JP2009211128A - シミュレーション装置及びシミュレーション方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】実際の業務のリソース制約に則してビジネスプロセスのシミュレーションのためのパラメータを生成する。
【解決手段】リソースインスタンス抽出部(0211)が、ビジネスプロセスが業務において実行された際のタスクごとのリソースを示す業務実績情報を業務実績情報記憶部(0101)から取得して、タスクごとのリソースインスタンスを生成して、リソースに関するパラメータとし、また、グループタスク抽出部(0210)が、ビジネスプロセスにおけるタスクの実行順序において前後関係にあるタスクペアが同一のリソースで実行されている割合を算出し、算出された割合が閾値以上である場合にタスクペアを連鎖させてグループタスクとし、グループタスクを用いてビジネスプロセスを定義して概略プロセス定義を生成し、グループタスクの各タスクのリソースインスタンスを統合して、リソースに関するパラメータとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビジネスプロセスのシミュレーションを行うシミュレーション装置等に関する。
ビジネスプロセス管理(BPM:Business Process Management)では、ビジネスプロセスの定義(Plan)、プロセスの実行(Do)、モニタリング/分析(Check)、最適化(Action)というPDCAサイクルを繰り返すことで継続的に業務プロセスを改善していく。
ビジネスプロセスの定義において、作成あるいは変更した業務プロセスモデルを実行に移す前にモデルの評価あるいは改善効果を確認するためにビジネスプロセスのシミュレーションを行うことが有効である(例えば、特許文献1、非特許文献1)。
特開2007−25823号公報 "Business Process Modeling, Simulation and Design", Manuel Laguna and Johan Marklund, Prentice Hall, 2004, pp.153−154
ビジネスプロセスのシミュレーション技術は、業務の評価や業務改善の効果を確認することを目的としているため、ビジネスプロセスを現実に即した形で再現することが重要となる。
シミュレーションの精度を向上させる方法として、ビジネスプロセスの構成要素であるタスクを実行するために必要となるリソース(オペレータ、計算機等のタスクの実行主体)を定義し、リソースの制約に基づいてシミュレーションを行う技術が提案されている(非特許文献1)。
しかしながら、リソースの設定を人手で行うのはコストが大きく、ビジネスプロセスが大きくなると現実的ではない。
また、人が設定を行う場合、設定を行う人の経験やノウハウなどによりシミュレーションの精度が大きく変化してしまう。
また、リソースを含むビジネスプロセスを設計しても、実際の業務と乖離していた場合、そのシミュレーションの精度は大きく低下してしまう。
このため、実際のリソース制約を満足するようにビジネスプロセスとリソースの関係付けの設計することが重要となる。
特許文献1では、シミュレーションの実行パラメータに業務の履歴情報を用いて、シミュレーションを実現する技術が提案されている。
しかしながら、リソース制約に基づいたシミュレーションを扱うことができない。
本発明は、上記のような課題を解決することを主な目的の一つとし、リソースのインスタンスや対応付けを人が設定する手間を省き、実際の業務のリソース制約に則してビジネスプロセスのシミュレーションのためのパラメータを生成することを主な目的とする。
本発明に係るシミュレーション装置は、
複数のタスクとタスクの実行順序で定義されるビジネスプロセスのシミュレーションを行うシミュレーション装置において、
前記ビジネスプロセスが業務において実行された際の実績を表す情報であって、タスクごとにタスクを実行したタスク実行主体が示される業務実績情報を取得する業務実績情報取得部と、
前記業務実績情報に示されるタスク実行主体をタスクごとに解析し、解析結果に基づいて、前記ビジネスプロセスのシミュレーションに用いられるパラメータのうちタスク実行主体に関するパラメータをタスク実行主体パラメータとして生成し、生成したタスク実行主体パラメータを対応するタスクに関連付けるパラメータ生成部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、業務においてビジネスプロセスが実行された際の履歴に基づいてタスク実行主体のパラメータを生成するため、タスク実行主体のパラメータの生成や対応付けを人が行う手間を省くことができ、また、実際の業務上の制約に則してビジネスプロセスのシミュレーションのためのパラメータを生成することができるため、シミュレーションの精度を向上することができる。
実施の形態1.
本実施の形態に係るシミュレーション装置は、リソースのインスタンスや対応付けを人が設定しなくても、業務の履歴情報から自動的に設定することを可能とし、また、現実に即した形で1つ以上のタスクの連鎖に対するリソース設定を扱い、実際の業務のリソース制約に則したビジネスプロセスのシミュレーションを行うことを主な目的とする。
図1は、実施の形態1に係るシミュレーション装置(0110)及びその周辺装置の例を示す全体の構成図である。
図1において、業務情報収集装置(0120)は、収集機構(0121)と分析機構(0122)から構成される。
収集機構(0121)は、監視対象システム(0104)を監視し、情報を収集する。
分析機構(0122)は、プロセス定義記憶部(0102)上にあるビジネスプロセス定義情報(以下、ビジネスプロセス定義またはプロセス定義ともいう)と収集した情報から業務分析を行い、ビジネスプロセスと対応付けた業務実績情報として業務実績情報記憶部(0101)に記録する。
ビジネスプロセス定義情報は、ビジネスプロセスを複数のタスクとタスクの実行順序により定義する情報である。
業務実績情報は、ビジネスプロセスが業務において実行された際の実績を表す情報であって、タスクごとにタスクを実行したリソース(タスク実行主体)が示される。
ビジネスプロセス定義情報及び業務実績情報の具体例は後述する。
監視対象システム(0104)は、各業務サーバ(0105A〜N)で構成され、各業務サーバは業務を実行するために必要な業務アプリケーションや、業務アプリケーションを連携させるためのプログラム(ワークフローやBPMなど)を実行するサーバである。
また、シミュレーション装置(0110)は、シミュレーションパラメータ設定部(0111)と、シミュレーションパラメータ抽出部(0112)と、シミュレーションパラメータ記憶部(0113)と、シミュレーション実行部(0114)と、シミュレーション結果表示部(0115)から構成される。
シミュレーションパラメータ設定部(0111)は、利用者端末(0106A〜0106M)からシミュレーションパラメータを設定可能とする。
シミュレーションパラメータ抽出部(0112)は、業務実績情報記憶部(0101)上にある業務実績情報からシミュレーションを実行するために必要となるシミュレーションパラメータを計算し、シミュレーションパラメータ記憶部(0113)に格納する。
シミュレーション実行部(0114)は、シミュレーションパラメータを元にシミュレーションを実行する。
シミュレーション結果表示部(0115)は、シミュレーションの実行結果を表示する。
また、利用者端末(0106A〜M)は、シミュレーション装置(0110)で実行したシミュレーション結果をWEBブラウザなどから取得することができる。
業務情報収集装置(0120)、シミュレーション装置(0110)、業務実績情報記憶部(0101)、プロセス定義記憶部(0102)、各利用者端末(0106A〜M)はLAN(Local Area Network)(0103)で接続され、互いに通信することが可能な構成である。
業務実績情報記憶部(0101)、プロセス定義記憶部(0102)、シミュレーションパラメータ記憶部(0113)にはデータベース等が利用される。
図2は、実施の形態1に係るシミュレーション装置(0110)の内部構成例及び周辺装置との関係を表す図である。
図中の0101、0102、0105A〜N、0106A〜M、0110〜0115及び0120は図1と同様である。
シミュレーションパラメータ設定部(0111)において、リソース定義入力部(0201)、リソースマッピング定義入力部(0202)、プロセス実行パラメータ入力部(0203)は、各利用者端末(0106A〜M)からシミュレーションの実行に必要なパラメータのうち、リソース定義(0233)、リソースマッピング定義(0212)、実行パラメータ(0234)をそれぞれ設定することを可能とする。
また、パラメータ変更部(0204)は、設定されたシミュレーションパラメータを利用者に表示し、そのパラメータを変更することを可能とする。
シミュレーションパラメータ抽出部(0112)において、リソースインスタンス抽出部(0211)は、業務実績情報記憶部(0101)上にある業務実績情報を取得するとともに、リソースマッピング定義(0212)を元にして、業務実績情報からリソース定義(0233)に該当するリソースインスタンス(0232)を生成する。
また、グループタスク抽出部(0210)は、プロセス定義記憶部(0102)上にあるプロセス定義と業務実績情報記憶部(0101)上にある業務実績情報に対してリソースインスタンス(0232)の一致判定を行い、リソースインスタンス(0232)が一致するタスクの連鎖をグループタスクとして抽出して概略プロセス定義(0231)を生成する。概略プロセス定義(0231)は、元となるプロセス定義を含むものとする。
シミュレーションパラメータ抽出部(0112)、グループタスク抽出部(0210)ともに、業務実績情報に示されるリソース(タスク実行主体)をタスクごとに解析し、ビジネスプロセスのシミュレーションに用いられるパラメータのうちリソースに関するパラメータ(タスク実行主体パラメータ)を生成し、生成したパラメータを対応するタスクに関連付けるものであり、ともにパラメータ生成部の例となる。
但し、シミュレーションパラメータ抽出部(0112)は、利用者が指定する抽出条件であるリソースマッピング定義(0212)に従って業務実績情報からタスクごとにリソースの属性を抽出し、抽出したリソースの属性が含まれるリソースインスタンスを生成して、リソースに関するパラメータとする。また、シミュレーションパラメータ抽出部(0112)は、タスクごとに、業務実績情報において同一のリソースが出現する回数を計数し、計数した回数が含まれるリソースインスタンスを生成する。なお、シミュレーションパラメータ抽出部(0112)は、業務実績情報取得部の例でもある。
一方、グループタスク抽出部(0210)は、ビジネスプロセスのタスクの実行順序において前後関係にある2以上のタスクを統合してグループタスクとし、グループタスクに含まれる各タスクに関連付けられたリソースインスタンスを統合し、統合したリソースインスタンスをグループタスクに関連付ける。グループタスクの生成において、グループタスク抽出部(0210)は、ビジネスプロセスのタスクの実行順序において前後関係にある2以上のタスクが業務において同一のリソースにより実行された割合を算出し、算出した割合が閾値以上である場合に、当該2以上のタスクを統合してグループタスクとする。また、グループタスク抽出部(0210)は、ビジネスプロセスに対してグループタスクを生成した場合に、当該ビジネスプロセスに含まれる複数のタスク及びタスクの実行順序をグループタスクを用いて定義する概略プロセス定義情報(以下、概略プロセス定義ともいう)を生成する。
シミュレーション実行部(0114)は、シミュレーションパラメータ記憶部(0113)にある実行パラメータ(0234)と、リソース定義(0233)と、リソースインスタンス(0232)と、概略プロセス定義(0231)を用いてビジネスプロセスに基づいたシミュレーションを実行し、実行結果をシミュレーション結果表示部(0115)に表示する。
実行結果は、利用者端末(0106A〜0106M)からWEBブラウザやメールなどを通じて図表や一覧などの形で取得できる。
次に、本実施の形態に係るシミュレーション装置(0110)の全体の動作の概要について、図3のフローチャートを用いて説明する。
まず、S301ステップにおいて、利用者がシミュレーションの実行に必要なパラメータをシミュレーションパラメータ設定部(0111)に対して設定する。
次に、S302ステップでは、S301ステップで設定されたシミュレーションパラメータのうちリソースマッピング定義(0212)とリソース定義(0233)と、業務実績情報記憶部(0101)とを用いて、リソースインスタンス抽出部(0211)が、業務実績情報に基づいたリソースインスタンス(0232)とリソース定義を抽出する(業務実績情報取得ステップ及びパラメータ生成ステップ)。抽出したリソース定義は、利用者が設定したリソース定義(0233)に追加する。
S303ステップでは、S302ステップで生成したリソースインスタンス(0232)と、業務実績情報記憶部(0101)上の業務実績情報と、プロセス定義記憶部(0102)上のビジネスプロセスとを用いて、グループタスク抽出部(0210)が、リソースインスタンスが同一となるタスクの連鎖をグループタスクとして抽出し、概略プロセス定義を生成する(パラメータ生成ステップ)。
S304ステップでは、S302ステップとS303ステップとで生成されたシミュレーションパラメータを利用者に表示する。
S305ステップでは、利用者がS304ステップで表示されたシミュレーションパラメータに対して追加・変更を行う。シミュレーションの実行パラメータ(0234)は、S301ステップでもS305ステップのどちらで設定しても良い。
S306ステップでは、S301〜S305ステップで設定、あるいは生成されたシミュレーションパラメータに基づいてシミュレーション実行部(0114)がシミュレーションを実行する。
S307ステップでは、S306ステップで実行されたシミュレーションの結果をシミュレーション結果表示部(0115)が利用者に対して表示する。
続いて、S302〜S303、S305のステップの詳細について説明する。
S302ステップの詳細を説明するために、図4〜図13を用いて、ビジネスプロセス定義、業務実績情報、リソース定義、リソースマッピング定義、リソースインスタンスの例を示す。
図4は、見積業務のビジネスプロセス定義である。
ビジネスプロセスのフローは、プロセスの開始を表す開始ノード(04N01)、見積りの依頼を受け付ける「見積依頼受付」タスク(04N02)、依頼を受けた見積内容について過去取引にあるか判定する分岐ノード(04N03)、過去取引にない場合に見積りを行う「見積る」タスク(04N04)、過去取引にある場合に見積りを行う「過去取引から見積る」タスク(04N05)、条件分岐の合流を表すマージノード(04N06)、見積結果を回答する「回答」タスク(04N07)、プロセスの終了を表す終了ノード(04N08)がある。
図5は、図4のビジネスプロセスに対して、シミュレーション実行時に考慮するリソースを定義したビジネスプロセス(0501)である。
図5のビジネスプロセス(0501)は、各タスクを実行するために必要となるリソースとして、「見積依頼受付」タスク(04N02)のリソースは受付オペレータ(05R1)、「見積る」(04N04)のリソースは見積担当(05R2)、「過去取引から見積る」タスク(04N05)のリソースは過去見積担当(05R3)、「回答」(04N07)タスクのリソースは回答担当(05R4)の割当てを定義している。
図6〜7に業務実績情報の例を示す。
図6は業務実績情報の形式を表したものである。
業務実績情報(0600)は、ビジネスプロセス定義のプロセスを識別するプロセス名、タスクを識別するタスク名、プロセスのインスタンスを識別するプロセスID、タスクのインスタンスを識別するタスクID、プロセス・タスクの開始時刻を表す開始時刻、プロセス・タスクの終了時刻を表す終了時刻の属性があり、さらに任意のタグ名、タグ値のペアを追加することができる。
図7は、ビジネスプロセス(0401)の業務実績情報の例である。
0701の業務実績情報は、ビジネスプロセス(0401)の見積る(04N04)タスクの例である。
また、0702の業務実績は、ビジネスプロセス(0401)の回答(04N07)タスクの例である。
図7に示すように、業務実績情報には、ビジネスプロセスに含まれるタスクごとに、タスクを実行した主体であるリソースが示され、また、リソースの属性(担当所属、見積分類、顧客ID等)が示されている。
図8〜図9にリソース定義の例を示す。
図8はリソース定義の形式を表したものである。リソース定義(0800)は、リソース定義同士を識別するリソース定義名、リソースインスタンス同士を識別する属性を示す識別情報があり、さらに任意の属性名、属性値のペアを追加することができる。また、リソース定義同士の関係を継承で示すことも可能とする。
図9は、リソース定義の例を表したものである。オペレータ(0900)は、リソースインスタンスの識別情報として社員IDを有する。さらにスキルレベルという属性を持つ。受付オペレータ(0901)は、オペレータ(0900)を継承しており、オペレータ(0900)の属性に加え、窓口Noという属性を持つ。同様に、見積担当(0902)と過去見積担当(0903)は、オペレータ(0800)を継承し、担当範囲、見積回数という属性を持つ。回答担当(0904)は、オペレータ(0800)を継承し、回答回数という属性を持つ。
図10〜図11を用いてリソースマッピング定義の例を示す。
リソースマッピング定義(0212)は、業務実績情報からリソースインスタンス(0232)を抽出するためのルール(条件)である。
リソースマッピング定義(0212)は、業務実績情報に対してマッチングを行うマッチングルール(10C1)、マッチしたときに生成するリソース定義(10C2)、リソース定義に代入するリソース属性(10C3)がある。
図10の2行目の定義(10R2)は、見積担当(0902)に関するリソースマッピング定義である。この定義では、ある業務実績情報について“見積分類”というタグ名があり、かつタスク名が“見積る”であった場合に、見積担当(0902)のリソースインスタンスを生成する。
さらに、生成されたリソースインスタンスに対して、リソース属性(10C3)に基づいてリソース属性を設定する。既に同じ識別情報を有したリソースインスタンスがある場合はその既にあるリソースインスタンスを使用し、既存のインスタンスのリソース属性を追加、更新する。
図の見積担当の例(10R2)では、業務実績情報の“担当者名”と“担当所属”を元に、例えば図11に示す社員管理台帳から該当する社員IDを取得し、その値をリソース属性「社員ID」に代入する。同様に、図11から“担当者名”と“担当所属”に一致するスキルレベルを取得し、リソース属性「スキルレベル」に代入する。さらに、業務実績情報の“見積分類”をリソース属性「担当範囲」に追加し、リソース属性「見積回数」を1インクリメントするという意味になる。
また、図10のリソース属性に示される項目は、図9に示すリソース定義の項目に一致する。例えば、図9では、受付オペレータは、社員ID、窓口No、スキルレベルで定義されることが示されるが、図10のリソース属性にも同様の属性が示される。
図12〜図13を用いて、図7の業務実績情報と図10のリソースマッピング定義から生成されたリソースインスタンスの例を示す。
リソースインスタンス(1201)は、業務実績情報(0701)から図10のリソースマッピング定義(10R2)を用いて生成されたものである。
同様にリソースインスタンス(1202)は、業務実績情報(0702)からリソースマッピング定義(10R3)を用いて生成されたものである。
この2つのインスタンスは、識別情報である社員IDが同じであるため、同じリソースインスタンスと見なされる。
先にリソースインスタンス(1201)が生成された場合は、リソースインスタンス(1202)の属性がリソースインスタンス(1201)に追加される。
ここで、リソースインスタンスの識別情報が一致したリソースの定義名が異なる場合は、新たなリソース定義として「見積回答担当」(13R1)を自動作成する。
この自動作成された「見積回答担当」(13R1)は、例えば図13に示すようなリソース定義管理テーブルを用いて、リソース定義名とその定義が内包するリソース定義の対応を管理する。
図12のリソースインスタンス(1203)は、図7の業務実績情報(0701〜0702)と図10のリソースマッピング定義(10R2〜R3)を用いて生成されたものである。
なお、リソースインスタンス抽出部(0211)で抽出されるリソースインスタンスは1201と1202の二つであり、1203はグループタスク抽出部(0210)によりグループタスクが生成されてから生成される(統合される)。
次に、S302ステップのリソースインスタンス抽出の動作の概要について、図14のフローチャートを用いて説明する。
まず、S1401ステップでは、リソースインスタンス抽出部(0211)が、業務実績情報記憶部(0101)から、指定条件(例えば時間範囲やプロセス名など)に該当する業務実績情報のうち、すべてのタスクインスタンスTを抽出するステップである。Tはすべてのタスクインスタンスの集合とする。なお、タスクインスタンスとは、図7に例示した0701、0702等である。
S1402ステップでは、リソースインスタンス抽出部(0211)が、S1401ステップで抽出したすべてのタスクインスタンスTに対して、リソースマッピング定義(0212)のマッチングルール(10C1)に一致するかを判定する。
S1403ステップでは、リソースインスタンス抽出部(0211)は、S1402ステップで一致したタスクインスタンスに対して一致したリソースマッピング定義(0212)のリソース定義(10C2)、リソース属性(10C3)に基づいてリソースインスタンス(0232)を生成する。一致しないタスクインスタンスに対しては、何もしない。
S1404ステップでは、リソースインスタンス抽出部(0211)は、S1403ステップで生成したリソースインスタンス(0232)を生成元のタスクインスタンスに関連付ける。
これによりタスクインスタンスに対して該当するリソースインスタンスを取得することができる。
次に、S303ステップの詳細を説明するために、図15〜図17を用いて、概略プロセスとグループタスクとリソースインスタンスの一致判定の例を示す。
図15は、図4のビジネスプロセスに対して、「見積る」(04N04)タスクを担当したリソースが「回答」(04N07)タスクも担当し、同様に「過去取引から見積る」(04N05)タスクを担当したリソースが「回答」(04N07)タスクも担当する場合の概略プロセス(1501)の図である。
「見積回答」(15N04)と「過去見積回答」(15N05)はグループタスクである。
図16に、図15のグループタスクの詳細を示す。
グループタスクは、前後関係にある複数タスクの連鎖をまとめたものである。
グループタスク「見積回答」(15N04)は、「見積る」(04N04)タスクと「回答」(04N07)タスクの連鎖をまとめたものであり、グループタスク「過去見積回答」(15N05)は、「過去取引から見積る」(04N05)タスクと「回答」(04N07)タスクの連鎖をまとめたものである。
図15は、グループタスクに対するリソース割当も定義している。
見積回答担当(15R1)と、過去見積回答担当(15R2)は、リソースインスタンス抽出部(0211)から抽出されたリソース定義である。例えば「見積回答担当」(15R1)に対して、図12の1203に例示した見積回答リソースインスタンスが対応付けられている。
このようにグループタスクに対してリソースを設定することでシミュレーション上では、タスク単位でリソース割当・解放処理を行うのではなくグループタスク単位でリソースの割当・解放処理を行うことができ、現実に即したリソースの制約でシミュレーションを行うことができる。
図17に、ビジネスプロセス(0401)のタスクペアにおけるリソースインスタンスの一致判定の例を示す。
タスクペア(17C1)カラムは、ビジネスプロセス上で連続するタスクのペアを表す列である。比率(17C2)カラムは、タスクペアのうちリソースインスタンスが一致する割合を表す列である。
グループタスク(17C3)カラムは、タスクペアをグループタスクと見なすかを示した列である。
図17は、リソースインスタンスが一致する割合が8割以上の場合に、タスクペアをグループタスクとして見なすとした例である。
次に、S303ステップのグループタスク抽出の動作の概要について、図18のフローチャートを用いて説明する。
まず、S1801ステップでは、グループタスク抽出部(0210)が、S1401ステップで抽出されたタスクインスタンスTに対して、同じプロセスIDを持ち、かつビジネスプロセス上で連続となっているタスクのペアP(pair)を抽出する。
P(pair)は、2つのタスクのペアpairに対するタスクインスタンスのペアの集合とする。
ここで、2つのタスク間に分岐、フォーク、マージ、ジョインといった制御ノードが含まれていても2つのタスクはペアとして抽出する。
S1802ステップでは、グループタスク抽出部(0210)は、S1801ステップで抽出したタスクペアの集合P(pair)に対して、ペアのインスタンスの総数と、2つのタスクインスタンスに関係付けられているリソースインスタンスの識別情報が一致するものの数の割合R(pair)を計算する。R(pair)は、タスクペアpairに対してリソースインスタンスが一致する割合とする。
つまり、グループタスク抽出部(0210)は、ビジネスプロセスの業務における総実行回数に対して前後関係にあるタスクが同一のリソースにより実行された回数の割合を算出する。
S1803ステップでは、グループタスク抽出部(0210)は、S1802ステップで計算したタスクペアpairの割合R(pair)が指定条件(例えば、R(pair)が0.8以上)を満足するか判定し、満足するタスクのペアをグループタスクとする。
また、グループタスク抽出部(0210)は、S1804ステップにおいて、グループタスク同士で、連続するものをさらにグループタスクとして抽出する。
グループタスク(例えば、見積回答)に対しては、グループタスク抽出部(0210)により統合されたリソースインスタンスをリソースのパラメータとして設定可能であり、グループタスクとなっていないタスク(例えば、受付)に対しては、リソースインスタンス抽出部(0211)により抽出されたリソースインスタンスをリソースのパラメータとして設定可能である。
次に、S301ステップ、あるいはS305ステップで設定する実行パラメータの例を図19を用いて説明する。
シミュレーションの実行に必要な実行パラメータとして、タスクの実行タイミング(1901)と、タスクの実行時間(1902)と、分岐の遷移確率(1903)と、リソースインスタンス数(1904)がある。
実行タイミング(1901)は、ビジネスプロセスの起点となるタスクの実行を行うタイミングを設定したものである。
実行時間(1902)は、ビジネスプロセスの各タスクの実行時間を設定したものである。実行時間には正規分布やベータ分布、ポアソン分布など分布関数を用いて指定する。
分岐の遷移確率(1903)は、ビジネスプロセスの分岐ノードの遷移先確率を設定したものである。図4のビジネスプロセス(0401)では、分岐ノード(04N03)があり、この遷移先の確率をそれぞれ割合で設定する。
リソースインスタンス数の設定情報(1904)は、各リソース定義のインスタンス数を設定したものである。図では固定値を記述しているが、業務実績情報から抽出したリソースインスタンス(0232)の数を設定しても良い。なお、図19のリソースインスタンス数の設定情報(1904)は、グループタスク抽出部(0210)によりグループタスクが生成された後の設定情報の例を示している。
これらのパラメータは、業務実績情報記憶部(0101)上の業務実績情報のタスクの開始時刻と終了時刻から計算することも可能であるため、その値を用いても良い。
本実施の形態に係るシミュレーション装置は、上記のような構成・動作とすることにより、シミュレーションを行うために必要なリソース情報を業務実績情報を元に抽出することができる。
特にリソース間の制約を現実に即した形で抽出することができるため、シミュレーションの精度を向上することができる。
以上、本実施の形態では、ビジネスプロセスの動作をシミュレーションするビジネスプロセスシミュレータにおいて、ビジネスプロセスの定義情報および、前記ビジネスプロセスを構成する各タスクを実行するタイミングの設定情報と、各タスクの実行時間の設定情報と、前記ビジネスプロセスの制御ノードの分岐先確率の設定情報と、各タスクを実行するために必要となるリソースの設定情報とを含むシミュレーションパラメータを有し、前記ビジネスプロセスの実行履歴に基づいて、前記シミュレーションパラメータを自動的に設定するビジネスプロセスシミュレータについて説明した。
また、本実施の形態では、リソースの設定情報について、使用可能なリソースの種類を定義したリソース定義同士の関係を継承表記を用いて扱うことを可能とするビジネスプロセスシミュレータについて説明した。
また、本実施の形態では、ビジネスプロセスの実行履歴に基づいて、自動的に設定される前記シミュレーションパラメータについて、利用者が設定した複数のリソース定義を包含する新たなリソース定義を自動的に生成するビジネスプロセスシミュレータについて説明した。
また、本実施の形態では、リソースの実体であるリソースインスタンスが同一となるタスクの連鎖を1つのグループタスクとし、グループタスクの連鎖として定義された概略プロセスを定義し、グループタスクにリソースを設定するビジネスプロセスシミュレータについて説明した。
また、本実施の形態では、概略プロセスのグループタスクに対するリソース定義の対応付けを前記実行履歴から、自動的に設定するビジネスプロセスシミュレータについて説明した。
実施の形態2.
本実施の形態では、利用者が設計したリソース制約とビジネスプロセスに対して、実際に行われている業務との乖離の有無を判定することが可能なシミュレーション装置について説明する。
図20は、本実施の形態に係るシミュレーション装置(0110)の構成例及び周辺装置との関係を示す図である。
図2の構成に対して、概略プロセス定義入力部(2001)、プロセス違反判定部(2002)、プロセス違反通知部(2003)を追加した構成である。
概略プロセス定義入力部(2001)は、利用者が概略プロセスと概略プロセスに対するリソース定義の割当を定義した概略プロセス定義(0231)とを設定する機構である。
つまり、概略プロセス定義入力部(2001)は、シミュレーション装置(0110)の利用者が生成したビジネスプロセスの定義が示され、またビジネスプロセスの各タスクにリソースに関するパラメータが関連付けられている情報(利用者プロセス定義情報)を入力する機構であり、利用者プロセス定義情報入力部の例である。
プロセス違反判定部(2002)は、利用者が設定した概略プロセス定義(0231)とシミュレーションパラメータ抽出部(0112)が生成した概略プロセス定義(0231)を比較し、異なる点がないか判定する機構である。
つまり、グループタスク抽出部(0210)により生成された概略プロセス定義(0231)と概略プロセス定義入力部(2001)により入力された概略プロセス定義(0231)とを比較し、また、それぞれの概略プロセス定義(0231)におけるリソースのパラメータを比較し、不一致箇所を抽出する機構であり、プロセス定義比較部の例である。
プロセス違反通知部(2003)は、プロセス違反判定部(2002)の判定結果を利用者に通知する機構である。
つまり、プロセス違反通知部(2003)は、プロセス違反判定部(2002)により抽出された不一致箇所を通知する機構であり、不一致通知部の例である。
実施の形態2の全体の動作の概要について、図21のフローチャートを用いて説明する。
図21の処理は、実施の形態1のフローチャート図3に対して、S2103A〜S2103Cステップを追加したフローになる。S302〜S307ステップは実施の形態1と同様である。
S301ステップは、利用者がシミュレーションパラメータをシミュレーションパラメータ設定部(0111)へ入力するステップである。
実施の形態1との相違点は、S301ステップで概略プロセス定義を概略プロセス定義入力部(2001)へ設定する処理が追加される点である。
追加されたS2203Aステップの概要を図22〜図23を用いて説明する。
図22は、買券発行承認業務のビジネスプロセスである。
図22のビジネスプロセス(2201)は、発行申請(22N02)を業務担当(22R1)が行い、1次上長承認(22N03)を課長(22R2)が行い、2次上長承認(22N04)を部長(22R3)が行う概略プロセスである。
この概略プロセスは、グループタスクを持たない。
利用者が、このビジネスプロセス(2201)を概略プロセス定義入力部(2001)へ入力し、シミュレーションパラメータ抽出部(0112)によって生成された概略プロセスを図23のビジネスプロセス(2301)とする。
図23のビジネスプロセス(2301)は、発行申請(22N02)を業務担当(22R1)が行い、上長承認(23N03)を上長(23R2)が行う概略プロセスである。
上長承認(23N03)は、1次上長承認(22N03)タスクと2次上長承認(22N04)タスクの連鎖を表すグループタスクである。
上長(23R2)は、課長(22R2)と部長(22R3)を含むリソース定義である。
図21のS2203Aステップでは、プロセス違反判定部(2002)が、利用者が設定した概略プロセス(2201)と実績情報から生成された概略プロセス(2301)を比較し、違いを抽出する。
図22、図23の例では、利用者が設定した1次上長承認(22N03)と2次上長承認(22N04)が実績情報と異なることが判明する。
次に、S2203Bステップでは、S2203Aステップの結果を判別し、2つの概略プロセス間に違いがない場合はS304ステップへ移り、違いがある場合はS2203Cステップへ移る。
S2203Cステップでは、プロセス違反通知部(2003)が、利用者に対して2つの概略プロセスの相違点を通知する。
図22、図23の例では、実際の業務では、2つの承認タスクが同じリソースインスタンスによって行われていたことがわかる。
本実施の形態では、上記のような構成・動作とすることにより、利用者が想定しているビジネスプロセスに対して、実際に実行されているビジネスプロセスの相違をリソース制約の観点から判定することが可能となる。
以上、本実施の形態では、ビジネスプロセスの実行履歴から自動的に生成した概略プロセスと、リソース定義と、グループタスクとリソース定義の対応付けとを含むシミュレーションパラメータと、利用者が作成したビジネスプロセス2と、リソース定義2と、ビジネスプロセス2に対するリソース定義2の対応付けとを含むシミュレーションパラメータ2とを比較し、利用者が作成したビジネスプロセス2と実際に実行されているビジネスプロセスとの乖離を判定するビジネスプロセスシミュレータについて説明した。
最後に、実施の形態1、2に示したシミュレーション装置(0110)のハードウェア構成例について説明する。
図24は、実施の形態1、2に示すシミュレーション装置(0110)のハードウェア資源の一例を示す図である。
なお、図24の構成は、あくまでもシミュレーション装置(0110)のハードウェア構成の一例を示すものであり、シミュレーション装置(0110)のハードウェア構成は図24に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
図24において、シミュレーション装置(0110)は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。
CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。
更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード(登録商標)読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。
通信ボード915、キーボード902、マウス903、スキャナ装置907、FDD904などは、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力装置の一例である。
通信ボード915は、図1に示すように、LANに接続されている。例えば、通信ボード915は、インターネット、WAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていてもよい。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。
プログラム群923のプログラムは、CPU911がオペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922を利用しながら実行する。
また、RAM914には、CPU911に実行させるオペレーティングシステム921のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。
また、RAM914には、CPU911による処理に必要な各種データが格納される。
また、ROM913には、BIOS(Basic Input Output System)プログラムが格納され、磁気ディスク装置920にはブートプログラムが格納されている。
シミュレーション装置(0110)の起動時には、ROM913のBIOSプログラム及び磁気ディスク装置920のブートプログラムが実行され、BIOSプログラム及びブートプログラムによりオペレーティングシステム921が起動される。
上記プログラム群923には、実施の形態1、2の説明において「〜部」として説明している機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、実施の形態1、2の説明において、「〜の判断」、「〜の計算」、「〜の算出」、「〜の比較」、「〜の抽出」、「〜の判定」、「〜の対応付け」、「〜の関連付け」、「〜の更新」、「〜の設定」、「〜の登録」、「〜の選択」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。
「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。
抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリ等に一時的に記憶される。
また、実施の形態1、2で説明しているフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、実施の形態1、2の説明において「〜部」として説明しているものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明しているものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、実施の形態1、2の「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、実施の形態1、2の「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
このように、実施の形態1、2に示すシミュレーション装置(0110)は、処理装置たるCPU、記憶装置たるメモリ、磁気ディスク等、入力装置たるキーボード、マウス、通信ボード等、出力装置たる表示装置、通信ボード等を備えるコンピュータであり、上記したように「〜部」として示された機能をこれら処理装置、記憶装置、入力装置、出力装置を用いて実現するものである。
実施の形態1に係るシミュレーション装置及び周辺装置の構成例を示す図。 実施の形態1に係るシミュレーション装置の内部構成例及び周辺装置との関係を示す図。 実施の形態1に係るシミュレーション装置の全体フローの例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係るビジネスプロセス定義の例を示す図。 実施の形態1に係るリソース割当てを含むビジネスプロセス定義の例を示す図。 実施の形態1に係る業務実績情報の例を示す図。 実施の形態1に係る業務実績情報の具体例を示す図。 実施の形態1に係るリソース定義の例を示す図。 実施の形態1に係るリソース定義の例を示す図。 実施の形態1に係るリソースマッピング定義の例を示す図。 実施の形態1に係る社員管理台帳の例を示す図。 実施の形態1に係るリソースインスタンスの例を示す図。 実施の形態1に係るリソース定義管理テーブルの例を示す図。 実施の形態1に係るリソースインスタンス抽出処理の例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る概略プロセスの例を示す図。 実施の形態1に係るグループタスクの例を示す図。 実施の形態1に係るタスクペアのリソースインスタンスの一致割合の例を示す図。 実施の形態1に係るグループタスクの抽出処理の例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る実行パラメータの例を示す図。 実施の形態2に係るシミュレーション装置の内部構成例及び周辺装置との関係を示す図。 実施の形態2に係るシミュレーション装置の全体フローの例を示すフローチャート図。 実施の形態2に係る利用者が設定したビジネスプロセスの例を示す図。 実施の形態2に係る実績情報から抽出されたシミュレーションパラメータの例を示す図。 実施の形態1及び2に係るシミュレーション装置のハードウェア構成例を示す図。
符号の説明
0110 シミュレーション装置、0111 シミュレーションパラメータ設定部、0112 シミュレーションパラメータ抽出部、0113 シミュレーションパラメータ記憶部、0114 シミュレーション実行部、0115 シミュレーション結果表示部、0201 リソース定義入力部、0202 リソースマッピング定義入力部、0203 プロセス実行パラメータ入力部、0204 パラメータ変更部、0210 グループタスク抽出部、0211 リソースインスタンス抽出部、0212 リソースマッピング定義、0231 概略プロセス定義、0232 リソースインスタンス、0233 リソース定義、0234 実行パラメータ。

Claims (12)

  1. 複数のタスクとタスクの実行順序で定義されるビジネスプロセスのシミュレーションを行うシミュレーション装置において、
    前記ビジネスプロセスが業務において実行された際の実績を表す情報であって、タスクごとにタスクを実行したタスク実行主体が示される業務実績情報を取得する業務実績情報取得部と、
    前記業務実績情報に示されるタスク実行主体をタスクごとに解析し、解析結果に基づいて、前記ビジネスプロセスのシミュレーションに用いられるパラメータのうちタスク実行主体に関するパラメータをタスク実行主体パラメータとして生成し、生成したタスク実行主体パラメータを対応するタスクに関連付けるパラメータ生成部とを有することを特徴とするシミュレーション装置。
  2. 前記業務実績情報取得部は、
    タスクごとにタスク実行主体の属性が示される業務実績情報を取得し、
    前記パラメータ生成部は、
    前記業務実績情報からタスクごとにタスク実行主体の属性を抽出し、抽出したタスク実行主体の属性が含まれるタスク実行主体パラメータを生成することを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション装置。
  3. 前記パラメータ生成部は、
    前記シミュレーション装置の利用者が指定する抽出条件に従って、前記業務実績情報からタスクごとにタスク実行主体の属性を抽出することを特徴とする請求項2に記載のシミュレーション装置。
  4. 前記業務実績情報取得部は、
    前記ビジネスプロセスの業務における複数回の実行についての実績を表す業務実績情報を取得し、
    前記パラメータ生成部は、
    タスクごとに、前記業務実績情報において同一のタスク実行主体が出現する回数を計数し、計数した回数が含まれるタスク実行主体パラメータを生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシミュレーション装置。
  5. 前記パラメータ生成部は、
    前記ビジネスプロセスのタスクの実行順序において前後関係にある2以上のタスクを統合してグループタスクとし、グループタスクに含まれる各タスクに関連付けられたタスク実行主体パラメータを統合し、統合したタスク実行主体パラメータをグループタスクに関連付けることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシミュレーション装置。
  6. 前記パラメータ生成部は、
    前記業務実績情報に基づき、前記ビジネスプロセスのタスクの実行順序において前後関係にある2以上のタスクが業務において同一のタスク実行主体により実行された割合を算出し、算出した割合が閾値以上である場合に、当該2以上のタスクを統合してグループタスクとすることを特徴とする請求項5に記載のシミュレーション装置。
  7. 前記業務実績情報取得部は、
    前記ビジネスプロセスの業務における複数回の実行についての実績を表す業務実績情報を取得し、
    前記パラメータ生成部は、
    前記ビジネスプロセスの業務における総実行回数に対して前後関係にある2以上のタスクが同一のタスク実行主体により実行された回数の割合を算出することを特徴とする請求項6に記載のシミュレーション装置。
  8. 前記パラメータ生成部は、
    前記ビジネスプロセスに対してグループタスクを生成した場合に、前記ビジネスプロセスに含まれる複数のタスク及びタスクの実行順序をグループタスクを用いて定義する概略プロセス定義情報を生成することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載のシミュレーション装置。
  9. 前記シミュレーション装置は、更に、
    前記シミュレーション装置の利用者が生成した前記ビジネスプロセスの定義が示される利用者プロセス定義情報を入力する利用者プロセス定義情報入力部と、
    前記パラメータ生成部により生成された前記概略プロセス定義情報と前記利用者プロセス定義情報入力部により入力された前記利用者プロセス定義情報とを比較し、両者における不一致箇所を抽出するプロセス定義比較部と、
    前記プロセス定義比較部により抽出された不一致箇所を通知する不一致通知部とを有することを特徴とする請求項8に記載のシミュレーション装置。
  10. 前記パラメータ生成部は、
    グループタスクに対応させて統合したタスク実行主体パラメータを前記概略プロセス定義情報のグループタスクに関連付け、他のタスクのタスク実行主体パラメータを前記概略プロセス定義情報の対応するタスクに関連付け、
    前記利用者プロセス定義情報入力部は、
    前記シミュレーション装置の利用者が生成したタスク実行主体パラメータが対応するタスクに関連付けられている利用者プロセス定義情報を入力し、
    前記プロセス定義比較部は、
    前記概略プロセス定義情報のタスク実行主体パラメータと前記利用者プロセス定義情報のタスク実行主体パラメータを比較し、タスク実行主体パラメータにおける不一致箇所を抽出することを特徴とする請求項9に記載のシミュレーション装置。
  11. 複数のタスクとタスクの実行順序で定義されるビジネスプロセスのシミュレーション方法において、
    前記ビジネスプロセスが業務において実行された際の実績を表す情報であって、タスクごとにタスクを実行したタスク実行主体が示される業務実績情報をコンピュータが取得する業務実績情報取得ステップと、
    前記コンピュータが、前記業務実績情報に示されるタスク実行主体をタスクごとに解析し、解析結果に基づいて、前記ビジネスプロセスのシミュレーションに用いられるパラメータのうちタスク実行主体に関するパラメータをタスク実行主体パラメータとして生成し、生成したタスク実行主体パラメータを対応するタスクに関連付けるパラメータ生成ステップとを有することを特徴とするシミュレーション方法。
  12. 複数のタスクとタスクの実行順序で定義されるビジネスプロセスのシミュレーションを行うコンピュータに、
    前記ビジネスプロセスが業務において実行された際の実績を表す情報であって、タスクごとにタスクを実行したタスク実行主体が示される業務実績情報を取得する業務実績情報取得処理と、
    前記業務実績情報に示されるタスク実行主体をタスクごとに解析し、解析結果に基づいて、前記ビジネスプロセスのシミュレーションに用いられるパラメータのうちタスク実行主体に関するパラメータをタスク実行主体パラメータとして生成し、生成したタスク実行主体パラメータを対応するタスクに関連付けるパラメータ生成処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
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