JP2009204119A - ディスクロータの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の防振ゴム入りディスクロータの取付構造では解消し得なかったディスクロータの面内粗密モードによるブレーキ音を解消する。
【解決手段】車輪1と車軸2との結合部にディスクブレーキ装置のディスクロータ中心部を取り付けたディスクロータ取付箇所において、前記車輪1は、前記取付箇所に、ディスクロータ3と面接触する面接触部1mを有し、前記取付箇所のボルト4をナット5で所定の締結力で締結することにより前記面接触部1mと前記ディスクロータ3とを相互に押圧させて結合し、前記所定の締結力を前記面接触部1mと前記ディスクロータ3との接触面積で除算した単位面積当りの締結圧力が所定値以下となるよう、前記接触面積を確保する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車輪を制動するディスクブレーキ装置の作動中、車輪に取り付けたディスクブレーキ装置のディスクロータが振動することを低減する技術に関するものである。
ディスクロータの振動によるブレーキ音を抑制する発明としては従来、例えば特許文献1に記載のごときものが知られている。
特許文献1に記載のディスクブレーキ装置は、車輪の中心になるハブに、ディスクブレーキ装置のディスクロータをボルト締結により取り付ける。前記ボルトよりも外径側になるこのハブの外縁に環状の凹溝を設け、この凹溝の中に円環状の防振ゴムを配置し、この凹溝とディスクロータとの間に防振ゴムを圧縮させて介挿したものである。これによりディスクロータが防振ゴムから押圧される受圧部を面接触として応力集中をなくし、所謂ブレーキ鳴きと称される不快なブレーキ音を抑制するというものである。
特開平6−280910号公報
しかし、上記従来のようなディスクブレーキ装置にあっては、なおも以下に説明するような問題を生ずる。つまり、防振ゴムといった制振材による減衰は、当該制振材が変形することにより減衰効果が得られることから、防振ゴムの変形作用を阻害しないよう、防振ゴムを用いない一般のディスクロータ取付箇所と比べて、ボルトの締結力を小さくしなければならなかった。したがって、特許文献1のディスクブレーキ装置では、本来必要な締結力を確保できなかった。
一方で、ブレーキ音を発生するディスクロータの振動モードは多様であり、その1に面内粗密モードというものがある。図2(a)の側面図および図2(b)の正面図は、面内粗密モードによる変形を繰り返すディスクロータを、理解を容易にするため誇張して描いた立体図面である。本願出願人は、ディスクロータの円盤部分を摩擦部材で挟んで制動する間、ディスクロータ外縁部が軸線O方向即ち面外方向に変形するのではなく、ディスクロータの外縁部が図2に誇張して示すように周方向矢の向きに伸縮して粗密になる振動モード、すなわち面内粗密モードが存在することにつき研究を進めた。これにより、面内粗密モードによる振動中、ディスクロータ外縁部の周方向変形に因る皺寄せがディスクロータ中心部に及び、軸線O近傍のディスクロータ中心部も、図2に示すよう軸線O方向に変形することを発見した。
ディスクブレーキ装置の作動中、この面内粗密モードにより、ディスクロータがブレーキ音を発する。特許文献1記載の防振ゴムをハブおよびディスクブレーキ間に設けた場合、前述のようにボルトの締結力が低いため、上記した面内粗密モードによるブレーキ音を解消することはできなかった。
本発明は、上述の実情に鑑み、面内粗密モードの発生を効果的に防ぐことができるディスクロータの取付構造を提案することを目的とする。
この目的のため本発明によるディスクロータの取付構造は、請求項1に記載のごとく、
車輪と車軸との結合部にディスクブレーキ装置のディスクロータ中心部を取り付けたディスクロータ取付箇所において、
前記車輪および/または前記車軸は、前記取付箇所に、前記ディスクロータと面接触する面接触部を有し、前記取付箇所のボルトを所定の締結力で締結することにより前記面接触部と前記ディスクロータとを相互に押圧させて結合し、
前記所定の締結力を前記面接触部と前記ディスクロータとの接触面積で除算した単位面積当りの締結圧力が所定値以下となるよう、前記接触面積を確保したことを特徴としたものである。
かかる本発明の構成によれば、ボルトを所定の締結力で締結することにより面接触部と前記ディスクロータとを相互に押圧させて結合するため、本来必要な締結力を確保して面内粗密モードによるブレーキ音を解消することができる。
しかも、面接触部と前記ディスクロータとの締結圧力が所定値以下となるよう、前記接触面積を確保することにより、従来のディスクブレーキ装置により解決されていた他の振動モードによるブレーキ音をも合わせて解消することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例になるディスクロータの取付構造を示す縦断面図である。
鉄製アルミニウム製あるいはチタン製といった金属製のロードホイール1は、径方向外縁に円筒状のリム部1rを具える。リム部1r自身の形状は周知のものであって図示しない周知のタイヤと嵌合する。リム部1rのうち軸線O方向の一端は径方向に延在する周知のスポーク部1sの一端と結合する。スポーク部1sの他端は軸線Oを中心とするロードホイール中心部1cと結合する。ロードホイール中心部1cは、回転自在に軸支された車軸と結合し、ロードホイール1は車輪としての機能を果たす。この実施例では図1に示すように、車軸が金属製のハブ2を具え、ハブ2とロードホイール1との間に金属製のディスクロータ3の中心部を介在させるが、この実施例の他、図には示さなかったがディスクロータ3中心部をハブ2のみ、あるいはロードホイール1のみに取り付けてもよい。
ロードホイール1のリム部1r、スポーク部1sおよび中心部1cが区画するロードホイール1の内空領域には、ディスクブレーキ装置を構成するディスクロータ3および図示しないブレーキキャリパを配置する。このブレーキキャリパは車体側メンバに取り付けられており、ディスクロータ3の両面に摩擦材を押し当てて回転中のディスクロータ3を制動する。
ハブ2は車軸の車幅外方端をなす。ハブ2には軸線Oを中心として周方向等間隔に複数のボルト4を配列する。ボルト4はハブ2とセレーション嵌合し、ボルト4の先端がハブ2から車軸Oの車幅外方へ突出する。
ディスクロータ3には、複数のボルト4と同配列にボルト孔3hを穿孔し、ロードホイールにも、複数のボルト4と同配列にボルト孔1hを穿孔する。そして、ハブ2から突出したボルト4の先端に、ディスクロータ3と、ロードホイール1とを順次挿通し、次にテーパを具えたナット5をボルト締結することで、これらディスクロータ3およびロードホイール1をハブ2に結合する。
ナット5を締結するとナット5のテーパは、車軸Oの内方に向けて前進し、ロードホイール1のボルト孔1hをハブ2に向けて押圧する。ハブ2はこの押圧力を受け止めることから、ロードホイール1とハブ2との間にディスクロータ3を挟圧する。
このようにして、車輪となるロードホイール1は、その中心部で車軸となるハブ2と結合する。この結合部にディスクロータ3の中心部を取り付ける。つまりロードホイール1とハブ2との結合部はディスクロータ3の取付箇所でもある。この実施例では、ディスクロータ3をロードホイール1に取り付けて上記の取付箇所としたともいえ、あるいはディスクロータ3をハブ2に取り付けて上記の取付箇所としたともいえる。あるいは、図には示さなかったが、ディスクロータ3をロードホイール1のみに取り付けて上記の取付箇所としてもよく、あるいは、ディスクロータ3をハブ2のみに取り付けて上記の取付箇所としてもよい。いずれにせよ、ディスクロータ3と、ディスクロータ3を取り付けられた非取付部材とが取付箇所になる。
ロードホイール1は、ディスクロータ3の取付箇所に、ディスクロータ3と面接触する面接触部1mを有する。面接触部1mは図1に示すように、ボルト4の略外周を取り囲む。あるいは図3に2点鎖線で示すように、面接触部1mはボルト4の全周を取り囲む環状であってもよい。あるいはディスクロータ4の正面図である図4に2点鎖線で示す領域のように、軸線Oを取り囲む環状であってもよい。なお図4中、3hはボルト4を挿通するボルト孔である。
図1に説明を戻すと、ディスクロータ3の取付箇所のボルト4を所定の締結力で締結するとロードホイール1の面接触部1mとディスクロータ3とが相互に押圧して結合する。
ここで面接触部1mとディスクロータ3との接触面積を大きく設計するほど、ボルト4の締結力を接触面積で除算した単位面積当りの締結圧力が小さくなることが理解されよう。この実施例ではロードホイール1およびディスクロータ3の設計時に、ボルト4の所定締結力を面接触部1mの締結圧力が所定値以下となるよう、面接触部1mの接触面積を確保する。
この締結圧力につき説明すると、ディスクロータ3はロードホイール1とハブ2に挟まれ、ボルト4で締結されている。剛に締結されていると、締結部付近の局所的な挙動は、前記1,3,2が一体となった振動形態となっている。この状態で、ボルト4周りの単位面積当りの締結圧力を減少させると、前記1,3,2の振動形態にズレが生じ、振動が非線形的になる。その為振動のヒステリシスによる減衰が生まれる。
したがってこの実施例では、締結圧力がヒステリシスによる減衰が生まれる所定値以下となるよう接触面積を設計する。これにより、面外変形による振動モードおよび面内変形による振動モードを双方とも抑制して、従来よりも効果的にブレーキ音を解消することができる。
本願出願人は図1の実施例による面内粗密モードの減衰作用について実験を行った。その結果を図11に示す。図11中、横軸は面接触部1mとディスクロータ3との接触面積を表し、縦軸は粘性減衰比、つまり減衰作用の指標を表す。ここでは、ボルト4の締結力が所定値であることを共通とし、接触面積が異なる3つのディスクロータの取付構造A、B、Cについての実験結果が得られた。本発明によれば、接触面積が大きいほど、面内粗密モードの減衰作用が大きくなることがわかる。
この実施例では、ロードホイール1とディスクロータ3との取付箇所につき説明したが、ハブ2とディスクロータ3との取付箇所についても同様に構成してもよい。
図5は、車輪となるロードホイール1と車軸となるハブ2との結合部にディスクロータ3中心部を取り付けたディスクロータ取付箇所を、軸線O回りの仮想円筒面で破断し平面に展開して示す展開断面図である。基本構成は、前述した図1の縦断面図と同様である。
図5に2点鎖線で示すディスクロータ取付箇所は、ディスクロータ3のハブ2と接触する側の面のうち、ボルト孔3hを包囲する部位を突出させて突出部3mを形成し、隣り合うボルト孔3h、3h同士の間の部位も突出させて突出部3nを形成する。これら突出部3mおよび3nの先端を平滑かつ同一高さに仕上げる。
これら突出部3mおよび3nの先端は、ハブ2の面接触部1m,1nと面接触する。そして、これら面接触部1mに設けたボルト4と螺合するナット5を所定の締結力でボルト締結する。したがって、本来必要な締結力でディスクロータ3をハブ2とロードホイール1との結合部に取り付けることができ、面内粗密モードによるブレーキ音を解消することができる。
しかも、これら突出部3mおよび3nにより接触面積を確保して図5に2点鎖線で示すディスクロータ取付箇所の締結圧力が所定値以下となるようにしたことから、ディスクロータ3の振動が非線形的になって減衰し易くなり、従来のディスクブレーキ装置により解決されていた他の振動モードによるブレーキ音をも合わせて解消することができる。
したがって図5に示す実施例によれば従来よりも効果的にブレーキ音を解消することができる。
次に本発明になる他の実施例について説明する。
図6は、他の実施例になるディスクロータ3の取付構造の分解斜視図である。この実施例の基本構成は、上述した図1に示す実施例と共通するため、同一部材については、共通する符号を付して説明を省略し、異なる構成について説明する。
図6中、ロードホイール1のみ断面にして一部のボルト孔3hを示す。この実施例では、ロードホイール1とディスクロータ3との間に面接触部材6を介挿する。面接触部材6は平板環状であり、複数のボルト4、ボルト孔3hおよびボルト孔1hと同配列にボルト孔6hを穿孔し、ボルト4を挿通する。なおディスクロータ3とボルト4の頭との間には図示しないハブ2を介在させる。
ナット5を本来必要な所定の締結力でボルト締結すると面接触部材6の一方面はロードホイール1と面接触する。また面接触部材6の他方面はディスクロータ3と面接触する。そして面接触部材6とディスクロータ3とが所定値以下の締結圧力で相互に押圧するよう面接触部材6の接触面積を確保する。
図6に示す実施例によれば、本来必要な締結力でディスクロータ3をハブ2とロードホイール1との結合部に取り付けることができ、面内粗密モードによるブレーキ音を解消することができる。しかもディスクロータ取付箇所の締結圧力が所定値以下となるようにしたことから、ディスクロータ3の振動が非線形的になって減衰し易くなり、従来のディスクブレーキ装置により解決されていた他の振動モードによるブレーキ音をも合わせて解消することができる。
したがって図6に示す実施例によれば従来よりも効果的にブレーキ音を解消することができる。
なお図示はしなかったが、ディスクロータ3とハブ2の間に面接触部材6を介挿してもよい。
上述した面接触部材は、図6に示す形状に限定されず、図7に示すようなワッシャー状の面接触部材をボルト4にそれぞれ配設してもよい。あるいは図8に示すようなシール状の面接触部材を各ボルト4の外周に複数配列してもよい。
次に本発明の別の実施例について説明する。
図9は、別の実施例になるディスクロータ3の取付構造を車輪の回転軸線Oを含む平面で破断して示す縦断面図である。この実施例の基本構成は、上述した図1に示す実施例と共通するため、同一部材については、共通する符号を付して説明を省略し、異なる構成について説明する。
この実施例では、ロードホイール1とディスクロータ3とを面接触させる点につき共通するも、ロードホイール1にはディスクロータ3に向かって突出する凸部1pを形成し、ディスクロータ3には凸部1pを受容する凹部3pを形成する点で相違する。
図9に示すように、凸部1pはロードホイール1の面接触部からディスクロータ3へ向けて突出する突部である。凸部1pを受け入れつつ万遍なく密着する凹部3pはこれら突部をそれぞれ受容する窪み部である。凸部1pおよび凹部3pは図9中に一点鎖線で示す勾配を有する。凸部1pおよび凹部3pは、ボルト4を中心として周方向等間隔に配設する。
なお凸部をディスクロータ3に形成し凹部をロードホイール1に形成して、両者1p、3pの配設を逆にしてもよい。あるいは、1pを突条とし、3pを条溝とし、突条1pおよび条溝3pをボルト4中心とする環状に形成してもよい。この場合、条溝3pは突条1p突部を受容する。
図9に示す実施例では、所定の締結力でボルト5を締結することにより、従来の防振ゴム入りディスクブレーキ装置では解消されなかった面内変形の面内粗密モードによるブレーキ音を解消することができる。
さらに1pおよび3pにより接触面積を確保して図9に2点鎖線で示すディスクロータ取付箇所の締結圧力が所定値以下となるようにしたことから、ディスクロータ3の振動が非線形的になって減衰し易くなり、従来のディスクブレーキ装置により解決されていた面外変形の振動モードによるブレーキ音をも合わせて解消することができる。
したがって図9に示す実施例によれば従来よりも効果的にブレーキ音を解消することができる。
ところで、上記した各実施例によれば、ロードホイール1がディスクロータ3の取付箇所に、ディスクロータ3と面接触する面接触部1mを有し、この取付箇所のボルト4をナット5で所定の締結力で締結することにより面接触部1mとディスクロータ3とを相互に押圧させて結合し、この所定の締結力を面接触部1mとディスクロータ3との接触面積で除算した単位面積当りの締結圧力が所定値以下となるよう、接触面積を確保することから、従来の防振ゴム入り取付構造よりも面内粗密モードを減衰させることが可能となり、しかも面外の振動モードをも減衰させて、効果的にブレーキ音を解消することができる。
なお上述した図1、図3、図4、図6〜図9には、ディスクロータ3のロードホイール1との取付箇所につき適応可能な本願発明の技術を示したが、本願発明の技術はこれに限定されることなく、図10に2点鎖線で示すディスクロータ3のハブ2(車軸)との取付箇所にも選択的に適用可能であり、あるいは、ディスクロータ3のロードホイール1との取付箇所およびハブ2との取付箇所の双方にも適用可能である。
また上述した各実施例におけるディスクロータ3の取付箇所は、ディスクロータ3をロードホイール1(車輪)とハブ2(車軸)との間に挟圧したものであって、ロードホイール1にディスクロータ3を面接触させ、あるいはハブ2にディスクロータ3を面接触させたことから、面内粗密モードおよび面外の振動モードを減衰させて、効果的にブレーキ音を解消することができる。
また図6〜図8の実施例におけるディスクロータ3の取付箇所は、ロードホイール1(車輪)とディスクロータ3との間に面接触部材6〜8を介挿して両者1,3を面接触させたことから、面内粗密モードおよび面外の振動モードを減衰させて、効果的にブレーキ音を解消することができる。
あるいは、図示しなかったがハブ2(車軸)とディスクロータ3との間に面接触部材6〜8を介挿して両者2,3を面接触させてもよい。
また図9の実施例におけるディスクロータ3の取付箇所は、ロードホイール1の面接触部にディスクロータ3へ向けて突出する突部となる凸部1pを形成し、この凸部1pを受容するよう凹部3pをディスクロータ3に形成したことから、面内粗密モードおよび面外の振動モードを減衰させて、効果的にブレーキ音を解消することができる。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり、本発明はその主旨に逸脱しない範囲において種々変更が加えられうるものである。
図1は本発明の一実施例になるディスクロータの取付構造を、車輪および車軸の結合部とともに示す縦断面図である。 ディスクロータの面内粗密モードを、理解を容易にするため誇張して描いた立体図面であり、(a)は正面図を、(b)は側面図である。 図1に示す車輪の面接触部の変形実施例を示す縦断面図である。 図1に示す車輪の面接触部の変形実施例を示す正面図である。 ディスクロータの取付構造を、軸線回りの仮想円筒面で破断し平面に展開して示す展開断面図である。 本発明の他の実施例になるディスクロータの取付構造の分解斜視図である。 本発明の他の実施例になるディスクロータの取付構造の分解斜視図である。 本発明の他の実施例になるディスクロータの取付構造の分解斜視図である。 本発明の別の実施例になるディスクロータの取付構造を車輪の回転軸線を含む平面で破断して示す縦断面図である。 ディスクロータの車軸との取付箇所を指示するための縦断面図である。 本発明による面内粗密モードの減衰作用を表す説明図である。
符号の説明
1 ロードホイール(車輪)
2 ディスクロータ
3 ハブ(車軸)
4 ボルト
5 ナット
6 面接触部材

Claims (4)

  1. 車輪と車軸との結合部にディスクブレーキ装置のディスクロータ中心部を取り付けたディスクロータ取付箇所において、
    前記車輪および/または前記車軸は、前記取付箇所に、前記ディスクロータと面接触する面接触部を有し、前記取付箇所のボルトを所定の締結力で締結することにより前記面接触部と前記ディスクロータとを相互に押圧させて結合し、
    前記所定の締結力を前記面接触部と前記ディスクロータとの接触面積で除算した単位面積当りの締結圧力が所定値以下となるよう、前記接触面積を確保したことを特徴とするディスクロータの取付構造。
  2. 請求項1に記載のディスクロータの取付構造において、
    前記取付箇所は、前記ディスクロータを前記車輪と前記車軸との間に挟圧したものであって、
    前記車輪に前記ディスクロータを前記面接触させ、あるいは前記車軸に前記ディスクロータを前記面接触させたことを特徴とするディスクロータの取付構造。
  3. 請求項1に記載のディスクロータの取付構造において、
    前記取付箇所は、前記ディスクロータを前記車輪と前記車軸との間に挟圧したものであって、
    前記車輪と前記ディスクロータとの間に前記面接触部となる部材を介挿して前記面接触させ、あるいは前記車軸と前記ディスクロータとの間に前記面接触部となる部材を介挿して前記面接触させたことを特徴とするディスクロータの取付構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のディスクロータの取付構造において、
    前記面接触部および前記ディスクロータのうち一方に、他方に向けて突出する突部を形成し、該突部を受容する窪み部を前記他方に形成したことを特徴とするディスクロータの取付構造。
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