JP2009169867A - Co2排出量演算装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 CO2排出量が多いのか、または、少ないのかを感覚的に把握することができるCO2排出量演算装置を提供する。
【解決手段】 CO2排出量を知りたい物質に対応する物質指定用スイッチ操作部7を操作して物質を指定する。次に、その使用量を数量指定用スイッチ操作部11で入力する。そして開始指令入力用スイッチ操作部13を操作することにより、CO2排出量演算部33がCO2排出量を演算する。また、演算結果に基づき、必要本数演算部35が1年間に何本の木で吸収することができるかに換算する。演算結果及び換算結果は、画像表示部31に含まれる表示画面9の隣り合う位置に表示される。使用者は、表示画面9の1箇所を見ることにより、CO2排出量及びそのCO2の吸収に必要な木の本数を認識することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、簡単な操作でCO2排出量を演算し、演算結果をわかりやすく表示することができるCO2排出量演算装置に関するものである。
近年、地球の温暖化が問題となっており、その原因の一つである二酸化炭素(CO2)その他の温室効果ガスの排出の抑制の必要性が叫ばれている。そこで、従来から、排出している温室効果ガス、特にCO2の量をある程度数値的に把握するためのCO2排出量演算装置が知られている。例えば、実用新案登録第3059510号公報(特許文献1)には、CO2排出量を演算することが可能な電卓が開示されている。この電卓では、電気・ガスなどの各物質の使用量に各物質のCO2排出係数を乗じることによりCO2排出量を演算する。具体的に、この電卓では、物質の使用量を電卓の数字キー(数量指定用スイッチ操作部)を用いて入力し、物質を選択するための電卓キー(物質指定用スイッチ操作部及び開始指令入力用スイッチ操作部)を押すことによって、CO2排出量を演算している。
実用新案登録第3059510号公報
しかしながら、従来のCO2排出量演算装置を用いた場合、演算結果は、数字で表示されるだけである。そのため、表示されている数字がどのような意味を有しているのかがわかりにくく、CO2排出量が多いのか、または、少ないのかを常に感覚的に把握することが困難であった。
本発明の目的は、CO2排出量が多いのか、または、少ないのかを感覚的に把握することができるCO2排出量演算装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、操作が簡単で、また、誤操作を起こしにくいCO2排出量演算装置を提供することにある。
上記目的に加えて、本発明の目的は、スイッチの数に限りがある場合でも、多種類の物質のCO2排出量を知ることができるCO2排出量演算装置を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、利用者同士の交流によりCO2排出量についての関心を高めることができるCO2排出量演算装置を提供することにある。
本発明のCO2排出量演算装置は、基本的な構成に、複数の物質指定用スイッチ操作部と、複数の数量指定用スイッチ操作部と、開始指令入力用スイッチ操作部と、CO2排出量演算部と、必要本数換算部と、画像表示部と、これらが収納されるカード状ケースとを備えている。複数の物質指定用スイッチ操作部は、複数の表示部分に複数の物質名がそれぞれ表示されて物質を指定する際に選択的に操作される。また複数の数量指定用スイッチ操作部は、数量を入力する際に選択的に操作される。さらに開始指令入力用スイッチ操作部は、演算開始指令を入力する際に操作される。そしてCO2排出量演算部は、演算開始指令が入力されると、複数の物質指定用スイッチ操作部から選択された物質と複数の数量指定用スイッチ操作部により入力された数量とを入力条件として、演算式に基づいてCO2排出量を演算する。必要本数換算部は、CO2排出量を1年間に何本の木で吸収することができるかに換算する。画像表示部は、CO2排出量及び必要本数を木のアイコンと共に1つの表示画面の隣り合う位置に表示する。
本発明では、必要本数換算部により、CO2排出量演算部の演算結果であるCO2排出量を1年間に何本の木で吸収することができるかに換算して、画像表示部がCO2排出量及び必要本数を木のアイコンと共に1つの表示画面の隣り合う位置に表示する。したがって本発明によれば、CO2排出量及び必要本数を隣り合う位置に表示することにより、ある物質の使用によって排出されるCO2の量を知ることができると共に、そのCO2を吸収するには、何本の木が必要になるのかを一つの箇所を見ることにより常に認識することになる。そのため、CO2の量と必要本数とを常に比較し得る状態で使用者は認識することになるため、CO2排出量を数値だけで認識することなく、常に必要本数とともに認識することになる。その結果、使用者は、CO2の吸収に多くの木が必要であることと、CO2排出量の大小を常に感覚的に意識することになり、使用者にCO2の排出の抑制及び木の大切さを喚起することが可能となる。
特に本発明では、カード状ケースに対して、固有の識別情報を視認可能に配置する。具体的な配置態様としては、カード状ケースの表面部に数字、文字、記号等により表現された識別情報を印刷したり、刻印してもよい。また識別情報を印刷した粘着シールをカード状ケース上に貼付してもよい。さらに、識別情報を印刷したカードをカード状ケースの例えばストラップ取付部を利用してカード状ケースに対して取付けて配置するようにしてもよい。
本発明によれば、カード状ケースに対して配置した固有の識別情報を、IDやパスワード等の識別手段として利用することにより、本発明のCO2排出量演算装置の利用者のみを対象としたコミュニティサイトなどのサービスを提供することが可能となる。このようにすることにより、利用者のCO2排出量の削減に対する関心を高めることができる。
カード状ケースに設けたストラップ取付部に、首にかけることができる長いストラップを取り付ければ、CO2排出量演算装置をアクセサリーのように常時携帯することができ、どこでもCO2排出量演算を行うことができる。
また、表示画面には、複数の表示部分に表示された複数の物質名に対応する複数の物質名を表示し、操作された物質指定用スイッチ操作部に対応する表示画面上の物質名を他の物質名の表示とは区別できる表示態様で表示するように画像表示部を構成してもよい。例えば、操作された物質指定用スイッチ操作部に対応する表示画面上の物質名のみが点滅するように構成してもよい。また、表示画面には、複数の表示部分に表示された複数の物質名に対応する複数の物質名を表示可能に構成し、操作された物質指定用スイッチ操作部に対応する表示画面上の物質名のみが表示されるようにしてもよい。このように構成すれば、物質指定用スイッチ操作部を操作した結果が、必ず表示画面に表示されるようになるため、どの物質指定用スイッチ操作部を操作したのかがわかり、誤操作を防止することができる。
さらに、複数の表示部分には、複数の物質名に対応するアイコンを表示してもよい。使用者がアイコンを見ることで、直感的にその物質を知ることができるため、スイッチの選択時間を短縮化することができる。また低年齢層の使用者のように物質名を読むことができなくても、使用することが可能となる。
なお、カード状ケースの厚み方向に対向する一対の面の一方の面に、複数の物質指定用スイッチ操作部、複数の数量指定用スイッチ操作部及び開始指令入力用スイッチ操作部を操作可能に配置し、且つ、画像表示部を視認可能に配置し、カード状ケースの一対の面の他方の面には、物質名に包含される複数の物質のCO2排出係数及び/又は換算率を表示することもできる。このようにCO2排出係数及び/又は換算率を表示しておけば、スイッチの数に限りがある場合でも、例えば演算結果に表示されている換算率を暗算で掛け合わせることにより、より多くの物質のCO2排出量を知ることができる。また、より詳細に物質を特定してCO2排出量を知ることができる。
本発明のCO2排出量演算装置によれば、CO2排出量演算部の演算結果であるCO2排出量を1年間に何本の木で吸収することができるかに換算して必要な木の本数を表示する必要本数換算部を備えており、画像表示部がCO2排出量及び必要本数を木のアイコンと共に1つの表示画面の隣り合う位置に表示するため、CO2排出量が多いのか、または、少ないのかを感覚的に把握することができる。また利用者のCO2排出量の削減に対する関心を高めることができる。
以下、図面を参照して本発明のCO2排出量演算装置の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明のCO2排出量演算装置を電卓構造で構成した実施の形態の一例の表面側の表示例を示す図である。図1に示されるように、本実施の形態のCO2排出量演算装置1は、カード状ケース3を有している。カード状ケース3の表面部には、物質名とそれに対応するアイコンを表示する表示部分5a乃至5l(総称して「表示部分5」という場合がある。)を有する物質指定用スイッチ操作部7a乃至7l(総称して「物質指定用スイッチ操作部7」という場合がある。)と、表示画面9と、数字の0から9までのスイッチを有する数量指定用スイッチ操作部11と、開始指令入力用スイッチ操作部13と、クリアスイッチ操作部15が設けられている。また、電源として太陽電池パネル16を備えている。なお、物質指定用スイッチ操作部7a乃至7l、数量指定用スイッチ操作部11、開始指令入力用スイッチ操作部13、クリアスイッチ操作部15をまとめて入力部6としている。入力部6を構成する各スイッチは、通常カード式電卓で採用されるプッシュスイッチと同様のプッシュスイッチによって構成されている。またカード状ケース3の1つの角部には、ストラップを取り付ける際に利用する貫通孔から構成されたストラップ取付部8が形成されている。このストラップ取付部8に長いストラップを取り付ければ、カード状のCO2排出量演算装置を使用者の首から下げることができる。
さらに、表示画面9には、対応する物質指定用スイッチ操作部7a乃至7lが操作されることにより視認可能となる物質名表示部17a乃至17l(総称して「物質名表示部17」という場合がある。)と、数量指定用スイッチ操作部11の操作により入力された数値を表示する数量表示部19と、選択された物質に対応して数量の単位を表示する単位表示部21と、演算結果であるCO2排出量を表示するCO2排出量表示部23と、1年間に何本の木で吸収することができるかに換算した必要本数を木のアイコン24と共に表示する必要本数表示部25とを備えている。なお、図1では、説明の便宜上、全ての表示部が視認可能な状態(通電し、すべてのアイコンを含む表示部分が点灯した状態)で表示してある。
ここで、本発明でいう「物質」とは、有体物に限られず、無体物も含む概念であり、本実施の形態では、表示部分5a乃至5lには、「電気」・「都市ガス」・「LPガス」・「水道」・「ガソリン」・「軽油」・「灯油」・「アルミ缶」・「スチール缶」・「ペットボトル」・「ガラス瓶」・「ゴミ」の物質名とアイコンを表示し、各物質の使用量に応じたCO2排出量を演算できるようになっている。
なお、本発明で演算するCO2排出量は、各物質の「使用量」に応じてどれだけCO2が排出されるのかを演算したものであるが、各物質によって「使用量」の意味合いは異なる。例えば、「都市ガス」・「LPガス」・「ガソリン」・「軽油」・「灯油」については、各物質を燃焼した量を「使用量」として、実際に発生するCO2の排出量(直接排出)を演算している。これに対して、「電気」は、発電所(特に火力発電所)において発電する際にCO2が排出されており、電気の使用によって、間接的にCO2を排出しているとみなすことができるため、電気を使用した量を「使用量」としてCO2排出量を演算している。「水道」についても、「電気」と同様であり、浄水場などでの電気の使用によってCO2が排出されており、水道の使用によって、間接的にCO2を排出しているとみなすことができるため、水道を使用した量を「使用量」としてCO2排出量を演算している。また、「アルミ缶」・「スチール缶」・「ペットボトル」・「ガラス瓶」・「ゴミ」については、これらをリサイクル等せずに、焼却処分した数や重量を「使用量」として、処分時に排出されるCO2排出量を演算している。
図2は、本実施の形態のCO2排出量演算装置のハードウエアの構成を示すブロック図である。本実施の形態のCO2排出量演算装置は、入力部6と、データ処理部27と、データ記憶部29と、表示画面9を含んだ画像表示部31とから構成されている。データ処理部27は、マイクロコンピュータや演算用ICによって構成され、入力部6からの入力信号に基づき、データ記憶部29から必要なデータを読み出し、CO2排出量を演算するCO2排出量演算部33と、CO2排出量演算部33の演算結果であるCO2排出量を1年間に何本の木で吸収することができるかに換算して必要な木の本数を表示する必要本数換算部35を備えている。また、データ記憶部29には、演算や換算に使用する各係数や、各物質の数量に対応する単位などが記憶されている。
データ記憶部29に記憶しておくCO2排出係数は、なるべく現実に即したものを利用した方がよいが、CO2排出係数は地域や年度などによる差があることが知られている。例えば東京都と沖縄県の電気の使用によるCO2排出係数は、東京都が368g-CO2/kWh(平成17年度)であるのに対して、沖縄県は938g-CO2/kWh(平成17年度)と大きな違いがある。本実施の形態で全てに対応した物質指定用スイッチ操作部7を準備することは困難であるため、本実施の形態では、次に例示する平均的なCO2排出係数を利用している。
「電気」 1kWhあたり440g(440g-CO2/kWh)
「都市ガス」 1m3あたり2347g(2347g-CO2/m3
「LPガス」 1m3あたり6600g(6600g-CO2/m3
「水道」 1m3あたり587g(587g-CO2/m3
「ガソリン」 1lあたり2347g(2347g-CO2/l)
「軽油」 1lあたり2640g(2640g-CO2/l)
「灯油」 1lあたり2347g(2347g-CO2/l)
「アルミ缶」 1本あたり183g(183g-CO2/本)
「スチール缶」 1本あたり183g(183g-CO2/本)
「ペットボトル」 1本あたり37g(37g-CO2/本)
「ガラス瓶」 1本あたり110g(110g-CO2/本)
「ゴミ」 1kgあたり880g(880g-CO2/kg)
木のCO2吸収量の換算に利用する係数は、一本の杉の木が1年間に吸収するCO2の量が14000gであることを利用して「杉の木1本あたり14000g(14000g/本)」を係数としている(以下、「換算係数」という)。これら以外の係数を利用してもよいのはもちろんであり、本実施の形態のCO2排出量演算装置を配布する地域ごとや年度ごとに係数を変更するなどしてもよい。
次に、図3のフローチャート及び具体例(物質:「電気」 使用量:「100kWh」)を用いて、本実施の形態のCO2排出量の演算・換算の過程を説明する。まず、使用者は、CO2排出量を知りたい物質を指定するため、希望する物質の名称が表示された物質指定用スイッチ操作部7を操作する(ステップST1)。この操作を行うと、データ処理部27のCO2排出量演算部33は、データ記憶部29から対応するCO2排出係数を読み出す。そして、データ処理部27は画像表示部31に、物質名表示部17と単位表示部21を表示する信号を出力し、表示する(ステップST2)。
例えば、「電気」を指定する場合、使用者は、物質指定用スイッチ操作部7aの「電気」を押して、物質を指定する。すると、対応する物質名表示部17aの「電気」と、単位表示部21の単位である「kWh」が点灯し、視認可能となる(図4(A)参照)。このように表示画面9に、操作した物質指定用スイッチ7に対応する表示がなされることにより、使用者は正しい操作ができたか否かの確認が容易にできる。操作を誤った場合には、クリアスイッチ操作部15を押し、ステップST1から操作しなおすことになる(ステップST3)。なお、表示部の表示方法は任意であり、例えば、物質名表示部17は全て点灯状態にしておき、物質指定用スイッチ操作部7が押された場合に、対応する物質名表示部17が点滅するように設定してもよい。またすべて点灯状態にしない場合でも、表示した物質名表示部17だけを点滅させるようにしてもよい。
CO2排出量を知りたい物質を指定できたら、次に、使用者は、ステップST4で、当該物質の使用量を数量指定用スイッチ操作部11を用いて入力する。この操作により、データ処理部27のCO2排出量演算部33には使用量が入力され、データ処理部27は、画像表示部31に数量表示部19に使用量を表示する信号を発生する(ステップST5)。
例えば、電気の使用量が100kWhであれば、数量指定用スイッチ操作部11を「1」→「0」→「0」の順に押し、数量を指定することで、数量表示部19に「数量100」が表示される(図4(B)参照)。ここでも表示画面9に、操作結果が表示されるため、使用者は正しい操作ができたか否かの確認が容易にできる。操作を誤った場合には、クリアスイッチ操作部15を押し、ステップST1から操作しなおす(ステップST6)。
ここまでの操作に誤りがない場合、使用者は、ステップST7に移って、開始指令入力スイッチ操作部13を押す。開始指令入力スイッチ操作部13が押されると、演算開始指令が発信され、CO2排出量演算部33は、既に読み出してあるCO2排出係数と入力された使用量に基づいて、ステップST8を実行する。ステップST8では、CO2排出量演算部33は、[使用量]×[CO2排出係数]を演算する。例えば、上記の例(「電気」の使用量が「100kWh」)の場合には、100(kWh)×440(g-CO2/kWh)が演算され、CO2排出量は、「44000g」であるという演算結果が出される。
続いて、ステップST9では、CO2排出量演算部33の演算結果に基づき、CO2の吸収に必要な木の必要本数への換算を行う。必要本数換算部35は、データ記憶部29に記憶されている換算係数を読み出し、[CO2排出量]/[換算係数]を演算し、杉の木の必要本数に換算する。「電気」の使用量が「100kW」の場合には、44000(g)/14000(g/本)が演算される。なお、本実施の形態の必要本数換算部35は、小数点2桁以下を切り捨てる設定にしているため、本例の杉の木の必要本数は「3.1」となる。
ステップST10では、データ処理部27からの出力に基づき、演算結果であるCO2排出量を、表示画面9のCO2排出量表示部23に表示し、換算結果である必要本数を、必要本数表示部25に表示する。本例では、CO2排出量表示部23には、「CO2排出量=44,000g」と表示され、必要本数表示部25には、「3.1本相当」と表示されることになる(図4(C)参照)。本実施の形態では、必要本数表示部25には木のアイコン24が表示されており、使用者が数値の意味を直感的に理解する助けとなっている。特に、本実施の形態では、CO2排出量表示部23と必要本数表示部25とが隣り合って表示されている。そのため、必要本数表示部25が無い場合や、離れて表示されている場合に比べて、演算されたCO2排出量を吸収するためには、どれほどの木(杉の木)が必要になるかを、表示画面の1箇所を見ることにより、使用者に常に認識させることができるという効果がある。他にCO2排出量を知りたい物質があれば、ステップST1から再度演算・換算をはじめることができ、全ての演算・換算が終了したところで終了となる(ステップST11)。
図5は、本実施の形態のCO2排出量演算装置の裏面を表した外観図である。上記の通り、CO2排出係数は地域による差があることが知られている。また、本実施の形態では、物質指定用スイッチ操作部17の数に限りがあるため、指定できる物質の種類が少ない。そこで、本実施の形態では、表示部分5に表示されている物質以外のCO2排出係数、及び、演算したCO2排出量を各地域のCO2排出量に換算したり、より詳細な物質のCO2排出量を知るための係数が表示された係数表37が貼付されている。
係数表37は、CO2排出量演算装置の配布場所などによって変えてもよく、その場合には、地域ごとのCO2排出係数と、本実施の形態のCO2排出量演算装置による演算結果の何倍程度がその地域におけるCO2排出量なのかがわかる係数を表示すればよい。例えば、沖縄県の「電気」の場合、「電気」の欄に、沖縄県の電気のCO2排出係数「938g-CO2/kWh」を表示すると共に、本実施の形態のCO2排出量演算装置による演算結果の「2.1倍」が本来のCO2排出量であることが示されている。
また、例えば、本実施の形態では、「ゴミ」について演算することが可能であるが、「ゴミ」には、生ゴミや食品トレーなど、いろいろな種類が含まれており、「ゴミ」だけでは正確性に欠ける可能性がある。その他の物質についても同様である。そこで、係数表37に、上位概念の物質と、それに属する下位概念の物質とを表示し、下位概念の物質のCO2排出係数と、本実施の形態のCO2排出量演算装置による演算結果の何倍程度が当該物質のCO2排出量なのかがわかる係数を表示すればよい。例えば、「ゴミ」に属する「食品トレー」のCO2排出係数は、1枚あたり7g(7g-CO2/枚)であるため、CO2排出係数「7g-CO2/枚」を表示すると共に、本実施の形態のCO2排出量演算装置による演算結果の「0.008倍」が本来のCO2排出量であることが示されている。
さらに、本実施の形態のCO2排出量演算装置には、カード状ケース上に、通信ネットワーク上のコミュニティサイトのURL39及び各CO2排出量演算装置に付与される固有の識別情報であるシリアルナンバー41が記載されている。図6は、本実施の形態のコミュニティサイトを概念的に示した図である。CO2排出量演算装置の利用者は、通信ネットワーク43に接続できる電子計算機端末45や携帯電話47を使用してサーバ49にアクセスし、シリアルナンバー41を入力し、会員登録することが可能である。会員登録を行うことにより、利用者は会員としてコミュニティに参加することができ、利用者同士の情報交換などを通じてCO2排出量の削減について関心をより高めることができる。
コミュニティサイトでは、会員ごとにCO2排出量を演算した結果の総計を保存する個人メモリファイルを設けることができる。そして各個人メモリファイルに保存されたデータに基づいて、ランキングを公表してもよい。さらに個人メモリファイルに保存されている総計に応じて、会員にポイントを付与するようにしてもよい。ポイントの利用態様は任意である。例えば、コミュニティサイトにスポンサー企業から出資を募り、ポイント分を金額に換算し、その金額を各種の環境保護団体や環境保護事業に募金できるような募金システムにポイントを利用してもよい。さらにカード状ケースの裏面に表記した係数表37は、必ずしも十分な情報とはいえないので、さらに詳細な係数表をカード上に印刷した補助カードを、ポイントで入手できるようにするシステムを設けてもよい。補助カードにもストラップ取付孔を設けておけば、CO2排出量演算装置と一緒に持ち歩くことが可能になる。
本実施の形態では、上記の通り、CO2排出係数は予めデータ記憶部29に記憶しておいたが、データ記憶部29に書換可能なフラッシュメモリなどの記録媒体を使用して、CO2排出係数を変更可能にしてもよい。このように構成すれば、使用者が、各自の居住している地域に応じたCO2排出係数を記憶させておき、より正確なCO2排出量及び当該CO2排出量を吸収するのに必要な木の本数を知ることができる。
本実施の形態のCO2排出量演算装置の表面を表した外観図である。 本実施の形態のCO2排出量演算装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態のCO2排出量の演算・換算の過程を示すフローチャートである。 (A)乃至(C)は、本実施の形態のCO2排出量演算装置の表示画面の表示例を示した図である。 本実施の形態のCO2排出量演算装置の裏面を表した外観図である。 本実施の形態のコミュニティサイトを概念的に示した図である。
符号の説明
1 CO2排出量演算装置
3 カード状ケース
5 表示部分
6 入力部
7 物質指定用スイッチ操作部
8 ストラップ取付部
9 表示画面
11 数量指定用スイッチ操作部
13 開始指令入力用スイッチ操作部
15 クリアスイッチ操作部
17 物質名表示部
19 数量表示部
21 単位表示部
23 CO2排出量表示部
25 必要本数表示部
27 データ処理部
29 データ記憶部
31 画像表示部
33 CO2排出量演算部
35 必要本数換算部
37 係数表
39 URL
41 シリアルナンバー
43 通信ネットワーク
45 電子計算機端末
47 携帯電話
49 サーバ

Claims (10)

  1. 複数の表示部分に複数の物質名がそれぞれ表示されて物質を指定する際に選択的に操作される複数の物質指定用スイッチ操作部と、
    数量を入力する際に選択的に操作される複数の数量指定用スイッチ操作部と、
    演算開始指令を入力する際に操作される開始指令入力用スイッチ操作部と、
    前記演算開始指令が入力されると、前記複数の物質指定用スイッチ操作部から選択された物質と前記複数の数量指定用スイッチ操作部により入力された数量とを入力条件として、演算式に基づいてCO2排出量を演算するCO2排出量演算部と、
    前記CO2排出量を1年間に何本の木で吸収することができるかに換算して必要な木の本数を表示する必要本数換算部と、
    前記CO2排出量及び前記本数を木のアイコンと共に1つの表示画面の隣り合う位置に表示する画像表示部と、
    前記複数の物質指定用スイッチ操作部、前記複数の数量指定用スイッチ操作部、前記開始指令入力用スイッチ操作部、前記CO2排出量演算部、前記必要本数換算部及び前記画像表示部が収納されるカード状ケースとを備えており、
    前記カード状ケースに対して、固有の識別情報が視認可能に配置されていることを特徴とするCO2排出量演算装置。
  2. 前記カード状ケースには、ストラップ取付部が設けられている請求項1に記載のCO2排出量演算装置。
  3. 前記識別情報を印刷したカードが前記ストラップ取付部に取り付けられている請求項2に記載のCO2排出量演算装置。
  4. 前記カード状ケースの厚み方向に対向する一対の面の一方の面には、前記複数の物質指定用スイッチ操作部、前記複数の数量指定用スイッチ操作部及び前記開始指令入力用スイッチ操作部が操作可能に配置され且つ前記画像表示部が視認可能に配置されており、
    前記カード状ケースの前記一対の面の他方の面には、前記物質名に包含される複数の物質のCO2排出係数及び/又は換算率が表示されている請求項1に記載のCO2排出量演算装置。
  5. 前記1つの表示画面には、前記複数の表示部分に表示された前記複数の物質名に対応する複数の物質名が表示可能に構成されており、
    前記画像表示部は、操作された前記物質指定用スイッチ操作部に対応する前記表示画面上の前記物質名のみを表示するように構成されている請求項1に記載のCO2排出量演算装置。
  6. 複数の表示部分に複数の物質名がそれぞれ表示されて物質を指定する際に選択的に操作される複数の物質指定用スイッチ操作部と、
    数量を入力する際に選択的に操作される複数の数量指定用スイッチ操作部と、
    演算開始指令を入力する際に操作される開始指令入力用スイッチ操作部と、
    前記演算開始指令が入力されると、前記複数の物質指定用スイッチ操作部から選択された物質と前記複数の数量指定用スイッチ操作部により入力された数量とを入力条件として、演算式に基づいてCO2排出量を演算するCO2排出量演算部と、
    前記CO2排出量を1年間に何本の木で吸収することができるかに換算して必要な木の本数を表示する必要本数換算部と、
    前記CO2排出量及び前記本数を木のアイコンと共に1つの表示画面の隣り合う位置に表示する画像表示部と、
    前記複数の物質指定用スイッチ操作部、前記複数の数量指定用スイッチ操作部、前記開始指令入力用スイッチ操作部、前記CO2排出量演算部、前記必要本数換算部及び前記画像表示部が収納されるカード状ケースとを備えていることを特徴とするCO2排出量演算装置。
  7. 前記カード状ケースには、ストラップ取付部が設けられている請求項6に記載のCO2排出量演算装置。
  8. 前記1つの表示画面には、前記複数の表示部分に表示された前記複数の物質名に対応する複数の物質名が表示されており、
    前記画像表示部は、操作された前記物質指定用スイッチ操作部に対応する前記表示画面上の前記物質名のみが点滅して表示されるように構成されている請求項6に記載のCO2排出量演算装置。
  9. 前記複数の表示部分には、前記複数の物質名に対応するアイコンが表示されている請求項6に記載のCO2排出量演算装置。
  10. 前記カード状ケースの厚み方向に対向する一対の面の一方の面には、前記複数の物質指定用スイッチ操作部、前記複数の数量指定用スイッチ操作部及び前記開始指令入力用スイッチ操作部が操作可能に配置され且つ前記画像表示部が視認可能に配置されており、
    前記カード状ケースの前記一対の面の他方の面には、前記物質名に包含される複数の物質のCO2排出係数及び/又は換算率が表示されている請求項6に記載のCO2排出量演算装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113090945A (zh) * 2021-03-26 2021-07-09 杨清萍 跟踪天然气用户端天然气流量加注氢气并记录减排co2数量的方法及系统
KR102294743B1 (ko) * 2021-01-05 2021-08-27 이준 탄소 중립 기반 관광 서비스 방법 및 이를 지원하는 장치

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