバンド1では、ページング・メッセージの第1及び第2リソース・ブロックが同一サブフレーム内で繰り返して送信される。しかし、一つのサブフレーム内の全送信周波数範囲は現在15MHzであり、二つのページング・メッセージを含むサブフレームは10 MHzのUEでは受信できないことを意味する。したがって、この部類の移動端末に対するページングの比較的信頼できる送信を達成するためには、UE個体群の移動無線チャネル数に対応する、少なくとも最大コヒーレンス時間後に時間領域でページングメッセージの両方のリソース・ブロックを繰り返す必要がある。したがって、時間ダイバーシチ後にメッセージが正しく受信されるとすれば、ネットワーク発動のシナリオにおけるセッション設定手順の遅延がコヒーレンス時間の値に相応して増加される。
LTE_アイドル状態からLTE_アクティブ状態へ遷移する際のセッション設定の遅延時間がより低い能力の端末では増加されるという不利点だけでなく、それに加えて、さらに別な不都合も生じる。ページング・メッセージの各リソース・ブロックは、周波数領域でのダイバーシチを実現するためにサブバンド1中で繰り返され、時間領域でのダイバーシチを実現するためにサブバンド2で繰り返されるので、中心サブバンド2とサイドサブバンド1のリソースは非効率に使用される。
上記にすでに概説したように、固定的なページング手順が先行技術では定義された。そのため、各周波数サブバンドにおけるトラヒック密度、UEの帯域幅能力、情報の重要度またはその他のパラメータを含み得る何らかのシステム・パラメータに応じてページングを変更することができない。
3GPP TR 25.913, " Requirements for Evolved UTRA (E-UTRA) and Evolved UTRAN (E-UTRAN)", version 7.3.0
前述した制約を考慮し、本発明の目的は、移動ノードへの改良されたページング手順を提供することである。
上記の目的は独立請求項の主題によって解決される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
本発明の一つの態様は、ページングに使用されるページング用周波数サブバンドが選択可能であり、デフォルト・バンドに固定されないようなページング手順をもっと柔軟にすることである。
本発明のさらに別の態様は、上記の選択はサブバンドにおける負荷、各UEの受信能力、またはページング情報の重要度などのいくつかのパラメータに基づくことである。
本発明のある実施形態によれば、移動通信システムにおけるページング方法が提供され、複数の周波数サブバンドに分割された予め設定された周波数範囲が当該移動通信システム内の通信に使用される。上記方法は、ページング情報を送信するための少なくとも一つの周波数サブバンドを選択し、この選択された少なくとも一つの周波数サブバンドを使用して、ページングを開始するネットワーク・エンティティからページング情報を送信する。
さらに別の実施形態によれば、上記ページング情報はページング制御情報とページング・メッセージを有し、上記ページング制御情報は上記予め設定された周波数範囲内のデフォルト周波数サブバンドを使用して送信される。上記少なくとも一つの周波数サブバンドの選択は、上記ページング・メッセージを送信するための上記少なくとも一つの周波数サブバンドを選択する。これは、必要な情報は固定のサブバンドで送信され、移動ノードは制御情報を早急に受信可能とされるので、従来のシステムにおける容易な実現と高い互換性をもたらす。
さらに追加の実施形態では、上記少なくとも一つの周波数サブバンドの選択は、ページングを開始するネットワーク・エンティティ、または無線アクセス・ネットワークの無線リソース制御エンティティにおいて行なわれる。
さらに別の有利な実施形態によれば、上記選択された少なくとも一つの周波数サブバンドはデフォルト周波数サブバンドとは異なる。これにより、デフォルト周波数サブバンドの負荷が軽減される。
さらに追加の実施形態では、上記ページング制御情報は、上記選択された少なくとも一つの周波数サブバンドの情報を有する。さらに、移動ノードは通信に第1の周波数範囲を利用し、前記第1の周波数範囲はデフォルト周波数サブバンドを含んでなる。上記選択された少なくとも一つの周波数サブバンドの情報を有する上記ページング制御情報を上記移動ノードで受信すると、上記移動ノードの上記第1の周波数範囲は、上記ページング・メッセージを受信するために上記選択された少なくとも一つの周波数サブバンドを含むようにシフトされる。この手順は、広い周波数範囲をもつハイエンドの端末だけでなく、ローエンドの端末もページング・メッセージを受信できるようにする。
さらに別の有利な実施形態では、各周波数サブバンドにおける負荷が判定される。さらに、ページング・メッセージを送信するための上記少なくとも一つの周波数サブバンドの選択は、各周波数サブバンドの判定された負荷に基づく。サブバンドの選択をそのサブバンドにおける負荷に依存させることにより、ページングによって発生したトラヒックを低負荷のサブバンドに分散させる、リソース効率のよいページング手順が提供される。
さらに別の実施形態によれば、デフォルト周波数サブバンドの負荷が低い場合は、 デフォルト周波数サブバンドがページング・メッセージを送信するための上記少なくとも一つの周波数サブバンドとして選択される。代替的に、デフォルト周波数サブバンドの負荷が高い場合は、デフォルト周波数サブバンドはページング・メッセージを送信するための上記少なくとも一つの周波数サブバンドとして選択されない。ページング用の周波数サブバンドの容易な効率的な選択方法が、ネットワーク運営者に提供される。
さらに別の実施形態では、複数のシステム情報ブロックがページング制御情報のそれぞれ異なる部分を含む。システム情報ブロックはレガシー・システムにおいてすでに定義されているので、従来のシステムでも、将来のシステムでも実現が容易になる。
特定の実施形態によれば、ページング・メッセージは少なくとも一つのリソース・ブロックに分割され、上記少なくとも一つのリソース・ブロックは、データが送信される周波数範囲と時間範囲によって決められる。ページング・メッセージを送信するための上記少なくとも一つの周波数サブバンドの選択は、各リソース・ブロックごとにそのリソース・ブロックを送信するための周波数サブバンドを選択する。選択可能な周波数サブバンドを介して各リソースを送信できるので、手順はこれまでよりずっと柔軟で効果的になる。
有利な実施形態では、各リソース・ブロック内のページング情報の重要度がさらに判定される。加えて、各リソース・ブロックを送信するための上記周波数サブバンドの選択は、当該リソース・ブロック内のページング情報の判定された重要度にさらに基づく。これにより、ネットワーク運営者は、周波数サブバンドの選択がただ負荷にだけ基づく場合よりもページング手順をさらに柔軟に調整できる。
本発明のさらに別の実施形態によれば、各リソース・ブロックごとに、選択された周波数サブバンド内の部分的周波数範囲が決定される。よって、各リソース・ブロックは、その決定された部分的周波数範囲を使用して送信される。システムの必要性に応じて、完全なサブバンドではなく、小さい部分的周波数範囲だけを移動ノードに割当てることができる。これは、さらにリソース効率のよいページングを可能にする。
本発明の有利な実施形態では、上記のページング・メッセージに等しい第2のページング・メッセージが送信される。したがって、第2のページング・メッセージを送信するための少なくとも一つの周波数サブバンドが選択される。その後、第2のページング・メッセージを送信するために選択された上記少なくとも一つの周波数サブバンドを使用して、ページングを開始するネットワーク・エンティティから第2のページング・メッセージが送信される。前記第2のページング・メッセージは、送信の信頼性を向上させるために、ページング・メッセージのダイバーシチ繰返しとして送信される。
前述の実施形態の続きによれば、第2のページング・メッセージを送信するための上記少なくとも一つの周波数サブバンドの選択は、各周波数バンドにおいて判定された負荷に基づく。上記選択がサブバンドの現時点のトラヒック負荷に基づくので、リソース効率のよいページング手順が実現される。
本発明のさらに別の実施形態に関して、第2のページング・メッセージは少なくとも一つのリソース・ブロックに分割され、上記少なくとも一つのリソース・ブロックは、データが送信される周波数範囲と時間範囲によって決められる。第2のページング・メッセージを送信するための上記少なくとも一つの周波数サブバンドの選択は、第2のページング・メッセージの各リソース・ブロックごとに、各周波数サブバンドの判定された負荷に基づいて、第2のページング・メッセージのそのリソース・ブロックを送信するための周波数サブバンドを選択する。前述した利点と同様に、ダイバーシチ繰返しのために送信される第2のページング・メッセージも、完全な1個のページング・メッセージとしてではなく、複数のリソース・ブロックが現時点の負荷に基づいて送信されるので、さらにリソース効率よく送信される。
本発明のさらに別の実施形態によれば、第2のメッセージのリソース・ブロックを送信するための各周波数サブバンドの判定された負荷が高い場合は、上記第2のページング・メッセージの上記リソース・ブロックは、上記ページング・メッセージを送信するために選択された上記少なくとも一つの周波数サブバンドを使用して、所定の時間後に再送信される。このようにしてもまた、ページング手順の柔軟性が向上される。
有利な実施形態では、上記ページング情報は、ページング情報のためのエラー訂正情報をさらに含む。上記エラー訂正情報を送信するための少なくとも一つの周波数サブバンドが選択される。その後、上記エラー訂正情報は、エラー訂正情報を送信するために選択された上記少なくとも一つの周波数サブバンドを使用して送信される。エラー訂正情報を含むことにより、ページング送信の信頼性が大幅に向上される。
本発明のさらに別の実施形態に関して、上記エラー訂正情報を送信するための上記少なくとも一つの周波数サブバンドの選択は、各周波数サブバンドの判定された負荷に基づく。エラー訂正情報送信用のサブバンドの選択を可能にすることにより、リソース効率が向上される。
さらに別の実施形態では、ページング情報のための上記エラー訂正情報は、順方向エラー訂正用のパリティ・ビットを含んでなる。順方向エラー訂正は広く使用されている訂正方法であるので、実現が容易である。
有利な実施形態によれば、ページングを開始する上記ネットワーク・エンティティは、無線アクセス・ネットワーク中の制御エンティティである。
別の実施形態に関して、無線アクセス・ネットワーク中の上記制御エンティティは、ユーザ・プレーンのエンティティまたはモビリティ管理エンティティである。これらのエンティティは新LTEシステムにおいて提供されるので、本ページング手順も近い将来に適用可能である。
さらに別の有利な実施形態によれば、各周波数サブバンドの負荷の判定は、無線アクセス・ネットワークのリソース制御エンティティにおいて行なわれる。その後、各周波数サブバンドの負荷情報は、無線アクセス・ネットワークの上記リソース制御エンティティからページングを開始する上記ネットワーク・エンティティへ送信される。上記リソース制御エンティティは、周波数サブバンド・リソースに直接アクセスするので、追加のメッセージングを必要とせずに同リソースの負荷を判定できる。
さらに追加の実施形態では、無線アクセス・ネットワーク中の上記無線リソース制御エンティティは、進化型ノードBである。これの実現は、近い将来に必要とされるものである。
本発明の別の実施形態によれば、ページングを開始する上記ネットワーク・エンティティは、複数の移動ノードをページングする。さらに、ページングを開始する上記ネットワーク・エンティティは、移動ノードで通信に使用される各移動ノードの第1の周波数範囲の情報を有する。したがって、ページング・メッセージを送信するための上記少なくとも一つの周波数サブバンドの選択は、各移動ノードの第1の周波数範囲の情報にさらに基づく。これは、セル内の各移動ノードの現在の能力をさらに考慮できるので、ページング手順のさらに高いオペレータ柔軟性を実現する。
さらに別の実施形態によれば、ページングを開始するネットワーク・エンティティによってページングされる複数の移動ノードのうちの一つの第1の周波数範囲が、第2のページング・メッセージを送信するために選択された上記少なくとも一つの周波数サブバンドを含まない場合は、上記第2のページング・メッセージは、上記ページング・メッセージを送信するために選択された上記少なくとも一つの周波数サブバンドを使用して、所定の時間後に再送信される。これは、再送信を待つこと以外に可能性をもたないローエンドの端末への第2のページング・メッセージの受信を促進する。
さらに別の有利な実施形態に関して、無線リソース制御エンティティが、ページングを開始するネットワーク・エンティティと移動ノードの間に接続される。ページングを開始する上記ネットワーク・エンティティは、ページング情報を上記無線リソース制御エンティティへ送信し、上記無線リソース制御エンティティはページング情報を移動ノードへ転送する。
本発明の別の実施形態では、移動ノードでページング情報を受信すると、ページング情報に対する応答として応答メッセージが、上記無線リソース制御エンティティへ送信される。その後、上記無線リソース制御エンティティで応答メッセージを受信すると、上記無線リソース制御エンティティの識別子が応答メッセージにさらに付加される。さらに、応答メッセージは、ページングを開始する上記ネットワーク・エンティティへ送信される。これにより、ページングを開始する上記ネットワーク・エンティティは、上記移動ノードへ接続される上記特定の無線リソース制御エンティティを確保し、待ち状態のデータパケットを正しい無線リソース制御エンティティへ転送することができる。
本発明のさらに別の実施形態によれば、上記ページング制御情報はトランスポート・フォーマット指示をさらに含む。これは、どのトランスポート・フォーマットがページング手順によって使用されるかを移動ノードがより迅速に認識する助けとなる。
別の実施形態では、上記ページング制御情報は、ページング・インジケータ・チャネルとブロードキャスト・チャネルを使用して送信され、上記ブロードキャスト・チャネルはデフォルト周波数サブバンドを使用する。その後、上記ブロードキャスト・チャネルまたは上記ページング・インジケータ・チャネルは、上記トランスポート・フォーマット指示を送信するために選択され、使用される。
さらに有利な実施形態に関して、上記ページング実行エンティティは複数の移動ノードをページングし、上記複数の移動ノードは、どちらもデフォルト周波数サブバンドを含む小さな周波数範囲または広い周波数範囲を使用する。上記小さな周波数範囲のコンフィギュレーション情報を有する第1のトランスポート・フォーマット指示が、上記小さな周波数範囲を使用する移動ノードへ送信される。さらに、上記広い周波数範囲のコンフィギュレーション情報を有する第2のトランスポート・フォーマット指示が、上記広い周波数範囲を使用する移動ノードへ送信される。このことの利点の一つは、異なるトランスポート・フォーマットを異なる周波数能力をもつ移動端末へ指示できることであり、これにより各移動ノードは、自ノードに実際に当てはまるコンフィギュレーション情報だけを受信し、復号する。
本発明によれば、複数の移動ノードとデータを交換するための無線アクセス・ネットワーク中の無線リソース制御エンティティが提供される。上記無線リソース制御エンティティは、移動通信システム内の通信用の複数の周波数サブバンドに分割された予め設定された周波数範囲を使用する。上記無線リソース制御エンティティは、ページングを開始するネットワーク・エンティティに接続され、各周波数サブバンドにおける負荷を判定するように適合されたプロセッサを具備する。周波数サブバンドの判定された負荷の情報をページングを開始する上記ネットワーク・エンティティへ定期的に送信する送信器が含まれる。受信器は、ページングを開始する上記ネットワーク・エンティティから上記複数の移動ノードへページング情報を送信するために使用される周波数範囲の情報を有するページング情報を受信する。さらに、上記送信器は、周波数情報内に含まれた上記周波数範囲を使用して、上記複数の移動ノードへ上記ページング情報を送信するようにさらに適合される。
本発明によれば、ある移動ノードのページングを開始するネットワーク・エンティティが提供される。複数の周波数サブバンドに分割された予め設定された周波数範囲が、移動通信システム内の通信用に使用される。上記ネットワーク・エンティティは、無線アクセス・ネットワーク中の無線リソース制御エンティティを介して上記移動ノードを含む複数の移動ノードへ接続される。さらに、上記ネットワーク・エンティティは、ページング情報を送信するための少なくとも一つの周波数サブバンドを選択するように適合されたプロセッサを具備する。上記選択された少なくとも一つの周波数サブバンドを使用して、ページング情報を送信する送信器が含まれる。
本発明のさらに別の実施形態では、ページングを開始する上記ネットワーク・エンティティは、上記無線リソース制御エンティティから各周波数サブバンドにおける判定された負荷の情報を定期的に受信する受信器をさらに含む。さらに、上記プロセッサは、受信された各周波数サブバンドの判定された負荷の情報に基づいて、ページング情報を送信するための上記少なくとも一つの周波数サブバンドを選択する。
本発明によれば、前述の実施形態によるページングを開始する少なくとも一つのネットワーク・エンティティを有する、移動ノードをページングするためのシステムが提供される。
さらに、本発明によれば、ページングを開始するネットワーク・エンティティのプロセッサにより実行時に、前述の実施形態による方法の各ステップを上記ネットワーク・エンティティに実行させる命令を記憶するコンピュータにより読取り可能な媒体が提供される。
以下に、添付の図及び図面を参照して本発明をさらに詳細に説明する。図中の類似のまたは同等の細部は、同一の参照番号を付けてある。
以下のパラグラフでは、本発明の様々な実施形態を説明する。典型的な例を示すという目的でのみ、実施形態の大部分は、UTRAまたはE−UTRA通信システムに関連して概説される。また、以下の節で使用される専門用語は、主にE−UTRAの用語に関係する。しかし、UTRA(E−UTRA)アーキテクチャに関連した用語と実施形態の説明は、本発明の原理と概念を上記システムに限定するという意味合いはない。
また、前述の背景技術の節で述べた詳細な説明は、以下に説明する主にUTRA(E−UTRA)に特有の典型的な実施例をよりよく理解してもらうためのものにすぎず、移動通信ネットワークにおけるプロセス及び機能のここで述べた特定の実現に本発明を限定するものと理解すべきではない。
本発明によれば、移動通信システムの予め設定された周波数範囲は、通信に使用され、ブロードキャスト・チャネルまたは他のチャネルを介して端末へ通常シグナリングされる、システムまたはセルのシステム帯域幅であると定義することができる。
本発明によれば、上記予め設定された周波数範囲のうちのある周波数サブバンドは、当該周波数範囲の限定された一部分であると定義することができる。
本発明によれば、ページング情報は、移動ノードをページングするために必要な情報であると定義することができる。
本発明によれば、無線リソース制御エンティティは、無線アクセス・ネットワーク中の無線リソースにアクセスし、制御するエンティティであると定義することができる。
本発明によれば、第1の周波数範囲は、移動ノードで通信に、すなわち、データの送受信に使用される周波数範囲であると定義することができる。言い換えれば、第1の周波数範囲は、UEの通信周波数能力であると定義することができる。
図4は、本発明の一つの実施形態によるページング・メッセージのリソース・ブロックの周波数割当てを示し、この実施形態および以下の実施形態ではページングを開始するネットワーク・エンティティによって選択可能な周波数サブバンドでページング・メッセージを送信できる。本実施形態において仮定されたシステム帯域幅は20MHzであり、10MHzと15MHzの二つのUE能力が考慮される。
周波数サブバンド2が、完全なページング・メッセージの第1及び第2リソース・ブロックと第1リソース・ブロックの周波数ダイバーシチ繰返しを送信するために選択される。第2リソース・ブロックの周波数ダイバーシチ繰返しのために、周波数サブバンド1が選択される。したがって、15MHzのUEは、1サブフレーム中に両方のサブバンドを完全にカバーするので、ページング・メッセージを正しく受信することができる。
けれども、セル内には10 MHzのUEもあるので、システム帯域幅の中心バンドでコヒーレンス時間Tcoh後に第2リソース・ブロックを再送信する必要がさらにある。これにより、どちらの端末にもページング・メッセージとそのダイバーシチ繰返しが提供される。
コヒーレンス時間後の第2リソース・ブロックの時間ダイバーシチ繰返しは、中心バンドと異なるサブバンド(図示せず)で送信されてもよいことがさらに可能である。すなわち、実際のページング・メッセージとそのダイバーシチ繰返しを含む、ページング・メッセージの各リソース・ブロックを送信するために使用される周波数サブバンドは、自由に選択可能である。ただし、その場合、UEは、中心バンドから選択された周波数サブバンドをカバーする中心周波数へその周波数範囲をシフトしなければならない。これを実現するためには、10MHzのUEは、第1サブフレーム内で完全なページング・メッセージと第1リソース・ブロックの繰返しが中心サブバンド2で送信されること、並びにコヒーレンス時間後に第2リソース・ブロックの繰返しが周波数サブバンド1で受信されることになることをBCH上で通知されなければならない。したがって、10MHzのUEは、第1サブフレーム後にその周波数範囲を指示された周波数サブバンドをカバーするようにシフトし、そうすることで第2リソース・ブロックの繰返しを受信できる。
ページング・メッセージが送信されるべき周波数サブバンドの選択は、異なる条件に基づくことができる。
まず、各サブバンドにおけるラヒック密集度が、どのサブバンドを使用するかを決定する上で重要であり得る。トラヒック密度は、例えば、基地局または無線ネットワーク・コントローラ(RNC)のような、セルの無線リソースにアクセスする無線アクセス・ネットワークの進化型ノードBまたは同様のエンティティにおいて測定可能である。
具体的な実施形態をよりよく理解するために、図5は、本発明が実施可能である進化型移動通信システムの論理的ハイレベル・アーキテクチャの例を示す。本システムは、異なるアクセス・システム間のモビリティ用のユーザー・プレーン・アンカーであり、異なるアクセス・システム間のハンドオーバをサポートするインター・アクセス・システム・アンカー(インターASアンカー)を備える。アンカーの機能は、例えば、次のものがある。
- パケットのルーティングと転送
- 認証、許可及びキー管理
- ポリシー及び課金実行機能
- PDNアドレス空間からのIPアドレス割当てを含む、PDNへのゲートウェイ
さらに、本アーキテクチャは、モビリティ管理エンティティ(MME)とユーザ・プレーン・エンティティ(UPE)を備える。MMEの機能は、例えば、次のものがある。
- UE制御プレーン・コンテクストの管理と保存
- モビリティ管理
- 認証、許可及びキー管理
- シグナリング用の暗号化/インテグリティの終決
- 一時的ユーザ識別の管理と割当て
UPEの機能は、例えば、次のものがある。
- UEユーザ・プレーン・コンテクストの管理と保存
- パケットのルーティングと転送
- ポリシー及び課金実行機能
- ユーザ・プレーン・トラヒック用の暗号化の終決
- アイドル状態のUEへのダウンリンク・データ到着時にページングのトリガ/開始
MME,UPE及びインターASアンカーは、論理的エンティティである、すなわち、これらの機能は、例えば、異なる物理的エンティティに配備可能であり、または一つの単独の物理的エンティティに統合可能である。さらに、一つの運営者ドメイン内に複数のMME、UPEまたはアンカーを有することも可能である。したがって、複数のMME/UPEを使用して、アンカーからUEまでのデータ・パケット・ルートを最適化することができ、または負荷を異なるMME/UPE間に分散させることができる。さらに、当該ネットワークは、運営者ドメイン中の一つまたは複数のインターASアンカーを介して異なるPDN(パケット・データ・ネットワーク)への接続性を提供できる。
ページングは、それがユーザ・プレーン情報の到着(例えば、ネットワークから移動ノードに向けた入呼)に関係する場合はUPEによって開始され、それが制御プレーン・メッセージング(例えば、LTE_アイドルからLTE_アクティブ状態への遷移)に関係する場合は、MMEによって開始される。以下では、一般性を失うことなく、ページングはUPEから開始されると仮定されるが、ページング発信がMMEから実行される場合への拡張は単純である。
進化UTRAにおける進化型ノードBは、進化型ノードBがセル内の無線リソースを制御する、レガシー・システムにおける進化型ノードBと互換的である。さらに詳しく述べれば、進化型ノードB(無線リソース・プロトコル・エンティティ)に終端される制御プレーン機能の一部は、以下にあげるRRCサブレイヤのサービスと機能を含んでなる。
- 非アクセス層(NAS)に関係したシステム情報のブロードキャスト
- アクセス層(AS)に関係したシステム情報のブロードキャスト
- ページング(例えば、中心バンドの推定された負荷に基づくページング・メッセージのスケジューリング)。本発明では、特定の周波数サブバンドでのページング・メッセージ送信スケジューリングの決定は、進化型ノードBにおける負荷推定に基づいてページングを開始するネットワーク要素(MME/UPE)によって行なわれるものと、一般性を失うことなく仮定される。しかし、進化型ノードB自体が決定することも可能である。
- 次のことを含む、UEとE−UTRAN間のRRC接続の確立、維持及び切断
- UEとE−UTRAN間の一時的識別子の割当て
- RRC接続用の無線リソースの設定
進化型システムでは、端末(UE)は、登録を必要とするサービスを受信するためにはネットワークに登録(アタッチ)されなければならない。ネットワークへの最初の登録時に、デフォルトIPアクセス・サービスが確立され、UEにIPアドレスが供与され、デフォルト・コンテクスト(例えば、UE/ユーザ識別、モビリティ状態、トラッキング・エリア、セキュリティ・パラメータ、QoS情報、内部ルーティング情報及びその他のパラメータを含んでなる)がネットワーク内で確立される。
図6は、本発明の一つの実施形態によるページング手順のシグナル図を示し、ここではページングを送信するための周波数サブバンドの選択はトラヒック負荷にのみ基づく。図6についてなされる仮定は、ページングを開始するネットワーク・エンティティはUPEであるということである。しかし、例えば、MMEといった異なるネットワーク・エンティティがページング手順を開始するように選択されてもよく、それが本発明に重大な影響を及ぼしはしない。さらに、周波数サブバンドを実際に選択するエンティティは、例えば、ページングを開始するネットワーク・エンティティであることが仮定される。しかしながら、進化型ノードBの備え得る機能の概要で述べたように、例えば、ノードBやRNCといったその他のエンティティも代わりにサブバンドを選択してもよい。
移動端末、すなわちUEは、アップリンクの移動機発信(MO)データを、当該セルを制御する進化型ノードBへ送信する。データの送信中、UEはアクティブ状態、すなわちLTE_アクティブである。MOデータは、パケット転送及びルーティングを担当するUPEを介して、ネットワークを通じてパケット・データ・ネットワーク(PDN)へさらに転送される。加えて、UPEは、UEがまだLTE_アクティブ状態であることをMMEに通知する。
そのうちに、UE上と進化型ノードB上のタイマーが経過するだけの時間のあいだ、アップリンクMOデータ・フローが途切れる。所定の時間のあいだ移動端末がデータを受信または送信しない場合は、対応するタイマーは終了し、電力消費を抑えるために移動端末はアイドル状態に変わる。状態変化を通知するためにUEとノードB間の無線インタフェース上に追加されるトラヒックを避けるために、システムでは二つのタイマーが、一つはUE上に一つはノードB上に実装される。ネットワーク側ではUEがLTE_アクティブであると思い込んでいるのに、LTE_アイドルになったUEが他セルへ移動する場合に移動端末データが喪失することを避けるために、ノードB上のネットワーク・タイマーはUE上のタイマーよりも若干短い時間である。
したがって、ノードBはMMEにUEの状態の変化を通知する。MMEは次に、移動ノードが現在アイドル状態であることをUPEに通知する。
本発明によれば、進化型ノードBは次に、各周波数サブバンドにおける負荷を判定し始める。その後、各サブバンドのトラヒック負荷の情報が、ページングを開始するネットワーク・エンティティ、本例ではUPEへ定期的に送信される。この情報を提供する周期は、進化型ノードBの無線リソース制御エンティティによって設定され得る。代替的に、トラヒック負荷をあるしきい値に対照して比較しながら、トラヒック負荷リポーティングをトリガしてもよい。すなわち、しきい値を超えるときに、リポートがUPEへ送信される。
UPEはこうして、ページング・メッセージを送信するための周波数サブバンドを選択するために必要な情報を供与され、これによりページング・メッセージの各リソース・ブロックのリソース効率のよい周波数割当てが可能となる。代替的に、負荷をリポートする必要をなくして、ページング用の周波数サブバンド選択の決定を無線リソース制御エンティティ自体によって、本例では、進化型ノードBによってむしろ行うこともできる。
しばらくしてから、UEへ向けられるダウンリンク・データがUPEに着信するとしよう。しかし、UPEはUEがまだアイドル・モードであることを知っているので、着信データを最初はバッファすることになる。その後、UPEは、ページング・データが進化型ノードBからUEへ送信されるべき周波数サブバンドを選択することによって、ページング手順を開始する。この選択は、後でさらに詳しく説明するように、進化型ノードBから定期的に受信される負荷情報に有利には基づく。UPEは、ページング・メッセージを送信するためにどの周波数サブバンドを選択するかを決定でき、ページング・メッセージと一緒に制御プレーン・メッセージ内に選択された周波数サブバンドの情報を含める。前記制御プレーン・メッセージは、自セル内でのページング・メッセージ送信用に選択されたサブバンドを使用するためにその情報を次に必要とする進化型ノードBにとって必要とされる。具体的には、ページング・メッセージの各リソース・ブロックを特定のサブバンドに割り当てる決定は、PICH上で、または代替的にBCHのSIB内でシグナリングされる。ページング・メッセージの各リソース・ブロックを特定の周波数サブバンドに割り当てる決定のほかに、変調やエラー訂正方式のようなコンフィギュレーションに関係した追加の情報をPICH上で、またはBCHのSIB内で送信することができる。さらに、UPEは、ページング・メッセージ及びページング・メッセージのダイバーシチ繰返しの各リソース・ブロックにどの周波数サブバンドを使用すべきかを決定することもできる。
前述したように、代替的に、進化型ノードBでこれらの決定を実行してもよく、そうすることでノードBとUPE間のシグナリングをさらに減少させる。この場合、UPEは、UE向けのダウンリンク・データを受信し、バッファした後、ページング・メッセージを進化型ノードBへ送信する。その後、進化型ノードBは、各サブバンドにおける現時点の負荷状態を判定することができるので、ページング・メッセージの各リソース・ブロックを送信するためにどのサブバンドを使用すべきかを決定することもできる。サブバンドの選択後、進化型ノードBは、選択された周波数サブバンドの必要な情報をPICHを介して、またはBCHのSIBを介してUEへ送信する。
UPEがサブバンドを選択すると再び仮定すると、UPEは次に、MMEにUEをページングするように指示する。これに応じて、MMEは、UEのトラッキング・エリア内のすべての進化型ノードBにUEをページングするように要求する。UEがPICHチャネルを読取る周期である次のDRX期間中に、すべての進化型ノードBはUEをページングする。
これは、PICH上で、UEが割り当てられているグループのPIの送信を含む。アイドル状態のUEは、デフォルトの中心サブバンドで送信されるPICHをリッスンし、そのPIを認識し、PCHをリッスンし始める。これに関して、UEは中心サブバンド上のBCHを通じてコンフィギュレーション情報を提供される。コンフィギュレーション情報は、複数のリソース・ブロックに分かれたページング・メッセージがPCHを介して送信されるべき特定の周波数サブバンドに関するUPEの選択を含んでなる。したがって、ページング・メッセージ及びダイバーシチ繰返しの各リソース・ブロックについてどの周波数サブバンドをリッスンすべきかをUEは知る。
ダイバーシチ繰返しを含むページング・メッセージを完全に受信した後、UEは、自分がキャンプしている進化型ノードBへ応答メッセージを送信することによってページングに応答する。さらに、UEはその状態をアイドルからアクティブに変える。その後、進化型ノードBは、ページング応答メッセージを受信し、自分のセル識別/ユーザ・プレーン・アドレスをメッセージに付加し、同メッセージをMMEへ送信する。MMEは次に、それを介してUEが現在応対できる進化型ノードBの進化型ノードB識別/ユーザ・プレーン・アドレスをUPEへ通知する。
これにより、UPEは、それまで保持していた待ち状態のダウンリンク・パケットを暗号化し、特定された進化型ノードBを介して宛先のUEへ送信することができる。
図4に示した前述の例において、中心サブバンド2のトラヒック密度が低いと判定されるとしよう。したがって、UPE(MME)は、ページング・メッセージの第1及び第2リソース・ブロックと第1リソース・ブロックの周波数繰返しを送信するために中心サブバンド2を選択する決定をする。前記の3個の第1、第2、及び第1リソース・ブロックを中心サブバンドで送信することにより、そのトラヒック負荷が周波数ダイバーシチ繰返しの残りの第2リソース・ブロックをも送信するには高くなりすぎることがさらに仮定される。したがって、第2リソース・ブロックは、中心サブバンドよりもトラヒック密度が低いと判定されるサブバンド1で送信される。
セル内の10MHzのUEは、しかし、その周波数範囲が1サブフレーム中で中心サブバンドのみをカバーできるだけなので、1サブフレーム中ですべてのリソース・ブロックを受信することはできない。したがって、10MHzのUEは、所定の繰返し時間後に送信される、中心サブバンド2での第2リソース・ブロックの時間領域の繰返しを待たなければならない。
一方、中心サブバンド2のトラヒック負荷が高いと進化型ノードBによって判定される場合には、リソース・ブロックを送信するための周波数サブバンドの選択は上記の例とは異なる。具体的には、図7に、中心バンドの負荷が比較的高いときの周波数割当てが示される。この例では、ユーザ個体群の最小帯域幅能力が少なくとも15MHzであり、したがって中心サブバンド2よりも広いと最初に仮定される。
中心サブバンドでのトラヒックが高いため、完全なページング・メッセージを中心サブバンドで送信できず、ページング・メッセージの第1リソース・ブロックのみが中心サブバンド2で送信される。残りのページング・メッセージの第2リソース・ブロックとページング・メッセージの周波数ダイバーシチ繰返しの第1及び第2リソース・ブロックは、トラヒック密度のより低い別のサブバンド、この例ではサブバンド1で送信される。
セル内には15MHzの個別のUEのみが存在すると仮定されるとき、各UEはサブバンド1と2の両方のバンドを同時にカバーできるから、リソース・ブロックのさらなる再送信は必要ない。けれども、前記UEがサブバンド2と3に現在キャンプされている場合には、UEの周波数範囲のシフトが必要になり得ることに留意すべきである。これに関する必要な情報は、複数のSIBに含まれたページング制御情報によって、中心サブバンドでBCHを介してUEへ提供される。
しかし、このシナリオにおいて10MHzの個別のUEも仮定される場合(図示されない)、そのようなUEでページング・メッセージを確実に受信するためには、リソース・ブロックの時間ダイバーシチ繰返しが不可避である。さらに詳しく述べると、10 MHzのUEが中心サブバンドに初めにキャンプされていると想定すると、当該端末は第1サブフレーム中に第1リソース・ブロックだけを受信することになろう。しかし、サブバンド1は端末がカバーした周波数範囲内にないので、この端末は、第2、第1及び第2リソース・ブロックをも受信することはできない。第2、第1及び第2リソース・ブロックの時間ダイバーシチ繰返しが、所定のコヒーレンス時間後に必要になる。
代替的に、シフトするための必要なページング制御情報の受信後に、UEの受信周波数範囲をサブバンド1を完全にカバーするように初めにシフトするとすれば、この例においてさらに有利になろう。その結果、10MHzのUEは、第1及び第2リソース・ブロックと周波数ダイバーシチ繰返しの第2リソース・ブロックを受信するようになるが、周波数ダイバーシチ繰返しのための第2のページング・メッセージの第1リソース・ブロックは、サブバンド2を完全にカバーしないため、このUEでは受信されない。十分なダイバーシチ・ゲインを提供するために、所定の時間後に第1リソース・ブロックだけが再送信されることになる。しかしながら、ローエンドの端末の場合、呼セッション設定の遅延が減少されない可能性がある。
図8は、中心バンドのトラヒック密度がそのバンドでいずれかのリソース・ブロックを送信するには高すぎるという仮定に基づく周波数割当てを示す。したがって、各リソース・ブロックを送信するために別のサブバンドが選択される。この例では、サブバンド1のトラヒック密度は低いので、サブバンド1がページング・メッセージ及びその周波数ダイバーシチ繰返しの各リソース・ブロックに使用するよう選択される。有利には、この例では、10MHzのUEと15MHzのUEによって1サブフレーム内に両方のメッセージが受信可能である。ダイバーシチ・ゲインを高めるためにリソース・ブロックのさらなる再送信は必要ない。しかしながら、両方の端末にとって、その周波数範囲をサブバンド1を含むようにシフトすることが必要になる可能性がある。具体的には、10MHzのUEは、通常、システム帯域幅の中心バンドにキャンプされるので、その周波数範囲をシフトする必要がある。図8に示すように、10MHzのUEは最初は中心バンドに配置される(点線で縁取られた周波数範囲を参照)。その後、BCH上で適切な情報を受信後、周波数範囲はサブバンド1へシフトされる(実線で縁取られた周波数範囲を参照)。15MHzのUEは、その端末がサブバンド2と3にキャンプされていた場合には、その周波数範囲をシフトするように強いられる。いずれの場合でも、端末は、BCHを介して選択された周波数を通知される。
サブバンド1のトラヒック密度が、ページング・メッセージの各リソース・ブロックの周波数ダイバーシチ繰返しの追加送信を許さない場合、別のサブバンドが選択されなければならない(図示されない)。中心サブバンド2もその高いトラヒック負荷のために選択できないので、残りのサブバンド3だけが使用され得る。その場合はしかし、10MHzのUEと15MHzのUEは、それらの周波数範囲が必要になる完全なシステム帯域幅をカバーできないので、1サブフレーム内で両方のメッセージ受信することはできなくなるという不都合が生じる。したがって、時間ダイバーシチ繰返しが必要とされるが、これは、しかし、ページング・メッセージを確実に受信するための遅延を増加させる。PICHチャネルのタイムリーな受信を可能にするために、このソリューションはメッセージ再送信時間よりも長いDRXサイクルを有する10MHzの端末にのみ適用できる。しかしながら、本発明によれば、使用可能な周波数サブバンドの無線リソース状態に関連して周波数割当てを調整することが可能である。
本発明のさらに別の実施形態では、各ページング・メッセージを送信するために使用される周波数サブバンドの選択を、送信される特定のリソース・ブロックの相対的な重要度に基づかせることがさらに可能である。例えば、アップリンク干渉の動的持続レベルなどの変化の速いパラメータを含むシステム情報ブロック・タイプ7を―この情報を通常のブロードキャスト・チャネルから取得するとき、端末が被る遅延を最小にすることを目的とする―ページング・メッセージは含むことが可能である。代替的に、SIB7は、一定の繰返し時間後に、及びSIBスケジューリング情報を含むMIBの取得後に、ブロードキャスト・チャネルから取得されることになる。
この場合、SIB7を伝送する第2リソース・ブロックは、基本ページング・メッセージを含んでなる第1リソース・ブロックに比べて重要度は低いとみなされる。上記第2リソース・ブロックが、同一サブフレーム中で拡張ページング・メッセージの他のリソース・ブロックと共に正しく受信されない場合、該当リソース・ブロックの再送信によって、またはBCHから取得可能である。一般に、基本ページング・メッセージへの追加情報を含むリソース・ブロックは、端末の最小周波数能力外のサブフレーム中で送信され得る。前記最小周波数能力をもつ端末は、所定のサブフレーム中で基本ページング・メッセージを取得し、重要度のより小さい追加リソース・ブロックは、繰返しにより後で取得されることになる。これにより、状態遷移のための基本ページング・メッセージの完全な確実な受信に伴う遅延は減少され、最適化され得る。
ページング・メッセージに含まれ得る追加情報は、例えば、ネットワークへの初期アクセス時の共有チャネル・リソース割当て、無線ベアラ設定情報などである。この追加情報は、上記の例ではSIB7と基本メッセージのように、その相対的重要度に応じて分類可能であり、帯域幅能力のより低いUEへは、サイドバンドで送信したり、または中心バンドで繰り返すことが可能である。
ページング・メッセージ及びそのダイバーシチ繰返しを送信するための周波数サブバンドを選択する際に、無線セル内に存在するUE能力の類別を考慮することはさらに有利である。例えば、ハイエンド端末だけが無線セル内に所在している場合、ハイエンド端末は1サブフレーム内に所要の数サブバンドをカバーすることができ、さらなる遅延は発生しないので、システム帯域幅の異なる周波数サブバンド上にリソース・ブロックを分散することは不都合ではない。したがって、呼セッション設定のための端末の遅延は減少される。一方、ローエンド端末も無線セル内に所在している場合、低い受信周波数範囲の端末は数サブバンドをカバーすることはできないので、この場合は時間領域でのさらなる再送信が必要になる。UE能力も考慮することにより、ひいては、ページング送信を現在の状況とセル内の個体群に合わせて柔軟に調整することが運営者側で可能になる。
さらに別の実施形態では、代替的にまたはPCHの周波数割当て変更に加えて、ページング・メッセージが送信される、PCHのコンフィギュレーションにおけるトランスポート・フォーマットを変更できる。PCHのトランスポート・フォーマットは、移動ノードがPCH上でデータを適切に復号し、受信するために必要ないくつかのパラメータを含み得る。いくつかのパラメータは、変調フォーマット、順方向エラー訂正(FEC)の符号化率またはページング用に送信されるべきリソース・ブロックの量と配置などを含む。
FEC方式の符号化率を下げることにより、周波数または時間領域での単純な繰返しに比べて、ダイバーシチ・ゲインを増加させることができる。本発明のこの変形では、符号化率は、追加の第3及び第4リソース・ブロック中にパリティ・ビットを挿入することによって減少される。図9は、本発明のこの実施形態によるリソース・ブロックの周波数割当てを示す。ページング・メッセージを構成する第1及び第2リソース・ブロックは、その中にすでにパリティ・ビットをもっている。具体的には、図9に示すように、各第1及び第2リソース・ブロックは、S1、S2と表記されたシステマチック・ビットとP1、P2と表記されたパリティ・ビットから構成される。システマチック・ビットは実際のページング・データ、例えば、基本ページング・メッセージまたはSIB7を含み、一方、パリティ・ビット はFECだけのために備えられている。追加の第3及び第4リソース・ブロックは、図9に示すように、第1及び第2リソース・ブロックのシステマチック・ビットそれぞれに対応するパリティ・ビットから完全に構成される。具体的には、第3リソース・ブロックは、P11、P12と表記されたS1用のパリティ・ビットを含み、第4リソース・ブロックは、P21、P22と表記されたS2用のパリティ・ビットからなる。一つの例では、第3及び第4リソース・ブロック中の追加パリティ・ビット量により、符号化率を0.5から0.25に下げることができる。したがって、時間または周波数ダイバーシチ技術はもう必要ない。
さらに、前述の実施形態と同様に、20MHzのシステム帯域幅と15MHz周波数能力をもつUEが仮定される。本発明のこの実施形態によれば、サブバンド2には十分な送信電力があるので、ページング・メッセージは中心サブバンド2で第1及び第2リソース・ブロック中で送信される。この実施例ではしかし、中心サブバンドでページング・メッセージを送信することにより、さらに他のリソース・ブロックの送信は恐らく不可能であると想定されるので、追加の第3及び第4リソース・ブロックは、中心サブバンドとは異なるサブバンドで送信されなければならない。そのため、第3及び第4リソース・ブロック中の追加パリティ・ビットを送信するために、UPEによってサブバンド1が選択された。
その結果、15 MHzのUEは、例えば、0.25の改良された符号化率とそれに応じた高い信頼性で完全なページング・メッセージと追加パリティ・ビットをサブフレーム内で受信することができる。しかし、例えば、10 MHzのより低い周波数能力のさらに他の端末は、中心サブバンド2で送信されたページング・メッセージに相当する2個の本来の第1及び第2リソース・ブロックしか受信できないため、ハイエンド端末に比べて信頼性が低くなる。
低い能力の端末が進化型ノードBのセル内に滞在している場合、したがって、送信の信頼性を高めるために、所定の時間後にページング・メッセージまたはパリティ・ビットを有する追加の第3及び第4リソース・ブロックを再送信する必要がさらにある(図示されない)。
図10は、本発明の別の実施形態によるリソース・ブロックの周波数割当てを示し、ここではパリティ・ビットを有する1個だけの追加のリソース・ブロックが送信信頼性を向上させるために送信される。これに対応して、第3リソース・ブロックは、P11と表記された、第1リソース・ブロックのシステマチック・ビット用のパリティ・ビットと、さらにP21と表記された、第2リソース・ブロックのシステマチック・ビット用のパリティ・ビットからなる。
したがって、第3リソース・ブロックはページング・メッセージの両方のリソース・ブロック用の追加パリティ・ビットをまとめて有するので、3個のリソース・ブロックだけを送信すればよい。各周波数サブバンドにおけるトラヒック密度に応じて、中心サブバンド2のトラヒック負荷は低いため、中心サブバンド2が3個のリソース・ブロックを送信するために選択されるとしよう。一見してわかるように、15 MHzのUEと10 MHzのUEは、1サブフレー内で第3リソース・ブロックの追加パリティ・ビットを含む完全なページング・メッセージを受信することができる。したがって、時間領域での再送信は必要なく、LTE_アイドル状態からLTE_アクティブ状態への移行は速やかに処理される。
しかしながら、各周波数サブバンドの現時点の負荷に応じて、その他の周波数割当ても可能である。各リソース・ブロックについて選択されたサブバンドにより、セル内に存在する異なるUEの能力を考慮して、UEの周波数範囲のシフト、または特定のリソース・ブロックの周波数/時間ダイバーシチ繰返しのいずかが必要になり得ることは当業者によって容易に理解されよう。
本発明の別の実施形態では、異なる周波数能力をもつ個別のUEへPICH及びPCH上で異なるコンフィギュレーション情報を選択的に送信することが可能である。
さらに詳しく述べれば、第1のオプションでは、トランスポート・フォーマットと周波数割当てを含む完全なコンフィギュレーション情報をBCHトランスポート・チャネル上で送信することができる。第2のオプションによれば、PCHとPICHに関する周波数割当てはBCH上で送信され、トランスポート・フォーマットはPICH上で送信される。
コンフィギュレーション情報を含んでなるいくつかのSIBは、あらゆる能力類別の端末がそれを読み取れるように送信され、異なるコンフィギュレーション情報を含むいくつかのSIBは、能力類別のうちの一部に属するまたはある特定の類別にだけ属する端末だけがそれを読み取れるようにサブバンドで送信される。
例えば、中心サブバンドのPCHトランスポート・チャネル・コンフィギュレーション・パラメータを含み得るSIB(x)は、あらゆる能力の個別のUEへ向けられる。したがって、SIB(x)は、あらゆるUE能力によって、例えば、10MHzのUEと15MHzのUEによって読み取られる。さらに、本来のページング・メッセージとは異なるサブバンドでダイバーシチ繰返しを受信するように、ハイエンド端末向けの追加の指示を含んでなるSIB(x+1)は、一部をなす15MHzのUE群にのみ向けられる。
このように、10MHzと15MHzのUEを仮定すると、10MHzのUEと15MHzのUEは、本来のページング・メッセージのリソース・ブロックが中心バンドで送信され、中心サブバンドを読み取るために必要なコンフィギュレーション・パラメータを有するということを認識する。一方、15MHzのUEだけが、異なるサブバンドに関するコンフィギュレーション情報と同一サブフレーム内の異なるサブバンドでページング・メッセージの周波数ダイバーシチ繰返しが受信されるという指示を受信する。10MHzのUEは前記追加のコンフィギュレーション情報を受信しないので、ページング・メッセージまたはその一部の時間領域での繰返しを待たなければならない。
しかし、これは、10MHzのUEは、すべての送信されたSIBではなく実際に当てはまるSIBだけを受信し、復号することになるという利点を有する。言い換えれば、各UEには、その特定の周波数能力に該当するコンフィギュレーション情報だけが提供される。サブバンド1が10MHzのUEのカバーした周波数範囲内になければ、10MHz UEはサブバンド1に関するコンフィギュレーションを受信し復号する必要はない。これにより、不必要な情報を受信し復号しなくてすむので、UEはその電力消費を低減させることができる。
本発明が様々な利点を有することは当業者にとっては容易に明らかなことである。第一に、ページング・メッセージ、ダイバーシチ繰返し及び/または追加パリティ・ビットの柔軟性のある確実な送信により、ページング・メッセージを受信するための遅延が減少される。したがって、呼設定遅延が減少され、それにより移動ノードのアイドルからアクティブへの状態移行が速やかに処理される。
さらに別の利点は、周波数サブバンドにおける現時点の負荷に基づいて周波数サブバンドを選択する能力を備えることにより、周波数サブバンド、特に、デフォルトの中心サブバンドの無線リソースをより効率的に使用できることである。
したがって、システムまたはセルの運営者は、サブバンドのトラヒック負荷と無線セル内の応対できるUEの周波数能力に応じて、ページング用トランスポート・フォーマットの設定にも柔軟性をもつ。
本発明の別の実施形態は、ハードウェア及びソフトウェアを使用した、上述した様々な実施形態の実現に関係する。本発明の多様な実施形態は、例えば、汎用プロセッサ、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)またはその他のプログラム可能な論理デバイス等としてのコンピューティング・デバイス(プロセッサ)を使用して実現または実施され得ることが認識される。本発明の多様な実施形態は、上記のデバイスの組合せによっても実施または実現され得る。
さらに、本発明の多様な実施形態は、プロセッサで実行されるまたは直接ハードウェアに組み込むソフトウェア・モジュールを用いても実現可能である。また、ソフトウェア・モジュールとハードウェア実装の組合せも可能である。ソフトウェア・モジュールまたは命令は、コンピュータで読取り可能などんな種類の記憶媒体3/4例えば、RAM、EPROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、レジスタ、ハード・ディスク、CD−ROM、DVD等3/4に記憶されてもよい。
5、10、15及び20MHzの周波数領域で能力をもつ個別のUEの可能なキャンピング位置をさらに含むシステムの20MHzの周波数範囲を示す。 各種のトラヒック・チャネルを15MHzの帯域幅のシステムの異なるサブバンドに分配する例を示す。 一般的なページング手順の場合の周波数割当て図を示す。 本発明の一実施形態によるページング手順の場合の周波数割当て図を示す。 本発明の実施形態を実施可能である進化型移動通信システムの論理的ハイレベル・アーキテクチャの例を示す。 本発明の一実施形態によるページング手順のシグナリング図を示す。 本発明の別の実施形態によるページング手順の場合の周波数割当て図を示す。 本発明のさらに別の実施形態によるページング手順の場合の周波数割当て図を示す。 追加のエラー訂正情報が送信される、本発明のさらに別の実施形態によるページング手順の場合の周波数割当て図を示す。 追加のエラー訂正情報が送信される、本発明のさらにまた別の実施形態によるページング手順の場合の周波数割当て図を示す。

Claims (35)

  1. 移動通信システムにおけるページング方法であり、複数の周波数サブバンドに分割された予め設定された周波数範囲が前記移動通信システム内の通信に使用され、前記方法は、
    ページング情報を送信するための少なくとも一つの周波数サブバンドを選択するステップと、
    選択された前記少なくとも一つの周波数サブバンドを使用して、ページングを開始するネットワーク・エンティティからページング情報を送信するステップと、
    を有するページング方法。
  2. 前記ページング情報はページング制御情報とページング・メッセージを有し、前記ページング制御情報は前記予め設定された周波数範囲内のデフォルト周波数バンドを使用して送信され、前記少なくとも一つの周波数サブバンドを選択するステップは、前記ページング・メッセージを送信するための前記少なくとも一つの周波数サブバンドを選択する、請求項1に記載のページング方法。
  3. 前記少なくとも一つの周波数サブバンドの選択は、ページングを開始するネットワーク・エンティティ、または無線アクセス・ネットワークの無線リソース制御エンティティにおいて行なわれる、請求項1または請求項2に記載のページング方法。
  4. 選択された前記少なくとも一つの周波数サブバンドは、前記デフォルト周波数サブアンドとは異なる、請求項2または請求項3に記載のページング方法。
  5. 前記ページング制御情報は、前記選択された少なくとも一つの周波数サブバンドの情報を有し、移動ノードは通信に第1の周波数範囲を利用し、前記第1の周波数範囲は前記デフォルト周波数サブバンドを含んでなり、前記方法は、
    前記選択された少なくとも一つの周波数サブバンドの情報を有する前記ページング制御情報を前記移動ノードで受信すると、前記移動ノードの前記第1の周波数範囲を、前記ページング・メッセージを受信するために前記選択された少なくとも一つの周波数サブバンドを含むようにシフトするステップをさらに有する、請求項2から請求項4のいずれかに記載のページング方法。
  6. 各周波数サブバンドにおける負荷を判定するステップをさらに有し、前記ページング・メッセージを送信するための前記少なくとも一つの周波数サブバンド選択するステップは、各周波数サブバンドの前記判定された負荷に基づいてなされる、請求項2から請求項5のいずれかに記載のページング方法。
  7. 前記デフォルト周波数サブバンドの負荷が低い場合は、前記デフォルト周波数サブバンドが前記ページング・メッセージを送信するための前記少なくとも一つの周波数サブバンドとして選択され、前記デフォルト周波数サブバンドの負荷が高い場合は、前記デフォルト周波数サブバンドは前記ページング・メッセージを送信するための前記少なくとも一つの周波数サブバンドとして選択されない、請求項6に記載のページング方法。
  8. 複数のシステム情報ブロックが、前記ページング制御情報のそれぞれ異なる部分を含む、請求項2から請求項7のいずれかに記載のページング方法。
  9. 前記ページング・メッセージは少なくとも一つのリソース・ブロックに分割され、前記少なくとも一つのリソース・ブロックは、データが送信される周波数範囲と時間範囲によって決められ、前記ページング・メッセージを送信するための前記少なくとも一つの周波数サブバンドを選択するステップは、各リソース・ブロックごとに前記リソース・ブロックを送信するための周波数サブバンドを選択する、請求項2から請求項8のいずれかに記載のページング方法。
  10. 前記方法は、各リソース・ブロック内の前記ページング情報の重要度を判定するステップをさらに有し、
    各リソース・ブロックを送信するための前記周波数サブバンドを選択するステップは、当該リソース・ブロック内のページング情報の判定された重要度にさらに基づいてなされる、請求項9に記載のページング方法。
  11. 各リソース・ブロックごとに、前記選択された周波数サブバンド内の部分的周波数範囲を決定するステップと、
    各リソース・ブロックについて決定された部分的周波数範囲を使用して、各リソースブロックを送信するステップと、
    をさらに有する請求項9または請求項10に記載のページング方法。
  12. 前記ページング・メッセージに等しい第2のページング・メッセージが送信され、前記方法は、
    前記第2のページング・メッセージを送信するための少なくとも一つの周波数サブバンドを選択するステップと、
    前記第2のページング・メッセージを送信するために選択された前記少なくとも一つの周波数サブバンドを使用して、ページングを開始するネットワーク・エンティティから前記第2のページング・メッセージを送信するステップと、
    をさらに有する請求項2から請求項11のいずれかに記載のページング方法。
  13. 前記第2のページング・メッセージを送信するための前記少なくとも一つの周波数サブバンドを選択するステップは、各周波数バンドにおいて判定された負荷に基づいてなされる、請求項12に記載のページング方法。
  14. 前記第2のページング・メッセージは少なくとも一つのリソース・ブロックに分割され、前記少なくとも一つのリソース・ブロックは、データが送信される周波数範囲と時間範囲によって決められ、前記第2のページング・メッセージを送信するための前記少なくとも一つの周波数サブバンドを選択するステップは、前記第2のページング・メッセージの各リソース・ブロックごとに前記リソース・ブロックを送信するための周波数サブバンドを、各周波数サブバンドの前記判定された負荷に基づいて選択する、請求項13に記載のページング方法。
  15. 前記第2のメッセージの前記リソース・ブロックを送信するための各周波数サブバンドの前記判定された負荷が高い場合は、前記ページング・メッセージを送信するために選択された前記少なくとも一つの周波数サブバンドを使用して、前記第2のページング・メッセージの前記リソース・ブロックを所定の時間後に再送信する、請求項14に記載のページング方法。
  16. 前記ページング情報は、前記ページング情報のためのエラー訂正情報をさらに含み、前記方法は、
    前記エラー訂正情報を送信するための少なくとも一つの周波数サブバンドを選択するステップと、
    前記エラー訂正情報を送信するために選択された前記少なくとも一つの周波数サブバンドを使用して、前記エラー訂正情報を送信するステップと、
    をさらに有する、請求項1から請求項15のいずれかに記載のページング方法。
  17. 前記エラー訂正情報を送信するための前記少なくとも一つの周波数サブバンドを選択するステップは、各周波数サブバンドの判定された負荷に基づいてなされる、請求項16に記載のページング方法。
  18. 前記ページング情報のための前記エラー訂正情報は、順方向エラー訂正用のパリティ・ビットを含んでなる、請求項16または請求項17に記載のページング方法。
  19. ページングを開始する前記ネットワーク・エンティティは、無線アクセス・ネットワーク中の制御エンティティである、請求項1から請求項18のいずれかに記載のページング方法。
  20. 無線アクセス・ネットワーク中の前記制御エンティティは、ユーザ・プレーンのエンティティまたはモビリティ管理エンティティである、請求項19に記載のページング方法。
  21. 各周波数サブバンドの負荷を判定するステップは、無線アクセス・ネットワークのリソース制御エンティティにおいて行なわれ、前記方法は、
    各周波数サブバンドの負荷情報を、無線アクセス・ネットワークの前記リソース制御エンティティからページングを開始する前記ネットワーク・エンティティへ送信するステップをさらに有する、請求項6に記載のページング方法。
  22. 無線アクセス・ネットワーク中の前記無線リソース制御エンティティは、進化型ノードBに終端される、請求項21に記載のページング方法。
  23. ページングを開始する前記ネットワーク・エンティティは複数の移動ノードをページングし、ページングを開始する前記ネットワーク・エンティティは、移動ノードで通信に使用される各移動ノードの第1の周波数範囲の情報を有し、
    前記ページング・メッセージを送信するための前記少なくとも一つの周波数サブバンドを選択するステップは、各移動ノードの第1の周波数範囲の情報にさらに基づいてなされる、請求項2から請求項22のいずれかに記載のページング方法。
  24. ページングを開始する前記ネットワーク・エンティティによってページングされる前記複数の移動ノードのうちの一つの前記第1の周波数範囲が、前記第2のページング・メッセージを送信するために選択された前記少なくとも一つの周波数サブバンドを含まない場合は、前記方法は、
    前記ページング・メッセージを送信するために選択された前記少なくとも一つの周波数サブバンドを使用して、前記第2のページング・メッセージを所定の時間後に再送信するステップをさらに有する、請求項12から請求項23のいずれかに記載のページング方法。
  25. 無線リソース制御エンティティが、ページングを開始する前記ネットワーク・エンティティと前記移動ノードの間に接続され、ページングを開始する前記ネットワーク・エンティティは、前記ページング情報を前記無線リソース制御エンティティへ送信し、前記無線リソース制御エンティティは前記ページング情報を前記移動ノードへ転送する、請求項1から請求項24のいずれかに記載のページング方法。
  26. 前記移動ノードで前記ページング情報を受信すると、前記ページング情報に対する応答として応答メッセージを前記無線リソース制御エンティティへ送信するステップと、
    前記無線リソース制御エンティティで前記応答メッセージを受信すると、前記無線リソース制御エンティティの識別子を前記応答メッセージにさらに付加するステップと、
    前記応答メッセージをページングを開始する前記ネットワーク・エンティティへ送信するステップと、
    をさらに有する、請求項25に記載のページング方法。
  27. 前記ページング制御情報はトランスポート・フォーマット指示をさらに含む、請求項2から請求項26のいずれかに記載のページング方法。
  28. 前記ページング制御情報は、ページング・インジケータ・チャネルとブロードキャスト・チャネルを使用して送信され、前記ブロードキャスト・チャネルは前記デフォルト周波数サブバンドを使用し、前記方法は、
    前記トランスポート・フォーマット指示を送信するために、前記ブロードキャスト・チャネルまたは前記ページング・インジケータ・チャネルを選択し、使用するステップをさらに有する、請求項27に記載のページング方法。
  29. 前記ページング実行エンティティは複数の移動ノードをページングし、前記複数の移動ノードは、どちらもデフォルト周波数サブバンドを含む小さな周波数範囲または広い周波数範囲を使用し、前記方法は、
    前記小さな周波数範囲のコンフィギュレーション情報を有する第1のトランスポート・フォーマット指示を、前記小さな周波数範囲を使用する移動ノードへ送信するステップと、
    前記広い周波数範囲のコンフィギュレーション情報を有する第2のトランスポート・フォーマット指示を、前記広い周波数範囲を使用する移動ノードへ送信するステップと、
    をさらに有する、請求項27または請求項28に記載のページング方法。
  30. 移動通信システム内の通信用の複数の周波数サブバンドに分割された予め設定された周波数範囲を使用して、複数の移動ノードとデータを交換するための無線アクセス・ネットワーク中の無線リソース制御エンティティであり、前記無線リソース制御エンティティはページングを開始するネットワーク・エンティティに接続され、
    各周波数サブバンドにおける負荷を判定するように適合されたプロセッサと、
    各周波数サブバンドの前記判定された負荷の情報を、ページングを開始する前記ネットワーク・エンティティへ定期的に送信するように適合された送信器と、
    前記複数の移動ノードへページング情報を送信するために使用される周波数範囲の情報を有するページング情報を、ページングを開始する前記ネットワーク・エンティティから受信するように適合された受信器と、
    前記周波数情報内に含まれた前記周波数範囲を使用して、前記複数の移動ノードへ前記ページング情報を送信するようにさらに適合された前記送信器と、
    を具備する無線リソース制御エンティティ。
  31. 移動通信システム内の通信用の複数の周波数サブバンドに分割された予め設定された周波数範囲を使用して、ある移動ノードのページングを開始するネットワーク・エンティティであり、前記ネットワーク・エンティティは、無線アクセス・ネットワーク中の無線リソース制御エンティティを介して前記移動ノードを含む複数の移動ノードへ接続され、
    ページング情報を送信するための少なくとも一つの周波数サブバンドを選択するように適合されたプロセッサと、
    選択された前記少なくとも一つの周波数サブバンドを使用して、前記ページング情報を送信するように適合された送信器と、
    を具備するネットワーク・エンティティ。
  32. 前記無線リソース制御エンティティから各周波数サブバンドの判定された負荷の情報を定期的に受信するように適合された受信器をさらに具備し、前記プロセッサは、受信された各周波数サブバンドの前記判定された負荷の情報に基づいて、前記ページング情報を送信するための前記少なくとも一つの周波数サブバンドを選択する、請求項31に記載のネットワーク・エンティティ。
  33. 前記ネットワーク・エンティティは、請求項2、請求項4、請求項7から請求項18、請求項23から請求項25、請求項27から請求項29のいずれかに記載された前記方法の各ステップを実行するようにさらに構成される、請求項31に記載のネットワーク・エンティティ。
  34. 請求項31から請求項33のいずれかに記載された、ページングを開始する少なくとも一つのネットワーク・エンティティと、請求項30に記載された、無線リソース制御エンティティとを有する、移動ノードをページングするためのシステム。
  35. ページングを開始するネットワーク・エンティティのプロセッサにより実行時に、請求項2、請求項4、請求項7から請求項18、請求項23から請求項25、請求項27から請求項29のいずれかに記載された前記方法の各ステップを前記ネットワーク・エンティティに実行させる命令を記憶するコンピュータにより読取り可能な媒体。
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