JP2009538023A - クライアント−サーバシステム内で使用される携帯電話機 - Google Patents

クライアント−サーバシステム内で使用される携帯電話機 Download PDF

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Abstract

本発明はモバイル機器(MB)に関するものであり、このモバイル機器はトラッピング手段(IPAD_T)を具え、このトラッピング手段は、データをアクセスする要求(REQ1,REQ2,REQ3)をクライアント装置(PC)から受信し、この要求はインターネットプロトコル・ネットワークアクセスを使用し、かつサーバ装置を表現する情報(IP_AD1,IP_AD2)を含み、この表現する情報に基づいて、上記要求を第1サーバ装置(DS)または第2サーバ装置(MB)に転送し、上記モバイル機器がこの第2サーバ装置であり、上記モバイル機器はさらに、上記データ(DAT1,DAT2)を検索するための検索手段(RET_M)、及びこのデータを、上記インターネットプロトコル・ネットワークアクセスを用いて上記クライアント装置(PC)に伝送するための伝送手段(USB2_D)を具えている。

Description

本発明は、データを有するモバイル(携帯)機器に関するものである。本発明は、こうしたモバイル機器を含む関連するクライアント−サーバ通信システムにも関するものである。最後に、本発明は、これに対応する通信方法に関するものである。
こうしたモバイル機器は例えば、携帯電話機またはパーソナル・デジタル・アシスタント(PDA:個人用携帯情報端末)である。
1つの周知の従来技術は、コンピュータ、及びデータを有するリモートディスク装置を開示し、このディスク装置は、このコンピュータによって、インターネットプロトコル(IP)ネットワークアクセスを用いてアクセスされる。このディスクは通常、ディスクサーバと称される。
このディスク装置は、ケーブルのような物理的接続を介してコンピュータに接続され、このディスク装置はイーサネット・ディスクサーバと称される。このディスク装置は大容量の記憶装置から成り、従って膨大な量のデータを含むことができる。ディスクサーバがコンピュータと通信するためにはイーサネット・ハブが必要である。このハブは、コンピュータとディスクサーバとの接続を行う装置である。従って、このシステムのおかげで、自宅に内部ネットワークを有することができる。自宅で、自分の個人用データに容易にアクセスすることができる。
しかし、こうしたシステムは、在宅でない際には有用でない。実際に、例えば旅行時には、例えば特にデータファイルを編集したい際には、自分の個人用ネットワークにアクセスすることができない。さらに、上記システムはハブのために高価である。
本発明の目的は、ユーザが任意のコンピュータからあたかも自分のホーム(家庭内)ネットワークにアクセスするように自分の個人データにアクセスすることを可能にする、データを有するモバイル機器を提案することにある。
この目的のために、本発明によるモバイル機器は
トラッピング手段を具え、このトラッピング手段は、
データをアクセスする要求をクライアント装置から受信し、この要求はインターネットプロトコル・ネットワークアクセスを使用し、かつサーバ装置を表現する情報を含み、
上記表現する情報に基づいて、上記要求を第1サーバ装置または第2サーバ装置に転送し、上記モバイル機器が上記第2サーバ装置であり、
このモバイル機器はさらに、
データを検索するための検索手段と、
上記インターネットプロトコル・ネットワークアクセスを用いて、このデータを上記クライアント装置に伝送するための伝送手段と
を具えていることを特徴とする。
従って、本発明によるモバイル機器は、ユーザが任意のコンピュータを用いて任意の場所で自分の個人データにアクセスして自分の個人データを編集することを可能にする。こうしたモバイル機器のトラッピング手段及びインターネットプロトコル・アクセスにより、クライアント装置として動作するあらゆるコンピュータが、上記モバイル機器をサーバ装置として見ることができる。データがリモートサーバ上の代わりに上記モバイル機器上にあることは、使用中のコンピュータからは見えない。さらに、ハブを必要としない。従って、ユーザは自分のディスクサーバ及びハブをあらゆる所に携行する必要はない。従って、ユーザは、あたかも自分のホームネットワークにアクセスしているように自分のデータにアクセスする。
本発明の非限定的な好適例によれば、本発明によるモバイル機器はさらに、次の特徴を具えている。
上記第1サーバ装置はリモートサーバとすることができる。従って、モバイル機器を用いてインターネットアクセスを介してリモートサーバにアクセスすることができる。このことは、クライアントサーバがインターネットアクセスを行わない際に、あるいはこのクライアント装置のインターネットアクセスが携帯電話のユーザに対して認可されていないか、一時的に無効である際に関係する。
上記第1サーバ装置は上記モバイル機器とすることができる。従って、このモバイル機器は少なくとも2つのサーバを具えている。
上記モバイル機器は、ウェブサーバ、及び/またはファイルサーバ、及び/またはメディアサーバを具えることができる。従って、データ、ファイルまたはメディアファイルにアクセスすることができる。
上記モバイル機器は、このモバイル機器を表現し、かつこのモバイル機器内の異なるサーバに関連するプリセット(事前設定)情報を含むことができる。従って、このモバイル機器は、クライアント装置に対して、異なるサーバ及び異なる種類の関連するサービスを顕在化させることができる。
上記サーバ装置を表現する情報は、インターネットプロトコル(IP)アドレスとすることができる。従って、クライアント装置は上記モバイル機器を他のサーバ装置として見る。
上記モバイル機器は、動的なホスト設定プロトコルサービスを含むことができる。従って、上記モバイル機器は、このモバイル機器内のサーバに関連する異なるIPアドレスを管理して、これらのアドレス間のコンフリクト(衝突)を回避することができる。
上記トラッピング手段は、アプリケーション層内に配置することができる。このことは、モバイル機器のサプライヤ(供給者)への依存性を回避する。
上記トラッピング手段は、トランスポート層兼ネットワーク層内に配置することができる。このことは、より効率的にすること、及び要求をより高速で伝送することを可能にする。
上記モバイル機器は携帯電話機とすることができ、上記クライアント装置はコンピュータとすることができる。このことは、ユーザがどこでも、あらゆるコンピュータ上で自分のモバイル機器に接続することができる。
本発明は、サーバ装置内のデータにアクセスする方法にも関するものであり、この方法は:
モバイル機器によって提供されるインターネットプロトコル・ネットワークアクセスを用いて、クライアント装置からの要求をこのモバイル機器に送信するステップであって、この要求がサーバ装置を表現する情報を含むステップと、
上記モバイル機器において上記要求を受信し、上記サーバ装置を表現する情報に基づいて、上記要求を第1サーバ装置または第2サーバ装置に転送するステップであって、この第2のサーバ装置が上記モバイル機器であるステップと、
ローカルサーバとして動作する上記モバイル機器内のデータを検索するステップと、
上記インターネットプロトコル・ネットワークアクセスを用いて、上記データを上記クライアント装置に転送するステップと
を具えている。
最後に、本発明は、上記方法を実現するためのプログラム命令を具えたコンピュータ・プログラム製品に関するものである。
本発明のこれら及び他の態様は、以下に説明する実施例を参照すれば明らかになる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながらより詳細に説明する。
クライアント−サーバシステム内で使用される、本発明によるモバイル機器の非限定的な第1実施例に相当する図である。 図1の第1実施例の第1の非限定的な変形例に相当する図である。 クライアント−サーバシステム内で使用される、本発明によるモバイル機器の非限定的な第2実施例に相当する図である。 本発明によるモバイル機器によってコンピュータに対して顕在化される第1ネットワークを例示する図である。 本発明によるモバイル機器によってコンピュータに対して顕在化される第2ネットワークを例示する図である。 本発明によるモバイル機器によってコンピュータに対して顕在化される第3ネットワークを例示する図である。
図1に、本発明によるモバイル機器MBの非限定的な第1実施例を示す。こうしたモバイル機器MBは、クライアント−サーバ通信システムSYS内で使用され、クライアント−サーバ通信システムSYSは:
この例ではパーソナルコンピュータである第1装置PC、及び、
上記モバイル機器である第2装置MB
を具えている。
この例では、モバイル機器MBは携帯電話機である。もちろん、モバイル機器MBは、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)またはマルチメディア・プレーヤのような他のあらゆるモバイル機器とすることができる。以下の説明では携帯電話機の例を考える。
コンピュータPCと携帯電話機MBとは、当業者が周知である異なる通信層を通したインターネットプロトコル(IP)ネットワークアクセスを介して通信する。これらの通信層の主な層は、
アプリケーション層APPLI_L、
トランスポート層兼ネットワーク層TCPIP_L、及び、
物理層PHYS_L
である。
各層は、データの伝送を含む一組の課題を解決し、またいくつかの下位層からのサービスを使用することに基づく明確に規定されたサービスを上位層のプロトコルに提供する。上位層は論理的にユーザにより近く、より下位の層のプロトコルに依存して、データを最終的に物理的に伝送することのできる形態に変換する。
これらの異なる層を通して通信するために、コンピュータPCと携帯電話機MBとは、異なる関連通信手段を具えている。
こうした通信の例を図1に例示し、ここではコンピュータPCが携帯電話機MBと通信し、すなわち、ウェブブラウザを介して携帯電話機MB上のデータにアクセスし、データは携帯電話機MBから物理層PHYS_L上のユニバーサル・シリアルバス(USB)リンクを経由してコンピュータに伝送され、このデータは携帯電話機MBに記憶される。もちろん、(規格IEEE802.15.1に規定された)無線リンクのブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、(規格IEEE802.11に規定された)ワイファイ(Wi-Fi)(登録商標)、あるいは(規格IEEE802.15.4に規定された)ジグビー(Zigbee)(登録商標)のような他の通信リンクも使用することができる。
さらに、この例では、HTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)のような要求/応答プロトコルを、発信側のクライアントがウェブブラウザであるアプリケーション層APPLI_L用に使用し、宛先(デスティネーション)サーバは、以下に記載するように携帯電話機MBである。こうしたプロトコルHTTPは、トランスポート・ネットワークプロトコルTCP_IP(Transmission Control Protocol_Internet Protocol:伝送制御プロトコル_インターネットプロトコル)に基づく。HTTPクライアントは、特定ポートへのTCP/IP接続を確立することによって要求を開始する。このポートをリッスン(受信監視)しているHTTPサーバは、クライアントが要求メッセージを送信するのを待機し、要求を受信すると、サーバはステータスライン(状態表示行)及び自分のメッセージを返送し、このメッセージの本体は、要求されたデータまたはファイル、エラーメッセージ、あるいは他の情報とすることができる。
従って、この例では、コンピュータPCは:
アプリケーション層APPLI_L上で通信するためのウェブブラウザWEB_B、
トランスポート層兼ネットワーク層TCPIP_L上で通信するためのネットワーク・インターネット・カードドライバNIC1_D、及び、
物理層PHYS_L上で通信するためのUSBドライバUSB1_D
を具えている。
ウェブブラウザWEB_Bは、IPアドレスIP_AD1を含む要求REQ1(IP_AD1)を携帯電話機MBに送信することを可能にする。
ネットワーク・インターネット・カードドライバNIC1_Dは、2つの装置がネットワーク、ここではインターネット・ネットワーク上で通信することを可能にする。こうしたカードは、イーサネットのような特定の物理層規格を用いて通信するために必要な電子回路を実現する。このことは、同じLAN(ローカルエリア・ネットワーク)上での小グループの装置間の通信、及びインターネットプロトコルIPのようなルータブル(ルーティング(経路設定)可能な)プロトコルを通した大規模のネットワーク通信を可能にする。
USBドライバUSB_I_Dは、携帯電話機MBをコンピュータPCに接続するためのシリアルバス規格を提供する。これは、ケーブル付き(有線)USBドライバ、または無線USBドライバWUSBとすることができる。
携帯電話機MBについては、携帯電話機MBは
インターネットプロトコル(IP)ネットワークアクセスを提供する手段(図示せず)、を具え、すなわち、この携帯電話機は、インターネットプロトコル・パケット内にカプセル化されたデータを送受信するように構成され、さらに、
アプリケーション層APPLI_L上またはTCPIP層上のいずれかで通信するためのトラッピング手段IPAD_Tを具え、これについては以下に説明し、さらに、
携帯電話機MBにおいてデータを検索するための検索手段RET_Mを具え、非限定的な例では、これらの検索手段はファイルシステムまたはメモリアクセスシステムであり、さらに、
トランスポート層兼ネットワーク層TCPIP_L上で通信するためのネットワーク・インターネット・カードドライバNIC2_D、及び、
物理層PHYS_L上で通信するためのUSBドライバUSB2_Dを具えている。
なお、トラッピング手段IPAD_Tをアプリケーション層APPLI_L内に実現する際には、これらのトラッピング手段は、携帯電話機のサプライヤに依存すること無しに容易に実現することができる。他方では、トラッピング手段IPAD_TをTCPIP層上に実現する際には、携帯電話機のサプライヤに依存するが、より効率的にすることができる、というのはTCPIP層内で実行され、従ってより高速であるからである。
図1の非限定的な例では、トラッピング手段は、アプリケーション層APPLI_L内に位置する。
これらのトラッピング手段IPAD_Tは、
コンピュータPCから受信した要求REQ1(IP_AD1)をトラップ(捕捉)し、
こうした要求を分析し、
検索手段RET_Mを用いて携帯電話機MBのデータDAT1を検索し、そして、
このデータDAT1のコンピュータPCへの、コンピュータPCのネットワーク・インターネット・カードドライバNIC2_D及びUSBドライバUSB2_Dを経由した伝送をトリガする
ことを可能にする。
携帯電話機MBのユーザは、自分の携帯電話MBのおかげで、いつでもどこでも、例えばユーザが休暇中または友人の家にいる際に、あらゆるコンピュータを経由して自分の個人データにアクセスすることができる。
そうするために、ユーザは自分の携帯電話機MBを利用可能なコンピュータPCに接続する。そして、ユーザは自分がアクセスしたコンピュータPCのウェブブラウザWEB_Bを開き、IPアドレスIP_AD1を入力する。このIPアドレスは、自分の携帯電話機MBに関連する。IPアドレスIP_AD1を入力すると、このIPアドレスに関連するウェブページがコンピュータPCのスクリーン上に表示される。例えば、スクリーンは、自分のすべての個人的関係者のアドレス帳を表示する。そしてユーザは自分のアドレス帳を編集することができる。もちろん、IPアドレスの代わりに、ユーザは、完全修飾名FQN(Fully Qualified Name)をウェブブラウザWEB_Bに入力するか、あるいは携帯電話機MBを表現する他の情報を入力することもできる。
携帯電話機MBをコンピュータPCに接続すると、携帯電話機MBはネットワーク・インタフェースカードNICのように動作し始め、インターネットプロトコルIPネットワークアクセスを提供し、これはコンピュータPCが携帯電話機MBにアクセスすることを可能にする。コンピュータPCは携帯電話MBをサーバとして見て、対応するIPアドレスを任意のサーバとして関連付ける。このサーバが携帯電話機であるということは、コンピュータPCからは見えない。
コンピュータPCを経由した個人データへのアクセスは次のように行われる。
第1ステップ1)では、コンピュータPCのウェブブラウザWEB_Bは、ユーザによって入力されたIPアドレスIP_AD1を含む要求REQ1(IP_AD1)を携帯電話機MBに送信する。このIPアドレスは、コンピュータPC側から見えるあらゆるサーバに対応し、実際には携帯電話機MBに対応する。ここでも、このIPアドレスが携帯電話機MBに対応することはコンピュータPCからは見えない。
第2ステップ2)では、要求REQ1(IP_AD1)は、異なるプロトコル層を経由して携帯電話機MBに伝送される。このことは2つのサブステップで行われる。第1のサブステップ2a)では、この要求はコンピュータPC内の異なる層を通って次のように進む。
アプリケーション層APPLI_L内では、要求REQ1(IP_AD1)はウェブプロトコル、ここではHTTPに従ってカプセル化される。そして、この要求はウェブブラウザWEB_Bによって、トランスポート層兼ネットワーク層TCPIP_Lを通ってネットワーク・インターネット・カードドライバNIC1_Dに伝送される。
トランスポート層兼ネットワーク層TCPIP_L内では、要求REQ1(IP_AD1)はTCP/IPプロトコルに従って、すなわちIPパケットにカプセル化され、そして物理層PHYS_Lを通してUSBドライバUSB1_Dに伝送される。
最後に、要求REQ1(IP_AD1)はUSBプロトコルに従ってカプセル化され、この物理層PHYS_Lを経由して携帯電話機MBに送信される。こうして、TCPIPプロトコルのIPパケットがUSBプロトコルに従ってカプセル化される。
そして、コンピュータPCのUSBドライバUSB1_Dは、これらのカプセル化されたIPパケットを、IPネットワークアクセスを用いて携帯電話機MBのUSBドライバUSB2_Dに伝送する。
第2のサブステップ2b)では、要求REQ1(IP_AD1)は携帯電話機MB内の異なる層を通って次のように進む。
物理層PHY_L内では、要求REQ1(IP_AD1)が携帯電話機MBのUSBドライバUSB2_Dによって受信される。そして、要求REQ1(IP_AD1)は、USBプロトコルによるカプセル化を解かれ、トランスポート層兼ネットワーク層TCPIP_Lに伝送される。
トランスポート層兼ネットワーク層TCPIP_L内では、要求REQ1(IP_AD1)がネットワーク・インターネット・カードドライバNIC2_Dによって受信され、TCP/IPプロトコルによるカプセル化を解かれてアプリケーション層APPLI_Lに伝送される。
アプリケーション層APPLI_Lでは、要求REQ1(IP_AD1)がトラッピング手段IPAD_Tによって受信され、そのウェブプロトコル、ここではHTTPプロトコルによるカプセル化を解かれる。そしてトラッピング手段IPAD_Tは要求REQ1(IP_AD1)を分析し、要求されたデータDAT1を検索し、このデータDAT1をコンピュータPCに伝送する。従って、データDAT1は、要求REQ1(IP_AD1)について説明したのと同じ経路で、図1に示すのとは逆の向きに伝送される。
ここに挙げた例では、データDAT1は、携帯電話機MBのユーザの個人アドレス帳を表示するウェブページに対応する。従って、ユーザは、コンピュータ・スクリーン上で自分の個人アドレス帳を編集することができる。
またユーザは場合によっては、自分のアドレス帳を修正/更新することができる。ユーザが自分のアドレス帳に対する修正を行って更新したい際に、ユーザは例えばそうするためのインターフェースのボタンをクリックし、そしてコンピュータは更新の要求REQ(図1には図示せず)を携帯電話機MBに送信する。携帯電話機MBに記憶されたデータは、たとえばMediaWiki(登録商標)またはWebDAV(Web Based Distributed Authoring and Versioning)(登録商標)のような標準的なウェブサービスを用いて、コンピュータPCによって容易に修正/更新することができる。
こうしたMediaWikiまたはWebDAVプロトコルの目的は、ワールドワイド・ウェブを読出し及び書込み可能な媒体とすることにある。ワールドワイド・ウェブは、リモートサーバ(一般にウェブサーバ)ここでは携帯電話機MB上で文書を作成、修正、または移動する機能を提供する。WebDAVのサポートは、今日のコンピュータの大部分のオペレーティングシステムに見られ、WebDAVサーバ上のファイルを使用することを、これらのファイルがあたかもローカルディレクトリに記憶されているように容易にする。従って、携帯電話機MBがこうしたWebDAVサービスを具えていれば、携帯電話機のユーザがすべてのコンピュータに接続することが容易である。なお、このWebDAVサービスは、HTTPプロトコル上で実行される追加的サービスである。
従って、ユーザはコンピュータPCによって、自分の携帯電話機MB上の自分の個人データを容易に編集、修正、及び更新することができ、このことは、携帯電話機の小型のスクリーン上で小型のキーボードを用いてこの編集、修正及び更新を行うより容易である。
従って、このクライアント・サーバ通信システムSYSでは、コンピュータPCがクライアントとして動作するのに対し、携帯電話機MBはローカルサーバ、この例ではウェブサーバとして動作し、コンピュータの標準的なウェブブラウザを用いてこのウェブサーバにアクセスする。なお、今日、大部分のコンピュータPCがウェブブラウザを有する。従って、ユーザが、あらゆるコンピュータ上の自分の個人データ/ファイルにアクセスすることがどこでも容易である。
なお、コンピュータPCと携帯電話機MBとの間のネットワーク通信は、簡単のため3つの層で説明してきたが、このネットワーク通信はより多数の層でモデル化することができることは当業者にとって明らかである。
ウェブサーバを例として取り上げてきたが、他の多くの種類のサーバを考えることができる。
例えば、それはファイルサーバとすることができる。携帯電話機MBはファイルサーバとして動作し、コンピュータPCによってディスク(記憶領域)を有するリモートホストとして見られる。これらに限定されないが、SMB/CIFS(Server Message Block/Common Internet File System:サーバメッセージ・ブロック/コモン・インターネット・ファイルシステム)またはNFS(Network File System:ネットワーク・ファイルシステム)のようなファイルサーバ標準プロトコルを使用することができる。こうしたプロトコルはクライアント−サーバの方法によって動作し、ここでクライアントは特定の要求を行い、サーバはこれに応答する。このプロトコルの一部分は特にファイルシステムのアクセス用であり、クライアントはファイルサーバに対して要求を行うことができる。SMBまたはNFSサーバは、クライアントがネットワーク上で利用可能なそれらのファイルシステム及び他の情報リソースを作成する。クライアント・コンピュータは自分のハードディスクを有することができ、これらのハードディスクは公には共有されていないが、サーバ上の共有ファイルシステムへのアクセスをしたいことがある。従って、これらのプロトコルは、コンピュータがネットワークの上のファイルに、これらのファイルがこのコンピュータのローカルディスク上に存在するのと同じくらい容易にアクセスすることを可能にする。従って、携帯電話機MBは、ファイルサーバとして動作する際には、ユーザ固有のデータファイル、例えばPC上でエクセル(登録商標)を用いて編集することのできるエクセルのワークシートファイルのようなユーザ用の全ての文書を記憶することができる。換言すれば、ユーザはPCのアプリケーションを意識せずに使用することができる、というのは、これらのアプリケーションはモバイル機器を(リモート)ディスクと見るからである。従って、携帯電話機MBは、(リモートネットワークドライブではないが)リモートネットワークドライブとして見える。なお、現代のすべてのオペレーティングシステムでは、このことはユーザ及びアプリケーションにとってトランスペアレント(透過的)である。
他の例として、上記ウェブサーバはメディアサーバとすることができる。携帯電話機MBはメディアサーバとして動作する。これらに限定されないが、UPNP(Universal Plug and Play:ユニバーサル・プラグアンドプレイ)プロトコルまたはRTSP(Real Time Streaming Protocol:リアルタイム・ストリーミングプロトコル)のようなメディアサーバ標準プロトコルを使用することができる。UPNPプロトコルの場合には、コンピュータPCはメディアレンダラ装置として動作し、モバイル機器はメディアサーバ装置として動作する。RTSPの場合には、コンピュータPC内のメディアプレーヤは、携帯電話機MBをRTSP(リアルタイム・ストリーミングプロトコル)サーバとして見る。
従って、図1に示すこの例のおかげで、携帯電話機MBは、この携帯電話機MBによってコンピュータPCに提供されるIPネットワーク上のコンピュータPCへの見かけのIPネットワークアクセスを与える、というのは、コンピュータPCがアクセスしているサーバがリモートサーバではなく携帯電話機自体であるからである、ということがわかった。
図2に示す第1実施例の非限定的な変形例では、複数のIPアドレスIP_AD1、IP_AD2を携帯電話機MBに関連付けることができる。そのとき携帯電話機は、複数のローカルサーバを代表する。そのときトラッピング手段IPAD_Tは、これら全てのIPアドレスからの選択を行い、対応する要求を、携帯電話機MBの内部の適正なローカルサーバSERV1またはSERV2、及び携帯電話機MB内のこれらに関連するデータベースDAT1_B及びDAT2_Bに転送する。
従って、この変形例では、トラッピング手段IPAD_Tは要求を第1サーバSERV1または第2サーバSERV2に転送し、これらのサーバは共に携帯電話機MBに対応する。
非限定的な第2実施例では、図3に示すように、携帯電話機MBは、こうした見かけのIPネットワークアクセス(携帯電話機がサーバとなる)も、現実のIPネットワークアクセス(携帯電話機をリモートサーバDSへのリンクとして用いる)も提供することができる。
この実施例では、クライアント−サーバ通信システムSYSは、図1に示すのと同じ物件、すなわち、クライアント・コンピュータPC、上述した構成要素を有する携帯電話機MBに加えて、少なくとも1つのリモートサーバDSを具えている。
携帯電話機MBはさらに:
クライアント・コンピュータPCからの要求を伝送してリモートサーバDSにアクセスするための、他の物理的通信手段UMTS1_D、及び、
リモートサーバDSと通信するための他のネットワークカード・インタフェースドライバNIC3_D
を具えている。
なお、この例では、トラッピング手段IPAD_DはTCPIP層TCPIP_L上に実現されている。従って、以下で説明するように、上記要求をリモートサーバに伝送すべき際には、アプリケーション層とTCPIP層との間での要求全体の再伝送は存在しない。
ウェブブラウザを使用する例では、他の物理的通信手段は、第三世代(3G)携帯電話技術の1つであるUMTS(Universal Mobile Telecommunication System)プロトコルを用いるドライバUMTS_1である。
携帯電話機MBと通信するために、リモートサーバDS、この例ではHTTPサーバはネットワーク・オペレータシステムNETOSを経由して通信する。このネットワーク・オペレータシステムNETOSは、当業者に周知のように、UTRAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network:UMTS地上波無線アクセスネットワーク)システムを含む。UTRANシステムは、無線基地局及び無線ネットワークコントローラRNC(Radio Network Controller)を含むことを想起されたい。そして、TCPIPインターフェースを具えたHTTPリモートサーバDSは、イーサネット・ドライバETH_D及び複数のルータIP_Rを具えたIPネットワークを経由してネットワーク・オペレータシステムNETOSと通信する。
この非限定的な例では、リモートサーバDSは1つしか図示していないが、もちろん、複数のリモートサーバDSが存在し得る。
携帯電話機MBによってリモートサーバDSにアクセスするために、ユーザは自分の携帯電話機MBをコンピュータPCに接続し、コンピュータPC上のウェブブラウザWEB_Bを開く。そしてユーザは、自分がアクセスしたいリモートサーバDSのIPアドレス(または完全修飾名FQN、あるいはこのサーバを表現する他の情報)を入力し、図3ではこのIPアドレスをIP_AD3として表す。そして、このリモートサーバDSに対応するウェブページがコンピュータPCのスクリーン上に表示される。
携帯電話機MBによるこのアクセスは、コンピュータPCがインターネットに直接アクセスしない際に、あるいはアクセスが一時的に停止した際に関係する。
携帯電話機MBによるリモートサーバDSへのアクセスは次のように行われる。
第1ステップ1)では、コンピュータPCのウェブブラウザWEB_Bは、上記IPアドレスIP_AD3を含む要求REQ3(IP_AD3)を携帯電話機MBに送信する。この要求REQ3(IP_AD3)は、第1実施例において上述したのとは異なるプロトコルを用いて、コンピュータPCの異なる層を通って搬送される。
第2ステップ2)では、携帯電話機MBの側で、要求REQ3(IP_AD3)が、携帯電話機MBの最初2つの層、即ち物理層及びTCPIP層を通って、それぞれUSBドライバUSB2_D及びNICドライバNIC2_Dによって、それぞれUSBプロトコル及びTCP/IPプロトコルを用いて搬送される。
第3ステップ3)では、この例ではTCPIP層TCPIP_L内に実現されるトラッピング手段IPAD_Tが、この要求を分析し、この要求はリモートサーバを宛先としているので、この要求をIPパケットのフォーマットで第2のNICドライバNIC3_Dに送信する。そしてこの要求は、物理層PHYS_LのUMTSドライバUMTS1_Dに送信される。
第4ステップ4)では、要求REQ3(IP_AD3)は、UTRANシステム及びIPネットワークを用いて、ネットワーク・オペレータシステムNETOSを経由してリモートサーバDSに送信される。
第5ステップ5)では、IPアドレスIP_AD3、従ってユーザが要求したリモートサーバDSに対応するウェブページDAT3が、携帯電話機MBを経由してコンピュータPCに返信される。
最後に、ユーザはこのページを介して、データを入力するかデータを要求することができる。これらのデータは、携帯電話機MBを通して、前述したのと同じ通信方式を用いてリモートサーバDSに伝送されるか、リモートサーバから取り出される。従って、リモートサーバDSをアクセスしているので、現実のIPネットワークアクセスは携帯電話機MBを経由して行われる。第1実施例におけるように、携帯電話機MBはファイルサーバまたはモバイルサーバとすることができる。
なお、この例では、見かけのIPネットワークアクセスが行われると、TCPIPのカプセル化されたデータ(IPパケット)が、ローカルサーバ、すなわち携帯電話機MBに直接到着するので、UMTS通信は存在しない。
携帯電話機MB内のローカルサーバのIPアドレスをアドレス指定することについては、次の2つの可能性が存在する:
第1に、非公開(プライベート)IPアドレスIP_ADPR、例えば10.10.11.1。
第2に、公開アドレスIP_ADPU、例えば102.101.103.13。
第1の場合には、コンピュータPCは単一のネットワークまたは2つのネットワークのいずれかを見る。
コンピュータPCが1つのネットワークのみを見る際には、図4に示すように、コンピュータPCは単一のLANネットワークを見る。このLANネットワークは少なくとも2つのホストを有し、一方はローカルサーバとしての携帯電話機自体であり、他方のホストは、携帯電話機MBによるリモートサーバへの現実のネットワークアクセスである。PCはUPNPサービスを用いて、このIPネットワークアクセスを発見することができ、携帯電話機は、WAN(Wide Area Network:ワイドエリア(広域)ネットワーク)にアクセスするためのUPNPアクセスポイント装置APDとして動作する。
コンピュータPCが2つのネットワークを見る際には、図5に示すように、コンピュータPCは次の2つの異なるネットワークを見る:
「現実の」ネットワーク、すなわち携帯電話機がコンピュータに対して利用可能にするネットワーク、例えば3GWANであり、携帯電話機はUPNPアクセスポイント装置として動作する。
「見かけの」ネットワーク、すなわちユーザが自分のデータ/ファイルを搬送及びアクセスすることを可能にするネットワーク。
なお、例えばXP(登録商標)またはLINUX(登録商標)のような標準的なオペレーティングシステムを実行するコンピュータは、複数のネットワーク・インターネットカードを同時にサポートすることができ、従って複数のネットワークに同時にアクセスすることができる。
この例では、上記コンピュータは1つの代わりに2つのNICドライバNIC_Dを具え、携帯電話機は2つの代わりに3つのNICドライバNIC_Dを具えている。
この第2の実現は、
アドレス空間が分離されるので、個人データの安全性(セキュリティ)にとって有用であり、そして、
ほとんどすべての携帯電話機内に既に実現されている現実のネットワークアクセスから分離したサービスとしての、携帯電話機上のこのローカルサーバの実現がより容易であるので、モジュール性にとって有用であり得る。
に役立つ可能性がある。
第1の場合の両方の例では、LANネットワーク用の単一のアドレス空間が存在する。従って、非限定的な実施例では、「見かけの」DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol:動的ホスト構成プロトコル)サービスを、携帯電話MBが異なるローカルサーバ用に使用するIPアドレス用に、携帯電話機MB内に設定することができる。従って、(事前に確立されたIPサービスに対応する)これらの事前合意されたIPアドレスは、ローカルでトラップされ、即ち、これらのアドレスに対応する情報は、携帯電話機MBの内部にある対応するローカルサーバに向けてルーティング(経路設定)される。WANネットワークについては、アドレス指定は一般にインターネット・サービスプロバイダを用いて行われる。
なお、通常、インターネット・サービスプロバイダとして動作する通信オペレータは、携帯電話MBのこの「見かけの」DHCPサービスを、これらの事前合意されたIPサービス用に提供することができる。
このDHCPサービスが、IPアドレスの割り当てのためのメカニズムを提供し、IPアドレス間のコンフリクトを回避することを可能にすることを想起されたい。
他の実施例では、上記DHCPサービスは、インターネット・サービスプロバイダによって提供される現実のサービスであり、リモートDHCPサーバによって実現される。
このサービスは、携帯電話機MBのローカルサーバに対応するいくつかの事前設定されたIPアドレスがホストコンピュータに提供されることを回避する。
第2の場合には、図6に示すように、コンピュータPCは、インターネットWANネットワークである1つのネットワークのみを見る。
この場合は、まだ単一のアドレス空間が存在する。従って、適切なインターネットの権限のために、携帯電話機MB内のローカルサーバに対応するIPアドレスを確保しなければならない。
なお、携帯電話機MBをコンピュータから切り離す際に、プライバシー(秘匿)のために、コンピュータPC上に記憶されたアプリケーションのキャッシュメモリに存在し得るユーザの潜在的データを削除するための何らかの削除手段(図示せず)をモバイル機器MB内に持つことができる。従って、これらの削除手段は、適切な方法でキャッシュメモリを消去する。
従って、ここまでに説明した本発明のモバイル機器、及び関連するクライアント−サーバ通信システムは次の利点を具えている:
携帯電話機を用いて、自宅にいるように、そして自分のローカル・ホーム(家庭内)ネットワークにアクセスするように、自分のデータにアクセスすることができる。このことは次の3つの理由により可能である:
こうしたモバイル機器は何百キロバイト、急速にギガバイトになりつつあるメモリ容量を有するか、将来有する;
これらのモバイル機器は、より大容量の記憶装置だけでなく、ますます強力なCPUを具える;
すべてのコンピュータが規格に基づくウェブまたは少なくともIPに基づくアプリケーションを具えているので、ユーザが自分の携帯電話機を接続して、あらゆるコンピュータのウェブ・インタフェースによって自分のデータにアクセスすることが容易である;
あらゆるインターネットの標準プロトコルを用いることができるので、このプロトコルはホスト・プラットフォーム、ここではコンピュータに対する独立性を提供する。
モバイル機器がストリーミングモードのメディアサーバとして動作する際に、個人のメディアファイルが保護される。即ち、元のメディアファイルのコピーがコンピュータ上で行われない。
携帯電話機のユーザの個人データがホストコンピュータに記憶されないので、これらの自今データを保護することを可能にする。
リモートサーバが存在する際には:
ユーザデータのバックアップコピーを、このリモートサーバ上及びモバイル機器上に作成することができる。
モバイル機器は、リモートサーバへの要求のデータのインターネット・キャッシュメモリとして動作することができる。
なお、上述した実施例は本発明を限定するものではなく例示するものであり、当業者は、請求項に規定する本発明の範囲を逸脱することなしに、多くの代案実施例を設計することができる。「含んでいる」及び「具える」等は、請求項または明細書全体中に挙げた以外の要素またはステップの存在を排除するものではない。各要素は複数存在し得る。本発明は、いくつかの区別される要素から成るハードウェア、及び適切にプログラムされたコンピュータによって実現することができる。いくつかの手段を挙げた装置の請求項では、これらの手段のいくつかは同一のハードウェア・アイテムによって具体化することができる。単に、互いに異なる従属請求項中に特定の方策を挙げていることは、これらの方策の組合せを有利に用いることができないことを示すものではない。

Claims (12)

  1. データを含むモバイル機器において、
    前記モバイル機器がトラッピング手段を具え、前記トラッピング手段が、
    前記データにアクセスする要求をクライアント装置から受信し、前記要求はインターネットプロトコル・ネットワークアクセスを使用し、かつサーバ装置を表現する情報を含み、
    前記サーバ装置を表現する情報に基づいて、前記要求を第1サーバ装置または第2サーバ装置に転送し、前記モバイル機器が前記第2サーバ装置であり、
    前記モバイル機器がさらに、
    前記データを検索するための検索手段と、
    前記インターネットプロトコル・ネットワークアクセスを用いて、前記データを前記クライアント装置に伝送するための伝送手段と
    を具えていることを特徴とするモバイル機器。
  2. 請求項1に記載のモバイル機器において、前記第1サーバ装置がリモートサーバであることを特徴とするモバイル機器。
  3. 請求項1に記載のモバイル機器において、前記第1サーバ装置が前記モバイル機器であることを特徴とするモバイル機器。
  4. 請求項1に記載のモバイル機器において、さらに、ウェブサーバ及び/またはファイルサーバ及び/またはメディアサーバを具えていることを特徴とするモバイル機器。
  5. 請求項1に記載のモバイル機器において、さらに、前記モバイル機器を表現し、かつ前記モバイル機器内の異なるサーバに関連する情報を含むことを特徴とするモバイル機器。
  6. 請求項1に記載のモバイル機器において、前記サーバ装置を表現する情報がインターネットプロトコル・アドレスであることを特徴とするモバイル機器。
  7. 請求項1に記載のモバイル機器において、さらに、動的なホスト設定プロトコルサービスを具えていることを特徴とするモバイル機器。
  8. 請求項1に記載のモバイル機器において、前記トラッピング手段がアプリケーション層内に位置することを特徴とするモバイル機器。
  9. 請求項1に記載のモバイル機器において、前記トラッピング手段がトランスポート層兼ネットワーク層内に位置することを特徴とするモバイル機器。
  10. クライアント装置及びサーバ装置を具えたクライアント−サーバ通信システムにおいて、
    前記クライアント装置が、前記サーバ装置によって提供されるインターネットプロトコル・ネットワークアクセスを介して前記サーバ装置のデータにアクセスすることが可能であり、前記サーバ装置が請求項1に記載のモバイル機器であることを特徴とするクライアント−サーバ通信システム。
  11. サーバ装置のデータにアクセスする方法において、
    クライアント装置からの要求を、モバイル機器によって提供されるインターネットプロトコル・ネットワークアクセスを用いて前記モバイル機器に送信するステップであって、前記要求が前記サーバ装置を表現する情報を含むステップと、
    前記モバイル機器において前記要求を受信し、前記サーバ装置を表現する情報に基づいて、前記要求を第1サーバ装置または第2サーバ装置に転送するステップであって、前記第2サーバ装置が前記モバイル機器であるステップと、
    前記モバイル機器内のデータを検索するステップであって、前記モバイル機器がローカルサーバとして動作するステップと、
    前記インターネットプロトコル・ネットワークアクセスを用いて、前記データを前記クライアント装置に伝送するステップと
    を具えていることを特徴とするデータのアクセス方法。
  12. プロセッサによって実行した際に、請求項11に記載の方法を実現するためのプログラム命令を具えているコンピュータ・プログラム製品。
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