JP2009225331A - 無線通信装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コグニティブ無線通信のスループットを向上させる。
【解決手段】第1中心周波数をもつ第1周波数帯域の第1周波数利用状況を取得する第1取得手段104と、第1中心周波数のM/N倍(MおよびNは自然数でM≠N)の値である第2中心周波数をもつ第2周波数帯域の第2周波数利用状況を取得する第2取得手段105と、第1周波数利用状況および第2周波数利用状況を用いて第1周波数帯域に高調波があるかどうかを判定し、高調波があると判定された場合に高調波が使用する周波数帯域を無線通信に使用するように第1周波数帯域における無線通信パラメタを決定する決定手段106と、を具備する。
【選択図】図1

Description

この発明はキャリアセンスについての無線通信装置および方法に関する。
無線通信に用いたい帯域内でキャリアセンスを実施し、使用されていない帯域だけを使って無線通信を行う技術が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
"Detect And Avoid (DAA) Techniques - Enabler For Worldwide Ultrawideband Regulations" Siddharth Shetty, Staccato Communications
しかし従来技術では、検出した信号が高調波であることを判定することができなかったために、高調波が存在する周波数帯域をコグニティブ無線通信に用いることができず、その結果としてスループットが減少するという問題がある。
この発明は、上述した事情を考慮してなされたものであり、コグニティブ無線通信のスループットを向上させる無線通信装置および方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明の無線通信装置は、第1中心周波数をもつ第1周波数帯域の第1周波数利用状況を取得する第1取得手段と、前記第1中心周波数のM/N倍(MおよびNは自然数でM≠N)の値である第2中心周波数をもつ第2周波数帯域の第2周波数利用状況を取得する第2取得手段と、前記第1周波数利用状況および前記第2周波数利用状況を用いて前記第1周波数帯域に高調波があるかどうかを判定し、高調波があると判定された場合に該高調波が使用する周波数帯域を無線通信に使用するように前記第1周波数帯域における無線通信パラメタを決定する決定手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の無線通信装置は、第1中心周波数および第1帯域幅W1をもつ第1周波数帯域の第1周波数利用状況を取得する第1取得手段と、前記第1中心周波数のM/N倍(MおよびNは自然数でM≠N)を中心として±MAX(0,(W2−W1×M/N)/2)の範囲の値からなる第2中心周波数および第2帯域幅W2をもつ第2周波数帯域の第2周波数利用状況を取得する第2取得手段と、前記第1周波数利用状況および前記第2周波数利用状況を用いて前記第1周波数帯域に高調波があるかどうかを判定し、高調波があると判定された場合に該高調波が使用する周波数帯域を無線通信に使用するように前記第1周波数帯域における無線通信パラメタを決定する決定手段と、を具備することを特徴とする。
本発明の無線通信装置および方法によれば、コグニティブ無線通信のスループットを向上させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る無線通信装置および方法について詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。
まずは問題の所在と発明の概要を簡単に説明する。
(問題の所在と発明の概要)
多くの無線通信システムには、通信に用いる周波数帯域が個別に割り当てられている。このような個別の割り当ては、無線通信システム間の干渉を回避できる点で有効である。しかしながらその一方で、限られた周波数資源を効率的に利用できない可能性があるという問題が指摘されている。例えば、個別の周波数帯域を割り当てられたある無線通信システムは、全ての時間および地理的場所によって運用されているわけではないため、運用されていない時間および地理的場所においては、この周波数帯域は使用されておらず、周波数の利用率を下げる一要因になっている。
このような状況に鑑み、周波数の利用率を向上させるための技術としてコグニティブ無線という技術が検討され始めている。コグニティブ無線に関する研究の1つとしてDAA(Detect And Avoidance)に関する研究が進められている。DAAとは、周波数の利用状況を観測することによって周波数帯域の空きを検出(Detect)し、これを避ける(Avoidance)ように無線通信パラメタを設定する技術である。DAAで行われる検出の処理においては2つの要求がある。1つ目は既存の無線通信システムを精度よく検出すること、そして2つ目は既存の無線通信システムでない信号、例えば単なるノイズといった信号について、既存の無線通信システムでないことを精度よく検出することである。1つ目の要求は、コグニティブ無線が既存の無線通信システムに干渉を与えないために必要となるものである。一方2つ目の要求は、コグニティブ無線のスループットを向上させるために必要となるものである。これらについてさらに詳細に説明する。
検出の処理において用いられる方法の1つとして、受信した電力値に基づく方法が知られている。この方法では周波数帯域ごとの受信信号電力を観測し、これがある閾値以上になった場合にはその周波数帯域でなんらかの無線信号が発生したとみなす。この方法を用いた場合、閾値を適切に設定することによって、前述の1つ目の要求をある程度満たすことができる。
しかしながら2つ目の要求については、十分に満たすことができない場合がある。例えば、クロックを用いて動作する様々な電子機器からは、内部クロックの高調波が無線信号として放射されている。また例えば、既存の無線通信システムが信号を送信する際に、送信機のフィルタ仕様によっては送信する信号の高調波も合わせて送信されてしまう場合がある。さらに既存の無線通信システムの送信機のフィルタ仕様が十分であっても、これを観測するコグニティブ無線装置内における無線部の非線形性によって、受信した信号の高調波が合わせて観測されてしまう場合がある。これらのような高調波は、既存の無線通信システムとして周波数帯域が割り当てられた信号ではないが、信号電力を持っている。そのため、前述のような信号電力に基づく検出を行った場合、これらは既存の無線通信システムからの信号とみなされてしまう。その結果として、コグニティブ無線通信に使用できる周波数帯域が減少し、コグニティブ無線通信のスループットが減少してしまうという問題がある。
そこで実施形態では、検出した信号が高調波であることを判定する手段を提供し、この結果として、コグニティブ無線通信のスループットを向上させることができることを示す。
まず、実施形態の無線通信装置について図1を参照して説明する。
実施形態の無線通信装置は、中心周波数設定部101、無線部102,103、第1周波数利用状況取得部104、第2周波数利用状況取得部105、第1無線通信パラメタ決定部106を含む。第1の実施形態と第2の実施形態では、中心周波数設定部101の動作、すなわち第2中心周波数の設定方法が異なる。実施形態の無線通信装置は2つの周波数帯域を用いて無線通信を行う。
中心周波数設定部101は第2周波数帯域の中心周波数である第2中心周波数の値を設定する。第1無線通信パラメタ決定部106が周波数利用状況を用いて高調波の判定をして高調波の有無が確定した場合には、第2中心周波数を他の値に変えてもよい。この際例えば、既存の無線通信システムによる信号がより少ない帯域に第2中心周波数を変えてもよい。
中心周波数設定部101は、第1の実施形態においては、第2中心周波数を第1中心周波数のM/N倍(MおよびNは自然数でM≠N)の値に設定する。この詳細は後に図25、図26を参照して説明する。中心周波数設定部101は、第2の実施形態においては、第2中心周波数を第1中心周波数のM/N倍(MおよびNは自然数でM≠N)を中心として±MAX(0,(W2−W1×M/N)/2)の範囲の値に設定する。この詳細は後に第2の実施形態で図25を参照して説明する。ただし、MAX(X,Y)という表記はXとYのうち大きい方の値を返すことを表しており、X≧YならばMAX(X,Y)=Xとなり、Y≧XならばMAX(X,Y)=Yとなる。
無線部102,103は、第1周波数帯域、第2周波数帯域を使用して、他の無線通信装置に信号を送信したり、他の無線通信装置から信号を受信する。無線部102,103は、例えば第1周波数状況、第2周波数状況、第2中心周波数の変更指示信号を送受信する。
第1周波数利用状況取得部104は、第1周波数帯域内に信号が検出されるかどうかを判定し、信号が検出された場合には信号が検出された帯域を取得し、第1周波数帯域に含まれる複数の帯域のそれぞれに信号の検出有無を示す周波数利用状況を取得する。例えば信号電力が閾値以上になっている帯域は信号が検出されたとする。周波数利用状況は帯域ごとの信号電力値でもよい。また、このように周波数方向だけでなく時間方向にもある時間区間に区切って信号の検出状況を測定してもよい。詳細は後に図5−図12を参照して説明する。
第2周波数利用状況取得部105は、第1周波数利用状況取得部104と異なる周波数周波数帯域についてのものであり、対象とする周波数帯域が異なる以外は第1周波数利用状況取得部104と同様である。詳細は後に図5−図14を参照して説明する。
第1無線通信パラメタ決定部106は、第1周波数利用状況取得部104が取得した第1周波数利用状況および第2周波数利用状況取得部105が取得した第2周波数利用状況を用いて、第1周波数帯域にある高調波を検出し、検出された高調波が使用する周波数帯域を無線通信に用いるように第1周波数帯域における無線通信パラメタを決定する。第1無線通信パラメタ決定部106の詳細は後に図15−図24を参照して説明する。
第1無線通信パラメタ決定部106は、第1周波数帯域201の中で検出された信号がある信号の高調波であるかどうかを判定する。第1周波数帯域201の中で検出された第1中心周波数を持つ信号について、第2周波数帯域202で第1中心周波数を持つ信号の高調波となる第2中心周波数を持つ信号が観測された場合には、第1中心周波数を持つ信号をある信号のN次高調波であると判定することができ、逆に第2周波数帯域で第2中心周波数を持つ信号が観測されなかった場合には、第1中心周波数を持つ信号をある信号のN次高調波ではないと判定することができる。
(第1の実施形態)
本実施形態の無線通信装置について図1および図2を参照して説明する。
第1周波数利用状況取得部104が、第1中心周波数C1を持つ第1周波数帯域201の第1周波数利用状況を得る。第2周波数利用状況取得部105が、第1中心周波数のM/N倍(MおよびNは自然数でM≠N)の値からなる第2中心周波数C2を持つ第2周波数帯域202の第2周波数利用状況を得る。第1無線通信パラメタ決定部106が、第1周波数利用状況および第2周波数利用状況を用いて、第1周波数帯域201における無線通信パラメタを決定する。
本実施形態の無線通信装置を用いることにより、第1周波数利用状況において検出された信号が高調波であるかどうかを判定することができる。またその結果として、第1周波数帯域で検出した高調波が存在する周波数帯域をコグニティブ無線通信に用いるように、第1周波数帯域における無線通信パラメタを決定することによって、第1周波数帯域におけるスループットを向上できるという効果が得られる。
次に、高調波と図2の第1中心周波数C1および第2中心周波数C2について図3を参照して説明する。
高調波は一般に、その次数に応じて発生する中心周波数および帯域が変る。具体的に説明すると、k次の高調波は元の信号のk倍の中心周波数をもち、またk倍の帯域幅を持つ信号になる。例えば図3に示すように、中心周波数cと帯域幅bを持つ信号301に対して、これの2次高調波302、3次高調波303、4次高調波304はそれぞれ、中心周波数が2c(すなわちcの2倍)、3c、4cに、帯域幅が2b、3b(すなわちbの3倍)、4bになる。
本実施形態の無線通信装置は、第2周波数帯域202の中心周波数すなわち第2中心周波数C2を、第1周波数帯域201の中心周波数すなわち第1中心周波数C1のM/N倍になるように設定している。これは言い換得ると、第1中心周波数C1と第2中心周波数C2の比がN:Mになっていることを示している。
次に、第1周波数帯域201で得た第1周波数利用状況において信号403が検出された場合を例にあげて図4を参照して説明する。
信号403がある信号のN次高調波であった場合を仮定する。この場合、第1中心周波数C1と第2中心周波数C2の比がN:Mになっているため、第2周波数帯域202で得た第2周波数利用状況において、信号403の高調波と同じ元信号から発生するM次高調波404が観測されることになる。より厳密には、N次高調波403が中心周波数C1−D1を持つ場合、同じ元信号から発生するM次高調波404の中心周波数は(C1−D1)×M/Nになる。これについて、C2=C1×M/Nであることを利用して展開すると、
(C1−D1)×M/N = C1×M/N − D1×M/N
= C2−D1×M/N
となる。すなわち、C2からD1×M/Nだけずれた位置を中心周波数としてM次高調波が観測されることになる。この際、M<NならばM次高調波はかならず第2周波数帯域202に存在する。一方N<Mの場合は、C2−D1×M/Nが第2周波数帯域202を超えない場合に観測することができる。このように、第1周波数帯域201の中で観測された信号がある信号のN次高調波である場合には、第2周波数帯域202の中で同じ信号のM次高調波が観測される。このことは逆に言えば、第1周波数帯域201の中で観測された信号がある信号のN次高調波ではない場合には、第2周波数帯域202の中でM次高調波にあたる信号は観測されない。
したがって、第1無線通信パラメタ決定部106は、第1周波数帯域201の中で検出された中心周波数C1−D1を持つ信号について、第2周波数帯域202で中心周波数(C1−D1)×M/Nを持つ信号が観測された場合には、中心周波数C1−D1を持つ信号をある信号のN次高調波であると判定することができ、逆に第2周波数帯域で中心周波数(C1−D1)×M/Nを持つ信号が観測されなかった場合には、中心周波数C1−D1を持つ信号をある信号のN次高調波ではないと判定することができる。ある信号のN次高調波であると判定できた場合、このN次高調波がある信号帯域をコグニティブ無線の通信に用いるように、第1無線通信パラメタ決定部106が第1周波数帯域の無線通信パラメタを設定することによって、第1周波数帯域におけるスループットを向上させることができる。
(周波数利用状況の詳細)
第1周波数利用状況取得部104が取得する第1周波数利用状況と第2周波数利用状況取得部105が取得する第2周波数利用状況の詳細について図5、図6、図7、図8、図9、図10を参照して説明する。ただし、以下では第1周波数利用状況の取得について説明し、第2周波数利用状況の取得はこれと同じものとし説明を省略する。
第1周波数利用状況の第1の例を図5に示す。ここでは第1周波数帯域501の中に、3つの信号502が検出された場合の例を示している。ただし信号が検出されたとは、例えばある帯域で信号電力がある閾値以上になっている場合を示す。このような状態に対して図5の例における第1周波数利用状況では、周波数方向に帯域をある帯域幅ごとに区切り、区切られた帯域ごとに信号の有無を示している。すなわちこの例では、0は信号がないことを示しており、1は信号があることを示している。このような信号の有無を用いることによって、第1周波数帯域501において検出された信号502を表すことができる。第1周波数利用状況取得部104は、第1周波数利用状況として区切られた帯域幅ごとに信号の有無を取得する。
第1周波数利用状況の第2の例を図6に示す。図5に示した例では、第1周波数利用状況取得部104は、信号電力に対してある閾値を用いることによって信号の有無を判定し、これに基づいて周波数利用状況を生成していた。図6の例では閾値判定をする代わりに、区切られた帯域幅ごとに電力値を検出している。ここで用いる電力値とは、測定した信号電力そのものでもよいし、信号電力を量子化した値でもよい。また量子化と合わせて、クリッピングを施してもよい。このような電力値を用いることによって、第1周波数帯域601において検出された信号602を、図5の例と比べてより精度よく表すことができる。ただし、図5の例と比べると情報量は増加する。第1周波数利用状況取得部104は、第1周波数利用状況として区切られた帯域幅ごとに信号の電力値を取得する。
第1周波数利用状況の第3の例を図7および図8に示す。図7の例では、第1周波数利用状況取得部104は、図5で示した例のように周波数方向をある帯域ごとに区切って測定するのと合わせて、時間方向にもある区間に区切って測定をしている。このように区切られた時間周波数単位ごとに信号電力を測定し、この単位で信号の有無を示す。図7の例のような周波数利用状況を用いることにより、帯域ごとに各信号の時間的な変化を観測することができる。またこの際、図7のように全ての時間を観測するかわりに、図8のように間引いた時間における信号の有無だけを示してもよい。このようにすることで、周波数利用状況を生成するために要する処理を削減することができる。
第1周波数利用状況の第4の例を図9に示す。図6の例の説明にあったように、図7に対して時間周波数単位ごとの信号電力を示したものが図9の例である。このようにすることで第1周波数帯域901において検出された信号902をより精度よく表すことができる。またこの場合においても図8の例と同様にして、図10のように時間的に間引くことも可能である。
次に、第1周波数利用状況取得部104および第2周波数利用状況取得部105の詳細について図11、図12、図13、図14を参照して説明する。第1周波数利用状況取得部104および第2周波数利用状況取得部105は、図5−図10を用いて説明したように、受信した信号の周波数区間ごと、もしくは時間周波数区間ごとの信号電力を測定することによって周波数利用状況を生成することが可能である。より詳細には、第1周波数帯域の信号を受信して信号電力を測定することによって第1周波数利用状況を生成することができ、また第2周波数帯域の信号を受信して信号電力を測定することによって第2周波数利用状況を生成することができる。
第1の例の第1周波数利用状況取得部104および第2周波数利用状況取得部105について図11を参照して説明する。
第1周波数利用状況取得部104および第2周波数利用状況取得部105は、それぞれ信号解析部1101を含む。第1周波数利用状況取得部104に含まれる信号解析部1101は、第1周波数帯域で受信した無線信号を解析して第1周波数利用状況を生成することによって第1周波数利用状況を取得する。第2周波数利用状況取得部105に含まれる信号解析部1101は、第2周波数帯域で受信した無線信号を解析して第2周波数利用状況を生成することによって第2周波数利用状況を取得する。
信号解析部1101は、図5−図10に示した周波数利用状況を取得する。すなわち例えば、信号解析部1101は、周波数利用状況として区切られた帯域幅ごとに信号の有無を取得したり、周波数利用状況として区切られた帯域幅ごとに信号の電力値を取得したり、周波数方向をある帯域ごとに区切って測定するのと合わせて、時間方向にもある区間に区切って測定したりする。
次に、信号解析部1101の動作の一例について図12を参照して説明する。
図12に示すように、コグニティブ無線通信を行う無線装置1では、第1周波数利用状況取得部104に含まれる信号解析部1101が第1周波数帯域で受信した無線信号を解析して第1周波数利用状況を生成することによって第1周波数利用状況を取得する(ステップS1201)。また、第2周波数利用状況取得部105に含まれる信号解析部1101が第2周波数帯域で受信した無線信号を解析して第2周波数利用状況を生成することによって第2周波数利用状況を取得する(ステップS1202)。このようにすることで、無線装置1に含まれる第1無線通信パラメタ決定部106は、第1周波数利用状況および第2周波数利用状況を取得し、第1周波数帯域201の中で検出された信号がある信号の高調波であるかどうかを判定し、高調波が検出された場合には検出された高調波が使用する周波数帯域を無線通信に用いるように第1周波数帯域における無線通信パラメタを決定する(ステップS1203)。
第2の例の第1周波数利用状況取得部104および第2周波数利用状況取得部105について図12および図13を参照して説明する。
これの例では、第1周波数利用状況取得部104は信号解析部1101を含み、第2周波数利用状況取得部105は信号復調部1301を含む。信号復調部1301は、第2周波数利用状況を他の無線通信装置から受け取る。無線部103が他の無線通信装置から第2周波数利用状況を含んだ変調信号を受け取り、この変調信号を復調して第2周波数利用状況を取得する。ここでは、第1周波数利用状況取得部104が信号解析部1101を含み第2周波数利用状況取得部105が信号復調部1301を含む例を示したが、第1周波数利用状況取得部104が信号復調部1301を含み第2周波数利用状況取得部105が信号解析部1101を含んでもよい。
次に、信号復調部1301の動作の一例について図13を参照して説明する。
図14に示すように、コグニティブ無線通信を行う無線装置1では、第1周波数利用状況取得部104に含まれる信号解析部1101が第1周波数帯域で受信した無線信号を解析して第1周波数利用状況を生成することによって第1周波数利用状況を取得する(ステップS1201)。一方、無線装置1とコグニティブ無線通信を行う無線装置2では、第2周波数利用状況取得部105に含まれる信号解析部1101が第2周波数帯域で受信した無線信号を解析して第2周波数利用状況を生成し(ステップS1202)、無線部103が第2周波数利用状況を含んだ信号を無線装置1に送信する(ステップS1401)。無線装置1では、無線部103が無線装置2から送信された第2周波数利用状況を受信し、信号復調部1301がこの受信信号を復調することによって第2周波数利用状況を取得する(ステップS1402)。このようにすることによっても、無線装置1は第1周波数利用状況および第2周波数利用状況を取得することができる(ステップS1203)。
図12で示した方法をとった場合、無線装置1は第1周波数帯域と第2周波数帯域の両方の信号を解析する必要がある。一方図14で示した方法をとった場合、無線装置1は第1周波数帯域の信号のみを解析すればよい。すなわち、コグニティブ無線通信を行う相手である無線装置2が存在し、無線装置2において第2周波数利用状況が生成されている場合には、これを無線装置1に送信させることによって、無線装置1で第2周波数帯域の信号を解析する手間を省くことができる。しかしながら無線装置2において第2周波数帯域状況が生成されていない場合には、図12の例のように無線装置1において第2周波数帯域の信号も解析する必要がある。
第1無線通信パラメタ決定部106の第1の動作例について図15、図16、図17、図18、図19、図20を参照して説明する。第1無線通信パラメタ決定部106は、第1周波数利用状況および第2周波数利用状況を用いて第1周波数帯域にある高調波を検出する。検出された高調波が使用する周波数帯域を無線通信に用いるように第1周波数帯域における無線通信パラメタを決定してもよい。
第1無線通信パラメタ決定部106は、第1周波数帯域内の周波数fを含む周波数帯域が使用されており、かつ第2周波数帯域内の周波数f×M/Nを含む周波数帯域が使用されている場合に、周波数fを含む周波数帯域を高調波と判定する。
これについて、第1周波数利用状況取得部104の第1周波数利用状況が図15のように得られ、またN=2、M=1である場合を例にあげて説明する。N=2、M=1であるので、第1周波数帯域において検出された信号帯域1501が2次高調波であった場合に、第2周波数帯域ではその元となる信号が観測され、第2周波数利用状況取得部105は図16に示すような第2周波数利用状況を得る。したがって、図15のような第1周波数利用状況および図16のような信号帯域1601を含む第2周波数利用状況が得られた場合には、第1無線通信パラメタ決定部106は、第1周波数利用状況で検出された信号帯域1501を2次高調波であると判定することができる。
一方、図15のような第1周波数利用状況および図17のような第2周波数利用状況が得られた場合には、第2周波数利用状況の中に信号帯域1501に対応する信号が検出できないため、第1無線通信パラメタ決定部106は信号帯域1501に対応する信号が2次高調波ではないと判定できる。ここまでの例では、周波数利用状況が図5を用いて説明した方法によって表されている場合について説明してきた。
周波数利用状況が図6を用いて説明した方法によって表されている場合においても基本的な動作は同じである。すなわち図18のように与えられた第1周波数利用状況において信号電力が高い領域として検出される信号帯域1801に対し、図19のように信号帯域1801に対応する信号帯域1901を含む第2周波数利用状況が得られた場合には信号帯域1801を2次高調波と判定する。また第2周波数利用状況が図20に表されるように信号帯域1801に対応する信号帯域を含まない場合には、信号帯域1801を2次高調波でないと判定する。
第1無線通信パラメタ決定部106の第2の動作例について図21、図22、図23、図24を参照して説明する。
第1無線通信パラメタ決定部106の第1の動作例では、周波数方向の情報のみを持つ周波数利用状況を用いた場合の動作例を示した。第2の動作例では、時間方向の情報も含む周波数利用状況、すなわち図7、図8、図9、図10を用いて説明した方法で生成された周波数利用状況を使用した場合の動作例を示す。
第1無線通信パラメタ決定部106は、前記第1周波数帯域内の時間tと周波数fを含む時間区間および周波数帯域が使用されており、かつ前記第2周波数帯域内の時間tと周波数f×M/Nを含む時間区間および周波数帯域が使用されている場合には、前記周波数fを含む周波数帯域を高調波と判定する。
これについて、第1周波数利用状況が図21のように得られ、またN=2、M=1である場合を例にあげて説明する。N=2、M=1であるので、第1周波数帯域において検出された信号帯域2101が2次高調波であった場合に、第2周波数帯域ではその元となる信号が観測される。またさらにそれぞれの周波数帯域で検出された信号の時間的な変化を見ると、これらは互いに同期する。なぜならば、元となる信号がなくなれば2次高調波もなくなるからである。したがって、図21のような第1周波数利用状況および図22のような第2周波数利用状況が得られた場合、すなわち周波数の関係がM/Nになっており、さらに時間的に同期している場合には、第1周波数利用状況で検出された信号帯域2101を2次高調波であると判定することができる。
一方、第1無線通信パラメタ決定部106は、図21のような第1周波数利用状況および図23のような第2周波数利用状況が得られた場合、すなわち周波数の関係はM/Nになっているが、時間的には同期していない場合には、第1周波数利用状況で検出された信号帯域2101は2次高調波でないと判定することができる。また明らかなように、図24のような第2周波数利用状況が得られた場合にも、第1無線通信パラメタ決定部106は第1周波数利用状況で検出された信号帯域2101は2次高調波でないと判定することができる。
次に、第1周波数利用状況および第2周波数利用状況を無線装置1で生成する場合での第2中心周波数の設定方法について図25を参照して説明する。
本実施形態では、第2中心周波数が第1中心周波数のM/N倍(MおよびNは自然数でM≠N)の値になっている必要がある。コグニティブ無線通信を開始する際に、第2中心周波数がこの値になっていない場合には、中心周波数設定部101が第2中心周波数を所望の値に変更する必要がある。すなわち図25のステップS2502およびステップS2503において周波数利用状況を生成する前に、ステップS2501によって第2中心周波数を所望の値に設定する必要がある。図25においては第2中心周波数を第1中心周波数のM/N倍の値とする場合の例について示している。このようにすることで、周波数利用状況を生成する前に第2中心周波数を適切な値に設定することができる。
また周波数利用状況を用いて高調波の判定をした後は、第2中心周波数を別の値に変更することも可能である。例えばステップS2503で高調波の検出を行い、ステップS2505で高調波の有無が確定した場合には、ステップS2507によって第2中心周波数を他の値に変えてもよい。この際例えば、既存の無線通信システムによる信号がより少ない帯域に第2中心周波数を変えてもよい。ただし、ステップS2505で高調波の有無が確定するとは、ステップS2504で検出した高調波の信号電力が小さかった場合などには確定をせず、複数回繰り返して検出した場合にはじめてこれを高調波であると確定する場合を例えば意味している。図25においてステップS2506とステップS2507は順番を逆にすることも可能であり、この場合においても同様の効果を得ることができる。また第2中心周波数を変更しない場合にはステップS2507はスキップされる。
次に、第1周波数利用状況を無線装置1で第2周波数利用状況を無線装置2でそれぞれ生成する場合での第2中心周波数の設定方法について図26を参照して説明する。
図25で説明したのと同様にして、第2中心周波数が所望の値になっていない場合には、周波数利用状況を測定する前に第2中心周波数を所望の値に変更する必要がある。そこで、ステップS2502およびステップS2503で周波数利用状況を測定する前に、ステップS2601、ステップS2602、ステップS2501で第2中心周波数を変更する。すなわち、ステップS2601で無線装置1が無線装置2に第2中心周波数の変更を指示し、ステップS2602で無線装置2は無線装置1からの第2中心周波数変更の指示を受信する。その後、ステップS2501で、無線装置1および無線装置2は第2中心周波数を所望の値に変更する。図26においては第1の実施形態に基づき第2中心周波数を第1中心周波数のM/N倍の値とする場合の例について示している。このようにすることで、周波数利用状況を生成する前に第2中心周波数を適切な値に設定することができる。
また図25の例と同様に、周波数利用状況を用いて高調波の判定をした後は、第2中心周波数を別の値に変更してもよい。例えば、ステップS2505において高調波の有無を確定した後に、ステップS2605において無線装置1が無線装置2に対して第2中心周波数の変更を指示し、ステップS2606で無線装置2が無線装置1から送信された第2中心周波数変更の指示を受信し、ステップS2507で無線装置1および無線装置2が第2中心周波数を別の値に変更してもよい。また第2中心周波数を変更しない場合には、ステップS2605、ステップS2606、ステップS2507、ステップS2507はスキップされる。
以上の第1の実施形態によれば、第1周波数帯域に含まれる信号がある信号のN次高調波であると判定できた場合、このN次高調波がある信号帯域をコグニティブ無線の通信に用いるように、第1無線通信パラメタ決定部106が第1周波数帯域の無線通信パラメタを設定することによって、第1周波数帯域におけるスループットを向上させることができる。
(第2の実施形態)
本実施形態の無線通信装置について図27、図28、図29を参照して説明する。第1の実施形態と第2の実施形態では、中心周波数設定部101の動作だけが異なる。
第1周波数利用状況取得部104が、第1中心周波数および第1帯域幅W1を持つ第1周波数帯域の第1周波数利用状況を得る。第2周波数利用状況取得部105が、第1中心周波数のM/N倍(MおよびNは自然数でM≠N)を中心として±MAX(0,(W2−W1×M/N)/2)の範囲の値からなる第2中心周波数および第2帯域幅W2を持つ第2周波数帯域の第2周波数利用状況を得る。第1無線通信パラメタ決定部106が、記第1周波数利用状況および前記第2周波数利用状況を用いて、前記第1周波数帯域における無線通信パラメタを決定する。
本実施形態の無線通信装置では、第1の実施形態と比較して第2中心周波数の設定方法が異なっている。すなわち、第1の実施形態においては第2中心周波数を第1中心周波数のM/N倍としているのに対して、本実施形態においては、第1中心周波数のM/N倍を中心として±MAX(0,(W2−W1×M/N)/2)の範囲の値から選択する。MAX(0,(W2−W1×M/N)/2)の式では一つ目値が0となっている。すなわち、(W2−W1×M/N)/2の値が0以上となるときには(W2−W1×M/N)/2の値を返し、(W2−W1×M/N)/2の値が0未満となるときには0を返す式となっている。
このようにして第2中心周波数に設定する値に範囲を持たせることの効果について説明する。前述の通り、k次の高調波はもとの信号のk倍の中心周波数とk倍の周波数帯域幅を持つ。したがって例えば図27に示すように、第1周波数帯域2701内に存在しうる任意のN次高調波に対して、第2周波数帯域2702内で検出されるM次高調波は、中心周波数C1×M/Nを中心として、帯域幅W1×M/Nを持つ範囲2703に限って検出される。別の見方をすると、第1周波数帯域2701内に存在しうる任意のN次高調波に対して、それに対応するM次高調波は帯域2703の外側で検出されることはない。このことから、第2周波数帯域2702が帯域2703を含む範囲で設定されていれば、この第2周波数帯域における第2周波数利用状況を用いてM次高調波を検出することが可能となる。
M次高調波が存在する可能性がある範囲を含むように第2中心周波数を設定する場合、例えば周波数をプラス方向にずらすのであれば図28のように中心周波数を最大でC1×M/N+(W2−W1×M/N)/2までシフトすることができる。また例えば周波数をマイナス方向にずらすのであれば図29のように中心周波数を最大でC1×M/N−(W2−W1×M/N)/2までずらすことができる。このような範囲で第2中心周波数の値を設定した場合においても、第1の実施形態と同様にして第1周波数帯域におけるN次高調波を判定することができ、その結果としてスループットを改善することが可能である。第2の実施形態においてはこれらの効果に加えて、第2中心周波数をある範囲で設定可能であることにより、次のような効果を得ることができる。
例えば図27の帯域2703のすぐ左隣で既存の通信システムが通信を行っていた場合、第2周波数帯域でコグニティブ無線通信に使用可能な帯域が減少するために第2周波数帯域におけるスループットが減少する場合がある。このような場合には、図28のように第2周波数帯域をプラス方向にシフトすることによって、第2周波数帯域と既存の通信システムの重なりを減少させることができ、その結果として第2周波数帯域におけるコグニティブ無線通信のスループットを向上させることができる。
また逆に、図27の帯域2703のすぐ右隣で既存の通信システムが通信を行っていた場合、図29のように第2周波数帯域をマイナス方向にシフトすることによって、第2周波数帯域と既存の通信システムの重なりを減少させることができ、その結果として第2周波数帯域におけるコグニティブ無線通信のスループットを向上させることができる。
次に、中心周波数設定部101が設定する第2中心周波数の設定方法について図25を参照して説明する。
第2の実施形態においては、第2中心周波数が第1中心周波数のM/N倍(MおよびNは自然数でM≠N)を中心として±MAX(0,(W2−W1×M/N)/2)の範囲の値になっている必要がある。コグニティブ無線通信を開始する際に、第2中心周波数がこの値になっていない場合には、第2中心周波数を所望の値に変更する必要がある。すなわち図25のステップS2502およびステップS2503において周波数利用状況を生成する前に、ステップS2501によって第2中心周波数を所望の値に設定する必要がある。図25においては第1の実施形態に基づき第2中心周波数を第1中心周波数のM/N倍の値とする場合の例について示しているが、第2の実施形態の場合においてもその動作は基本的に同様である。このようにすることで、周波数利用状況を生成する前に第2中心周波数を適切な値に設定することができる。
また周波数利用状況を用いて高調波の判定をした後は、第2中心周波数を別の値に変更することも可能である。例えばステップS2504で高調波の検出を行い、ステップS2505で高調波の有無が確定した場合には、ステップS2507によって第2中心周波数を他の値に変えてもよい。この際例えば、既存の無線通信システムによる信号がより少ない帯域に第2中心周波数を変えてもよい。ただし、ステップS2505で高調波の有無が確定するとは、ステップS2504で検出した高調波の信号電力が小さかった場合などには確定をせず、複数回繰り返して検出した場合にはじめてこれを高調波であると確定する場合を例えば意味している。図25においてステップS2506とステップS2507は順番を逆にすることも可能であり、この場合においても同様の効果を得ることができる。また第2中心周波数を変更しない場合にはステップS2507はスキップされる。
以上の第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、第2周波数帯域の第2中心周波数を最大でC1×M/N+(W2−W1×M/N)/2までずらすことによって、第2周波数帯域のそばに既存の通信システムが通信を行っている場合にこの通信システムの使用帯域を避けるように第2周波数帯域をずらすことができるので、第2周波数帯域におけるコグニティブ無線通信のスループットを向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
実施形態の無線通信装置のブロック図。 無線通信装置が利用状況を調べる第1周波数帯域と第2周波数帯域とを示す図。 高調波の中心周波数と帯域とが高調波の次数により変化する様子を示す図。 第1周波数帯域で信号が検出された一例を示す図。 図1の第1周波数利用状況取得部が取得する第1周波数利用状況の第1の例を示す図。 図1の第1周波数利用状況取得部が取得する第1周波数利用状況の第2の例を示す図。 図1の第1周波数利用状況取得部が取得する第1周波数利用状況の第3の例を示す図。 図1の第1周波数利用状況取得部が取得する第1周波数利用状況の第3の例を示す図。 図1の第1周波数利用状況取得部が取得する第1周波数利用状況の第4の例を示す図。 図1の第1周波数利用状況取得部が取得する第1周波数利用状況の第4の例を示す図。 図1の第1周波数利用状況取得部および第2周波数利用状況取得部の第1の例を示す図。 図11の信号解析部の動作の一例を示すフローチャート。 図1の第1周波数利用状況取得部および第2周波数利用状況取得部の第2の例を示す図。 図13の信号復調部の動作の一例を示すフローチャート。 図1の第1無線通信パラメタ決定部の第1の動作例について説明するための図。 図1の第1無線通信パラメタ決定部の第1の動作例について説明するための図。 図1の第1無線通信パラメタ決定部の第1の動作例について説明するための図。 図1の第1無線通信パラメタ決定部の第1の動作例について説明するための図。 図1の第1無線通信パラメタ決定部の第1の動作例について説明するための図。 図1の第1無線通信パラメタ決定部の第1の動作例について説明するための図。 図1の第1無線通信パラメタ決定部の第2の動作例について説明するための図。 図1の第1無線通信パラメタ決定部の第2の動作例について説明するための図。 図1の第1無線通信パラメタ決定部の第2の動作例について説明するための図。 図1の第1無線通信パラメタ決定部の第2の動作例について説明するための図。 図1の中心周波数設定部が行う第2中心周波数の設定方法の一例を示すフローチャート。 図1の中心周波数設定部が行う第2中心周波数の設定方法の別例を示すフローチャート。 第2の実施形態の無線通信装置の中心周波数設定部の動作を説明するための図。 第2の実施形態の無線通信装置の中心周波数設定部の動作を説明するための図。 第2の実施形態の無線通信装置の中心周波数設定部の動作を説明するための図。
符号の説明
101・・・中心周波数設定部、102,103・・・無線部、104・・・第1周波数利用状況取得部、105・・・第2周波数利用状況取得部、106・・・第1無線通信パラメタ決定部、201,501,601,901,2701・・・第1周波数帯域、202,2702・・・第2周波数帯域、301,403,502,602,902・・・信号、302・・・2次高調波、303・・・3次高調波、304・・・4次高調波、403・・・N次高調波、404・・・M次高調波、1101・・・信号解析部、1301・・・信号復調部、1501・・・信号帯域、1601・・・信号帯域、1801・・・信号帯域、1901・・・信号帯域、2101・・・信号帯域。

Claims (15)

  1. 第1中心周波数をもつ第1周波数帯域の第1周波数利用状況を取得する第1取得手段と、
    前記第1中心周波数のM/N倍(MおよびNは自然数でM≠N)の値である第2中心周波数をもつ第2周波数帯域の第2周波数利用状況を取得する第2取得手段と、
    前記第1周波数利用状況および前記第2周波数利用状況を用いて前記第1周波数帯域に高調波があるかどうかを判定し、高調波があると判定された場合に該高調波が使用する周波数帯域を無線通信に使用するように前記第1周波数帯域における無線通信パラメタを決定する決定手段と、を具備することを特徴とする無線通信装置。
  2. 第1中心周波数および第1帯域幅W1をもつ第1周波数帯域の第1周波数利用状況を取得する第1取得手段と、
    前記第1中心周波数のM/N倍(MおよびNは自然数でM≠N)を中心として±MAX(0,(W2−W1×M/N)/2)の範囲の値からなる第2中心周波数および第2帯域幅W2をもつ第2周波数帯域の第2周波数利用状況を取得する第2取得手段と、
    前記第1周波数利用状況および前記第2周波数利用状況を用いて前記第1周波数帯域に高調波があるかどうかを判定し、高調波があると判定された場合に該高調波が使用する周波数帯域を無線通信に使用するように前記第1周波数帯域における無線通信パラメタを決定する決定手段と、を具備することを特徴とする無線通信装置。
  3. 前記第1取得手段は、前記第1周波数帯域で受信した無線信号から算出される値が閾値以上かどうかによって該第1周波数帯域内で使用されている周波数帯域の情報を前記第1周波数利用状況として取得し、
    前記第2取得手段は、前記第2周波数帯域で受信した無線信号が閾値以上かどうかによって該第2周波数帯域内で使用されている周波数帯域の情報を前記第2周波数利用状況として取得することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 無線信号を受信する受信手段をさらに具備し、
    前記第1取得手段は、前記第1周波数帯域で受信した無線信号から算出される値が閾値以上かどうかによって該第1周波数帯域内で使用されている周波数帯域の情報を前記第1周波数利用状況として取得し、
    前記第2取得手段は、前記第2周波数帯域内で使用されている、無線通信相手が取得した周波数帯域の情報を前記受信手段が受信して、前記第2周波数利用状況を取得することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 前記第1取得手段は、前記情報として、前記第1周波数帯域内で使用されている周波数帯域と該周波数帯域の信号電力値を取得し、
    前記第2取得手段は、前記情報として、前記第2周波数帯域内で使用されている周波数帯域と該周波数帯域の信号電力値を取得することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記第1取得手段は、前記第1周波数帯域で受信した無線信号から算出される値が閾値以上かどうかによって該第1周波数帯域内で使用されている時間区間および周波数帯域の情報を前記第1周波数利用状況として取得し、
    前記第2取得手段は、前記第2周波数帯域で受信した無線信号が閾値以上かどうかによって該第2周波数帯域内で使用されている時間区間および周波数帯域の情報を前記第2周波数利用状況として取得することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
  7. 無線信号を受信する受信手段をさらに具備し、
    前記第1取得手段は、前記第1周波数帯域で受信した無線信号から算出される値が閾値以上かどうかによって該第1周波数帯域内で使用されている時間区間および周波数帯域の情報を前記第1周波数利用状況として取得し、
    前記第2取得手段は、前記第2周波数帯域内で使用されている、無線通信相手が取得した時間区間および周波数帯域の情報を前記受信手段が受信して、前記第2周波数利用状況を取得することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
  8. 前記第1取得手段は、前記情報として、前記第1周波数帯域内で使用されている時間区間および周波数帯域と、該時間区間および該周波数帯域に対応する信号電力値とを取得し、
    前記第2取得手段は、前記情報として、前記第2周波数帯域内で使用されている時間区間および周波数帯域と、該時間区間および該周波数帯域に対応する信号電力値とを取得することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の無線通信装置。
  9. 前記決定手段は、前記第1周波数帯域内の周波数fを含む周波数帯域が使用されており、かつ、前記第2周波数帯域内の周波数f×M/Nを含む周波数帯域が使用されている場合に、前記周波数fを含む周波数帯域を高調波と検出することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  10. 前記決定手段は、前記第1周波数帯域内の時間と周波数fを含む時間区間および周波数帯域が使用されており、かつ、前記第2周波数帯域内の時間と周波数f×M/Nを含む時間区間および周波数帯域が使用されている場合に、前記周波数fを含む周波数帯域を高調波と検出することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  11. 第2中心周波数が前記第1中心周波数のM/N倍(MおよびNは自然数でM≠N)の値でない場合に、第2中心周波数を該第1中心周波数のM/N倍に設定する設定手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  12. 第2中心周波数が前記第1中心周波数のM/N倍(MおよびNは自然数でM<N)を中心として±W×(1−M/N)/2の範囲にない場合に第2中心周波数を該第1中心周波数のM/N倍を中心として±MAX(0,(W2−W1×M/N)/2)の範囲の値に設定する設定手段をさらに具備することを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  13. 前記決定手段が第1周波数帯域における無線通信パラメタを決定した後で、第2中心周波数を別の値に変更する変更手段をさらに具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
  14. 第1中心周波数をもつ第1周波数帯域の第1周波数利用状況を取得し、
    前記第1中心周波数のM/N倍(MおよびNは自然数でM≠N)の値である第2中心周波数をもつ第2周波数帯域の第2周波数利用状況を取得し、
    前記第1周波数利用状況および前記第2周波数利用状況を用いて前記第1周波数帯域に高調波があるかどうかを判定し、
    高調波があると判定された場合に該高調波が使用する周波数帯域を無線通信に使用するように前記第1周波数帯域における無線通信パラメタを決定することを特徴とする無線通信方法。
  15. 第1中心周波数および第1帯域幅W1をもつ第1周波数帯域の第1周波数利用状況を取得し、
    前記第1中心周波数のM/N倍(MおよびNは自然数でM≠N)を中心として±MAX(0,(W2−W1×M/N)/2)の範囲の値からなる第2中心周波数および第2帯域幅W2をもつ第2周波数帯域の第2周波数利用状況を取得し、
    前記第1周波数利用状況および前記第2周波数利用状況を用いて前記第1周波数帯域に高調波があるかどうかを判定し、
    高調波があると判定された場合に該高調波が使用する周波数帯域を無線通信に使用するように前記第1周波数帯域における無線通信パラメタを決定することを特徴とする無線通信方法。
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