JP2009223821A - センサーネットワーク用統合処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係るセンサーネットワーク用統合処理システムは、センサーの検出したデータ情報をアドホックネットワークを介して取得して送信するネットワーク抽象化機能部と、データ情報を収集するセンサーデータ収集機能部と、収集したデータ情報を取得し、データ情報の内容及びユーザーごとに予め定められたデータ配信サービスをプッシュ型の配信形態で実現するプッシュ型サービス機能部と、収集したデータ情報を取得し、データ情報の内容及びユーザーごとに予め定められたデータ配信サービスを、プル型の配信形態で実現するプル型サービス機能部と、を備え、上記の2つのサービス機能部を相互に連携してサービスを提供することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
センサーネットワークを活用したネットワークサービスを実現する場合において、コンテキストを抽出する論理を活用して、当該コンテキストを処理することにより、ネットワークサービスを実現するメカニズムを持たせることができる。
プッシュ形式サービス処理において、センサー種別あるいはユーザー種別に応じてサービス処理ロジックを、随意に、追加、削除することができる。
以下、詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るセンサーネットワーク用統合処理システムの構成概略図である。本実施形態に係るセンサーネットワーク用統合処理システムは、センサーネットワーク100と、センサーデータ統合処理システム105と、を備える。センサーネットワーク100とセンサーデータ統合処理システム105は、インターネットなどの通信網110で接続されている。
実施形態1で説明したセンサーネットワーク100が複数エリア存在する場合、センサーデータ収集機能部106は、センサーデータ抽象化部104から送信されるデータ情報から複数拠点のセンサーネットワークの識別を行う。センサーネットワーク101の識別は、センサーデータ抽象化部104固有の情報である。例えば、GPS(Global Positioning System)、GIS(Geographic Information System)等の拠点毎の地理的情報である。
図3は、プッシュ型サービス機能部108の構成例である。プッシュ型サービス機能部108は、センサーデータ収集機能部106に接続され、プッシュ型ユーザーの登録端末との通信を実現する。プッシュ型サービス機能部108は、イベント変換論理部301、イベント配信論理部302、コンテキスト抽出論理部303、サービス処理論理部304、プッシュファシリティ305、プッシュデータベース306、管理制御部307、コンテキスト抽出論理部データベース308、サービス処理論理部データベース309、イベント変換対応テーブル320を備える。ここで、プッシュ型サービス機能部108は、サービス処理論理部304を複数備えていてもよい。
ステップS102では、ステップS101で受信したデータ情報からセンサー種別識別子を抽出する。例えば、データ情報のイベント内容にセンサー種別識別子が含まれている場合は、イベント内容からセンサー種別識別子を抽出する。
ステップS103では、イベント変換論理部301は、抽出したセンサー種別識別子をキーとして、イベント変換対応テーブル320を検索する。例えば、イベント変換対応テーブル320においてセンサー#0001が温度センサー、センサー#0002が照度センサーに割り当てられ、構成フォーマット及び生成情報などのセンサーの情報がそれぞれのセンサーに関連づけて記憶されている。
ステップS104では、イベント変換対応テーブル320に当該キーに対応する情報が存在するか否かを判定する。
ステップS106では、生成したセンサーイベントを、イベント配信論理部302に送信し、イベント変換論理部301の実施フローを終了する。
ステップS201では、イベント配信論理部302が、プッシュ型サービス機能部108内のイベント変換論理部301から送信されたセンサーイベントを受信した後、当該センサー種別を判別する。イベントタイプの判別方法として、センサーイベントに含まれるセンサー種別識別子を用いることが好ましいが、判別方法はこれに限定されるものではない。
ステップS202では、コンテキスト抽出論理部303が、当該センサー種別を判別後、当該センサー種別をキーとして、コンテキスト抽出論理部データベース308を検索する。
ステップS203では、イベント配信論理部302が、センサー種別を受信可能なコンテキスト抽出論理部303が存在するか否かを判定する。すなわち、コンテキスト抽出論理部303の処理タスク群の中に、配信先として決定した処理タスクが存在するか否かを判定する。
ステップS206では、イベント配信手順311を実行することにより、配信するコンテキスト抽出論理部303の処理タスク群310内の処理タスクを決定する。これにより、配信先を決定する。
ステップS207では、受信イベントを、当該処理タスクに配信する。これにより、配信先にセンサーイベントを配信する。
ステップS301では、処理タスク群310を構成する処理タスクは、イベント配信論理部302から配信されたセンサーイベントを受信する。センサーイベントのセンサー種別を判別する。
ステップS302では、処理タスクは、センサーイベントのセンサー種別を判別後、判別したセンサー種別に対応するコンテキスト検知手順を取得する。
ステップS303では、処理タスクは、当該コンテキスト検知手順を用いて分析処理を行う。ここで、処理タスクが、自身の状態を格納するローカル記憶領域を備える場合、分析処理のために当該処理タスクが備える当該ローカル記憶領域を用いることが好ましいが、これに限定されない。
ステップS304では、分析処理の結果からコンテキストを検知したか否かを判定する。分析処理の結果、分析対象において状態変化が確認された場合、当該処理タスクは、コンテキストを検知したとみなす。検知されるコンテキストには、コンテキスト種別と呼ばれる、コンテキストの種類を識別するための情報を持つ。
ステップS304において分析処理の結果からコンテキストを検知した場合、ステップS305では、当該コンテキストのコンテキスト種別をキーとして、当該コンテキストに対応するコンテキストイベント情報を、コンテキスト−イベント対応テーブル313から取得する。
ステップS306では、当該コンテキストイベント情報をもとにコンテキストイベント情報に対応するコンテキストイベントを生成する。
ステップS307では、生成したコンテキストイベントをイベント配信論理部302に送信する。コンテキストイベントは、図3に示すサービス処理論理部304がサービス処理を開始するために必要なイベントであり、検知されたコンテキストの情報を持つ。コンテキストイベントの記述例を図9に示す。
サービス処理手順群316は、サービス処理ルールを規定するプログラムの集合である。サービス処理手順は、例えば、処理タスク群314内の処理タスクが、受信したコンテキストイベントをどのようにサービス処理するかを規定する。このプログラムは、コンテキスト種別毎に定義することが好ましいが、定義方法はこれに限定されない。
ステップS401では、処理タスク群314を構成する処理タスクは、イベント配信論理部302から配信されたコンテキストイベントを受信する。
ステップS402では、処理タスクがコンテキストイベントのコンテキスト種別を判別後に、サービス処理手順群316の中から当該コンテキスト種別に対応するサービス処理手順を取得する。
ステップS403では、処理タスクは、当該サービス処理手順群316を実行してサービス処理を行う。
ステップS404は、プッシュファシリティ305を実行する。
ステップS501では、プッシュファシリティ305は、サービス処理論理部304の処理タスク群314の処理タスクから、サービス処理論理部識別子と、当該処理タスクの識別子と、サービス処理結果を受信する。
ステップS502では、サービス論理部識別子をキーとして、サービス処理論理部データベース309から、当該サービス処理論理部のプッシュ機能が有効か無効か判別する。ここで、プッシュ機能の有効・無効の設定は、管理者が任意に設定可能である。
ステップS502においてプッシュ機能が有効である場合、プッシュファシリティ305は、ステップS503において、処理タスクの識別子をキーとして、プッシュデータベース306から、プッシュ対象ユーザー情報を取得する。
ステップS503では、当該プッシュファシリティ305は、プッシュ機能が有効である場合、図13における当該処理タスクの識別子をキーとして、図3のプッシュデータベース306から、プッシュ対象ユーザー情報に対応する識別子(プッシュユーザーID)を取得する。図13に、プッシュデータベースの構成例を示す。プッシュ対象ユーザー情報には、プッシュ対象ユーザー名、サービス処理結果の配信手段(プッシュ手段等)、配信先アドレス(プッシュアドレス)等が含まれる。
ステップS504では、プッシュ対象ユーザーが存在するか否かを判定する。
ステップS504においてプッシュ対象ユーザーが存在する場合、ステップS505では、プッシュファシリティ305は、当該プッシュ対象ユーザー情報を用いて、プッシュ対象ユーザーに当該サービス処理の結果を配信する。
管理制御部307は、追加コマンドに含まれるサービス処理論理部の識別子をキーとして、サービス処理論理部データベース309を検索する。図15に、サービス処理論理部データベース309の構成例を示す。サービス処理論理部データベース309には、サービス処理論理部識別子とともに、稼働状況、受信可能イベントタイプ、プッシュ配信の有無、等のサービス処理論理部のメタ情報を格納するものである。識別子に対応する情報がサービス処理論理部データベース309に存在しない場合、管理制御部307は、追加コマンドで指定されるサービス処理論理部304が追加可能であると判断し、当該管理者xxxに対してその旨を応答する。
管理者xxxは、サービス処理論理部304が追加可能である旨の応答を受信後、サービス処理論理部304のコンポーネントを、当該管理制御部307に送信する。当該コンポーネントには、サービス処理論理部304の、イベント配信手順315と、サービス処理手順群316等が含まれる。
管理制御部307は、サービス処理論理部304のコンポーネントを受信後、当該コンポーネントを用いて、サービス処理論理部304をプッシュ型サービス機能部108内に追加し、その後、サービス処理論理部データベース309に、サービス処理論理部304の追加コマンドの情報を格納する。
(実施形態4)
図19は、プッシュ型サービス機能部108とプル型サービス機能部107との相互間における連携の実施例を示す。プッシュ型サービス機能部108は、図3で説明したプッシュ型サービス機能部108の構成に加えて、プッシュ配信に関する情報を格納するプッシュ履歴データベース501を備える。プッシュ履歴データベース501を備えることで、プッシュ型サービス機能部108とプル型サービス機能部107間の連携の綿密化を図ることができる。なお、本実施形態では、プッシュ型サービス機能部108の構成は、プッシュ履歴データベース501、コンテキスト抽出論理部303及びプッシュファシリティ305を除いては前述のとおりなので、記載を省略した。
ステップS601では、サービス処理論理部304のメタ情報を、サービス処理論理部データベース309から取得する。ステップS602では、プッシュ機能が有効か否かを判定する。
プル型ユーザーの端末zzzから、プッシュ履歴要求が送信される。プッシュ履歴DB501に格納された情報は、プッシュ履歴要求が発生する度毎に、プル型サービス機能部107内の送受信部403で要求を受け取り、当該プッシュ履歴要求を処理部402に転送する。
処理部402は、プッシュ履歴DB501にプッシュ履歴要求を送信し、要求されたプッシュ履歴情報(センサー種別識別子を含む)を取得する。
処理部402は、プッシュ履歴情報に含まれる、日時とセンサー種別識別子をキーとして、当該プッシュ履歴情報に対応するデータ情報をセンサーDB401に要求し、当該プッシュ履歴情報に対応するデータ情報を得る。
処理部402は、得られたプッシュ履歴情報及びデータ情報とを組み合わせ、統計、解析等の処理を行う。処理部402は、プル型ユーザzzzからの要求に応じて、プッシュ履歴と、センサー情報を組み合わせ、情報処理を行う。これにより、プッシュ履歴に基づいたデータ情報の処理結果を得ることができる。
送受信部403は、処理部402の処理結果を、プル型ユーザに対して配信する。本実施例により、プル型ユーザzzzからの要求においてもプッシュ履歴と、センサー情報を組み合わせ、情報処理を行った、プッシュ履歴に基づいたデータ情報を配信することが可能である。
101 センサーノード
102 通信ノード
103 受信インターフェース
104 ネットワーク抽象化機能部
105 センサーデータ統合処理システム
106 センサーデータ収集機能部
107 プル型サービス機能部
108 プッシュ型サービス機能部
110、111 通信網
301 イベント変換論理部
302 イベント配信論理部
303 コンテキスト抽出論理部
304 サービス処理論理部
305 プシュファシリティ
306 プッシュデータベース
307 管理制御部
308 コンテキスト抽出論理部データベース
309 サービス処理論理部データベース
310 処理タスク群
311 イベント配信手順
312 コンテキスト検知手順群
313 コンテキストイベント対応テーブル
314 処理タスク群
315 イベント配信手順
316 サービス処理手順群
320 イベント変換対応テーブル
401 センサーデータベース
402 処理機能部
403 送受信部
501 プッシュ履歴データベース
Claims (3)
- センサーの検出したデータ情報をアドホックネットワークを介して取得し、予め定められたデータ形式に変換して送信するネットワーク抽象化機能部と、
前記ネットワーク抽象化機能部の送信するデータ情報を収集するセンサーデータ収集機能部と、
前記センサーデータ収集機能部の収集したデータ情報を取得し、データ情報の内容及びユーザーごとに予め定められたデータ配信サービスを、プッシュ型の配信形態で配信するプッシュ型サービス機能部と、
前記センサーデータ収集機能部の収集したデータ情報を取得し、データ情報の内容及びユーザーごとに予め定められたデータ配信サービスを、プル型の配信形態で配信するプル型サービス機能部と、
を備えることを特徴とするセンサーネットワーク用統合処理システム。 - 前記プッシュ型サービス機能部は、
前記データ情報の内容の変化であるコンテキストを抽出するコンテキスト抽出論理部と、
前記コンテキスト抽出論理部の抽出するコンテキストの種別に対応するイベント処理を処理タスク単位で実行するサービス処理論理部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のセンサーネットワーク用統合処理システム。 - 前記プッシュ型サービス機能部は、さらに、前記コンテキスト抽出論理部及び前記サービス処理論理部を更新する管理制御部と、を備えることを特徴とする請求項2に記載のセンサーネットワーク用統合処理システム。
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