JP2009256961A - Outside handle device for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用アウトサイドハンドル装置に関する。 The present invention relates to an outside handle device for a vehicle.
車両のサイドドアやバックドアには、ドアを開操作するためのアウトサイドハンドル装置が外表面に設けられている。アウトサイドハンドル装置は、一端部がドアに対して回動自在に支持されたハンドル本体を備えている。ハンドル本体の他端部にはドア内部側に向けて突出したハンドルフックが設けられ、このハンドルフックの先端に、解除レバーの一端部が常時係合した状態になっている。解除レバーは回動自在で、その他端部には、ワイヤが連結されている。ワイヤはドア内部のラッチ装置に延びている。 An outside handle device for opening the door is provided on the outer surface of the side door or the back door of the vehicle. The outside handle device includes a handle body that is supported at one end so as to be rotatable with respect to the door. A handle hook protruding toward the inside of the door is provided at the other end of the handle body, and one end of the release lever is always engaged with the tip of the handle hook. The release lever is rotatable, and a wire is connected to the other end. The wire extends to a latch device inside the door.
従って、ハンドル本体をドア外側に引いて回動させると、ハンドルフックにより解除レバーが回転させられ、解除レバーの他端部に連結されたワイヤが引かれる。ワイヤが引かれると、ドアを車体に対して閉じた状態に維持するラッチ装置の係合が解除状態となり、ドアを開くことができる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような従来の技術にあっては、ハンドル本体に設けられたハンドルフックが解除レバーと常時係合した状態になっているため、車両衝突によりドアに対してドア内側に向けた衝突荷重が加わると、その反動によりハンドル本体にはドア外側(開操作方向)に向けた慣性力が生じ、ハンドル本体および解除レバーが同方向に移動して、解除レバーがラッチ装置を解除させる方向へ回動してしまう。そのため、ワイヤが引かれて、ラッチ装置が解除され、ドアが誤って開放されることとなる。 However, in such a conventional technique, since the handle hook provided on the handle body is always engaged with the release lever, a collision load directed toward the inside of the door with respect to the door due to a vehicle collision. When this occurs, the reaction force causes inertial force on the handle body toward the outside of the door (opening direction), the handle body and the release lever move in the same direction, and the release lever rotates in the direction to release the latch device. It moves. Therefore, the wire is pulled, the latch device is released, and the door is accidentally opened.
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、車両衝突時におけるドアの誤開放を防止することができる車両用アウトサイドハンドル装置を提供するものである。 The present invention has been made by paying attention to such a conventional technique, and provides a vehicle outside handle device that can prevent an erroneous opening of a door at the time of a vehicle collision.
本発明の車両用アウトサイドハンドル装置は、一端部がドアに回動自在に支持され他端部がドア外側へ向けた開操作方向へ移動自在なハンドル本体と、ハンドル本体の他端部のドア内側に支持され且つフック部を有するハンドルフックと、ハンドル本体とともにハンドルフックが開操作方向へ回動した際に、ハンドルフックのフック部によって前記開操作方向に回動させられることで、ドアを閉状態に維持するラッチ装置の係合を解除する解除レバーと、
を備えた車両用アウトサイドハンドル装置であって、ハンドルフックを、当該ハンドルフックフック部が解除レバーに対して前記開操作方向に向けて当接する係合位置と、前記開操作方向に向けて当接しない非係合位置と、に亘って回動自在とし、前記ハンドルフックを前記非係合位置に向けて付勢する付勢手段を設けたことを要旨とする。
The outside handle device for a vehicle according to the present invention includes a handle main body that has one end rotatably supported by a door and the other end movable in an opening operation direction toward the outside of the door, and a door at the other end of the handle main body. When the handle hook is supported inward and has a hook portion and the handle hook is rotated in the opening operation direction together with the handle body, the door is closed by being rotated in the opening operation direction by the hook portion of the handle hook. A release lever for releasing the engagement of the latch device to maintain the state;
An outside handle device for a vehicle comprising: a handle hook, wherein the handle hook hook portion is in contact with the release lever toward the opening operation direction and the opening direction. The gist of the present invention is to provide an urging means for urging the handle hook toward the non-engagement position so as to be rotatable over a non-engagement position where it does not contact.
本発明の車両用アウトサイドハンドル装置によれば、車両側面衝突の反動によりハンドル本体とともにハンドルフックのドア外側(開操作方向)に移動したとしても、ハンドルフックのフック部が解除レバーと非係合状態になっているため、解除レバーが開操作方向に移動せず、従って、ドアが誤って開放されるおそれがない。 According to the vehicle outside handle device of the present invention, the hook portion of the handle hook is disengaged from the release lever even if the handle body moves to the outside of the door of the handle hook (opening operation direction) due to the reaction of the vehicle side collision. Since it is in the state, the release lever does not move in the opening operation direction, and therefore there is no possibility that the door is accidentally opened.
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。 Hereinafter, specific embodiments to which the present invention is applied will be described in detail with reference to the drawings.
図1は本実施形態に係るアウトサイドハンドル装置の側面図、図2は図1中矢示SA−SA線に沿うアウトサイドハンドル装置のハンドルフックが非係合位置にある場合を示す断面図、図3はアウトサイドハンドル装置のハンドルフックが係合位置にある場合を示す断面図、図4はアウトサイドハンドル装置のハンドル本体をドア外側(開操作方向)に移動させた場合を示す断面図、図5はハンドルフック及び解除レバーを示す斜視図、図6は解除レバーによりラッチ装置につながるワイヤを引く状態を示す説明図、図7は非係合位置のハンドルフックを示す拡大断面図、図8は係合位置のハンドルフックを示す拡大断面図、図9はドア外側(開操作方向)に移動させた状態のハンドルフックを示す拡大断面図である。 FIG. 1 is a side view of an outside handle device according to the present embodiment, and FIG. 2 is a cross-sectional view showing a case where the handle hook of the outside handle device along the line SA-SA in FIG. 3 is a cross-sectional view showing the case where the handle hook of the outside handle device is in the engaged position, and FIG. 4 is a cross-sectional view showing the case where the handle body of the outside handle device is moved outside the door (in the opening operation direction). 5 is a perspective view showing the handle hook and the release lever, FIG. 6 is an explanatory view showing a state in which the wire connected to the latch device is pulled by the release lever, FIG. 7 is an enlarged sectional view showing the handle hook in the non-engagement position, and FIG. FIG. 9 is an enlarged cross-sectional view showing the handle hook in a state of being moved to the door outer side (opening operation direction).
本実施形態のアウトサイドハンドル装置100は、自動車側面のドアに設けられるものであり、以下の説明では、代表して左側フロントのドア1に設けられたもの例にして説明する。ドア1の外表面には、本実施形態のアウトサイドハンドル装置100が取り付けられており、このアウトサイドハンドル装置100は、図1、2に示すように、ドアアウターパネル1aの外方に配置されて車両の前後方向に略水平に延びるハンドル本体3と、ドアアウターパネル1aの裏側に固定され且つハンドル本体3の一端部を回転可能に支持するハンドル支持部23と、ドアアウターパネル1aの表側に固定され、ハンドル本体3の長手方向においてハンドル本体3の他端部に近接配置されたエスカッション2と、を備えて構成されている。
The
ハンドル本体3は、その一端部4がドア1に対して回動自在に支持され、その他端部5は、図示せぬ第1バネ(第1の付勢手段)によりドア内側(開操作方向Xとは逆側)に向けて常時付勢されている。
One
このハンドル本体3の他端部5を、図3→図4に示すように、ドア外側(開操作方向X)に向けて回動させると、後述するハンドルフック7とともに解除レバー17がドア外側Xに移動する。これにより、ドア1を車体に対して閉状態に維持する図示せぬラッチ装置を解除されて、ドア1を開くことができるようになる。
When the
以下、ハンドルフック7、解除レバー17を図2〜図6を参照しつつより具体的に説明する。
Hereinafter, the
ハンドル本体3の他端部5には、ドア内側に向けて突設されたハンドルフック7が支持されている。ハンドルフック7の一端部8は、回動軸6によりハンドル本体3の他端部5に回動自在に支持されており、これにより、図2、図3に示すようにハンドルフック7の他端部10が、車両前後方向(開操作方向Xとは交差(この例では略直交)する方向)に向けて揺動するようになっている。
A
このハンドルフック7の他端部10の前面側には、凹部12が形成されており、当該凹部12のドア内側(開操作方向Xとは逆側)の部位は、解除レバー17に対してドア外側(開操作方向X)に向けて当接するフック部7aとなっている。
A
つまり、図3→図4に示すように、ハンドル本体3の他端部5をドア外側Xに向けて回動させると、ハンドルフック7のフック部7aに押されて解除レバー17がドア外側Xに移動する。これにより、当該解除レバー17に連動する図示せぬラッチ装置の係合が解除されてドア1を開くことができるようになる。
That is, as shown in FIGS. 3 to 4, when the
なお、図5、6に示すように、解除レバー17の回動軸16付近には、偏心位置にリング体18が形成されており、そのリング体18に形成されたスリット部18aに、ワイヤ19が挿通され、当該ワイヤ19の端部に形成されたボール部20がリング体18内に連結されている。そのため、上述のようにハンドルフック7のフック部7aにより、解除レバー17が開操作方向Xに押されると、解除レバー17が図6(a)→(b)に示すように回転して、偏心位置にあるリング体18に連結されたワイヤ19が引っ張られ、ドア1の内部に配置された図示せぬラッチ装置の係合が解除され、ドア1を開くことができるようになる。
As shown in FIGS. 5 and 6, a
ここで、本実施形態のハンドルフック7は、当該ハンドルフック7の回転位置によって、当該ハンドルフック7のフック部7aが解除レバー17に係合して当該解除レバー17をドア外側Xに向けて移動させることができる状態(図3)と、解除レバー17とは係合せずに当該解除レバー17をドア外側Xに移動させることができない状態(図2)と、の2つの状態をとりうる。
Here, according to the
つまり、ハンドルフック7は、当該ハンドルフック7のフック部7aが解除レバー17に係合して当該解除レバー17をドア外側Xに向けて移動させることができる係合位置(図3)と、解除レバー17とは係合せずに当該解除レバー17をドア外側Xに移動させることができない非係合位置(図2)と、に亘って回動自在となっている。
That is, the
そして、ハンドルフック7の一端部8と回動軸6との間には、第2のバネ25(第2の付勢手段)が設けられており、この第2のバネ25により、ハンドルフック7が、当該ハンドルフック7の係止位置(図3)から非係止位置(図2)へ向けて常時付勢されている。そのため、通常時には、図2に示すようにハンドルフック7は、非係合位置(図2)に位置することとなり、そのため、車両側面衝突などの入力があっても、解除レバー17が移動しないようになっている。
A second spring 25 (second urging means) is provided between one
また、ハンドルフック7の凹部12のドア外側Xの部位には、円弧状に湾曲したストッパ面13が形成されている。このストッパ面13は、ハンドルフック7が非係合位置(図2)にあるときに、解除レバー17のドア外側Xに位置して接触することで、解除レバー17が誤って開操作方向Xに移動することを阻止している。
Further, a
なお、解除レバー17と回動軸16の間には、解除レバー17をハンドルフック7のストッパ面13に押し付ける方向へ付勢する第3のバネ21(第3の付勢手段)が設けられている(図5参照)。
A third spring 21 (third urging means) that urges the
ハンドルフック7の後面側には、後側に向けて突出する突起11が形成されている。そして、ドアアウターパネル1aのエスカッション2に対応する位置には、前記非係合位置のハンドルフック7の突起11に対してドア外側Xから当接するストッパ部14が固定されている。このストッパ部14はドア内部側へ向けて先端が尖った形状をしており、ハンドルフック7がドア外側Xに移動することを阻止するように機能する。
On the rear surface side of the
そして、このように通常時にハンドルフック7が非係合位置(図2)に位置する構造において、本実施形態では、ハンドルフック7を非係合位置(図2)から係合位置(図3)に移動させる開操作力伝達手段が設けられている。この開操作力伝達手段により、開操作力を解除レバー17に伝達可能とすることができる。以下、開操作力伝達手段をより詳しく説明する。
In the structure in which the
開操作力伝達手段は、グリップ部15と、ハンドルフック7から突設された検知部9と、を備えて構成されている。グリップ部15は、ハンドル本体3の内側に当該ハンドル本体3に沿って配置されるとともに当該グリップ部15の前端部がハンドル本体3に対して回動自在に支持されている。これにより、グリップ部15は、開操作時にはハンドル本体3と一緒に握られることでグリップ部15の後端部がハンドル本体3側に移動するものである。一方、検知部9は、ハンドルフック7の一端部8から突出形成されるとともにグリップ部15の後端部のドア外側Xに位置する。そのため、グリップ部15の後端部がハンドル本体3側に移動すると、検知部9がグリップ部15の後端部により押圧されてハンドルフック7を非係合位置(図2)から係合位置(図3)へ回動させる。
The opening operation force transmission means includes a
そのため、ドア1を開けようとする人が、ハンドル本体3を握るとハンドル本体3の裏側に配置されたグリップ部15がドア外側に引き寄せされ、これにより、グリップ部15の後端部によってハンドルフック7の検知部9がドア外側に押し付けられ、結果、非係合位置にあったハンドルフック7(図2)が、係合位置(図3)に移動して、開操作力を解除レバー17に伝達することが可能になる。この状態で、グリップ部15とともにハンドル本体3をドア外側Xに引っ張ると、ハンドルフック7とともに解除レバー17がドア外側Xに移動して、結果、ラッチ装置の係合が解除されてドア1を開くことができるようになる。
Therefore, when a person who wants to open the door 1 grasps the handle
なお、ドア1が閉められた通常状態では、図7に示すように、ハンドルフック7の突起11がストッパ部14と作用点P1で係合し、またハンドルフック7の検知部9がグリップ部15の角部と作用点P2で係合する。ハンドルフック7の回動中心である回動軸6と、各作用点P1、P2を結ぶ直線がなす角度θは鈍角となり、各作用点P1、P2はハンドル本体3の長手方向に沿う方向で、回動軸6の両側に位置する。そして、回動軸6から各作用点P1、P2へのハンドル本体3の長手方向に沿う距離は、図7に示すようにそれぞれD1、D2となり、D1の方が大きくなるように設定されている。
In the normal state in which the door 1 is closed, as shown in FIG. 7, the
次に、作用を説明する。 Next, the operation will be described.
通常時は、前述の図2及び図7に示すように、ハンドルフック7が非係合位置(図2)に向けて付勢されているため、ハンドルフック7のフック部7aは解除レバー17との係合から外れた状態となる。
2 and 7, the
このように通常時には、ハンドルフック7のフック部7aは解除レバー17との係合から外れた状態であるため、この状態で、車両衝突によりドア1に対してドア内側に向けた衝突荷重が加わり、その反動によりハンドル本体3およびハンドルフック7にドア外側(開操作方向X)に向けた慣性力が生じても、当該ハンドル本体3およびハンドルフック7によって解除レバー17がドア外側Xに向けて移動させられることがなく、ラッチ装置の係合が解除されてドア1が誤って開放されてしまうおそれがない。
Thus, since the
また、このような通常時には、ハンドルフック7の突起11のドア外側Xにストッパ部14が当接している。そのため、ハンドルフック7がドア外側Xに移動することが阻止されている。これにより、上述のようにハンドルフック7およびハンドル本体3にドア外側Xに慣性力が生じても、これらハンドルフック7およびハンドル本体3がドア外側Xへ移動するおそれはない。
In such a normal time, the
ここで、解除レバー17はハンドル本体3およびハンドルフック7に比べて小さく慣性力によってドア外側Xに移動するおそれは極めて小さいが、何らかの力が働いた解除レバー17がドア外側Xに向けて移動しようとしても、当該解除レバー17のドア外側Xにハンドルフック7のストッパ面13が当接しているため、解除レバー17がドア外側Xに向けて移動することが確実に防止される。
Here, the
なお、このような通常時には、ハンドルフック7の突起11がストッパ部14と係合しているため、ハンドルフック7のがたつきが防止されるとともに、解除レバー17もハンドルフック7のストッパ面13に当接しているため、解除レバー17のがたつきも防止される。
In such a normal state, since the
以上のように、いかなる場合も、解除レバー17がドア外側Xに向けて回動することがなく、ラッチ装置が誤って解除され、ドア1が開放状態になることはない。
As described above, in any case, the
次に、ドア1を開ける場合を説明する。ドア1を開ける場合は、ハンドル本体3をグリップ部15と一緒につかんでドア外側Xに引く。この時、前述のように、グリップ部15をハンドル本体3側に移動させるのに必要な力F2が、ハンドル本体3をドア外側Xに移動させるのに必要な力F1よりも小さいため、操作者はハンドル本体3を引くために通常の力F1を出すだけで、同時にグリップ部15の移動操作も行える。
Next, a case where the door 1 is opened will be described. When opening the door 1, the
このようにハンドル本体3をグリップ部15と一緒につかんでドア外側Xに引くと、まず図2→図3に示すように、グリップ部15がハンドル本体3側に移動してハンドルフック7の検知部9を押すことで、ハンドルフック7のフック部7aが解除レバー17側に回動し、解除レバー17がフック部7aが解除レバー17とが係合した状態となる。
Thus, when the
解除レバー17とハンドルフック7のフック部7aの係合は、ハンドルフック7の突起11がストッパ部14から外れた瞬間から行われるようになっている。従って、ハンドルフック7の突起11がストッパ部14から外れたのに、解除レバー17とハンドルフック7のフック部7aとが係合しないということはなく、必ず解除レバー17の一部がフック部7aに係合する。
The engagement between the
その状態から、一連の動作により、図3→図4に示すように、ハンドル本体3及びハンドルフック7をドア外側Xへ移動させる。すると、ハンドルフック7のフック部7aに係合した解除レバー17もドア外側Xへ回動し、ワイヤ19を介して図示せぬラッチ装置の係合が解除され、ドア1を開くことができるようになる。
From this state, the
なお、ドア1を閉める場合は、ハンドル本体3から手を離すだけで、ハンドルフック7に係合した解除レバー17がワイヤ19によりドア内部側へ引かれるため、元の状態に自動的に戻る。
When the door 1 is closed, the
以下、本実施形態の効果を列挙する。 The effects of this embodiment are listed below.
(1)本実施形態の車両用アウトサイドハンドル装置100は、ドア1の外表面に配置され、一端部4がドア1に回動自在に支持されることで他端部5がドア外側へ向けた開操作方向Xへ移動自在なハンドル本体3と、ハンドル本体3の他端部5に支持され且つフック部7aを有するハンドルフック7と、ハンドル本体3およびハンドルフック7が開操作方向Xへ回動する際に、ハンドルフック7のフック部7aに押されて開操作方向Xに回動し、ドア1を閉状態に維持するラッチ装置の係合を解除ワイヤ19を介して解除する解除レバー17と、を備える。ハンドルフック7は、ハンドル本体3の他端部に回動自在に支持されることで、当該ハンドルフック7のフック部7aが解除レバー17に対して前記開操作方向に向けて当接する係合位置(図3)と、開操作方向Xに向けて当接しない非係合位置(図2)と、に亘って回動自在である。そして、付勢手段(この例では第2のバネ25)により、ハンドルフック7が非係合位置(図2)に向けて付勢されている。
(1) The vehicle outside
そのため、通常時にはハンドルフック7のフック部7aは解除レバー17との係合から外れた状態となる。これにより、車両側面衝突による反動によりハンドル本体3およびハンドルフック7にドア外側(開操作方向X)に向かう慣性力が生じたとしても、ハンドルフック7のフック部7aによって解除レバー17が開操作方向Xに向けて移動させられることがなく、ラッチ装置の係合が解除されてドア1が誤って開放されるおそれがない。
For this reason, the
ここで、側面衝突に伴う慣性力によって解除レバー17が開操作方向Xへ移動することを阻止するために、カウンタウエイトを設ける構造が考えられる。しかしながら、このようなカウンタウエイトを用いた構造では、衝突力の大きさによってはカウンタウエイトに勝ってハンドルフックが開操作方向に回動して、解除レバーを開操作方向へ回動させてしまう虞がある。しかしながら本実施形態では、ハンドルフック7のフック部7aが解除レバー17と非係合状態であるため、そのようなことを確実に防止できる。また、カウンタウエイトを設ける必要がないため、軽量化を図ることができる。
Here, in order to prevent the
(2)また本実施形態では、ハンドル本体3の開操作時にハンドルフック7を係合位置(図3)に位置させて開操作力を解除レバー17に伝達可能とする開操作力伝達手段(15、9)を備える。そのため、ドア1を正規に開放する場合は、ハンドル本体3を開操作すると、ハンドルフック7のフック部7aが解除レバー17と係合状態となり、ドア1を開放することができる。
(2) Further, in the present embodiment, the opening operation force transmission means (15) that allows the opening operation force to be transmitted to the
(3)本実施形態では、開操作力伝達手段(15、9)は、ハンドル本体3に支持され、開操作時にハンドル本体3と一緒に握られてハンドル本体3側に移動するグリップ部15と、ハンドルフック7から突出形成された検知部9と、を備える。検知部9は、グリップ部15がハンドル本体3側に移動すると当該グリップ部15により押圧されてハンドルフック7を非係合位置(図2)から係合位置(図3)へ回動させるものである。
(3) In the present embodiment, the opening operation force transmission means (15, 9) is supported by the
そのため、ハンドル本体3をグリップ部15と一緒につかんでドア外側(開操作方向X)に引くと、まず図2→図3に示すように、グリップ部15がハンドル本体3側に移動して当該グリップ部15によってハンドルフック7の検知部9が押され、ハンドルフック7のフック部7aが解除レバー17側に回動し、ハンドルフック7のフック部7aが解除レバー17と係合した状態となる(図3)。そして、掴んだグリップ部15およびハンドル本体3ドア外側Xに引くと、ハンドル本体3及びハンドルフック7がドア外側Xへ移動して、ハンドルフック7のフック部7aに係合した解除レバー17がドア外側Xへ回動し、これによりラッチ装置が解除されドア1を開くことができることとなる。
Therefore, when the
このような開操作力伝達手段(15、9)によれば、ハンドル本体3をグリップ部15と一緒に握って引くだけの通常動作でドア1を開放でき、特別な動作が必要ない。
According to such an opening operation force transmission means (15, 9), the door 1 can be opened by a normal operation of simply grasping and pulling the
また、このような開操作力伝達手段(15、9)は、グリップ部15と検知部9とにより構成されるため、構造が簡素で、製造コストを抑えることができる。
Moreover, since such opening operation force transmission means (15, 9) is comprised by the
(3)また本実施形態では、ハンドルフック7は、当該ハンドルフック7が非係合位置(図2)にあるときに、解除レバー17の開操作方向X側の面に当接することで解除レバー17が開操作方向Xへ回動するのを阻止するストッパ面13を備えて構成されている。
(3) Further, in the present embodiment, the
そのため、万が一何らかの力が働いて解除レバー17が開操作方向Xに移動しようとしても、ハンドルフック7のストッパ面13によって解除レバー17の移動が確実に阻止されることとなる。
Therefore, even if some force is applied and the
(4)また本実施形態では、非係合位置に位置するハンドルフック7(図2)に対して当接することで当該ハンドルフック7を開操作方向Xに移動することを阻止するストッパ部14が、ドアアウターパネル1aに固定されている。そのため、上述のようにハンドルフック7およびハンドル本体3にドア外側(開操作方向X)に慣性力が生じても、これらハンドルフック7およびハンドル本体3がドア外側Xへ移動するおそれがなくなる。
(4) In the present embodiment, the
なお、通常時では、ハンドルフック7の突起11がストッパ部14と係合しているため、ハンドルフック7のがたつきが防止されるとともに、解除レバー17もハンドルフック7のストッパ面13に当接しているため、解除レバー17のがたつきも防止される効果もある。
In the normal state, the
(5)また本実施形態では、ストッパ部14のハンドルフック7に対する作用点(P1)と、グリップ部15の検知部9に対する作用点(P2)と、が、ハンドルフック7の回動中心を挟んで、ハンドル本体3の長手方向の両側に位置しており、ストッパ部14の作用点(P1)からハンドルフック7の回動中心までの前記ハンドル本体3の長手方向に沿う距離(D1)と、検知部9の作用点(P2)からハンドルフック7の回動中心までの前記ハンドル本体3の長手方向に沿う距離(D2)と、の関係が、D1>D2である。
(5) Further, in this embodiment, the action point (P1) of the
そのため、ドア衝突時に、各作用点P1、P2に加わる力F1、F2と、各作用点P1、P2までの前記距離D1、D2を乗じたモーメントM1、M2は、作用点P1のモーメントM1の方が、作用点P2のモーメントM2よりも大きくなる。従って、ハンドルフック7は、慣性力により、解除レバー17と係合する方向には回転せず、係合から離脱する方向に回転する(図3→図2)。そのため、ハンドルフック7のフック部7a解除レバー17から外れた状態は維持され、両者が係合状態になることはない。
Therefore, the moments M1 and M2 obtained by multiplying the forces F1 and F2 applied to the action points P1 and P2 and the distances D1 and D2 to the action points P1 and P2 at the time of a door collision are the moments M1 of the action point P1. Is greater than the moment M2 at the point of action P2. Therefore, the
(6)更に本実施形態では、ハンドル本体3をドア開操作のためにドア外側(開操作方向X)に移動させるのに必要な力をF1とし、グリップ部15をハンドル本体3側に移動させるのに必要な力をF2とし、ドア衝突時にハンドル本体3に加わるドア外側Xへの慣性力をF3とした場合に、F1>F2>F3という関係がある。
(6) Further, in the present embodiment, the force necessary to move the
従って、慣性力F3によりグリップ部15がハンドル本体3側に移動することはなく、ハンドルフック7が解除レバー17に係合することはない。また、慣性力F3により、ハンドル本体3がドア外側Xへ移動することもないため、ドア1の誤開放が防止される。
Therefore, the
また、ドア1を開ける場合は、グリップ部15をハンドル本体3側に移動させるのに必要な力F2が、ハンドル本体3をドア外側(開操作方向)に移動させるのに必要な力F1よりも小さいため、操作者はハンドル本体3を引くために通常の力F1を出すだけで、同時にグリップ部15の移動操作も行える。
Further, when the door 1 is opened, the force F2 required to move the
なお、F1は、ハンドル本体3をドアに対して前記開操作方向とは逆側に常時するための図示せぬ第1の付勢手段(第1のバネ)と、ハンドルフック7を前記非係合位置(図2)から前記係合位置(図2)に向けて常時付勢するための第2の付勢手段(第2のバネ25)と、の合力である。また、F2は、ハンドルフック7を前記非係合位置(図2)から前記係合位置(図3)に向けて常時付勢するための第2の付勢手段(第2のバネ25)による付勢力である。
Note that F1 connects the
以上、本発明を適用した具体的な実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはない。 Although specific embodiments to which the present invention is applied have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments.
1 ドア
3 ハンドル本体
4 前端部(一端部)
5 後端部(他端部)
6 回動軸(ハンドルフック)
7 ハンドルフック
7a フック部
8 一端部(ハンドルフック)
9 検知部(開操作力伝達手段)
10 他端部(ハンドルフック)
11 突起
13 ストッパ面
14 ストッパ部
15 グリップ部(開操作力伝達手段)
16 回動軸(解除レバー)
17 解除レバー
25…第2のバネ(付勢手段)
100…車両用アウトサイドハンドル装置
X…開操作方向
1
5 Rear end (other end)
6 Rotating shaft (handle hook)
7 Handle
9 Detector (open operation force transmission means)
10 Other end (handle hook)
11
16 Rotating shaft (release lever)
17
100: Outside handle device for vehicle X: Opening operation direction
Claims (6)
前記ハンドル本体の他端部のドア内側に支持され且つフック部を有するハンドルフックと、
前記ハンドル本体とともに前記ハンドルフックが開操作方向へ回動した際に、前記ハンドルフックのフック部によって開操作方向に回動させられることで、ドアを閉状態に維持するラッチ装置の係合を解除する解除レバーと、
を備えた車両用アウトサイドハンドル装置であって、
前記ハンドルフックは、前記ハンドル本体の他端部に回動自在に支持され、当該ハンドルフックのフック部が前記解除レバーに対して開操作方向に向けて当接する係合位置と、開操作方向に向けて当接しない非係合位置と、に亘って回動自在に設けられ、
前記ハンドルフックを前記非係合位置に向けて付勢する付勢手段を備えることを特徴とする車両用アウトサイドハンドル装置。 A handle body which is disposed on the outer surface of the door, and whose one end is rotatably supported by the door and whose other end is movable in the opening operation direction toward the outside of the door;
A handle hook supported on the inside of the door at the other end of the handle body and having a hook portion;
When the handle hook is rotated in the opening operation direction together with the handle body, the latch device that keeps the door closed is released by being rotated in the opening operation direction by the hook portion of the handle hook. A release lever to
An outside handle device for a vehicle comprising:
The handle hook is rotatably supported on the other end portion of the handle body, and an engagement position where the hook portion of the handle hook contacts the release lever in the opening operation direction and in the opening operation direction. A non-engaging position that does not come into contact with,
An outside handle device for a vehicle comprising urging means for urging the handle hook toward the disengaged position.
前記ハンドル本体に支持され、開操作時に前記ハンドル本体と一緒に握られて前記ハンドル本体側に移動するグリップ部と、
前記ハンドルフックから突出形成され、前記グリップ部が前記ハンドル本体側に移動した際に前記グリップ部により押圧されて前記ハンドルフックを前記非係合位置から前記係合位置へ回動させる検知部と、
を備えることを特徴とする請求項2記載の車両用アウトサイドハンドル装置。 The opening operation force transmission means includes
A grip part that is supported by the handle body and is gripped together with the handle body at the time of opening operation and moves toward the handle body side;
A detection unit that is formed to project from the handle hook and that is pressed by the grip unit when the grip unit is moved to the handle body side to rotate the handle hook from the non-engagement position to the engagement position;
The vehicle outside handle device according to claim 2, further comprising:
前記ストッパ部の作用点(P1)から前記ハンドルフックの回動中心までの前記ハンドル本体の長手方向に沿う距離(D1)と、前記検知部の作用点(P2)から前記ハンドルフックの回動中心までの前記ハンドル本体の長手方向に沿う距離(D2)と、の関係が、D1>D2であることを特徴とする請求項5記載の車両用アウトサイドハンドル装置。 An action point (P1) of the stopper portion with respect to the handle hook and an action point (P2) of the grip portion with respect to the detection portion are located on both sides of the handle body in the longitudinal direction with the rotation center of the handle hook interposed therebetween. Located
The distance (D1) along the longitudinal direction of the handle body from the point of action (P1) of the stopper portion to the center of rotation of the handle hook, and the center of rotation of the handle hook from the point of action (P2) of the detector The vehicle outside handle device according to claim 5, wherein the relationship between the distance (D2) along the longitudinal direction of the handle body and the distance is D1> D2.
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008107112A JP2009256961A (en) | 2008-04-16 | 2008-04-16 | Outside handle device for vehicle |
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2008
- 2008-04-16 JP JP2008107112A patent/JP2009256961A/en active Pending
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