JP2009174442A - Turbo supercharger - Google Patents
Turbo supercharger Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009174442A JP2009174442A JP2008014750A JP2008014750A JP2009174442A JP 2009174442 A JP2009174442 A JP 2009174442A JP 2008014750 A JP2008014750 A JP 2008014750A JP 2008014750 A JP2008014750 A JP 2008014750A JP 2009174442 A JP2009174442 A JP 2009174442A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turbine
- compressor
- rotor
- gap
- gas pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Supercharger (AREA)
Abstract
Description
本発明は、タービンロータとコンプレッサロータとが隣接して配置されたターボ過給機に関する。 The present invention relates to a turbocharger in which a turbine rotor and a compressor rotor are arranged adjacent to each other.
従来の一般的なターボ過給機では、タービンロータとコンプレッサロータとを連結するシャフトが軸受けによって保持される。しかし、このようにタービンロータとコンプレッサロータの間に軸受けを配置する構成では、軸受け室に供給されるオイルがタービン側へと漏れ出し排気性能の悪化を招く可能性がある。また、軸受けが高温となるタービンに隣接すると、オイルの劣化が促進され、例えばオイルコーキングによるターボの作動不良が発生する。 In a conventional general turbocharger, a shaft that connects a turbine rotor and a compressor rotor is held by a bearing. However, in the configuration in which the bearing is disposed between the turbine rotor and the compressor rotor in this manner, oil supplied to the bearing chamber may leak to the turbine side and cause deterioration in exhaust performance. Further, when the bearing is adjacent to a turbine that is at a high temperature, the deterioration of the oil is promoted, and a malfunction of the turbo due to, for example, oil coking occurs.
一方、タービンロータとコンプレッサロータとの間に軸受けを設けずに相互に隣接させ、シャフトをコンプレッサロータから更に外側に延出し、延出されたシャフトを軸受けで片持ち支持した構造のターボ過給機も知られている。このような構成では、軸受け室をタービンから離したことにより上述した問題は解決する。しかし、コンプレッサロータがタービンロータに隣接することから、タービン側からコンプレッサ側への熱伝達により過給効率が悪化する。そのためタービンロータとコンプレッサロータとの間に、内部に隙間を有する遮熱プレートを配置して熱の伝達を遮断する構造が提案されている(特許文献1参照)。
しかし、タービンロータとコンプレッサロータとを隣接させた構成では、タービン側のガスシール部材を通して、コンプレッサ側へ排気が漏れ出す可能性がある。すなわちタービン容量は、一般に低速での性能を確保するため小さめに構成されるため、エンジン高負荷域においては、タービンロータのディスク背面圧力が、コンプレッサロータのディスク背面圧力を大きく上回り、タービンロータとコンプレッサロータとを結ぶシャフトに沿って排気がコンプレッサ側へと漏れ出す可能性がある。 However, in the configuration in which the turbine rotor and the compressor rotor are adjacent to each other, exhaust may leak to the compressor side through the gas seal member on the turbine side. That is, since the turbine capacity is generally configured to be small in order to ensure performance at low speed, the disk back pressure of the turbine rotor greatly exceeds the disk back pressure of the compressor rotor in the high engine load range, and the turbine rotor and compressor There is a possibility that the exhaust leaks out to the compressor side along the shaft connecting the rotor.
タービンロータとコンプレッサロータとの間に軸受けが設けられていた構成では、漏れ出した排気は、軸受け室からクランクケースへと連通するオイル戻りを通してクランクケースへと排出される。しかし、タービンロータとコンプレッサロータが隣接した構成では、漏れ出した排気は直接コンプレッサへと流入し、インペラ温度の上昇を招き、強度の低下、耐久性の悪化を招く。また、インペラの出口に設けられたディフューザの壁面温度が上昇し、ブローバイガス中に含まれるオイルが壁面に固着して過給効率が低下する。 In a configuration in which a bearing is provided between the turbine rotor and the compressor rotor, the leaked exhaust gas is discharged to the crankcase through an oil return communicating from the bearing chamber to the crankcase. However, in the configuration in which the turbine rotor and the compressor rotor are adjacent to each other, the leaked exhaust gas directly flows into the compressor, leading to an increase in the impeller temperature, resulting in a decrease in strength and a deterioration in durability. Further, the wall surface temperature of the diffuser provided at the outlet of the impeller rises, and the oil contained in the blow-by gas adheres to the wall surface, thereby reducing the supercharging efficiency.
本発明は、タービンロータとコンプレッサロータとが隣接して配置されるターボ過給機において、タービン側からコンプレッサ側への排気漏れを防止することを目的としている。 An object of the present invention is to prevent exhaust leakage from a turbine side to a compressor side in a turbocharger in which a turbine rotor and a compressor rotor are arranged adjacent to each other.
本発明のターボ過給機は、タービンロータとコンプレッサロータとを隣接させて同軸に配置したターボ過給機であって、タービンロータとコンプレッサロータとを連結する連結部と連結部を覆う連結部ハウジングとの間に設けられる隙間のガス圧を調整し、この隙間を通してのタービンからコンプレッサへの排気漏れを防止するガス圧調整手段を備え、ガス圧調整手段は、排気を上記隙間から抽気するか、または、加圧エアを上記隙間へと供給することによりガス圧を調整することを特徴としている。 A turbocharger according to the present invention is a turbocharger in which a turbine rotor and a compressor rotor are adjacently arranged coaxially, and a connection portion that connects the turbine rotor and the compressor rotor, and a connection portion housing that covers the connection portion Gas pressure adjusting means for adjusting the gas pressure in the gap provided between the two and preventing exhaust leakage from the turbine to the compressor through the gap, the gas pressure adjusting means bleed the exhaust from the gap, Alternatively, the gas pressure is adjusted by supplying pressurized air to the gap.
隙間にターボ回転軸に沿ってガス圧を減圧するラビリンスを設けることが好ましい。タービンからの排気漏れを低減する観点からは、ガス圧調整手段が抽気によりガス圧を調整する場合には、ラビリンスにおけるコンプレッサ寄りの位置から抽気を行うことが好ましい。一方、ガス圧調整手段が加圧エアの供給によりガス圧を調整する場合には、加圧エアの供給はラビリンスにおけるタービン寄りの位置から行われることが好ましい。 It is preferable to provide a labyrinth for reducing the gas pressure along the turbo rotation axis in the gap. From the viewpoint of reducing exhaust leakage from the turbine, when the gas pressure adjusting means adjusts the gas pressure by extracting air, it is preferable to extract air from a position near the compressor in the labyrinth. On the other hand, when the gas pressure adjusting means adjusts the gas pressure by supplying pressurized air, the pressurized air is preferably supplied from a position near the turbine in the labyrinth.
ガス圧調整手段は、隙間からの抽気量を調整するための抽気量調整手段、または隙間への加圧エアの供給量を調整するための供給量調整手段を備えることが好ましく、これにより運転状態に合わせて適正な抽気またはエア供給を行うことができる。 The gas pressure adjustment means preferably includes an extraction amount adjustment means for adjusting the amount of extraction from the gap, or a supply amount adjustment means for adjusting the supply amount of pressurized air to the gap. It is possible to perform appropriate extraction or air supply in accordance with the above.
また、ガス圧の調整は、排気の抽気においては、排気を隙間からタービン下流へと抽気することにより調整されることが好ましく、加圧エアの供給においては、コンプレッサ下流の加圧エアを隙間へと供給することにより調整されることが好ましい。これにより、より簡略、小型な構成でタービンからコンプレッサへの排気漏れを抑制できる。 Further, the gas pressure is preferably adjusted by extracting the exhaust gas from the gap downstream of the turbine when extracting the exhaust gas. When supplying pressurized air, the compressed air downstream of the compressor is supplied to the clearance. It is preferable to adjust by supplying. Thereby, exhaust leakage from the turbine to the compressor can be suppressed with a simpler and smaller configuration.
以上のように、本発明によれば、タービンロータとコンプレッサロータとが隣接して配置されるターボ過給機において、タービン側からコンプレッサ側への排気漏れを防止することができる。 As described above, according to the present invention, exhaust leakage from the turbine side to the compressor side can be prevented in the turbocharger in which the turbine rotor and the compressor rotor are disposed adjacent to each other.
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態であるターボ過給機の構成を示すターボ回転軸に沿った断面図である。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view along the turbo rotation axis showing the configuration of the turbocharger according to the first embodiment of the present invention.
ターボ過給機10は、排気マニホルドに連結されるタービン11と吸気マニホルドに連結されるコンプレッサ12を備える。タービン11は、エンジンからの排気エネルギーを回転力に変換するタービンロータ13を備え、コンプレッサ12は、インペラを有するコンプレッサロータ14を備える。コンプレッサロータ14には、タービンロータ13から回転力が伝達され、これによりインペラが回転されて過給が行なわれる。なお、タービンロータ13はタービンハウジング15内に収容され、コンプレッサロータ14は、コンプレッサハウジング16内に収容される。
The
タービンロータ13のディスク背面13D側の中央には、ロータ回転軸に沿った所定長さの円筒部13Cが同軸的に形成され、円筒部13Cには、ロータ回転軸を構成するシャフト17が同軸的に取り付けられる。一方、コンプレッサロータ14の回転中心には、シャフト17を嵌挿する孔14Hが形成され、シャフト17は、孔14Hを貫通して延出し、その先端はコンプレッサハウジング16に保持された軸受け部18により軸支される。
A
円筒部13Cの径は、シャフト17の径よりも太く、シャフト17に嵌挿されたコンプレッサロータ14のディスク背面14D側は、円筒部13Cの端面に着座せられるとともに、シャフト17およびコンプレッサロータ14に一体的に固定される。円筒部13Cは、タービンロータ13の本体とコンプレッサロータ14との間のスペーサおよび連結部としての機能を果たし、コンプレッサロータ14が円筒部13Cの端面に当接すると、タービンロータ13およびコンプレッサロータ14のディスク背面13D、14Dは円筒部13Cの高さ分を隔てて相対して平行に配置される。
The diameter of the
なお、円筒部13Cの長さは、ターボ過給機10の小型化という観点から十分に低く設定され、コンプレッサロータ14はタービンロータ13に隣接して配置される。したがって、タービンロータ13とコンプレッサロータ14の間には、軸受けが設けられることはない。すなわち、タービンロータ13、コンプレッサロータ14、シャフト17は、シャフト17の先端を軸支する軸受け部18により片持ち支持される。
The length of the
円筒部13Cは、連結部ハウジング19内に収容される。連結部ハウジング19は、例えばディスク背面13D、円筒部13Cの側面、およびディスク背面14Dに沿ったU字断面形状を有し、例えばロータ回転軸に対して略回転対称な形状を備える。なお、タービンハウジング15およびコンプレッサハウジング16は連結部ハウジング19とともにタービンロータ13およびコンプレッサロータ14を収容するターボ過給機全体のハウジングを構成する。
The
また、連結部ハウジング19と、円筒部13Cの外周面との間には一定の隙間が設けられ、両者の間にはガスシール部材20が配置される。ガスシール部材20は、円筒部13Cの内周面略全体を覆う円筒状の部材であり、その内周面には円環状の仕切り板が複数平行に設けられる。すなわち、連結部ハウジング19と円筒部13Cとの間の隙間は、ガスシール部材20によって軸方向に沿って複数の部屋に仕切られ、ラビリンス構造とされる。
In addition, a certain gap is provided between the connecting
図2に、図1のガスシール部材20の周辺の部分拡大図を示す。図2に示されるように、連結部ハウジング19と円筒部13Cの外周面との間にはガスシール部材20が配置される。ガスシール部材20は、円筒部13Cの外周面と隣接して向かい合う連結ハウジング19の内側面に取り付けられる。また、上述したように、連結部ハウジング19と円筒部13Cの外周面との間の隙間は、ガスシール部材20の内周面周方向に沿って円環状に延在する複数の仕切り板20Pにより、ロータ回転軸に沿って複数の部屋に区画される。仕切り板20Pの先端と円筒部13Cの外周面との間には僅かな隙間が設けられて非接触とされ、ガスシール部材20には非接触シールとして構成される。なお、連結部ハウジング19において非接触シールが用いられるのは、タービンロータ13と一体的な円筒部13Cが高温になり、オイルを用いることが好ましくないことによる。
FIG. 2 shows a partially enlarged view of the periphery of the
本実施形態において、仕切り板20Pの内側周縁部、すなわち断面図における先端部はテーパ状に成形される。上述したように仕切り板20Pの先端は円筒部13Cの外周面と微少な隙間を隔てて配置される。したがって、タービン11側とコンプレッサ12側との間に圧力差があると、圧力の高い側から低い側へとガスがこの隙間を通って流出する。ガスは、仕切り板20Pと円筒部13Cとの間の狭い隙間を通り抜けて、仕切り板20Pで区画された部屋へと流入し、これを複数段に渡って繰り返す。すなわち、ガスが各仕切り板20Pを通り抜けるたびに圧力損失が発生する。したがって、例えば空気流量が少ない低負荷域など、タービン11側とコンプレッサ12側との間の圧力差が差程大きくないときには、このラビリンス構造により一方の側から他方の側へのガス漏れは十分抑制される。
In the present embodiment, the inner peripheral edge portion of the
しかし、図3のグラフに示されるように、空気流量が大きくなる高負荷域においては、タービンロータ13のディスク背面圧Ptが、コンプレッサロータ14のディスク背面圧Pcに比べて著しく高くなり、両背面圧の差が増大する。この圧力差がガスシール部材20の複数の仕切り板20Pによって低減できる範囲を越えると排気は、タービン11側からコンプレッサ12側へと漏れ出す。すなわち、タービン11側の排気は、ディスク背面13Dと連結部ハウジング19との間の隙間から円筒部13Cに沿って仕切り板20Pと円筒部13Cの間の隙間を通って、より低圧のディスク背面14D側へ向けて流れ出す。
However, as shown in the graph of FIG. 3, in the high load region where the air flow rate becomes large, the disk back pressure Pt of the
そこで、第1実施形態では、ガスシール部材20の途中(ラビリンスの中間部)に抽気口20Hを設けて、タービン11側とコンプレッサ12側の圧力差が大きいときに、タービン11側から流出する排気を抽気してラビリンスでの圧力を調整し、コンプレッサ12側への排気漏れを防止する。すなわち、ガスシール部材20には、区画された部屋の一部(例えば区画の1つ)に抽気口20Hが設けられ、連結部ハウジング19の抽気口20Hに対応する位置には連通孔19Hが設けられる。連通孔19Hは、連通管を介してタービン出口付近に連通され、連通管の途中には例えばリリーフバルブ21(図1参照)が設けられる。
Therefore, in the first embodiment, an
、
リリーフバルブ21は、抽気口20Hの圧力がタービン出口付近の圧力よりも高くなり、その圧力差が所定値よりも大きくなると徐々に開き始め、タービン11側から漏れ出した排気を抽気口20Hからタービン出口へと抽気する。より詳細には、連通孔19Hには図1に示されるようにリリーフバルブ21に接続された連通管22が接続され、リリーフバルブ21は更に連通管23を介してタービン出口付近に設けられた連通孔15Hへと連結される。また、リリーフバルブ21は、例えばバネなどの付勢手段により抽気口20H側の連通管22からの圧力に弁体が抗するように付勢され、その付勢力は、例えばアジャストスクリュ(不図示)などの調整手段により、ラビリンスに漏れ出した排気の圧力に応じて必要な量の抽気が行えるように調整される。
,
The
図3に示されるように低負荷域では、コンプレッサ12側の圧力がタービン11側の圧力に比べて高いため抽気口20H近傍では、コンプレッサ12側の圧力が支配的となる。したがって、リリーフバルブ21の付勢力は、低負荷域においてリリーフバルブ21が抽気口20H近傍の圧力に抗して閉じられた状態に維持されるように調整される。また更に、リリーフバルブ21の付勢力は、高負荷域において、タービン11側の圧力がコンプレッサ12側の圧力に対してラビリンス構造では排気漏れを防止できない程度に高くなり、抽気口20H近傍においてタービン11側の圧力が支配的となったときに開かれるように調整される。
As shown in FIG. 3, in the low load region, the pressure on the
図1、2では、抽気口20Hの位置はガスシール部材20の中央よりも僅かにコンプレッサ寄りに配置されて描かれるが、タービン11からラビリンスへの排気漏れをより少なくするためには、抽気口20Hをよりコンプレッサ12側に配置することが好ましい。すなわち、タービン11寄りに抽気口20Hを設けると、抽気口20H近傍でのガス圧が高いためより多くの排気が抽気されることとなり、タービン11からラビリンスへの排気漏れが増大する。したがって、ラビリンスによりガス圧が下がった位置から抽気を行った方が不要な抽気を抑え、タービン11からラビリンスへと漏れ出す排気の量を低減できる。なお、排気が余剰となる高負荷域においては、排気はウエストゲートバルブ(不図示)を介してタービン下流側へと逃がされているため、ラビリンスからの抽気によるターボ性能への影響は実質的にない。
1 and 2, the position of the
以上のように、第1実施形態によれば、タービンロータとコンプレッサロータとを連結する連結部とそのハウジングとの間の隙間から抽気を行い、抽気量の調整により隙間の圧力を調整して、コンプレッサ側への排気漏れが防止される。また、隙間にラビリンス構造を設け、ラビリンスとタービン下流とを連通することにより極めて簡略な構成で排気漏れ防止のための抽気を行うことができる。更に連通管にリリーフバルブを介在させたことで、圧力調整をより適正に行うことが可能となる。 As described above, according to the first embodiment, air is extracted from the gap between the connecting portion that connects the turbine rotor and the compressor rotor and the housing, and the pressure of the gap is adjusted by adjusting the amount of extraction. Exhaust leakage to the compressor side is prevented. Further, by providing a labyrinth structure in the gap and communicating the labyrinth with the turbine downstream, it is possible to perform extraction for preventing exhaust leakage with a very simple configuration. Furthermore, by providing a relief valve in the communication pipe, it becomes possible to perform pressure adjustment more appropriately.
次に図4、図5を参照して本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態のターボ過給機の構成は、第1実施形態と略同様であるが、第2実施形態では、第1実施形態におけるラビリンスからの抽気を、コンプレッサ出口からラビリンスへの加圧エアの導入に置き換えている。なお、第2実施形態のターボ過給機の基本的な構成は第1実施形態と同様であるので、その説明を省略し、同一の構成に対しては同一参照符号を用いる。 Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The configuration of the turbocharger of the second embodiment is substantially the same as that of the first embodiment, but in the second embodiment, the bleed air from the labyrinth in the first embodiment is used as pressurized air from the compressor outlet to the labyrinth. It has been replaced with the introduction of. Since the basic configuration of the turbocharger of the second embodiment is the same as that of the first embodiment, the description thereof is omitted, and the same reference numerals are used for the same configurations.
高負荷域においては、コンプレッサ12の出口圧力がタービンロータ13のディスク背面圧と同レベルとなる。このことから第2実施形態のターボ過給機30では、コンプレッサ12の出口から加圧エアをラビリンスに供給する。
In the high load region, the outlet pressure of the
ガスシール部材20には、第1実施形態における抽気口20Hと同様に、仕切り板20Pにより区画された部屋の一部(例えば区画の1つ)にエア導入口27が設けられる。連結部ハウジング19のエア導入口27に対応する位置には連通孔26が設けられ、連通管を介してコンプレッサ出口付近に設けられた連通孔16Hへと連通される。また、連通管の途中にはリリーフバルブ21が設けられる。すなわち、図4に示されるようにリリーフバルブ21は連通管24を介して連結部ハウジング19の連通孔26に連結されるとともに、連結管25を介してコンプレッサハウジング16に設けられた連通孔16Hに連結される。
The
リリーフバルブ21は、各連結管24、25に対してコンプレッサ12側からのエア圧力に抗して弁が閉じる向きに連結される。タービンロータ13のディスク背面圧がコンプレッサロータ14のディスク背面圧よりも大きくなる高負荷域では、連通孔16Hが設けられたコンプレッサ出口付近の圧力がタービンロータ13のディスク背面圧と同等レベル以上にまで上昇する。したがって、連通孔16H近傍での圧力がラビリンス内のエア導入口27近傍圧力よりも高くなると、リリーフバルブ21が開かれ、コンプレッサ12から加圧エアがガスシール部材20のラビリンスへと供給される。これにより、タービン11側からガスシール部材20のラビリンスへと漏れ出した排気は、エア導入口27から供給される加圧エアにより押し戻され、タービン11側からの排気漏れが防止される。なお、ラビリンスへと供給されるエアの量は、第1実施形態と同様に、リリーフバルブ21の付勢力を調整することにより調整される。
The
なお、エア導入口27からラビリンスへと供給されたエアは、その後相対的に低圧であるコンプレッサロータ14のディスク背面14D側へと漏れ込む。この漏れ量はコンプレッサ12からエンジンへと供給されるべきエアから抽気されるため、過給効率の観点からは極力少ないことが望ましい。
The air supplied from the
したがって、第2実施形態では、図5に示されるように、ガスシール部材20のエア導入口27がなるべくタービン側に寄せて設けられる。すなわち、エア導入口27からコンプレッサロータ14のディスク背面14Dまでのラビリンスの段数を多くすることにより、コンプレッサ出口から抽気されるエアの量を抑制する。なお、図4では、エア導入口27、連通孔26の位置がガスシール部材20の略中央に描かれているが、図4はコンプレッサ出口からラビリンスへの連結管の接続を模式的に示すものであり、エア導入口27の位置を正しく示すものではない。
Therefore, in 2nd Embodiment, as FIG. 5 shows, the
以上のように、第2実施形態の構成でも、タービンロータとコンプレッサロータとを連結する連結部の隙間に、コンプレッサ出口側から加圧エアを供給することにより、第1実施形態と同様に、連結部に設けられた隙間の圧力を調整してタービン側からコンプレッサ側への排気漏れを防止することができる。また、第2実施形態では、連結部の隙間に供給されたエアによる冷却効果により、連結部を介した熱伝達が抑制でき、信頼性を更に向上することができる。 As described above, even in the configuration of the second embodiment, the pressurized air is supplied from the compressor outlet side to the gap of the connecting portion that connects the turbine rotor and the compressor rotor, so that the connection is performed in the same manner as in the first embodiment. By adjusting the pressure in the gap provided in the section, exhaust leakage from the turbine side to the compressor side can be prevented. Moreover, in 2nd Embodiment, the heat transfer through a connection part can be suppressed according to the cooling effect by the air supplied to the clearance gap between connection parts, and reliability can further be improved.
なお、本実施形態では、タービンロータとコンプレッサロータを連結する円筒部(連結部)をタービンロータの一部として構成したが、コンプレッサロータと一体とすることも、独立した部材とすることも可能である。また、ラビリンス構造は、本実施形態に限定されるものではなく、減圧を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、仕切り板をハウジング側ではなく連結部側に設ける構成であってもよい。 In the present embodiment, the cylindrical portion (connecting portion) that connects the turbine rotor and the compressor rotor is configured as a part of the turbine rotor. However, it may be integrated with the compressor rotor or may be an independent member. is there. Further, the labyrinth structure is not limited to the present embodiment, and any other configuration may be used as long as decompression is performed. Moreover, the structure which provides a partition plate in the connection part side instead of the housing side may be sufficient.
10 ターボ過給機
11 タービン
12 コンプレッサ
13 タービンロータ
13C 円筒部(連結部)
14 コンプレッサロータ
15 タービンハウジング
15H 連通孔
16 コンプレッサハウジング
16H 連通孔
17 シャフト
18 軸受け部
19 連結部ハウジング
20 ガスシール部材
20H 抽気口
27 エア導入口
20P 仕切り板
21 リリーフバルブ
22〜25 連通管
DESCRIPTION OF
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記タービンロータと前記コンプレッサロータとを連結する連結部と前記連結部を覆う連結部ハウジングとの間に設けられる隙間のガス圧を調整し、前記隙間を通してのタービンからコンプレッサへの排気漏れを防止するガス圧調整手段を備え、
前記ガス圧調整手段が、前記排気を前記隙間から抽気するか、または、加圧エアを前記隙間へと供給することにより前記ガス圧を調整する
ことを特徴とするターボ過給機。 A turbocharger in which a turbine rotor and a compressor rotor are adjacently arranged coaxially,
A gas pressure in a gap provided between a connecting portion that connects the turbine rotor and the compressor rotor and a connecting portion housing that covers the connecting portion is adjusted, and exhaust leakage from the turbine to the compressor through the gap is prevented. Gas pressure adjusting means,
The turbocharger, wherein the gas pressure adjusting means adjusts the gas pressure by extracting the exhaust gas from the gap or supplying pressurized air to the gap.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008014750A JP2009174442A (en) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | Turbo supercharger |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008014750A JP2009174442A (en) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | Turbo supercharger |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009174442A true JP2009174442A (en) | 2009-08-06 |
Family
ID=41029786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008014750A Pending JP2009174442A (en) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | Turbo supercharger |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009174442A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014119499A1 (en) * | 2013-01-30 | 2014-08-07 | 株式会社Ihi | Pressurized incineration equipment and pressurized incineration method |
JP2017025928A (en) * | 2016-10-20 | 2017-02-02 | 株式会社Ihi | Compression incineration system |
-
2008
- 2008-01-25 JP JP2008014750A patent/JP2009174442A/en active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014119499A1 (en) * | 2013-01-30 | 2014-08-07 | 株式会社Ihi | Pressurized incineration equipment and pressurized incineration method |
JP2014145343A (en) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Ihi Corp | Pressurized incineration facility and pressurized incineration method |
CN104969002A (en) * | 2013-01-30 | 2015-10-07 | 月岛机械株式会社 | Pressurized incineration equipment and pressurized incineration method |
US9982552B2 (en) | 2013-01-30 | 2018-05-29 | Tsukishima Kikai Co., Ltd. | Pressurized incineration facility and pressurized incineration method |
JP2017025928A (en) * | 2016-10-20 | 2017-02-02 | 株式会社Ihi | Compression incineration system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105492766B (en) | Component with bearing and spacer | |
EP1585888B1 (en) | Turbocharger | |
US9593624B2 (en) | Variable flow valve mechanism and vehicle turbocharger | |
JP4841661B2 (en) | Sealing mechanism with multi-stage brush seal | |
US8123501B2 (en) | Turbocharger housing, turbocharger and a multi-turbocharger boosting system | |
CN202832795U (en) | Sealing device and gas turbine with the same | |
JP2005083199A (en) | Gas turbine equipment and cooling air feeding method | |
JP5135981B2 (en) | Centrifugal compressor | |
JP2011220338A (en) | Shaft seal | |
US7914253B2 (en) | System for regulating a cooling fluid within a turbomachine | |
KR20170135883A (en) | System and method for distribution and control of oil flows | |
CN111577446A (en) | Turbocharger | |
JP2000080903A (en) | Method and device for thrust equilibrating turbosupercharger | |
JP2016084786A (en) | Supercharger and engine including the same | |
KR20150093847A (en) | Method for balancing thrust, turbine and turbine engine | |
JP2009174442A (en) | Turbo supercharger | |
CN214366405U (en) | Multi-thrust-disc gas turbine capable of balancing axial force | |
JP6398212B2 (en) | Bearing structure and turbocharger | |
JP5422480B2 (en) | Sealing air introducing means for supercharger, supercharger equipped with the same, supercharger system equipped with the same, diesel engine equipped with the same, and ship equipped with the same | |
JP5747403B2 (en) | Turbo rotating machine and operation method thereof | |
WO2022105206A1 (en) | Multi-thrust-plate gas turbine capable of balancing axial force | |
JP2009270524A (en) | Internal combustion engine with supercharger | |
JP5398420B2 (en) | Supercharger, diesel engine equipped with the same, and ship equipped with the same | |
JP5569114B2 (en) | Turbocharger | |
JP5700999B2 (en) | Centrifugal compressor |