JP2009218813A - 通信システムおよび基地局 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送路品質が良好でない複数の端末に対して制御チャネルを同時に送信可能な通信システムを得ること。
【解決手段】本発明は、基地局および端末により構成され、基地局は、システムに割り当てられた帯域内の、時間および周波数で特定される単位領域、または単位領域を複数集約して生成される拡張領域、を使用して配下の端末へ制御チャネルを送信する通信システムであって、基地局が実行する処理として、所定数の単位領域および拡張領域からなり、その構成が互いに異なる複数のグループ、の中から各端末に対する制御チャネル送信で使用するグループを個別に選択する選択ステップと、選択ステップにおける選択結果を各端末へ通知する結果通知ステップと、を含み、各グループの構成を、規定数以上の単位領域を集約して生成される拡張領域が複数のグループに属する構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、少なくとも1つの基地局とそれがカバーするサービスエリアに属する1つ以上の端末から構成され、基地局は、複数存在する通信チャネルのスケジューリング情報(各端末への通信チャネル割り当て結果)を別途制御チャネルにて端末に通知する通信システムに関する。
現在、標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、新たな無線方式を採用した無線ネットワークの規格化作業がLTE(Long Term Evolution)の名の下で行われている。この無線方式では、下り回線(基地局→端末の方向)にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)を採用し、ある周波数帯域幅に複数の通信チャネルおよび制御チャネルを定義する。その様子を図8に示す。無線チャネルを端末に割当てる動作、いわゆるスケジューリングは14OFDMシンボルから成るサブフレームの単位で行われ、その単位の中で先頭の3つのOFDMシンボルまでを制御信号領域として使用することができ、残りのOFDMシンボルをデータ信号領域として使用することができる。
上記3OFDMシンボルは常に制御信号領域としての使用に限られているわけではない。すなわち、1OFDMシンボルのみ、あるいは2OFDMシンボルのみを制御信号領域として使用することも認められており、その場合には残りの13、あるいは12OFDMシンボルをデータ信号領域として使用することができる。
なお、図8中でR1〜R4と記入している変調シンボル(1サブキャリアと1OFDMシンボルで構成)は規定のビットパターン、いわゆるパイロット信号が入る場所である。LTEにおいてはこれを“Reference Signal”と呼んでいる。このReference Signalは規定信号パターンであり、受信した時のその信号変化によって伝送路状態の推定が可能となり、最終的に制御信号やデータ信号の復調動作に利用するものである。よって、この変調シンボルがパイロット信号の送信に使用される場合、この変調シンボルを制御信号やデータ信号の伝送に使用することはできない。R1〜R4の数字部分は基地局が有する複数の送信アンテナの番号と1対1にマッピングがされており、R1〜R4はそれぞれ異なる4本のアンテナから送信されるReference Signalである。送信アンテナ数が4未満であるケースも存在し、その場合には、存在しないアンテナに対応するRn(n=2,3,4)の箇所はReference Signalを送信することはなく、データ信号や制御信号を送信することができる。
ここで、上記で述べた制御信号の内容には、下り回線のデータ信号領域(図8参照)のどの部分を対象端末へ割当てているか、あるいは上り回線(端末→基地局の方向)のデータ信号領域(図示なし)のどの部分を対象端末に割当てているか、の情報が記されている。よって、各端末は自身への割当てがなされているか、なされているならばデータ信号領域のどの部分が割当てられたか、を知るために制御信号領域を周期的にモニタしなければならない。また、制御信号領域には同時に複数の端末向けの制御信号が載るため、端末は複数の制御チャネルを受信し、その中から自身宛の制御信号を検出する動作が必要である。各端末には受信すべき複数の制御チャネル(制御チャネルの候補)があらかじめネットワーク側から通知される(その候補は端末毎に異なる可能性がある)。なお、これまで述べてきた制御信号は物理レイヤにおけるものであるが、ネットワーク側からの制御チャネル候補の通知については物理レイヤよりも高いレイヤ(Higher Layer)での制御信号シグナリングプロトコルを用いる。
図9は制御チャネル候補の定義を示したものである。LTEでは“Control Channel Element“と呼ぶ(以下CCEとする)単位が定義されており、この単位を一つあるいは二つ以上を組み合わせて1つの制御チャネルを構成する。図9の例では、ある端末が受信すべき制御チャネル候補の数を11としている。これらのうち候補1〜6は1つのCCEで制御チャネルを構成し、候補7〜9は2つのCCE、また候補10〜11は3つのCCEでそれぞれ制御チャネルを構成している。端末は、ネットワーク側から指定された複数の制御チャネル候補をモニタする。これ以降、これら、端末がモニタしなければならない複数の制御チャネル(モニタを行うようにネットワーク側から指定された複数の制御チャネル候補からなるグループ)を“制御チャネル候補セット”と呼ぶことにする。なお、図9では、1つの制御チャネル候補セットに11の制御チャネル候補が含まれる場合の例を示しているが、1つの制御チャネル候補セットに含める制御チャネル候補の数は、3GPPのLTEの規格化作業では、まだ決定していない。
つぎに、LTEにおいて基地局が端末に制御信号を送る場合の動作について説明する。基地局が端末に制御信号を送る場合、制御信号のエラーチェック用のCRCビットにさらに端末IDを掛け合わせ、制御チャネル候補セットの中のいずれかの制御チャネルに符号化した制御信号を載せる。端末はネットワークから通知された制御チャネル候補セット全てについて復号を行い、最後に自局の端末IDを使ってCRCチェックを行い、誤りなしと判断された唯一の制御チャネルを自局宛制御チャネルとして取得する。基地局が制御信号を載せる制御チャネルを選択する基準としては、主に無線伝送路の品質がある。例えば対象端末が基地局から遠い場所に位置する場合には伝送路品質が悪く、伝送誤りが発生しやすい。そのため、このような場合には誤りを防ぐための強固な誤り訂正符号を用いる。逆に対象端末が基地局から近い場所に位置する場合には伝送路品質が良く、伝送誤りが発生しにくいため、強固な誤り訂正符号を用いる必要がない。通常、誤り訂正符号の強度を変える場合には誤り訂正符号化により発生する冗長度の許容ビット数を変化させる。すなわち、強度を強くする場合には冗長ビットが多く必要となるので、冗長ビットが増加するにつれ符号化後の制御信号ビットが1CCEに収まりきらなくなり、2CCE、3CCEと複数CCEが必要になる。言い換えると、無線伝送路品質が悪ければ悪いほど、必要CCE数は多くなる。
図10は、制御チャネル候補セットの定義例を示した図である。現在3GPPでは制御チャネル候補セットの定義を決定していないが、図10に示した構成の制御チャネル候補セットが下記非特許文献1にて提案されている。図10に示したように、下記非特許文献1にて提案された案では、1CCEで制御チャネルを構成する場合の候補としてCCE0〜CCE7を決定し、複数CCEからなる制御チャネルを構成する場合には、CCE0〜CCE7から構成可能なものだけを制御チャネル候補セットに含めている。なお、複数CCEをまとめて一つの制御チャネルを構成することをここでは“アグリゲーション”と呼ぶことにする。現段階の3GPPによる議論ではアグリゲーション数として、2、4および8を定義することが有力であるが、これもまだ最終決定には至っていない。
上述したように、3GPPのLTEの規格化作業では、制御チャネル候補セット、アグリゲーション数など、LTEを適用して通信システム(無線ネットワーク)を構築するために必要な情報が未だ決定されていない。そのため、制御チャネル候補セットとして、上記非特許文献1に示された構成(図10参照)が採用される可能性も低くはない。しかしながら、上記非特許文献1に記載の技術を適用した場合には、以下のような問題の発生が予測される。
たとえば、上記非特許文献1に示された構成を採用した通信システムにおいて制御チャネル候補セット数よりも多くの端末が存在する場合、以下に示すような問題が発生しうる。図11は、この問題点を説明するための図であり、制御チャネル候補セットの端末毎への割り当ての様子を示している。具体的には、システム上に4つの制御チャネル候補セットS0〜S3が存在し、それぞれを各端末に割り当てる場合の例を示している。すなわち、この例では、端末0から端末3を、それぞれ異なる制御チャネル候補セット(セットS0〜S3)に割り当て、さらに、端末4をセットS0に割り当てている。ここで問題が発生する。図11に示した例では各制御チャネル候補セットは8アグリゲーションの制御チャネル(8つのCCEをアグリゲーションして得られる制御チャネル)を一つだけ含んでいる。そのため、仮に、端末0と端末4がいずれも基地局から遠い場所に存在し、制御チャネルとして8アグリゲーションを必要とする場合には、この2つの端末に同時に制御信号を送ることができない、という問題があった。
また、従来は、端末それぞれが持つ伝送路品質を考慮していなかった。たとえば、図10のような制御チャネル候補セットの定義では、端末それぞれが持つ伝送路品質に関係なく、CCEアグリゲーションのないもの、CCEをアグリゲーションしたもの、さらにそれぞれのアグリゲーションレベルの全てを含んでいる。この場合、基地局から遠い端末は常にアグリゲーションされた制御チャネルで制御信号が送られてくる状況であっても、本例のような制御チャネル候補セットの定義によれば、使われることのない制御チャネル候補(アグリゲーションのないもの、アグリゲーション数が少ないもの)についても復号動作を行ってしまい、無駄な処理時間を要し、消費電力までも高くなってしまう、という問題があった。
さらに、別の問題も存在する。図12−1〜図12−3を参照しながらこの問題を説明する。これらの図は制御信号領域の変化に伴う制御チャネル候補セット定義の様子を表している。上述したように、LTEのシステムでは制御信号領域が1OFDMシンボルから3OFDMシンボルまで変化する。これは、制御信号領域に定義できるCCEの数が変化することを意味し、これに伴って制御チャネル候補セットの定義も変化することになる。図12−1〜図12−3の例では制御信号領域が3OFDMシンボルと多い場合にはCCE数が多く定義でき、制御チャネル候補セット数も4つ定義できている(図12−1の場合に相当)。一方で、制御信号領域が1OFDMシンボルと少ない場合には定義できるCCE数が少なく、制御チャネル候補セット数も1つのみ定義される(図12−3の場合に相当)。このような制御信号領域が可変の場合、従来は、ネットワーク側から端末に対して、制御信号領域の各OFDMシンボル数のケースについて、個別に制御チャネル候補セットを通知しなければならず、高レイヤ(物理レイヤよりも高いレイヤ)での制御信号シグナリング量が増えてしまう、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の端末に対してアグリゲーション数が多い制御チャネル、すなわち、冗長ビットを多く含んだ制御情報を同時に送信可能な通信システムおよび基地局を得ることを目的とする。
また、伝送路品質を考慮し、効率的な制御チャネル送受信動作を行う通信システムおよび基地局を得ることを目的とする。
また、制御情報送受信時のシグナリング量を低減する通信システムおよび基地局を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、基地局および端末により構成され、当該基地局は、システムに割り当てられた帯域内の、時間および周波数で特定される単位領域、または当該単位領域を複数集約して生成される拡張領域、を使用して配下の端末へ制御チャネルを送信する通信システムであって、前記基地局が実行する処理として、所定数の単位領域および拡張領域からなり、その構成が互いに異なる複数のグループ、の中から前記各端末に対する制御チャネル送信で使用するグループを個別に選択する選択ステップと、前記選択ステップにおける選択結果を前記各端末へ通知する結果通知ステップと、を含み、前記各グループの構成を、規定数以上の単位領域を集約して生成される拡張領域が複数のグループに属する構成とすることを特徴とする。
この発明によれば、基地局において制御チャネル選択のフレキシビリティがあがり、基地局から遠い位置に存在する複数台の端末に対して同時に制御信号を送ることができなくなる状況を高い確率で回避できる。すなわち、複数の端末に対してアグリゲーション数が多い制御チャネル(規定数以上の単位領域を集約して生成された拡張領域を使用する制御チャネル)を同時に送信することが可能となる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信システムおよび基地局の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
本実施の形態の通信システムにおける各構成要素の動作説明を行う前に、ここでまず、本実施の形態の通信システムにおいて同一の制御チャネルを異なる制御チャネル候補セットで共有する方法について示す。図1は、本実施の形態の通信システムで使用する制御チャネル候補セットの一例を示す図である。本実施の形態の通信システムでは、アグリゲーション数が大きい制御チャネルについては、それらを複数の制御チャネル候補セット間で共有する(複数の端末に対して同時に割り当てる)ことを特徴とする。
図1では異なる制御チャネル候補セットを異なるハッチング模様で区別している(この例では、制御チャネル候補セットのS0:左斜縞、S1:縦縞、S2:右斜縞、S3:横縞)。ただし、複数のチャネル候補セットから共有されている制御チャネルのハッチング模様はそれぞれの模様を重ねた模様で表している。なお、4アグリゲーションレベル(アグリゲーション数が4の場合)では、合計8個存在する制御チャネル候補の中のインデックス番号が0〜3のものが制御チャネル候補セットのS0およびS2で共有され(S0およびS2に属し)、インデックス番号が4〜7のものが制御チャネル候補セットのS1およびS3で共有される。また、8アグリゲーションレベルでは合計8個存在する制御チャネル候補すべてが制御チャネル候補セットのS0〜S3で共有される。
そして、図1に示した各制御チャネル候補セットを利用すると、仮に特定の制御チャネルセットに複数の端末が割り当てられこれらの端末と基地局との間の伝送路品質が悪い状態、すなわち、複数の端末が8アグリゲーションの制御チャネル候補を使用した制御情報(制御チャネル)受信が必要な状態であっても、複数の端末に対して8アグリゲーションの制御チャネル候補を使用した制御情報送信が可能となる。なぜなら、4つ存在している8アグリゲーションの制御チャネル候補はすべての制御チャネル候補セット(S0〜S3)で共有されており、どの候補セットに属する端末に対しても8アグリゲーションの制御チャネル候補(8つのCCEをアグリゲーションして得られる制御チャネル候補)が4つ確保されているためである。
たとえば、図1に示した制御チャネル候補セットを適用したシステムにおいては、4台の端末(端末0から端末3)を、それぞれ異なる制御チャネル候補セット(セットS0〜S3)に割り当て、さらに、端末4をセットS0に割り当てる場合であっても、5台の端末のそれぞれに対して8アグリゲーションの制御チャネル候補が4つ存在する(制御チャネル候補セットのそれぞれに、8アグリゲーションの制御チャネル候補が4つ存在する)。したがって、制御信号を端末に送る場合における制御チャネル選択のフレキシビリティがあがり、基地局から遠い位置に存在する複数台の端末に対して同時に制御信号を送ることができなくなる状況を高い確率で回避できる。
つづいて、本実施の形態の基地局が端末に対して制御チャネル候補セット(モニタすべき制御チャネルの情報)を通知する場合の動作(高レイヤにおける処理)を説明する。例えば、「いずれの制御チャネル候補セットも各アグリゲーションレベル(アグリゲーションなしも含む)でM個の制御チャネルを含む」というルールを予め決定しておけば、基地局は、Higher Layerシグナリングを用いてセット番号(制御チャネル候補セット番号)のみを通知すればよく、各端末は、通知されたセット番号から、制御チャネル候補(モニタすべき制御チャネル)を識別できる。具体例を示すと、基地局からセットSiと通知された端末は各アグリゲーションレベルにおいて、「M*i」の演算結果に対応するインデックスの制御チャネルから連続するM個が自局の制御チャネル候補であると判断する。より具体的には、例えば図1の制御チャネル候補セットを適用したシステムにおいて、M=4とあらかじめ決定しておいた場合、セットS1と通知された端末はインデックス4(=M*i=4×1)に相当する制御チャネルから連続4個の制御チャネル、すなわちインデックス4からインデックス7までの制御チャネルが各アグリゲーションレベルにおいて自局に与えられた制御チャネル候補であると判断する。なお、図1の8アグリゲーションレベルの例のように、制御チャネル数が「M*i」よりも少ない場合にはインデックス0の制御チャネルに戻ってインデックスをつけることとする。なお、ここでは全てのアグリゲーションレベルで共通のMを用いる場合について説明したが、Mをレベル毎に異なる値とすることも可能である。
図2は、基地局および端末が備える、上述したシグナリング(基地局から端末への制御チャネル候補セットの通知)を実現するための機能構成ブロックの一例を示す図である。図2に示したように、基地局は、Higher Layerシグナリング(端末へのセット番号の通知)を行うための構成として、制御チャネル候補セット決定部11、High Layer(高レイヤ)シグナリング送信部12および無線送信部13を備える。一方、端末は、無線受信部21、High Layer(高レイヤ)シグナリング受信部22および制御チャネル候補セット解析部23を備える。
基地局において、制御チャネル候補セット決定部11は対象端末に割り当てる制御チャネル候補セットを決定する。制御チャネル候補セット決定部11により決定された情報(制御チャネル候補セット)は高レイヤシグナリング送信部12でシグナリングプロトコル規定のフォーマットに変換され、無線送信部13に渡される。無線送信部13では受け取った情報を無線区間の伝送フォーマットに変換して端末に送信する。無線信号にて送られた情報は端末の無線受信部21で受信され、無線伝送に必要なヘッダ情報などを取り除いた後に高レイヤシグナリング受信部22に送られる。高レイヤシグナリング受信部22では受け取った情報から、さらにプロトコル上のヘッダ情報を取り除き、制御チャネル候補セット解析部23に渡す。制御チャネル候補セット解析部23では受け取った情報を用いて、システムで予め規定されたルール(たとえば、上述した、いずれの制御チャネル候補セットも各アグリゲーションレベルでM個の制御チャネルを含む、というルール)に従った計算を行い、制御チャネル候補の位置を特定する。
つづいて、本実施の形態の基地局と端末が物理レイヤにおいて制御信号を送受信する場合の動作について説明する。なお、基地局から各端末に対する制御チャネル候補セット通知は既に行われているものとして説明を行う。
図3は、基地局および端末が備える、物理レイヤにおける制御信号の送受信を実現するための機能構成ブロックの一例を示す図である。基地局は、バッファ部31、スケジューラ部32、データ符号化部33、制御チャネルテーブル34、制御信号符号化部35、無線送信部36および無線受信部37を備える。一方、端末は、無線受信部41、信号分離部42、制御信号復号部43、制御チャネル候補テーブル44、データ復号部45、伝送路品質測定部46および無線送信部47を備える。
基地局において、バッファ部31は、端末に送信すべきデータを格納する。スケジューラ部32は、バッファ部31のデータ蓄積状況を監視し、配下の複数候補の端末の中から今回の送信タイミングでデータを送る端末を選択する。端末を選択したスケジューラ部32はデータ符号化部33に対象データの符号化を指示すると共に、制御チャネルテーブル34を参照することで対象端末の制御信号を載せる制御チャネル候補(制御チャネル候補セット)を知る。なお、制御チャネルテーブルには、各基地局に対して通知した制御チャネル候補セットの情報が登録される。上述したとおり、この例では、基地局から各端末に対する制御チャネル候補セット通知は既に行われているため、制御チャネルテーブル34には、配下の各端末と各制御チャネル候補セットの対応情報(対応関係)が登録されている。
スケジューラ部32は、選択した端末(スケジューリングの対象端末)に対応する複数の制御チャネル候補の中から制御チャネルを選択する。この時、対象端末に対する無線伝送路品質情報、および同時に制御信号を送信する他の端末の存在を考慮する。制御チャネルを決定(選択)すると、スケジューラ部32は、制御信号符号化部35に制御情報と共に端末ID(対象端末のID)、伝送路品質情報(対象端末との間の伝送路品質)、および制御チャネル情報(選択した制御チャネル候補の情報)を通知する。制御信号符号化部35では端末IDおよび伝送路品質情報を用いて制御情報を符号化し、それを制御チャネル情報とともに無線送信部36に渡す。無線送信部36は、指示された制御チャネルで制御情報を送信し、また、符号化されたデータについても、データ用に割り当てられたデータチャネルで送信を行う。無線受信部37は端末からのデータを受け取るほか、端末から報告される伝送路品質情報を受け取り、スケジューラ部32に通知する。
基地局から端末に向けて送信された信号は、端末の無線受信部41にて受信され、信号分離部42に渡される。信号分離部42は受け取った受信信号を制御信号とデータ信号に分離してそれぞれの復号部に送る。制御信号復号部43は、制御チャネル候補テーブル44から自局の制御チャネル候補を認識し、認識したそれぞれの制御チャネル候補についての復号処理を実行する。復号処理を実行した各制御チャネル候補の中でCRCチェックにより自局宛であると判断できた制御チャネルについては、その制御信号の内容からデータ信号が割り当てられている周波数や変調方式を知る。そして、これらの周波数や変調方式の情報はデータ復号部45に送られる。データ復号部45は通知を受けた周波数情報、変調方式に従い、データ信号から該当部分を切り出し、データ復号を行う。また、伝送路品質測定部46では基地局からの受信信号についてその信号電力を測定し、測定値を規定のフォーマットに変換する。変換後の電力測定値は、伝送路品質情報として、無線送信部47経由で周期的に基地局へ通知される。
このように、本実施の形態の通信システムにおいては、基地局は、一定数以上のCCEを集約(アグリゲーション)して得られる制御チャネル候補を複数の制御チャネル候補セットに割り当て、各端末は基地局から指定された制御チャネル候補セット内の各制御チャネル候補をモニタするようにした。これにより、各制御チャネル候補セットには、アグリゲーション数が多い制御チャネルの候補が複数含まれるようになり、基地局において制御チャネル選択のフレキシビリティがあがる。この結果、基地局から遠い位置に存在する複数台の端末に対して同時に制御信号を送ることができなくなる状況を高い確率で回避できる。すなわち、複数の端末に対してアグリゲーション数が多い制御チャネルを同時に送信することが可能となる。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2の通信システムについて説明する。なお、本実施の形態の基地局および端末の構成は、実施の形態1と同様である(図2および図3参照)。実施の形態1では、アグリゲーション数が多い制御チャネルを複数の端末に対して送信可能な通信システムについて説明したが、本実施の形態では、さらに、伝送路品質を考慮した制御を行う通信システムについて説明する。図4は伝送路品質に基づいて制御チャネル候補セットを決定する方法、を説明するための図である。図4に示したように、本実施の形態の通信システムでは、アグリゲーション数が少ない制御チャネル候補からなる制御チャネル候補セットと、アグリゲーション数が多い制御チャネル候補からなる制御チャネル候補セットを使用し、基地局は、端末との間の距離に基づいて各端末に割り当てる制御チャネル候補セットを決定する。この例では、アグリゲーションなしの制御チャネルおよび2アグリゲーションによる制御チャネルを含むものを基地局に近い端末(伝送路品質が良好と推測される端末)に割り当てる制御チャネル候補セットとし、4アグリゲーションおよび8アグリゲーションによる制御チャネルを含むものを基地局に遠い端末(伝送路品質が良好ではないと推測される端末)に割り当てる制御チャネル候補セットとしている。なお、図示していないが、アグリゲーション数が多い制御チャネル候補は、実施の形態1の場合と同様に、複数の制御チャネル候補セット間で共有することとする。すなわち、本実施の形態の通信システムでは、アグリゲーション数が多いもの(4以上のもの)同士、少ないもの同士で制御チャネル候補セットを構成するようにして、基地局から遠い端末をアグリゲーション数が多いものからなる制御チャネル候補セットに割り当て、一方、基地局に近い端末をアグリゲーション数が少ないものからなる制御チャネル候補セットに割り当てる。
そのため、本実施の形態の基地局は、パスロスまたはCQI(Channel Quality Indicator)を利用して各端末との距離(“近い/遠い”)を判断し、判断結果に基づいて端末を制御チャネル候補セットに割り当てる。なお、基地局において、制御チャネル候補セット決定部11(図2参照)が、上記判断結果に基づいて端末を制御チャネル候補セットに割り当てる処理を行う。
パスロスは、基地局が送信した信号の電力(送信電力値)と、その信号を端末が受信した際の信号電力(受信電力)の差である。すなわち、基地局が信号を送信した際の送信電力値から、その信号の端末での受信電力値を引き算することにより得られる情報である。これは、端末が受信電力値を基地局に報告して基地局がパスロスを計算するか、基地局がその送信電力値を端末に通知して端末がパスロスを計算することにより得られる。そして、この値が大きければ基地局から遠く、小さければ基地局に近いと判断することができる。なお、基地局においてパスロスを計算する場合、たとえばスケジューラ部32がパスロスを算出する。一方、端末においてパスロスを計算する場合、たとえば伝送路品質測定部46がパスロスを算出する。
CQIは、LTEでも既に規定されているものであり、端末が伝送路品質を測定し、測定値を規定のインデックス(CQI)に変換して、基地局に報告する。本測定値は、本来受信するべき信号の電力と雑音を含めた干渉を与えている信号の電力の比である。この値が大きければ品質状態が良く、小さければ品質状態が悪い、と判断でき、基地局と端末との距離(“近い/遠い”)の情報に代替できるものである。なお、端末において、伝送路品質測定部46が、伝送路品質の測定およびCQIへの変換を行う。
パスロスおよびCQIのいずれを使用する場合でも、得られたパスロスまたはCQIは、最終的に基地局の制御チャネル候補セット決定部11へ渡される。
このように、本実施の形態では、端末に割り当てる制御チャネル候補セットを、基地局と端末の距離または端末における伝送品質に基づいて決定することとしたので、基地局から制御信号を送信する上で真に使用するアグリゲーションレベル、すなわち適切な制御チャネル候補のみが各端末に割り当てられるようになり、端末における無駄な復号動作が省かれる。この結果、端末側での処理時間および消費電力を低減することができる。
また、実施の形態1と同様に一定数以上のCCEを集約(アグリゲーション)して得られた制御チャネル候補が複数の制御チャネル候補セット間で共有されるようにしたので、アグリゲーション数が多い制御チャネルの複数の端末に対する同時送信を実現しつつ端末における処理時間および消費電力を低減することができる。
なお、上記説明では、品質情報に基づいて定義する制御チャネル候補セットを2種類(基地局に近い/遠い)とした場合について説明を行ったが、3種類以上とすることも可能である。また、2種類以上を定義した場合、それぞれの制御チャネル候補セットを構成する制御チャネル候補数は同一にしてもよいし、異なる数としてもよい。異なる数とする場合、たとえば、端末の分布に応じて制御チャネル候補数を調整する。すなわち、基地局から遠い端末が多く存在する場合には、それらに定義する制御チャネル候補セットが含む制御チャネル候補数を、基地局に近い端末用に定義する制御チャネル候補セットが含む制御チャネル候補数よりも多くする。本発明では各制御チャネル候補セットが含む制御チャネル候補数にはこだわらない。
実施の形態3.
つづいて、実施の形態3について説明する。なお、本実施の形態の基地局および端末の構成は、実施の形態1と同様である(図2および図3参照)。本実施の形態では、基地局が制御チャネル候補セットの相対番号を端末へ通知することにより、制御信号エリアを変化させる場合であっても制御チャネル候補セットを端末へ通知可能な通信システムについて説明する。なお、制御チャネル候補セットは、実施の形態1で示した「一定数以上のCCEをアグリゲーションして得られた制御チャネル候補が複数の制御チャネル候補セット間で共有される」という条件を満たしたものとする。
本実施の形態の通信システムでは、構成が同一の制御チャネル候補セットに対して制御信号領域のOFDMシンボルの数に依存しない同一の制御チャネル候補セット番号(相対番号)、を付与し、この相対番号を使用して、基地局が端末へ制御チャネル候補セットを通知する。
一方、端末は、基地局から制御チャネル候補セット番号(Sとする)を通知された場合、通知された番号Sおよび制御信号領域の変化に伴って変化するSm(システム上の制御チャネル候補セット数)を使用して「Sd=S%Sm」の計算を行う。ここで“%”は剰余演算を示し、この計算式は、SをSmで割ることにより生じる余りをSdとすることを意味している。なお、図5−1〜図5−3は本実施の形態の端末が制御チャネル候補セットを特定する動作の一例を示した図である。
以下に、通信システムの制御信号領域が1,2,3OFDMシンボル、これらに対応し、システム上に存在する制御チャネル候補セット数Smをそれぞれ1,2,4とした場合の動作例について説明する。この条件において、基地局から対象端末に制御チャネル候補セット番号Sとして「3」が通知された場合を考えると、本実施の形態で示す制御チャネル候補セットの特定方法、を適用していないシステムでは、Sm=1およびSm=2の場合には、通知された3に対応する制御チャネル候補セットが存在しないこととなり、端末はセット番号を特定できない。これに対して、本実施の形態の通信システムでは、上述した剰余の計算を行うことにより、セット番号を特定することができる。
すなわち、図5−1に示した制御信号領域が3OFDMシンボルかつSm=4の場合、通知されたS=3をSm(=4)で割った余りは3となり、Sd=3が導き出される(セットS3が特定される)。また、図5−2に示した制御信号領域が2OFDMシンボルかつSm=2の場合、通知されたS=3をSm(=2)で割った余りは1(Sd=1)であるから、セットS1が特定される。また、図5−1に示した制御信号領域が1OFDMシンボルかつSm=1の場合、通知されたS=3をSm(=1)で割った余りは0(Sd=0)であるから、セットS0が特定される。
なお、制御チャネル候補セット数が少ない場合の例を図6に示す。図6は、制御チャネル候補セットが2つの場合(Sm=2)の例を示しており、この場合、仮にセット番号S=3が通知されてきたとすれば、端末は、剰余計算を行うことでSd=1が得られ、当該端末は自局の制御チャネル候補セットをS1と特定することができる。
また、本実施の形態では、実施の形態1の通信システムで使用したものと同じ制御チャネル候補セットを使用する通信システムについて示したが、実施の形態2の通信システムで使用したものと同じ制御チャネル候補セットを使用することも可能である。
このように、本実施の形態の通信システムでは、基地局が制御チャネル候補セットの相対番号を端末へ通知し、相対番号の通知を受けた端末は、通知された相対番号と、制御信号領域の変化に応じて変化するパラメータである、システム上の制御チャネル候補セット数Smと、に基づいて制御チャネル候補セット(Sd)を特定することとした。また、実施の形態1または2で示した制御チャネル候補セットを使用することとした。これにより、実施の形態1または2の通信システムで得られる効果に加え、少ないシグナリング量で基地局から端末へ制御チャネル候補セットを通知できる、という効果、すなわち、Higher Layerでのシグナリング量を削減する、という効果が得られる。
なお、本実施の形態で示した制御チャネル候補セットの通知方法は、「システム上の制御チャネル候補セットはいずれのOFDMシンボル数でも同一である」と仮想的に考えることと等価である。例えば、図5−2に示したSm=2のケースでは、セットS0はセットS2でもあり、セットS1はセットS3でもあると考えることで、Sm=4の場合となんら変わらず、制御チャネル候補セット数は4であるように見ることができる。
また、上記の各実施の形態では、制御チャネル候補を構成するCCEが物理的に隣接し合うサブキャリアをまとめた1つの単位であるかのように説明を行ったが、実際にはこの限りではない。すなわち、複数のさらに小さなかたまりを集めて1つのCCEを構成することもある。図7はその様子を示したものである。特定の小さな周波数帯域で無線環境が悪くなったことを考えた時、その周波数帯域のみで制御チャネルを伝送した場合に、端末での受信品質がその特定の無線環境に強く依存してしまう。しかしながら、図7で示したように、周波数軸上でお互いに離れた複数の小さな周波数帯域によりCCEを構成した場合、特定周波数帯域の無線環境への依存度が薄まり、受信品質安定化の効果が期待できる(周波数ダイバーシチ効果)。なお、LTEにて規格化が進められている新たな無線方式では、CCEを構成する上記小さなかたまりを“mini-CCE”と呼んでいる。
以上のように、本発明にかかる通信システムは、基地局が、複数の端末間で共通使用が可能な帯域を使用し、各端末に対する制御情報を個別に送信する通信システムとして有用であり、特に、伝送路品質が良好でない複数の端末に対して冗長ビットを多く含んだ制御情報を同時に送信可能な通信システムを実現する場合に適している。
実施の形態1の通信システムにおいて使用する制御チャネル候補セットの一例を示す図である。 High Layerシグナリングを行う基地局および端末が有する機能構成ブロックの一例を示す図である。 物理レイヤにおいて制御信号の送受を行う基地局および端末が有する機能構成ブロックの一例を表す図である。 実施の形態2の通信システムにおいて使用する制御チャネル候補セットの一例を示す図である。 実施の形態3の端末が制御チャネル候補セットを特定する動作例を示す図である。 実施の形態3の端末が制御チャネル候補セットを特定する動作例を示す図である。 実施の形態3の端末が制御チャネル候補セットを特定する動作例を示す図である。 制御チャネル候補セットの一例を示す図である。 CCEの構成例を示す図である。 従来の通信システムを説明するための図である。 従来の通信システムを説明するための図である。 従来の通信システムを説明するための図である。 従来の通信システムにおける問題点を説明するための図である。 従来の通信システムにおける問題点を説明するための図である。 従来の通信システムにおける問題点を説明するための図である。 従来の通信システムにおける問題点を説明するための図である。
符号の説明
11 制御チャネル候補セット決定部
12 High Layerシグナリング送信部
13、36、47 無線送信部
21、37、41 無線受信部
22 High Layerシグナリング受信部
23 制御チャネル候補セット解析部
31 バッファ部
32 スケジューラ部
33 データ符号化部
34 制御チャネルテーブル
35 制御信号符号化部
42 信号分離部
43 制御信号復号部
44 制御チャネル候補テーブル
45 データ復号部
46 伝送路品質測定部

Claims (8)

  1. 基地局および端末により構成され、当該基地局は、システムに割り当てられた帯域内の、時間および周波数で特定される単位領域、または当該単位領域を複数集約して生成される拡張領域、を使用して配下の端末へ制御チャネルを送信する通信システムであって、
    前記基地局が実行する処理として、
    所定数の単位領域および拡張領域からなり、その構成が互いに異なる複数のグループ、の中から前記各端末に対する制御チャネル送信で使用するグループを個別に選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにおける選択結果を前記各端末へ通知する結果通知ステップと、
    を含み、
    前記各グループの構成を、規定数以上の単位領域を集約して生成される拡張領域が複数のグループに属する構成とすることを特徴とする通信システム。
  2. 基地局および端末により構成され、当該基地局は、システムに割り当てられた帯域内の、時間および周波数で特定される単位領域、または当該単位領域を複数集約して生成される拡張領域、を使用して配下の端末へ制御チャネルを送信する通信システムであって、
    前記基地局が実行する処理として、
    所定数の単位領域および拡張領域からなり、その構成が互いに異なる複数のグループ、の中から前記各端末に対する制御チャネル送信で使用するグループを個別に選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにおける選択結果を前記各端末へ通知する結果通知ステップと、
    を含み、
    前記複数のグーループは、基地局と端末との間の伝送路品質が良好な場合に割り当てる2つ以上のグループと、伝送路品質が良好でない場合に割り当てる2つ以上のグループと、を含み、当該伝送路品質が良好でない場合に割り当てるグループの構成を、規定数以上の単位領域を集約して生成される拡張領域が複数のグループに属する構成とすることを特徴とする通信システム。
  3. 基地局および端末により構成され、当該基地局は、システムに割り当てられた帯域内の、時間および周波数で特定される単位領域、または当該単位領域を複数集約して生成される拡張領域、を使用して配下の端末へ制御チャネルを送信する通信システムであって、
    前記基地局が実行する処理として、
    所定数の単位領域および拡張領域からなり、その構成が互いに異なる複数のグループ、の中から前記各端末に対する制御チャネル送信で使用するグループを個別に選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにおける選択結果を前記各端末へ通知する結果通知ステップと、
    を含み、
    前記基地局から前記端末への制御チャネル送信で使用可能な帯域を可変とし、かつ前記グループの数を当該制御チャネル送信で使用可能な帯域に基づいた数とする場合、前記各グループを、当該制御チャネル送信で使用可能な帯域に依存しない識別情報にて管理し、
    前記結果通知ステップでは、前記識別情報を利用して選択結果を通知することを特徴とする通信システム。
  4. 前記単位領域を3GPPのLTEにおいて定義された“Control Channel Element”とすることを特徴とする請求項1、2または3に記載の通信システム。
  5. 端末とともに通信システムを構成し、システムに割り当てられた帯域内の、時間および周波数で特定される単位領域、または当該単位領域を複数集約して生成される拡張領域、を使用して配下の端末へ制御チャネルを送信する基地局であって、
    所定数の単位領域および拡張領域からなり、その構成が互いに異なる複数のグループ、の中から前記各端末に対する制御チャネル送信で使用するグループを個別に選択する選択手段と、
    前記選択手段による選択結果を前記各端末へ通知する結果通知手段と、
    を備え、
    前記各グループの構成を、規定数以上の単位領域を集約して生成される拡張領域が複数のグループに属する構成とすることを特徴とする基地局。
  6. 端末とともに通信システムを構成し、システムに割り当てられた帯域内の、時間および周波数で特定される単位領域、または当該単位領域を複数集約して生成される拡張領域、を使用して配下の端末へ制御チャネルを送信する基地局であって、
    所定数の単位領域および拡張領域からなり、その構成が互いに異なる複数のグループ、の中から前記各端末に対する制御チャネル送信で使用するグループを個別に選択する選択手段と、
    前記選択手段による選択結果を前記各端末へ通知する結果通知手段と、
    を備え、
    前記複数のグーループは、基地局と端末との間の伝送路品質が良好な場合に割り当てる2つ以上のグループと、伝送路品質が良好でない場合に割り当てる2つ以上のグループと、を含み、当該伝送路品質が良好でない場合に割り当てるグループの構成を、規定数以上の単位領域を集約して生成される拡張領域が複数のグループに属する構成とすることを特徴とする基地局。
  7. 端末とともに通信システムを構成し、システムに割り当てられた帯域内の、時間および周波数で特定される単位領域、または当該単位領域を複数集約して生成される拡張領域、を使用して配下の端末へ制御チャネルを送信する基地局であって、
    所定数の単位領域および拡張領域からなり、その構成が互いに異なる複数のグループ、の中から前記各端末に対する制御チャネル送信で使用するグループを個別に選択する選択手段と、
    前記選択手段による選択結果を前記各端末へ通知する結果通知手段と、
    を備え、
    端末への制御チャネル送信で使用可能な帯域が可変かつ前記グループの数が当該制御チャネル送信で使用可能な帯域に基づいた数である場合、前記各グループを、当該制御チャネル送信で使用可能な帯域に依存しない識別情報にて管理し、
    前記結果通知手段は、前記識別情報を利用して選択結果を通知することを特徴とする基地局。
  8. 前記単位領域を3GPPのLTEにおいて定義された“Control Channel Element”とすることを特徴とする請求項5、6または7に記載の基地局。
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