JP2009522079A - 体部分の二次元データを修正するための装置、システム及び方法 - Google Patents

Abstract

方法、システム及び一組の命令は、造影剤の無い血管の第１の部分の三次元画像を獲得し、造影剤によって強調された血管の部分の二次元画像を獲得し、三次元画像から、造影剤によって強調されない血管の部分の二次元画像を生成し、そして双方の二次元画像の画像データを結合する。

Description

本発明の実施形態は、例えば、体部分の二次元画像からの画像データを体部分の三次元画像からの画像データで修正することに関する。例えば、本発明の実施形態は、血管造影図によって生成された画像データを例えばコンピュータ断層撮影走査によって生成された画像データと結合し得る。

例えば、血管造影法のような術中の画像処置は、例えば、血管または血管ツリー（ｖｅｓｓｅｌ ｔｒｅｅ）のような体部分の二次元（２Ｄ）画像を生成し得る。例えば、コンピュータ断層撮影、磁気共鳴映像法または他の物理療法によって提供され得るもののような術前の画像処置は、体部分の三次元（３Ｄ）画像を提供し得る。心臓上の処置のための準備において、しばしば、例えば心臓における血管ツリー上のデータのような心臓の３Ｄ画像を研究して、実務者が２Ｄの術中の画像を監察するとき、例えば血管ツリーの３Ｄ構造に気づき得るようにすることが望ましい。

幾つかの実施形態において、システム、方法または装置は、造影剤の無いもしくは造影剤によって強調されない血管の第１の部分の三次元画像を獲得し得、造影剤によって強調される血管の別の部分の二次元画像を獲得し得、三次元画像から強調されるもしくは強調されない部分の二次元画像を生成し得、ここに、二次元画像における強調されない部分の視野は、強調された部分の二次元画像の視野と合致し、そして強調された部分の二次元画像の画像データを強調されない部分の二次元画像からの画像データと結合し得る。幾つかの実施形態においては、血管内に挿入され得るプローブまたは機器もしくはプローブまたは機器の位置は、例えば、修正された画像データに表示され得もしくは表され得る。

幾つかの実施形態においては、三次元画像は、術前期間において取得され得、そして強調された部分の二次元画像は、術中期間において取得され得る。幾つかの実施形態においては、三次元画像及び強調された部分の二次元画像は、術前期間中に取得され得る。

幾つかの実施形態においては、強調された部分の二次元画像を取得するユニットのアングルは、例えば、画像化されている血管または体部分と相対的に記録され得る。幾つかの実施形態においては、該アングルは、例えばＤＩＣＯＭフォーマットに記録され得る。

幾つかの実施形態においては、造影剤から自由であるもしくは造影剤によって強調されない部分の二次元画像を生成することは、強調された部分について取得され得る二次元画像の多くの可能な視野に対応するために必要とされ得る、強調されない部分の多くの二次元画像を生成することを含み得る。幾つかの実施形態においては、１つの画像における血管の強調された部分は、別の画像においては、強調され得ない。

幾つかの実施形態においては、二次元画像は、互いに渡って登録され得る。

本発明の実施形態は、図面と共に為される以下の詳細な説明から一層充分に理解されるであろう。

説明を簡単かつ明瞭とするために、図面に示された素子は、必ずしも正確にまたは寸法通り図示されていない。例えば、幾つかの素子の寸法は、明瞭さのために他の素子に対して、もしくは１つの機能ブロックまたは素子に含まれる幾つかの物理要素に対して誇張され得る。さらに、適切であると考慮される場合には、参照数字は、対応のまたは類似の素子を示すために図の中で反復され得る。さらに、図に示されるブロックの幾つかは、単一の機能に結合され得る。

以下の記載において、本発明の種々の態様が説明される。説明の目的で、本発明の完全な理解を提供するために、特定な構成及び詳細が述べられる。しかしながら、本発明は、ここに提起されるその特定な詳細無しでも実行され得るということも当業者には明白であろう。さらに、良く知られた特徴は、本発明を不明瞭にしないために、省略されるかまたは単純化され得る。種々の例がこの明細書全体を通して与えられる。これらは、単に、本発明の特定の実施形態の説明にすぎない。本発明の範囲は、与えられた例に制限されるものではない。

他に特に述べられない限り、以下の説明から明瞭なように、明細書全体を通して、「処理」、「コンピューティング」、「計算」、「決定」、「比較」、のような用語を用いた説明は、プロセッサ、コンピュータまたはコンピューティング・システム、もしくは同様の電子またはハードウェア・コンピューティング装置の動作及び／または処理に言及しており、その動作及び／または処理は、コンピューティング・システムのレジスタ及び／またはメモリ内の電子量のような物理量として表されるデータを、コンピューティング・システムのメモリ、レジスタまたは他のかかる情報記憶、送信または表示装置内の物理量として同様に表わされる他のデータに変換するか及び／または操作するものである。

幾つかの実施形態においては、用語「造影剤（ｃｏｎｔｒａｓｔ ｍａｔｅｒｉａｌ）が無い」または「造影剤によって強調されない」は、このような用語の普通の理解に加えて、このような造影剤が発見され得る血管の内腔の境界の明らかなまたは目に見えるほど明白な鮮明度を提供するためには不充分である量で造影剤を有するということを意味する。幾つかの実施形態においては、用語「造影剤が無い」は、造影剤が投与されなかったということを意味し得る。

ここに提起されるプロセス及び表示は、任意の特定のコンピュータ、プロセッサまたは他の装置には固有には関係しない。種々のこれらのシステムに対する所望の構造は、以下の記載から現れてくるであろう。さらに、本発明の実施形態は、任意の特定のプログラミング言語、機械コード、等を参照しては記載されない。種々のプログラミング言語、機械コード、等は、ここに説明される本発明の教示を履行するために用いられ得るということが理解されるであろう。本発明の実施形態は、ハード・ディスク、キー上のディスク、または、実行されるときに本発明の実施形態に帰結するまたは履行する機械アクセス可能な命令をその上に記憶している他のメモリ・ユニットのような物品または媒体上に含まれ得る。

図１Ａを参照すると、本発明の実施形態によるプロセッサを有する１つまたは２つ以上の検診及び／または画像化装置の構成要素の概略図が示されている。例えば血管造影のような例えば２Ｄ画像器（ｉｍａｇｅｒ）１００のような例えば画像器または他の画像器のようなデータ収集装置が、例えばＸ線１１１のような２Ｄ画像、または別の画像化物理療法によって提供される２Ｄ画像を得ることができる。例えば、超音波、ＭＲＩまたは同様のもののような２Ｄ画像を発生するための他の処理も可能である。２Ｄ画像器１００には、例えば、Ｃ−アーム１０２が装備され、該Ｃ−アーム１０２上には、Ｘ線１１１の発生源及び例えばソリッドステート検出器のような放射線検出器が搭載され得るか、または、該Ｃ−アーム１０２にはそれが装着され得もしくは他の場合には接続され得る。他の２Ｄ画像検出器も用いられる。幾つかの実施形態においては、患者１０５の関心のある体部分１０７の検診の領域は、Ｃ−アーム１０２の例えば等角点（イソセンタ）に位置付けられ得る。体部分１０７の他の配置も可能である。幾つかの実施形態においては、Ｃ−アーム１０２の位置、及び関心のある体部分１０７の画像器１００によって取得される２Ｄ画像及びＣ−アーム１０２の例えばアングル１０９は、Ｃ−アーム１０２のアングル・レコーダ１０４によって検出されるか及び／または記録され得る。幾つかの実施形態においては、このようなアングル１０９は、２Ｄ画像器１００によって取得される画像と共に「医療におけるディジタル画像化及び通信（ＤＩＣＯＭ）」フォーマットで記録され得、これにより、幾つかの実施形態においては、画像は、画像における体部分１０７と相対的なＣ−アームの位置が既知であり得るように例えばＣ−アーム１０２のアングルとの関連で相関されもしくは記憶される。組織（器官、臓器）または体部分１０７、もしくは別の点または基準と相対的な画像のまたは２Ｄ画像器１００のアングル１０９を取得しかつ記録するための他の手順及びフォーマットも用いられ得る。

幾つかの実施形態においては、例えば２Ｄ画像器のアングルは、１つまたは２つ以上の左前方−傾斜（ＬＡＯ）角または右前方−傾斜角（ＲＡＯ）のような前方−傾斜角、もしくは例えば頭方−尾方角を含み得る。他のアングル（角度）も可能であり、画像がアングル（角度）の組の種々の順列及び組み合せに対して発生され得るように、アングル（角度）の組み合せも可能である。

幾つかの実施形態においては、プローブ１２０が、例えば血管を通して患者１０５内に挿入され得、そしてこのようなプローグ１２０は、撮像されている例えば体部分１０７内に誘導され得る。

装置１０６は、中でも特に、体部分１０７のもしくは関心のある他の領域の画像を含み、記憶し及び／または処理し得る１つまたは２つ以上のコントローラ、プロセッサ１０８及び／またはメモリもしくはデータ記憶ユニット１１０であり得、それらを含み得、もしくはそれらに接続され得る。幾つかの実施形態においては、プロセッサ１０８は、例えば１つまたは２つ以上のディスプレイ１１２システム、スクリーン、プリンタ、もしくは、例えば２Ｄ画像、３Ｄ画像または他の画像のような画像の可視表示を呈示しもしくは発生するための他の装置、に含まれ得もしくはそれらに接続され得る。幾つかの実施形態においては、プロセッサ１０８は、例えばポインタ、キーボードのような入力装置１１４、もしくはユーザが画像器１００を操作しまたは他の場合には画像データ、画像、画像の部分もしくは他のデータを指定し得る他の制御装置であり得、それらに含まれ得、もしくはそれらに接続され得る。

図１Ｂを参照すると、本発明の実施形態による検診及び／または３Ｄ撮像装置の概略図が示されている。幾つかの実施形態においては、体部分１０７の３Ｄ画像は、コンピュータ断層撮影（ＣＴ）走査、磁気共鳴映像法（ＭＲＩ）、または他の画像化物理療法のような３Ｄ画像器１５０によって例えば術前の処置中に取得され得る。３Ｄ画像は、例えば術前の処置期間のような他の時刻において、もしくは例えば術中の処置期間のような幾つかの他の期間において発生され得る。３Ｄ画像は、プロセッサ１０８に連結され得るメモリまたはデータ記憶ユニット１１０に例えば記憶され得る。

図２を参照すると、本発明の実施形態による３Ｄ画像または一連の画像及び１つまたは２つ以上の２Ｄ画像の概念図が示されている。動作もしくは手術において、例えば、医者、撮像技術者または他のユーザのような実務者が、例えば、心臓または心臓の部分または心臓内の血管または体内の他のどこかのような、組織（器官、臓器）、体部分１０７または他の関心のある領域の例えば３Ｄ画像２００を取得し得る。３Ｄ画像２００が取得されて、例えば、記憶ユニット１１０に記憶され得る。ユーザは、また、体部分１０７の２Ｄ画像２０２をも取得し得、そしてこのような２Ｄ画像２０２は、例えばユーザによって選択され得るような、体部分１０７に対する或るアングルで取得され得る。幾つかの実施形態においては、体部分１０７の２Ｄ画像２０２の選択されたアングルもしくは視野は、例えば、組織（器官、臓器）または体部分１０７上に行われている例えば処置中に例えば医者が観察することを望み得る体部分１０７の１つまたは２つ以上の特徴を強調するかもしくは表示するアングルであって良く、もしくはそのようなアングルを含み得る。プロセッサ１０８は、３Ｄ画像２００の画像データに基づくもしくはそこから導出される第２の２Ｄ画像２０４を発生もしくは選択し得、ここに、第２の２Ｄ画像２０４における組織または体部分のアングル、視野または光景は、第１の２Ｄ画像２０２を取得する際にユーザによって選択されたような、組織の光景のアングルまたは視野に整合しているか、類似しているか、もしくは同じである。第２の２Ｄ画像２０４からの画像データのようなデータは、第１の２Ｄ画像２０２を修正するために、もしくは例えば、第１の２Ｄ画像２０２からの画像データを修正するために、追加され得、組み合わせられ得、もしくは他の場合には用いられ得もする。

幾つかの実施形態においては、ユーザは、例えば、特定の血管または体部分が見えるように、または、そうでない場合には、２Ｄ画像器１００によって取得される２Ｄ画像２０２の画像データ内に存在するように、例えばＣ−アーム１０２を、体部分１０７に対して例えば３０°ＲＡＯ−１５°頭方−尾方のアングルでセットすることにより、例えば、心臓、血管または他の体部分の２Ｄ画像を取得するために、血管造影または他の２Ｄ画像器を角度付けし得る。幾つかの実施形態においては、例えば、血管造影のＣ−アーム１０２のアングルのような画像器のアングルは、３Ｄ画像データから計算され得、そしてこのようなアングルは、ユーザが、体部分の観察を最適にするのを許容し得る。幾つかの実施形態においては、体部分の観察の好適なもしくは最適化されたアングルは、例えば、１つまたは２つ以上の観察のエントロピ次元の比較から導出され得る。プロセッサ１０８は、例えば、予め収集された３Ｄ画像２００に基づいて第２の２Ｄ画像２０４を選択もしくは発生し得、ここに、このような第２の２Ｄ画像２０４のアングル、視界または視野は、２Ｄ画像器１００によって取得されていた２Ｄ画像２０２においてユーザが見ている視界と類似しているか、含んでいるか、もしくは同じである。幾つかの実施形態においては、第２の２Ｄ画像２０４に存在する画像データは、例えば、血管造影画像または第２の２Ｄ画像２０４の画像もしくは画像データを高めるために、そうでない場合には修正するために、加えられ得、組み合わせられ得、もしくは用いられ得る。

例えば、血管造影、もしくは血管または血管の部分の他の画像のような２Ｄ画像２０２は、幾つかの実施形態においては、例えば１つまたは２つ以上の心臓の動脈または血管ツリー（ｖｅｓｓｅｌ ｔｒｅｅｓ）の部分の画像データを表示し得、または含み得る。幾つかの実施形態においては、２Ｄ画像２０２は、例えば造影剤（ｃｏｎｔｒａｓｔ ｍａｔｅｒｉａｌ）によって強調される例えば血管の部分の画像データを取得し得る。同じ動脈のまたは動脈の異なった部分の画像データを含み得る３Ｄ画像２００は、動脈の特徴を含み得るかまたは限定し得、もしくは動脈または血管の部分の回りの画像データを含み得、ここに、このような特徴または部分は、造影剤によって強調されなかったかまたは造影剤が無い。幾つかの実施形態においては、２Ｄ画像２０２に明らかでないまたは現れない例えば血管または体部分１０７の特徴または部分は、２Ｄ画像２０４に現れ得る。幾つかの実施形態においては、２Ｄ画像２０２は、２Ｄ画像２０２に現れなかった２Ｄ画像２０４における画像データを含めるよう、２Ｄ画像２０４における画像データの幾つかまたはすべてで、高められ得、補足され得、または組み合わされ得る。例えば２Ｄ画像２０４からの補足の、高められたまたは組み合わせられたデータは、２Ｄ画像２０２における画像器１００によって取得された視界と例えば同じの、整合した、または類似のアングルで観察者に提起され得、もしくは表示され得る。

幾つかの実施形態においては、３Ｄ画像２００及び／または３Ｄ画像２００から発生される２Ｄ画像２０４は、例えば血管造影法で用いられ得る造影剤のような造影剤が無かったもしくは該造影剤によって強調されなかった、例えば閉塞されたまたは相当にまたはそれほどでもなく狭窄された血管または血管ツリーのような例えば特徴を含み得る。幾つかの実施形態においては、造影剤が無い血管の境界を限定し得る３Ｄ画像２００からの画像データは、この出願の提出日に提出されたＡｄｉ Ｍａｓｈｉａｃｈによる、一連の画像における構造をセグメント化するための装置、システム及び方法という名称の米国特許出願に記載されたものと類似の処理を用いて、収集され得、発生され得もしくは導出され得る。上記米国特許出願は、参照によりその全体に渡ってここに組み込まれる。３Ｄ画像２００からの画像データを収集するための他の方法または処理も可能である。

幾つかの実施形態においては、例えばプロセッサ１０８のようなプロセッサは、２Ｄ画像２０４の１つまたは制限された数、もしくは３Ｄ画像２００からの３Ｄ画像を発生し得、そして２Ｄ画像２０４のこのような１つまたは制限された数は、例えば血管造影の例えばＣ−アーム１０２または血管造影のような例えば２Ｄ画像器１００によって２Ｄ画像２０２を取得するために例えば選択され得る１つまたは一連のアングルまたは視界に整合し得、対応し得、またはそれと同様であり得る。２Ｄ画像の１つまたは制限された数は、画像器１００の例えばＣ−アーム１０２の例えばアングルをユーザが選択する時刻またはその時刻の回りで例えば発生され得る。幾つかの実施形態においては、プロセッサ１０８は、例えばＣ−アーム１０２または画像器１００のもう１つの構成要素を位置付ける際に例えばユーザによって選択され得る可能なアングル１０９のすべてまたは多くと整合し得るすべてまたは多くのアングル１０９において３Ｄ画像２００から導出されている２Ｄ画像２００を発生し得、そして例えば記憶し得る。

幾つかの実施形態においては、２Ｄ画像２０４によって修正されるもしくは補足される２Ｄ画像２０２は、２Ｄ画像２０２の代わりにまたはそれに加えて示され得る。幾つかの実施形態においては、２つの２Ｄ画像２０２及び２０４からの画像データは、単一の画像に結合され得る。

幾つかの実施形態においては、プローブ１２０または他の装置のような機器、もしくは血管または血管の部分または体部分１０７に例えば挿入され得るプローブ１２０の位置は、画像器１００によって取得され得る例えば２Ｄ画像２０２に取得され得る。幾つかの実施形態においては、プローブ１２０は、造影剤によって例えば強調されない、もしくは他の理由で２Ｄ画像２０２上に見ることができない、血管または血管の部分のような体部分１０７に置ける位置に挿入され得る。幾つかの実施形態においては、体部分１０７におけるプローブ１２０の位置または場所は、２Ｄ画像２０４において、または２Ｄ画像２０２及び２Ｄ画像２０４からの画像データを組み合わせ得る例えば２Ｄ画像において、現れる血管または体部分に対して決定され得る。

幾つかの実施形態においては、造影剤から自由であり得るまたは造影剤によって強調されない血管の部分は、血管のこのような部分に幾つかまたは任意の造影剤が到達するのを阻止する閉塞に対して末端にある血管の部分であり得るかもしくは含み得る。幾つかの実施形態においては、造影剤から自由であり得るかまたは造影剤によって強調されない血管の部分は、幾つかまたは任意の造影剤が血管の主な部分に達するのをプラークまたは他の物質が阻止する血管の部分であり得、もしくは含み得る。造影剤から自由である血管または血管の部分に対する他の原因も可能である。

図３を参照すると、本発明の実施形態による方法のフローチャートが示されている。ブロック３００において、ＣＴスキャナ、ＭＲＩ、超音波のような例えば３Ｄ画像器、または他の画像器のような画像器が、例えば、血管、組織（器官、臓器）、または管状構造のような体部分の３Ｄ画像を取得し得る。幾つかの実施形態においては、３Ｄ画像は、一連の画像を含み得る。幾つかの実施形態においては、３Ｄ画像は、造影剤のない体部分または血管の画像であり得、もしくはそのような画像を含み得る。幾つかの実施形態においては、血管または体部分は、３Ｄ画像に現れ得る他の物体または組織（器官、臓器）から区分化され得る。幾つかの実施形態においては、３Ｄ画像は、例えば術前の段階中に取得され得、そして３Ｄ画像データは、例えば、データ記憶ユニットに記憶され得る。３Ｄ画像は、他の期間に取得されても良い。

ブロック３０２において、２Ｄ画像は、例えば血管のような例えば体部分について獲得され得る。幾つかの実施形態においては、２Ｄ画像は、例えば患者が手術処置を受けている例えば術中処置期間の間に獲得され得る。幾つかの実施形態においては、このような体部分または血管の２Ｄ画像は、例えば、ブロック３００において３Ｄ画像で取得された体部分または血管の画像と重複し得る。幾つかの実施形態においては、２Ｄ画像で取得される画像を有する体部分または血管は、体内に注入され得るかまたは他に体内に導入され得る、もしくはそうでない場合には体または体部分内に存在し得る、例えば造影剤によって強調され得る。幾つかの実施形態においては、２D画像が取られた視野またはアングル、もしくは、２D画像に現れる体部分の視界の他の指示は、例えば記録され得、もしくはそうでない場合には注目され得る。幾つかの実施形態においては、画像のアングルまたは視野は、画像が取得される時点において、例えばC−アームの位置またはアングルから、もしくは体部分に対する他の画像化構成要素から、導出され得る。幾つかの実施形態においては、２D画像のアングルまたは視野は、２D画像と相関され得るか、またはそうでない場合には２D画像とリンクされ得、そして例えばＤＩＣＯＭフォーマットで記録され得る。他の適切なフォーマットも使用され得る。

ブロック３０４において、１つまたは２つ以上の２Ｄ画像は、ブロック３００で説明された獲得された３Ｄ画像に含まれ得るデータから生成される。幾つかの実施形態においては、３Ｄ画像から生成された２Ｄ画像のアングル、視界または視野は、ブロック３０２で説明された２Ｄ画像における観察のアングル、視界または視野と類似であり得、整合（合致）し得、もしくはその他の場合には、匹敵し得る。幾つかの実施形態においては、視界、アングル、または視野の整合（合致）は、正確な整合（合致）である必要はない。幾つかの実施形態においては、生成された２Ｄ画像は、造影剤によって強調されないもしくは造影剤のない、並びに獲得された２Ｄ画像に現れ得ないもしくは明瞭に現れない、体部分または血管の部分を含み得る。幾つかの実施形態においては、多くの２Ｄ画像は、３Ｄ画像におけるデータから生成され得、そしてこのような２Ｄ画像は、獲得する２Ｄ画像器によって想定され得る可能な視野のすべてまたは多くと整合（合致）し得る。幾つかの実施形態においては、生成された２Ｄ画像は、手術処置中に、またはユーザが獲得された２Ｄ画像を獲得しているときに、例えば実時間で発生され得る。

幾つかの実施形態においては、生成された２Ｄ画像は、獲得された２Ｄ画像の例えば１つまたは２つ以上の点が、生成された２Ｄ画像の１つまたは２つ以上の点と整合（合致）されるように、獲得された２Ｄ画像にまたは獲得された２Ｄ画像に渡って登録され得る。幾つかの実施形態においては、画像の登録は、術前期間におけるようなオフライン・プロセスで行われる。幾つかの実施形態においては、ユーザは、２Ｄ画像器によって取得された１つまたは２つ以上の視界または画像、もしくは取得された２Ｄ画像データで生成されかつ結合された２Ｄ画像を調節し得る。幾つかの実施形態においては、画像の異なった視界または組み合わせがプロセッサによって評価され得、そしてユーザは、特定の血管の最も明瞭なもしくは最高の視界でもって提起され得る。幾つかの実施形態においては、生成された画像は、伸張され、回転され、もしくはそうでない場合には、取得された画像の視界、サイズまたは視野と適合するよう変更されるようにして、修正され得る。

幾つかの実施形態においては、プロセッサは、取得された３Ｄ画像に、血管造影のような２Ｄ画像器に、そして例えばＥＣＧ機械に接続され得る。取得された２Ｄ画像に対する変更をＥＣＧにおける心臓周期に渡って分析することにより、形態学的な変更が、生成された２Ｄ画像に適用されて、生成された２Ｄ画像のシリーズにおいて心臓の動作の模倣を生成し得る。このようなシリーズを生成する１つの方法は、獲得された画像上のマーカを検出し、かつ場所におけるそれらの変更を追跡することであり得、このような変更は、次に、取得された３Ｄ画像に適用されることができて、心臓周期における動作に整合（合致）する生成された画像のシリーズを創成する。

ブロック３０６において、かつ幾つかの実施形態において、獲得された２Ｄ画像からのデータの幾つかまたはすべては、生成された２Ｄ画像からのデータと結合され得る。幾つかの実施形態においては、生成された２Ｄ画像の幾つかまたはすべては、獲得された２Ｄ画像に例えば追加され得るか、または結合され得、そしてユーザには、造影剤によって強調された血管の部分、及び造影剤の無いもしくはこのような造影剤が到達しなかった血管の部分、を示す修正されたもしくは結合された視界が提起され得る。提起され結合されたデータは、ユーザが、プローブまたは他の機器を血管または体部分内にもしくはそれを通して挿入しかつ向けるためのロードマップとして用いられ得る。幾つかの実施形態においては、ユーザは、１つまたは２つ以上の血管もしくは血管ツリーの多数の視界またはロードマップを創成し得る。獲得された２Ｄ画像及び生成された２Ｄ画像からの画像データの他の組み合わせもしくは修正も可能である。例えば、新しい画像が、獲得された及び生成された２Ｄ画像のデータから生成され得る。

幾つかの実施形態においては、機器もしくはプローブは、獲得された２Ｄ画像が獲得される処置中にまたは処置の部分として用いられ得る。プローブは、獲得された２Ｄ画像において可視可能であり得、そして幾つかの実施形態においては、生成された２Ｄ画像は、プローブに対する例えば血管もしくは血管の部分の位置を提起し得、それにより、プローブは、獲得された２Ｄ画像上に見ることができなかった血管の部分に向けられ得る。

本発明の実施形態は、上記で特定的に示してきたもの及び説明してきなものによって制限されるものでないということが当業者には理解されるであろう。むしろ、本発明の少なくとも一実施形態の範囲は、特許請求の範囲によって限定される。

本発明の実施形態によるプロセッサを有した検診及び／または撮像装置の構成要素の概略図である。 本発明の実施形態による検診及び／または３Ｄ撮像装置の概略図である。 本発明の実施形態による３Ｄ画像及び１つまたは２つ以上の２Ｄ画像の概念図である。 本発明の実施形態による方法の実施形態のフローチャートである。

符号の説明

１００ ２Ｄ画像器
１０２ Ｃ−アーム
１０４ アングル・レコーダ
１０７ 体部分
１０８ プロセッサ
１０９ アングル
１１０ メモリもしくはデータ記憶ユニット
１１２ ディスプレイ
１１４ 入力装置
１２０ プローブ

Claims (23)

1. 造影剤の無い血管の第１の部分の三次元画像を獲得し、
   造影剤によって強調された前記血管の第２の部分の二次元画像を獲得し、
   前記三次元画像から前記血管の前記第１の部分の二次元画像を生成し、ここに、前記第１の部分の前記二次元画像における前記第１の部分の視野は、前記第２の部分の前記二次元画像の視野に合致し、そして
   前記第２の部分の前記二次元画像の画像データを前記第１の部分の前記二次元画像からの画像データと結合すること、
   を含む方法。
2. 前記血管の前記第１の部分の前記三次元画像を獲得することは、術前期間における前記三次元画像を獲得することを含み、前記第２の部分の前記二次元画像を獲得することは、術前期間における前記第２の部分の前記二次元画像を獲得することを含む請求項１に記載の方法。
3. 前記血管の前記第１の部分の前記三次元画像を獲得することは、術前期間における前記三次元画像を獲得することを含み、前記第２の部分の前記二次元画像を獲得することは、術中期間における前記第２の部分の前記二次元画像を獲得することを含む請求項１に記載の方法。
4. 前記第２の部分の前記二次元画像を取得する画像器のアングルを記録することを含む請求項１に記載の方法。
5. 前記血管と相対的な２Ｄ画像器のアングルを記録することを含む請求項１に記載の方法。
6. ＤＩＣＯＭフォーマットにおける前記アングルを記録することを含む請求項５に記載の方法。
7. 前記第１の部分の前記二次元画像を生成することは、前記第１の部分の複数の前記二次元画像を生成することを含み、前記第１の部分の前記複数の二次元画像の少なくとも１つは、前記第２の部分の前記二次元画像の可能な視野に対応する請求項１に記載の方法。
8. 前記第２の部分の前記二次元画像と共に前記第１の部分の前記二次元画像を登録することを含む請求項１に記載の方法。
9. 前記第１の部分に配置された機器の位置を表示することを含む請求項1に記載の方法。
10. 前記第２の部分の前記二次元画像の画像データを前記第１の部分の前記二次元画像からの画像データと結合することから帰結する画像データを表示することを含む請求項1に記載の方法。
11. 造影剤の無い血管の第１の部分の三次元画像を獲得し、
    造影剤によって強調された前記血管の第２の部分の二次元画像を獲得し、
    前記三次元画像から前記血管の前記第１の部分の二次元画像を生成し、ここに、前記第１の部分の前記二次元画像における前記第１の部分の視野は、前記第２の部分の前記二次元画像の視野に合致し、そして
    前記第２の部分の前記二次元画像の画像データを前記第１の部分の前記二次元画像からの画像データと結合するためのプロセッサを含むシステム。
12. 前記血管の前記第１の部分の前記三次元画像を獲得することは、術前期間における前記三次元画像を獲得することを含み、前記第２の部分の前記二次元画像を獲得することは、術前期間における前記第２の部分の前記二次元画像を獲得することを含む請求項１１に記載のシステム。
13. 前記血管の前記第１の部分の前記三次元画像を獲得することは、術前期間における前記三次元画像を獲得することを含み、前記第２の部分の前記二次元画像を獲得することは、術中期間における前記第２の部分の前記二次元画像を獲得することを含む請求項１１に記載のシステム。
14. 前記プロセッサは、前記第２の部分の前記二次元画像を取得する画像器のアングルを記録するためにある請求項１１に記載のシステム。
15. 前記プロセッサは、前記血管と相対的な２Ｄ画像器のアングルを記録するためにある請求項１１に記載のシステム。
16. 前記プロセッサは、ＤＩＣＯＭフォーマットにおける前記アングルを記録するためにある請求項１５に記載のシステム。
17. 前記第１の部分の前記二次元画像を生成することは、前記第１の部分の複数の前記二次元画像を生成することを含み、前記第１の部分の前記複数の二次元画像の少なくとも１つは、前記第２の部分の前記二次元画像の可能な視野に対応する請求項１１に記載のシステム。
18. 前記プロセッサは、前記第２の部分の前記二次元画像と共に前記第１の部分の前記二次元画像を登録するためにある請求項１１に記載のシステム。
19. 前記プロセッサは、前記第１の部分に配置された機器の位置を表示するためにある請求項１１に記載のシステム。
20. 前記プロセッサは、前記第２の部分の前記二次元画像の画像データを前記第１の部分の前記二次元画像からの画像データと結合することから帰結する画像データを表示するためにある請求項１１に記載のシステム。
21. 実行されたとき、
    造影剤の無い血管の第１の部分の第１の三次元画像を獲得し、
    造影剤によって強調された前記血管の第２の部分の二次元画像を獲得し、
    前記第１の三次元画像から前記血管の前記第１の部分の第２の三次元画像を生成し、ここに、前記第１の部分の前記第２の三次元画像における前記第１の部分の視野は、前記第２の部分の前記二次元画像の視野に合致し、そして
    前記第２の部分の前記二次元画像の画像データを前記第１の部分の前記第２の三次元画像からの画像データと結合すること、
    に帰結するコンピュータ読取り可能な命令を記憶している物品。
22. 前記命令は、さらに、前記第２の部分の前記二次元画像と共に前記第１の部分の前記第２の三次元画像を登録することに帰結する請求項２１に記載の物品。
23. 前記命令は、さらに、前記第１の部分に配置された機器の位置を表示することに帰結する請求項２1に記載の物品。

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