JP2009287251A - Security device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、セキュリティ装置に関するものである。 The present invention relates to a security device.
従来、この種のセキュリティ装置としては、書類などの物品を収納する収納庫の開き戸に予め組み込まれて開き戸の施解錠を行う電子錠および電子錠の施解錠動作を制御する質問器と、開き戸の開閉を許可された人物が携帯する応答器とで構成されるシステムが提供されていた(例えば特許文献1参照)。このシステムでは、応答器を質問器に近付けると、応答器と質問器との間で無線通信が行われ、質問器からの送信電波に応答して応答器から返信された識別情報が、質問器に予め登録されている識別情報と一致した場合、質問器が開き戸に設けた電子錠を解錠又は施錠するようになっている。
上述のセキュリティ装置では、収納庫の開き戸に予め質問器や電子錠を組み込んでいるのでコスト高であり、また既設の収納庫に電子的な認証機能を付加したい場合は、収納庫そのものを交換しなければならなかった。 In the security device described above, an interrogator and an electronic lock are preinstalled in the hinged door of the storage, which is expensive, and if it is desired to add an electronic authentication function to the existing storage, replace the storage itself. I had to.
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、施解錠手段が設けられた開閉部に電子的な認証機能を容易に付加することが可能なセキュリティ装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a security device that can easily add an electronic authentication function to an opening / closing part provided with a locking / unlocking means. It is to provide.
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、固有の識別情報を記憶するとともに無線信号によって識別情報を返信する機能を備えた電子鍵と、電子鍵から受信した識別情報を認証した結果に基づいて、戸や引出のような開閉部を施解錠する施解錠手段の解錠動作を規制又は許可する電子錠とを備え、電子錠は、開閉部とは別体に形成されて開閉部に取着される電子錠本体を有し、当該電子錠本体に、電子鍵に対して無線信号により識別情報の問い合わせを行うとともに電子鍵から返信される識別情報を受信する質問手段と、施解錠手段により開閉部が施錠された状態で施解錠手段の解錠動作を規制する規制手段と、質問手段が電子鍵から受信した識別情報が予め登録された識別情報に一致する毎に、規制手段により解錠動作を規制する状態と解錠動作の規制を解除する状態とを交互に切り替える施解錠切替手段とを設けたことを特徴とする。
In order to achieve the above object, the invention of
請求項2の発明は、請求項1の発明において、施解錠手段が、開閉部に設けた錠と、当該錠に差し込まれ回動させることで錠を施錠又は解錠する鍵とを具備するとともに、規制手段が、鍵の少なくとも一部を覆うことで鍵の回転を規制する規制位置と、鍵から離れて鍵の回転を許可する解除位置との間で進退自在に設けられたことを特徴とする。 According to a second aspect of the invention, in the first aspect of the invention, the locking / unlocking means includes a lock provided in the opening / closing portion and a key that is inserted into the lock and rotated to lock or unlock the lock. The restricting means is provided so as to be movable back and forth between a restricting position for restricting the rotation of the key by covering at least a part of the key and a releasing position for allowing the key to rotate apart from the key. To do.
請求項3の発明は、請求項2の発明において、規制手段は、鍵の少なくとも一部又は全部を覆う覆い部が着脱自在に設けられ、当該覆い部は鍵の形状及び大きさに応じて複数種類設けられ、対象の鍵に合わせた種類の覆い部が選択的に使用されることを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, in the second aspect of the present invention, the restricting means is provided with a detachable cover that covers at least a part or all of the key. A type is provided, and a type of cover portion corresponding to a target key is selectively used.
請求項4の発明は、請求項1の発明において、施解錠手段が、開閉部に設けた錠と、当該錠に差し込まれ回動させることで錠を施錠又は解錠する鍵とを具備するとともに、規制手段が、鍵が差し込まれる鍵穴の少なくとも一部を隠す規制位置と、鍵穴の全体を露出させる解除位置との間で進退自在に設けられたことを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the locking / unlocking means includes a lock provided on the opening / closing portion and a key that is inserted into the lock and rotated to lock or unlock the lock. The restricting means is characterized in that it can be moved forward and backward between a restricting position that hides at least a part of the keyhole into which the key is inserted and a release position that exposes the entire keyhole.
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか1つの発明において、電子錠に、質問手段が受信した識別情報の履歴を記憶する記憶手段を設けたことを特徴とする。 According to a fifth aspect of the present invention, in any one of the first to fourth aspects of the present invention, the electronic lock is provided with storage means for storing a history of identification information received by the inquiry means.
請求項1の発明によれば、施解錠手段が設けられた戸や引出のような既設の開閉部に電子錠本体を取り付けることによって、電子的な認証機能を容易に付加することができる。また、戸や引出の持ち手を操作できないようにするには、持ち手の全体を覆う必要があり、様々な種類の戸や引出に対応するのが困難であるが、規制手段は施解錠手段の解錠動作を規制することによって、戸や引出のような開閉部を施錠状態でロックしているので、様々な種類の開閉部に容易に対応することができる。 According to the first aspect of the invention, an electronic authentication function can be easily added by attaching the electronic lock body to an existing opening / closing part such as a door or a drawer provided with a locking / unlocking means. Also, in order to prevent operation of the door and the drawer handle, it is necessary to cover the entire handle, and it is difficult to handle various types of doors and drawers. By restricting the unlocking operation, the opening / closing part such as the door or the drawer is locked in the locked state, and therefore it is possible to easily cope with various kinds of opening / closing parts.
請求項2の発明によれば、規制手段が規制位置に移動して鍵の少なくとも一部を覆うことで、鍵の回転を規制して解錠動作を規制することができる。 According to the second aspect of the present invention, the restricting means moves to the restricting position and covers at least a part of the key, thereby restricting the rotation of the key and restricting the unlocking operation.
請求項3の発明によれば、覆い部を交換することによって、様々な形状及び大きさの鍵に対応することができる。
According to invention of
請求項4の発明によれば、規制手段が規制位置に移動して鍵穴の少なくとも一部を覆うことで、鍵の差し込みを不可能にして解錠動作を規制することができる。
According to the invention of
請求項5の発明によれば、記憶手段に記憶された識別情報の履歴をもとに、どの電子鍵を使って電子錠を解錠させたかを把握することができる。また施解錠の履歴が電子鍵側に記録されている場合、電子鍵を用いて電子錠を不正に解錠した人物が電子鍵を持ち去ると、電子鍵による解錠記録が残らないが、本発明によれば戸や引出のような開閉部に取着される電子錠側に識別情報の履歴を残しているので、どの電子鍵を用いて施解錠を行ったかという記録をより確実に残すことができる。
According to the invention of
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
(実施形態1)
本発明に係るセキュリティ装置の実施形態1を図1〜図7に基づいて説明する。尚、以下の説明では特に断りが無い限り、図1(a)に示す向きにおいて上下左右の方向を規定するとともに、図1(b)中の上側を前側、下側を後側と規定して説明を行う。ここで、図1(a)はセキュリティ装置Aを収納庫の扉51の外側面に取り付けた状態の正面図であり、図1(b)中の上側は扉51の外側、下側は扉51の内側となる。
(Embodiment 1)
このセキュリティ装置Aは、例えば図1〜図3に示すような観音開きの扉(開き戸)51の開閉に電子的な認証機能を付加するために用いられるものであり、全て異なる固有の識別情報を記憶するとともに無線信号によって識別情報を返信する機能を備えた電子鍵1と、電子鍵1から受信した識別情報を認証した結果に基づいて、開閉部たる扉51の錠52の解錠操作を規制又は許可する電子錠2とで構成される。尚、本実施形態では書類などを収納するキャビネット50の扉51を例に説明を行うが、ロッカーや出入り口に設けた戸や引出などに本実施形態を適用しても良い。
This security device A is used for adding an electronic authentication function to open / close a double door 51 (for example, as shown in FIGS. 1 to 3), and stores different unique identification information. In addition, based on the result of authenticating the identification information received from the
図6はセキュリティ装置Aのブロック図であり、電子鍵1は、アンテナコイル11と、固有の識別情報を記憶する記憶部および無線信号により識別情報を返信する通信機能をチップ化したIC12とを備える。電子鍵1は、図5(a)(b)に示すように、一端部が円筒状に形成されるとともに他端側が平板状に形成された非磁性材料(例えば合成樹脂)からなる鍵本体13を有し、この鍵本体13の内部にアンテナコイル11およびIC13を収納してある。鍵本体13は人の手で把持可能な大きさに形成されており、アンテナコイル11は鍵本体13の一端側(円筒部14側)の先端面に臨んで収納されている。
FIG. 6 is a block diagram of the security device A. The
一方、電子錠2は、図6に示すように演算処理部20と、アンテナコイル21と、RF通信部22(質問手段)と、モータ23と、モータ駆動部24と、閉検知用磁気センサ25と、開検知用磁気センサ26と、通信インターフェイス(以下、通信I/Fと言う。)27と、記憶部28と、動作表示用の緑色発光ダイオード(以下、緑色LEDと言う。)29および赤色発光ダイオード(以下、赤色LEDと言う。)30と、押釦スイッチ31とを主要な構成として備え、内蔵の電池(図示せず)を電源として動作する。尚、本実施形態では電子錠2は電池を電源として動作するため、取付位置の自由度が高いという利点があるが、ACアダプタ(図示せず)などから電力供給を受けても良い。
On the other hand, as shown in FIG. 6, the
演算処理部20は例えばマイクロコンピュータからなり、電子錠2の内部回路の全体的な制御を行う。また演算処理部20は、動作クロックを計数することによって現在の日時情報を求める時計ブロック20aを備えている。
The
RF通信部22は、アンテナコイル21を介して電子鍵1に無線信号を送信し、無線信号の送信に応じて電子鍵1から返信される無線信号を受信する。
The
モータ23は、後述するロックアーム35(規制手段)を、鍵穴53に差し込まれた鍵54の解錠操作を規制する閉位置と規制を解除する開位置との間で進退させる。ここにおいて、扉51に設けた錠52と鍵54とで施解錠手段が構成される。
The
モータ駆動部24は、演算処理部20から入力される制御信号に応じてモータ23を正転又は逆転させる。
The
閉検知用磁気センサ25は例えばホール素子からなり、ロックアーム35が閉位置に移動した際にロックアーム35に埋め込んだ磁石を検知することによって、ロックアーム35が閉位置に移動したことを検知する。
The closing detection
開検知用磁気センサ26は例えばホール素子からなり、ロックアーム35が開位置に移動した際にロックアーム35に埋め込んだ磁石を検知することによって、ロックアーム35が開位置に移動したことを検知する。
The open detection
通信I/F27は、例えばRS−232Cのような通信方式で、パーソナルコンピュータのような外部の管理装置60との間でデータ通信を行う。
The communication I /
記憶部28は例えばROMやRAMなどからなり、動作プログラムや予め登録された電子鍵1の識別情報を記憶するとともに、開閉に用いた電子鍵1の識別情報の履歴などを記憶する。
The
押釦スイッチ31は電子鍵1の鍵本体13で押圧されるとオンになり、オン信号を演算処理部20に出力する。
When the
上述した電子錠2の各回路要素は、図1〜図4に示すような直方体状のケース32に収納される。ケース32は取付ベース33の前面側(扉51と反対側の面)に取着され、ケース32および取付ベース33からなる電子錠本体34の左側面から左右方向において進退自在にロックアーム35が取り付けられている。ロックアーム35の先端には、前後方向に細長い直方体状であって、左側の側面が開口した覆い部36が一体的に取り付けられている。そして、取付ベース33は、ロックアーム35が前進した状態で覆い部36が施錠位置にある鍵54の少なくとも一部を覆う位置に取着されている。尚、取付ベース33は例えば両面テープを用いて扉51に粘着固定されるが、固定ネジ等を用いてネジ止めしても良い。そして、図1に示すようにロックアーム35が閉位置まで前進(図1中の左側に移動)すると、施錠位置に回転した鍵54の右半分が覆い部36によって覆われる。この状態で鍵54を回そうとすると、鍵54が覆い部36の内面と干渉して、鍵54を回転させることができないため、鍵54による解錠動作が行えず、扉51の錠52がロックされた状態となる。一方、図2に示すようにロックアーム35が開位置まで後退(図2中の右側に移動)すると、鍵54の全体を露出させる位置まで覆い部36が移動するので、鍵54を自由に回転させることができ、鍵54を用いた解錠操作又は施錠操作を行うことが可能となる。
Each circuit element of the
またケース32の正面から上面にかけて緑色LED29及び赤色LED30の光を外部に透過させる透過部37が設けられるとともに、ケース32の正面に設けた丸孔38に臨んで押釦スイッチ31の押釦31aが配置され、さらにケース32の内側には押釦31aに近接してアンテナコイル21が配設されている。ここで、丸孔38の内径寸法は、電子鍵1の円筒部14の外径寸法よりも若干大きめの寸法に形成されている。
In addition, a transmitting
またケース32の下面には通信I/F27用の接続コネクタ39(例えばピンジャックコネクタからなる)が配設されている。
A connection connector 39 (for example, a pin jack connector) for the communication I /
次に本実施形態のセキュリティ装置の動作を図7のフローチャートに基づいて説明する。なお電子錠2の記憶部28には、施解錠操作を許可された1乃至複数の電子鍵1の識別情報が予め登録されているものとする。
Next, the operation of the security device of this embodiment will be described based on the flowchart of FIG. In the
電子錠2の演算処理部20は電池電源が投入されると、記憶部28に記憶された動作プログラムを実行し、初期設定を行った後、押釦スイッチ31からの信号入力を監視する(ステップS1)。キャビネット50の扉51の開閉を許可された人物が、電子鍵1の円筒部14を電子錠2の丸孔38から露出する押釦31aに当接させ、円筒部14で押釦31aを押すと、押釦スイッチ31がオンになる。演算処理部20は、押釦スイッチ31からオン信号が入力されると、電池電源からRF通信部22への電力供給を開始させて無線通信を行わせる(ステップS2)。このとき、RF通信部22は、アンテナコイル21を介して電子鍵1に無線信号により識別情報の問い合わせを行うとともに、電子鍵1から返信される識別情報を受信し、受信した識別情報を演算処理部20に出力する(ステップS3)。このように本実施形態では鍵本体13で押釦スイッチ31が押されたときのみ、RF通信部22に電力を供給してRF通信を行わせているので、RF通信部22による消費電力を低減して、電池の消耗を抑制することができる。また電子鍵1の鍵本体13が押釦31aと当接している状態で無線通信が行われるので、無線通信に必要な電力をさらに低減することができる。
When the battery power is turned on, the
そして、ステップS3の処理において演算処理部20が電子鍵1から識別情報を取得すると、記憶部28から施解錠操作を許可された電子鍵1の識別情報を読み出し、ステップS3で取得した識別情報と一致するか否かを判断する(ステップS4)。ここで、ステップS4において識別情報の認証に失敗すると、施解錠動作は行わず、アクセスのあった時点の日時情報を時計ブロック20aから取り込み、当該日時情報と識別情報とを記憶部28に記憶させた後、ステップS1に戻る。
And if the
一方、ステップS4で認証に成功すると、施解錠切替手段たる演算処理部20は、閉検知用磁気センサ25および開検知用磁気センサ26の検知出力をもとにロックアーム35が開位置にあるか閉位置にあるかを判定する(ステップS5)。ここで、ロックアーム35が閉位置にあれば、演算処理部20はモータ駆動部24を制御して、ロックアーム35が開方向に移動する方向へモータ23を回転させ、開検知用磁気センサ26が開位置にきたことを検知すると、モータ駆動部24によりモータ23の回転を停止させる(ステップS6)。その後、演算処理部20は、開動作を行った時点の日時情報を時計ブロック20aから取り込み、当該日時情報と電子鍵1の識別情報とを記憶部28に記憶させて、ステップS1に戻る。このとき、ロックアーム35の覆い部36が錠52に差し込まれた鍵54から遠ざかり、鍵54の全体が露出するので、鍵54を自由に回転させることができ、錠52の解錠/施錠が可能になる。
On the other hand, if the authentication is successful in step S4, the
またステップS5の判定の結果、ロックアーム35が開位置にあれば、演算処理部20はモータ駆動部24を制御して、ロックアーム35が閉方向に移動する方向へモータ23を回転させ、閉検知用磁気センサ26が閉位置にきたことを検知すると、モータ駆動部24によりモータ23の回転を停止させる(ステップS7)。その後、演算処理部20は、閉動作を行った時点の日時情報を時計ブロック20aから取り込み、当該日時情報と電子鍵1の識別情報とを記憶部28に記憶させて、ステップS1に戻る。このとき、ロックアーム35の覆い部36が錠52に差し込まれた鍵54の一部を覆い、鍵54の回転が規制されて、鍵54が施錠位置に保持されるため、鍵54の解錠が規制される。
If the result of determination in step S5 is that the
演算処理部20が上記の処理を繰り返し実行することで、記憶部28には、解錠又は施錠に用いられた電子鍵1の識別情報の履歴が蓄積されることになる。したがって、管理装置60からの信号線を接続コネクタ39に接続し、通信I/F27を介して演算処理部20との間で通信を行うことによって、管理装置60が電子錠2から識別情報の履歴を読み込むことができる。下記の表1は記憶部28に記憶された識別情報の履歴を示しており、解錠操作又は施錠操作を行った日時(日付および時刻)と、解錠(鍵54による解錠操作を規制する操作)又は施錠(鍵54による解錠操作の規制を解除する操作)の別を示す情報とが格納されている。
When the
以上説明したように、本実施形態によれば錠52を備える扉51とは別体に電子錠2を形成しているので、この電子錠2を扉51に対して容易に後付けすることができ、錠52に差し込まれた鍵54を施錠位置に回転させた状態で、ロックアーム35によって鍵54の解錠操作を規制することができる。そして、電子錠2に識別情報が予め登録された電子鍵1を用いて電子的な認証を行うと、ロックアーム35が閉位置から開位置に移動させられて、鍵54の解錠/施錠操作が行えるとともに、電子鍵1を用いて再度電子的な認証を行うと、ロックアーム35が開位置から閉位置に移動させられて、鍵54の解錠操作が規制されるから、既設の扉51に対して電子的な認証機能を容易に付加することができる。
As described above, according to the present embodiment, since the
また扉51の持ち手55を操作できないようにするには、持ち手55の全体を覆う必要があり、様々な種類の扉51に対応するのが困難であるが、ロックアーム35の覆い部36は、扉51に設けた錠52の鍵54による解錠動作を規制することによって、扉51を施錠状態でロックしているので、様々な種類の扉51に対応しやすいという利点もある。
Further, in order to prevent the
なお本実施形態ではロックアーム35の覆い部36で鍵54の一部を覆っているが、鍵54の全体を覆うようにしても良い。また本実施形態では、錠52に差し込まれた鍵54の解錠操作を規制するために、覆い部36で鍵54の一部を覆っているので、鍵54が外れて、鍵54を紛失してしまう虞が無い。
In this embodiment, a part of the key 54 is covered by the
なおロックアーム35に対して覆い部36を着脱自在とするとともに、鍵54の形状及び大きさに応じて複数種類の覆い部36を用意し、対象の鍵54に合わせた種類の覆い部36を選択的に使用しても良く、覆い部36を交換することによって、様々な形状及び大きさの鍵54に対応することができる。
In addition, the
また本実施形態では、覆い部36で錠52に差し込まれた鍵54の一部を覆うことによって、鍵54の解錠操作を規制しているが、ロックアーム35で鍵穴53の少なくとも一部又は全部を覆うようにしても良く、施錠状態の錠52の鍵穴53をロックアーム35で覆うことによって、鍵穴53に鍵54を差し込めないようにして、錠52をロックすることができる。
Further, in the present embodiment, the unlocking operation of the key 54 is restricted by covering a part of the key 54 inserted into the
また本実施形態では電子錠2の記憶部28に、RF通信部22の受信した識別情報の履歴を記憶させているので、記憶部28に蓄積された識別情報の履歴をもとに、どの電子鍵1を使って電子錠2を解錠させたかを把握することができる。また施解錠の履歴が電子鍵1側に記録されている場合、電子鍵1を用いて電子錠2を不正に解錠した人物が電子鍵1を持ち去ると、電子鍵1による解錠記録が残らないが、本実施形態では扉51に取着される電子錠2側に識別情報の履歴を残しているので、電子鍵1が持ち去れれたとしても、どの電子鍵1を用いて施解錠を行ったかという記録を残すことができる。
In this embodiment, since the history of identification information received by the
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図8〜図10に基づいて説明する。尚、以下の説明では特に断りが無い限り、図9(b)に示す向きにおいて上下左右の方向を規定するとともに、図9(c)中の上側を前側、下側を後側と規定して説明を行う。ここで、図9(b)はセキュリティ装置Aを収納庫の扉56bの外側面に取り付けた状態の正面図であり、図9(c)中の上側は扉61の外側、下側は扉51の内側となる。
(Embodiment 2)
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the following description, unless otherwise specified, the vertical and horizontal directions are defined in the orientation shown in FIG. 9B, and the upper side in FIG. 9C is defined as the front side and the lower side is defined as the rear side. Give an explanation. Here, FIG. 9B is a front view of the state in which the security device A is attached to the outer surface of the
上述の実施形態1ではロックアーム35の覆い部36により鍵54の少なくとも一部を覆うことで、鍵54の解錠動作を規制しているが、本実施形態ではロックアーム35が施解錠手段の一部と係合することによって、解錠動作を規制している。尚、セキュリティ装置の構成および動作は、ロックアーム35が施解錠手段の解錠動作を規制する構造を除いて実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
In the first embodiment described above, the unlocking operation of the key 54 is restricted by covering at least a part of the key 54 with the
本実施形態では、引き違い戸を備えたキャビネット50にセキュリティ装置を適用し、2枚の戸56a,56bの開閉に電子的な認証機能を付加している。
In this embodiment, a security device is applied to the
後側の戸56aの前面には、2枚の戸56a,56bが閉められた状態で、前側の戸56bの端部に隣接する位置に取付金具57を両面テープなどで取り付けてある。取付金具57は矩形板状であって、左右両端部をU字状に折り返して係止片57a,57aを形成するとともに、下端部を前方に向かってL字形に折り曲げることでストッパ片57bを形成してある。
A mounting
この取付金具57には、例えば合成樹脂により箱形に形成されたロック体58が着脱自在に取り付けられる。ロック体58は、左右両側部に係止片57a,57aが入り込む係止溝58a,58aを有しており、ロック体58と取付金具57の位置を合わせて、ロック体58を上側から取付金具57に差し込むと、左右両側の係止溝58aに係止片57aが係入してロック体58が左右方向において位置決めされるとともに、ロック体58の下側面がストッパ片57bに当接して、ロック体58の下方向への移動が規制される。而して、取付金具57にロック体58を装着した状態では、前側の戸56bの端部がロック体58に当接するため、戸56a,56bを開くことができないようになっている。一方、取付金具57からロック体58を外すと、前側の戸56bの動きを規制するロック体58が無くなるため、戸56a,56bを開閉することができる。すなわち本実施形態では取付金具57とロック体58とで施解錠手段が構成される。
For example, a
一方、前側の戸56bの前面には、取付金具57に装着されたロック体58にロックアーム35を対向させるようにして、電子錠2のケース32(電子錠本体)が両面テープなどを用いて直接取り付けられている。ここで、ロック体58の前後方向の高さ寸法は、ロック体58を取付金具57に取り付けた状態で、ロック体58の前面がロックアーム35の前面よりも前方まで突出するような寸法に設定されており、ロック体58の右側面には、閉位置まで前進したロックアーム35と係合する係合孔59が開口している。
On the other hand, on the front surface of the
ここで、図8〜図10は電子錠2により施解錠手段の解錠動作を規制した状態を示しており、取付金具57に装着されたロック体58の係合孔59に、電子錠2のロックアーム35が係合することによって、ロック体58の取り外しを不能にしているので、ロック体58(施解錠手段)が施錠状態でロックされ、戸56a,56bが閉状態で保持される。
8 to 10 show a state in which the unlocking operation of the locking / unlocking means is restricted by the
この状態で、電子錠2に識別情報が予め登録された電子鍵1を用いて電子的な認証を行うと、ロックアーム35が閉位置から開位置に移動(右側に移動)させられて、ロックアーム35が係合孔59から外に出るので、ロック体58の取り外しが可能になり、ロック体58を取り外すことで、戸56a,56bの開閉が可能になる。
In this state, when electronic authentication is performed using the
その後、電子錠2により戸56a,56bをロックする場合には取付金具57にロック体58を装着させた後、電子鍵1を用いて電子的な認証を行うと、ロックアーム35が開位置から閉位置に移動(左側に移動)させられて、ロックアーム35が係合孔59に係入するので、ロック体58が施錠状態でロックされ、戸56a,56bが閉状態で保持される。
Thereafter, when the
(実施形態3)
本発明の実施形態3を図11及び図12に基づいて説明する。尚、以下の説明では特に断りが無い限り、図12(a)に示す向きにおいて上下左右の方向を規定するとともに、図12(d)中の上側を前側、下側を後側と規定して説明を行う。
ここで、図12(a)はセキュリティ装置Aを収納庫の扉51の外側面に取り付けた状態の正面図であり、図12(d)中の上側は扉51の外側、下側は扉51の内側となる。
(Embodiment 3)
A third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the following description, unless otherwise specified, the vertical and horizontal directions are defined in the direction shown in FIG. 12A, and the upper side in FIG. 12D is defined as the front side and the lower side is defined as the rear side. Give an explanation.
Here, FIG. 12A is a front view of the state in which the security device A is attached to the outer side surface of the
上述の実施形態1ではロックアーム35の覆い部36により鍵54の少なくとも一部を覆うことで、鍵54の解錠動作を規制しているが、本実施形態ではロックアーム35が施解錠手段の一部と係合することによって、解錠動作を規制している。尚、セキュリティ装置の構成および動作は、ロックアーム35が施解錠手段の解錠動作を規制する構造を除いて実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
In the first embodiment described above, the unlocking operation of the key 54 is restricted by covering at least a part of the key 54 with the
本実施形態では、開き戸を備えたキャビネット50にセキュリティ装置を適用してあり、2枚の扉(開き戸)51,51の開閉に電子的な認証機能を付加している。
In the present embodiment, a security device is applied to a
一方(左側)の扉51の前面には、帯板状のデッドボルト61を左右方向においてスライド移動自在に支持する支持レール62が取り付けられており、他方(右側)の扉51の前面には、デッドボルト61が係脱自在に係入する係合孔64を有するロック金具63が固定されている。而して、デッドボルト61を右側へスライドさせると、デッドボルト61がロック金具63の係合孔64内に係入されるので、扉51,51が閉じた状態でロックされる。一方、デッドボルト61を左側へスライドさせると、デッドボルト61がロック金具63の係合孔64から外に出て、扉51,51の開閉を自由に行うことができる。すなわち本実施形態ではデッドボルト61とロック金具63とで施解錠手段が構成されている。
A
そして、右側の扉51の前面には、ロック金具63の係合孔64に係入した状態のデッドボルト61にロックアーム35が対向する位置に、電子錠2のケース32(電子錠本体)が両面テープなどを用いて直接取り付けられている。なおデッドボルト61の上面には、閉位置に移動したロックアーム35の先端が係入する溝(図示せず)が形成されている。
A case 32 (electronic lock body) of the
ここで、図11及び図12は電子錠2により施解錠手段の解錠動作を規制した状態を示しており、先端側がロック金具63の係合孔64内に係入されたデッドボルト61の溝にロックアーム35が係入することで、デッドボルト61の解錠動作が規制され、扉51,51が閉状態で保持されている。
Here, FIGS. 11 and 12 show a state where the unlocking operation of the locking / unlocking means is restricted by the
この状態で、電子錠2に識別情報が予め登録された電子鍵1を用いて電子的な認証を行うと、ロックアーム35が閉位置から開位置に移動(上側に移動)させられて、ロックアーム35がデッドボルト61の溝から外に出るので、デッドボルト61のスライド移動が可能になる。この時、デッドボルト61を左側に移動させて、ロック金具63の係合孔64から外に出すことで、扉51,51の開閉が可能になる。
In this state, when electronic authentication is performed using the
その後、電子錠2により扉51,51をロックする場合にはデッドボルト61を右側へスライド移動させて、ロック金具63の係合孔64に係入させた後、電子鍵1を用いて電子的な認証を行うと、ロックアーム35が開位置から閉位置に移動(下側に移動)させられて、ロックアーム35がデッドボルト61の溝に係入するので、デッドボルト61が施錠状態でロックされ、扉51,51が閉状態で保持されるのである。
Thereafter, when the
上述の実施形態1〜3では開閉部としてキャビネットの開き戸や引き違い戸を例に説明をしたが、対象の開閉部はロッカーやキャビネットの戸に限定されるものではなく、机や棚の引出などに本発明の電子錠2を取り付けることも可能であり、開閉部に設けられた施解錠手段に合わせてロックアームの構造を適宜変更すれば、様々なタイプの開閉部に取り付けて使用することができる。
In
1 電子鍵
2 電子錠
20 演算手段(施解錠切替手段)
22 RF通信部(質問手段)
23 モータ
24 モータ駆動部
32 ケース
33 取付ベース
34 電子錠本体
35 ロックアーム(規制手段)
36 覆い部
51 扉(開閉部)
52 錠(施解錠手段)
53 鍵穴
54 鍵(施解錠手段)
1
22 RF communication section (questioning means)
23
36
52 locks (locking / unlocking means)
53
Claims (5)
電子錠は、前記開閉部とは別体に形成されて前記開閉部に取着される電子錠本体を有し、当該電子錠本体に、電子鍵に対して無線信号により識別情報の問い合わせを行うとともに電子鍵から返信される識別情報を受信する質問手段と、施解錠手段により開閉部が施錠された状態で施解錠手段の解錠動作を規制する規制手段と、質問手段が電子鍵から受信した識別情報が予め登録された識別情報に一致する毎に、規制手段により解錠動作を規制する状態と解錠動作の規制を解除する状態とを交互に切り替える施解錠切替手段とを設けたことを特徴とするセキュリティ装置。 Based on the result of authenticating the identification information received from the electronic key and the electronic key having the function of storing the unique identification information and returning the identification information by radio signal, the door and the opening / closing unit such as a drawer are applied. An electronic lock that regulates or permits the unlocking operation of the locking / unlocking means,
The electronic lock has an electronic lock body that is formed separately from the opening / closing portion and attached to the opening / closing portion, and inquires of the electronic lock body for identification information by radio signal to the electronic key. Together with the inquiry means for receiving the identification information returned from the electronic key, the restricting means for regulating the unlocking operation of the locking / unlocking means with the opening / closing part locked by the locking / unlocking means, and the inquiry means received from the electronic key There is provided an unlocking / unlocking switching unit that alternately switches between a state in which the unlocking operation is regulated by the regulating unit and a state in which the regulation of the unlocking operation is released every time the identification information matches the previously registered identification information. Feature security device.
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JP2008139832A JP2009287251A (en) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | Security device |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015525621A (en) * | 2012-07-18 | 2015-09-07 | アキュライド インターナショナル, インコーポレイテッドAccuride International, Inc. | Drawer slide and electrically actuated locking mechanism |
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2008
- 2008-05-28 JP JP2008139832A patent/JP2009287251A/en not_active Withdrawn
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