JP2009185574A - Winding device of shutter door - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、筐体の前面開口部を開閉するシャッター扉を、筐体内の上部において巻き取るシャッター扉の巻取装置に関する。 The present invention relates to a shutter door winder that winds a shutter door that opens and closes a front opening of a housing at an upper portion in the housing.
従来のキャビネットや物品収納装置には、筐体の前面開口部を開閉するよろい戸式のシャッター扉を、開扉時に、筐体内の上部に配設した巻取装置に巻取るようにしたものがある(例えば特許文献1〜4参照)。
上記のもののうち、特許文献4におけるように、巻取装置を、筐体に固定した巻取軸と、この巻取軸に回転自在に外嵌され、シャッター扉を巻き取る巻取筒と、それらの間に配設され、巻取筒をシャッター扉の巻き取り方向に付勢するばねとを備えるものとすることが、特許文献1〜3に示されているものより、付勢手段を巻取筒内に収容できる点で好ましいが、その反面、巻取筒を、特許文献4におけるように、大径の鋼管やアルミニュウム合金等の管材により形成することは、高価につくだけでなく、その内部に配設するばねの取り付け作業が面倒になる。
Among the above, as in
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、付勢手段を外部に設けることなく、巻取筒内に収容できるととももに、巻取筒内への付勢手段や、その他の付属部品の取り付け作業を簡単に行うことができ、しかも安価で、十分な強度を保つことができるようにしたシャッター扉の巻取装置を提供することを目的としている。 In view of the above-mentioned problems of the prior art, the present invention can be accommodated in the winding cylinder without providing the biasing means outside, and the biasing means into the winding cylinder, Another object of the present invention is to provide a shutter door winding device that can easily perform attachment work of other accessory parts, is inexpensive, and can maintain sufficient strength.
本発明によると、上記課題は次のようにして解決される。
(1) 筐体の前面開口部を開閉するシャッター扉を、前記筐体内の上部において巻き取るシャッター扉の巻取装置において、両端部が筐体における両側板に固定された左右方向を向く巻取軸と、この巻取軸に回転自在に外嵌されるとともに、内面に付勢手段収容空間が形成され、かつ外周に前記シャッター扉を巻き取るようにした巻取筒と、前記付勢手段収容空間に配設され、かつ前記巻取筒を、巻取軸に対して、シャッター扉の巻き取り方向に付勢する付勢手段とを備え、前記巻取筒を、断面ほぼ円弧状とした複数の分割片を、筒状に接合して形成する。
According to the present invention, the above problem is solved as follows.
(1) In a shutter door winder that winds up a shutter door that opens and closes the front opening of the housing at the upper part of the housing, the both ends are wound in the left-right direction fixed to both side plates of the housing. And a winding cylinder that is rotatably fitted around the winding shaft, has an urging means accommodation space formed on the inner surface, and winds up the shutter door on the outer periphery, and the urging means accommodation A plurality of biasing means disposed in the space and biasing the winding cylinder with respect to the winding shaft in the winding direction of the shutter door; The divided pieces are joined in a cylindrical shape.
(2) 上記(1)項において、巻取筒を、多角形断面とし、外周の平面部分において、互いに隣接する分割片の接合片同士を内外に重合して接合する。 (2) In the above item (1), the winding cylinder has a polygonal cross section, and the joining pieces of the divided pieces adjacent to each other are joined inside and outside in a plane portion of the outer periphery.
(3) 上記(1)または(2)項において、互いに隣接する分割片の接合部分の外側に、シャッター扉の端部を止着する連結部材の一部を重合して、前記接合部分に結合する。 (3) In the above item (1) or (2), a part of the connecting member for fastening the end of the shutter door is superposed on the outer side of the joint part of the adjacent split pieces and coupled to the joint part. To do.
(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、付勢手段を、螺旋状の巻回部が前記巻取軸に外嵌され、前記巻回部の一端から外側方または救心方向に延出する延出端部が前記巻取軸に止着され、かつ前記巻回部の他端から離心方向に延出する延出端部が巻取筒に止着されたねじりコイルばねとする。 (4) In any one of the above items (1) to (3), the urging means is configured such that the spiral winding portion is fitted on the winding shaft, and the outer side or the rescue direction from one end of the winding portion. A torsion coil spring in which an extending end extending to the winding shaft is fixed to the winding shaft, and an extending end extending in an eccentric direction from the other end of the winding is fixed to the winding cylinder; To do.
(5) 上記(4)項において、巻取筒における互いに隣接する分割片の接合部分の外側縁より内方に向けてU字状の切欠きを設け、この切欠きに、ねじりコイルばねにおける巻回部の他端から離心方向に延出する延出端部を係止する。 (5) In the above item (4), a U-shaped notch is provided inward from the outer edge of the joining portion of the adjacent split pieces in the winding cylinder, and the winding in the torsion coil spring is provided in this notch. The extended end portion extending in the eccentric direction from the other end of the turning portion is locked.
(6) 上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、巻取筒の両端を、巻取軸に軸受をもって枢嵌した端板により閉塞する。 (6) In any one of the above items (1) to (5), both ends of the winding cylinder are closed by end plates pivotally fitted with a bearing on the winding shaft.
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
請求項1記載の発明によると、各分割片を、金属板をプレス加工して、互いに接合するだけで、十分な強度を有する巻取筒を安価に製造できるとともに、それらを互いに接合する前に、巻取軸に付勢手段を装着しておき、それを取り囲むようにして、複数の分割片を互いに接合することにより、巻取筒内への付勢手段の取り付け作業を簡単に行うことができ、しかも付勢手段が外部に露呈することがない。
According to the present invention, the following effects can be achieved.
According to the first aspect of the present invention, it is possible to manufacture a winding cylinder having sufficient strength at a low cost by simply pressing the metal plates and joining them together, and before joining them together. By attaching the urging means to the winding shaft, and enclosing the urging means so as to surround it, the work of attaching the urging means to the winding cylinder can be easily performed. In addition, the biasing means is not exposed to the outside.
請求項2記載の発明によると、各分割片の接合時の位置決めが容易であり、また接合片が平面であるので、接合片同士を容易に接合することができる。
According to invention of
請求項3記載の発明によると、分割片の接合時に、連結部材を同時に結合することができ、製造作業を簡略化することができる。 According to the third aspect of the present invention, the connecting members can be coupled simultaneously at the time of joining the divided pieces, and the manufacturing work can be simplified.
請求項4記載の発明によると、付勢手段の構成を簡素化することができるとともに、付勢手段の巻取軸および巻取筒への取付作業を簡略化することができる。 According to the fourth aspect of the invention, the configuration of the urging means can be simplified, and the attaching operation of the urging means to the winding shaft and the winding cylinder can be simplified.
請求項5記載の発明によると、巻取筒へのねじりコイルばねの取付作業を簡略化することができるとともに、分割片の接合部分の剥離強度を大とすることができる。 According to the fifth aspect of the invention, it is possible to simplify the work of attaching the torsion coil spring to the winding cylinder, and to increase the peel strength of the joint portion of the split piece.
請求項6記載の発明によると、巻取軸に対して、巻取筒が円滑に回転することができるとともに、巻取筒の端部の強度を大とすることができる。 According to the sixth aspect of the present invention, the winding cylinder can rotate smoothly with respect to the winding shaft, and the strength of the end of the winding cylinder can be increased.
以下、本発明の一実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を備えるシャッター扉付きキャビネットの外観斜視図、図2は、図1のII−II線に沿う拡大縦断側面図である。
図1および図2に示すように、このキャビネットは、左右1対の側板1、1と、天板2と、底板3と、後面板4とを有し、かつ前面が開口する筐体5を備えている。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is an external perspective view of a cabinet with a shutter door including an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is an enlarged vertical side view taken along the line II-II in FIG.
As shown in FIGS. 1 and 2, this cabinet includes a
筐体5の前面開口部5aには、よろい戸式のシャッター扉6が、上下方向に摺動することにより、前面開口部5aを開閉するようにして装着されている。
The front door opening 5a of the
シャッター扉6の下端には、角管状の下枠7が、シャッター扉6より前後方向に若干突出するようにして設けられている。この下枠7の前面ほぼ中央部には、後方に凹入する操作用の取手8と、施錠装置9におけるシリンダー錠10とが設けられている。この施錠装置9の詳細については後述する。
A rectangular tubular
図2および図6に示すように、筐体5における各側板1の内面前後部には、上下方向を向く補強杆11、12が固着されている。
前方の補強杆11の前部には、外側方に向かって凹入し、シャッター扉6の側端部を上下方向に摺動自在に案内する上下方向を向くガイド溝13が設けられている。
As shown in FIG. 2 and FIG. 6, reinforcing
A
前方の補強杆11の上端は、天板2より離間した位置で終端しており、図11に示すように、側板1より内方に膨出した膨出部11aの上縁には、上端が開口するほぼU字状の軸受溝14が設けられている。なお、図11に示す例では、軸受溝14の下端に、後方を向く短寸の屈曲部14aが形成されている。
膨出部11aの上縁における軸受溝14より前方の部分は、前下方を向く傾斜縁15としてある。
この例では、前方の補強杆11の上端部により、後述するガイド軸40を軸受溝14により軸受する軸受部材が形成されているが、このような軸受部材を、補強杆11と別体として、筐体5における両側板1の内面に固着してもよい。
The upper end of the front reinforcing
A portion in front of the
In this example, a bearing member for bearing a
後方の補強杆12の上端は、天板2の下面まで達しており、その上端部と前方の補強杆11の上端部との内面間には、前後方向を向くブラケット16が架設されている。
このブラケット16は、天板2の下方において、筐体5の両側板1の内面より内方に位置し、その中間部から垂下する垂下部16aの後縁上部には、奥部が前下方に向かって傾斜する受け溝17が設けられている。
この受け溝17は、両側板1の内面より内方において、筐体5の天板2側より垂下するブラケット16の前縁に、後方好ましくは後下方を向く受け溝を設けることもある。
The upper end of the
The
The
なお、ブラケット16、および補強杆11、12を側板1の一部であると考えた場合、それらが存在しない側板1の内面は、凹部18となっており、受け溝17は、その凹部18の前縁に設けられているということができる。また、この凹部18を、後方よりに設けて、その凹部の後縁に受け溝17を設けることもある。
When the
次に、図2〜図9を参照して、シャッター扉6の巻取装置19およびその取付構造について説明する。
巻取装置19は、筐体5の前面開口部5aを開閉するシャッター扉6を、筐体5内の上部において巻き取るためのものであって、図3に示すように、両端部が筐体5における両側板1、1に固定された左右方向を向く巻取軸20と、この巻取軸20に回転自在に外嵌されるとともに、内面に付勢手段収容空間21が形成され、かつ外周にシャッター扉6を巻き取るようにした巻取筒22と、付勢手段収容空間21に配設され、かつ巻取筒22を、巻取軸20に対して、シャッター扉6の巻き取り方向に付勢する付勢手段23とを備えている。
Next, the
The
巻取軸20の両端部には、縮径段部20aと雄ねじ部20bとが順次設けられ、縮径段部20aには、ほぼ正八角形をなす端板24を回転自在に枢支するボールベアリングとした軸受25が外嵌されている。この軸受25は、その外側における雄ねじ部20bに螺合するナット26をもって、巻取軸20に固着されている。
A diameter-reduced
図4および図5に示すように、雄ねじ部20bにおけるナット26の外側には、巻取軸20と直交する方向を向く抜け止め板27の一端部に固着したナット28が螺合して締着され、抜け止め板27は、巻取軸20に固着されている。
As shown in FIGS. 4 and 5, a
付勢手段23は、図示の例では、螺旋状の巻回部29aが巻取軸20に外嵌され、巻回部29aの一端から外側方に延出する延出端部29bが、止めねじ30をもって巻取軸20の外周面に止着され、かつ巻回部29aの他端から離心方向に延出する延出端部29cが、後述するようにして巻取筒22に止着されたねじりコイルばね29としてある。
なお、延出端部29bを、巻回部29aの一端から救心方向を向くように折曲し、それを、巻取軸20に設けた直径方向の孔(図示略)に嵌合してもよい。
In the illustrated example, the
The extended
巻取筒20は、断面ほぼ円弧状とした複数の分割片31、32を、筒状に接合して形成されている。
図3〜図5に示す例においては、巻取筒20は正八角形断面(六角形その他の多角形としてもよい)としてあり、外周の平面部分において、互いに隣接する分割片31、32の接合片31a、32a同士を内外に重合して、複数のリベット(または小ねじもしくはクリップ)33をもって止着することにより形成されている。
The winding
In the example shown in FIGS. 3 to 5, the
分割片31、32の重合部分の外側には、シャッター扉6の上方の端部を止着する連結部材34の一部が重合され、複数のリベット33をもって、接合片31a、32aに結合されている。
A part of the connecting
互いに重合する分割片31、32の接合片31a、32aの外側縁には、内方を向くU字状の切欠き35、35が設けられ、この切欠き35、35に、ねじりコイルばね29の延出端部29cにおけるフック状に折曲した部分を係止することにより、巻取筒20へのねじりコイルばね29の取付作業を簡略化することができるとともに、分割片31、32の接合片31a、32a同士の剥離強度を大とすることができるようにしてある。
また、図3に示すように、分割片31、32の両端の中央部には、浅い切欠き36が設けられており、この切欠き36を、巻取筒22の両端を閉塞する端板24の互いに対抗する2辺に設けた突起37に係合することにより、各分割片31、32を端板24に対して位置決めしうるようにしてある。
As shown in FIG. 3,
巻取装置19をこのような構成としてあるので、各分割片31、32を、金属板をプレス加工して、互いに接合するだけで、十分な強度を有する巻取筒22を安価に製造できるとともに、それらを互いに接合する前に、巻取軸20に付勢手段23を装着しておき、それを取り囲むようにして、複数の分割片31、32を互いに接合することにより、巻取筒22内への付勢手段23の取り付け作業を簡単に行うことができ、しかも付勢手段23が外部に露呈することがない。
Since the winding
次に、この巻取装置19の筐体5への取付構造および取付要領について説明する。
図4および図5に示すように、巻取軸20に、付勢手段23、巻取筒22、および抜け止め板27を装着し、さらに、シャッター扉6の一端を連結部材34に係止して、シャッター扉6を巻取筒22の回りに巻き付けた状態で、巻取軸20の両端部を、図7に示すように、一旦両側板1の凹部18内に位置し、次いで、図8に示すように、巻取軸20の両端部を、下方を向く左右の抜け止め板27、27により支持して、両抜け止め板27、27を持ち上げつつ、前傾させることにより、巻取軸20の両端部を、ブラケット16における受け溝17に受支させる。
Next, a structure for attaching the winding
As shown in FIGS. 4 and 5, the urging means 23, the winding
図示の例の場合は、受け溝17に、ナット26または28が直接的に受支され、巻取軸20は、ナット26または28を介して間接的に受け溝17に受支されるようにしてあるが、巻取軸20の両端部を、ナット28および抜け止め板27より外側方に突出させ、その突出部分を、側板1における凹部18の前縁に設けた前方を向く受け溝17に直接受支させるようにしてもよい。
In the case of the illustrated example, the
その後、図9に示すように、両抜け止め板27、27を、受け溝17からの巻取軸20の抜け出し方向であるほぼ水平の後方を向く位置まで、後上方に回動し、その後端部を、受け溝17からの巻取軸20の抜け出し方向のほぼ延長線上において、補強杆12に、小ねじ(またはリベットもしくはクリップ)38をもって固着すると、巻取軸20は、受け溝17から確実に抜け止めされ、筐体5に強固に固定される。
Thereafter, as shown in FIG. 9, both retaining
したがって、シャッター扉6を巻き取った状態で、巻取軸20を、筐体5を分解等することなく、筐体5内に簡単に取り付けることができるとともに、一旦取付けられると、巻取軸20は、側板1に固着された抜け止め板27によって、受け溝17から外れるのが阻止され、筐体5に確実に取付けられる。
Therefore, the winding
また、シャッター扉6を巻取り方向に付勢する付勢手段23等をも、巻取軸20に組み付けた状態で、巻取軸20を筐体5内に簡単に装着することができるので、組み付け作業を簡素化することができる。
Further, since the urging means 23 for urging the
次に、図10〜図15を参照して、筐体5内の前上部へのガイドローラー39の取付構造および取付要領について説明する。
このガイドローラー39は、巻取筒22に巻き取られたシャッター扉6を、前方に向かって繰り出して掛け回すことにより、下方に向かうように案内するためのものであって、この例では、4個の単位ローラ39aを、左右方向を向くガイド軸40に、左右方向に互いに離間させて回転自在に枢支したものよりなっている。
Next, with reference to FIGS. 10 to 15, the mounting structure and mounting procedure of the
The
各単位ローラ39aがガイド軸40の軸線方向に遊動するのを防止するため、中間部の2個の単位ローラ39aは、それらをガイド軸40の外周面に突設した左右1対のピン41、41により挾まれ、両側部の単位ローラ39aは、それらをガイド軸40の外周面に突設したピン41と、ガイド軸40の両端部近傍に設けた支持板42とにより挟まれている。
In order to prevent each
各支持板42の上下方向の長さは、ガイドローラー39の半径より大としてあり、その支持板42の上端部に設けた軸孔43は、ガイド軸40の両端部近傍に外嵌され、かつガイド軸40に嵌着されている。なお、ガイド軸40の両端部近傍を、支持板42の軸孔43に、回転自在に軸受してもよい。
The length of each
図10および図11に示すように、各支持板42の上下方向の中間部には、軸部44aの一端に拡径頭部44bが、かつ他端に雄ねじ部44cが設けられた段付きねじ44が、拡径頭部44bと軸部44aとが外側方に突出するようにして設けられている。
また、各支持板42の下部には、ねじ挿通孔45が、同じく下端前縁には、凹入段部46が設けられている。
As shown in FIG. 10 and FIG. 11, a stepped screw having an enlarged
Further, a
図6に示すように、補強杆11の膨出部11aの上部には、段付きねじ44の軸部44aの外径よりわずかに大とした横幅の上下方向を向く長孔47が設けられ、この長孔47の下端部には、段付きねじ44の拡径頭部44bの外径よりわずかに大径とした大径孔48が連設されている。
また、補強杆11の膨出部11aにおける大径孔48より所要の距離だけ下方に離れた部分には、ねじ孔49が設けられている。
As shown in FIG. 6, an
Further, a
ガイド軸40を筐体5内の前上部へ装着するには、左右の支持板42、42を後傾させた状態で、ガイド軸40をほぼ水平に支持し、その状態で、ガイド軸40の両端部を、補強杆11の膨出部11aの上端における傾斜縁15に沿って、後上方に移動した後、軸受溝14に嵌合し、その軸受溝14に沿って下降した後、その下端部の屈曲部14aに係合する下降位置に位置させる。
In order to mount the
この状態で、左右の支持板42をガイド軸40を中心に回動させることにより、段付きねじ44の拡径頭部44bと大径孔48とを互いに整合させた後、拡径頭部44bを大径孔48に嵌合し、段付きねじ44の軸部44aが長孔47内を上方に移動しうるようにする。
In this state, the left and
ガイド軸40を上述の下降位置としたとき、図12に示すように、ガイドローラー39と、筐体5における天板2の前端より垂下する上框2aとの間に、シャッター扉6の下枠7が通過しうる間隙S1が形成されるようにしてある。
When the
また、ガイド軸40は、左右の支持板42を、段付きねじ44を中心として、ほぼ垂直方向を向くように回動した後、段付きねじ44の軸部44aを長孔47内を上方に移動させつつ、真上に持ち上げることにより、図14に実線で示すように、軸受溝14の上部に係合する上昇位置に位置しうるようにしてある。
In addition, the
ガイド軸40が上昇位置に位置しているときは、ガイドローラ39と上框2aとの間に、シャッター扉6の本体は通過しうるが、下枠7の通過は阻止する狭い間隙S2が形成されるようにしてある。
When the
また、図14に実線で示すように、ガイド軸40が上昇位置に位置している状態で、左右の支持板42におけるねじ挿通孔45に挿通した蝶ねじ50を、補強杆11におけるねじ孔49に螺合して締め付けることにより、ガイド軸40を筐体5に固定することができるようになっている。
Further, as indicated by a solid line in FIG. 14, the
組付手順としては、シャッター扉6を巻取筒22の回りに巻き付けた状態で、巻取軸20の両端部を、上述のようにして、筐体5内に取り付けた後、ガイドローラー39を装着したガイド軸40を、上述の下降位置に装着し、その状態で、図12および図13に示すように、巻取筒22に巻き取られたシャッター扉6を、その下枠7から前方に向かって引き出し、下枠7をガイドローラ39と上框2aとの間の間隙S1を前下方に向かって通過させつつ、シャッター扉6をガイドローラ39に掛け回し、図14に示すように、下枠7をガイドローラ39より前下方に引き下げた状態で、ガイド軸40を、上述の要領で、図14に想像線で示す下降位置から、同じく実線で示す上昇位置まで持ち上げて固定する。
As an assembling procedure, after the
すると、その後下枠7から手を離しても、下枠7は、ガイドローラ39と上框2aとの間の狭い間隙S2により阻まれるので、シャッター扉6全体が巻取筒22に巻き取られることはない。
Then, even if the hand is released from the
したがって、筐体5に、シャッター扉6を巻き取った巻取軸20と、ガイドローラ39を装着したガイド軸40とを、取付順序を考慮することなく取り付けることができるとともに、それらを取り付けた後に、シャッター扉6を前方に引き出して、ガイドローラ39に掛け回すことができ、簡単な構造で、筐体5へのシャッター扉6およびガイドローラー39の組み付け作業性を向上しうるとともに、ガイド軸40を上昇位置から下降位置へ移動させることにより、点検や修理等をも容易に行うことができる。
Accordingly, the take-up
次に、図15、図16および図2を参照して、筐体5内の上部における巻取軸収容空間51の下面を閉塞する閉塞板52の取付構造および取付要領について説明する。
図2に示すように、この閉塞板52は、水平の基板52aと、この基板52aの両側端より垂下する垂下片52bと、基板52aの後端より起立する後片52cと、基板52aの前端より起立する上向き片52dと、この上向き片52dの上端に連設された前方を向く突片52eとを備えており、この突片52eが、シャッター扉6の下端部より後方に突出する下枠7の後部上端に当接し、シャッター扉6のそれ以上の上昇を阻止するストッパをなしている。
Next, with reference to FIGS. 15, 16, and 2, the mounting structure and mounting procedure of the
As shown in FIG. 2, the closing
この閉塞板52は、その左右の垂下片52bの後部を、左右方向を向く軸53(図示の例では小ねじで代用)をもって、筐体5における後方の補強杆12の内面に枢着することにより、図15に示すように、軸53より下方に垂下し、巻取軸収容空間51の下端を開放する開放位置と、図2に示すように、基板52aがほぼ水平となって、巻取軸収容空間51の下面を閉塞する閉止位置とに回動可能となっている。
The closing
閉塞板52を閉止位置としたとき、上向き片52dと突片52eとの角部が、蝶ねじ50をもって筐体5に固着したときの支持板42の下端における凹入段部46によって形成される当接部に当接し、かつ突片52eがシャッター扉6の下端における下枠7の後部の昇降軌跡内に突出するようにしてあり、また、閉塞板52が閉止位置に位置している状態で、左右の垂下片52bの前部を、前方の補強杆11の内面に、小ねじ54(固定手段)をもって固着することにより、閉塞板52を、筐体5に強固に固定しうるようにしてある。
When the
組付手順としては、図15に示すように、閉塞板52の後部を軸53をもって筐体5に枢着した後、図16に示すように、シャッター扉6の下枠7を、閉塞板52の回動の妨げとならない位置まで引き下げた後、閉塞板52を閉止位置まで回動し、その位置で、閉塞板52の前部を小ねじ54をもって筐体5の内面に固着する。
As shown in FIG. 15, as shown in FIG. 15, after the rear portion of the
そうすることによって、その後、シャッター扉6の下枠7から手を離して、シャッター扉6が巻取装置19により巻き上げられても、シャッター扉6は、その下枠7がストッパである閉塞板52の突片52eに当接した全開位置から、さらに上方に巻き上げられることはなくなる。
By doing so, even after the hand is released from the
また、上向き片52dと突片52eとの角部が、支持板42の下端における凹入段部46によって形成される当接部に当接することにより、シャッター扉6の下枠7が突片52eに当接したときの衝撃を、この当接部で受けて、耐久性を高めることができ、突片52eが変形するのを防止することができる。
Further, the corners of the
さらに、支持板42が下降位置に位置しているときは、閉塞板52は支持板42の下端により妨げられて、閉止位置に移動できなくなるので、閉塞板52を閉止位置としたとき、支持板42が上昇位置に位置していることを確認することができる。
また、万一、固定手段である蝶ねじ50が外れて、支持板42が上昇位置から下降位置に移動しようとしても、支持板42の下端が閉塞板52の上面に当接して、支持板42の下降を阻止することができるので、安全性を高めることができる。
Further, when the
In the unlikely event that the
閉塞板52を上記のような構成としてあるので、閉塞板52を、後部の軸53を中心として、閉止位置から開放位置へ下向き回動させることにより、巻取軸収容空間51の下面を開放しうるとともに、それと同時に、ストッパである突片52eが、シャッター扉6の下枠7に当接しうる位置から後下方に外れて、シャッター扉6の移動範囲の制限が解除されるので、シャッター扉6等の点検や修理時、および筐体5と他の筐体や壁面等との連結作業時等の作業性を向上することができる。
Since the
また、閉塞板52を、開放位置から閉止位置へ回動すると、巻取軸収容空間51の下面が閉塞され、巻取軸収容空間51の内部が見えなくなり、体裁をよくすることができるとともに、ストッパである突片52eが、シャッター扉6の下枠7に当接しうる位置に復帰し、シャッター扉6の移動範囲を制限することができるようになる。
Further, when the closing
図1および図2に示すように、筐体5の前面上部には、シャッター扉6の下枠7が突片52eに当接したシャッター扉6の全開時におけるシャッター扉6の下枠7より上方の部分を覆う閉塞板55が、着脱自在に設けられている。この閉塞板55は、省略して実施することもある。
As shown in FIGS. 1 and 2, the upper part of the front surface of the
なお、図示の例では、シャッター扉6の下端における下枠7を後方に突出させて、その後部を、ストッパである突片52eに当接する凸部としてあるが、このような凸部は、下枠7とは別にして、シャッター扉6の後面に設けてもよい。
In the illustrated example, the
次に、図1、図17、および図18を参照して、施錠装置9の詳細について説明する。
この施錠装置9は、前方から挿入したキー(図示略)の回動操作により、作動杆56を左右方向に移動しうるようにしたシリンダ錠10と、シャッター扉6における下枠7の左右の側端より外側方に向かって進退することにより、筐体5の両側板1の内面におけるガイド溝13の溝底部に設けた係合孔57に係脱するようにした左右1対の係止杆58、59と、シリンダ錠10の作動杆56と左右の係止杆58、59とを、作動杆56の左右方向の移動に連動して、両係止杆58、59が互いに同期して外側方に進退するように連係する連係手段60とを備えている。
左右の係合孔57は、シャッター扉6の全閉時に、左右の係止杆58、59が係脱しうるように、筐体5の内面におけるガイド溝13の溝底部に設けられている。
Next, details of the
The
The left and right engagement holes 57 are provided at the groove bottom portion of the
連係手段60は、作動杆56と一方の係止杆58とを直接連結する第1連結手段61と、作動杆56と他方の係止杆59とを、移動方向反転機構62を介して連結する第2連結手段63とを有している。
The linking means 60 connects the first connecting
図示の例においては、第1連結手段61は、作動杆56の左端部に設けた連結孔64に、左方の係止杆58の右端部に設けたクランク状折曲部58aを嵌合係止しただけの簡単な構造としてある。
In the illustrated example, the first connecting
移動方向反転機構62は、下枠7内に前後方向を向く軸65をもって枢着された円板状の反転リンク66と、この反転リンク66の一端部の後面(前面としてもよい)に突設され、かつ作動杆56の右端部に設けた上下方向に長い長孔67に係合するピン68と、反転リンク66の他端部に設けられ、右方の係止杆59の左端部に後方に向けて直角に折曲した折曲部59aが嵌合係止しうるようにした連結孔69とからなっており、この連結孔69に右方の係止杆59の折曲部59aを嵌合係止することにより、第2連結手段63が形成されている。
The moving
なお、反転リンク66における連結孔69に代えて、連結ピン(図示略)を反転リンク66の前後いずれかの面に突設し、この連結ピンに、右方の係止杆59の左端部を連結するようにしてもよい。
また、係止杆58、59を短寸のものとし、それらと作動杆56、および移動方向反転機構62における反転リンク66とを、連結杆を介して連結するようにしてもよい。
Instead of the connecting
The locking
シャッター扉6における下枠7は、後方に向かって開口する断面後向コ字状の枠本体7aと、その後面の開口部を閉塞する着脱可能のカバー7bとからなるものとしてある。
このカバー7bを枠本体7aから外すことにより、施錠装置9の点検や修理を行うことができ、また枠本体7aに装着することにより、シャッター扉6の後面の体裁をよくすることができるとともに、筐体5内に収容した物品の当接等により、施錠装置9が不作動となったり、故障したりするのを防止することができる。
The
By removing this
また、図示の例では、左右の係合孔57は、シャッター扉6の全閉時に、左右の係止杆58、59が係脱しうるように、筐体5の内面におけるガイド溝13の溝底部に設けたものとしてあるが、この係合孔57の他に、筐体5における両側板1の内面に、シャッター扉を中間位置まで開いたときに、左右の係止杆58、59が係脱しうる中間停止用の係合孔を設けておくと、シャッター扉6を、全閉位置だけでなく、適宜の中間位置においても、確実に施錠することができ、有意義である。
Further, in the illustrated example, the left and right engagement holes 57 are groove bottom portions of the
さらに、この場合に、中間停止用の係合孔に左右の係止杆58、59が係脱しうるシャッター扉6の中間位置を、シャッター扉6の下端、すなわち下枠7の下端が、筐体5内に設けた棚板(図示略)の下面とほぼ整合する位置とすると、シャッター扉6を、中間位置において施錠したとき、シャッター扉6の下端が、棚板の下面とほぼ整合するので、その棚板より上方に収容した物品を取り出すことができなくなる。
したがって、例えば、販売時間が制限されている商品を、上記棚板より上方に収容し、そのような制限のない商品をそれより下方に収容して、制限時間中は、シャッター扉を、上記中間位置において施錠しておくことにより、上方の商品を取り出すことができないようにすることができ、使い勝手がよい。
Further, in this case, the intermediate position of the
Therefore, for example, a product whose sales time is limited is accommodated above the shelf board, and an unrestricted product is accommodated below the shelf board. By locking in the position, it is possible to prevent the upper product from being taken out, which is convenient.
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、幾多の変形した態様での実施が可能である。
例えば、図示の筐体5を、側方に90°倒して、シャッター扉6を横開きとして使用することができる。
In addition, this invention is not limited only to the said embodiment, The implementation in many modified aspects is possible.
For example, the illustrated
また、ブラケット16の前後の向きを反転し、巻取軸20の両端部を、後方を向く受け溝17に前方より嵌合し、かつ抜け止め板27を、前方に向けた状態で、側板1に固定することもできる。
Further, the front and rear directions of the
さらに、巻取筒22を、3分割、または4分割の分割片により形成することもできる。
Furthermore, the winding
1 側板
2 天板
2a上框
3 底板
4 後面板
5 筐体
5a前面開口部
6 シャッター扉
7 下枠
7a枠本体
7bカバー
8 取手
9 施錠装置
10 シリンダー錠
11、12 補強杆
11a膨出部
13 ガイド溝
14 軸受溝
14a屈曲部
15 傾斜縁
16 ブラケット
16a垂下部
17 受け溝
18 凹部
19 巻取装置
20 巻取軸
20a縮径段部
20b雄ねじ部
21 付勢手段収容空間
22 巻取筒
23 付勢手段
24 端板
25 軸受
26 ナット
27 抜け止め板
28 ナット
29 ねじりコイルばね
29a巻回部
29b、29c 延出端部
30 止めねじ
31、32 分割片
31a、32a 接合片
33 リベット
34 連結部材
35、36 切欠き
37 突起
38 小ねじ
39 ガイドローラ
39a単位ローラ
40 ガイド軸
41 ピン
42 支持板
43 軸孔
44 段付きねじ
44a軸部
44b拡径頭部
44c雄ねじ部
45 ねじ挿通孔
46 凹入段部
47 長孔
48 大径孔
49 ねじ孔
50 蝶ねじ
51 巻取軸収容空間
52 閉塞板
52a基板
52b垂下片
52c後片
52d上向き片
52e突片(ストッパ)
53 軸
54 小ねじ(固着手段)
55 閉塞板
56 作動杆
57 係合孔
58 係止杆
58aクランク状折曲部
59 係止杆
59a折曲部
60 連係手段
61 第1連結手段
62 移動方向反転機構
63 第2連結手段
64 連結孔
65 軸
66 反転リンク
67 長孔
68 ピン
69 連結孔
DESCRIPTION OF
53
55
Claims (6)
両端部が筐体における両側板に固定された左右方向を向く巻取軸と、この巻取軸に回転自在に外嵌されるとともに、内面に付勢手段収容空間が形成され、かつ外周に前記シャッター扉を巻き取るようにした巻取筒と、前記付勢手段収容空間に配設され、かつ前記巻取筒を、巻取軸に対して、シャッター扉の巻き取り方向に付勢する付勢手段とを備え、前記巻取筒を、断面ほぼ円弧状とした複数の分割片を、筒状に接合して形成したことを特徴とするシャッター扉の巻取装置。 A shutter door winding device for winding a shutter door that opens and closes a front opening of a housing at an upper portion in the housing,
Winding shafts whose both ends are fixed to both side plates in the housing and facing in the left-right direction, and are rotatably fitted around the winding shaft, and an urging means housing space is formed on the inner surface, and A take-up cylinder adapted to wind up the shutter door, and an urging force that is disposed in the energizing means accommodating space and urges the take-up cylinder with respect to the take-up shaft in the take-up direction of the shutter door. A shutter door winding device, wherein the winding tube is formed by joining a plurality of divided pieces having a substantially arcuate cross section into a cylindrical shape.
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