JP2009270854A - 遠方界測定システム、遠方界測定方法 - Google Patents

遠方界測定システム、遠方界測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、十分な測定距離が確保できない場合でも、通常の電波暗室の遠方放射界測定システムを用いて,長尺アンテナの主ビーム方向の遠方界指向性を精度良く測定するシステムと方法を提供することである。
【解決手段】本発明の遠方界測定システムは、円弧上に配置された1個以上の波源と、回転部と、ネットワークアナライザと、計算部とを備える。そして、ネットワークアナライザで測定された電界強度Enear(mθ+nφ)から、遠方界Efar(mθ)を、
のように計算によって求める。
【選択図】図5

Description

本発明は、長尺アンテナの遠方界指向性を測定する遠方界測定システム、遠方界測定方法に関する。
携帯電話基地局アンテナは、直径が波長オーダであるのに対して長手方向は10波長を越えることが多い。このように波長に比べて大形の開口長を有するため、測定において垂直面内パターンを得ることは容易ではない。一般にアンテナの遠方界を測定するためには測定距離が2D/λ(Dはアンテナ開口長)必要になる。2GHz帯で2mの開口長の場合60mを超える距離となるため、電波暗室では十分な測定距離を確保することが難しい場合が多い。このようなアンテナを測定する場合は、屋外サイト、コンパクトレンジ、近傍界測定などが用いられる。これらの測定法は一長一短があるものの測定の容易性・経済性から、一般的な電波暗室での測定に劣る。なお、従来技術の具体例は、非特許文献1などに示されている。
屋外の鉄塔を用いたサイト等での測定となり大掛かりな装置系を要する。一方、アンテナ近傍放射界を測定して遠方放射界に変換する方法もあるが、プローブの影響を除去するなどの複雑な計算と高精度のプローブ駆動装置系が必要になる。また、被測定アンテナ領域で平面波を生成させるコンパクトレンジも考えられるが、2mクラスの平面波領域を確保するためには、8mを超える径の反射鏡が必要となる。このように、長尺アンテナの遠方放射界パターンを測定することは容易ではない。
電子情報通信学会編,"アンテナ工学ハンドブック",オーム社,pp.448-451. 1980.
いくつかの従来の擬似平面波の生成方法を示す。図1は、コンパクトレンジによる擬似平面波の生成方法を示す図である。ホーンアンテナ910などの1次放射器から放射された球面波はパラボラ型反射鏡920で反射され、長尺アンテナ900の周りで擬似的な平面波930となる。長尺アンテナ900はアジマス軸に回転自在な回転部800に設置されており、擬似的な平面波930を受信する。反射鏡の大きさは、必要な平面波領域の約3〜4倍程度が必要とされている。実際に製造するには、反射鏡エッジからの不要な散乱を抑圧する構造が必要であり高度な技術を要する。
図2は、直線状合成開口波源による擬似平面波の生成方法を示す図である。長尺アンテナ900をアジマス軸方向に回転させるごとに、直線状に配置された波源960,…,960を1回走査させ、長尺アンテナ900で受信する。そして、それらの受信結果をオフライン合成する。このような処理によって、仮想的な平面波970が生成される。したがって,この方法は近傍界測定と同様に2軸の走査(あるいは回転)が必要であるが、相互結合はないため比較的良好な擬似平面波が得られる。
本発明は、十分な測定距離が確保できない場合でも、従来の電波暗室の機器(回転部、ネットワークアナライザ、波源またはプローブなど)を用いて,長尺アンテナの主ビーム方向の遠方界指向性を精度良く測定するシステムと方法を提供することを目的とする。
本発明の遠方界測定システムは、長尺アンテナの遠方界指向性を測定するシステムである。本発明の1つめの遠方界測定システムは、2N+1(ただし、Nは正の整数)個の波源と、回転部と、ネットワークアナライザと、計算部とを備える。波源は、長尺アンテナを中心とする半径Rの円弧上に、あらかじめ定めた円弧上の点を基準として中心からみた角度がnφ(ただし、nは−NからNの整数)となるように配置されている。回転部は、長尺アンテナを、あらかじめ定めた向きを基準としてmθ(ただし、mは−MからMの整数、Mは正の整数)の向きに回転させる。ネットワークアナライザは、長尺アンテナを受信側、波源を送信側とし、波源を1つずつ励振させながら、電界強度Enear(mθ+nφ)を測定する。計算部は、遠方界Efar(mθ)を、
のように求める。ただし、測定対象の電波の波数をk、各波源の振幅をw、jをj=−1となる虚数とする。なお、波源の代わりにプローブを用い、ネットワークアナライザが、長尺アンテナを送信側、プローブを受信側とし、プローブを1つずつ選択して、電界強度Enear(mθ+nφ)を測定してもよい。また、m’θ+n’φ=mθ+nφとなる角度m’θとn’φの組み合わせの測定を省略してもよい。特に、θ=φとすればよい。
本発明の2つめの遠方界測定システムは、1個の波源と、回転部と、ネットワークアナライザと、計算部とを備える。波源は、長尺アンテナから距離R離れた位置に配置される。回転部は、長尺アンテナを、あらかじめ定めた向きを基準として角度が−(M+N)θから(M+N)θ(ただし、MとNは正の整数)の向きに回転させる。ネットワークアナライザは、長尺アンテナを受信側、波源を送信側とし、前記長尺アンテナの向きiθ(ただし、iは−M−NからM+Nの整数)ごとに電界強度Enear(iθ)を測定する。計算部は、遠方界Efar(mθ)を、
のように求める。なお、この遠方界測定システムでも、波源の代わりにプローブを用い、ネットワークアナライザが、長尺アンテナを送信側、プローブを受信側として、電界強度Enear(iθ)を測定してもよい。
本発明の遠方界測定システムによれば、コンパクトレンジや近傍界測定システムを用いることなく、一般に用いられているネットワークアナライザなどをそのまま用いることができる。また、十分な測定距離が確保できない有限距離の場合でも容易に遠方界指向特性が得られる。
本発明の1つめの遠方界測定システムの場合には、すべての波源またはプローブが中心からRの距離にある。そして、波源またはプローブごとの平面(直線)とのずれR(1−cosnφ)を考慮した位相の補正を遠方界の計算中で行っている。このことによって、測定時には位相差を考慮せずに測定できる。したがって、(m’,n’)と(m,n)が異なり、m’θ+n’φ=mθ+nφとなる場合に、どちらか一方の組み合わせを測定すれば、他方の測定を省略できる。また、θ=φとした場合には、省略できる場合が多くなる。
本発明の2つめの遠方界測定システムの場合には、長尺アンテナの回転ごとに1回の測定を行えばよいので、1つめの遠方界測定システムよりもさらに測定回数を少なくできる。
まず、長尺アンテナの放射特性について分析する。図3は、長尺アンテナからの距離によって指向性が変化する様子を示す図である。0°方向がブロードサイド方向である。長尺アンテナに近い距離D/2では、遠方界パターンの原形も見えない。距離5D程度までくると、主ビーム以外のパターンは概ね一致してくることが分かる。有限距離での指向性の測定では、ブロードサイド方向において誤差を生じやすい。一方で、エンドファイア方向では比較的良く一致している。これは、波源またはプローブから見込む長尺アンテナの開口長がブロードサイド方向で最大となるためである。
図4に、開口長(横軸)に応じて必要となる送受信間距離(縦軸)を示す。パラメータは代表的な携帯電話周波数を用いた。例えば、2GHz帯で開口長2mの基地局アンテナの垂直面内指向性を測定する際は、約59mの送受信間距離が必要になる。一般的なアンテナの遠方界を測定するために必要な測定距離は2D/λで示されるので、同じ物理寸法のアンテナの場合には、周波数が低いほど必要となる送受信間距離は短くなる(例えば、0.8GHzの場合は約23m)。本検討では、2m程度の長尺アンテナを回転させるために、測定距離10m程度の通常の電波暗室内で測定することを前提とする。送受信距離10mの暗室の場合、アンテナ開口長を2mとすると、遠方とみなせる距離の約1/6しか確保できないため、従来の測定では前述のようにブロードサイド方向において、訛った指向性パターンしか得られない。
次に実施例1の遠方界測定システムと遠方界測定方法を示す。図5に、実施例1の遠方界測定システムの構成例を示す。実施例1の遠方界測定システムは、長尺アンテナの遠方界指向性を測定するシステムである。遠方界測定システム100は、2N+1(ただし、Nは正の整数)個の波源110(ただし、nは−NからNの正の整数)と、回転部800と、ネットワークアナライザ120と、計算部130とを備える。波源110は、長尺アンテナ900を中心とする半径Rの円弧上に、あらかじめ定めた円弧上の点を基準として中心からみた角度がnφとなるように配置されている。回転部800は、長尺アンテナ900を、アジマス軸方向であって、あらかじめ定めた向きを基準としてmθ(ただし、mは−MからMの整数、Mは正の整数)の向きに回転させる。ネットワークアナライザ120は、長尺アンテナ900を受信側、波源110を送信側とし、波源110を1つずつ励振させながら、電界強度Enear(mθ+nφ)を測定する。計算部130は、遠方界Efar(mθ)を、
のように求める。ただし、測定対象の電波の波数をk、各波源の振幅をw(ただし、各波源を同じように励振させるのであれば、w=1でよい)、jはj=−1となる虚数である。なお、kR(1−cosnφ)は、波源110を円弧上に配置したことに伴って生じる波源110ごと位相差の補正である。このような補正によって、長尺アンテナ900の近傍に仮想的な平面波150を生成できる(平面波150が生成された場合と同じ遠方界Efar(mθ)を求めることができる)。
遠方界測定システム100(遠方界測定方法)はこのような構成と手順なので、一般に用いられているネットワークアナライザなどをそのまま用いることができる。また、十分な測定距離が確保できない有限距離の場合でも容易に遠方界指向特性が得られる。
また、すべての波源またはプローブが中心からRの距離にある。そして、波源またはプローブごとの平面(直線)とのずれR(1−cosnφ)を考慮した位相の補正を遠方界の計算中で行っている。このことによって、測定時には位相差を考慮せずに測定できる。したがって、(m’,n’)と(m,n)が異なり、m’θ+n’φ=mθ+nφとなる場合に、どちらか一方の組み合わせを測定すれば、他方の測定を省略できる。したがって、少ない測定回数で遠方界指向性を求めることができる。
特に、θ=φの場合は、回転部800は長尺アンテナを(2N+1)θごとに回転させ、波源110ごとの電界強度Enear((m+n)θ)を測定すれば、計算部130の計算に必要な電界強度Enear((m+n)θ)を測定できる。したがって、さらに少ない測定回数で遠方界指向性を求めることができる。
[変形例]
変形例では、波源の代わりにプローブを用い、ネットワークアナライザが、長尺アンテナを送信側、プローブを受信側とし、プローブを1つずつ選択して、電界強度Enear(mθ+nφ)を測定する。図5に、実施例1変形例の遠方界測定システムの構成例を示す。遠方界測定システム200は、2N+1個のプローブ210(ただし、nは−NからNの正の整数)と、回転部800と、ネットワークアナライザ220と、計算部230とを備える。
プローブ210は、長尺アンテナ900を中心とする半径Rの円弧上に、あらかじめ定めた円弧上の点を基準として中心からみた角度がnφ(ただし、nは−NからNの整数、Nは正の整数)となるように配置されている。回転部800は、長尺アンテナ900を、アジマス軸方向であって、あらかじめ定めた向きを基準としてmθ(ただし、mは−MからMの整数、Mは正の整数)の向きに回転させる。ネットワークアナライザ220は、長尺アンテナ900を送信側、プローブ210を受信側とし、プローブ210を1つずつ選択して、電界強度Enear(mθ+nφ)を測定する。計算部230は、遠方界Efar(mθ)を、
のように求める。ただし、測定対象の電波の波数をk、プローブの重みをw(ただし、各プローブの重みを同一にするのであれば、w=1でよい)、jをj=−1となる虚数とする。
遠方界測定システム200(遠方界測定方法)はこのような構成と手順なので、実施例1と同じ効果が得られる。
図6に、実施例2の遠方界測定システムの構成例を示す。遠方界測定システム300は、波源310と、回転部800と、ネットワークアナライザ320と、計算部330とを備える。波源310は、長尺アンテナ900から距離R離れた位置に配置される。回転部800は、長尺アンテナ900を、アジマス軸方向であって、あらかじめ定めた向きを基準とした角度が−(M+N)θから(M+N)θ(ただし、MとNは正の整数)の向きに回転させる。ネットワークアナライザ320は、長尺アンテナ900を受信側、波源310を送信側とし、長尺アンテナ900の向きiθ(ただし、iは−M−NからM+Nの整数)ごとに電界強度Enear(iθ)を測定する。計算部330は、遠方界Efar(mθ)を、
のように求める。ただし、測定対象の電波の波数をk、各波源の振幅をw(ただし、各波源を同じように励振させるのであれば、w=1でよい)、jはj=−1となる虚数である。なお、kR(1−cosnφ)は、波源110を円弧上に配置したことに伴って生じる波源110ごと位相差の補正である。
遠方界測定システム300(遠方界測定方法)はこのような構成と手順なので、一般に用いられているネットワークアナライザなどをそのまま用いることができる。また、十分な測定距離が確保できない有限距離の場合でも容易に遠方界指向特性が得られる。
さらに、波源またはプローブごとの平面(直線)とのずれR(1−cosnφ)を考慮した位相の補正を遠方界の計算中で行っている。このことによって、測定時には位相差を考慮せずに測定できる。したがって、長尺アンテナの回転ごとに1回の測定を行えばよいので、波源の数を少なくでき、かつ、ない測定回数で遠方界指向性を求めることができる。
[変形例]
変形例では、波源の代わりにプローブを用い、ネットワークアナライザが、長尺アンテナを送信側、プローブを受信側として、電界強度Enear(iθ)を測定する。図6に、実施例2変形例の遠方界測定システムの構成例を示す。遠方界測定システム400は、プローブ410と、回転部800と、ネットワークアナライザ420と、計算部430とを備える。
プローブ410は、長尺アンテナ900から距離R離れた位置に配置される。回転部800は、長尺アンテナ900を、アジマス軸方向であって、あらかじめ定めた向きを基準として角度が−(M+N)θから(M+N)θ(ただし、MとNは正の整数)の向きに回転させる。ネットワークアナライザ420は、長尺アンテナ900を送信側、プローブ410を受信側とし、長尺アンテナ900の向きiθ(ただし、iは−M−NからM+Nの整数)ごとに電界強度Enear(iθ)を測定する。計算部430は、ネットワークアナライザ420の測定結果から、遠方界Efar(mθ)(ただし、mは−MからMの整数)を、
のように求める。ただし、測定対象の電波の波数をk、nを−NからNの整数、プローブの重みをw(ただし、各プローブの重みを同一にするのであれば、w=1でよい)、jをj=−1となる虚数とする。
遠方界測定システム400(遠方界測定方法)はこのような構成と手順なので、実施例2と同じ効果が得られる。
[シミュレーション例]
実施例2の有効性を検証するため、モーメント法により有限距離での実験に相当するシミュレーションを行った。周波数は2.0GHz、長尺アンテナは長さ2100mmの29素子アレーアンテナ、波源の数は377、測定する角度の単位(回転部の回転する単位)は0.4°である。そして、長尺アンテナと波源との距離を10mとして電界分布を計算した。図7に、従来の方法で求められる遠方界指向性を実線で示す。なお、点線は、長尺アンテナと波源とを十分に離した場合の遠方界指向性を示している。ブロードサイド方向において、特に主ビーム付近の不一致が見られた。これは、いわゆる放射近傍界領域での値であるために生じているものである。一方で、ブロードサイド方向以外では、一致している。これは、それらの角度を測定する際に、対向アンテナから見込む長尺アンテナの角度が狭くなることに起因しているものと考えられる。
図8に、実施例2の方法で求められる遠方界指向性を実線で示す。点線は、長尺アンテナと波源とを十分に離した場合の遠方界指向性を示している。エンドファイア方向の値にやや誤差が見られるが、ブロードサイド方向の主ビームの形状はよく一致している。このように本発明の方が、従来の測定方法での有限距離(十分遠方ではない距離)での測定より、遠方界指向性が再現できることが分かる。
コンパクトレンジによる擬似平面波の生成方法を示す図。 直線状合成開口波源による擬似平面波の生成方法を示す図。 長尺アンテナからの距離によって指向性が変化する様子を示す図。 開口長(横軸)に応じて必要となる送受信間距離(縦軸)を示す図。 実施例1の遠方界測定システムの構成例を示す図。 実施例2の遠方界測定システムの構成例を示す図。 従来の方法で求められる遠方界指向性を示す図。 実施例2の方法で求められる遠方界指向性を示す図。
符号の説明
100、200、300、400 遠方界測定システム
110、310、960 波源
120、220、320、420 ネットワークアナライザ
130、230、330、430 計算部
150、930、970 平面波
210、410 プローブ
800 回転部
900 長尺アンテナ
910 ホーンアンテナ
920 パラボラ型反射鏡

Claims (10)

  1. 長尺アンテナの遠方界指向性を測定する遠方界測定システムであって、
    測定対象の電波の波数をk、各波源の振幅をw、jをj=−1となる虚数とするときに、
    前記長尺アンテナを中心とする半径Rの円弧上に、あらかじめ定めた前記円弧上の点を基準として前記中心からみた角度がnφ(ただし、nは−NからNの整数、Nは正の整数)となるように配置された2N+1個の波源と、
    前記長尺アンテナを、あらかじめ定めた向きを基準としてmθ(ただし、mは−MからMの整数、Mは正の整数)の向きに回転させる回転部と、
    前記長尺アンテナを受信側、前記波源を送信側とし、前記波源を1つずつ励振させながら、電界強度Enear(mθ+nφ)を測定するネットワークアナライザと、
    遠方界Efar(mθ)を、
    のように求める計算部と
    を備える遠方界測定システム。
  2. 長尺アンテナの遠方界指向性を測定する遠方界測定システムであって、
    測定対象の電波の波数をk、各プローブの重みをw、jをj=−1となる虚数とするときに、
    前記長尺アンテナを中心とする半径Rの円弧上に、あらかじめ定めた前記円弧上の点を基準として前記中心からみた角度がnφ(ただし、nは−NからNの整数、Nは正の整数)となるように配置された2N+1個のプローブと、
    前記長尺アンテナを、あらかじめ定めた向きを基準としてmθ(ただし、mは−MからMの整数、Mは正の整数)の向きに回転させる回転部と、
    前記長尺アンテナを送信側、前記プローブを受信側とし、前記プローブを1つずつ選択して、電界強度Enear(mθ+nφ)を測定するネットワークアナライザと、
    遠方界Efar(mθ)を、
    のように求める計算部と
    を備える遠方界測定システム。
  3. 請求項1または2記載の遠方界測定システムであって、
    θ=φである
    ことを特徴とする遠方界測定システム。
  4. 長尺アンテナの遠方界指向性を測定する遠方界測定システムであって、
    測定対象の電波の波数をk、波源の振幅をw、nを−NからNの整数、jをj=−1となる虚数とするときに、
    前記長尺アンテナから距離R離れた位置に配置された波源と、
    前記長尺アンテナを、あらかじめ定めた向きを基準として角度が−(M+N)θから(M+N)θ(ただし、MとNは正の整数)の向きに回転させる回転部と、
    前記長尺アンテナを受信側、前記波源を送信側とし、前記長尺アンテナの向きiθ(ただし、iは−M−NからM+Nの整数)ごとに電界強度Enear(iθ)を測定するネットワークアナライザと、
    遠方界Efar(mθ)(ただし、mは−MからMの整数)を
    のように求める計算部と
    を備える遠方界測定システム。
  5. 長尺アンテナの遠方界指向性を測定する遠方界測定システムであって、
    測定対象の電波の波数をk、プローブの重みをw、nを−NからNの整数、jをj=−1となる虚数とするときに、
    前記長尺アンテナから距離R離れた位置に配置されたプローブと、
    前記長尺アンテナを、あらかじめ定めた向きを基準として角度が−(M+N)θから(M+N)θ(ただし、MとNは正の整数)の向きに回転させる回転部と、
    前記長尺アンテナを送信側、前記プローブを受信側とし、前記長尺アンテナの向きiθ(ただし、iは−M−NからM+Nの整数)ごとに電界強度Enear(iθ)を測定するネットワークアナライザと、
    遠方界Efar(mθ)(ただし、mは−MからMの整数)を
    のように求める計算部と
    を備える遠方界測定システム。
  6. 長尺アンテナの遠方界指向性を測定する遠方界測定方法であって、
    測定対象の電波の波数をk、各波源の振幅をw、jをj=−1となる虚数とするときに、
    前記長尺アンテナを中心とする半径Rの円弧上に、あらかじめ定めた前記円弧上の点を基準として前記中心からみた角度がnφ(ただし、nは−NからNの整数、Nは正の整数)となるように2N+1個の波源を配置し、
    回転部で、前記長尺アンテナを、あらかじめ定めた向きを基準としてmθ(ただし、mは−MからMの整数、Mは正の整数)の向きに回転させ、
    ネットワークアナライザで、前記長尺アンテナを受信側、前記波源を送信側とし、前記波源を1つずつ励振させながら、電界強度Enear(mθ+nφ)を測定し、
    計算部で、遠方界Efar(mθ)を
    のように求める
    ことを特徴とする遠方界測定方法。
  7. 長尺アンテナの遠方界指向性を測定する遠方界測定方法であって、
    測定対象の電波の波数をk、各プローブの重みをw、jをj=−1となる虚数とするときに、
    2N+1個のプローブを、前記長尺アンテナを中心とする半径Rの円弧上に、あらかじめ定めた前記円弧上の点を基準として前記中心からみた角度がnφ(ただし、nは−NからNの整数、Nは正の整数)となるように配置し、
    回転部で、前記長尺アンテナを、あらかじめ定めた向きを基準としてmθ(ただし、mは−MからMの整数、Mは正の整数)の向きに回転させ、
    ネットワークアナライザで、前記長尺アンテナを送信側、前記プローブを受信側とし、前記プローブを1つずつ選択して、電界強度Enear(mθ+nφ)を測定し、
    計算部で、遠方界Efar(mθ)を、
    のように求める
    ことを特徴とする遠方界測定方法。
  8. 請求項6または7記載の遠方界測定方法であって、
    θ=φである
    ことを特徴とする遠方界測定方法。
  9. 長尺アンテナの遠方界指向性を測定する遠方界測定方法であって、
    測定対象の電波の波数をk、波源の振幅をw、nを−NからNの整数、jをj=−1となる虚数とするときに、
    波源を、前記長尺アンテナから距離R離れた位置に配置し、
    回転部で、前記長尺アンテナを、あらかじめ定めた向きを基準として角度が−(M+N)θから(M+N)θ(ただし、MとNは正の整数)の向きに回転させ、
    ネットワークアナライザで、前記長尺アンテナを受信側、前記波源を送信側とし、前記長尺アンテナの向きiθ(ただし、iは−M−NからM+Nの整数)ごとに電界強度Enear(iθ)を測定し、
    計算部で、遠方界Efar(mθ)(ただし、mは−MからMの整数)を
    のように求める
    ことを特徴とする遠方界測定方法。
  10. 長尺アンテナの遠方界指向性を測定する遠方界測定方法であって、
    測定対象の電波の波数をk、プローブの重みをw、nを−NからNの整数、jをj=−1となる虚数とするときに、
    プローブを、前記長尺アンテナから距離R離れた位置に配置し、
    回転部で、前記長尺アンテナを、あらかじめ定めた向きを基準として角度が−(M+N)θから(M+N)θ(ただし、MとNは正の整数)の向きに回転させ、
    ネットワークアナライザで、前記長尺アンテナを送信側、前記プローブを受信側とし、前記長尺アンテナの向きiθ(ただし、iは−M−NからM+Nの整数)ごとに電界強度Enear(iθ)を測定し、
    計算部で、遠方界Efar(mθ)(ただし、mは−MからMの整数)を
    のように求める
    ことを特徴とする遠方界測定方法。
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