JP2009267778A - 無線通信端末、無線通信システム及び通信方法 - Google Patents

無線通信端末、無線通信システム及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】制御チャネルを割り当てるキャリアの変更を通信の上位階層によって通知する手段を持たなくても妨害波による通信の妨害を軽減することが出来る無線通信端末、無線通信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】無線通信端末が、基地局と通信すると共に通信の上位階層によって制御チャネルを割り当てるキャリアを変更する仕組みを具備していない無線通信端末であって、許可された周波数帯域のキャリアから検出したデータリンク階層の特性に基づいて前記基地局によって制御チャネルが割り当てられたキャリアを認識する制御部を具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線通信端末、無線通信システム及び通信方法に関するものである。
従来、制御チャネルを割り当てるキャリアを異なる周波数のキャリアへ変更したり、また異なる周波数の周波数帯域のキャリアへ変更する場合には、変更前の制御チャネルによってキャリアの周波数または周波数帯域の変更を通知したり、制御チャネル内の情報フィールドに周波数変更情報を付加したり、また通信の上位階層におけるメッセージを使用するといった手段によって、周波数または周波数帯域の変更に必要な情報の交換または通知を基地局と無線通信端末との間で行っている。
例えば、下記特許文献1には、制御チャネルを割り当てるキャリアの周波数を変更する場合に、変更前の制御チャネルによってキャリアの周波数の変更を通知する基地局装置及び無線通信システムが開示されている。この基地局装置では、自装置に優先的に割り当てられた周波数FCと、他装置に優先的に割り当てられた周波数F1,・・・,Fmによって移動局と通信を行う基地局装置であって、移動局との通信に周波数F1,・・・,Fmが使用可能か否か検出するための周波数検出処理を定期的に実行している。そして、この基地局装置では、移動局との通信状態に応じて通信に使用する周波数をFCからF1,・・・,Fmに変更すべきか否か判定し、変更すべき場合には、変更前の周波数FCによって周波数検出処理に使用可能と判断された周波数へ変更する旨を移動局に通知し、この通知によって移動局と新たな周波数を使用して通信を開始する。
特開2007−202039号公報
ところで、上記従来技術では、無線通信システムにおいて予め規定された手段、例えば変更前の制御チャネルによってキャリアの周波数または周波数帯域の変更を通知したり、制御チャネル内の情報フィールドに周波数変更情報を付加したり、また通信の上位階層におけるメッセージによって通知するという手段を有することによって、制御チャネルを割り当てるキャリアの周波数の変更を可能にしているが、このような手段を持たない無線通信システムも存在する。そのような無線通信ステムでは、従来制御チャネルを割り当てるキャリアを固定することによって運用が行われてきた。
しかし、上記対応手段を持たないこのような無線通信システムでも、何らかの妨害波等によってキャリアの通信品質が劣化してしまうことがあり、キャリアの通信品質が著しく劣化した場合に通信が切断するというおそれがある。また、上記対応手段を有する無線通信システムであっても、妨害波によって上記対応手段を実行する為の通信が妨害されてしまう為に、周波数の変更に対応できずに通信が切断してしまうことがあった。
本発明は、上述した事情を鑑みたものであり、制御チャネルを割り当てるキャリアの変更を通信の上位階層によって通知する手段を持たなくても妨害波による通信の妨害を軽減することが出来る無線通信端末、無線通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、無線通信端末システムに係る第1の解決手段として、基地局と通信すると共に通信の上位階層によって制御チャネルを割り当てるキャリアを変更する仕組みを具備していない無線通信端末であって、許可された周波数帯域のキャリアから検出したデータリンク階層の特性に基づいて前記基地局によって制御チャネルが割り当てられたキャリアを認識する制御部を具備するという手段を採用する。
本発明では、無線通信端末に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、時分割多元接続によって基地局と通信する無線通信端末であって、前記制御部は、許可された周波数帯域のキャリア毎に周波数同期バーストの検出を実行し、キャリアから周波数同期バーストを検出すると、当該キャリアのタイミング同期バーストの受信を実行し、タイミング同期バーストを受信できたキャリアに制御チャネルが割り当てられていると認識するという手段を採用する。
また、本発明では、無線通信システムに係る第1の解決手段として、通信における上位階層によって制御チャネルを割り当てるキャリアを変更する仕組みを具備していない無線通信システムであって、上記第1または第2の解決手段を採用する無線通信端末と、当該無線通信端末と通信すると共に制御チャネルを割り当てるキャリアを変更する基地局とを具備するという手段を採用する。
本発明では、無線通信システムに係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記基地局は、通信状況に応じて制御チャネルを割り当てるキャリアを変更するという手段を採用する。
本発明では、無線通信システムに係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記基地局は、複数の許可された周波数帯域を使用すると共に各周波数帯域のキャリア毎にキャリア識別番号を割り当て、同一のキャリア識別番号を有する各周波数帯域のキャリアに制御チャネルを割り当て、前記無線通信端末の前記制御部は、前記複数の周波数帯域の内の1つの周波数帯域(第1の周波数帯域)の制御チャネルが割り当てられたキャリアを認識することができると、その他の周波数帯域の制御チャネルが割り当てられたキャリアを検索する際に、第1の周波数帯域の制御チャネルが割り当てたれたキャリアと同じキャリア識別番号の前記その他の周波数帯域のキャリアのタイミング同期バーストの受信を実行するという手段を採用する。
本発明では、無線通信システムに係る第4の解決手段として、上記第3の解決手段において、隣接する基地局では、互いに異なるキャリア識別番号のキャリアへ制御チャネルを割り当てるという手段を採用する。
本発明では、無線通信システムに係る第5の解決手段として、上記第1〜第4のいずれかの解決手段において、アイバーストシステムに準拠するという手段を採用する。
さらに、本発明では、通信方法に係る第1の解決手段として、通信の上位階層によって制御チャネルを割り当てるキャリアを変更する仕組みを具備していない無線通信端末における通信方法であって、許可された周波数帯域のキャリアから検出したデータリンク階層の特性に基づいて制御チャネルが割り当てられたキャリアを認識するという手段を採用する。
本発明によれば、無線通信端末が、基地局と通信すると共に通信の上位階層によって制御チャネルを割り当てるキャリアを変更する仕組みを具備していない無線通信端末であって、許可された周波数帯域のキャリアから検出したデータリンク階層の特性に基づいて前記基地局によって制御チャネルが割り当てられたキャリアを認識する制御部を具備することによって、制御チャネルを割り当てるキャリアの変更を通信の上位階層によって通知する手段を持たなくても妨害波によって基地局が制御チャネルの割り当てるキャリアを変更したとしても、制御チャネルが割り当てられたチャネルを認識することが出来る為、妨害波による通信の妨害を軽減することが出来る。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態は、携帯端末の1つである無線通信端末及びこの無線通信端末を含む無線通信システムに関する。
図1は本実施形態に係る無線通信端末Aを含む無線通信システムのシステム構成図であり、図2は、基地局B1〜B4に使用が許容されたキャリアの周波数帯域を示す図である。
この無線通信システムは、アイバーストシステム(iBurst System,IEEE802.20)に準拠するものであり、図1に示すように無線通信端末A、基地局B1〜B4によって構成されている。無線通信端末Aと基地局B1〜B4は、時分割多元接続(TDMA:Time Division Multiple Access)方式及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)方式を組み合わせた通信方式で相互に通信する通信装置である。各基地局B1〜B4は、所定間隔をあけて離散的に配置されており、無線通信端末Aは、通信環境の最もよい基地局B1〜B4のいずれかの基地局に接続する。
そして、基地局B1〜B4には、図2に示す周波数帯域F1〜周波数帯域F4の使用が許容されており、通信状況に応じて周波数帯域F1〜周波数帯域F4のいずれか1つまたは複数の周波数帯域を使用して通信を行う。図2に示すように周波数帯域F1〜周波数帯域F4は、それぞれ5MHzの帯域幅を有しており、さらに、その5MHzの帯域幅は、8つのキャリア(キャリアCR0〜CR7)に分割されている。なお、各キャリアに割り当てられたキャリアCR0〜CR7は、各キャリアを識別する為のキャリア識別番号である。
そして、通信方式としてTDMA−TDD方式を採用する基地局B1〜B4は、周波数帯域F1〜F4のキャリアCR0〜CR7を0.625mSec間隔のタイムスロットに分割し、各タイムスロットに制御チャネルまたは通信チャネルを割り当て、無線通信端末Aまたはその他の無線通信端末(図示略)と通信する。また、基地局B1〜B4では、周波数帯域F1〜周波数帯域F4のキャリアCR0〜CR7のいずれか1つのキャリアのみに制御チャネルを割り当てると共に同一のキャリア識別番号を有するキャリアに制御チャネルを割り当てる。つまり、基地局B1が、周波数帯域F1のキャリアCR0に制御チャネルを割り当てると、周波数帯域F1と同様に周波数帯域F2〜F4のキャリアCR0に制御チャネルを割り当てる。
次に、上記無線通信端末Aの構成について図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る無線通信端末Aの機能ブロック図である。無線通信端末Aは、通信部1、操作部2、表示部3及び制御部4によって構成されている。
通信部1、制御部4による制御の下、基地局B1〜B4と音声信号、データ信号及び制御信号等の各種信号の送受信を行う。
操作部2、電源キー、テンキー、各種ファンクションキー等の各種操作キーから構成されており、これらの操作キーに対するユーザの操作指示を制御部4に出力する。
表示部3は、例えば液晶モニタまたは有機ELモニタ等であり、制御部4から入力される信号に基づいて画像や文字からなる各種画面を表示する。
制御部4は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)から構成される内部メモリ並びに上記通信部1、操作部2及び表示部3と信号の入出力をそれぞれ行うインタフェース回路等から構成されており、上記ROMに記憶された制御プログラム、通信部1が受信する信号、操作部2が受け付ける操作指示に基づいて無線通信端末Aの全体動作を制御する。なお、ROMに記憶されている制御プログラムは、周波数/タイミング同期プログラムを備えており、制御部4はこの周波数/タイミング同期プログラムに基づいて基地局B1〜B4との通信における周波数同期及びタイミング同期処理を実行する。また、制御部4は、無線資源管理部を有する。この無線資源管理部は、データリンク層に相当する処理を実行するものであり、通信部1が受信したキャリアに基づいて周波数同期バースト及びタイミング同期バーストを検出する。なお、制御部4が実行する周波数同期及びタイミング同期処理の詳細については、以下に無線通信端末Aの動作として説明する。
次に、上記構成の無線通信システムにおける無線通信端末Aの動作について、図5及び図4のフローチャートを参照して説明する。図4及び図5は、無線通信端末Aの動作を示すフローチャートである。
無線通信端末Aでは、通信を行う為に、基地局B1〜B4とキャリアの周波数及びTDMA−TDD方式におけるタイミングの同期を確立しなければならないが、キャリアの周波数及びタイミングの同期が確立していない場合に、キャリアの周波数及びタイミングの同期の確立処理を実行する。
まず、制御部4では、周波数及びタイミングの同期が確立していない場合に、周波数の同期を確立する為に、通信部1が基地局B1〜B4から受信するキャリアに基づいて許可されている周波数帯域の最も低い周波数のキャリア、すなわち周波数帯域F1のキャリアCR0から順番に周波数同期バーストの検出を開始し(ステップS1)、検出対象のキャリアから周波数同期バーストを検出したか否か判定し(ステップS2)、ステップS2において『NO』と判定した場合には、すなわち検出対象のキャリアから周波数同期バースを検出していない場合には、周波数同期バースト検出タイマがタイムアウトしたか否か判定する(ステップS3)。上記周波数同期バースト検出タイマとは、検出対象のキャリアの周波数同期バーストの検出の制限時間を計時するものである。
制御部4は、上記ステップS3において『NO』と判定した場合には、すなわち周波数同期バースト検出タイマがタイムアウトしていない場合には、ステップS2に移行し、ステップS3において『YES』と判定した場合には、すなわち周波数同期バースト検出タイマがタイムアウトした場合には、検出対象のキャリアを次のキャリアへ変更、すなわち検出対象が周波数帯域F1のキャリアCR0である場合に検出対象を周波数帯域F1のキャリアCR0からキャリアCR1へ変更し(ステップS4)、変更することによって検出対象がキャリアCR7を越えたか否か判定する(ステップS5)。
制御部4は、ステップS2において『YES』と判定した場合には、すなわち検出対象のキャリアから周波数同期バーストを検出した場合には、周波数同期バーストを検出したキャリアのタイミング同期バーストの受信を開始し(ステップS11)、受信対象のキャリアのタイミング同期バーストを受信したか否か判定する(ステップS12)。なお、制御部4は、タイミング同期バーストを受信することによって、受信対象のキャリアに制御チャネルが存在していると認識する。
制御部4は、上記ステップS12において『NO』と判定した場合には、すなわち受信対象のキャリアのタイミング同期バーストを受信していない場合には、タイミング同期バースト受信タイマがタイムアウトしたか否か判定する(ステップS13)。上記タイミング同期バースト受信タイマとは、受信対象のキャリアのタイミング同期バーストの受信の制限時間を計時するものである。
制御部4は、ステップS12において『YES』と判定した場合には、すなわち受信対象のキャリアのタイミング同期バーストを受信した場合には、CRC復号チェック等のチェック処理によって有効なタイミング同期バーストであるか否か判定し(ステップS14)、ステップS14において『NO』と判定した場合には、すなわち有効なタイミング同期バーストでないと判定した場合には、ステップS4に移行し、ステップS14において『YES』と判定した場合には、すなわち有効なタイミング同期バーストであると判定した場合には、タイミング同期バーストのデータを記憶し(ステップS15)、受信対象のキャリア識別番号はそのままで周波数帯域を次の周波数帯域へ変更、すなわち受信対象が周波数帯域F1のキャリアCR0である場合には、キャリアCR0はそのままで周波数帯域F1から周波数帯域F2へ変更し(ステップS16)、変更することによって受信対象が周波数帯域F4を越えたか否か判定する(ステップS17)。
制御部4は、ステップS17において『NO』と判定した場合には、すなわち受信対象が周波数帯域F4を越えていない場合には、ステップS11に移行して変更した周波数帯域のキャリアのタイミング同期バーストの受信を開始し、ステップS17において『YES』と判定した場合には、すなわち受信対象が周波数帯域F4を越えた場合には、これまでに受信を実行した各周波数帯域F1〜F4のキャリアの中で1つでもタイミング同期バーストを受信することができたか否か判定する(ステップS18)
制御部4は、上記ステップS18において『NO』と判定した場合には、すなわちタイミング同期バーストを受信することができなかった場合には、ステップS4に移行し、ステップS18において『YES』と判定した場合には、すなわちタイミング同期バーストを受信することができた場合には、タイミング同期バーストを受信したキャリア、すなわち制御チャネルの存在を認識することができたキャリアのその制御チャネルによって報知チャネルを受信し、基地局B1〜B4のいずれかの中から最良の基地局に接続する(ステップS19)。
制御部4は、上記ステップS13において『YES』と判定した場合には、すなわちタイミング同期バーストタイマがタイムアウトした場合には、ステップS18に移行し、ステップS13において『NO』と判定した場合には、すなわちタイミング同期バーストタイマがタイムアウトしていない場合には、ステップS12に移行する。
そして、制御部4は、上記ステップS5おいて『NO』と判定した場合には、すなわち検出対象がキャリアCR7を越えていない場合には、ステップS1に移行して検出対象へ変更した次のキャリアの周波数同期バーストの検出を開始し、ステップS5において『YES』と判定した場合に、すなわち検出対象がキャリアCR7を越えた場合には、検出対象の周波数帯帯域を次の周波数帯域へ変更し、すなわち周波数帯域F1である場合には、周波数帯域F1から周波数帯域F2へ変更し(ステップS6)、この変更した周波数帯域が周波数帯域F4を越えるか否か判定し(ステップS7)、ステップS7において『NO』と判定した場合には、すなわち周波数帯域F4超えていない場合には、検出対象である変更した周波数帯域のキャリアをキャリアCR0に設定し(ステップS8)、ステップS1に移行して検索対象へ変更した周波数帯域のキャリアCR0の周波数同期バーストの検出を開始し、ステップS7におてい『YES』と判定した場合には、すなわち周波数帯域F4超えている場合には、スリープ状態に遷移する(ステップS8)。
上記のように処理を実行することによって、無線通信端末Aは、キャリアの周波数及びタイミングの同期を確立することが出来る。そして、無線通信端末Aは、基地局B1〜B4に対してキャリアの周波数及びタイミングの同期が確立している場合に、制御チャネルによって報知チャネルを受信するで定期的な同期確認処理を実行する。また、基地局B1〜B4は、制御チャネルを割り当てるキャリアの通信品質が劣化すると、通信品質の良い他のキャリアへ制御チャネルを割り当てる。その為、無線通信端末Aの制御部4は、上記の定期的な同期確認処理において制御チャネルを割り当てるキャリアの変更を検出することによって同期を維持する。
無線通信端末Aでは、キャリアの周波数及びタイミングの同期が確立していない場合には、図4及び図5のフローチャートに示すように周波数同期バーストの検出から始めなければばらないが、キャリアの周波数及びタイミングの同期の確立後は、定期的な同期確認処理によって周波数及びタイミングの同期は大きくずれてしまうことはない。例えば基地局B1〜B4が周波数を変更したとしても、無線通信端末Aは、同期確立時の周波数エラー補正を周波数に加味することによって大きく周波数の同期がずれてしまうことはない。したがって、無線通信端末Aでは、キャリアの周波数及びタイミングの同期の確立後は、周波数同期バーストの検出を実行する必要はなく、タイミング同期バーストの受信を周波数帯域F1のキャリアCR1から順番に実行することによって制御チャネルの割り当てられたキャリアを認識することが出来る。
図6及び図7は、無線通信端末Aの同期確認処理を示すフローチャートである。図6のステップS21〜29及び図7のステップS31〜36に示すように、無線通信端末Aの制御部4は、図4及び図5に示すステップS1〜9及びステップS11〜19の処理から周波数同期バーストの検出に関する処理を除いた処理を上記同期確認処理として実行する。なお、制御部4は、ステップS35において『NO』と判定した場合には、すなわちタイミング同期バーストを受信することが出来なかった場合には、ステップS1に移行して周波数同期バーストの検出から開始する。
また、無線通信端末Aでは、通信チャネルを使用して通信している時に基地局B1〜B4が制御チャネルを割り当てるチャネルを変更すると、通信に使用していた通信チャネルの受信不可の状態、すなわち通信チャネルによって受信バーストを検出できない状態また通信チャネルにおいて符号エラーが発生した状態になると、通信チャネルを開放する。図8は、無線通信端末Aは、通信チャネル開放/再取得処理を示すフローチャートである。図8を参照して。無線通信端末Aにおける通信チャネル開放/再取得処理について説明する。
制御部4は、通信に使用している通信チャネルが受信不可であるか否か判定し(ステップS41)、ステップS41において『NO』と判定した場合には、すなわち通信チャネルが受信できる場合には、ステップS41において通信チャネルが受信不可になるまで通信チャネルを受信し続け、ステップS41において『YES』と判定した場合には、すなわち通信チャネルが受信不可になった場合には、通信チャネルを開放し(ステップS42)、通信チャネルを再取得する前に、現在制御チャネルが割り当てられていると認識しているキャリアの制御チャネルによって報知チャネルの受信を実行する。(ステップS43)。
そして、制御部4は、報知チャネルを受信できたか否か判定し(ステップS44)、ステップS44において『NO』と判定した場合には、すなわち報知チャネルを受信できなかった場合には、報知チャネル受信タイマがタイムアウトした否か判定する(ステップS45)。上記報知チャネル受信タイマとは、報知チャネルの受信の制限時間を計時するものである。制御部4は、上記ステップS45において『NO』と判定した場合には、すなわち報知チャネル受信タイマがタイムアウトしていない場合には、ステップS44に移行し、ステップS45において『YES』と判定した場合には、すなわち報知チャネル受信タイマがタイムアウトした場合には、制御チャネルが割り当てられたキャリアが変更されたと認識して、ステップS21に移行して同期確認処理を実行する。また、制御部4は、ステップS44において『YES』と判定した場合には、すなわち報知チャネルを受信できた場合には、通信チャネルを再取得し(ステップS46)、処理を終了する。
以上説明したように、無線通信端末Aにおいて、制御部4が、通信のデータリンク階層における周波数同期バースト及びタイミング同期バーストによってキャリアとの同期を確立することによって、基地局B1〜B4によって制御チャネルを割り当てるキャリアが変更された場合にキャリアとの同期を確立することが出来る為に、制御チャネルを割り当てるキャリアの周波数の変更を通信の上位階層によって通知する手段を持たなくても妨害波による通信の妨害を軽減することが出来る。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形が考えられる。
(1)上記実施形態では、制御部4が、周波数帯域F1〜F4のキャリアCR0から昇順に周波数同期バーストの検出またはタイミング同期バーストの受信を実行したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、キャリアCR7から降順に周波数同期バーストの検出またはタイミング同期バーストの受信を実行するようにしてもよい。また周波数帯域も、周波数帯域F4から降順に周波数同期バーストの検出またはタイミング同期バーストの受信を実行するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、基地局B1〜B4は、制御チャネルを各周波数帯域F1〜F4の同一のキャリア識別番号のキャリアに割り当てたが、本発明はこれに限定されない。
例えば、基地局B1〜B4は、お互いに異なるキャリア識別番号のキャリアに制御チャネルを割り当てるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る無線通信端末Aを含む無線通信システムのシステム構成図である。 基地局B1〜B4に使用が許容されたキャリアの周波数帯域を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信端末Aの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信端末Aの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る無線通信端末Aの動作を示すフローチャート(図4の続き)である。 本発明の一実施形態に係る無線通信端末Aの同期確認処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る無線通信端末Aの同期確認処理を示すフローチャート(図6の続き)である。 本発明の一実施形態に係る無線通信端末Aの通信チャネル開放/再取得処理を示すフローチャートである。
符号の説明
A…無線通信端末、B1〜B4…基地局、1…通信部、2…操作部、3…表示部、4…制御部

Claims (8)

  1. 基地局と通信すると共に通信の上位階層によって制御チャネルを割り当てるキャリアを変更する仕組みを具備していない無線通信端末であって、
    許可された周波数帯域のキャリアから検出したデータリンク階層の特性に基づいて前記基地局によって制御チャネルが割り当てられたキャリアを認識する制御部を具備することを特徴とする無線通信端末。
  2. 時分割多元接続によって基地局と通信する無線通信端末であって、
    前記制御部は、許可された周波数帯域のキャリア毎に周波数同期バーストの検出を実行し、キャリアから周波数同期バーストを検出すると、当該キャリアのタイミング同期バーストの受信を実行し、タイミング同期バーストを受信できたキャリアに制御チャネルが割り当てられていると認識することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 通信における上位階層によって制御チャネルを割り当てるキャリアを変更する仕組みを具備していない無線通信システムであって、
    請求項1または2記載の無線通信端末と、
    当該無線通信端末と通信すると共に制御チャネルを割り当てるキャリアを変更する基地局とを具備することを特徴とする無線通信システム。
  4. 前記基地局は、通信状況に応じて制御チャネルを割り当てるキャリアを変更することを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記基地局は、複数の許可された周波数帯域を使用すると共に各周波数帯域のキャリア毎にキャリア識別番号を割り当て、同一のキャリア識別番号を有する各周波数帯域のキャリアに制御チャネルを割り当て、
    前記無線通信端末の前記制御部は、前記複数の周波数帯域の内の1つの周波数帯域(第1の周波数帯域)の制御チャネルが割り当てられたキャリアを認識することができると、その他の周波数帯域の制御チャネルが割り当てられたキャリアを検索する際に、第1の周波数帯域において制御チャネルが割り当てたれたキャリアと同じキャリア識別番号の前記その他の周波数帯域のキャリアのタイミング同期バーストの受信を実行することを特徴とする請求項3または4記載の無線通信システム。
  6. 隣接する基地局では、互いに異なるキャリア識別番号のキャリアへ制御チャネルを割り当てることを特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。
  7. アイバーストシステムに準拠することを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  8. 通信の上位階層によって制御チャネルを割り当てるキャリアを変更する仕組みを具備していない無線通信端末における通信方法であって、
    許可された周波数帯域のキャリアから検出したデータリンク階層の特性に基づいて制御チャネルが割り当てられたキャリアを認識することを特徴とする通信方法。
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