JP2009192644A - 演習指導者補助システム - Google Patents
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Abstract
【課題】E-learningシステムを利用した演習において,指導者が受講者に対して指導を行う際に,指導者を補助するためのシステムを提供すること。
【解決手段】多人数の受講者が同じ教室で課題に取り組む演習において,演習の指導者が現在教室内にいる場所を求める機能,指導者の直近にいる受講者を求める機能,その受講者の課題に対する取組み状況を求める機能,指導者が直前まで指導していた状況を求める機能,および,これらの機能を組み合わせて指導者の演習に係わる現在の状況を認識する状況認識機能をもつ。
【選択図】図2
【解決手段】多人数の受講者が同じ教室で課題に取り組む演習において,演習の指導者が現在教室内にいる場所を求める機能,指導者の直近にいる受講者を求める機能,その受講者の課題に対する取組み状況を求める機能,指導者が直前まで指導していた状況を求める機能,および,これらの機能を組み合わせて指導者の演習に係わる現在の状況を認識する状況認識機能をもつ。
【選択図】図2
Description
本発明は,多人数の受講者が同じ教室で課題に取り組む演習における演習指導者補助システムに関するものである.
近年,パソコンやコンピュータネットワークを利用した教育システム(E-learningシステム)が,企業の社内研修や大学等の教育現場で使用されている.これにより学習者(受講者)の学習意欲に合わせて学習できる等の利点がある.
一般に,E-learningシステムを利用した教育提供者(指導者)は受講者の学習状況に応じて指導を行い,教育的効果を上げることが可能となる.
しかし大学での演習等において受講者の人数が指導者の人数を大きく上回る場合,指導者が指導を行うべき受講者を見つけ,指導を行うことは難しいといった問題がある.
このような問題を解決する従来技術には以下のような演習指導者補助システムがある.
1.西川・高橋,アクティブデーターベースを用いたプログラミング演習クラスの視覚化システムの実現 DEWS 2007 D9-2
これらの技術により,多人数の受講者が同じ教室で課題に取り組む演習において指導にあたる指導者の指導効率を向上させることができる.
一般に,E-learningシステムを利用した教育提供者(指導者)は受講者の学習状況に応じて指導を行い,教育的効果を上げることが可能となる.
しかし大学での演習等において受講者の人数が指導者の人数を大きく上回る場合,指導者が指導を行うべき受講者を見つけ,指導を行うことは難しいといった問題がある.
このような問題を解決する従来技術には以下のような演習指導者補助システムがある.
1.西川・高橋,アクティブデーターベースを用いたプログラミング演習クラスの視覚化システムの実現 DEWS 2007 D9-2
これらの技術により,多人数の受講者が同じ教室で課題に取り組む演習において指導にあたる指導者の指導効率を向上させることができる.
従来の演習指導者補助システムには,以下の問題がある.
1.指導者は指導者の付近にいる受講者の演習状況を知ることが困難である.
2.指導者は指導を開始する際に,受講者への対話により,指導内容を確認するなどの時間を要する.
3.指導者は同じ誤りをした複数の受講者に対して,同じ指導を繰り返す必要がある.
1.指導者は指導者の付近にいる受講者の演習状況を知ることが困難である.
2.指導者は指導を開始する際に,受講者への対話により,指導内容を確認するなどの時間を要する.
3.指導者は同じ誤りをした複数の受講者に対して,同じ指導を繰り返す必要がある.
第1の発明の演習指導者補助システムは,多人数の受講者が同じ教室で課題に取り組む演習において,演習の指導者が現在教室内にいる場所を求める機能,指導者の直近にいる受講者を求める機能,その受講者の課題に対する取組み状況を求める機能,指導者が直前まで指導していた状況を求める機能,および,これらの機能を組み合わせて指導者の演習に係わる現在の状況を認識する状況認識機能を有することを特徴とする.
第2の発明の演習指導者補助システムは,指導者の演習に係わる現在の状況から,たとえば指導者が直前まで指導していた課題を長時間取り組んでいる受講者,あるいは,指導者が直前まで指導していた誤り答案と同様な誤りのある答案を作成中の受講者など,指導者が次に指導すると効率が良い受講者の教室内の場所,及び,その受講者の課題に対する現在までの取組み状況を一覧する受講者マップ生成機能を有することを特徴とする.
第3の発明の演習指導者補助システムは,指導者の直近にいる受講者が現在取り組んでいる課題,その受講者の答案,その課題の正解,答案と正解の差分,答案の誤り箇所など,指導者の直近にいる受講者の課題取組みに係わるデータをまとめて提示する受講状況提示機能を有することを特徴とする.
第4の発明の演習指導者補助システムは,指導者が受講者の答案の誤りに対して指導した内容を保持する指導データベース機能,および,指導データベースから指導内容を取り出して再現して指導者の直近にいる受講者に提示する指導再演機能を有することを特徴とする.
第2の発明の演習指導者補助システムは,指導者の演習に係わる現在の状況から,たとえば指導者が直前まで指導していた課題を長時間取り組んでいる受講者,あるいは,指導者が直前まで指導していた誤り答案と同様な誤りのある答案を作成中の受講者など,指導者が次に指導すると効率が良い受講者の教室内の場所,及び,その受講者の課題に対する現在までの取組み状況を一覧する受講者マップ生成機能を有することを特徴とする.
第3の発明の演習指導者補助システムは,指導者の直近にいる受講者が現在取り組んでいる課題,その受講者の答案,その課題の正解,答案と正解の差分,答案の誤り箇所など,指導者の直近にいる受講者の課題取組みに係わるデータをまとめて提示する受講状況提示機能を有することを特徴とする.
第4の発明の演習指導者補助システムは,指導者が受講者の答案の誤りに対して指導した内容を保持する指導データベース機能,および,指導データベースから指導内容を取り出して再現して指導者の直近にいる受講者に提示する指導再演機能を有することを特徴とする.
本発明の演習指導者補助システムは,指導者がある受講者の指導を終えたときに次に指導すべき受講者を見つけることを容易にする方式である.また,指導者が直近の受講者の指導に必要な情報を入手して効率的な指導を行うことを容易にする方式である.
1.指導すべき受講者を見つけることを容易にする.
本発明の演習指導者補助システムは,多人数の受講者が同じ教室で課題に取り組む演習において,演習の指導者が現在教室内にいる場所を求め,指導者の直近にいる受講者を求め,指導者に提示する.また,受講者の演習状況を一覧する受講者マップ生成を指導者に提示する.これによって指導者は指導者の付近にいる受講者の演習状況を知ることが可能になる.
2.指導情報の入手を容易にする
本発明の演習指導者補助システムは,指導者の直近にいる受講者が現在取り組んでいる課題,その受講者の答案,その課題の正解,答案と正解の差分,答案の誤り箇所など,指導者の直近にいる受講者の課題取組みに係わるデータをまとめて提示する.指導者は指導を行う際に,指導内容を確認することが出来る.
さらに本発明の演習指導者補助システムは,指導者が受講者の答案の誤りに対して指導した内容を保持する指導データベース機能,指導データベースから指導内容を取り出して再現して指導者の直近にいる受講者に提示機能を持つ.これによって指導者は過去の指導を入手し再利用することで,同じ内容の指導に対して複数回の指導を行う必要が無くなる.
1.指導すべき受講者を見つけることを容易にする.
本発明の演習指導者補助システムは,多人数の受講者が同じ教室で課題に取り組む演習において,演習の指導者が現在教室内にいる場所を求め,指導者の直近にいる受講者を求め,指導者に提示する.また,受講者の演習状況を一覧する受講者マップ生成を指導者に提示する.これによって指導者は指導者の付近にいる受講者の演習状況を知ることが可能になる.
2.指導情報の入手を容易にする
本発明の演習指導者補助システムは,指導者の直近にいる受講者が現在取り組んでいる課題,その受講者の答案,その課題の正解,答案と正解の差分,答案の誤り箇所など,指導者の直近にいる受講者の課題取組みに係わるデータをまとめて提示する.指導者は指導を行う際に,指導内容を確認することが出来る.
さらに本発明の演習指導者補助システムは,指導者が受講者の答案の誤りに対して指導した内容を保持する指導データベース機能,指導データベースから指導内容を取り出して再現して指導者の直近にいる受講者に提示機能を持つ.これによって指導者は過去の指導を入手し再利用することで,同じ内容の指導に対して複数回の指導を行う必要が無くなる.
本発明の実施例を示す.以下の演習を例にする.
演習は,指導者と受講者が指定された時間に指定された演習室に集まり行われる.
受講者は演習室内にある端末を一台任意に選んで使用する.
演習を行うためのシステム(演習システム)はwebアプリケーションとして実装されおり,課題提示や,受講者が提出した答案の評価を行う.受講者は演習システムにwebブラウザを用いてアクセスし,課題閲覧・答案提出などの演習に関する操作をwebブラウザ上で行う.
演習システムは受講者のアカウントを管理をしており,受講者のログイン時刻を履歴として保持する.このデータを保存したデータベースを端末利用状況データベースと呼ぶ.その他に受講者がwebブラウザ上で行う操作(課題閲覧,答案提出など)や演習の取り組み状態(課題を正解しているなど)を履歴として保持する.演習システムに対して受講者が行う操作や演習の取り組み状況を演習履歴データベースと呼ぶ.
演習指導者補助システムはサーバとクライアントからなる.サーバは演習指導者補助端末用サーバ,端末利用状況データベース,指導履歴データベース,演習取り組み状況データベースからなる.クライアントは演習指導者補助端末,RFIDリーダからなる.これを図4に示す.
第1の発明は,多人数の受講者が同じ教室で課題に取り組む演習において,演習の指導者が現在教室内にいる場所を求める機能,指導者の直近にいる受講者を求める機能,その受講者の課題に対する取組み状況を求める機能,指導者が直前まで指導していた状況を求める機能,および,これらの機能を組み合わせて指導者の演習に係わる現在の状況を認識する状況認識機能からなる.以下に各機能について述べる.
[1] 多人数の受講者が同じ教室で課題に取り組む演習において,演習の指導者が現在教室内にいる場所を求める機能
指導者が直近の座席に添付されているRFIDタグからRFIDタグ読み取り機を用いて座席位置情報を読み取り,それに書き込まれている位置情報をサーバに送信することで,演習指導者補助システムは指導者の位置情報を得る.RFIDタグに書き込まれている位置情報の例を図1に示す.また,指導者の位置情報として図1と同様のデータをサーバに送信する.
[2] 指導者の直近にいる受講者を求める機能
指導者は演習指導者補助端末を持ち,演習に臨む.演習指導者補助端末にはRFIDタグ読み取り機・演習指導者補助端末のサーバとの通信機能を持つ.演習室内の各端末にはRFIDタグが貼られており,それにはその端末の位置を表す情報が書き込まれている.
RFIDタグによる指導者の位置情報と,端末利用状況データベースより受講者の端末利用情報・端末位置情報を組み合わせることで指導者と受講者の位置関係を求めることが可能となる.また,これにより指導者の直近の受講者を求めることが出来る.端末利用状況データベースは学生番号,演習システムにログインした端末番号,ログインした時刻を保持する.端末利用状況データベースに格納される情報を図3に示す.端末位置は2次元平面状のある点の座標で表す.
[3] 指導者の直近の受講者を特定すると演習履歴データベースからその受講者の演習取り組み状況を求める機能
受講者が演習システムにログインする際に,端末位置を得ることで,受講者の端末利用情報を得る.各端末が固有にもつIPアドレスを利用することにより,端末位置を得る.演習指導者補助システムが演習室内にある端末にIPアドレスと端末の位置情報をあらかじめ保持しておくことで,演習指導者補助システムは受講者の端末利用情報を得る
[4] 指導者が受講者に対して行った指導を指導履歴データベースに格納する機能.それによって指導者が直前に指導した生徒を求めることが可能となる.
[5] 上記[1]から[4]の機能を組み合わせることで指導者の演習にかかわる現在の状況を求める機能
ここで指導者の演習にかかわる現在の状況とは指導者の位置情報,指導者の直近の受講者,指導者と他の受講者との位置関係,指導者が行った指導履歴(どの問題のどの答案に対し得て何を教えていたか)を指す.図4の演習指導者補助システム用サーバが端末やデータベースから得た情報を統合し,指導者の演習に関わる情報を算出する.
第2の発明の受講者の課題に対する現在までの取組み状況を一覧する受講者マップ生成機能を図4に従って説明する.本機能では指導者が直前に指導を行った受講者の演習取り組み情報から,演習室内で演習を受けている受講者全員の演習取り組み状況・端末利用状況・座席の位置情報を組み合わせることで,次に指導すると効率が良い受講者の教室内の場所を求める.また,現在までの演習取組み状況を一覧する受講者マップを生成することが出来る.本機能の動作手順は以下の各STEPで表される.
(STEP1) 指導者は受講者に対し指導を行う.
(STEP2) 演習指導者補助システムは,指導者が直前に指導を行った受講者の演習状況から,その受講者と同じ課題を取り組んでいた受講者を求める.
(STEP3) 演習指導者補助システムは,受講者の端末利用状況・演習取り組み状況・座席の位置情報からSTEP2で求めた受講者の位置を算出する.
(STEP4) 演習指導者補助システムはSTEP3で算出した位置を演習指導者補助端末に送信する.
(STEP5) 演習指導者補助端末は,指導者の位置とSTEP3で求めた受講者の位置,またSTEP1で指導を受けた受講者と同じ課題を取り組んでいた受講者を色により他の受講者と区別する.
この機能により生成された演習室一覧図を図5に示す.
第3の発明の受講状況提示機能は指導者の直近にいる受講者を求める機能と演習取り組み状況データベースにより,その受講者の答案,その課題の正解例,答案と正解の差分,答案の誤り箇所など,指導者の直近にいる受講者の課題取組みに係わるデータ得,それらのデータをまとめて提示することで指導者が指導に有効な情報を得る機能である.また,図6,7,8,9の様にそれらのデータを指導者に提示する.
第4の発明の指導者が受講者の答案の誤りに対して指導した内容を保持する指導データベース機能は,指導者が受講者に対して行った指導内容を指導図として保存するものである.図10の様なインターフェースを考える.これはペン,消しゴム,文字入力など一般のフリーハンドによる図を作成するシステムに含まれる機能を有する.
また,指導をデータ化する際に,再演可能なデータ構造を用いる.図11によりこれを示す.ペンを動かすなどで入力された操作は図12の様に複数の命令に分割される.それらを入力と同じ順序を保ったままデータベースに保存する.また図13の様な命令を持つ.
指導図を用いた指導には,図14の様に指導者が作成した図を指導履歴データベースに保存され,直接指導を行った受講者A以外の受講者へ提示されるといった手順を取る.
指導データベースから指導内容を取り出して再現して指導者の直近にいる受講者に提示する指導再演機能を図14に示す.先の指導者の直近にいる受講者を求める機能,指導データベース機能を利用し,指導図を指導者の直近にいる受講者に提示する.指導図は操作命令の系列によって分割され保存されているので,指導者が作成した手順に従って再演することが可能である.
指導図の例を図15に示す.
指導図は特定の答案に対して作成される.答案と指導図を対応付けるため図16のデータ形式にて保存する.指導履歴コメントにより,指導者が指導図の内容を一言で表しておく.答案IDは答案毎に固有に割り振られている.また,図17の様に答案IDは学生番号,課題番号,答案番号などから一意に決定される.
演習は,指導者と受講者が指定された時間に指定された演習室に集まり行われる.
受講者は演習室内にある端末を一台任意に選んで使用する.
演習を行うためのシステム(演習システム)はwebアプリケーションとして実装されおり,課題提示や,受講者が提出した答案の評価を行う.受講者は演習システムにwebブラウザを用いてアクセスし,課題閲覧・答案提出などの演習に関する操作をwebブラウザ上で行う.
演習システムは受講者のアカウントを管理をしており,受講者のログイン時刻を履歴として保持する.このデータを保存したデータベースを端末利用状況データベースと呼ぶ.その他に受講者がwebブラウザ上で行う操作(課題閲覧,答案提出など)や演習の取り組み状態(課題を正解しているなど)を履歴として保持する.演習システムに対して受講者が行う操作や演習の取り組み状況を演習履歴データベースと呼ぶ.
演習指導者補助システムはサーバとクライアントからなる.サーバは演習指導者補助端末用サーバ,端末利用状況データベース,指導履歴データベース,演習取り組み状況データベースからなる.クライアントは演習指導者補助端末,RFIDリーダからなる.これを図4に示す.
第1の発明は,多人数の受講者が同じ教室で課題に取り組む演習において,演習の指導者が現在教室内にいる場所を求める機能,指導者の直近にいる受講者を求める機能,その受講者の課題に対する取組み状況を求める機能,指導者が直前まで指導していた状況を求める機能,および,これらの機能を組み合わせて指導者の演習に係わる現在の状況を認識する状況認識機能からなる.以下に各機能について述べる.
[1] 多人数の受講者が同じ教室で課題に取り組む演習において,演習の指導者が現在教室内にいる場所を求める機能
指導者が直近の座席に添付されているRFIDタグからRFIDタグ読み取り機を用いて座席位置情報を読み取り,それに書き込まれている位置情報をサーバに送信することで,演習指導者補助システムは指導者の位置情報を得る.RFIDタグに書き込まれている位置情報の例を図1に示す.また,指導者の位置情報として図1と同様のデータをサーバに送信する.
[2] 指導者の直近にいる受講者を求める機能
指導者は演習指導者補助端末を持ち,演習に臨む.演習指導者補助端末にはRFIDタグ読み取り機・演習指導者補助端末のサーバとの通信機能を持つ.演習室内の各端末にはRFIDタグが貼られており,それにはその端末の位置を表す情報が書き込まれている.
RFIDタグによる指導者の位置情報と,端末利用状況データベースより受講者の端末利用情報・端末位置情報を組み合わせることで指導者と受講者の位置関係を求めることが可能となる.また,これにより指導者の直近の受講者を求めることが出来る.端末利用状況データベースは学生番号,演習システムにログインした端末番号,ログインした時刻を保持する.端末利用状況データベースに格納される情報を図3に示す.端末位置は2次元平面状のある点の座標で表す.
[3] 指導者の直近の受講者を特定すると演習履歴データベースからその受講者の演習取り組み状況を求める機能
受講者が演習システムにログインする際に,端末位置を得ることで,受講者の端末利用情報を得る.各端末が固有にもつIPアドレスを利用することにより,端末位置を得る.演習指導者補助システムが演習室内にある端末にIPアドレスと端末の位置情報をあらかじめ保持しておくことで,演習指導者補助システムは受講者の端末利用情報を得る
[4] 指導者が受講者に対して行った指導を指導履歴データベースに格納する機能.それによって指導者が直前に指導した生徒を求めることが可能となる.
[5] 上記[1]から[4]の機能を組み合わせることで指導者の演習にかかわる現在の状況を求める機能
ここで指導者の演習にかかわる現在の状況とは指導者の位置情報,指導者の直近の受講者,指導者と他の受講者との位置関係,指導者が行った指導履歴(どの問題のどの答案に対し得て何を教えていたか)を指す.図4の演習指導者補助システム用サーバが端末やデータベースから得た情報を統合し,指導者の演習に関わる情報を算出する.
第2の発明の受講者の課題に対する現在までの取組み状況を一覧する受講者マップ生成機能を図4に従って説明する.本機能では指導者が直前に指導を行った受講者の演習取り組み情報から,演習室内で演習を受けている受講者全員の演習取り組み状況・端末利用状況・座席の位置情報を組み合わせることで,次に指導すると効率が良い受講者の教室内の場所を求める.また,現在までの演習取組み状況を一覧する受講者マップを生成することが出来る.本機能の動作手順は以下の各STEPで表される.
(STEP1) 指導者は受講者に対し指導を行う.
(STEP2) 演習指導者補助システムは,指導者が直前に指導を行った受講者の演習状況から,その受講者と同じ課題を取り組んでいた受講者を求める.
(STEP3) 演習指導者補助システムは,受講者の端末利用状況・演習取り組み状況・座席の位置情報からSTEP2で求めた受講者の位置を算出する.
(STEP4) 演習指導者補助システムはSTEP3で算出した位置を演習指導者補助端末に送信する.
(STEP5) 演習指導者補助端末は,指導者の位置とSTEP3で求めた受講者の位置,またSTEP1で指導を受けた受講者と同じ課題を取り組んでいた受講者を色により他の受講者と区別する.
この機能により生成された演習室一覧図を図5に示す.
第3の発明の受講状況提示機能は指導者の直近にいる受講者を求める機能と演習取り組み状況データベースにより,その受講者の答案,その課題の正解例,答案と正解の差分,答案の誤り箇所など,指導者の直近にいる受講者の課題取組みに係わるデータ得,それらのデータをまとめて提示することで指導者が指導に有効な情報を得る機能である.また,図6,7,8,9の様にそれらのデータを指導者に提示する.
第4の発明の指導者が受講者の答案の誤りに対して指導した内容を保持する指導データベース機能は,指導者が受講者に対して行った指導内容を指導図として保存するものである.図10の様なインターフェースを考える.これはペン,消しゴム,文字入力など一般のフリーハンドによる図を作成するシステムに含まれる機能を有する.
また,指導をデータ化する際に,再演可能なデータ構造を用いる.図11によりこれを示す.ペンを動かすなどで入力された操作は図12の様に複数の命令に分割される.それらを入力と同じ順序を保ったままデータベースに保存する.また図13の様な命令を持つ.
指導図を用いた指導には,図14の様に指導者が作成した図を指導履歴データベースに保存され,直接指導を行った受講者A以外の受講者へ提示されるといった手順を取る.
指導データベースから指導内容を取り出して再現して指導者の直近にいる受講者に提示する指導再演機能を図14に示す.先の指導者の直近にいる受講者を求める機能,指導データベース機能を利用し,指導図を指導者の直近にいる受講者に提示する.指導図は操作命令の系列によって分割され保存されているので,指導者が作成した手順に従って再演することが可能である.
指導図の例を図15に示す.
指導図は特定の答案に対して作成される.答案と指導図を対応付けるため図16のデータ形式にて保存する.指導履歴コメントにより,指導者が指導図の内容を一言で表しておく.答案IDは答案毎に固有に割り振られている.また,図17の様に答案IDは学生番号,課題番号,答案番号などから一意に決定される.
このような演習指導者補助システムは,多人数の受講者が同じ教室で課題に取り組む演習における指導におおいに役立つ.
Claims (4)
- 多人数の受講者が同じ教室で課題に取り組む演習において,演習の指導者が現在教室内にいる場所を求める機能,指導者の直近にいる受講者を求める機能,その受講者の課題に対する取組み状況を求める機能,指導者が直前まで指導していた状況を求める機能,および,これらの機能を組み合わせて指導者の演習に係わる現在の状況を認識する状況認識機能を有することを特徴とする演習指導者補助システム.
- 指導者の演習に係わる現在の状況から,たとえば指導者が直前まで指導していた課題を長時間取り組んでいる受講者,あるいは,指導者が直前まで指導していた誤り答案と同様な誤りのある答案を作成中の受講者など,指導者が次に指導すると効率が良い受講者の教室内の場所,及び,その受講者の課題に対する現在までの取組み状況を一覧する受講者マップ生成機能を有することを特徴とする請求項1記載の演習指導者補助システム.
- 指導者の直近にいる受講者が現在取り組んでいる課題,その受講者の答案,その課題の正解,答案と正解の差分,答案の誤り箇所など,指導者の直近にいる受講者の課題取組みに係わるデータをまとめて提示する受講状況提示機能を有することを特徴とする請求項1又は2記載の演習指導者補助システム.
- 指導者が受講者の答案の誤りに対して指導した内容を保持する指導データベース機能,および,指導データベースから指導内容を取り出して再現して指導者の直近にいる受講者に提示する指導再演機能を有することを特徴とする請求項1又は2又は3記載の演習指導者補助システム.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008031251A JP2009192644A (ja) | 2008-02-13 | 2008-02-13 | 演習指導者補助システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008031251A JP2009192644A (ja) | 2008-02-13 | 2008-02-13 | 演習指導者補助システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009192644A true JP2009192644A (ja) | 2009-08-27 |
Family
ID=41074739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008031251A Pending JP2009192644A (ja) | 2008-02-13 | 2008-02-13 | 演習指導者補助システム |
Country Status (1)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104008678A (zh) * | 2014-06-06 | 2014-08-27 | 杨安康 | 课堂教学多媒体信息实时采集与加密的智能网络终端及工作方法 |
CN104575142A (zh) * | 2015-01-29 | 2015-04-29 | 上海开放大学 | 体验式数字化多屏无缝跨媒体互动开放教学实验室 |
JP2016071267A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 富士通株式会社 | 記録制御プログラム、記録制御方法及び記録制御装置 |
JP2018159834A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | Necパーソナルコンピュータ株式会社 | 学習者端末、その制御プログラム及び制御方法、監督者端末、及びその制御プログラム及び制御方法、並びに教育支援システム |
CN113411252A (zh) * | 2021-06-22 | 2021-09-17 | 邓润阳 | 演讲平台和演讲方法 |
-
2008
- 2008-02-13 JP JP2008031251A patent/JP2009192644A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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