JP2009223769A - 電子メール削除装置、電子メール削除方法およびプログラム - Google Patents

電子メール削除装置、電子メール削除方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】削除対象の電子メールを迅速に削除することが可能な電子メール削除装置、電子メール削除方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】電子メール削除装置は、スプール手段と、電子メールを受信して前記スプール手段に保管する受信手段と、削除対象の電子メールを示したメール削除命令を受信して前記削除対象の電子メールを前記スプール手段から削除する削除手段と、前記削除手段の動作時間を前記受信手段の動作時間よりも長くする制御手段と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子メール削除装置、電子メール削除方法およびプログラムに関し、特には、インターネットや企業内のイントラネットにおいて利用されている電子メールを削除する電子メール削除装置、電子メール削除方法およびプログラムに関する。
電子メール利用時に、宛先メールアドレスが誤って入力/設定されてしまった場合は、本来送るべきでない宛先に電子メールが送信されてしまう。この誤送信により、秘匿すべきであった情報を受信者に知られてしまうという問題(情報の漏洩)が発生する。
電子メールの誤送信による情報の漏洩被害を防止するための技術が知られている。
具体的には、まず、ユーザが端末で電子メールを作成して送信する際に、本文の内容や宛先の確認を促すシステム(以下「従来技術1」と称する。)が実用化されている。
また、ユーザの端末から送信された電子メールをいったんスプールして、重要(機密)な情報が、そのスプールされた電子メールに含まれていないかを検査してから、その電子メールを外部のメールサーバに中継するシステム(以下「従来技術2」と称する。)も実用化されている。
また、ユーザの端末から送信された電子メールに添付されたファイルをパスワード/暗号化により保護するシステム(以下「従来技術3」と称する。)も実用化されている。
また、添付されたファイルを集中管理型のサーバで保管し、添付されたファイルを、Web経由で提供するシステム(以下「従来技術4」と称する。)も実用化されている。
また、ユーザが送信してしまった電子メールを削除するために、削除命令を備えた電子メールもしくは削除命令のコマンドを同一チャネル上で再送することにより、受信者側のメールサーバにスプールされた電子メールや受信者の端末に取り込まれた電子メールを削除する方式(以下「従来技術5」と称する。)が提案されている(特許文献1参照)。
図11は、従来技術1〜5を示した説明図である。なお、図11に示したシステムは、クライアント端末101、メールサーバ102、従来技術実施サーバ103、従来技術実施サーバ104、メールサーバ105、メールスプール106、メール受信サーバ107、および、クライアント端末108を含む。
特開2000−267954号公報
しかしながら、特許文献1に記載の削除方法は、削除命令の電子メールもしくは削除命令のコマンドが、電子メールと同一の通信チャネルで送信されるため、以下の課題があった。
削除命令の電子メール(コマンド)と通常の電子メール(削除命令を持たない電子メール)が、同じメールサーバプログラムで処理されるため、削除命令の電子メールが集中(輻輳)した場合に、通常の電子メールおよび削除命令の電子メールの配送が遅延してしまう。
削除命令の電子メールの到着が遅れることで、誤送信の電子メールが、削除命令に基づいて削除される前に、受信者の端末に取り込まれてしまう可能性が高い(図12参照)。
特許文献1には、受信者の端末に取り込まれた電子メールを削除するためのプログラム配布方法も記載されているが、受信者が一度読んだ電子メールの内容を忘れることは困難であることから、できるだけ受信者の端末に取り込まれる前に、誤送信の電子メールを削除すべきである。
本発明の目的は、メール削除命令を用いて電子メールの削除を実施する場合に、メール削除命令に従った電子メールの削除をできるだけ早く実施することを可能にする電子メール削除装置、電子メール削除方法およびプログラムを提供することである。
本発明の電子メール削除装置は、スプール手段と、電子メールを受信して前記スプール手段に保管する受信手段と、削除対象の電子メールを示したメール削除命令を受信して前記削除対象の電子メールを前記スプール手段から削除する削除手段と、前記削除手段の動作時間を前記受信手段の動作時間よりも長くする制御手段と、を含む。
本発明の電子メール削除方法は、スプール手段を含む電子メール削除装置での電子メール削除方法であって、電子メールを受信して前記スプール手段に保管する受信ステップと、削除対象の電子メールを示したメール削除命令を受信して前記削除対象の電子メールを前記スプール手段から削除する削除ステップと、前記削除ステップの動作時間を前記受信ステップの動作時間よりも長くする制御ステップと、を含む。
本発明によれば、削除対象の電子メールを迅速に削除することが可能になる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態である受信サーバを示したブロック図である。
図1において、受信サーバ1は、電子メール削除装置の一例である。
受信サーバ1は、インターネット2等の通信ネットワークを介して送信サーバ3と通信し、また、受信者側のクライアント端末(以下、単に「クライアント端末」と称する。)4とも通信する。
送信サーバ3は、メールサーバ(送信側SMTP:Simple Mail Transfer Protocol)31を含み、送信者側のクライアント端末(以下、単に「クライアント端末」と称する。)5と通信する。
クライアント端末5は、電子メールを作成するアプリケーション(メーラー)やWebブラウザを備える。
クライアント端末5は、ユーザの入力に基づいて、電子メールを作成し、その電子メールに、ユーザにて指定された宛先を設定し、宛先が設定された電子メールを送信する。
本実施形態では、この電子メールには、クライアント端末4に設定されているクライアント端末4のユーザの電子メールアドレスが、宛先として設定されるものとする。この電子メールは、受信サーバ1で受信され、受信サーバ1内のメールスプール13に保管され、その後、クライアント端末4からのメール受信要求に応じて、メール受信サーバ14を介して、クライアント端末4に提供される。
また、クライアント端末5は、ユーザにて指定された電子メール(削除対象の電子メール)を示したメール削除命令を、ユーザの入力に基づいて作成し、そのメール削除命令を、削除対象の電子メールの保管先(本実施形態では、受信サーバ1)に送信する。
メールサーバ31は、クライアント端末5から電子メールを受信し、指定された宛先に配送する。
なお、送信者側設備において、メールサーバ31が多段に構成される場合がある。
受信サーバ1は、通信インタフェース部11と、メールサーバ(受信側SMTP)12と、メールスプール13と、メール受信サーバ14と、メール削除サーバ15と、プロセススケジューラ16と、を含む。
受信サーバ1は、例えば、CPU、メモリおよび入出力装置を含むコンピュータである。コンピュータである受信サーバ1は、ハードディスクまたはメモリに記録されたプログラムに従って動作する。ハードディスクまたはメモリは、一般的に、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体と呼ぶことができる。
コンピュータである受信サーバ1は、プログラムを記録媒体から読み取り実行することによって、通信インタフェース部11、メールサーバ(受信側SMTP)12、メールスプール13、メール受信サーバ14、メール削除サーバ15、および、プロセススケジューラ16として機能する。
なお、本実施形態では、受信サーバ1をメールサーバ(受信側SMTP)12として機能させるプログラムと、受信サーバ1をメール削除サーバ15として機能させるプログラムと、受信サーバ1を通信インタフェース11として機能させるプログラムと、受信サーバ1をメール受信サーバ14として機能させるプログラムは、別々である。
通信インタフェース部11は、受信サーバ1内部のプログラム間の通信および受信サーバ1内部のプログラムと受信サーバ1の外部機器との通信接続処理を行う機能を有し、インターネット上で通信可能な種々のプロトコルを処理することができる。
例えば、通信インタフェース部11は、予め定められた宛先への電子メールを受け付けた場合、その電子メールを、メールサーバ12に渡す。なお、本実施形態では、クライアント端末4に設定されているクライアント端末4のユーザの電子メールアドレスが、予め定められた宛先として用いられる。
また、通信インタフェース部11は、メール削除命令を受け付けた場合、そのメール削除命令を、メール削除サーバ15に渡す。なお、以下では、メール削除命令は、クライアント端末5から送信されたものとする。
メールサーバ12は、受信手段の一例である。メールサーバ12は、予め定められた宛先(本実施形態では、クライアント端末4のユーザの電子メールアドレス)への電子メールを、SMTPに基づいて受信し、その受信された電子メールを、予め決められたメールスプール13に保管する。なお、メールサーバ12は、通信インタフェース部11を介して、電子メールをメールスプール13に保管してもよい。
メールスプール13は、スプール手段の一例である。メールスプール13は、メールサーバ12から届けられた電子メールを保管する。
メール受信サーバ(POP/IMAP)14は、クライアント端末4からのメール受信要求に応じて、メールスプール13から、クライアント端末4のユーザの電子メールアドレス宛ての電子メールを取り出し、その電子メールをクライアント端末4に提供する。このため、クライアント端末4は、自端末に宛先が設定された電子メールを受信する。
メール受信サーバ14は、POP/IMAPと異なるプログラムに基づいて動作してもよい。
なお、メール受信サーバ(POP/IMAP)14は、通信インタフェース部11を介して、上記のようにクライアント端末4と通信する。
メール削除サーバ15は、削除手段の一例である。メール削除サーバ15は、クライアント端末5からのメール削除命令を受信して、メール削除命令に示された削除対象の電子メールをメールスプール13から削除する。
プロセススケジューラ16は、制御手段の一例である。プロセススケジューラ16は、メール削除サーバ15の動作を、メールサーバ12の動作よりも優先する。例えば、プロセススケジューラ16は、メール削除サーバ15の動作時間を、メールサーバ12の動作時間よりも長くすることによって、メール削除サーバ15の動作をメールサーバ12の動作よりも優先する。
図2は、受信サーバ1の一例、特には、メール削除サーバ15の一例を示したブロック図である。なお、図2において、図1に示したものと同一構成のものには同一符号を付してある。
図2に示した構成例では、通信インタフェース部11、メールサーバ(受信側SMTP)12、メールスプール13、メール受信サーバ(POP/IMAP)14、メール削除サーバ15、および、プロセススケジューラ16が、同一の装置(ハードウェア、OS)上で動作する例を想定している。
実際の運用環境においては、メールサーバ(受信側SMTP)12が異なる装置において多段階に構成されていたり、メール受信サーバ(POP/IMAP)14が異なる装置に配置されている場合があるが、その場合の構成例は後述する。
図2において、通信インタフェース部11は、受信したデータ(IPパケット)のヘッダ情報に含まれるプロトコル番号とポート番号を識別して、メール削除サーバ15、メールサーバ(受信側SMTP)12、および、メール受信サーバ(POP/IMAP)14のいずれかに、受信したデータを転送する。
プロセススケジューラ16は、受信サーバ1内部で実行される複数のプロセス(例えば、メールサーバ12が実行するプロセス、メール受信サーバ14が実行するプロセス、および、メール削除サーバ15が実行するプロセス)のうち、どのプロセスが実行されるかを、予め設定されている優先度に基づいて判断し、それらのプロセスの実行時間を制御する。
例えば、受信サーバ1内部で実行される複数のプロセスが、受信サーバ1内の1つのCPUによって1つずつ実行される場合、プロセススケジューラ16は、各プロセスについてCPU使用時間の割り当てを行う。
本実施形態では、プロセススケジューラ16は、メール削除サーバ15の動作がメールサーバ12の動作よりも優先するように、各プロセスについてCPU使用時間の割り当てを行う。
例えば、プロセススケジューラ16は、メール削除サーバ15の動作時間がメールサーバ12の動作時間よりも長くなるように、各プロセスについてCPU使用時間の割り当てを行う。
メール削除サーバ15は、削除命令受付部15aと、削除命令検査部15bと、削除実行部15cと、結果記録部15dと、削除ログ格納部15eと、を含む。削除命令受付部15aと、削除命令検査部15bと、削除実行部15cと、結果記録部15dは、機能部の一例である。
削除命令受付部15aは、通信インタフェース部11を経由して、ユーザ(具体的には、クライアント端末5)からのメール削除命令を受け付ける。削除命令受付部15aは、メール削除命令を受け付けると、そのメール削除命令を、削除命令検査部15bに送信する。
削除命令検査部15bは、削除命令受付部15aが受信したメール削除命令にて示された削除対象の電子メールを、メールスプール13内の電子メールの中から一意に特定する。
削除命令検査部15bは、削除対象の電子メールを一意に特定できた場合は、削除実行部15cにメール削除命令を送信して、削除対象の電子メールの削除を依頼する。
一方、メール削除命令が不適切なものであった場合(例えば、メール削除命令が所定の形式を満たしていない等)、削除命令検査部15bは、結果記録部15dに、削除不可であることを示すメッセージを送信する。
削除実行部15cは、削除命令検査部15bより送信されたメール削除命令に示された削除対象の電子メールを、メールスプール13から削除する。削除実行部15cは、削除実施の成否を示すメッセージを、結果記録部15dに送信する。
結果記録部15dは、削除命令受付部15a、削除命令検査部15b、および、削除実行部15cのそれぞれから受信した内容(メッセージ)を、削除ログとして、削除ログ格納部15eに記録する。
図3は、削除命令受付部15aの一例を示したブロック図である。図3において、削除命令受付部15aは、ユーザ向けインタフェース15a1と、命令転送処理部15a2とを含む。
ユーザ向けインタフェース15a1は、例えば、メール削除命令の作成を促す作成メッセージを作成し、その作成メッセージをユーザ(具体的には、クライアント端末5)に送信する。
ユーザ向けインタフェース15a1は、作成メッセージに基づいて作成されたメール削除命令を、クライアント端末5から受信する。
なお、ユーザ向けインタフェース15a1とクライアント端末5との間でやり取りされるプロトコルは、インターネット上で通信可能なプロトコルであれば、HTTP/HTTPSなどどのようなものでもよい。
命令転送処理部15a2は、ユーザ向けインタフェース15a1が受信したメール削除命令を、削除命令検査部15bに送信する。
図4は、削除命令検査部15bの一例を示したブロック図である。図4において、削除命令検査部15bは、形式確認部15b1と、メール抽出部15b2とを含む。
形式確認部15b1は、削除命令受付部15aから受信したメール削除命令(各項目のデータ)について、RFC(Request For Comment)等の標準で規定されている形式に従っているか、情報の過不足がないか、不正なパラメータなどが混入されていないかの検査を実施する。
メール抽出部15b2は、形式確認部15b1で、標準で規定されている形式に従っていることが確認されたメール削除命令に基づいて、メールスプール13内の電子メールから、削除対象の電子メールを一意に特定する。
メール抽出部15b2は、削除対象の電子メールを一意に特定すると、メール削除命令を削除実行部15cに送信する。
図5は、削除実行部15cの一例を示したブロック図である。
図5において、削除実行部15cは、削除命令検査部15bからのメール削除命令に従い、メールスプール13から、削除対象の電子メールを削除する。
図6は、結果記録部15dの一例を示したブロック図である。図6において、結果記録部15dは、ポリシー判定部15d1と、記録部15d2とを含む。
ポリシー判定部15d1は、各機能部から受信したメッセージ種別に基づいて、それらのメッセージを、ログとして記録するか、および、どのような詳細度合いのログを残すかを判断する。
記録部15d2は、ポリシー判定部15d1の判定結果に従って、各機能部から受信したメッセージを削除ログ格納部15eに記録する。
次に、図1および図2を参照して動作を説明する。
プロセススケジューラ16は、メール削除サーバ15の動作時間がメールサーバ12の動作時間よりも長くなるように、CPU使用時間の割り当てを行う。
よって、メールサーバ12は、プロセススケジューラ16によってメールサーバ12用に割り当てられた時間だけ動作する。また、メール削除サーバ15は、プロセススケジューラ16によってメール削除サーバ15用に割り当てられた時間だけ動作する。
このため、メールサーバ12は、メールサーバ12用に割り当てられた時間では、クライアント端末4のユーザの電子メールアドレスを宛先とする電子メールを受信して、その電子メールをメールスプール13に保管する。
また、メール削除サーバ15は、メール削除サーバ15用に割り当てられた時間では、メール削除命令を受信して、そのメール削除命令に示された削除対象の電子メールを、メールスプール13から削除する。
プロセススケジューラ16は、メール削除サーバ15の動作時間がメールサーバ12の動作時間よりも長くなるように、CPU使用時間を割り当てているので、メール削除サーバ15の動作は、メールサーバ12の動作よりも優先する。
よって、メール削除命令が、通常の電子メール(メール削除命令を有さない電子メール)よりも優先して処理される。このため、メール削除命令を迅速に処理することが可能になり、メール削除命令に従った電子メールの削除をできるだけ早く実施することが可能になる。
次に、メール削除サーバ15の動作を、図2〜図6を参照して説明する。なお、以下の示す動作は、メール削除サーバ15用に割り当てられた時間において実行される。
クライアント端末5のユーザが、クライアント端末4宛て(クライアント端末4のユーザの電子メールアドレス宛て)に誤って送信してしまった電子メールを削除するために、クライアント端末5を操作して受信サーバ1にアクセスする。
受信サーバ1内のユーザ向けインタフェース15a1は、クライアント端末5からアクセスされると、メール削除命令の作成を促す作成メッセージを作成し、その作成メッセージをクライアント端末5に提供する。
例えば、作成メッセージは、削除対象のメールを一意に識別するための識別情報の作成を促すメッセージである。
識別情報は、例えば、削除対象のメールの送信者アドレス、削除対象のメールの宛先アドレス、削除対象のメールのヘッダに記録されるメッセージID、削除対象のメールの本文から算出した電子署名の組み合わせである。なお、識別情報は、上記に限らず、例えば、上記以外の情報を含んでもよい。
クライアント端末5は、ユーザ向けインタフェース15a1から、作成メッセージを受信すると、その作成メッセージを表示する。
クライアント端末5のユーザは、作成メッセージに従って、削除対象のメールを一意に識別するための識別情報をクライアント端末5に入力する。
クライアント端末5は、ユーザから識別情報を受け付けると、その識別情報を含むメール削除命令を作成し、そのメール削除命令を、受信サーバ1に送信する。
受信サーバ1内のユーザ向けインタフェース15a1は、メール削除命令を受信すると、そのメール削除命令を、命令転送処理部15a2に渡す。
命令転送処理部15a2は、メール削除命令を受け付けると、そのメール削除命令を削除命令検査部15bに送信する。
削除命令検査部15b内の形式確認部15b1は、メール削除命令を受け付けると、そのメール削除命令について、RFC等の標準で規定されている形式に従っているか、情報の過不足がないか、不正なパラメータなどが混入されていないかの検査を実施する。
形式確認部15b1は、メール削除命令の形式に問題がなければ、そのメール削除命令を、メール抽出部15b2に渡す。
一方、メール削除命令の形式にエラーが発見された場合には、形式確認部15b1は、結果記録部15dへ、エラーメッセージを送信する。
メール抽出部15b2は、メール削除命令を受け付けると、メール削除命令内の識別情報にて一意に特定される削除対象の電子メールを、メールスプール13内の電子メールの中から特定する。
メール抽出部15b2は、メールスプール13内の電子メールの中から、削除対象の電子メールを一意に特定できた場合、削除実行部15cに、メール削除命令を送信する。
一方、メール抽出部15b2は、削除対象の電子メールを、メールスプール13内の電子メールの中から一意に特定できない場合(例えば、削除対象の電子メールが、メールスプール13内に複数ある場合、または、削除対象の電子メールが、メールスプール13内にない場合(送信済み、未受信))、結果記録部15dに、エラーメッセージを送信する。
削除実行部15cは、メール削除命令内の識別情報にて特定される削除対象の電子メールを、メールスプール13から削除する。
削除実行部15cは、削除対象の電子メールを削除した場合、結果記録部15dへ、削除成功メッセージを送信する。
一方、削除実行部15cは、何らかの理由で、削除対象の電子メールを削除できなかった場合、結果記録部15dへ、削除失敗メッセージを送信する。
結果記録部15d内のポリシー判定部15d1は、各機能部から受信したメッセージ種別に基づいて、それらのメッセージを、ログとして記録するか、および、どのような詳細度合いのログを残すか(記録レベル)を判断する。
ポリシー判定部15d1は、ログとして残すメッセージについては、記録部15d2に、記録レベルとメッセージを通知する。
ポリシー判定部15d1は、ログとして残さないメッセージについては、そのメッセージを廃棄する。
記録部15d2は、ポリシー判定部15d1の判定結果に従って、各機能部から受信したメッセージを削除ログ格納部15eに記録する。
本実施形態によれば、プロセススケジューラ16は、メール削除サーバ15の動作を、メールサーバ12の動作よりも優先する。
よって、メール削除命令が、通常の電子メールよりも優先して処理される。このため、メール削除命令を迅速に処理することが可能になり、メール削除命令に従った電子メールの削除をできるだけ早く実施することが可能になる。したがって、例えば、誤送信された電子メールを、迅速に削除することが可能になり、誤送信された電子メールの削除漏れを少なくすることが可能になる。
なお、本実施形態では、プロセススケジューラ16は、メール削除サーバ15の動作時間を、メールサーバ12の動作時間よりも長くすることによって、メール削除サーバ15の動作をメールサーバ12の動作よりも優先する。
この場合、プロセススケジューラ16は、メール削除サーバ15とメールサーバ12の両方の動作時間を制御することによって、メール削除命令の処理を、通常の電子メールの処理よりも優先することができる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態の受信サーバシステムを示したブロック図である。図7において、図1に示したものと同一構成のものには同一符号を付してある。
本実施形態では、受信者側設備において、通信インタフェース部と、メールサーバ(受信側SMTP)と、メールスプールと、メール受信サーバ(POP/IMAP)と、メール削除サーバと、プロセススケジューラは、2つの装置(受信サーバ1Aと受信サーバ1B)に配備されており、電子メールが多段階にリレーされる。
図7において、受信サーバ1Aは、通信インタフェース部11Aと、メールサーバ(受信側SMTP)12と、メールスプール13と、メール受信サーバ(POP/IMAP)14と、メール削除サーバ15Aと、プロセススケジューラ16とを含む。
また、受信サーバ1Bは、通信インタフェース部11Bと、メールサーバ(受信側SMTP)12と、メールスプール13と、メール受信サーバ(POP/IMAP)14と、メール削除サーバ15Bと、プロセススケジューラ16とを含む。
通信インタフェース部11Aは、インターネット2と受信サーバ1B(具体的には、通信インタフェース部11B)とを接続する。
図8は、メール削除サーバ15Aとメール削除サーバ15Bの一例を示したブロック図である。図8において、図2または図7に示したものと同一構成のものには同一符号を付してある。
なお、図7および図8では、受信サーバが2段階である場合で説明するが、受信サーバが3段以上あり、メール受信サーバ(POP/IMAP)が異なる装置に配置されている場合も同じ動作を実施する。
図8において、メール削除サーバ15Aは、図2に示したメール削除サーバ15と比較して、削除命令検査部15bの代わりに削除命令検査部15bAを含む点で異なる。
メール削除サーバ15Bは、図2に示したメール削除サーバ15と比較して、削除命令受付部15aの代わりに削除命令受付部15aBを含み、削除命令検査部15bの代わりに削除命令検査部15bBを含む点で異なる。
以下、図2に示したメール削除サーバ15と異なる点を中心に、受信サーバ1Aおよび受信サーバ1Bについて説明する。
受信サーバ1Aについては、削除命令検査部15bAは、削除命令検査部15bが有する機能に加えて、削除命令受付部15aより送信された受信サーバ1B宛てのメール削除命令を、受信サーバ1Bの削除命令受付部15aBに転送する。
なお、転送先サーバのアドレスは、受信者側設備の運用者が、メールサーバ(受信側SMTP)に予め設定しておく。
そのため、削除命令検査部15bAなどでは、メール削除命令に記載されたメッセージIDや宛先メールアドレスから、どのサーバに対象の電子メールが転送される設定になっているかをメールサーバ(受信側SMTP)12の設定から調べるとともに、メールサーバ(受信側SMTP)12のログから既に転送がされているかまだ転送がされていないかを調べる。これにより、例えば、メール削除命令の宛先が受信サーバ1Bであるか否かが判定される。
受信サーバ1Bについては、削除命令受付部15aBは、受信サーバ1Aの削除命令検査部15bAから転送されたメール削除命令を受け付ける。
削除命令受付部15aBは、削除命令検査部15bAからのメール削除命令を、削除命令検査部15bBに転送する。
削除命令検査部15bBは、削除命令受付部15aBより送信されたメール削除命令に基づいて、削除対象のメールを一意に特定する。
なお、さらに複数段で電子メールおよびメール削除命令がやり取りされる場合は、削除命令検査部15bBは、削除命令検査部15bAと同じようにメール削除命令をさらに転送する。
図9は、削除命令検査部15bAの一例を示したブロック図である。
図9において、削除命令検査部15bAは、形式確認部15b1と、メール抽出部15bA1とを含む。
メール抽出部15bA1は、メール抽出部15b2が有する機能に加えて、以下の処理を行う。
メール抽出部15bA1は、形式確認部15b1で、標準で規定されている形式に従っていることが確認されたメール削除命令について、メール抽出先(宛先)として外部サーバ(メール抽出部15bA1を有する受信サーバと異なるサーバ)が指定されていた場合には、そのメール削除命令を、外部サーバへ転送する。
なお、メール抽出部15bA1は、メール削除命令に記載されたメッセージIDや宛先メールアドレスから、どのサーバに対象の電子メールが転送される設定になっているかをメールサーバ(受信側SMTP)12の設定から調べるとともに、メールサーバ(受信側SMTP)12のログから既に転送がされているかまだ転送がされていないかを調べる。これにより、メール抽出先(宛先)としての外部サーバが特定される。
メール抽出部15bA1は、メール削除命令を外部サーバへ転送した場合、メール削除命令を転送したことを示すメッセージを、同一サーバ内の結果記録部へ送信する。
なお、受信サーバ1B内の削除命令検査部15bBも、削除命令検査部15bAと同一構成である。
図10は、削除命令受付部15aBの一例を示したブロック図である。
図10において、削除命令受付部15aBは、ユーザ向けインタフェース15aB1と、命令転送処理部15a2とを含む。
ユーザ向けインタフェース15aB1は、外部のメール削除サーバから転送されたメール削除命令を、命令転送処理部15a2に送信する。
命令転送処理部15a2は、メール削除命令を、同一サーバ内の削除命令検査部に送信する。
本実施形態によれば、受信サーバが複数階であっても、各受信サーバで、メール削除命令が、通常の電子メール(メール削除命令を有さない電子メール)よりも優先して処理される。このため、メール削除命令を迅速に処理することが可能になり、メール削除命令に従った電子メールの削除をできるだけ早く実施することが可能になる。
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
本発明の第1の実施形態である受信サーバを示したブロック図である。 受信サーバ1の一例を示したブロック図である。 削除命令受付部15aの一例を示したブロック図である。 削除命令検査部15bの一例を示したブロック図である。 削除実行部15cの一例を示したブロック図である。 結果記録部15dの一例を示したブロック図である。 本発明の第2の実施形態の受信サーバシステムを示したブロック図である。 メール削除サーバ15Aとメール削除サーバ15Bの一例を示したブロック図である。 削除命令検査部15bAの一例を示したブロック図である。 削除命令受付部15aBの一例を示したブロック図である。 従来技術1〜5を示した説明図である。 従来技術の課題を説明するための説明図である。
符号の説明
1、1A、1B 受信サーバ
11、11A、11B 通信インタフェース部
12 メールサーバ
13 メールスプール
14 メール受信サーバ
15、15A、15B メール削除サーバ
15a、15aB 削除命令受付部
15a1、15aB1 ユーザ向けインタフェース
15a2 命令転送処理部
15b、15bA、15bB 削除命令検査部
15b1 形式確認部
15b2、15bA1 メール抽出部
15c 削除実行部
15d 結果記録部
15d1 ポリシー判定部
15d2 記録部
15e 削除ログ格納部
16 プロセススケジューラ
2 インターネット
3 送信サーバ
31 メールサーバ
4、5、6 クライアント端末

Claims (3)

  1. スプール手段と、
    電子メールを受信して前記スプール手段に保管する受信手段と、
    削除対象の電子メールを示したメール削除命令を受信して前記削除対象の電子メールを前記スプール手段から削除する削除手段と、
    前記削除手段の動作時間を前記受信手段の動作時間よりも長くする制御手段と、を含む電子メール削除装置。
  2. スプール手段を含む電子メール削除装置での電子メール削除方法であって、
    電子メールを受信して前記スプール手段に保管する受信ステップと、
    削除対象の電子メールを示したメール削除命令を受信して前記削除対象の電子メールを前記スプール手段から削除する削除ステップと、
    前記削除ステップの動作時間を前記受信ステップの動作時間よりも長くする制御ステップと、を含む電子メール削除方法。
  3. 請求項1に記載の電子メール削除装置をコンピュータで実現するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記電子メール削除装置が有する全手段として機能させるプログラム。
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