JP2009296287A - 携帯型データ再生装置及び言語試験データ配信システム - Google Patents

携帯型データ再生装置及び言語試験データ配信システム Download PDF

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純子 中嶋
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Abstract

【課題】試験に使用される音声データの情報漏洩の危険性が低く、かつ、再利用可能な試験用ICプレーヤーを提供する。
【解決手段】機関側配信装置100はセンター10により管理されている。機関側配信装置100は、ヒアリングテストに使用される音声データを暗号化し、暗号化音声データとしてネットワーク12を介して各試験会場ごと設置された制御用コンピュータ201,202、Nに配信する。各制御用コンピュータ201,202・・・Nは、暗号化音声データを受信し、暗号化音声データを近距離無線通信によって各ICプレーヤーに配信する。各ICプレーヤーは、暗号化音声データを受信し、復号して書き換え可能に格納する。各ICプレーヤーは、格納されている音声データを再生することが可能となる。
【選択図】図2

Description

この発明は、携帯型データ再生装置及び言語試験データ配信システムに関する。
従来の「ヒアリングテスト用IC(Integrated Circuite)プレーヤー」は、その製造過程において、センター(ヒアリングテストを主催する試験実施機関)によって作成されたコンテンツ(試験データ)を、メーカーが工場で個々のメディア媒体(ICプレーヤー)へ書き込むという作業を行っていた。
また、従来の「ヒアリングテスト用ICプレーヤー」は、一度の試験にしか使用されず、次回以降のテストに再び使用されることはないため、受験生が試験終了後にそれぞれ持ち帰るか、あるいは破棄されていた。
また、従来の「ヒアリングテスト用ICプレーヤー」は、テスト開始前にそれを入手できると、誰でも通常の再生操作を行えば音声(試験データ)を再生することが可能であり、その内容を情報として得ることができた。
特開2001−290410号公報 特開2003−280511号公報
従来の「ヒアリングテスト用ICプレーヤー」では、使い捨ての仕様であるため毎年新たに受験生数分の台数を生産する必要があるとともに、大量の廃棄物を発生させるので、環境の観点から重大な課題があった。
また、従来の「ヒアリングテスト用ICプレーヤー」では、センターからメーカーにコンテンツ(試験データ)が渡されるため、その受け渡し過程において情報漏洩の危険性があった。
従来の「ヒアリングテスト用ICプレーヤー」では、テスト開始前にそれを入手できると、誰でも通常の再生操作を行えば音声(試験データ)を再生することが可能であり、その内容を情報として得ることができるため、情報漏洩の危険性があった。
また、従来の「テストシステム」では、受験票が紙製であるため、受験生の出席および本人確認を、係員が各人に対して受験票と名簿をつき合わせながら手動で行う必要があり、効率が悪いうえにミスが発生する危険性があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、データを業者(メーカー)に受け渡して工場での機器への書込みを託することなく、無線ネットワークを利用して機器へ安全にデータの書込みを行う方法を提供するとともに、ICカードを用いた入出力管理およびアクセス制御を行うことによってより高いセキュリティを備えた効率の良いシステムを提供する。
この発明の携帯型データ再生装置は、
所定の言語の言語試験が実施される会場で前記言語試験を受ける受験者により使用される携帯可能な携帯型データ再生装置において、
前記会場に配置されるとともに前記言語試験に使用される言語試験データを近距離無線通信によって配信する会場側配信装置から、前記言語試験データを受信する再生側無線受信部と、
受信された前記言語試験データを書き換え可能に記憶する再生側記憶部と、
前記再生側記憶部に記憶された前記言語試験データを再生する再生側再生部と
を備えたことを特徴とする。
この発明により、再利用可能な試験用ICプレーヤーを提供することができる。
実施の形態1.
以下に説明する実施の形態1〜実施の形態3は、所定の言語のヒアリングテストにおけるIC音声再生装置、及びICカードによるデータ配信・保護方式に関する。ネットワーク経由で音声データの配信を行い、さらに受験票をICカード化することで、データ管理及びアクセス制御を実現する実施形態である。
図1から図4を参照して実施の形態を説明する。図1は、ICプレーヤーの再利用可能な循環型ICプレーヤー運用システムのシステム構成図である。図2は、図1をブロック図化したものである。図1と図2とを参照して、実施の形態1の循環型ICプレーヤー運用システムを説明する。図2は、循環型ICプレーヤー運用システムの全体構成を示すものである。
(1)メーカー10は、ICプレーヤーの機器を製造するメーカーである。
(2)センター20は、テスト(ヒアリングテストを含む所定の言語テスト)を運営するセンター(試験実施機関)である。センター20は、機関側配信装置100が配置されている。
(3)制御用コンピュータ201、202、…Nは、各試験会場ごとに設置された制御用コンピュータである。
(4)ヒアリングテスト用ICプレーヤー機器301、302、…Kは、各受験者が試験会場で使用するヒアリングテスト用ICプレーヤー機器(携帯型データ再生装置)である。ヒアリングテスト用ICプレーヤー機器は、以下、ICプレーヤーという。
(5)試験場31、32、…nは、各試験場をひとつのまとまりの単位として示している。
(6)インタフェース12は、センター20と各テスト会場に設置された制御用コンピュータとの間での認証およびデータ通信を行うインタフェースを示し、ネットワーク(例えばインターネット)によって実現される。インタフェース12はネットワーク12という場合もある。
(7)インタフェース13は、その試験場内において制御用コンピュータと各ICプレーヤーとの間で、認証およびデータのやりとりを行うインタフェースを示し、無線ネットワークによって実現される。インタフェース13は無線ネットワーク13という場合もある。
(8)インタフェース11は、センター20とメーカー10との間のインタフェースを示す。ここではセンター20からメーカー10への発注およびメーカー10からセンター20へのICプレーヤー(ハードウエア)の納入(物流)を意味し、コンテンツ(試験データ)の授受は行われない。
(ICプレーヤー301のハードウェア構成)
図3は、ICプレーヤー301のハードウェア構成の一例を示す図である。ICプレーヤー301以外のICプレーヤー302〜K等の構成も同様である。不揮発性メモリ340は、プログラム、データおよびダウンロードデータが格納される書換え可能な半不揮発性メモリ(フラッシュメモリ等)である。CPU350はフロー制御を行う汎用CPUである。CPU350は、バッファ351、デコーダ352を備えている。I/F360は、外部とのインタフェースをつかさどるI/F部である。具体的にはカードI/F、RF無線I/F、イヤホン端子I/Fなどである。PCM370はPCM(パルス符号変調器)である。D/A380はDA変換器である。また、図3では不揮発性メモリ340、CPU350、PCM370、DA変換380が、別々の素子のイメージで書かれているが、1チップマイコンあるいはSoCチップのように1つのパッケージにこれらの構成要素が組み込まれていても構わない。
図3に示すように、ICプレーヤー301は、プログラムを実行するCPU350(Central Processing Unit:中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU350は、バスを介して不揮発性メモリ340(記憶部の一例)、IF360、PCM370、D/A380等のデバイスを制御する。不揮発性メモリ340には、図4で後述するICプレーヤー301の「〜部」として機能させるプログラムが格納されている。
IF360は、後述する再生側無線受信部311に相当する。不揮発性メモリ340は、後述の再生側記憶部313、再生側ID情報記憶部316に相当する。CPU350が不揮発性メモリ340に格納されたプログラムを読み込み実行することで、後述の再生側復号部312、再生側再生部314、再生側認証部315の機能が実現される。また、ICカード非接触リーダー317は、再生側ID比較部317に相当する。
また、以下に述べる実施の形態の説明において、「〜部」として説明するものは、「手段」、「〜回路」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明するものは、不揮発性メモリ340に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。以上のようにプログラムはCPU350により読み出され、CPU350により実行される。すなわち、プログラムは、以下に述べる「〜部」としてコンピュータであるICプレーヤーを機能させるものである。あるいは、以下に述べる「〜部」の手順や方法をコンピュータであるICプレーヤーに実行させるものである。
(ヒアリングテストのテストデータ配信工程)
次に、所定の言語の試験(例えば英語のテスト)の試験データP(ヒアリングテスト用の音声データ)を配信するデータ配信工程について、図4を用いて詳細に説明する。S101において、センター20の機関側配信装置100で作成された試験データPは、機関側暗号部111を用いて変換(暗号化)され、その出力として暗号化データCとして出力される。S102において、機関側配信部112は、それぞれの試験場の制御用コンピュータに暗号化データCをネットワーク12経由で配信する。以下では、制御用コンピュータ201の場合を想定して説明する。他の制御用コンピュータも制御用コンピュータ201と同様である。
(制御用コンピュータ201)
S103において、制御用コンピュータ201の会場側受信部211が、ネットワーク12を介して暗号化データCを受信する。S104において、会場側配信部213が、近距離無線通信によりそれぞれのICプレーヤー301〜Kに、暗号化データCをダウンロードする。
(各ICプレーヤー)
S105において、例えばICプレーヤー301では、再生側無線受信部311が暗号化データCを受信する。S106において、暗号化データCは、再生側復号部312により変換(復号)され、その出力として、平文である試験データP(平文)を得ることができる。S107において、試験データPは、再生側復号部312により再生側記憶部313に格納される。
(機関側配信装置100とそれぞれの会場側配信装置との相互認証)
S102において機関側配信部112がそれぞれの試験場の制御用コンピュータに暗号化データCを配信する際、機関側配信装置100とそれぞれの会場側配信装置との間で相互認証処理を実行し、認証が成立した場合にのみ、機関側配信装置100から会場側配信装置に暗号化データCを送信する構成としてもよい。すなわち、機関側認証部113は、機関側配信部112により暗号化データCをそれぞれの会場側配信装置に配信するときに各会場側配信装置の会場側認証部212との間で認証処理を実行し、実行後、会場側配信装置を正当と認めた場合にのみ、機関側配信部112を介して暗号化データCを正当な会場側配信装置に配信するようにしても良い。
(会場側配信装置とその会場で使用されるICプレーヤーとの相互認証)
S104において制御用コンピュータ201が、各ICプレーヤー301〜Kに暗号化データCをダウンロードする際、制御用コンピュータ201と各ICプレーヤーとの間で相互認証処理を実行し、認証が成立した場合にのみ、制御用コンピュータ201から正当なICプレーヤーに暗号化データCを送信する構成としてもよい。すなわち、会場側認証部212は、会場側配信部213により暗号化データCを各ICプレーヤーに無線配信するときに各ICプレーヤーの再生側認証部315との間で認証処理を実行し、実行後、ICプレーヤーを正当と認めた場合にのみ、会場側配信部213を介して暗号化データCを正当なICプレーヤーに配信するようにしても良い。
本実施の形態1では、センター20からメーカー10に試験データを送ることなく、直接各試験会場の制御用コンピュータに試験データに送信するようにしたので、情報が分散し漏洩することを防ぐことができる。
また、実施の形態1では、センター20から各試験会場の制御用コンピュータへそれぞれ直接送信した試験データを、無線ネットワークを用いて各ICプレーヤーへ一斉にダウンロードしてICプレーヤー内のデータの書き換えを行うようにしたので、再利用可能で、さらに安全性の向上を実現した「ヒアリングテスト用ICプレーヤー」を提供することができる。
また、実施の形態1では、センターで暗号化された試験データが制御用コンピュータを経由してICプレーヤーまで届けられ、ICプレーヤーで復号するようにしたので、第三者により通信路上でデータを傍受されても、試験データは暗号化されているため第三者は試験データの内容を知ることができないという効果がある。
また、実施の形態1では、データ送受信を行う際にはまず相互認証を行うことによって通信相手の正当性を確認するようにしたので、第三者による成りすまし行為を防ぐことができる。また、相互認証や鍵配送を行うために予め組み込んだマスター鍵を用い秘密鍵暗号で行うほかに、公開鍵暗号基盤(PKI)を導入してもよい。その場合には、図1に示すように公開鍵の証明書を発行する認証局600(認証局サーバ装置610)を別途設ける。
また、実施の形態1では、データ送受信機構を用いて試験データのダウンロードを行うのみならず、ICプレーヤーのファームウェアの書換えを行うこともできるので、数の多いICプレーヤーのプログラムの改修を簡易に行うことができる。
実施の形態2.
図5、図6を参照して実施の形態2を説明する。実施の形態2は、ICプレーヤーへの試験データの格納後に、試験データを再生する場合の実施形態である。実施の形態2は、ICプレーヤーがID情報を読み込み、読み込んだID情報と既に保有しているID情報とが一致した場合にのみ、試験データ(音声データ)の再生を行なう場合を説明する。
図5は、実施の形態2におけるICプレーヤーの主要部分のみを記載した構成図である。実施の形態2の構成は実施の形態1の場合と同じである。図5では、ICプレーヤーには、ICカード非接触リーダー317(再生側ID比較部)、音声を聞くためのイヤホン端子318、無線データを受信するためのアンテナ319、ICプレーヤーを操作するための操作スイッチ320(開始、停止等)、及びプレーヤー側ID情報(照合用のID情報)を格納した不揮発性メモリ340(再生側ID情報記憶部)を示してる。
また、受験票400は、非接触ICカードで実現される受験票である。受験票400は、ID情報を格納している。ICカード非接触リーダー317は、受験票400からID情報を読み取り、不揮発性メモリ340のプレーヤー側ID情報と比較し、一致する場合には操作スイッチ320のONによって、再生側再生部314による試験データ(音声データ)の再生が開始される。
(ID情報の認証動作)
次に、図5に示した非接触ICカードである受験票400を用いたときの、ICプレーヤーの動作を図6のフローを参照して説明する。
まず、S601で動作を開始する。これは、電源の投入やスイッチのオンで行われる。
次に、S602において、ICカード非接触リーダー317(再生側ID比較部)は、非接触ICカードである受験票400のカード接触を待つ。
カード(受験票400)が接触されたことが確認できれば、処理はS603に移る。S603において、ICカード非接触リーダー317は、カードからID情報を取得する。
次に、S604において、ICカード非接触リーダー317は、プレーヤー側ID情報を取得したID情報と照合する。ICカード非接触リーダー317は、両者が一致すると判定すると、S607に分岐し、一致しなければS605に分岐する。
S605では、IDが一致しないので、何の処理も行われず、あるいは必要に応じて「カードが違います」などの表示や発声、あるいはLED(Light Emitting Diode)ランプによってエラーが発生したことを示してもよい。
S607では、ICカード非接触リーダー317は、照合したID情報が一致したのでロックを解除する。ロック解除により、操作スイッチ320の開始ボタンが押されると、再生側再生部314は音声の再生を開始する。
S608では、再生側再生部314が、電源のオフやスイッチによる停止などの何らかのイベントを検知し、処理の終了を判定する。終了と判断すると、S606の終了となる。
なお、不揮発性メモリ340に格納されたプレーヤー側ID情報、及び受験票400に格納されたID情報は、いずれも書き換え可能である。プレーヤー側ID情報は試験データと同様にして、制御用コンピュータから暗号化データとして無線配信し、各ICプレーヤーの内部において再生側復号部312により復号して不揮発性メモリ(再生側ID情報記憶部)に格納するようにしてもよい。
本実施の形態2では、ID照合を行うことによって、正規のICカード(受験票)を持っていなければデータ再生ができないようにアクセス制御を実現することができる。このようにすることによって、もし何らかの手段でICプレーヤーが入手されたとしても、中の情報が再生できないため、情報漏洩を防ぐことができる。
また、実施の形態2では、識別子データ(ID情報)を埋め込む際に、年度毎に異なる情報を入れることにより、年度を識別することができるようになる。このため、例えば去年のカードを使って今年のプレーヤーの再生をすることができないようにすることも可能である。
実施の形態3.
図7、図8を用いて実施の形態3を説明する。実施の形態3は受験票400に格納されているID情報を用いて、試験会場に設けられた会場ゲートを開ける実施形態である。
図7は、実施の形態3において、実施の形態2で用いた非接触ICカードの受験票400を入退出管理にも用いる場合を示している。図7は試験会場の出入り口500を示している。出入り口500には、試験会場に入場するための会場ゲート装置510が設置されている。会場ゲート装置510は、非接触リーダー511(ゲート側ID比較部)と、入場許可部512と、開閉扉513とを備えている。非接触リーダー511は、受験票400からID情報を読み込み、読み込んだID情報が自己の保有するゲート側ID情報と一致するかどうかを判定し、一致と判定すると一致したID情報を入退室を管理する入退室管理装置に送信する。入場許可部512は、非接触リーダー511が一致と判定すると、試験会場への入場を許可し、施錠状態の開閉扉513を解錠して開状態にする。
図8は、会場ゲート装置510の動作を示すフローチャートである。図8の流れは、図6のフローチャートに同様である。
まず、S701で動作を開始する。これは、電源の投入やスイッチのオンで行われる。
次に、S702において、非接触リーダー511(ゲート側ID比較部)は、非接触ICカードである受験票400のカード接触を待つ。
受験票400が接触されたことが確認できれば、処理はS703に移る。S703において、非接触リーダー511は、受験票400からID情報を取得する。
次に、S704において、非接触リーダー511は、ゲート側ID情報を取得したID情報と照合する。非接触リーダー511は、両者が一致すると判定すると、S707に分岐し、一致しなければS705に分岐する。
S705では、IDが一致しないので、何の処理も行われず、あるいは必要に応じて「カードが違います」などの表示や発声、あるいはLEDランプによってエラーが発生したことを示してもよい。
S707ではID情報が一致したので、非接触リーダー511は、一致したID情報を入退室を管理する入退室管理装置に送信する。また、入場許可部512は、非接触リーダー511がID一致と判定すると開閉扉513のロックを解除し、開閉扉513を開状態にする。
S708では、入場許可部512が、S704におけるID一致判定から一定時間の経過などの何らかのイベントを検知し、処理の終了を判定する。終了と判断すると、S706の終了となる。
本実施の形態3では、非接触ICカードの受験票400のID情報を試験場への入退出管理にも用いることにしたので、受験生の出欠の登録管理を自動化することができ、効率化を図るとともに人為的なミスを防ぐことができる。
また実施の形態3では、非接触ICカードの中に生体認証(バイオメトリクス)情報を付加して生体認証システムを用いた本人認証を同時に行うようにすることもできる。これにより受験生の成りすましを防ぐことができる。
また、実施の形態1〜実施の形態3では、機関側配信装置100が配信するデータは、音声データとして説明したが、これは一例である。機関側配信装置100が配信するデータは、音声データに限らず文字データ、画像データでも構わない。
以上の実施の形態では、
書き換え可能な不揮発記録媒体をもつICプレーヤーにおいて、
プログラムおよびデータを書き換えることによって繰り返し使用することができるICプレーヤーを説明した。
以上の実施の形態では、
書き換え可能な不揮発記録媒体をもつICプレーヤーにおいて、
無線通信を行うことによって、複数のICプレーヤーに対してデータを一斉にダウンロードできるICプレーヤーを説明した。
以上の実施の形態では、
ユーザー認証機能をもつICプレーヤーにおいて、
ユーザー認証を行うことによって、正しい使用者であることが判定されれば、通常の動作を行い、正しい使用者であることが判定できなければ動作を行わないことを特徴とするICプレーヤーを説明した。
以上の実施の形態では、非接触ICカードのIDカード(受験票)において、ICプレーヤーとの間でユーザー認証を行い、正常に認証処理が完了すれば、ICプレーヤーを動作させることができるIDカードを説明した。
以上の実施の形態では、
各個人の当該情報はそれぞれのカード内にセキュアに格納されており、専用のカードリーダーを用いて相互認証を正常に完了した後に、適宜必要な情報を読み出すことができ、本人確認を効率よく確実に行うことができるIDカードを説明した。
以上の実施の形態では、
入退出管理を行うためにゲートでユーザー認証を行い、正常に認証処理が完了すればゲートを開放でき、正常に認証処理が完了しなければ、ゲートを開放できないIDカードを説明した。
実施の形態1におけるシステム構成図。 実施の形態1における別のシステム構成図。 実施の形態1におけるICプレーヤーのハードウェア構成の一例を示す図。 実施の形態1における機関側配信装置、会場側配信装置、ICプレーヤーのブロック図。 実施の形態2におけるICプレーヤーの主要構成を示す図。 実施の形態2におけるICプレーヤーの動作のフローチャート。 実施の形態3における会場ゲート装置を示す図。 実施の形態3おける会場ゲート装置の動作のフローチャート。
符号の説明
10 メーカー、20 センター、31,32 試験場、100 機関側配信装置、111 機関側暗号部、112 機関側配信部、113 機関側認証部、201,202 制御用コンピュータ、211 会場側受信部、212 会場側認証部、213 会場側配信部、214 アンテナ、301,302 ICプレーヤー、311 再生側無線受信部、312 再生側復号部、313 再生側記憶部、314 再生側再生部、315 再生側認証部、316 再生側ID情報記憶部、317 再生側ID比較部、318 イヤホン端子、319 アンテナ、320 操作スイッチ、340 不揮発性メモリ、350 CPU、351 バッファ、352 デコーダ、400 受験票、500 出入り口、510 会場ゲート装置、511 非接触リーダー、512 入場許可部、513 開閉扉、600 認証局、610 認証局サーバ装置。

Claims (18)

  1. 所定の言語の言語試験が実施される会場で前記言語試験を受ける受験者により使用される携帯可能な携帯型データ再生装置において、
    前記会場に配置されるとともに前記言語試験に使用される言語試験データを近距離無線通信によって配信する会場側配信装置から、前記言語試験データを受信する再生側無線受信部と、
    受信された前記言語試験データを書き換え可能に記憶する再生側記憶部と、
    前記再生側記憶部に記憶された前記言語試験データを再生する再生側再生部と
    を備えたことを特徴とする携帯型データ再生装置。
  2. 前記会場側配信装置は、
    前記言語試験を実施する試験実施機関により管理されるとともに前記言語試験データをネットワークを介して配信する機関側配信装置から前記ネットワークを介して前記言語試験データを受信することを特徴とする請求項1記載の携帯型データ再生装置。
  3. 前記機関側配信装置は、
    前記試験に使用されるデータであって暗号化されたデータを前記言語試験データとして前記ネットワークを介して配信し、
    前記再生側無線受信部は、
    前記会場側配信装置から前記言語試験データとして暗号化された前記データを受信し、
    前記携帯型データ再生装置は、さらに、
    受信された前記データを復号し、復号された前記データを前記言語試験データとして前記再生側記憶部に書き換え可能に記憶する再生側復号部を備えたことを特徴とする請求項2記載の携帯型データ再生装置。
  4. 前記携帯型データ再生装置は、さらに、
    前記会場側配信装置から前記言語試験データを配信されるときに前記会場側配信装置との間で認証処理を実行する再生側認証部を備え、
    前記再生側無線受信部は、
    前記再生側認証部による認証が成立した場合にのみ、前記会場側配信装置から前記言語試験データを受信することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の携帯型データ再生装置。
  5. 前記携帯型データ再生装置は、さらに、
    照合用のID(IDentification)情報を記憶した再生側ID情報記憶部と、
    ID情報の入力を受け付け、受け付けた前記ID情報と前記ID情報記憶部に記憶されている照合用の前記ID情報とを比較する再生側ID比較部と
    を備え、
    前記再生側再生部は、
    前記再生側ID比較部により、受け付けられた前記ID情報と照合用の前記ID情報とが一致すると判定された場合にのみ、前記再生側記憶部に記憶された前記言語試験データを再生することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の携帯型データ再生装置。
  6. 前記再生側ID情報記憶部に記憶された照合用の前記ID情報は、
    書き換えが可能であることを特徴とする請求項5記載の携帯型データ再生装置。
  7. 前記再生側ID比較部は、
    前記受験者に個別に配布される受験票として使用されるIDカードに記録された前記ID情報を読み取ることにより前記ID情報の入力を受け付けることを特徴とする請求項5または6のいずれかに記載の携帯型データ再生装置。
  8. 前記受験票として使用される前記IDカードに記録された前記ID情報は、
    前記会場に入場するための会場ゲート装置であって照合用のID情報を予め格納しているとともにID情報を読み込み、読み込まれた前記ID情報と格納されている前記照合用のID情報とを比較するゲート側ID比較部と、前記ゲート側ID比較部が読み込まれたID情報と照合用のID情報とが一致すると判定すると前記会場への入場を許可する入場許可部とを備えた会場ゲート装置により読み込まれる前記ID情報として使用されることを特徴とする請求項7記載の携帯型データ再生装置。
  9. 前記言語試験データは、
    前記所定の言語の音声データであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の携帯型データ再生装置。
  10. 所定の言語の言語試験を実施する試験実施機関により管理され、前記言語試験に使用される言語試験データをネットワークを介して配信する機関側配信部を有する機関側配信装置と、
    前記言語試験が実施される会場に配置される会場側配信装置であって、前記機関側配信装置から前記ネットワークを介して前記言語試験データを受信する会場側受信部と、
    受信された前記言語試験データを近距離無線通信によって配信する会場側無線配信部とを有する会場側配信装置と、
    前記会場で前記言語試験を受ける受験者により使用される携帯可能な携帯型データ再生装置であって、
    前記会場側配信装置により前記近距離無線通信によって配信される前記言語試験データを受信する再生側無線受信部と、
    受信された前記言語試験データを書き換え可能に記憶する再生側記憶部と、
    前記再生側記憶部に記憶された前記言語試験データを再生する再生側再生部と
    を有する複数の携帯型データ再生装置と
    を備えたことを特徴とする言語試験データ配信システム。
  11. 前記機関側配信部は、
    前記試験に使用されるデータであって暗号化されたデータを前記言語試験データとして前記ネットワークを介して配信し、
    前記複数の携帯型データ再生装置のそれぞれは、
    前記再生側無線受信部が暗号化された前記データを前記言語試験データとして受信し、
    前記複数の携帯型データ再生装置のそれぞれは、さらに、
    受信された前記データを復号し、復号されたデータを前記言語試験データとして前記再生側記憶部に書き換え可能に記憶する再生側復号部を
    備えたことを特徴とする請求項10記載の言語試験データ配信システム。
  12. 前記機関側配信装置は、さらに、
    前記機関側配信部により前記言語試験データを前記会場側配信装置に配信するときに前記会場側配信装置を認証する認証処理を実行し、実行後、前記会場側配信装置を正当と認めた場合にのみ、前記機関側配信部を介して前記言語試験データを前記会場側配信装置に配信する機関側認証部を
    有することを特徴とする請求項10または11のいずれかに記載の言語試験データ配信システム。
  13. 前記会場側配信装置は、
    前記会場側無線配信部により前記言語試験データを前記複数の携帯型データ再生装置に配信するときにそれぞれの前記携帯型データ再生装置を認証する認証処理を実行し、実行後、正当と認めた前記携帯型データ再生装置にのみ、前記会場側無線配信部を介して前記言語試験データを配信する会場側認証部を有することを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の言語試験データ配信システム。
  14. それぞれの前記携帯型データ再生装置は、さらに、
    照合用のID情報を記憶した再生側ID情報記憶部と、
    ID情報の入力を受け付け、受け付けた前記ID情報と前記再生側ID情報記憶部に記憶されている照合用の前記ID情報とを比較する再生側ID比較部と
    を有し、
    前記再生側再生部は、
    前記再生側ID比較部により、受け付けられた前記ID情報と照合用の前記ID情報とが一致すると判定された場合にのみ、前記再生側記憶部に記憶された前記言語試験データを再生することを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の言語試験データ配信システム。
  15. 前記再生側ID情報記憶部に記憶された照合用の前記ID情報は、
    書き換えが可能であることを特徴とする請求項14記載の言語試験データ配信システム。
  16. 前記再生側ID比較部は、
    前記受験者に個別に配布される受験票として使用されるIDカードに記録された前記ID情報を読み取ることにより前記ID情報の入力を受け付けることを特徴とする請求項14または15のいずれかに記載の言語試験データ配信システム。
  17. 前記受験票として使用される前記IDカードに記録された前記ID情報は、
    前記会場に入場するための会場ゲート装置であって照合用のID情報を予め格納しているとともにID情報を読み込み、読み込まれた前記ID情報と格納されている前記照合用のID情報とを比較するゲート側ID比較部と、前記ゲート側ID比較部が読み込まれたID情報と照合用のID情報とが一致すると判定すると前記会場への入場を許可する入場許可部とを備えた会場ゲート装置により読み込まれる前記ID情報として使用されることを特徴とする請求項16記載の言語試験データ配信システム。
  18. 前記言語試験データは、
    前記所定の言語の音声データであることを特徴とする請求項10〜17のいずれかに記載の言語試験データ配信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018066972A (ja) * 2016-10-14 2018-04-26 株式会社ベネッセコーポレーション 情報処理端末及びプログラム

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