JP2009207046A - 移動体通信のランダムアクセス手順制御方法、移動局装置及び基地局装置 - Google Patents

移動体通信のランダムアクセス手順制御方法、移動局装置及び基地局装置 Download PDF

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Abstract

【課題】移動体通信のランダムアクセス手順制御方法、移動局装置及び基地局装置に関し、ランダムアクセス手順におけるパケット送受に要する時間を短縮し、ランダムアクセス手順を短時間で終了させることを可能する。
【解決手段】移動局装置で基地局装置との通信状態の良否を判定し、通信状態が良好の場合には、プリアンブル信号の送信(1−3)及びそのレスポンス信号の受信(1−4)の後に、ランダムアクセス手順のRRCコネクションリクエストメッセージとサービスリクエストメッセージとを連結した長いパケットで基地局装置に送信し、基地局装置との通信状態が不良の場合には、プリアンブル信号の送信(1−3)及びそのレスポンス信号の受信(1−4)の後に、RRCコネクションリクエストメッセージの送信(1−5)とサービスリクエストメッセージの送信(1−7)とを分離して短いパケットで基地局装置に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体通信のランダムアクセス手順制御方法、移動局装置及び基地局装置に関し、より詳しくは、移動体通信システムの無線リンク接続時において、移動局装置から最初のパケットを送信するために、移動局装置から基地局装置へ送信するランダムアクセス手順のパケットの送信制御に係るものである。
移動体通信システムにおいて、移動局装置から基地局装置へ最初にパケットデータを送信する場合、パケットデータの送信電力、送信タイミング等を、移動局装置と基地局装置との間で交渉(negotiate)するために、ランダムアクセス手順が実行される。図6に移動局装置から発呼した場合のランダムアクセス手順のシーケンスを示す。
移動局装置では通信開始時に上位レイヤであるNAS(Non-Access Stratum)レイヤより、サービスリクエスト(Service Request)メッセージがレイヤ3のRRC(Radio Resource Control)レイヤに通知される(6−1)。RRCレイヤでは、サービスリクエスト(Service Request)メッセージを送信するために、基地局装置との間でRRCコネクションを開設する必要があり、そのため、RRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージを送信するためのランダムアクセス手順の起動をレイヤ1/レイヤ2(図ではL1/L2と記している。)に指示する(6−2)。
レイヤ1/レイヤ2では、ランダムアクセス手順において、拡散符号で拡散されたランダムアクセスプリアンブル信号を、基地局装置で検出されるまで又は所定の回数に到達するまで、徐々に送信レベルを高くしながら複数回送信する(6−3)。該ランダムアクセスプリアンブル信号を検出した基地局装置は、受信確認のランダムアクセスレスポンス信号を移動局装置に送信する(6−4)。
ランダムアクセスレスポンス信号を受信した移動局装置のレイヤ1/レイヤ2は、RRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージのパケットを基地局装置に送信する(6−5)。RRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージのパケットを受信した基地局装置は、RRCコンテンションレゾルーション(Contention Resolution)メッセージのパケットを移動局装置に送信する(6−6)。
RRCコンテンションレゾルーション(Contention Resolution)メッセージのパケットを受信した移動局装置のレイヤ1/レイヤ2は、該RRCコンテンションレゾルーション(Contention Resolution)メッセージをRRCレイヤに通知し(6−7)、RRCコネクションが開設される。
RRCコネクションが開設されると、移動局装置のRRCレイヤにおいてサービスリクエスト(Service Request)メッセージを、RRCメッセージのイニシャルダイレクトトランスファー(Initial Direct Transfer)メッセージに載せてL1/L2レイヤに通知する(6−8)。
移動局装置のL1/L2レイヤは、イニシャルダイレクトトランスファー(Initial Direct Transfer)メッセージのパケットを基地局装置に送信する(6−9)。該イニシャルダイレクトトランスファー(Initial Direct Transfer)メッセージのパケットを受信した基地局装置は、該イニシャルダイレクトトランスファー(Initial Direct Transfer)メッセージからサービスリクエスト(Service Request)メッセージを抽出し、上位のNASレイヤへ通知する(6−10)。
また、上記のランダムアクセス手順を改良し、サービスリクエスト(Service Request)メッセージの基地局装置への転送時間を短縮した図7のシーケンスが検討されている。このシーケンスは、移動局装置の上位NASレイヤより、サービスリクエスト(Service Request)メッセージがレイヤ3のRRCレイヤに通知されると(7−1)、RRCレイヤで、RRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージを送信するためのランダムアクセス手順の起動をレイヤ1/レイヤ2に指示すると共に、該サービスリクエスト(Service Request)メッセージを送出する(7−2)。
レイヤ1/レイヤ2では、図6の場合と同様にランダムアクセスプリアンブル信号を基地局装置で検出されるまで又は所定の回数に到達するまで、徐々に送信レベルを高くしながら複数回送信する(7−3)。プリアンブル信号を検出した基地局装置は、受信確認のランダムアクセスレスポンス信号を移動局装置に送信する(7−4)。
移動局装置のレイヤ1/レイヤ2では、RRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージとサービスリクエスト(Service Request)メッセージとを連結(concatenate)したパケットを基地局装置へ送信し(7−5)、これによりサービスリクエスト(Service Request)メッセージを短時間で基地局装置に通知する。
連結(concatenate)したRRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージ及びサービスリクエスト(Service Request)メッセージのパケットを受信した基地局装置は、受信したサービスリクエスト(Service Request)メッセージを上位NASレイヤへ通知し(7−6)、また、RRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージに対して、RRCコンテンションレゾルーション(Contention Resolution)メッセージのパケットを移動局装置に送信する(7−7)。
RRCコンテンションレゾルーション(Contention Resolution)メッセージのパケットを受信した移動局装置のレイヤ1/レイヤ2は、該RRCコンテンションレゾルーション(Contention Resolution)メッセージをRRCレイヤに通知し(7−8)、RRCコネクションが開設される。
図6のランダムアクセス手順については非特許文献1及び非特許文献2に詳述されている。また、図7及び後述する図8のランダムアクセス手順については、非特許文献3に詳述されている。更に、ランダムアクセス手順に関して下記の特許文献1〜3等にも記載されている。
3GPP TS 24.008 V7.8.0 (2007-06) 3GPP TS 25.303 V7.0.0 (2006-03) 3GPP TS 36.300 V8.1.0 (2007-06) 特表2005−536168号公報 特表2002−540693号公報 特開2007−124687号公報
しかしながら、図7のランダムアクセス手順の場合、RRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージとサービスリクエスト(Service Request)メッセージとの連結(concatenation)により、パケット長が長くなり、移動局装置が無線エリアの末端部に位置する場合や障害物が存在する場合など、基地局装置との間の通信状態が良好でない場合、短いパケットに比べてパケットエラーとなる確率が高くなり、図8に示すように、パケットエラーによるパケット合成型自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat Request)の機能が起動し、結果的にサービスリクエスト(Service Request)メッセージの遅延が発生する。
即ち、図8に示すように、移動局装置のレイヤ1/レイヤ2で、連結(concatenate)したRRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージ及びサービスリクエスト(Service Request)メッセージのパケットを基地局装置へ送信した後(7−5)、このパケットが基地局装置で正常に受信されず、受信不良を示すNACKメッセージが返送されると(8−1)、先に送信したRRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージ及びサービスリクエスト(Service Request)メッセージの連結パケットを基地局装置へ再送し(8−2)、この連結パケットが再度基地局装置で受信不良となってNACKメッセージが返送されると(8−3)、同一の連結パケットを再度再送する(8−4〜8−n)。この再送動作によって、逆にサービスリクエスト(Service Request)メッセージの送信に長時間を要することとなる。
本発明は、ランダムアクセス手順において、移動局装置と基地局装置との間の通信状態の良否に従ってランダムアクセス手順を適応的に制御し、ランダムアクセス手順におけるパケット送受に要する時間を短縮し、ランダムアクセス手順を短時間で終了することができるランダムアクセス手順制御方法、移動局装置及び基地局装置を提供する。
上記課題を解決するためこのランダムアクセス手順制御方法は、移動体通信のランダムアクセス手順におけるパケット伝送の制御方法において、移動局装置で基地局装置との通信状態の良否を判定する通信状態良否判定ステップと、前記通信状態が良好の場合にはランダムアクセス手順の複数のパケットを連結して送信する連結送信モードとし、該通信状態が不良の場合にはランダムアクセス手順の各パケットを連結することなく分離した状態で送信する分離送信モードとし、前記通信状態良否判定ステップによる通信状態の良否の判定結果を基に、連結送信モード又は分離送信モードの何れの送信モードで送信するかを決定する送信モード決定ステップと、前記送信モード決定ステップにより決定された送信モードを基地局装置に通知した後、該送信モード決定ステップにより決定された送信モードにより、基地局装置へランダムアクセス手順のパケットを送信するパケット送信ステップと、を含むことを要件とする。
また、この移動局装置は、移動体通信のランダムアクセス手順のパケットを送信する移動局装置において、基地局装置との通信状態の良否を判定する通信状態良否判定手段と、前記通信状態が良好の場合にはランダムアクセス手順の複数のパケットを連結して送信する連結送信モードとし、該通信状態が不良の場合にはランダムアクセス手順の各パケットを連結することなく分離した状態で送信する分離送信モードとし、前記通信状態良否判定手段による通信状態の良否の判定結果を基に、連結送信モード又は分離送信モードの何れの送信モードで送信するかを決定する送信モード決定手段と、前記送信モード決定手段により決定された送信モードを基地局装置に通知した後、該送信モード決定手段により決定された送信モードにより、基地局装置へランダムアクセス手順のパケットを送信するパケット送信手段と、を備えたことを要件とする。
また、この基地局装置は、移動体通信のランダムアクセス手順のパケットを受信する基地局装置において、移動局装置で通信状態の良否を基に決定された、ランダムアクセス手順の複数のパケットを連結して送信する連結送信モード又は各パケットを連結することなく分離した状態で送信する分離送信モードの何れの送信モードであるかを、移動局装置からの通知により認識する送信モード認識手段と、前記送信モード認識手段で認識した送信モードに応じて、移動局装置から送信されるランダムアクセス手順のパケットを受信する受信モードを切替える受信モード切替え手段と、を備えたことを要件とする。
このランダムアクセス手順によれば、通信状態が不良の場合はパケット長が短くなり、パケットエラーの発生確率が低減するため、パケット再送によるランダムアクセス手順の遅延を防ぐことができ、また、通信状態が良好の場合には、パケットエラーの発生確率が低いため、パケット長が長い連結パケットを送信し、短持間でサービスリクエスト(Service Request)メッセージを基地局装置に通知し、ランダムアクセス手順を高速化することが可能となる。
図1は本発明によるランダムアクセス手順のシーケンスを示す。同図に示すように、移動局装置で上位レイヤのNAS(Non-Access Stratum)レイヤより、サービスリクエスト(Service Request)メッセージがレイヤ3のRRC(Radio Resource Control)レイヤに通知される(1−1)。
すると、移動局装置のRRCレイヤで、RRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージを送信するためのランダムアクセス手順の起動をレイヤ1/レイヤ2に指示すると共に、サービスリクエスト(Service Request)メッセージを送出する(1−2)。
レイヤ1/レイヤ2では図7の場合と同様に、ランダムアクセスプリアンブル信号を基地局装置で検出されるまで又は所定の回数に到達するまで、徐々に送信レベルを高くしながら複数回送信する(1−3)。ランダムアクセスプリアンブル信号を検出した基地局装置は、受信確認のランダムアクセスレスポンス信号を移動局装置に送信する(1−4)。
ランダムアクセスレスポンス信号を受信した移動局装置のレイヤ1/レイヤ2は、移動局装置と基地局装置との間の通信状態が良好でない場合、RRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージのパケットを、サービスリクエスト(Service Request)メッセージと連結することなく、分離した状態で基地局装置に送信する(1−5)。
該RRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージのパケットを受信した基地局装置は、RRCコネクションレゾルーション(Connection Resolution)メッセージのパケットを移動局装置に送信する(1−6)。該RRCコンテンションレゾルーション(Contention Resolution)メッセージのパケットを受信した移動局装置のレイヤ1/レイヤ2は、分離した状態でサービスリクエスト(Service Request)メッセージのパケットを基地局装置に送信する(1−7)。
該サービスリクエスト(Service Request)メッセージのパケットを受信した基地局装置は、サービスリクエスト(Service Request)メッセージをNAS上位レイヤへ通知する(1−8)。また、基地局装置は、サービスリクエスト(Service Request)メッセージを正常に受信したことを示すACKメッセージを移動局装置に返信し(1−9)、移動局装置のレイヤ1/レイヤ2では、該ACKメッセージを受信すると、RRCコンテンションレゾルーション(Contention Resolution)メッセージをRRCレイヤに通知し(1−10)、RRCコネクションが開設される。
前述したように移動局装置と基地局装置との間の通信状態が良好でない場合、RRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージとサービスリクエスト(Service Request)メッセージとを連結(concatenate)したメッセージを、図1のように移動局装置のレイヤ1/レイヤ2でセパレートし、パケット長を短くした分離パケットとして送信する。こうすることによりパケット長が短くなり、パケットエラーが発生する確率を低減することができる。
また、移動局装置と基地局装置間の通信状態が良好な場合には、パケット長が長い連結パケットを送信してもパケットエラーの発生確率が低いため、連結パケットを送信することにより、短持間でサービスリクエスト(Service Request)メッセージを基地局装置に通知するが可能となる。
従って、本発明では、ランダムアクセス手順において、複数のメッセージを連結パケット又は分離パケットの何れで送信するかの送信モードを選択する機能を備え、移動局装置と基地局装置との間の通信状態(例えば、パイロットシンボルのSIRなど)を監視し、該通信状態に応じて上記の2つの送信形態のうち最適な送信形態を判定して送信する機能を備える。
図2に下りリンクの受信状態が良好の場合の本発明のシーケンス例を示す。移動局装置ではレイヤ1/レイヤ2において、下りリンクの受信状態を監視する(2−1)。該受信状態の監視は、パイロットシンボルの受信電力(RSRP:Reference Symbol Received Power)、パイロットシンボル受信時の熱雑音や受信機の雑音も含めた全受信電力(RSSI:Received Signal Strength Indication)又はパイロットシンボルの信号対干渉比(SIR:signal to interference power ratio)等を測定し、その測定値と予め設定された閾値との比較により、基地局装置局との通信状態の良否を判定する。
移動局装置のレイヤ1/レイヤ2は、RRCレイヤから、RRCコネクションリクエスト(Connection Request)及びNASレイヤからのサービスリクエスト(Service Request)のメッセージの送信指示を受けると(2−2)、監視中の受信状態の測定値を閾値と比較し、閾値以上であれば受信状態良好と判断し(2−3)、それら2つのメッセージを連結(concatenate)した送信形態の連結(コンカチネーション)モードで送信することを示す送信モード情報を、ランダムアクセスプリアンブル信号に含めて基地局装置に送信する(2−4)。
上記ランダムアクセスプリアンブル信号を受信した基地局装置は、受信確認のランダムアクセスレスポンス信号を移動局装置に送信する(2−5)と共に、連結(コンカチネーション)モードでのデータ受信状態に設定する(2−6)。基地局装置からランダムアクセスレスポンス信号を受信した移動局装置は、RRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージとサービスリクエスト(Service Request)メッセージとを連結(concatenate)した連結パケットを基地局装置に送信する(2−7)。
上記連結パケットを受信した基地局装置は、該パケット内の2つのメッセージを分離し、NASレイヤのサービスリクエスト(Service Request)メッセージをNAS上位レイヤに通知する(2−8)と共に、RRCコンテンションレゾルーション(Contention Resolution)メッセージのパケットを移動局装置に送信する(2−9)。
上記RRCコンテンションレゾルーション(Contention Resolution)メッセージのパケットを受信した移動局装置のレイヤ1/レイヤ2は、該RRCコンテンションレゾルーション(Contention Resolution)メッセージをRRCレイヤに通知し(2−10)、ランダムアクセス手順が終了する。
図3に下りリンクの受信状態が不良の場合の本発明のシーケンス例を示す。図2とは(2−3)以降のシーケンスが異なる。移動局装置のレイヤ1/レイヤ2において、図2で説明したように、パイロットシンボルの受信電力(RSRP)、全受信電力(RSSI)又は信号対干渉比(SIR)等を測定し、測定値と予め設定された閾値との比較し、下りリンク受信状態を監視する(3−1)。
RRCレイヤからRRCコネクションリクエスト(Connection Request)及びNASレイヤからのサービスリクエスト(Service Request)のメッセージの送信指示を受けると(3−2)、監視中の受信状態の測定値を閾値と比較し、該閾値未満であれば受信状態不良と判定し(3−3)、複数のメッセージを分離した送信形態の分離(セパレート)モードで送信することを示す送信モード情報をランダムアクセスプリアンブル信号に含めて基地局装置に送信する(3−4)。
上記ランダムアクセスプリアンブル信号を受信した基地局装置は、受信確認のランダムアクセスレスポンス信号を移動局装置に送信する(3−5)と共に、分離(セパレート)モードでのデータ受信状態に設定する(3−6)。基地局装置からランダムアクセスレスポンス信号を受信した移動局装置は、RRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージのパケットを基地局装置に送信する(3−7)。
上記RRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージのパケットを受信した基地局装置は、RRCコンテンションレゾルーション(Contention Resolution)メッセージのパケットを移動局装置に送信する(3−8)。該RRCコンテンションレゾルーション(Contention Resolution)メッセージを受信した移動局装置は、NASレイヤのサービスリクエスト(Service Request)メッセージのパケットを基地局装置に送信する(3−9)。
上記NASレイヤのサービスリクエスト(Service Request)メッセージのパケットを受信した基地局装置は、該サービスリクエスト(Service Request)メッセージを上位レイヤに通知する(3−10)と共に、受信良好を示すACKメッセージを移動局装置に送信する(3−11)。該ACKメッセージを受信した移動局装置のレイヤ1/レイヤ2は、RRCコンテンションレゾルーション(Contention Resolution)メッセージをRRCレイヤに通知し(3−12)、これによりランダムアクセス手順が終了する。
図4に本発明による移動局装置の機能部の構成例を示す。同図において、4−1は無線部、4−2は受信状態測定部、4−3はメッセージ通信モード判定部、4−4はプリアンブル送信部、4−5はパケットデータ受信部、4−6はレスポンス検出部、4−7はメッセージ処理部、4−8はパケットデータ送信部である。
受信状態測定部4−2は、無縁部4−1を介して受信されるパイロットシンボルの受信電力(RSRP)、全受信電力(RSSI)又は信号対干渉比(SIR)等を測定し、その測定値をメッセージ通信モード判定部4−3に出力する。メッセージ通信モード判定部4−3は、受信状態測定部4−2から入力される測定値を、予め設定された閾値と比較し、該比較結果により下りリンク受信状態を判定し、該下りリンク受信状態に応じてメッセージ送信モードを決定する。
下りリンク受信状態が良好であれば、ランダムアクセスのメッセージ送信モードを連結(コンカチネーション)モードとし、下りリンク受信状態が不良であればメッセージ送信モードを分離(セパレート)モードと決定し、該決定した送信モードをプリアンブル送信部4−4及びメッセージ処理部4−7に通知する。
プリアンブル送信部4−4は、送信モードを基地局装置に通知するために、プリアンブル系列番号を送信モードに対応させてグループ分けし、例えば、プリアンブル系列番号1〜5は連結(コンカチネーション)モード、プリアンブル系列番号6〜10は分離(セパレート)モードなどとグループ分けして、送信モードに対応した系列番号のランダムアクセスプリアンブル信号を基地局装置に送信する。
パケットデータ受信部4−5は、基地局装置からの各パケットを受信し、各パケットをメッセージ処理部4−7へ送出する。レスポンス検出部4−6は、ランダムアクセスプリアンブル信号に対する基地局装置から送信されたランダムアクセススレスポンス信号を検出し、該検出結果をメッセージ処理部4−7に通知する。
メッセージ処理部4−7は、メッセージ通信モード判定部4−3から通知されるメッセージ送信モードに応じて、RRCコネクションリクエスト(Connection Request)メッセージとサービスリクエスト(Service Request)メッセージとを連結(concatenate)した連結パケット、又はそれらのメッセージを分離した状態の分離パケットとして生成処理し、それらのパケットをパケットデータ送信部4−8に送出する。パケットデータ送信部4−8は、メッセージ処理部4−7から送出されたパケットを、無線部4−1を介して基地局装置へ送信する。
図5に本発明による基地局装置の機能部の構成例を示す。同図において、5−1は無線部、5−2はパケットデータ受信部、5−3はプリアンブル検出部、5−4はレスポンス送信部、5−5はメッセージ処理部、5−6はパケットデータ送信部である。移動局装置から送信されたパケット信号は、無線部5−6を介した後、パケットデータ受信部5−2で受信され、メッセージ処理部5−5に送られる。
プリアンブル検出部5−3は、移動局装置から送信されたランダムアクセスプリアンブル信号を検出し、該検出結果をレスポンス送信部5−4及びメッセージ処理部5−5に通知する。また、プリアンブル検出部5−3にて、例えば、プリアンブル系列番号を基に、移動局装置からのランダムアクセス手順の送信モードが連結(コンカチネーション)モードか分離(セパレート)モードかを認識し、該送信モードをメッセージ処理部5−5に通知する。
レスポンス送信部5−4は、プリアンブル検出部5−3からランダムアクセスプリアンブル信号の検出結果の通知を受けると、ランダムアクセスレスポンス信号を、無線部5−1を介して移動局装置に送信する。また、メッセージ処理部5−5は、プリアンブル検出部5−3から送信モードの通知を受けると、通知された送信モードに従って、パケットの受信モードを連結(コンカチネーション)モード又は分離(セパレート)モードに設定する。
また、メッセージ処理部5−5は、RRCコンテンションレゾルーション(Contention Resolution)メッセージのパケット等を生成し、それらのパケットを、パケットデータ送信部5−6に送出し、パケットデータ送信部5−6は、メッセージ処理部5−5から送出されたパケットを、無線部5−1を介して移動局装置へ送信する。
以上説明した実施例に加えて、移動局装置と基地局装置との間の通信状態を判断する機能において、移動局装置でランダムアクセスレスポンス信号を受信したときのランダムアクセスプリアンブル信号の送信電力を基に通信状態を判断する構成とすることができる。これは、移動局装置から送信したランダムアクセスプリアンブル信号が基地局装置で受信され、そのランダムアクセスレスポンス信号が返送されるまで、移動局装置では徐々にランダムアクセスプリアンブル信号のレベルを増大させながら送信するため、基地局装置からランダムアクセスレスポンス信号が受信されたときの通信状態が、移動局装置と基地局装置との間の通信状態の良否レベルを示しているからである。
また、移動局装置と基地局装置との間の通信状態を判定する機能において、前述した判定機能加えて、受信ドップラー周波数を基に通信状態を判定する機能を追加することができる。これは、受信ドップラー周波数が移動局装置の移動速度を表し、移動速度が速いほど、通信状態が劣化する可能性が高いからである。
また、移動局装置で決定した送信モードを基地局装置に通知する手段として、プリアンブル系列番号を送信モード毎にグループ分けして通知するほかに、ランダムアクセスレスポンス信号を受信した後に最初に送信するパケットのメッセージの中に、連結(コンカチネーション)モードか分離(セパレート)モードかを示す送信モード情報を埋め込んで送信する構成とすることもできる。
本発明によるランダムアクセス手順のシーケンスを示す図である。 下りリンクの受信状態が良好の場合のシーケンス例を示す図である。 下りリンクの受信状態が不良の場合のシーケンス例を示す図である。 本発明による移動局装置の機能部の構成例を示す図である。 本発明による基地局装置の機能部の構成例を示す図である。 移動局装置から発呼した場合の従来のランダムアクセス手順のシーケンスを示す図である。 従来のランダムアクセス手順の連結メッセージ送信シーケンスを示す図である。 従来のランダムアクセス手順の連結メッセージ再送シーケンスを示す図である。
符号の説明
4−1 無線部
4−2 受信状態測定部
4−3 メッセージ通信モード判定部
4−4 プリアンブル送信部
4−5 パケットデータ受信部
4−6 レスポンス検出部
4−7 メッセージ処理部
4−8 パケットデータ送信部
5−1 無線部
5−2 パケットデータ受信部
5−3 プリアンブル検出部
5−4 レスポンス送信部
5−5 メッセージ処理部
5−6 パケットデータ送信部

Claims (5)

  1. 移動体通信のランダムアクセス手順におけるパケット伝送の制御方法において、
    移動局装置で基地局装置との通信状態の良否を判定する通信状態良否判定ステップと、
    前記通信状態が良好の場合にはランダムアクセス手順の複数のパケットを連結して送信する連結送信モードとし、該通信状態が不良の場合にはランダムアクセス手順の各パケットを連結することなく分離した状態で送信する分離送信モードとし、前記通信状態良否判定ステップによる通信状態の良否の判定結果を基に、連結送信モード又は分離送信モードの何れの送信モードで送信するかを決定する送信モード決定ステップと、
    前記送信モード決定ステップにより決定された送信モードを基地局装置に通知した後、該送信モード決定ステップにより決定された送信モードにより、基地局装置へランダムアクセス手順のパケットを送信するパケット送信ステップと、
    を含む移動体通信のランダムアクセス手順制御方法。
  2. 前記通信状態良否判定ステップにおいて、パイロットシンボルの受信電力、パイロットシンボル受信時の受信器雑音を含む全受信電力又はパイロットシンボルの信号対干渉比を測定し、測定値と予め設定された閾値とを比較し、下りリンク受信状態を基に通信状態良否を判定することを特徴とする請求項1に記載の移動体通信のランダムアクセス手順制御方法。
  3. 前記送信モード決定ステップにより決定された送信モードを基地局装置に通知する際に、プリアンブル系列番号を前記送信モードに対応させてグループ分けし、送信モードに応じた系列番号のプリアンブル信号を送信して送信モードを基地局装置に通知する請求項1に記載の移動体通信のランダムアクセス手順制御方法。
  4. 移動体通信のランダムアクセス手順のパケットを送信する移動局装置において、
    基地局装置との通信状態の良否を判定する通信状態良否判定手段と、
    前記通信状態が良好の場合にはランダムアクセス手順の複数のパケットを連結して送信する連結送信モードとし、該通信状態が不良の場合にはランダムアクセス手順の各パケットを連結することなく分離した状態で送信する分離送信モードとし、前記通信状態良否判定手段による通信状態の良否の判定結果を基に、連結送信モード又は分離送信モードの何れの送信モードで送信するかを決定する送信モード決定手段と、
    前記送信モード決定手段により決定された送信モードを基地局装置に通知した後、該送信モード決定手段により決定された送信モードにより、基地局装置へランダムアクセス手順のパケットを送信するパケット送信手段と、
    を備えた移動局装置。
  5. 移動体通信のランダムアクセス手順のパケットを受信する基地局装置において、
    移動局装置で通信状態の良否を基に決定された、ランダムアクセス手順の複数のパケットを連結して送信する連結送信モード又は各パケットを連結することなく分離した状態で送信する分離送信モードの何れの送信モードであるかを、移動局装置からの通知により認識する送信モード認識手段と、
    前記送信モード認識手段で認識した送信モードに応じて、移動局装置から送信されるランダムアクセス手順のパケットを受信する受信モードを切替える受信モード切替え手段と、を備えた基地局装置。
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JP2008049321A Withdrawn JP2009207046A (ja) 2008-02-29 2008-02-29 移動体通信のランダムアクセス手順制御方法、移動局装置及び基地局装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014506758A (ja) * 2011-02-14 2014-03-17 アルカテル−ルーセント オーバーヘッドを削減した短いメッセージ伝送のための方法

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