JP2009188629A - サービス制御システム、移動局、及びサービス制御方法 - Google Patents

サービス制御システム、移動局、及びサービス制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セルラ通信システムの移動局と結合して使用されるサービス提供手段によるサービス提供可否を、移動局が在圏するセルに応じて制御可能とする。
【解決手段】フェムト基地局11は、サービス提供セルであるフェムトセル10を形成する。移動局12は、サービス提供セルであるフェムトセル10に在圏する場合に、自身に通信可能に結合して使用されるサービス提供端末13によるサービス提供を許可する。一方、移動局12は、フェムトセル10に在圏していない場合にサービス提供端末13によるサービス提供を制限する。
【選択図】図1

Description

本発明は、セルラ通信システムで使用される移動局に通信可能に接続されるサービス提供端末及び移動局で実行されるアプリケーションソフトウェア等のサービス提供手段によるサービス提供可否を制御するサービス制御システムに関する。
特許文献1には、映像情報の受信及び再生を行なう電子機器による映像視聴の可否を、セルラ通信システムで使用される移動局を用いて制御する電子機器制御システムが開示されている。特許文献1に開示された電子機器制御システムは、移動局、情報送信を行なう送信側電子機器(例えば、DVDプレーヤ)及び情報受信を行なう受信側電子機器(例えば、テレビモニタ)を含む。ここで、特許文献1の移動局は、送信側電子機器及び受信側電子機器の間で送受信される情報の暗号化・復号化に使用される暗号キーを生成する。そして、特許文献1の移動局は、送信側電子機器及び受信側電子機器に対して、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信インタフェースによって暗号キーを送信する。暗号キーは、移動局に固有のものとなるように、例えば、移動局に固有のID情報を用いて生成される。これにより、受信側電子機器による映像再生は、移動局が生成する暗号キーが無ければ不可能となる。つまり、移動局によって、受信側電子機器による映像視聴サービスの提供可否を制御することができる。また、特許文献1は、移動局が、遠隔地に設けられた管理センターから通信回線を介してライセンス情報を取得し、暗号キーの送信回数をライセンス情報で指定された回数に制限することも開示している。
ところで、特定の空間に存在する移動局に対して選択的に情報提供を行う技術も知られている。例えば、特許文献2には、航空券等のキャンセル待ちを行う利用者にキャンセルが発生したことを通知するサービスを、移動局を使用して行なうための受付システムが開示されている。特許文献2に開示された受付システムは、構内基地局とこれに接続された構内交換機を有する施設において受付処理を行うためのシステムである。具体的には、当該受付システムは、申込者が使用する移動局の電話番号を含む申込情報を利用者の移動局から取得して予め記憶しておく。そして、当該受付システムは、キャンセル発生等によって前記申込情報に基づく申し込みの受付が可能となった場合に、構内交換機から位置登録情報を取得する。ここで、位置登録情報には、施設内の構内基地局を用いて位置登録を行なった移動局の電話番号が含まれる。続いて、当該受付システムは、申込情報に含まれる電話番号と位置登録情報に含まれる電話番号を照合することで、申込者の移動局が施設内に存在するか否かを判定する。最後に、当該受付システムは、申込者の移動局が施設内に存在すると判定された場合に、当該移動局に対して受付可能である旨を通知する。
特開2003−134099号公報 特開2007−94463号公報
上述した特許文献1は、著作権保護のために、映像情報の送受信を行う電子機器の利用が、特定の移動局との組合せでのみ可能となるように制限することを目的としている。したがって、特許文献1に開示された電子機器制御システムでは、管理センターからライセンス情報を取得済みである移動局並びに送信側及び受信側電子機器が揃っていれば、移動局が存在する位置に関わらず電子機器が利用可能な状態となる。すなわち、特許文献1に開示された技術は、サービス提供端末としての電子機器の利用可否を、移動局の位置に応じて制御できないという問題がある。
本願の発明者等は、売店や飲食店等の商業施設内、屋外の券売機周辺などの特定の空間内でのみ、移動局に通信可能に接続されるサービス提供端末の利用を可能とすることを検討している。ここで、サービス提供端末とは、例えば、クレジットカード決済端末、デジタルペン等である。これが実現されれば、特定の空間外でサービス提供端末が不正に利用されることを防止でき、セキュリティの向上を図ることができる。さらに、例えば、特定の商業施設を訪れた移動局の所有者に対して限定的にサービスを提供することができるため、サービス提供を希望する所有者を誘引でき、集客力の向上が期待できる。
上述した本願の発明者等による検討対象は、移動局に通信可能に接続されるサービス提供端末によるサービス提供の場面に限られない。例えば、移動局にインストールされ、移動局が有するCPU(Central Processing Unit)で実行されるアプリケーションソフトウェアによるサービス提供の場面も対象となる。つまり、アプリケーションソフトウェアの実行によりもたらされるサービス提供機能の利用可否を、移動局の位置に応じて制御できることが望ましい。
なお、上述した特許文献2に開示された受付システムは、施設内の構内基地局に移動局が登録されているか否かに応じて、キャンセルが発生した航空券や予約券の割り当てを行なうか否かを決定するものである。すなわち、特許文献2に開示された受付システムは、ある特定の空間に移動局が存在するか否かによって、移動局を所持する利用者に提供されるサービスの内容を決定するものである。しかしながら、特許文献2は、移動局に通信可能に接続されるサービス提供端末及び移動局で実行されるアプリケーションソフトウェア等、すなわち移動局と結合して使用されるサービス提供手段の利用可否を、移動局の位置に応じて制御する技術は何ら開示も示唆もしていない。
本発明は、上述した知見に基づいてなされたものであって、セルラ通信システムで使用される移動局と結合して使用されるサービス提供手段によるサービス提供可否を、移動局の位置に応じて制御可能なサービス制御システム、移動局、及びサービス制御方法の提供を目的とする。
本発明の第1の態様にかかるサービス制御システムは、基地局及び移動局を備える。ここで、前記基地局は、サービス提供セルを形成する。前記移動局は、前記サービス提供セルに在圏する場合に、自身に結合して使用されるサービス提供手段によるサービス提供を許可し、前記サービス提供セルを除く他のセルに在圏する場合に前記サービス提供手段によるサービス提供を制限する。
また、本発明の第2の態様にかかる移動局は、セルラ通信システムで使用される移動局であって、通信部及びサービス提供制御部を備える。ここで、前記通信部は、前記セルラ通信システムに含まれる基地局との間で無線通信を行なう。前記サービス提供制御部は、前記移動局が在圏する在圏セルが予め定められたサービス提供セルである場合に、前記移動局と結合して使用されるサービス提供手段によるサービス提供を許可し、前記在圏セルが前記サービス提供セルでない場合に前記サービス提供手段によるサービス提供を制限する。
また、本発明の第3の態様にかかるサービス制御方法は、セルラ無線通信システムで使用される移動局と結合して使用されるサービス提供手段によるサービス提供可否を制御する方法である。当該方法は、以下のステップ(a)及び(b)を含む。
前記移動局の在圏する在圏セルが、予め前記サービス提供手段によるサービス提供が許可されたサービス提供セルであるか否かを判定するステップ(a)、及び
前記在圏するセルが前記サービス提供セルである場合に、前記サービス提供手段によるサービス提供を許可し、前記在圏セルが前記サービス提供セルでない場合に前記サービス提供手段によるサービス提供を制限するステップ(b)。
上述したように、本発明の第1の態様は、移動局が存在する位置を在圏セルによって識別できることを利用して、移動局が特定のサービス提供セルに在圏するか否かに応じてサービス提供手段のサービス提供可否を変更することとした。これにより、移動局が特定の予め定められた領域、すなわちサービス提供セル内に位置している場合に限って、サービス提供手段に対して選択的にサービス提供を許可することができる。本発明の第2及び第3の態様も同様である。
なお、上述した本発明の第1乃至第3の態様において、前記移動局は、前記移動局が前記サービス提供セルに在圏することを条件として生成されるライセンスデータを受信した場合に、前記サービス提供手段によるサービス提供を許可してもよい。このように、ライセンスデータ用いることによって、移動局が、在圏セルがサービス提供セルであるか否かを直接的に認識することなく、サービス提供の可否を決定することができる。ここで、前記ライセンスデータの生成は、例えば、前記移動局と通信可能に配置された管理サーバが行なうとよい。また、前記ライセンスデータの生成は、前記基地局が、前記移動局の前記サービス提供セルへのハンドオーバが発生したことに応じて行ってもよい。
また、上述した本発明の第1乃至第3の態様において、前記移動局は、前記サービス提供セル外への自身のハンドオーバ発生に応じて、前記ライセンスデータを無効化するとよい。これにより、移動局がサービス提供セル外に移動した場合に、サービス提供手段によるサービス提供を制限することができる。ここで、ライセンスデータの無効化は、例えば、移動局が記憶しているライセンスデータの消去により行なえばよい。
また、前記ライセンスデータは、前記サービス提供手段を識別するための識別情報を含むものでもよい。このとき、前記移動局は、前記ライセンスデータを受信し、かつ、自身に結合される前記サービス提供手段から取得した識別情報が前記ライセンスデータに含まれる前記識別情報と対応する場合に、前記サービス提供手段によるサービス提供を許可するとよい。これにより、複数のサービス提供手段の一部に対して選択的にサービス提供を許可することができる。
また、前記ライセンスデータは、前記サービス提供セルを識別可能なエリアコードを含むものでもよい。このとき、前記移動局は、前記ライセンスデータに含まれるエリアコードと自身が在圏するセルのエリアコードが一致する場合に前記サービス提供手段によるサービス提供を許可し、前記ライセンスデータに含まれるエリアコードと自身が在圏するセルのエリアコードが不一致である場合に前記サービス提供手段によるサービス提供を制限するとよい。これにより、移動局がサービス提供セル外に移動した場合に、サービス提供手段によるサービス提供を制限することができる。
本発明により、セルラ通信システムで使用される移動局と結合して使用されるサービス提供手段によるサービス提供可否を、移動局の位置に応じて制御可能なサービス制御システム、移動局、及びサービス制御方法を提供できる。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<発明の実施の形態1>
本実施の形態にかかるセルラ通信システム1の構成を図1に示す。セルラ通信システム1が有する移動局12は、フェムト基地局11により形成されるフェムトセル10に在圏する場合に、サービス提供端末13によるサービス提供を許可する。なお、以下では、サービス提供端末13によるサービス提供が許可されるセルであるフェムトセル10を、「サービス提供セル」と呼ぶことがある。
図1に示した各構成要素について順に説明する。図1において、フェムトセル10は、フェムト基地局11によって形成されるセルである。フェムト基地局11は、例えば、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、光ファイバ、同軸ケーブル等の固定通信回線に接続して使用され、通信事業者の提供するIP(Internet Protocol)通信網やインターネット等のIPネットワーク80を経由して、携帯電話通信網81に接続される。フェムト基地局11は、IPネットワーク80を介して、フェムトセル10に在圏する移動局12と携帯電話通信網81との間でトラフィックを中継する。なお、フェムトセルの典型的なセル半径は数十メートル程度と極めて小さい。しかしながら、本実施の形態のフェムト基地局11のカバーエリアセル半径は、フェムトセルの典型的なセル半径に限定されるものではない。
移動局12は、フェムト基地局11と無線インタフェースにより接続される。また、フェムト基地局12は、サービス提供端末13と通信可能に接続され、サービス提供端末13によるサービス提供可否を制御する。より具体的に述べると、本実施の形態にかかる移動局12は、フェムト基地局11によって形成されるフェムトセル10に在圏する場合に、サービス提供端末13によるサービス提供を許可する。一方、フェムトセル10を除く他のセルに在圏する場合に、移動局12は、サービス提供端末13によるサービス提供を制限する。移動局12は、後述する管理サーバ14から送信されるライセンスデータを用いてサービス提供可否を決定する。サービス提供の制御に関する移動局12の構成例及び動作の詳細については後述する。
サービス提供端末13は、移動局12に通信可能に接続され、利用者に対して所定のサービスを提供する端末である。すなわち、サービス提供端末13は、移動局12と結合して使用されるサービス提供手段の一例である。サービス提供端末13の具体例には、クレジットカード決済端末、デジタルペン等がある。
例えば、サービス提供端末13がクレジットカード決済端末であれば、サービス提供端末13は、クレジットカードから読み取ったカード情報を暗号化し、暗号化されたカード情報を移動局12を経由して決済処理サーバ(不図示)に転送し、移動局12を経由して決済処理サーバ(不図示)から決済処理結果を受信する。
また、サービス提供端末13がデジタルペンであれば、サービス提供端末13は、利用者が用紙に記入した筆跡データを取得し、当該筆跡データを移動局12を経由して筆跡解析サーバ(不図示)に転送する。
なお、移動局12とサービス提供端末13との間の通信インタフェースは特に限定されない。例えば、Bluetooth(登録商標)、無線USB(Universal Serial Bus)等の近距離無線通信インタフェースでもよいし、100BASE−TX、USB2.0等の有線通信インタフェースでもよい。
管理サーバ14は、移動局12から送信されるライセンスデータ送信要求16を受信する。そして管理サーバ14は、移動局12がフェムトセル10に在圏する場合に、ライセンスデータを含む認証応答17を移動局12に送信する。また、管理サーバ14は、後述する無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)82からハンドオーバ通知15を受信する。ハンドオーバ通知15は、フェムトセル10に在圏する移動局を管理サーバ14に通知する目的で生成される。つまり、管理サーバ14は、ハンドオーバ通知15の受信により、フェムトセル10に在圏する移動局を知ることができる。
RNC82は、配下の基地局(すなわち図1ではフェムト基地局11)とこれに接続する移動局(図1では、移動局12)との間の無線リソース管理を行なう。また、RNC82は、移動局12のセル間移動に伴うハンドオーバを制御する。より具体的に述べると、RNC82は、移動局12から信号品質に関する測定結果報告を受信し、この測定結果報告に基づいて移動局12のハンドオーバの実行を決定し、フェムト基地局11及びこれに隣接する他の基地局(不図示)並びに移動局12に対して必要な制御情報を通知することによって、移動局12のハンドオーバを制御する。ここで、移動局12がRNC82に報告する測定結果は、例えば、基地局から受信される信号の受信信号レベル、受信SIR(Signal to Interference power Ratio)等である。また、本実施の形態にかかるRNC82は、フェムトセル10への移動局12のハンドオーバを認識すると、移動局12を識別可能な識別情報(以下、移動局IDと呼ぶ)を含むハンドオーバ通知15を管理サーバ14に送信する。
なお、図1では、管理サーバ14が携帯電話通信網81に接続されているが、管理サーバ14の配置は特に限定されない。すなわち、本実施の形態における管理サーバ14は、ハンドオーバ通知15及びライセンスデータ送信要求16の受信、並びに移動局12への確認応答の送信が可能な位置に配置されていればよい。例えば、管理サーバ14は、IPネットワーク80に接続されていてもよいし、フェムト基地局11に接続されていてもよい。
続いて、以下では、図2及び3を参照して、移動局12及び管理サーバ14の構成例について説明する。図2は、移動局12の構成例を示すブロック図である。図2において、携帯電話網通信部121は、フェムト基地局11を含むセルラ通信システム1内の基地局との間で、アンテナ120を介して無線信号の送受信を行なう。一方、近距離無線通信部123は、サービス提供端末13との間で、アンテナ122を介して無線信号の送受信を行なう。
サービス提供制御部124は、サービス提供端末13によるサービス提供を制御する。より具体的に述べると、サービス提供制御部124は、サービス提供端末13のサービス提供の可否を判定する。また、サービス提供制御部124は、サービス提供を許可する場合に、サービス提供端末13と共にサービス提供に関する処理を実行する。例えば、サービス提供制御部124は、近距離無線通信部123を介してサービス提供端末13から受信したデータを、携帯電話網通信部121を介して所定の送信先(決済処理サーバ、筆跡解析サーバ等)に転送する。
表示部125は、LCD(Liquid Crystal Panel)等の表示デバイスを有し、利用者に対する画面表示を行なう。操作入力部126は、利用者による入力を受け付けるデバイスであり、例えば、操作ボタン、タッチパネル等である。
図3は、管理サーバ14の構成例を示すブロック図である。図3において、通信部140は、ハンドオーバ通知15及びライセンスデータ送信要求16の受信、並びに認証応答17の送信を行なう。在圏移動局管理部141は、ハンドオーバ通知15に含まれる移動局IDを取得し、移動局リスト142に格納する。移動局リスト142は、フェムトセル10に在圏する移動局の移動局IDを記録する。
移動局認証部143は、ライセンスデータ送信要求16に基づいて、移動局12にライセンスデータを送信するか否かを決定する。具体的には、移動局認証部143は、移動局12よって送信され通信部140に到達したライセンスデータ送信要求16から移動局IDを取得し、これを移動局リスト142に記録された移動局IDと照合することによって、移動局12がフェムトセル10に在圏するか否かを判定する。移動局認証部143は、移動局12がフェムトセル10に在圏すると判定された場合に、移動局12に対してライセンスデータを含む認証応答17を送信する。
続いて以下では、フェムトセル10においてサービス提供端末13によるサービス提供が行われるまでの処理手順について、図4〜図9を参照して詳細に説明する。図4は、移動局12のフェムトセル10へのハンドオーバの発生からサービス提供端末13によるサービス提供が開始されるまでの処理手順を示すタイミングチャートである。
図4のステップS101では、RNC82、フェムト基地局11及び移動局12の間で、移動局12のフェムトセル10へのハンドオーバ処理が実行される。ステップS102では、移動局12のフェムトセル10へのハンドオーバに応じて、RNC82から管理サーバ14に対してハンドオーバ通知15が送信される。上述したようにハンドオーバ通知15には、フェムトセル10にハンドオーバした移動局12を識別可能な移動局IDが含まれる。
ステップS103では、サービス提供端末13から移動局12に対してサービス提供許可要求が行なわれる。なお、サービス提供許可要求は、サービス提供端末13によって自発的に送信されるものでもよいし、移動局12からのポーリングに応じてサービス提供端末13が移動局12に送信するものでもよい。
ステップS104では、サービス提供許可要求に応じて、サービス提供端末13によるサービス提供が許可されるか否かを判定する。ステップS104におけるサービス提供判定の過程において、移動局12は、管理サーバ14に対してライセンスデータ送信要求16を送信する(ステップS105)。
ステップS106では、管理サーバ14が移動局12を認証する。具体的には、管理サーバ14は、ライセンスデータ送信要求16の送信元である移動局12がフェムトセル10に在圏するか否かを判定する。
ステップS107において、管理サーバ14は、認証応答17を移動局12に送信する。上述したように、認証に成功した場合、すなわち移動局12がフェムトセル10に在圏すると判定された場合の認証応答17にライセンスデータが含まれる。
ステップS104でのサービス提供判定は、管理サーバ14から送信されるライセンスデータに基づいて行われる。ステップS104にてサービス提供が許可されると、サービス提供端末13による所定のサービス提供が行なわれる(ステップS108)。
図5は、移動局12が備えるサービス提供制御部124により実行されるステップS104の具体的な処理手順を示すフローチャートである。図5のステップS201において、サービス提供制御部124は、サービス提供端末13を識別可能なサービス提供端末ID(以下、SIDと呼ぶ)を、近距離無線通信部123を介してサービス提供端末13から受信する。なお、SIDは、図4のステップS103でのサービス提供許可要求に含まれてもよい。
ステップS202において、サービス提供制御部124は、管理サーバ14に対するライセンスデータの送信要求が既に行われているか否かを判定する。ライセンスデータの送信要求行われていなければ、サービス提供制御部124は、管理サーバ14に対してライセンスデータの送信要求を行う(ステップS203)。
ここで、ステップS203のライセンスデータの送信要求の具体例を、図6のフローチャートに従って説明する。図6のステップS301では、移動局12を識別可能な移動局IDを含むライセンスデータ送信要求16を、携帯電話網通信部121を介して管理サーバ14に対して送信する。つまり、ステップS301は、図4のステップS105に対応する。ステップS302では、携帯電話網通信部121を介して管理サーバ14から認証応答17を受信する。つまり、ステップS302は、図4のステップS107に対応する。ステップS303では、認証応答17にライセンスデータが含まれているか否かを判定する。ライセンスデータが含まれていれば、ライセンスデータを記憶部(不図示)に格納する(ステップS304)。
図5に戻り説明を続ける。ステップS204では、ライセンスデータが受信されたか否かを判定する。ライセンスデータが受信不可能であることは、移動局12がフェムトセル10に在圏していないことを意味する。したがって、ライセンスデータが受信されていない場合には、ステップS208に進み、サービス提供端末13によるサービス提供を禁止する。
ステップS205では、ステップS201で取得したSIDをライセンスデータと照合する。より具体的に述べると、ステップS205では、ステップS201で取得したSIDがライセンスデータに含まれるか否かが判定される。
ここで、管理サーバ14から送信されるライセンスデータの一例を図7に示す。図7に示すライセンスデータ171に含まれるライセンスNo.は、管理サーバ14が生成するライセンスデータ171を識別するための番号である。ライセンス有効期限は、当該ライセンスデータ171の有効期限を定める情報である。移動局ID(以下、UIDと呼ぶ)は、ライセンスデータ171の発行先の移動局を指定する情報であって、本実施の形態では移動局12のUIDが格納される。さらに、ライセンスデータ171は、サービス提供が許可されるサービス提供端末を指定するために、少なくとも1つのサービス提供端末を指定するサービス提供端末IDを含む。図7の例では、SID1及びSID2の2つのSIDがライセンスデータ171含まれる。
ステップS205での照合に成功した場合、すなわちサービス提供端末13から取得したSIDとライセンスデータに含まれるSIDが一致した場合、サービス提供制御部124は、サービス提供端末13によるサービス提供を許可する(ステップS206、S207)。一方、ステップS205での照合に失敗した場合、サービス提供制御部124は、サービス提供端末13によるサービス提供を禁止する(ステップS206、S208)。
次に、図4のステップS106に示した管理サーバ14による移動局認証手順の具体例を説明する。図8は、管理サーバ14により実行される移動局認証手順の一例を示すフローチャートである。ステップS401において、移動局認証部143は、通信部140を介して移動局12から送信されたライセンスデータ送信要求16を受信する。
ステップS402において、移動局認証部143は、ライセンスデータ送信要求16の送信元である移動局12がサービス提供セルであるフェムトセル10に在圏するか否かによって移動局12を認証する。より具体的に述べると、移動局認証部143は、ライセンスデータ送信要求16に含まれる移動局ID(UID)が移動局リスト142に含まれている場合に、移動局12がフェムトセル10に在圏すると判定して認証成功とする。
ステップS402での移動局12の認証に成功した場合、移動局認証部143は、通信部140を介して、移動局12にライセンスデータ171を送信する(ステップS403及びS404)。一方、ステップS402での移動局12の認証に失敗した場合、移動局認証部143は、通信部140を介して、移動局12に認証失敗を示す通知データを送信する(ステップS403及びS405)。
上述したように、本実施の形態のセルラ通信システム1は、移動局12が存在する位置を在圏セルによって識別できることを利用し、移動局12の在圏セルがサービス提供セルであるフェムトセル10である場合に限って、サービス提供端末13によるサービス提供を選択的に許可することができる。
ところで、サービス提供端末13によるサービス提供場所をフェムトセル10内に限定するためには、移動局12がフェムトセル10に在圏した後に他のセルに移動した場合に、サービス提供端末13によるサービス提供を禁止する必要がある。このためには、移動局12のフェムトセル10外への移動に応じて、移動局12自身がライセンスデータ171を無効化すればよい。例えば、図9のフローチャートに示すように、サービス提供制御部124が、移動局12のフェムトセル10から隣接する他のセルへのハンドオーバを検出した場合に(ステップS501でYES)、ライセンスデータ171を消去すればよい(ステップS502)。また、ライセンスデータ171を消去するのではなく、管理サーバ14からSIDを含まない無効なライセンスデータを新たに取得し、これによって有効なライセンスデータ171を上書き更新してもよい。
なお、移動局12の在圏セルがサービス提供セルであることを識別し、サービス提供セル内に限ってサービス提供端末13に対してサービス提供を許可するための具体的な構成及び動作は、上述した実施の形態1のものに限られない。以下の発明の実施の形態2〜6では、変形例について説明する。
<発明の実施の形態2>
本実施の形態にかかるセルラ通信システム2の構成を図10に示す。本実施の形態と上述した発明の実施の形態1との相違点は、ハンドオーバ通知15が移動局22から管理サーバ14に対して送信される点である。具体的には、図11のフローチャートに示すように、移動局22が、サービス提供セルであるフェムトセル10のエリアコードを取得し(ステップS601)、当該エリアコード並びに自身の移動局IDを含むハンドオーバ通知15を管理サーバ14に送信すればよい(ステップS602)。
なお、管理サーバ14から移動局22にライセンスデータを送信し、ライセンスデータを用いてサービス提供端末13にサービス提供を許可する手順は、上述した発明の実施の形態1と同様とすればよい。なお、移動局22によるハンドオーバ通知15は、ライセンスデータ送信要求16と併せて行ってもよい。
<発明の実施の形態3>
本実施の形態にかかるセルラ無線通信システム3の構成を図12に示す。本実施の形態と上述した発明の実施の形態1との相違点は、管理サーバ14から移動局32に対して認証応答37に含めて送信されるライセンスデータ371に、サービス提供セル(フェムトセル10)のエリアコードが含まれる点である。図13は、ライセンスデータ371の一例を示す図である。移動局32は、ライセンスデータ371に含まれるエリアコードと、自身が在圏するセルのエリアコードを照合し、これらが一致する場合に限ってサービス提供端末13によるサービス提供を許可する。
図14は、移動局32によるサービス提供判定手順を示すフローチャートである。ここで、図14のフローチャートに含まれる処理ステップS201〜S208は、上述した図5に示した対応する各ステップと同様である。図14のフローチャートに追加されたステップS701では、ライセンスデータ371に含まれるエリアコードと、自身が在圏するセルのエリアコードが照合される。これら2つのエリアコードが一致しない場合(ステップS702でNO)、移動局32は、サービス提供端末13によるサービス提供を禁止する(ステップS208)。
本実施の形態によれば、図9に示したようなライセンスデータの無効化手順を実行することなく、フェムトセル10から他のセルにハンドオーバした移動局12にサービス提供を禁止させることができる。
<発明の実施の形態4>
本実施の形態にかかるセルラ通信システム4の構成を図15に示す。本実施の形態と上述した発明の実施の形態1との相違点は、管理サーバ14を設けず、かつ移動局42がライセンスデータ171を受信することなく、移動局42が自律的にサービス提供端末13に対するサービス提供を制御する点である。具体的には、本実施の形態では、サービス提供セルのエリアコードを移動局42に予め記憶させておく。そして、移動局42は、在圏セルのエリアコードがサービス提供セルのエリアコードと一致する場合に限り、サービス提供端末13によるサービス提供を許可する。
図16は、移動局42の構成例を示すブロック図である。エリアコード記憶部400には、サービス提供セルのエリアコードが予め格納される。サービス提供制御部424によるサービス提供判定手順を図17のフローチャートに従って説明する。
ステップS801において、サービス提供制御部424は、移動局42の在圏セルのエリアコードを、エリアコード記憶部300に格納されたエリアコードと照合する。ステップS801において2つのエリアコードが一致した場合(ステップS802でYES)、サービス提供制御部424は、サービス提供端末13に対してサービス提供を許可する。一方、ステップS801において2つのエリアコードが不一致である場合(ステップS802でNO)、サービス提供制御部424は、サービス提供端末13によるサービス提供を禁止する。
<発明の実施の形態5>
上述した発明の実施の形態1〜4では、移動局12、22、32又は42に対して通信可能に接続されるサービス提供端末13のサービス提供可否を各移動局が制御する例を説明した。しかしながら、サービス提供端末13は、移動局12等と結合して使用されるサービス提供手段の一例に過ぎない。本実施の形態では、移動局52にインストールされたアプリケーションソフトウェアの実行可否を、移動局52の在圏セルがサービス提供セルであるか否かに応じて制御する例を説明する。
本実施の形態にかかるセルラ通信システム5の構成を図18に示す。本実施の形態の管理サーバ14から移動局52に対して認証応答57に含めて送信されるライセンスデータ571は、実行許可されるアプリケーションプログラムを識別する識別情報(以下、AIDと呼ぶ)を含む。ライセンスデータ571の一例を図19に示す。図19の例では、AID1及びAID2の2つのAIDがライセンスデータ571に含まれる。
図20は、移動局52によるサービス提供判定手順を示すフローチャートである。ステップS901では、移動局52が有する操作入力部126等を通じて、アプリケーションソフトウェアの実行要求がなされる。アプリケーションソフトウェアの実行要求に応じて行われるステップS202〜S204は、上述した図5に示した各ステップと同様である。
ステップS905では、管理サーバ14から受信したライセンスデータ571に含まれるAIDと、ステップS901で実行要求がなされたアプリケーションソフトウェアのAIDとが照合される。
ステップS905での照合に成功した場合、すなわち2つのAIDが一致した場合、移動局52は、アプリケーションソフトウェアの実行を許可する(ステップS206でYES、S907)。一方、ステップS905での照合に失敗した場合、移動局52は、アプリケーションソフトウェアの実行を禁止する(ステップS206でNO、S908)。
上述したように、本実施の形態のセルラ通信システム5では移動局52が存在する位置を在圏セルによって識別できることを利用して、移動局52の在圏セルがサービス提供セルであるフェムトセル10である場合に限って、サービス提供にかかるアプリケーションソフトウェアを選択的に許可することができる
<発明の実施の形態6>
上述した発明の実施の形態1にかかるセルラ通信システム1は、RNC82の主導によって、移動局12の在圏セルを管理サーバ14に通知するよう構成されている。また、発明の実施の形態2にかかるセルラ通信システム2は、移動局22の主導によって、移動局22の在圏セルを管理サーバ14に通知するよう構成されている。これに対して、本実施の形態にかかるセルラ通信システム6は、サービス提供セルであるフェムトセル10を形成するフェムト基地局61が、フェムトセル10に在圏する移動局62を認識し、移動局62へのライセンスデータ671の送信を行う。
セルラ通信システム6の構成を図21に示す。フェムト基地局61は、RNCの機能及びSGSN(Serving GPRS Support Node)の機能を有する。さらに、フェムト基地局61は、管理サーバ14のライセンスデータ発行機能も有する。
図22は、フェムト基地局61によるライセンスデータ671の発行手順を示すフローチャートである。ステップS1001において、RNC機能を有するフェムト基地局61は、サービス提供セルであるフェムトセル10にハンドオーバにより移動してきた移動局62を認識する。ステップS1002において、フェムト基地局61は、ハンドオーバにより移動してきた移動局62に対してライセンスデータ671を送信する。なお、ライセンスデータ671の移動局62への送信は、移動局62からの送信要求に応じて行ってもよい。
本実施の形態の構成によれば、サービス提供地点に設置されたフェムト基地局61によって移動局62にサービス提供制御を実行させることができる。このため、IPネットワーク80及び携帯電話通信網81を流れるサービス提供制御に関する追加トラフィックの発生を抑制できる。また、RNC82等の携帯電話通信網81に存在する装置へのサービス提供に関する機能追加の発生を抑制できる。
<その他の実施の形態>
上述した各実施の形態では、サービス提供セルがフェムトセルであるとして説明したが、サービス提供セルのセル半径は特に限定されない。また、サービス提供セルを形成する基地局は、IPネットワーク80を経由して携帯電話通信網81に接続されるフェムト基地局でなくてもよい。
また、発明の実施の形態1、2、4〜6では、サービス提供端末単位又はアプリケーションソフトウェア単位で使用許可を規定したライセンスデータを、管理サーバ14又はフェムト基地局61から移動局に送信する例を示した。しかしながら、ライセンスデータは、必ずしもサービス提供端末又はアプリケーションソフトウェアを指定する識別情報を含まなくてもよい。例えば、サービス提供端末13又はサービス提供に関するアプリケーションソフトウェアが1種類のみである場合には、ライセンスデータは、単にサービス提供許可を示すものであればよい。また、ライセンスデータは、サービス提供端末又はアプリケーションソフトウェアを指定する識別情報に代えて、又はこれらと組み合わせて、サービス提供端末13との間で送受信されるデータの暗号化・復号化に必要な暗号鍵や、アプリケーションソフトウェアの実行に必要な暗号鍵などを含んでもよい。
また、発明の実施の形態1、2、4、5では、移動局からのライセンスデータ送信要求に応じて管理サーバ14がライセンスデータを送信する例を示した。しかしながら、管理サーバ14は、ライセンスデータ送信要求を待たずに、自発的にライセンスデータを送信してもよい。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態1にかかるセルラ通信システムの全体構成図である。 本発明の実施の形態1にかかる移動局の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる管理サーバの構成例を示すブロック図である。 移動局のハンドオーバからサービス提供端末によるサービス提供までを示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる移動局によるサービス提供判定手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる移動局によるサービス提供判定手順を示すフローチャートである。 管理サーバから移動局に送信されるライセンスデータの一例を示す図である。本。 発明の実施の形態1にかかる管理サーバによる移動局認証手順を示すフローチャートである 本発明の実施の形態1にかかる移動局によるライセンスデータ無効化手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかるセルラ通信システムの全体構成図である。 本発明の実施の形態2にかかる移動局によるハンドオーバ通知手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3にかかるセルラ通信システムの全体構成図である。 管理サーバから移動局に送信されるライセンスデータの一例を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる移動局によるサービス提供判定手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4にかかるセルラ通信システムの全体構成図である。 発明の実施の形態4にかかる移動局の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4にかかる移動局によるサービス提供判定手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5にかかるセルラ通信システムの構成図である。 管理サーバから移動局に送信されるライセンスデータの一例を示す図である。 本発明の実施の形態5にかかる移動局によるサービス提供判定手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6にかかるセルラ通信システムの構成図である。 本発明の実施の形態6にかかるフェムト基地局によるライセンス発行手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1〜5 セルラ通信システム
10 フェムトセル(サービス提供セル)
11、61 フェムト基地局
12、22、32、42、52、62 移動局
13 サービス提供端末
14 管理サーバ
15 ハンドオーバ通知
16 ライセンスデータ送信要求
17、37、57 認証応答
80 IP(Internet Protocol)ネットワーク
81 携帯電話通信網
82 無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)
124、324 サービス提供制御部
141 在圏移動局管理部
142 移動局リスト記憶部
143 移動局認証部
171、371、571、671 ライセンスデータ

Claims (18)

  1. サービス提供セルを形成する基地局と、
    前記サービス提供セルに在圏する場合に、自身に結合して使用されるサービス提供手段によるサービス提供を許可し、前記サービス提供セルを除く他のセルに在圏する場合に前記サービス提供手段によるサービス提供を制限する移動局と、
    を備えるサービス制御システム。
  2. 前記移動局は、前記移動局が前記サービス提供セルに在圏することを条件として生成されるライセンスデータを受信した場合に、前記サービス提供手段によるサービス提供を許可する、請求項1に記載のサービス制御システム。
  3. 前記移動局は、前記サービス提供セルから前記他のセルへの自身のハンドオーバ発生に応じて、前記ライセンスデータを無効化する、請求項2に記載のサービス制御システム。
  4. 前記ライセンスデータは、前記サービス提供セルを識別可能なエリアコードを含み、
    前記移動局は、前記ライセンスデータに含まれるエリアコードと自身が在圏するセルのエリアコードが一致する場合に前記サービス提供手段によるサービス提供を許可し、前記ライセンスデータに含まれるエリアコードと自身が在圏するセルのエリアコードが不一致である場合に前記サービス提供手段によるサービス提供を制限する、請求項2又は3に記載のサービス制御システム。
  5. 前記ライセンスデータは、サービス提供許可の対象となるサービス提供手段を識別するための識別情報を含み、
    前記移動局は、前記ライセンスデータを受信し、かつ、自身に結合される前記サービス提供手段から取得した識別情報が前記ライセンスデータに含まれる前記識別情報と対応する場合に、前記サービス提供手段によるサービス提供を許可する、請求項2乃至4のいずれか1項に記載のサービス制御システム。
  6. 前記ライセンスデータは、前記移動局の前記サービス提供セルへのハンドオーバが発生したことに応じて、前記基地局から前記移動局に対して送信される、請求項2乃至5のいずれか1項に記載のサービス制御システム。
  7. 前記移動局は、前記在圏セルのエリアコードと前記サービス提供セルのエリアコードが一致する場合に前記サービス提供手段によるサービス提供を許可し、前記在圏セルのエリアコードと前記サービス提供セルのエリアコードが不一致である場合に前記サービス提供手段によるサービス提供を制限する、請求項1に記載のサービス制御システム。
  8. 前記サービス提供手段は、前記移動局に通信可能に接続されるサービス提供端末を備え、
    前記移動局は、サービス提供の許可時に前記サービス提供端末と前記基地局との間でデータ中継を行ない、サービス提供の禁止時に前記サービス提供端末と前記基地局との間でのデータ中継を停止する請求項1乃至7のいずれか1項に記載のサービス制御システム。
  9. 前記サービス提供手段は、前記移動局で実行されるアプリケーションソフトウェアを備え、
    前記移動局は、サービス提供の許可時に前記アプリケーションソフトウェアの実行を許可し、サービス提供の禁止時に前記アプリケーションソフトウェアの実行を禁止する請求項1乃至7のいずれか1項に記載のサービス制御システム。
  10. セルラ通信システムで使用される移動局であって、
    前記セルラ通信システムに含まれる基地局との間で無線通信を行なう通信部と、
    前記移動局が在圏する在圏セルが予め定められたサービス提供セルである場合に、前記移動局と結合して使用されるサービス提供手段によるサービス提供を許可し、前記在圏セルが前記サービス提供セルでない場合に前記サービス提供手段によるサービス提供を制限するサービス提供制御部と、
    を備える移動局。
  11. 前記サービス提供制御部は、前記移動局が前記サービス提供セルに在圏することを条件として生成されるライセンスデータを受信した場合に、前記サービス提供手段によるサービス提供を許可する、請求項10に記載の移動局。
  12. 前記サービス提供制御部は、前記サービス提供セル外への前記移動局のハンドオーバ発生に応じて、前記ライセンスデータを無効化する、請求項11に記載の移動局。
  13. 前記サービス提供制御部は、前記在圏セルのエリアコードと前記サービス提供セルのエリアコードが一致する場合に前記サービス提供手段によるサービス提供を許可し、前記在圏セルのエリアコードと前記サービス提供セルのエリアコードが不一致である場合に前記サービス提供手段によるサービス提供を制限する、請求項10乃至12のいずれか1項に記載の移動局。
  14. セルラ無線通信システムで使用される移動局と結合して使用されるサービス提供手段によるサービス提供可否を制御するサービス制御方法であって、
    前記移動局の在圏する在圏セルが、予め前記サービス提供手段によるサービス提供が許可されたサービス提供セルであるか否かを判定するステップ(a)と、
    前記在圏するセルが前記サービス提供セルである場合に、前記サービス提供手段によるサービス提供を許可し、前記在圏セルが前記サービス提供セルでない場合に前記サービス提供手段によるサービス提供を制限するステップ(b)と、
    を含むサービス制御方法。
  15. 前記ステップ(a)において、前記判定は、前記移動局が前記サービス提供セルに在圏することを条件として生成されるライセンスデータの受信結果に基づいて行なう、請求項14に記載のサービス制御方法。
  16. 前記ライセンスデータは、前記移動局の前記サービス提供セルへのハンドオーバが発生したことに応じて、前記サービス提供セルを形成する基地局から前記移動局に対して送信される、請求項15に記載のサービス制御方法。
  17. 前記サービス提供セル外へ前記移動局がハンドオーバしたことに応じて、前記ライセンスデータを無効化するステップ(c)をさらに含む、請求項15又は16に記載のサービス制御方法。
  18. 前記ステップ(a)において、前記判定は、前記移動局が在圏するセルのエリアコードと前記サービス提供セルのエリアコードとを比較することにより行なう、請求項14に記載のサービス制御方法。
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