JP2009232339A - Mobile terminal device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、携帯端末装置に係り、特に筐体間がスライド自在に結合されているスライド式の携帯端末装置に関する。 The present invention relates to a mobile terminal device, and more particularly to a sliding mobile terminal device in which housings are slidably coupled.
近年、携帯電話機などの携帯端末装置は、音声通話使用時や操作キーの操作性を重視した各種の形態を有する携帯端末装置が提供されている。この携帯端末装置のうち、音声通話使用時や操作キーの操作性と装置の小型化との要請を両立させるべく、互いに連結された二つの筐体で構成した携帯端末装置が提供されている。 2. Description of the Related Art In recent years, mobile terminal devices such as mobile phones have been provided with various forms that place importance on operability of operation keys and voice calls. Among the portable terminal devices, a portable terminal device configured by two casings connected to each other is provided in order to satisfy both the demands for voice call use and the operability of operation keys and the miniaturization of the device.
従来、例えば一方の筐体に各種の操作キーを有する操作部を設け、他方の筐体にこの筐体の大部分を占める表示部を設けて、この筐体間を電気的に接続した構成を採用した折りたたみ式やスライド式の携帯端末装置がある。 Conventionally, for example, an operation unit having various operation keys is provided in one casing, and a display unit that occupies most of the casing is provided in the other casing, and the casings are electrically connected. There are foldable and slide-type mobile terminal devices.
このスライド式の携帯端末装置は、第一の筐体としての上筐体と第二の筐体としての下筐体がスライド機構によりスライド自在に結合され、これらの筐体が開いた状態や、ほぼ重なり合った閉じた状態をとることで用途に応じて操作性を向上させることができる。 In this sliding portable terminal device, an upper casing as a first casing and a lower casing as a second casing are slidably coupled by a sliding mechanism, and these casings are opened, It is possible to improve the operability according to the use by taking the closed state which is almost overlapped.
一方で、スライド式の携帯端末装置の開いた状態および閉じた状態であっても安定した無線性能を得るために、スライド機構を介して上下筐体内を導通させることにより上下筐体内のグランドを電気的に接続するように構成する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。 On the other hand, in order to obtain stable wireless performance even when the sliding portable terminal device is in an open state and a closed state, the ground in the upper and lower cases is electrically connected by conducting the inside of the upper and lower cases through a slide mechanism. There has been proposed a technique for configuring such a connection (see, for example, Patent Document 1).
ここで、図5に示すように、上筐体(図示せず)に固定されるレールプレート21と、下筐体(図示せず)に固定されるスライドプレート22とのスライドをスムーズに行うために設けられる一対のアシストバネ24から構成されるスライド機構20がある。このスライド機構20のアシストバネ24の一端は、レールプレート21に固定されたバネ固定部25に巻きつけられて固定され、他端はスライドプレート22に固定される。
Here, as shown in FIG. 5, in order to smoothly slide the
このようなスライド機構20を備えたスライド式の携帯端末装置において、スライド機構20を介して上下筐体を導通させて安定した無線性能を得るため、レールプレート21に固定されたバネ固定部25とこれに巻きつけられて固定されたアシストバネ24を利用してレールプレート21とスライドプレート22との導通を行う方法がある。これにより、レールプレート21とスライドプレート22とにそれぞれ固定された上筐体および下筐体に収納された回路基板などを電気的に接続させることができる。
In the slide type mobile terminal device provided with such a
さらに、図10に示すように、図5のスライドプレート22に、レールプレート21と接触しながらスライドする接点バネ50をさらに備えるスライド機構20がある。このようなスライド機構20を備えたスライド式の携帯端末装置においては、接点バネ50がスライド時に常にレールプレート21と接触することにより、レールプレート21とスライドプレート22との導通を行う方法がある。これにより、レールプレート21とスライドプレート22とにそれぞれ固定された上筐体および下筐体に収納された回路基板などを電気的に接続させることができる。
特許文献1に開示されたスライド式携帯無線端末は、スライド機構としての導通性能を備えた導電部材(スライドパーツ)とレール溝とは、上下筐体のスライド時には常に接触状態にある。このため、導電部材とレール溝とのスライド動作の回数が増すにつれて部材間での磨耗が生じ、部材間の接触状態が不安定となるという課題があった。
In the slide-type portable wireless terminal disclosed in
また、図5に示すスライド機構20に備えられたアシストバネ24は、本来レールプレート21とスライドプレート22とのスライドをスムーズに行うために設けられるため、スライドの性能を向上させるためにグリースなどの潤滑剤が塗布される。この潤滑剤は絶縁性を備えるため、バネ固定部25とこれに巻き付けられて固定されたアシストバネ24とを利用してレールプレート21とスライドプレート22を導通させることでは、上筐体と下筐体とを安定して電気的に接続させることができない。
Further, since the
さらに、図10に示すスライド機構20に備えられた接点バネ50は、特許文献1に開示されたスライド機構と同様に、上下筐体のスライド時には常に接触状態にあるため、スライド動作の回数が増すにつれて磨耗による部材間の接触状態が不安定となるという課題があった。
Furthermore, since the
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、スライド式の携帯端末装置が開いた状態および閉じた状態である場合に各筐体を好適に導通させて、各筐体内に収納された回路基板などの安定した電気的な接続状態を確保することができる携帯端末装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such circumstances, and when the sliding portable terminal device is in an open state and a closed state, each case is suitably conducted and stored in each case. An object of the present invention is to provide a portable terminal device that can ensure a stable electrical connection state of a circuit board or the like.
本発明に係る携帯端末装置は、上述した課題を解決するために、第一の筐体と、第二の筐体と、前記第一の筐体に固定され、レールが備えられたレールプレートと、前記第二の筐体に固定され、前記第一の筐体に固定された前記レールプレートに備えられた前記レールと嵌め合わされて前記第一の筐体と第二の筐体をスライド自在に結合させるスライダが備えられたスライドプレートと、前記レールの端部にそれぞれ当接された弾性体からなる導通部材とを備え、前記導通部材は、前記第一の筐体と第二の筐体とがスライドして開いた状態である場合、および前記第一の筐体と第二の筐体とが閉じた状態である場合に、前記レールの端部に加え前記スライダとも当接されることを特徴とする。 In order to solve the above-described problem, a mobile terminal device according to the present invention includes a first housing, a second housing, a rail plate fixed to the first housing, and provided with a rail. The first casing and the second casing are slidable by being fitted to the rail provided on the rail plate fixed to the second casing and fixed to the first casing. A slide plate provided with a slider to be coupled; and a conductive member made of an elastic body abutted on each end of the rail. The conductive member includes the first casing and the second casing. In addition to the end of the rail, the slider is in contact with the slider when the first housing and the second housing are closed. Features.
本発明に係る携帯端末装置は、スライド可能に結合された二つの筐体が開いた状態および閉じた状態である場合に、筐体間の安定した電気的接触状態を確保することができる。 The portable terminal device according to the present invention can ensure a stable electrical contact state between the housings when the two housings slidably coupled are in an open state and a closed state.
本発明に係る携帯端末装置の実施形態を添付図面に基づいて説明する。 An embodiment of a portable terminal device according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
図1は、本発明に係る携帯端末装置の一例であるスライド式の携帯電話機1の外観の構成を表している。なお、図1(A)は、スライド式の携帯電話機1を閉じた状態としたときの外観の構成を表す斜視図を表しており、図1(B)は、スライド式の携帯電話機1を開いた状態としたときの外観の構成を表す斜視図を表している。
FIG. 1 shows an external configuration of a sliding
図1(A)および(B)に示されるように、携帯電話機1は、図示しないスライド機構を介してスライド可能に結合された上筐体12と下筐体13とを有している。これらの上筐体12と下筐体13とは、スライド機構を介して上筐体12と下筐体13とが互いに矢印X方向にスライド可能に設けられる。これらの上筐体12と下筐体13とは、相対的に互いに長手方向に沿ってスライドされて、携帯電話機1を収縮させた図1(A)の閉じた状態、および伸長させた図1(B)の開いた状態の二つの形態をとる。
As shown in FIGS. 1A and 1B, the
矩形状に構成された上筐体12には、その表面の大部分を占めるディスプレイ14が設けられている。ディスプレイ14は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(ElectroLuminescence Display)、無機ELディスプレイ(inorganic electroLuminescence Display)、SED(Surface−conduction Electron−emitter Display)により構成されるディスプレイである。ディスプレイ14には、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号および送信履歴などの他、電子メールの内容、簡易ホームページなどが表示される。
The
ディスプレイ14の上部の所定の位置にはレシーバ(受話器)15が設けられており、これにより、ユーザは音声通話することが可能である。なお、携帯電話機1の所定の位置には、レシーバ15以外の音声出力部としてのスピーカ(図示せず)も設けられている。
A receiver (receiver) 15 is provided at a predetermined position on the upper portion of the
またディスプレイ14の下部には、サブ操作キー16が設けられる。サブ操作キー16は、主に携帯電話機1が閉じた状態であるときに必要とされる通話キーや終話キーなどの各種操作キーが配置される。例えば、携帯電話機1を閉じた状態でも電話の着信を受けたい場合は、着信が割り当てられた通話キーを配置または必要に応じてユーザ側でキーの機能を割り当てる。
A
下筐体13には、図1(B)に示すように、携帯電話機1が開いた状態であるときに露出して使用可能な状態となる操作キー17がその表面に設けられており、操作キー17を用いて各種指示を入力することができる。操作キー17の下部にはマイクロフォン18が設けられており、マイクロフォン18によって通話時のユーザの音声を集音する。また、下筐体13の内部の所定の位置には、図示しない送受信用のアンテナが設けられており、内蔵されたアンテナを介して基地局との間で電波を送受信する。なお、下筐体13は、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、例えば終話・電源キーがオン状態に押下されると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
As shown in FIG. 1B, the
図2は、携帯電話機1の上筐体12、下筐体13およびスライド機構20の分解斜視図である。上筐体12と下筐体13との間に設けられたスライド機構20のレールプレート21は、上筐体12の背面側に図示しないネジを介して固定され、上筐体12の内部に収納された回路基板と電気的に接続している。また、スライド機構20のスライドプレート22は、下筐体13の正面側に図示しないネジを介して固定され、下筐体13の内部に収納された回路基板と電気的に接続している。携帯電話機1は、このスライド機構20を介して上筐体12と下筐体13とが長手方向(図1のX軸方向)に互いにスライドして、開いた状態および閉じた状態をとる。
FIG. 2 is an exploded perspective view of the
図3は、図2に示すスライド機構20の外観の構成を示す斜視図である。図3(A)はスライド機構20の外観の構成を示す斜視図であり、(B)は図3(A)のスライド機構20の背面から見た外観の構成を示す斜視図である。
FIG. 3 is a perspective view showing an external configuration of the
図4は、スライド機構20の他の外観の構成を示す図であり、(A)は、図3(B)のスライド機構20の外観を示す平面図、(B)は図4(A)のスライド機構20の側面図である。また、図4(C)は図4(A)のスライド機構20のA−A間の断面図、図4(D)は図4(C)のレール21aを拡大した図である。
4A and 4B are diagrams showing another external configuration of the
図5は、スライド機構20の分解斜視図である。
FIG. 5 is an exploded perspective view of the
このスライド機構20は、レールプレート21と、このレールプレート21に対してスライド自在に設けられたスライドプレート22とを備える。また、レールプレート21とスライドプレート22は、アシストバネ24を介して結合されている。このレールプレート21とスライドプレート22とは、導通性を備える部材で構成される。
The
レールプレート21は、上筐体12の長手方向に沿って延びた矩形の平板部21bを有している。この平板部21bの左右側縁には、それぞれ長手方向に沿って延びた一対のレール21aが形成される。このレール21aは、スライド時におけるスライドプレート22との接触による磨耗を防止するため、図4(C)および(D)に示すように、例えば樹脂からなるレールカバ21cで覆われている。
The
スライドプレート22は、平板部22bと左右側縁に設けられた略凹字形の一対のスライダ22aで形成される。スライドプレート22は図4(C)に示すように、略凹字形の断面形状を有しており、スライドプレート22の左右側縁に設けられたスライダ22aを介して、レールプレート21のレール21aと結合される。これによりスライドプレート22は、スライドプレート22の平板部22bをレールプレート21の平板部21bと対向させながらスライド自在に結合される。またスライドプレート22は、レール21aの長手方向の範囲内においてスライド可能なように構成される。
The
レールプレート21のほぼ中央部には、レールプレート21の軸を対称として配置された伸縮自在な一対のアシストバネ24の一端が取り付けられる。図5に示すように、このアシストバネ24の一端は、レールプレート21の平板部21bに固定されたバネ固定部25に巻きつけられて固定される。また、アシストバネ24の他端は、スライドプレート22の平板部22bに固定されたバネ固定部26に巻きつけられて固定される。
One end of a pair of retractable assist springs 24 arranged symmetrically about the axis of the
アシストバネ24により結合されたレールプレート21およびスライドプレート22は、アシストバネ24の伸縮力を利用することで状態の維持およびスムーズなスライドを行う。
The
アシストバネ24は、携帯電話機1が閉じている状態である場合には、常に閉じた状態となる方向の伸縮力をレールプレート21およびスライドプレート22に対して付与している。また、開いた状態である場合には、常に開いた状態となる方向の伸縮力をレールプレート21およびスライドプレート22に対して付与している。さらに閉じた状態から開いた状態および開いた状態から閉じた状態への変位を行う場合には、変位方向に対して伸縮力を付与することで、レールプレート21およびスライドプレート22はスムーズなスライドを行う。
When the
具体的には、携帯電話機1が閉じた状態から開いた状態に移行するように操作された場合、レールプレート21とスライドプレート22とが相対的に所定量変位するまでは携帯電話機1が閉じた状態となる方向に向かってアシストバネ24の伸縮力が働く。その後、レールプレート21とスライドプレート22とが所定量変位した際、アシストバネ24の伸縮力の方向が逆方向に変化して、携帯電話機1が開いた状態となる方向に向かって伸縮力が働く。このとき、レールプレート21およびスライドプレート22は、アシストバネ24の伸縮力によって付勢されて、開いた状態にスムーズに遷移する。また、開いた状態から閉じた状態に移行する場合は、これとは逆の伸縮力がアシストバネ24から付与されて、レールプレート21およびスライドプレート22はスムーズにスライドを行う。
Specifically, when the
一方、上筐体12の背面には、レールプレート取付部が設けられる。
On the other hand, a rail plate mounting portion is provided on the back surface of the
図6は、上筐体12の背面側の外観構成図であって、スライド機構20と一組の上導通部材31および下導通部材32が取り付けられた上筐体12を背面側(下筐体13の表面側と対向する面)から見た斜視図である。図7は、上筐体12、スライド機構20および上導通部材31を示す分解斜視図である。なお、図6(A)に示すX軸方向を上方向として説明を行う。
FIG. 6 is an external configuration diagram of the rear side of the
図7に示す上筐体12の背面側には、レールプレート21がネジ33によって取り付けられるレールプレート取付部30が設けられる。このレールプレート取付部30は、レールプレート21が取り付けられた場合に上筐体12の背面とほぼ同じ高さとなるように、上筐体12の背面よりも低く形成される。
A rail
レールプレート取付部30の長手方向の寸法は、レールプレート21の長手方向とほぼ同じ寸法で構成される。短辺方向の寸法は、レールプレート21の短辺方向よりも大きい寸法で構成され、図6(A)に示すようにレールプレート21がレールプレート取付部30に取り付けられた際に、レールプレート21のレール21aに嵌め合わされたスライドプレート22がスライド自在となる程度の間隙が設けられる。
The length of the rail
このレールプレート取付部30には、レールプレート21のほかに、図6に示すように一組の上導通部材31および下導通部材32が取り付けられる。
In addition to the
上導通部材31は、レールプレート取付部30にレールプレート21が取り付けられた際に、レール21aの上先端部21dと当接する位置に取り付けられる。また、上導通部材31は、レールプレート21のレール21aに嵌め合わされてスライド自在に結合されたスライドプレート22がレール21aの上先端部21d側に位置する場合、つまり携帯電話機1が閉じた状態である場合、スライドプレート22に設けられたスライダ22aの上先端部22dと当接する位置に取り付けられる。
When the
この上導通部材31は、上筐体12の背面側を構成する上筐体ケース35の内部方向から一部がレールプレート取付部30に突出するように取り付けられる。
The upper
図8は、上筐体12の背面側の外観の構成を示す図であり、(A)は、図7の上筐体12の背面側の外観の構成を示す平面図、(B)は図8(A)の上筐体12のB−B間の断面図である。また、図8(C)は図8(A)の上筐体12の背面側のB−B間の断面図を斜視的に示す図、(D)は図8(B)の上導通部材31を特に拡大した図である。
8A and 8B are diagrams showing an external configuration of the rear side of the
図8(B)に示すように、上導通部材31の突出部31aのみがレールプレート取付部30から突出する。また、図8(A)に示すように、スライドプレート22がレール21aの上先端部21dに位置する場合、スライダ22aの上先端部22dとこの突出部31aとが当接する。
As shown in FIG. 8B, only the protruding
図9は、上筐体12の背面側の他の外観の構成を示す図であり、携帯電話機1が開いた状態である場合のスライド機構20を特に説明する図である。
FIG. 9 is a diagram illustrating another external configuration of the rear side of the
下導通部材32は、レールプレート取付部30にレールプレート21が取り付けられた際に、レール21aの下先端部21eと当接する位置に取り付けられる。また、下導通部材32は、レールプレート21のレール21aに嵌め合わされてスライド自在に結合されたスライドプレート22がレール21aの下先端部21eに位置する場合、つまり携帯電話機1が開いた状態である場合、スライドプレート22に設けられたスライダ22aの下先端部22eと当接する位置に取り付けられる。
When the
ここで、上導通部材31および下導通部材32について説明する。
Here, the upper
従来、上筐体12と下筐体13とがスライドされ、携帯電話機1が開いた状態から閉じた状態へ移行された場合、および閉じた状態から開いた状態へ移行された場合、アシストバネ24の伸縮力を利用して勢いよくスライドすることで発生する接触圧力によるスライダ22aから受ける衝突および衝撃音を緩衝させるために、スライダ22aが当接する箇所にはクッション性を備えるストッパが設けられていた。
Conventionally, when the
このストッパは、スライダ22aから受ける衝撃や衝撃音を緩衝させることができるエラストマなどの弾性体などで構成されていた。
This stopper is composed of an elastic body such as an elastomer capable of buffering an impact or impact sound received from the
本実施形態においては、従来スライダ22aの先端部と当接するように設けられていたストッパを導通性を備える部材で構成することで、導通部材としての機能をさらに付与する。さらに、レール21aとスライダ22aの先端部とが導通部材を介して導通するように構成することにより、レールプレート21とスライドプレート22との電気的接触を確保することができる。
In the present embodiment, a stopper as a conventional member provided so as to come into contact with the tip of the
上導通部材31および下導通部材32は、導通性およびクッション性を備える部材で構成される。例えば導電性ゴムや、蒸着やメッキを施すことにより金属膜が形成されたエマストラなどの弾性体で構成される。
The upper conducting
次に、本実施形態における携帯電話機1が開いた状態および閉じた状態である場合の上筐体12と下筐体13との電気的な接触状態について説明する。
Next, an electrical contact state between the
携帯電話機1が図1(A)に示す上筐体12と下筐体13とがほぼ重なり合った閉じた状態である場合、上筐体12の背面側に取り付けられたスライド機構20は、図6(A)のようになっている。このとき、上導通部材31は、レールプレート21のレール21aの上先端部21dと当接する。また、上導通部材31は、レールプレート21のレール21aに嵌め合わされてスライド自在に結合されたスライドプレート22のスライダ22aの上先端部22dと当接する。このため、レール21aの上先端部21dとスライダ22aの上先端部22dとが共に上導通部材31に当接しており、この結果導通性を備える上導通部材31を介してレール21aを備えるレールプレート21と、スライダ22aを備えるスライドプレート22とは導通することができる。よって、レールプレート21が導通された固定された上筐体12と、スライダ22aと導通された固定された下筐体13とは電気的な接触を確保することができる。
When the
また、携帯電話機1が図1(A)に示す上筐体12と下筐体13とが閉じた状態から、図1(B)に示すスライドされて開いた状態に移行した場合、上筐体12の背面側に取り付けられたスライド機構20は、図9のようになっている。このとき、下導通部材32は、レールプレート21のレール21aの下先端部21eと当接する。また、下導通部材32は、レールプレート21のレール21aに嵌め合わされてスライド自在に結合されたスライドプレート22のスライダ22aの下先端部22eと当接する。このため、レール21aの下先端部21eとスライダ22aの下先端部22eとが共に下導通部材32に当接しており、この結果導通性を備える下導通部材32を介してレール21aを備えるレールプレート21と、スライダ22aを備えるスライドプレート22とは導通することができる。よって、レールプレート21が導通された固定された上筐体12と、スライダ22aと導通されて固定された下筐体13とは電気的な接触を確保することができる。
When the
この携帯電話機1によれば、携帯電話機1が閉じた状態であるときに当接される一組の上導通部材31、および閉じた状態であるときに当接される一組の下導通部材32を介して、レールプレート21およびスライドプレート22を安定して導通させることができる。この結果、例えばアンテナを備えた下筐体13に固定されたスライドプレート22とレールプレート21との導通状態により変化する無線性能を安定させることができる。
According to this
また、携帯電話機1が開いた状態および閉じた状態に移行したとき、アシストバネ24の伸縮力を利用してスライドプレート22のスライダ22aが上導通部材31と下導通部材32とに衝突するため、スライダ22aと上導通部材31および下導通部材32は圧接され、この接触圧力により接続状態を良好に保つことができる。
Further, when the
さらに、上導通部材31と下導通部材32とは従来のストッパとしての機能にさらに導通性を備えたものであるため、レールプレート21とスライドプレート22とを導通させるための部材を特に必要とせず、部品点数の増加を避けることができ生産性を向上させることができる。
Furthermore, since the upper conducting
さらにまた、携帯電話機1の状態を移行させるスライド時には、レールプレート21およびスライドプレート22を導通させるための導通部材との接触は行われないため、スライド時の接触により磨耗が生じることもなく、スライド回数が増加しても安定した接触状態を維持することができる。また、磨耗により部材が削れて外観を損ねることがない点においても有効である。
Furthermore, since the contact with the conductive member for conducting the
また、上導通部材31と下導通部材32とは、上筐体12の背面側に取り付けられると説明したが、これに限らずレールプレート21の一対のレール21aの上先端部21dおよび下先端部21eに取り付けるようにしてもよい。
In addition, the upper
なお、本発明に係る携帯端末装置は、携帯電話機以外にもPDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の携帯端末装置にも適用することができる。 The mobile terminal device according to the present invention can be applied to a PDA (Personal Digital Assistant), a personal computer, a portable game machine, a portable music player, a portable video player, and other portable terminal devices in addition to the cellular phone. Can be applied.
1 携帯電話機
12 上筐体
13 下筐体
14 ディスプレイ
15 レシーバ
16 サブ操作キー
17 操作キー
18 マイクロフォン
20 スライド機構
21 レールプレート
21a レール
21b 平板部
21c レールカバ
21d 上先端部
21e 下先端部
22 スライドプレート
22a スライダ
22b 平板部
22d 上先端部
22e 下先端部
24 アシストバネ
25、26 バネ固定部
30 レールプレート取付部
31 上導通部材
31a 突出部
32 下導通部材
33 ネジ
35 上筐体ケース
DESCRIPTION OF
Claims (4)
第二の筐体と、
前記第一の筐体に固定され、レールが備えられたレールプレートと、
前記第二の筐体に固定され、前記第一の筐体に固定された前記レールプレートに備えられた前記レールと嵌め合わされて前記第一の筐体と第二の筐体をスライド自在に結合させるスライダが備えられたスライドプレートと、
前記レールの端部にそれぞれ当接された弾性体からなる導通部材とを備え、
前記導通部材は、前記第一の筐体と第二の筐体とがスライドして開いた状態である場合、および前記第一の筐体と第二の筐体とが閉じた状態である場合に、前記レールの端部に加え前記スライダとも当接されることを特徴とする携帯端末装置。 A first housing;
A second housing;
A rail plate fixed to the first housing and provided with rails;
Fixed to the second casing and fitted to the rail provided on the rail plate fixed to the first casing, so that the first casing and the second casing are slidably coupled. A slide plate provided with a slider to be
A conductive member made of an elastic body in contact with each end of the rail,
The conductive member is in a state where the first casing and the second casing are slid open and in a state where the first casing and the second casing are closed In addition, in addition to the end portion of the rail, the portable terminal device is in contact with the slider.
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JP2008205606A (en) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Sharp Corp | Slidable portable terminal |
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- 2008-03-25 JP JP2008077440A patent/JP5023364B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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JP2008205606A (en) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Sharp Corp | Slidable portable terminal |
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JP2012248950A (en) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Kyocera Corp | Slide type electronic device |
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