JP2009288832A - 無線タグ用リーダライタ - Google Patents

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Abstract


【課題】 インピーダンス不整合損失による反射ノイズからなる漏れノイズの影響を受けず、受信感度に優れた無線タグ用リーダライタ装置を提供することである。
【解決手段】 本発明による無線タグ用リーダライタ装置は、アンテナ6から第1の送信信号S31を送信したことで発生した、反射ノイズを含む漏れノイズS444をレベル検出部8で検出して、制御電圧S21と制御電圧S22を制御部15で算出し、制御電圧S22により移相部10で第2の局部発振信号S83の位相を調整し、制御電圧S21により減衰部9で第2の局部発振信号S83の出力を調整し、混合部7で受信信号S42と合成して、反射ノイズを含む漏れノイズS444を除去する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線タグ用リーダライタに関し、特に、同一周波数帯の送信信号及び受信信号を、一つのアンテナで同時に送受信する無線タグ用リーダライタに関する。
無線タグ(以下、タグと表記する)は、RFID (Radio Frequency IDentification)とも呼ばれ、物品に取り付けて、無線タグ用リーダライタ(以下、リーダライタと表記する)との間で無線通信を行い、物品管理等に用いられる。
タグは、個体識別が可能な情報を保持しており、リーダライタからの送信信号を受け、タグが持つ個体識別が可能な情報を送信信号の反射信号としてリーダライタに送信する。近年はUHF帯を用いた無電源のタグの開発が進められており、この場合は数mの双方向の通信距離を得ることが可能である。また、リーダライタから送信された情報を、内蔵するメモリに記憶することができるタグもある。
タグは、リーダライタから送信された送信信号を成す電波の一部を、タグのアンテナで反射して反射波を作り、タグが保有する情報に応じてタグのインピーダンスの値を変化させて反射波の反射量を増減させ、反射信号としてリーダライタに送信する。
タグからの反射信号をリーダライタのアンテナで受信した受信信号は、リーダライタから送信された送信信号の一部を反射したものであり、タグとリーダライタとの距離が離れ、タグが受け取るリーダライタからの送信信号が小さくなれば、タグが反射し送信する反射信号も相対的に小さくなり、リーダライタが受信する受信信号は小さくなる。従って、タグとリーダライタとの通信距離を確保する為には、リーダライタの受信感度を良くする必要がある。
一般に、リーダライタのタグへの送信信号の送信は、リーダライタの局部発振部で作られた局部発振信号を、変調部にて送信データに応じて変調して変調部出力を生成し、サーキュレータまたはカプラを介し、送信信号としてタグにアンテナから放射することで行われる。リーダライタにおけるタグからの反射信号の受信は、リーダライタのアンテナでタグからの反射信号を受信信号として受信し、サーキュレータまたはカプラを介して、受信信号を復調部に入力し、受信した受信信号とリーダライタの発振部で作った搬送波信号から復調信号を生成し、復号部で復号し、タグからの送信情報を得る。
ここで、リーダライタの受信感度を向上させるためには、リーダライタに関わるノイズを低減させる必要がある。一般に、リーダライタに関わるノイズとしては、リーダライタを構成している部品により発生するノイズ、リーダライタの送信信号が装置内部の部品や空気中を伝わり受信回路側に漏れてくる漏れノイズ、送信信号の一部がアンテナ端子部で反射され受信側に戻ってくる反射ノイズなどがあげられる。
部品の発生する主たるノイズには、リーダライタの発振器で送信信号を構成する搬送波信号を作り出す際に生じる位相ノイズがあげられる。この位相ノイズは、送信信号に含まれており、リーダライタから送信された送信信号の一部を反射するタグの反射信号にもこの位相ノイズが含まれ、タグからの反射信号をリーダライタのアンテナで受信した受信信号にもこの位相ノイズが含まれる。
上記位相ノイズの問題を解決するために、従来は、リーダライタの発振器が作り出した搬送波信号とリーダライタが受信した受信信号を合成し、この受信信号から位相ノイズを除去するという技術が開示されている。このようなリーダライタは、例えば特許文献1に示されている。
また、近年、位相ノイズの発生を極力抑えた発振器が市販されており、リーダライタの受信感度に影響を与えない優れた発信器を用いることで、容易に位相ノイズの発生を防ぐことができるようになった。
リーダライタのアンテナでは、サーキュレータまたはカプラを用いることで、信号の入力と出力に方向性を持たせ、送信信号を送信しながら、同時にタグの反射信号を受信信号として受信することを可能にしているが、送信信号がリーダライタ内部の部品や空気中を伝わり受信回路側に漏れ、受信信号に干渉する漏れノイズとなっている。
上記漏れノイズの問題に対し、リーダライタで受信した受信信号から振幅減衰量と位相調整量を得て、リーダライタの発振器が作り出した搬送波信号の振幅を減衰させ、位相を調整して打ち消し信号を生成し、打ち消し信号と受信信号を合成し、受信信号から漏れノイズを除去するという技術が開示されている。このようなリーダライタは、例えば特許文献2に示されている。
特開2003−174388号公報 特開2007−074131号公報
一般的に、リーダライタのアンテナにおいては、リーダライタで生成した送信信号を効率よくアンテナから送信する為に、リーダライタの内部回路とアンテナのインピーダンス整合がとられる。しかしながら、現実には数%程度のインピーダンス不整合損失があり、このインピーダンス不整合によってアンテナから送信されない信号が発生する。この信号は反射ノイズとなり、送信信号がリーダライタ内部の部品や空気中を伝わり受信回路側に漏れ、受信信号に干渉する漏れノイズの一部として受信信号と共に受信回路側に現れ、送信信号の電力が大きい場合、アンテナが受信する受信信号よりも大きくなり、リーダライタの受信感度を低下させるという問題があった。
従来から提案されている位相ノイズ及び漏れノイズを除去する技術では、上記インピーダンス不整合損失に起因する反射ノイズを含む漏れノイズに対して何ら効果がなく、受信感度の改善が十分ではなかった。
本発明の解決課題は、インピーダンス不整合損失による反射ノイズを含む漏れノイズの影響を受けず、受信感度に優れた無線タグ用リーダライタを提供することである。
本発明は、同一周波数帯の送信信号及び受信信号を一つのアンテナで同時に送受信する際に、アンテナで受信した受信信号に重畳する反射ノイズを含む漏れノイズの影響を受けずに、良好な通信ができるリーダライタに関するもので、リーダライタの受信感度を低下させる原因となる受信信号に現れるノイズの内、送信信号がリーダライタ内部の部品や空気中を伝わり受信回路側に漏れてくる漏れノイズ、及びインピーダンス不整合損失によるアンテナの接続端に現れる反射ノイズを含む漏れノイズを除去するものである。
本発明は、一定周波数の連続した正弦波信号を生成する局部発振部で、基準局部発振信号を生成し、一つの入力信号を複数に分岐して出力する分岐部に基準局部発振信号を入力し、基準局部発振信号を第1の局部発振信号、第2の局部発振信号、第3の局部発振信号に分岐し、送信データで入力信号を変調して送信信号を生成する変調部に第1の局部発振信号を入力し、入力信号の位相を外部からの電圧に応じて変化させる移相部に第2の局部発振信号を入力し、入力信号を基準信号で復調して送信データを生成する復調部に第3の局部発振信号を入力する。
次いで、変調部で、第1の局部発振信号を変調せず、信号の入力及び出力に方向性を持つ複数の端子を備えた送受切替部に入力し、送受切替部から変調をしていない第1の局部発振信号を第1の送信信号としてリーダライタのアンテナに入力し、リーダライタのアンテナからタグに第1の送信信号を送信する。
これと同時に、移相部で、第2の局部発振信号の位相を変化せずに第1の移相部出力として、入力信号の出力を外部からの電圧に応じて減衰させる減衰部に入力し、減衰部で、第1の移相部出力の出力を減衰せずに第1の減衰部出力として、複数の信号を混合して合成する混合部に入力し、混合部で、第1の送信信号を送信した際にリーダライタのアンテナの接続端に現れる反射ノイズを含む漏れノイズと第1の減衰部出力を合成し、第1の混合部出力として、信号を分岐し特定成分を検出して直流電圧に変換するレベル検出部に入力し、レベル検出部で、第1の混合部出力から反射ノイズを含む漏れノイズを検出し直流電圧を得る。
引き続き、予め、レベル検出部の直流電圧との間で相関をとり、反射ノイズを含む漏れノイズの位相に対して第2の局部発振信号の位相が逆位相になる、移相部での位相変化量に対応する第1の制御電圧、及び反射ノイズを含む漏れノイズの出力に対して移相部出力が等しくなる、減衰部での減衰量に対応する第2の制御電圧を算出する制御部に、レベル検出部で得た直流電圧を入力し、制御部で、レベル検出部の直流電圧に基づき、第1の制御電圧及び第2の制御電圧を算出し、第1の制御電圧を固定値として移相部に入力し、第2の制御電圧を固定値として減衰部に入力する。
その後、移相部で、第2の局部発振信号の位相を第1の制御電圧に対応する位相変化量だけ変化し、第2の移相部出力として減衰部に入力し、減衰部で、第2の移相部出力の出力を第2の制御電圧に対応する減衰量だけ減衰し、第2の減衰部出力として混合部に入力する。
次いで、変調部に送信データを入力し、変調部で、第1の局部発振信号を送信データで変調して第2の送信信号を生成して送受切替部に入力し、送受切替部から第2の送信信号をリーダライタのアンテナに入力し、第2の送信信号をリーダライタのアンテナからタグに送信する。
その後、リーダライタのアンテナで、タグの返信信号である受信信号を受信して送受切替部に入力し、送受切替部から受信信号を混合部に入力し、混合部で、受信信号と第2の減衰部出力を合成することによって、受信信号に重畳した反射ノイズを含む漏れノイズを除去し、第2の混合部出力としてレベル検出部に入力する。
引き続き、レベル検出部で、第2の混合部出力をレベル検出部出力として復調部に入力し、復調部で、レベル検出部出力を第3の局部発振信号で復調して復調部出力として復号部に入力し、復調部出力に閾値を設け、2値化を行い、復号して受信データを得ることを実現化したものである。
本発明は、本発明者が実験により見出した、リーダライタのアンテナがタグの返信信号である受信信号を受信する前に、局部発振部が生成した基準局部発振信号である第1の局部発振信号をリーダライタのアンテナからタグに送信し、受信信号を受信した際に重畳する反射ノイズを含む漏れノイズをリーダライタのアンテナの接続端に発生させ、反射ノイズを含む漏れノイズの位相および出力をレベル検出部で検出し、局部発振部が生成した基準局部発振信号である第2の局部発振信号の位相及び出力を、反射ノイズを含む漏れノイズの位相に対して逆位相になるように位相を調整し、且つ反射ノイズを含む漏れノイズの出力に対して等しくなるように出力を調整し、タグの返信信号である受信信号と合成することで、受信信号から反射ノイズを含む漏れノイズを除去することができるという新たな知見に基づくものである。
反射ノイズを含む漏れノイズの位相及び出力は、アンテナの接続端でのインピーダンスによって変化する。すなわち、反射ノイズを含む漏れノイズの位相及び出力は、アンテナのインピーダンスによって決定されるもので、リーダライタのアンテナにより、反射ノイズを含む漏れノイズの位相及び出力は異なる値となり、リーダライタのアンテナ毎に、反射ノイズを含む漏れノイズの位相及び出力を検出し、局部発振部で生成した基準局部発振信号である第2の局部発振信号の位相を、反射ノイズを含む漏れノイズの位相と逆相になるように移相部で調整し、局部発振部で生成した基準局部発振信号である第2の局部発振信号の出力を、漏れノイズに含まれる反射ノイズの出力と等しくなるように減衰部で調整する必要がある。
本発明は、通信処理の冒頭で、局部発振部が生成した基準局部発振信号である第1の局部発振信号をリーダライタのアンテナからタグに送信し、受信信号を受信した際に重畳する反射ノイズを含む漏れノイズをリーダライタのアンテナの接続端に発生させ、反射ノイズを含む漏れノイズの位相および出力をレベル検出部で検出し、反射ノイズを含む漏れノイズの位相に対して逆位相になるように、基準局部発振信号である第2の局部発振信号の位相を調整する位相変化量、及び反射ノイズを含む漏れノイズの出力に対して等しくなるように、基準局部発振信号である第2の局部発振信号の出力を調整する減衰量を算出して設定することで、個々のリーダライタのアンテナによって異なる位相及び出力を持った反射ノイズを含む漏れノイズを相殺することができる。
本発明によれば、局部発振部で生成した基準局部発振信号を送信データもしくは受信データで変調してなる同一周波数帯の送信信号及び受信信号を一つのアンテナで同時に送受信する無線タグ用リーダライタであって、前記基準局部発振信号を分岐部で第1の局部発振信号及び第2の局部発振信号に分岐し、前記第1の局部発振信号を前記アンテナから送信し、前記アンテナに発生する反射ノイズを含む漏れノイズの位相及び出力を検出し、前記漏れノイズの位相に対して逆位相になるように前記第2の局部発振信号の位相を変化し、且つ前記漏れノイズの出力に対して等しい大きさになるように前記第2の局部発振信号の出力を減衰し、前記アンテナで受信した受信信号と合成し、前記受信信号に重畳する前記漏れノイズを除去することを特徴とする無線タグ用リーダライタが得られる。
本発明によれば、前記第2の局部発振信号の前記位相を変化する量及び前記出力を減衰する量は、前記アンテナから前記第1の局部発振信号を送信した後で、前記アンテナに発生する漏れノイズの位相及び出力から直流電圧を生成し、前記直流電圧に基づき生成される前記漏れノイズの位相に対して逆位相になる位相変化量に対応した第1の制御電圧、及び前記漏れノイズの出力に対して等しくなる減衰量に対応した第2の制御電圧によって調整されることを特徴とする無線タグ用リーダライタが得られる。
本発明によれば、同一周波数帯の送信信号及び受信信号を一つのアンテナで同時に送受信する無線タグ用リーダライタであって、基準局部発振信号を生成する局部発振部と、前記基準局部発振信号を第1の局部発振信号、第2の局部発振信号、第3の局部発振信号に分岐し、変調部に前記第1の局部発振信号を入力し、移相部に前記第2の局部発振信号を入力し、復調部に前記第3の局部発振信号を入力する分岐部と、前記第1の局部発振信号を送信データに応じて変調して前記送信信号を生成する前記変調部と、前記送信信号を送信し且つ前記受信信号を受信する前記アンテナと、前記アンテナに前記送信信号を入力し且つ前記受信信号を混合部に入力する送受切替部と、前記第2の局部発振信号の位相を変化して出力を生成する前記移相部と、前記移相部の出力を減衰して出力を生成する減衰部と、前記減衰部の出力と前記アンテナで受信した前記受信信号を結合して出力を生成する前記混合部と、前記混合部の出力に含まれる漏れノイズを検出して直流電圧を生成し且つ前記受信信号から成る出力を生成するレベル検出部と、前記レベル検出部の出力を前記第3の局部発振信号で復調して出力を生成する前記復調部と、前記復調部の出力を復号化して受信データを生成する復号部と、前記直流電圧に応じた制御電圧を生成する制御部で構成され、前記局部発振部と前記分岐部、前記分岐部と前記変調部、前記分岐部と前記移相部、前記分岐部と前記復調部、前記変調部と前記送受切替部、前記送受切替部と前記アンテナ、前記送受切替部と前記混合部、前記混合部と前記減衰部、前記混合部と前記レベル検出部、前記レベル検出部と前記制御部、前記レベル検出部と前記復調部、前記制御部と前記減衰部、前記制御部と前記移相部、前記移相部と前記減衰部、前記復調部と前記復号部の各々を電気的に接続し、前記アンテナに発生する前記漏れノイズの位相及び出力を前記レベル検出部で検出して前記直流電圧を得て、前記制御部で前記直流電圧に基づき、前記漏れノイズの位相に対し前記第2の局部発振信号が逆位相になる前記移相部の位相変化量に対応した第1の制御電圧、及び前記漏れノイズの出力に対し前記移相部の出力が等しくなる前記減衰部の減衰量に対応した第2の制御電圧を得て、前記第2の局部発振信号の位相及び出力を調整して前記アンテナで受信した前記受信信号と合成し、前記受信信号に重畳する前記漏れノイズを除去することを特徴とする無線タグ用リーダライタが得られる。
本発明によれば、従来、受信信号から除去することができなかった反射ノイズを含む漏れノイズを除去することができ、リーダライタの受信感度が向上し、より微弱なタグからの受信信号を正確に復調することが可能なリーダライタ、すなわち、タグとの通信距離をより伸ばすことが可能なリーダライタが得られる。
本発明によるリーダライタは、同一周波数帯の送信信号及び受信信号を同時に送受信する一つのアンテナと、一定周波数の連続した正弦波信号で構成される基準局部発振信号を生成する局部発振部と、一つの基準局部発振信号を複数に分岐して出力する分岐部と、送信データを用いて第1の局部発振信号を変調して送信信号を生成する変調部と、信号の入力及び出力を行う複数の端子を備え、変調部に接続した端子から入力した送信信号をアンテナに接続した端子に出力し、同時に該アンテナに接続した端子から受信信号が入力され、入力される受信信号を変調部に接続した端子には出力せず、混合部に接続した端子にのみ出力する送受切替部と、第2の局部発振信号の位相を外部からの電圧に応じて変化させる移相部と、第2の局部発振信号の出力を外部からの電圧に応じて減衰させる減衰部と、第2の局部発振信号と受信信号を混合して合成する混合部と、受信信号から反射ノイズを含む漏れノイズを検出して直流電圧に変換するレベル検出部と、受信信号を第2の局部発振信号で復調して送信データを生成する復調部と、受信データを含む復調部出力に閾値を設け、2値化を行い、受信データを復号する復号部と、予め、反射ノイズを含む漏れノイズの位相に対して第2の局部発振信号の位相が逆位相になる、移相部での位相変化量を設定する第1の制御電圧、及び反射ノイズを含む漏れノイズの出力に対して移相部出力が等しくなる減衰部での減衰量を設定する第2の制御電圧と、レベル検出部の直流電圧との間で相関をとったデータより、レベル検出部の直流電圧に応じた第1及び第2の制御電圧を生成する制御部で構成される。
本発明によるリーダライタは、局部発振部と分岐部、分岐部と変調部、分岐部と移相部、分岐部と復調部、変調部と送受切替部、送受切替部とアンテナ、送受切替部と混合部、混合部と減衰部、混合部とレベル検出部、レベル検出部と制御部、レベル検出部と復調部、制御部と減衰部、制御部と移相部、移相部と減衰部、復調部と復号部の各々を電気的に接続する。
局部発振部は、通信に必要な帯域の周波数が生成できる発信器であれば、市販されている装置が使用できるので、適宜選択するのがよく、リーダライタの受信感度に影響を考慮すれば、位相ノイズの発生を極力抑えた発振器を用いるのが好ましい。
分岐部は、信号を分岐できる装置であれば良く、市販されている装置が使用でき、適宜選択するのが良い。
変調部、復調部及び復号部は、一般に通信に用いられる変調回路、復調回路及び復号回路が使用でき、適宜選択するのが良い。
アンテナは、例えば巻線アンテナ、エッチングアンテナ等、一般に通信に用いられるアンテナが使用でき、適宜選択するのが良い。
送受切替部は、信号の入力と出力に方向性を持たせられる装置であれば良く、サーキュレータまたはカプラ等の市販されている装置が使用でき、適宜選択するのが良い。
移相部は、一般に通信に用いられる移相回路が使用でき、適宜選択するのが良い。特に、好ましい形態を以下の図面を参照しながら説明する。
図3は、移相部の構成を示す図である。
移相部10は、ダイオード502、503と、ストリップライン991、992、993と、インダクタ701と、コンデンサ802、803からなる。
移相部10は、ダイオード502のアノード端子を接地し、ダイオード502のカソード端子にストリップライン991の一方の端子を接続し、ストリップライン991のもう一方の端子に、コンデンサ802とストリップライン993の一方の端子を接続し、ストリップライン993のもう一方の端子に、インダクタ701とコンデンサ803とストリップライン993の一方の端子を接続し、ストリップライン993のもう一方の端子に、ダイオード503のカソード端子を接続し、ダイオード503のアノード端子を接地してなる。
移相部10は、分岐部2で分岐した第2の局部発振信号S83をコンデンサ802に入力し、制御部15で生成した第1の制御電圧S22をインダクタ701に入力し、ダイオード502、503の内部容量を第1の制御電圧S22で制御して、第2の局部発振信号S83の位相を変化し、コンデンサ803を介し、第2の移相部出力S202として減衰部9に入力するものである。
減衰部は、一般に通信に用いられる減衰回路が使用でき、適宜選択するのが良い。特に、好ましい形態を以下の図面を参照しながら説明する。
図4は、減衰部の構成を示す図である。
減衰部9は、ダイオード504、505、506、507と、抵抗601、602、603、604と、インダクタ702、703、704と、コンデンサ804、805からなる。
減衰部9は、抵抗601の一方の端子を接地し、抵抗601のもう一方の端子にインダクタ702の一方の端子を接続し、インダクタ702のもう一方の端子に、ダイオード504のアノード端子と抵抗602の一方の端子を接続し、ダイオード504のカソード端子にコンデンサ804とダイオード505のカソード端子を接合し、ダイオード505のアノード端子に、インダクタ703の一方の端子とダイオード506のアノード端子を接合し、ダイオード506のカソード端子に、コンデンサ805とダイオード507のカソード端子を接合し、ダイオード507のアノード端子に、抵抗603の一方の端子とインダクタ704の一方の端子を接続し、インダクタ704のもう一方の端子に抵抗604の一方の端子を接続し、抵抗604のもう一方の端子を接地し、抵抗603のもう一方の端子に、抵抗602のもう一方の端子を接続してなる。
減衰部9は、移相部10の出力信号である第2の移相部出力S202をコンデンサ804に入力し、制御部15で生成した第2の制御電圧S21をインダクタ703に入力し、抵抗602と抵抗603の間にバイアス用定電圧S66を入力し、バイアス用定電圧S66でダイオード504、505、506、507を駆動し、第2の制御電圧S21でダイオード504、505、506、507の内部抵抗を制御し、減衰部9の減衰量を制御して第2の移相部出力S202を減衰し、コンデンサ805を介し、第2の減衰部出力S203として混合部7に入力するものである。
混合部は、信号を合成できる装置であれば良く、市販されている装置が使用でき、適宜選択するのが良い。
レベル検出部は、一般に通信に用いられるレベル検出回路が使用でき、適宜選択するのが良い。特に、好ましい形態を以下の図面を参照しながら説明する。
図2は、レベル検出部の構成を示す図である。
レベル検出部8は、ダイオード501とコンデンサ801及びオペアンプ901で構成されるRF検出器17と、方向性結合器16からなる。
RF検出器17は、オペアンプ901の入力端子とダイオード501のカソード端子を接続し、一方の端子を接地したコンデンサ801のもう一方の端子をオペアンプ901の入力端子に接続し、更に、基準電圧S55をオペアンプ901に接続してなる。
レベル検出部8は、混合部7から方向性結合器16に入力した第1の混合部出力S204より、方向性結合器16で受信信号S42からなるレベル検出部出力S205と、反射ノイズを含む漏れノイズS444からなる方向性結合器出力S209を生成し、レベル検出部出力S205を復調部部11に入力し、方向性結合器出力S209をRF検出器17の入力端子であるダイオード501のアノード端子に入力し、方向性結合器出力S209の信号強度に比例した直流電圧S11を生成し、制御部15に入力するものである。
制御部は、データを記録保持する記録装置と、データ比較及びデータ演算を行う演算装置を備えたものであれば良く、市販されている装置、例えば、パーソナルコンピュータ等が使用でき、適宜選択するのが良い。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
(実施例)
図1は、本発明の実施例を示す図で、リーダライタの構成を示す図である。図6は、基準局部発振信号を示す図である。図7は、漏れノイズを説明する図で、図7(a)は、漏れノイズ除去前のレベル検出器で検出される漏れノイズを示す図で、図7(b)は、漏れノイズ除去後のレベル検出器で検出される漏れノイズを示す図である。図8は、受信信号を説明する図であり、図8(a)は、タグが送信したデータを示す図で、図8(b)は、タグから送信され、リーダライタで受信した受信信号を示す図で、図8(c)は、復調部に入力される受信信号を示す図である。図9は、受信信号を説明する図であり、図9(a)は、復調部の出力を示す図で、図9(b)は、復号された受信データを示す図である。
本発明によるリーダライタは、局部発振部1、分岐部2、変調部3、送受切替部5、アンテナ6、混合部7、レベル検出部8、減衰部9、移相部10、復調部11、復号部14、制御部15からなる。
本発明によるリーダライタは、局部発振部1と分岐部2、分岐部2と変調部3、分岐部2と移相部10、分岐部2と復調部11、変調部3と送受切替部5、送受切替部5とアンテナ6、送受切替部5と混合部7、混合部7とレベル検出部8、混合部7と減衰部9、レベル検出部8と制御部15、レベル検出部8と復調部11、制御部15と減衰部9、制御部15と移相部10、減衰部9と移相部10、復調部11と復号部14の各々を電気的に接続し、信号の伝送を可能にした。
本発明によるリーダライタは、局部発振部1で生成した、図6に示した基準局部発振信号S80を分岐部2に入力し、分岐部2で基準局部発振信号S80を分岐し、第3の局部発振信号S81を復調部11に入力し、第1の局部発振信号S82を変調部3に入力し、第2の局部発振信号S83を移相部10に入力し、変調部3で第1の局部発振信号S82を変調せず、第1の局部発振信号S82を第1の変調部出力S221として送受切替部5に入力し、送受切替部5で第1の変調部出力S221である第1の送信信号S31をアンテナ6に入力し、第1の送信信号S31をアンテナ6から、図示しないタグに送信した。
次に、移相部10で第2の局部発振信号S83の位相を変化せず、第2の局部発振信号S83を第1の移相部出力S2202として減衰部9に入力し、減衰部9で第1の移相部出力S2202の出力を減衰せず、第1の移相部出力S2202を第1の減衰部出力S2203として混合部7に入力し、混合部7で第1の減衰部出力S2203と、第1の送信信号S31をアンテナ6から送信したことでアンテナ6の接続端に発生した反射ノイズを含む漏れノイズS444を合成して第1の混合部出力S204を生成し、第1の混合部出力S204をレベル検出部8に入力し、レベル検出部8で、図7(a)に示した反射ノイズを含む漏れノイズS444を検出して直流電圧S11を生成し、直流電圧S11を制御部15へ入力し、制御部15で直流電圧S11から減衰部9の第2の制御電圧S21と、移相部10の第1の制御電圧S22を生成し、第1の制御電圧S22を移相部10に入力し、第2の制御電圧S21を減衰部9に入力し、移相部10で第1の制御電圧S22により位相変化量を設定し、減衰部9で第2の制御電圧S21により減衰量を設定した。
次に、移相部10で第2の局部発振信号S83の位相を第1の制御電圧S22により設定した位相変化量で変化させて第2の移相部出力S202を生成し、第2の移相部出力S202を減衰部9に入力し、減衰部9で第1の移相部出力S2202の出力を第2の制御電圧S21により設定した減衰量で減衰して第2の減衰部出力S203を生成し、第2の減衰部出力S203を混合部7に入力した。
次に、変調部3で第1の局部発振信号S82を送信データS101で変調して第2の変調部出力S201を生成し、第2の変調部出力S201を送受切替部5に入力し、送受切替部5で第2の送信信号S32を送受切替部5の出力信号である第2の送信信号S32としてアンテナ6に入力し、アンテナ6から第2の送信信号S32を、図示しないタグに送信した。
次に、アンテナ6で図示しないタグから、図8(b)に示した受信信号S41を受信し、受信信号S41を送受切替部5に入力し、送受切替部5で受信信号S41を送受切替部5の出力信号である受信信号S42として混合部7に入力し、混合部7で受信信号S42と、減衰部9から入力された第2の減衰部出力S203を合成して第2の混合部出力S2204を生成し、第2の混合部出力S2204をレベル検出部8に入力した。
次に、レベル検出部8で第2の混合部出力S2204から、反射ノイズを含む漏れノイズS444を検出した結果、図7(b)に示した波形のように、局部発振部1に起因する通信に影響を及ぼさない程度に微弱な位相ノイズのみが検出され、反射ノイズを含む漏れノイズS444を除去できたことを確認した。
更に、レベル検出部8でレベル検出部出力S205を生成し、図8(c)に示したレベル検出部出力S205を復調部11に入力し、復調部11でレベル検出部出力S205と分岐部2から入力された第3の局部発振信号S81で復調して、図9(a)に示した復調部出力S206を生成し、復調部出力S206を復号部14に入力し、復号部14で復調部出力S206に閾値S999を設け、閾値S999以下をローレベルとし、閾値S999以上をハイレベルとして2値化を行い、復号し、図9(b)に示した受信データS7を得た。受信データS7と図8(a)に示したタグが送信したデータが一致することを確認した。
上述の実施例より、本発明のリーダライタによれば、受信信号から反射ノイズを含む漏れノイズを除去することができ、リーダライタの受信感度が向上し、より微弱なタグからの受信信号を正確に復調することが可能なリーダライタ、すなわち、タグとの通信距離をより伸ばすことが可能なリーダライタが得られることが明確になった。
(比較例)
図5は、比較例を示す図で、従来の漏れノイズを除去する回路を備えたリーダライタの構成を示す図である。図10は、受信信号を説明する図であり、図10(a)は、タグが送信したデータを示す図で、図10(b)は、タグから送信され、リーダライタで受信した受信信号を示す図で、図10(c)は、復調部に入力される受信信号を示す図である。図11は、受信信号を説明する図であり、図11(a)は、復調部の出力を示す図で、図11(b)は、復号された受信データを示す図である。
比較例によるリーダライタは、局部発振部301、分岐部302、変調部303、送受切替部305、アンテナ306、混合部307、復調部3011、直交復調部3070、AD変換部3080、DC検出部3090、打消信号生成部3099、復号部3015からなる。
比較例によるリーダライタは、局部発振部301と分岐部302を接続し、分岐部302と変調部303、分岐部302と直交復調部3070、分岐部302と打消信号生成部3099、変調部303と送受切替部305、送受切替部305とアンテナ306、送受切替部305と混合部307、混合部307と直交復調部3070、混合部307と打消信号生成部3099、直交復調部3070と復調部3011、直交復調部3070とAD変換部3080、AD変換部3080とDC検出部3090、DC検出部3090と打消信号生成部3099、復調部3011と復号部3015、各々を電気的に接続し、信号の伝送を可能にした。
比較例によるリーダライタは、局部発振部301で生成した、図6に示した基準局部発振信号S3080を分岐部302に入力し、分岐部302で基準局部発振信号S3080を分岐し、第2の局部発振信号S3081を直交復調部3070に入力し、第1の局部発振信号S3082を変調部303に入力し、第3の局部発振信号S3083を打消信号生成部3099に入力し、変調部303で第1の局部発振信号S3082を送信データS301で変調して変調部出力S302を生成し、変調部出力S302を送受切替部305に入力し、送受切替部305で変調部出力S302を送信信号S3031としてアンテナ306に入力し、送信信号S3031をアンテナ306から、図示しないタグに送信した。
次に、アンテナ6で図示しないタグから、図10(b)に示した受信信号S3041を受信し、受信信号S3041を送受切替部305に入力し、送受切替部305で受信信号S3041を送受切替部305の出力信号である受信信号S3042として混合部307に入力し、混合部307で受信信号S3042を混合部出力S3051として直交復調部3070に入力し、直交復調部3070で、混合部出力S3051を分岐部302から入力された第2の局部発振信号S3081を用いて直交復調して直交復調部出力S3062を生成し、直交復調部出力S3062をAD変換部3080に入力し、AD変換部3080で直交復調部出力S3062をアナログデジタル変換してデジタル復調出力S3011を生成し、デジタル復調出力S3011をDC検出部3090に入力し、DC検出部3090でデジタル復調出力S3011から直流電圧S3012を生成し、直流電圧S3012を打消信号生成部3099に入力し、打消信号生成部3099で直流電圧S3012を用いて、分岐部302から入力された第3の局部発振信号S3083の位相と出力を調整して打消信号S3099を生成し、打消信号S3099を混合部307に入力した。
次に、混合部307で打消信号S3099と受信信号S3043を合成して、図10(c)に示した混合部出力S3052を生成し、混合部出力S3052を直交復調部3070に入力し、直交復調部3070で混合部出力S3052を分岐部302から入力された第2の局部発振信号S3081で直交復調して直交復調部出力S3061を生成し、直交復調部出力S3061を復調部3011に入力し、復調部3011で直交復調部出力S3061を復調して、図11(a)に示した復調部出力S3063を生成し、復調部出力S3063を復号部3015に入力し、復号部3015で復調部出力S3063に閾値S999を設け、閾値S999以下をローレベルとし、閾値S999以上をハイレベルとして2値化を行い、復号し、図11(b)に示した受信データS307を得た。受信データS307と図10(a)に示したタグが送信したデータが一致しないことを確認した。
上述の比較例より、従来の漏れノイズを除去する回路を備えたリーダライタでは、反射ノイズを含む漏れノイズの除去を施した後の信号であるところの復調部出力において、受信信号が反射ノイズを含む漏れノイズに埋もれており、受信信号から反射ノイズを含む漏れノイズを除去できておらず、復号処理を行った結果、受信データとタグが送信したデータが一致せず、正しく通信が行われないことが明確になった。尚、比較例のアンテナ、通信周波数、及びタグとの通信距離は、上述の本発明による実施例と同一のものを用いて実施したものである。
以上の比較より、従来の漏れノイズを除去する回路を備えたリーダライタでは、反射ノイズを含む漏れノイズを除去できず、本発明のリーダライタによれば、受信信号から反射ノイズを含む漏れノイズを除去することができ、リーダライタの受信感度が上がり、タグとの通信距離を改善するることができた。
以上、実施例を用いて、この発明の実施形態を説明したが、この実施例に限られるものでなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当事者であれば、当然なしえるであろう各種変形、修正もまた本発明に含まれることは勿論である。
本発明のリーダライタを用いることにより、タグを物品に取り付けて、リーダライタとの間で無線通信を行う物品管理システムにおいて、タグとリーダライタとの通信距離を、従来より必要とする物品管理システムを構築することができる。
本発明の実施例を示す図。 レベル検出部の構成を示す図。 移相部の構成を示す図。 減衰部の構成を示す図。 比較例を示す図。 局部発振信号を示す図。 漏れノイズを説明する図。図7(a)は漏れノイズ除去前のレベル検出器で検出される漏れノイズを示す図、図7(b)は漏れノイズ除去後のレベル検出器で検出される漏れノイズを示す図。 受信信号を説明する図。図8(a)はタグが送信したデータを示す図、図8(b)はタグから送信されリーダライタで受信した受信信号を示す図、図8(c)は復調部に入力される受信信号を示す図。 受信信号を説明する図。図9(a)は復調部の出力を示す図、図9(b)は復号された受信データを示す図。 受信信号を説明する図。図10(a)はタグが送信したデータを示す図、図10(b)はタグから送信されリーダライタで受信した受信信号を示す図、図10(c)は復調部に入力される受信信号を示す図。 受信信号を説明する図。図11(a)は復調部の出力を示す図、図11(b)は復号された受信データを示す図。
符号の説明
1、301 局部発振部
2、302 分岐部
3、303 変調部
4、304 高周波増幅部
5、305 送受切替部
6、306 アンテナ
7、307 混合部
8 レベル検出部
9 減衰部
10 移相部
11、3011 復調部
14、3015 復号部
15 制御部
16 方向性結合器
17 RF検出器
501、502、503、504、505、506、507 ダイオード
601、602、603、604 抵抗
701、702、703、704 インダクタ
801、802、803、804、805 コンデンサ
901 オペアンプ
991、992、993 ストリップライン
3070 直交復調部
3080 AD変換部
3090 DC検出部
3099 打消信号生成部
S7、S307 受信データ
S11、S3012 直流電圧
S21、S22 制御電圧
S31、S32、S3031、S3033、S3032 送信信号
S41、S42、S3041、S3042 受信信号
S55 基準電圧
S66 バイアス用定電圧
S80、S81、S82、S83、S3080、S3081、S3082、
S3083 局部発振信号
S101、S301 送信データ
S201、S221 、S302 変調部出力
S202、S2202 移相部出力
S203、S2203 減衰部出力
S204、S2204、S3051、S3052 混合部出力
S205 レベル検出部出力
S206、S3063 復調部出力
S209 方向性結合器出力
S444 漏れノイズ
S999 閾値
S3011 デジタル復調出力
S3061、S3062 直交復調部出力
S3099 打消信号

Claims (3)

  1. 局部発振部で生成した基準局部発振信号を送信データもしくは受信データで変調してなる同一周波数帯の送信信号及び受信信号を一つのアンテナで同時に送受信する無線タグ用リーダライタであって、前記基準局部発振信号を分岐部で少なくとも第1の局部発振信号及び第2の局部発振信号に分岐し、前記第1の局部発振信号を前記アンテナから送信し、前記アンテナに発生する反射ノイズを含む漏れノイズの位相及び出力を検出し、前記漏れノイズの位相に対して逆位相になるように前記第2の局部発振信号の位相を変化し、且つ前記漏れノイズの出力に対して等しい大きさになるように前記第2の局部発振信号の出力を減衰し、前記アンテナで受信した前記受信信号と合成し、前記受信信号に重畳する前記漏れノイズを除去することを特徴とする無線タグ用リーダライタ。
  2. 前記第2の局部発振信号の前記位相を変化する量及び前記出力を減衰する量は、前記アンテナから前記第1の局部発振信号を送信した後で、前記アンテナに発生する漏れノイズの位相及び出力から直流電圧を生成し、前記直流電圧に基づき生成される前記漏れノイズの位相に対して逆位相になる位相変化量に対応した第1の制御電圧、及び前記漏れノイズの出力に対して等しくなる減衰量に対応した第2の制御電圧によって調整されることを特徴とする請求項1記載の無線タグ用リーダライタ。
  3. 同一周波数帯の送信信号及び受信信号を一つのアンテナで同時に送受信する無線タグ用リーダライタであって、基準局部発振信号を生成する局部発振部と、前記基準局部発振信号を第1の局部発振信号、第2の局部発振信号、第3の局部発振信号に分岐し、変調部に前記第1の局部発振信号を入力し、移相部に前記第2の局部発振信号を入力し、復調部に前記第3の局部発振信号を入力する、分岐部と、前記第1の局部発振信号を送信データに応じて変調して前記送信信号を生成する前記変調部と、前記送信信号を送信し且つ前記受信信号を受信する前記アンテナと、前記アンテナに前記送信信号を入力し且つ前記受信信号を混合部に入力する送受切替部と、前記第2の局部発振信号の位相を変化して出力を生成する前記移相部と、前記移相部の出力を減衰して出力を生成する減衰部と、前記減衰部の出力と前記アンテナで受信した前記受信信号を結合して出力を生成する前記混合部と、前記混合部の出力に含まれる漏れノイズを検出して直流電圧を生成し且つ前記受信信号から成る出力を生成するレベル検出部と、前記レベル検出部の出力を前記第3の局部発振信号で復調して出力を生成する前記復調部と、前記復調部の出力を復号化して受信データを生成する復号部と、前記直流電圧に応じた制御電圧を生成する制御部で構成され、前記局部発振部と前記分岐部、前記分岐部と前記変調部、前記分岐部と前記移相部、前記分岐部と前記復調部、前記変調部と前記送受切替部、前記送受切替部と前記アンテナ、前記送受切替部と前記混合部、前記混合部と前記減衰部、前記混合部と前記レベル検出部、前記レベル検出部と前記制御部、前記レベル検出部と前記復調部、前記制御部と前記減衰部、前記制御部と前記移相部、前記移相部と前記減衰部、前記復調部と前記復号部の各々を電気的に接続し、前記アンテナに発生する前記漏れノイズの位相及び出力を前記レベル検出部で検出して前記直流電圧を得て、前記制御部で前記直流電圧に基づき、前記漏れノイズの位相に対し前記第2の局部発振信号が逆位相になる前記移相部の位相変化量に対応した第1の制御電圧、及び前記漏れノイズの出力に対し前記移相部の出力が等しくなる前記減衰部の減衰量に対応した第2の制御電圧を得て、前記第2の局部発振信号の位相及び出力を調整して前記アンテナで受信した前記受信信号と合成し、前記受信信号に重畳する前記漏れノイズを除去することを特徴とする無線タグ用リーダライタ。
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