JP2009171126A - 監視機器管理システム、監視機器管理方法、監視機器及び監視機器管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】書面もしくは記憶媒体に書き込む手間を要することなく、監視機器の位置情報を容易に保有及び利用できるようにする。
【解決手段】対象物を監視して有用情報を出力する樹木監視機器10と、樹木監視機器10を管理する管理装置20とを備えた監視機器管理システム100において、樹木監視機器10は、自らが設置された場所の位置を測定して位置情報を出力するGPS3と、GPS3が出力した位置情報を送信する通信モデム5とを有し、管理装置20は、受信した位置情報に基づいて樹木監視機器10の配置管理を実行する情報処理手段18を有することを特徴とする監視機器管理システム。
【選択図】 図2
【解決手段】対象物を監視して有用情報を出力する樹木監視機器10と、樹木監視機器10を管理する管理装置20とを備えた監視機器管理システム100において、樹木監視機器10は、自らが設置された場所の位置を測定して位置情報を出力するGPS3と、GPS3が出力した位置情報を送信する通信モデム5とを有し、管理装置20は、受信した位置情報に基づいて樹木監視機器10の配置管理を実行する情報処理手段18を有することを特徴とする監視機器管理システム。
【選択図】 図2
Description
この発明は、植栽された樹木の管理業務に適用可能な、監視機器管理システム、監視機器管理方法、監視機器及び監視機器管理装置に関する。
詳しくは、監視機器の設置場所の位置情報を取得して、監視機器の配置管理を実行する情報処理手段を備え、書面もしくは記憶媒体に書き込む手間を要することなく、監視機器の位置情報を容易に保有及び利用できるようにして、適正な監視機器の配置管理ができるようにしたものである。
現在、環境及び美観への配慮から、道路沿いや公共施設に樹木を植栽することが多い。その際には、その植栽地周辺の風量や塩害などを予め調査するとともに、植栽する季節も考慮して、植栽に適した樹木の選定がなされる。
しかし、最適な樹木を選定して植栽しても、害虫や菌の影響を受けたり、土壌の水分量や成分等との相性が悪かった場合には、植栽した樹木が枯れてしまうことがある。これらの枯損は、植栽後1年以内に起こることが多い。
この問題を解決するため、例えば植栽後1年間、各植栽地の樹木の周辺にカメラやセンサを設置して、樹木の外観や土壌の水分量、成分等を監視させ、それらの監視情報を通信手段を用いて遠隔地の管理場所で取得して、樹木の管理をすることがある。
これに関連して特許文献1に示すような樹木の診断システムが開示されている。この樹木の診断システムによれば、樹木の外観を撮影して信号化するカメラと、樹木又はその周辺環境の物理量の変化を捉えて信号化するセンサを診断対象となる樹木に対して配すると共に、得られた信号をデータ化して診断対象側の通信装置から通信網を介して診断センターに転送し、診断センターでは診断員の視認及び分析のために転送されたデータを再生、記録するようになされる。これにより、病害虫の被害をいち早く知ることができるので被害を事前に食い止めることができるというものである。
しかし、特許文献1に示す樹木の診断システムによれば、カメラ及びセンサ等の監視機器を管理する手段を有していないので、これらを人の手により管理するようになる。従って、多数の植栽地において、監視機器の設置/排除が繰り返された場合に、記入(入力)漏れや連絡ミス等に起因して監視機器を遺失する可能性が生じる。また、既に監視期間を経過し、安定して生育している樹木に対しても監視機器を継続して設置させ、結果として監視機器を必要以上に多く保有してしまう可能性がある。
そこで本発明は、上述の問題に鑑み創作されたものであり、書面もしくは記憶媒体に書き込む手間を要することなく、監視機器の位置情報を容易に保有及び利用できるようにした監視機器管理システム、監視機器管理方法、監視機器及び監視機器管理装置を提供することを目的とする。
この発明に係る監視機器管理システムは、対象物を監視して有用情報を出力する監視機器と、当該監視機器を管理する監視機器管理装置とを備えた監視機器管理システムにおいて、監視機器は、自らが設置された場所の位置を測定して位置情報を出力する測位手段と、測位手段から出力された位置情報を送信する通信手段とを有し、監視機器管理装置は、受信した位置情報に基づいて監視機器の配置管理を実行する情報処理手段を有することを特徴とするものである。
この発明に係る監視機器管理システムによれば、監視機器においては、測位手段が、自らが設置された場所の位置を測定した位置情報を出力して、通信手段が監視機器管理装置に送信するようになされる。監視機器管理装置においては、受信した位置情報を基にして、情報処理手段が監視機器の配置管理を実行するようになされる。従って、監視機器管理装置が、監視機器の位置情報を自動的に入力できるので、書面もしくは記憶媒体に書き込む手間を要することなく、監視機器の位置情報を容易に保有及び利用できるようになる。これにより、各地に配置された複数の監視機器の正確な位置情報を容易に取得できるので、複数の監視機器の位置情報を容易に比較することができ、例えば、監視が終了した現在の設置場所から、監視を開始する新たな設置場所への移動距離が短い、最も転用に適した監視機器を選定することができる。結果として、監視機器管理装置が適正な監視機器の配置計画を出力できるようになる。よって、監視機器を効率よく配置できるようになるとともに、監視機器の数を最小限に押さえることができる。
この発明に係る監視機器管理方法は、対象物を監視して有用情報を出力する監視機器を管理する方法であって、監視機器が設置された場所の位置を測定し、測定された監視機器の位置情報を取得し、当該位置情報に基づいて監視機器の配置管理を実行することを特徴とするものである。
この発明にかかる監視機器管理方法によれば、監視機器が測定をした、自らが設置された場所の位置情報を取得して、監視機器の配置管理を実行するようになされる。従って、各地に配置された複数の監視機器の正確な位置情報を容易に取得できるので、複数の監視機器の位置情報を容易に比較することができる。
この発明に係る監視機器は、位置情報に基づいて配置管理を実行するための情報処理手段と通信が可能で、かつ、対象物を監視して有用情報を出力する機能を有する監視機器において、自らが設置された場所の位置情報を出力する測位手段と、測位手段から出力された位置情報を送信する通信手段とを備えることを特徴とするものである。
この発明に係る監視機器によれば、測位手段が、自らが設置された場所の位置情報を測定して、通信手段が、例えば監視機器管理装置に送信するようになされる。従って、監視機器管理系が、監視機器の位置情報を自動的に入力できるので、書面もしくは記憶媒体に書き込む手間を要することなく、監視機器の位置情報を容易に保有及び利用できるようになる。これにより、各地に配置された複数の監視機器の正確な位置情報を容易に取得できる。
この発明に係る監視機器管理装置は、対象物を監視して有用情報を出力するとともに、自らが設置された場所の位置を測定して位置情報を出力する監視機器と通信可能な監視機器管理装置において、受信した監視機器の位置情報に基づいて、監視機器の配置管理を実行する情報処理手段を備えることを特徴とするものである。
この発明に係る監視機器管理装置によれば、受信した監視機器の位置情報に基づいて、情報処理手段が、監視機器の配置管理を実行するようになされる。従って、複数の監視機器の位置情報を容易に比較することができ、例えば、監視が終了した現在の設置場所から、監視を開始する新たな設置場所への移動距離が短い、最も転用に適した監視機器を選定することができる。
この発明に係る監視機器管理システムによれば、自らが設置された場所の位置情報を、監視機器管理装置に向けて送信する監視機器を備えるものである。この構成により、監視機器管理装置が、監視機器の位置情報を自動的に入力できるので、書面もしくは記憶媒体に書き込む手間を要することなく、監視機器の位置情報を取得して配置管理を実行できる。
この発明にかかる監視機器管理方法によれば、監視機器により測定された、監視機器が設置された場所の位置情報を取得するものである。この構成により、各地に配置された複数の監視機器の正確な位置情報を容易に取得できるので、複数の監視機器の位置情報を容易に比較することができる。
この発明に係る監視機器によれば、測位手段が測定した、自らが設置された場所の位置情報を送信する通信手段を有するものである。この構成により、監視機器管理系が、監視機器の位置情報を自動的に入力できるので、書面もしくは記憶媒体に書き込む手間を要することなく、監視機器の位置情報を容易に保有及び利用できるようになる。
この発明に係る監視機器管理装置によれば、受信した監視機器の位置情報に基づいて、監視機器の配置管理を実行する情報処理手段を備えるものである。この構成により、複数の監視機器の位置情報を容易に比較することができ、例えば、監視が終了した現在の設置場所から、監視を開始する新たな設置場所への移動距離が短い、最も転用に適した監視機器を選定することができる。
続いて、この発明に係る監視機器管理システム、監視機器管理方法、監視機器及び監視機器管理装置について、図面を参照しながら説明をする。
図1は、本発明に係る樹木監視機器管理システム100の構成例を示す図である。図1に示す樹木監視機器管理システム100は、監視機器管理システムの一例を構成し、路肩や公園等に植栽された樹木を、遠隔地の管理センターにおいて一括管理するためのものである。樹木監視機器管理システム100は、各植栽地毎に配置される通常複数の樹木監視機器10と、それらと通信可能な管理装置20とにより構成される。
樹木監視機器10は監視機器の一例を構成し、植栽地の樹木を監視して有用情報を出力するものである。樹木監視機器10は、カメラ1、センサ2、GPS(Global Positioning System)3、制御器4及び通信モデム5を有し、例えば、監視対象物の一例を構成する植栽された樹木9の監視に用いられる。この例では、樹木監視機器10は、樹木9に隣接するポール8を利用して設置される。
ポール8の上部には、撮影手段の一例を構成するカメラ1が設置され、樹木9を撮影して画像情報を出力する。カメラ1には、耐水性及び耐久性が高い外設用のカメラが用いられ、樹木9の全体もしくは葉等を撮影する。
ポール8に近接する樹木9周辺の土壌には、検知手段の一例を構成するセンサ2が設置され、樹木9の周辺環境を検知して周辺情報を出力する。センサ2には、例えば樹木の種類に応じて選定された温度センサ、成分センサ等が用いられ、樹木9周辺の土壌の水分量及び成分量等を検知する。
ポール8の上部には、測位手段の一例を構成するGPS3が設置され、自らが設置された場所の位置を測定して位置情報を出力する。GPS3には、例えば10m程度の誤差を持つ安価なGPSが用いられ、衛星30と交信して自らの地上における座標を測定する。
GPS3には、同じくポール8の上部に設置された制御器4が接続され、GPS3が出力した位置情報を制御する。この例で制御器4は、外設用に防水された、例えば鉄製の箱の中に納められている。
制御器4には通常この他に、上述のカメラ1及びセンサ2の出力端子が接続され、画像情報及び周辺情報等(以下、両者を併せて有用情報ともいう。)を制御器4に向けて出力する。制御器4は、これらの有用情報も同様に制御するように動作する。
制御器4の後段には通信手段の一例を構成する通信モデム5が接続され、制御された情報を入力し、管理装置20に向けて定期又は不定期に送信する。通信モデム5は、この例では制御器4と同じ箱の中に納められ、ポール8の上部に設置されて、入力された情報を、例えばインターネット回線31に送信する。送信された情報は、インターネット回線31を介して管理センター21内の管理装置20によって受信される。
管理装置20は監視機器管理装置の一例を構成し、樹木監視機器10と通信して情報を取得し、植栽された樹木及び樹木監視機器10を管理するものである。管理装置20は、情報処理手段を有して構成され、受信した情報から有用情報及び位置情報を取り出して、樹木の生育管理及び樹木監視機器10の配置管理を実行する。また管理者が、管理装置20を用いて有用情報を参照し、遠隔地から樹木の監視を行うこともできる。
このようにして、樹木監視機器管理システム100が構成される。またこの例では、植栽地において、ポール8を利用して樹木監視機器10を設置したが、カメラ1、GPS3、制御器4及び通信モデム5は、例えば樹木9に隣接する建築物の外壁に設置するようにしてもよい。勿論、これらを建築物の内部に設置してもよい。その際、カメラ1は建築物の窓から樹木9を撮影できるようにするとよい。
図2は、樹木監視機器10及び管理装置20の構成例を示すブロック図である。樹木監視機器10は、植栽された樹木の画像情報及び周辺情報等の有用情報を出力するカメラ1及びセンサ2とともに、位置情報を出力するGPS3を有している。またこれらの情報を入力して、管理装置20に送信するための制御手段として制御器4を有している。
またこの例で制御器4は、センサ2が出力する周辺情報を一定間隔で取得して蓄積するメモリを有しており、画像情報及び位置情報を送信する際に、蓄積された周辺情報をメモリから読み出して、同時に送信するように制御する。このように制御することにより、比較的容量が小さいセンサ2からの情報を、まとめて送信することができるようになるとともに、制御器4及び通信モデム5の無駄な動作を削減して消費電力を最小限に抑えることができる。制御器4により制御された情報は、通信モデム5に入力されて変調され、インターネット回線31を介して管理装置20に向けて送信される。
管理装置20は、通信モデム15、情報処理手段18、植栽工事データベース12(以下単にデータベース12ともいう。)、樹木監視機器データベース13(以下単にデータベース13ともいう。)及び樹木情報データベース14(以下単にデータベース14ともいう。)を備え、複数の樹木監視機器10からの情報を受信して、樹木及び樹木監視機器10の管理をするようになされる。
管理装置20のインターネット回線31の取込み線には、通信モデム15が接続され、樹木監視機器10からの情報を受信する。通信モデム15は、受信した情報を復調して元の有用情報及び位置情報を出力する。
通信モデム15の後段には情報処理手段18が接続され、復調された有用情報及び位置情報を入力して、様々な処理を実行する。情報処理手段18には、制御装置11、キーボード17及びモニタ16が備えられる。制御装置11の内部には、メモリが設けられ、樹木の生育管理を実行する為のプログラムと、樹木監視機器10の配置管理を実行する為のプログラム等を記憶するようになされる。情報処理手段18には、例えばキーボード17からの入力に応じて、メモリに記憶されたプログラムを実行するコンピュータが使用される。
また、情報処理手段18には、記憶手段の一例を構成するデータベース12〜14が接続され、樹木監視機器10が出力した位置情報及び有用情報を記憶する。データベース12〜14は、この他にも、例えばキーボード17から入力される、対象物及び監視機器に関する基礎情報等も記憶するようになされる。データベース12〜14に記憶された情報は、情報処理手段18による処理の実行時に、必要に応じて読み出される。また、このデータベース12〜14は、制御装置11の内部に備えられるようにしてもよい。以下で、各データベースの構成について説明をする。
図3は、植栽工事データベース12の構成例を示す表図である。図3に示すデータベース12は、植栽工事毎に、数種の項目に係る情報を記憶するようになされる。この例で植栽工事データベース12は、工事IDデータD1、竣工日データD2、樹木名データD3、位置情報データD4及び監視機器No.データD5の5種類の項目から構成される。
工事IDデータD1は、例えば植栽工事の起工時又は竣工時に、キーボード17から入力される命令に応じて、情報処理手段18により付与される項目である。工事IDデータD1は一意に定まる数字で構成され、当該植栽工事の識別に用いられる。
竣工日データD2は、例えば植栽工事が着工又は終了した時に、その竣工予定日又は竣工日を記憶する為に入力される項目である。竣工日データD2は年月日を表す数字で構成され、例えば樹木監視機器10の設置期間の算出に用いられる。
樹木名データD3は、例えば植栽工事が着工又は終了した時に、植栽された樹木名を記憶する為に入力される項目である。樹木名データD3は例えば文字列で構成され、情報処理手段18による配置管理の実行時に読み出され、主に樹木名に応じた監視項目を得る為に用いられる。
位置情報データD4は、例えば植栽工事が着工又は終了した時に、植栽工事の竣工現場の場所を記憶する為に入力される項目である。位置情報データD4は例えば所番地又は座標で表され、情報処理手段18による配置管理の実行時に読み出され、樹木監視機器10を選定する為の参考データとして用いられる。
監視機器No.データD5は、情報処理手段18により配置管理が実行された時に、選定された樹木監視機器10の識別番号が入力される項目である。情報処理手段18による樹木監視機器10の配置管理が実行されると、上述の樹木名データD3及び位置情報データD4等が読み出され、当該植栽工事に適合する樹木監視機器10の選定がなされる。その選定された樹木監視機器10の識別番号である監視機器No.が、監視機器No.データD5へ書き込まれる。
管理者は、配置管理が実行された結果として書き込まれた監視機器No.データD5を基にして、当該植栽工事の竣工現場に設置する樹木監視機器10を決定する。以上のように植栽工事データベース12が構成される。
図4は、樹木監視機器データベース13の構成例を示す表図である。図4に示すデータベース13は、樹木監視機器10毎に、備えられている機材の種類及び機能等、保有機材情報を記憶するとともに、現在の使用状況及び位置情報等を記憶するようになされる。
この例で樹木監視機器データベース13は、監視機器No.データD6、位置情報データD7、カメラ情報データD8、温度センサデータD9、水分センサデータD10及び待機中フラグデータD11の6種類の項目から構成される。
監視機器No.データD6は、例えば1つの樹木監視機器10を構成した時に、キーボード17から入力される命令に応じて、情報処理手段18により付与される項目である。監視機器No.データD6はこの例では、通し番号で付与され、樹木監視機器10の識別に用いられる。
位置情報データD7は、当該樹木監視機器10が現在設置されている場所の位置情報が入力される項目である。位置情報データD7は、例えば所番地又は座標値で表され、情報処理手段18により、GPS3の位置情報を基に、例えば1日に1回所定の時刻に書き替えられる。この位置情報データD7は、情報処理手段18による配置管理の実行時に、配置可能な樹木監視機器10の現在の設置場所を得る為に用いられる。また、位置情報データD7は、連絡ミスや入力ミス、自然現象や事故等により樹木監視機器10の設置場所又は所在場所が不明となった時、現在位置を確認する為にも用いることができる。
カメラ情報データD8は、当該樹木監視機器10が有するカメラ1の機種名、解像度及び機能を記憶する為に入力される項目である。カメラ情報データD8は、樹木監視機器10に関する基礎情報の一例を構成し、例えば文字列の形式になされる。情報処理手段18による配置管理の実行時には、樹木監視機器10を選定する為の保有機材情報として用いられる。
温度センサデータD9及び水分センサデータD10は、当該樹木監視機器10が有するセンサ2の機能を記憶する為に入力される項目である。温度センサデータD9及び水分センサデータD10は、樹木監視機器10に関する基礎情報の一例を構成し、例えば有/無のいずれかを表示する形式になされる。情報処理手段18による配置管理の実行時には、樹木監視機器10を選定する為の保有機材情報として用いられる。
待機中フラグデータD11は、当該樹木監視機器10が現在使用されているか否かを表示する為に入力される項目である。待機中フラグデータD11は、使用中/待機中のいずれかで、当該樹木監視機器10の状態を表示する形式になされ、管理者の入力又は情報処理手段18の処理結果に応じて書き替えられる。この待機中フラグデータD11は、情報処理手段18による配置管理の実行時に、配置可能な樹木監視機器10を選別する為に用いられる。以上のようにして、樹木監視機器データベース13が構成される。
図5は、樹木情報データベース14の構成例を示す表図である。図5に示すデータベース14は、樹木の種類別情報、例えば生育管理に必要な監視項目を記憶するようになされる。データベース14に記憶される情報は、対象物に関する基礎情報の一例を構成し、情報処理手段18による配置管理の実行時に、樹木監視機器10を選定する為の参考データとして用いられる。データベース14は、例えばキーボード17から入力された情報を蓄積することにより構成されるものである。またこの例で、データベース14は、樹木名毎に作成されたファイルを多数有して構成される。
例えば、データベース14が有するヤマモモのファイルを参照すると、データD13〜D19に示す監視項目に関して、要/不要の判定情報が入力されている。例えばデータD13には、監視項目である画像情報が示され、その判定情報として要が入力されている。つまり、データD13は、ヤマモモを監視する際には、画像情報が必要であるということを示している。以降のデータD14〜D19にも、監視項目と、その要/不要の判定情報が入力されており、ヤマモモを監視する際に、各監視項目が必要か否かを示している。このようにして、樹木情報データベース14が構成される。以上のように構成された、データベース12〜14の情報を基にして、情報処理手段18による樹木の生育管理及び、樹木監視機器10の配置管理が実行される。
続いて、情報処理手段18による配置管理の実行時の処理例について説明をする。図6及び図7は、樹木監視機器10の配置管理の実行時の処理例を示すフローチャートである。この例では、樹木監視機器10が、自らが設置された場所の位置を測定した位置情報を管理装置20に出力する。管理装置20が、取得した位置情報に基づいて樹木監視機器10の配置管理を実行するとともに、その実行結果として、竣工された植栽工事に樹木監視機器10を割り当て、樹木監視機器10の配置計画を立てる場合について説明をする。
これらを処理条件にして、図6に示すフローチャートのステップA1で、例えば管理者により、キーボード17からプログラム開始命令が入力されると、情報処理手段18は、竣工する又は竣工した新たな植栽工事に対して、識別用の工事IDを付与する。付与された工事IDは、データベース12に記憶される。
ステップA2で情報処理手段18は、例えばモニタ16の表示を制御し、データベース12に記憶された工事IDに係る詳細な情報の入力を管理者に促す。管理者はモニタ16の表示に従い、当該植栽工事の竣工日(YYYYMMDD)、監視対象物(樹木名)及び竣工現場の位置情報(Xa、Ya)を入力する。情報が入力されると、情報処理手段18は、取得した情報を、当該工事IDに係る、竣工日データD2(YYYYMMDD)、樹木名データD3(樹木名)及び位置情報データD4(Xa、Ya)としてデータベース12に記憶する。
ステップA3で情報処理手段18は、データベース12に入力された樹木名データD3を基に、データベース14から画像情報や土壌の水分量等、当該樹木の監視に必要な監視項目を読み出す。
以上のステップで取得した情報を基にして、情報処理手段18は、以下で当該植栽工事の竣工現場に配置可能な樹木監視機器10を選別するとともに、そのなかで最も竣工現場の近くに設置されている樹木監視機器10を選定する。
ステップA4〜A11は、当該植栽工事に配置可能な全ての樹木監視機器10を選別する為の処理ステップである。ここで、樹木監視機器10の監視機器No.が代入される変数N、変数Nが代入される配列S及び添字i、添字iの最終値が代入される変数eを設定する。各変数は、例えばレジスタに一時記憶される。まずステップA4では初期値として、N=1、i=1、e=0が代入される。
ステップA5では、監視機器No.:Nの樹木監視機器10の情報をデータベース13から読み出す。例えば初期値はN=1なので、最初は監視機器No.:1の樹木監視機器10に係る位置情報データD7、保有機材情報(カメラ情報データD8、温度センサデータD9等)、待機中フラグデータD11等の情報を読み出す。
ステップA6では、ステップA5で読み出した情報のうち、待機中フラグデータD11を参照し、当該樹木監視機器10が現在待機中の状態であるかどうかの判定(判定1)を行う。待機中フラグデータD11は、例えば当該樹木監視機器10が使用中の場合には「0」に、待機中の場合には「1」になるように設定されており、情報処理手段18はこの値を読み出して判定を行う。判定1の結果、待機中でない場合はステップA10へ進み、待機中である場合はステップA7に進む。
ステップA7では、ステップA5で読み出した情報のうち、保有機材情報を参照して、監視機器No.:Nの樹木監視機器10が、監視対象物を監視できる機材を全て有しているか否かの判定(判定2)を行う。判定2は、ステップA3でデータベース14から読み出された当該植栽樹木に必要な監視項目と、保有機材情報とを照らし合わせることにより行う。
例えば植栽する樹木がヤマモモであった場合、まず、図5に示したデータベース14の例えばデータD14を参照する。その結果、監視項目の1つとして、土壌の水分量の監視が必要であることがわかる。次に、当該樹木監視機器10の保有機材情報であるデータベース13の水分センサデータD10(図4)を参照する。その結果、当該樹木監視機器10が土壌の水分量を測定する水分センサを有しているか否かがわかる。同様にして、植栽した樹木に必要な全ての監視項目について、保有機材情報を照らし合わせて判定を行っていく。このような判定2の結果、必要な全ての機材を有していない場合はステップA10へ進み、有している場合はステップA8に進む。
ステップA8に進んだ場合は、当該樹木監視機器10は、当該植栽工事の竣工現場に配置可能なものであるとして、その監視機器No.を示す変数Nを配列S[i]に代入して記憶する。例えば監視機器No.:1の樹木監視機器10が、判定1及び判定2でYESの判定を受け、ステップA8に進んだ場合は、S[1]=1として記憶する。
ステップA8で配列S[i]に新たな変数Nが代入されると、ステップA9でi=i+1、e=iを代入する。この変数eは、配列Sの添字iが進む毎に書き替えられ、最終的には配列Sに記憶された、配置可能な樹木監視機器10の個数を示すものである。
ステップA10で、全ての樹木監視機器10の判定が終了したかの判定(判定3)を行う。判定は、例えば変数Nより大きい値の監視機器No.データD6がデータベース13に存在するかどうかを判定することにより行う。この判定3の結果、まだ判定する樹木監視機器10がある場合は、ステップA11に進み、N=N+1を代入してステップA5に戻り、次の樹木監視機器10の判定を行う。全ての樹木監視機器10の判定が終了した場合は、ステップA12に進む。
このように、全ての樹木監視機器10の判定が終了するまで、ステップA5〜A11の処理を繰り返し、当該植栽工事に配置可能な、全ての樹木監視機器10を選別して、その監視機器No.を配列S[i]に記憶する。
ステップA12では、ステップA4〜A11で、当該植栽工事に配置可能な樹木監視機器10が1つでも見付かったかどうかの判定(判定4)を行う。判定は、ステップA4において初期値0に設定され、ステップA9で添字iの最終値が代入された変数eの値を判定することにより行う。判定4の結果、変数eが未だ0だった場合は、ステップA22に進み、「樹木監視機器10が不足」とモニタ16にエラー表示をし、プログラムを終了する。変数eに1以上の数字が代入されていた場合は、ステップA13に進む。
ステップA13〜A19では、当該植栽工事に配置可能な全ての樹木監視機器10のうち、最も当該植栽工事の竣工現場に近いものを選定する。ここで、演算の途中で、両者の距離を代入する変数(D)と、最短の距離を代入する変数(Dmin)と、最短距離の樹木監視機器10の監視機器No.を代入する変数Sminとを設定する。
まずステップA13では、i=1、Dmin=∞を設定する。選別された樹木監視機器10の監視機器No.は、配列S[i]に順番に記憶されているので、添字iを再度1に戻してから最終値まで順に進めることにより、選別された全ての樹木監視機器10の情報を読み出して比較することができる。また、変数(Dmin)には、当該植栽工事の竣工現場と樹木監視機器10との距離のうち、最も短い距離を代入して書き替えていく。変数(Dmin)の初期値を∞にすることにより、最初の判定で必ず変数(Dmin)に何らかの距離Dが代入される。
ステップA14で、情報処理手段18は、監視機器No.:S[i]の樹木監視機器10が測定した自らが設置された場所の位置情報データD7(X、Y)を読み出して取得する。
ステップA15で、当該植栽工事の竣工現場と監視機器No.:S[i]の樹木監視機器10との距離を算出する。この例では、ステップA2で入力された座標値(Xa、Ya)及びステップA14で読み出された座標値(X、Y)を式1に代入して、両者の直線距離を算出する。
D=√{(X−Xa)2+(Y−Ya)2} ・・・式1
D=√{(X−Xa)2+(Y−Ya)2} ・・・式1
ステップA16で、距離D及び距離Dminの比較判定(判定5)をする。距離Dは、ステップA15で算出した距離であり、距離Dminは、演算途中における最短距離が代入されている(初期値は∞)。情報処理手段18は、2つの距離の大きさの比較を行う。判定5の結果、距離Dが距離Dminよりも大きかった場合は、ステップA18に進む。小さかった場合は、ステップA17に進む。
ステップA17に進むと、変数(Dmin)には、新たな最短距離として距離Dが代入される。また、最短距離をもつ樹木監視機器10の監視機器No.を示す配列S[i]が変数Sminに代入され、記憶される。
ステップA18では、配置可能な全ての樹木監視機器10の比較が終了したかの判定(判定6)を行う。その為に、配列Sの添字iと、ステップA9において記憶された変数eとの比較を行い、i=eであるかを判定する。判定6の結果、添字iが未だ変数eでない場合は、ステップA19に進み、i=i+1を代入してステップA14に戻り、次の監視機器No.:S[i]の樹木監視機器10の判定を行う。添字iが変数eに到達した場合は、ステップA20へと進む。
このように、ステップA14〜A19の処理を、選別された全ての樹木監視機器10の判定が終了するまで繰り返すことにより、当該植栽工事の竣工現場に最も近い樹木監視機器10を選定することができる。
この結果を受けて、ステップA20では、当該植栽工事の竣工現場に最も近い、監視機器No.:Sminの樹木監視機器10を当該植栽工事に割り当てて、例えばモニタ16に表示する等して告知をする。
また、ステップA21では、割り当てられた樹木監視機器10の設置スケジュールを立てる。情報処理手段18は、例えば竣工日から1年間、樹木監視機器10を当該植栽地に設置するように配置計画を立てる。この配置計画のプログラムも制御装置11のメモリに記憶させる。また実行した結果を、例えばデータベース13に記憶させておくようにするとよい。以上のようにして樹木監視機器10の配置管理が実行される。
このように本発明に係る実施例としての樹木監視機器管理システムによれば、樹木監視機器10においては、GPS3が、自らが設置された場所の位置を測定した位置情報を出力して、通信モデム5が管理装置20に送信するようになされる。管理装置20においては、受信した位置情報を基にして、情報処理手段18が樹木監視機器10の配置管理を実行するようになされる。
従って、管理装置20が、樹木監視機器10の位置情報を自動的に入力できるので、書面もしくは記憶媒体に書き込む手間を要することなく、樹木監視機器10の位置情報を容易に保有/利用できるようになる。これにより、各地に配置された複数の樹木監視機器10の正確な位置情報を容易に取得できるので、複数の監視機器の位置情報を容易に比較することができ、例えば、監視が終了した現在の設置場所から、監視を開始する新たな設置場所への移動距離が短い、最も転用に適した監視機器を選定することができる。結果として、管理装置20が適正な樹木監視機器10の配置計画を出力できるようになる。よって、樹木監視機器10を効率よく配置して、転用工事のコストを最小限に抑えることができるようになるとともに、樹木監視機器10の数を最小限に押さえることができる。
また情報処理手段18が、上述の配置管理の他にも、生育管理に関する監視計画も立てられるようにするとよい。この場合、情報処理手段18は、データベース14から樹木に関する情報を読み出して、例えばどれくらいの間隔で画像情報や周辺情報を取得するとよいかの判定をして、監視計画を立てるようにする。その為には、制御装置11のメモリに別途プログラムを記憶させるようにするとともに、データベース14に、より詳細な樹木情報を記憶させるようにする。またこの場合も、情報処理手段18が、生育管理の監視計画に応じて監視を促す告知ができるようにするとよい。このように、情報処理手段18に生育管理を実行させることにより、樹木監視機器10から受信したり、別途入力するなどして得た周辺情報や基礎情報を有効に利用して、植栽された樹木に最も適した監視計画を容易に導き出すことができるようになる。
またこの例では、図7に示したステップA13〜A19において、情報処理手段18が当該植栽工事に割り当てる樹木監視機器10を決定するようにしたが、例えば、ステップA4〜A11で選別された、配置可能な全ての樹木監視機器10の位置情報を、モニタ16が、例えば竣工現場周辺の地図とともに画情報として表示できるようにして、管理者が転用する樹木監視機器10を、自由に選択できるようにしてもよい。このようにすると、管理者が、例えば道路状況や地形等も考慮して、最適な樹木監視機器10を選択することができるようになる。
またこの例のステップA2(図6)で、位置情報として、管理者が座標値(Xa、Ya)を入力するようにしたが、例えば管理者が所番地を入力して、情報処理手段18が所番地に対応する座標値(Xa、Ya)を割り出せるようにしてもよい。このようにすると、管理者が植栽工事の竣工現場の座標値を調査する手間を削減することができる。
また図6に示したステップA6で、情報処理手段18が、データベース13の待機中フラグデータD11の情報から、当該樹木監視機器10が待機中か否かを判断するようにしたが、上述のステップA21の処理の実行結果を、例えばデータベース13に待機開始日として待別途記憶できるようにして、その待機開始日と、竣工予定日とを比較するようにしてもよい。このようにすることにより、当該樹木監視機器10が、竣工予定日に待機中になるか否かを、情報処理手段18が容易に判断できるようになるので、現在は使用中でも、竣工日には待機中になる樹木監視機器10を容易に見付け出すことができるようになる。
また、例えば比較的丈夫な種類の樹木の監視においては、1年に満たない一定期間、画像情報及び周辺情報を監視して、監視結果に問題がない場合は待機中とする等、樹木別に判断基準を設定できるようにするとよい。このようにすると、樹木監視機器10からの有用情報を有効に活用して、効率のよい配置管理が実行できるようになる。
また、この例では植栽された樹木を監視する場合について説明をしたが、例えば道路状況の監視や、自然環境や野生生物の監視、または安全管理の為の監視をする場合に、本発明に係る監視機器管理システムを用いることができる。
この発明は、植栽された樹木の管理業務に適用して極めて好適である。
1・・・カメラ、2・・・センサ、3・・・GPS、4・・・制御器、5、15・・・通信モデム、8・・・ポール、9・・・樹木、10・・・樹木監視機器、11・・・制御装置、12・・・植栽工事データベース、13・・・樹木監視機器データベース、14・・・樹木情報データベース、16・・・モニタ、17・・・キーボード、18・・・情報処理手段、20・・・管理装置、21・・・管理センター、30・・・人工衛星、31・・・インターネット回線
Claims (11)
- 対象物を監視して有用情報を出力する監視機器と、
当該監視機器を管理する監視機器管理装置とを備えた監視機器管理システムにおいて、
前記監視機器は、
自らが設置された場所の位置を測定して位置情報を出力する測位手段と、
前記測位手段から出力された前記位置情報を送信する通信手段とを有し、
前記監視機器管理装置は、
受信した前記位置情報に基づいて前記監視機器の配置管理を実行する情報処理手段を有することを特徴とする監視機器管理システム。 - 対象物を監視して有用情報を出力する監視機器を管理する方法であって、
監視機器が設置された場所の位置を測定し、
測定された前記監視機器の位置情報を取得し、
当該位置情報に基づいて前記監視機器の配置管理を実行することを特徴とする監視機器管理方法。 - 前記監視機器の配置管理を実行する際に、
新たに監視する目的対象物の監視項目と、設置される場所の位置情報と、監視を開始する日付とを取得し、
前記監視項目及び/又は監視を開始する日付に基づいて、前記監視機器のうち、前記目的対象物の監視が可能な監視機器を選別するとともに、
選別された前記監視機器の位置情報を取得し、
前記目的対象物が設置される場所の位置情報と、選別された前記監視機器の位置情報とを比較し、
前記目的対象物が設置される場所に最も近い位置情報を有する監視機器を告知することを特徴とする請求項2記載の監視機器管理方法。 - 位置情報に基づいて配置管理を実行するための情報処理手段と通信が可能で、かつ、対象物を監視して有用情報を出力する機能を有する監視機器において、
自らが設置された場所の位置情報を出力する測位手段と、
前記測位手段から出力された前記位置情報を送信する通信手段とを備えることを特徴とする監視機器。 - 前記対象物を撮影して画像情報を出力する撮影手段及び/又は、
前記対象物の周辺環境を検知して周辺情報を出力する検知手段を備え、
前記通信手段が、前記画像情報及び/又は周辺情報を送信することを特徴とする請求項4記載の監視機器。 - 前記検知手段から出力される周辺情報を一定間隔で取得してメモリに蓄積する制御手段を備え、
前記制御手段は、前記メモリから周辺情報を読み出して、前記通信手段を介して送信することを特徴とする請求項4記載の監視機器。 - 前記対象物は、植栽された樹木であり、
前記有用情報は、前記樹木の画像情報、植栽された土壌の水分量及び/又は、植栽された土壌の成分であることを特徴とする請求項4記載の監視機器。 - 前記通信手段は、
前記有用情報及び/又は位置情報を、定期又は不定期に送信するように制御されることを特徴とする請求項4記載の監視機器。 - 対象物を監視して有用情報を出力するとともに、自らが設置された場所の位置を測定して位置情報を出力する監視機器と通信可能な監視機器管理装置において、
受信した前記監視機器の位置情報に基づいて、前記監視機器の配置管理を実行する情報処理手段を備えることを特徴とする監視機器管理装置。 - 前記監視機器から出力される有用情報及び位置情報を記憶するとともに、対象物及び/又は監視機器に関する基礎情報を記憶する記憶手段が備えられ、
前記情報処理手段は、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記監視機器を管理することを特徴とする請求項9記載の監視機器管理装置。 - 前記情報処理手段には、
前記監視機器の配置計画及び/又は前記対象物の監視計画を作成する機能が備えられることを特徴とする請求項9記載の監視機器管理装置。
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2008
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