JP2009240644A - 透明度測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、光の照射位置の近傍の皮膚の内部で拡散した光を受光する際に、皮膚の表面における反射光の受光を抑制することが可能な透明度測定装置を提供することを目的とする。
【解決手段】透明度測定装置10は、底面11aに開口部11bを有する筐体11内に、ハロゲンランプ12と、ハロゲンランプ12から放射される光を、開口部11bを経て皮膚1の表面に照射する光照射手段と、皮膚1の表面の光が照射される位置とは異なる位置から放射される、皮膚1の内部で拡散した光を、開口部11bを経て受光する受光手段と、皮膚1の表面で反射される光を遮断する遮断板17を有し、遮断板17と、開口部11bの周縁の間に、ハロゲンランプ12から放射される光を皮膚1の表面に対して斜めに照射するスリット18が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】透明度測定装置10は、底面11aに開口部11bを有する筐体11内に、ハロゲンランプ12と、ハロゲンランプ12から放射される光を、開口部11bを経て皮膚1の表面に照射する光照射手段と、皮膚1の表面の光が照射される位置とは異なる位置から放射される、皮膚1の内部で拡散した光を、開口部11bを経て受光する受光手段と、皮膚1の表面で反射される光を遮断する遮断板17を有し、遮断板17と、開口部11bの周縁の間に、ハロゲンランプ12から放射される光を皮膚1の表面に対して斜めに照射するスリット18が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、透明度測定装置に関する。
従来、皮膚の透明度を測定する装置としては、特許文献1に開示されている装置が知られている。具体的には、光源から皮膚の表面に対して斜めに投光し、投光した光のうち皮膚内部で拡散した光を受光し、光源からの直接光及び投光した光の皮膚の表面における反射光を実質的に受光しないことにより、皮膚の透明度を測定する。
しかしながら、皮膚の表面における反射光が遮断されていないため、光の照射位置の近傍の皮膚の内部で拡散した光を受光する際に、皮膚の表面における反射光を受光するという問題がある。
特開平7−143967号公報
本発明は、上記の従来技術が有する問題に鑑み、光の照射位置の近傍の皮膚の内部で拡散した光を受光する際に、皮膚の表面における反射光の受光を抑制することが可能な透明度測定装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、底部に開口部を有する筐体内に、光源と、該光源から放射される光を、該開口部を経て該試料の表面に照射する光照射手段と、該試料の表面の光が照射される位置とは異なる位置から放射される、該試料の内部で拡散した光を、該開口部を経て受光する受光手段と、該試料の表面で反射される光を遮断する遮断板を有する透明度測定装置であって、該遮断板と、該開口部の周縁の間に、該光源から放射される光を該試料の表面に対して斜めに照射するスリットが形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の透明度測定装置において、前記受光手段は、CCDカメラ又はラインセンサーを有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の透明度測定装置において、前記CCDカメラ又はラインセンサーが検出した輝度分布から透明度指標を算出する透明度指標算出手段をさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、光の照射位置の近傍の皮膚の内部で拡散した光を受光する際に、皮膚の表面における反射光の受光を抑制することが可能な透明度測定装置を提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に説明する。
図1に、本発明の透明度測定装置の一例を示す。透明度測定装置10は、底面11aに開口部11bを有する筐体11内に、ハロゲンランプ12、光学フィルター13、集光レンズ14、ミラー15、集光レンズ16、遮断板17、スリット18、集光レンズ19、CCDカメラ20が設けられている。
スリット18は、図2に示すように、遮断板17と、筐体11の底面11aの開口部11bの周縁の間に形成されている。具体的には、底面11aは、開口部11bの周縁に傾斜部を有し、遮蔽板17は、底部に傾斜部を有する。これらの傾斜部の間にスリット18が形成されているが、これらの傾斜部の皮膚1の表面の垂線に対する角度は、0〜80°、好ましくは10〜80°であり、同一であってもよいし(図2(a)参照)、異なっていてもよい(図2(b)参照)。なお、スリット18の幅は0.02〜1mmである。
また、遮蔽板17は、スリット18が形成されていない側の皮膚1の表面に対する角度が80〜120°である。これにより、皮膚1の表面で反射された光を遮断することができる。
遮蔽板17及び底面11aの材質としては、光を遮断することができれば、特に限定されないが、ステンレス等が挙げられる。
試料としては、皮膚1に限定されず、プラスチック板等が挙げられる。
光源としては、ハロゲンランプ12に限定されず、キセノンランプ、LEDランプ等の白色光源、単色光源(レーザー光源)等が挙げられる。
このような透明度測定装置10の筐体11の底面11bを皮膚1に接触させることにより、皮膚11の透明度を測定することができる。具体的には、まず、ハロゲンランプ12から放射された光は、光学フィルター13により、特定の波長範囲の光が除去された後、集光レンズ14で集光され、ミラー15で反射される。次に、ミラー14で反射された光は、集光レンズ16で集光された後、スリット18を経て、皮膚1の表面の垂線に対して0〜80°、好ましくは10〜80°の角度で照射される。この角度が80°を超えると、皮膚1の内部で光が十分に拡散されず、皮膚1の透明度の測定が困難になることがある。このとき、皮膚1の表面で反射された光は、遮断板17で遮断されるため、CCDカメラ20により受光されない。次に、皮膚1の内部で拡散した光は、光が照射された位置とは異なる位置から放射され、開口部11bを経て、集光レンズ19で集光された後、CCDカメラ20により受光される。このとき、集光レンズ19の手前に減光フィルターを設けて、減光してもよい。
なお、CCDカメラ20には、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各原色の透明度指標を算出するパーソナルコンピュータ(不図示)が接続されている。パーソナルコンピュータは、CCDカメラ20が検出した遮蔽板17からの距離xに対するR、G、Bの各原色の輝度yの分布に対して、市販の科学的グラフ解析ソフトを使用して、式
y=C1exp(−C2x)
(式中、C1は定数であり、C2は、透明度指標の逆数である。)
で非線形曲線にフィッティングし(図3参照)、透明度指標1/C2を算出する演算機能を有する。
y=C1exp(−C2x)
(式中、C1は定数であり、C2は、透明度指標の逆数である。)
で非線形曲線にフィッティングし(図3参照)、透明度指標1/C2を算出する演算機能を有する。
なお、CCDカメラ20の代わりに、遮蔽板17からの距離xに対するR、G、Bの各原色の輝度yの分布を検出するラインセンサー等の検出器を用いてもよい。
半透明なポリプロピレンの板に、ホワイト成分の含有量が0重量%、1重量%、2重量%及び4重量%のアクリル塗装を施し、透明度の異なるサンプルを作製した。得られたサンプルの赤色(R)の透明度指標1/C2(R)を、透明度測定装置10を用いて測定した。図4に、測定結果を示す。図4より、ホワイト成分の含有量が増加する、即ち、透明度が低下すると、1/C2(R)が低下することがわかる。
女性パネル35名の頬部の青色(B)の透明度指標1/C2(B)を、透明度測定装置10を用いて測定した。また、女性パネル35名の頬部の透明感(6段階)を美容技術者の視感判定により判定した。図5に測定結果を示す。図5より、透明感が増大すると、1/C2(B)が増大することがわかる。
1 皮膚
10 透明度測定装置
11 筐体
11a 底面
11b 開口部
12 ハロゲンランプ
13 光学フィルター
14、16、19 集光レンズ
15 ミラー
17 遮断板
18 スリット
20 CCDカメラ
10 透明度測定装置
11 筐体
11a 底面
11b 開口部
12 ハロゲンランプ
13 光学フィルター
14、16、19 集光レンズ
15 ミラー
17 遮断板
18 スリット
20 CCDカメラ
Claims (3)
- 底面に開口部を有する筐体内に、光源と、該光源から放射される光を、該開口部を経て該試料の表面に照射する光照射手段と、該試料の表面の光が照射される位置とは異なる位置から放射される、該試料の内部で拡散した光を、該開口部を経て受光する受光手段と、該試料の表面で反射される光を遮断する遮断板を有する透明度測定装置であって、
該遮断板と、該開口部の周縁の間に、該光源から放射される光を該試料の表面に対して斜めに照射するスリットが形成されていることを特徴とする透明度測定装置。 - 前記受光手段は、CCDカメラ又はラインセンサーを有することを特徴とする請求項1に記載の透明度測定装置。
- 前記CCDカメラ又はラインセンサーが検出した輝度分布から透明度指標を算出する透明度指標算出手段をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の透明度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008092761A JP2009240644A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 透明度測定装置 |
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JP2008092761A JP2009240644A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 透明度測定装置 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011130806A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Moritex Corp | 透明感測定装置および透明感測定方法 |
JP2014033944A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-24 | Kao Corp | 肌状態評価方法及び肌状態評価装置 |
JP2014077739A (ja) * | 2012-10-11 | 2014-05-01 | Shiseido Co Ltd | 透明度測定装置 |
WO2014112393A1 (ja) * | 2013-01-21 | 2014-07-24 | パナソニック株式会社 | 測定装置および測定方法 |
KR102012219B1 (ko) * | 2019-06-12 | 2019-08-21 | 황인오 | 피부 컬러 측정 장치 및 방법 |
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2008
- 2008-03-31 JP JP2008092761A patent/JP2009240644A/ja not_active Withdrawn
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