JP2009237478A - Prism mounting structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、マウントレンズからの入射光を分光するプリズムの取付構造に関するものである。 The present invention relates to a prism mounting structure that splits incident light from a mount lens.
この種のプリズムの取付構造としては、下記の特許文献1に記載のフランジバック調整機構が開示されている。このフランジバック調整機構は、レンズマウントを挟んで左右に並んでフロントパネルに設けられた一対のガイド軸と、分光プリズムの接着されたプリズムベースとを、レンズマウントの設けられたテレビジョンカメラの筐体内に備えている。各ガイド軸は、レンズマウントの光軸と平行に延びている。プリズムベースの左右の側部には、側板部が設けられている。左側板部にはガイド軸の挿通孔が形成されており、右側板部には右側板部と平行に向かい合う保持部が設けられている。右側板部及び保持部は、互いで側面視コの字形を呈しており、それぞれの対向する位置にガイド軸の挿通孔が形成されている。 As this type of prism mounting structure, a flange back adjusting mechanism described in Patent Document 1 below is disclosed. This flange back adjustment mechanism is composed of a pair of guide shafts provided on the front panel side by side on the left and right sides of a lens mount, and a prism base to which a spectral prism is bonded. Prepared in the body. Each guide shaft extends parallel to the optical axis of the lens mount. Side plate portions are provided on the left and right sides of the prism base. An insertion hole for the guide shaft is formed in the left side plate portion, and a holding portion facing the right side plate portion in parallel is provided in the right side plate portion. The right side plate portion and the holding portion have a U-shape when viewed from the side, and a guide shaft insertion hole is formed at each opposing position.
プリズムベースは、右側板部及び保持部の挿通孔に右側のガイド軸を、左側板部に左側のガイド軸をそれぞれ挿通してフロントパネルに取り付けられ、補強金具を介して分光プリズムをネジ止めしている。 The prism base is attached to the front panel by inserting the right guide shaft into the insertion holes of the right and left plate parts and the left guide shaft through the left plate part, and screwing the spectral prism through the reinforcing bracket. ing.
プリズムベースの右側板部と保持部との間には、プリズムベースの位置調整用のダイヤル及びコイルバネが、右側板部側からこの順でガイド軸に外嵌されて介装されている。ダイヤルはガイド軸に螺着されており、回転操作されるとネジ動作してガイド軸を前後に移動し、コイルバネを介して一体化されたプリズムベースを、プリズムアクセサリと共に前後移動させる。これにより、フランジバックの調整が行われる。 Between the right side plate portion and the holding portion of the prism base, a dial for adjusting the position of the prism base and a coil spring are interposed by being fitted on the guide shaft in this order from the right side plate portion side. The dial is screwed to the guide shaft. When the dial is rotated, the guide shaft is moved back and forth by a screw operation, and the prism base integrated through the coil spring is moved back and forth together with the prism accessory. Thereby, adjustment of a flange back is performed.
上記従来のフランジバック調整機構では、プリズムベースの左右の両側部に補強金具を介してプリズムアクセサリをネジ止めし、レンズマウントを跨いだフロントパネルの左右の両側部でプリズムベースを位置決めして取り付ける作業が煩雑であった。 In the conventional flange back adjustment mechanism described above, the prism accessory is screwed to the left and right sides of the prism base via reinforcement brackets, and the prism base is positioned and attached to the left and right sides of the front panel across the lens mount. Was cumbersome.
本発明は斯かる課題に鑑みてなされたもので、分光プリズムの組み付けの作業性を向上させることのできるプリズムの取付構造を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such a problem, and an object of the present invention is to provide a prism mounting structure capable of improving the workability of assembling a spectral prism.
このような目的を達成するために、本発明のプリズムの取り付け構造は、分光プリズムの固定されたプリズム固定部材と、レンズマウントの一側側に位置してフランジバック調整方向に移動自在に支持体に支持され、前記レンズマウントの前記一側側に位置する前記プリズム固定部材の端部を保持するプリズム保持部材と、フランジバック調整方向への前記プリズム保持部材の移動を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。 In order to achieve such an object, the prism mounting structure of the present invention includes a prism fixing member to which a spectroscopic prism is fixed, and a support body that is located on one side of the lens mount and is movable in the flange back adjustment direction. And a prism holding member that holds an end of the prism fixing member located on the one side of the lens mount, and a control unit that controls movement of the prism holding member in the flange back adjustment direction. It is characterized by that.
本発明によれば、プリズム保持部材へのプリズム固定部材の取付作業をレンズマウントの一側側で行えることから、分光プリズムの組み付けの作業性を向上させることができる。 According to the present invention, since the prism fixing member can be attached to the prism holding member on one side of the lens mount, the workability of assembling the spectroscopic prism can be improved.
以下、図面を参照して、本発明の最良の形態について説明する。
図1は、本実施形態のテレビジョンカメラの筐体1の外観構成の概略を示す斜視図である。図2は、筐体1に内蔵されたフランジバック調整機構のフロントフレーム2の後方からの分解斜視図である。図3は、制御ピン5の構成の概略を模式的に示す図である。なお、以下の説明で用いる前後,左右,上下の各方向は説明に用いる各図に示している。
Hereinafter, the best mode of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view illustrating an outline of an external configuration of a housing 1 of the television camera according to the present embodiment. FIG. 2 is an exploded perspective view from the rear of the
テレビジョンカメラは、図1に示す筐体1の前端面にマウント方式のレンズ(不図示)を取り付けて構成されている。筐体1は、互いに組み合わされて筒状を呈したトップパネル1a及びボトムパネル1bの前端にフロントフレーム2を、後端にリアフレーム1cをそれぞれ取り付けて構成されている。筐体1には、レンズ(不図示)からの入射光を、R(レッド),B(ブルー),G(グリーン)に分光し、各光毎に設けられた撮像素子(CCD)に導くための3板式プリズム光学系と、プリズム光学系のフランジバックを調整するためのフランジバック調整機構とが内蔵されている。
The television camera is configured by attaching a mount-type lens (not shown) to the front end surface of the housing 1 shown in FIG. The housing 1 is configured by attaching a
図2に示すように、フロントフレーム2は、略矩形の平板体から構成されており、その中央部には円形のマウント装着孔2aが形成されている。マウント装着孔2aには、リング状の図示しないレンズマウントが嵌め込まれる。レンズマウントは、マウント方式のレンズを取り付けるためのものであり、内周面にはレンズのマウントを螺着する雌ネジ部が設けられている。
As shown in FIG. 2, the
マウント装着孔2aの右側には、後述するシャフト61のネジ止めされるシャフト取付孔21が形成されている。シャフト取付孔21の軸心の上下位置は、マウント装着孔2aの軸心の上下位置と同じ位置に設定されている。シャフト取付孔21の下方に位置するマウント装着孔2aの右側には、後述するガイドピン62のネジ止めされるピン取付孔22が形成されている。
On the right side of the
フロントフレーム2の内面の右縁部には、マウント装着孔2aを挟んだ上端側及び下端側に位置して、一対の保持体取付孔23が形成されている。保持体取付孔23には、後述する制御ピン保持体3のネジ止めに用いるネジAが螺着される。また、フロントフレーム2の内面の四隅には、トップパネル1a又はボトムパネル1bとのネジ止めに用いられるネジ止片2bが設けられている。各ネジ止片2bには、ネジ止め用のネジの螺着するネジ孔、又は、ネジ止め用のネジの挿通孔が形成されている。
A pair of holding
保持体取付孔23にネジ止めされてフロントフレーム2の内面に取り付けられる制御ピン保持体3は、略四角ブロック状を呈した本体3aと、本体3aの前縁部の上端から上方に、下端から下方にそれぞれ延出した四角板状の一対の延出片3b,3bとを備える形状を呈している。各延出片3bには、上述したフロントフレーム2の保持体取付孔23に螺着されるネジAの挿通孔3b1が形成されている。
The control
本体3aの右面には、四角板状を呈した膨出部3dが設けられている。膨出部3dは、本体3aの上下方向の中央部に位置して、本体3aの前縁から後方に向けて、本体3aの前後方向の中央部まで延びている。膨出部3dには、前面から後面にかけてを貫通する円形の球体収納孔31が形成されている。球体収納孔31には、球体41及び付勢バネ42が後側からこの順序で、球体収納孔31の延設方向に移動自在に収納される。球体収納孔31の前端開口部には、移動規制ネジ43の螺着される雌ネジ部(不図示)が設けられている。球体収納孔31に収納された球体41及び付勢バネ42は、球体収納孔31の前端開口部に螺着された移動規制ネジ43により前方への移動を規制される。
A bulging
本体3aには、膨出部3dの後方に位置して右面から左面にかけて貫通する円形のピン挿通孔32が形成されている。ピン挿通孔32は、後述する制御ピン5の挿通される孔であり、膨出部3dの球体収納孔31の軸心と略直角に交わる軸心を備えている。ピン挿通孔32に挿通される制御ピン5は、略円板状を呈した頭部51と、頭部51の左端面から左方に延びる軸部52とを備えている。頭部51の外周面には、左右の両端部間に亘って左右方向に延びる凹溝51bが、その周方向に沿って等間隔で複数形成されている。また、頭部51の右端面には、工具を嵌入させて制御ピン5を時計回り又は反時計回りに回転させる操作溝51aが、その経方向に延びて形成されている。
The
軸部52は、ピン挿通孔32の内径とほぼ等しい外径、及び、ピン挿通孔32の長さとほぼ同じ長さを有しており、その左端面からは制御軸53が左方に突出している。制御軸53は、軸部52の軸心に対して偏心した軸心を有した円柱体であり、図3に示すように、制御ピン5の軸部52がピン挿通孔32に挿入されると、ピン挿通孔32の左端開口部から本体3aの左方に突出する。制御軸53には、円筒状を呈したステンレス製のカラー54が外嵌されて取り付けられる。カラー54の外径は、後述する移動体7の制御長穴71の前後の幅とほぼ等しく、又は制御長穴71の前後の幅よりもやや短く設定されている。
The
ピン挿通孔32内での制御ピン5の回転に伴い軸部52の軸心52Aを中心として制御長穴71内を回転するカラー54の軸心53Aの回転直径は、制御長穴71を備えた後述する移動体7の前後の移動限間の距離と等しく設定されている。つまり、制御軸53の軸心53Aは、制御長穴71を備える移動体7の中立位置から前後の各移動限までの距離と等しい距離Lだけ、軸部52の軸心52Aから経方向にずれて位置している。
The rotation diameter of the
図2に示すように、本体3aの後端面には、押え板33をネジ止めするネジCの螺着される一対のネジ孔3a1,3a1が、上下方向に並んで形成されている。押え板33は、右縁部が前方に屈曲して屈曲片33aを構成している。屈曲片33aは、ピン挿通孔32に挿通された制御ピン5の頭部51の後側周縁部の右側に位置して、制御ピン5の左右方向の位置決めをするためのものである。
As shown in FIG. 2, a pair of screw holes 3a1 and 3a1 into which a screw C for screwing the holding
フロントフレーム2のシャフト取付孔21に取り付けられるシャフト61は、丸棒体の前端部にフランジ61aを備えて構成されており、フランジ61aより前側がフロントフレーム2への取付部61b、後側が後述する移動体7の軸支部61cとなっている。取付部61bは、フロントフレーム2のシャフト取付孔21に後方から螺着されて、フロントフレーム2にシャフト61をネジ止めする。軸支部61cの後端面には、上述した押え板33をネジ止めするネジCの螺着される板取付孔61dが開口している。軸支部61cには、位置決めバネ63が外嵌される。
The
位置決めバネ63は、軸支部61cに軸支された移動体7を前方に付勢するためのものであり、押え板33に後端を押さえられて圧縮され、その弾発力で移動体7を前方に付勢する。ガイドピン62は、フランジ62aの前側がシャフト61の取付部61bと同様に構成されてフロントフレーム2に取り付けられる取付部62b、後側が後述する移動体7の左右方向への回転を規制する回転規制部62cとなっている。
The
シャフト61に軸支される移動体7は、四角ブロック体の左右方向の中央部から右端にかけての前後方向の中央部を、上面から上下方向の中央部まで四角ブロック状に切り欠いた概略形状の本体7aと、本体7aの後面から後方に延びた制御体7bと、本体7aの下面から下方に延びたガイド片7cとを一体にして構成されている。制御体7bは、略四角ブロック状を呈しており、右面の前後方向の中央部に開口する制御長穴71を備えている。
The
制御長穴71は、制御体7bの右面に上下方向に延びて開口しており、制御軸53及びカラー54とほぼ同じ又は制御軸53及びカラー54の長さよりも長い左右方向の深さを有している。ガイド片7cは、四角板状を呈しており、その前面から後面にかけてを貫通するガイド孔72を備えている(図4,図6参照)。ガイド孔72は、ガイドピン62の回転規制部62cの外径とほぼ同じ、又はやや広い幅を有して上下方向に延びる長孔から構成されている。
The
本体7a及び制御体7bには、本体7aの前壁を前面から後面にかけて貫通した後、本体7aの後壁から制御体7bの後面にかけてを貫通して、前後方向に延びるシャフト挿通孔73が形成されている。シャフト挿通孔73は、シャフト61の軸支部61cの外径とほぼ同じ、又は、やや大きな内径を有する円形に形成されている。
The main body 7a and the
また、本体7aの左壁には、移動体7にプリズムベース9をネジ止めするネジBの挿通孔7a1が形成されている(図5参照)。また、左壁の左面には、挿通孔7a1を挟んで前後方向に並んだ一対の嵌合突部7a2,7a2が設けられている(図5参照)。各嵌合突部72a,72aは、後述するプリズムベース9の嵌入孔92,92に嵌入されて、挿通孔7a1に挿通されたネジBと共にプリズムベース9を移動体7に固着し、また、挿通孔7a1を中心とする回転方向へのプリズムベース9の移動を規制する。
Further, an insertion hole 7a1 for a screw B for screwing the
本体7aには、シャフト61をシャフト挿通孔73の内周面に押し付ける板バネ8が取り付けられる。板バネ8は、金属製の略矩形の平板8aの前端部及び後端部の右縁部から下方に延びた係止片81,81と、平板8aの前後方向の中央部の左縁から下方に延びた押圧片82とを備えて構成されている。板バネ8は、係止片81の下端を本体7aの下面に係止させると共に、押圧片82をシャフト61の軸支部61cの左側面に押し付け、係止片81と押圧片82との間隔を広げて弾性変形して、移動体7に取り付けられ、軸支部61cを右方に付勢して、シャフト挿通孔73の右側内周面に押し付ける。
A
移動体7に取り付けられるプリズムベース9は、プリズム93を移動体7に固定するためのセラミック製の略四角ブロック体であり、左面にプリズム93の右面を接着されている。プリズムベース9の右面の中央部には、プリズムベース9を移動体7にネジ止めするネジBの螺着されるネジ穴91が形成されている。また、ネジ穴91を挟んだ右面の前側及び後側には、嵌合突部7a2,7a2(図5参照)の嵌入する嵌入穴92,92が設けられている。
The
プリズムベース9に接着されたプリズム93は、分光した3色の光の出射面毎に取付板93aを備えている。各取付板93aには、分光した各色の撮像用のCCDを備えたCCD固定板94が取り付けられる。CCD固定板94は、取付板93aへの取付面にパッキン94aを備えており、取付板93aの備える取付窓93bの周縁部にパッキン94aを押し付けて取付板93aに取り付けられる。
The
このような構成を有するフランジバック調整機構による、フロントフレーム2へのプリズム93の取付構造について説明する。図4〜図6は、フランジバック調整機構によるプリズム93の取付構造を示す図である。図4は、プリズム93の取付構造を右方から見た断面図であり、(a)は移動体7の支持構造,(b)は制御ピン5の支持構造を示している。図5は、プリズム93の取付構造を上方から見た断面図であり、(a)は移動体7の支持構造,(b)は制御ピン5の支持構造を、移動体7へのプリズムベース9の取付構造と共に示している。図6は、プリズム93の取付構造を後方から見た断面図であり、(a)は移動体7及びプリズムベース9の取付構造,(b)はシャフト61の位置決め構造を示している。
A structure for attaching the
図4(a)に示すように、フロントフレーム2の後面には、シャフト取付孔21にネジ止めされたシャフト61と、ピン取付孔22にネジ止めされたガイドピン62とが、それぞれ取り付けられている。シャフト61には、シャフト挿通孔73にシャフト61を挿通させた移動体7が、前後方向に摺動自在に軸支されており、移動体7の後側には位置決めバネ63が外嵌されている(図5(a)も参照)。移動体7は、ガイド片7cのガイド孔72にガイドピン62を挿通されて、シャフト61を中心とする回転が規制されている(図6も参照)。また、図4(b)に示すように、フロントフレーム2の後面には、延出片3b,3bをネジ止めして制御ピン保持体3が取り付けられている(図6も参照)。
As shown in FIG. 4A, a
図5に示すように、制御ピン保持体3のピン挿通孔32には、制御ピン5の軸部52が挿通されており、軸部52の左端から突出した制御軸53が、移動体7が備える制御体7bの制御長穴71に、カラー54と共に挿入されている(図4(b)も参照)。図5(b)に示すように、制御ピン保持体3が備える膨出部3dの球体収納孔31には、球体41が収納されて付勢バネ42により後方に常時付勢されており、球体収納孔31の後端開口部から後端部を突出させている(図4(b)も参照)。球体41は、制御ピン5の頭部51が備える凹溝51bに進入して頭部51の外周面を押圧し、制御ピン5の回転を規制している(図4(b)も参照)。
As shown in FIG. 5, the
図5に示すように、制御ピン保持体3の本体3aと、位置決めバネ63の外嵌されたシャフト61とには、押え板33がネジ止めされている(図4も参照)。位置決めバネ63は、押え板33に圧縮されて移動体7を前方に付勢して、制御ピン5の制御軸53に外嵌されたカラー54に、制御長穴71の後側内面を常時押し付けている。押え板33の屈曲片33aは、制御ピン5が備える頭部51の後側周縁部右側に位置して、制御ピン5の左右方向の位置決めをしている(図4(b)も参照)。移動体7の左面には、プリズム93の接着されたプリズムベース9が、嵌入穴92,92に嵌入された一対の嵌合突部7a2,7a2で位置決めされて、ネジ止めされている。
As shown in FIG. 5, a
図6(b)に示すように、シャフト61は、移動体7に取り付けられた板バネ8の押圧片82から右方に付勢され、シャフト挿通孔73の右側内周面に常時押し付けられて、左右方向の位置決めをされている(図5(a)も参照)。
As shown in FIG. 6B, the
次に、上述のように構成されるフランジバック調整機構の動作を説明する。 Next, the operation of the flange back adjustment mechanism configured as described above will be described.
頭部51の操作溝51aに工具を挿入し、制御ピン5を軸心を中心として時計回り又は反時計回りに回転させると、球体41を介して付勢バネ42から加えられる付勢力に抗して、制御ピン5が操作方向に回転する。この回転に伴い頭部51の各凹溝51bに球体41が進退を繰り返すと、制御ピン5の回転操作に必要な力もこれに応じて繰り返し変化する。
When a tool is inserted into the
また、制御軸53は、制御ピン5の軸心を中心として回転し、外嵌されたカラー54の外周面を制御長穴71の内周面に摺接させて上下方向に移動しながら、制御体7bを備える移動体7と共に前後に移動する。移動体7に固着されたプリズムベース9は、移動体7の前後方向への移動に従い、プリズム93を前後に移動させる。このようにして、フランジバックの調整が行われる。
Further, the
以上説明したように、本実施形態のテレビジョンカメラによれば、プリズム93を挟んでレンズマウント(マウント装着孔2a)の右側に位置したプリズムベース9の右端部を、移動体7で保持して構成していることから、移動体7へのプリズムベース9の取付作業を、レンズマウントの右側で行うことができる。このため、プリズム93のフロントフレーム2への組み付けの作業性を向上させることができる。
As described above, according to the television camera of the present embodiment, the
また、本実施形態のテレビジョンカメラによれば、制御ピン5の頭部51に対する回転操作に応じて、フランジバック調整方向である前後方向に沿って制御軸53が回転し、移動体7の制御長穴71が、回転する制御軸53方向に押圧されて移動体7をフランジバック調整方向に移動させることから、制御ピン5の頭部51を1回転させることにより、移動体7を両端の移動限間で往復移動させることができる。このため、フランジバックの調整操作を簡略化することができる。
Further, according to the television camera of the present embodiment, the
また、本実施形態のテレビジョンカメラによれば、移動体7を位置決めバネ63でフランジバック調整方向に付勢して制御長穴71を制御軸53方向に押し付け、制御ピン5に対する移動体7のフランジバック調整方向への位置決めをしていることから、フランジバック調整の精度を高めることができる。また、撮影時に移動体7に加えられる振動等を抑えることができる。
Further, according to the television camera of the present embodiment, the
また、本実施形態のテレビジョンカメラによれば、移動体7を軸支するシャフト61の側面に移動体7を押し付けて、フランジバック調整方向に直行する方向へのシャフト61に対する移動体7の位置決めをしていることから、フランジバック調整の精度を高めることができる。また、撮影時に移動体7に加えられる振動等を抑えることができる。
Further, according to the television camera of the present embodiment, the moving
また、本実施形態のテレビジョンカメラによれば、制御軸53と制御長穴71との間に介装されたカラー54で、制御軸53を制御長穴71に対して滑動させられるので、制御軸53の回転に伴う移動体7の上下動を抑えることができる。このため、フランジバック調整の精度を高めることができる。つまり、制御長穴71内側面に摺接して上下動する制御軸53から移動体7に上下方向への力が加わり、シャフト61と移動体7の隙間分だけ移動体7が上下するため、プリズムベース9を介して移動体7に固定されたプリズム93の光軸がズレる虞があるが、制御軸53にカラー54を外嵌して滑走性を向上させ、制御長穴71の内側面を摺接する際に生じる摩擦抵抗を減少させることで、移動体7を上下動させることなく前後移動させることができ、スムーズな動きのフランジバック調整が可能となる。
Further, according to the television camera of this embodiment, the
また、本実施形態のテレビジョンカメラによれば、プリズム93がプリズムベース9に右側面を接着して固定されていることから、マウントレンズ(不図示)の光軸に対するプリズム93の位置ずれを抑えて、精度の高い撮影を行うことができる。例えば、プリズム93を両側から挟み込むようにプリズムベース9で支持し、支持した両側面を接着剤やネジ止めでプリズムベース9に固定する場合には、撮影時等の熱でプリズムベース9及びプリズム93が膨張すると両者の線膨張率の違いにより、接着剤の剥がれやプリズムへの過大な負荷を生じさせ、撮影の精度が低下する虞がある。しかしながら、プリズムの一側面をプリズムホルダに固定する本実施形態の構成によれば、プリズム及びプリズムホルダの線膨張率の違いの影響を抑え、撮影の精度が低下するのを防止することができる。
Further, according to the television camera of the present embodiment, since the
上記実施形態では、テレビジョンカメラの筐体1に3板式プリズム光学系が内蔵される場合について説明したが、4板式プリズム光学系等の他のプリズムを備える構成としてもよい。また、シャフト61,ガイドピン62,及び制御ピン保持体3のフロントフレーム2への取付方法も任意であり、また、これらはフロントフレーム2と一体に形成されていてもよい。また、シャフト61,ガイドピン62,及び制御ピン保持体3は、トップパネル1aやボトムパネル1bに設けられていてもよい。
In the above embodiment, the case where the three-plate prism optical system is built in the housing 1 of the television camera has been described. However, another prism such as a four-plate prism optical system may be provided. Moreover, the attachment method to the
また、上記実施形態では、移動体7をシャフト61に軸支して、前後方向に移動自在に支持した場合について説明した。しかしながら、移動体7をフランジバック調整方向である前後方向に移動自在に支持する構成は任意である。また、シャフト61に対する移動体7の回転を規制できるのであれば、ガイドピン62を備えない構成としてもよい。
In the above embodiment, the case where the
また、上記実施形態では、制御ピン5の頭部51の操作溝51aに工具を挿入し、制御ピン5を時計回り又は反時計回りに回転させた場合について説明したが、制御ピン5を回転させる方法は任意であり、例えば、頭部51の操作溝51aに代えて経方向に延びる突起を設け、その突起を手で摘んで回転させてもよい。
Moreover, although the said embodiment demonstrated the case where a tool was inserted in the
また、上記実施形態では、制御ピン5の頭部51の外周面に球体41を押し当てて、制御ピン5の回転角度を操作者に報知すると共に、制御ピン5の回転を規制した場合について説明した。しかしながら、制御ピン5の回転角度の報知や制御ピン5の回転規制を他の手段で行ってもよく、また、これらを行う必要がない場合には、球体41を頭部51の外周面に押し当てる必要は必ずしもない。
Moreover, in the said embodiment, the
また、上記実施形態では、押え板33の屈曲片33aで制御ピン5の頭部51を右側から支持した場合について説明した。しかしながら、ピン挿通孔32からの制御ピン5の脱落を防止できるのであれば、屈曲片33aを備える必要は必ずしもない。また、制御ピン5の構成は、頭部51の回転操作に応じて制御長穴71内で制御軸53を回転させて、移動体7を前後移動させることができるのであれば任意である。
In the above embodiment, the case where the
上記実施形態では、被押圧部が制御長穴71から構成されている場合について説明したが、制御体7bの上下方向に伸びる切欠を制御長穴71に代えて設け、この切欠の前後の内面を被押圧部としてもよい。また、上記実施形態では、プリズム93をプリズムベース9に接着して取り付けた場合について説明したが、ネジ止め等の他の方法で取り付けることもできる。
In the above embodiment, the case where the pressed portion is configured by the
移動体7へのプリズムベース9の取付方法は、ネジ止めに限らない。また、上記実施形態では、板バネ8を用いてシャフト61をシャフト挿通孔73の内周面に押し付けた場合について説明したが、例えば、移動体7の上下又は左右の何れかの面からシャフト挿通孔73にかけて貫通するネジ孔を設け、このネジ孔に鋼球、コイルバネを挿入した後、ネジで固定し、鋼球の押力によりシャフト61をシャフト挿通孔73の内周面に押し付けてもよい。また、板バネ8の形状も任意であり、例えば、係止片81及び押圧片82の数量は適宜選択することができる。
The method of attaching the
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施態様としては、以下のものを挙げることができる。
実施態様1のプリズムの取付構造は、分光プリズムの固定されたプリズム固定部材と、レンズマウントの一側側に位置してフランジバック調整方向に移動自在に支持体に支持され、前記レンズマウントの前記一側側に位置する前記プリズム固定部材の端部を保持するプリズム保持部材と、フランジバック調整方向への前記プリズム保持部材の移動を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、実施態様2のプリズムの取付構造は、実施態様1において、前記制御手段が、操作部に対する回転操作に応じて、フランジバック調整方向に沿って出力部を回転させる回転押圧体と、前記プリズム保持部材に設けられ、回転する前記出力部に押圧されて前記プリズム保持部材をフランジバック調整方向に移動させる被押圧部とを備えることを特徴とする。
また、実施態様3のプリズムの取付構造は、実施態様2において、前記プリズム保持部材をフランジバック調整方向に付勢して、前記被押圧部を前記出力部に押し付ける付勢手段を備えることを特徴とする。
また、実施態様4のプリズムの取付構造は、実施態様2又は3において、前記出力部と前記被押圧部との間に介装されて、前記出力部を前記被押圧部に対して滑動させる滑動部材を備えることを特徴とする。
また、実施態様5のプリズムの取付構造は、実施態様1〜4の何れかにおいて、フランジバック調整方向に移動自在に前記プリズム保持部材を前記支持体に軸支する支軸と、前記プリズム保持部材をフランジバック調整方向と直交する方向に付勢して、前記支軸に押し付ける付勢手段とを備えることを特徴とする。
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, the following can be mentioned as an embodiment of this invention.
The prism mounting structure according to the first embodiment includes a prism fixing member to which a spectroscopic prism is fixed, and a support that is positioned on one side of the lens mount and is movable in a flange back adjustment direction. A prism holding member that holds an end portion of the prism fixing member located on one side, and a control unit that controls movement of the prism holding member in the flange back adjustment direction.
In addition, the prism mounting structure according to the second embodiment is the same as that according to the first embodiment, in which the control unit rotates the output unit along the flange back adjustment direction according to a rotation operation on the operation unit, and the prism. And a pressed part that is provided on a holding member and is pressed by the rotating output part to move the prism holding member in a flange back adjustment direction.
In addition, the prism mounting structure according to the third embodiment includes a biasing unit that biases the prism holding member in the flange back adjustment direction and presses the pressed portion against the output portion in the second embodiment. And
Further, the prism mounting structure according to the fourth embodiment is a sliding structure according to the second or third embodiment, wherein the prism is interposed between the output portion and the pressed portion to slide the output portion relative to the pressed portion. A member is provided.
In addition, the prism mounting structure according to the fifth embodiment is the prism mounting structure according to any one of the first to fourth embodiments, wherein the prism holding member is pivotally supported on the support body so as to be movable in the flange back adjustment direction. And an urging means for urging the shaft in a direction orthogonal to the flange back adjustment direction and pressing the urging shaft against the support shaft.
1 筐体
2 フロントフレーム
3 制御ピン保持体
31 球体収納孔
32 ピン挿通孔
33 押え板
41 球体
42 付勢バネ
5 制御ピン(制御手段,回転押圧体)
51 頭部(操作部)
52 軸部
53 制御軸(出力部)
54 カラー(滑動部材)
61 シャフト(支軸)
62 ガイドピン
63 位置決めバネ(付勢手段)
7 移動体(プリズム保持部材)
7a1 挿通孔
7a2 嵌合突部
71 制御長穴(制御手段,被押圧部)
72 ガイド孔
73 シャフト挿通孔
8 板バネ(付勢手段)
9 プリズムベース(プリズム固定部材)
93 プリズム(分光プリズム)
93a 取付板
94 CCD固定板
94a パッキン
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Housing | casing 2
51 head (operation unit)
52
54 Color (sliding member)
61 Shaft (support shaft)
62
7 Moving body (prism holding member)
7a1 insertion hole
72
9 Prism base (prism fixing member)
93 Prism (spectral prism)
Claims (1)
レンズマウントの一側側に位置してフランジバック調整方向に移動自在に支持体に支持され、前記レンズマウントの前記一側側に位置する前記プリズム固定部材の端部を保持するプリズム保持部材と、
フランジバック調整方向への前記プリズム保持部材の移動を制御する制御手段とを備えることを特徴とするプリズムの取付構造。 A prism fixing member to which the spectral prism is fixed;
A prism holding member that is positioned on one side of the lens mount and is supported by the support so as to be movable in the flange back adjustment direction, and holds an end of the prism fixing member located on the one side of the lens mount;
A prism mounting structure comprising: control means for controlling movement of the prism holding member in the flange back adjustment direction.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008086423A JP2009237478A (en) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | Prism mounting structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008086423A JP2009237478A (en) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | Prism mounting structure |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009237478A true JP2009237478A (en) | 2009-10-15 |
Family
ID=41251447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008086423A Pending JP2009237478A (en) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | Prism mounting structure |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009237478A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102062637A (en) * | 2010-12-22 | 2011-05-18 | 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 | Support mechanism for multi-side cylindrical achromatic prism |
JP2015505380A (en) * | 2012-01-19 | 2015-02-19 | 上海鋭勢機器視覚科技有限公司 | Camera with built-in polarizing plate switching mechanism |
-
2008
- 2008-03-28 JP JP2008086423A patent/JP2009237478A/en active Pending
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