JP2009273139A - 位置登録処理方法及び移動局 - Google Patents
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Abstract
【課題】位置登録処理が必要になってから通信サービスの提供を受けることができる状態になるまでの時間をできるだけ短縮する。
【解決手段】本発明に係る位置登録処理方法は、移動局UEが、無線基地局eNBによって報知されている複数のシステム情報のうち位置登録処理を行う際に必要な情報を含む所定のシステム情報を取得した場合に、所定のシステム情報に基づいて位置登録処理を開始する工程と、位置登録処理が開始された後に複数のシステム情報の残りを取得する工程とを有する。
【選択図】図4
【解決手段】本発明に係る位置登録処理方法は、移動局UEが、無線基地局eNBによって報知されている複数のシステム情報のうち位置登録処理を行う際に必要な情報を含む所定のシステム情報を取得した場合に、所定のシステム情報に基づいて位置登録処理を開始する工程と、位置登録処理が開始された後に複数のシステム情報の残りを取得する工程とを有する。
【選択図】図4
Description
本発明は、移動局が位置登録処理を行う位置登録処理方法及び移動局に関する。
一般的には、移動局UEは、ユーザによって電源が投入されると、各セルにおいて報知されている報知情報を受信し、かかる報知情報に基づいてAttach手順を実施するように構成されている。
ここで、移動局UEは、かかるAttach手順による位置登録処理が終了しなければ、発着信等の通信サービスの提供を受けることができない。
また、移動局UEは、セル選択若しくはセル再選択を行った結果、位置登録エリアが変更になる場合にも、位置登録処理を行うように構成されている。
3GPP TS24.008 v7.11.0、2008年3月
しかしながら、移動局UEが報知情報を受信するには、1秒程度かかり、Attach手順を実施するには、100ミリ秒程度かかるため、移動局UEにおいて、電源を投入してから通信サービスに提供を受けることができる状態になるまで時間がかかってしまうという問題点があった。
同様に、移動局UEが、セル選択若しくはセル再選択を行った結果、位置登録エリアが変更になる場合にも、位置登録処理を行ってから通信サービスに提供を受けることができる状態になるまで時間がかかってしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、位置登録処理が必要になってから通信サービスの提供を受けることができる状態になるまでの時間をできるだけ短縮することができる位置登録処理方法及び移動局を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、移動局が、位置登録処理を行う位置登録処理方法であって、前記移動局が、無線基地局によって報知されている複数のシステム情報のうち、前記位置登録処理を行う際に必要な情報を含む所定のシステム情報を取得した場合に、該所定のシステム情報に基づいて、前記位置登録処理を開始する工程と、前記位置登録処理が開始された後に、前記複数のシステム情報の残りを取得する工程とを有することを要旨とする。
本発明の第1の特徴において、前記所定のシステム情報は、MIB、SIB1及びSIB2であってもよい。
本発明の第2の特徴は、移動局であって、無線基地局によって報知されている複数のシステム情報のうち、位置登録処理を行う際に必要な情報を含む所定のシステム情報を取得した場合に、該所定のシステム情報に基づいて、前記位置登録処理を開始するように構成されている位置登録処理部と、前記位置登録処理が開始された後に、前記複数のシステム情報の残りを取得するように構成されている取得部とを具備することを要旨とする。
本発明の第2の特徴において、前記所定のシステム情報は、MIB、SIB1及びSIB2であってもよい。
以上説明したように、本発明によれば、位置登録処理が必要になってから通信サービスの提供を受けることができる状態になるまでの時間をできるだけ短縮することができる位置登録処理方法及び移動局を提供することができる。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成)
図1乃至図3を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。
図1乃至図3を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る移動通信システムでは、移動局UEが、無線基地局eNBによって報知された報知情報に含まれる複数のシステム情報「MIB(Master Information Block)」及び「SIB(System Information Block)1-8」に基づいて、位置登録処理を行うように構成されている。
図2に示すように、移動局UEは、報知情報受信部11と、位置登録処理部12とを具備している。
報知情報受信部11は、無線基地局eNBによって報知された報知情報に含まれる複数のシステム情報「MIB」及び「SIB1-8」を受信するように構成されている。
「MIB」は、セル幅やアンテナ数やPHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)構成情報等の物理層パラメータ及びシステムフレーム番号(SFN)を含むシステム情報であり、PDSCH上で、40ms周期で「P-BCH(Physical-Broadcast Channel)」にマッピングされて送信される。
「SIB1」は、「PLMN(Public Land Mobile Network)-ID」や「Tracking Area Code」や「Cell-ID」やセル規制情報や「SIB2-8」についてのスケジューリング情報等を含むシステム情報であり、PDSCH上で、80ms周期で「DL-SCH(Downlink-Shared Channel)」にマッピングされて送信される。
「SIB2」は、アクセス規制情報等を含み、「SIB3」は、自局のセル再選択に係る情報を含み、「SIB4」は、同一周波数内においてアクセス可能な周辺セル或いはアクセス不可能な周辺セルに係る情報等を含み、「SIB5」は、異周波数内においてアクセス可能な周辺セル或いはアクセス不可能な周辺セルに係る情報等を含む。
「SIB6」は、UTRA方式における優先度及び周波数リスト情報等を含み、「SIB7」は、GERAN方式における優先度及び周波数リスト情報等を含み、「SIB8」は、CDMA2000方式における優先度及び周波数リスト情報等を含む。
ここで、移動局UEが位置登録処理を行う際に必要な情報を含む所定のシステム情報は、「MIB」、「SIB1」及び「SIB2」である。なお、「SIB3-8」は、移動局UEがセル選択若しくはセル再選択を行う際に必要な情報を含むシステム情報である。
すなわち、「SIB3」乃至「SIB8」には、待ち受け状態の移動局UEのモビリティをサポートするために必要な情報が含まれている。
位置登録処理部12は、移動局UEの電源投入時に、Attach手順によって位置登録処理を行うように構成されている。また、位置登録処理部12は、セル選択若しくはセル再選択を行った結果、位置登録エリアが変更になる場合にも、位置登録処理を行うように構成されている。
具体的には、位置登録処理部12は、無線基地局eNBによって報知されている複数のシステム情報「MIB」及び「SIB1-8」のうち、位置登録処理を行う際に必要な情報を含む所定のシステム情報「MIB」、「SIB1」及び「SIB2」を取得した場合に、所定のシステム情報「MIB」、「SIB1」及び「SIB2」に基づいて、位置登録処理を開始するように構成されている。
ここで、報知情報受信部11は、位置登録処理が行われている間に、複数のシステム情報の残り「SIB3-8」を取得するように構成されている。
なお、報知情報受信部11が、複数のシステム情報の残り「SIB3-8」の取得を完了する前に、位置登録処理部12は、位置登録処理を完了してしまってもよい。かかる場合、移動局UEは、位置登録処理が完了した後に、通信サービスの提供を受けることが可能になる。
また、報知情報受信部11は、図3に示すように、「C-RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)」や「SI-RNTI(System Information-Radio Network Temporary Identifier)」を含む「PDCCH(Physical Downlink Control Channel)」に対応する「PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)」を介して、ユーザデータと共に送信されたシステム情報「SIB3-8」についても受信可能である。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作)
図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作の一例について説明する。
図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作の一例について説明する。
図4に示すように、無線基地局eNBが、特定のセルに対して、ステップS1001において「MIB」を報知し、ステップS1002において「SIB1」を報知し、ステップS1003において「SIB2」を報知する。
移動局UEは、ステップS1004において、位置登録処理を行う際に必要な情報を含む所定のシステム情報「MIB」と「SIB1」と「SIB2」とを取得したことを検出し、ステップS1005において、無線基地局eNBに対して「RRC CONNECTION REQUEST」を送信することによって、位置登録処理を開始する。
ステップS1006において、無線基地局eNBが、RRCコネクションを設定する際に必要な情報を通知するための「RRC CONNECTION SETUP」を、移動局UEに対して送信する。
ステップS1007において、無線基地局eNBは、移動局UEによって位置登録処理が行われている最中であっても、当該特定のセルに対して、「SIB3」を送信する。
ステップS1008において、移動局UEは、RRCコネクションの設定が完了したことを通知するための「RRC CONNECTION SETUP COMPLETE」を、無線基地局eNBに対して送信する。
その後、無線基地局eNBが、当該特定のセルに対して、ステップS1009において「SIB4」を送信し、ステップS1010において「SIB5」を送信する。
ここで、無線基地局eNBによる「SIB3-8」の報知手順(ステップS1007、S1009、S1010…)とRRCコネクションの設定手順(ステップS1004、S1005、S1006、S1008)とは互いに独立するものであるため、図4に示すシーケンスは一例であり、両手順間でステップの順番が入れ替わることもある。
なお、移動局UEは、上述の位置登録処理が完了次第、発着信処理を行うことができる。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果)
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、位置登録処理を行う際に必要最低限の情報を含む「MIB」と「SIB1」と「SIB2」とを受信した場合に、セル選択若しくはセル再選択を行う際に必要な残りの「SIB3-8」について受信していない場合であっても位置登録処理を開始するように構成されているため、位置登録処理が必要になってから通信サービスの提供を受けることができる状態になるまでの時間を短縮することができる。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、位置登録処理を行う際に必要最低限の情報を含む「MIB」と「SIB1」と「SIB2」とを受信した場合に、セル選択若しくはセル再選択を行う際に必要な残りの「SIB3-8」について受信していない場合であっても位置登録処理を開始するように構成されているため、位置登録処理が必要になってから通信サービスの提供を受けることができる状態になるまでの時間を短縮することができる。
(変更例)
なお、上述の移動局UEや無線基地局eNBの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
なお、上述の移動局UEや無線基地局eNBの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、移動局UEや無線基地局eNB内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして移動局UEや無線基地局eNB内に設けられていてもよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
eNB…無線基地局
UE…移動局
11…報知情報受信部
12…位置登録処理部
UE…移動局
11…報知情報受信部
12…位置登録処理部
Claims (4)
- 移動局が、位置登録処理を行う位置登録処理方法であって、
前記移動局が、無線基地局によって報知されている複数のシステム情報のうち、前記位置登録処理を行う際に必要な情報を含む所定のシステム情報を取得した場合に、該所定のシステム情報に基づいて、前記位置登録処理を開始する工程と、
前記位置登録処理が開始された後に、前記複数のシステム情報の残りを取得する工程とを有することを特徴とする位置登録処理方法。 - 前記所定のシステム情報は、MIB、SIB1及びSIB2であることを特徴とする請求項1に記載の位置登録処理方法。
- 無線基地局によって報知されている複数のシステム情報のうち、位置登録処理を行う際に必要な情報を含む所定のシステム情報を取得した場合に、該所定のシステム情報に基づいて、前記位置登録処理を開始するように構成されている位置登録処理部と、
前記位置登録処理が開始された後に、前記複数のシステム情報の残りを取得するように構成されている取得部とを具備することを特徴とする移動局。 - 前記所定のシステム情報は、MIB、SIB1及びSIB2であることを特徴とする請求項3に記載の移動局。
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