JP2009520281A - 知的財産ポートフォリオ管理の方法及びシステム - Google Patents
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Abstract
知的財産(IP)を管理する方法及びシステム。IP資産(106)のIPファイリングが、コンピュータスクリーン上の表示マトリクス(102)に表示される。IPファイリングのステータスが、表示マトリクス(102)を通じて示される。IPファイリングのファイリング指示、又はIPファイリング価値の手続処理指示が、表示マトリクス(102)を通じて取得される。
Description
本発明の分野は、知的財産を管理する方法及びシステムである。知的財産のステータスを含めて、知的財産のデータが、表示マトリクスとしてコンピュータスクリーン上に表示される。知的財産のファイリング(出願/申請)指示(filing instruction)又は手続処理指示(prosecution instruction)が、表示マトリクスを通じて得られる。
国内特許ファイリング及び/若しくは外国特許ファイリングを、ファイリングする決定又は続ける決定は、特に大きな会社ほど、2人以上の関係者の入力を必要とすることが多い。このような関係者には、たとえば、特許顧問、発明者、及び事業のグループのマネージャが含まれ得る。ファイリングの決定又は維持の決定を行う必要性は、通例、個々の事件の期限がきっかけとなる。例示の状況には、1)翌月や次の四半期等、今後の或る期間中に維持料支払い期日を有するすべての特許のリストが、意志決定者へ送信され、意志決定者が応答できるようになっている;2)決定を行う必要がある時点よりも前の或る時点において、決定が必要とされていることが意志決定者に通知される。たとえば、最先のファイリング日から1年経過日の2ヶ月前に外国ファイリングの決定が必要とされる;又は、3)ファイリングの審査を請求する決定の要求も、いくつかの国では時間依存である、が含まれる。
要求は、個々の発明又はすべて同じ期限を有する一群の発明について行われるが、優先権又は事業の利益によって関連付けられる他の事件に関する情報は、これらの要求には一般に含まれていない。これらの要求は、通例、代理人(法律事務所、社内特許グループを含む)が適切な行動を完了できるように意志決定者に対して行われる。場合によっては、意志決定者が、決定を行う前に組織の他の人々からの入力を得るために同様の要求を発送する。このように、現在のシステムでは、決定は、目先の期限を満たすように(おそらく慌てて)行われ、要求において提供される情報は、特定の事件に限られたものである。
知的財産ファイリングを、ファイリング及び維持すべき場合を判断するための意思決定プロセスを改善することが必要とされている。また、意思決定プロセス中に情報を交換する方法を改善することも必要とされている。
本発明の全般的な目的は、知的財産の管理を改善することである。
本発明のより具体的な目的は、上述した1つ又は複数の問題を克服することである。
本発明の全般的な目的は、知的財産の管理を改善することである。
本発明のより具体的な目的は、上述した1つ又は複数の問題を克服することである。
本発明の全般的な目的は、少なくとも部分的には、知的財産(IP)を管理する方法を通じて達成することができる。本方法は、コンピュータスクリーン上の表示マトリクスにIP資産のIPファイリングを表示するステップを含む。IPファイリングのステータスが、表示マトリクスを通じて示される。本方法は、さらに、IPファイリングについて、ファイリング指示及び手続処理指示から成る群から選択される指示を、表示マトリクスを通じて取得する。加えて、本方法は、維持指示を取得することができる。
本発明は、さらに、知的財産(IP)を管理する別の方法を包含する。本方法は、コンピュータスクリーン上の表示マトリクスにおいてIP資産のIPファイリングを閲覧するステップと、IPファイリングのうちの1つについて、ファイリング指示及び手続処理指示から成る群から選択される指示を、表示マトリクスを通じて提供するステップとを含む。
本発明は、さらにまた、知的財産(IP)を管理する方法を包含する。本方法は、IPポートフォリオのIP資産をコンピュータスクリーン上の表示マトリクスに表示するステップと、IP資産のうちの1つについて或る地域におけるIPファイリングを表示するステップと、IPファイリングのファイリングアセスメントを求めるステップと、ファイリングアセスメントを表示マトリクスを通じて示すステップと、IPファイリングの指示を取得するステップとを含む。
また、本発明は、知的財産(IP)を管理するためのシステムも包含する。このシステムは、2つ以上のユーザインターフェースを含むネットワークと、IP資産についての情報を記憶するデータベースとを備える。このシステムは、2つ以上のユーザインターフェース上の閲覧用のブラウザ内に表示マトリクスを作成するためのコードを含むソフトウェアをさらに備える。表示マトリクスは、第1の軸に沿ってIP資産をリスト(掲載)すると共に、第2の軸に沿って地域をリストするテーブルを含む。このテーブルは、第1の軸に沿ったIP資産及び第2の軸に沿った地域と対応して位置合わせされたセルを含む。このセルは、対応して位置合わせされた地域におけるIP資産のIPファイリングを表す。
本発明の方法は、記憶データにリンクされているウェブページ、ウィンドウ、フォーム等、コンピュータスクリーン上の様々な表示を提供するシステムを使用して実施することができる。データは、表示にリンクすることができる任意のフォーマットで記憶することができる。リレイショナル(関係型)データベース等のいくつかのフォーマットは、一定の利点を提供するが、使用することができるデータストレージの他の非限定的な例には、フラットファイル、スプレッドシート、フォーマット済みテキストファイル、XMLファイル、及び非関係型データベースが含まれる。システムは、これらのデータストレージフォーマット及び/又は他のデータストレージフォーマットの任意の組み合わせを使用することができる。本発明の一実施の形態では、表示マトリクスは、ポートフォリオにグループ化されたすべてのIP資産及びIPファイリングのステータスを示し、すべての関連するIP資産及びファイリングのステータスを考慮して、ファイリングの決定及び維持の決定を行うことができるようにする。表示マトリクスは、IP資産、たとえば発明に対応する、IPファイリングのグループが、たとえば特許ファイリング行に表示され、ファイリングの国又は広域官庁(regional office)(「地域」と総称する)が列に示されるテーブルを含むことができる。本方法は、国及びIP資産をアセス(assess)又は評価する方法、並びに、これらの評価を表示マトリクスに示して使用する方法も含む。ユーザがウェブページと対話(クリック又はタイプ)しているときに、入力がデータベースに記録され、表示マトリクスは、個々のIPファイリングの新しい情報及びステータスを反映するように、望ましくは自動的に更新される。記録された入力は、代理人が完了する行動として記録される前に最終承認を得るために意志決定者に指示として提供することもできるし、行動を行うために代理人に直接提供することもできる。本発明の方法及びシステムによって、IPポートフォリオを管理する革新的な手法が可能になる。現在のデータが表示されるので、ユーザは、ポートフォリオの定期的なレビューをスケジューリングすることができ、ポートフォリオ全体について一組の一貫した入力(指示)を一度に提供することができる。
本発明の他の変形形態は、国のリストをポートフォリオに関連付ける方法及び、個々のポートフォリオについて国を異なって優先順位付けすることができるように国を評価する手段を含む。また、ステータスのほかに各IPファイリングの他のデータも、マトリクスに表示して、当年の予想コスト、今後の存続期間のコスト、これまで負担した実際のコスト、維持年数(age)、最大維持年数、ファイリングのタイプ等の追加情報を提供することができる。
システムに含まれる各IPファイリングについての情報は、或る形式(たとえば、書面又は電子的なもの)で記録される。本明細書における電子的なものは、媒体(テープ、ディスク、CD、DVD等)に記憶することができると共に、PC、サーバ、メインフレーム等からアクセス可能な任意のタイプのファイルを意味する。少なくとも、この情報は、各国の各IPファイリングのステータス(係属中、登録付与(granted)、満了、審判、放棄、拒絶等)を含む。システムをさらに有用なものとするために、各IP資産及び/又は各IPファイリングについての追加情報を記憶して使用することができる。このようなデータには、ファイリングのタイプ、他のファイリングとの関係(たとえば、分割、一部継続、優先権等)、様々な日付(たとえば、ファイリング、登録付与、公開、満了等)、発明者のリスト、名称、要約等が含まれるが、これらに限定されるものではない。
IP資産及びIPファイリングは、システムプロバイダ及び/又は顧客すなわちユーザによって定義されるIPポートフォリオにグループ化される。或るエンティティがこのシステムを内部で作成及び/又は使用することを引き受けているとき等は、システムプロバイダ及び顧客又はユーザは、同じエンティティである場合がある。或いは、システムプロバイダは、内部で且つ/又は自身の各顧客/クライアントに対応する際にシステムを使用する法律事務所、発明者、又は企業にシステムを提供するサービス会社又はコンサルタントの場合がある。したがって、単一の識別フィールド(ID)のみから構成することができる各IPポートフォリオの記録も存在するが、通例、記録は、ID及び名称等のより多くの情報を含む。もちろん、IPポートフォリオに関する他のデータも記録することができる。たとえば、IPポートフォリオは、システムが単一又は複数のクライアントのあらゆる経営構造に適応可能であるように、リレイショナル構造に編成することができる。IP資産は、顧客の定義及び要件に適するように所望のIPポートフォリオに関連付けられる。
本発明を展開するのに、様々なシステムを使用することができる。手動ペーパシステム(manual paper system)を作成して維持することができるが、このシステムは、多くの労力及び費用を要し、誤りを検出するのが困難であり、発明の最小セット以外のものについて、十分な応答時間を有しない。異なるユーザ間で同じファイル(複数可)を送ることによって、又は、複数のユーザに、サーバ上で同じファイル(複数可)にアクセスさせることによって、テキスト文書、スプレッドシート、データベース、又はそれらの組み合わせ等の電子ファイルが共有されるシステムを使用することができる。別の実施の形態では、システムは、ユーザインターフェースとして機能するウェブページと、データベースとを備える。このシステムは、卓越したアクセス性、セキュリティ、応答時間、及び異なるデータベース、電子メール等の他のシステムと統合するための柔軟性、並びに、特定のクライアントのニーズを満たすためのシステムのカスタマイズを提供する。代理人への入力及び指示は、システム内又はシステム外において、様々な方法(たとえば、電話、手紙、ファックス、電子メール)で取り込むことができる。
本発明の方法及びシステムは、特許出願以外に他のデータの表示も包含する。マトリクスは、あらゆる財産(特許、商標、製品、サービス、可能な取得物(possible acquisition)、プロジェクト等)のステータスを、国、地理的地域、市場区分、企業グループ化等に関連させて示すのに容易に使用することができる。
本明細書で使用される場合、「IP資産」という用語への言及は、たとえば、発明、商標若しくはサービスマーク、又は著作者の原作品等の知的財産の根拠となる対象を指す。本明細書における「IPファイリング」への言及は、或る地域においてIP資産を特許し、登録し、又は別の方法で保護するための実際のファイリング機会又は可能性のあるファイリング機会を指す。
本明細書で使用される場合、「地域」という用語は、IP資産を保護するためのファイリングを受理するためのシステムを所定の場所に有する国、又は、特許協力条約の官庁若しくは欧州特許庁等の、複数の国の機関を指す。
本明細書で使用される場合に、「指示」という用語への言及は、指令だけでなく推奨も含む。
本明細書で使用される場合、「地域」という用語は、IP資産を保護するためのファイリングを受理するためのシステムを所定の場所に有する国、又は、特許協力条約の官庁若しくは欧州特許庁等の、複数の国の機関を指す。
本明細書で使用される場合に、「指示」という用語への言及は、指令だけでなく推奨も含む。
本発明は、知的財産(IP)を管理する方法及びシステムである。本方法及びシステムは、異なる国及び地域におけるIPファイリング(出願)を管理するのに特に有益である。本発明は、本明細書では、発明、特許出願、及び特許に言及して説明されるが、本発明が、このうちの1つのタイプの知的財産に限定されるように意図されていないことが当業者には理解されるであろう。本発明の方法及びシステムは、たとえば、商標や著作権等の他の知的財産にも適用することができる。
本発明の一実施形態では、表示マトリクスが、コンピュータスクリーン上のブラウザウィンドウに提供される。この表示マトリクスは、望ましくは、IPポートフォリオにグループ化されたすべてのIPファイリングのステータスを表示する。表示マトリクス及びそれによって情報によって、ファイリングの決定及び維持の決定を、すべてのポートフォリオの発明及びファイリングのステータスを考慮して行うことができるので、より多くの情報に基づき且つ効率的なファイリングの決定及び維持の決定が可能になる。表示マトリクスは、望ましくは対話型であり、システムユーザが情報及び指示を入力すると、システムは、入力されたデータを記録し、新しい情報を反映するように表示マトリクスを更新する。記録された入力は、最終承認を得るために意志決定者へ指示として提供することができる。本発明のシステム及び方法によって、特許ポートフォリオ又は他のIPポートフォリオを管理する革新的な手法が可能になり、現在のデータが表示されるため、ユーザは、ポートフォリオの定期的なレビューをスケジューリングすることができ、IPポートフォリオ全体についての一組の一貫した入力、たとえば指示を一度に提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態による知的財産を管理する方法を包括的に示すフロー図である。ステップ20において、複数のIP資産が、1つ又は複数のIPポートフォリオにグループ化される。IPポートフォリオは、システムプロバイダ又はIP資産所有者によって定義される。IP資産は、望ましくは、リレイショナル構造に編成され、システムは、単一のクライアント又は複数のクライアントのあらゆる経営構造に適応可能である。IP資産は、ユーザの定義及び要件に適するように所望のIPポートフォリオに関連付けられる。IPポートフォリオは、技術、製品ライン、市場区分、又は他の任意のシステムによって、ユーザ要件に編成することができる。高い頻度で、単一のIP資産に関連付けられるすべてのIPファイリングは、同じIPポートフォリオ内に含まれる。しかしながら、複雑な経営構造又は複数のクライアントを有するシステムでは、1つのIP資産から生じた複数の異なるIPファイリングを異なるIPポートフォリオに分離することが必要な場合がある。これは、そのIP資産を2つ以上のIPポートフォリオに含めることによって行うことができる。
ステップ22において、IPポートフォリオのうちの1つ又は複数のIP資産のそれぞれについてのうちの1つ又は複数のIPファイリングが、利害関係者によるレビューのために表示される。本発明の一実施形態では、IPファイリングは、望ましくはコンピュータスクリーン上の表示マトリクスに表示される。表示マトリクスは、以下でより詳細に解説するが、所与のIPポートフォリオのシステムにおけるIPファイリングの記録を使用して生成される。表示マトリクスは、たとえばMicrosoftやNetscape等から入手可能なブラウザを使用して表示することができ、各IPファイリング又は各IP資産についてのより詳細な内容を提供するリンクを含む。たとえば、IP資産のタイトルをクリックすることによって、ファイリング当初の(original)開示に関してデータベースに記憶されているさらに詳細な内容を提供する新しいブラウザページがオープンし、又は、新しいブラウザページは、ファイリング当初の開示若しくはその画像をオープンすることができる。別のリンクは、任意の登録付与された特許及び/又は公開公報に、米国特許商標庁のウェブサイト又は他の国の特許庁からの同等のウェブサイトから直接アクセスするのに使用することができる。
ステップ24において、IPファイリングのうちの1つ又は複数のステータスが、表示マトリクスを通じて示される。本発明の方法及びシステムは、意志決定者に容易にアクセス可能なより多くの情報、特に、関連したIPファイリング及びIP資産についての情報によって、IPファイリングに関する推奨及び/又は決定を効率的に行うことができるように、グループ化されたIP資産のIPファイリングのステータス情報を収集して提供する。表示マトリクスを通じて提供されたステータス情報は、可用性ステータス(IPファイリングが利用可能であるかどうか)、ファイリングステータス(IPファイリングがファイリングされたかどうか)、係属ステータス(IPファイリングがファイリングされ、まだ係属しているかどうか)、発行ステータス(IPファイリングが発行されたかどうか)、権利行使可能性(enforceability)ステータス(発行されたIPファイリングが、たとえば、すべての必要な維持手数料、年金、又は更新手数料の支払いによって権利行使可能かどうかどうか)、及びそれらの組み合わせを含むことができる。IPファイリングのうちの1つ又はそれぞれの価格見積もり等、他の情報も、表示マトリクスを通じて表示することができる。IPポートフォリオ、IPファイリング、並びに/又は個々の地域についてのユーザの予算計上されたIP支出及び/若しくは見積もりの若しくは実際の全IP支出も、表示マトリクスを通じて表示することができる。従来の指示及びそれらの指示のステータスも表示することができる。
ステータスは、異なる色、シンボル、パターン、陰影、縁取り、及びそれらの組み合わせ等を使用して、多数の方法で表示マトリクスに容易に示すことができる。ユーザが表示マトリクスと対話するときに、音声等の他の様々な技法を使用することができる。また、各IPファイリングのステータス情報は、IPファイリングのステータスのあらゆる変化の際に、望ましくは自動的に更新される。たとえば、発行されたIPファイリングを取り下げる指示又は係属中のIPファイリングを放棄する指示は、表示マトリクス内の対応するセル周囲の赤色の破線の縁取りによって示すことができる一方、セルの塗りつぶしの色は、ファイリングの現在の実際の状態を引き続き示す。指示が承認された後、縁取りは、実線の赤色に変化する。最後に、指示が実行された後、セルの塗りつぶしの色は、IPファイリングが取り下げられるか又は放棄されることを示すために赤色に変化する。
ステップ26において、1又は複数のIPファイリングの指示についての要求が、複数人の利害関係者に対して行われる。この指示は、行う必要がある様々な決定を伴うことができ、多くの場合、IP資産の特定のファイリングをファイリングすること(たとえば、IPファイリング)等に関連したファイリング指示、又は、ファイリング済みのファイリングにおいて行う必要がある決定等に関連した手続処理指示である。ファイリング指示及び/又は手続処理指示に加えて、維持指示の要求も行うことができる。維持指示は、年金又は税金等、継続的な維持手数料を支払うことに関する決定に関係し得るものである。本発明の一実施形態では、この要求は、IPファイリングの色の変化又は点滅するインジケータ等、表示マトリクスに表示される適切なIPファイリング(複数可)のシグナルを通じて行うことができる。代替的には、この要求は、電子メールやインスタントメッセージ等の電子通信を利害関係者へ自動的に送信することによって、コンピュータシステムによって通信することができる。このような電子要求の生成及び送信はオプションであり、ユーザが規則正しく表示マトリクスをレビューすることに頼ることができる場合には必要でない場合があるが、電子要求は、指示が必要とされることを利害関係者に通知して思い出させるのに特に有用である。
ステップ28において、IPファイリングの指示、たとえばファイリング指示又は手続処理指示が表示マトリクスを通じて取得される。望ましくは、指示を与えた利害関係者が、表示マトリクスのリンクを通じて指示を電子的に入力する。本発明の一実施形態では、望ましくは指示が関連付けられている対応するIPファイリングによって識別されるリンクを選択することによって、新しいブラウザウィンドウがオープンして、指示が受け取られる。利害関係者は、指示、たとえば、ファイリング、放棄、若しくは維持手数料の支払いを選択するか又は別の方法で入力する。ブラウザウィンドウは、オプションとして、指示の説明又はサポートに望ましい追加情報を含む注釈をタイプするためのエリアを含む。
本発明の一実施形態では、取得された指示は、オプションとして、ステップ30において、別の利害関係者へ自動的に転送される。たとえば、コンピュータシステムは、最終的な意志決定者若しくはIP弁理士のような指示に従う者、又は、IPポートフォリオに関連付けられているすべてのユーザへの、指示が行われたことの電子メールメッセージを生成することができる。また、システムは、他のIPポートフォリオに関連付けられたユーザが、元の管理関係者によって取り下げられたIPファイリングを行う選択肢を有する等のために、それらのユーザが関心を持ち得るIP資産及び/又はIPファイリングに関するメッセージを受信することを可能にすることもできる。追加指示及び/又は承認のステップを使用する他の実施形態では、システムは、このようなステップのいずれか又はすべてが完了したときに自動メッセージを作成して、適切な関係者に情報を与えることができる。
本発明の方法及びシステムは、オプションとして、複数のポートフォリオ、複数のユーザ、複数の事業グループ、複数のクライアント等にわたる意思決定の一貫性を改善するためのうちの1つ又は複数の評価尺度を含むことができる。IP資産及び/又はIPファイリングの評価は、指示を決定して提供する際の情報支援として、表示マトリクスを通じて表示することもできるし、別の方法で示すこともできる。本発明の一実施形態では、本方法は、1つ又は複数のIP資産について、事業利益又は法的利益のうちの少なくとも一方を評価することを含む。事業利益は、概説すれば、所有者の事業に対するIP資産の相対的な重要度、すなわち利益である。IP資産は、IP資産の事業利益をアセスするための、IP資産所有者に知られている様々なファクタ及び代替的なファクタに従って、1人若しくは複数人のシステムユーザ、1つ若しくは2つ以上の事業グループ、及び/又は他の関連のある関係者が評価することができる。IP資産が重要で且つ価値のあるものであるのか、重要な技術若しくは基本的な技術であるのか、又はわずかな改良若しくは漸進的な改良であるのかは、事業利益の評価値に影響を与えることができるか、又は事業利益の評価値を求めることができるファクタの例である。法的利益は、概説すれば、多くの場合はIP弁護士やIP管理者等によってなされるIP資産の法的アセスメントである。法的利益評価に影響を与えることができる又は法的利益評価を求めることができるファクタの例には、特許請求の範囲の広さ、初期ファイリングが防衛的な公開としてのものであったか否か、並びに/又は、異議、審判、及び再審査を含むファイリング経過の範囲が含まれる。本明細書で提供される教示に従う当業者には理解されるように、法的利益を求めるのに使用されるファクタは、事業利益を評価する際にも使用される可能性があり、またその逆の可能性もあるので、事業利益及び法的利益を評価するか又は求めるのに使用されるファクタには重なる部分が存在する可能性がある。
本発明の別の実施形態では、事業利益及び法的利益は、1つ又は複数のIPファイリングについてのファイリングアセスメントを求めるのに使用される。ファイリングアセスメントは、特定のIP資産の国際的なファイリングの範囲を提案するのに使用することができる。IPファイリングのファイリングアセスメントは、そのIP資産の特定の地域における一般的なファイリング利益と、そのIP資産の事業利益及び/又は法的利益とに応じて求められる。地域についてのファイリング利益は、たとえば、その地域の潜在的な市場価値又は実際の市場価値、その地域の競争アセスメント、その地域の法律制度アセスメント、及びそれらの組み合わせ等のパラメータを考慮すること等による様々な方法で求めることができる。IPファイリングを取得し且つ/又は維持するための相対コストも、特定の地域におけるファイリング利益を求める際に考慮することができる。IPファイリングのファイリングアセスメントは、望ましくは、ファイリングの決定及び/又は手続処理の決定を行うのを援助するために表示マトリクスを通じて示される。本発明のこのようなすべての評価尺度は、連続的なもの又は増分するものとすることができ、様々な重み付け係数及び/又は様々な重み付けアルゴリズムを、優先順位又は全体のスコアを計算するのに使用することができる。当該技術分野で既知のように、ユーザは、スプレッドシート、データベース、テキストファイル等の様々なファイルにこのようなデータを直接入力することもできるし、このようなデータは、ウェブページ、又は、データストレージファイル若しくはデータストレージシステムにリンクされているフォームに入力することもできる。
図2〜図8は、本発明の一実施形態の方法を実施するコンピュータシステムを示すスクリーン表示である。図2は、ポートフォリオ選択表示スクリーン50を示し、このポートフォリオ選択表示スクリーン50は、システムユーザのIPポートフォリオ55をリストする。図示される特定の実施形態では、5つのIPポートフォリオ55が、ドロップダウンボックス52に示すように技術部門によって管理され、ドロップダウンボックス54に示すようにプロセス技術に関連付けられている。ドロップダウンボックス52及びドロップダウンボックス54を使用して、システムユーザは、他の技術若しくは産業の他のIPポートフォリオ又は他のグループ若しくは部門によって管理される他のIPポートフォリオのリストを閲覧するための他のポートフォリオ選択スクリーンに容易にジャンプすることができる。本明細書で提供される教示に従う当業者には理解されるように、IPポートフォリオの個数及びIPポートフォリオの編成は、システムユーザのニーズに従って変化する可能性がある。
各IPポートフォリオ55について、スクリーン50は、そのIPポートフォリオ55がレビューされた最後の日付56を表示する。これは、次回の決定のためにIPポートフォリオ55のうちの1つをオープン及びレビューすることをユーザに思い出させるのに望ましい場合がある。日付56は、オプションとして、5カ月以上等の特定の期間が経ってもレビューが行われなかったことを示すために、赤色等の色に変化することができる。また、IPポートフォリオ55のそれぞれについて、システム内で対象となるさらに別の表示スクリーンにリンクするための複数のナビゲーションボタンが存在する。各IPポートフォリオ55について、国ランクボタン58、表示マトリクスボタン60、及びレビュー推奨ボタン62が存在する。国ランクボタン58は、図3によって表される表示スクリーンにリンクしている。表示マトリクスボタン60は、図4によって表される表示スクリーンにリンクしている。レビュー推奨ボタン62は、図8によって表される表示スクリーンにリンクしている。
ユーザは、国ランクボタン60のうちのうちの1つをクリックするか又は別の方法で選択して、図3の対応する表示スクリーン70をオープンする。表示スクリーン70を通じて、システムは、IPファイリングのファイリングが提案される複数の地域のランキング情報を受け取る。表示スクリーン70は、事業利益に従って評価される複数の地域のリスト72を含む。各地域(地域1〜24)の事業利益は、その地域の市場価値及び競争アセスメントに従って評価される。市場価値は、たとえば、ドロップダウンボックス74を使用して1〜10の数字目盛で入力することができる。同様に、競争アセスメントは、ドロップダウンボックス76を通じて同じ目盛を使用して評価することができる。以下でさらに解説する4点数字目盛等の変形も利用可能であり、その地域の評価値をより正確に区別するのに好ましい場合がある。
競争アセスメント評価列の右に示される残りの列はロックされており、スクリーン70を通じてユーザによって入力されるものではない。これは、システムに関連付けられたデータベースに含めることができる追加情報の一例であり、IPポートフォリオの性質に従って変化しない地域固有の情報である。このような情報は、地域を比較するのに有用なアセスメントを含むことができ、地域を比較するのに有用な法的問題及び他の情報を要約することができる。たとえば、本発明の一実施形態による法律制度アセスメント78は、発行された特許を権利行使するためのその地域の特許制度及び/又はその地域の法廷制度の強さ等、地域の一般の法律制度に従って評価され、特定のIP資産からは独立している。法律制度アセスメント評価は、望ましくは、法律の専門家によって行われるのに対して、市場価値評価及び競争アセスメントは、望ましくは、IPポートフォリオを管理する事業グループの管理者又は他のメンバーによって行われる。図3に示す特定の実施形態では、法律制度アセスメントは、4点目盛を使用して行われ、「10」は好ましいファイリング地域を示し、「7」は平均的なファイリング地域を示し、「4」はあまり好ましくないファイリング地域を示し、「1」はその地域でのファイリングが推奨されないことを示す。リストの各ファイリング利益値80は、図示される実施形態では、ボックス74の対応する市場価値評価、ボックス76の対応する競争アセスメント評価、及び対応する法律制度アセスメント評価78を乗算することによって求められる。表示スクリーン70は、IPポートフォリオスクリーン50に戻るためのナビゲーションボタン82、並びに、上述したマトリクスボタン60及びレビュー推奨ボタン62も含む。
本発明の図示される実施形態での地域のファイリング利益値80は、対応するIPポートフォリオを全体として評価することによって各IP資産について一括して達成される。各IPポートフォリオのIP資産が包括的に関連付けられているとき、ファイリング利益値80を各IP資産に適用して、個々のIPファイリングのファイリングアセスメントを求めることができる。このように、ユーザは、各IP資産について地域ごとに別個にファイリング利益評価をアセス及び入力する必要はなく、それによって、ユーザの時間が節約される。本発明の別の実施形態では、各地域のファイリング利益は、IP資産ごとに個々に入力される。
スクリーン50又はスクリーン70のいずれかのナビゲーションボタン60を選択又はクリックすることによって、図4の表示スクリーン100がオープンするか、又はユーザが表示スクリーン100に導かれる。図4は、本発明の一実施形態による表示マトリクス102を示している。
表示マトリクス102は、第1の軸108に沿ってIPポートフォリオのIP資産106をリストしたテーブル104を含み、第1の軸108は、テーブル104の縦方向のy軸である。テーブル104は、第2の軸109に沿って複数の地域110をリストし、第2の軸は、テーブル104の横方向のx軸である。地域110のそれぞれは、特許、発明証(invention certificate)、登録等のファイリングをファイリングすること(すなわち、IPファイリング)が利用可能である国又は他の組織されている地域である。PCT、EPO、EA、OA、及びAP等の広域官庁は、本発明の方法及びシステムの範囲内では個々の国と同じに扱うことができる。テーブル104は、第1の軸108のIP資産106及び第2の軸109の地域110と位置合わせされると共にそれらの交点に配置された複数のセル112を含む。各セル112は、対応して位置合わせされた地域110における、対応して位置合わせされたIP資産106のIPファイリングであるか、又は、そのIPファイリングを表す。理解されるように、様々な構成及び代替的な構成が、特に、特定のクライアントのニーズに応じて、本発明による表示マトリクスに利用可能である。たとえば、図4では、IP資産は行として示され、地域は列として示されているが、これらは、もちろん交換することができる。
本発明の一実施形態では、表示マトリクス102は、IPポートフォリオの又はIPポートフォリオ内のIP資産106のすべて及びそれらのIP資産のIPファイリングのすべてを同時に含み、表示する。理解されるように、スクリーンサイズの制限等によって、表示マトリクスに同時に表示されたIP資産及びIPファイリングを閲覧するには、スクロール機能が必要な場合があるが、レビューを容易にするために、単一の表示マトリクスが、望ましくはすべてのIP資産及びIPファイリングを含む。
表示マトリクス102は、システムのデータベース及び/又は他のデータストレージ部に記憶されているIPファイリングの記録を使用して生成される。各IPファイリングのステータスは、対応するセル112を通じて示されるか又は通信され、その結果、この情報は、IPファイリングに関連した、情報に基づく指示を提供するのに利用可能である。各IPファイリングのステータスは、たとえば、異なる色、シンボル、パターン、陰影、縁取り、及び、それらの組み合わせ等を使用して複数の方法でセル112内に容易に示すことができる。ユーザが表示マトリクス102と対話するときに、音声等の他の様々な技法を使用することができる。
表示マトリクスは、キー120を含み、このキー120は、ユーザが、キーリンク122を通じて新しいウィンドウに表示し又はオープンすることができる。キー120は、表示マトリクス102の各IPファイリングのステータスを示すため1つの例示的なシステムを示している。図4の例示の実施形態では、セル112の陰影124は、適切なファイリング時がまだ来ていないため又は適切なファイリング時が経過したためのいずれかによって、ファイリングが、IPファイリングについて現在利用可能でないことを示している。セル112の周りの破線の縁取り126は、ファイリング機会が、対応して位置合わせされた地域110においてIP資産106に利用可能であること、及び、ユーザが、ファイリングを実行するための指示を提供したことを示している。破線の縁取り126が、実線の縁取り128になると、担当特許弁理士等のレビューしているユーザは、その指示を受け取っており、その地域110におけるファイリングを実行する。同様に、2重の破線の縁取り130は、ユーザが、ファイリングされて係属中のIPファイリング若しくは発行されて権利行使可能なIPファイリングの、放棄又は取り下げの指示を提供したことを示している。2重の破線の縁取り130が、2重の実線の縁取り132になると、担当特許弁理士等のレビューしているユーザは、その指示を受け取っており、その地域110におけるIPファイリングの放棄又は取り下げを行う。セル112に配置された三角形134は、IPファイリングが係属中であることを示し、菱形136は、IPファイリングが登録付与されたことを示し、円形138は、IPファイリングが取り下げられ、満了し、又は放棄されたことを示す。本明細書で提供した教示に従う当業者には理解されるように、様々な表示及び代替的な表示が、表示マトリクスのセルのIPファイリングのステータスを示し又は通信するのに利用可能である。これらの様々な表示及び代替的な表示は、たとえば、様々な色の濃淡、承認されたIPファイリングには緑色、取り下げられたIPファイリング、満了したIPファイリング、又はそれ以外に利用不能なIPファイリングには赤色等といったものである。
ストライプバー140は、セル112の上部近くに配置されるとき、推奨されるIPファイリングのファイリングアセスメントを示す。上述したように、各IPファイリングのファイリングアセスメントは、望ましくは、地域110のファイリング利益と、IP資産106の事業利益(重要性)及び/又は法的利益(重要性)とに応じて、本発明のシステムによって自動的に求められる。ファイリング利益は、図3の表示スクリーン70を通じて入力された値を使用してシステムによって求められたものである。図2〜図8に示す本発明の実施形態では、事業利益は、表示マトリクス102の列150の対応するドロップダウンボックスを通じて入力される。法的利益は、表示マトリクス102の列152の対応するドロップダウンボックスを通じて同様に入力される。図4に示す実施形態では、事業利益及び法的利益はまた、4点目盛を使用して作成され、「10」は、好ましいIP資産又は高い価値のIP資産を示し、「7」は、平均以上の価値又は利益を示し、「4」は、平均未満の価値又は利益を示し、「1」は、IP資産の利益がほとんど又は全くないことを示す。望ましくは、事業利益は、管理する者若しくは事業グループによって又はそれらからの入力で求められ、法的利益は、企業の特許グループや外部の特許顧問等の法務部又はIP専門家によって又はそれらからの入力で求められる。
IPファイリングのそれぞれについてのファイリングアセスメントは、当業者に既知であると共に利用可能な様々なアルゴリズム及び代替的なアルゴリズムによって求めることができる。本発明の一実施形態では、各IPファイリングについて、その地域のファイリング利益値が、自動的に、加算又は乗算等によって、対応するIP資産の事業利益値及び法的利益値と数学的に結合される。システムは、その結果の結合値を所定の尺度と比較する。結合値が特定のしきい値よりも大きいとき、システムは、IPファイリングのファイリングアセスメントを「推奨」されるもの又は場合によって重要なものと決定し、そして、そのIPファイリングを表すセル112にストライプバー140を配置することによってそのIPファイリングへの注意を示すと共に注意を引く。
表示マトリクス内のIP資産は、様々な方法でソートすることができる。一実施形態では、IP資産は、適切な管理者又は法務部への最初の提出の日付に従ってリストされる。別の実施形態では、IP資産は、米国特許ファイリングのファイリング日等、最初のIPファイリングのファイリング日に従ってリストされる。別の実施形態では、各IP資産について可能なファイリングの決定が残っているかどうかを判断するアルゴリズムが使用される。ファイリングの決定がまだ可能であるIP資産は、表示マトリクスの或る部分にリストされ、ファイリングがそれ以上可能でないIP資産は、表示マトリクスの別のセクションにリストされる。図4に示すように、表示マトリクス102は、仕切り164によって分離された上部の第1のマトリクス部160及び下部の第2のマトリクス部162を有する。第1のマトリクス部160は、ファイリング機会がまだ利用可能であるIP資産を含み、第2のマトリクス部162は、ファイリング機会がもはや利用可能でないIP資産を含む。システムは、ファイリング機会が残っていないときに、IP資産を第1のマトリクス部160から第2のマトリクス部162へ自動的に移動させることができる。図4に示すように、双方のマトリクス部を1つの表示マトリクスに表示することが好ましいが、それらのマトリクス部は、所望ならば、リンクされた別個のスクリーンに表示することもできる。各マトリクス部におけるIP資産は、任意の所望のデータに従ってさらにソートすることができる。ソートデータは、表示マトリクス102の各マトリクス部で異なってもよいし、同じであってもよい。
地域も、様々な方法でソートすることができる。地域は、固定した順序で表示することもできるし、たとえば現在のファイリング利益値の順序で地域を表示するためにシステムが動的に再ソートすることもできる。別の実施形態では、固定した順序で表示され得る地域もあれば、動的にソートされる地域もある。たとえば、広域官庁及び/又は選択された国を最初にリストし、その後に、残りの地域の動的にソートされたリストを続けることができる。別の実施形態では、広域官庁の後に、そのメンバーのリストを続けることができる。様々なソート方法を所望通りに組み合わせることができる。IP資産に関して、1つの表示マトリクスにリストされたすべての地域が好ましいが、それらの地域は、所望に応じて別個のスクリーンに表示することもできる。
追加の部分又はセクションも、本発明による表示マトリクスに示すことができる。たとえば、或るIP資産を1つのIPポートフォリオ内で関連付ける(表示する)ことができるが、そのIP資産は、異なるIPポートフォリオに影響を与えたり、異なるIPポートフォリオで対象になったりする場合もある。一実施形態では、1つのIP資産を複数のIPポートフォリオに関連付けることができる。図4に示すように、第3のマトリクス部166は、異なるIPポートフォリオのIP資産を表示し、これらのIP資産は、ユーザによって、このIPポートフォリオに関連があるものと認定されたものである。他のIPポートフォリオにおいて行われた指示及び他のIPポートフォリオにおけるIPファイリングのステータスも、キー120のコード等を使用して、マトリクス部166に同様に示す。このようなシステムは、意思決定の目的のための最大の情報を提供し、特に大企業の設定では、IPポートフォリオの可能性のある相互接続を理解する。しかしながら、システムが、以下でさらに解説する、指示を取得する手段も含む場合、この構成は、異なる時刻に異なる指示を受け取る可能性にもつながる。本発明の別の実施形態では、各IPファイリングは、単一のIPポートフォリオに関連付けられ、入力は、ユーザが、そのIPポートフォリオへの適切なセキュリティアクセスによってのみ行うことができる。マトリクス部166に表示されるIP資産は、それらのIP資産に関係がある1つ又は複数の他のIPポートフォリオにおいて、読み出し専用値として表示することができる。したがって、或るIPポートフォリオを閲覧しているユーザは、必要に応じて行動を取ることができるように、自身に利害関係のあるIP資産に何が起こっているのか、又は、そのようなIP資産の推奨される行動方針を見ることができる。
本発明のシステム及び表示マトリクスは、本発明の方法によるIPファイリングの指示の取得を実施する。本発明の一実施形態では、表示マトリクス102のセル112は、アクティブリンクであり、このアクティブリンクは、マウス(又はマウスオーバイベント)でクリックすることによって選択又はアクティブ化されて、ダイアログボックス、選択リスト、又は、図5〜図7に示すように、指示を入力するための新しいウィンドウを表示することができる。ユーザは、たとえば新しいウィンドウを通じてIPファイリングの指示を入力する。
図5は、対応する地域110におけるファイリングがまだ行われていないIPファイリングのセル112をクリックすることによってオープンされる新しいウィンドウ170である。このウィンドウ170は、入力される指示、すなわち、対応する地域(図5では日本)における特許を申請する指示を示している。ユーザは、ボタン172をクリックすることによる申請する指示を提供するか、又は、ボタン174をクリックすることによる申請しない指示を提供する選択肢を有する。たとえば、ファイリングの概算コスト及び/又はIPファイリングの手続処理の概算コスト等の情報をウィンドウ170にリストすることができる。ユーザが、指示の説明を提供するか、又は、後にその指示を見るレビュー者等の他の者にとって有益となり得る他の情報を提供するための、オプションのメモボックス176を含めることができる。
図6は、発行されたIPファイリングのセル112が表示マトリクス102から選択されたときに表示される別の新しいウィンドウ180である。このウィンドウ180は、次回の維持手数料を支払わないこと等によって、発行されたIPファイリングを取り下げる指示を入力する機能をユーザに提供する。図7は、承認された又は係属中のIPファイリングのセル112が選択された時に現れるさらに別の新しいウィンドウ190である。ウィンドウ190は、ウィンドウ180と類似しており、ユーザが、IPファイリングの承認された又は係属中のファイリングを放棄するための指示を入力することを可能にする。本明細書で提供される教示に従う当業者には理解されるように、ウィンドウの様々な手段及び代替的な手段、並びにウィンドウの様々な構成及び代替的な構成が、本発明による表示マトリクスを通じて指示を取得するのに利用可能である。
本発明の一実施形態では、システムは、システムユーザ、望ましくは必要とされる指示を提供する利害関係者へ、指示が1つ又は複数のIPファイリングに必要とされていることを通信する。この通信は、たとえば、ファイリング期限の6か月前等、指示が必要とされる前のうちの1つ又は複数の所定の時に来る。一実施形態では、この通信は、表示マトリクス102を通じて、指示を必要とする特定のIPファイリングのセル112を色分け又は点滅させること等で行うことができる。別の好ましい実施形態では、システムは、電子メール又はインスタントメッセージ等の電子通信を1人又は複数人の利害関係者へ自動的に送信する。利害関係者は、この電子通信を受信すると、電子メールのリンク等を通じて、表示マトリクスをオープンし、指示を必要とするIPファイリングのセル112を選択する。
ユーザは、システムにおいて直ちに有効である上述したような様々な方法で指示を入力することができる。他の実施形態では、これらの指示は、記録することができるが、ユーザがそれらの指示を提出するまで有効にされない。このような実施形態は、適切な指示が確実に送信される機会を提供する。たとえば、図8は、レビュー推奨ボタン62をクリックすることによってオープンすることができるオプションのウィンドウ200である。このウィンドウ200は、レビュー用に、保留中の現在の指示をリストし、要約する。ウィンドウ200によって、ユーザは、担当特許弁理士等のレビュー関係者への最終的な提出前に表示マトリクス102を通じて行われる指示のそれぞれをレビューすることが可能になる。ユーザは、指示をレビューすると、ボタン202を選択して、レビュー又は完了のために担当者(複数可)へ指示を提出する。本発明の一実施形態では、ボタン202を選択すると、システムは、電子メッセージを自動的に生成して、担当者(複数可)へ送信し、指示が行動待ちであることをその担当者(複数可)に通知する。一実施形態では、指示は、その指示を完了する代理人、弁護士、資料記録事務員(docket clerk)等の担当者へ送信される。他の実施形態では、行動を取る前に承認を受けるために指示を送信することができる。複雑な組織では、複数の指示提出ステップ及び/又は承認ステップが存在する場合がある。たとえば、図8のリストは、承認セクションを含み、表示マトリクス102は、望ましくは、決定を示すように更新される。いくつかの実施形態では、システム若しくは図8にリストされた指示等のシステムの一部、又はIP資産若しくは関与するポートフォリオは、望ましくは、担当者(複数可)への提出時にロックされ、それによって、可能性のある複数の指示の提出によるあらゆる混乱及びエラーが回避される。システム又はシステムの関連する部分は、指示が承認された後、指示が同意された後、又は指示に基づいて行動が取られた後等、適切なときにロック解除することができる。
望ましくは、各指示の後又はIPファイリングのステータスの他の変化の後に、表示マトリクス102は、その指示又はステータスの他の変化を反映するように更新される。表示マトリクス102のセル112に示されたIPファイリングステータスを更新することによって、本発明の方法及びシステムは、IPポートフォリオを管理すると共に個々のIPファイリングのファイリングの決定及び手続処理の決定を行うのに必要とされる情報の、効率的且つ徹底した要約を提供する。本発明の方法及びシステムは、わずか2つのIP資産又はIPファイリングでも有用性を見出すが、より大きな会社の事業グループ及び特許グループがその会社のより広範囲に及ぶ知的財産を管理するのを助ける際に特に役立つ。
図4に示すように、表示マトリクス102は、意思決定プロセスをさらに向上させるための他のオプションの機能も含むことができる。たとえば、表示マトリクスは、ウェブブラウザに表示することができ、より詳細な内容を提供するリンクを含むことができる。たとえば、列210のIP資産名又は番号をクリックすることによって、IP資産のファイリング当初の開示に関してデータベースに記憶されている追加の詳細な内容を提供する新しいウェブページがオープンするか、又は、この新しいウェブページは、元の開示又はその画像をオープンすることもできる。列212の米国特許出願のシリアル番号をクリックする等、別のリンクは、米国特許商標庁のウェブサイトから直接、登録付与された特許及び/又は公開公報にアクセスするのに使用できる。他の国の特許庁からの同等のウェブサイトの他のリンクも含めることができる。システムは、出願経過ファイルへのリンクを含むことができる。システムは、コスト概要214等のIPポートフォリオの見積もりコストデータ及び/若しくは実際のコストデータ、並びに/又は、コスト概要216等の個々の地域の見積もりコストデータ及び/若しくは実際のコストデータ、並びに/又は、図示しない各IP資産のコスト概要データを含むことができ、及び/又は、そのようなデータにリンクすることができる。
このように、本発明は、知的財産を管理する方法及びシステムを提供する。本発明は、情報に基づき且つ効率的な指示を最終意志決定者又はその指示を行動に移す代理人に提供できるように、十分で且つ最新の情報を知的財産管理者に提供する。本方法及びシステムは、現行の記録資料編成システム(docketing system)と組み合わせて又はその記録資料編成システムに組み込んで、効率的でタイムリー且つ情報に基づいた意志決定を可能にするローバストなシステムを知的財産の所有者及び管理者に提供することができる。
本明細書に例示として開示された本発明は、本明細書で具体的に開示されていない任意の要素、部分、ステップ、コンポーネント、又は構成要素がなくても適切に実施することができる。
上記詳細な説明において、本発明は、本発明の一定の好ましい実施形態に関して説明され、多くの詳細な内容が例示の目的で述べられたが、本発明は、追加の実施形態を受け入れることができ、本明細書で説明した詳細な内容のいくつかを本発明の基本原理から逸脱することなく大幅に変更できることが当業者には明らかであろう。
上記詳細な説明において、本発明は、本発明の一定の好ましい実施形態に関して説明され、多くの詳細な内容が例示の目的で述べられたが、本発明は、追加の実施形態を受け入れることができ、本明細書で説明した詳細な内容のいくつかを本発明の基本原理から逸脱することなく大幅に変更できることが当業者には明らかであろう。
Claims (15)
- 知的財産(IP)を管理する方法であって、該方法は、
IP資産のIPファイリング(filing)をコンピュータスクリーン上の表示マトリクスに表示するステップと、
前記表示マトリクスを通じて前記IPファイリングのステータスを示すステップと、
ファイリング指示及び手続処理指示から成る群から選択される、前記IPファイリングに関する指示を前記表示マトリクスを通じて取得するステップと
を含むことを特徴とする方法。 - 請求項1記載の方法において、前記ステータスは、利用可能性ステータス、ファイリングステータス、係属ステータス、発行ステータス、権利行使可能性ステータス、及びそれらの組み合わせから成る群から選択されることを特徴とする方法。
- 請求項1記載の方法において、該方法はさらに、前記IPファイリングの価格見積もりを、前記表示マトリクスを通じて示すステップを含むことを特徴とする方法。
- 請求項1記載の方法において、該方法はさらに、前記指示を示すために、前記IPファイリングの前記ステータスを自動的に更新するステップ含むことを特徴とする方法。
- 請求項1記載の方法において、該方法はさらに、
前記IP資産について、事業利益及び法的利益のうちの少なくとも一方を評価するステップと、
前記IP資産の前記評価を前記表示マトリクスを通じて示すステップと
を含むことを特徴とする方法。 - 請求項1記載の方法において、該方法はさらに、複数のIP資産をIPポートフォリオにグループ化するステップを含み、前記表示マトリクスは、すべての前記IPポートフォリオの前記IP資産を同時に表示するよう構成されていることを特徴とする方法。
- 請求項6記載の方法において、前記表示マトリクスは、第1のマトリクス部及び第2のマトリクス部を備え、前記第1のマトリクス部は、ファイリング機会が利用可能であるIP資産を含み、前記第2のマトリクス部は、ファイリング機会が利用可能でないIP資産を含むことを特徴とする方法。
- 請求項1記載の方法において、該方法はさらに、電子通信を利害関係者へ自動的に送信することによって前記指示の要求を通信するステップを含み、前記指示を取得するステップは、前記利害関係者が、前記表示マトリクスを通じてリンクを選択することによって前記指示を電子的に入力するステップを含むことを特徴とする方法。
- 請求項1記載の方法において、前記表示マトリクスは、第1の軸に沿って前記IP資産をリスティングすると共に第2の軸に沿って地域をリスティングするテーブルと、前記第1の軸に沿った前記IP資産及び前記第2の軸に沿った前記地域と対応して位置合わせされるセルとを含み、該セルは、対応して位置合わせされる前記地域における前記IP資産の前記IPファイリングを示し、前記指示を取得するステップは、利害関係者が前記表示マトリクスを通じて前記セルを選択するステップと、前記指示を入力するステップを含むことを特徴とする方法。
- 請求項9記載の方法において、該方法はさらに、
前記IP資産について、事業利益(business interest)及び法的利益(legal interest)のうちの少なくとも一方を求めるステップと、
市場価値、競争アセスメント(competition assessment)、法律制度アセスメント(legal system assessment)、及びそれらの組み合わせから成る群から選択されるパラメータを考慮することによって前記地域のファイリング利益を求めるステップと、
前記ファイリング利益と、前記事業利益及び前記法的利益のうちの少なくとも一方とに応じて、前記地域における前記IPファイリングの、ファイリングアセスメントを自動的に求めるステップと、
前記IPファイリングの前記ファイリングアセスメントを、前記表示マトリクスを通じて示すステップと
を含むことを特徴とする方法。 - 請求項1記載の方法において、該方法はさらに、前記IPファイリングの維持指示を前記表示マトリクスを通じて取得するステップを含むことを特徴とする方法。
- 知的財産(IP)を管理するシステムにおいて、該システムは、
2つ以上のユーザインターフェースを含むネットワークと、
IP資産に関する情報を記憶するデータベースと、
前記2つ以上のユーザインターフェース上の閲覧用のブラウザ内に表示マトリクス(102)を作成するためのコードを含むソフトウェアであって、前記表示マトリクスは、第1の軸(108)に沿って前記IP資産(106)をリスティングすると共に第2の軸(109)に沿って地域(110)をリスティングするテーブル(104)を含み、該テーブル(104)は、前記第1の軸(108)に沿った前記IP資産及び前記第2の軸(109)に沿った前記地域(110)と対応して位置合わせされるセル(112)を含み、該セルは、対応して位置合わせされる前記地域(110)における前記IP資産のIPファイリングを表す、ソフトウェアと
を備えることを特徴とするシステム。 - 請求項12記載のシステムにおいて、前記セル(112)は、前記IPファイリングのステータスを表示し、指示を入力するためのリンクを含むことを特徴とするシステム。
- 請求項12記載のシステムにおいて、前記ソフトウェアは、前記IPファイリングの期限日前の所定の時に指示を要求する、利害関係者への電子通信を自動的に生成するためのコードを含むことを特徴とするシステム。
- 請求項12記載のシステムにおいて、前記表示マトリクスは、前記第1の軸に沿って複数のIP資産をリスティングするテーブルと、前記複数のIP資産のそれぞれについてのセルとを備え、該セルは、前記対応して位置合わせされる地域における前記IPファイリングを表していることを特徴とするシステム。
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