JP2009224997A - 署名システム、署名方法、証明装置、検証装置、証明方法、検証方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】証明装置の第1計算部は、乱数rを生成し、X1=grを計算し、X1を検証装置に送信する。証明装置の証明用元共有部と、検証装置の検証用元共有部とは、ランダムなG2の元tを共有する。証明装置の第2計算部は、X2=e(h(m)r,t)を計算し、X2を検証装置に送信する。検証装置の検証用乱数生成部は、乱数cを生成し、cを証明装置に送信する。証明装置の第3計算部は、σ=r+cx (mod v)を計算し、σを検証装置に送信する。検証装置の検証部は、X1・yc=gσと、X2・e(s’,t)c=e(h(m),t)σが成り立つかを検証する。
【選択図】図1
Description
David Chaum, Hans Van Antwerpen, "Undeniable Signatures", CRYPTO 1989, pp.212-216.
e(x1・x2,y)=e(x1,y)・e(x2,y)
e(x,y1・y2)=e(x,y1)・e(x,y2)
を満たすことである。なお、双線形写像に関する一般的な内容は、I.F. Blake, N.P. Smart, G. Seroussi,“楕円曲線暗号”, ピアソン・エヂュケーション, III.5章などに記載されている。
s’=h(m)x
y=gx
X1=gr
X2=e(h(m)r,t)
σ=r+cx (mod v)
が成り立つ。これらのことから、1つ目の式の左辺は、
X1・yc=gr・(gx)c
=gr+cx
=gσ
のように変形でき、1つ目の式が成り立つことが分かる。さらに、eが双線形写像であることから、2つ目の式の左辺は、
X2・e(s’,t)c=e(h(m)r,t)・e(h(m)x,t)c
=e(h(m),t)r・e(h(m),t)cx
=e(h(m),t)r+cx
=e(h(m),t)σ
のように変形でき、2つ目の式が成り立つことが分かる。したがって、ステップS460の2つの式が成り立つかを確認すればよい。
本変形例では、証明装置300’の証明用元共有部320’と、検証装置400’の検証用元共有部420’とは、ビットコミットメント関数BCを用いて、図6に示す処理フローを行う。また、図7に証明用元共有部320’の機能構成例を、図8に検証用元共有部420’の機能構成例を示す。
100 鍵生成装置 110 鍵生成部
190 鍵生成用記録部 200 署名生成装置
205 署名生成用取得部 210 署名生成部
290 署名生成用記録部 300 証明装置
305 証明用取得部 310 第1計算部
320 証明用元共有部 321 ビットコミットメント計算手段
322 元t1選定手段 323 元送信手段
324 ビットコミットメント確認手段 325 証明用元t計算手段
330 第2計算部 350 第3計算部
390 証明用記録部 400 検証装置
405 検証用取得部 420 検証用元共有部
421 ビットコミットメント計算手段 422 元t2選定手段
423 元送信手段 424 ビットコミットメント確認手段
425 検証用元t計算手段 440 検証用乱数生成部
460 検証部 490 検証用記録部
Claims (25)
- 少なくとも証明装置と検証装置とを備える署名システムであって、
G1、G2、G3は素数vを位数として持つ群、eはG1×G2からG3への双線形写像、gはG1の生成元、xは乱数であって0からv−1までの整数、hは任意長ビット列を入力としG1の元を出力するハッシュ関数であり、
前記証明装置は、
秘密鍵sk、公開鍵pk、メッセージm、署名s(ただし、sk=x、pk=gx、s=h(m)x)を記録する証明用記録部と、
乱数r(ただし、rは0からv−1までの整数)を生成し、X1=grを計算し、X1を前記検証装置に送信する第1計算部と、
前記検証装置との間で、ランダムなG2の元tを共有する証明用元共有部と、
X2=e(h(m)r,t)を計算し、X2を前記検証装置に送信する第2計算部と、
σ=r+cx (mod v)を計算し、σを前記検証装置に送信する第3計算部と
を具備し、
前記検証装置は、
公開鍵pk、署名s’、メッセージmを取得する検証用取得部と、
前記証明装置との間で、ランダムなG2の元tを共有する検証用元共有部と、
乱数c(ただし、cは0からv−1までの整数)を生成し、cを前記証明装置に送信する検証用乱数生成部と、
X1・yc=gσと、X2・e(s’,t)c=e(h(m),t)σが成り立つかを検証する検証部と
を具備する
ことを特徴とする署名システム。 - 少なくとも証明装置と検証装置とを備える署名システムであって、
楕円曲線Eは要素数qの有限体Fq上定義された非超特異楕円曲線、楕円曲線EのFq有理点E(Fq)の数N(E(Fq))はvで一度だけ割れる、kはv|(qk−1)を満たす最小の整数とし、
G1はFq有理点E(Fq)の位数vの部分群、G2はG1とは異なるFqのk次拡大体Fqk有理点E(Fqk)の位数vの部分群、G3はFqのk次拡大体Fqkの位数vの乗法部分群、eはG1×G2からG3へのWeil pairingまたはTate pairing、gはG1の生成元、xは乱数であって0からv−1までの整数、hは任意長ビット列を入力としG1の元を出力するハッシュ関数であり、
前記証明装置は、
秘密鍵sk、公開鍵pk、メッセージm、署名s(ただし、sk=x、pk=gx、s=h(m)x)を記録する証明用記録部と、
乱数r(ただし、rは0からv−1までの整数)を生成し、X1=grを計算し、X1を前記検証装置に送信する第1計算部と、
前記検証装置との間で、ランダムなG2の元tを共有する証明用元共有部と、
X2=e(h(m)r,t)を計算し、X2を前記検証装置に送信する第2計算部と、
σ=r+cx (mod v)を計算し、σを前記検証装置に送信する第3計算部と
を具備し、
前記検証装置は、
公開鍵pk、署名s’、メッセージmを取得する検証用取得部と、
前記証明装置との間で、ランダムなG2の元tを共有する検証用元共有部と、
乱数c(ただし、cは0からv−1までの整数)を生成し、cを前記証明装置に送信する検証用乱数生成部と、
X1・yc=gσと、X2・e(s’,t)c=e(h(m),t)σが成り立つかを検証する検証部と
を具備する
ことを特徴とする署名システム。 - 請求項1または2記載の署名システムであって、
BCをビットコミットメント関数とし、
前記証明用元共有部は、
ランダムにG2の元t1を選び、乱数u1を用いてw1(ただし、w1=BC(t1,u1))を計算し、w1を前記検証装置に送信するビットコミットメント計算手段と、
t1とu1を前記検証装置に送信する元送信手段と、
前記検証装置から受信したt2を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する証明用元t計算手段と
を有し、
前記検証用元共有部は、
ランダムにG2の元t2を選び、t2を前記証明装置に送信する元t2選定手段と、
前記証明装置から受信したw1、t1、u1がw1=BC(t1,u1)の関係であることを確認するビットコミットメント確認手段と、
前記証明装置から受信したt1を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する検証用元t計算手段と
を有する
ことを特徴とする署名システム。 - 請求項1または2記載の署名システムであって、
BCをビットコミットメント関数とし、
前記検証用元共有部は、
ランダムにG2の元t2を選び、乱数u2を用いてw2(ただし、w2=BC(t2,u2))を計算し、w2を前記証明装置に送信するビットコミットメント計算手段と、
t2とu2を前記証明装置に送信する元送信手段と、
前記証明装置から受信したt1を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する検証用元t計算手段と
を有し、
前記証明用元共有部は、
ランダムにG2の元t1を選び、t1を前記検証装置に送信する元t1選定手段と、
前記検証装置から受信したw2、t2、u2がw2=BC(t2,u2)の関係であることを確認するビットコミットメント確認手段と、
前記検証装置から受信したt2を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する証明用元t計算手段と
を有する
ことを特徴とする署名システム。 - 少なくとも証明装置と検証装置とを動作させる署名方法であって、
G1、G2、G3は素数vを位数として持つ群、eはG1×G2からG3への双線形写像、gはG1の生成元、xは乱数であって0からv−1までの整数、hは任意長ビット列を入力としG1の元を出力するハッシュ関数であり、
あらかじめ前記証明装置に、秘密鍵sk、公開鍵pk、メッセージm、署名s(ただし、sk=x、pk=gx、s=h(m)x)を記録させておき、
前記検証装置が、公開鍵pk、署名s’、メッセージmを取得する検証用取得ステップと、
前記証明装置が、乱数r(ただし、rは0からv−1までの整数)を生成し、X1=grを計算し、X1を前記検証装置に送信する第1計算ステップと、
前記証明装置と前記検証装置とが、ランダムなG2の元tを共有する元共有ステップと、
前記証明装置が、X2=e(h(m)r,t)を計算し、X2を前記検証装置に送信する第2計算ステップと、
前記検証装置が、乱数c(ただし、cは0からv−1までの整数)を生成し、cを前記証明装置に送信する検証用乱数生成ステップと、
前記証明装置が、σ=r+cx (mod v)を計算し、σを前記検証装置に送信する第3計算ステップと、
前記検証装置が、X1・yc=gσと、X2・e(s’,t)c=e(h(m),t)σが成り立つかを検証する検証ステップと
を有する署名方法。 - 少なくとも証明装置と検証装置とを動作させる署名方法であって、
楕円曲線Eは要素数qの有限体Fq上定義された非超特異楕円曲線、楕円曲線EのFq有理点E(Fq)の数N(E(Fq))はvで一度だけ割れる、kはv|(qk−1)を満たす最小の整数とし、
G1はFq有理点E(Fq)の位数vの部分群、G2はG1とは異なるFqのk次拡大体Fqk有理点E(Fqk)の位数vの部分群、G3はFqのk次拡大体Fqkの位数vの乗法部分群、eはG1×G2からG3へのWeil pairingまたはTate pairing、gはG1の生成元、xは乱数であって0からv−1までの整数、hは任意長ビット列を入力としG1の元を出力するハッシュ関数であり、
あらかじめ前記証明装置に、秘密鍵sk、公開鍵pk、メッセージm、署名s(ただし、sk=x、pk=gx、s=h(m)x)を記録させておき、
前記検証装置が、公開鍵pk、署名s’、メッセージmを取得する検証用取得ステップと、
前記証明装置が、乱数r(ただし、rは0からv−1までの整数)を生成し、X1=grを計算し、X1を前記検証装置に送信する第1計算ステップと、
前記証明装置と前記検証装置とが、ランダムなG2の元tを共有する元共有ステップと、
前記証明装置が、X2=e(h(m)r,t)を計算し、X2を前記検証装置に送信する第2計算ステップと、
前記検証装置が、乱数c(ただし、cは0からv−1までの整数)を生成し、cを前記証明装置に送信する検証用乱数生成ステップと、
前記証明装置が、σ=r+cx (mod v)を計算し、σを前記検証装置に送信する第3計算ステップと、
前記検証装置が、X1・yc=gσと、X2・e(s’,t)c=e(h(m),t)σが成り立つかを検証する検証ステップと
を有する署名方法。 - 請求項5または6記載の署名方法であって、
BCをビットコミットメント関数とし、
前記元共有ステップは、
前記証明装置が、ランダムにG2の元t1を選び、乱数u1を用いてw1(ただし、w1=BC(t1,u1))を計算し、w1を前記検証装置に送信するビットコミットメント計算サブステップと、
前記検証装置が、ランダムにG2の元t2を選び、t2を前記証明装置に送信する元t2選定サブステップと、
前記証明装置が、t1とu1を前記検証装置に送信する元送信サブステップと、
前記検証装置が、前記証明装置から受信したw1、t1、u1がw1=BC(t1,u1)の関係であることを確認するビットコミットメント確認サブステップと、
前記証明装置が、前記検証装置から受信したt2を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する証明用元t計算サブステップと、
前記検証装置が、前記証明装置から受信したt1を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する検証用元t計算サブステップと
を有する
ことを特徴とする署名方法。 - 請求項5または6記載の署名方法であって、
BCをビットコミットメント関数とし、
前記元共有ステップは、
前記検証装置が、ランダムにG2の元t2を選び、乱数u2を用いてw2(ただし、w2=BC(t2,u2))を計算し、w2を前記証明装置に送信するビットコミットメント計算サブステップと、
前記証明装置が、ランダムにG2の元t1を選び、t1を前記検証装置に送信する元t1選定サブステップと、
前記検証装置が、t2とu2を前記証明装置に送信する元送信サブステップと、
前記証明装置が、前記検証装置から受信したw2、t2、u2がw2=BC(t2,u2)の関係であることを確認するビットコミットメント確認サブステップと、
前記検証装置が、前記証明装置から受信したt1を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する検証用元t計算サブステップと、
前記証明装置が、前記検証装置から受信したt2を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する証明用元t計算サブステップと
を有する
ことを特徴とする署名方法。 - 検証装置との間で署名検証を行うための証明装置であって、
G1、G2、G3は素数vを位数として持つ群、eはG1×G2からG3への双線形写像、gはG1の生成元、xは乱数であって0からv−1までの整数、hは任意長ビット列を入力としG1の元を出力するハッシュ関数であり、
秘密鍵sk、公開鍵pk、メッセージm、署名s(ただし、sk=x、pk=gx、s=h(m)x)を記録する証明用記録部と、
乱数r(ただし、rは0からv−1までの整数)を生成し、X1=grを計算し、X1を前記検証装置に送信する第1計算部と、
前記検証装置との間で、ランダムなG2の元tを共有する証明用元共有部と、
X2=e(h(m)r,t)を計算し、X2を前記検証装置に送信する第2計算部と、
σ=r+cx (mod v)を計算し、σを前記検証装置に送信する第3計算部と
を備える証明装置。 - 検証装置との間で署名検証を行うための証明装置であって、
楕円曲線Eは要素数qの有限体Fq上定義された非超特異楕円曲線、楕円曲線EのFq有理点E(Fq)の数N(E(Fq))はvで一度だけ割れる、kはv|(qk−1)を満たす最小の整数とし、
G1はFq有理点E(Fq)の位数vの部分群、G2はG1とは異なるFqのk次拡大体Fqk有理点E(Fqk)の位数vの部分群、G3はFqのk次拡大体Fqkの位数vの乗法部分群、eはG1×G2からG3へのWeil pairingまたはTate pairing、gはG1の生成元、xは乱数であって0からv−1までの整数、hは任意長ビット列を入力としG1の元を出力するハッシュ関数であり、
秘密鍵sk、公開鍵pk、メッセージm、署名s(ただし、sk=x、pk=gx、s=h(m)x)を記録する証明用記録部と、
乱数r(ただし、rは0からv−1までの整数)を生成し、X1=grを計算し、X1を前記検証装置に送信する第1計算部と、
前記検証装置との間で、ランダムなG2の元tを共有する証明用元共有部と、
X2=e(h(m)r,t)を計算し、X2を前記検証装置に送信する第2計算部と、
σ=r+cx (mod v)を計算し、σを前記検証装置に送信する第3計算部と
を備える証明装置。 - 請求項9または10記載の証明装置であって、
BCをビットコミットメント関数とし、
前記証明用元共有部は、
ランダムにG2の元t1を選び、乱数u1を用いてw1(ただし、w1=BC(t1,u1))を計算し、w1を前記検証装置に送信するビットコミットメント計算手段と、
t1とu1を前記検証装置に送信する元送信手段と、
前記検証装置から受信したt2を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する証明用元t計算手段と
を有することを特徴とする証明装置。 - 請求項9または10記載の証明装置であって、
BCをビットコミットメント関数とし、
前記証明用元共有部は、
ランダムにG2の元t1を選び、t1を前記検証装置に送信する元t1選定手段と、
前記検証装置から受信したw2、t2、u2がw2=BC(t2,u2)の関係であることを確認するビットコミットメント確認手段と、
前記検証装置から受信したt2を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する証明用元t計算手段と
を有することを特徴とする証明装置。 - 証明装置との間で署名検証を行うための検証装置であって、
G1、G2、G3は素数vを位数として持つ群、eはG1×G2からG3への双線形写像、gはG1の生成元、xは乱数であって0からv−1までの整数、hは任意長ビット列を入力としG1の元を出力するハッシュ関数であり、
公開鍵pk、署名s’、メッセージmを取得する検証用取得部と、
前記証明装置との間で、ランダムなG2の元tを共有する検証用元共有部と、
乱数c(ただし、cは0からv−1までの整数)を生成し、cを前記証明装置に送信する検証用乱数生成部と、
X1・yc=gσと、X2・e(s’,t)c=e(h(m),t)σが成り立つかを検証する検証部と
を備える検証装置。 - 証明装置との間で署名検証を行うための検証装置であって、
楕円曲線Eは要素数qの有限体Fq上定義された非超特異楕円曲線、楕円曲線EのFq有理点E(Fq)の数N(E(Fq))はvで一度だけ割れる、kはv|(qk−1)を満たす最小の整数とし、
G1はFq有理点E(Fq)の位数vの部分群、G2はG1とは異なるFqのk次拡大体Fqk有理点E(Fqk)の位数vの部分群、G3はFqのk次拡大体Fqkの位数vの乗法部分群、eはG1×G2からG3へのWeil pairingまたはTate pairing、gはG1の生成元、xは乱数であって0からv−1までの整数、hは任意長ビット列を入力としG1の元を出力するハッシュ関数であり、
公開鍵pk、署名s’、メッセージmを取得する検証用取得部と、
前記証明装置との間で、ランダムなG2の元tを共有する検証用元共有部と、
乱数c(ただし、cは0からv−1までの整数)を生成し、cを前記証明装置に送信する検証用乱数生成部と、
X1・yc=gσと、X2・e(s’,t)c=e(h(m),t)σが成り立つかを検証する検証部と
を備える検証装置。 - 請求項13または14記載の検証装置であって、
BCをビットコミットメント関数とし、
前記検証用元共有部は、
ランダムにG2の元t2を選び、t2を前記証明装置に送信する元t2選定手段と、
前記証明装置から受信したw1、t1、u1がw1=BC(t1,u1)の関係であることを確認するビットコミットメント確認手段と、
前記証明装置から受信したt1を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する検証用元t計算手段と
を有することを特徴とする検証装置。 - 請求項13または14記載の検証装置であって、
BCをビットコミットメント関数とし、
前記検証用元共有部は、
ランダムにG2の元t2を選び、乱数u2を用いてw2(ただし、w2=BC(t2,u2))を計算し、w2を前記証明装置に送信するビットコミットメント計算手段と、
t2とu2を前記証明装置に送信する元送信手段と、
前記証明装置から受信したt1を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する検証用元t計算手段と
を有することを特徴とする検証装置。 - 検証装置との間で署名検証を行うための証明装置を動作させる証明方法であって、
G1、G2、G3は素数vを位数として持つ群、eはG1×G2からG3への双線形写像、gはG1の生成元、xは乱数であって0からv−1までの整数、hは任意長ビット列を入力としG1の元を出力するハッシュ関数であり、
あらかじめ証明用記録部に、秘密鍵sk、公開鍵pk、メッセージm、署名s(ただし、sk=x、pk=gx、s=h(m)x)を記録させておき、
第1計算部が、乱数r(ただし、rは0からv−1までの整数)を生成し、X1=grを計算し、X1を前記検証装置に送信する第1計算ステップと、
証明用元共有部が、前記検証装置との間で、ランダムなG2の元tを共有する証明用元共有ステップと、
第2計算部が、X2=e(h(m)r,t)を計算し、X2を前記検証装置に送信する第2計算ステップと、
第3計算部が、σ=r+cx (mod v)を計算し、σを前記検証装置に送信する第3計算ステップと
を有する証明方法。 - 検証装置との間で署名検証を行うための証明装置を動作させる証明方法であって、
楕円曲線Eは要素数qの有限体Fq上定義された非超特異楕円曲線、楕円曲線EのFq有理点E(Fq)の数N(E(Fq))はvで一度だけ割れる、kはv|(qk−1)を満たす最小の整数とし、
G1はFq有理点E(Fq)の位数vの部分群、G2はG1とは異なるFqのk次拡大体Fqk有理点E(Fqk)の位数vの部分群、G3はFqのk次拡大体Fqkの位数vの乗法部分群、eはG1×G2からG3へのWeil pairingまたはTate pairing、gはG1の生成元、xは乱数であって0からv−1までの整数、hは任意長ビット列を入力としG1の元を出力するハッシュ関数であり、
あらかじめ証明用記録部に、秘密鍵sk、公開鍵pk、メッセージm、署名s(ただし、sk=x、pk=gx、s=h(m)x)を記録させておき、
第1計算部が、乱数r(ただし、rは0からv−1までの整数)を生成し、X1=grを計算し、X1を前記検証装置に送信する第1計算ステップと、
証明用元共有部が、前記検証装置との間で、ランダムなG2の元tを共有する証明用元共有ステップと、
第2計算部が、X2=e(h(m)r,t)を計算し、X2を前記検証装置に送信する第2計算ステップと、
第3計算部が、σ=r+cx (mod v)を計算し、σを前記検証装置に送信する第3計算ステップと
を有する証明方法。 - 請求項17または18記載の証明方法であって、
BCをビットコミットメント関数とし、
前記証明用元共有ステップは、
ランダムにG2の元t1を選び、乱数u1を用いてw1(ただし、w1=BC(t1,u1))を計算し、w1を前記検証装置に送信するビットコミットメント計算サブステップと、
t1とu1を前記検証装置に送信する元送信サブステップと、
前記検証装置から受信したt2を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する証明用元t計算サブステップと
を有することを特徴とする証明方法。 - 請求項17または18記載の証明方法であって、
BCをビットコミットメント関数とし、
前記証明用元共有ステップは、
ランダムにG2の元t1を選び、t1を前記検証装置に送信する元t1選定サブステップと、
前記検証装置から受信したw2、t2、u2がw2=BC(t2,u2)の関係であることを確認するビットコミットメント確認サブステップと、
前記検証装置から受信したt2を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する証明用元t計算サブステップと
を有することを特徴とする証明方法。 - 証明装置との間で署名検証を行うための検証装置を動作させる検証方法であって、
G1、G2、G3は素数vを位数として持つ群、eはG1×G2からG3への双線形写像、gはG1の生成元、xは乱数であって0からv−1までの整数、hは任意長ビット列を入力としG1の元を出力するハッシュ関数であり、
検証用取得部が、公開鍵pk、署名s’、メッセージmを取得する検証用取得ステップと、
検証用元共有部が、前記証明装置との間で、ランダムなG2の元tを共有する検証用元共有ステップと、
検証用乱数生成部が、乱数c(ただし、cは0からv−1までの整数)を生成し、cを前記証明装置に送信する検証用乱数生成ステップと、
検証部が、X1・yc=gσと、X2・e(s’,t)c=e(h(m),t)σが成り立つかを検証する検証ステップと
を有する検証方法。 - 証明装置との間で署名検証を行うための検証装置を動作させる検証方法であって、
楕円曲線Eは要素数qの有限体Fq上定義された非超特異楕円曲線、楕円曲線EのFq有理点E(Fq)の数N(E(Fq))はvで一度だけ割れる、kはv|(qk−1)を満たす最小の整数とし、
G1はFq有理点E(Fq)の位数vの部分群、G2はG1とは異なるFqのk次拡大体Fqk有理点E(Fqk)の位数vの部分群、G3はFqのk次拡大体Fqkの位数vの乗法部分群、eはG1×G2からG3へのWeil pairingまたはTate pairing、gはG1の生成元、xは乱数であって0からv−1までの整数、hは任意長ビット列を入力としG1の元を出力するハッシュ関数であり、
検証用取得部が、公開鍵pk、署名s’、メッセージmを取得する検証用取得ステップと、
検証用元共有部が、前記証明装置との間で、ランダムなG2の元tを共有する検証用元共有ステップと、
検証用乱数生成部が、乱数c(ただし、cは0からv−1までの整数)を生成し、cを前記証明装置に送信する検証用乱数生成ステップと、
検証部が、X1・yc=gσと、X2・e(s’,t)c=e(h(m),t)σが成り立つかを検証する検証ステップと
を有する検証方法。 - 請求項21または22記載の検証方法であって、
BCをビットコミットメント関数とし、
前記検証用元共有ステップは、
ランダムにG2の元t2を選び、t2を前記証明装置に送信する元t2選定サブステップと、
前記証明装置から受信したw1、t1、u1がw1=BC(t1,u1)の関係であることを確認するビットコミットメント確認サブステップと、
前記証明装置から受信したt1を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する検証用元t計算サブステップと
を有することを特徴とする検証方法。 - 請求項21または22記載の検証方法であって、
BCをビットコミットメント関数とし、
前記検証用元共有ステップは、
ランダムにG2の元t2を選び、乱数u2を用いてw2(ただし、w2=BC(t2,u2))を計算し、w2を前記証明装置に送信するビットコミットメント計算サブステップと、
t2とu2を前記証明装置に送信する元送信サブステップと、
前記証明装置から受信したt1を用いて、元t(ただし、t=t1・t2)を計算する検証用元t計算サブステップと
を有することを特長とする検証方法。 - 請求項9〜16のいずれかに記載された装置としてコンピュータを動作させるプログラム。
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