JP2009188991A - モバイル端末に関してモバイルネットワークのセル識別子またはロケーションエリアコードをマスキングする方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、モバイルネットワークの静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードをマスキングする方法に関する。
【解決手段】前記方法は、モバイル端末(1)に関して、検討中のネットワークのアーキテクチャに属する装置において統合されるマスキングモジュール(11)の手段により、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードから、動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードの全てまたは一部を生成するステップ(100)を具備することによって、オペレーターによって認証されたサービス以外の外部サービスに対して地理的変換を不可能にする。さらに、本発明は、静的識別子もしくはコードの全てまたは一部をマスキングする他のマスキングモジュール(21)のいずれかを具備し、静的識別子またはコードをマスキングするマスキング装置(11)を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】前記方法は、モバイル端末(1)に関して、検討中のネットワークのアーキテクチャに属する装置において統合されるマスキングモジュール(11)の手段により、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードから、動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードの全てまたは一部を生成するステップ(100)を具備することによって、オペレーターによって認証されたサービス以外の外部サービスに対して地理的変換を不可能にする。さらに、本発明は、静的識別子もしくはコードの全てまたは一部をマスキングする他のマスキングモジュール(21)のいずれかを具備し、静的識別子またはコードをマスキングするマスキング装置(11)を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気通信分野に関し、特にグローバルポジショニングに関する。本発明は、モバイル端末に関してモバイルネットワークのセル識別子またはロケーションエリアコードをマスキングする方法を提供する。
消費者の潜在的ニーズに適うように、新しい電気通信サービスは、定期的に開始される。最近のものの1つは、ユーザの地理的位置に関する情報提供を可能にするグローバルポジショニングである。グローバルポジショニングは、互いに遠く離れたエリアにおいて多数の用途を有している。ユーザは、グローバルポジショニングを利用して、最も近い映画館またはレストランの位置を探索したり、訪れている場所に関する観光情報を得たりすることができる。心配性の親は、いつでも子供の居場所を探索することができる。ビジネスユーザは、交通手段の位置を探索したり、従業員および配達物を追跡したりすることができるとともに、起こり得る問題に気づくことができる。警察当局にとって、グローバルポジショニングは、誘拐されている人物についての情報を入手すること、または容疑者の行動を監視することにおいて、絶大な助けとなる。
しかし、グローバルポジショニングは、多数の悪用を生じさせるとともに、ユーザの私生活に対して不利益となり得る。“セルID”とも呼ばれる無線周波数セルのタイプ識別の情報、またはロケーションエリアコード(LAC:Location Area Code)もしくはルーティングエリアコード(RAC:Routing Area Code)への依存は、現時点において、何らかの行動をとることが可能なユーザの位置を探索するのに、それらの情報もオペレーターも無しで使用される。
現時点において、セルIDおよび/またはロケーションエリアコード(LACまたはRAC)は、基地局コントローラ(BSC:Base Station Controller)または無線ネットワークコントローラ(RNC:Radio Network Controller)の全てのセルに関して“静的”であるとともに、これらの識別子またはコードを収集することによって、加入者またはユーザの位置を知ることが可能である。
ユーザまたは加入者の私生活保護に対する法的義務に適うように、部外者がセルIDまたはロケーションエリアコードに基づいてロケーティングソリューションを展開する(deploy)ことを防ぐことができるメカニズムを適用することが必要である。
本発明の目的は、先行技術の1つまたは複数の欠点を解消することであるとともに、前記モバイル端末ユーザの私生活保護を確実にするために、モバイル端末に関してモバイルネットワークのセル識別子またはロケーションエリアコードをマスキングする方法を提案することである。
この目的を実現するために、モバイルネットワークの静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードをマスキングする方法は、モバイル端末に関して、検討中のネットワークのアーキテクチャに属する装置において統合されるマスキングモジュールによって、静的セル識別子から、または静的ロケーションエリアコードから、動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードの全てまたは一部を生成するステップとを具備し、
前記方法は、さらに、
シグナリングチャネルにおいて、モバイル端末によってネットワークを通してマスキングモジュールに送られる、動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードから、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードを生成することによって、部外者、またはオペレーターによって認証されたサービス以外のサービスにより地理的座標に変換されることを不確実または不可能にするステップと、
または、
・前記マスキングモジュールによって、検討中のネットワークの他の装置と、オペレーター情報システムとを全体的もしくは部分的にアップデートすることによって、前記マスキングモジュールによって、検討中のネットワークの他の装置に対して指向される、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードの変換を確実にするステップ
のいずれか一方を具備することを特徴とする。
前記方法は、さらに、
シグナリングチャネルにおいて、モバイル端末によってネットワークを通してマスキングモジュールに送られる、動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードから、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードを生成することによって、部外者、またはオペレーターによって認証されたサービス以外のサービスにより地理的座標に変換されることを不確実または不可能にするステップと、
または、
・前記マスキングモジュールによって、検討中のネットワークの他の装置と、オペレーター情報システムとを全体的もしくは部分的にアップデートすることによって、前記マスキングモジュールによって、検討中のネットワークの他の装置に対して指向される、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードの変換を確実にするステップ
のいずれか一方を具備することを特徴とする。
他の特徴によると、前記マスキング方法は、オペレータープラットフォームまたはグローバルポジショニングサービスに対するパートナープラットフォームに近い、検討中のネットワークの装置の他のアイテムにおいて統合される逆生成モジュールによって、モバイル端末によってネットワークを通して逆生成モジュールに送られる、動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードから、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードを生成するステップを具備し、
前記生成ステップは、地理的変換後に、オペレーターによって認証されたサービスが、モバイル端末の位置を推定する逆生成モジュールの結果にアクセスを可能にすることを特徴とする。
前記生成ステップは、地理的変換後に、オペレーターによって認証されたサービスが、モバイル端末の位置を推定する逆生成モジュールの結果にアクセスを可能にすることを特徴とする。
さらなる目的は、前記マスキング方法の実施を可能にし、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードをマスキングする装置を提案することによって実現され、
前記マスキング装置は、
・GSMもしくはGPRSタイプのネットワークに対してはBSCコントローラ(基地局コントローラ)において、またはUMTSタイプのネットワークに対してはRNCコントローラ(無線ネットワークコントローラ)において統合される、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードをマスキングするマスキングモジュール、
または、
・オペレータープラットフォームまたはグローバルポジショニングサービスに対するプラットフォームに近い、検討中のネットワークの装置のアイテムにおいて統合される、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードの全てまたは一部をマスキングする他のマスキングモジュール
のいずれか一方を具備することを特徴とする。
前記マスキング装置は、
・GSMもしくはGPRSタイプのネットワークに対してはBSCコントローラ(基地局コントローラ)において、またはUMTSタイプのネットワークに対してはRNCコントローラ(無線ネットワークコントローラ)において統合される、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードをマスキングするマスキングモジュール、
または、
・オペレータープラットフォームまたはグローバルポジショニングサービスに対するプラットフォームに近い、検討中のネットワークの装置のアイテムにおいて統合される、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードの全てまたは一部をマスキングする他のマスキングモジュール
のいずれか一方を具備することを特徴とする。
別の特徴によると、前記マスキングモジュールは、モバイル端末に関して、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードから、動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードを生成するとともに、さらに検討中のネットワークのBSCまたはRNCにおいて、モバイル端末によってBSCまたはRNCに関連するBTSを通して送られる、動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードを、検討中のネットワークにおける他の装置に関して、シグナリングチャネルにおいて、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードに置き換えることが意図される。
別の特徴によると、前記マスキングモジュールは、1つまたは複数の秘密鍵を適用する可逆メカニズムに基づいたアルゴリズム手段を具備し、前記動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードの生成と、動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードと、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードとの間のトランスコーディングとを確実にする。
別の態様によると、前記マスキングモジュールは、オペレーションおよびメンテナンスセンタ(OMC)において、もしくはオペレーターの情報システムにおいて統合される、または検討中のネットワークのオペレーターのプラットフォームもしくはグローバルポジショニングサービスに対するパートナープラットフォームにデポートされる、逆生成モジュールに関連し、データチャネルにおいて、モバイル端末によって検討中のネットワークを通して逆生成モジュールに送られる、動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードから、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードを生成し、地理的座標への解読を許可するとともに、モバイル端末の位置を探索する。
別の特徴によると、前記逆生成モジュールは、マスキングモジュールのアルゴリズム手段と同様だが逆であるアルゴリズム手段を具備する。
別の特徴によると、他のマスキングモジュールは、モバイル端末、および検討中のネットワークの他の装置、特にオペレータープラットフォームまたはグローバルポジショニングサービスに対するパートナープラットフォームに関連して、特にオペレーター情報システムに対して静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードから、動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードを生成するように意図されることによって、地理的座標への変換を不確実さらに言えば不可能にするとともに、さらに検討中のネットワークおよびオペレーター情報システムの前記他の装置を、全体的または部分的にアップデートするように意図されている。
別の特徴によると、前記他のマスキングモジュールは、非予測的、または1つもしくは複数の秘密鍵を適用するメカニズムに基づいたアルゴリズム手段を具備し、前記動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードを生成する。
別の特徴によると、前記マスキングモジュールは、逆生成モジュールに関連し、前記逆生成モジュールは、特にオペレーター情報システムに対して、モバイル端末によって前記ネットワークを通して逆生成モジュールに送られる、動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードから、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコードを生成し、特にオペレーター情報システムに対して静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードの間の同期的またはオンザフライ計算を確実にすることを特徴とする。
別の特徴によれば、前記逆生成モジュールは、他のマスキングモジュールのアルゴリズム手段と同様だが逆のアルゴリズム手段を具備する。
非限定的な実施例として与えられる添付図面の参照とともに、以下に与えられる発明の詳細な説明の記載を通して、本発明はより理解されるとともに、他の目的、特徴、詳細、および利点が、明らかになる。
本発明は、モバイルネットワークのアーキテクチャに属する装置において、セル識別子(セルID)またはロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)をマスキングするために、マスキングモジュールを統合するステップを具備している。本発明は、様々な携帯電話技術、特に“GSM”(Group Special Mobile:グループスペシャルモバイル)技術、“GPRS”(General Packet Radio Service:ジェネラルパケット無線サービス)技術、および“UMTS”(Universal Mobile Telecommunications System:ユニバーサルモバイル通信システム)”技術に適合するように構成されている。
本発明について説明する前に、これら様々な技術(GSM、GPRS、UMTS)を使用して、モバイル端末1をネットワークに接続可能にするアーキテクチャをはじめに確認する(これらの様々なアーキテクチャは、当業者にすでに知られている)。
GSMにおいて、アーキテクチャは、モバイル端末1との無線リンクを担当する基地局(BTS:Base Transceiver Station)2を具備している。BTS2は、基地局コントローラ(BSC:Base Station Controller)3と呼ばれる制御局とインターフェースするエレメントと、送受信器と、アンテナとを本質的に具備し、セル10として知られるものを形成する。BTS2は、無線周波数チャネルをアクティブおよび非アクティブにして、送信されるコンテンツをデジタル化し、無線周波数信号をエンコード/デコードし、変調/復調し、無線リンクを制御し、受信のレベルおよび品質を監視するとともに、送信電力を制御する。
前記ロケーションエリアは、セル10のグループであることを留意されたい。
前記基地局コントローラ3は、1つまたは複数のBTS2に命令することができるとともに、モバイルスイッチングセンタ(MSC:Mobile Switching centre)4にリンクされる。BSC3は、モバイル端末1に対するチャネルのアクティブ化/非アクティブ化と、BTS2およびモバイル端末1の送信電力とに関して決定を行い、“ハンドオーバー(handover)”と呼ばれるセルの切り替えを管理するとともに、BTS2からのデータフローに集中する。
前記モバイルスイッチングセンタ(MSC)4は、ネットワーク内で、他のネットワークとの相互接続をルーティングすることと、呼を調整することとを担当している。MSC4は、幾つかのBSC3を担当するとともに、BSC3からのデータフローに集中する。それに加えて、各MSC4は、MSC4が扱う領域における全加入者に対して、それらのプロファイルおよびロケーションエリアを含む、VLR(Visitor Location Register:ビジターロケーションレジスタ)と呼ばれるデータベースに関連する。HLR(Home Location Registerホームロケーションレジスタ)と呼ばれる他のデータベースは、MSC4とリンクされるとともに、ネットワーク加入者のプロファイルと、大まかな位置とを有している。
GPRSにおいて、アーキテクチャは、前記モバイル端末1との無線リンクと、1つまたは複数の基地局(BTS)2を命令することができるとともに、GPRSタイプのモバイルネットワークにおいてデータのルーティングを可能にするゲートウェイであるサービングGPRSサポートノード(SGSN:Serving GPRS Support Node)にリンクされるBSC3とを担当するBTS2を具備している。
前記SGSN5は、他のゲートウェイ、発呼に対するゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)6を介し、被呼に対するモバイル端末1に対して、外部パケットネットワークとのインターフェースを管理する。それに加えて、SGSN5は、加入者識別子と、利用されるサービスに関する情報とを保持するとともに、モバイル端末1の位置を制御する。
UMTSにおいて、無線ネットワークコントローラ(RNC:Radio Network Controller)7は、UMTSにおいてNode−B2と呼ばれるBTS2を制御することを意図している。RNC7は、無線リソースの分配と、モバイル端末1に送られる前のデータのデジタル化と、加入者またはユーザの位置探索の一部とを管理することができる。RNC7は、それ自身がGGSN6にリンクされる、SGSN5にリンクされる。
これらの前記ネットワーク(GSM、GPRS、UMTS)は、チャネルを使用して、バイナリまたはアナログデータを送信し、各チャネルは、電磁波が変調される特定の周波数に対応する。データチャネルと、シグナリングチャネル(たとえば、非限定的方法において、セル10のデータ特性の分配を可能にするブロードキャストコントロールチャネル(BCCH:Broadcast Control Channel))との間が区別される。
オペレーションおよびメンテナンスセンタ/スイッチ(OMC/S:Operation and Maintenance Center/Switch)、またはオペレーションおよびメンテナンスセンタ/ラジオ(OMC/R:Operation and Maintenance Center/Radio)は、“GSM”もしくは“GPRS”タイプの技術において前記BTS2に、または“UMTS”タイプの技術においてRNC7にリンクされる。このオペレーションおよびメンテナンスセンタ(OMC)8は、ネットワーク装置を局所的に監視するコンピュータセンタである。たとえば、幾つかのOMC8は、様々なロケーションエリアにおいて、BSC3またはRNC7のグループと、BTS2のグループとを監視するとともに、他のOMC8は、MSC4およびVLRを監視する。
前記オペレーションおよびメンテナンスセンタ(OMC)8は、テキスト、画像、音声、または符号化されたデータ形式で、データを記録し、構成するとともに、通信することを可能にする、オペレーター情報システム9にリンクされる。オペレーター情報システム9は、オペレータープラットフォーム(operator’s platform)、またはグローバルポジショニングサービス10に対するパートナープラットフォーム(partner platform)にリンクされる。
図1に示した第1実施形態において、セルIDまたはロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)をマスキングするマスキングモジュール11は、GSMおよびGPRSにおいてBSC3内に、ならびにUMTSにおいてRNC7内に、統合される。このマスキングモジュール11は、はじめに、モバイル端末1に関して、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACまたはRAC)から、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)、すなわち時間における変数を生成する(100)ように意図され、部外者またはオペレーターによって認証されたサービス以外のサービスによって、地理的座標に解読されるのを不可能にする。さらに、マスキングモジュール11は、検討中のネットワークのBSC3またはRNC7において、無線を介してモバイル端末1によってBSC3またはRNC7に関連するBTS2に対して、その次に無線またはケーブルリンクを介して検討中のネットワークの他の装置に対して送られる、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)を、シグナリングチャネルにおいて、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)に置き換える(101)ことを意図することによって、たとえば、MSC4、HLRなどの、検討中のネットワークの他の装置に対する静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)の変換を確実にする。この動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)と、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)との間のトランスコーディング100,101は、マスキングモジュール11が有するアルゴリズム手段を用いて実現される。したがって、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)のみが、無線(OTA:over the air)で受信される。
前記アルゴリズム手段は、先行技術に適合するとともに、オペレーターによって認証されたネットワーク装置に対して既知である1つまたは複数の秘密鍵(secret)を適用する可逆メカニズムに基づいている。
第1実施形態の1つの実施例において、前記動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしはRAC_d)は、マスキングモジュール11によって毎日生成される(100)。この毎日の生成100は、時間基準(この実施例では、日(day))として使用される日付またはタイムスタンプに関連するとともに、基準時間から経過した秒数、ならびに/または既知の増分および/もしくは秘密鍵を表現する。
好ましくは、前記BSC3またはRNC7は、プロキシ、すなわちその機能がモバイル端末1とBTS2との間の要求を中継するコンピュータサーバと、検討中のネットワークの他の装置と、として動作する。
本発明によれば、前記セル10またはロケーションエリアは、RNC7のBSC3に関して、2つのセル識別子または2つのロケーションエリアコードをそれぞれ有している。第1セル識別子(セルID)またはロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)は、固有であり、かつコアネットワークに対して静的であるとともに、第2セル識別子(セルID_d)またはロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)は、モバイル端末1とのダイアログに対して動的である。
それに加えて、前記マスキングモジュール11に関連する逆生成モジュール12は、OMC8もしくはオペレーター情報システムに統合される、または検討中のネットワークのオペレータープラットフォームもしくはグローバルポジショニング10に対するパートナープラットフォームに関してデポート(deport)される。この逆生成モジュール12は、データチャネルにおいて、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)から、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)を生成する(102)ことを意図し、モバイル端末1によって検討中のネットワークを通して送られ、地理的座標への解読を許可する。
好ましくは、前記検討中のネットワークのオペレーターによって認証された、OMC8、オペレーター情報システム9、オペレータープラットフォーム、グローバルポジショニングプラットフォーム10が、“GSM”もしくは“GPRS”のトポロジー、またはさらに言えば“UMTS”ネットワークに関して、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)を地理的に変換した場合、オペレーターはモバイル端末1のおおよその位置を知ることができ、それによってユーザまたは加入者の位置を探索することができる。マスキングモジュール11のアルゴリズム手段と同様だが逆であり、かつ先行技術に適合するアルゴリム手段は、さらにこの逆生成モジュール12内に与えられる。
図2に示した第2実施形態において、無線セル識別子(セルID)もしくはロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)の全てまたは一部をマスキングする他のマスキングモジュール21は、検討中のネットワークのアーキテクチャに属する装置のアイテムに統合されるとともに、オペレータープラットフォーム、またはグローバルポジショニングサービス10に対するパートナープラットフォームに近い。例示した実施例において、この他のマスキングモジュール21はOMC8に具備されている。この他のマスキングモジュール21は、任意に非予測的の、または1つもしくは複数の秘密鍵を適用する先行技術に適合するメカニズムに基づいた、アルゴリズム手段を具備し、モバイル端末1と、検討中のネットワークの他の装置(MSC4、BSC3、HLR、VLRなど)と、特に、オペレータープラットフォーム、またはグローバルポジショニングサービス10に対するパートナープラットフォームとに関して、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)から、特にオペレーター情報システム9に対して、動的無線セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)を生成する(200)ことによって、地理的座標への変換は、不確実、またはさらに言えば不可能である。
それに加えて、例示した実施例において、前記OMC8で統合されるこの他のマスキングモジュール21は、さらに、検討中のネットワークの他の装置(MSC4、BSC3、HLR、VLRなど)と、オペレーター情報システム9の他の装置とを全体的または部分的のいずれかでアップデートする(201)ことを意図している。
前記無線セル識別子(セルID)またはロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)に関する情報を統合する全てのネットワーク装置を同時に変更することが必要であることに留意されたい。そのようにして、他のマスキングモジュール21と同様のモジュールは、限定するわけではないが、例えば各OMCにおいて、統合される。
前記オペレーター情報システム9、またはネットワーク装置のアイテムが、そのように要求する場合、特にオペレーター情報システム9に対して、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)から、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)を生成する逆生成モジュール22は、オペレーター情報システム9において統合されることによって、特にオペレーター情報システム9に対する、静的セル識別子(セルID)、または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)の間の、同期的またはオンザフライ(on-the-fly)計算を確実にする。他のマスキングモジュール21のアルゴリズム手段と同様だが逆であり、かつ先行技術に適合するアルゴリズム手段は、さらにこの逆生成モジュール22内に与えられる。
第2実施形態の実施例において、前記動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)は、他のマスキングモジュール21によって頻繁に生成される(200)。この頻繁な生成200は、既知の増分、および/または秘密鍵に関係することができるため、オペレーターに関連する、無線ネットワークの装置、オペレータープラットフォーム、またはグローバルポジショニングサービス10に対するパートナープラットフォームのアイテムによって、特にオペレーター情報システム9に対して、逆生成モジュール22によって行われる、動的無線セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)からの静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)の簡易逆生成を確実にする。
上述の第1実施形態に従って、前記モバイル端末1に関するモバイルネットワークのセル識別子(セルID)、またはロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)をマスキングする方法を、以下に記載する。
前記静的セル識別子(セルID)、または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)をマスキングする方法は、
・検討中のネットワークにおいてデータトランジットをシグナリングしたらすぐに、モバイル端末1に関して、GSMもしくはGPRSネットワークに対してはBSC3、またはUMTSネットワークに対してはRNC7において統合されるマスキングモジュール11によって、静的セル識別子(セルID)、または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)から、動的無線セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)を生成する生成ステップ100と、
・シグナリングチャネルにおいて、前記マスキングモジュール11によって、他の装置、すなわち、モバイル端末1、検討中のネットワークのBTS2、BSC3、またはRNC7以外の装置に関して、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)から、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)を生成する生成ステップ101とを具備し、
前記生成ステップ100は、部外者、またはオペレーターによって認証されたサービス以外のサービスに対して、地理的座標に解読されるのを不可能にし、
前記生成ステップ101は、検討中のネットワークのこの他の装置に対して意図された、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACまたはRAC)の変換を確実にする。
・検討中のネットワークにおいてデータトランジットをシグナリングしたらすぐに、モバイル端末1に関して、GSMもしくはGPRSネットワークに対してはBSC3、またはUMTSネットワークに対してはRNC7において統合されるマスキングモジュール11によって、静的セル識別子(セルID)、または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)から、動的無線セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)を生成する生成ステップ100と、
・シグナリングチャネルにおいて、前記マスキングモジュール11によって、他の装置、すなわち、モバイル端末1、検討中のネットワークのBTS2、BSC3、またはRNC7以外の装置に関して、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)から、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)を生成する生成ステップ101とを具備し、
前記生成ステップ100は、部外者、またはオペレーターによって認証されたサービス以外のサービスに対して、地理的座標に解読されるのを不可能にし、
前記生成ステップ101は、検討中のネットワークのこの他の装置に対して意図された、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACまたはRAC)の変換を確実にする。
それに加えて、前記マスキング方法は、データチャネルにおいて、任意に生成ステップ102を具備し、OMC8もしくはオペレーター情報システム9のいずれかで統合される、または検討中のネットワークのオペレータープラットフォームもしくはグローバルポジショニングサービス10に対するパートナープラットフォームにデポートされる逆生成モジュール12によって、モバイル端末1によってネットワークを通して送られる、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)から、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)を生成することによって、地理的変換後に、モバイル端末1の位置の推定を可能にする逆生成モジュール12の結果にアクセスする。
上述の第2実施形態に従って、前記モバイル端末1に関するモバイルネットワークのセル識別子(セルID)、またはロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)をマスキングするための方法を、以下に記載する。
前記セル識別子(セルID)、またはロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)をマスキングする方法は、
・モバイル端末1と、検討中のネットワークの他の装置と、特に、マスキングモジュール21が統合される装置以外のオペレータープラットフォーム、またはグローバルポジショニングサービス10に対するパートナープラットフォームとに関して、オペレータープラットフォームまたはグローバルポジショニングサービス10に対するパートナープラットフォームに近い、検討中のネットワークのアーキテクチャに属する装置のアイテムに統合される他のマスキングモジュール21によって、特に検討中のネットワークのオペレーター情報システム9に対する、静的セル識別子(セルID)から、または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)から、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)の全てまたは一部を生成する生成ステップ200と、
・前記他のマスキングモジュール21によって、検討中のネットワークの他の装置と、オペレーター情報システム9とを全体的または部分的にアップデートするアップデートステップ201と
を具備し、前記生成ステップ、部外者、またはオペレーターによって認証されたサービス以外のサービス対して、地理的座標に解読されるのを不確実または不可能にする。
・モバイル端末1と、検討中のネットワークの他の装置と、特に、マスキングモジュール21が統合される装置以外のオペレータープラットフォーム、またはグローバルポジショニングサービス10に対するパートナープラットフォームとに関して、オペレータープラットフォームまたはグローバルポジショニングサービス10に対するパートナープラットフォームに近い、検討中のネットワークのアーキテクチャに属する装置のアイテムに統合される他のマスキングモジュール21によって、特に検討中のネットワークのオペレーター情報システム9に対する、静的セル識別子(セルID)から、または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)から、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)の全てまたは一部を生成する生成ステップ200と、
・前記他のマスキングモジュール21によって、検討中のネットワークの他の装置と、オペレーター情報システム9とを全体的または部分的にアップデートするアップデートステップ201と
を具備し、前記生成ステップ、部外者、またはオペレーターによって認証されたサービス以外のサービス対して、地理的座標に解読されるのを不確実または不可能にする。
それに加えて、前記マスキング方法は、オペレーター情報システム9において統合される逆生成モジュール22によって、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)から、特にオペレーター情報システム9に対して、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)を生成する生成ステップ202を具備し、前記生成ステップ202は、特にオペレーター情報システム9に対する、静的セル識別子(セルID)、または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)の間の同期的またはオンザフライ計算を確実にする。好ましくは、オペレーターによって認証されたサービスは、地理的変換の後にモバイル端末1の位置の推定を可能にする逆生成モジュール22の結果にアクセスすることができる。
本発明の利点の1つは、前記モバイル端末1に関するモバイルネットワークの、またはモバイル端末1および検討中のネットワークにおける他の装置のセル識別子(セルID)またはロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)をマスキングする方法が、ユーザまたは加入者の私生活保護を提供することである。
本発明は、たとえば、特許請求の範囲に記載されたような、本発明の適用範囲から逸脱することなく、多数の他の特定形式における実施形態を可能にすることは、当業者にとって自明である。したがって、上述の実施形態は、例示的なものであると解釈されるべきであり、添付の特許請求の範囲によって定義された範囲において変更されるとともに、本発明は、上述で与えられた発明の詳細に限定されない。
1 モバイル端末
2 BTS
3 BSC
7 RNC
8 OMC
9 オペレーター情報システム
10 グローバルポジショニングサービス
11,21 マスキングモジュール
12,22 逆生成モジュール
100,200 動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードから、動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードを生成するステップ
101 動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードを、シグナリングチャネルにおいて、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードに置き換えるステップ
201 検討中のネットワークの他の装置と、オペレーター情報システムとをアップデートするステップ
102,202 動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードから、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードを生成するステップ
2 BTS
3 BSC
7 RNC
8 OMC
9 オペレーター情報システム
10 グローバルポジショニングサービス
11,21 マスキングモジュール
12,22 逆生成モジュール
100,200 動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードから、動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードを生成するステップ
101 動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードを、シグナリングチャネルにおいて、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードに置き換えるステップ
201 検討中のネットワークの他の装置と、オペレーター情報システムとをアップデートするステップ
102,202 動的セル識別子または動的ロケーションエリアコードから、静的セル識別子または静的ロケーションエリアコードを生成するステップ
Claims (11)
- モバイルネットワークの静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)をマスキングする方法において、
前記方法は、モバイル端末(1)に関して、検討中のネットワークのアーキテクチャに属する装置において統合されるマスキングモジュール(11,21)によって、静的セル識別子(セルID)から、または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)から、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)の全てまたは一部を生成するステップ(100,200)を具備し、
前記方法は、さらに、
・シグナリングチャネルにおいて、モバイル端末(1)によってネットワークを通してマスキングモジュール(11)に送られる、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)から、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)を生成するステップ(101)、
または、
・前記マスキングモジュール(21)によって、検討中のネットワークの他の装置と、オペレーター情報システム(9)とを全体的もしくは部分的にアップデートするステップ(201)
のいずれか一方を具備し、
前記生成ステップ(100,200)は、部外者、またはオペレーターによって認証されたサービス以外のサービスにより地理的座標に解読されることを不確実または不可能にし、
前記生成ステップ(101)は、前記マスキングモジュール(11)によって、検討中のネットワークの他の装置に対して意図される、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)の変換を確実にすることを特徴とするマスキング方法。 - 前記方法は、オペレータープラットフォームまたはグローバルポジショニングサービス(10)に対するパートナープラットフォームに近い、検討中のネットワークの装置の他のアイテムにおいて統合される逆生成モジュール(12,22)によって、モバイル端末(1)によってネットワークを通して逆生成モジュール(12,22)に送られる、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)から、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)を生成するステップ(102,202)を具備し、
前記生成ステップ(102,202)は、地理的変換後に、オペレーターによって認証されたサービスが、モバイル端末(1)の位置推定を可能にする逆生成モジュール(12,22)の結果にアクセスすることができるようにすることを特徴とする請求項1に記載のマスキング方法。 - 請求項1または2に記載のマスキング方法の実施を可能にし、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)をマスキングするマスキング装置(11)において、
前記マスキング装置(11)は、
・GSMもしくはGPRSタイプのネットワークに対してはBSCコントローラ(3)において、またはUMTSタイプのネットワークに対してはRNCコントローラ(7)において統合される、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)を全てまたは一部をマスキングするマスキングモジュール(11)、
または、
・オペレータープラットフォームまたはグローバルポジショニングサービス(10)に対するパートナープラットフォームに近い、検討中のネットワークの装置のアイテムにおいて統合される、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)をマスキングする他のマスキングモジュール(21)
のいずれか一方を具備することを特徴とするマスキング装置。 - 前記マスキングモジュール(11)は、モバイル端末(1)に関して、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)から、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)を生成する(100)とともに、検討中のネットワークのBSC(3)またはRNC(7)において、モバイル端末(1)によってBSC(3)またはRNC(7)に関連するBTS(2)を通して送られる、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)を、検討中のネットワークにおける他の装置に関して、シグナリングチャネルにおいて、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)に置き換える(101)ように意図されることを特徴とする請求項3に記載のマスキング装置。
- 前記マスキングモジュール(11)は、1つまたは複数の秘密鍵を適用する可逆メカニズムに基づいたアルゴリズム手段を具備し、前記動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)の生成(100)と、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)と、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)との間のトランスコーディング(101)とを確実にすることを特徴とする請求項3または4に記載のマスキング装置。
- 前記マスキングモジュール(11)は、オペレーションおよびメンテナンスセンタ(OMC)(8)、もしくはオペレーター情報システム(9)において統合される、または検討中のネットワークのオペレータープラットフォームもしくはグローバルポジショニングサービス(10)に対するパートナープラットフォームにデポートされる、逆生成モジュール(12)に関連し、データチャネルにおいて、モバイル端末(1)によって検討中のネットワークを通して逆生成モジュール(12)に送られる、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)から、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)を生成(102)し、地理的座標への解読を許可するとともに、モバイル端末(1)の位置を探索することを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載のマスキング装置。
- 前記逆生成モジュール(12)は、マスキングモジュール(11)のアルゴリズム手段と同様だが逆のアルゴリズム手段を具備することを特徴とする請求項6に記載のマスキング装置。
- 他のマスキングモジュール(21)は、モバイル端末(1)、および検討中のネットワークの他の装置、特にオペレータープラットフォームまたはグローバルポジショニングサービス(10)に対するパートナープラットフォームに関して、特にオペレーター情報システムに対して静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)から、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)を生成することによって、地理的座標への解読を不確実さらに言えば不可能にし、
前記他のマスキングモジュール(21)は、さらに検討中のネットワークおよびオペレーター情報システム(9)の前記他の装置を、全体的または部分的にアップデートするように意図されることを特徴とする請求項3に記載のマスキング装置。 - 前記他のマスキングモジュール(21)は、非予測的、または1つもしくは複数の秘密鍵を適用するメカニズムに基づいたアルゴリズム手段を具備し、前記動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)を生成する(200)ことを特徴とする請求項8に記載のマスキング装置。
- 前記マスキングモジュール(11)は、逆生成モジュール(22)に関連し、
前記逆生成モジュール(22)は、特にオペレーター情報システム(9)に対して、モバイル端末(1)によって前記ネットワークを通して逆生成モジュール(22)に送られる、動的セル識別子(セルID_d)または動的ロケーションエリアコード(LAC_dもしくはRAC_d)から、静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)を生成し(202)、特にオペレーター情報システム(9)に対して静的セル識別子(セルID)または静的ロケーションエリアコード(LACもしくはRAC)の間の同期的またはオンザフライ計算を確実にすることを特徴とする請求項8または9に記載のマスキング装置。 - 前記逆生成モジュール(22)は、他のマスキングモジュール(21)のアルゴリズム手段と同様だが逆のアルゴリズム手段を具備することを特徴とする請求項10に記載のマスキング装置。
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