JP2009296277A - 画像符号化器及び画像復号化器及び画像符号化方法及び画像復号化方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、複数の相関がある情報源(多視点画像等)に対して互いの情報源を分散符号化し、受信側で一括復号するDistributed Video Coding(DVC)において、映像フレームを構成するKeyフレームとWyner-Zivフレームのうち、Wyner-Zivフレームを符号化する際に、その中高周波数帯のサブバンドを矩形ブロックに分割し、その各々について2つの指標Mean Absolute Difference (MAD)、Sun of Absolute Difference(SAD)によってエントロピー符号化を行うか、Slepian-Wolf符号化を行うかを判定する。
【選択図】図1
Description
D. Slepian and J. K. Wolf, "Noiseless coding of correlated information sources," IEEE Trans. Inform. Theory, vol. 19, no.4, pp. 471-480, 1973) A. Wyner and J. Ziv, "The rate-distortion function for source coding with side information at the decoder," IEEE Trans. Inform. Theory, vol. 22, no. 1, pp1-19, 1976) J. Bajcsy and P. Mitran, "Coding for the Slepian - Wolf problem with turbo codes," in Proc. IEEE Global Communications Conf., vol.2, 2001, pp.1400-1404. A. Aaron and B. Girod, "Compression with side information using turbo codes," in Proc. IEEE Data Compression Conf., 2002, pp. 252-2561 B. Girod, A. Aaron, S. Rane and D. Rebollo-Menedero, "Distributed video coding," Proceedings of the IEEE, Special Issue on Video Coding and Delivery, vol. 93, no.1, pp.71-83, January 2005. A. Aaron, S. Rane, E. Setton and B. Girod, "Transform-domain Wyner-Ziv codec for video," VCIP-2004, San Jose, CA, Jan. 2004. Y. Tonomura, T. Nakachi and T. Fujii, "Distributed video coding using JPEG 2000 coding scheme," IEICE Trans. on Fundamentals, E90-A, pp. 581-589, March 2007.
Keyフレームを符号化する符号化手段35と、
Wyner-Zivフレームをウェーブレット領域に変換するDWT110と、
ウェーブレット領域の信号を量子化し、最低周波数帯域のサブバンドをビットプレーンに分割する量子化手段120と、
復号器200からのモード切替判定結果に基づいて、量子化手段120からの出力のエントロピー符号化を行うエントロピー符号化手段150と、
復号器200からのモード切替判定結果に基づいて、量子化手段120により取得したビットプレーンについてWyner-Ziv符号化を行うSlepian-Wolf符号化手段140と、
復号器200から取得したモード判定結果に基づいて量子化手段120からの出力をエントロピー符号化手段150または、Slepian-Wolf符号化手段140のいずれかに振り分けるデマルチプレクサ130と、を有し、
デマルチプレクサ130は、
復号器200から取得した、低周波数帯域の復号済みサブバンドLLsのMADと復号済みサブバンドLLsと補助情報とのSADについて計算された結果が、MAD<μSAD(但し、μは定数)の場合は、エントロピー符号化手段150に符号化を指示し、MAD≧μSADの場合には、Wyner-Ziv符号化を行うSlepian-Wolf符号化手段140に符号化を指示する手段を含む。
復号器200において前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のSADを計算して得られた、最も小さい値を与える補助情報を該復号器200から取得して符号化を行う手段を含む。
Keyフレームを復号する復号手段44と、
Wyner-Zivフレームの補助情報を作成する補助情報生成手段210と、
Wyner-Zivフレームの最低周波数帯域のサブバンドを、補助情報を用いて再構成する再構成手段260と、
Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける中高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs、HHsを、それぞれ矩形の小ブロックに分割し、小ブロック毎にエントロピー符号化または、Wyner-Ziv符号化を行うかの判定を行い、モード判定結果を符号化器に送るモード判定手段270と、
Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs、HHsのフレーム内符号化されたブロックをエントロピー復号化するエントロピー復号化手段290と、
Wyner-Ziv符号化されたブロックをSlepian-Wolf復号化するSlepian-Wolf復号化手段240と、を有し、
モード判定手段270は、
低周波数帯域の復号済みサブバンドLLsのMADと復号済みサブバンドLLsと補助情報とのSADを計算し、MAD<μSAD(但し、μは定数)の場合は、エントロピー符号化を行い、MAD≧μSADの場合には、Wyner-Ziv符号化を行うものと判定する手段を含む。
前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のSADを計算し、最も小さい値を与える補助情報を用いて復号化を行う手段を含む。
Keyフレームを符号化する符号化手段と、
Wyner-Zivフレームをウェーブレット領域に変換するDWT(Discrete Wavelet Transform)と、
ウェーブレット領域の信号を量子化し、最低周波数帯域のサブバンドをビットプレーンに分割する量子化手段と、
復号器からのモード切替判定結果に基づいて、量子化手段からの出力のエントロピー符号化を行うエントロピー符号化手段と、
復号器からのモード切替判定結果に基づいて、量子化手段により取得したビットプレーンについてWyner-Ziv符号化を行うSlepian-Wolf符号化手段と、
復号器から取得したモード判定結果に基づいて量子化手段からの出力をエントロピー符号化手段または、Slepian-Wolf符号化手段のいずれかに振り分けるデマルチプレクサと、を有し、
デマルチプレクサは、
復号器から取得した、低周波数帯域の復号済みサブバンドLLsの分散σと復号済みサブバンドLLsと補助情報とのMSE(Mean Square Error)を計算し、σ<μMSE(但し、μは定数)の場合は、エントロピー符号化手段に符号化を指示し、σ≧μMSEの場合には、Wyner-Ziv符号化を行うSlepian-Wolf符号化手段に符号化を指示する手段を含む。
復号器において前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のMSEを計算して得られた、最も小さい値を与える補助情報を該復号器から取得して符号化を行う手段を含む。
Keyフレームを復号する復号手段と、
Wyner-Zivフレームの補助情報を作成する補助情報生成手段と、
Wyner-Zivフレームの最低周波数帯域のサブバンドを、補助情報を用いて再構成する再構成手段と、
Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける中高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs、HHsを、それぞれ矩形の小ブロックに分割し、小ブロック毎にエントロピー符号化または、Wyner-Ziv符号化を行うかの判定を行い、モード判定結果を符号化器に送るモード判定手段と、
Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs、HHsのフレーム内符号化されたブロックをエントロピー復号化するエントロピー復号化手段と、
Wyner-Ziv符号化されたブロックをSlepian-Wolf復号化するSlepian-Wolf復号化手段と、を有し、
モード判定手段は、
低周波数帯域の復号済みサブバンドLLsの分散σと復号済みサブバンドLLsと補助情報とのMSEを計算し、σ<μMSE(但し、μは定数)の場合は、エントロピー符号化を行い、σ≧μMSEの場合には、Wyner-Ziv符号化を行うものと判定する手段を含む。
前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のMSEを計算し、最も小さい値を与える補助情報を用いて復号化を行う手段を含む。
符号化手段が、入力されたKeyフレームを符号化する符号化ステップ(ステップ1)と、
DWTが、入力されたWyner-Zivフレームをウェーブレット領域に変換するウェーブレット変換ステップ(ステップ2)と、
量子化手段が、ウェーブレット領域の信号を量子化し、最低周波数帯域のサブバンドをビットプレーンに分割する量子化ステップ(ステップ3)と、
デマルチプレクサが、復号器からのモード判定結果に基づいて量子化手段からの出力をエントロピー符号化手段または、Slepian-Wolf符号化手段のいずれかに振り分ける振り分けステップ(ステップ4、ステップ5)と、
エントロピー符号化手段が、量子化手段からの出力のエントロピー符号化を行うエントロピー符号化ステップ(ステップ6)と、
Slepian-Wolf符号化手段が、復号器からのモード切替判定結果に基づいて、量子化手段により取得したビットプレーンについてWyner-Ziv符号化を行うSlepian-Wolf符号化ステップ(ステップ7)と、を行い、
振り分けステップ(ステップ5)において、
復号器から取得した、低周波数帯域の復号済みサブバンドLLのMADと復号済みサブバンドLLと補助情報とのSADについて計算された結果が、MAD<μSAD(但し、μは定数)の場合は、エントロピー符号化手段に符号化を指示し、MAD≧μSADの場合には、Wyner-Ziv符号化を行うSlepian-Wolf符号化手段に符号化を指示する。
復号器において前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のSADを計算して得られた、最も小さい値を与える補助情報を該復号器から取得して符号化を行う。
復号手段が、Keyフレームを復号する復号ステップ(ステップ10)と、
補助情報生成手段が、Wyner-Zivフレームの補助情報を作成する補助情報生成ステップ(ステップ11)と、
再構成手段が、Wyner-Zivフレームの最低周波数帯域のサブバンドを、補助情報を用いて再構成する再構成ステップ(ステップ12)と、
モード判定手段が、Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける中高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs、HHsを、それぞれ矩形の小ブロックに分割し(ステップ13)、小ブロック毎にエントロピー符号化または、Wyner-Ziv符号化を行うかの判定を行い、モード判定結果を符号化器に送るモード判定ステップ(ステップ14)と、
エントロピー復号化手段が、Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs、HHsのフレーム内符号化されたブロックをエントロピー復号化するエントロピー復号化ステップ(ステップ15)と、
Slepian-Wolf復号化手段が、Wyner-Ziv符号化されたブロックをSlepian-Wolf復号化するSlepian-Wolf復号化ステップ(ステップ16)と、を行い、
モード判定ステップ(ステップ14)において、
低周波数帯域の復号済みサブバンドLLsのMADと復号済みサブバンドLLsと補助情報とのSADを計算し、MAD<μSAD(但し、μは定数)の場合は、エントロピー符号化を行い、MAD≧μSADの場合には、Wyner-Ziv符号化を行うものと判定する。
前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のSADを計算し、最も小さい値を与える補助情報を用いて復号化を行う。
符号化手段が、Keyフレームを符号化する符号化ステップと、
DWTが、Wyner-Zivフレームをウェーブレット領域に変換するウェーブレット変換ステップと、
量子化手段が、ウェーブレット領域の信号を量子化し、最低周波数帯域のサブバンドをビットプレーンに分割する量子化ステップと、
エントロピー符号化手段が、復号器からのモード切替判定結果に基づいて、量子化手段からの出力のエントロピー符号化を行うエントロピー符号化ステップと、
Slepian-Wolf復号化手段が、復号器からのモード切替判定結果に基づいて、量子化手段により取得したビットプレーンについてWyner-Ziv符号化を行うSlepian-Wolf符号化ステップと、
デマルチプレクサが、復号器から取得したモード判定結果に基づいて量子化手段からの出力をエントロピー符号化手段または、Slepian-Wolf符号化手段のいずれかに振り分ける振り分けステップと、を行い、
振り分けステップにおいて、
復号器から取得した、低周波数帯域の復号済みサブバンドLLsの分散σと復号済みサブバンドLLsと補助情報とのMSE(Mean Square Error)を計算し、σ<μMSE(但し、μは定数)の場合は、エントロピー符号化手段に符号化を指示し、σ≧μMSEの場合には、Wyner-Ziv符号化を行うSlepian-Wolf符号化手段に符号化を指示する。
復号器において前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のMSEを計算して得られた、最も小さい値を与える補助情報を該復号器から取得して符号化を行う。
復号手段が、Keyフレームを復号する復号ステップと、
補助情報生成手段が、Wyner-Zivフレームの補助情報を作成する補助情報生成ステップと、
再構成手段が、Wyner-Zivフレームの最低周波数帯域のサブバンドを、補助情報を用いて再構成する再構成ステップと、
モード判定手段が、Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける中高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs、HHsを、それぞれ矩形の小ブロックに分割し、小ブロック毎にエントロピー符号化または、Wyner-Ziv符号化を行うかの判定を行い、モード判定結果を符号化器に送るモード判定ステップと、
エントロピー復号化手段が、Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs、HHsのフレーム内符号化されたブロックをエントロピー復号化するエントロピー復号化ステップと、
Slepian-Wolf復号化手段が、Wyner-Ziv符号化されたブロックをSlepian-Wolf復号化するSlepian-Wolf復号化ステップと、
モード判定ステップにおいて、
低周波数帯域の復号済みサブバンドLLsの分散σと復号済みサブバンドLLsと補助情報とのMSEを計算し、σ<μMSE(但し、μは定数)の場合は、エントロピー符号化を行い、σ≧μMSEの場合には、Wyner-Ziv符号化を行うものと判定する。
前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のMSEを計算し、最も小さい値を与える補助情報を用いて復号化を行う。
一般的に、DVCにおいて、映像フレームはKeyフレーム及びWyner-Zivフレームに分割される。ここでは、簡単化のために、Keyフレームには奇数フレームX2n±1を割り当て、Wyner-Zivフレームには偶数フレームX2nを割り当てる。
次にウェーブレット領域DVCについて説明する。
復号済みサブバンドLL'sのブロックB内の信号の空間的滑らかさを表す指標であり、次式により計算する。
2つ目の指標は、復号済みサブバンドLL'sと補助情報との相関を表す指標であり、次式により計算する。
12 量子化器
13 Slepian-Wolf符号器
21 コンベンショナルイントラフレーム復号器
22 記述または補間部
24 再構成器
31 DWT
32 量子化部
33 サブバンドビットプレーン分割部
34 Slepian-Wolf符号器
35 符号化手段
41 Slepian-Wolf復号器
42 再構成器
43 IDWT
44 復号手段
45 補助情報生成器
46 DWT
100 符号器
110 DWT
120 量子化器
130 デマルチプレクサ
131 ターボ符号器
132 バッファ
133 ターボ復号器(Slepian-Wolf復号器)
140 Slepian-Wolf符号化手段、Slepian-Wolf符号器
150 エントロピー符号化手段、エントロピー符号器
200 復号器
210 補助情報生成手段、補助情報生成器
220 DWT
240 Slepian-Wolf復号手段、Slepian-Wolf復号器
250 マルチプレクサ
260 再構成手段、再構成器
270 モード判定手段、モード判定器
280 IDWT
290 エントロピー復号器
Claims (18)
- ウェーブレット領域Distributed Video Coding (DVC)を用いて動画像フレームを符号化する画像符号化装置であって、
入力されたKeyフレームを符号化する符号化手段と、
入力されたWyner-Zivフレームをウェーブレット領域に変換するDWT(Discrete Wavelet Transform)と、
前記ウェーブレット領域の信号を量子化し、最低周波数帯域のサブバンドをビットプレーンに分割する量子化手段と、
復号器からのモード切替判定結果に基づいて、前記量子化手段からの出力のエントロピー符号化を行うエントロピー符号化手段と、
前記復号器からの前記モード切替判定結果に基づいて、前記量子化手段により取得した前記ビットプレーンについてWyner-Ziv符号化を行うSlepian-Wolf符号化手段と、
前記復号器から取得した前記モード判定結果に基づいて前記量子化手段からの出力を前記エントロピー符号化手段または、Slepian-Wolf符号化手段のいずれかに振り分けるデマルチプレクサと、を有し、
前記デマルチプレクサは、
前記復号器から取得した、低周波数帯域の復号済みサブバンドLLsのMAD(Mean Absolute Difference)と復号済みサブバンドLLsと補助情報とのSAD(Sum of Absolute Differences)について計算された結果が、MAD<μSAD(但し、μは定数)の場合は、前記エントロピー符号化手段に符号化を指示し、MAD≧μSADの場合には、Wyner-Ziv符号化を行う前記Slepian-Wolf符号化手段に符号化を指示する手段を含む
ことを特徴とする画像符号化器。 - 前記Slepian-Wolf符号化手段は、
前記復号器において前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のSADを計算して得られた、最も小さい値を与える補助情報を該復号器から取得して符号化を行う手段を含む
請求項1記載の画像符号化器。 - ウェーブレット領域DVCを用いて動画像フレームを復号化する画像復号化器であって、
入力されたKeyフレームを復号する復号手段と、
Wyner-Zivフレームの補助情報を作成する補助情報生成手段と、
前記Wyner-Zivフレームの最低周波数帯域のサブバンドを、前記補助情報を用いて再構成する再構成手段と、
前記Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける中高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs,HHsを、それぞれ矩形の小ブロックに分割し、小ブロック毎にエントロピー符号化または、Wyner-Ziv符号化を行うかの判定を行い、モード判定結果を符号化器に送るモード判定手段と、
前記Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs、HHsのフレーム内符号化されたブロックをエントロピー復号化するエントロピー復号化手段と、
Wyner-Ziv符号化されたブロックをSlepian-Wolf復号化するSlepian-Wolf復号化手段と、を有し、
前記モード判定手段は、
低周波数帯域の復号済みサブバンドLLsのMADと復号済みサブバンドLLsと補助情報とのSADを計算し、MAD<μSAD(但し、μは定数)の場合は、エントロピー符号化を行い、MAD≧μSADの場合には、Wyner-Ziv符号化を行うものと判定する手段を含む
ことを特徴とする画像復号化装置。 - 前記Slepian-Wolf復号化手段は、
前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のSADを計算し、最も小さい値を与える補助情報を用いて復号化を行う手段を含む
請求項4記載の画像復号化器。 - ウェーブレット領域DVCを用いて動画像フレームを符号化する画像符号化装置であって、
入力されたKeyフレームを符号化する符号化手段と、
入力されたWyner-Zivフレームをウェーブレット領域に変換するDWT(Discrete Wavelet Transform)と、
前記ウェーブレット領域の信号を量子化し、最低周波数帯域のサブバンドをビットプレーンに分割する量子化手段と、
復号器からのモード切替判定結果に基づいて、前記量子化手段からの出力のエントロピー符号化を行うエントロピー符号化手段と、
前記復号器からの前記モード切替判定結果に基づいて、前記量子化手段により取得した前記ビットプレーンについてWyner-Ziv符号化を行うSlepian-Wolf符号化手段と、
前記復号器から取得した前記モード判定結果に基づいて前記量子化手段からの出力を前記エントロピー符号化手段または、Slepian-Wolf符号化手段のいずれかに振り分けるデマルチプレクサと、を有し、
前記デマルチプレクサは、
前記復号器から取得した、低周波数帯域の復号済みサブバンドLLsの分散σと復号済みサブバンドLLsと補助情報とのMSE(Mean Square Error)を計算し、σ<μMSE(但し、μは定数)の場合は、前記エントロピー符号化手段に符号化を指示し、σ≧μMSEの場合には、Wyner-Ziv符号化を行う前記Slepian-Wolf符号化手段に符号化を指示する手段を含む
ことを特徴とする画像符号化器。 - 前記Slepian-Wolf符号化手段は、
前記復号器において前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のMSEを計算して得られた、最も小さい値を与える補助情報を該復号器から取得して符号化を行う手段を含む
請求項1記載の画像符号化器。 - ウェーブレット領域DVCを用いて動画像フレームを復号化する画像復号化器であって、
入力されたKeyフレームを復号する復号手段と、
Wyner-Zivフレームの補助情報を作成する補助情報生成手段と、
前記Wyner-Zivフレームの最低周波数帯域のサブバンドを、前記補助情報を用いて再構成する再構成手段と、
前記Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける中高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs,HHsを、それぞれ矩形の小ブロックに分割し、小ブロック毎にエントロピー符号化または、Wyner-Ziv符号化を行うかの判定を行い、モード判定結果を符号化器に送るモード判定手段と、
前記Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs,HHsのフレーム内符号化されたブロックをエントロピー復号化するエントロピー復号化手段と、
Wyner-Ziv符号化されたブロックをSlepian-Wolf復号化するSlepian-Wolf復号化手段と、を有し、
前記モード判定手段は、
低周波数帯域の復号済みサブバンドLLsの分散σと復号済みサブバンドLLsと補助情報とのMSEを計算し、σ<μMSE(但し、μは定数)の場合は、エントロピー符号化を行い、σ≧μMSEの場合には、Wyner-Ziv符号化を行うものと判定する手段を含む
ことを特徴とする画像復号化装置。 - 前記Slepian-Wolf復号化手段は、
前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のMSEを計算し、最も小さい値を与える補助情報を用いて復号化を行う手段を含む
請求項7記載の画像復号化器。 - ウェーブレット領域DVCを用いて動画像フレームを符号化する画像符号化方法であって、
符号化手段が、入力されたKeyフレームを符号化する符号化ステップと、
DWTが、入力されたWyner-Zivフレームをウェーブレット領域に変換するウェーブレット変換ステップと、
量子化手段が、前記ウェーブレット領域の信号を量子化し、最低周波数帯域のサブバンドをビットプレーンに分割する量子化ステップと、
デマルチプレクサが、前記復号器からの前記モード判定結果に基づいて前記量子化手段からの出力を前記エントロピー符号化手段または、Slepian-Wolf符号化手段のいずれかに振り分ける振り分けステップと、
エントロピー符号化手段が、前記量子化手段からの出力のエントロピー符号化を行うエントロピー符号化ステップと、
Slepian-Wolf符号化手段が、前記復号器からの前記モード切替判定結果に基づいて、前記量子化手段により取得した前記ビットプレーンについてWyner-Ziv符号化を行うSlepian-Wolf符号化ステップと、を行い、
前記振り分けステップにおいて、
前記復号器から取得した、低周波数帯域の復号済みサブバンドLLのMADと復号済みサブバンドLLと補助情報とのSADについて計算された結果が、MAD<μSAD(但し、μは定数)の場合は、前記エントロピー符号化手段に符号化を指示し、MAD≧μSADの場合には、Wyner-Ziv符号化を行う前記Slepian-Wolf符号化手段に符号化を指示する
ことを特徴とする画像符号化方法。 - 前記Slepian-Wolf符号化ステップにおいて、
前記復号器において前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のSADを計算して得られた、最も小さい値を与える補助情報を該復号器から取得して符号化を行う
請求項9記載の画像符号化方法。 - ウェーブレット領域DVCを用いて動画像フレームを復号化する画像復号化方法であって、
復号手段が、入力されたKeyフレームを復号する復号ステップと、
補助情報生成手段が、Wyner-Zivフレームの補助情報を作成する補助情報生成ステップと、
再構成手段が、前記Wyner-Zivフレームの最低周波数帯域のサブバンドを、前記補助情報を用いて再構成する再構成ステップと、
モード判定手段が、前記Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける中高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs、HHsを、それぞれ矩形の小ブロックに分割し、小ブロック毎にエントロピー符号化または、Wyner-Ziv符号化を行うかの判定を行い、モード判定結果を符号化器に送るモード判定ステップと、
エントロピー復号化手段が、前記Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs、HHsのフレーム内符号化されたブロックをエントロピー復号化するエントロピー復号化ステップと、
Slepian-Wolf復号化手段が、Wyner-Ziv符号化されたブロックをSlepian-Wolf復号化するSlepian-Wolf復号化ステップと、を行い、
前記モード判定ステップにおいて、
低周波数帯域の復号済みサブバンドLLsのMADと復号済みサブバンドLLsと補助情報とのSADを計算し、MAD<μSAD(但し、μは定数)の場合は、エントロピー符号化を行い、MAD≧μSADの場合には、Wyner-Ziv符号化を行うものと判定する
ことを特徴とする画像復号化方法。 - 前記Slepian-Wolf復号化ステップにおいて、
前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のSADを計算し、最も小さい値を与える補助情報を用いて復号化を行う
請求項11記載の画像復号化方法。 - ウェーブレット領域DVCを用いて動画像フレームを符号化する画像符号化方法であって、
符号化手段が、入力されたKeyフレームを符号化する符号化ステップと、
DWTが、入力されたWyner-Zivフレームをウェーブレット領域に変換するウェーブレット変換ステップと、
量子化手段が、前記ウェーブレット領域の信号を量子化し、最低周波数帯域のサブバンドをビットプレーンに分割する量子化ステップと、
エントロピー符号化手段が、復号器からのモード切替判定結果に基づいて、前記量子化手段からの出力のエントロピー符号化を行うエントロピー符号化ステップと、
Slepian-Wolf復号化手段が、前記復号器からの前記モード切替判定結果に基づいて、前記量子化手段により取得した前記ビットプレーンについてWyner-Ziv符号化を行うSlepian-Wolf符号化ステップと、
デマルチプレクサが、前記復号器から取得した前記モード判定結果に基づいて前記量子化手段からの出力を前記エントロピー符号化手段または、Slepian-Wolf符号化手段のいずれかに振り分ける振り分けステップと、を行い、
前記振り分けステップにおいて、
前記復号器から取得した、低周波数帯域の復号済みサブバンドLLsの分散σと復号済みサブバンドLLsと補助情報とのMSE(Mean Square Error)を計算し、σ<μMSE(但し、μは定数)の場合は、前記エントロピー符号化手段に符号化を指示し、σ≧μMSEの場合には、Wyner-Ziv符号化を行う前記Slepian-Wolf符号化手段に符号化を指示することを特徴とする画像符号化方法。 - 前記Slepian-Wolf符号化ステップにおいて、
前記復号器において前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のMSEを計算して得られた、最も小さい値を与える補助情報を該復号器から取得して符号化を行う
請求項13記載の画像符号化方法。 - ウェーブレット領域DVCを用いて動画像フレームを復号化する画像復号化方法であって、
復号手段が、入力されたKeyフレームを復号する復号ステップと、
補助情報生成手段が、Wyner-Zivフレームの補助情報を作成する補助情報生成ステップと、
再構成手段が、前記Wyner-Zivフレームの最低周波数帯域のサブバンドを、前記補助情報を用いて再構成する再構成ステップと、
モード判定手段が、前記Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける中高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs、HHsを、それぞれ矩形の小ブロックに分割し、小ブロック毎にエントロピー符号化または、Wyner-Ziv符号化を行うかの判定を行い、モード判定結果を符号化器に送るモード判定ステップと、
エントロピー復号化手段が、前記Wyner-Zivフレームのウェーブレット第sステージにおける高周波数帯域のサブバンドLHs,HLs、HHsのフレーム内符号化されたブロックをエントロピー復号化するエントロピー復号化ステップと、
Slepian-Wolf復号化手段が、Wyner-Ziv符号化されたブロックをSlepian-Wolf復号化するSlepian-Wolf復号化ステップと、
前記モード判定ステップにおいて、
低周波数帯域の復号済みサブバンドLLsの分散σと復号済みサブバンドLLsと補助情報とのMSEを計算し、σ<μMSE(但し、μは定数)の場合は、エントロピー符号化を行い、σ≧μMSEの場合には、Wyner-Ziv符号化を行うものと判定する
ことを特徴とする画像復号化方法。 - 前記Slepian-Wolf復号化ステップにおいて、
前フレーム信号より生成された補助情報と後フレーム信号より生成された補助情報と前フレーム信号と後フレーム信号より生成された補助情報がある場合に、復号済みサブバンドLLsとそれぞれの補助情報のMSEを計算し、最も小さい値を与える補助情報を用いて復号化を行う
請求項15記載の画像復号化方法。 - 請求項1,2,5,6のいずれか1項記載の符号化器を構成する各手段としてコンピュータを機能させるための画像符号化プログラム。
- 請求項3,4,7,8のいずれか1項記載の復号器を構成する手段としてコンピュータを機能させるための画像復号化プログラム。
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