JP2009523257A - エレクトロウェッティングレンズの制御 - Google Patents
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Abstract
エレクトロウェッティングレンズ41、42に対する制御回路40は、制御可能な電圧供給46を生成するドライバ回路45並びに前記制御可能な電圧供給を受けるように各々接続された第1の電圧変調器43及び第2の電圧変調器44を含む。前記第1及び第2の電圧変調器は、前記電圧供給から第1の変調電圧出力32及び第2の変調電圧出力33をそれぞれ生成するように構成される。コントローラ49は、少なくとも1つの設定点信号53、52を受信し、その機能として、(i)前記電圧供給を生成するように前記ドライバ回路を制御し、(ii)前記第1及び第2の変調出力を生成するように前記第1及び第2の電圧変調器を制御する。
Description
本発明は、エレクトロウェッティングレンズのような高電圧素子の電気制御に関し、このようなレンズの焦点合わせ及びズームを制御する方法及び制御回路に関する。
焦点合わせ及びズームの両方の機能を持つカメラに対する従来のレンズアセンブリは、典型的には固定の表面曲率を持つ固体である複数のレンズ素子を必要とする。これらのレンズ素子は、様々な組み合わせにグループ分けされることができる。このようなアセンブリにおける1より多いレンズの移動は、焦点合わせ及びズームの両方を可能にする。機械的移動の必要性のため、従来の固体レンズを使用して作られたズームレンズアセンブリは、追加の移動を調整するために前記アセンブリの光軸にそって追加の空間を必要とする。また、1以上のアクチュエータ及び様々な機械部品が、一般に、制御可能な機械的移動を得るために必要とされる。このようなシステムに関連した問題は、電気モータを駆動する電気エネルギの消費、複雑かつ精密な移動部品の脆弱性、及び前記アセンブリを小型化する能力に対する制限を含む。
特に小型カメラに適した、焦点合わせ及びズームに対する代替的な解決案は、いわゆるエレクトロウェッティングレンズの使用である。このようなレンズは、界面において互いに接触する、流体室に収容された異なる屈折率の2つの透明かつ非混合流体からなる。前記流体室の壁に電場を印加すると、前記界面において形成されたメニスカスの接触角度を変化させ、したがって前記レンズの焦点性質を変更する。重要なことに、レンズ全体は、焦点性質を変更するために光学経路において移動される必要がない。
2つのこのようなエレクトロウェッティングレンズを追加の適切な固定レンズと組み合わせることにより、ズーム機能は、前記レンズの機械的移動を必要とせずに可能にされる。これは、固体レンズの同等なアセンブリと比較して、前記レンズアセンブリの機械的複雑さを大幅に低減し、ロバスト性を増大し、所定のズーム機能及び焦点範囲に必要とされるアセンブリのサイズを最小化することができる。エレクトロウェッティングレンズを使用するズーム機能の他の利点は、ズームの変更が、非常に速く、典型的には従来のモータ又はアクチュエータを用いるより大幅に速く実行されることができることである。ズーム範囲全体が、10ms内に切り替えられることができる。
エレクトロウェッティングレンズを有するズームレンズアセンブリの1つの例は、WO/2004/038480に開示されており、2つの独立に制御可能なエレクトロウェッティングレンズが単一の流体室に収容されている。ズーム及び焦点合わせの両方が、両方のレンズに対する駆動電圧を変化することにより可能である。別々に制御可能な電圧源が各レンズを駆動するのに使用される。
2つのエレクトロウェッティングレンズを使用する自動焦点合わせ及びズームアセンブリに対する制御システムを有するデジタルカメラモジュールの概略的なブロック図が、図1に示されている。入射光3は、第1のエレクトロウェッティングレンズ1及び第2のエレクトロウェッティングレンズ2を通過することにより画像センサ4上に焦点合わせされる。他の固定レンズ(図示されない)は、レンズ1及び2の前、後ろ又は間に配置されてもよい。第1のレンズ1は、第1のドライバ5により制御されるのに対し、第2のレンズ2は、第2のドライバ6により制御される。各ドライバ5、6は、それぞれのレンズ1、2に制御電圧を印加する。
画像センサ4は、入射光3をメモリに記憶されることができる電気信号に変換する。画像センサ4は、前記画像からRGB又はYUV信号を生成し、当該信号は、カメラ信号プロセッサ(CSP)7にフィードされる。前記CSP内のビデオ信号プロセッサ11は、画像センサ4からの信号を処理し、ビデオ出力信号12を出力する。鮮明度信号生成器8も、画像センサ4からの信号を処理し、鮮明度信号10を生成する。例えば画像情報の高周波成分から生成されることができる鮮明度信号10は、如何なる瞬間でも前記画像の鮮明度のレベルを表す。自動焦点合わせ及びズームアルゴリズム9は、前記鮮明度信号を取り、複数の鮮明度信号の差から誤差信号を生成する。焦点合わせに対して、アルゴリズム9は、前記誤差信号をドライバ5及び6の一方を介して適切なレンズに供給されるレンズドライバ信号に変換する制御ループを含む。
ズームに対して、自動焦点合わせ及びズームアルゴリズム9は、ユーザ入力13を受け、ドライバ5、6に送信され、そこからレンズ1、2に送信される2つのレンズドライバ信号を生成する。1つのレンズが、前記レンズアセンブリのズームのレベルを制御することができるのに対し、1つのレンズのみの焦点距離を変更することは、前記画像が焦点から出る結果となり、したがって他の調節が、これを補償するために第2のレンズに対して必要とされる。有利には、如何なるズームレベルに対しても如何なる物体距離に対する所定の焦点合わせレベルが存在するので、この動作は同時に実行される。前記ズームレベルの変更は、したがって、同時に前記CSPにより設定される同じ物体距離を維持しながら行われることができる。
従来技術の解決法の1つの問題は、2つの別のドライバ及び電圧源が使用されることである。したがって、焦点合わせ及びズーム用のエレクトロウェッティングレンズを組み込んだカメラに対して、2つの高電圧ドライバ集積回路(IC)が必要とされる。これは、2つの主な不利点を持つ。第一に、携帯電話又は小さなデジタルカメラのような持ち運び可能な小さなフォームファクタアプリケーションにおいて、周辺電子機器と一緒の2つのICは、より多くのプリント回路基板面積を必要とする。第二に、アップコンバータ又はチャージポンプのような高電圧ドライバは、かなり低い効率を持ち、大きなレベルの電力を消費し、したがってこのような解決法のドライバ電子機器の電力消費は2倍になる。
本発明の目的は、焦点合わせ及びズームレンズを駆動する単一の高電圧源の使用を容易にすることである。
一態様によると、本発明は、エレクトロウェッティングレンズに対する制御回路であって、
制御可能な電圧供給を生成するドライバ回路と、
前記制御可能な電圧供給を受けるようにそれぞれ接続され、前記制御可能な電圧供給から第1及び第2の変調電圧出力をそれぞれ生成するように構成された第1及び第2の電圧変調器と、
少なくとも1つの設定点信号(set point signal)を受信するように構成されたコントローラであって、その機能として、(i)前記電圧供給を生成するように前記ドライバ回路を制御し、(ii)前記第1及び第2の変調出力を生成するように前記第1及び第2の電圧変調器を制御するように構成された当該コントローラと、
を有する制御回路を提供する。
制御可能な電圧供給を生成するドライバ回路と、
前記制御可能な電圧供給を受けるようにそれぞれ接続され、前記制御可能な電圧供給から第1及び第2の変調電圧出力をそれぞれ生成するように構成された第1及び第2の電圧変調器と、
少なくとも1つの設定点信号(set point signal)を受信するように構成されたコントローラであって、その機能として、(i)前記電圧供給を生成するように前記ドライバ回路を制御し、(ii)前記第1及び第2の変調出力を生成するように前記第1及び第2の電圧変調器を制御するように構成された当該コントローラと、
を有する制御回路を提供する。
他の態様によると、本発明は、第1及び第2の電気的に制御可能なレンズを含むカメラの焦点合わせ及び/又はズーム動作を制御する方法であって、
設定点信号を受信するステップと、
前記設定点信号に基づいて、前記レンズのそれぞれを制御するのに必要とされる第1及び第2の電圧値を決定するステップと、
少なくとも前記第1及び第2の電圧値の高い方と同じ高さの電圧出力を生成するようにドライバを調節するステップと、
電圧供給から前記第1及び第2の電圧値に対応する第1及び第2の変調電圧出力を生成するように第1及び第2の電圧変調器を制御するステップと、
前記第1及び第2の変調電圧出力をそれぞれ用いて前記第1及び第2のレンズを駆動するステップと、
を有する方法を提供する。
設定点信号を受信するステップと、
前記設定点信号に基づいて、前記レンズのそれぞれを制御するのに必要とされる第1及び第2の電圧値を決定するステップと、
少なくとも前記第1及び第2の電圧値の高い方と同じ高さの電圧出力を生成するようにドライバを調節するステップと、
電圧供給から前記第1及び第2の電圧値に対応する第1及び第2の変調電圧出力を生成するように第1及び第2の電圧変調器を制御するステップと、
前記第1及び第2の変調電圧出力をそれぞれ用いて前記第1及び第2のレンズを駆動するステップと、
を有する方法を提供する。
本発明の実施例は、添付の図面を参照して例としてここに記載される。
本発明は、エレクトロウェッティングレンズのローパス電気フィルタ性質を使用する。図2は、エレクトロウェッティングレンズ21の単純化された等価電気回路を示す。レンズ21は、レンズキャパシタンスClens23、直列抵抗Rs22及び並列抵抗Rp24により特徴づけられることができる。直列抵抗22は、レンズキャパシタンス23と一緒にローパスフィルタとして機能する。前記レンズにおけるDC漏電を表す並列抵抗24は、典型的には、無視されるのに十分に高い。
前記ローパスフィルタは、出力が、入力に対して−3dBである周波数fにより特徴づけられ、これは、
f=1/(2πRsClens) [1]
により与えられる。
f=1/(2πRsClens) [1]
により与えられる。
したがって、エレクトロウェッティングレンズ21に印加される交流電圧信号は、高周波成分が前記レンズを通過し、低周波成分のみが前記レンズの焦点合わせ性質を大幅に変更する信号を形成する効果とともに前記レンズ自体の性質によりフィルタリングされる。
パルス幅変調(PWM)スキームのようにデジタルで切り替えられる信号は、したがって、駆動信号としてエレクトロウェッティングレンズ21に直接的に印加されることができる。前記信号の高周波切り替え成分はフィルタリングされ、DC電圧レベル成分は前記レンズに印加される。
典型的なエレクトロウェッティングレンズに対して、fに対する値は、数MHzのオーダーである。このような高周波においてPWM信号を切り替えることは、大量の電流が前記レンズを通過し、したがって高い電力消費の結果となる。しかしながら、流体界面が形状を変更することができる速度に関連して前記レンズ部品の機械的制限のため、有効な−3dB周波数は約100Hzである。したがって、5ないし10kHzの低い切り替え周波数が使用されることができ、前記レンズを通る高周波成分の通路での電力のより穏当な損失を生じる。
図3は、2つのエレクトロウェッティングレンズに印加されるPWM信号に対する典型的な駆動スキームを示す。PWMクロックパルス信号31は、2つの別の駆動信号32、33の切り替え周波数を命令する。第1の駆動信号32は、第1のレンズ1に印加され、前記第1の信号のデューティサイクルの関数として変化するレンズメニスカスに対する駆動電圧を生じ、前記デューティサイクルは、前記信号のオン及びオフ状態の各クロックサイクルに対する継続時間の間の比であるように定義される。第2の駆動信号33は、第2のレンズ2に印加され、これは、この特定の場合に、比較的小さいデューティサイクルのために低い駆動電圧を生じる。
図3に示されたスキームを使用して、2つのエレクトロウェッティングレンズを駆動するためには、各レンズに対して必要とされるDC電圧のレベルによって変化するように計算されたデューティサイクルにおいてそれぞれ駆動される、2つのパルス幅変調器により変調されることができる単一の高電圧源のみを必要とする。
図4に示されるのは、図3の変調スキームを使用して2つのエレクトロウェッティングレンズを駆動する制御回路40の概略的表現である。第1のエレクトロウェッティングレンズ41及び第2のエレクトロウェッティングレンズ42は、この場合にパルス幅変調により動作する第1の電圧変調器43及び第2の電圧変調器44に接続される。変調器43、44は、制御信号47、48を介してコントローラ49により制御される。制御信号47、48は、それぞれの電圧変調器43、44の各々のデューティサイクルを制御する。コントローラ49は、高電圧制御信号50及びイネーブル信号51を介して、高電圧ドライバモジュール45の動作をも制御する。高電圧ドライバモジュール45は、前記コントローラから受信された信号50によって電圧変調器43、44に高電圧信号46を供給する。
焦点誤差信号52及びズーム設定点信号53は、前記コントローラに対する入力を形成し、前記コントローラは、前記入力から、エレクトロウェッティングレンズ41、42を駆動する様々な信号50、51、47、48を得る。
図4の前記制御回路は、高電圧信号46が、エレクトロウェッティングレンズ41、42の各々を駆動するのに必要とされる前記2つの信号の高い方を駆動するのに十分に高いレベルに設定されるように構成されることができる。これは、高電圧ドライバモジュール45の動作の効率が最大化されるという利点を持つ。1つの高電圧ドライバモジュール45のみが使用されるので、この制御回路は、2つの別個の可変高電圧ドライバ回路を使用するものと比較して減少されたコスト及びサイズを持つ。
したがって、一般的な態様において、コントローラ49は、好ましくは、2つのレンズ駆動信号32、33の高い方に必要とされるレベル又はそれに近いレベルに前記高電圧供給を設定し、前記高電圧供給レベルにおける又は近い変調電圧出力を生成するように前記電圧変調器の第1の電圧変調器を制御し、前記高電圧供給レベルより大幅に小さいレベルにおける変調電圧出力を生成するように前記電圧変調器の第2の電圧変調器を制御するように構成される。ここで使用される表現'レベル'は、もちろん、PWMのような如何なる変調をも考慮に入れて平均レベルを指す。
機械的アクチュエータを持つ応用において、焦点合わせ及びズームレンズは、第1のレンズが移動される場合に第2のレンズが自動的に移動するように機械的に結合されることができる。これは、このようなシステムが、所定の物体距離を維持しながらズーム機能を変更することを可能にする。同等の振る舞いは、制御信号47、48を維持しながら高電圧制御信号50を変更することにより図4のシステムを使用して電子的に達成されることができ、これにより同じ比率で各レンズ41、42の焦点を変更する。焦点誤差信号42による他の微調整動作は、この場合、正しい焦点を得るために使用されることができる。
レンズ41、42を効率的に駆動するために、如何なる焦点合わせ及びズームレベルに対する電圧も、好ましくは、コントローラ49内に含まれるか又はコントローラ49の外部でありコントローラ49によりクエリされるかのいずれかであるルックアップテーブル54から得られる。前記ルックアップテーブルに対するエントリは、焦点誤差信号52及び/又はズーム設定点信号53に基づく値からなることができる。前記テーブルからの出力は、高電圧制御信号50、イネーブル信号51、第1の制御信号47及び第2の制御信号48が決定される値からなることができる。前記ルックアップテーブルから出力される値は、電圧自体であってもよく、又は代わりに電圧が決定されることができる値であってもよい。
図5に示されるのは、フローチャート形式のコントローラ49の動作に対するアルゴリズムである。前記アルゴリズムの開始に続いて、コントローラ49は、ステップ61においてズーム設定点信号53を確認する。このズーム設定点信号53及び前記物体距離の現在の設定点をかんがみて、第1のレンズ41及び第2のレンズ42を駆動するのに使用されるべき電圧に対する適切なレベルは、ステップ62においてルックアップテーブルから得られる。ステップ63において、前記コントローラは、どちらが前記2つの電圧の高い方であるかを決定し、前記第1のレンズ電圧が高い場合にはステップ65に進み、前記第2のレンズ電圧が高い場合にはステップ64に進む。ステップ64又は65において、'Ctrl HV'信号50は、前記高い方のレンズ駆動電圧に基づいて、適切なレベルに設定される。ステップ66又は67において、適切な電圧変調器に対するデューティサイクルが100%に設定されるのに対し、他方の変調器に対するデューティサイクルが、比例して減少された値に設定される。
例えば、第1のレンズ41が20Vの電圧を必要とし、第2のレンズ42が70Vの電圧を必要とする場合、'Ctrl HV'入力50は70Vに設定される。これは、'Ctrl HV'50をより高い電圧に設定することが、追加の利益無しで高い電力消費を生じるので、前記回路をより効率的するという利点を持つ。前記第2の電圧変調器に対するPWMデューティサイクルは、この場合、100%に設定され、したがって、前記第2のレンズに完全な高電圧信号46を供給する。前記第1の電圧変調器に対するデューティサイクルは、20/70=28.6%に設定される。
前記コントローラは、次いで、ステップ68において、例えば所定の遅延時間だけ待機する又はフィードバック制御信号を待機することにより、ズーム動作が完了するまで待機する。前記コントローラは、次いで、ステップ69において、焦点が変更される必要があるかどうかを確認する。前記システムの焦点が合っていない場合、すなわち焦点誤差信号52が最小化されない場合、前記コントローラは、第一に、ステップ70において、どちらのレンズが前記アセンブリの前記物体距離を変更するのに使用される必要があるかを確認する。前記コントローラは、次いで、ステップ71において、どれだけ前記レンズの一方又は両方が前記画像を焦点に合わせるために変更される必要があるかを推定する自動焦点アルゴリズムを呼び出す。ステップ72において、前記コントローラは、適切な量だけ適切な電圧変調器43、44のデューティサイクルを変更する。このループは、この場合、前記画像が焦点に合わせられるまで繰り返す。
一度前記システムが焦点に合わせられる、すなわち焦点誤差信号52が最小化されると、前記コントローラは、シャッターボタンが押されるのを待機する(ステップ73)。一度前記ボタンが押されると、写真が撮られ(ステップ74)、処理が終了する。
2つのエレクトロウェッティングレンズを使用するズームレンズ設計の例は、図6に概略的に示される。この例において、2つのエレクトロウェッティングレンズ41、42は、第1の固定焦点レンズアセンブリ81により分離される。第2の固定焦点レンズアセンブリ82は、第2のエレクトロウェッティングレンズ42と画像面86との間に配置される。図6は、最大、半分及び最小ズームレベルにそれぞれ対応する'tele'、'half'及び'wide'である3つのモードにおける光路を示す。画像面86における視野は、'wide'モードにおいて最も広く、'tele'モードにおいて最も狭い。各モードが画像面86上に焦点を合わせられる入射光線83、84、85の範囲が示される。各レンズ41、42に対する印加電圧を変更することは、同じ物体距離が各ズームレベルにおいて維持されることを可能にする。
図7は、AC駆動信号が各レンズ41、42を駆動するのに使用されるべきである、交流パルス幅変調スキームを示す。ACクロック信号75が、PWMクロック信号76と一緒に提供される。これは、第1のレンズ駆動信号77及び第2のレンズ駆動信号78に帰着する。この例において、PWMクロック信号76により与えられるPWMクロック周波数は、前記PWMクロック周波数がAC駆動信号周波数の整数倍であるようにAC駆動信号75の周波数と同期される。前記ACクロック信号は、前記ACクロック信号がゼロである期間に対して信号77、78が反転されるように前記レンズ駆動信号上に重ねられる。
図7に示される駆動スキームは、高調波と一緒に前記ACクロック信号周波数における基本周波数を有する、交流電圧でレンズ41、42を駆動する効果を持ち、前記高調波の一部又は全てが、レンズ41、42自体によりフィルタリングされることができる。
上記記載は、パルス幅変調により生成されるレンズ駆動信号に適用されるが、レンズ41、42に対して必要とされる電圧を生成するのに使用されることができる本発明の範囲に入る他の確率が存在する。1つのこのような代替例は、抵抗器ネットワークが、異なる駆動電圧を生成するために切り替えられることができることである。このような例は、可変抵抗器又は切り替えられることができる抵抗器のアレイを持つ分圧器の形をとりうる。前記抵抗器ネットワークにおける電力損失を最小化するために、高い値の抵抗器が必要とされ、これは、レンズキャパシタンスの充電及び放電による焦点合わせ及びズーミング方法の整定時間を増大する。また、前記抵抗器ネットワークを組み込んだ集積回路の増加された面積が、より大きな抵抗器に対して必要とされる。
一般的な態様において、図8aないし8cに示されるのは、本発明とともに使用するのに適したタイプの可変焦点エレクトロウェッティングレンズの例である。前記エレクトロウェッティングレンズは、2つの流体106、107を収容する流体室105を形成するように透明な前部素子103及び透明な後部素子104を用いてシーリングされた毛細管を形成する円柱状の第1の電極102を有する。電極102は、管の内壁に付着された導電性コーティングであってもよい。
2つの流体106、107は、シリコーンオイル又はアルカンのような電気絶縁第1流体106、及び塩水溶液のような導電性第2流体107の形式の2つの非混合流体からなる。前記2つの流体は、好ましくは、前記レンズが、向きと独立に、すなわち前記2つの流体間で重力効果に依存せずに機能するように、等しい密度を持つように構成される。これは、前記第1の流体の構成物質の適切な選択により達成されることができ、例えばアルカン又はシリコーンオイルが、前記塩水溶液の密度と一致するように密度を増加するように分子成分の追加により修正されることができる。
この例における前記流体は、第1の流体106が、第2の流体107の屈折率より高い屈折率を持つように選択される。
第1の電極102は、典型的には1mmないし20mmの内径の円柱である。電極102は、金属材料から形成され、例えばパリレンで形成される絶縁層108によりコーティングされる。前記絶縁層は、典型的には1μmないし10μmの厚さを持つ。前記絶縁層は、前記流体室の円柱壁に対する前記メニスカスの接触角度におけるヒステリシスを減少する流体接触層110でコーティングされる。前記流体接触層は、好ましくは、ポリテトラフルオロエテン(PTFE)のようなアモルファスフッ化炭素から形成される。流体接触層110は、5nmないし50μmの厚さを持つ。第2の流体107による流体接触層110の湿潤性は、好ましくは、第1の電極102と第2の電極112との間に電圧が印加されない場合には、流体接触層110とのメニスカス114の交点の両側において実質的に等しい。
第2の環状電極112は、前記流体室の片側に、この場合には後部素子104に隣接して配置される。第2の電極112は、電極112が第2の流体107に作用するように前記流体室の少なくとも一部に配置される。
2つの流体106、107は、メニスカス114により分離された2つの流体を形成する傾向になるように混和しない。前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧が印加されない場合、流体接触層110は、第2の流体107より第1の流体106に対して高い湿潤性を持つ。エレクトロウェッティングにより、第2の流体107による湿潤性は、第1の電極102と第2の電極112との間の電圧の印加下で変化し、これは、三相線(流体接触層110と2つの流体106、107との間の接触の線)におけるメニスカス114の接触角度111a‐cを変更する傾向にある。メニスカス114の形状は、したがって、印加電圧に依存して可変である。
例えば0Vないし20Vの低電圧V1が電極102と112との間に印加される場合、メニスカス114は、第1の凹状メニスカス形状を採用する。この構成において、第2の流体107において測定されたメニスカス114と流体接触層110との間の初期接触角度111aは、例えば140°である。第2の流体107より高い第1の流体106の屈折率のため、メニスカス114により形成されるレンズは、この構成において比較的高い負の度(negative power)を持つ。
前記メニスカス形状の凹度を減少するために、より高い規模の電圧が、第1の電極102と第2の電極112との間に印加される。図8bを参照すると、中間電圧V2、例えば(絶縁層108の厚さに依存して)20Vないし150Vが、電極102と112との間に印加される場合、メニスカス114は、図8aのメニスカス114と比較して増大された第2の曲率を採用する。この構成において、メニスカス114と流体接触層110との間の中間接触角度111bは、例えば約100°である。第2の流体107より高い第1の流体106の屈折率のため、前記構成におけるメニスカスレンズは、比較的低い負の度を持つ。
凸状メニスカス形状を生じるために、更に高い規模の電圧が、第1の電極102と第2の電極112との間に印加される。図8cを参照すると、比較的高い電圧V3、例えば150Vないし200Vが、前記電極間に印加される場合、前記メニスカスは、凸形状を採用する。この構成において、メニスカス114と流体接触層110との間の接触角度111cは、例えば約60°である。第2の流体107より高い第1の流体106の屈折率のため、この構成におけるメニスカスレンズは、正の度を持つ。
前記流体接触層に対する導電性液体107の接触角度θの変化は、
cosθ=cosθ0+(εV2)/(2γcidf) [2]
ここでθ0は'オフ'状態、すなわち印加電圧無しの接触角度であり、εは絶縁層108の誘電率であり、dfは前記絶縁層の厚さであり、γciは流体106と107との間の界面張力であり、Vは印加電圧である。式[2]は、初期接触角度θ0が存在する場合、すなわち<θ0<180°である場合に有効である。しかしながら、これは、特にPTFEのようなフッ化炭素コーティングに対してはそうでないかもしれない。前記壁と導電性液体107との間の界面張力γwcが、前記壁と絶縁流体106との間の界面張力γwi及び流体/流体界面張力γciの和より大きい場合、前記導電性液体と前記壁との間の薄い油膜の形成は、エネルギ的に好ましい。この場合、前記壁と前記導電性液体との間に直接的な接触が存在しないので、前記接触角度は規定されない。正確な式は、
cosθ=(γwi−γwc)/(γci)+(εV2)/(2γcidf) −1≦cosθ≦1 [3]
である。
cosθ=cosθ0+(εV2)/(2γcidf) [2]
ここでθ0は'オフ'状態、すなわち印加電圧無しの接触角度であり、εは絶縁層108の誘電率であり、dfは前記絶縁層の厚さであり、γciは流体106と107との間の界面張力であり、Vは印加電圧である。式[2]は、初期接触角度θ0が存在する場合、すなわち<θ0<180°である場合に有効である。しかしながら、これは、特にPTFEのようなフッ化炭素コーティングに対してはそうでないかもしれない。前記壁と導電性液体107との間の界面張力γwcが、前記壁と絶縁流体106との間の界面張力γwi及び流体/流体界面張力γciの和より大きい場合、前記導電性液体と前記壁との間の薄い油膜の形成は、エネルギ的に好ましい。この場合、前記壁と前記導電性液体との間に直接的な接触が存在しないので、前記接触角度は規定されない。正確な式は、
cosθ=(γwi−γwc)/(γci)+(εV2)/(2γcidf) −1≦cosθ≦1 [3]
である。
上の場合、項(γwi−γwc)/(γci)は−1より小さい。式[3]は、したがって、特定の閾値電圧の上のみで有効になる。この電圧以下では、前記接触角度は効果的に180°である。
更に、接触角度θ、円柱の内径Rc及びメニスカスの曲率半径Rmの関係は、
cosθ=−Rc/Rm [4]
により与えられる。
cosθ=−Rc/Rm [4]
により与えられる。
したがって、(γwi−γwc)/(γci)が約−1である場合、
Rc/Rm=1−(εV2)/(2γcidf) [5]
であることを見つける。
Rc/Rm=1−(εV2)/(2γcidf) [5]
であることを見つける。
第1のエレクトロウェッティングレンズ41及び第2のエレクトロウェッティングレンズ42に対するRm/Rc値及び視野に関する図6の3つの異なるズーム構成の表が下に示される。表1において、前記値は、無限物体距離における3つの異なるズームレベルに対して与えられる。表2及び3は、どのようにしてこれらの値が各ズームレベルにおいて2つの他の典型的な物体距離に対して変更されるかを示し、表2において第1のレンズ41に対する値を示し、表3において第2のレンズに対する値を示す。
上に記載された典型的な実施例が、単一の高電圧源を使用する2つのエレクトロウェッティングレンズだけの制御を示しているが、記載された原理は、それぞれの変調器回路をそれぞれ持つ2より多い独立に制御可能なレンズに拡張することができることが理解される。
本発明が、エレクトロウェッティングレンズを制御するためにだけ適用可能であるわけではなく、複数の高電圧駆動スキームが必要である他の応用においても利用可能でありうることも理解される。例えば、エレクトロウェッティングダイアフラムのような他のエレクトロウェッティングデバイスが、本発明の制御回路を使用して駆動されることができる。圧電アクチュエータ又はエレクトロルミネセントバックライトのような複数の高電圧駆動信号を必要とする他のデバイスは、本発明とともに使用するのに適しているかもしれない。
他の実施例は、添付請求項の範囲内であると想定される。
Claims (11)
- エレクトロウェッティングレンズに対する制御回路において、
制御可能な電圧供給を生成するドライバ回路と、
前記制御可能な電圧供給を受けるように各々接続され、前記電圧供給から第1及び第2の変調電圧出力をそれぞれ生成するように構成された第1及び第2の電圧変調器と、
少なくとも1つの設定点信号を受信し、その機能として、(i)前記電圧供給を生成するように前記ドライバ回路を制御し、(ii)前記第1及び第2の変調出力を生成するように前記第1及び第2の電圧変調器を制御するように構成されたコントローラと、
を有する制御回路。 - 前記コントローラが、ズーム設定点信号及び焦点誤差信号の形式で設定点信号を受信するように構成される、請求項1に記載の制御回路。
- 前記第1及び第2の電圧変調器が、前記第1及び第2の変調出力を生成するようにパルス幅変調により前記制御可能な電圧供給を変調するように各々構成される、請求項1に記載の制御回路。
- 前記コントローラが、前記ズーム信号及び前記焦点信号の関数として前記エレクトロウェッティングレンズに対する電圧値を決定するルックアップテーブルを有する、請求項2に記載の制御回路。
- 前記第1及び第2の電圧変調器が、前記制御可能な電圧供給を変調するように構成された抵抗器ネットワークを各々有する、請求項1に記載の制御回路。
- 前記コントローラが、
必要とされる前記第1及び第2の変調出力の高い方における又は近い第1のレベルに前記制御可能な電圧供給を設定し、
前記第1のレベルにおける又は近い前記第1の変調電圧出力を生成するように前記第1の電圧変調器を制御し、
前記第1のレベルより低い第2のレベルにおける前記第2の変調電圧出力を生成するように前記第2の電圧変調器を制御する、
ように構成される、請求項4に記載の制御回路。 - 請求項1又は2に記載の制御回路と、
第1のエレクトロウェッティングレンズと、
第2のエレクトロウェッティングレンズと、
を有するカメラモジュールにおいて、
前記第1及び第2の電圧変調器が、前記第1及び第2の変調電圧出力をそれぞれ受信するように前記第1及び第2のエレクトロウェッティングレンズに電気的に接続される、カメラモジュール。 - 前記制御回路が、前記ドライバ回路並びに前記第1及び第2の電圧変調器を制御する制御信号を決定するために前記設定点信号に依存する値を前記コントローラに提供するように構成されたルックアップテーブルを有する、請求項7に記載のカメラモジュール。
- 第1及び第2の電気的に制御可能なレンズを含むカメラの焦点合わせ及び/又はズーム動作を制御する方法において、
設定点信号を受信するステップと、
前記設定点信号に基づいて、前記レンズのそれぞれを制御するのに必要とされる第1及び第2の電圧値を決定するステップと、
少なくとも前記第1及び第2の電圧値の高い方と同じ高さの電圧出力を生成するようにドライバを調節するステップと、
前記第1及び第2の電圧値に対応する第1及び第2の変調電圧出力を前記電圧供給から生成するように第1及び第2の電圧変調器を制御するステップと、
前記第1及び第2の変調電圧出力で前記第1及び第2のレンズをそれぞれ駆動するステップと、
を有する方法。 - 前記第1及び第2の電圧変調器が、パルス幅変調により前記第1及び第2の電圧出力を生成する、請求項9に記載の方法。
- 前記第1及び第2の電圧変調器が、抵抗器ネットワークを用いて前記第1及び第2の電圧出力を生成する、請求項9に記載の方法。
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