JP2009203876A - Thermal engine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、変形温度を越える温度上昇に伴い予め記憶された形状への復元力を発生する形状記憶特性を有する材料を用いた熱エンジンに関する。 The present invention relates to a heat engine using a material having a shape memory characteristic that generates a restoring force to a shape stored in advance as the temperature rises above a deformation temperature.
形状記憶された無端ベルトを一対のプーリに巻回してなる形状記憶合金エンジンが提案されている。特許文献1に記載の装置では、無端ベルトが一方のプーリから回出する部位に、熱付与手段を配置し、変形温度を上回るように加熱すると、無端ベルトが記憶された形状である直線形状或いは逆R形状に復帰しようとする曲げモーメントが生じ、この曲げモーメントに基づいて回転力が発生する。
There has been proposed a shape memory alloy engine in which a shape memory endless belt is wound around a pair of pulleys. In the device described in
しかし、特許文献1の装置では、熱付与手段の温度が変形温度を下回るとエネルギ効率が低下し、また、変形温度よりも高い領域ではエネルギ効率が上がらないという問題点がある。
However, the apparatus of
そこで本発明の目的は、形状記憶合金の変形に伴う曲げモーメントを利用する熱エンジンにおいて、効率を向上するための新規な手段を提供することにある。 SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a novel means for improving the efficiency of a heat engine that uses a bending moment accompanying deformation of a shape memory alloy.
上記課題を解決するために、本発明に係る熱エンジンは、一対のプーリと、当該一対のプーリに巻回された無端ベルトであって、変形温度を越える温度上昇に伴い予め記憶された形状への復元力を発生する形状記憶特性を有する材料を含む無端ベルトと、を備え、前記材料は、前記変形温度が周囲の磁界に応じて変更可能であることを特徴とする。 In order to solve the above problems, a heat engine according to the present invention is a pair of pulleys and an endless belt wound around the pair of pulleys, and has a shape memorized in advance as the temperature rises above the deformation temperature. And an endless belt including a material having shape memory characteristics that generates a restoring force of the material, wherein the deformation temperature of the material can be changed according to an ambient magnetic field.
本発明では、無端ベルトに含まれる材料に、変形温度が周囲の磁界に応じて変更可能である材料を用いたので、無端ベルトに対し磁界を作用させることによって変形温度を制御することにより、熱エンジンのエネルギ効率を向上させることが可能になる。 In the present invention, the material contained in the endless belt is a material whose deformation temperature can be changed according to the surrounding magnetic field. Therefore, by controlling the deformation temperature by applying a magnetic field to the endless belt, It becomes possible to improve the energy efficiency of the engine.
本発明では、無端ベルトに対し作用可能に配置された磁力付与手段を更に備えるのが好適である。また、材料の変形温度は、周囲の磁界が強くなるほど低下するのが好適である。 In the present invention, it is preferable to further include magnetic force applying means arranged to be able to act on the endless belt. Further, the deformation temperature of the material is preferably lowered as the ambient magnetic field becomes stronger.
また本発明では、無端ベルトに対し作用可能に配置された熱付与手段と、前記熱付与手段の動作状態に応じて前記磁力付与手段を制御する制御手段と、を更に備えるのが好適である。 Moreover, in this invention, it is suitable to further provide the heat provision means arrange | positioned so that it can act with respect to an endless belt, and the control means which controls the said magnetic force provision means according to the operation state of the said heat provision means.
本発明の実施形態につき、以下に図面に従って説明する。図1ないし図3に示される本発明の実施形態の熱エンジン1は、低温側プーリ2及び高温側プーリ3と、当該一対のプーリ2,3に巻回された無端ベルト4と、無端ベルト4に対し作用可能に配置された温水供給器5、冷水供給器6及び磁極7とを備えている。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. The
低温側プーリ2は高温側プーリ3よりも大径である(rc>rh)。低温側プーリ2の軸線は、高温側プーリ3の軸線と並行且つ鉛直上方に配置されている。低温側プーリ2は、支柱11に固定された軸12によって支持されており、且つ軸12に設けられた軸受13によって回転可能にされている。高温側プーリ3は、出力軸14に固定されており、出力軸14は支柱11に設けられた軸受15によって回転可能に支持されている。
The low
無端ベルト4は、形状記憶材料を含有する。本実施形態で使用される形状記憶材料としては、ある変形温度を越える温度上昇に伴って、予め記憶された形状への復元力が生じるものを用いる。この変形は、マルテンサイト相(M相)からオーステナイト相(A相)への変態(逆変態)に伴うものと考えられる。
The
無端ベルト4に含有される形状記憶材料は、その変形温度が周囲の磁界に応じて変化する特性を有する。図3に示されるように、本実施形態で用いられる形状記憶材料は、無励磁の状態では曲線aのように、比較的高い温度でM相からA相への変態が起こるのに対し、中程度の磁界中では曲線b、強い磁界中では曲線cのように、M相からA相への変態温度が、周囲の磁界が強くなるほど低下する(磁場誘起逆変態特性)。形状記憶材料の変形及びM相からA相への変態は可逆的であり、且つ所定のヒステリシスを有している。本実施形態ではこの特性を利用して、磁界の強さを制御することによって、M相からA相への変態温度を変更するものである。
The shape memory material contained in the
このような形状記憶材料としては、NiMnIn合金、NiCoMnIn合金、NiMnSn合金、又はNiMnSb合金を用いるのが好適であるが、他の材料でもよい。このような形状記憶材料は、所望の質量比で混合した粒子状の原材料をアルゴン雰囲気下で誘導加熱して溶融し、得られたインゴットをスライスし、真空中において1000°Cで1日間均質化したのち水中で焼入れすることによって得ることができる。 As such a shape memory material, a NiMnIn alloy, a NiCoMnIn alloy, a NiMnSn alloy, or a NiMnSb alloy is preferably used, but other materials may be used. Such a shape memory material is obtained by inductively heating particulate raw materials mixed at a desired mass ratio in an argon atmosphere, slicing the resulting ingot, and homogenizing at 1000 ° C for one day in a vacuum. After that, it can be obtained by quenching in water.
本実施形態における無端ベルト4は、図4に示されるように、形状記憶材料の箔または単結晶からなる層4pとエラストマ層4qとを交互に積層してなり、且つ鋸刃状又はジグザグに変形されたリボン状をなしている。無端ベルト4は、その互いに隣り合う谷部同士の間隔であるピッチpが、常温においては比較的大きい値をとる伸長状態となり、且つ変形温度(例えば無励磁状態で100°C)より高温の領域においては比較的小さい値をとる縮退状態になるように、予め形状記憶されている。
As shown in FIG. 4, the
温水供給器5は、例えば車載のラジエータ(不図示)からのエンジン冷却水などの温水を、連続的又は断続的に無端ベルト4に向けて供給可能にされている。温水供給器5からの温水は、無端ベルト4のうち低温側プーリ2から高温側プーリ3に至る直線状の部分4hに供給される。
The hot
冷水供給器6は、例えば冷水タンク(不図示)からの冷水を連続的又は断続的に無端ベルト4に向けて供給可能にされている。冷水供給器6からの冷水は、上記温水よりも低温であって、無端ベルト4のうち高温側プーリ3から低温側プーリ2に至る部分4cに供給される。
The cold water feeder 6 can supply cold water from a cold water tank (not shown), for example, continuously or intermittently toward the
磁極7は、無端ベルト4の走行経路の全体に沿ってその外側に配置されており、その磁界が無端ベルト4に作用可能にされている。磁極7は磁極台16に固定され、また磁極台16及び支柱11は基台17に固定されている。
The
磁極7は、鉄心7aと、その内部に固定されたコイル7bとを有する。コイル7bはコントローラ8及び不図示の電源に接続されている。コントローラ8は、データバスによって相互に接続されたCPU、ROM、RAM及び入出力インターフェイスを有するワンチップマイクロプロセッサである。コントローラ8の入力インターフェイスには、温度センサ9からの検出信号が入力される。温度センサ9は、温水供給器5による温水供給点の近傍の無端ベルト4の温度を検出するものであり、例えば赤外線式の非接触温度計(放射温度計)を用いるのが好適である。
The
電源からコイル7bへの供給電流は、コントローラ8によって制御される。この制御のために、コントローラ8のROMには、無端ベルト4の温度とコイル7bへの出力電流とが互いに関連付けて記憶された温度−励磁電流マップ(図5参照)が予め記憶されている。この温度−励磁電流マップでは、検出された無端ベルト4の温度が漸減するほどコイル7bへの出力電流値が漸増するように、両者の関係が設定されている。
The current supplied from the power source to the
以上の構成において、いま、温水供給器5からの温水が無端ベルト4の高温部分4hに供給され、かつ冷水供給器からの冷水が無端ベルト4の低温部分4cに供給されると、高温部分4hの少なくとも一部の温度がその含有する形状記憶材料の変形温度を越えて上昇し、無端ベルトは予め記憶された縮退状態に変形すると共に、形状記憶材料の磁気的性質がM相からA相に変化する。他方、低温部分4cの少なくとも一部の温度は、冷却によって変形温度及び変態温度を下回って、伸長状態かつM相に復帰する。
In the above configuration, when the hot water from the hot
高温部分4hの縮退に伴う曲げモーメントは、低温側プーリ2と高温側プーリ3とを対向方向に回転させる向きに作用するが、低温側プーリ2の半径rcが高温側プーリ3の半径rhよりも大であるため、低温側トルクFcが高温側トルクFhよりも大となり、無端ベルト4には図中R方向の回転力が生じる。したがって、熱エンジン1は温水及び冷水の供給が継続している間、図中R方向に回転することになる。
The bending moment accompanying the degeneration of the
ここで、無端ベルト4の温度が無励磁時の変形温度よりも低くなると、コントローラ8の制御によって磁極7のコイル7bが励磁され、磁界が強められる。この磁界の漸増に伴ってM相からA相への変態温度が低下し、且つ、図6に示されるようにエネルギ効率曲線が、無励磁時の効率ηaから、図3の曲線bに対応する中程度の磁界中における効率ηbを経て、図3の曲線cに対応する強い磁界中における効率ηcのように、徐々に低温側に移行する。その結果、装置の運転効率は、磁極7による励磁を全く行わない場合における曲線ηa(曲線p−q−u)から、曲線ηa,ηb,ηcの包絡線である曲線p−q−r−s−tへと移行することになり、エネルギ効率が両者の差分(すなわち、図6中の斜線を付した領域)に相当する部分、向上することになる。
Here, when the temperature of the
以上のとおり、第1実施形態では、無端ベルト4に含まれる材料に、変形温度が周囲の磁界に応じて変更可能である材料を用いたので、無端ベルト4に対し磁界を作用させることによって変形温度を制御することにより、熱エンジン1のエネルギ効率を向上させることが可能になる。
As described above, in the first embodiment, the material included in the
また本実施形態では、無端ベルト4に対し作用可能に配置された磁極7(磁力付与手段)と、無端ベルト4に対し作用可能に配置された温水供給器5(熱付与手段)と、温水供給器5の動作状態に応じて磁極7を制御するコントローラ8(制御手段)と、を更に備えたので、簡易な構成によって本発明に所期の効果を得ることができる。
Moreover, in this embodiment, the magnetic pole 7 (magnetic force provision means) arrange | positioned so that it can act with respect to the
なお、第1実施形態では温度センサ9が無端ベルト4の温度を検出することとしたが、温度センサが熱源である温水供給器5の温度を検出すると共にコントローラ8が推定演算を実行することにより、無端ベルト4の温度の値を取得する構成としてもよい。また、無端ベルトの温度の値は車両の状態を示す他のパラメータから推定してもよい。
Although the temperature sensor 9 detects the temperature of the
また、第1実施形態では、温度−励磁電流マップ(図5参照)に従い、無端ベルト4の温度変化に応じてコイル7bへの出力電流が連続的に変化するように両者の関係を設定したが、本発明では温度変化に応答した出力電流の変化は連続的でなく離散的であってもよい。
In the first embodiment, according to the temperature-excitation current map (see FIG. 5), the relationship between the two is set so that the output current to the
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図7ないし図10に示される第2実施形態の熱エンジン101は、上記第1実施形態における磁極7に代えて、永久磁石107bを有する磁極107を用いたものである。磁極107は、温水供給器5によって温水が供給される高温部分4hの少なくとも一部を覆うように配置されている。また磁極107は、アクチュエータ110によって突出及び後退方向に移動可能とされている。
Next, a second embodiment of the present invention will be described. The
磁極107は、図8及び図9により詳細に示されるように、無端ベルト4の両側縁に対向する2つの鉄心107aと、これら2つの鉄心107aに挟まれ無端ベルト4の直線部分の外側(プーリ2,3の逆側)に延在する永久磁石107bとを有する。アクチュエータ110は、例えばサーボモータにより回転駆動されるネジ軸とナットとの組合せである。アクチュエータ110の作用により、磁極107は、図9に示されるように無端ベルト4に接近して無端ベルト4が永久磁石107bの磁路の一部とされる第1位置と、無端ベルト4から遠ざかっている第2位置との間で、図中A方向に無段階的に駆動される。
As shown in more detail in FIGS. 8 and 9, the
第2実施形態のコントローラ108は、例えば温度センサ9の検出値に応じて予め定められた目標回転数と、回転数センサ109によって検出される出力軸14の実回転数との偏差が減少するように、アクチュエータ110を制御する。なお、第2実施形態の残余の構成は上記第1実施形態と同様であるため、同一符号を付してその詳細の説明を省略する。
For example, the
以上の構成において、いま、温水供給器5からの温水が無端ベルト4の高温部分4hに供給され、かつ冷水供給器からの冷水が無端ベルト4の低温部分4cに供給されると、上記第1実施形態と同様の作用により、無端ベルト4は図中R方向に回転することになる。
In the above configuration, when the hot water from the hot
ここで、図10に示されるように、無端ベルト4の全体が無励磁の状態における特性が曲線a、無端ベルト4の全体が磁極107の突出時(接近時)に相当する磁界中におかれた状態における特性が曲線dであるとすると、第2実施形態における無端ベルト4は、高温部分4hの少なくとも一部が磁極107によって励磁されているので、その特性は図10で点線で示されるように、高温部分4hの最低温度Tthの近傍で急峻に上昇し(符号e)、ほぼ100%がA相となった後に、緩やかにM相に移行する(符号f)。そして、この特性曲線におけるヒステリシスループに囲まれた領域の面積が装置のエネルギ損失に相当すると考えられるところ、第2実施形態では磁極107の励磁によってヒステリシスループに囲まれた領域の面積が、曲線aで示された無励磁状態の特性における当該面積よりも小さくなる。したがって第2実施形態では、磁極107の利用により、装置のエネルギ効率を改善することができる。
Here, as shown in FIG. 10, the characteristic of the
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態は、無端ベルト4の高温部分4hの温度に応じて、磁極107の位置を制御し、温度の低下を補償するように、無端ベルト4中の形状記憶材料の変態温度を制御するものである。第3実施形態の機械的構成は上記第2実施形態と同様であり、制御において異なるのみであるため、同一部材については同一符号を用いて説明する。
Next, a third embodiment of the present invention will be described. In the third embodiment, the transformation temperature of the shape memory material in the
第3実施形態のコントローラ108は、アクチュエータ110の動作を制御することにより、磁極107の位置を制御する。この制御のために、コントローラ108のROMには、無端ベルト4の温度と磁極107の位置とが互いに関連付けて記憶された温度−磁極位置マップ(図11参照)が予め記憶されている。この温度−磁極位置マップでは、検出された無端ベルト4の温度が漸減するほど、磁極107の位置が無端ベルト4に接近するように、両者の関係が設定されている。
The
以上の構成において、いま、温水供給器5からの温水が無端ベルト4の高温部分4hに供給され、かつ冷水供給器からの冷水が無端ベルト4の低温部分4cに供給されると、上記第1実施形態と同様の作用により、無端ベルト4は図中R方向に回転することになる。
In the above configuration, when the hot water from the hot
ここで、無端ベルト4の温度が無励磁時の変形温度よりも低くなると、コントローラ108の制御によって磁極107が無端ベルト4に接近させられ、無端ベルト4に作用する磁界が強められる。この磁界の漸増に伴ってM相からA相への変態温度が低下し、且つ、図6に示されるようにエネルギ効率曲線が、無励磁時の効率ηaから、図3の曲線bに対応する中程度の磁界中における効率ηbを経て、図3の曲線cに対応する強い磁界中における効率ηcのように、徐々に低温側に移行する。その結果、装置の運転効率は、磁極107による励磁を全く行わない場合における曲線ηa(曲線p−q−u)から、曲線ηa,ηb,ηcの包絡線である曲線p−q−r−s−tへと移行することになり、エネルギ効率が両者の差分(すなわち、図6中の斜線を付した領域)に相当する部分、向上することになる。
Here, when the temperature of the
以上のとおり、第3実施形態では、無端ベルト4の高温部分4hの温度に応じて、磁極107の位置を制御し、温度の低下を補償するように、無端ベルト4中の形状記憶材料の変態温度を制御することとしたので、簡易な構成によって本発明に所期の効果を得ることができる。
As described above, in the third embodiment, the transformation of the shape memory material in the
なお、上記各実施形態では、本発明をある程度の具体性をもって説明したが、本発明については、特許請求の範囲に記載された発明の精神や範囲から離れることなしに、さまざまな改変や変更が可能であることは理解されなければならない。すなわち、本発明は特許請求の範囲およびその等価物の範囲および趣旨に含まれる修正および変更を包含するものである。例えば、上記各実施形態における無端ベルトは、縮退状態を形状記憶させたものを使用したが、逆に延伸状態を形状記憶させたものであってもよい。 In the above embodiments, the present invention has been described with a certain degree of concreteness, but various modifications and changes can be made to the present invention without departing from the spirit and scope of the invention described in the claims. It must be understood that it is possible. That is, the present invention includes modifications and changes that fall within the scope and spirit of the appended claims and their equivalents. For example, although the endless belt in each of the above embodiments uses a shape in which the retracted state is memorized, it may be a shape in which the stretched state is conversely memorized.
また、上記各実施形態における無端ベルトは温度に応じて伸縮するものを用いたが、本発明は上記特許文献1のように、プーリからのベルトの回出点の近傍で無端ベルトが記憶された形状である直線形状或いは逆R形状に復帰しようとする曲げモーメントに基づいて回転力が発生する形式の熱エンジンについても適用することができる。この場合には、無端ベルトの全走行経路の一部又は全部を覆うように、上記第1実施形態におけるものと同様の磁極7、あるいは上記第2・第3実施形態におけるものと同様の磁極107を配置し、これらを上記と同様に制御して磁界強度を変更することによって、本発明に所期の効果を得ることができる。
Moreover, although the endless belt in each said embodiment used what expands-contracts according to temperature, this invention memorize | stored the endless belt in the vicinity of the extraction | feeding point of the belt from a pulley like the said
さらに、熱付与手段としてはエンジン冷却水以外の熱源、例えばエンジンの排気管やオイルパン、あるいは専用のヒータを用いてもよく、そのような変形も本発明の範疇に属するものである。 Further, as the heat applying means, a heat source other than the engine cooling water, for example, an engine exhaust pipe, an oil pan, or a dedicated heater may be used, and such a modification belongs to the category of the present invention.
1,101 熱エンジン
2 低温側プーリ
3 高温側プーリ
4 無端ベルト
5 温水供給器
6 冷水供給器
7,107 磁極
1,101
Claims (3)
前記材料は、前記変形温度が周囲の磁界に応じて変更可能であることを特徴とする熱エンジン。 An endless belt comprising a pair of pulleys and an endless belt wound around the pair of pulleys, the material having a shape memory characteristic that generates a restoring force to a previously memorized shape with a temperature rise exceeding a deformation temperature And comprising
The heat engine characterized in that the deformation temperature of the material can be changed according to an ambient magnetic field.
前記無端ベルトに対し作用可能に配置された磁力付与手段を更に備え、
前記材料の前記変形温度は、周囲の磁界が強くなるほど低下することを特徴とする熱エンジン。 The heat engine according to claim 1,
Magnetic force applying means arranged to act on the endless belt;
The heat engine, wherein the deformation temperature of the material decreases as the surrounding magnetic field increases.
前記無端ベルトに対し作用可能に配置された熱付与手段と、
前記熱付与手段の動作状態に応じて前記磁力付与手段を制御する制御手段と、
を更に備えたことを特徴とする熱エンジン。 The heat engine according to claim 1 or 2,
Heat applying means arranged to be operable with respect to the endless belt;
Control means for controlling the magnetic force application means according to the operating state of the heat application means;
A heat engine characterized by further comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008046876A JP2009203876A (en) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | Thermal engine |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008046876A JP2009203876A (en) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | Thermal engine |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102072045A (en) * | 2009-11-20 | 2011-05-25 | 通用汽车环球科技运作公司 | Method of controlling a thermal energy harvesting system |
US9038379B2 (en) | 2009-11-20 | 2015-05-26 | GM Global Technology Operations LLC | Method of controlling a thermal energy harvesting system |
-
2008
- 2008-02-27 JP JP2008046876A patent/JP2009203876A/en active Pending
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CN102072045A (en) * | 2009-11-20 | 2011-05-25 | 通用汽车环球科技运作公司 | Method of controlling a thermal energy harvesting system |
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