JP2009205576A - 生体認証装置、虹彩認証装置、及び装着具 - Google Patents
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Abstract
【課題】生体部位(例えば、目の虹彩等)の画像を撮影する際に、装置に入射する外光の影響による誤認識を低減し、認識を高精度に行えるようにする。
【解決手段】生体認識装置(例えば、虹彩認証装置)30は、個人の目に光を照射する光源43を有する照明部62と、光を照射された目の画像を撮影するカメラ42を有する撮影部61と、取得された目の画像から抽出した虹彩データを、予め登録した虹彩データと照合することによって個人を認識する虹彩認識部66とを備えている。そして、カメラ42の周囲を囲って筐体部41に装着される装着具である筒状部材50を設け、この筒状部材50が装着された状態で、撮影を行い、筒状部材50の開口部52から取得された画像内の明るさに基づいて、明るさ調整部64により、目画像の明るさを調整し、前記撮影を行う。
【選択図】図1
【解決手段】生体認識装置(例えば、虹彩認証装置)30は、個人の目に光を照射する光源43を有する照明部62と、光を照射された目の画像を撮影するカメラ42を有する撮影部61と、取得された目の画像から抽出した虹彩データを、予め登録した虹彩データと照合することによって個人を認識する虹彩認識部66とを備えている。そして、カメラ42の周囲を囲って筐体部41に装着される装着具である筒状部材50を設け、この筒状部材50が装着された状態で、撮影を行い、筒状部材50の開口部52から取得された画像内の明るさに基づいて、明るさ調整部64により、目画像の明るさを調整し、前記撮影を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、個体(例えば、人や動物等)の生体的特徴(例えば、顔、目の虹彩等)を利用して個体を認識する生体認証装置、虹彩認証装置、及びそれに用いられる装着具であって、個体の生体部位(例えば、人の目等)の画像を撮影する際に、装置に入射する外光の影響による誤認識を低減し、認識を高精度に行えるようにした認証制御に関するものである。
従来、例えば、人の目の虹彩部分の画像を用いた据え置き型虹彩認証装置が下記の特許文献1等に開示され、更に、携帯型虹彩認証装置が下記の特許文献2〜4等に開示されている。
これらの特許文献1〜4等に記載されているように、従来の虹彩認証装置は、使用者の生体における目の画像(即ち、目画像)をカメラで取得し、取得した目画像の中から虹彩部分を切り出して虹彩データを抽出し、予め登録された使用者の虹彩データと照合して一致した場合に、該使用者を本人であると認証する。
図6(a)、(b)は、特許文献2〜4等に記載された従来の携帯型虹彩認証装置を示す概略の構成図であり、同図(a)は携帯型虹彩認証装置の外観図、及び、同図(b)は同図(a)中の虹彩認証装置本体の構成図である。
携帯型虹彩認証装置10は、携帯端末装置である携帯電話機に搭載された装置であり、筐体部11を有し、この筐体部11の内部に、虹彩認証装置本体20が設けられている。筐体部11の外部の正面側には、撮影部21のカメラ21aと、照明部22の照明用光源22aと、表示部12等とが設けられている。照明用光源22aは、カメラ21aにより目を撮影し、この目の画像を取得する際、発光させて光を目に照射するものであり、その発光に同期してカメラ21aのレンズ、シャッタ等を動作させ目を撮影するようになっている。
筐体部11内の虹彩認証装置本体20は、カメラ21aを有する撮影部21、照明用光源22aを有する照明部22、撮影部21で取得された目画像をキャプチャ(捕獲)する画像キャプチャ部23、虹彩認識部24、及び虹彩認識辞書25等により構成されている。
この携帯型虹彩認証装置10において、認証処理は以下のように行われる。
撮影部21により、カメラ21aのレンズ、シャッタ等を動作させて、カメラ21aの前方に位置する被写体である使用者の目を撮影する。照明部22は、撮影部21により目を撮影するタイミングに同期して、照明用光源22aを発光させて使用者の顔を照射する。撮影部21での撮影動作中の目画像は、一定期間、画像キャプチャ部23でキャプチャされて記憶され、この記憶された画像データが虹彩認識部24へ送られる。虹彩認識部24では、画像キャプチャ部23でキャプチャされて記憶された目画像から虹彩データを抽出し、虹彩認識辞書25に予め格納され登録されている虹彩データと比較(照合)することで、使用者が本人かどうかを認識する。
撮影部21により、カメラ21aのレンズ、シャッタ等を動作させて、カメラ21aの前方に位置する被写体である使用者の目を撮影する。照明部22は、撮影部21により目を撮影するタイミングに同期して、照明用光源22aを発光させて使用者の顔を照射する。撮影部21での撮影動作中の目画像は、一定期間、画像キャプチャ部23でキャプチャされて記憶され、この記憶された画像データが虹彩認識部24へ送られる。虹彩認識部24では、画像キャプチャ部23でキャプチャされて記憶された目画像から虹彩データを抽出し、虹彩認識辞書25に予め格納され登録されている虹彩データと比較(照合)することで、使用者が本人かどうかを認識する。
しかしながら、従来の虹彩認証装置では、次のような課題があった。
使用者が携帯型虹彩認証装置10を使用する状況によっては、例えば、室内の蛍光灯の直下や夏場の屋外等の外光の強い場所になることがある。このような状況では、極端に光量の多い光がカメラ21aに入射することがある。
使用者が携帯型虹彩認証装置10を使用する状況によっては、例えば、室内の蛍光灯の直下や夏場の屋外等の外光の強い場所になることがある。このような状況では、極端に光量の多い光がカメラ21aに入射することがある。
従来の携帯型虹彩認証装置10では、照明部22の照明用光源22aの光と比べ、極度に光量の多い外光がカメラ21aを通して撮影部21に入射した場合、光源22aの光の光量がこれに負けてしまい、取得した目画像のほぼ全域に光の映り込みが生じ、撮影された目画像の輝度が全体として高い画像となる。
これを防止するために、従来の携帯型虹彩認証装置10において、撮影された目画像の明るさを自動的に検出し、明るさの調整を行うオートゲインの機能が設けられた装置も存在する。しかし、オートゲインの機能では、軽度の外光の映り込みを低減することはできるが、前述したような強度の外光の映り込みはオートゲインを作動させた場合であっても、効果的に除去することは困難であった。
図7(a)、(b)は、従来の携帯型虹彩認証装置10における目画像内に強い外光が写り込んでいる場合でのオートゲイン調整の調整前及び調整後の動作を示す模式図である。この図7には、目30において黒目である虹彩31の中心に瞳孔32が描画された画像が示されている。
通常は、図7(a)に示すように、強い外光が入ると画像の全体が非常に明るくなる(即ち、画像の周辺部が外光により極度に明るくなる。)。
オートゲインの機能は、外光により明るくなっている周辺領域も含めた画像全体の明るさを判定し、これにより、画像全体を明るい方向へ調整するか、あるいは暗くする方向へ調整するかの判定を行う。そのため、図7(a)に示すように、強い外光が写り込んでいる場合では、全体的に暗く調整されるため、図7(b)に示すように、虹彩31が暗くなり模様が不明瞭な画像になる。オートゲインが適切に機能しなかった結果、目30の画像は明瞭さを欠いたまま虹彩認識部24へ送られて処理されるので、虹彩データが抽出できないか、あるいは抽出できても欠損を含むデータとなってしまい、照合処理の結果、誤認識又は認識不能となってしまっていた。このような問題は、据え置き型の虹彩認証装置や、他の生体認証装置についても生じる虞がある。
このように、オートゲインの調整は、画像中の目画像以外の領域の明るさも考慮して、明暗の調整を判定しているので、撮影された画像によっては、かえって目画像を劣化させてしまうことがあり、このような課題に対して効果的な解決手段が求められている。
本発明の生体認証装置は、筐体部と、筒状部材と、照明手段と、撮影手段と、明るさ調整制御手段と、認識手段とを有している。
ここで、前記筒状部材は、所定距離離れた第1の開口部及び第2の開口部を有し、前記筐体部側に固定状態で設けられ、又は撮影時において前記筐体部側から突出し且つ非撮影時において前記筐体部側へ後退するように前記筐体部側に設けられ、外部から前記第2の開口部を通して前記第1の開口部へ入射する光を遮蔽するものである。前記照明手段は、前記筐体部側において前記筒状部材の近傍に設けられ、前記撮影時において前記筒状部材の第2の開口部の近傍に位置する個体の生体部位に対して光を照射する機能を有している。前記撮影手段は、前記筐体部側において前記第1の開口部内に設けられ、前記撮影時において前記光が照射された生体部位を前記筒状部材を通して撮影して生体部位画像を取得する機能を有している。前記明るさ調整制御手段は、前記筐体部に設けられ、前記第1の開口部から取得された画像内の明るさに基づいて、前記生体部位画像の明るさを調整して前記撮影手段の撮影を行わせる機能を有している。更に、前記認識手段は、前記筐体部に設けられ、前記明るさが調整されて取得された前記生体部位画像から生体データを抽出してこの抽出された生体データと予め登録された生体データとを照合して前記個体を認識する機能を有している。
本発明の虹彩認証装置は、筐体部と、所定距離離れた第1の開口部及び第2の開口部を有し、前記第1の開口部が前記筐体部側に装着され、撮影時において外部から前記第2の開口部を通して前記第1の開口部へ入射する光を遮蔽する筒状部材と、前記筐体部側において前記筒状部材の近傍に設けられ、前記撮影時において前記筒状部材の第2の開口部の近傍に位置する個人の目に対して光を照射する照明手段と、前記筐体部側において前記第1の開口部内に設けられ、前記光が照射された目を前記筒状部材を通して撮影して目画像を取得する撮影手段と、前記筐体部に設けられ、前記撮影時において前記第1の開口部から取得された画像内の明るさに基づいて、前記目画像の明るさを調整して前記撮影手段の撮影を行わせる明るさ調整制御手段と、前記筐体部に設けられ、前記明るさが調整されて取得された前記目画像から虹彩データを抽出してこの抽出された虹彩データと予め登録された虹彩データとを照合して前記個人を認識する認識手段とを備えている。
本発明の他の虹彩認証装置は、筐体部と、所定距離離れた第1の開口部及び第2の開口部を有し、撮影時には前記第2の開口部が前記筐体部側から突出し、非撮影時には前記第2の開口部が後退して前記第1及び第2の開口部が前記筐体部側に収納されるように、突出後退自在に前記筐体部側に設けられ、外部から前記第2の開口部を通して前記第1の開口部へ入射する光を遮蔽する筒状部材と、前記筐体部側において前記筒状部材の近傍に設けられ、前記撮影時において前記第2の開口部の近傍に位置する個人の目に対して光を照射する照明手段と、前記筐体部側において前記第1の開口部内に設けられ、前記光が照射された目を前記筒状部材を通して撮影して目画像を取得する撮影手段と、前記筐体部に設けられ、前記撮影時において前記第1の開口部から取得された画像内の明るさに基づいて、前記目画像の明るさを調整して前記撮影手段の撮影を行わせる明るさ調整制御手段と、前記筐体部に設けられ、前記明るさが調整されて取得された前記目画像から虹彩データを抽出してこの抽出された虹彩データと予め登録された虹彩データとを照合して前記個人を認識する認識手段とを備えている。
本発明の装着具は、個人の目に光を照射する照明手段と、前記光が照射された目を撮影して目画像を取得する撮影手段と、前記取得された目画像から虹彩データを抽出してこの抽出された虹彩データと予め登録された虹彩データとを照合して前記個人を認識する認識手段とが、筐体部に設けられた虹彩認証装置に装着するものであって、前記撮影手段の周囲を囲うことが可能な内径と、前記目を前記撮影手段に所定の間隔を以って位置付け可能な長さと、を有する筒状の形状をなし、前記撮影時において前記筐体部に装着され、前記撮影手段へ入射する外光を遮蔽する構成になっている。
本発明によれば、撮影手段を包囲する筒状部材(即ち、装着具)を筐体部側に設けるようにしたので、周囲の外光が撮影手段に入射することが防止される。これにより、明るさ調整制御手段が、筒状部材の第1の開口部から取得された画像内の明るさを基にして動作するので、被写体の画像を良好に取得でき、認識精度が向上する。
例えば、突出後退自在の筒状部材を筐体部側に設け、撮影時にその筒状部材が筐体部側から突出する構造にした場合、着脱用の筒状部材を別に持ち歩く必要がなくなり、しかも、取り付けの煩雑な動作も不要となり、外光の影響を除去しつつスムースに被写体の画像を撮影することができる。又、筒状部材の開口部側に傾斜部を形成した場合には、筒状部材の最長の長さに関係なく、照明手段の位置を任意に設定することができ、装置の設計の自由度が増す。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1(a)、(b)は、本発明の実施例1を示す生体認証装置の1つである携帯型虹彩認証装置の概略の構成図であり、同図(a)は携帯型虹彩認証装置の外観図、及び、同図(b)は同図(a)中の虹彩認証装置本体の構成図である。
図1(a)、(b)は、本発明の実施例1を示す生体認証装置の1つである携帯型虹彩認証装置の概略の構成図であり、同図(a)は携帯型虹彩認証装置の外観図、及び、同図(b)は同図(a)中の虹彩認証装置本体の構成図である。
図1(a)に示す携帯型虹彩認証装置40は、携帯端末装置(例えば、携帯電話機)に搭載され、個体(例えば、人)の虹彩を認証する装置であり、筐体部41を有している。筐体部41の内部には、図1(b)に示すような虹彩認証装置本体60が設けられている。筐体部41の例えば正面側には、カメラ42と、このカメラ42の近傍に配置された照明用光源43と、液晶等の表示部44と、図示しない撮影開始キー等を有する入力部45等とが設けられている。筐体部41におけるカメラ42の周囲には、このカメラ42を内包するように装着具である筒状部材50が装着され、この筒状部材50の外側に光源43が配置されている。
筒状部材50は、カメラ42に入り込む外光を遮蔽するものであり、所定の長さLだけ離れた第1の開口部51及び第2の開口部52を有し、この第1の開口部51がカメラ42の周囲に、螺子等により着脱自在に装着されている。所定の長さLは、撮影時において第2の開口部52近傍に位置する目をカメラ42に対して所定の間隔を以て位置付け可能な距離である。
筐体部41内に設けられた虹彩認証装置本体60は、入力部45に接続された撮影手段(例えば、撮影部)61を有し、この撮影部61に、照明手段(例えば、照明部)62とキャプチャ手段(例えば、画像キャプチャ部)63とが接続されている。撮影部61は、レンズ、シャッタ、電荷結合素子(以下「CCD」という。)等のイメージセンサ、絞り機構等を有するカメラ42を備え、このカメラ42を動作させ、カメラ42の前方に位置する被写体である目を撮影してイメージセンサの撮像面にて目画像を取得する機能を有している。目は、例えば、筒状部材50の第2の開口部52から一定距離だけ離した状態で撮影される構成になっている。照明部62は、照明用光源43を有し、撮影部61により目を撮影するタイミングに同期して、光源43を発光させて光を目に照射する機能を有している。画像キャプチャ部63は、メモリ等の記憶手段を有し、撮影部61で取得された目画像をキャプチャして一定期間記憶手段に記憶するものである。
画像キャプチャ部63には、明るさ調整部64を介して撮影制御部65が接続されると共に、認識手段(例えば、虹彩認識部)66が接続され、この虹彩認識部66に登録手段(例えば、虹彩認識辞書)67が接続されている。明るさ調整部64及び撮影制御部65は、画像キャプチャ部63によりキャプチャされて記憶された画像の明るさに基づいて、その画像中の目画像の明るさを調整して撮影部61に撮影を行わせる明るさ調整制御手段としての機能を有している。その内、明るさ調整部64は、画像キャプチャ部63によりキャプチャされて記憶された目画像の全体から、撮影された目画像の明るさを自動的に検出して明るさ調整信号を撮影制御部65へ出力するものであり、例えば、オートゲイン機構により構成されている。
オートゲイン機構は、例えば、特開平7−284006号公報、特開2005−33434号公報等に記載された公知の種々の回路で構成できる。本実施例1のオートゲイン機構は、例えば、画像キャプチャ部63によりキャプチャされて記憶された目画像の信号を増幅する自動利得制御回路(以下「AGC回路」という。)と、このAGC回路の出力信号に対して明るさ調整(即ち、γ補正)等を行うカメラ信号処理回路と、AGC回路のゲイン等を制御する露出制御回路等とにより構成されている。撮影制御部65は、明るさ調整部64から与えられる明るさ調整信号(例えば、露出制御回路の出力信号)に基づき、カメラ42に設けられた入射光量を変化させるための絞り機構等を制御するものである。
画像キャプチャ部63に接続された虹彩認識部66は、画像キャプチャ部61にキャプチャされて記憶された目画像から虹彩データを抽出し、この抽出された虹彩データと虹彩認識辞書66に予め登録された虹彩データとを照合して、利用者が本人かどうかを認識する機能を有している。
このような虹彩認証機能に必要な各構成は、虹彩認証装置本体60に組み込むソフトウェア、あるいは個別回路で構成されている。なお、筒状部材50は、予め筐体部41に固定した構造にしてもよい。
(実施例1の動作)
図2は、図1の筐体部41に取り付けられた筒状部材50の断面、筒状部材50と使用者の目及び装置各部との関係を示す概略の図である。
図2は、図1の筐体部41に取り付けられた筒状部材50の断面、筒状部材50と使用者の目及び装置各部との関係を示す概略の図である。
筐体部41に取り付けられたカメラ42は、結像用のレンズ42aと、このレンズ42aで結像された像を撮像面で受光して電気信号に変換するイメージセンサ42bと、図示しないシャッタ、絞り機構等とにより構成されている。レンズ42aの周囲には、このレンズ42aを内包するように筒状部材50の第1の開口部51が装着されている。破線で示されるカメラ42の画角αは、カメラ42で撮影される画像の範囲を角度で表したものであり、視野角とも言われ、イメージセンサ42bの撮像面の寸法、及びレンズ42aの焦点距離等により決定される。目30は、筒状部材50の近傍に位置する光源43からの光43aにより照射される。目30には、黒目である虹彩31の中心に瞳孔32がある。
図3は、図2における目30の位置付けの前後のキャプチャ画像の変化を示す模式図である。
これらの図2及び図3を参照しつつ、以下、本実施例1の携帯型虹彩認証装置40の動作を説明する。
図2に示すように、筐体部41に対して筒状部材50が着脱自在の構造の場合、目30の撮影に際し、使用者は、先ず、筒状部材50を筐体部41に螺着等により取り付ける。この場合、筒状部材50における筒部の中心が、カメラ42の光軸と同一の方向になるように取り付ける。そして、使用者は、筒状部材50が装着された筐体部41を手で把持し、虹彩31の認証処理を行うために、筒状部材50の第2の開口部52に目を近づける。この際、目30の位置は、筒状部材50の第2の開口部52に目30を接触させずに、一定の距離だけ離した状態に位置付ける。使用者は、入力部45の図示しない撮影開始キーを押下すると、筒状部材50の外側に配置された照明部62の光源43が発光して、光43aが目30に照射される。光源43が発光するのと同時に、明るさ調整部64によりオートゲインが起動される。この時、オートゲインの判定領域としては、画像キャプチャ部63でキャプチャされた目画像の全体である。当該領域について撮影された目画像の明るさが、オートゲインにより自動的に検出される。
図3(a)には、使用者が目30を開口部52に位置付けていない時のキャプチャ画像のオートゲインが動作する前の状態が示されている。筒状部材50は、カメラ42の画角αの範囲を一部覆い隠すため、撮影された画像は図3(a)に示すように、周囲部分が暗くなり、中央付近のみが外光が入射して明るくなる。
図3(a)の状態に対し、使用者が目30を筒状部材50の開口部52に近づけると、撮影された画像は図3(b)のようになる。使用者の目30と筒状部材50の開口部52との間の一定の間隙を介して、光源43の光43aが目30に当たっているので、図3(b)の画像では、目30が適度に明るくなっている。但し、この段階では光源43の光43aが照射されたのみであり、明るさ調整部64のオートゲインは動作していない。
明るさ調整部64、撮影制御部65及び撮影部61により、図3(b)の画像に対してオートゲインの明るさ調整処理が行われる。図3(c)には、図3(b)の画像に対して、オートゲインが動作して目30の虹彩模様が明瞭になったところが示されている。
オートゲインの調整が完了した画像は、画像キャプチャ部63から虹彩認識部66へ送られ、この虹彩認識部66により、送られてきた画像から虹彩データが抽出され、虹彩認識辞書67に登録されている虹彩データと照合され、使用者が本人かどうかが認識される。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、筐体部41に筒状部材50を取り付けることで、カメラ42に入り込む外光を遮る構造にしている。つまり、筒状部材50は内部にカメラ42を内包するように筐体部41に取り付けられるので、カメラ42に周囲の外光が入射するのが防止される。これにより、明るさ調整部64におけるオートゲインの機能が、目画像の近傍の領域の明るさを基にして動作するので、目画像が良好に取得できる。このように、本実施例1では、明るさ調整部64におけるオートゲインが適切に機能するので、目30の虹彩模様が明瞭に取得され、認識が高精度に行われるようになる。
本実施例1によれば、筐体部41に筒状部材50を取り付けることで、カメラ42に入り込む外光を遮る構造にしている。つまり、筒状部材50は内部にカメラ42を内包するように筐体部41に取り付けられるので、カメラ42に周囲の外光が入射するのが防止される。これにより、明るさ調整部64におけるオートゲインの機能が、目画像の近傍の領域の明るさを基にして動作するので、目画像が良好に取得できる。このように、本実施例1では、明るさ調整部64におけるオートゲインが適切に機能するので、目30の虹彩模様が明瞭に取得され、認識が高精度に行われるようになる。
(実施例2の構成)
図4(a)、(b)は、本発明の実施例2を示す携帯型虹彩認証装置における筒状部材部分の概略の構成図であり、同図(a)は筒状部材の形状を示す図、及び、同図(b)は筒状部材と目及び装置各部との関係を示す図である。この図4では、実施例1を示す図1〜図3中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図4(a)、(b)は、本発明の実施例2を示す携帯型虹彩認証装置における筒状部材部分の概略の構成図であり、同図(a)は筒状部材の形状を示す図、及び、同図(b)は筒状部材と目及び装置各部との関係を示す図である。この図4では、実施例1を示す図1〜図3中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
実施例1では、筐体部41に装着される筒状部材50の長さL及び光源43の位置関係によっては、光源43の光43aが目30に届かないことがある。そこで、この問題を解消するために、本実施例2では、実施例1の筒状部材50とは形状の異なる筒状部材50Aを、筐体部41に装着するようにしている。
本実施例2の筒状部材50Aは、実施例1と同様に、両端に第1の開口部51及び第2の開口部52を有しているが、実施例1とは異なり、図4の斜線部分に示されるように、第2の開口部52側に、光源43からの光43aを遮断しない角度で、斜めに切り落とした形状の傾斜部53が設けられている。筒状部材50Aにおける筒長の最も短い部分の長さ(即ち、傾斜部53の上端からレンズ42aまでの長さ)L1は、カメラ42の画角αから求められた寸法であり、側面方向からの光源43の光43a以外の外光が入射しないような長さに設定されている。
このように、開口部52の一部を切り欠いた斜線部53を設けることにより、光源43から目30への光43aの通り道(光路)を確保することで、光源43の光43aが十分目30に当たるようにして、前記実施例1の問題を解消している。その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例2の動作)
図4(b)において、目30の撮影に際し、使用者は、先ず、筒状部材50Aを筐体部41に装着する。筒状部材50Aを筐体部41に装着する時には、傾斜部53の傾斜方向が光源43の設けられている方向に取り付ける。そして、使用者は、筒状部材50Aが装着された筐体部41を手で把持し、虹彩31の認証処理を行うために、筒状部材50Aの開口部52に目30を近づける。使用者は、入力部45の図示しない撮影開始キーを押下すると、筒状部材50Aの外側に配置された光源43が発光する。光源43の光43aは、傾斜部53に沿って、開口部52の近傍に位置決めされた目30に到達する。これにより、使用者の目30に光43aが照射される。光源43が発光するのと同時に、明るさ調整部64及び撮影制御部65によりオートゲインが起動される。これ以降は、実施例1と同様の動作が行われる。
図4(b)において、目30の撮影に際し、使用者は、先ず、筒状部材50Aを筐体部41に装着する。筒状部材50Aを筐体部41に装着する時には、傾斜部53の傾斜方向が光源43の設けられている方向に取り付ける。そして、使用者は、筒状部材50Aが装着された筐体部41を手で把持し、虹彩31の認証処理を行うために、筒状部材50Aの開口部52に目30を近づける。使用者は、入力部45の図示しない撮影開始キーを押下すると、筒状部材50Aの外側に配置された光源43が発光する。光源43の光43aは、傾斜部53に沿って、開口部52の近傍に位置決めされた目30に到達する。これにより、使用者の目30に光43aが照射される。光源43が発光するのと同時に、明るさ調整部64及び撮影制御部65によりオートゲインが起動される。これ以降は、実施例1と同様の動作が行われる。
(実施例2の効果)
本実施例2によれば、筒状部材50Aの開口部52に傾斜部53を設けたので、筒状部材50Aの最長の長さ(図2の長さLに相当)に関係なく、光源43の位置を任意に設定することができ、装置の設計の自由度が増す。
本実施例2によれば、筒状部材50Aの開口部52に傾斜部53を設けたので、筒状部材50Aの最長の長さ(図2の長さLに相当)に関係なく、光源43の位置を任意に設定することができ、装置の設計の自由度が増す。
(実施例3の構成)
図5(a)、(b)は、本発明の実施例3を示す携帯型虹彩認証装置の概略の構成図であり、同図(a)は筒状部材部分の断面図、及び、同図(b)は筐体部内に設けられる虹彩認証装置本体の構成図である。この図5では、実施例1を示す図1及び図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図5(a)、(b)は、本発明の実施例3を示す携帯型虹彩認証装置の概略の構成図であり、同図(a)は筒状部材部分の断面図、及び、同図(b)は筐体部内に設けられる虹彩認証装置本体の構成図である。この図5では、実施例1を示す図1及び図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例3では、実施例1の筒状部材50又は実施例2の筒状部材50Aに代えて、図5(a)の破線で示すように、突出後退自在の筒状部材50Bを筐体部41に内蔵し、撮影時に入力部45の図示しない撮影開始キーを押すと、図5(a)の実線で示すように、筒状部材50Bが突出する構造になっている。
筐体部41内に設けられる虹彩認証装置本体60Bは、実施例1の虹彩認証装置本体60において、入力部45の図示しない撮影開始キーの押下を検出する検出部68と、この検出部68に接続された筒部駆動部69とが追加されている。筒部駆動部69は、検出部68からの検出信号に基づき、撮影制御部65及び筒状部材50Bを制御して、筒状部材50Bを筐体部41の全面に突出する機能を有している。その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例3の動作)
先ず、使用者は筐体部41を把持し、入力部45の図示しない撮影開始ボタンを押下する。これを検出部68が検出し、この検出信号を筒部駆動部69へ送る。筒部駆動部69の制御により、筐体部41内に収納された筒状部材50Bが自動で、筐体部41の前面に突出する。筒部駆動部69が筒状部材50Bの駆動を開始するのと同時に、撮影制御部65の制御信号を受けて撮影部61のカメラ42が起動し、撮影の準備が行われる。
先ず、使用者は筐体部41を把持し、入力部45の図示しない撮影開始ボタンを押下する。これを検出部68が検出し、この検出信号を筒部駆動部69へ送る。筒部駆動部69の制御により、筐体部41内に収納された筒状部材50Bが自動で、筐体部41の前面に突出する。筒部駆動部69が筒状部材50Bの駆動を開始するのと同時に、撮影制御部65の制御信号を受けて撮影部61のカメラ42が起動し、撮影の準備が行われる。
使用者は、筐体部41を把持し、筒状部材50Bの開口部52に自身の目30を接近させる。後の処置は、実施例1又は2と同様に、明るさ調整部64及び撮影制御部65によるオートゲインが動作して目30の画像が取得される。
(実施例3の効果)
本実施例3によれば、突出後退自在の筒状部材50Bを筐体部41に内蔵し、撮影時に入力部45の図示しない撮影開始キーを押すと、筒状部材50Bが筐体部41の前面に突出する構造にしたので、着脱用の筒状部材50,50Aを別に持ち歩く必要がなくなり、しかも、取り付けの煩雑な動作も不要となり、外光の影響を除去しつつスムースに目30の画像を撮影することができる。
本実施例3によれば、突出後退自在の筒状部材50Bを筐体部41に内蔵し、撮影時に入力部45の図示しない撮影開始キーを押すと、筒状部材50Bが筐体部41の前面に突出する構造にしたので、着脱用の筒状部材50,50Aを別に持ち歩く必要がなくなり、しかも、取り付けの煩雑な動作も不要となり、外光の影響を除去しつつスムースに目30の画像を撮影することができる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a) 図1(a)の携帯端末型虹彩認証装置30や、図2、図4及び図5(a)の筒状部材50,50A,50Bは、図示以外の他の形態の外観構造に変更したり、あるいは、図1(b)及び図5(b)の虹彩認証装置本体60,60Bを、携帯電話機以外の他のPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末装置に搭載してもよい。又、図1(b)及び図5(b)の虹彩認証装置本体60,60Bは、精度の向上や用途の拡大等を図るために、図示以外の他の機能ブロックを追加する等してもよい。
(b) 上記実施例では、携帯型虹彩認証装置40について説明したが、本発明は、人の目の虹彩以外の顔等の他の生体部位の生体認証装置や、人以外の動物等の他の個体や生体部位に対する生体認証装置、あるいは、携帯端末型装置に限らず、据え置き型装置にも適用できる。
(c) 例えば、本発明を据え置き型装置に適用する場合、虹彩認証装置本体60,60Bをコンピュータや専用装置等で構成し、このコンピュータや専用装置等における筐体部に、あるいはこの筐体部の近傍に、カメラ42及び光源43を設け、このカメラ42に筒状部材50,50A,50Bを装着する構成にすれば、上記実施例とほぼ同様の作用効果を奏することができる。
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a) 図1(a)の携帯端末型虹彩認証装置30や、図2、図4及び図5(a)の筒状部材50,50A,50Bは、図示以外の他の形態の外観構造に変更したり、あるいは、図1(b)及び図5(b)の虹彩認証装置本体60,60Bを、携帯電話機以外の他のPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末装置に搭載してもよい。又、図1(b)及び図5(b)の虹彩認証装置本体60,60Bは、精度の向上や用途の拡大等を図るために、図示以外の他の機能ブロックを追加する等してもよい。
(b) 上記実施例では、携帯型虹彩認証装置40について説明したが、本発明は、人の目の虹彩以外の顔等の他の生体部位の生体認証装置や、人以外の動物等の他の個体や生体部位に対する生体認証装置、あるいは、携帯端末型装置に限らず、据え置き型装置にも適用できる。
(c) 例えば、本発明を据え置き型装置に適用する場合、虹彩認証装置本体60,60Bをコンピュータや専用装置等で構成し、このコンピュータや専用装置等における筐体部に、あるいはこの筐体部の近傍に、カメラ42及び光源43を設け、このカメラ42に筒状部材50,50A,50Bを装着する構成にすれば、上記実施例とほぼ同様の作用効果を奏することができる。
40 虹彩認証装置
41 筐体部
42 カメラ
43 光源
50,50A,50B 筒状部材
51,52 開口部
53 傾斜部
60,60B 虹彩認証装置本体
61 撮影部
62 照明部
63 画像キャプチャ部
64 明るさ調整部
65 撮影制御部
66 虹彩認識部
67 虹彩認識辞書
68 検出部
69 筒部駆動部
41 筐体部
42 カメラ
43 光源
50,50A,50B 筒状部材
51,52 開口部
53 傾斜部
60,60B 虹彩認証装置本体
61 撮影部
62 照明部
63 画像キャプチャ部
64 明るさ調整部
65 撮影制御部
66 虹彩認識部
67 虹彩認識辞書
68 検出部
69 筒部駆動部
Claims (6)
- 筐体部と、
所定距離離れた第1の開口部及び第2の開口部を有し、前記筐体部側に固定状態で設けられ、又は撮影時において前記筐体部側から突出し且つ非撮影時において前記筐体部側へ後退するように前記筐体部側に設けられ、外部から前記第2の開口部を通して前記第1の開口部へ入射する光を遮蔽する筒状部材と、
前記筐体部側において前記筒状部材の近傍に設けられ、前記撮影時において前記筒状部材の第2の開口部の近傍に位置する個体の生体部位に対して光を照射する照明手段と、
前記筐体部側において前記第1の開口部内に設けられ、前記撮影時において前記光が照射された生体部位を前記筒状部材を通して撮影して生体部位画像を取得する撮影手段と、
前記筐体部に設けられ、前記第1の開口部から取得された画像内の明るさに基づいて、前記生体部位画像の明るさを調整して前記撮影手段の撮影を行わせる明るさ調整制御手段と、
前記筐体部に設けられ、前記明るさが調整されて取得された前記生体部位画像から生体データを抽出してこの抽出された生体データと予め登録された生体データとを照合して前記個体を認識する認識手段と、
を有することを特徴とする生体認証装置。 - 筐体部と、
所定距離離れた第1の開口部及び第2の開口部を有し、前記第1の開口部が前記筐体部側に装着され、撮影時において外部から前記第2の開口部を通して前記第1の開口部へ入射する光を遮蔽する筒状部材と、
前記筐体部側において前記筒状部材の近傍に設けられ、前記撮影時において前記筒状部材の第2の開口部の近傍に位置する個人の目に対して光を照射する照明手段と、
前記筐体部側において前記第1の開口部内に設けられ、前記光が照射された目を前記筒状部材を通して撮影して目画像を取得する撮影手段と、
前記筐体部に設けられ、前記撮影時において前記第1の開口部から取得された画像内の明るさに基づいて、前記目画像の明るさを調整して前記撮影手段の撮影を行わせる明るさ調整制御手段と、
前記筐体部に設けられ、前記明るさが調整されて取得された前記目画像から虹彩データを抽出してこの抽出された虹彩データと予め登録された虹彩データとを照合して前記個人を認識する認識手段と、
を有することを特徴とする虹彩認証装置。 - 筐体部と、
所定距離離れた第1の開口部及び第2の開口部を有し、撮影時には前記第2の開口部が前記筐体部側から突出し、非撮影時には前記第2の開口部が後退して前記第1及び第2の開口部が前記筐体部側に収納されるように、突出後退自在に前記筐体部側に設けられ、外部から前記第2の開口部を通して前記第1の開口部へ入射する光を遮蔽する筒状部材と、
前記筐体部側において前記筒状部材の近傍に設けられ、前記撮影時において前記第2の開口部の近傍に位置する個人の目に対して光を照射する照明手段と、
前記筐体部側において前記第1の開口部内に設けられ、前記光が照射された目を前記筒状部材を通して撮影して目画像を取得する撮影手段と、
前記筐体部に設けられ、前記撮影時において前記第1の開口部から取得された画像内の明るさに基づいて、前記目画像の明るさを調整して前記撮影手段の撮影を行わせる明るさ調整制御手段と、
前記筐体部に設けられ、前記明るさが調整されて取得された前記目画像から虹彩データを抽出してこの抽出された虹彩データと予め登録された虹彩データとを照合して前記個人を認識する認識手段と、
を有することを特徴とする虹彩認証装置。 - 前記筒状部材の第2の開口部側には、前記照明手段から前記目へ照射する前記光を遮断しない角度で、傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の虹彩認証装置。
- 前記明るさの調整は、オートゲイン機構により行うことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の虹彩認証装置。
- 個人の目に光を照射する照明手段と、
前記光が照射された目を撮影して目画像を取得する撮影手段と、
前記取得された目画像から虹彩データを抽出してこの抽出された虹彩データと予め登録された虹彩データとを照合して前記個人を認識する認識手段とが、
筐体部に設けられた虹彩認証装置に装着する装着具であって、
前記撮影手段の周囲を囲うことが可能な内径と、前記目を前記撮影手段に所定の間隔を以って位置付け可能な長さと、を有する筒状の形状をなし、
前記撮影時において前記筐体部に装着され、前記撮影手段へ入射する外光を遮蔽することを特徴とする装着具。
Priority Applications (1)
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JP2008049175A JP2009205576A (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | 生体認証装置、虹彩認証装置、及び装着具 |
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-
2008
- 2008-02-29 JP JP2008049175A patent/JP2009205576A/ja not_active Withdrawn
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