JP2009212938A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機密文書などの文書を複写する権限を有する者が、地紋印刷処理が施された機密文書などの印刷物を複写した場合、機密文書などの不正複写を抑止する潜像パターンを浮かび上がらせることなく、前記印刷物を複写できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】印刷物を複写する権限がある場合(ステップS15/YES)、背景パターン生成部は、背景パターンを特定する情報に基づき、欠落した背景パターンと同一の背景パターンの画像データを生成する(ステップS16)。合成処理部は、背景パターンが欠落した印刷物画像データと、ステップS16で生成した背景パターンの画像データとを合成する(ステップS17)。最後に、合成した画像データを印刷する(ステップS18)。
【選択図】図5

Description

本発明は、不正な目的での複写を抑止する複写抑止地紋模様付きの画像を印刷できる画像形成装置に関する。
機密文書などの不正複写を抑止するため、複写機により複写すると複写機により複写されたことを示す文字列(「COPY」等)が浮かび上がる特殊な印刷処理(以下、「地紋印刷」という)を施した印刷物を生成する印刷装置が特許文献1に開示されている。
ここで、地紋印刷の概略について図10を用いて説明する。
図10(A)は、不正複写を抑止したい機密文書100を示したもので、図10(B)は、当該機密文書100に対して地紋印刷処理を施した印刷物110を示したものである。
図10(B)の110aは、機密文書100を複写機により複写すると複写物に表示される潜像パターン(COPY)である。潜像パターン110aは、一般にドットが大きく密度が小さいパターンなので、複写機のスキャナにより、当該パターンを読み取ることができ複写機による複写が可能である。通常、複写機のスキャナの解像度に比べて、複写機のプリント部(画像形成部)の解像度は、大きい。
図10(B)の110bは、機密文書100を複写機により複写しても複写物に表示されない背景パターンである。背景パターン110bは、一般にドットが小さく密度が大きいパターンなので、複写機のスキャナにより、当該パターンを読み取ることができず複写機による複写が困難である。
この背景パターンにより、図10(B)に示したように、潜像パターンが見にくく(潜像)なっている。
ここで、「ドット」とは画像を形成する最小単位である画素の集まりにより形成される「●」や「◆」などの点であり、「密度」とはパターンの単位面積あたりのドットの数であり、「パターン」とは複数のドットからなる画像である。
図10(C)は、図10(B)の印刷物110を複写機により複写した複写物111を示したものである。図からも明らかなように、複写物111には、前述の潜像パターン110aが明瞭に表示されている。
なお、前記地紋印刷の原理は、特許文献2に開示されている。
特開2006−315403号公報 特開昭54−74125号公報
ところで、前述の地紋印刷処理は、機密文書などの文書を複写する権限がない者Xが、当該機密文書などの文書の不正複写を抑止するために施されるものであるが、例えば、前記機密文書などの文書を複写する権限を有する者Yが、地紋印刷処理を施した文書(図10(B)参照)をそのまま複写したい場合であっても、当該文書を複写機で複写すると、図10(C)のように、潜像パターン(COPY)110aが浮き上がってしまう。
この場合、前記機密文書などの文書を複写する権限を有する者Yは、図10(A)の文書に対して地紋印刷処理を施した印刷物(図10(B)参照)を再度印刷しなければならず、このような印刷作業は繁雑である。さらに、地紋処理を施す前の文書(図10(A)参照)が手元にない場合、当該文書に対して地紋印刷処理を施すことはできない。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、機密文書などの文書を複写する権限を有する者が、地紋印刷処理が施された機密文書などの印刷物を複写した場合、機密文書などの不正複写を抑止する潜像パターンを浮かび上がらせることなく、前記印刷物を複写できる画像形成装置を提供することを目的とする。
第1の技術的手段は、印刷物を読み取るスキャナと、スキャナによる読み取りが可能な潜像パターン及びスキャナによる読み取りが不可能な背景パターンから構成される印刷物を生成できる地紋印刷機能を備えた画像形成装置において、入力された文字データ等の原稿画像データに、潜像パターン及び背景パターンから構成される地紋画像データと、複写権限の有無を識別する識別情報と前記潜像パターン及び背景パターンを特定する情報とを含むバーコードとを合成する合成処理部と、前記スキャナによって読み取られた、前記合成処理部によって合成された画像データを印刷した印刷物におけるバーコードに含まれる識別情報と、入力された識別情報とを照合することにより複写権限の有無を判別する判別部と、前記スキャナによって読み取られなかった背景パターンを、前記読み取られたバーコードに含まれる背景パターンを特定する情報に基づいて生成する背景パターン生成部と、を備え、前記判別部により複写権限があると判別された場合に、背景パターン生成部が生成した背景パターンと、前記読み取られた潜像パターンと、前記読み取られたバーコードとを合成し、印刷することを特徴とする画像形成装置である。
第2の技術的手段は、第1の技術的手段において、原稿画像データの特徴点及び当該特徴点の位置情報を含む特徴点データを前記バーコードに含めた印刷物を生成し、生成した印刷物をスキャナによって読み取り、読み取られたバーコードに含まれる特徴点の位置情報を基に、読み取られた印刷物に対応する原稿画像データから前記特徴点を抽出し、抽出した特徴点と読み取られたバーコードに含まれる特徴点とが一致した場合にのみ、前記背景パターン生成部が生成した背景パターンと、前記読み取られた潜像パターン、と、前記読み取られたバーコードとを合成し、印刷することを特徴とするものである。
である。
本発明により、機密文書などの文書を複写する権限を有する者が、地紋印刷処理が施された機密文書などの印刷物を複写した場合、機密文書などの不正複写を抑止する潜像パターンを浮かび上がらせることなく、前記印刷物を複写することができるので、ユーザの利便性が向上する。
(実施例1)
図1(A)は、本発明に係わる画像形成装置により、図10(A)の文書100に地紋処理を施した印刷物1を示したもので、1aは潜像パターン、1bは背景パターン、1cは当該印刷物1を複写する権限の有無を判別するための識別情報などを含むバーコードである。
図1(B)は、地紋処理が施された印刷物1を複写する権限を有しない者が、本発明に係わる画像形成装置に当該印刷物1の複写の指示をしたと判別された場合に、当該画像形成装置により複写される複写物2を示したものである。
このように、複写物2には、不正複写を抑止するための潜像パターン1aがはっきりと浮き出ている。
一方、地紋処理が施された印刷物1を複写する権限を有する者により、当該印刷物1の複写の指示が行われたと判別された場合には、印刷物1をそのまま複写したように見える複写物が生成される。背景パターン1bが復元されることにより、前記複写物は、図1(A)に示した印刷物1と同じになる。
このように、複写物(印刷物1)には、不正複写を抑止するための潜像パターン1aがはっきりと浮き出てない。
図2は、本発明に係わる画像形成装置10のブロック図を示したものである。
11は、テンキーなどの各種キーから構成される操作部で、12は、画像形成装置10の状態情報や当該装置10を操作するためのボタン等を表示する表示部(タッチパネル)である。
13は、原稿を読み取り原稿画像データを生成するスキャナ部で、14は、スキャナ部13が読み取った原稿を複写する処理や、画像形成装置10にネットワーク接続されているPC(図示しない)などが出力した印刷データの印刷処理を実行するプリンタ部である。
15は、HDDなどから構成される固定ディスク、16はRAM、17はROMである。
18は、LANなどに接続するためのインターフェイスとして機能する通信制御部、19は、各機能ブロックを制御するCPUである。
21は、ユーザが入力した、後述の地紋印刷処理に係わる情報を、画像形成装置10に設定する地紋印刷情報設定部である。
ここで、地紋印刷処理に係わる情報とは、地紋印刷処理で使用される、前述の潜像パターン及び背景パターンを特定する情報、画像形成装置10で生成した地紋印刷処理を施した印刷物を複写する権限を有するユーザを認証するパスワード情報(識別情報)などの情報を示す。
潜像パターンを特定する情報とは、潜像パターンを構成する文字情報(図1の例では、“COPY”)、当該パターンを構成するドット情報(例えば、「●」や「◆」)、パターンの模様情報(図1の例では、潜像パターン1aの模様は、右上から左下方向の斜線である)を示す。
背景パターンを特定する情報とは、背景パターンを構成するドット情報、パターンの模様情報(図1の例では、背景パターン1bの模様は、左上から右下方向の斜線である)を示す。
なお、前記潜像パターン及び背景パターンは、固定ディスク15に複数種類記録されており、ユーザは、当該記録されたパターンの中から好みのパターンを選択し、画像形成装置10に設定することができる。
ユーザが、操作部11、表示部12を介し、地紋印刷処理に係わる情報を画像形成装置10に入力すると、入力された情報は、地紋印刷情報設定部21によって、RAM16に記録される。
22は、地紋生成部で、印刷用紙のサイズに合うように、地紋印刷情報設定部21によってRAM16に記録された地紋印刷処理に係わる情報に含まれる潜像パターン及び背景パターンに対応する、印刷用地紋画像データを生成し、RAM16に記録する(図1(A)の潜像パターン1a、背景パターン1b参照)。
23は、バーコード生成部であり、地紋印刷情報設定部21によってRAM16に記録された地紋印刷処理に係わる情報と対応するバーコードを生成し、RAM16に記録する(図1(A)のバーコード1c参照)。
24は、合成処理部で、スキャナ部13によって読み取られた印刷原稿から当該スキャナ部13が生成した原稿画像データ(図10(A)の機密文書100参照)と、地紋生成部22が生成した印刷用地紋画像データとをOR合成する。
そして、OR合成した画像データに対して、バーコード生成部23が生成したバーコードを所定の位置に配置できるように置換合成し、置換合成した画像データをRAM16に記録する(図1(A)参照)。
ここで、置換合成とは、合成先のデータを合成するデータで置き換える合成手法のことである(例えば、合成先のデータが「01010101」であり、合成するデータが「00001111」の場合、合成後のデータは「00001111」となる)。
なお、合成処理部24のさらなる機能については後述する。
25は、印刷制御部で、合成処理部24が合成した画像データ(図1(A)参照)を印刷する処理を制御、つまり、当該画像データをプリンタ部14に出力する。
26は、複写権限判別部で、本発明に係わる画像形成装置10によって地紋印刷処理が施された印刷物(図1(A)の印刷物1参照)の複写を画像形成装置10に指示した者が、当該印刷物を複写する権限があるか否かを判別する。なお、複写権限判別部26の詳細については後述する。
27は、バーコード抽出部で、本発明に係わる画像形成装置10によって地紋印刷処理が施された印刷物がスキャナ部13で読み取れると、当該スキャナ部13が生成した印刷物画像データからバーコードを抽出して、当該抽出したバーコードをデコードし、RAM16に記録する。前記バーコード情報には、潜像パターン及び背景パターンを特定する情報、パスワード情報などの情報が含まれる。
複写権限判別部26は、後述のように、ユーザによって画像形成装置10に入力されたパスワード情報(識別情報)と前記バーコード情報に含まれるパスワード情報(識別情報)とを照合することにより、前記地紋印刷処理が施された印刷物の複写を画像形成装置10に指示した者が、当該印刷物を複写する権限があるか否かを判別する。
権限がないと判別されると、画像形成装置10は、複写処理を中止し、警告表示などを行う。又は、不正複写を抑止するための潜像パターンがはっきり浮き出た複写物を生成する(図1(B)の複写物2参照)。
権限があると判別されると、画像形成装置10は、後述する処理を経て、不正複写を抑止するための潜像パターン(図1(B)の潜像パターン1a参照)がはっきり浮き出ない、複写物を生成する(図1(A)の印刷物1参照)。
28は、背景パターン生成部で、複写権限判別部26によって複写する権限があると判別されると、スキャナ部13が、地紋印刷処理が施された印刷物を読み取った際に、欠落する背景パターン(前述したように、背景パターンを構成するドットはスキャナが読みとれないほど小さいためスキャナにより読みとれない)と同じ背景パターンを、前記バーコード情報に含まれる背景パターンを特定する情報に基づき生成する。
より詳細に説明すると、スキャナ部13が、地紋印刷処理が施された印刷物を読み取ると、図1(B)に示したような、背景パターン1bが欠落した印刷物画像データが生成され、RAM16に記録される。
そこで、背景パターン生成部28は、前記デコードされたバーコード情報に含まれる背景パターンを特定する情報に基づき、図3に示すような、欠落した背景パターンと同一の背景パターンの画像データを生成する。そして、合成処理部24は、前記背景パターンが欠落した印刷物画像データ(図1(B)参照)と、生成した背景パターンの画像データ(図3参照)とを合成する。
以後、前述のように、合成した画像データ(図1(A)参照)をプリンタ部14に出力し、複写処理を実行する。
ここで、地紋印刷処理が施された印刷物を生成する処理について図4のフロー図を用いて詳細に説明する。
まず、ユーザが操作部11を介して、地紋印刷処理に係わる情報、つまり、地紋印刷処理で使用される潜像パターン及び背景パターンを特定する情報、当該ユーザのパスワード情報などの情報を入力すると、地紋印刷情報設定部21は、入力された地紋印刷処理に係わる情報をRAM16に記録する(ステップS1)。
次に、ユーザが、地紋印刷処理を施したい原稿(図10(A)参照)をスキャナ部13にセットし、当該原稿の読み取りを、操作部11を介して画像形成装置10に指示すると、スキャナ部13は原稿を読み取り、原稿画像データとしてRAM16に記録する(ステップS2)。なお、前記原稿画像データは、ネットワークを介して画像形成装置1と接続されているPC等から当該装置1に入力してもよい。
バーコード生成部23は、RAM16に記録された地紋印刷処理に係わる情報と対応するバーコード、つまり当該情報を示すバーコードを生成し、RAM16に記録する(ステップS3)。
合成処理部24は、RAM16に記録された原稿画像データと、RAM16に記録された地紋印刷処理に係わる情報である潜像パターン及び背景パターンに対応する地紋生成部22が生成した印刷用地紋画像データと、バーコードとを合成し(ステップS4)、合成した画像データを印刷制御部25に出力し、プリンタ部14によって、当該合成した画像データを印刷する(ステップS5)。
次に、図4のフロー図で説明した手順によって地紋印刷処理が施された印刷物を複写する処理について、図5のフロー図を用いて詳細に説明する。
図4のフロー図で説明したユーザが、操作部11を介して、当該ユーザのパスワード情報を入力し(ステップS11)、地紋印刷処理が施された印刷物をスキャナ部13にセットし、当該印刷物の読み取りを、操作部11を介して画像形成装置10に指示すると、スキャナ部13は印刷物を読み取り、印刷物画像データとしてRAM16に記録する(ステップS12)。なお、印刷物画像データは、前述のように背景パターンが欠落している(図1(B)参照)。
次に、バーコード抽出部27は、ステップS12でRAM16に記録された印刷物画像データからバーコードを抽出して、当該抽出したバーコードをデコードし、RAM16に記録する(ステップS13)。前記バーコード情報には、潜像パターン及び背景パターンを特定する情報、パスワード情報などが含まれる。なお、バーコードが抽出できない場合には、処理を終了する。
そして、複写権限判別部26が、ステップS11で入力されたパスワード情報とステップS13でデコードされたパスワード情報とを照合することにより、前記ユーザが、印刷物を複写する権限があるか否かを判別する(ステップS14)。
前記ユーザが、印刷物を複写する権限がある場合(ステップS15/YES)、背景パターン生成部28は、ステップS13でデコードされたバーコード情報に含まれる背景パターンを特定する情報に基づき、前記欠落した背景パターンと同一の背景パターンの画像データを生成する(ステップS16)。
そして、合成処理部24は、ステップS12でRAM16に記録された背景パターンが欠落した印刷物画像データ(図1(B)参照)と、ステップS16で生成した背景パターンの画像データとを合成する(ステップS17)。
最後に、図4のステップS5で説明したように、合成した画像データを印刷する(ステップS18)。
ステップS14の判別において、前記ユーザが、印刷物を複写する権限がないと判別された場合(ステップS15/NO)、背景パターンが欠落した印刷物画像データ(図1(B)参照)をそのまま印刷する(ステップS19)。
(実施例2)
ここで、あるユーザPの指示により、画像形成装置10が図6に示す地紋印刷処理を施した印刷物3を出力したとする。
図6からも明らかなように、印刷物3の潜像パターン3a及び背景パターン3bは、図1に示した印刷物1の潜像パターン1a及び背景パターン1bと同一である。
しかし、印刷物3の文字情報は、図1の印刷物1の文字情報とは異なる。つまり、地紋印刷処理を施す文書の内容が図1の印刷物1と図6の印刷物3とでは異なっている。
このような場合に、図1の印刷物1を複写する権限を有するユーザQが、図1の印刷物1のバーコード1cを切り取り、図6の印刷物3のバーコード3cの上に張り付けて、新たな印刷物を作成すると、当該作成した新たな印刷物は、図6の印刷物3を複写する権限を本来有しないユーザQであっても、複写することができてしまう。
前述のように、バーコード情報のみによって、複写権限の判別が行われるので、図1の印刷物1のバーコード1cに含まれるパスワード情報を知っているユーザQは、図1の印刷物1のバーコード1cを張り付けた印刷物3の複写を実行できてしまう。
図7は、前述のような不正複写を阻止できる画像形成装置10’を説明するためのブロック図である。
29は、印刷原稿特徴点抽出部で、スキャナ部13によって読み取られた印刷原稿を基に当該スキャナ部13が生成した原稿画像データ(図10(A)の機密文書100参照)の特徴点を抽出する。
具体的には、前記原稿画像データから、固定ディスク15に記録されているOCRソフトを用いて、文字情報を識別し、識別した文字情報から特徴文字(特徴点)を抽出し、抽出した特徴文字の位置情報を得る。
例えば、特徴点を文書の最後の文字3文字とすると、図10(A)の機密文書100では、“うえお”が特徴点となる。また、特徴点の位置情報は、当該特徴点を囲む4角形領域の4点座標情報である。
そして、抽出した特徴点及び当該特徴点の位置情報、つまり、特徴点データをRAM16に記録する。
バーコード生成部23は、実施例1で説明した、地紋印刷情報設定部21によってRAM16に記録された地紋印刷処理に係わる情報、及び、RAM16に記録された特徴点データに対応する、当該情報及びデータを示すバーコードを生成し、RAM16に記録する。
バーコード抽出部27は、前述の印刷物画像データ(図5のステップS12参照)からバーコードを抽出して、当該抽出したバーコードをデコードし、RAM16に記録する。前記デコードされたバーコード情報には、潜像パターン及び背景パターンに係わる情報、パスワード情報、さらに、印刷原稿特徴点抽出部29が生成した特徴点データが含まれる。
30は、画像特徴点照合部で、前述の印刷物画像データから特徴点を抽出し、RAM16に記録された特徴点データに含まれる特徴点と照合する。
具体的には、固定ディスク15に記録されているOCRソフトを用いて、RAM16に記録された特徴点データに含まれる特徴点の位置情報(4点座標情報)が示す領域(当該特徴点を囲む4角形領域)に対して文字認識を行う。そして、文字認識により認識された文字と、RAM16に記録された特徴点データに含まれる特徴文字(特徴点)とを照合する。
照合の結果、両特徴点が一致する場合には、図5のステップS14で説明した複写権限判別処理を実行する。一致しない場合には、図5のステップS19で説明したように、背景パターンが欠落した印刷物画像データをそのまま印刷する。
ここで、前述した、画像特徴点の抽出を経て地紋印刷処理が施された印刷物を生成する処理について図8のフロー図を用いて詳細に説明する。
図4のステップS1〜ステップS2と同じ処理を実行(ステップS21〜ステップS22)した後、印刷原稿特徴点抽出部29は、スキャナ部13が生成した原稿画像データの特徴点を抽出、つまり、特徴点データを生成する(ステップS23)。
次に、バーコード生成部23は、ステップS21で記録された地紋印刷処理に係わる情報、及び、ステップS24で取得した特徴点データを基に、当該情報及びデータを示すバーコードを生成し、RAM16に記録する(ステップS24)。
以後、図4のステップS4、S5と同じ処理を実行し、印刷物を得る(ステップS25、S26)。
次に、図8のフロー図で説明した手順によって地紋印刷処理が施された印刷物を複写する処理について、図9のフロー図を用いて詳細に説明する。
図5のステップS11〜ステップS13と同じ処理を実行(ステップS31〜ステップS33)した後、画像特徴点照合部30は、前述したように、印刷物画像データから特徴点を抽出し、RAM16に記録された特徴点データに含まれる特徴点と照合する(ステップS34)。
照合の結果、両特徴点が一致する場合には(ステップS35/YES)、図5のステップS14以降の処理と同様の処理を実行し、複写物を得る(ステップS36〜ステップS40)。両特徴点が一致しない場合には(ステップS35/NO)、背景パターンが欠落した印刷物画像データをそのまま印刷する(ステップS41)。
このようにすることで、不正なバーコードの張り付けによる複写物の取得を阻止することができ、セキュリティ強度を高めることができる。
(その他)
図5のステップS15又は図9のステップS37で説明したように、印刷物を複写する権限がないと判別された場合は、複写処理を行うことなく終了してもよい。図9のステップS35で説明したように、照合の結果、両特徴点が一致しない場合も、複写処理を行うことなく終了してもよい。
背景パターンの生成は、地紋生成の処理の一部でもあるため、地紋生成部22が背景パターン生成部28を兼ねてもよい。
ユーザは、潜像パターンを構成する文字列(図10の例では、“COPY”)、当該文字列のフォント、該文字列の配置情報、背景パターン、さらに、潜像パターン、背景パターンの色も自由に設定できる。
前記ユーザの識別情報として、ユーザID、当該ユーザが所属する部署、該ユーザの役職、複写禁止期限なども同様に設定できる。この場合、ユーザID、当該ユーザが所属する部署、該ユーザの役職を利用して、よりセキュリティ強度を高めてもよい。また、複写禁止期限が経過した印刷物は、判別処理を実行せず、一律に複写可能としてもよい。
図5のステップS11で入力されたパスワード情報、前述のユーザID等を基に、画像形成装置10(10’)の使用権限の有無を判別してもよい。
本発明に係わる画像形成装置により地紋処理を施した印刷物を示した図である。 本発明に係わる画像形成装置のブロック図を示したものである。 欠落した背景パターンと同一の背景パターンを示した図である。 地紋印刷処理が施された印刷物を生成する処理について説明したフロー図である。 地紋印刷処理が施された印刷物を複写する処理について説明したフロー図である。 本発明に係わる画像形成装置により地紋印刷処理を施した印刷物を示した他の図である。 本発明に係わる他の画像形成装置のブロック図を示したものである。 画像特徴点の抽出を経て地紋印刷処理が施された印刷物を生成する処理について説明したフロー図である。 画像特徴点の抽出を経て地紋印刷処理が施された印刷物を複写する処理について説明したフロー図である。 地紋印刷の概略について説明するための図である。
符号の説明
10、10’…画像形成装置、11…操作部、12…表示部、13…スキャナ部、14…プリンタ部、15…固定ディスク、16…RAM、17…ROM、18…通信制御部、19…CPU、21…地紋印刷情報設定部、22…地紋生成部、23…バーコード生成部、24…合成処理部、25…印刷制御部、26…複写権限判別部、27…バーコード抽出部、28…背景パターン生成部、29…印刷原稿特徴点抽出部、30…画像特徴点照合部、100…機密文書、1、3、110…印刷物、1a、3a、110a…潜像パターン、1b、3b、110b…背景パターン、1c、3c…バーコード、2、111…複写物。

Claims (2)

  1. 印刷物を読み取るスキャナと、スキャナによる読み取りが可能な潜像パターン及びスキャナによる読み取りが不可能な背景パターンから構成される印刷物を生成できる地紋印刷機能を備えた画像形成装置において、
    入力された文字データ等の原稿画像データに、潜像パターン及び背景パターンから構成される地紋画像データと、複写権限の有無を識別する識別情報と前記潜像パターン及び背景パターンを特定する情報とを含むバーコードとを合成する合成処理部と、
    前記スキャナによって読み取られた、前記合成処理部によって合成された画像データを印刷した印刷物におけるバーコードに含まれる識別情報と、入力された識別情報とを照合することにより複写権限の有無を判別する判別部と、
    前記スキャナによって読み取られなかった背景パターンを、前記読み取られたバーコードに含まれる背景パターンを特定する情報に基づいて生成する背景パターン生成部と、を備え、
    前記判別部により複写権限があると判別された場合に、背景パターン生成部が生成した背景パターンと、前記読み取られた潜像パターンと、前記読み取られたバーコードとを合成し、印刷することを特徴とする画像形成装置。
  2. 原稿画像データの特徴点及び当該特徴点の位置情報を含む特徴点データを前記バーコードに含めた印刷物を生成し、
    生成した印刷物をスキャナによって読み取り、読み取られたバーコードに含まれる特徴点の位置情報を基に、読み取られた印刷物に対応する原稿画像データから前記特徴点を抽出し、抽出した特徴点と読み取られたバーコードに含まれる特徴点とが一致した場合にのみ、前記背景パターン生成部が生成した背景パターンと、前記読み取られた潜像パターン、と、前記読み取られたバーコードとを合成し、印刷することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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JP2011130301A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、画像形成方法および画像形成装置を制御する制御プログラム

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