JP2009539166A - 公開および評価のためのインターネットによる方法、処理およびシステム - Google Patents

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Abstract

学術論文および他の同様の著作のような情報の評価、公開および抽出のための技術的方法であって、前記方法、処理およびシステムが少なくとも、
(1)公開前の前記情報のインタラクティブオンライン審査処理と、
(2)受理された場合の前記情報の公開処理と、
(3)公開された前記情報の評価処理と、
(4)前記評価処理に基づく階層選別システムにおける前記公開された情報の抽出処理と、
の技術的処理ステップを備える方法。

Description

本発明は、学術論文の公開、学術論文および他の同様の情報の集団審査、共同オンライン公開、評価および抽出のための新しい階層学問的モデルに関する。本発明は、膨大な数の論文提出を、その卓越性および社会的妥当性について客観的なやり方で処理することができる高度に自動化された公開システムを構成する一連のリンクされたインターネットベースの処理を説明する。
学術研究は普通、研究主張の質を確保するため、当該分野内での集団による審査および編集の後雑誌(以下ジャーナル)によって公開される。学会が直面している課題は、現在公開のために処理される学術論文が毎年250万件以上存在することである。専門性の度合いが異なる22,000以上のジャーナルに公開処理を分散することによって解決が図られてきた。研究集団の中にさえ非常に多くの小集団が形成され、自分たちの公開手段の生き残りを図って互いに寄り集まるため、このシステムは、長期間にわたる公開の遅延および非効率性、ならびに論文を審査および処理する際の公正さ、客観性および透明性の欠如といった深刻な亀裂および欠陥を作り出した。研究者の出世は通常、周知の「論文を出せ、さもなければ消えよ」という自然淘汰の法則の形で公開記録に基づいているため、論文審査に絡む利害関係は重大である。毎年発生する膨大な数の研究発見をもっとも新しく重要な順に分類するこの分散化した処理は、急速に劣化して「ジャングルの法則」の状態に陥っており、そこでは政治的工作とロビー活動が主要な活動であり、研究発見を「最先端」に立たせるための重要な要因になっている。商業出版社が次第に分散化した研究集団の弱点を突いて、米国だけでも年間約100億ドルの価値があると推定される成長しつつある学術出版市場を取り込み支配しようとしている中で、こうした亀裂および欠陥は現在の公開システムの広範な誤用につながっている。
本発明は、学術公開のための新しい階層ベースの学問的モデルの一部として一連のリンクされたインターネットベースの処理およびアルゴリズムを包含するが、これは学術研究を分散化しようとする現在の潮流とそうした分散化によって生じる全ての問題に対抗する高度に自動化された公開システムを互いに形成し、卓越性および社会的妥当性による論文の自動的で偏見のない分類および学術研究の全ての分野の統合を可能にするものである。
発明された学術研究を公開するためのこの新しいインターネットベースの方法は、研究発見の迅速かつ公正な優先権主張、最高品質の研究発見を保証する共同審査のためのインターネットベースのリアルタイム審査フォーラム、審査員コメンタリのインターネットベースのリアルタイム共同オーサリング、インターネットベースの仲裁処理、建設的な審査のために審査員に報酬を与える新しい方法を可能にする。また、本発明に係る公開システムは、論文、著者、審査員、および編集者の集団に対するインパクトを評価する新しいインターネットベースのアルゴリズムを使用しており、もっとも専門的なレベルから門外漢レベルまで、学術的卓越性および社会的妥当性を抽出する新しい階層状選別システムを利用している。
現在の学術公開システムは、偏見、予断、先入観、膨大な商業的利権によるアクセスの制限、利権が帰属する強力な集団、およびパラダイムの惰性による深刻な問題を経験している。
現在のシステムでは、著者は、膨大な量の金銭(神経科学では、プロジェクト毎に100万ドル以上になることがある)および研究を行う研究者(通常多数の博士および博士課程修了者)の時間を消費している。研究は学術ジャーナルに提出され、そこでは編集者が提出された研究に割り当てられる。編集者は、論文がジャーナルに適しているか否か、十分に新しくジャーナルが対象とする科学者に興味があるものか否かの初期選択を行うよう委任される。場合によっては、編集者は補助的に編集委員会の意見を聞くこともあるが、編集者の紹介の仕方が初期選択に大きく影響するのはこの分野では周知である。すなわち、厳格な学術研究の後、著者の著作は、通常著者より専門性の低い1人の編集者の主観的な手に委ねられるのである。
ジャーナルの目標は、定期購読者数、そのジャーナルで公開したいという需要、ジャーナルで公開される論文についてのインパクトの点でナンバーワンのジャーナルになることである。これを達成する2つの標準的な方法は、有名な科学者に優先権を与えることと、原則として、提出される論文の90%程を審査なしで拒絶することであり、これはエリート主義の戦略である。
論文が審査対象として選択されると、編集者は論文を通常2〜3人の審査員に送付する。こうした審査員は提出された著作の分野の専門家なので、概して論文を提出した著者の研究上の競争者でもある。学術上の概念の多くの部分に大きな意見の不一致があるため、多くの審査員は研究の中で示された概念、特に定説の変更につながりかねない概念に対して偏見を示すことがある。それにもかかわらず、研究の質を評価できるのはこうした専門家だけであり、ジャーナルはこうした科学者の高潔さを信頼しなければならない。科学の分野での熾烈な競争と、提出時点でのこの主観的な選択がある現状では、科学者がこのプラットフォームを使用して、自分が望む方向に科学が進んで行くように支配しようとするのは珍しいことではない。したがって、論文の運命は、論文が著者と良好な関係にある、すなわち著者の友人である同業者に担当されるか否かに大きく依存する。したがって、現在の公開システムは大部分、「友人が友人を助ける」システムであり、強力な「クラブ」が、いくつかの分野で科学の方向にほぼ絶対的な支配を及ぼすことが可能になっている。要するに、現在の公開システムは、社会の中でもっとも偽りに満ち堕落したシステムの1つである。社会史の観点から、現在の公開システムは、実際には、「ジャングルの法則」が依然として支配的な進化の初期段階に留まっているものでしかない。ここで提示される本発明は、知識が客観的なやり方で信頼性によって分類され全員が自由にアクセスできる、新たに出現しつつある知識社会の次のステップを可能にする「突然変異」である。
科学と技術が深い意味で社会の性質および環境条件を形成するとすれば、現在の公開システムの問題には至急取り組まなければならない。このシステムは科学と技術が発展途上の国の研究者にもっとも大きなインパクトを有するものであり、したがって、発展途上国が高いレベルの研究を確立し新しい千年期の挑戦に応じることを妨げている。この問題への対処を失敗すると、世界的なデジタル情報格差を拡大しかねない。
また、審査処理は非常に非効率的であって、数ヶ月または数年続くことがあるが、その間著者は、「新顔」としてその分野に進出することにやっきになっているもっとも無名なジャーナルに落ち着くなり、あるいは、「友好的」であるかまたは論文の分野に直接関係しない審査員を見つけるなりするまで、審査員の偏見と闘うことになる。これは、研究の審査の質が下がるという逆の効果を有することにもなる。大部分の著者は第2、第3またさらには第4のジャーナルに再提出し、新しい審査員の一団との関係をゼロから始める必要がある。別のジャーナルに提出した同一の論文の審査を同一の否定的な審査員が受理したため、主要な研究プロジェクトの公開を複数のジャーナルにおいて一人の審査員が阻止することになるのもまれではない。審査員はこの職務を無償で行うため、建設的で著者の助けになるべき動機付けを有しない。実際、現行の動機付けは、他の研究者がその著作を改善するのを助ける機会よりも、科学の方向を支配する機会の方に焦点を合わせているように思われる。したがって、このシステムは、世界中の他の研究室での研究の質を向上する役目を果たしうる専門家の助言という莫大な潜在的価値を失っている。
著者は通常、審査員から何らかの告知が帰ってくるまで2〜4ヶ月待機し、その後繰り返し訂正と再提出を行わなければならない。その間に他の研究を実行できたであろう程の、この非常に骨の折れる過程を著者が何とかして通過すると、今度は著者は自分の論文の図面を公開するのに大きな金額を支払わなければならないが、本質的にこれは論文の公開に対して著者に課金する偽りの方法であって、こうした処理費用は数千ドルにも上ることがある。
そして、著者は著作権をジャーナルに譲渡するので、その後は自分が公開した著作をジャーナルから買い戻さなければならなくなる。書籍の出版社と同様、ジャーナルは、編集者が主観的に選択したものの場合以外は、公開された論文をプロモートする積極的な責任を取らず、反対に、定期購読を通じて主な収入を得ているため、ジャーナルはアクセスを制限している。
最後に、ジャーナルは研究者の著作から法外な利益を得ていながら、優秀な研究への見返りとして何も提供しない。すなわち、公開による利益は、そうしたジャーナルを支持した研究者に全く還元されない。会議を支援することになったとしても、事業会社の方があらゆる学術雑誌より協力的である。
概要:現在のシステムの主要な欠点
1.編集者の質:厳格な客観的学術研究が実行された後、公開のための研究の選択は、一般にその分野での専門性が著者ほど高くない編集者によって主観的に行われる。
2.重大な審査員の偏見:学術研究の価値は2〜3人の研究者によって判断され、民主的な解決法は存在しない。多くの革命的な研究が往々にして目立たないジャーナルでの公開を余儀なくされ、数十年後になって初めて極めて重大な発見だと認識されることになるなど、この処理は主要なパラダイムシフトを著しく妨げるものになっている。
3.審査員の利益がない:現在の公開システムは、専門コンサルタントとしての審査員の営為に対する支払または補償がない。
4.審査員の知見を十分に利用していない:現在のシステムは、科学の卓越性を促進する積極的なやり方で審査員の知見を活用していない。一方での専門化の大規模な増大ともう一方での研究の学際化によって、審査員の知見は素晴らしい価値を全世界の研究に追加しうるものである。
5.建設的な共同作業がない:現在は論文を提出した著者と審査員との間に建設的な共同作業が存在しない。協議のための明瞭な指示と、報酬等の、建設的たりうる動機付けが欠如している。
6.長く遅延した審査員と著者の対話:著者と審査員との間の対話は、通信と通信との間が数ヶ月遅延するような形で行われる。即時のリアルタイム対話システムが存在しない。
7.著者の権利がない:現在の公開システムでは、著者は、自分の研究を公開する処理において権利を有さない。誰もが持っている特許を出願する権利と同等の著者の権利を確立し守らせるシステムが欠如している。
8.発見の公正な申告ができない:現在の公開システムでは、学術的発見の公正な申告と権利請求ができない。論文が繰り返し拒絶されている間に、他人がその研究について聞きつけて競合する論文を公開し功績を自分のものにすることもまれではない。
9.ジャーナルの地位が学術的インパクトを決定する:現在のシステムでは、2つの同一の論文であっても、指導的な「クラブ」の著者が公開したのと低開発国の研究者が公開したのとではインパクトが異なるように、異なるジャーナルに公開された2つの同一の論文は非常に異なるインパクトを有する。
10.プロモーションの責任がない:現在の公開システムは、書籍の出版社が書籍をプロモートするのと同じ形で、研究をプロモートする責任を取っていない。
11.著者へのサービスがない:現在の公開システムは、新しい学術的発見を、過去および現在の研究、技術、臨床業務、産業といった世界的な文脈に置く手段を提供しない。
12.アクセスの制限:ほとんど全ての公開された資料はアクセス権を購入した者に制限される。こうした特権的なアクセス権を持つことができるのは、富裕な団体、産業界、国家だけである。
13.現在の公開システムは、表彰または会議の支援または研究奨励制度の形態での研究者への支援を提供しない。研究の公開からもたらされた資金のかなりの部分は研究に還元すべきである。
本発明の方法は、情報、特に全ての国の学問的研究のプロモーションおよび普及を目的としており、現在の公開システムの主要な問題に取り組んでいる。本発明の処理は、共同オーサリング、審査、公開、評価、および学術的卓越性および社会的妥当性による分類のため全ての学術分野にわたる膨大な数の論文を自動的に処理することのできるシステムにおいて、著者、審査員および編集者を自動的に誘導および制約することのできる複数のプログラム、演算およびアルゴリズムを実行する、著者、編集者および審査員に関連する情報の一連のリンクされたインターネットサイトおよびデータベースを包含する。
現在、公開処理は、i)概してアクセスが制限されており、ii)複雑で時間がかかり、ii)偏狭なロビー活動団体と強力なジャーナルの偏見と支配があり、iii)著者の必要に適合していない。こうした公開システムでは、威信の出所は、どこで公開したかであって、必ずしも何を公開したかではない。
一方、本発明に係る方法、処理およびシステムは、著者の権利を支持し、著者の必要に取り組んで著者に迅速で、利便性が高く、偏見がなく、包括的な公開環境を提供し、そこでは極めて質の高い建設的な集団審査と、研究集団全体を包含する評価システムとによって威信が保証される。本発明は、新しい公開モデルである、階層ジャーナルシステムを定義するが、これはもっとも専門化したレベルからより一般的なレベルまで学術的卓越性を抽出および選別し、最終的には、例えば神経科学の集団のような学術集団に、その分野でもっとも優秀で卓越した研究を提供する。学術公開のための階層ジャーナルシステムはこの種の最初のシステムであり、現在運営されている22,000以上のジャーナルのどこにも存在しないものである。また、本発明に係る顕彰システムは、公開システムの階層を上り詰めた論文であるという判断に従って、集団全体がグローバルかつ民主的に選択した卓越した研究、著者および審査員のための自動的で客観的な顕彰システムを包含している。また、このシステムは、全ての著者、審査員および編集者のプロフィールによって可能となる新しい社会的ネットワーキングを形成する。
本発明は、開かれたアクセスと研究の自由な普及を可能にする著者支払ジャーナルとして立ち上げることによって実行可能なビジネスモデルになりうる。また、本発明は、著者のための初めての包括的な環境を提供する一連のリンクされたサービスを包含し、知識の探求、創造および発見ならびに知識の共有に関する広範な研究者の必要に対処している。本発明は、学術公開を新しい世代のものにする新しいやり方でもっとも先進的なインターネット技術をリンクすることを包含している。
より詳しく言うと、本発明は、学術論文のような情報のインタラクティブオンライン審査の技術的処理、前記情報の公開の処理、集団による前記情報の評価の処理、関連および非関連の研究集団またさらには集団全体による評価に基づいて前記情報をプロモートする処理に関する。
以下の説明から容易に理解されるように、本発明の方法および処理は、インターネットのような、ネットワーク上でのコンピュータとのオンラインリアルタイム交換、このネットワークを通じた電子的形態での情報の送信および前記情報の受信、所定の規則に基づいた、電子データベースでの、例えば編集者および審査員の、プロフィールの自動または手動選択および分類、登録した著者のコンパイルされたデータベースおよびプロフィールの他の照合アルゴリズム、提供された情報の評価および所定の規則を評価の結果に適用することに基づいている。こうした全てのステップは、電子的形態での情報の技術的処理を包含しており、前記技術的処理は、コンピュータ、プロセッサおよびネットワークといった技術的手段により、情報の分析および分類のための一連のリンクされたプログラムおよびアルゴリズムを使用して実行される。
添付の図面は、制限としてではなく一例として本発明の実施形態を例示する。
本発明に係る情報の提出および審査の処理の構成図を例示する。 本発明に係る審査員の割り当ての処理の構成図を例示する。 本発明に係る情報の公開、評価および抽出の処理の構成図を例示する。
1.モデル
本発明の方法、処理およびシステムは、現在の審査、評価および顕彰処理からのパラダイムシフトを構成する。本発明の方法、処理およびシステムの目標は、著作を公正で偏見がなく効率的なシステムで公開する著者の権利を保証しつつ、論文に記載された全ての研究を有効かつ完全なものとし、研究の品質をありうる最高のレベルまで高めることである。本発明の方法、処理およびシステムは、自動化された読者ベースの評価アルゴリズムを使用して研究集団全体が著作の学術的卓越性を判定できるようにすることによって、研究を民主的に評価する。新しい論文インパクトアルゴリズムは、各論文をモニタし、読者および後続の研究に対する論文のインパクトを判定するように動作する。本発明の方法、処理およびシステムは、優秀な研究を選別および抽出し最初の階層公開モデルを導入している点で、現在の公開モデルとは異なっている。論文を電子的専門レベルに提出し、評価処理を適用することによって、もっとも優秀な研究の識別を可能にし、論文はその後、より広範な学術集団がアクセス可能な分野レベルで公開することを要請される。本発明の方法、処理およびシステムはさらに、著者に何ももたらさない現在の公開モデルから、顕彰表彰システムに移行するが、これは卓越した学術研究を民主的かつグローバルに決定し、賞品または研究助成金を与えて表彰するものである。編集選択システムは、学術的卓越性および社会的妥当性といった利点に基づいて専門ジャーナルおよび分野ジャーナルの編集者を民主的に選択できるようにするものである。
以下の詳細な説明は、添付の図1〜図3と共に読むべきものであり、神経科学分野のジャーナルの非制限的な例を使用している。もちろん、本発明の原理は任意の分野(医療、学術等)に同様に適用可能である。
1.1.審査および公開システム
1.1.1.概要(図1〜図3)
本発明は、著者が何ら権利を有さず、ロビイズム、主観性、偏見、建設的で助けになるというよりはむしろ破壊的な態度、および長期にわたる著者と審査員のコミュニケーションの遅延を特徴とする現在の審査システムという問題に対処するものである。このシステムでは、著者は何ら権利を有さず審査員は搾取されており、その結果否定的で破壊的な処理が生じている。
本発明の最も重要な目的は、以下のものによって偏見のない審査処理に対する著者の権利を支持することである。
○自動審査員選択処理
○客観的問題に制限された編集者および審査員の新しい権限
○審査処理の間著者の発見を保護する審査中論文の即時公開
○紛争が生じた場合仲裁処理を開始する著者の権利
○審査員を、著者が研究を改善するのを助ける一体的で建設的なパートナーにするリアルタイムインタラクティブ審査フォーラム
迅速な公開を可能にするため、本発明は以下のものを提供する。
○審査中論文の要約を迅速に公開する手段
○完全に自動化されたインターネットベースの論文処理システム
○インタラクティブ審査のためのリアルタイム審査フォーラム
○インターネットベースの共同コメンタリ作成機能
○リアルタイムコピー編集フォーラム
○即時のインターネット公開
また、本発明の目的は、以下のものによって審査員の権利を擁護し、審査員の知見および著者との建設的な協力を評価し、審査員の営為を補償することである。
○多くのサービスへの自由なアクセスの許可
○審査した著作に対する審査員によるコメンタリの公開
○編集者の立場になる資格を得る
○賞品および表彰の資格を得る
1.1.2.著者の登録
論文を提出するには、著者は、例えば著者データベースに登録しなければならない。登録後、各著者は専用のホームページを取得する。著者のプロフィールは履歴書および著作リストを含み、プロフィールはすでにシステムに登録済みの人物によって認可されなければならない。開始の段階で、著者は共同編集者に自分のプロフィールを認可するように要求してもよい。プロフィールは、内部の著者インパクトスコア(AIS)を生成するために使用されるが、これはいくつかの新しいインパクト評価アルゴリズムに基づくものである。また、審査員と著者の最適な組み合わせを可能にするため、著者インパクトスコアを審査員インパクトスコア(RIS)と照合してもよい。AISは継続的な著作の公開に基づいて動的に更新される。著者は自分のプロフィールを更新および保守することができる。プロフィールは、著作の評価を可能にし科学者間のネットワーキングを促進するという主要な目的を有するが、著者の選択によって人名録サイトで読者に見せることもできる貴重な標準化された履歴書ともなる。
1.1.3.提出(図1)
全ての論文はインターネットを通じて電子的に提出しなければならない。本発明の提出システムは単なるファイルのアップロードを越えるものである。このシステムによって、著者は自分のカスタマイズされたホームページ内で論文を共同作業によってコンパイルおよび編集できるようになる。
1.1.4.編集者の選択(図1)
著者は、論文の研究分野をもっともよくカバーする共同編集者(AE)を選択する。代案としては、編集者と公開すべき情報(論文)とを分類するキーワードの照合に基づいて自動的に編集者を選択してもよい。
1.1.5.審査員の選択(図1および図2)
提出後、データベースから審査員を選択する。この処理は将来は完全に自動化されるが、好適には開始段階で、共同編集者は好適には自分がよいと思う審査員を手動で選択する必要がある。審査員のプロフィールは自動審査員選択処理のために不可欠なものなので、全ての審査員は、自分のプロフィール(履歴書、適性領域等)をシステム、例えば審査員データベースに登録しなければならない。審査員は、論文の最適な自動割り当ての際に助けになる審査員インパクトスコアを割り当てられる。キーワードおよび論文内容は、データベースから全ての適切な審査員を自動的に検索できるようにする「知見分野アルゴリズム」を通じて伝えられる。好適には、平均した著者インパクトスコアを使用して、著者より数ポイント高い審査員インパクトスコアを持つ審査員を自動的に選択する。もっとも高いスコアを持つ著者に対しては、上位スコア範囲内の全ての審査員は、論文に対して妥当な審査員となる。最適な審査員の自動選択の後、最近および現在の作業負荷によって選択した審査員をランキングし、論文を審査する2人の審査員が見つかるまで、リストの上から下へ、審査員を自動的に招致する処理を開始する。
審査員が1人しか、あるいは1人も見つからない場合、共同編集者および専門主任編集者(SFCF)が審査員の役目を果たし論文を審査することができる。
1.1.6.自動審査員識別処理(図2)
引用ベースの自動審査員識別および割り当て
○関連論文を発見する
○各関連論文について引用数を発見する
○関連論文の著者を抽出する
○個別の関連論文著者の引用を計算する
○引用によって著者をランキングする
○「最前線」の審査員の作業負荷によって著者を再度ランキングする
○上位5人の審査員を審査フォーラムに招致する
○審査を開始するには2人が必要である
○2営業日以内に十分な審査員が見つからない場合、さらに3人の審査員を招致する
○2人の審査員が確保できない場合、共同編集者に自動的に通知する
1.1.7.閉鎖型審査システムから開放型インタラクティブ審査システムへ(図1)
本発明の主要な目的は審査システムから偏見を取り除くことである。偏見を伴う審査を支持する基本的な要因は、著者と審査員との間の目に見えないスクリーンである。現在のシステムでは、著者はいつまでも匿名であるが、本発明に係るシステムでは、審査員は審査期間中だけ匿名となる。
審査の後、スクリーンは引き上げられ、審査員が誰か分かるようになる。このシステムは、審査処理からの脱退を希望する審査員を保護し、審査員が提起する全ての問題に著者が真剣に取り組むようにするという2つの効果を達成する。また、審査員はコメンタリを書くよう要請されるが、これは参加する全ての審査員が共同執筆した1ページの要約である。コメンタリを書くという決定は審査員次第であり、論文の卓越性についての審査員の主観的な評価に基づくものであって、審査員は読者へのある程度の影響力を保持し読者をもっともよい論文に導くことができる。現在の読者には、より深い原典の研究に進む前により多くのメタ論文を読もうという傾向があるので、こうしたコメンタリは参照の対象となり引用可能で、審査員にとって主要な動機付けになるものである。さらに、審査員に賞を与えるために、コメンタリのインパクトが使用される。また、審査員は論文に等級を付けることを要求されるが、こうした等級は論文の総合コメント条項の中に保持されるので、情報にざっと目を通しただけではすぐに見えず、こうした等級が読者に影響するのが防止される。
1.1.8.審査中論文(図1)
審査員の最初の仕事は、論文に目を通してその論文を審査したいか否かを判定することである。2人の審査員がその論文を審査したいと思った場合、本発明では、題名、要約および著者のリストを「審査中論文」として即座に公開する。この処理は数営業日以内に行われると考えられる。
1.1.9.審査なしの拒絶(図2)
提出段階で、審査員は、論文および研究の質が低いため論文を審査することができないと判断した場合、論文の審査を辞退してもよい。論文の質の低さとは、実験における客観的誤りがあること、または(専門の審査員によっても訂正が期待できないほど)言語的な体裁が非常に劣っていることを指す。また、審査員は、倫理基準が満たされていない場合にも、論文の審査を辞退してよい。1人の審査員がこうした何らかの理由で論文の審査を辞退した場合、共同編集者は、仲裁を行い審査員が公正な決定を行ったか否かを判断するように自動的に通知される。共同編集者は他の審査員を招致してもよく、また自分が論文を共同審査することを選択してもよい。2人の審査員が論文の審査を辞退し共同編集者が審査員に同意した場合、専門主任編集者に通知され、専門主任編集者は、論文の質または倫理に関する最終的な決定を行い、自分が同意する場合論文を拒絶しなければならない。しかし、専門主任編集者は審査員および共同編集者に優先して他の審査員を招致することができ、また論文の単独審査または共同審査を選択することもできる。
即座に拒絶する代わりに、著者は現在の形態では論文を審査できないことを通知され、コンサルタントサービスセンターを紹介されるが、コンサルタントサービスセンターでは、コンサルタントが業務を行い、研究の質を向上させ本発明にしたがって学術論文または他の情報を執筆するように著者を指導することができる。研究論文がこの指導システムを通過した後、著者は検討のため論文を再度提出してもよい。
1.1.10.リアルタイムインタラクティブ審査(図1)
2人の審査員が論文の審査に同意するとすぐに、リアルタイムインタラクティブ審査フォーラムとして機能するリアルタイムインターネットサイトが作成される。このサイトでは、ほぼインターネットディスカッショングループのような形で、審査員はコメントを付けるが、他の審査員および著者はそのコメントをリアルタイムで見ることができ、著者はコメントにしたがって論文をリアルタイムで修正することができる。コメントが付いた時、またはコメントに対する対処がなされた時、著者および審査員は自動的に通知される。主任編集者および共同編集者はサイトに入って審査処理を概観し、審査員または著者に直接接触して問題を処理することができる。審査員に付託されることは、実験が有効で、結果が完全で、質ができる限り高いということを保証することである。審査員が強い態度を取れるのは客観的問題についてだけであって、客観的誤りに基づく場合か、または著者が学術的な言語の基準を遵守していない場合だけ論文を拒絶することができる。
共同編集者は、閉鎖独立型審査フォーラムによって審査処理を手動で開始する。ここでは、著者は審査員のコメントをリアルタイムで見て、自分の回答の作成を開始することができる。審査員の批評の独立性を保証するため、審査員は互いに独立してコメントを付けることができ、他の審査員のコメントを見ることはできない。一旦終了すると、共同編集者は自動的にその通知を受け、開放型インタラクティブ審査フォーラムを手動で開始する。ここでは、著者および審査員は全てのコメントを見て、即座に問題に関する対話を開始することができる。各コメントに個別に対処することができ、履歴ログが作成される。審査員が満足するように全てのコメントが解決されると、共同編集者は審査フォーラムを閉じるように自動的に通知され、論文が確定する。すると、共同編集者は、公開処理(コピー編集、等)を開始する。
1.1.11.仲裁(図1)
インタラクティブ審査フォーラムの目的は、審査員を客観的誤りに集中させることであるが、客観的な誤りによる拒絶につながる紛争が生じた場合、著者は仲裁を開始することができる。最初に、共同編集者は仲裁を行い問題を解決するための議論に全ての審査員を関与させる。共同編集者は、より専門的な題目について意見を聞くため追加の審査員を参加させてもよい。客観的誤りがあるという裁定が出た場合、論文は拒絶されることがある。また、著者が要求された変更を行おうとしないと感じた場合、審査員も仲裁を開始してもよい。また、他の審査員および裁定に不同意な審査員は審査処理から脱退してもよい。審査員が脱退した場合、その審査員の身元は匿名のままである。審査員が脱退すると新しい審査員を募集する必要が生じることがあり、審査処理が遅れるので、著者は、審査員の懸念に対処するようにできる限り協力する必要がある。
1.1.12.受理
2人の審査員は論文の公開を承認するように要求され、審査フォーラムが閉じられる。共同編集者は自動的に通知を受けて公開のために論文を受理し、論文を公開処理(下記参照)に転送する。
1.1.13.コメンタリ
受理の後、研究のより一般的な説明を提供する簡単な1ページのコメンタリを書く審査員のためのリアルタイム共同サイトを作成することができる。コメンタリページは、論文がコメンタリを書こうと思うだけの十分に高い質を持っていると2人の審査員が判断した時だけ自動的に開かれる。こうしたコメンタリは同じ号で公開され、コメンタリの付いた論文には読者が識別するためのフラグを立てる。
1.1.14.総合コメント
好適には、審査員のコメントおよび主観的等級(1〜10)が、公開される論文に関連する総合コメントページに追加される。また、総合コメントページでは、読者はさらなるコメントを付け、論文の主観的な投票を行うことができる。論文の総合コメントページに到達するためには、読者は論文のフルテキストバージョンページに入ってオプションを選択する必要がある。読者は、客観的および主観的なスコアのうち何れか1つまたはいくつかの組み合わせに基づいて公開された新しい研究の通知をカスタマイズすることができる。
1.1.15.コピー、グラフィックス、マルチメディアの編集(図3)
コメンタリの提出後、コピー編集のためのリアルタイムサイトが作成される。システムは、専門のコピー編集者(CE)を自動的に選択する。コピー編集者は所定のスタイルシートを論文に適用する。この段階で原稿を修正できるのはコピー編集者だけであるが、著者は、インタラクティブに、提起された質問に回答することができる。また、コメンタリもコピー編集され、審査員は、コピー編集者が提起した質問に回答してもよい。通知を使用して、コピー編集の際対処された問題について著者に知らせてもよい。
マルチメディア編集を適用してもよいが、これは、パワーポイントによるプレゼンテーション、アニメーションおよび実験手順および結果の視覚化を含むものである。
1.1.16.XMLおよびPDFの編集(図3)
コピー編集が完了すると、論文は、所定のスタイルシートにしたがってインターネットおよび.pdf文書を作成するXMLおよびPDFの編集者に転送される。
1.1.17.発見編集
XMLおよびPDF文書は、論文の発見環境を構築する発見編集者(DE)に転送される。これは、インターネット内の関連サイト(例えば、関連研究所および企業、関連論文、関連題目、等)に論文をリンクさせることを含む。
1.1.18.インターネット公開(図3)
発見編集が完了すると、電子メールまたは他の同様の通知がコピー編集者(CE)または情報科学編集者(IE)に送信される。コピー編集者は、論文を高品位公開用にレイアウトし、論文内およびインターネットとのライブリンクを提供するインタラクティブpdfを生成する。情報科学編集者は論文、コメンタリおよび発見環境をインターネット上にXML形式で公開し、ダウンロードのためのpdf文書を添付する。著者、審査員、および編集者は論文が公開されたことを通知される。
1.2.評価システム(図3)
本発明に係る評価システムでは、全ての読者が研究論文の評価に参加できる。これは、少数のジャーナル管理者だけによるのではなく、学術集団全体による研究論文の民主的な評価を可能にする最初のシステムである。こうしたシステムを機能させるために、自分が読んだ論文の統計を公開された論文の卓越性および妥当性のスコアにカウントしたいと思う読者は、自分の専門経歴の包括的なプロフィールを提出する必要がある。ジャーナルにアクセスするためにはシステムに登録する必要はないが、読者がスコアリングシステムに貢献したいと思う場合には登録が必要である。読者のアクセスは追跡されており、ある1人の読者は各カテゴリについて貢献できるのは一度だけである。プロフィールを使用して読者(下記参照)とひいては読者の活動への貢献にスコアを付けているので、プロフィールが包括的であるほど評価処理への貢献は大きなものになる。
1.2.1.読者の評価
1.2.1.1.総合資格インデックス
登録の際入力された各読者のプロフィールを使用して、教育レベルに基づく総合資格インデックスを計算する。
1.2.1.2.読者距離インデックス
読者距離インデックスは、論文/著者と読者との間の知見レベルの距離を判定する。
1.2.1.3.専門家知見インデックス
専門家知見インデックスの目的は、より教育があり専門性が高い読者により高いスコアを付けることである。
1.2.1.4.社会的妥当性インデックス
社会的妥当性インデックスの目的は、その分野からより遠い(すなわち、より門外漢に近い)読者により高いスコアを付けることであるが、読者の専門性が向上する場合にもスコアは上昇する。
1.2.2.引用ベースの著者および論文の評価
1.2.2.1.著者引用インパクト
アプリケーションサーバは、システムプロフィールで著者がリストアップした全ての著作を検索する。各論文について動的に判定される引用数に基づいて、著者引用インパクトが計算される。
Figure 2009539166
1.2.2.2.論文引用インパクト
アプリケーションサーバは、システムプロフィールで著者がリストアップした全ての著作を検索する。引用数に基づいて、各論文についての論文引用インパクトが計算される。
Figure 2009539166
1.2.3.論文の評価
1.2.3.1.論文学問的卓越性インパクト
論文学問的卓越性インパクトは、論文の様々な部分にアクセスする読者の知見レベルを反映する。その目的は、論文の専門性がより高く、読者の専門性がより高く、そして読者が論文により深くアクセスしている場合に、より高いスコアを付けることである。
1.2.3.2.論文社会的妥当性インパクト
論文社会的妥当性インパクトは、論文の社会的妥当性を反映する。その目的は、論文の専門性がより高く、しかし読者が特定の主題からより離れており、そして読者が論文により深くアクセスしている場合に、より高いスコアを付けることである。
1.2.3.3.論文インパクト
論文インパクトは上記の2つのスコアを考慮したものであって、学問的卓越性と社会的妥当性とのスコアの合計と解釈することができる。
Figure 2009539166
1.2.4.著者の評価
1.2.4.1.著者学問的卓越性インパクト
著者学問的卓越性インパクトは、本発明の方法、処理およびシステムにしたがって公開された著者の論文の卓越性に基づいて著者の学問的卓越性を評価する。
Figure 2009539166
1.2.4.2.著者社会的妥当性インパクト
著者社会的妥当性インパクトは、公開された著者の全ての論文の社会的妥当性に基づく著者の社会的インパクトである。
Figure 2009539166
1.2.4.3.著者インパクト
著者インパクトは上記の2つのスコアを考慮したものであって、学問的卓越性と社会的妥当性とのスコアの合計と解釈することができる。
Figure 2009539166
1.2.5.審査員の評価
1.2.5.1.審査員学問的卓越性インパクト
審査員学問的卓越性インパクトは、システム内で審査員が参照した論文の卓越性に基づいて審査員の学問的卓越性を評価する。
Figure 2009539166
1.2.5.2.審査員社会的妥当性インパクト
審査員社会的妥当性インパクトは、システム内で審査員が参照した論文の社会的妥当性に基づく審査員の社会的インパクトである。
Figure 2009539166
1.2.5.3.審査員インパクト
審査員インパクトは上記の2つのスコアを考慮したものであって、学問的卓越性と社会的妥当性とのスコアの合計と解釈することができる。審査員インパクトを使用して審査員を評価し、共同編集者の立場に立つ資格を与えることができる。全ての審査員インパクトを使用して、審査処理のため審査員を著者と組み合わせる。
Figure 2009539166
1.2.6.編集者の評価
審査員と同様に、編集者(共同編集者、専門主任編集者および分野主任編集者)も、彼らが編集した論文の成果に基づいて評価してもよい。こうした編集者のインパクトを使用して編集者を評価し、システム内での審査員、共同編集者、専門および分野の主任編集者の動的な循環を可能にすることができる。
1.2.7.さらなる評価スコア
本発明は、多数のアルゴリズムおよびランキングシステムを使用して著者の論文の成果に関するフィードバックを著者に提供することができる。それは、一例として、以下のものを含む。
●(統計に基づく)論文のアクセスおよびダウンロード数
●専門審査員および読者のランキングおよびコメント
1.2.8.評価ポリシー
本発明のポリシーは、著者の論文の成果に関する多数のサービスを著者に提供することである。一般に、著者は自分のインパクトスコアを公開するかそれとも非公開にするかを決定することができる。インパクトスコアのアクセス可能性および著者、審査員、編集者および読者への評価サービスには様々なレベルが存在する。例えば、編集者および審査員は好適には拡張サービスへのアクセスを有し、自分自身のインパクトスコアだけでなく、システム内の他の著者にもアクセスすることができる。
1.3.研究抽出システム(図3)
今日の知識社会の最大の問題は、1秒毎に蓄積していく膨大な量の情報を処理することである。一例として、神経科学の分野では、1年間だけで35,000件の研究論文が公開されており、しかもそれは年々増加している。学問分野全体(科学、医学および技術、ビジネス、経済学、芸術および人文科学)では、毎年250万件以上の論文が公開されており、やはり増加傾向にある。この膨大で加速する知識の蓄積は、いかにして関連する情報を選別するか、どれが卓越した優秀な研究発表かをどうやって判断するのか、という深刻な問題を提起している。本発明の主要な目標は、何らかの1人の人物またはいくつかのグループによって管理されないやり方で、研究を自然に公共の領域に浸透させることである。
本発明はこの問題の解決法である、最初の階層化ジャーナルシステムを提供するが、これは最も優秀な研究公開を階層の上位に移動して、集団全体に対する視認性およびアクセス可能性を増大するものである。以下、その例を神経科学に適用するが、本発明のモデルは任意の他の分野(医学、科学、等)に適用することが可能であって、以下は本発明の方法、処理およびシステムを例示するために使用される非制限的な例に過ぎない。
さらに、本発明は単に新たなジャーナルに関連するだけではなく、これは公開システムにおける最初にして唯一の階層化ジャーナルである。評価システムを通じて研究の抽出が達成される。論文学問的卓説性インパクトと、ある程度の論文社会的妥当性インパクトとに基づいて、上位10%の優秀な研究論文を選択し専門性レベルから総合神経科学レベルまで1階層上に移動する。これら2つのインパクトの重み付けによって論文がどれだけ上の階層に来るかが変化する。より下位のレベルでは学問的卓越性が支配的であるが、より上位の階層では社会的妥当性が次第に重要になる。
開始時には、ジャーナルシリーズは好適には、専門階層(例えば、「行動神経科学の最前線」)と、「神経科学の最前線」、といった分野階層との2つの公開階層からなる。その後の段階では、好適には4つの階層が存在し、その例は以下のようなものでもよい。
階層4:「最前線」
階層3:「科学の最前線」
階層2:「神経科学の最前線」
階層1:「遺伝神経科学の最前線」
最上位の公開階層である「最前線」まで上がることができる研究論文は、可能な限りもっともグローバルで偏見のない評価システムによって選択されたものである。
もちろん、階層を追加し、別のハイアラーキまたはより多数の階層を定義することも可能であって、これは本発明の可能な実施形態の一例に過ぎない。
階層1:専門ジャーナルへの提出および公開
1.研究を専門階層(例えば、「分子神経科学の最前線」)に提出する。
2.研究は厳格、公正かつ効率的に審査される。研究は、特定の研究集団が要求する高品位の学術言語で書かれている。
3.審査の後、論文は電子形式で専門ジャーナル(例えば、「分子神経科学の最前線」)に公開される。
4.自動評価システムは読者の活動(誰が何を読んでいるか)をスキャンして統合し、10%の最も優秀な研究を自動的に選択する。
階層2:優秀な専門論文の選択および分野ジャーナルでの公開
1.グローバルな評価システムが全ての専門分野の中から選択した10%の学問的にもっとも卓越し社会的に妥当な研究は、分野ジャーナル、例えば「神経科学の最前線」で公開するように要請される。
2.論文は、分野主任編集者の監修の元で、専門のコピー編集者の助けによって書き直され、その発見は神経科学の研究集団全体にとってよりアクセスしやすいものになる。このことは著者に、神経科学分野全体の中で自分の発見をよりグローバルな文脈に置く機会を提供する。
3.論文はハードコピーの分野ジャーナル、例えば、「神経科学の最前線」で公開される。
階層3:優秀な分野論文の選択とカテゴリジャーナルでの公開
1.分野階層レベルでの10%の最も優秀な研究は、カテゴリジャーナル(例えば、「科学の最前線」)で公開するように要請される。
2.論文は、研究をさらに広い文脈に置き、さらに広い読者に理解可能なものとなるように再び書き直される。
3.論文はカテゴリジャーナルで公開される。
4.その後、評価システムは、カテゴリジャーナル(科学、医学、技術、工学、ビジネス、経済学、芸術、人文科学および社会科学)の中から学問的にもっとも卓越し社会的に妥当な研究論文を再びスキャンする。
階層4:優秀なカテゴリ論文の選択と「最前線」での公開
1.科学、医学、技術、工学、ビジネス、経済学、芸術、人文科学および社会科学全体にわたる10%の最も優秀な研究が、「最前線」雑誌で公開するため最終的に選択される。
2.論文は一般大衆に理解可能でアクセス可能なものになるように書き直される。
3.論文は「最前線」で公開される。
この自動抽出システムは、研究の完全に公正で偏見がなく客観的な評価を学術集団に与える。ある特定の専門分野内の全ての専門家は自分たちの著作を評価することができ、最も優秀な研究はより広い神経科学の研究集団全体にアクセス可能となる。
階層システムは、上の階層に上がることができた論文について著者、審査員および共同編集者を表彰することによってサポートされている。
開始時には、ジャーナルシリーズは好適には2つの階層からなる。将来的には、「最前線」は学会の全ての分野を含むことを目的とし、好適には4つの階層を備えることになる。
1.4.顕彰および表彰システム
本発明の概念のもう1つの特徴は、賞品、表彰および研究助成金の形態で、収益を研究者に還元することである。このシステムは、学術的に卓越し社会的に妥当な研究の自動化された民主的な抽出を使用して、もっとも威信ある賞、すなわち集団全体によって選択された唯一の賞を提供する。偏見のない民主的な評価システムの判断によるこの卓越した研究の顕彰は、この公開環境で達成された成果の威信を強調することになる。また、このシステムは、インパクトの高い論文を編集および審査した共同編集者および審査員の表彰も行う。さらに、各ジャーナルは、専門ジャーナルおよび分野ジャーナルで公開された研究をさらに表彰するための企業の後援を仰ぐ。
1.5.編集者選択システム
ジャーナルは、分野主任編集者(第2階層、「神経科学の最前線」、ハードコピー版ジャーナル)、専門主任編集者(第1階層、「最前線」、電子版専門ジャーナル)、および各専門での様々な特殊分野を対象とする共同編集者によって運営される。さらに、各専門ジャーナルは審査員委員会を有し、その構成員は提出された論文を審査するために選択される。好適には、主任編集者の選択もやはり純粋に民主的な処理とすることが予想され、その際評価システムは個人の成果を判定する助けとなる。こうした偏見のない民主的な評価システムでは、優秀な審査員は共同編集者の地位に就く資格を得られ、優秀な共同編集者は専門主任編集者の地位に就く資格を得られ、優秀な専門主任編集者は分野主任編集者の地位に就く資格を得られる。すなわち、編集者の地位は威信あるものであり、その分野にもっとも貢献した者が交替で着任する。
2.ジャーナルの組織、編集構造および作業負荷
全てのジャーナルはDOIを受信し、学術メタクローラー(例えば、PUB−MED、サイエンス・ダイレクト、等)を通じてアクセス可能となる。
ジャーナルは、著者支払ビジネスモデルによって開始されるが、その場合著者は、専門ジャーナルレベルで約1,000ドルの1回提出および公開料金を支払わなければならない。上の階層に上がった論文についての追加の公開費用は発生しない。
以下「神経科学の最前線」ジャーナルを例にとってジャーナルの構成を説明するが、ここで説明する原理は他の分野にも適用可能である。
2.1.「神経科学の最前線」専門ジャーナル
「神経科学の最前線」専門ジャーナルは電子ジャーナルであって、専門主任編集者の職務を果たすその分野の世界的なリーダーが運営している。専門ジャーナルは、「最前線」に提出される全ての論文の入り口の階層である(この規則の唯一の例外は創刊号であって、その場合は全ての専門主任編集者は、「神経科学の最前線」ハードコピージャーナルに論文を公開してもよい)。専門階層で提出および公開される全ての論文は評価システムにしたがって評価および格付けされ、その専門分野で最も多く読まれダウンロードされた論文は、上位10%に達すると、「神経科学の最前線」ハードコピージャーナルの階層に上がる。各著者は「最前線」に提出した各論文の詳細な評価分析を受け取り、経時的に自分の論文の成果を追跡できる。「神経科学の最前線」専門ジャーナルは毎月発行するように編集される。
2.1.1.専門主任編集者
専門主任編集者(SCE)は、「神経科学の最前線」専門ジャーナルを運営する。彼らは以下のことに責任を負う。
○少なくとも10人の共同編集者からなる共同編集者委員会を募集および管理する。
○審査員委員会の募集を助ける。
○共同編集者だけでは対立を解決できない時、著者と審査員との間の仲裁人の役目を果たす。
○論文が十分な質を持つと判断された場合、論文を審査する審査員が見つからない時論文を審査する。
○共同編集者が自分たちの義務を果たし、「最前線」の規則および規定にしたがって行動することを徹底させる。
○自分たちの「最前線」電子ジャーナルの創刊号に論文を寄稿する。
○自分たちの「最前線」ジャーナルをプロモートする。
共同編集者が対立を解決できなかった時、専門主任編集者は著者と審査員との間の仲裁人の役目を果たす。対立の解決を助けるため専門の仲裁人を呼び出してもよい。専門主任編集者は論文を拒絶しようという共同編集者および審査員の提案を打ち消してもよい。専門主任編集者は仲裁の際単独で論文を拒絶することができる。
専門主任編集者はシステムに登録し、他の応募者を検証する必要がある。
専門主任編集者は契約を締結し、扱った各論文について報酬を受け取る。
2.1.2.共同編集者
共同編集者(AE)は当該分野を包括的にカバーし、当該分野の中の各専門分野の最も優秀な代表的専門家であることを保証する。彼らは以下のことに責任を負う。
○少なくとも10人の審査員からなる審査員委員会を募集および管理する。
○著者と審査員との間の仲裁人の役目を果たす。
○十分な質を有する論文を審査する審査員が見つからない時論文を審査する。
○以下のように審査処理を監督する。
○審査員を手動で選択する(これは将来は、審査員および著者のインパクトスコア照合アルゴリズムに基づいて自動的に行われるようになる)。
○閉鎖型審査を開始する。
○インタラクティブ審査を開始する。
○審査を閉じる。
○審査員が自分たちの義務を果たし、システムの規則および規定にしたがって行動することを徹底させる。
○自分たちの電子ジャーナルの創刊号に論文を寄稿する。
○自分たちのジャーナルをプロモートする。
将来は、各論文が提出される毎に自動審査員識別アルゴリズムを使用して審査員データベースの構築を支援および拡大することができ、その場合共同編集者は、審査員選択処理を監視する責任を負う。
共同編集者はシステムに登録し、他の応募者を検証する必要がある。
2.1.3.審査員
審査員はその分野を包括的にカバーし、提出された論文の専門家としての評価および審査を保証する。彼らは以下のことに責任を負う。
○システムの規則および規定にしたがって論文を審査する。
審査員はシステムに登録し、履歴書および著作リストの付いた完全なプロフィールを提供する必要がある。将来は、こうした審査員のプロフィールを使用して最初に著者引用インパクトを生成し、論文を自動的に審査員に割り当てる時にそれを使用し、適切に割り当てられた論文を各審査員が確実に受け取れるようにする。
2.1.4.仲裁人
仲裁人は集団審査処理で生じた紛争を解決するように行動する。仲裁は、共同編集者および専門主任編集者によって(代案としては、自動審査員インパクトスコア判定の支援を受けて)任命される特定分野の専門家によって実行される。紛争が解決しない場合、仲裁は、共同編集者(彼ら自身が仲裁人の役目を果たすことができる)または専門主任編集者(彼ら自身も仲裁人の役目を果たすことができる)によって指導される。著者が客観的誤りの訂正を拒否した場合、専門主任編集者は単独で論文を拒絶してもよい。
2.1.5.公開編集者
専門主任編集者は公開編集者(PE)の支援を受けるが、公開編集者(PE)のチームはコピー編集者、グラフィックス編集者、マルチメディア編集者、PDF編集者、XML編集者および情報科学編集者の作業を監督する。公開管理者は以下のことに責任を負う。
○PDFおよびXML文書およびそれらの電子ジャーナルでの公開を保証する。
2.2.例:「神経科学の最前線」分野ジャーナル
非制限的な例として、「神経科学の最前線」ジャーナルはハードコピージャーナルであり、分野主任編集者の職務を果たす神経科学の分野の世界的なリーダーが運営している。分野階層に到達した全ての論文は、「最前線」の評価および抽出システムを通過した、全ての下位分野を通じて上位10%のもっとも多く読まれた優秀な論文である。この階層では、神経科学の研究集団全体に対応するため論文を書き直さなければならない。「神経科学の最前線」の分野主任編集者は公開編集者と共に、「最前線」が処理する論文の抽出率に応じてジャーナル発行の頻度を決定する。
2.2.1.分野主任編集者
分野主任編集者は「神経科学の最前線」ジャーナルを運営する。彼らは以下のことに責任を負う。
○専門主任編集者を募集および管理する。
○必要な場合専門分野共同編集委員会の募集を助ける。
○専門階層から「神経科学の最前線」ジャーナルに上がってきた上位10%の優秀な研究を審査する。
○「神経科学の最前線」ジャーナルを編集する。
○専門主任編集者が自分たちの義務を果たし、「最前線」の規則および規定にしたがって行動することを徹底させる。
○「神経科学の最前線」ハードコピージャーナルの創刊号に論文を寄稿する。
○「神経科学の最前線」ジャーナルをプロモートする。
分野主任編集者は「最前線」に登録し、他の「最前線」の応募者を検証する必要がある。
分野主任編集者は、「最前線」研究基金と1年間の更新可能な契約を締結し、扱った各論文について報酬を受け取る。報酬制度については別の文書で詳述する。
2.2.2.審査員
審査員は選択された論文を審査する。こうした論文はすでに専門レベルで審査済みなので、必要なのは論文の主要内容が変わっていないことを保証する簡単な審査だけであり、以前関与したのと同じ審査員の意見を聞いてもよい。著者との対話は分野主任編集者によって監督される。分野階層での審査員は以下のことに責任を負う。
○「最前線」の規則および規定にしたがって論文を審査する。
2.2.3.公開編集者
分野主任編集者は「最前線」の公開編集者によって支援されており、公開編集者のチームは、コピー編集者、グラフィックス編集者、マルチメディア編集者、PDF編集者、XML編集者および情報科学編集者の作業を監督する。公開管理者は以下のことに責任を負う。
○PDFおよびXML文書の完全な構成、ならびにそれらの、ハードコピー版「神経科学の最前線」ジャーナルおよび「神経科学の最前線」ジャーナルウェブサイトでの公開を保証する。
3.ジャーナルの規則および規定
3.1.著者の権利および責任
§1:著者はジャーナルシステムに登録し、完全な履歴書と著作リストを提出しなければならない。著作リストを使用して自動的に著者引用インパクトを構成し、それを使用して審査員に、適当な知見および経験のレベルを割り当てる。
§2:著者は、ジャーナルシリーズに適用される学問的モデルポリシーに同意しなければならない。
§3:著者は、提出、審査、評価および顕彰の規則および規定に同意しなければならない。
§4:提出された論文が詳細な審査のために受理された場合、著者は、その論文に基づく簡単な審査中論文の要約をインターネットで即時公開するように要求する権利を留保する。
§5:著者は、自分の論文の取り扱いに偏見があると感じた場合、提出および審査処理の任意の段階で仲裁を開始する権利を留保する(「著者が開始する仲裁」参照)。
§6:著者は、実験の有効性および結果および分析の欠陥に関する審査員の改訂要求を履行する義務を負う。
§7:著者は、結果の解釈に関連して研究および書かれた論文の質の向上を目的とした審査員の全ての改訂要求を満足するように奨励されるが、義務を負うわけではない。著者が重要な変更を行うことを望んでいないと審査員が感じた場合、審査員は脱退する可能性があることを、著者は知っておく必要がある。審査員が脱退すると、新しい審査員を募集する必要が生じることがあるため、審査処理が遅れることになる。
§8:2人の審査員による審査の後、審査員が客観的誤りを特定できない場合、著者は自分が提出した論文の公開を要求する権利を留保する。
§9:著者は、自分の研究論文の提出、審査、編集および公開のための料金を支払う義務を負う。
§10:著者は、ハードコピー公開、カラー図面、等といった何らかの追加費用に対して責任を負わない。
§11:著者は、システムの選択に応じて論文を公開しプロモートするユーザとしての全ての権利をシステムに譲渡する。
§12:著者は論文の所有者であり、自分が選択する何らかのやり方で自分の論文のコピーを複製しリプリントとして自由に配布することができる。
§13:著者は、何らかの第三者機関による自分の論文の自由な配布に同意する。
3.2.審査員の権利および責任
§1:審査員は一般に、「著者の権利および責任」条項、ならびに「学問的審査ポリシー」および「学問的モデル」を受諾する必要がある。
§2:提出された各論文について2人の審査員が責任を負う。
§3:審査員は、当該論文のために準備される審査サイトに入ることによって、2営業日以内に審査処理を開始する必要がある。
§4:審査員は、1)時間制約、2)論文がジャーナルの倫理基準を満たさない、または3)論文の総合的な質が低すぎて審査できない、といった理由で論文の審査を辞退してもよい。
§5:倫理基準と総合的な質の基準が満たされ審査員に時間制約がない場合、審査員は他の専門的な理由で詳細審査を辞退することはできない。審査員は審査処理を開始する必要がある。
§6:何れかの審査員が総合的な質を理由に審査を辞退した場合、共同編集者は別の審査員の探索を開始するように通知される。全ての審査員、共同編集者および専門主任編集者が質を理由に論文の審査を辞退するまでは、詳細審査なしで論文を拒絶してはならない。専門主任編集者だけは論文を拒絶してもよい。詳細審査なしで拒絶された論文は、将来学術品質訓練センターに差し向けられる。
§7:審査員が倫理基準を理由に論文を拒絶した場合、共同編集者および専門主任編集者は自動的に通知される。さらに、この事件について倫理委員会に通知しなければならない。
§8:審査の開始後、審査員の最初の仕事は、論文の詳細審査を行うことに同意することである。
§9:審査員は、審査処理を開始した時から審査処理を終了するまで、リアルタイムインタラクティブフォーラムで、コメントを付け、論文をランキングし、質問に回答し、一般に著者と直接連絡する義務を負う。
§10:審査員は、審査処理を終了するまで匿名でいる権利を留保する。
§11:論文が公開のために受理された後、審査処理が完了した際に、審査員は自分の身元を公開する義務を負う。
§12:審査員は、任意の時点で審査処理から脱退する権利を留保する。
§13:審査員が審査処理から脱退することを決定した場合、審査員は匿名でいる権利を留保する。
§14:審査員の意に反する仲裁の結論が出て審査処理から脱退することを決定した場合、審査員は匿名でいる権利を留保する。
§15:問題が解決されない場合、審査員は仲裁を要求する権利を留保する。
§16:審査員は、論文にリンクされる約1ページの共同コメンタリを公開するように要請される。2人の審査員は同意してコメンタリを書かなければならない。審査員は辞退してもよいので、必ずしも全ての論文がコメンタリに関連付けられるわけではない。
3.3.共同編集者の権利および責任
§1:共同編集者は一般に、「著者の権利および責任」条項、ならびに「学問的審査ポリシー」および「学問的モデル」を受諾する必要がある。
§2:共同編集者は、その審査員委員会に審査員を任命またはそこから解任する権利を留保する。
§3:共同編集者は、一切の偏見および差別なしに、提出された全ての著作の審査処理に対処する義務を負う。
§4:自動審査員選択システムがない限り、共同編集者は提出された論文に対して審査員を任命する義務を負う。自動審査員選択システムが導入された場合、共同編集者は審査員選択処理を監視する義務を負う。
§5:十分な質を有する論文を審査する審査員が見つからない時、共同編集者は論文を審査する義務を負う。
§6:共同編集者は、審査サイト上で展開された審査処理を監視して、審査員が時宜を得て公正に審査を行うことを徹底させる義務を負う。
§7:共同編集者は、審査処理に関するジャーナルの規則および規定を励行する責任を負う。
§8:共同編集者は、紛争が行き詰まった場合仲裁を開始する権利を留保する。
§9:共同編集者は、紛争が未解決の場合、専門仲裁人を紹介する義務を負うが、自分自身が著者と審査員との間の仲裁人の役目を果たしてもよい。
§10:共同編集者は、審査処理から審査員を解任する権利を留保する。
3.4.専門主任編集者の権利および責任
§1:専門編集者は一般に、「著者の権利および責任」条項、ならびに「学問的審査ポリシー」および「学問的モデル」を受諾する必要がある。
§2:専門編集者は、その編集委員会に共同編集者を任命またはそこから解任する権利を留保する。
§3:専門主任編集者は、共同編集者がジャーナルの規則および規定にしたがって自分の義務を果たし行動することを徹底させる。
§4:専門主任編集者は、全てのジャーナルの規則および規定を支持し励行する責任を負う。
§5:専門主任編集者は、自分の専門ジャーナルおよび学問的モデルをプロモートする義務を負う。
§6:共同編集者が単独で対立を解決できない時、専門主任編集者は、著者と審査員との間の仲裁人の役目を果たす義務を負う。
§7:十分な質を有する論文を審査する審査員が見つからない時、専門主任編集者は論文を審査する義務を負う。
§8:専門主任編集者は、著者と審査員との間との間の対立が未解決の場合、仲裁人の役目を果たす義務を負う。
§9:専門主任編集者は、公開のための論文の審査を拒絶する権利を留保する。
§10:専門主任編集者は、審査処理から共同編集者を解任する権利を留保する。
§11:専門主任編集者は、審査処理から審査員を解任する権利を留保する。
§12:専門主任編集者は、提出された研究の倫理基準を励行する責任を負う。
§13:専門主任編集者は、学術顧問委員会に招致される。
3.5.分野主任編集者の権利および責任
§1:分野主任編集者は一般に、「著者の権利および責任」条項、ならびに「学問的審査ポリシー」および「学問的モデル」を受諾する必要がある。
§2:分野主任編集者は、専門主任編集者を任命または解任する権利を留保する。数人の分野主任編集者がいる場合、この決定は満場一致でなければならない。
§3:分野主任編集者は、下位分野の編集者がジャーナルの規則および規定にしたがって自分の義務を果たし行動することを徹底させる。
§4:分野主任編集者は、全てのジャーナルの規則および規定を支持し励行する責任を負う。
§5:分野主任編集者は、ジャーナルおよび学問的モデルをプロモートする義務を負う。
§6:分野主任編集者は、論文のための審査処理を監督する。
§7:分野主任編集者は、学術顧問委員会に招致される。
3.6.ジャーナルの倫理
§1:研究基金の倫理委員会は、全てのジャーナルの倫理基準を定義する。倫理委員会は世界の各大陸を代表する指導的な倫理学者からなる。
§2:全ての論文は倫理委員会が規定する倫理基準に準拠しなければならない。
§3:研究基金は審査のための倫理モデル文書を掲載する。
3.7.著作権
§1:著者は、ジャーナルが適切と思う形で、論文およびデータを公開、再公開および一般に使用できるということに同意する。
§2:著者は、自分の論文を自由に配布する著作権を保持する。
3.8.拒絶規則
3.8.1.総合規則
§1:共同編集者および審査員は、以下の2つの理由による場合のみ論文の拒絶を提案してもよい。
1)論文の総合的な質が低すぎる可能性がある(客観的誤りを含む)。
2)論文が学術的な手順および/または動物のケアについての倫理基準を満たしていない。
§2:倫理的または質的な理由で論文を拒絶する前に、共同編集者および専門主任編集者による仲裁を行わなければならない。
§3:提出された論文を拒絶できるのは専門主任編集者だけである。
§4:論文は、ジャーナルの規則および規定にしたがって専門主任編集者だけが拒絶できる。
§5:研究基金倫理委員会は倫理的な理由で拒絶された全ての論文について通知を受けなければならない。
§6:研究基金学術委員会は、質が低いという理由で拒絶された全ての論文について通知を受けなければならない。
§7:研究基金は、拒絶された論文を定期的にふるい分けして拒絶システムを検証および監視する臨時委員会を任命する。
3.8.2.審査なしの拒絶
§1:初期のふるい分けによって、論文の質が低すぎまた明らかな客観的誤りを含んでおり、また倫理基準が満たされておらず、かつジャーナルが審査を行う2人の審査員を見つけることができずかつ共同編集者および専門主任編集者のどちらも審査を行うことを望まない場合、審査なしに論文を拒絶することができる。
§2:質を理由に詳細審査なしに拒絶された論文の著者は、総合的な質が低すぎるため、ジャーナルが論文を審査しようとする2人の専門審査員を見つけられなかったことを通知される。そうした著者は、研究および原稿作成を支援するための学術品質訓練センターを紹介される。
3.8.3.審査中の拒絶
§1:実験が無効であると判明した場合または訂正できない客観的誤りが見つかった場合、審査中に論文を拒絶することができる。
§2:著者および審査員は、無効な実験または客観的誤りに関する紛争を解決するため仲裁を開始してもよい。
§3:共同編集者は対立を仲裁するかまたは仲裁のため専門家を呼び出す。
§4:共同編集者、審査員および呼び出された専門家は論文の拒絶を勧告してもよい。
§5:共同編集者が論文を拒絶することで審査員と同意した場合、仲裁のため専門主任編集者が呼び出される。
§6:専門主任編集者は共同編集者および審査員の論文の拒絶勧告を打ち消してもよく、さらに別の審査員を呼び出すこともでき、また自分自身で論文を審査するように決定することもできる。
§7:専門主任編集者は論文を拒絶しようという共同編集者および審査員と同意してもよい。この場合、専門主任編集者は論文を拒絶してもよい。
§8:論文が拒絶された場合、審査中論文の要約は取り下げられる。
3.8.4.「客観的誤り」条項
§1:「客観的誤り」条項は、行われた研究において特定された誤りが一般に集団によって容認されるものであることを示す。
§2:紛争の際、審査員または著者の何れかは、それが客観的誤りであるか否かを評価する仲裁を開始することができる。
3.9.仲裁
§1:仲裁は、公平な組織体によって紛争を解決する処理である。多くの学術分野では、こうした組織体は不可能である。
§2:著者、審査員または共同編集者は仲裁を開始することができる。
§3:ジャーナル開始の初期段階では、共同編集者は対立を仲裁するかまたは仲裁のための専門家を呼び出す。
§4:その後の段階では、共同編集者は、仲裁のためより高い著者インパクトスコアを持つ専門仲裁人を呼び出す。
§5:共同編集者が対立を解決できない場合、専門主任編集者を仲裁に呼び出してもよい。
§6:専門主任編集者は、共同編集者、審査員および/または専門仲裁人の勧告を考慮して仲裁の最終結論を出してもよい。
§7:共同編集者、審査員および呼び出された専門仲裁人は論文の拒絶を勧告してもよい。
§8:専門主任編集者は論文を拒絶しようという共同編集者および審査員と同意してもよい。この場合、専門主任編集者は論文を拒絶してもよい。
§9:専門主任編集者は、共同編集者、審査員および/または専門仲裁人の拒絶勧告を打ち消す権利を留保し、さらに別の審査員を呼び出すこともでき、また自分自身で論文を審査するように決定することもできる。
§10:著者が専門主任編集者の仲裁の最終結論に従わない場合、専門主任編集者は論文の拒絶を決定してもよい。
§11:拒絶の場合、その後の臨時品質管理のため、仲裁報告を研究基金の倫理または学術委員会に提出する。
3.10.論文の受理
§1:論文の受理には全審査員の同意が必要である。審査員が著者と対話できるリアルタイムインタラクティブ審査フォーラムでは、意見を1つにまとめることが容易になる。
§2:審査員は、論文にリンクされるコメンタリを提出してもよい。
4.式およびアルゴリズム
1.1.インターネットベースの読者評価
1.1.1.インターネットベースの読者総合知見インデックス(GEI):
1.1.1.1.各読者の知見のインターネットベースのデータベースを作成し、それを使用して読者総合知見インデックス、RGEIを計算する。プロフィールを入力しない読者には非研究者知見レベルを割り当てる。
1.1.1.2.教育レベルによるスコア。非研究者(スコア1)、会社役員(10年をピークとして、年毎に指数関数的に2に近づく)、学士(スコア3)、修士(スコア4)、博士(スコア5)、博士課程を修了した研究者(スコア6)、フリーの研究者(スコア7)、助教授(スコア8)、准教授(スコア9)、正教授(スコア10)、臨床経験者(10年をピークとして、年毎に指数関数的に10に近づく)。
1.1.1.3.1種類より多いスコアが該当する場合、もっとも高いスコアを採用する。
1.1.2.インターネットベースの読者遠隔性インデックス(SEI):
1.1.2.1.この定式化は、論文または著者と読者との間の知見レベルの距離を決定する。
1.1.2.2.異なる知見レベルには以下のように異なる正規化スコアを割り当てる。すなわち、専門家分野、例えば分子神経科学(スコア1)、分野、例えば神経科学(スコア2)、部門、例えば科学(スコア3)、カテゴリ、例えば科学および医学(スコア4)、カテゴリ外(スコア5)、非研究者(スコア6)、ジャーナリスト(スコア7)。
1.1.3.インターネットベースの読者専門家知見インデックス(RSEI):
1.1.3.1.この定式化の目的は、より教育がありより専門的な読者により高いスコアを付けることである。
1.1.3.2.RSEI=GEI+(8−SEI)
1.1.4.読者社会的妥当性インデックス(SRI):
1.1.4.1.この定式化の目的は、その分野からより遠い(すなわち、より門外漢に近い)読者により高いスコアを付けることであるが、より専門的な読者がより遠い論文にアクセスする場合スコアはさらに高くなる。
1.1.4.2.SRI=GEI+SEI
1.2.インターネットベースの学術論文評価
1.2.1.論文卓越性インパクト(AEI)
1.2.1.1.アプリケーションサーバは、REIを使用して、論文の様々な部分にアクセスする読者の重要性を評価する。このアルゴリズムの目標は、より高い知見を持つ読者が論文のより深い部分にアクセスした論文により高いスコアを付けることである。
1.2.1.2.AEI=全ての合計(C1*論文コメンタリクリック*REI+C2*タイトルクリック*REI+C3*要約クリック*REI+C4*テキスト全文クリック*REI+C5*図面クリック*REI C6*補足データクリック*REI C7*pdfダウンロード*REI C8*補足データダウンロード*REI)、ここでC1〜7は、論文の各部分のクリック回数またはダウンロード回数に重要性を割り当てる異なる係数であり、例えば、C1=1、C2=2、等である。
1.2.2.論文妥当性インパクト(ARI)
1.2.2.1.アプリケーションサーバは、SRIを使用して、論文の様々な部分にアクセスする読者の重要性を評価する。このアルゴリズムの目標は、専門分野からより遠くより高い知見を持つと評価された読者がアクセスした論文により高いスコアを付けることである。
1.2.2.2.ARI=全ての合計(C1*論文コメンタリクリック*SRI+C2*タイトルクリック*SRI+C3*要約クリック*SRI+C4*テキスト全文クリック*SRI+C5*図面クリック*SRI C6*補足データクリック*SRI+C7*pdfダウンロード*SRI C8*補足データダウンロード*SRI)、ここでC1〜7は、論文の各部分のクリック回数またはダウンロード回数に重要性を割り当てる異なる係数であり、例えば、C1=1、C2=2、等である。
1.3.インターネットベースの著者評価
1.3.1.著者引用インパクト(ACI):
1.3.1.1.アプリケーションサーバは、当該著者の論文を探し出すようにユーザに要求する。
1.3.1.2.アプリケーションは全ての関連論文を探索する。
1.3.1.3.アプリケーションはその著者の全ての論文を抽出する。
1.3.1.4.アプリケーションは、論文のキーワードと使用された方法および処理を使用してプロフィールを自動的に構成する。
1.3.1.5.アプリケーションは、著者のプロフィールによって制限されたその著者の全ての論文を探索し、同名の他の著者の論文を抽出するのを防止する。
1.3.1.6.アプリケーションは、その著者が書いた各論文の引用数についてインターネットデータベースを探索する。
1.3.1.7.C1*Σ全て(研究論文*引用数)、ここでC1は研究分野全体を正規化するために適用される係数、という公式を使用して、著者引用インパクト(ACI)を計算する。
1.3.2.著者公開インパクト(API):
1.3.2.1.ウェブサーバによって、著者は、常駐データベースにアーカイブするための完全な職務プロフィールを提出することができる。
1.3.2.2.アプリケーションサーバは、当該著者による各論文、著書または著書の章の引用数についてインターネットデータベースを探索する。
1.3.2.3.アプリケーションサーバは、インターネット内で当該論文に対してなされた参照数についてインターネットを探索する。
1.3.2.4.アプリケーションサーバは、引用およびインターネットでの参照の合計数を各学術的著作に割り当てる。
1.3.2.5.その著者が出願および譲渡した特許数について常駐データベースを探索する。
1.3.2.6.アプリケーションサーバは著者研究インパクトを計算する。すなわち、ARI=(C1Σ全て(研究論文*引用数)+C2*著書数*コピー回数+C3*著書の章*コピー回数+C4*譲渡された特許件数+C5*出願された特許件数)+(C1*Σ全て(研究論文*インターネットでの参照回数)+(C2*著書数*インターネットでの参照回数+C3*著書の章*インターネットでの参照回数)、ここでC1〜C3は各学術的著作の重要性を正規化する係数である。
1.3.3.最前線著者インパクト(FAI):
1.3.3.1.FAIは、「最前線」で公開された各論文についての全てのAEI+ARIの合計である。
1.4.インターネットベースの審査員評価
1.4.1.審査員貢献インパクト(RCI)は、審査される各論文についての全てのFSIの合計として計算する。
1.5.インターネットベースの審査員識別および割り当てアルゴリズム(IRIA)
1.5.1.引用ベースの自動審査員識別および割り当て
1.5.1.1.関連論文を発見する。
1.5.1.2.関連論文の引用数を発見する。
1.5.1.3.関連論文の著者を抽出する。
1.5.1.4.個別の関連論文著者の引用を計算する。
1.5.1.5.引用によって著者をランキングする。
1.5.1.6.「最前線」の審査員の作業負荷によって著者を再度ランキングする。
1.5.1.7.上位5人の審査員を審査フォーラムに招致する。
1.5.1.8.審査を開始するには3人が必要である。
1.5.1.9.2営業日以内に十分な審査員が見つからない場合、さらに3人の審査員を招致する。
1.5.1.10.3人の審査員が確保できない場合、部門編集者に自動的に通知する。
1.6.著者プロフィールベースの自動審査員識別および割り当てアルゴリズム(PARIA)
1.6.1.関連論文を発見する。
1.6.2.審査員候補者として著者を抽出する。
1.6.3.著者引用インパクト(ACI)を計算する。
1.6.4.ACIによって審査員候補者をランキングする。
1.6.5.「最前線」の審査員の作業負荷によって著者を再度ランキングする。
1.6.6.上位5人の審査員を審査フォーラムに招致する。
1.6.7.審査を開始するには3人が必要である。
1.6.8.2営業日以内に十分な審査員が見つからない場合、さらに3人の審査員を招致する。
1.6.9.3人の審査員が確保できない場合、部門編集者に自動的に通知する。
2.審査方法
2.1.1.ジャーナルの第1段階ではIRIAアルゴリズム、およびジャーナルが十分な数の審査員を登録した時点ではPARIAアルゴリズムを使用する自動審査員選択(ARS)
2.1.2.審査員はウェブページを参照し、そこでフルXMLテキストバージョンの提出された原稿を見ることができる。
2.1.3.審査員は論文の審査に同意するか否かを決定しなければならない。
2.1.4.3人の審査員全員がその題目の審査に同意した場合、著者および要約が「審査中論文」としてオンラインで公開され、論文は審査処理に入る。
2.1.5.審査中論文は、提出された研究論文が詳細審査の前に優先権を主張できるようにする新しい着想である。
2.1.6.審査員は、1)総合的な質および学術的レベル、2)不適切な知見、3)その他の理由、に基づいて原稿の審査を拒絶する選択肢を有する。
2.1.7.不適切な知見または他の理由で審査員が審査要求を辞退した場合、アプリケーションサーバは2人の追加の審査員を自動的に招致する。
2.1.8.総合的な質を理由に1人の審査員が原稿の審査を辞退した場合、2人の追加の審査員が原稿を審査するために招致される。
2.1.9.総合的な質を理由に2人以上の審査員が原稿の審査を辞退した場合、
2.1.9.1.アプリケーションサーバは部門編集者に自動的に通知する。
2.1.9.2.部門編集者は、追加の審査員を招致するかまたは総合的な質を理由に論文を拒絶するかの決定を行う。
2.1.9.3.論文が拒絶された場合、著者は、高いレベルの学術研究および論文の作成について協議する最前線学術的著作サービスに差し向けられる。
2.1.9.4.主任編集者は、何らかの論文が拒絶された場合通知される。
2.1.9.5.主任編集者は定期的に外部の検査員を招致して、部門編集者が正しく偏見のない決定を行ったか否かを判定する。
2.1.10.審査員は、リアルタイム集団審査フォーラム(RTR)ウェブページに移動する。
2.1.10.1.RTRページでは以下のことが可能になる。
2.1.10.1.1.原稿を即時にインターネット上で目に見える形で更新することを伴う、著者による原稿のリアルタイム編集
2.1.10.1.2.審査員1〜3の編集ボックスでの各審査員によるリアルタイムコメント
2.1.10.1.3.著者および審査員は互いのコメントを見た上で必要な改訂について議論することができる。
2.1.10.1.4.著者および審査員は、変更を行った時互いに電子メールによる通知を送信する選択肢を有する。
2.1.10.2.審査員は以下の選択肢を有する。
2.1.10.2.1.改訂を容認する。
2.1.10.2.1.1.3人の審査員全員が著者が行った改訂を容認した時だけ、論文は公開のため受理される。
2.1.10.2.2.紛争が生じた場合、仲裁を開始する。
2.1.10.2.2.1.仲裁が開始された場合、部門編集者に通知する。
2.1.10.2.2.1.1.部門編集者は、最新の原稿ならびに著者および審査員のコメントを審査することができる。
2.1.10.2.2.1.2.部門編集者は、仲裁を解決するために必要な措置を決定する。
2.1.10.2.3.審査からの脱退
2.1.10.2.3.1.紛争が解決しない場合または非専門的な理由で、審査員は審査から脱退することができる。
2.1.10.2.3.2.審査員は脱退した場合匿名のままである。
2.1.10.2.3.3.部門編集者は、審査フォーラムに参加する追加の審査員を招致する。
2.1.10.2.3.4.紛争が解決しないため3人の審査員全員が審査から脱退した場合、部門編集者は再び論文の審査に入るかまたは論文を拒絶する判断を行う。
2.1.10.3.共同審査オーサーシップのためのインターネットフォーラム
2.1.10.3.1.3人の審査員全員が行われた改訂を受諾すると、審査コメンタリページが作成される。
2.1.10.3.2.審査員は、共同オーサーシップのページ上で1ページのコメンタリを共同で作成することができる。
2.1.10.4.リアルタイムコピー編集機能
2.1.10.4.1.審査員のコメンタリが完成すると、リアルタイムコピー編集サイトが作成される。
2.1.10.4.2.原稿および審査員のコメンタリを編集できるのはコピー編集者だけである。
2.1.10.4.3.コピー編集者、著者および審査員がコピー編集の問題のリアルタイムの質疑応答に入るためのコメントボックスが提供される。
2.1.10.4.4.コピー編集者は著者または審査員に電子メールで通知することができる。
3.ビジネスの方法およびアプローチ
3.1.インターネットベースの人的資源
3.1.1.オンライン申請方法
3.1.1.1.フリーランス候補者は自分のプロフィールを入力する。
3.1.1.2.フリーランス候補者は自分が提供したいサービスを選択する。
3.1.1.3.フリーランサーは試験ページへのアクセス権を受け取る。
3.1.1.3.1.試験ページは以下の手順を記載する。
3.1.1.3.1.1.試験
3.1.1.3.1.1.1.様々な難易度レベルの論文(長さおよび専門性)
3.1.1.3.1.2.試験の取得
3.1.1.3.1.3.完成したプロジェクトの提出
3.1.1.3.1.4.プロジェクトの評価
3.1.2.自動成果評価
3.1.2.1.コピー編集(一例として)
3.1.2.1.1.フリーランス候補者はコピー編集した論文を提出する。
3.1.2.1.2.様々な難易度レベルの論文が提供される。
3.1.2.1.2.1.著者
3.1.2.1.3.論文を理想的にコピー編集した論文と自動的に照合する。
3.1.2.1.3.1.以下のものに応じてスコアを取得する。
3.1.2.1.3.1.1.所要時間
3.1.2.1.3.1.2.提出された論文と理想的な論文との間の相関
3.1.2.1.4.著者は以下のようなランキングを受け取る。
3.1.2.1.4.1.サービスが十分な質のものかを判定する。
3.1.2.1.4.2.難易度レベルを判定する。
3.1.2.1.4.3.コピー編集管理者への昇進を判定する。
3.1.3.自動成果追跡
3.1.3.1.「最前線」サイトでは、以下の者からの質に関するフィードバックが可能である。
3.1.3.1.1.読者
3.1.3.1.2.著者
3.1.3.1.3.審査員
3.1.3.1.4.コピー編集管理者
3.1.4.格付けベースの割り当て
3.1.4.1.フリーランサーは自分のランキングにしたがって職務を割り当てられる。
3.1.5.能力給
3.1.5.1.フリーランサーは自分の以下のものにしたがって支払を受ける。
3.1.5.1.1.サービスランキング
3.1.5.1.2.提供したサービスの難易度レベル
3.2.サービス提供者への自動割り当て
3.2.1.論文が提出される。
3.2.2.サーバアプリケーションは、専門性インデックスに基づいて論文の難易度レベルを評価する。
3.2.2.1.論文専門性インデックス(PSI)は、論文中で使用されている専門用語および公式の数に基づいて自動的に計算される。
3.2.2.2.比較分析のため基準一般辞書を使用する。
3.2.3.フリーランスサービス提供者の予備軍を以下のものに基づいて選択する。
3.2.3.1.論文の難易度レベル
3.2.3.2.サービス提供者のランキング
3.2.3.3.サービス提供者の作業負荷
3.2.4.割り当て受諾の電子メールによる要請がサービス提供者に自動的に送信される。
3.2.4.1.割り当てサイトへのリンクが提供される。
3.2.5.サービス提供者はサービス割り当てサイトに入る。
3.2.6.サービス提供者は、割り当ての条件を受諾しなければならない。
3.2.7.サービス提供者はプロジェクトへのアクセスを得る。
3.3.共同作業によるインターネットベースのオーサリング
3.3.1.最前線書籍−共同作業によるインターネットベースの書籍オーサリング
3.3.1.1.このサイトでは以下のことが可能になる。
3.3.1.1.1.編集者は見込みのある論文を略述することができる。
3.3.1.1.2.編集者は章または章の中の節への貢献を著者に要請することができる。
3.3.1.1.3.オンラインオーサリング
3.3.1.1.3.1.著者は著作を執筆またはアップロードすることができる。
3.3.1.1.3.2.提出の際、テキストおよび図表は基本標準にしたがって自動的にフォーマットされる。
3.3.1.1.3.3.全ての著者が更新されたテキストをリアルタイムで見ることができる。
3.4.発見環境
発見環境は、学術的著作、著者および機関の詳細な「発見」を得られる、読者のための一連の専門家のサービスである。サービスの中にはサービス提供者による個別の研究が必要なものもあるが、自動化されたものもある。これらのサービスは有料サービスである。
3.4.1.論文発見インパクト
3.4.1.1.基本レベルサービス−インターネットベースの学術論文インパクト評価(下記参照)
3.4.1.2.アプリケーションサーバは、全ての関連論文についてインターネットデータベースを探索する。
3.4.1.3.アプリケーションサーバは全ての論文を日付順に分類する。
3.4.1.4.インパクトの数量インデックスは以下のものとして決定する。
3.4.1.4.1.前後の関連論文の数
3.4.1.4.2.検討の対象となる年数は論文の前後について等しい。
3.4.2.著者発見インパクト
3.4.2.1.インターネットベースの自動著者評価に加えて、当該分野での著者のインパクトに関する個別調査を実行するサービスが提供される。
3.4.3.研究所、部門、研究所、国家発見インパクト
3.4.3.1.ある特定の研究所の営為のインパクトを判定する個別サービス
3.4.4.妥当性の発見サークル(DCor)
3.4.4.1.DCorアルゴリズムは2つの部分を有する。
3.4.4.1.1.自動部分
3.4.4.1.1.1.この部分は、学術的営為が妥当となり得る社会の任意の分野についてインターネット探索を実行する。
3.4.4.1.1.1.1.商業的産業
3.4.4.1.1.1.2.病院および診療所
3.4.4.1.1.1.3.政府および非政府機関
3.4.4.1.1.1.4.初等および中等教育
3.4.4.1.1.1.5.社会の他の分野
3.4.4.1.1.2.方法およびアプローチ、新技術および適用業務、等といったカテゴリの中で探索結果をランキングする。
3.4.4.1.1.3.ウェブサイトの重複を除去する。
3.4.4.1.1.4.ウェブサイトをポイントするウェブサイトは「ポイントページ」として別に記載する。
3.4.4.1.2.個別部分
3.4.4.1.2.1.サービス提供者は自動探索結果をチェックして妥当性の範囲を検証する。
3.4.4.1.2.2.サービス提供者は追加の探索を実行して妥当性の範囲に追加する。
3.4.5.発見に関連する営為
3.4.5.1.要約
3.4.5.2.論文
3.4.5.3.書籍
3.4.5.4.会議
3.4.5.5.特許
3.4.5.6.ウェブサイト
3.4.5.7.企業
3.4.6.発見に関連する人物および機関
3.4.6.1.著者
3.4.6.2.研究所
3.4.6.3.団体
3.4.6.4.企業
3.4.7.発見に関連するパートナー
3.4.7.1.
3.4.8.「最前線」発見研究基金
3.4.9.「最前線」発見縮小科学
3.4.10.「最前線」発見市場
3.5.RTインターネットベースの特許オーサリング
3.5.1.「最前線」発見特許性
3.5.2.自動法律企業割り当て
3.5.3.RT−インターネットベースの共同特許オーサリング

Claims (21)

  1. 学術論文および他の同様の著作のような情報の評価、公開および抽出のための技術的方法であって、前記方法、処理およびシステムが少なくとも、
    (1)公開前の前記情報のインタラクティブオンライン審査処理と、
    (2)受理された場合の前記情報の公開処理と、
    (3)公開された前記情報の評価処理と、
    (4)前記評価処理に基づく階層選別システムにおける前記公開された情報の抽出処理と、
    の技術的処理ステップを備える方法。
  2. 審査処理が少なくとも、
    (1.1)著者が著者データベース内に存在しない場合、前記データベースへの前記著者の電子登録と、
    (1.2)登録された著者による前記情報の電子提出と、
    (1.3)共同編集者のデータベース内の共同編集者の選択と、
    (1.4)審査員データベースからの少なくとも2人の審査員の選択と、
    (1.5)前記選択された審査員による前記情報の1次評価および、前記1次評価に基づく、前記審査員による前記情報の拒絶または前記情報のさらなる評価のための受理と、
    (1.6)少なくとも2人の審査員によってさらなる評価が容認された場合、前記審査員が前記情報を公開のために受理するまでの、前記審査員および前記著者による前記情報のリアルタイムインタラクティブ審査と、
    のステップを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 電子著者登録のステップ(1.1)が少なくとも、
    (1.1.1)著者に関連する情報のオンライン提出と、
    (1.1.2)すでに登録された人物による前記著者のオンライン認可と、
    (1.1.3)所定の規則による著者インパクトスコア(AIS)の生成と、
    の登録ステップを備える、請求項2に記載の方法。
  4. 共同編集者を選択するステップ(1.3)が、情報を提出する前記登録された著者によって手動で行われるか、または、前記情報を分類するキーワード、および前記キーワードの編集者のプロフィールとの照合に基づいて自動的に行われるかの何れかである、請求項2に記載の方法。
  5. 審査員を選択するステップ(1.4)が少なくとも、
    (1.4.1)各審査員の適性範囲を定義することと、
    前記範囲を情報に関連するキーワードと照合することと、
    前記規則を自動事前選択する場合、各審査員について審査員インパクトスコア(RIS)を定義することと、
    空き状況の基準に基づいて前記事前選択した審査員をランキングすることと、
    を備える所定の規則に基づく少なくとも2人のもっとも適当な審査員の手動または自動による事前選択と、
    (1.4.2)少なくとも2人の審査員が自分たちの事前選択を容認し選択された審査員になるまで、ランキングにしたがって各事前選択した審査員を自動的に招致することと、
    の選択ステップを備える、請求項2〜4の1つに記載の方法。
  6. 事前選択処理が、
    著者インパクトスコアと審査員インパクトスコアとの比較と、
    著者インパクトスコア以上のインパクトスコアを有する審査員の自動事前選択と、
    を含む、請求項4または5に記載の方法。
  7. 1次評価ステップ(1.5)が少なくとも、
    (1.5.1)情報の質の評価および質が不十分または倫理基準が満たされていない場合の拒絶と、
    (1.5.2)1人の審査員が拒絶した場合、共同編集者への通知および決定の公正さに関する前記共同編集者による仲裁と、
    (1.5.3)必要な場合、より多くの審査員の選択または評価の際の審査員としての共同編集者の参加と、
    (1.5.4)2人の審査員が拒絶した場合、共同編集者への通知および決定の公正さに関する前記共同編集者による仲裁と、
    (1.5.5)前記共同編集者が拒絶を容認した場合、受理または拒絶の最終決定を行う専門主任編集者への通知と、
    (1.5.6)必要な場合、評価の際専門主任編集者が審査員として参加するかまたは参加しない審査員の新たな選択と、
    (1.5.7)情報が最終的に拒絶された場合、著者への通知およびオプションのオンライン協議処理の開始と、
    (1.5.8)情報が受理された場合、前記情報のさらなる評価と、
    のステップを備える、請求項2〜6の1つに記載の方法。
  8. 情報の前記リアルタイムインタラクティブ審査(1.6)が少なくとも、
    (1.6.1)前記選択された審査員が、著者のみがオンラインでアクセスできる形のコメントおよび前記著者の情報を掲載する閉鎖独立型審査フォーラムの開始と、
    (1.6.2)前記独立型審査フォーラムの閉鎖、および前記審査員が、前記少なくとも2人の選択された審査員のうちの他の審査員および著者にアクセス可能なオンラインコメントおよび前記他の審査員および掲載されたコメントの前記著者の情報を掲載するインタラクティブリアルタイムフォーラムの開始と、
    (1.6.3)前記フォーラムでなされた全ての意見交換の履歴ログの作成と、
    (1.6.4)前記インタラクティブフォーラムの閉鎖と、
    のステップを備える、請求項2〜7の1つに記載の方法。
  9. 前記公開処理(2)が少なくとも、
    (2.1)公開すべく受理された情報のフォーマットおよびコピー編集と、
    (2.2)電子的形態の情報のオンラインアクセス可能なサイトへの配置と、
    のステップを備える、先行する請求項の1つに記載の方法。
  10. 公開された前記情報の評価処理(3)が少なくとも、
    (3.1)読者データベースへの各読者の登録および各登録された読者についての読者プロフィールの決定と、
    (3.2)前記登録された読者による前記公開された情報の評価、およびオンラインアクセス可能な情報スコアリングデータベースでの前記情報の前記読者によるスコアリングと、
    (3.3)前記スコアリングデータベースでの対応するスコアリングに少なくとも基づいた前記公開された情報のランキングと、
    のステップを備える、先行する請求項の1つに記載の方法。
  11. 抽出処理(4)が少なくとも、
    (4.1)もっとも専門的な分野のレベルから始まりもっとも一般的な分野のレベルまで上昇する、いくつかの階層レベルの定義と、
    (4.2)まずもっとも専門的な分野のレベルでの前記情報の公開と、
    (4.3)前記公開された情報の評価処理に基づく、前記レベルの中でより一般的な分野のレベルへの前記情報の1階層上のレベルへの上昇と、
    (4.4)前記公開された情報のさらなる評価処理と、
    (4.5)さらなる評価処理の結果に応じた、前記レベルの中での前記情報のもう1階層上のレベルへの上昇と、
    (4.6)情報がもっとも一般的な分野のレベルに達するまでのステップ(4.4)および(4.5)の反復と、
    のステップを備える、先行する請求項の1つに記載の方法。
  12. 先行する請求項に記載の方法を実行するためのコンピュータインターネットベースの技術的システムであって、該システムが少なくとも、
    −電子的形態の前記情報を受信し、前記情報のインタラクティブ審査を可能にするためのインタラクティブ手段と、
    −所与の公開レベルで前記情報のオンライン電子公開を可能にするためのオンライン公開手段と、
    −読者による前記公開された情報の評価を可能にする評価手段と、
    −前記評価手段が提供した結果を使用して、いくつかの公開レベルを持つ階層選別システムにおいて前記公開された情報を自動的に処理するための抽出手段と、
    を備えるシステム。
  13. 前記インタラクティブ手段が少なくとも、
    −前記情報の著者の登録のためのデータベースと、
    −前記情報を受信および格納するための受信手段と、
    −共同編集者プロフィールのデータベース中の共同編集者を選択するための共同編集者選択手段と、
    −審査員データベース中の少なくとも2人の審査員を選択するための審査員選択手段と、
    −前記情報が公開のために受理されるまで審査員と著者との間の前記情報の審査のインタラクティブな意見交換を可能にするインタラクティブ審査手段と、
    を備える、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記著者データベースが情報の著者に関連するデータを備える、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記共同編集者選択手段が、前記情報を分類するキーワードを共同編集者のプロフィールと照合することによって前記データベース中の共同編集者を自動的に選択することができる、請求項13に記載のシステム。
  16. 前記審査員選択手段が少なくとも、
    −所定の規則に基づいて少なくとも2人のもっとも適当な審査員を事前選択するための事前選択手段と、
    −前記事前選択された審査員の空き状況をランキングするためのランキング手段と、
    −2人の審査員が事前選択を容認するまでランキングに基づいて各事前選択された審査員を繰り返し招致するための招致手段と、
    を備える、請求項13に記載のシステム。
  17. 前記事前選択手段がさらに、著者インパクトスコア値を審査員インパクトスコア値と比較して前記著者インパクトスコア値より高い審査員インパクトスコア値を有する審査員を自動事前選択するための比較手段を備える、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記インタラクティブ審査手段が少なくとも、
    −審査員によるコメントの掲載、および著者および/または他の事前選択された審査員による前記コメントの参照を可能にするオンラインコメント掲載手段と、
    −前記事前選択された審査員と著者との間のコメントのオンライン意見交換を可能にする意見交換手段と、
    −コメントの意見交換の履歴を保持するための意見交換メモリ手段と、
    を備える、請求項13に記載のシステム。
  19. 評価手段が少なくとも、
    −読者のプロフィールによって読者データベース中に読者を登録するための読者登録手段と、
    −前記読者が公開された情報に帰属させるスコアを格納するためのスコアリングデータベースと、
    −前記スコアリングデータベース中のスコアリングに基づいて前記公開された情報をランキングするためのランキング手段と、
    を備える、請求項12に記載のシステム。
  20. 抽出手段が少なくとも、
    −もっとも専門的なレベルからもっとも一般的なレベルまで、前記情報の公開の前記いくつかのレベルを定義するための階層レベル定義手段と、
    −前記情報をより高いレベルで公開するために、前記ランキング手段によって与えられた結果を検討して、前記公開のレベルにおいて前記情報に帰属する公開レベルを変更するためのランキング評価手段と、
    を備える、請求項19に記載のシステム。
  21. 学術情報のような情報のための公開モデルであって、
    前記情報が、より特殊なレベルから始まってより一般的なレベルに至る、公開レベルの階層システムにおいて公開前に審査されるべくインタラクティブ審査環境において提出され、
    公開のために受理された時、前記情報が特殊なレベルで公開され、
    前記特殊なレベルで公開されると、前記情報が読者によって評価され、
    前記読者による評価に基づいて、前記情報がより一般的なレベルでの公開のためにプロモートされ、情報がもっとも一般的なレベルで公開されるまで前記評価および前記プロモーションが繰り返し実行される公開モデル。
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